JP2022546269A - Mtjを含むデバイスのための多層底部電極 - Google Patents

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Abstract

磁気トンネル接合(MTJ)を含むデバイスのための多層底部電極が提供され、この多層底部電極は、下から上に、第1の直径を有し第1の底部電極金属含有層の残存部分で構成されたベース・セグメント、第2の直径を有し第2の底部電極金属含有層の残存部分で構成された中間セグメント、および第3の直径を有し第3の底部電極金属含有層の残存部分で構成された頂部セグメントを含み、第1の直径が第2の直径よりも大きく、第3の直径が第2の直径以下である。各多層底部電極のより広いベース・セグメントは、結果として得られる底部電極の傾斜または湾曲あるいはその両方を防止する。したがって、安定した底部電極が提供される。

Description

本発明は、メモリ構造体およびその形成方法に関する。より詳細には、本出願は、一部の実施形態において高アスペクト比を有する安定した多層底部電極を有する磁気抵抗ランダム・アクセス・メモリ(MRAM)構造体に関する。
MRAMは、磁気記憶素子によってデータが記憶される不揮発性ランダム・アクセス・メモリ技術である。これらの素子は、典型的には、薄い誘電体層(すなわち、トンネル障壁)によって分離された、それぞれが磁化を保持することができる2つの強磁性プレートから形成されている。2つのプレートのうちの一方は、特定の極性に設定された永久磁石(すなわち、磁気基準層)であり、もう一方のプレートの磁化は、メモリを記憶するために外部磁場の磁化に一致するように変化することができる(すなわち、磁化自由層)。このような構成は、磁気トンネル接合(MTJ)ピラーとして知られている。最先端またはニューロモーフィックのコンピューティング・システムでは、MTJピラーは、一般に、後工程(BEOL)の構造に埋め込まれる。
MRAMデバイスの製造では、MTJピラー材料(すなわち、磁気基準材料、トンネル障壁、磁気自由材料、およびMTJキャップ材料)のブランケット層および頂部電極材料が、MRAMデバイスの底部電極上に形成される。次いで、ブランケット層は、リソグラフィおよびエッチングによってパターニングされて、多層MTJピラー(磁気基準材料、トンネル障壁、磁気自由材料、およびMTJキャップ材料の残存部分を含む)と、底部電極上に位置する頂部電極と、の材料スタックを提供する。
小さな底部電極は、側壁残留物のないMTJピラーを得るための鍵である。理想的には、底部電極は、MTJピラーと良好に位置合わせされ、底部電極が完全にMTJピラーの下にくるように、MTJピラーよりも小さい。底部電極はまた、下にある金属層に達することなく、MTJ材料スタックのオーバーエッチングおよびMTJピラー側壁の洗浄を可能にするのに十分な誘電体厚さが存在するように、かなりの高さである必要がある。積極的にスケーリングされたMTJピラーの場合、これは、高アスペクト比の底部電極特徴(すなわち、2対1より大きい高さ対直径の比)をもたらす。クリティカルディメンジョン(CD)が20nmに近づくと、MTJピラーの安定性が損なわれ、底部電極の傾斜または湾曲あるいはその両方が観察されるようになる。
底部電極が安定している(すなわち、傾斜または湾曲あるいはその両方がほとんどまたは全く観察されない)、MTJピラーを含むMRAMデバイスで使用するための底部電極を提供する必要がある。
磁気トンネル接合(MTJ)を含むデバイスのための多層底部電極が提供され、この多層底部電極は、下から上に、第1の直径を有し第1の底部電極金属含有層の残存部分で構成されたベース・セグメント、第2の直径を有し第2の底部電極金属含有層の残存部分で構成された中間セグメント、および第3の直径を有し第3の底部電極金属含有層の残存部分で構成された頂部セグメントを含み、第1の直径が第2の直径よりも大きく、第3の直径が第2の直径以下である。各多層底部電極のより広いベース・セグメントは、結果として得られる底部電極の傾斜または湾曲あるいはその両方を防止する。したがって、安定した底部電極が提供される。
本出願の一態様では、メモリ構造体が提供される。一実施形態では、メモリ構造体は、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体の表面に位置する多層底部電極を含み、多層底部電極は、第1の直径を有し第1の導電性材料で構成されたテーパ状ベース・セグメントと、第2の直径を有し第1の導電性材料とは組成が異なる第2の導電性材料で構成された中間セグメントと、第3の直径を有し第2の導電性材料とは組成が異なる第3の導電性材料で構成された頂部セグメントと、を含み、第1の直径が第2の直径よりも大きく、第3の直径が第2の直径以下である。第2の相互配線誘電体材料層は、多層底部電極の横方向に隣接して位置する。磁気トンネル接合(MTJ)ピラーは、多層底部電極の頂部セグメントの最頂面に位置し、頂部電極がMTJピラー上に位置する。
別の実施形態では、メモリ構造体は、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体の表面に位置する多層底部電極を含み、多層底部電極は、第1の直径を有し第1の導電性材料で構成されたベース・セグメントと、第2の直径を有し第1の導電性材料とは組成が異なる第2の導電性材料で構成された中間セグメントと、第3の直径を有し第1の導電性材料および第2の導電性材料とは組成が異なる第3の導電性材料で構成された頂部セグメントと、を含み、第1の直径が第2の直径よりも大きく、第3の直径が第1の直径および第2の直径の両方よりも小さい。第2の相互配線誘電体材料層は、多層底部電極の横方向に隣接して位置する。磁気トンネル接合(MTJ)ピラーは、多層底部電極の頂部セグメントの最頂面に位置し、頂部電極がMTJピラー上に位置する。
本出願の別の態様では、メモリ構造体を形成する方法が提供される。一実施形態では、本方法は、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体を含む相互配線レベルと、相互配線レベル上に位置する第1の底部電極金属含有層と、第1の底部電極金属含有層上に位置する第2の底部電極金属含有層と、第2の底部電極金属含有層上に位置する第3の底部電極金属含有層であって、第2の底部電極金属含有層が第1の底部電極金属含有層および第3の底部電極金属含有層の両方の導電性材料とは異なるエッチング速度を有する導電性材料で構成されている、前記第3の底部電極金属含有層と、第3の底部電極金属含有層上の誘電体ハード・マスク層と、を含む構造を形成することを含む。次に、パターニングされたマスクが誘電体ハード・マスク層上に形成され、パターニングされたマスクは、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体の上方に位置する。次いで、誘電体ハード・マスク層および第3の底部電極金属含有層は、第1のエッチング、およびエッチング・マスクとしてのパターニングされたマスクを使用してパターニングされて、第1のパターニングされた材料スタックを提供し、第1のパターニングされた材料スタックは、誘電体ハード・マスク材料部分および第3の底部電極金属含有部分を含む。次に、第2のエッチングが実行されて、多層底部電極が提供され、多層底部電極は、下から上に、第1の直径を有し第1の底部電極金属含有層の残存部分で構成されたテーパ状ベース・セグメントと、第2の直径を有し第2の底部電極金属含有層の残存部分で構成された中間セグメントと、第3の直径を有し第3の底部電極金属含有部分の残存部分で構成された頂部セグメントと、を含み、第1の直径が第2の直径よりも大きく、第3の直径が第2の直径以下である。
別の実施形態では、本方法は、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体を含む相互配線レベルと、相互配線レベル上に位置する第1の底部電極金属含有層と、第1の底部電極金属含有層上に位置し、第1の底部電極金属含有層よりも高い横方向トリム速度を有する第2の底部電極金属含有層と、第2の底部電極金属含有層上に位置し、第2の底部電極金属含有層よりも高い横方向トリム速度を有する第3の底部電極金属含有層と、第3の底部電極金属含有層上に位置する誘電体ハード・マスク層と、を含む構造を形成することを含む。次いで、パターニングされたマスクが誘電体ハード・マスク層上に形成され、パターニングされたマスクは、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体の上方に位置する。次に、パターニングされたマスクによって提供されるパターンが誘電体ハード・マスク層に転写されて、パターニングされたマスクの下に誘電体ハード・マスクが提供される。第1の底部電極金属含有層、第2の底部電極金属含有層、および第3の底部電極金属含有層のそれぞれは、次いで、パターニングされたハード・マスクをエッチング・マスクとして利用してパターニングされて、多層底部電極を提供し、多層底部電極は、下から上に、第1の直径を有し第1の底部電極金属含有層の残存部分で構成されたベース・セグメントと、第2の直径を有し第2の底部電極金属含有層の残存部分で構成された中間セグメントと、第3の直径を有し第3の底部電極金属含有層の残存部分で構成された頂部セグメントと、を含み、第1の直径が第2の直径より大きく、第3の直径が第1の直径および第2の直径の両方より小さい。
