JP2023510275A - カートンおよびそのためのブランク - Google Patents

Abstract

本開示の態様は、1つまたは複数の物品を包装するためのカートン、およびカートンを形成するためのブランクに関する。本発明の一態様は、物品の一部を受けて物品のこの一部に係合するための物品保持デバイスを提供する。物品保持デバイスは、開口および変形可能部材を備えている。開口は、第2のパネル内に少なくとも部分的に画定され、変形可能部材は第2のパネルの少なくとも一部から形成される。変形可能部材は、それぞれ第1および第2のジョイントによって第2のパネルにその対向する側縁部において接続されるように、開口にわたって連続して延びる。変形可能部材はさらに、第3のジョイントによって第2のパネルに隣接する端縁部に接続される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年1月7日出願の米国仮特許出願第62/958,024号の利益を主張し、その開示は全体的に参照として本明細書に組み込まれている。

本発明は、カートンまたはキャリアに関し、これを形成するためのブランクに関する。 排他的ではないが、より詳細には、本発明は、物品保持デバイスおよびこれを備えたキャリアに関する。

包装の分野では、多数の物品を運ぶためのカートンを提供することが知られている。カートンは、当業界でよく知られており、消費者が一群の消費者用物品を輸送し、貯蔵し、利用することを可能にするのに有用である。費用および環境的検討事項では、このようなカートンまたはキャリアは、できるだけ少ない材料で形成し、形成される材料内にできるだけ少ない廃棄物を生じさせる必要がある。さらなる検討事項は、大きな重量の物品を保持し輸送するためのカートンの強度およびその安定性である。カートンの内容物はカートン内で安全であることが望ましい。

米国特許第20150225155号

本開示の目的は、改良された機械処理特徴を有する物品キャリアを提供することである。

本発明は、典型的に、厚紙などから形成されたカートンの分野での改良を行おうとする。

本発明の一態様は、カートンを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、第1のパネル、および第1のパネルにヒンジ接続された第2のパネルを備えている。ブランクは、物品の一部を受けて物品のこの一部に係合するための物品保持デバイスを備えている。物品保持デバイスは、開口および変形可能部材を備えている。開口は、第2のパネル内に少なくとも部分的に画定され、変形可能部材は、第2のパネルの少なくとも一部から形成される。変形可能部材は、その両側端部においてそれぞれ第1および第2のジョイントによって第2のパネルに接続されるように、開口にわたって連続して延びる。変形可能部材はさらに、第3のジョイントによって第2のパネルに隣接する端縁部に接続される。

任意選択では、変形可能部材は、分離線によって第1のパネルから外される。

任意選択では、変形可能部材は少なくとも1対の第1および第2の切れ目によって画定され、第1の切れ目は第1のジョイントと第3のジョイントの間に延び、第2の切れ目は第2のジョイントと第3のジョイントの間に延びる。

任意選択では、変形可能部材は第1の拡張スリットを備え、拡張スリットは、第1の切れ目の近くのその第1の端部から、反対側の、第2の切れ目の近くのその第2の端部まで延び、第1および第2の終端部は変形可能部材内に配置されている。

任意選択では、第1の拡張スリットは、変形可能部材を大きな部分および小さな部分に分割し、大きな部分は第1および第2のジョイントによって第2のパネルに接続され、小さな部分は第3のジョイントによって第2のパネルに接続される。

任意選択では、拡張スリットの第1の端部は、大きな部分および小さな部分が第4のジョイントによってさらに部分的に接続されるように、第1の切れ目から間隔を置いて配置され、拡張スリットの第2の端部は、大きな部分および小さな部分が第5のジョイントによってさらに部分的に接続されるように、第2の切れ目から間隔を置いて配置されている。

任意選択では、変形可能部材はさらに、第3のジョイントに向けて第1の拡張スリットから延びる第2の拡張スリットを備え、第2の拡張スリットは、小さな部分を1対の小さな半分部分に分割し、さらに、第3のジョイントを、小さな半分部分の一方が第6のジョイントによって第2のパネルに接続され、もう一方の小さな半分部分が第7のジョイントによって第2のパネルに接続されるように、第6および第7のジョイントに分割する。

本発明の別の態様は、カートンを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、第1のパネル、および第1のパネルにヒンジ接続された第2のパネルを備えている。ブランクは、物品の一部を受けて物品のこの一部に係合するための物品保持デバイスを備えている。物品保持デバイスは、第2のパネル内に少なくとも部分的に画定された開口を備えている。物品保持デバイスは、第2のパネルの少なくとも一部から形成された一体型変形可能部材を備えている。一体型変形可能部材は、開口の向かい合う側縁部どうしの間にかかるように、開口にわたって連続して延びる。一体型変形可能部材はさらに、開口の隣接する端縁部まで連続して延びている。

任意選択では、一体型変形可能部材は、分離線と脆弱線とによって画定または境界線が引かれ、分離線は一体型変形可能部材を第1のパネルから外し、脆弱線は、一体型変形可能部材が第2のパネルの平面から変位可能になり得るように、一体型変形可能部材を第2のパネルに接続する。

任意選択では、脆弱線は、少なくとも2つの切れ目、および切り目に沿って一体型変形可能部材を第2のパネルに接続するための少なくとも3つの接続刻み目を備えている。

任意選択では、少なくとも3つの接続刻み目のうち第1および第2の接続刻み目は、開口の向かい合う側縁部において第2のパネルに一体型変形可能部材を接続し、少なくとも3つの接続刻み目のうち第3の接続刻み目は、開口の隣接する端縁部において第2のパネルに一体型変形可能部材を接続する。

任意選択では、第1のパネルはカートンの上部パネルである。任意選択では、第1のパネルはカートンの底部パネルである。任意選択では、第2のパネルはカートンの側部パネルである。

任意選択では、開口の隣接する端縁部は上縁部である。任意選択では、開口の隣接する端縁部は下縁部である。

本発明の別の態様は、1つまたは複数の物品を包装するためのカートンを提供する。カートンは、内部を有する管状構造の壁面を形成する複数のパネルを備えている。複数のパネルは、第1のパネル、および第1のパネルにヒンジ接続された第2のパネルを含む。カートンは、物品の一部を受けて物品のこの一部に係合するための物品保持デバイスを備えている。物品保持デバイスは、開口および変形可能部材を備えている。開口は、第2のパネル内に少なくとも部分的に形成される。変形可能部材は第2のパネルの少なくとも一部から形成される。変形可能部材は、その両側の側縁部においてそれぞれ第1および第2のジョイントによって第2のパネルに接続されるように、開口にわたって連続して延びる。変形可能部材はさらに、その上縁部および下縁部の一方において、第3のジョイントによって第2のパネルに接続される。

