JP2022545953A - 物品キャリア、および物品キャリアのためのブランク - Google Patents

Abstract

本開示の態様は、パッケージと、複数の物品を包装するための物品キャリアと、物品キャリアを形成するためのブランクとに関する。物品キャリアは、凹部をそれぞれ有する少なくとも2つの物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルを備える。物品キャリアは、前記少なくとも2つの物品の移動を阻止するために、それらの物品それぞれの凹部を係合させるためのフラップ(80)をそれぞれ備える一対の物品保持デバイスを備える。フラップは、それぞれのヒンジ連結によって、互いと対向して複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結される。物品キャリアは、複数のパネルのうちの前記1つのパネルに定められる一対の取っ手開口(A4)を備える。取っ手開口およびフラップは複数のパネルのうちの前記1つのパネルに取っ手を定める。

Description

本発明は、物品キャリアと、物品キャリアを形成するためのブランクとに関する。排他的ではないがより詳細には、本発明は、持ち運び用取っ手を有する巻き付けキャリアに関する。本発明の態様は、物品の上端を固定するための係合デバイスを備える物品保持構造に関する。追加または代替で、本発明は、キャリアの内容物へのアクセスを得るための小分け特徴部を有する巻き付けキャリアに関する。

包装の分野において、複数の物品を持ち運ぶためにカートンまたは物品キャリアを提供することが知られている。カートンは当技術分野で良く知られており、消費者が、消費のために物品の一群を輸送、保管、およびそれにアクセスできるようにするのに役立つ。コストおよび環境の考慮のため、そのようなカートンまたはキャリアは、できるだけ少ない材料から形成される必要があり、形成されるときの材料の廃棄をできるだけ少なくする必要がある。さらなる考慮は、大きな重量の物品を保持および輸送するためのカートンの強度および適合性である。カートンが、カートンおよびその内容物の荷重に耐えるのに十分な強さの持ち運び用取っ手を備えることが、望ましい。

カートンの中に保持される物品が輸送の間にしっかりと保持および保護されることが望ましい。カートンの中の物品が容易にアクセスされ得ることも望ましい。

本発明は、典型的には板紙などから形成されるカートンの分野において改善を提供しようとするものである。

本発明の第1の態様は、凹部をそれぞれ有する少なくとも2つの物品を包装するための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、少なくとも2つの物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、管状構造の中での物品の移動を阻止するために、前記少なくとも2つの物品それぞれの凹部を係合させるためのフラップをそれぞれ備える一対の物品保持デバイスとを備える。フラップは、それぞれのヒンジ連結によって、互いと対向して複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結される。物品キャリアは、複数のパネルのうちの前記1つのパネルに定められる一対の取っ手開口を備える。取っ手開口およびフラップは複数のパネルのうちの前記1つのパネルに取っ手を定める。取っ手は4つの腕部によって複数のパネルのうちの前記1つのパネルに結合または連結される。各々の腕部は、取っ手開口のうちの1つとフラップのうちの1つとの間に配置または定められる複数のパネルのうちの前記1つのパネルの領域によって提供される。

任意選択で、管状構造は各々の端において少なくとも部分的に開放しており、管状の軸が前記端同士の間に定められ、フラップと複数のパネルのうちの1つのパネルとの間のヒンジ連結は管状の軸と平行である。

任意選択で、管状構造は各々の端において少なくとも部分的に開放しており、管状の軸が前記端同士の間に定められ、フラップと複数のパネルのうちの1つのパネルとの間のヒンジ連結は管状の軸に対して斜めである。

任意選択で、複数のパネルのうちの前記1つのパネルは上パネルである。

任意選択で、フラップは、第1の折り線の形態のヒンジ連結によって、複数のパネルのうちの前記1つのパネルにヒンジで連結される。

任意選択で、複数のパネルは、一対の相対する側壁を備え、フラップは、相対する側壁のそれぞれに向けて折れる。

本発明の第2の態様は、凹部をそれぞれ有する1つまたは複数の物品を包装するための物品キャリアであって、物品キャリアは、1つまたは複数の物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、1つまたは複数の物品のうちの1つの凹部を係合させるための物品保持デバイスとを備え、物品保持デバイスは、複数のパネルのうちの1つにヒンジで連結されるフラップを備え、物品キャリアは、アクセスパネルを有する小分け特徴部をさらに備え、フラップは、小分け部に引き裂き開始デバイスを提供するようにアクセスパネルにヒンジで連結される、物品キャリアを提供する。

任意選択で、アクセスパネルは物品キャリアの端に定められ、アクセスパネルは、物品キャリアの自由端縁によって一部が定められ、フラップから延びる切断可能線によって一部が定められる。

任意選択で、アクセスパネルは物品キャリアの中間部分に定められ、アクセスパネルは、フラップから延びる一対の切断可能線によって少なくとも一部が定められ、一対の切断可能線は物品キャリアの各々の端から離間される。

本発明の第3の態様は、凹部をそれぞれ有する1つまたは複数の物品を包装するための物品キャリアであって、物品キャリアは、1つまたは複数の物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、1つまたは複数の物品のうちの1つの凹部を係合させるための物品保持デバイスとを備え、物品保持デバイスは、ヒンジ連結によって複数のパネルのうちの1つにヒンジで連結されるフラップを備え、フラップは、ヒンジ連結によって定められるヒンジ縁と、自由縁とを備え、自由縁は、ヒンジ連結の第1の端からヒンジ連結の第2の端まで延び、自由縁は、その延び全体にわたってまたはそれに沿って弓状であるかまたは湾曲している、物品キャリアを提供する。

任意選択で、フラップのヒンジ縁は、折られていない状態の自由縁より、一対の相対する側壁の一方の近くに配置される。

任意選択で、フラップは、機能状態において、フラップがヒンジ留めされるパネルの内面と向かい合う関係になるように逆に折られ、フラップが機能位置にあるとき、フラップの自由縁は、ヒンジ縁より、一対の相対する側壁の一方の近くに配置される。

任意選択で、ヒンジ連結は、管状構造の開放した端と非平行に配向される。

任意選択で、ヒンジ連結は、管状構造の開放した端に対して斜めに配向される。

任意選択で、ヒンジ連結は、管状構造の開放した端に対して垂直に配向される。

任意選択で、物品保持デバイスは、複数のパネルのうちの前記1つのパネルの端に定められる凹部に位置する。

任意選択で、上パネルは、物品保持デバイスがヒンジで連結される少なくとも1つの凹状端縁を備える。

任意選択で、フラップは、折られていない状態において、上パネルの少なくとも1つの凹状端縁を部分的に定める。

任意選択で、物品キャリアは、複数のパネルのうちの前記1つのパネルの端に一対の物品保持デバイスを備え、一対の物品保持デバイスは、上パネルの縁から打ち抜かれた凹部、または、上パネルの縁に定められた凹部によって、互いから離間される。

任意選択で、一対の物品保持デバイスは、それぞれの折り線によって上パネルにヒンジで連結され、前記折り線同士は互いに対して末広がりに配置される。

任意選択で、フラップは、フラップがヒンジ留めされるパネルと実質的に向かい合う関係となるように、複数のパネルのうちの前記1つのパネルとのヒンジ連結を中心として90度を越えて内向きに折られる。

任意選択で、物品保持デバイスは、フラップにおいて定められ、物品キャリアの中での物品の固定を強めるためのキールを形成する折り線を備える。

任意選択で、折り線は一部で翼状タブを定め、翼状タブは、複数のパネルのうちの前記1つのパネルに、フラップへのそのヒンジ連結のみを通じて結合される。

任意選択で、折り線は、頂点を形成するために、ヒンジ連結の端で集束するように配置され、切り取り部が翼状タブを複数のパネルのうちの前記1つのパネルから分離し、切り取り部は、ヒンジ連結と折り線との間で頂点と交差する。

任意選択で、物品キャリアは、一体に固定された2つのパネルから形成される複合壁を備える巻き付け式のものである。

任意選択で、複合壁は管状構造の底壁である。

任意選択で、物品保持デバイスのフラップは、複数のパネルのうちの前記1つのパネルの占有範囲の中に全体が含まれる。

任意選択で、一対の物品保持デバイスのフラップは、上パネルの占有範囲の中に全体が含まれる。

本発明の第4の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクであって、ブランクは、凹部をそれぞれ有する少なくとも2つの物品を包囲するための管状構造を形成するための複数のパネルを備え、ブランクは、管状構造の中での物品の移動を阻止するために、前記少なくとも2つの物品それぞれの凹部を係合させるためのフラップをそれぞれ備える一対の物品保持デバイスを備え、フラップは、それぞれのヒンジ連結によって、互いと対向して複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結され、ブランクは、複数のパネルのうちの前記1つのパネルに定められる一対の取っ手開口を備え、取っ手開口およびフラップは複数のパネルのうちの前記1つのパネルに取っ手を定め、取っ手は4つの腕部によって複数のパネルのうちの前記1つのパネルに結合または連結され、各々の腕部は、取っ手開口のうちの1つとフラップのうちの1つとの間に配置または定められる複数のパネルのうちの前記1つのパネルの領域によって提供される、ブランクを提供する。

任意選択で、管状構造は、設定状態において、各々の端において少なくとも部分的に開放しており、管状の軸が前記端同士の間に定められ、フラップと複数のパネルのうちの1つとの間のヒンジ連結は管状の軸と平行である。

任意選択で、管状構造は、設定状態において、各々の端において少なくとも部分的に開放しており、管状の軸が前記端同士の間に定められ、フラップと複数のパネルのうちの1つとの間のヒンジ連結は管状の軸に対して斜めである。

任意選択で、フラップは、第1の折り線の形態のヒンジ連結によって、複数のパネルのうちの前記1つのパネルにヒンジで連結される。

任意選択で、複数のパネルは、ヒンジ縁に沿って上パネルにヒンジで連結される一対の相対する側壁を備え、フラップは、ヒンジ縁のそれぞれに向けて折れる。

本発明の第5の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクであって、ブランクは、凹部を有する1つまたは複数の物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、1つまたは複数の物品のうちの1つの凹部を係合させるための物品保持デバイスとを備え、物品保持デバイスは、複数のパネルのうちの1つにヒンジで連結されるフラップを備え、ブランクは、アクセスパネルを有する小分け特徴部をさらに備え、フラップは、小分け部に引き裂き開始デバイスを提供するようにアクセスパネルにヒンジで連結される、ブランクを提供する。

本発明の第6の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクであって、ブランクは、凹部を有する1つまたは複数の物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、1つまたは複数の物品のうちの1つの凹部を係合させるための物品保持デバイスとを備え、物品保持デバイスは、ヒンジ連結によって複数のパネルのうちの1つにヒンジで連結されるフラップを備え、フラップは、ヒンジ連結によって定められるヒンジ縁と、自由縁とを備え、自由縁は、ヒンジ連結の第1の端からヒンジ連結の第2の端まで延び、自由縁は、その延び全体にわたってまたはそれに沿って弓状であるかまたは湾曲している、ブランクを提供する。

本出願の範囲内において、前述の段落、特許請求の範囲、および/または以下の記述および図面で記載される様々な態様、実施形態、例、特徴、および代替は、独立して、またはそれらの任意の組み合わせで、考慮または検討され得ることが、想定または意図されている。

1つの実施形態との関連で、または、1つの実施形態に関して記載される特徴または要素は、特徴の非両立性がない限り、すべての実施形態に適用可能である。1つの実施形態からの1つまたは複数の特徴または要素は、本明細書で開示されている他の実施形態のいずれかに組み込まれるかまたは組み合わされてもよく、前記1つの実施形態から抽出された前記特徴または要素が、前記他の実施形態の1つまたは複数の特徴または要素に追加してまたはその置き換えで含まれてもよい。

