JP2022546543A - スマート年金運営システムおよびその駆動方法 - Google Patents

スマート年金運営システムおよびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

ユーザー年齢情報および平均寿命情報、年金指数を利用して年金口座数を算出する口座数算出部、前記口座数算出部で算出された年金口座数を利用して年金月支給額を決定する支給額決定部および前記支給額決定部で決定された年金月支給額をユーザー名義の口座に支給処理する支給処理部を含むことを特徴とするスマート年金運営システムによって、顧客が年金納付内訳および運用状況を透明かつ簡単に確認可能にするスマート年金運営システムおよびその駆動方法を提供する。【選択図】図1

Description

本発明はスマート年金運営システムおよびその駆動方法に関し、より詳細には、自体で設定する年金指数を利用して年金月支給額を決定するスマート年金運営システムおよびその駆動方法に関する。
年金は顧客(納付者)が年金を受領する期間により、受領期間が一定期間に定められた確定型と死亡時まで年金を支給する終身型に分かれる。
確定型は計算過程が簡便かつ容易であるため、銀行(年金信託)、資産運用会社(年金ファンド)、損害保険会社(年金保険)等で多く使っている。
これに対し、終身型は計算過程が難しく複雑であるため、国で管理する国民年金と生命保険社(年金保険)等で使っている。
顧客の立場からは確定型より終身型に対する選好度がより高い。しかし、計算過程が難しく、不透明な終身型を年金会社と顧客間で明確な定義を樹立して透明な手続きによって年金を支給できるようにする技術の導入が必要である。
本発明はこのような技術的背景から導き出されたものであり、年金納付内訳および運用状況を透明に確認できるようにするスマート年金運営システムおよびその駆動方法を提供することにその目的がある。
また、年金運用会社と顧客間で明確な年金運営の定義を樹立して年金支給額の算出過程を簡単かつ明瞭に定義できるスマート年金運営システムおよびその駆動方法を提供しようとする。
前記の課題を達成するための本発明は次のような構成を含む。
すなわち、本発明の一実施例に係るスマート年金運営システムは、ユーザー年齢情報および平均寿命情報、年金指数を利用して年金口座数を算出する口座数算出部、前記口座数算出部で算出された年金口座数を利用して年金月支給額を決定する支給額決定部および前記支給額決定部で決定された年金月支給額をユーザー名義の口座に支給処理する支給処理部を含むことを特徴とする。
一方、スマート年金運営システムの駆動方法は、口座数算出部がユーザー年齢情報および平均寿命情報、年金指数を利用して年金口座数を算出する段階、支給額決定部が前記算出された年金口座数を利用して年金月支給額を決定する段階および支給処理部が前記決定された年金月支給額をユーザー名義の口座に支給処理する段階を含むことを特徴とする。
本発明によると、顧客が年金納付内訳および運用状況を透明かつ簡単に確認可能にするスマート年金運営システムおよびその駆動方法を提供できる効果が導き出される。
また、簡単な検索過程を経て現在まで納付した年金の資産運用状況をリアルタイムで正確に把握できるスマート年金運営システムおよびその駆動方法を提供することができる。
年金会社の立場では一々不透明な未来状況を予測して支給予想金額に対する複雑な計算過程を経ずとも、顧客ごとに年金指数を反映して正確かつ簡単に年金支給額を算出して支給できる効果がある。すなわち、年金支給額算出の正確性を高めることができ、年金運用に対するプロセスの透明性を確保することができる。
また、年金運営全般に亘る過程をインターネットやアプリケーションを利用して運用、情報提供することによって、便利なユーザーインターフェースを提供できるだけでなく運営費を節約することができる。
本発明の一実施例に係るスマート年金運営システムの構成を図示したブロック図 本発明の一実施例に係るスマート年金運営システムの駆動方法を図示したフローチャート
本発明で使われる技術的用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。また、本発明で使われる技術的用語は本発明で特に異なる意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解される意味であり、過度に包括的な意味で解釈または過度に縮小されない。