本発明のさらに別の態様は、1つまたは複数の物品を包装するためのカートンを提供する。カートンは、内部を有する管状構造の壁面を形成する複数のパネルを備えている。複数のパネルは、第1のパネル、および第1のパネルにヒンジ接続された第2のパネルを含む。カートンは、物品の一部を受けて物品のこの一部に係合するための物品保持デバイスを備えている。物品保持デバイスは、第2のパネル内に少なくとも部分的に形成された開口、および第2のパネルの少なくとも一部から形成された一体型変形可能部材を備えている。一体型変形可能部材は、開口の向かい合う側縁部どうしの間にかかるように、開口にわたって連続して延びる。一体型変形可能部材はさらに、開口の隣接する端縁部まで連続して延びている。

本出願の範囲内で、前述の節、特許請求の範囲、および/または以下の説明および図面に記載された様々な態様、実施形態、例、特性および代替形態は、独立して、またはそのあらゆる組合せで検討または理解されてもよいことが考えられるまたは意図される。

一実施形態に関して、または関連して記載された特性または要素は、特性の不適合性がない限り、全ての実施形態に適用可能である。一実施形態による1つまたは複数の特性または要素は、本明細書に開示された他の実施形態のいずれかに組み込まれる、またはこれと組み合わせてもよく、前記一実施形態から抽出された前記特性または要素は、前記他の実施形態の1つまたは複数の特性または要素に加えて、またはその代わりに含めてもよい。

本明細書で開示された実施形態の特性、または特性の組合せは、その実施形態の他の特性とは別に抽出されてもよい。別の方法では、実施形態の特性、または特性の組合せは、その実施形態から省略されてもよい。

本発明の実施形態を次に、添付の図面を参照して記載する。

第1の実施形態による、カートンを形成するためのブランクの上部からの平面図である。 図1のブランクから形成されたカートンの一部の斜視図である。 第2の実施形態による、カートンを形成するためのブランクの上部からの平面図である。 図3のブランクから形成されたカートンの上部からの斜視図である。 図3のブランクから形成されたカートンの一部の下部からの斜視図である。 第3の実施形態による、カートンを形成するためのブランクの上部からの平面図である。 図6のブランクから形成されたカートンの上部からの斜視図である。 第4の実施形態による、カートンを形成するためのブランクの一部の上部からの平面図である。

パッケージ、ブランクおよびカートンの特定の実施形態の詳細な説明が、本明細書に開示されている。開示された実施形態は、本発明の特定の態様を実施することができる方法の単なる例であり、本発明が具体化されてもよい方法の全ての排他的リストを示していないことを理解されたい。本明細書で使用されるように、「例示的な」という語は、図、実例、モデル、またはパターンとして働く実施形態に言及するために広範囲に使用される。実際、本明細書に記載されたパッケージ、ブランクおよびカートンは、様々なおよび代替形態で具体化されてもよいことを理解されたい。図面は必ずしも等尺ではなく、いくつかの特性は、特定の構成部品の詳細を示すために誇張または最小限に抑えられてもよい。よく知られている構成部品、材料または方法は、本開示を分かりにくくするのを防ぐために、必ずしも詳細に記載されない。本明細書に開示されたあらゆる特定の構造および機能的詳細は、限定するものと解釈されるものではなく、単に、特許請求の範囲の基礎として、および本発明を様々に利用するために当業者に教示するための代表的基礎として解釈されるものとする。

図1を参照すると、これに限らないが、図2に示すような、これ以降物品Bと称するボトルまたは缶などの一群の一次製品を入れて運ぶための、図2に示すようなカートンまたはキャリア90を形成することを可能にするブランク10の平面図が示されている。ブランク10は、少なくとも1つの一次製品容器またはパッケージを包装するための二次パッケージを形成する。

図3を参照すると、一群の一次製品を入れて運ぶための、図4および図5に示すような、カートンまたはキャリア190を形成することが可能なブランク110の平面図が示されている。

図6を参照すると、一群の一次製品を入れて運ぶための、図7に示すような、カートンまたはキャリア290を形成することが可能なブランク210の平面図が示されている。

図8を参照すると、一群の一次製品を入れて運ぶための、カートンまたはキャリア(図示せず)を形成することが可能なブランク310の一部の平面図が示されている。

本明細書で詳述された実施形態では、「カートン」および「キャリア」とう用語は、本発明の様々な特性を図示する非限定的目的で、一次製品容器Bなどの物品Bに係合しこれらを運ぶための、容器90、190、290のことを言う。本発明の教示は、テーパ状および/または円筒形であってもよいし、またはそうでなくてもよい、様々な製品容器Bに適用することができることが考えられる。例示的容器は、ボトルB(例えば、金属、ガラスまたはプラスチックボトル)、缶(例えば、アルミニウム缶)、ブリキ缶、小袋、小さな包みなどが挙げられる。

ブランク10、110、210、310は、適切な基板のシートから形成されている。本明細書で使用されるように、「適切な基板」という用語は、厚紙、段ボール、ボール紙、プラスチック、その組合せなどの折畳可能シート材料の全ての形を含むことを理解されたい。適切な場合に、例えば、以下により詳細に記載するキャリア構造を提供するために、1つまたは他の数のブランクが利用されてもよいことを認識すべきである。

本明細書に記載される包装構造またはカートンは、その強度を増加させるための材料で作られる、またはこれで被覆されてもよい、厚紙などのシート材料から形成されてもよい。このようなシート材料の例は、WestRock Companyによって作られた耐引裂性NATRALOCK(登録商標)厚紙である。耐引裂性材料は、パッケージの耐引裂性を改善するのを助けるために、2つ以上の層によって提供されてもよいことに留意すべきである。典型的には、シート材料の1つの表面は、他の表面に対して異なる特徴を有してもよい。例えば、完成パッケージから外向きに面するシート材料の表面は特に円滑であってもよく、優れた印刷適正を提供するためにクレーコーティングまたは他の表面処理などのコーティングを有してもよい。もう一方で、内向きに面するシート材料の表面は、コーティング、層、処理を備えてもよいし、あるいは耐引裂性、優れた接着性、熱密封性、または他の所望の機能性状の1つまたは複数などの性状を提供するように調製されてもよい。

図1に図示された実施形態では、ブランク10は、例示的物品Bの例示的配置を包装するためのカートンまたはキャリア90を形成するように構成されている。図示した実施形態では、配置は3x2マトリックスまたはアレイであり、図示した実施形態では、2行の3つの物品Bが提供され、物品Bは12オンス(約355ml)アルミニウム飲料缶である。

図3および図6に図示された実施形態では、ブランク110、210は、例示的物品Bの例示的配置を包装するためのカートンまたはキャリア190、290を形成するように構成されている。図示した実施形態では、配置は2x2マトリックスまたはアレイであり、図示した実施形態では、2つの物品Bの2列が提供され、物品Bは16オンス(約473ml)飲料缶である。

別の方法では、ブランク10、110、210、310は、他のタイプ、数およびサイズの物品Bを包装するため、および/または異なる配置または構成で物品Bを包装するためのキャリアを形成するように構成することができる。