上述した方法の実施形態のいずれにおいても、第2の相互配線誘電体材料層を多層底部電極の横方向に隣接して形成することができ、別のパターニングされた材料スタックを第2の相互配線誘電体材料層上に形成することができ、別のパターニングされた材料スタックは、底部電極の頂部セグメントの最頂面に接触し、磁気トンネル接合(MTJ)ピラーおよび頂部電極を含む。一部の実施形態では、カプセル化ライナおよび第3の相互配線誘電体材料層が、第2のパターニングされた材料スタックの横方向に隣接して形成される。
本出願の一実施形態に従って用いることができる例示的な構造の断面図であり、例示的な構造は、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体を含む相互配線レベルの表面に位置する第1の底部電極金属含有層を含む。 第1の底部電極金属含有層上に第2の底部電極金属含有層を形成した後の図1の例示的構造の断面図である。 第2の底部電極金属含有層上に第3の底部電極金属含有層を形成した後の図2の例示的な構造の断面図である。 第3の底部電極金属含有層上に誘電体ハード・マスク層を形成した後の図3の例示的な構造の断面図である。 誘電体ハード・マスク層上に複数のパターニングされたマスクを形成した後の図4の例示的な構造の断面図であり、各パターニングされたマスクは、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体のうちの1つの上方に位置する。 複数の第1のパターニングされた材料スタックを提供するために、第1のエッチング、およびエッチング・マスクとしてのパターニングされたマスクを使用して誘電体ハード・マスク層および第3の底部電極金属含有層をパターニングした後の例示的な構造の断面図であり、各第1のパターニングされた材料スタックは、誘電体ハード・マスク材料部分および第3の底部電極金属含有部分を含む。 複数の多層底部電極を提供するために第2のエッチングを実行した後の図6の例示的な構造の断面図であり、各多層底部電極は、下から上に、第1の直径を有し第1の底部電極金属含有層の残存部分で構成されたテーパ状ベース・セグメントと、第2の直径を有し第2の底部電極金属含有層の残存部分で構成された中間セグメントと、第3の直径を有し第3の底部電極金属含有部分の残存部分で構成された頂部セグメントと、を含み、第1の直径が第2の直径より大きく、第3の直径が第2の直径以下である。 各多層底部電極の横方向に隣接する第2の相互配線誘電体材料層を形成し、第2の相互配線誘電体材料層上に複数の第2のパターニングされた材料スタックを形成した後の図7の例示的な構造の断面図であり、各第2のパターニングされた材料スタックは、下にある底部電極のうちの1つの頂部セグメントの最頂面に接触し、磁気トンネル接合(MTJ)ピラーおよび頂部電極を含む。 各第2のパターニングされた材料スタックの横方向に隣接するカプセル化ライナおよび第3の相互配線誘電体材料層を形成した後の図8の例示的な構造の断面図である。 本出願の別の実施形態に従って用いることができる例示的な構造の断面図であり、例示的な構造は、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体を含む相互配線レベルの表面に位置する第1の底部電極金属含有層を含む。 第1の底部電極金属含有層上に第2の底部電極金属含有層を形成した後の図10の例示的な構造の断面図であり、第2の底部電極金属含有層は、第1の底部電極金属含有層よりも高い横方向トリム速度を有する。 第2の底部電極金属含有層上に第3の底部電極金属含有層を形成した後の図11の例示的な構造の断面図であり、第3の底部電極金属含有層は、第2の底部電極金属含有層よりも高い横方向トリム速度を有する。 第3の底部電極金属含有層上に誘電体ハード・マスク層を形成し、誘電体ハード・マスク層上に複数のパターニングされたマスクを形成した後の図12の例示的な構造の断面図であり、各パターニングされたマスクは、第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体のうちの1つの上方に位置する。 各パターニングされたマスクによって提供されるパターンを誘電体ハード・マスク層に転写して、各パターニングされたマスクの下に複数の誘電体ハード・マスクを設けた後の、図13の例示的な構造の断面図である。 複数の多層底部電極を提供するために、各パターニングされたハード・マスクをエッチング・マスクとして利用してエッチングを実行した後の図14の例示的な構造の断面図であり、各多層底部電極は、下から上に、第1の直径を有し第1の底部電極金属含有層の残存部分で構成されたベース・セグメントと、第2の直径を有し第2の底部電極金属含有層の残存部分で構成された中間セグメントと、第3の直径を有し第3の底部電極金属含有層の残存部分で構成された頂部セグメントと、を含み、第1の直径が第2の直径よりも大きく、第3の直径が第1の直径および第2の直径の両方よりも小さい。 各多層底部電極の横方向に隣接する第2の相互配線誘電体材料層を形成し、第2の相互配線誘電体材料層上に複数のパターニングされた材料スタックを形成した後の図15の例示的な構造の断面図であり、各パターニングされた材料スタックは、下にある底部電極のうちの1つの頂部セグメントの最頂面に接触し、磁気トンネル接合(MTJ)ピラーおよび頂部電極を含む。 各パターニングされた材料スタックの横方向に隣接するカプセル化ライナおよび第3の相互配線誘電体材料層を形成した後の図16の例示的な構造の断面図である。
本出願について、ここで、以下の議論および本出願に添付される図面を参照することによって、より詳細に説明する。本出願の図面は、例示目的のためにのみ提供されており、したがって、図面は縮尺通りには描かれていないことに留意されたい。同様の要素および対応する要素は、同様の参照番号によって参照されることにも留意されたい。
以下の説明では、本出願の様々な実施形態の理解を提供するために、特定の構造、構成要素、材料、寸法、処理ステップおよび技術などの多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、本出願の様々な実施形態は、これらの特定の詳細なしに実施され得ることが当業者によって理解されよう。他の例では、本出願を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造または処理ステップについては詳細に説明していない。
層、領域または基板としての要素が別の要素の「上に(on)」または「上方に(over)」あると言及される場合、それは他の要素の直接上にあってもよく、または介在する要素が存在してもよいことが理解されよう。対照的に、要素が別の要素の「直ぐ上に(directly on)」または「直ぐ上方に(directly over)」あると言及される場合は、介在する要素は存在しない。ある要素が別の要素の「下に(beneath)」または「下方に(under)」あると言及される場合、それは他の要素の直下または直ぐ下にあってもよく、または介在する要素が存在してもよいことも理解されよう。対照的に、ある要素が別の要素の「直下(directly beneath)」または「直ぐ下(directly under)」にあると言及される場合は、介在する要素は存在しない。
本出願の図面は、例えばMRAMなどのメモリ構造体が形成されるメモリ・デバイスの領域を示すことに留意されたい。非メモリ・デバイスの領域が本出願の図面に示されるメモリ・デバイスの領域の横方向に隣接して位置していてもよい。本出願は、メモリ・アレイのための複数の底部電極を形成することを説明および図示しているが、本出願は、単一のメモリ構造体のための単一の底部電極が形成される実施形態を企図していることにさらに留意されたい。
最初に図1を参照すると、本出願の実施形態に従って用いることができる例示的な構造が示されている。図1の例示的な構造は、第1の相互配線誘電体材料層10に埋め込まれた導電性構造体12を含む相互配線レベルLの表面に位置する第1の底部電極金属含有層14Lを含む。
図面には示されていないが、金属レベルが相互配線レベルLの下に位置することができる。一部の実施形態において、nが1の場合、金属レベルは、中間工程(MOL)レベルである。他の実施形態において、nが2、3、4などの場合、金属レベルは、相互配線レベルLの下に位置するより低い相互配線レベルである。いずれの実施形態においても、金属レベルは、前工程(FEOL)レベル(図示せず)に存在する下にあるCMOSデバイス(図示せず)に直接的または間接的に接続された、少なくとも1つの金属レベル導電性構造体が内部に埋め込まれた誘電体材料層を含む。
nが1の場合、金属レベルの誘電体材料層は、例えば、二酸化ケイ素、ドープされていないケイ酸塩ガラス(USG)、フルオロケイ酸塩ガラス(FSG)、ホウリンケイ酸塩ガラス(BPSG)、スピン・オン低k誘電体層、化学気相堆積(CVD)低k誘電体層またはそれらの任意の組合せなどのMOL誘電体材料で構成することができる。本出願全体を通して使用される「低k」という用語は、4.0未満の誘電率を有する誘電体材料を意味する(本明細書で表現されるすべての誘電率は、真空中で測定される)。また、このような実施形態(すなわち、nが1の場合)では、少なくとも1つの金属レベルの導電性構造体は、例えば、タングステン(W)、コバルト(Co)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、またはこれらの合金などのコンタクト金属もしくはコンタクト金属合金を含むコンタクト構造体である。