以下、添付された図面を参照して本発明に係る好ましい実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るスマート年金運営システムの構成を図示したブロック図である。
顧客端末20はIPが割り当てられた端末であり、インターネット等を通じてネットワーク通信を遂行する。例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置として、ナビゲーション、PCS(Personal Communication System)、GSM(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(smartphone)、スマートパッド(smartpad)、タブレットPC(Tablet PC)などのようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
それだけでなく、デスクトップPC(desktop PC)、スレートPC(slate PC)、ノートパソコン(notebook computer)PMP(Portable Multimedia Player)などが該当し得る。もちろん、本発明が適用可能な端末は前述した種類に限定されず、外部装置と通信可能な形態の端末を全て含むことができることは言うまでもない。
一実施例において、スマート年金運営システム10は年金の運営および関連情報を確認できるようにユーザーインターフェースを提供するアプリケーションを駆動させるサービスプラットホームを含む。
一実施例に係るスマート年金運営システム10は、通信部100、口座数算出部100、支給額決定部120、支給処理部140、積立額決定部130、および保険料処理部150を含む。
通信部100は有線通信を支援するための通信モジュールと、無線通信を支援するための移動通信モジュールを全て含むことができる。移動通信モジュールは、移動通信のための技術標準または通信方式(例えば、GSM(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、CDMA2000(Code Division Multi Access 2000)、EVDO(Enhanced Voice-Data Optimized or Enhanced Voice-Data Only)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)等)によって構築された移動通信網上で、基地局および外部の端末のうち少なくとも一つと無線信号を送受信する。
一実施例において、通信部100はスマート年金専用アプリケーションが搭載されて実行されるか、スマート年金専用ウェブサイトに接続する顧客端末20とデータ通信を遂行する。また、通信部100は年金支給額決定のために必要な平均寿命に対する情報を取り集めるために、外部の機関サーバーおよび情報提供業者サーバーと通信を遂行する。また、通信部100は年金支給処理のために金融機関サーバーと通信することができる。
口座数算出部100はユーザーすなわち、顧客の年齢情報および平均寿命情報、年金指数を利用して年金口座数を算出する。
一実施例において、スマート年金運営システム10で利用される年金指数は毎日決定される値であり、一実施例に係るスマート年金運営システム10で提供される金融取引サービスは年金指数を基準としてなされる。
一実施例に係るスマート年金運営システム10において、資産の運用は債権投資中心型、株式投資中心型、債権と株式混合型の三種類からなる。年金指数も三種類でそれぞれ生成される。
債権投資中心型、株式投資中心型、債権と株式混合型で年金指数が全て増加または減少し得る。
以下、表1を参照して債権投資中心型で年金指数を生成する例示状況を説明する。
Figure 2022546543000002
ここで年金指数増加率は1年に年金指数が何%増加するかを示す。このように年金指数が変化し続けながら増加するが、一実施例に係るスマート年金運営システムはまず、年金指数増加率を策定すればその翌日の年金指数が指数増加率によって算出される。一実施例に係るスマート年金運営システム10において、ある顧客が一生保障年金商品を購入する場合、毎月支給を受ける年金支給額はaXと定義することができる。ここでaは計算されて決定される定数、Xは年金指数である。