本発明は概して、物品Bを包装するためのカートン90、190、290に関し、カートン90、190、290は物品保持構造を備えている。

図1を参照すると、第1の実施形態によりカートン90を形成するためのブランク10が図示されている(図2を参照)。ブランク10は、管状構造を形成するための複数のメインパネル12、14、16、18、20、22、24を備えている。複数のメインパネル12、14、16、18、20、22、24は、第1のベースパネル12、第1のコーナパネル14、第1の側部パネル16、上部パネル18、第2の側部パネル20、第2のコーナパネル22、および第2のベースパネル24を備えている。複数のパネル12、14、16、18、20、22、24は、対応する折り目13、15、17、19、21、23によって互いにヒンジ留めされた直線で一連に配置されてもよい。

代替実施形態では、第1および第2のコーナパネル14、22を省略してもよく、折り目15、21を省略してもよい。

第1および第2のコーナパネル14、22は、ヒンジ接続される第1および第2の側部パネル16、20のそれぞれの下部を形成するように考えられてもよい。

ブランク10は、図2に図示するようなパッケージ90を形成するように折畳可能である。第1および第2のベースパネル12、24は、カートン90の合成ベース壁面12/24を形成するために、重なり合う関係で互いに係合可能である。ブランク10は、第2のベースパネル24を第1のベースパネル12に固定するための相補的係止機構を備えてもよい。第1のベースパネル12は、相補的係止機構の少なくとも1つの第1の部分Mを備えてもよい。第2のベースパネル24は、相補的係止機構の少なくとも1つの第2の部分Fを備えてもよい。図示した実施形態では、第2のベースパネル24は、第1のベースパネル12内に開口を画定する複数の雌タブFを備えている。第1のベースパネル12は複数の雄タブMを備え、第2のベースパネル24内の開口は雄タブMのそれぞれを受けるように構成されている。雌タブFは、その中に受けられる場合に、開口を形成し、雄タブMに耐えるように、第2のベースパネル24から変位されるように配置されている。いくつかの実施形態では、相補的係止機構M/Fが省略されてもよく、第1および第2のベースパネル12、24は、これに限らないが、接着剤またはホチキスなどの他の手段によって互いに固定されてもよい。

任意選択では、第1および第2のベースパネル12、24は、少なくとも1つの第1の開口部A1を備えてもよく、第1の開口部A1は、第1および第2のベースパネル12、24のそれぞれ1つに折畳可能または分離可能に接続されたタブによって少なくとも部分的に画定されてもよい。図示した実施形態では、第1のベースパネル12は2つの第1の開口部A1を備え、第2のベースパネル24は3つの第1の開口部A1を備えている。任意選択では、第1および第2のベースパネル12、24は、少なくとも1つの第2の開口部A2を備えてもよい。図示した実施形態では、第1のベースパネル12は1つの第2の開口部A2を備えている。第1および第2の開口部A1、A2は、カートン90の構築を容易にするために利用されてもよい。包装機械構成部品は、複数のパネル12、14、16、18、20、22、24を一群の物品B周りに締め付けることを可能にするように、第1および第2の開口部A1、A2に係合してもよい。第1および第2の開口部A1、A2はまた、互いに対する第1および第2のベースパネル12、24の位置合わせを容易にする、または相補的係止機構の第1の部分を相補的係止機構の第2の部分を位置合わせするために利用されてもよい。図示および記載した相補的係止機構は全体的に任意である。

第1の開口部A1は、実質的に三角形の形状をしている。

第2の開口部A2は、実質的に楕円形状、またはスタジアム形状であり、その一方側から延びる切り欠きまたは窪みを備えてもよい。切り欠きまたは窪みは、第1のベースパネル12の自由端縁部に面する楕円の側部に設けられている。

ブランク10は、物品Bのヒールもしくは下部と係合するための、または代替実施形態では、物品Bのショルダもしくは上部と係合するための、少なくとも1つの物品係合構造N(本明細書では、物品保持デバイスとも呼ばれる)を備えている。図1に示したブランク10は、物品Bのヒールと係合する物品係合構造Nを示し、本明細書ではヒール係合構造Nと呼ばれる。図1に図示したブランク10は、それぞれの物品Bと係合するためにそれぞれ提供される6つのヒール係合構造Nを備えている。各ヒール係合構造Nは構築において実質的に同様であり、第1の側部パネル16および第1のコーナパネル14に設けられたヒール係合構造Nを参照して記載される。

ヒール係合構造Nは開口を備え、開口は第1の側部パネル16内に少なくとも部分的に画定される。開口はまた、第1のコーナパネル14内に少なくとも部分的に画定されてもよい。

ヒール係合構造Nは、第1の側部パネル16の少なくとも一部から形成された変形可能部材を備えている。変形可能部材はまた、第1のコーナパネル14の少なくとも一部から形成されてもよい。変形可能部材は、両側端部または両縁部においてそれぞれ、第1および第2のジョイントJ1、J2によって、第1の側部パネル16に、または存在する場合には第1のコーナパネル14に接続されるように、開口にわたって連続して延びる。

変形可能部材は、第3のジョイントJ5/J6によって、隣接する縁部に沿って第1の側部パネル16に接続される。図示した実施形態では、隣接する縁部は、変形可能部材の上端部または縁部を画定する。別の実施形態では、隣接する縁部は、変形可能部材の下端部または縁部を画定してもよい。

変形可能部材は、第1の切り目または切断線45の形の第1の拡張スリット45を備えてもよい。第1の切れ目45は、変形可能部材を大きなタブまたは部分42および小さなタブまたは部分44a/44bに分割する。

大きな部分42は、第1および第2のジョイントJ1、J2によって、第1の側部パネル16、または存在する場合第1のコーナパネル14に接続される。小さな部分44a/44bは、第3のジョイントJ5/J6によって、第1の側部パネル16に接続される。

変形可能部材は、第2の切り目または切断線47の形の第2の拡張スリット47を備えてもよい。第2の切れ目47は、小さな部分44a/44bを第1の小さなタブ44aおよび第2の小さなタブ44bに分割する。第1および第2の小さなタブ44a/44bはまた、本明細書では、小さな半分部分44a、44bと呼ばれる。

変形可能部材は、第1の分離線43によって部分的に画定される。第1の分離線43は、切れ目または切断線43の形をとってもよい。第1の分離線43は、ブランク10から変形可能部材を外す。第1の分離線43は、変形可能部材を第1の側部パネル16、第1のコーナパネル14または第1のベースパネル12、またはその任意の組合せから外してもよい。

第1の分離線43は、その各端部でアーチ状部分を備えてもよい。各アーチ状部分は、折り目13を遮断またはこれに交差し、アーチ状部分の断面は折り目13と同一線上にあってもよく、折り目13および折り目41と連続してもよい。このように、折り目41は、第1の分離線43、特にアーチ状部分によって折り目13から分離される。