本明細書で開示されている実施形態の特徴または特徴の組み合わせは、その実施形態の他の特徴から分離して抽出され得る。代替で、実施形態の特徴または特徴の組み合わせは、その実施形態から省略されてもよい。

次いで、本発明の実施形態が添付の図面を参照して説明される。

本開示の実施形態による物品キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。 図1のブランクの一部分の拡大図である。 図1のブランクから形成された物品キャリアの斜視図である。 展開状態における小分け部を示す図2の物品キャリアの斜視図である。 本開示のさらなる実施形態による物品キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。

パッケージ、ブランク、および物品キャリアの特定の実施形態の詳細な記載が、本明細書において開示される。開示されている実施形態が、本発明の特定の態様が実施できる方法の単なる例であり、本発明が具現化され得る方法のすべての完全な列記を表しているのではないことは理解されるであろう。本明細書で使用される場合、「例示の」という用語は、図示、見本、モデル、またはパターンとして供する実施形態に言及するために広く使用される。実際、本明細書に記載されているパッケージ、ブランク、および物品キャリアは、様々な形態および代替の形態で具現化され得る。図は必ずしも一定の縮尺ではなく、一部の特徴は、具体的な構成要素の詳細を示すために誇張または最小限とされ得る。よく知られている構成要素、材料、または方法は、本開示を不明瞭にさせることを回避するために、必ずしも非常に詳しくは記載されない。本明細書に開示されている任意の特定の構造および機能の詳細は、限定として解釈されるものではなく、単に、請求項についての基礎として、および、本発明を様々に採用するために当業者に教示するための代表的な基礎として、解釈されるものである。

図1を参照すると、限定されることはないが、図2に示されているような以後において物品Bと称される飲料缶など、一次製品の一群を含んで持ち運ぶための、図2に示されているようなカートンまたはキャリア90を形成することができるブランク10の平面図が示されている。ブランク10は、少なくとも1つの一次製品の容器またはパッケージを包装するための二次パッケージを形成するために組み立てられ得る。

図4を参照すると、限定されることはないが、飲料缶など、一次製品の一群を含んで持ち運ぶためのカートンまたはキャリア(図示されていない)を形成することができる別のブランク110の平面図が示されている。ブランク110は、少なくとも1つの一次製品の容器またはパッケージを包装するための二次パッケージを形成するために組み立てられ得る。

本明細書において詳述されている実施形態において、「カートン」および「キャリア」といった用語は、本発明の様々な特徴を例示する非限定的な目的のために、一次製品の容器Bなどの物品Bを係合および持ち運ぶための容器90を指す。本発明の教示が、先細りおよび/または円筒であってもなくてもよい様々な製品容器Bに適用することができることは、企図されている。他の例示の容器には、瓶(例えば、金属、ガラス、またはプラスチックの瓶)、缶(例えば、アルミニウム缶)、ブリキ缶、カップ、ポット、小袋、包みなどがある。

ブランク10、110は適切な基材のシートから形成される。本明細書で使用される場合、「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、それらの組み合わせなど、すべての種類の折り畳み可能なシート材料を含む。例えば、後でより詳細に記載されているキャリア構造を提供するのに適する場合、1つまたは他の数のブランクが用いられ得ることは、認識されるべきである。

本明細書に記載されている包装構造またはカートン90は、板紙などのシート材料から形成され得る。典型的には、シート材料の一方の面は他方の面とは異なる特性を有してもよい。例えば、完成したパッケージの外方を向くシート材料の面は、特に滑らかであってもよく、良好な印刷性を提供するためにクレイコーティングまたは他の表面処理などのコーティングを有し得る。他方で、内方を向くシート材料の面にはコーティングが提供されてもされなくてもよい。被覆される場合、コーティングの層または処理が、引き裂き耐性、良好な接着剤能力、熱封止性、またはその他の所望の機能特性のうちの1つまたは複数などの特性を提供することができる。

図1および図4に示されている実施形態では、ブランク10、110は、例示の配置の例示の物品Bを包装するためのカートンまたはキャリア90を形成するように構成される。図示されている実施形態では、配置は、2行(m=2)および3列(n=3)を有するm×nの行列または配列であり、図示されている実施形態では、3つの物品Bが2列で提供され、物品Bは330mlの飲料缶である。

代替で、ブランク10、110は、他の種類、数、および大きさの物品Bを包装するためのキャリア、ならびに/または、限定されることはないが、例えば完全に包み込まれたカートンもしくはバスケットキャリアといった異なる配置もしくは構成で物品Bを包装するためのキャリアを形成するように構成されてもよく、物品Bは瓶または缶であってもよい。

図1を見ると、本開示の実施形態による物品キャリア90(図2参照)を形成するためのブランク10が示されている。ブランク10は、管状構造を形成するための複数のメインパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28を備える。複数のメインパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28は、第1の底部パネル12と、第1の角または面取りパネル14と、第1の側面パネル16と、第2の角または面取りパネル18と、上パネル20と、第3の角または面取りパネル22と、第2の側面パネル24と、第4の角または面取りパネル26と、第2の底部パネル28とを備える。複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28は、対応する折り線13、15、17、19、21、23、25、27によって、隣同士と直線の連続したヒンジ留めで配置され得る。

代替の実施形態では、第1の角パネル14、第2の角パネル18、第3の角パネル22、および第4の角パネル26は省略され得る。

折り線13および折り線27は、前記折り線13、27に割り込むように、または、前記折り線13、27と一致するように、折り線13および折り線27のそれぞれと同一線上にある切れ目または切断線（図示されていない）を任意選択で備える。切断線は、カートン90の底部に近接して、衝撃を吸収または減衰するデバイスを提供することができる。

第1の角パネル14および第4の角パネル26は、第1の側面パネル16もしくは第2の側面パネル24それぞれの下方部分を形成するように、または代替で、第1の角パネル14および第4の角パネル26がヒンジで連結される第1の底部パネル12もしくは第2の底部パネル28の一部を形成するように、見なすことができる。

第2の角パネル18および第3の角パネル22は、第1の側面パネル16もしくは第2の側面パネル24それぞれの上方部分を形成するように、または代替で、上パネル20の一部を形成するように、見なすことができる。

ブランク10は、図3および図4に示されているようにパッケージ90を形成するために折り畳み可能である。第1の底部パネル12および第2の底部パネル28は、カートン90の複合底部壁12/28を形成するために、互いと重なる関係で係合可能である。ブランク10は、第2の底部パネル28を第1の底部パネル12に固定するための相補的な係止機構を備え得る。第2の底部パネル28は、相補的な係止機構の少なくとも1つの第1の部品Fを備え得る。第1の底部パネル12は、相補的な係止機構の少なくとも1つの第2の部品Mを備え得る。図示されている実施形態では、第2の底部パネル28は、第2の底部パネル28において開口を定める複数の雌タブFを備える。第1の底部パネル12は複数の雄タブMを備え、第2の底部パネル28における開口は雄タブMのそれぞれを受け入れるように構成される。雌タブFは、開口を形成し、受け入れられる雄タブMに圧し掛かるように、第2の底部パネル28から動かされるように配置される。ある実施形態では、相補的な係止機構M/Fは省略されてもよく、第1の底部パネル12と第2の底部パネル28とは、限定されることはないが接着剤またはステープルなどの他の手段によって互いに固定されてもよい。

図示および記載されている相補的な係止機構は全体として任意選択である。

任意選択で、第1の底部パネル12および第2の底部パネル28は少なくとも1つの第1の開口部A1を備え得る。図示されている実施形態では、第1の底部パネル12および第2の底部パネル28の各々は2つの第1の開口部A1を備える。任意選択で、第1の底部パネル12および第2の底部パネル28は少なくとも1つの第2の開口部A2を備え得る。図示されている実施形態では、第1の底部パネル12および第2の底部パネル28の各々は1つの第2の開口部A2を備える。第1の開口部A1および第2の開口部A2は、カートン90の構築を容易にするために用いられ得る。包装機械構成要素は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28を物品Bの一群の周りに締め付けさせることができるように、第1の開口部A1および第2の開口部A2と係合することができる。第1の開口部A1および第2の開口部A2はまた、相補的な係止機構の第1の部品Fを相補的な係止機構の第2の部品Mと位置合わせするように、第1の底部パネル12および第2の底部パネル28の互いとの位置合わせを容易にするために用いられてもよい。

ブランク10は、物品Bの上端を係合させるための少なくとも1つの第1の物品保持デバイスまたは物品係合構造(本明細書では、端物品保持デバイスまたは物品係合構造とも称される)T1、T2、T3、T4を備える。図1および図1Bに示されているブランク10は、4つの第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4を備える。

第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4の各々は、上パネル20にヒンジで連結されたフラップ70を備える。第1の物品係合構造のうちの第1および第2のものT1、T2は、上パネル20の第1の端へと上パネル20にヒンジで連結されるフラップ70をそれぞれ備える。第1の物品係合構造のうちの第3および第4のものT3、T4は、上パネル20の第2の端へと上パネル20にヒンジで連結されるフラップ70をそれぞれ備える。

第1および第2の第1の物品係合構造T1、T2のフラップ70は、ブランク10の第1の外側の縁からセットされる。

第1および第2の第1の物品係合構造T1、T2は、第1または第2の側面パネル16、24の第1の端縁に対してセットされ得る。

第1および第2の第1の物品係合構造T1、T2は、上パネル20の周縁部分に対してセットされ得る。

第1および第2の第1の物品係合構造T1、T2のフラップ70は、上パネル20の第1の自由端縁からセットされ得る。

第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4のフラップ70は、ブランク10の第2の外側の縁からセットされる。

第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4は、第1または第2の側面パネル16、24の第2の端縁に対してセットされ得る。

第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4は、上パネル20の周縁部分に対してセットされ得る。

第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4のフラップ70は、上パネル20の第2の自由端縁からセットされ得る。

第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ70は、上パネル20の占有範囲を越えて延びていない。第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ70は、全体で上パネル20の占有範囲の中に含まれる。

フラップ70は上パネル20の端を越えて延びていない。

第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ70は、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24によって少なくとも一部が定められるブランク10の縁を越えて延びていない。

第1の側面パネル16および第2の側面パネル24の各々、または、存在する場合は第2の面取りパネル18および第3の面取りパネル22の各々にヒンジで連結された上パネル20の周辺部分は、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24(または、第2の面取りパネル18および第3の面取りパネル22)と、ならびに、底パネル12、28または底パネル12、28の少なくとも一部分と、長さが等しく、底パネル12、28の前記少なくとも一部分は、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24の一方、または、存在する場合は第1の面取りパネル14および第4の面取りパネル26の一方に、それぞれヒンジ接続される周辺部分であり得る。

第1の凹部R7が上パネル20の第1の端に設けられており、第1および第2の第1の物品係合構造T1、T2のフラップ70は、第1の凹部R7に位置するように考慮され得る。第1および第2の第1の物品係合構造T1、T2のフラップ70は、第1の凹部R7を一部で定め、上パネル20の平面から折られるときに第1の凹部R7の大きさを増加させる。

第1の凹部R7は、存在する場合、フラップ70および翼状タブ70bの全体を収容するように配置される。

第1の凹部R7は、上パネル20のみに定められ、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24内にも、または、第2の面取りパネル18および第3の面取りパネル22内にも延びていない。

第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70は、上パネル20を第2の角パネル18にヒンジ接続する折り線19に対して斜めに配向される折り線71の形態のヒンジ連結によって、上パネル20にヒンジで連結される。折り線71は、上パネル20の周辺部分のうちの1つの第1の端縁から離間される。