nが1よりも大きい場合、金属レベルの誘電体材料層は、例えば、二酸化ケイ素、シルセスキオキサン、Si、C、OおよびHの原子を含むCドープ酸化物(すなわち、有機ケイ酸塩)、熱硬化性ポリアリーレン・エーテル、またはこれらの多層などの相互配線誘電体材料で構成することができる。「ポリアリーレン」という用語は、本出願において、結合、縮合環、または例えば酸素、硫黄、スルホン、スルホキシド、カルボニルなどの不活性連結基によって互いに連結されたアリール部分または不活性置換アリール部分を示すために使用される。また、このような実施形態において(すなわち、nが1よりも大きい場合)、少なくとも1つの金属レベルの導電性構造体は、導電性金属または導電性金属合金で構成される。本出願で使用することができる導電性材料の例としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)またはタングステン(W)が挙げられ、導電性金属合金の例としては、Cu-Al合金が挙げられる。
相互配線レベルLの第1の相互配線誘電体材料層10は、金属レベルの誘電体材料層について上述した相互配線誘電体材料のうちの1つで構成することができる。第1の相互配線誘電体材料層10に埋め込まれた導電性構造体12は、少なくとも1つの金属レベルの導電性構造体について上述した導電性金属または金属合金のうちの1つで構成することができる。
一部の実施形態では、拡散バリア・ライナ(図示せず)が、導電性構造体12の側壁および底壁に沿って形成される。一部の実施形態では、図1に示すように、拡散バリア・ライナは、存在しない。拡散バリア・ライナは、拡散バリア材料(すなわち、銅などの導電性材料が拡散するのを防止するバリアとして働く材料)で構成される。拡散バリア・ライナを提供する際に使用することができる拡散バリア材料の例としては、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、RuN、RuTa、RuTaN、W、またはWNが挙げられるが、これらに限定されない。一部の実施形態では、拡散バリア材料は、拡散バリア材料の材料スタックを含むことができる。一例では、拡散バリア材料は、Ta/TaNのスタックで構成することができる。
金属レベルおよび相互配線レベルLは、当業者によく知られている従来のプロセスを利用して形成することができる。本出願の方法を不明瞭にしないように、金属レベルおよび相互配線レベルLを形成するために使用される技術は、本明細書では提供されない。一実施形態では、金属レベルおよび相互配線レベルLの両方を形成する際にダマシン・プロセスを使用することができる。ダマシン・プロセスは、誘電体材料に開口部を形成することと、コンタクト金属含有材料または導電性金属含有材料のいずれかで開口部を充填することと、必要に応じて、例えば化学機械研磨(CMP)または研削あるいはその両方などの平坦化プロセスを実行することと、を含むことができる。一部の実施形態では、各導電性構造体12は、第1の相互配線誘電体材料層10の最頂面と同一平面上にある最頂面を有する。
相互配線レベルLを形成した後、第1の底部電極金属含有層14Lが相互配線レベルL上に形成され、第1の底部電極金属含有層14Lは、相互配線レベルLの全体にわたって形成された連続層である。図1に示されているように、第1の底部電極金属含有層14Lは、第1の相互配線誘電体材料層10上だけでなく各導電性構造体12上にも形成されている。
第1の底部電極金属含有層14Lは、Al、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、RuN、RuTa、RuTaN、Co、CoWP、CoN、WまたはWNを含むがこれらに限定されない第1の導電性材料で構成されている。第1の底部電極金属含有層14Lは、10nm~100nmとすることができる第1の厚さを有する。一例では、第1の底部電極金属含有層14Lは、TaN、TiNまたはWのうちの1つで構成され、20nm~30nmの第1の厚さを有する。第1の底部電極金属含有層14Lは、例えば、スパッタリング、化学気相堆積(CVD)、またはプラズマ化学気相堆積(PECVD)などの堆積プロセスによって形成することができる。
ここで図2を参照すると、第1の底部電極金属含有層14L上に第2の底部電極金属含有層16Lを形成した後の図1の例示的な構造が示されている。図2に示すように、第2の底部電極金属含有層16Lは、第1の底部電極金属含有層14L上の全体に形成された連続層である。
第2の底部電極金属含有層16Lは、第1の底部電極金属含有層14Lを提供する第1の導電性材料とは組成が異なる第2の導電性材料で構成されている。したがって、第2の底部電極金属含有層16Lは、第1の底部電極金属含有層14Lとは異なるエッチング速度を有する。第2の底部電極金属含有層16Lを提供する際に使用することができる例示的な第2の導電性材料としては、Al、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、RuN、RuTa、RuTaN、Co、CoWP、CoN、WまたはWNが挙げられるが、これらに限定されない。第2の底部電極金属含有層16Lは、第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する。一実施形態では、第2の厚さは、1nm~20nmである。一例では、第1の底部電極金属含有層14LがTaN、TiNまたはWのうちの1つで構成され、20nm~30nmの第1の厚さを有する場合、第2の底部電極金属含有層16Lは、Ruで構成され、5nm~10nmの第2の厚さを有する。第2の底部電極金属含有層16Lは、例えば、スパッタリング、化学気相堆積(CVD)、またはプラズマ化学気相堆積(PECVD)などの堆積プロセスによって形成することができる。
ここで図3を参照すると、第2の底部電極金属含有層16L上に第3の底部電極金属含有層18Lを形成した後の図2の例示的な構造が示されている。図3に示すように、第3の底部電極金属含有層18Lは、第2の底部電極金属含有層16L上の全体に形成された連続層である。
第3の底部電極金属含有層18Lは、少なくとも第2の底部電極金属含有層16Lを提供する第2の導電性材料とは組成が異なる第3導電性材料で構成されている。第3の底部電極金属含有層18Lを提供する第3の導電性材料は、第1の底部電極金属含有層14Lを提供する第1の導電性材料と組成が同じであってもよく、または組成が異なっていてもよい。したがって、第3の底部電極金属含有層18Lは、第2の底部電極金属含有層16Lとは異なるエッチング速度を有し、第3の底部電極金属含有層18Lのエッチング速度は、第1の底部電極金属含有層14Lのエッチング速度と同じであっても、または異なっていてもよい。第3の底部電極金属含有層18Lを提供する際に使用することができる例示的な第3の導電性材料としては、Al、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、RuN、RuTa、RuTaN、Co、CoWP、CoN、WまたはWNが挙げられるが、これらに限定されない。第3の底部電極金属含有層18Lは、上述した第2の厚さおよび第1の厚さよりも厚い第3の厚さを有する。一例では、第3の厚さは、100nm~300nmである。一例では、第1の底部電極金属含有層14LがTaN、TiNまたはWのうちの1つで構成され、20nm~30nmの第1の厚さを有し、第2の底部電極金属含有層16LがRuで構成され、5nm~10nmの第2の厚さを有する場合、第3の底部電極金属含有層18Lは、TaN、TiNまたはWのうちの1つで構成され、150nm~225nmの第3の厚さを有する。第3の底部電極金属含有層18Lは、例えば、スパッタリング、化学気相堆積(CVD)、またはプラズマ化学気相堆積(PECVD)などの堆積プロセスによって形成することができる。
ここで図4を参照すると、第3の底部電極金属含有層18L上に誘電体ハード・マスク層20Lを形成した後の図3の例示的な構造が示されている。誘電体ハード・マスク層20Lは、第3の底部電極金属含有層18Lの全体を覆う連続層である。誘電体ハード・マスク層20Lは、例えば、二酸化シリコン、酸窒化シリコン、窒化シリコン、またはそれらの任意の組合せを含む誘電体ハード・マスク材料で構成される。
一部の実施形態では、誘電体ハード・マスク層20Lは、例えば、化学気相堆積(CVD)またはプラズマ化学気相堆積(PECVD)などの堆積プロセスを利用して形成することができる。誘電体ハード・マスク層20Lは、50nm~150nmの厚さを有することができるが、誘電体ハード・マスク層20Lの他の厚さが企図され、本出願で使用することができる。