変形可能部材は、1対の第2の分離線49a、49bによって部分的に画定される。1対の第2の分離線49a、49bはそれぞれ、切れ目または切断線の形をとってもよい。

1対の第2の分離線49a、49bは、実質的に「L」字形であってもよい。1対の第2の分離線の第1の線49aは、1対の第2の分離線の第2の線49bから間隔を置いて配置されている。第3のジョイントJ5/J6は、1対の第2の分離線49a、49bの終端部の間に画定される。

1対の第2の分離線の第1の線49aは、第1のジョイントJ1と第3のジョイントJ5/J6の間に延びる。

1対の第2の分離線の第2の線49bは、第2のジョイントJ2と第3のジョイントJ5/J6の間に延びる。

第1の拡張スリット45は、変形可能部材の両側縁部どうしの間に実質的に延びている。第1の拡張スリット45は、1対の第2の分離線の第1の線49aに近接する第1の端部を備え、1対の第2の分離線の第2の線49bに近接して配置された、反対側の第2の端部まで変形可能部材にわたって延びる。第1の拡張スリット45の第1および第2の終端部は、変形可能部材内に配置されている。

拡張スリット45の第1の端部は、大きな部分42が第4のジョイントJ3によって第1の小さなタブ44aに接続されるように、1対の第2の分離線の第1の線49aから間隔を置いて配置されている。拡張スリット45の第2の端部は、大きな部分42が第5のジョイントJ4によって第2の小さなタブ44bに接続されるように、1対の第2の分離線の第2の線49bから間隔を置いて配置されている。

このように、大きな部分および小さな部分は、互いに部分的に切断されると考えることができ、第4および第5のジョイントJ3、J4はその間に接続刻み目またはブリッジを提供する。

第4および第5のジョイントJ3、J4は、折り目15によって画定される想像上の線の上にあってもよい。

第2の拡張スリット47は、第3のジョイントJ5/J6に向けて第1の拡張スリット45から延びてもよい。

第2の拡張スリット47は、第3のジョイントJ5/J6を第6および第7のジョイントJ5、J6に分割してもよい。第1の小さなタブ44aは、第6のジョイントJ5によって第1の側部パネル16に接続される。第2の小さなタブ44bは、第7のジョイントJ6によって第1の側部パネル16に接続される。

第1の拡張スリット45および第2の拡張スリット47は、「T」字形切れ目を画定する。

物品保持デバイスは、第1の側部パネル16の少なくとも一部、および/または、存在する場合には第1のコーナパネル14の少なくとも一部から形成された一体型変形可能部材を備えていることが分かる。一体型変形可能部材は、開口の向かい合う側縁部どうしの間にかかるように、開口にわたって連続して延びる。加えて、一体型変形可能部材は、開口の上端縁部および下端縁部のうちの一方まで連続して延びる。

変形可能部材は、分離線43および脆弱線によって画定または境界線が引かれるものと考えることができる。脆弱線は、1対の第2の分離線49a、49b、第1のジョイントJ1、第2のジョイントJ2、第6のジョイントJ5、および第7のジョイントJ6を備えている。分離線43は、変形部材を第1のベースパネル12から外す。脆弱線は、ジョイントJ1、J2、J5、J6によって提供される3つ以上の接続刻み目を介して、第1の側部パネル16および/または第1のコーナパネル14(存在する場合)に変形可能部材を接続する。このように、変形可能部材は、第1の側部パネル16および/または存在する場合第1のコーナパネル14の平面から変位可能であってもよい。

開口は、ヒールタブ40によって部分的に画定されてもよい。ヒールタブ40は、折り目41によって第1のベースパネル12にヒンジ接続される。ヒールタブ40は、存在する場合に第1のコーナパネル14から、または第1の側部パネル16から少なくとも部分的に打たれてもよい。ヒールタブ40は、第1のベースパネル12から少なくとも部分的に打たれてもよい。

折り目41は、第1のベースパネル12を第1のコーナパネル14にヒンジ接続する折り目13を遮断する。折り目41は非直線であってもよく、図示した実施形態では、折り目41は、曲線またはアーチ状の形状であってもよく、他の実施形態では、互いに分岐して配置され、互いに連続する少なくとも2つの直線の切れ目から形成されてもよい。

ヒールタブ40は、ヒールタブ40の折畳可能コーナ部分を画定してもよい1対の分岐して配置された折り目(図1には図示せず)を備えてもよい。

ヒールタブ40は、第1の分離線43、または少なくともその一部によって部分的に画定される。第1の分離線43は、ヒールタブ40および変形可能部材または大きなタブ42の両方に共通である。

ヒールタブ40は、変形可能部材より幅が狭い。ヒールタブ40は、大きなタブ42より幅が狭く、ヒールタブ40は、1対の小さなタブ44a、44bの組み合わせた幅より幅が狭い。

ブランク10の形では、またはヒール係合構造Nが非展開状態にある場合、開口は、変形可能部材、大きなタブおよび小さなタブ42、44a、44b、ならびにヒールタブ40によって閉じられる。

上部パネル18は、任意ハンドル構造Hを備えてもよい。ハンドル構造Hは、1対の折畳可能フィンガタブ60a、60bを備えている。フィンガタブ60a、60bは互いに間隔を置いて配置されている。フィンガタブ60a、60bは、折り目61a、61bによって上部パネル18にヒンジ接続され、切れ目または切断線63a、63bによって部分的に画定される。フィンガタブ60aの第1のものは、フィンガタブ60bの第2のものに対向して上部パネル18にヒンジ接続される。

パネル12、16、18、20、24のそれぞれには、1対の切り込みまたは窪みが形成されてもよい。切り込みは、ブランク10の両端縁部に画定される。切り込みは、第1および第2の側部パネル16、20および上部パネル18内に完全な主要切り込み、および第1および第2のベースパネル12、24内に部分的または小さな切り込みを備えている。

第1の切り込みは、その両端縁部それぞれに沿った中間周りで上部パネル18に画定される。第2の切り込みは、第1の側部パネル16の各端縁部に画定される。第3の切り込みは、第2の側部パネル20の各端縁部に画定される。

部分的または小さな切り込みは、第1および第2のベースパネル12、24それぞれの両端縁部それぞれに画定される。

その結果、ブランク10は、切り込みの隣接するものの間にそれぞれ介在する4つのタブまたは突起をそのいずれかの長手縁部に沿って備えている。

図1に示すように、第1の上部突起は隣接する折り目17にまたがって位置決めされる。第2の上部突起は隣接する折り目19にまたがって位置決めされる。

第1の下部突起は、隣接する折り目13、15にまたがって位置決めされる。第2の下部突起は、隣接する折り目21、23にまたがって位置決めされる。

第1および第2の上部突起は、前記ブランク10がカートン90内に起立している場合、カートン90の内容物がカートン90から取り除かれるのを防ぐための端部保持構造を形成する、または形成するのを助けるための材料を提供した。第1および第2の上部突起それぞれは、折り目に沿って折り畳まれる場合に、上部係合構造を形成するための切り目および折り目を備えている。