第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70は、上パネル20を第3の角パネル22にヒンジ接続する折り線21に対して斜めに配向される折り線71の形態のヒンジ連結によって、上パネル20にヒンジで連結される。折り線71は、上パネル20の周辺部分のうちの他の1つの第1の端縁から離間される。

第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71は、第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71に対して末広がりに配置される。第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71と、第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71とは、それらの間に角度を定め、その角度は、120°未満であってもよく、ある実施形態では、約110°であり得る。角度は、80°より大きくてもよく、90°より大きくてもよい。

第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71と、第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71とは、上パネル20の第1の端に向けて末広がりに配置される。

第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71と、第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71とは、上パネル20の中心または中央に向けて集束するように配置される。

このようにして、第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70と、第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70とは、互いから離れるように折れる。

第2の凹部R8が上パネル20の第2の端に設けられており、第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4のフラップ70は、第2の凹部R8に位置するように考慮され得る。第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4のフラップ70は、第2の凹部R8を一部で定め、上パネル20の平面から折られるときに第2の凹部R8の大きさを増加させる。

第2の凹部R8は、上パネル20のみに定められ、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24内にも、または、第2の面取りパネル18および第3の面取りパネル22内にも延びていない。

第2の凹部R8は、存在する場合、フラップ70および翼状タブ70bの全体を収容するように配置される。

第1の物品係合構造のうちの第3のものT3のフラップ70は、上パネル20を第2の角パネル18にヒンジ接続する折り線19に対して斜めに配向される折り線71の形態のヒンジ連結によって、上パネル20にヒンジで連結される。折り線71は、上パネル20の周辺部分のうちの前記1つの第2の端縁から離間される。

第1の物品係合構造のうちの第4のものT4のフラップ70は、上パネル20を第3の角パネル22にヒンジ接続する折り線21に対して斜めに配向される折り線71の形態のヒンジ連結によって、上パネル20にヒンジで連結される。折り線71は、上パネル20の周辺部分のうちの前記他の1つの第2の端縁から離間される。

第1の物品係合構造のうちの第3のものT3のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71は、第1の物品係合構造のうちの第4のものT4のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71に対して末広がりに配置される。

第1の物品係合構造のうちの第3のものT3のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71と、第1の物品係合構造のうちの第4のものT4のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71とは、上パネル20の第2の端に向けて末広がりに配置される。

第1の物品係合構造のうちの第3のものT3のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71と、第1の物品係合構造のうちの第4のものT4のフラップ70を上パネル20にヒンジ接続する折り線71とは、上パネル20の中心または中央に向けて集束するように配置される。

ブランクの形態において、フラップ70は、上パネル20の自由端縁を一部で定める。フラップ70によって定められる上パネル20の縁部分は、形が弓状または曲線である。

第1、第2、第3、および第4の第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4の各々のフラップ70は、フラップ70を上パネル20から分離する少なくとも1つの切込み75、77によって部分的に定められる。

第1の切込み75が、折り線71の第1または内側の端から、第1の凹部R7および第2の凹部R8のそれぞれの中へ延びる。

第2の切込み77が、フラップ70と、上パネル20を第1または第2の側面パネル16、24(または、存在する場合には第2もしくは第3の面取りパネル18、22)にヒンジ接続する隣接して配置された折り線19、21それぞれとの間に配置される。

第1の切れ目75と第2の切れ目77とは互いに対して末広がりに配置される。

第1および第2の第1の物品係合構造T1、T2のフラップ70の折り線71の間で延びる上パネル20の第1の端縁E1/75は、非直線である。第1の端縁E1/75は弓状または曲線であってもよい。端縁E1/75は、第1の凹部R7へと突出する上パネル20の一部分を定めると見なすことができるように、凸状である。

第1および第2の第1の物品係合構造T1、T2のフラップ70の間で延びる上パネル20の第1の端縁E1の少なくとも一部は、フラップ70の折り線71の内側端71aより、上パネル20の中心または中央から遠くの位置に配置される。

第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4のフラップ70の折り線71の間で延びる上パネル20の第2の端縁E2/75は、非直線である。第2の端縁E2/75は弓状または曲線であってもよい。端縁E2/75は、第2の凹部R8へと突出する上パネル20の一部分を定めると見なすことができるように、凸状である。

第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4のフラップ70の間で延びる上パネル20の第2の端縁E2の少なくとも一部は、フラップ70の折り線71の内側端71aより、上パネル20の中心または中央から遠くの位置に配置される。

第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4の各々は、折り線73の形態のヒンジ連結によってフラップ70にヒンジで連結される翼状タブ70bを備える。

折り線73は、第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4が使用中に物品Bと係合しているときにキールを形成することができる。キールは、第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4の安定性または剛性を増加させるための隆起を形成することができる。フラップ70と翼状タブ70bとは、例えば、限定されることはないが、物品が物品キャリア90を形成する管状構造の開放した端を通じて外方へ移動するときなどに、非同一平面の配置を採用することができる。翼状タブ70bはフラップ70に対して折ることができる。

折り線73は、折り線71に対して斜めに配向でき、それら折り線同士の間に鋭角を定めることができる。

翼状タブ70bは、フラップ70のみに連結されており、フラップ70に結合されているおかげで間接的な連結以外に上パネル20への連結がなく、つまり、上パネル20への翼状タブ70bの直接的な連結がない。フラップ70は翼状タブ70bと上パネル20とを相互に連結する。

ブランク10における折られていない状態において、折り線73は、側面パネル16、24または上方角パネル18、22を上パネル20にヒンジ接続する折り線19、21と実質的に平行に配向される。

フラップ70が上パネル20と向かい合う関係になるようにそれぞれの折り線71を中心として折られるとき、折り線73は、折り線19、21に対して斜めに配向され得る。

ブランク10は、物品Bの上端を係合させるための少なくとも1つの第2の物品保持デバイスまたは物品係合構造(本明細書では、中間物品保持デバイスまたは物品係合構造とも称される)T5、T6を備え得る。図1および図1Bに示されているブランク10は、2つの第2の物品係合構造T5、T6を備える。

第2の物品係合構造T5、T6の各々は、上パネル20にヒンジで連結されたフラップ80を備える。

第2の物品係合構造のうちの第1のものT5のフラップ80は、上パネル20を第2の角パネル18にヒンジ接続する折り線19に対して平行に配向される折り線81の形態のヒンジ連結によって、上パネル20にヒンジで連結される。

第2の物品係合構造のうちの第1のものT5の折り線81は、フラップ80のヒンジ縁を定め、折られていない状態において、ヒンジ縁は、切込みまたは切断線によって定められる自由縁より折り線19の近くに配置される。折られた動作可能な状態において、フラップ80の自由縁は、折り線81によって定められるヒンジ縁より第1の側面パネル16の近くに配置される。

第2の物品係合構造のうちの第2のものT6のフラップ80は、上パネル20を第3の角パネル22にヒンジ接続する折り線21に対して平行に配向される折り線81の形態のヒンジ連結によって、上パネル20にヒンジで連結される。

第2の物品係合構造のうちの第2のものT6の折り線81は、フラップ80のヒンジ縁を定め、折られていない状態において、ヒンジ縁は、切込みまたは切断線によって定められる自由縁より折り線21の近くに配置される。折られた動作可能な状態において、フラップ80の自由縁は、折り線81によって定められるヒンジ縁より第2の側面パネル24の近くに配置される。

第2の物品係合構造のうちの第1のものT5のフラップ80を上パネル20にヒンジ接続する折り線81は、第2の物品係合構造のうちの第2のものT6のフラップ80を上パネル20にヒンジ接続する折り線81に対して平行に配置される。

第2の物品係合構造T5、T6の各々は、折り線83の形態のヒンジ連結によってフラップ80にヒンジで連結される翼状タブ80bを備える。

折り線83は、第2の物品係合構造T5、T6が使用中に物品Bと係合しているときにキールを形成することができる。キールは、第2の物品係合構造T5、T6の安定性または剛性を増加させるための隆起を形成することができる。フラップ80と翼状タブ80bとは、例えば、限定されることはないが、物品が物品キャリア90を形成する管状構造の開放した端を通じて外方へ移動するときなどに、非同一平面の配置を採用することができる。翼状タブ80bはフラップ80に対して折ることができる。

折り線83は、折り線81に対して斜めに配向でき、それら折り線同士の間に鋭角を定めることができる。

翼状タブ80bは、フラップ80のみに連結されており、フラップ80に結合されているおかげで間接的な連結以外に上パネル20への連結がなく、つまり、上パネル20への翼状タブ80bの直接的な連結がない。フラップ80は翼状タブ80bと上パネル20とを相互に連結する。

図示されている実施形態では、第2の物品係合構造のうちの第1のものT5の翼状タブ80bは、上パネル20の第2の端に近接してフラップ80の端にヒンジで連結される。第2の物品係合構造のうちの第2のものT6の翼状タブ80bは、上パネル20の第1の端に近接してフラップ80の端にヒンジで連結される。このようにして、翼状タブ80b同士は斜めで反対にされる。他の実施形態では、翼状タブ80bは、異なるように配置されてもよく、例えば、上パネル20の同じ端に近接して配置されてもよい。

ブランク10は、物品Bの踵部または下方部と係合するための少なくとも1つの踵係合構造R1、R2、R3、R4、R5、R6を備え得る。図1に示されているブランク10は、それぞれの物品Bをそれぞれ係合させるための6つの踵係合構造R1、R2、R3、R4、R5、R6を備える。踵係合構造R1、R2、R3、R4、R5、R6の各々は、構造が実質的に同様であり、図1に示されているような第1の側面パネル16内に一部が設けられている第1の踵係合構造R1への参照のみによって説明される。

第1の踵係合構造R1は開口を備え得る。開口は、踵開口部A3によって一部が定められ、踵タブ40によって一部が定められている。踵タブ40は、折り線41によって第1の底部パネル12にヒンジで連結されている。踵タブ40は、第1の角パネル14から少なくとも一部で打ち抜かれる。

折り線41は、第1の底部パネル12を第1の角パネル14にヒンジで連結する折り線13に割り込んでいる。折り線41は非直線であってもよく、図示されている実施形態では、折り線41は形が湾曲または弓状であり、他の実施形態では、折り線41は、互いに対して末広がりに配置され、互いと接触している少なくとも2つの直線の折り線から形成され得る。

踵タブ40は、踵タブ40の折ることができる角部分を定め得る末広がりに配置された一対の折り線43a、43bを備え得る。

第1の踵係合構造R1は、踵開口部A3の相対する側に配置される一対の切れ目45a、45bを備え得る。切れ目45a、45bの各々は踵開口部A3から離間されている。切れ目45a、45bは折り線15に対して垂直に配向され得る。切れ目45a、45bは折り線15と横断または交差し得る。切れ目45a、45bは折り線15によって二等分にされ得る。

物品Bの直立および包装の間、ブランク10は、各々の踵開口部A3が前記物品Bをカートン90の中に保持するように、それぞれの物品Bの底を受け入れるように操作される。踵タブ40も、物品Bを保持するのを助けるために折られる。これは、踵タブ40が内向きに延びるように、第1の底部パネル12および第2の底部パネル28を外向きに折ることで達成でき、踵タブ40は、第1の側面パネル16および第2の側面パネル24が物品群を中心として折られるとき、それぞれの物品Bの下方に配置される。次に、第1の底部パネル12および第2の底部パネル28は物品群の底部を中心として続けて折られ、そのようにするとき、踵タブ40は、それぞれの前記物品Bと係合し、折り線41によってヒンジで連結される第1の底部パネル12および第2の底部パネル28のそれぞれに対して折られる。