一生保障年金商品は終身型年金支給形態の金融サービスである。
ここでaは年金口座数である。年金口座数は顧客が一生保障年金商品を利用する場合に定められる値である。年金口座数(a)は次のように算出され得る。
(数1)
年金口座数(a)(1-売上額利益率)×預託金額÷生存可能月数÷年金指数
数学式1で「(1-売上額利益率)×預託金額」変数は、預託金額からスマート年金運営システムを運用する会社の運営費として一定比率を控除した結果を表す。一例として、会社の売上額利益率が7%に策定されたのであれば、これは「(1-0.07)×預託金額」であって、預託金額の93%を顧客が返してもらうことができることを意味する。
そして、「÷生存可能月数」は顧客が平均寿命まで年金を受給するという仮定下で、何カ月にかけて分割償還をするかを決定するための変数である。この時、生存可能月数は現在の顧客の年齢から平均寿命終了日までの残余月数である。平均寿命はスマート年金運営システム10で多様な統計資料に基づいて任意に決定するもので、変更可能な値である。平均寿命は顧客の性別や、居住地域、基礎疾患の有無により異なって決定され得る。
一実施例に係るスマート年金運営システムは、人の寿命の長さは平均寿命を中心に正規分布すると仮定する。
すなわち、平均寿命より少ない年齢で死亡する人もいれば、平均寿命より多い年齢で死亡する人もいるので、人々の死亡する時点は平均寿命を基準としてその前後の半々と仮定する。
また、一実施例において、スマート年金運営システムは一生保障年金商品を購入した顧客に毎月年金を支給する期間の終了時点はその顧客の死亡時点であるが、この時、一般的に損益が発生しない顧客の死亡時点を平均寿命によって把握することができる。
そして、「÷年金指数」はこれまで計算された金額が一生保障年金に加入する日の年金指数の何倍に該当するかを計算するためである。この時、結果値は少なくとも小数点以下8桁まで正確に計算されることが好ましい。
支給額決定部120は口座数算出部100で算出された年金口座数を利用して年金月支給額を決定する。
口座数算出部100で年金口座数(a)が決定されると、その顧客は今後毎月年金口座数(a)に一生保障年金の支給を受ける日の年金指数(X)をかけた金額としてaXウォンの支給を受ける。
一生保障年金は、顧客が預託したお金をスマート年金運営システム10で運営してその顧客に終身の間毎月分割償還をする一種の年金商品である。
この分割償還金額は年金指数に比例するため、年月の経過につれて増加する。そして分割償還が終了する時点は顧客の死亡時点である。
支給処理部140は支給額決定部120で決定された年金月支給額をユーザー名義の口座に支給処理する。
以下、一生保障年金で分割支給の原理をより詳細に説明する。
ある顧客が一定金額で一生保障年金に加入する場合、スマート年金運営システム10はその顧客の平均寿命までの残った生存可能月数を算定する。そして、その月数で顧客が購入した金額を割って分割支給する。
一例として、スマート年金運営システムは顧客aの平均寿命までの残った生存可能月数が400カ月である場合、その顧客は預託した金額の1/400を毎月支給する。
この時、利子の概念が適用されるので、顧客aは預託した金額の1/400ずつ支給を受けるたびに経過した期間の利子を合わせて元利合計で支給を受けるとになる。すなわち、1カ月後には預託した金額の1/400の1カ月に該当する元利合計金額の支給を受けることになり、2カ月後には1/400の2カ月に該当する元利合計金額の支給を受けることになり、…400カ月後には預託した金額の1/400の400カ月に該当する元利合計金額の支給を受けることになる。
(実施例)
顧客bの場合、65歳の健康な大韓民国の男である。顧客bは2012年11月12日に2億ウォンの積立預金をもらい、スマート年金運営システムを通じて、1億は本人名義の一生保障年金に加入し、残った1億は夫人名義の一生保障年金を債券投資中心型に加入した。購入した日の「今日の年金指数:44,450ウォン」である。
顧客bは、一実施例に係るスマート年金運営システム10で提供される年金計算の根拠となる情報を含む案内書を確認することができる。この時、案内書は一実施例に係るスマート年金専用アプリケーションを通じて提供されたり、スマート年金運営のために開設されたウェブサイトに接続して確認可能にウェブページの形態で提供され得る。