より詳細には、各上部突起は、折り目25a、35b、39a、39bに沿って隣接する側部パネル16、20にヒンジ接続されたアンカパネル26a、26b、36a、36bを備えている。各上部突起は、折り目27a、27b、37a、37bに沿ってアンカパネル26a、26b、36a、36bにヒンジ接続されたガセットパネル28a、28b、34a、34bを備えている。

各上部突起は、折り目17、19のそれぞれの延長線29a、29b、35a、35bに沿ってガセットパネル28a、28b、34a、34bにヒンジ接続されたウェブパネル30a、30b、32a、32b(本明細書では上部端部クロージャパネルとも呼ばれる)を備えている。各上部突起は、上部パネル18と一体化して形成されるカバー部を備えている。各ウェブパネル30a、30b、32a、32bは、折り目31a、31b、33a、33bによってそれぞれのカバー部にヒンジ接続されている。

ブランク10は、型抜きされた開口がない、ガセットコーナ配置が設けられた図示した実施形態では、コーナ折畳配置を備えてもよい。開口または開口部は普通、ガセットパネルの折畳を容易にするために、コーナガセットパネルに配置され、例えば、Ikedaの米国特許第20150225155号を参照されたい。このような開口は、高速金型切断およびブランキングプロセスで、ブランク10から分離させる必要があるスクラップ厚紙の片を作り出し、スクラップ片はブランク10上にかかるまたは引っかける傾向があり得るか、または金型切断ステーション周りに散乱され得る。これらの異常なスクラップ片は、アセンブリプロセスと干渉して、詰まることまたはダウンタイムを生じさせる可能性がある、その後の包装機械内に進み得る。これらは、機械または包装への損傷を生じさせ得る。

ブランク10は、上部パネル18の各コーナで4つのコーナ折畳配置を備え、コーナ折畳配置は実質的に同じであり、図1に示すコーナ配置の1つの拡大図に関して記載される。

コーナ折畳配置は、切れ目の形で切断線70を備えている。切断線70は、上部パネル18と第2の側部パネル20の間で折り目19にわたって延びる、またはこれと交差し、この折り目はまた、本明細書では、第2の折り目19と呼ばれる。

切断線70は、第2の側部パネル20とアンカパネル36bの間で折り目39bから延び、折り目39bはまた、本明細書では、第4の折り目39bと呼ばれる。

切断線70は、上部パネル18と端部フラップ32bの間で折り目33bに向けて延びる。切断線70は、上部パネル18と端部フラップ32bの間で折り目33bまで延びてもよい。切断線70は、上部パネル18内に延びるように、上部パネル18と端部フラップ32bの間で折り目33bを越えてまたは通して延びる。折り目33bはまた、本明細書では、第1の折り目33bと呼ばれる。

切断線70は、上部端部クロージャパネル32bとガセットパネル34bの間で折り目35bにわたってまたはこれを通して延び、この折り目はまた、本明細書では、第3の折り目35bと呼ばれる。

切断線70は、アンカパネル36bとガセットパネル34bの間で折り目37bにわたってまたはこれを通して延び、この折り目はまた、本明細書では、第5の折り目37bと呼ばれる。

切断線70は、第1、第2、第3、第4および第5の折り目33b、19、35b、39b、37bのそれぞれを交差するまたは終端させると考えることができる。

図示した実施形態では、切断線70は非直線であり、曲線であってもよい。他の実施形態では、切断線70は、互いに対して分岐して配置された2つ以上の直線部分によって画定されてもよい。さらに他の実施形態では、切断線70は直線であってもよい。切断線70が直線である実施形態では、切断線70は、第1および/または第4の折り目33b、39bに対して分岐して配置されてもよい。切断線70は、第2の折り目19に関して分岐して配置され、それに対して斜めに配向されてもよい。

切断線70は、第1の折り目33bと第4の折り目39bの間に延びる。

切断線70は、第1の折り目33bの想像上の延長線と第2の折り目19の間で想像上の交差点または交点をバイパスし、それにより、想像上の交差点は切断線70の一方側に配置されている。想像上の交差点は、切断線70の第1の側に配置され、アンカおよびガセットパネル36b、34bは、切断線70の反対側の第2の側に配置される。想像上の交差点は、アンカおよびガセットパネル36b、34bから間隔を置いて配置されてもよい。

第3の折り目39bは、想像上の交点と交差する、またはこれを通過してもよい。第4および第5の折り目39b、37bの想像上の延長線は、想像上の交点と交差する、またはこれを通過してもよい。

第5の折り目37bは、そうでなければガセットパネル34bを形成する材料から打たれるタブ部を画定するように、「U」字形切れ目43bによって遮断されてもよい。タブ部は、アンカパネル36bと一体である。

切断線70は、第1の交差点で第3の折り目35bと交差する。第1の交差点は、第1の折り目33bおよび第2の折り目19の想像上の交差点より、ガセットパネル34bにより近い位置に配置される。

コーナ折畳配置の代替実施形態では、切断線70は延長線を備えてもよく、延長線は切断線70を上部パネル18内にさらに延ばす。図1の実施形態では、切断線70は第4の折り目39bの想像上の延長線上に実質的にある位置で上部パネル18内で終端し、代替実施形態では、延長線は、第4の折り目39bの想像上の延長線を越えて切断線70を延ばす。別の代替実施形態では、切断線70は他の位置で終端してもよく、第1の折り目33bによって画定される上部パネル18の端縁部で終端してもよい。いくつかの実施形態では、切断線70は第2の側部パネル20内に延びてもよい。

各上部タブの折畳は、カートンの起立中に達成される。各上部タブの上端部クロージャ構造を形成するために、アンカパネル26a、26b、36a、36bは、隣接する側部パネル16、20の内側表面と面接触関係にするために、約180度折り畳まれる。アンカパネル26a、26b、36a、36bは、隣接する側部パネル16、20に対して包装された物品Bの1つにより押されることによって、折畳位置に保持される。アンカパネル26a、26b、36a、36bの折畳により、ガセットパネル28a、28b、34a、34bが折り目27a、27b、37a、37b周りで外向きに折り畳まれ、したがって、ガセットパネル28a、28b、34a、34bは、1つの包装された物品Bの側壁に沿って折り目27a、27b、37a、37bから外向きに延びる。同時に、ウェブパネル30a、30b、32a、32bは、折り目31a、31b、33a、33bに沿って下向きに折り畳むようにされ、それにより、折り目31a、31b、33a、33bとガセットパネル28a、28b、34a、34bの外縁部の間に延びる折畳位置にされる。そのように完成された上端部クロージャ構造が図2に図示され、構造は1つの物品Bの上部としっかり係合するように示されている。