ここで図5を参照すると、誘電体ハード・マスク層20L上に複数のパターニングされたマスク22を形成した後の図4の例示的な構造が示されており、各パターニングされたマスク22は、第1の相互配線誘電体材料層10に埋め込まれた導電性構造体12のうちの1つの上方に位置している。各パターニングされたマスク22は、隣接するマスクから離間され、例えば、ポジ型フォトレジスト材料、ネガ型フォトレジスト材料、またはハイブリッド型フォトレジスト材料などのフォトレジスト材料で構成されている。
各パターニングされたマスク22は、リソグラフィによって形成することができる。リソグラフィは、パターニングすることが必要な材料または材料スタックにフォトレジスト材料を塗布することと、フォトレジスト材料を所望の照射パターンに露光することと、従来のレジスト現像剤を利用して露光されたフォトレジスト材料を現像することと、を含む。フォトレジスト材料は、例えば、化学気相堆積(CVD)、プラズマ化学気相堆積(PECVD)またはスピン・オン・コーティングなどの堆積プロセスを利用して塗布することができる。
ここで図6を参照すると、複数の第1のパターニングされた材料スタックを提供するために、第1のエッチング、およびエッチング・マスクとしてのパターニングされたマスク22を使用して誘電体ハード・マスク層20Lおよび第3の底部電極金属含有層18Lをパターニングした後の例示的な構造が示されており、各第1のパターニングされた材料スタックは、誘電体ハード・マスク材料部分20Pおよび第3の底部電極金属含有部分18Pを含む。第1のエッチングは、第2の底部電極金属含有層16L上で停止する。一実施形態では、第1のエッチングは、反応性イオン・エッチング(RIE)である。別の実施形態では、第1のエッチングは、プラズマ・エッチングである。
各第1のパターニングされた材料スタックの誘電体ハード・マスク材料部分20Pは、誘電体ハード・マスク層20Lの残存する(すなわち、エッチングされていない)部分で構成され、第3の底部電極金属含有部分18Pは、第3の底部電極金属含有層18Lの残存する(すなわち、エッチングされていない)部分で構成されている。誘電体ハード・マスク材料部分20Pの最も外側の側壁は、第3の底部電極金属含有部分18Pの最も外側の側壁に垂直に位置合わせされている。一部の実施形態では、各第1のパターニングされた材料スタック(18P/20P)は、下にある導電性構造体12の幅(すなわち、直径)以下の幅(すなわち、直径)を有する。
第1のエッチングの後、例えば、エッチングまたは平坦化(すなわち、化学機械研磨(CMP)または研削)などの材料除去プロセスを利用して、第1のパターニングされた材料スタック(18P/20P)から各パターニングされたマスク22を除去することができる。各パターニングされたマスク22は、第2の底部電極金属含有層16Lおよび第1の底部電極金属含有層14Lのパターニングの前または後に除去することができる。
ここで図7を参照すると、複数の多層底部電極19Sを提供するために第2のエッチングを実行した後の図6の例示的な構造が示されており、各多層底部電極19Sは、下から上に、第1の直径を有し第1の底部電極金属含有層14L(以下、第1の底部電極金属含有材料14)の残存部分で構成されたテーパ状ベース・セグメントS1と、第2の直径を有し第2の底部電極金属含有層16L(以下、第2の底部電極金属含有材料16)の残存部分で構成された中間セグメントS2と、第3の直径を有し第3の底部電極金属含有部分18P(以下、第3の底部電極金属含有材料18)の残存部分で構成された頂部セグメントS3と、を含み、第1の直径が第2の直径よりも大きく、第3の直径が第2の直径以下である。
「テーパ状ベース・セグメント」とは、各多層底部電極19Sのベース・セグメントが、ベース・セグメントの最頂面からベース・セグメントの最底面まで外向きに傾斜している最も外側の側壁を有することを意味する。換言すれば、各多層底部電極のテーパ状ベース・セグメントS1は、下部部分の幅よりも小さい幅を有する上部部分を有するピラミッド形状である。
本出願の本ステップで使用される第2のエッチングは、テーパリングを引き起こす。第2のエッチングは、イオン・ビーム・エッチング(IBE)または反応性イオン・エッチング(RIE)とすることができる。一例では、IBEは、イオン・ビームが各第1のパターニングされた材料スタックの垂直な側壁に対して高い角度(すなわち、35°~65°)で方向付けられ、エッチングがそのような角度で実行されるように使用される。イオン・ビームを各第1のパターニングされた材料スタックの周りを回転させて、均一な「パターニング」を提供することができる。IBE中に、第3の底部電極金属含有部分18Pがトリミングされ、第2の底部電極金属含有層16Lおよび第1の底部電極金属含有層14Lがエッチングされて、図7に示す多層底部電極19Sが提供される。各多層底部電極19Sの頂部セグメントS3および中間セグメントS2は、円筒形状であってもよいが、他の非対称形状も可能であり、本出願において、各多層底部電極19Sの頂部セグメントS3および中間セグメントS2の形状として使用することができる。別の例では、反応性イオン・エッチング(RIE)が使用され、反応性イオン・エッチングのパラメータは、テーパリングを引き起こし、本出願の多層底部電極19Sを提供する。
本出願の一実施形態では、各多層底部電極19Sのテーパ状ベース・セグメントS1の第1の直径は、20nm~150nmとすることができ、各多層底部電極19Sの中間セグメントS2の第2の直径は、7nm~120nmとすることができ、各多層底部電極19Sの頂部セグメントS3の第3の直径は、6nm~110nmとすることができる。本出願では、各多層底部電極19Sのテーパ状ベース・セグメントS1は、第1の底部電極金属含有層14Lについて上述した第1の高さを有し、各多層底部電極19Sの中間セグメントS2は、第2の底部電極金属含有層16Lについて上述した第2の高さを有し、各多層底部電極19Sの頂部セグメントS3は、第3の底部電極金属含有層18Lについて上述した第3の高さを有する。
各多層底部電極19Sは、典型的には高アスペクト比を有する。「高アスペクト比」とは、多層底部電極19Sが、2対1よりも大きい高さ対直径の比を有することを意味する(高さは、第1の高さ+第2の高さ+第3の高さであり、直径は、各多層底部電極19Sのテーパ状下部セグメントS1の直径から決定される)。一例では、各多層底部電極19Sは、4:1~100:1のアスペクト比を有する。一部の実施形態では、各多層底部電極19Sは、2対1以下(すなわち、1対1)のアスペクト比を有することができる。
各多層底部電極19Sは、下にある導電性構造体12のうちの1つと直接接触する。各多層底部電極19Sは、下にある導電性構造体12の幅よりも小さい幅を有する。各多層底部電極19Sのより広いテーパ状ベース・セグメントS1は、結果として得られる底部電極19Sの傾斜または湾曲あるいはその両方を防止する。したがって、安定した底部電極19Sが提供される。
上述した第2のエッチングを実行した後、各誘電体ハード・マスク材料部分20P、および前もって除去されていない場合は、各パターニングされたマスク22は、1つまたは複数の材料除去プロセスを利用して除去することができる。一例では、第2のエッチング中に各パターニングされたマスク22が存在する場合、各パターニングされたマスク22および各誘電体ハード・マスク材料部分20Pは、平坦化(すなわち、化学機械研磨(CMP)または研削)を利用して除去することができる。別の例では、第2のエッチング中に各パターニングされたマスク22が存在する場合、各パターニングされたマスク22は、第1の材料除去プロセス(すなわち、化学ウェット・エッチング)を利用して除去することができ、その後、各誘電体ハード・マスク材料部分20Pを、平坦化(すなわち、化学機械研磨(CMP)または研削)などの第2の材料除去プロセスを利用して除去することができる。別の実施形態では、各パターニングされたマスク22が第2のエッチングの前に除去されている場合、各誘電体ハード・マスク材料部分20は、エッチング・プロセスまたは平坦化プロセス(すなわち、化学機械研磨(CMP)または研削)を利用して除去することができる。
ここで図8を参照すると、各多層底部電極19Sの横方向に隣接して第2の相互配線誘電体材料層24を形成し、第2の相互配線誘電体材料層24上に複数の第2のパターニングされた材料スタックを形成した後の図7の例示的な構造が示されており、各第2のパターニングされた材料スタックは、下にある底部電極19Sのうちの1つの頂部セグメントS3の最頂面に接触し、磁気トンネル接合(MTJ)ピラー26Pおよび頂部電極34を含む。
相互配線レベルL上に形成された第2の相互配線誘電体材料層24は、第1の相互配線誘電体材料層10について上述した相互配線誘電体材料のうちの1つで構成することができる。一実施形態では、第2の相互配線誘電体材料層24は、第1の相互配線誘電体材料層10を提供する相互配線誘電体材料と組成が同じである相互配線誘電体材料で構成される。別の実施形態では、第2の相互配線誘電体材料層24は、第1の相互配線誘電体材料層10を提供する相互配線誘電体材料とは組成が異なる相互配線誘電体材料で構成される。第2の相互配線誘電体材料層24は、第1の相互配線誘電体材料層10を形成するための上述した堆積プロセスのうちの1つを利用して形成することができる。例えば、第2の相互配線誘電体材料層24を提供する相互配線誘電体材料の堆積に続いて、CMPなどの平坦化プロセスが行われてもよい。第2の相互配線誘電体材料層24は、各底部電極19Sの頂部セグメントS3の最頂面と同一平面上にある最頂面を有する。