この時、案内書は本人は65歳であるので9.68628921Xに該当し、61歳の夫人は6.83738062Xに該当するという内容を含む。
案内書は年金口座(a)の計算の根拠となる内容を含む。
具体的には、年金口座(a)の計算の根拠となる内容とは、「本人(65歳の男):0.93×100,000,000ウォン÷216カ月÷44,450ウォン=9.68628921」であり、「夫人(61歳の女):0.93×100,000,000÷306カ月÷44,450ウォン=6.83738062」である。
Xは年金指数であるので、本人は毎月取得口座数である9.68628921に年金指数(X)をかけた金額だけを受給することになり、61歳の夫人は毎月取得口座数である6.83738062に年金指数(X)をかけた金額だけを受給する。
顧客bは案内書を確認した後、口座情報入力過程を含む所定の承認手続きを経て一生保障年金商品に加入することができる。
1カ月が経過した後の2012年12月12日に、年金指数が44,597ウォンであるとすれば、顧客b名義の通帳には431,919ウォンが入金され、夫人名義の通帳には304,927ウォンが入金される。
具体的には、顧客b名義の通帳に入金される金額は9.68628921(bの口座数)×44,597の式によって算出され、夫人名義の通帳に入金される金額は6.83738062(夫人の口座数)×44,597の式によって算出される。
この時、年金受給日は顧客bが任意に変更可能であろう。そうすると、スマート年金運営システムは日数別に計算した年金支給額を支給する。
本発明の一態様において、スマート年金運営システム10は一生保障年金保険オプションをさらに提供する。
顧客から保険オプションが選択された場合に、保険料処理部150は支給額決定部120で決定された年金月支給額から所定の保険料を差し引いて積み立て、保険加入時に設定した約定寿命終了日より顧客の死亡日が先に到来する場合に、積み立てられた保険料を算出して支給する。
これは顧客が平均寿命より早く死亡する場合に備えるためのオプションである。これは一生保障年金を購入した顧客が約定寿命に達するまで毎月受けた年金金額から一定比率の金額を保険料として支払い、顧客が約定寿命より早く死亡することになる場合、すなわち、約定寿命終了日より死亡日が先に到来すれば保険金を支給するのである。所定の保険料および約定寿命は顧客の判断によって設定可能に具現されるのが好ましい。この時、約定寿命により所定の保険料は増加したり減少し得る。
保険金の金額は顧客(被保険者)が約定寿命まで生存したものと見なして算出され、該当する金額の全額を一括払いで支給するか、または相続人として指定された受給者に平常保障年金の形態で支給されるように設定可能である。
最初加入日を経過して平常保障年金保険オプションを追加する場合には、健康診断書のような認証書類の添付が要請されるのが好ましい。
また、スマート年金運営システム10は年金指数投資預金オプションをさらに提供する。
スマート年金運営システム10は顧客から預金オプションが選択された場合に、口座数算出部110は、次の数学式2によって預金口座数(a’)を算出する。
(数2)
預金口座数(a’)(1-売上額利益率)×預託金額÷年金指数
顧客が預託時にスマート年金運営システム10で予め設定した利益率だけ預託金額から控除した後、その日の年金指数(X)で割って預金口座数(a’)を決定し、この後いつでも顧客が出金を望む時、その決定された預金口座数(a’)に引き出し日の年金指数をかけた金額(a’X)だけを支給する。
支給額決定部120は口座数算出部100で算出された預金口座数(a’)を利用して預金出金額を決定する。
一例として、スマート年金運営システム運用会社の売上額利益率が7%であり、2012年11月12日の年金指数が44,450ウォンである場合、顧客cが1,000万ウォンを預託したと仮定しよう。
この時、顧客cの取得口座数(a’)を算出すると、
(1-0.07)×10,000,000ウォン÷44,450ウォン=209.22384702である。
すなわち、取得口座数(a’)は209.22384702となる。顧客cは取得口座数(a’)である209.22384702にその日の年金指数をかけた金額(aX)だけを出金することができる。
この場合にも、顧客は資産運用を債権投資中心型、株式投資中心型、債権と株式混合型のうち一つに選択決定することができる。