各下側突起は、隣接するヒール係合構造Nおよびその関連する開口が画定される十分な材料を提供するように働く。より詳細には、各下側突起に隣接するヒール係合構造Nは、開口が下側突起内に延びる場合に、十分な材料がヒール係合構造Nを囲むように位置決めされる。物品Bの起立および包装中に、ブランク10は、各開口がそれぞれの物品Bの底部を受けて、カートン90内に前記部材Bを保持するように操作される。ヒールタブ40はまた、物品Bを保持するのを助けるために物品の一部に係合するように、カートン90の内部に折り畳まれてもよい。ヒールタブ40は、物品Bの下端部(または上端部)内の窪みに受けられてもよい。

図2に示すようなカートン90の構築を参照すると、カートン90は、直線機械で一連の連続折畳動作によって形成することができ、それによって、カートン90はその構築を完了させるために回転または逆転させる必要がない。折畳プロセスは、以下に記載したものに限らず、特定の製造要件により変更させてもよい。

一群の物品Bが組み立てられ、図2に図示した実施形態では、6つの物品Bは3x2アレイで配置される。ブランク10の上部パネル18は、カートン90の上部壁面18を提供するために、一群の物品Bの上に配置される。

第1および第2の側壁16、22は、一群の物品Bの対向する側周りに配置されるように、一群の物品Bの対向する側周りで、それぞれ折り目17、19周りに上部パネル18に対して折り畳まれる。

アンカ部26a、26b、36a、36bは、上に記載した上端部クロージャ構造を形成するように、上部パネル18に関して第1および第2の側部パネル16、20を折り畳むのと実質的に同時に、第1および第2の側壁16、20のそれぞれ1つと面接触関係に折り畳まれてもよい。

別の方法では、上部係合構造は、管状形へのカートン90の起立の後に形成されてもよい。アンカ部26a、26b、36a、36bは、ヒンジ接続される第1および第2の側部パネル16、20それぞれ1つと隣接して配置された物品Bとの間に押し込まれてもよい。

第1および第2のコーナパネル14、22は、隣接して配置された物品Bのヒールまたは下部周りで、それぞれ、折り目15、21周りで第1および第2の側壁16、20のそれぞれ1つに関して折り畳まれる。

ヒールタブ40は、第1および第2のコーナパネル14、22、第1および第2の側壁16、20のそれぞれ1つを折り畳む前に、折り目41周りで第1および第2のコーナパネル14、22の平面から折り畳まれてもよい。

第2のベースパネル24は、一群の物品Bの基部に隣接して配置されるように、折り目23周りに折り畳まれ、第1のベースパネル12はその後、第2のベースパネル24と少なくとも部分的に重なり合う関係となるように、折り目13周りで折り畳まれ、そうする際に、各ヒールタブ40は、それぞれの物品Bの基部と係合するようにされてもよい。

第1および第2のベースパネル12、24は互いに固定される。各雄タブMは、第1のベースパネル12の平面から内向きに変位される。そうする際に、各雌タブFは内向きに変位されて、第2のベースパネル24内に対応する開口を作り出す。雄タブMは、第1および第2のベースパネル12、24を互いに係止するように、開口のそれぞれに受けられる。このように、管状構造は一群の物品B周りに形成される。

組み立てられたカートン90、または少なくともその部分が図2に示されている。変形可能部材は、カートン90の隣接する領域に対して変位されたことを観察することができる。変形可能部材は、外部のよく見える点から見た場合に、凸に見えるように、その中心で外向きに折り曲げられるまたは曲げられてもよい。第1の分離線45を囲む変形可能部材の領域は、第1の分離線45がその中に開口部を作り出すために広がるように変形してもよい。1対の第2の分離線49a、49bおよび第2の拡張スリット47は、ブランク10および変形可能部材内の応力を解放するように同様に広がってもよい。

大きなタブ42および小さなタブ44a、44bは、開口内に受けられた物品Bの一部にある程度の保護を提供してもよい。

物品保持デバイスは、ブランク10から分離させる必要があるスクラップ材料(厚紙)の片を作り出すことなく、ブランク10またはカートン90内に開口を作り出すことを可能にする点において有利であり得る。高速金型切断およびブランキングプロセスでは、このようなスクラップ片は、ブランク10上にかかるまたは引っかかる傾向があり得るか、または金型切断ステーション周りに散乱され得る。異常なスクラップ片は、アセンブリプロセスに干渉して、詰まりまたはダウンタイムを生じさせる可能性がある、その後の包装機械内に進み得る。これらは、機械または包装への損傷を生じさせ得る。

次に図3から図5を参照して、本開示の代替実施形態が示されている。第2の図示した実施形態では、同様の数字は、可能である場合、これらの特性が第2の実施形態に属することを示すように、接頭辞「100」を追加するが、同様の部品を示すために使用されている。

図3を参照すると、第2の実施形態による、図4および図5に示すような、カートン190を形成するためのブランク110が示されている。ブランク110は、管状構造を形成するための複数のメインパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128を備えている。複数のメインパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128は、第1のベースパネル112、第1の下側コーナパネル114、第1の側部パネル116、第1の上側コーナパネル118、上部パネル120、第2の上側コーナパネル122、第2の側部パネル124、第2のコーナ側部パネル126、および第2のベースパネル128を備えている。複数のパネル112、114、116、118、120、122、124、126、128は、対応する折り目113、115、117、119、121、123によって互いにヒンジ留めされた直線の一連で配置されてもよい。

第1のベースパネル112は、折り目113の形でヒンジ接続によって、第1の下側コーナパネル114にヒンジ留めされている。第1の下側コーナパネル114は、折り目115の形でヒンジ接続によって、第1の側部パネル116にヒンジ留めされている。第1の側部パネル116は、折り目117の形のヒンジ接続によって第1の上側コーナパネル118にヒンジ留めされる。第1の上側コーナパネル118は、折り目119の形のヒンジ接続によって上部パネル120にヒンジ留めされる。上部パネル120は、折り目121の形のヒンジ接続によって第2の上側コーナパネル122にヒンジ留めされる。第2の上側コーナパネル122は、折り目123の形のヒンジ接続によって第2の側部パネル124にヒンジ留めされる。第2の側部パネル124は、折り目125の形のヒンジ接続によって第2の下側コーナパネル126にヒンジ留めされる。第2の下側コーナパネル126は、折り目127の形のヒンジ接続によって第2のベースパネル128にヒンジ留めされる。

第1の上側コーナパネル118および第1の下側パネル114は、カートン190の第1の側壁114/116を形成する。第2の上側パネル120および第2の下側パネル122は、カートン190の第2の側壁120/122を形成する。

第1および第2の下側コーナパネル114、126は、ヒンジ接続される第1または第2の側部パネル116、124のそれぞれ1つの下側部分(または、第1または第2のベースパネル112、128の余白部分)を形成するものと考えられてもよい。