第2の相互配線誘電体材料層24を形成した後、MTJ材料スタック(図示せず)および頂部電極金属含有層(図示せず)が形成される。MTJ材料スタックは、少なくとも磁化ピン止め層、トンネル障壁層、および磁化自由層を含むことができる。一部の実施形態では、MTJ材料スタックは、下から上に、磁化ピン止め層、トンネル障壁層、および磁化自由層を含む底部ピン止めMTJ材料スタックである。任意選択の金属シード層(図示せず)も、底部ピン止めMTJ材料スタック内に存在することができる。底部ピン止めMTJ材料スタックでは、任意選択の金属シード層が磁化ピン止め層の下に形成される。底部ピン止めMTJ材料スタックはまた、磁化自由層上に位置する非磁性スペーサ層(図示せず)、非磁性スペーサ層上に位置する第2の磁化自由層(図示せず)、または磁化自由層上もしくは第2の磁化自由層上に位置するMTJキャップ層(図示せず)あるいはその組合せを含むことができる。
他の実施形態では、MTJ材料スタックは、下から上に、磁化自由層、トンネル障壁層、および磁化ピン止め層を含む頂部ピン止めMTJ材料スタックである。このような実施形態では、頂部ピン止めMTJ材料スタックはまた、磁化自由層の下に位置する任意選択の金属シード層、磁化自由層上に位置する非磁性スペーサ層、非磁性スペーサ層上に位置する第2の磁化自由層、または磁化ピン止め層上に位置するMTJキャップ層あるいはその組合せを含むことができる。
MTJ材料スタックの様々な材料層は、例えば、スパッタリング、プラズマ原子層堆積(PEALD)、プラズマ化学気相堆積(PECVD)または物理的気相堆積(PVD)などの1つまたは複数の堆積プロセスを利用することによって形成することができる。
任意選択の金属シード層は、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ニッケル(Ni)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)またはそれらの合金および多層で構成することができる。一例では、任意選択の金属シード層は、白金(Pt)で構成される。
磁化ピン止め層は、固定磁化を有する。磁化ピン止め層は、高いスピン分極を示す1つまたは複数の金属を含む金属または金属合金(またはその積層体)で構成することができる。代替の実施形態では、磁化ピン止め層を形成するための例示的な金属としては、鉄、ニッケル、コバルト、クロム、ホウ素、またはマンガンが挙げられる。例示的な金属合金としては、上記で例示した金属を挙げることができる。別の実施形態では、磁化ピン止め層は、(1)金属または上述した金属を使用した金属合金あるいはその両方から形成された高スピン分極領域と、(2)強い垂直磁気異方性(強いPMA)を示す材料で構成された領域と、を有する多層構成とすることができる。使用することができる強いPMAを有する例示的な材料としては、コバルト、ニッケル、白金、パラジウム、イリジウム、またはルテニウムなどの金属が挙げられ、交互層として配置することができる。強いPMA領域は、強いPMAを示す合金を含むこともができ、例示的な合金としては、コバルト-鉄-テルビウム、コバルト-鉄-ガドリニウム、コバルト-クロム-白金、コバルト-白金、コバルト-パラジウム、鉄-白金、または鉄-パラジウムあるいはその組合せが挙げられる。合金は、交互層として配置することができる。一実施形態では、これらの材料と領域の組合せも磁化ピン止め層として用いることができる。
トンネル障壁層は、絶縁体材料で構成され、適切なトンネル抵抗が得られるような厚さで形成されている。トンネル障壁層の例示的な材料としては、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、および酸化チタン、または半導体もしくは低バンドギャップ絶縁体などの電気トンネル・コンダクタンスが高い材料が挙げられる。
磁化自由層は、磁化ピン止め層の磁化配向に対して配向を変化させることができる磁化を有する磁性材料(または磁性材料のスタック)で構成することができる。磁化自由層用の例示的な磁性材料としては、コバルト、鉄、コバルト-鉄の合金、ニッケル、ニッケル-鉄の合金、およびコバルト-鉄-ホウ素の合金の合金または多層あるいはその両方が含まれる。
存在する場合、非磁性金属スペーサ層は、非磁性金属または金属合金で構成され、そこを通して磁気情報を転送することができ、また2つの磁化自由層が磁気的に結合することもでき、したがって平衡状態では、第1および第2の磁化自由層は常に平行である。非磁性金属スペーサ層は、第1および第2の磁化自由層間のスピン・トルク・スイッチングを可能にする。
存在する場合、第2の磁化自由層は、磁化自由層について上述した磁性材料のうちの1つを含むことができる。一実施形態では、第2の磁化自由層は、磁化自由層と同じ磁性材料で構成されている。別の実施形態では、第2の磁化自由層は、磁化自由層とは組成が異なる磁性材料で構成されている。
存在する場合、MTJキャップ層は、Nb、NbN、W、WN、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、Mo、Cr、V、Pd、Pt、Rh、Sc、Alまたは他の高融点金属あるいは導電性金属窒化物で構成することができる。MTJキャップ層は、2nm~25nmの厚さを有することができ、他の厚さも可能であり、本出願においてMTJキャップ層の厚さとして使用することができる。
頂部電極金属含有層は、例えば、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、RuN、RuTa、RuTaN、Co、CoWP、CoN、W、WNまたはそれらの任意の組合せなどの導電性材料で構成することができる。本発明の一実施形態において、頂部電極金属含有層は、Ti/TiNで構成されている。本出願において、頂部電極金属含有層は、100nm~500nmの厚さを有することができるが、他の厚さも可能であり、頂部電極金属含有層の厚さとして使用することができる。頂部電極金属含有層は、例えば、スパッタリング、プラズマ原子層堆積(PEALD)、プラズマ化学気相堆積(PECVD)または物理的気相堆積(PVD)などの堆積プロセスによって形成することができる。
次に、頂部電極金属含有層およびMTJ材料スタックをパターニングして、複数の第2のパターニングされた材料スタックを提供する。上述したように、各第2のパターニングされた材料スタックは、磁気トンネル接合(MTJ)ピラー26Pおよび頂部電極34を含む。MTJピラー26Pは、MTJ材料スタックの残存する(すなわち、エッチングされていない)部分を含む。頂部電極34は、頂部電極金属含有層の残存する(すなわち、エッチングされていない)部分を含む。
頂部電極金属含有層およびMTJ材料スタックのパターニングは、まず、頂部電極金属含有層の物理的に露出した表面上にパターニングされたマスク(図示せず)を形成することを含むことができる。一部の実施形態では、パターニングされたマスクは、フォトリソグラフィ・レジストのスタックで構成することができる。一実施形態では、パターニングされたマスクを提供するフォトリソグラフィ・レジストのスタックは、底部有機層、中間無機層、および頂部レジスト層を含むことができる。フォトリソグラフィ・レジストのスタックの底部有機層は、有機平坦化層(OPL)を含むことができる。フォトリソグラフィ・レジストのスタックの底部有機層は、例えば、NFC(Near Frictionless Carbon)、ダイヤモンド・ライク・カーボン、熱硬化性ポリアリーレン・エーテルまたはポリイミドなどのスピン・オン有機層を含むことができる。フォトリソグラフィ・レジストのスタックの中間無機層は、例えば、低温(例えば、250℃以下)CVD酸化物、TEOS(テトラエチルオルトケイ酸塩)に由来する酸化物、酸化ケイ素、酸化シラン、またはSi含有反射防止コーティング材料(SiARC)などの任意の酸化物層を含むことができる。フォトリソグラフィ・レジストのスタックの頂部レジスト層は、高分解能リソグラフィ・パターニングを提供するレジスト材料で構成することができる。フォトリソグラフィ・レジストのスタックは、まず、底部有機層の第1のスピン・オン・コーティング、中間無機層の第2のスピン・オン・コーティング、および頂部レジスト層の第3のスピン・オン・コーティングを含む一連の堆積プロセスを利用して形成することができる。フォトリソグラフィ・レジストのスタックを設けた後、頂部レジスト層は、フォトリソグラフィによってパターニングされ(すなわち、頂部レジスト層を照射パターンに露光し、次いで、露光された頂部レジスト層を現像する)、その後、頂部レジスト層に設けられたパターンは、フォトリソグラフィ・レジストのスタックの下にある層に転写され、パターニングされたマスクを提供する。転写は、1つまたは複数のエッチング・プロセスを含むことができる。
一部の実施形態では、パターニングは、例えば、パターニングされたマスクをエッチマスクとして利用する反応性イオンエッチなどの第1のエッチング・プロセスを利用して、頂部電極金属含有層を最初にパターニングすることを含むことができる。頂部電極金属含有層の残存部分、すなわちパターニングされていない部分は、頂部電極34を提供する。頂部電極34は、円筒形状とすることができるが、他の非対称形状も可能であり、本出願において頂部電極34の形状として使用することができる。頂部電極34のクリティカルディメンジョン(CD)は、様々であり得て、本出願では重要ではない。