年金指数投資預金を出金する方法は通知預金を引き出す時のように、予め数日前に通知するように具現される。また、年金指数投資預金として預託された金額を顧客が望む場合に年金受給するように設定を変更することも可能である。
追加的な態様において、スマート年金運営システムは確定型年金オプションをさらに提供する。
口座数算出部100は確定型年金オプションが選択された場合に、数学式3によって確定支給口座数(a”)を算出する。
(数3)
確定支給口座数(a”)(1-売上額利益率)×預託金額÷年金指数÷分割償還期間(月数)
この時、支給額決定部120は口座数算出部100で算出された確定支給口座数(a”)を利用して確定月支給額を決定する。
確定型年金オプションは終身型年金を支給する形態とは異なり、一定金額を顧客が望む期間で分割支給するものである。この場合も毎月顧客に支給される金額は年金指数の増加によって増加することになる。分割支給期間は顧客が任意に設定、変更可能である。
一例として、顧客dが2012年11月12日に2億を預託して247カ月(20年7カ月)の間分割して支給を受けることに約定すれば、顧客dの確定支給口座数(a”)は数学式3に適用して、(1-0.07)×200,000,000÷44,450ウォン÷247(カ月)=16.94120219であることが分かる。
すなわち、顧客dは確定支給口座数(a”)である16.94120219に支給日の年金指数(X)をかけた金額である16.94120219Xウォンを、247カ月の間毎月確定月支給額として支給を受けることになるのである。
一例として、2012年12月12日に顧客dは16.94120219×44,597ウォン=755、527ウォンを確定月支給額として支給を受ける。
そして、時間が経過するにつれて年金指数の大きさが増加するので、顧客dの期待受領金額も増加することになる。
年金指数確定型年金の場合、顧客が年金指数を選択する時に株式投資中心型、債権投資中心型、株式債権混合型のうち一つを選択することができる。
また、年金指数確定型年金は確定型年金商品であるので、顧客が早く死亡しても残った金額を相続人が返してもらうことができる。これは顧客が年金指数という超大型ポートフォリオ(分散投資)を自由に利用できるという長所がある。
スマート年金運営システム10は年金指数積立預金オプションをさらに提供する。
年金指数積立預金オプションは、顧客が年金指数投資預金に少しずつ預託して後ほど大金を作って出金できるようにする金融サービスである。この場合、払い込み期間は顧客が任意に設定、変更可能である。毎月取得口座数は年金指数投資預金の場合と同じ方式で算出される。ただし、預託金額の代わりに毎月払い込み額が適用される。
すなわち、年金指数積立預金オプションが選択された場合、口座数算出部100は数学式4によって積立預金口座数(a”’)を算出可能である。
(数4)
積立預金口座数(a”’)(1-売上額利益率)×毎月払い込み額÷年金指数
積立額決定部130は数学式4で算出される積立預金口座数(a”’)に年金指数(X)をかけた金額で積立額を決定することができる。
一例として、顧客eが2012年11月12日に10万ウォンを年金指数積立預金として払い込んだ場合に、毎月積立預金口座数(a”’)は(1-0.07)×100,000ウォン÷44,450ウォン=2.09223847が算出される。
また顧客eが1カ月後の2012年12月12日に10万ウォンを年金指数積立預金として払い込むと、毎月積立預金口座数(a”’)は(1-0.07)×100,000ウォン÷44,597ウォン=2.08534206が算出される。
すなわち、同じ金額で年金指数積立預金に払い込んでも毎月積立預金口座数(a”’)は年月の経過につれて減少することになる。その理由は年金指数(X)が増加するためである。
したがって、時間が経過した後、顧客が払い込むたびに該当月積立預金口座数(a”’)の和で計算される累積口座数(Σa”’)に年金指数(X)をかけた金額で積立額が決定される。払い込み期間が経過すれば満期となるか、その後に据置期間を置いて積立預金積立額を引き出せるのである。
年金指数積立預金の場合、顧客が望むまま適用して年金指数を株式投資中心型、債権投資中心型、株式債権混合型のうち一つに選択することができる。
これは顧客が年金指数という超大型ポートフォリオ(分散投資)を自由に利用できるという長所がある。