第1および第2の上側コーナパネル118、122は、ヒンジ接続される第1または第2の側部パネル116、124のそれぞれ1つの上側部分(または、上部パネル120の余白部分)を形成するものと考えられてもよい。

代替実施形態では、第1および第2の下側コーナパネル114、126を省略してもよく、折り目115、125を省略してもよい。第1および第2の上側コーナパネル118、122を省略してもよく、折り目117、123を省略してもよい。

ブランク110は、物品Bの上端部に係合するための少なくとも1つの物品保持デバイスT1、T2、T3、T4を備えてもよい。図3に示すブランク110は、4つの物品保持デバイスT1、T2、T3、T4を備えている。

各物品保持デバイスT1、T2、T3、T4は、上部パネル120にヒンジ接続されたフラップ170を備えている。第1および第2の物品係合構造T1、T2はそれぞれ、上部パネル120の第1の端部で上部パネル120にヒンジ接続されたフラップ170を備えている。第3および第4の物品係合構造T3、T4はそれぞれ、上部パネル120の第2の端部で上部パネル120にヒンジ接続されたフラップ170を備えている。

第1および第2の物品係合構造T1、T2のフラップ170は、ブランク110の第1の外縁部から挿入される。

第1および第2の物品係合構造T1、T2は、第1または第2の側部パネル116、124の第1の端縁部に対して挿入されてもよい。

第1および第2の物品係合構造T1、T2は、上部パネル120の空白縁部分に対して挿入されてもよい。

第1および第2の物品係合構造T1、T2のフラップ170は、上部パネル120の第1の自由端縁部から挿入されてもよい。

第3および第4の物品係合構造T3、T4のフラップ170は、ブランク110の第2の外縁部から挿入される。

第3および第4の物品係合構造T3、T4は、第1または第2の側部パネル116、124の第2の端縁部に対して挿入されてもよい。

第3および第4の物品係合構造T3、T4は、上部パネル120の空白縁部分に対して挿入されてもよい。

第3および第4の物品係合構造T3、T4のフラップ170は、上部パネル120の第2の自由端縁部から挿入されてもよい。

物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ170は、上部パネル120のフットプリントを越えて延びない。物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ170は、上部パネル120のフットプリント内全体に含まれる。

フラップ170は、上部パネル120の端部を越えて延びない。

物品係合構造T1、T2、T3、T4のフラップ170は、第1および第2の側部パネル116、124によって少なくとも部分的に画定されたブランク110の縁部を越えて延びない。

第1および第2の側部パネル116、124、または存在する場合第1および第2の上側コーナパネル118、122それぞれにヒンジ接続された上部パネル120の空白部分は、第1および第2の側部パネル116、124(または、第1および第2の上側コーナパネル118、122)に、および底部パネル112、128または底部パネル112、128の少なくとも一部に長さが等しく、底部パネル112、128の前記少なくとも一部は空白部分であってもよく、それぞれ、第1および第2の側部パネル116、124、または存在する場合第1および第2の下側コーナパネル114、126の1つにヒンジ接続される。

第1の窪みが上部パネル120の第1の端部に設けられ、第1および第2の物品係合構造T1、T2のフラップ170は、第1の窪み内にあるものと考えることができる。第1および第2の物品係合構造T1、T2のフラップ170は、第1の窪みを部分的に画定し、上部パネル120の平面から折り畳まれる場合に、第1の窪みのサイズを増加させる。

第1の窪みは、フラップ170および存在する場合ウィングタブ172の全体を収納するように配置されている。

第1の窪みは、上部パネル120内にのみ画定され、第1および第2の側部パネル116、124または第1および第2の上側コーナパネル118、122内に延びない。

第1の物品係合構造T1のフラップ170は、上部パネル120を第1の上側コーナパネル118にヒンジ留めする折り目119に対して斜めに配向された折り目171の形のヒンジ接続によって、上部パネル120にヒンジ接続される。

第2の物品係合構造T2のフラップ170は、上部パネル120を第2の上側コーナパネル122にヒンジ留めする折り目121に対して斜めに配向された折り目171の形のヒンジ接続によって、上部パネル120にヒンジ接続される。

第1の物品係合構造T1のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171は、第2の物品係合構造T2のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171に対して分岐して配置される。第1の物品係合構造T1のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171、および第2の物品係合構造T2のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171はその間に角度を画定し、角度は120°未満であってもよく、いくつかの実施形態では、約110°であってもよい。角度は、80°より大きくてもよく、90°より大きくてもよい。

第1の物品係合構造T1のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171、および第2の物品係合構造T2のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171は、上部パネル120の第1の端部に向けて分岐するように配置されている。

第1の物品係合構造T1のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171、および第2の物品係合構造T2のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171は、上部パネル120の中心または中間に向けて合流するように配置されている。

このように、第1の物品係合構造T1のフラップ170、および第2の物品係合構造T2のフラップ170は、互いに離れるように折り畳まれる。

第2の窪みが上部パネル120の第2の端部に設けられ、第3および第4の物品係合構造T3、T4のフラップ170は、第2の窪み内にあるものと考えることができる。第3および第4の物品係合構造T3、T4のフラップ170は、第2の窪みを部分的に画定し、上部パネル120の平面から折り畳まれる場合に、第2の窪みのサイズを増加させる。

第2の窪みは、上部パネル120内にのみ画定され、第1および第2の側部パネル116、124または第1および第2の上側コーナパネル118、122内に延びない。

第2の窪みは、フラップ170および存在する場合ウィングタブ172の全体を収納するように配置されている。

第3の物品係合構造T3のフラップ170は、上部パネル120を第1の上側コーナパネル118にヒンジ留めする折り目119に対して斜めに配向された折り目171の形のヒンジ接続によって、上部パネル120にヒンジ接続される。

第4の物品係合構造T4のフラップ170は、上部パネル120を第2の上側コーナパネル122にヒンジ留めする折り目121に対して斜めに配向された折り目171の形のヒンジ接続によって、上部パネル120にヒンジ接続される。

第3の物品係合構造T3のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171は、第4の物品係合構造T4のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171に対して分岐して配置される。

第3の物品係合構造T3のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171、および第4の物品係合構造T4のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171は、上部パネル120の第1の端部に向けて分岐するように配置されている。

第3の物品係合構造T3のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171、および第4の物品係合構造T4のフラップ170を上部パネル120にヒンジ留めする折り目171は、上部パネル120の中心または中間に向けて合流するように配置されている。

ブランクの形では、フラップ170は上部パネル120の自由端縁部を部分的に画定する。フラップ170によって画定される上部パネル120の縁部分は、アーチ状または曲線状の形状である。

第1、第2、第3および第4の物品係合構造T1、T2、T3、T4それぞれのフラップ170は、上部パネル120からフラップ170を分離させる少なくとも1つの切り目によって部分的に画定される。

第1の切り目は、第1および第2の窪みのそれぞれ1つまで折り目171の第1のまたは内側端部から延びる。第1の切り目は上部パネル120の一部からフラップ170を分離させてもよく、上部パネル120の前記一部は、ハンドル構造の緩衝フラップ160a、160bによって設けられてもよい。