踵タブ40は、物品Bの踵または底部を所定位置で固定または係止することを容易にする。

上パネル20は、任意選択の取っ手構造Hを備え得る。取っ手構造Hは一対の開口を備える。開口は、少なくとも一部がタブ62によって定められ得る。図示されている実施形態では、開口は、取っ手開口部A4によって一部が定められ、タブ62によって一部が定められている。図示されている実施形態は、互いから離間された一対のタブ62を備える。タブ62は、折り線61によって上パネル20にヒンジで連結され、切れ目または切断線によって一部が定められている。タブ62のうちの第1のものは、タブ62のうちの第2のものの反対において、上パネル20にヒンジで連結される。

タブ62のうちの第1のものは、4つの隣接して配置された物品Bの第1の群の間の空所または隙間の上方になるように配置される。タブ62のうちの第2のものは、4つの隣接して配置された物品Bの第2の群の間の空所または隙間の上方になるように配置される。

第1の群および第2の群は、互いと隣接して配置された一対の共通の物品Bを備え得る。

第2の物品係合構造のうちの第1のものT5は、一対の共通の物品Bの第1の物品Bの上方に位置するように配置され得る。第2の物品係合構造のうちの第2のものT6は、一対の共通の物品Bの第2の物品Bの上方に位置するように配置され得る。

第2の物品係合構造T5、T6のタブ62およびフラップ80は、上パネル20に取っ手または把持の領域を定める。把持領域は、複数の腕部または橋梁領域による包囲領域に結合される。図示されている実施形態は、4つの腕部または橋梁領域を備える。各々の腕部または橋梁領域は、タブ62のうちの一方と、フラップ80のうち隣接しているものとの間で定められる。

把持領域は、腕部または橋梁領域によって上パネル20の外側部分または端部分に結合され得る。このようにして、取っ手は腕部を通じて上パネルに連結される。

取っ手は、離間された一対の取っ手開口によって、および、離間された一対の物品係合フラップ80によって、定められる。

ブランク10は小分け部を備えてもよく、小分け部は1つまたは複数のアクセスパネルD1、D2、D3、D4、D5、D6を備え得る。図1および図1Bに示されている実施形態は、6つのアクセスパネルD1、D2、D3、D4、D5、D6を備える。各々のアクセスパネルD1、D2、D3、D4、D5、D6は、第1の側面パネル16または第2の側面パネル24の一部分と、第2の角パネル18または第3の角パネル22の一部分と、上パネル20の一部分とを備える。

各々のアクセスパネルD1、D2、D3、D4、D5、D6は、切断可能線によって一部が定められる。各々のアクセスパネルD1、D2、D3、D4、D5、D6は折り線29、31の形態でヒンジ連結によって一部が定められ得る。任意選択で、第1の側面パネル16は、ブランク10にわたって横に延びる第1のアクセスパネル折り線29を備え、設定状態において、第1のアクセスパネル折り線29はカートン90の長手方向に延び、つまり、複数のメインパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28によって形成される管状構造の管状の軸と平行な方向に延びる。任意選択で、第2の側面パネル24は、ブランク10にわたって横に延びる第2のアクセスパネル折り線31を備え、設定状態において、第2のアクセスパネル折り線31はカートン90の長手方向に延び、つまり、複数のメインパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28によって形成される管状構造の管状の軸と平行な方向に延びる。

第1のアクセスパネルD1(本明細書では、端アクセスパネルとも称される)が、カートン90の第1の側においてカートン90の第1の端に位置するように配置され、第1の側面パネル16に設けられる第1の切断線51aによって定められる。第1の切断線51aは、第1のアクセスパネル折り線29(存在する場合)から第2の角パネル18内に延び、第2の角パネル18と上パネル20との間の折り線19内に延びる。上パネル20に設けられた第2の切断線51bが、第1の切断線51aと連続的に配置される。第2の切断線51bは、第1の切断線51aに対して末広がりに配置され得る。第2の切断線51bは、第1の切断線51aと折り線19との間の交差する点から、上パネル20の第1の端縁E1内に延びる。第2の切断線51bは、第1の切断線51aと折り線19との間の交差する点から、第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70の折り線71の最も内側の端内に延び得る。このようにして、第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70が、第1のアクセスパネルD1に結合され、少なくとも部分的に除去可能または取り外し可能である。

第1のアクセスパネルD1は、第1の部分的深さ切込み50aによって一部が定められ得る。第1の部分的深さ切込み50aは、第1の切断線51aと平行に配置され、第1のアクセスパネル折り線29(存在する場合)から第2の角パネル18内に延び、第2の角パネル18と上パネル20との間の折り線19内に延びる。第1の部分的深さ切込み50aは、第1の切断線51aの第1の側に配置され、第1の切断線51aより第1の側面パネル16の第1の端の近くであり得る。第1のアクセスパネルD1は、第2の部分的深さ切込み50bによって一部が定められ得る。第2の部分的深さ切込み50bは、第2の切断線51bと平行に配置され、第1の切断線51aと折り線19との間の交差する点から、第1の物品係合構造のうちの第1のものT1のフラップ70の折り線71の最も内側の端へと実質的に延び得る。第2の部分的深さ切込み50bは、第2の切断線51bの第2の側に配置され、第2の切断線51bより上パネル20の第2の端の近くであり得る。このようにして、第1の部分的深さ切込み50aおよび第2の部分的深さ切込み50bは、第1の切断線51aおよび第2の切断線51bを含む切断可能線の反対側に配置される。

第2のアクセスパネルD2(本明細書では、端アクセスパネルとも称される)が、カートン90の第2の側においてカートン90の第1の端に位置するように配置され、第2の側面パネル24に設けられる第1の切断線51aによって定められる。第1の切断線51aは、第2のアクセスパネル折り線31(存在する場合)から第3の角パネル22内に延び、第3の角パネル22と上パネル20との間の折り線21内に延びる。上パネル20に設けられた第2の切断線51bが、第1の切断線51aと連続的に配置される。第2の切断線51bは、第1の切断線51aに対して末広がりに配置され得る。第2の切断線51bは、第1の切断線51aと折り線21との間の交差する点から、上パネル20の第1の端縁E1内に延びる。第2の切断線51bは、第1の切断線51aと折り線21との間の交差する点から、第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70の折り線71の最も内側の端内に延び得る。このようにして、第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70が、第2のアクセスパネルD2に結合され、少なくとも部分的に除去可能または取り外し可能である。

第2のアクセスパネルD2は、第1の部分的深さ切込み50aによって一部が定められ得る。第1の部分的深さ切込み50aは、第1の切断線51aと平行に配置され、第2のアクセスパネル折り線31(存在する場合)から第3の角パネル22内に延び、第3の角パネル22と上パネル20との間の折り線21内に延びる。第1の部分的深さ切込み50aは、第1の切断線51aの第1の側に配置され、第1の切断線51aより第2の側面パネル24の第1の端の近くであり得る。第2のアクセスパネルD2は、第2の部分的深さ切込み50bによって一部が定められ得る。第2の部分的深さ切込み50bは、第2の切断線51bと平行に配置され、第1の切断線51aと折り線21との間の交差する点から、第1の物品係合構造のうちの第2のものT2のフラップ70の折り線71の最も内側の端へと実質的に延び得る。第2の部分的深さ切込み50bは、第2の切断線51bの第2の側に配置され、第2の切断線51bより上パネル20の第2の端の近くであり得る。このようにして、第1の部分的深さ切込み50aおよび第2の部分的深さ切込み50bは、第1の切断線51aおよび第2の切断線51bを含む切断可能線の反対側に配置される。

第3のアクセスパネルD3(本明細書では、端アクセスパネルとも称される)が、カートン90の第1の側においてカートン90の第2の端に位置するように配置され、第1の側面パネル16に設けられる第3の切断線53aによって定められる。第3の切断線53aは、第1のアクセスパネル折り線29(存在する場合)から第2の角パネル18内に延び、第2の角パネル18と上パネル20との間の折り線19内に延びる。上パネル20に設けられた第4の切断線53bが、第3の切断線53aと連続的に配置される。第4の切断線53bは、第3の切断線53aに対して末広がりに配置され得る。第4の切断線53bは、第3の切断線53aと折り線19との間の交差する点から、上パネル20の第2の端縁E2内に延びる。第4の切断線53bは、第3の切断線53aと折り線19との間の交差する点から、第1の物品係合構造のうちの第3のものT3のフラップ70の折り線71の最も内側の端内に延び得る。このようにして、第1の物品係合構造のうちの第3のものT3のフラップ70が、第3のアクセスパネルD3に結合され、少なくとも部分的に除去可能または取り外し可能である。

第3のアクセスパネルD3は、第3の部分的深さ切込み52aによって一部が定められ得る。第3の部分的深さ切込み52aは、第3の切断線53aと平行に配置され、第1のアクセスパネル折り線29(存在する場合)から第2の角パネル18内に延び、第2の角パネル18と上パネル20との間の折り線19内に延びる。第3の部分的深さ切込み52aは、第3の切断線53aの第1の側に配置され、第3の切断線53aより第1の側面パネル16の第2の端の近くであり得る。第3のアクセスパネルD3は、第4の部分的深さ切込み52bによって一部が定められ得る。第4の部分的深さ切込み52bは、第4の切断線53bと平行に配置され、第3の切断線53aと折り線19との間の交差する点から、第1の物品係合構造のうちの第3のものT3のフラップ70の折り線71の最も内側の端へと実質的に延び得る。第4の部分的深さ切込み52bは、第4の切断線53bの第2の側に配置され、第4の切断線53bより上パネル20の第1の端の近くであり得る。このようにして、第3の部分的深さ切込み52aおよび第4の部分的深さ切込み52bは、第3の切断線53aおよび第4の切断線53bを含む切断可能線の反対側に配置される。

第4のアクセスパネルD4(本明細書では、端アクセスパネルとも称される)が、カートン90の第2の側においてカートン90の第2の端に位置するように配置され、第2の側面パネル24に設けられる第3の切断線53aによって定められる。第3の切断線53aは、第2のアクセスパネル折り線31(存在する場合)から第3の角パネル22内に延び、第3の角パネル22と上パネル20との間の折り線21内に延びる。上パネル20に設けられた第4の切断線53bが、第3の切断線53aと連続的に配置される。第4の切断線53bは、第3の切断線53aに対して末広がりに配置され得る。第4の切断線53bは、第3の切断線53aと折り線21との間の交差する点から、上パネル20の第2の端縁E2内に延びる。第4の切断線53bは、第3の切断線53aと折り線21との間の交差する点から、第1の物品係合構造のうちの第4のものT4のフラップ70の折り線71の最も内側の端内に延び得る。このようにして、第1の物品係合構造のうちの第4のものT4のフラップ70が、第4のアクセスパネルD4に結合され、少なくとも部分的に除去可能または取り外し可能である。

第4のアクセスパネルD4は、第3の部分的深さ切込み52aによって一部が定められ得る。第3の部分的深さ切込み52aは、第3の切断線53aと平行に配置され、第2のアクセスパネル折り線31(存在する場合)から第3の角パネル22内に延び、第3の角パネル22と上パネル20との間の折り線21内に延びる。第3の部分的深さ切込み52aは、第3の切断線53aの第1の側に配置され、第3の切断線53aより第2の側面パネル24の第2の端の近くであり得る。第4のアクセスパネルD4は、第4の部分的深さ切込み52bによって一部が定められ得る。第4の部分的深さ切込み52bは、第4の切断線53bと平行に配置され、第3の切断線53aと折り線21との間の交差する点から、第1の物品係合構造のうちの第4のものT4のフラップ70の折り線71の最も内側の端へと実質的に延び得る。第4の部分的深さ切込み52bは、第4の切断線53bの第2の側に配置され、第4の切断線53bより上パネル20の第1の端の近くであり得る。このようにして、第3の部分的深さ切込み52aおよび第4の部分的深さ切込み52bは、第3の切断線53aおよび第4の切断線53bを含む切断可能線の反対側に配置される。