一実施例において、スマート年金運営システムの運用会社(以下、スマート年金会社)は顧客が預託したお金を債権投資中心型、株式投資中心型、債権と株式混合型の三つに分けて投資をする。それぞれ投資類型別に分散投資(ポートフォリオ投資)をする。
スマート年金会社の収益の根源は二つである。一つは売上額利益率で、もう一つは資金運用利益率である。資金運用利益率は顧客が一生保障年金、年金指数投資預金などに預託する場合に、債権投資中心型または株式投資中心型または債権と株式混合型の実際の投資収益率から年金指数増加率(顧客に返す比率)を差し引いた比率をいう。
一例として、実際の投資収益率が年3.5%であり、年金指数増加率が年3.0%であると仮定すれば、資金運用利益率は年0.5%になるのである。
他の例として。実際の投資収益率が年9.2%であり、年金指数増加率が年8.4%であると仮定すれば、資金運用利益率は年0.8%となる。
スマート年金会社は年金専門会社であるので、顧客が預託したお金を非常に長期間すなわち、数十年以上に亘って運用する。したがって、資金運用利益率が年0.5%であると仮定しても、実際に年金会社が得ることになる利益の大きさは数十年の期間の間蓄積され得る。
図2は、本発明の一実施例に係るスマート年金運営システムの駆動方法を図示したフローチャートである。
スマート年金運営システムの駆動方法は、ユーザー(顧客)が年金商品に加入すれば(S200)、口座数算出部がユーザー年齢情報および平均寿命情報、年金指数を利用して年金口座数を算出する(S205)。
一態様において、年金口座数は顧客が一生保障年金商品を利用する場合に定められる値である。年金口座数(a)は次のように、数学式1によって算出され得る。
年金口座数(a)=(1-売上額利益率)×預託金額÷生存可能月数÷年金指数
数学式1で、「(1-売上額利益率)×預託金額」変数は預託金額からスマート年金運営システムを運用する会社の運営費として一定比率を控除した結果を表す。一例として、会社の売上額利益率が7%に策定されたとすれば、これは「(1-0.07)×預託金額」であって、預託金額の93%を顧客が返してもらうことができることを意味する。
そして、「÷生存可能月数」とは、顧客が平均寿命まで年金を受給するという仮定下で何カ月にかけて分割償還をするかを決定するための変数である。この時、生存可能月数は現在の顧客の年齢から平均寿命終了日までの残余月数である。平均寿命はスマート年金運営システムで多様な統計資料を根拠に任意的に決定され、変更可能な値である。平均寿命は顧客の性別や、居住地域、基礎疾患の有無により異なって決定され得る。
一実施例に係るスマート年金運営システムは人の寿命は平均寿命を中心に正規分布すると仮定する。
すなわち、平均寿命より少ない年齢で死亡する人もいれば、平均寿命より多い年齢で死亡する人もいるので、人々の死亡する時点は平均寿命を基準として、その前後の半々であると仮定する。
また、一実施例において、スマート年金運営システムは一生保障年金商品を購入した顧客に毎月年金を支給する期間の終了時点はその顧客の死亡時点であるが、この時、一般的に損益が発生しない顧客の死亡時点を平均寿命により把握することができる。
そして、「÷年金指数」はこれまで計算された金額が一生保障年金を購入する日の年金指数の何倍に該当するかを計算するためである。この時、結果値は少なくとも小数点以下8桁まで正確に計算されるのが好ましい。
そして、支給額決定部が算出された年金口座数を利用して年金月支給額を決定する(S210)。
支給額決定部は口座数算出部で算出された年金口座数を利用して年金月支給額を決定する。
口座数算出部で年金口座数(a)が決定されると、その顧客は今後毎月年金口座数(a)に一生保障年金の支給を受ける日の年金指数(X)をかけた金額としてaXウォンの支給を受けるのである。
この後に支給処理部が決定された年金月支給額をユーザー名義の口座に支給処理する(S215)。
本発明の一態様において、保険オプションが選択された場合に(S220)、保険料処理部が支給額を決定する段階で決定された年金月支給額から所定の保険料を差し引きして積み立て(S225)、保険加入時に設定した約定寿命終了日より顧客の死亡日が先に到来する場合に(S230)、積み立てられた保険料を算出して支給する(S235)。