頂部電極金属含有層をパターニングした後、パターニングされたマスクは、当業者によく知られている従来のプロセスを利用して、形成された頂部電極34の上から除去される。次いで、MTJ材料スタックのパターニングは、頂部電極34をパターニングされたマスクとして用いるイオン・ビーム・エッチング(IBE)を利用して行われる。MTJ材料スタックの残存部分、すなわちパターニングされていない部分は、MTJピラー26Pを提供する。一例では、図8に示すように、各MTJピラー26Pは、下から上に、磁化ピン止め材料層部分28(すなわち、磁化ピン止め材料層の残存するエッチングされていない部分)と、トンネル障壁層部分30(すなわち、トンネル障壁層の残存するエッチングされていない部分)と、磁化自由層部分32(すなわち、磁化自由層の残存するエッチングされていない部分)と、を含む。別の例(図示せず)では、各MTJピラー26Pは、下から上に、磁化自由層部分と、トンネル障壁層部分と、磁化ピン止め材料層部分と、を含む。MTJピラー26Pは、MTJ材料スタック内に存在する任意の他の層の残存部分を含むことができる。MTJピラー26Pは、円筒形状とすることができるが、他の非対称形状も可能であり、本出願においてMTJピラー26Pの形状として使用することができ、MTJピラー26Pおよび頂部電極34は、同じ形状を有する。MTJピラー26Pのクリティカルディメンジョン(CD)は、様々であり得て、本出願では重要ではない。MTJピラー26PのCDは、典型的には、頂部電極34のCDと同じである。図示されるように、MTJピラー26PのCDおよび頂部電極34のCDは、底部電極19Sの、下にある頂部セグメントS3のCDよりも大きい。全体として、底部電極19S、MTJピラー26P、および頂部電極34は、本出願によるメモリ構造体を提供する。
ここで図9を参照すると、各第2のパターニングされた材料スタックの横方向に隣接するカプセル化ライナ36および第3の相互配線誘電体材料層38を形成した後の図8の例示的な構造が示されている。カプセル化ライナ36は、頂部電極34およびMTJピラー26Pを横方向に取り囲む。第3の相互配線誘電体材料層38は、カプセル化ライナ36上に位置し、隣り合うメモリ構造体間に位置するギャップを充填する。
カプセル化ライナ36は、第2の相互配線誘電体材料層24とは組成が異なる誘電体材料で構成されている。カプセル化ライナ36を提供する誘電体材料は、頂部電極34およびMTJピラー26Pにパッシベーションを提供することができる。一実施形態では、カプセル化ライナ36は、窒化ケイ素で構成されている。別の実施形態では、カプセル化ライナ36は、ケイ素、炭素および水素の原子を含有する誘電体材料で構成することができる。一部の実施形態では、炭素および水素の原子に加えて、カプセル化ライナ36を提供する誘電体材料は、窒素および酸素のうちの少なくとも1つの原子を含むことができる。他の実施形態では、ケイ素、窒素、炭素および水素の原子に加えて、カプセル化ライナ36を提供する誘電体材料は、ホウ素の原子を含むことができる。一例では、カプセル化ライナ36は、ケイ素、炭素、水素、窒素および酸素の原子を含有するnBLOK誘電体材料で構成することができる。代替例では、カプセル化ライナ36は、ケイ素、ホウ素、炭素、水素、および窒素の原子を含有するSiBCN誘電体材料で構成することができる。
カプセル化ライナ36は、カプセル化ライナ36を提供する誘電体材料の連続層を最初に堆積させることによって形成することができる。第3の相互配線誘電体材料層38を形成する際に使用される、その後に行われる平坦化プロセス中に、カプセル化ライナ36を提供する誘電体材料は、頂部電極34のそれぞれの最頂面から除去される。カプセル化ライナ36は、10nm~200nmの厚さを有することができる。他の厚さも可能であり、カプセル化ライナ36の厚さとして用いることができる。カプセル化ライナ36は、典型的には、頂部電極34の最頂面と同一平面上にある最頂面を有する。
第3の相互配線誘電体材料層38は、上述した相互配線誘電体材料のうちの1つを含むことができる。第3の相互配線誘電体材料層38を提供する相互配線誘電体材料は、第1の相互配線誘電体材料層10または第2の相互配線誘電体材料層24あるいはその両方を提供する相互配線誘電体材料と組成が同じであってもよく、または組成が異なっていてもよい。第3の相互配線誘電体材料層38は、例えば、化学気相堆積(CVD)、プラズマ化学気相堆積(PECVD)またはスピン・オン・コーティングを含む従来の堆積プロセスを利用して形成することができる。第3の相互配線誘電体材料層38を提供する相互配線誘電体材料の堆積に続いて、例えば、化学機械研磨(CMP)などの平坦化プロセスを行うことができ、上述したように、この平坦化ステップも、頂部電極34の最頂面からカプセル化ライナ36を提供する誘電体材料を除去する。
ここで図10を参照すると、本出願の別の実施形態に従って用いることができる例示的な構造が示されている。図10の例示的な構造は、第1の相互配線誘電体材料層10に埋め込まれた導電性構造体12を含む相互配線レベルLの表面に位置する第1の底部電極金属含有層50Lを含む。第1の相互配線誘電体材料層10および導電性構造体12を含む相互配線レベルLは、本出願の図1に示される例示的な構造について上述したものと同じである。
図面には示されていないが、上記で定義された金属レベルは、図10に示される相互配線レベルLの下に位置することができる。一部の実施形態において、nが1の場合、金属レベルは、上記で定義されたように、中間工程(MOL)レベルである。他の実施形態では、nが2、3、4などの場合、金属レベルは、相互配線レベルLの下に位置する、上記で定義されたような下位の相互配線レベルである。いずれの実施形態においても、金属レベルは、前工程(FEOL)レベル(図示せず)に存在する下にあるCMOSデバイス(図示せず)に直接的または間接的に接続される少なくとも1つの金属レベル導電性構造体(上記で定義された)が内部に埋め込まれた誘電体材料層(上記で定義された)を含む。
第1の底部電極金属含有層50Lは、相互配線レベルL上の全体に形成されている。第1の底部電極金属含有層50Lは、Al、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、RuN、RuTa、RuTaN、Co、CoWP、CoN、WまたはWNを含むがこれらに限定されない第1の導電材料で構成されている。第1の底部電極金属含有層50Lは、第1の厚さを有する。一例では、第1の底部電極金属含有層50Lは、Ruで構成されている。第1の底部電極金属含有層50Lは、例えば、スパッタリング、化学気相堆積(CVD)、またはプラズマ化学気相堆積(PECVD)などの堆積プロセスによって形成することができる。
ここで図11を参照すると、第1の底部電極金属含有層50L上に第2の底部電極金属含有層52Lを形成した後の図10の例示的な構造が示されており、第2の底部電極金属含有層52Lは、第1の底部電極金属含有層50Lよりも高い横方向トリム速度を有する。図11に示すように、第2の底部電極金属含有層52Lは、第1の底部電極金属含有層50L上の全体に形成された連続層である。「横方向エッチング速度」という用語は、外側壁から出発して材料の内部に向かって内側に材料が除去される速度を示す。
第2の底部電極金属含有層52Lは、第1の底部電極金属含有層50Lを提供する第1の導電性材料とは組成が異なる第2の導電性材料で構成されている。本出願において、第2の導電性材料は、第1の導電性材料よりも高い横方向エッチング速度を有するように選択される。第2の底部電極金属含有層52Lを提供する際に使用することができる例示的な第2の導電性材料としては、Al、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、RuN、RuTa、RuTaN、Co、CoWP、CoN、WまたはWNが挙げられるが、これらに限定されない。第2の底部電極金属含有層52Lは、第1の厚さと等しいか、それよりも小さいか、またはそれよりも大きい第2の厚さを有する。一例では、第1の底部電極金属含有層50LがRuで構成されている場合、第2の底部電極金属含有層52Lは、TaNで構成されている。第2の底部電極金属含有層52Lは、例えば、スパッタリング、化学気相堆積(CVD)、またはプラズマ化学気相堆積(PECVD)などの堆積プロセスによって形成することができる。
ここで図12を参照すると、第2の底部電極金属含有層52L上に第3の底部電極金属含有層54Lを形成した後の図11の例示的な構造が示されており、第3の底部電極金属含有層54Lは、第2の底部電極金属含有層52Lよりも高い横方向トリム速度を有する。図12に示すように、第3の底部電極金属含有層54Lは、第2の底部電極金属含有層52L上の全体に形成された連続層である。