ブランク10は、カートン90の第1の側においてカートン90の反対の端同士の中間に位置するように配置された第5のアクセスパネルD5(本明細書では、中間アクセスパネルとも称される)を備え得る。第5のアクセスパネルD5は、カートン90の反対の端同士の中間に配置され得る。

第5のアクセスパネルD5は、第1の側面パネル16に設けられた第1の切断線51aによって一部が定められる。第5のアクセスパネルD5は、第1の側面パネル16に設けられた第3の切断線53aによって一部が定められる。

第1の切断線51aは、第1のアクセスパネル折り線29(存在する場合)から第2の角パネル18内に延び、第2の角パネル18と上パネル20との間の折り線19内に延びる。

第3の切断線53aは、第1のアクセスパネル折り線29(存在する場合)から第2の角パネル18内に延び、第2の角パネル18と上パネル20との間の折り線19内に延びる。

上パネル20に設けられた第5の切断線51cが、第1の切断線51aと連続的に配置される。第5の切断線51cは、第1の切断線51aに対して末広がりに配置され得る。第5の切断線51cは、第2の切断線51bに対して末広がりに配置され得る。第5の切断線51cは、第1の切断線51aと折り線19との間の交差する点から、第2の物品係合構造のうちの第1のものT5のフラップ80の折り線81の第1の端内に延びる。

上パネル20に設けられた第6の切断線53cが、第3の切断線53aと連続的に配置される。第6の切断線53cは、第3の切断線53aに対して末広がりに配置され得る。第6の切断線53cは、第4の切断線53bに対して末広がりに配置され得る。第6の切断線53cは、第3の切断線53aと折り線19との間の交差する点から、第2の物品係合構造のうちの第1のものT5のフラップ80の折り線81の第2の端内に延びる。

このようにして、第2の物品係合構造のうちの第1のものT5のフラップ80が、第5のアクセスパネルD5に結合され、少なくとも部分的に除去可能または取り外し可能である。

第2の物品係合構造のうちの第1のものT5のフラップ80、または、フラップ80を折ることで作り出される開口は、第5のアクセスパネルD5の展開を容易にする引き裂き開始デバイスとして供することができる。使用者は、折り線81によって定められたフラップ80のヒンジ縁を容易に係合させることができる。フラップ80のヒンジ縁は、フラップ80が係合している物品Bの上端における凹部の上方に配置され得る。

第5のアクセスパネルD5は、第1の部分的深さ切込み50aによって一部が定められ得る。第5のアクセスパネルD5は、第3の部分的深さ切込み52aによって一部が定められ得る。

第5のアクセスパネルD5は、第5の部分的深さ切込み50cによって一部が定められ得る。第5の部分的深さ切込み50cは、第5の切断線51cと平行に配置され、第1の切断線51aと折り線19との間の交差する点から、第2の物品係合構造のうちの第1のものT5のフラップ80の折り線81の第1の端へと実質的に延び得る。

第5のアクセスパネルD5は、第6の部分的深さ切込み52cによって一部が定められ得る。第6の部分的深さ切込み52cは、第6の切断線53cと平行に配置され、第3の切断線53aと折り線19との間の交差する点から、第2の物品係合構造のうちの第1のものT5のフラップ80の折り線81の第2の端へと実質的に延び得る。

第5の部分的深さ切込み50cは、第5の切断線51cの第1の側に配置され、第5の切断線51cより上パネル20の第1の端の近くであり得る。このようにして、第1の部分的深さ切込み50aおよび第5の部分的深さ切込み50cは、第1の切断線51aおよび第5の切断線51cを含む切断可能線の同じ側に配置される。

第2の部分的深さ切込み50bと第5の部分的深さ切込み50cとは、折り線19に近接して交差し得る。第2の部分的深さ切込み50bと第5の部分的深さ切込み50cとは、「V字」形を定め得る。第2の部分的深さ切込み50bと第5の部分的深さ切込み50cとは、互いに対して末広がりに配置され得る。

第6の部分的深さ切込み52cは、第5の切断線51cの第1の側に配置され、第5の切断線51cより上パネル20の第2の端の近くであり得る。このようにして、第3の部分的深さ切込み52aおよび第6の部分的深さ切込み52cは、第3の切断線53aおよび第6の切断線53cを含む切断可能線の同じ側に配置される。

第4の部分的深さ切込み52bと第6の部分的深さ切込み52cとは、折り線19に近接して交差し得る。第4の部分的深さ切込み52bと第6の部分的深さ切込み52cとは、「V字」形を定め得る。第4の部分的深さ切込み52bと第6の部分的深さ切込み52cとは、互いに対して末広がりに配置され得る。

ブランク10は、カートン90の第2の側においてカートン90の反対の端同士の中間に位置するように配置された第6のアクセスパネルD6(本明細書では、中間アクセスパネルとも称される)を備え得る。第6のアクセスパネルD6は、カートン90の反対の端同士の中間に配置され得る。

第6のアクセスパネルD6は、第2の側面パネル24に設けられた第1の切断線51aによって一部が定められる。第6のアクセスパネルD6は、第2の側面パネル24に設けられた第3の切断線53aによって一部が定められる。

第1の切断線51aは、第2のアクセスパネル折り線31(存在する場合)から第3の角パネル22内に延び、第3の角パネル22と上パネル20との間の折り線21内に延びる。

第3の切断線53aは、第2のアクセスパネル折り線31(存在する場合)から第3の角パネル22内に延び、第3の角パネル22と上パネル20との間の折り線21内に延びる。

上パネル20に設けられた第5の切断線51cが、第1の切断線51aと連続的に配置される。第5の切断線51cは、第1の切断線51aに対して末広がりに配置され得る。第5の切断線51cは、第2の切断線51bに対して末広がりに配置され得る。第5の切断線51cは、第1の切断線51aと折り線21との間の交差する点から、第2の物品係合構造のうちの第2のものT6のフラップ80の折り線81の第1の端内に延びる。

上パネル20に設けられた第6の切断線53cが、第3の切断線53aと連続的に配置される。第6の切断線53cは、第3の切断線53aに対して末広がりに配置され得る。第6の切断線53cは、第4の切断線53bに対して末広がりに配置され得る。第6の切断線53cは、第3の切断線53aと折り線21との間の交差する点から、第2の物品係合構造のうちの第2のものT6のフラップ80の折り線81の第2の端内に延びる。

このようにして、第2の物品係合構造のうちの第2のものT6のフラップ80が、第6のアクセスパネルD6に結合され、少なくとも部分的に除去可能または取り外し可能である。

第2の物品係合構造のうちの第2のものT6のフラップ80、または、フラップ80を折ることで作り出される開口は、第6のアクセスパネルD6の展開を容易にする引き裂き開始デバイスとして供することができる。使用者は、折り線81によって定められたフラップ80のヒンジ縁を容易に係合させることができる。フラップ80のヒンジ縁は、フラップ80が係合している物品Bの上端における凹部の上方に配置され得る。

同様に、第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ70または凹部R7、R8は、アクセスパネルD1、D2、D3、D4の展開を容易にする引き裂き開始デバイスとして供することができる。使用者は、折り線71によって定められたフラップ70のヒンジ縁を容易に係合させることができる。フラップ70のヒンジ縁は、フラップ70が係合している物品Bの上端における凹部の上方に配置され得る。

第6のアクセスパネルD6は、第1の部分的深さ切込み50aによって一部が定められ得る。第6のアクセスパネルD6は、第3の部分的深さ切込み52aによって一部が定められ得る。

第6のアクセスパネルD6は、第5の部分的深さ切込み50cによって一部が定められ得る。第5の部分的深さ切込み50cは、第5の切断線51cと平行に配置され、第1の切断線51aと折り線21との間の交差する点から、第2の物品係合構造のうちの第2のものT6のフラップ80の折り線81の第1の端へと実質的に延び得る。

第6のアクセスパネルD6は、第6の部分的深さ切込み52cによって一部が定められ得る。第6の部分的深さ切込み52cは、第6の切断線53cと平行に配置され、第3の切断線53aと折り線21との間の交差する点から、第2の物品係合構造のうちの第2のものT6のフラップ80の折り線81の第2の端へと実質的に延び得る。

第5の部分的深さ切込み50cは、第5の切断線51cの第1の側に配置され、第5の切断線51cより上パネル20の第1の端の近くであり得る。このようにして、第1の部分的深さ切込み50aおよび第5の部分的深さ切込み50cは、第1の切断線51aおよび第5の切断線51cを含む切断可能線の同じ側に配置される。

第2の部分的深さ切込み50bと第5の部分的深さ切込み50cとは、折り線21に近接して交差し得る。第2の部分的深さ切込み50bと第5の部分的深さ切込み50cとは、「V字」形を定め得る。第2の部分的深さ切込み50bと第5の部分的深さ切込み50cとは、互いに対して末広がりに配置され得る。

第6の部分的深さ切込み52cは、第5の切断線51cの第1の側に配置され、第5の切断線51cより上パネル20の第2の端の近くであり得る。このようにして、第3の部分的深さ切込み52aおよび第6の部分的深さ切込み52cは、第3の切断線53aおよび第6の切断線53cを含む切断可能線の同じ側に配置される。

第4の部分的深さ切込み52bと第6の部分的深さ切込み52cとは、折り線21に近接して交差し得る。第4の部分的深さ切込み52bと第6の部分的深さ切込み52cとは、「V字」形を定め得る。第4の部分的深さ切込み52bと第6の部分的深さ切込み52cとは、互いに対して末広がりに配置され得る。

図2に示されているようなカートン90の構造を見ると、カートン90は、その構造を完成するために回転または反転される必要がないように、直線機械での一連の連続的な折り動作によって形成され得る。折る過程は、以下に記載されているものに限定されず、具体的な製造の要件に応じて変えられてもよい。

物品Bの一群が組み立てられる。図2に示されている実施形態では、6個の物品Bが2×3の配列で配置される。ブランク10の上パネル20は、カートン90の上壁20を提供するために、物品Bの一群の上方に配置される。

第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ70は、上パネル20と向かい合う関係になるように折られる。上パネル20の第1の端および第2の端の一方のものにおけるフラップ70の第1の対は、上パネル20の第1の端および第2の端の他方のものにおけるフラップ70の第2の対を折る前に折られ得る。

第2の物品係合構造T5、T6のフラップ80は、上パネル20と向かい合う関係になるように折られる。

フラップ70、80は、限定されることはないが、静的な案内部などの受動的なデバイス、折るための輪などの能動的なデバイス、または、能動的なデバイスと受動的なデバイスとの組み合わせによってなど、包装機械の一部によって折られ得る。

一例では、ブランク10は、第1および第2の物品係合構造T1、T2のフラップ70が第3および第4の物品係合構造T3、T4のフラップ70の前を進むように(下流側になるように)、コンベヤに対して横に配向される。

前を進むフラップ70は、フラップ70の折りをもたらすように、ブランク10に対してフラップ70の移動を遅らせる静的な案内部によって折られてもよい。

後を進む(上流側の)フラップ70は、フラップ70の折りをもたらすように、ブランク10に対してフラップ70の移動を速める能動的なデバイスによって折られてもよい。

フラップ80は、能動的なデバイスと静的な案内部との組み合わせによって折られてもよく、上パネル20の平面からの初期の折りは能動的なデバイスによって実行されてもよく、上パネル20の内面と向かい合う関係になるように続けて折るのは、静的な案内部によって完了されてもよい。