保険オプションは顧客が平均寿命より早く死亡する場合に備えるためのオプションである。これは一生保障年金を購入した顧客が約定寿命に達するまで毎月受けた年金金額から一定比率の金額を保険料として支払い、顧客が約定寿命より早く死亡することになる場合、すなわち、約定寿命終了日より死亡日が先に到来すれば保険金を支給するのである。所定の保険料および約定寿命は顧客の判断によって設定可能に具現されるのが好ましい。この時、約定寿命により所定の保険料は増加したり減少し得る。
保険金の金額は顧客(被保険者)が約定寿命まで生存したものと見なして算出され、該当する金額全額を一括払いで支給するか、または相続人として指定された受給者に平常保障年金の形態で支給されるように設定可能である。
本発明の他の態様において、預金オプションが選択された場合に(S240)、口座数算出部は、次の数学式2によって預金口座数(a’)を算出する(S243)。
預金口座数(a’)=(1-売上額利益率)×預託金額÷年金指数
顧客が預託時にスマート年金運営システム10で予め設定された利益率だけ預託金額から控除した後、その日の年金指数(X)で分けて預金口座数(a’)を決定し、支給額決定部は口座数算出部で算出された預金口座数(a’)を利用して預金出金額を決定する(S246)。
この後いつでも顧客が出金を望む時、その定められた預金口座数(a’)に引き出し日の年金指数をかけた金額(a’X)だけを支給する。
本発明のさらに他の態様により確定型年金オプションが選択された場合に(S250)、口座数算出部100は数学式3によって確定支給口座数(a”)を算出する(S253)。
確定支給口座数(a”)=(1-売上額利益率)×預託金額÷年金指数÷分割償還期間(月数)
そして、支給額決定部は口座数算出部で算出された確定支給口座数を利用して確定月支給額を決定する(S256)。
確定型年金オプションは終身型年金を支給する形態とは異なり、一定金額を顧客が望む期間で分割償還するものである。この場合も毎月顧客に支給される金額は年金指数の増加により増加することになる。分割償還期間は顧客が任意に設定、変更可能である。
本発明の追加的な態様により、年金指数積立預金オプションが選択された場合に(S260)、口座数算出部100は数学式4によって積立預金口座数(a”’)を算出可能である(S263)。
積立預金口座数(a”’)=(1-売上額利益率)×毎月払い込み額÷年金指数
そして、積立額決定部は数学式4で算出される積立預金口座数(a”’)に年金指数(X)をかけた金額で積立額を決定することができる(S269)。
年金指数積立預金オプションは、顧客が年金指数投資預金に少しずつ預託して後ほど大金を作って出金できるようにする金融サービスである。この場合、払い込み期間は顧客が任意に設定、変更可能である。毎月取得口座数は年金指数投資預金の場合と同じ方式で算出される。ただし、預託金額の代わりに毎月払い込み額が適用される。
前述した方法は、アプリケーションで具現されるか多様なコンピュータ構成要素を通じて遂行され得るプログラム命令語の形態で具現されてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され得る。前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体はプログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独で、または組み合わせて含むことができる。
前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計されて構成されたものなどであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知になっている使用可能なものであってもよい。
コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を保存し遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。
プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを使ってコンピュータによって実行され得る高級言語コードも含まれる。前記ハードウェア装置は本発明に係る処理を遂行するために、一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成され得、その逆も同様である。