第3の底部電極金属含有層54Lは、第2の導電性材料および第1の導電性材料よりも高い横方向トリム速度を有するように選択された第3の導電性材料で構成されている。したがって、第3の導電性材料は、第2の底部電極金属含有層52Lを提供する第2の導電性材料とは組成が異なり、第1の底部電極金属含有層50Lを提供する第1の導電性材料とは組成が異なる。第3の底部電極金属含有層54Lを提供する際に使用することができる例示的な第3の導電性材料としては、Al、Ta、TaN、Ti、TiN、Ru、RuN、RuTa、RuTaN、Co、CoWP、CoN、WまたはWNが挙げられるが、これらに限定されない。第3の底部電極金属含有層54Lは、上述した第1および第2の厚さと等しいか、それよりも小さいか、またはそれよりも大きくてもよい第3の厚さを有する。一例では、第1の底部電極金属含有層50LがRuで構成され、第2の底部電極金属含有層52LがTaNで構成されている場合、第3の底部電極金属含有層54Lは、Ti、TiNまたはAlのうちの1つで構成されている。第3の底部電極金属含有層54Lは、例えば、スパッタリング、化学気相堆積(CVD)、またはプラズマ化学気相堆積(PECVD)などの堆積プロセスによって形成することができる。
ここで図13を参照すると、第3の底部電極金属含有層54L上に誘電体ハード・マスク層56Lを形成し、誘電体ハード・マスク層56L上に複数のパターニングされたマスク58を形成した後の図12の例示的な構造が示されており、各パターニングされたマスク58は、第1の相互配線誘電体材料層10に埋め込まれた導電性構造体12のうちの1つの上方に位置している。
誘電体ハード・マスク層56Lは、第3の底部電極金属含有層54Lの全体を覆う連続層である。誘電体ハード・マスク層56Lは、誘電体ハード・マスク層20Lについて上述した誘電体ハード・マスク材料のうちの1つで構成される。誘電体ハード・マスク層56Lは、誘電体ハード・マスク層20Lを形成する際に上述した堆積プロセスのうちの1つを利用して形成することができ、誘電体ハード・マスク層56Lは、誘電体ハード・マスク層20Lについて上述した厚さの範囲内の厚さを有することができる。
パターニングされたマスク58は、パターニングされたマスク22に関して上述したフォトレジスト材料のうちの1つで構成することができる。パターニングされたマスク58は、パターニングされたマスク22を形成する際に上述した技術を利用して形成することができる。
ここで図14を参照すると、各パターニングされたマスク58によって提供されたパターンを誘電体ハード・マスク層56Lに転写して、各パターニングされたマスク58の下に複数の誘電体ハード・マスク56Pを設けた後の図13の例示的な構造が示されている。各パターニングされたマスク58によって提供されたパターンの誘電体ハード・マスク層56Lへの転写は、例えば、プラズマ・エッチングまたは反応性イオン・エッチングなどのエッチング・プロセスを利用して行うことができる。パターン転写に使用されるエッチングは、第3の底部電極金属含有層54L上で停止する。
各誘電体ハード・マスク56Pは、誘電体ハード・マスク層56Lの残存部分(すなわち、エッチングされていない部分)で構成されている。各誘電体ハード・マスク56Pは、上にあるパターニングされたマスク58のうちの1つの最も外側の側壁に垂直に位置合わせされた最も外側の側壁を有する。
各パターニングされたマスク58は、典型的には、パターン転写ステップの後、図15に記載されるエッチングを行う前に除去される。各パターニングされたマスク58の除去は、例えば、エッチングまたは平坦化プロセス(すなわち、化学機械研磨もしくは研削)などの材料除去プロセスを利用して行うことができる。
ここで図15を参照すると、複数の多層底部電極55Sを提供するために各パターニングされたハード・マスク56をエッチング・マスクとして利用してエッチングを実行した後の図14の例示的な構造が示されており、各多層底部電極55Sは、下から上に、第1の直径を有し第1の底部電極金属含有層50L(以下、第1の底部電極金属含有材料50)の残存部分で構成されたベース・セグメントS1と、第2の直径を有し第2の底部電極金属含有層52L(以下、第2の底部電極金属含有材料52)の残存部分で構成された中間セグメントS2と、第3の直径を有し第3の底部電極金属含有層54L(以下、第3の底部電極金属含有材料54)の残存部分で構成された頂部セグメントS3と、を含み、第1の直径が第2の直径よりも大きく、第3の直径が第1の直径および第2の直径の両方よりも小さい。各多層底部電極55Sのより広いベース・セグメントS1は、結果として得られる底部電極55Sの傾斜または湾曲あるいはその両方を防止する。したがって、安定した底部電極55Sが提供される。
本出願では、多層底部電極55Sのベース・セグメントS1は、多層底部電極55Sの中間セグメントS2よりも大きいクリティカルディメンジョン(CD)を有し、多層底部電極55Sの中間セグメントS2は、多層底部電極55Sの頂部セグメントS3よりも大きいクリティカルディメンジョン(CD)を有する。
本実施形態では、各多層底部電極55Sを提供する際に使用されるエッチングは、IBEまたはRIEを含むことができる。各多層底部電極55Sの頂部セグメントS3、中間セグメントS2、およびベース・セグメントS1は、円筒形状であってもよいが、他の非対称形状も可能であり、本出願において、各多層底部電極55Sの頂部セグメントS3、中間セグメントS2、およびベース・セグメントS1の形状として使用することができる。
本発明の一実施形態では、各多層底部電極55Sのベース・セグメントS1の第1の直径は、20nm~150nmとすることができ、各多層底部電極55Sの中間セグメントS2の第2の直径は、7nm~120nmとすることができ、各多層底部電極55Sの頂部セグメントS3の第3の直径は、6nm~110nmとすることができる。本出願では、各多層底部電極55Sのベース・セグメントS1は、第1の底部電極金属含有層50Lについて上述した第1の高さを有し、各多層底部電極55Sの中間セグメントS2は、第2の底部電極金属含有層52Lについて上述した第2の高さを有し、各多層底部電極55Sの頂部セグメントS3は、第3の底部電極金属含有層54Lについて上述した第3の高さを有する。
各多層底部電極55Sは、典型的には高アスペクト比を有する。「高アスペクト比」とは、多層底部電極55Sが、2対1よりも大きい高さ対直径の比を有することを意味する(高さは、第1の高さ+第2の高さ+第3の高さであり、直径は、各多層底部電極55Sの下部セグメントS1の直径から決定される)。一例では、各多層底部電極55Sは、4:1~100:1のアスペクト比を有する。一部の実施形態では、各多層底部電極55Sは、2対1以下(すなわち、1対1)のアスペクト比を有することができる。
各多層底部電極55Sは、下にある導電性構造体12のうちの1つと直接接触する。各多層底部電極55Sは、下にある導電性構造体12の幅よりも小さい幅を有する。
各パターニングされたハード・マスク56Pは、多層底部電極55Sを提供するエッチングを実行した後に除去される。各パターニングされたハード・マスク56Pの除去は、例えば、エッチングまたは平坦化プロセス(すなわち、化学機械研磨もしくは研削)などの材料除去プロセスを利用して行うことができる。
ここで図16を参照すると、各多層底部電極55Sの横方向に隣接して第2の相互配線誘電体材料層24を形成し、第2の相互配線誘電体材料層24上に複数のパターニングされた材料スタックを形成した後の図15の例示的な構造が示されており、各パターニングされた材料スタックは、下にある底部電極55Sのうちの1つの頂部セグメントS3の最頂面に接触し、磁気トンネル接合(MTJ)ピラー26Pおよび頂部電極34を含む。
本発明の本実施形態の第2の相互配線誘電体材料層24は、図8に示される例示的な構造に関して上述した第2の相互配線誘電体材料層24と同じである。本出願の本実施形態のMTJピラー26Pおよび頂部電極34は、図8に示される例示的な構造について上述したMTJピラー26Pおよび頂部電極34に関して上述したものと同じである。したがって、第2の相互配線誘電体材料層24ならびにMTJピラー26Pおよび頂部電極34について上述した様々な材料および処理が、本出願の本実施形態に適用可能である。
ここで図17を参照すると、各パターニングされた材料スタック(すなわち、MTJピラー26Pおよび頂部電極34)の横方向に隣接するカプセル化ライナ36および第3の相互配線誘電体材料層38を形成した後の図16の例示的な構造が示されている。
本出願の本実施形態のカプセル化ライナ36および第3の相互配線誘電体材料層38は、図9に示される例示的な構造に関して上述したカプセル化ライナ36および第3の相互配線誘電体材料層38と同じである。したがって、カプセル化ライナ36および第3の相互配線誘電体材料層38について上述した様々な材料および処理が、本出願の本実施形態に適用可能である。
本出願は、その好ましい実施形態に関して具体的に示され、説明されてきたが、当業者には、本出願の範囲から逸脱することなく、形態および詳細における前述のおよび他の変更を行うことができることが理解されるであろう。したがって、本出願は、説明および図示された厳密な形態および詳細に限定されず、添付の特許請求の範囲内に入ることが意図されている。

Claims (21)

  1. メモリ構造体であって、