第1の物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ70と、第2の物品係合構造T5、T6のフラップ80とが上パネル20と向かい合う関係になるように折られると、ブランク10は、物品Bの上端にわたって配置されるように、物品Bの一群に対して移動させられる。

フラップ70、80は、物品Bの上端における凹部または空所に受け入れられ得る。

フラップ70、80は、物品キャリア90に対する物品Bの移動を阻止するように、当接面を提供する物品Bの一部分に当接するように、または、当接面に近接して位置するように、配置され得る。

第2の面取りパネル18および第3の面取りパネル22(存在する場合)は、それぞれ物品Bの一群の肩部の周りで、折り線19、21を中心として上パネル20に対して折られる。

第1の側面パネル16および第2の側面パネル24は、カートン90の第1の側壁16および第2の側壁24を形成するために物品Bの一群の相対する側の周りに配置されるように、物品Bの一群の相対する側について、折り線17、23を中心としてそれぞれヒンジ留めされる第2の面取りパネル18および第3の面取りパネル22に対して折られる。

第1の角パネル14および第4の角パネル26(存在する場合)は、隣接して配置された物品Bの踵部または下方部分について、折り線15、25を中心として第1の側面パネル16および第2の側面パネル24のそれぞれに対してそれぞれ折られる。

踵タブ40は、第1の角パネル14および第4の角パネル26を第1の側面パネル16および第2の側面パネル24のそれぞれに対して折る前に、折り線41を中心として、第1の角パネル14および第4の角パネル26の平面から折られ得る。

ある実施形態では、これは、踵タブ40が物品Bのうちの1つを係合させるために物品群の下方で内向きに延びるように、第1の底部パネル12および第2の底部パネル28を外向きに折ることで達成され、次に第1の底部パネル12および第2の底部パネル28は、物品群の底部の下方において反対方向に折られる。

第2の底部パネル28は、物品Bの一群の底部に隣接して配置されるように折り線27を中心として折られる。次に、第1の底部パネル12は、第2の底部パネル28と少なくとも部分的に重なる関係となるように折り線13を中心として折られ、そのようにするとき、踵タブ40の各々はそれぞれの物品Bの底部と係合させられ得る。

第1の底部パネル12と第2の底部パネル28とは一体に固定される。雄タブMの各々は、第2の底部パネル28の平面から内向きに動かされる。そのようにするとき、雌タブFの各々は内向きに動かされ、第1の底部パネル12に対応する開口を作り出す。雄タブMは、第1の底部パネル12と第2の底部パネル28とを一体に係止するように、それぞれの開口に受け入れられる。このようにして、管状構造が物品Bの一群の周りに形成される。

組み立てられたカートン90が図2および図3に示されている。

フラップ70、80は、物品Bの周縁、へり、または直立する壁もしくは他の突起を係合させる。物品Bが缶である場合、缶の上壁は皿穴とされ、物品Bの側壁または端継ぎ目の上端の下方に配置され得る。缶の上壁は、缶のへりまたは端継ぎ目によって側壁に連結される。

フラップ70、80は周縁の内部面または当接面を係合させる。フラップ70、80は、物品Bの皿穴とされた上壁によって提供される凹部または空所に配置され得る。

フラップ70、80は、持ち運び用取っ手Hが使用中であるとき、物品Bと係合したままである。フラップ70、80は、物品Bの一群に対する上パネル20の上向きの変位において、キャリア基材の固有の回復力または弾性によって、折りから解放され得る。

フラップ70、80は、実質的に上パネル20と向かい合う関係となるように、ヒンジ連結71、81を中心として上パネル20へと90度を越えて内向きに折られる。このようにして、フラップ70、80は、それらが係合するそれぞれの物品Bによって、折られた状態で保持される。物品Bの上端への上パネル20の近接のため、フラップ70、80を折りから解放させるのに十分な空間がない。

ここで図4を参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。第2の図示されている実施形態では、同様の符号が、可能な場合、その機能が第2の実施形態に属することを指示するために接頭辞として「100」を追加しているが、同様の部品を指示するために使用されている。追加の実施形態は、第1の実施形態と多くの共通の特徴を共有しているため、図1～図3に示された実施形態との違いだけが詳細に記載される。

図4は、本開示の別の実施形態による物品キャリア(図示されていない)を形成するためのブランク110を示している。ブランク110は、管状構造を形成するための複数のメインパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128を備える。複数のメインパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128は、第1の底部パネル112と、任意選択の第1の角または面取りパネル114と、第1の側面パネル116と、任意選択の第2の角または面取りパネル118と、上パネル120と、任意選択の第3の角または面取りパネル122と、第2の側面パネル124と、任意選択の第4の角または面取りパネル126と、第2の底部パネル128とを備える。複数のパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128は、対応する折り線113、115、117、119、121、123、125、127によって、隣同士と直線の連続したヒンジ留めで配置され得る。

ブランク110は、少なくとも第2の角パネル118または第3の角パネル122に定められる上方物品受入開口部A5を備える。ブランク110は6つの上方物品受入開口部A5を備え、3つが第2の角パネル118に設けられ、3つが第3の角パネル122に設けられている。上方物品受入開口部A5の各々は、上パネル120に定められ得、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124のそれぞれに定められ得る。

上方物品受入開口部A5は実質的に三角形の形態で示されているが、他の実施形態では、他の形が用いられてもよい。

図1の実施形態のブランク10が、図4に示されている上方受入開口部A5を組み込むように変更されてもよいことは理解されるであろう。

ブランク110は、物品Bの上端を係合させるための少なくとも1つの物品保持デバイスまたは物品係合構造T1、T2、T3、T4、T5、T6を備える。図4に示されているブランク110は、6つの物品係合構造T1、T2、T3、T4、T5、T6を備える。

ブランク110は、4つの端物品係合構造T1、T2、T3、T4と、端物品係合構造T1、T2、T3、T4の対の間に配置される2つの中間物品係合構造T5、T6とを備える。

端物品係合構造T1、T2、T3、T4の各々は、折り線171によって上パネル120にヒンジで連結されたフラップ170を備える。第1の端物品係合構造T1および第2の端物品係合構造T2は、上パネル120にその第1の端にヒンジで連結されたフラップ170をそれぞれ備える。第3の端物品係合構造T3および第4の端物品係合構造T4は、上パネル120にその第2の端にヒンジで連結されたフラップ170をそれぞれ備える。

中間物品係合構造T5、T6の各々は、折り線181によって上パネル120にヒンジで連結されたフラップ180を備える。

端物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ170は、上パネル120の占有範囲を越えて延びていない。端物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ170は、全体で上パネル120の占有範囲の中に含まれる。

フラップ170は上パネル120の端を越えて延びていない。

端物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ170は、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124によって少なくとも一部が定められるブランク110の縁を越えて延びていない。

第1の側面パネル116および第2の側面パネル124の各々、または、存在する場合は第2の面取りパネル118および第3の面取りパネル122の各々にヒンジで連結された上パネル120の周辺部分は、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124(または、第2の面取りパネル118および第3の面取りパネル122)と、ならびに、底パネル112、128または底パネル112、128の少なくとも一部分と、長さが等しく、底パネル112、128の前記少なくとも一部分は、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124の一方、または、存在する場合は第1の面取りパネル114および第4の面取りパネル126の一方に、それぞれヒンジ接続される周辺部分であり得る。

第1の凹部R7が上パネル120の第1の端に設けられており、第1および第2の端物品係合構造T1、T2のフラップ170は、第1の凹部R7に位置するように考慮され得る。第1および第2の端物品係合構造T1、T2のフラップ170は、一部で第1の凹部R7を定め、上パネル120の平面から折られるときに第1の凹部R7の大きさを増加させる。

第1の凹部R7は、フラップ170の全体を収容するように配置される。

第1の凹部R7は、上パネル120のみに定められ、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124内にも、または、第2の面取りパネル118および第3の面取りパネル122内にも延びていない。

第1の端物品係合構造T1のフラップ170は、上パネル120を第2の角パネル118にヒンジ接続する折り線119に対して平行に配向される折り線171の形態のヒンジ連結によって、上パネル120にヒンジで連結される。折り線171は折り線119から離間される。

第2の端物品係合構造T2のフラップ170は、上パネル120を第3の角パネル122にヒンジ接続する折り線121に対して平行に配向される折り線171の形態のヒンジ連結によって、上パネル120にヒンジで連結される。折り線171は折り線121から離間される。

第1の端物品係合構造T1のフラップ170と第2の端物品係合構造T2のフラップ170とは、互いから離れる方へ折れ、互いと対向してヒンジ留めされる。第1の端物品係合構造T1のフラップ170は第1の側面パネル116に向けて折れる。第2の端物品係合構造T2のフラップ170は第2の側面パネル124に向けて折れる。折り線171によって定められる第1の端物品係合構造T1のフラップ170のヒンジ縁は、フラップ170の自由縁より折り線119に近接して配置される。折り線171によって定められる第2の端物品係合構造T2のフラップ170のヒンジ縁は、フラップ170の自由縁より折り線121に近接して配置される。

第2の凹部R8が上パネル120の第2の端に設けられており、第3および第4の端物品係合構造T3、T4のフラップ170は、第2の凹部R8に位置するように考慮され得る。第3および第4の第1の物品係合構造T3、T4のフラップ170は、一部で第2の凹部R8を定め、上パネル120の平面から折られるときに第2の凹部R8の大きさを増加させる。

第2の凹部R8は、上パネル120のみに定められ、第1の側面パネル116および第2の側面パネル124内にも、または、第2の面取りパネル118および第3の面取りパネル122内にも延びていない。

第2の凹部R8は、フラップ170の全体を収容するように配置される。

第3の端物品係合構造T3のフラップ170は、上パネル120を第2の角パネル118にヒンジ接続する折り線119に対して平行に配向される折り線171の形態のヒンジ連結によって、上パネル120にヒンジで連結される。折り線171は折り線119から離間される。

第4の端物品係合構造T4のフラップ170は、上パネル120を第3の角パネル122にヒンジ接続する折り線121に対して平行に配向される折り線171の形態のヒンジ連結によって、上パネル120にヒンジで連結される。折り線171は折り線121から離間される。

第3の端物品係合構造T3のフラップ170と第4の端物品係合構造T4のフラップ170とは、互いから離れる方へ折れ、互いと対向してヒンジ留めされる。第3の端物品係合構造T3のフラップ170は第1の側面パネル116に向けて折れる。第4の端物品係合構造T4のフラップ170は第2の側面パネル124に向けて折れる。折り線171によって定められる第3の端物品係合構造T3のフラップ170のヒンジ縁は、フラップ170の自由縁より折り線119に近接して配置される。折り線171によって定められる第4の端物品係合構造T4のフラップ170のヒンジ縁は、フラップ170の自由縁より折り線121に近接して配置される。

ブランクの形態において、フラップ170は、一部で上パネル120の自由端縁を定める。フラップ170によって定められる上パネル120の縁部分は、形が弓状または曲線である。

第1の中間物品係合構造T5のフラップ180は、上パネル120を第2の角パネル118にヒンジ接続する折り線119に対して平行に配向される折り線181の形態のヒンジ連結によって、上パネル120にヒンジで連結される。折り線181は折り線119から離間される。

第2の中間物品係合構造T6のフラップ180は、上パネル120を第3の角パネル122にヒンジ接続する折り線121に対して平行に配向される折り線181の形態のヒンジ連結によって、上パネル120にヒンジで連結される。折り線181は折り線121から離間される。