以上、実施例を参照して説明したが、該当技術分野の熟練した当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正および変更できる。

Claims (10)

  1. ユーザー年齢情報および平均寿命情報、年金指数を利用して年金口座数を算出する口座数算出部;
    前記口座数算出部で算出された年金口座数を利用して年金月支給額を決定する支給額決定部;および、
    前記支給額決定部で決定された年金月支給額をユーザー名義の口座に支給処理する支給処理部;を含む
    ことを特徴とするスマート年金運営システム。
  2. 前記口座数算出部は、
    年金口座数(a)=(1-売上額利益率)×預託金額÷生存可能月数÷年金指数
    の式によって年金口座数を算出し、
    前記生存可能月数はユーザー年齢情報に基づいて平均寿命終了日までの残余月数である
    請求項1に記載のスマート年金運営システム。
  3. 保険オプションが選択された場合に、
    前記支給額決定部で決定された年金月支給額から所定の保険料を差し引いて積み立て、保険加入時に設定した約定寿命終了日より顧客の死亡日が先に到来する場合に、積み立てられた保険料を算出して支給する保険料処理部;をさらに含む
    請求項1に記載のスマート年金運営システム。
  4. 預金オプションが選択された場合に、前記口座数算出部は、
    預金口座数(a’)=(1-売上額利益率)×預託金額÷年金指数
    の式によって預金口座数を算出し、
    前記支給額決定部は前記口座数算出部で算出された預金口座数を利用して預金出金額を決定する
    請求項1に記載のスマート年金運営システム。
  5. 確定型年金オプションが選択された場合に、前記口座数算出部は、
    確定支給口座数(a”)=(1-売上額利益率)×預託金額÷年金指数÷分割償還期間(月数)
    の式によって確定支給口座数を算出し、
    前記支給額決定部は前記口座数算出部で算出された確定支給口座数を利用して確定月支給額を決定する
    請求項1に記載のスマート年金運営システム。
  6. スマート年金運営システムの駆動方法において、
    口座数算出部がユーザー年齢情報および平均寿命情報、年金指数を利用して年金口座数を算出する段階;
    支給額決定部が前記算出された年金口座数を利用して年金月支給額を決定する段階;および、
    支給処理部が前記決定された年金月支給額をユーザー名義の口座に支給処理する段階;を含む
    ことを特徴とするスマート年金運営システムの駆動方法。
  7. 前記年金口座数を算出する段階は、
    年金口座数(a)=(1-売上額利益率)×預託金額÷生存可能月数÷年金指数
    の式によって年金口座数を算出し、
    前記生存可能月数はユーザー年齢情報に基づいて平均寿命終了日までの残余月数である
    請求項6に記載のスマート年金運営システムの駆動方法。
  8. 保険オプションが選択された場合に、
    保険料処理部が前記支給額を決定する段階で決定された年金月支給額から所定の保険料を差し引いて積み立て、保険加入時に設定した約定寿命終了日より顧客の死亡日が先に到来する場合に、積み立てられた保険料を算出して支給する段階;をさらに含む
    請求項6に記載のスマート年金運営システムの駆動方法。
  9. 預金オプションが選択された場合に、口座数算出部が
    預金口座数(a’)=(1-売上額利益率)×預託金額÷年金指数
    の式によって預金口座数を算出する段階;をさらに含み、
    前記支給額を決定する段階は前記算出された預金口座数を利用して預金出金額を決定する
    請求項6に記載のスマート年金運営システムの駆動方法。
  10. 確定型年金オプションが選択された場合に、前記口座数算出部が
    確定支給口座数(a”)=(1-売上額利益率)×預託金額÷年金指数÷分割償還期間(月数)
    の式によって確定支給口座数を算出する段階;をさらに含み、
    前記支給額を決定する段階は前記算出された確定支給口座数を利用して確定月支給額を決定する
    請求項6に記載のスマート年金運営システムの駆動方法。

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