    第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体の表面に位置する多層底部電極であり、第1の直径を有し第1の導電性材料で構成されたベース・セグメント、第2の直径を有し前記第1の導電性材料とは組成が異なる第2の導電性材料で構成された中間セグメント、および第3の直径を有し前記第2の導電性材料とは組成が異なる第3の導電性材料で構成された頂部セグメントを含み、前記第1の直径が前記第2の直径よりも大きく、前記第3の直径が前記第2の直径以下である、前記多層底部電極と、
    前記多層底部電極の横方向に隣接する第2の相互配線誘電体材料層と、
    前記多層底部電極の前記頂部セグメントの最頂面に位置する磁気トンネル接合(MTJ)ピラーと、
    前記MTJピラー上に位置する頂部電極と、
    を備える、メモリ構造体。
  2. 前記ベース・セグメントが、前記第1の直径から前記中間セグメントと接触する表面までテーパ状になっている、請求項1に記載のメモリ構造体。
  3. 前記第3の直径が、前記第1の直径および前記第2の直径の両方よりも小さい、請求項1に記載のメモリ構造体。
  4. 前記第1の直径が20nm~150nmであり、前記第2の直径が7nm~120nmであり、前記第3の直径が6nm~110nmである、請求項1ないし3のいずれかに記載のメモリ構造体。
  5. 前記第3の導電性材料が、前記第1の導電性材料と組成が同じである、請求項1、2または4のいずれかに記載のメモリ構造体。
  6. 前記第3の導電材料が、前記第1の導電材料とは組成が異なる、請求項2または請求項3に記載のメモリ構造体。
  7. 前記MTJピラーが頂部ピン止めMTJ材料スタックで構成されている、請求項1ないし6のいずれかに記載のメモリ構造体。
  8. 前記MTJピラーが底部ピン止めMTJ材料スタックで構成されている、請求項1ないし6のいずれかに記載のメモリ構造体。
  9. 前記MTJピラーおよび前記頂部電極が同じクリティカルディメンジョンを有し、前記MTJピラーおよび前記頂部電極の前記クリティカルディメンジョンが、前記底部電極の前記頂部セグメントのクリティカルディメンジョンよりも大きい、請求項1ないし6のいずれかに記載のメモリ構造体。
  10. カプセル化ライナと、前記MTJピラーおよび前記頂部電極の横方向に隣接する第3の相互配線誘電体材料層と、をさらに備え、前記カプセル化ライナが、前記MTJピラーおよび前記頂部電極の両方の側壁に接触し、前記第3の相互配線誘電体材料層が、前記カプセル化ライナ上に位置する、請求項9に記載のメモリ構造体。
  11. メモリ構造体を形成する方法であって、
    第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体を含む相互配線レベル、前記相互配線レベル上に位置する第1の底部電極金属含有層、前記第1の底部電極金属含有層上に位置する第2の底部電極金属含有層、前記第2の底部電極金属含有層上に位置する第3の底部電極金属含有層であり、前記第2の底部電極金属含有層が前記第1の底部電極金属含有層および前記第3の底部電極金属含有層の両方の導電性材料とは異なるエッチング速度を有する導電性材料で構成されている、前記第3の底部電極金属含有層、ならびに前記第3の底部電極金属含有層上の誘電体ハード・マスク層、を備える構造を形成することと、
    前記誘電体ハード・マスク層上にパターニングされたマスクを形成することであり、前記パターニングされたマスクが、前記第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた前記導電性構造体の上方に位置する、前記マスクを形成することと、
    第1のエッチング、およびエッチング・マスクとしての前記パターニングされたマスクを使用して、前記誘電体ハード・マスク層および前記第3の底部電極金属含有層をパターニングして、第1のパターニングされた材料スタックを提供することであり、前記第1のパターニングされた材料スタックが、誘電体ハード・マスク材料部分および第3の底部電極金属含有部分を含む、前記材料スタックを提供することと、
    第2のエッチングを行って多層底部電極を提供することであり、前記多層底部電極が、下から上に、第1の直径を有し前記第1の底部電極金属含有層の残存部分で構成されたテーパ状ベース・セグメント、第2の直径を有し前記第2の底部電極金属含有層の残存部分で構成された中間セグメント、および第3の直径を有し前記第3の底部電極金属含有部分の残存部分で構成された頂部セグメントを含み、前記第1の直径が前記第2の直径よりも大きく、前記第3の直径が前記第2の直径以下である、前記多層底部電極を提供することと、
    を含む、方法。
  12. 前記多層底部電極の横方向に隣接して第2の相互配線誘電体材料層を形成することと、前記第2の相互配線誘電体材料層上に第2のパターニングされた材料スタックを形成することと、をさらに含み、前記第2のパターニングされた材料スタックが、前記底部電極の前記頂部セグメントの最頂面に接触し、磁気トンネル接合(MTJ)ピラーおよび頂部電極を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第2のパターニングされた材料スタックの横方向に隣接するカプセル化ライナおよび第3の相互配線誘電体材料層を形成することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1のエッチングがプラズマ・エッチングまたは反応性イオン・エッチングを含み、前記第2のエッチングがイオン・ビーム・エッチングまたは反応性イオン・エッチングを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第1の導電性材料がTaN、TiNまたはWのうちの1つであり、前記第2の導電性材料がRuであり、前記第3の導電性材料がTaN、TiNまたはWのうちの1つである、請求項11に記載の方法。
  16. 前記第1の底部電極金属含有層が第1の高さを有し、前記第2の底部電極金属含有層が第2の高さを有し、前記第3の底部電極金属含有層が第3の高さを有し、前記第1の高さが前記第2の高さよりも低く、前記第2の高さが前記第3の高さよりも低い、請求項11に記載の方法。
  17. メモリ構造体を形成する方法であって、
    第1の相互接続誘電体材料層に埋め込まれた導電性構造体を含む相互接続レベル、前記相互接続レベル上の第1の底部電極金属含有層、前記第1の底部電極金属含有層上に位置し、前記第1の底部電極金属含有層よりも高い横方向トリム速度を有する第2の底部電極金属含有層、前記第2の底部電極金属含有層上に位置し、前記第2の底部電極金属含有層よりも高い横方向トリム速度を有する第3の底部電極金属含有層、および前記第3の底部電極金属含有層上に位置する誘電体ハード・マスク層、を含む構造を形成することと、
    前記誘電体ハード・マスク層上にパターニングされたマスクを形成することであり、前記パターニングされたマスクが、前記第1の相互配線誘電体材料層に埋め込まれた前記導電性構造体の上方に位置する、前記マスクを形成することと、
    前記パターニングされたマスクによって提供されるパターンを前記誘電体ハード・マスク層に転写して、前記パターニングされたマスクの下に誘電体ハード・マスクを提供することと、
    前記パターニングされたハード・マスクをエッチング・マスクとして利用して、前記第1の底部電極金属含有層、前記第2の底部電極金属含有層、および前記第3の底部電極金属含有層のそれぞれをパターニングして、多層底部電極を提供することであり、前記多層底部電極が、下から上に、第1の直径を有し前記第1の底部電極金属含有層の残存部分で構成されたベース・セグメント、第2の直径を有し前記第2の底部電極金属含有層の残存部分で構成された中間セグメント、および第3の直径を有し前記第3の底部電極金属含有層の残存部分で構成された頂部セグメントを含み、前記第1の直径が前記第2の直径よりも大きく、前記第3の直径が前記第1の直径および前記第2の直径の両方よりも小さい、前記多層底部電極を提供することと、
    を含む、方法。
  18. 前記多層底部電極の横方向に隣接して第2の相互配線誘電体材料層を形成することと、前記第2の相互配線誘電体材料層上にパターニングされた材料スタックを形成することと、をさらに含み、前記パターニングされた材料スタックが、前記底部電極の前記頂部セグメントの最頂面に接触し、磁気トンネル接合(MTJ)ピラーおよび頂部電極を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記パターニングされた材料スタックの横方向に隣接するカプセル化ライナおよび第3の相互配線誘電体材料層を形成することをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第1の底部電極金属含有層がRuで構成され、前記第2の底部電極金属含有層がTaNで構成され、前記第3の底部電極金属含有層がTi、TiNまたはAlのうちのいずれか1つで構成されている、請求項17に記載の方法。
  21. 前記第1の底部電極金属含有層、前記第2の底部電極金属含有層、および前記第3の底部電極金属含有層のそれぞれの前記パターニングが、イオン・ビーム・エッチングまたは反応性イオン・エッチングを含む、請求項17に記載の方法。
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