第1の中間物品係合構造T5のフラップ180と第2の中間物品係合構造T6のフラップ180とは、互いから離れる方へ折れ、互いと対向してヒンジ留めされる。第1の中間物品係合構造T5のフラップ180は第1の側面パネル116に向けて折れる。第2の中間物品係合構造T6のフラップ180は第2の側面パネル124に向けて折れる。折り線181によって定められる第1の中間物品係合構造T5のフラップ180のヒンジ縁は、フラップ180の自由縁より折り線119に近接して配置される。折り線181によって定められる第2の中間物品係合構造T6のフラップ180のヒンジ縁は、フラップ180の自由縁より折り線121に近接して配置される。

折り線171、181は、複数のパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128によって形成される管状構造の開放した端に対して実質的に垂直に配向される。

物品係合構造T1、T2、T3、T4、T5、T6の各々のフラップ170、180は、そのフラップ170、180を上パネル120から分離する切込みおよび/または切れ目によって一部が定められる。

物品係合構造T1、T2、T3、T4、T5、T6の各々のフラップ170、180は、折り線171、181によって定められるヒンジ縁と、切込みまたは切れ目によって定められる自由縁とを備える。自由縁はヒンジ縁の第1の端からヒンジ縁の第2の端まで延びる。自由縁は、その延び全体にわたって弓状であるかまたは湾曲している。

例えば、限定されることはないが、ブランク110が図1の実施形態の小分け部アクセスパネルD1、D2、D3、D4、D5、D6、取っ手開口部A4、または翼状タブ70b、80bを含むように変更され得るといった、図1の実施形態の特徴が図4の実施形態に組み込まれ得ることは理解されるであろう。

本開示は、凹部をそれぞれ有する少なくとも1つの物品Bを包装するための物品キャリア90を提供する。物品キャリア90は、少なくとも1つの物品Bを包囲するための管状構造を形成する複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28と、管状構造の反対の開放した端のうちの少なくとも一方から物品Bが追い出されるかまたは不意に出てしまうのを防止または阻止するために、前記少なくとも1つの物品Bのうちの1つの凹部を係合させるための物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6とを備える。物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28のうちの1つにヒンジで連結されるフラップ70、80を備え、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28のうちの前記1つは上パネル20であり得る。物品キャリア90は、アクセスパネルD1、D2、D3、D4、D5、D6を有する小分け特徴部をさらに備える。フラップ70、80は、引き裂き開始デバイスを小分け部に提供するように、アクセスパネルD1、D2、D3、D4、D5、D6にヒンジで連結される。

アクセスパネルD1、D2、D3、D4は物品キャリア90の端において定められる。アクセスパネルD1、D2、D3、D4は、物品キャリア90の自由端縁によって一部が定められ、フラップ70、80から延びる切断可能線によって一部が定められる。

アクセスパネルD5、D6は物品キャリア90の中間部分に定められる。アクセスパネルD5、D6は、フラップ70、80から延びる一対の切断可能線によって少なくとも一部が定められる。一対の切断可能線は物品キャリア90の各々の端から離間される。

本開示は、凹部をそれぞれ有する少なくとも1つの物品Bを包装するための物品キャリアも提供する。物品キャリアは、少なくとも1つの物品Bを包囲するための管状構造を形成する複数のパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128と、管状構造の反対の開放した端のうちの少なくとも一方から物品Bが追い出されるかまたは不意に出てしまうのを防止または阻止するために、前記少なくとも1つの物品Bのうちの1つの凹部を係合させるための物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6とを備える。物品保持デバイスT1、T2、T3、T4、T5、T6は、複数のパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128のうちの1つにヒンジ連結によってヒンジで連結されるフラップ170、180を備え、複数のパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128のうちの前記1つは上パネル120であり得る。フラップ170、180は、ヒンジ連結によって定められるヒンジ縁と、自由縁とを備え、自由縁は、ヒンジ連結の第1の端からヒンジ連結の第2の端まで延び、自由縁は、その延び全体にわたってまたはそれに沿って弓状または湾曲している。

フラップ70、80; 170、180のヒンジ縁は、折られていない状態の自由縁より、一対の相対する側壁の一方の近くに配置される。フラップ70、80; 170、180は、機能状態において、フラップがヒンジ留めされるパネルの内面と向かい合う関係になるよう逆に折られる。機能位置において、フラップ70、80; 170、180の自由縁は、ヒンジ縁より、一対の相対する側壁の一方の近くに配置される。ヒンジ連結71、81; 171、181は、管状構造の開放した端と非平行に配向される。ヒンジ連結71、81; 171、181は、管状構造の開放した端に対して斜めに配向され得る。ヒンジ連結71、81; 171、181は、管状構造の開放した端に対して垂直に配向される。

本開示は、凹部をそれぞれ有する少なくとも2つの物品Bを包装するための物品キャリア90も提供する。物品キャリア90は、少なくとも2つの物品Bを包囲するための管状構造を形成する複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28; 112、114、116、118、120、122、124、126、128と、管状構造の中での物品Bの移動を防止または阻止するために、前記少なくとも2つの物品Bそれぞれの凹部を係合させるためのフラップ80; 180をそれぞれ備える一対の物品保持デバイスT5、T6とを備える。各々のフラップ80; 180は、互いと対向している複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28; 112、114、116、118、120、122、124、126、128のうちの1つにヒンジ連結によってヒンジで連結され、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28; 112、114、116、118、120、122、124、126、128のうちの前記1つは上パネル20; 120であり得る。物品キャリア90は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28; 112、114、116、118、120、122、124、126、128のうちの前記1つに定められる一対の取っ手開口を備える。各々の取っ手開口は、少なくとも一部がタブ62によって定められ得る。タブ62は、互いと対向してヒンジで連結され得る。タブ62とフラップ80とは、取っ手Hを複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28; 112、114、116、118、120、122、124、126、128のうちの前記1つに定める。取っ手Hは、複数の腕部によって上パネル20; 120に結合または連結され、複数の腕部は4つの腕部を備え得る。各々の腕部は、タブ62のうちの1つとフラップ80のうちの1つとの間に配置される上パネル20; 120の領域によって定められる。

最も端の物品保持デバイスT1、T2、T3、T4は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28; 112、114、116、118、120、122、124、126、128のうちの1つの端に定められる凹部、または、そのような端から打ち抜かれた凹部に、位置し得る。このようにして、物品保持デバイスT1、T2、T3、T4は、上パネル20; 120またはブランク10; 110の占有範囲を増加させない。

上パネル20; 120は、各々の最も端の物品保持デバイスT1、T2、T3、T4がヒンジで連結される少なくとも1つの凹状端縁を備える。

ある実施形態では、フラップ70; 170は、上パネル20; 120の少なくとも1つの凹状端縁を部分的に定める。つまり、フラップ70; 170は、折られていない状態において、凹状端縁を満たさない、または、凹状端縁を完成させていない。

ある実施形態では、物品キャリア90は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24、26、28; 112、114、116、118、120、122、124、126、128または上パネル20; 120のうちの1つの各々の端において物品保持デバイスT1、T2、T3、T4の対を備える。物品保持デバイスT1、T2、T3、T4の対は、上パネル20; 120の端縁から打ち抜かれる、またはその端縁に定められる凹部R7、R8によって互いから離間される。

物品保持デバイスT1、T2、T3、T4の対は、それぞれの折り線71によって上パネル20にヒンジで連結され、前記折り線71同士は互いに対して末広がりに配置され得る。

フラップ70; 170は、実質的に、フラップがヒンジ留めされるパネルとの向かい合う関係となるように、ヒンジ連結を中心として上パネル20; 120へと90度を越えて内向きに折られる。

物品保持デバイスT1、T2、T3、T4は、フラップ70において定められ、物品キャリア90の中での物品Bの固定を強めるためのキールを形成する第2の折り線73を備え得る。

第2の折り線73は、一部で翼状タブ70bを定めることができ、翼状タブ70bは、上パネル20に、フラップ70へのそのヒンジ連結のみを通じて結合される。

第2の折り線73は、頂点を形成するために、第1の折り線71の端で集束するように配置され得る。切れ目または切断線の形態の切り取り部75が、翼状タブ70bを物品キャリア90から分離してもよい。切れ目は、第1の折り線71と第2の折り線73との間の頂点と交差する。他の実施形態では、切り取り部75は、翼状タブ70bを物品キャリア90の上パネル20から離すスロット、スリット、または他の凹部であり得ることは理解されるであろう。

物品キャリア90は、一体に固定された2つのパネルから形成される複合壁を備える巻き付け式のものであり得る。複合壁は管状構造の底壁であり得る。

様々な変更を本発明の範囲内で行うことができることは理解され得る。例えば、パネルおよび開口部の大きさおよび形は、異なる大きさまたは形の物品を収容するように調節され得る。図示されている実施形態は、巻き付ける様式の物品キャリアを形成するためのカートンまたはブランクを示しており、他の実施形態では、物品キャリアは、代わりの形式または様式を取ってもよく、本開示の特徴のうちの1つまたは複数を採用してもよい。

本明細書で使用される場合、「上」、「底」、「底部」、「前」、「後」、「端」、「側方」、「内向き」、「外向き」、「上方」、および「下方」などの方向への言及は、それぞれのパネルをこのような配向に必ずしも限定せず、これらのパネルを互いから区別するように供するだけであり得ることは、認識されるものである。

本明細書で使用される場合、「ヒンジ連結」および「折り線」といった用語は、ブランクのヒンジの特徴を定めるか、ブランクの一部分同士を互いに対して折るのを容易にするか、または、ブランクについてのパネルの折る最適な場所を指示するすべての様態の線を言う。「ヒンジ連結」へのいかなる言及も、必ずしも単一の折り線だけを言うとは解釈されるべきではなく、実際、ヒンジ連結は2本以上の折り線から形成されてもよく、2本以上の折り線の各々は、形が真っ直ぐ/直線または湾曲/曲線であり得る。直線の折り線は、ヒンジ連結を形成するとき、互いと平行に配置され得る、または、互いに対して若干角度を付けられ得る。曲線の折り線は、ヒンジ連結を形成するとき、曲線の折り線によって包囲される領域内に成形されたパネルを定めるために互いと交差することができる。このようなヒンジ連結の典型的な例は、間に楕円のパネルを定めるように2つの点において交差するアーチ形または弓状の一対の折り線を備え得る。ヒンジ連結は、1つまたは複数の直線の折り線と、1つまたは複数の曲線の折り線とから形成され得る。このようなヒンジ連結の典型的な例は、直線の折り線と、間に半月形のパネルを定めるように2つの点において交差するアーチ形または弓状の折り線との組み合わせを備え得る。

本明細書で使用される場合、「折り線」という用語は、以下のもの、すなわち、ミシン目入り線、浮き出し線、デボス線、穿孔の線、短いスリットの線、いくらかの切込みの線、単一のいくらかの切込み、途切れた切れ目、並んだスリットの線、ミシン目の線、およびこれらの選択肢の任意の組み合わせのうちの1つに言及することができる。

ヒンジ連結および折り線が、穿孔、穿孔の線、短いスリットの線、いくらかの切込みの線、単一のいくらかの切込み、切れ目、途切れた切れ目、スリット、ミシン目、それらの任意の組み合わせなどを含め、ブランクの基材に形成される要素をそれぞれ含むことができることは、理解されるべきである。要素は、所望の機能性を提供するための寸法および配置とされ得る。例えば、穿孔の線は、折り線および/または切断線を定めるためにある程度の弱さを伴う寸法または設計とされ得る。穿孔の線は、折りを容易にしつつ破れに抗するように、折りを容易にしつつより大きな力で破れるのを容易にするように、または、少ない労力で破れるのを容易にするように、設計され得る。

本明細書で使用される「～と見当合わせして」という文言は、2つの重なるパネルのうちの第1のものに形成された開口部、および、2つの重なるパネルのうちの第2のものに形成された第2の開口部など、直立されたカートンにおける2つ以上の要素の位置合わせに言及している。互いと見当合わせされているそれらの要素は、重なるパネルの厚さの方向において互いと位置合わせされ得る。例えば、第1のパネルにおける開口部が、第1のパネルと重なる配置で配置される第2のパネルにおける第2の開口部「と見当合わせして」いるとき、開口部の縁は第2の開口部の縁の少なくとも一部分に沿って延びることができ、第1および第2のパネルの厚さの方向において、第2の開口部と位置合わせされ得る。

10 ブランク
12、28 メインパネル、底部パネル、複合底部壁、底パネル
14、18、22、26 メインパネル、角パネル、面取りパネル
16、24 メインパネル、側面パネル、側壁
20 メインパネル、上パネル、上壁
13、15、17、19、21、23、25、27 折り線
29、31 アクセスパネル折り線
40 踵タブ
41 折り線
43a、43b 折り線
45a、45b 切れ目
50a、50b、50c、52a、52b、52c 部分的深さ切込み
51a、51b、51c、53a、53b、53c 切断線
62 タブ
70 フラップ
70b 翼状タブ
71 折り線
71a 内側端
73 折り線
75 切込み、切れ目、切り取り部
77 切込み、切れ目
80 フラップ、物品係合フラップ
80b 翼状タブ
81 折り線
83 折り線
90 カートン、キャリア、容器、包装構造、物品キャリア
110 ブランク
112、128 メインパネル、底部パネル
114、118、122、126 メインパネル、角パネル、面取りパネル
116、124 メインパネル、側面パネル
120 メインパネル、上パネル
113、115、117、119、121、123、125、127 折り線
170 フラップ
171 折り線
180 フラップ
181 折り線
A1、A2 開口
A3 踵開口部
A4 取っ手開口部
A5 上方物品受入開口部
B 物品
D1、D2、D3、D4 アクセスパネル、端アクセスパネル
D5、D6 アクセスパネル、中間アクセスパネル
E1/75、E2/75 端縁
F 第1の部品、雌タブ
H 取っ手構造、取っ手
M 第2の部品、雄タブ
R1、R2、R3、R4、R5、R6 踵係合構造
R7、R8 凹部
T1、T2、T3、T4 第1の物品保持デバイス、第1の物品係合構造、端物品保持デバイス、端物品係合構造
T5、T6 第2の物品保持デバイス、第2の物品係合構造、中間物品保持デバイス、中間物品係合構造

Claims (35)

1. 凹部をそれぞれ有する少なくとも2つの物品を包装するための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、前記少なくとも2つの物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、前記管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、前記少なくとも2つの物品それぞれの凹部と係合させるためのフラップをそれぞれ備える一対の物品保持デバイスとを備え、前記フラップは、それぞれのヒンジ連結によって、互いと対向して前記複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結され、前記物品キャリアは、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルに定められる一対の取っ手開口を備え、前記取っ手開口および前記フラップは前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルに取っ手を定め、前記取っ手は4つの腕部によって前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルに結合または連結され、各々の腕部は、前記取っ手開口のうちの1つと前記フラップのうちの1つとの間に配置された前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルの領域によって定められる、物品キャリア。
2. 前記管状構造は各々の端において少なくとも部分的に開放しており、管状の軸が前記端同士の間に定められ、前記フラップと前記複数のパネルのうちの前記1つとの間の前記ヒンジ連結は、前記管状の軸と平行である、請求項1に記載の物品キャリア。
3. 前記管状構造は各々の端において少なくとも部分的に開放しており、管状の軸が前記端同士の間に定められ、前記フラップと前記複数のパネルのうちの前記1つとの間の前記ヒンジ連結は、前記管状の軸に対して斜めである、請求項1に記載の物品キャリア。
4. 前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルは上パネルである、請求項1に記載の物品キャリア。
5. 前記フラップは、第1の折り線の形態のヒンジ連結によって、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルにヒンジで連結される、請求項1に記載の物品キャリア。
6. 前記複数のパネルは、一対の相対する側壁を備え、前記フラップは、前記相対する側壁のそれぞれに向けて折れる、請求項5に記載の物品キャリア。
7. 凹部をそれぞれ有する1つまたは複数の物品を包装するための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、前記1つまたは複数の物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、前記管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、前記1つまたは複数の物品のうちの1つの凹部を係合させるための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスは、前記複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結されるフラップを備え、前記物品キャリアは、アクセスパネルを有する小分け特徴部をさらに備え、前記フラップは、前記小分け部に引き裂き開始デバイスを提供するように前記アクセスパネルにヒンジで連結される、物品キャリア。
8. 前記アクセスパネルは前記物品キャリアの端に定められ、前記アクセスパネルは、前記物品キャリアの自由端縁によって一部が定められ、前記フラップから延びる切断可能線によって一部が定められる、請求項7に記載の物品キャリア。
9. 前記アクセスパネルは前記物品キャリアの中間部分に定められ、前記アクセスパネルは、前記フラップから延びる一対の切断可能線によって少なくとも一部が定められ、前記一対の切断可能線は前記物品キャリアの各々の端から離間されている、請求項7に記載の物品キャリア。
10. 凹部をそれぞれ有する1つまたは複数の物品を包装するための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、前記1つまたは複数の物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、前記管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、前記1つまたは複数の物品のうちの1つの凹部を係合させるための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスは、ヒンジ連結によって前記複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結されるフラップを備え、前記フラップは、前記ヒンジ連結によって定められるヒンジ縁と、自由縁とを備え、前記自由縁は、前記ヒンジ連結の第1の端から前記ヒンジ連結の第2の端まで延び、前記自由縁は、その延び全体にわたってまたはそれに沿って弓状であるかまたは湾曲している、物品キャリア。
11. 前記フラップの前記ヒンジ縁は、折られていない状態の前記自由縁より、一対の相対する側壁の一方の近くに配置される、請求項10に記載の物品キャリア。
12. 前記フラップは、機能状態において、前記フラップがヒンジ留めされる前記パネルの内面と向かい合う関係になるように逆に折られ、前記機能位置において、前記フラップの前記自由縁は、前記ヒンジ縁より、一対の相対する側壁の一方の近くに配置される、請求項10に記載の物品キャリア。
13. 前記ヒンジ連結は、前記管状構造の開放した端と非平行に配向される、請求項10に記載の物品キャリア。
14. 前記ヒンジ連結は、前記管状構造の開放した端に対して斜めに配向される、請求項10に記載の物品キャリア。
15. 前記ヒンジ連結は、前記管状構造の開放した端に対して垂直に配向される、請求項10に記載の物品キャリア。
16. 前記物品保持デバイスは、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルの端に定められる凹部に位置する、請求項10に記載の物品キャリア。
17. 上パネルは、物品保持デバイスがヒンジで連結される少なくとも1つの凹状端縁を備える、請求項16に記載の物品キャリア。
18. 前記フラップは、折られていない状態において、前記上パネルの前記少なくとも1つの凹状端縁を部分的に定める、請求項17に記載の物品キャリア。
19. 前記物品キャリアは、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルの端に一対の物品保持デバイスを備え、前記一対の物品保持デバイスは、上パネルの縁から打ち抜かれた凹部、または、前記上パネルの縁に定められた凹部によって、互いから離間される、請求項16に記載の物品キャリア。
20. 前記一対の物品保持デバイスは、それぞれの折り線によって前記上パネルにヒンジで連結され、前記折り線同士は互いに対して末広がりに配置される、請求項19に記載の物品キャリア。
21. 前記フラップは、前記フラップがヒンジ留めされる前記パネルと実質的に向かい合う関係となるように、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルとのヒンジ連結を中心として90度を越えて内向きに折られる、請求項10に記載の物品キャリア。
22. 前記物品保持デバイスは、前記フラップにおいて定められ、前記物品キャリアの中での前記物品の固定を強めるためのキールを形成する折り線を備える、請求項10に記載の物品キャリア。
23. 前記折り線は一部で翼状タブを定め、前記翼状タブは、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルに、前記フラップへのそのヒンジ連結のみを通じて結合される、請求項22に記載の物品キャリア。
24. 前記折り線は、頂点を形成するために、前記ヒンジ連結の端で集束するように配置され、切り取り部が前記翼状タブを前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルから分離し、前記切り取り部は、前記ヒンジ連結と前記折り線との間で前記頂点と交差する、請求項22に記載の物品キャリア。
25. 前記物品キャリアは、一体に固定された2つのパネルから形成される複合壁を備える巻き付け式のものである、請求項10に記載の物品キャリア。
26. 前記複合壁は前記管状構造の底壁である、請求項25に記載の物品キャリア。
27. 前記物品保持デバイスの前記フラップは、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルの占有範囲の中に全体が含まれる、請求項10に記載の物品キャリア。
28. 前記一対の物品保持デバイスの前記フラップは、前記上パネルの占有範囲の中に全体が含まれる、請求項19に記載の物品キャリア。
29. 物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、凹部をそれぞれ有する少なくとも2つの物品を包囲するための管状構造を形成するための複数のパネルを備え、前記ブランクは、前記管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、前記少なくとも2つの物品それぞれの凹部を係合させるためのフラップをそれぞれ備える一対の物品保持デバイスを備え、前記フラップは、それぞれのヒンジ連結によって、互いと対向して前記複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結され、前記ブランクは、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルに定められる一対の取っ手開口を備え、前記取っ手開口および前記フラップは前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルに取っ手を定め、前記取っ手は4つの腕部によって前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルに結合または連結され、各々の腕部は、前記取っ手開口のうちの1つと前記フラップのうちの1つとの間に配置された前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルの領域によって定められる、ブランク。
30. 設定状態において、前記管状構造は各々の端において少なくとも部分的に開放しており、管状の軸が前記端同士の間に定められ、前記フラップと前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルとの間の前記ヒンジ連結は、前記管状の軸と平行である、請求項29に記載のブランク。
31. 設定状態において、前記管状構造は各々の端において少なくとも部分的に開放しており、管状の軸が前記端同士の間に定められ、前記フラップと前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルとの間の前記ヒンジ連結は、前記管状の軸に対して斜めである、請求項29に記載のブランク。
32. 前記フラップは、第1の折り線の形態のヒンジ連結によって、前記複数のパネルのうちの前記1つのパネルにヒンジで連結される、請求項29に記載のブランク。
33. 前記複数のパネルは、ヒンジ縁に沿って上パネルにヒンジで連結される一対の相対する側壁を備え、前記フラップは、前記ヒンジ縁のそれぞれに向けて折れる、請求項32に記載のブランク。
34. 物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、凹部を有する1つまたは複数の物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、前記管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、前記1つまたは複数の物品のうちの1つの前記凹部を係合させるための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスは、前記複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結されるフラップを備え、前記ブランクは、アクセスパネルを有する小分け特徴部をさらに備え、前記フラップは、前記小分け部に引き裂き開始デバイスを提供するように前記アクセスパネルにヒンジで連結される、ブランク。
35. 物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、凹部を有する1つまたは複数の物品を包囲するための管状構造を形成する複数のパネルと、前記管状構造の中での前記物品の移動を阻止するために、前記1つまたは複数の物品のうちの1つの前記凹部を係合させるための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスは、ヒンジ連結によって前記複数のパネルのうちの1つのパネルにヒンジで連結されるフラップを備え、前記フラップは、前記ヒンジ連結によって定められるヒンジ縁と、自由縁とを備え、前記自由縁は、前記ヒンジ連結の第1の端から前記ヒンジ連結の第2の端まで延び、前記自由縁は、その延び全体にわたってまたはそれに沿って弓状であるかまたは湾曲している、ブランク。

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