第2の切り目は、フラップ170と、上部パネル12を第1または第2の側部パネル116、124(または、存在する場合、第1または第2の上側コーナパネル118、122)にヒンジ留めする隣接して配置された折り目119、121のそれぞれ1つのとの間に配置されている。

第1および第2の切れ目は、互いに対して分岐して配置されている。

第1および第2の物品係合構造T1、T2のフラップ170の折り目171の間に延びる上部120の第1の端縁部は、非直線である。これは、アーチ状または曲線状であってもよい。第1の端縁部は、第1の窪み内に突起する上部パネル120の一部を画定するものと考えることができるように凸である。第1の端縁部は、ハンドル構造の第1の緩衝フラップ160aによって設けられてもよい。

第3および第4の物品係合構造T3、T4のフラップ170の折り目171の間に延びる上部120の第2の端縁部は、非直線である。これは、アーチ状または曲線状であってもよい。第2の端縁部は、第2の窪み内に突起する上部パネル120の一部を画定するものと考えることができるように凸である。第2の端縁部は、ハンドル構造の第2の緩衝フラップ160bによって設けられてもよい。

各物品係合構造T1、T2、T3、T4は、折り目173の形のヒンジ接続によってフラップ170にヒンジ接続されたウィングタブ172を備えている。

折り目173は、物品係合構造T1、T2、T3、T4が物品Bに係合するのに使用される場合に、キールを形成してもよい。キールは、物品係合構造T1、T2、T3、T4の安定性または剛性を増加させるために頂部を形成してもよい。フラップ170およびウィングタブ172は、例えばこれに限らないが、物品Bが物品キャリアBを形成する管状構造の開口端を通して外向きに移動する場合に、非同一平面配置を採用してもよい。ウィングタブ172は、フラップ170に対して折り畳まれてもよい。

折り目173は、折り目171に対して斜めに配向されてもよく、その間に鋭角を画定してもよい。

ウィングタブ172は、フラップ170のみに接続され、フラップ170に結合されることにより間接接続以外の、上部パネル120への接続がなくなる、すなわち、上部パネル120へのウィングタブ172bの直接接続がない。フラップ170は、ウィングタブ172および上部パネル120を相互接続する。

ブランク110内の非折畳状態では、折り目173は、上部パネル120に側部または上側コーナパネル114、124、118、122をヒンジ留めする折り目119、121と実質的に平行に配向されている。

フラップ170が上部パネル120と対面関係にそれぞれの折り目171周りで折り畳まれると、折り目173は折り目119、121に対して斜めに配向されてもよい。

ブランク110は、物品Bの一部と係合するための少なくとも1つの物品係合構造N(本明細書では、物品保持デバイスとも呼ばれる)を備えている。図3に図示したブランク110は、物品Bのヒールまたは下側部分と係合する物品係合構造Nを示し、本明細書では、ヒール係合構造Nと呼ばれる。図3に図示したブランク10は、4つのヒール係合構造Nを備え、それぞれの物品Bに係合するためにそれぞれ設けられている。各ヒール係合構造Nは構築において実質的に同様であり、第1の側部パネル16内、および第1のコーナパネル14内に設けられたヒール係合構造Nを参照して記載される。

ヒール係合構造Nは開口を備え、開口は第1の側部パネル116内に少なくとも部分的に画定される。開口はまた、第1のコーナパネル14内に少なくとも部分的に画定されてもよい。

ヒール係合構造Nは、第1の側部パネル116の少なくとも一部から形成された変形可能部材を備えている。変形可能部材はまた、第1のコーナパネル114の少なくとも一部から形成されてもよい。変形可能部材は、両側端部または両縁部においてそれぞれ、第1および第2のジョイントJ1、J2によって、第1の側部パネル116に、または存在する場合には第1のコーナパネル114に接続されるように、開口にわたって連続して延びている。

変形可能部材は、第3のジョイントJ5/J6によって隣接する縁部に沿って第1の側部パネル116に接続されている。図示した実施形態では、隣接する縁部は、変形可能部材の上端部または上縁部を画定する。図示した他の実施形態では、隣接する縁部は、変形可能部材の下端部または下縁部を画定する。

変形可能部材は、第1の切り目または切断線145の形の第1の拡張スリット145を備えてもよい。第1の切れ目145は、変形可能部材を大きなタブまたは部分142と小さなタブまたは部分144a/144bに分割する。

小さなタブ144a、144bは、それぞれの分離線149a、149bによって少なくとも部分的に画定される。分離線149a、149bは、小さなタブ144a、144bが図1の実施形態のものよりさらに第1の側部パネル116内に延びるように配置されている。分離線149a、149bは、直線部分と、そこに連続して配置されたアーチ状部分とを備えている。

変形可能部材は、折り目115から間隔を置いて配置され、折り目115は折り目115を横切る切れ目151a、151bで終端する。切れ目151a、151bは、折り目115と垂直に配置されている。このように、第1のコーナパネル114と第1の側部パネル116の間の非遮断接続が、変形可能部材の両側部に設けられる。

ヒールタブ140は、1対のしわまたは折り目153a、153bを備えている。しわ線153a、153bは、切れ目153a、153bによって部分的に画定されてもよい。しわ線153a、153bは、互いに対して分岐して配置され、中心または中間領域に対してヒールタブ140のコーナまたは空白縁部領域の折り畳みを可能または容易にする。

ヒールタブ140、またはその少なくとも一部は、大きなタブ142またはその一部と等しい幅を有する。ヒールタブ140は、折り目113と第1の分離線143の間に延びる1対の切れ目によって画定された1対の両側縁部を備えている。1対の切れ目はそれぞれ、第1の分離線143またはその端部部分と垂直であってもよい。1対の切れ目は、互いに対して分岐して配置された直線部分を備えてもよい。直線部分は、第1の分離線143に向けて分岐してもよい。折り目141は、1対の切れ目の終端部間に延びてもよい。1対の切れ目のそれぞれの一部分は、折り目113と同一線上にあってもよく、折り目113および折り目141と連続してもよい。このように、折り目141は、1対の切れ目それぞれによって折り目113から分離される。

図3の実施形態の変形可能部材の第1および第2のジョイントJ1、J2は、図1の実施形態のものよりさらに折り目113から間隔を置いて配置されている。

次に、図6から図8を参照すると、本開示の別の代替実施形態が示されている。第3および第4の図示した実施形態では、同様の数字は、可能な場合、これらの機構がそれぞれ第3および第4の実施形態に属することを示すように、接頭辞「200」、「300」を追加するが、同様の部分を示すために使用されている。第3および第4の実施形態は、図1から図5の実施形態と多くの共通した機構を共有し、それにより、図1から図4に示す実施形態との差異のみを、より詳細に記載する。

図6は、キャリア290(図7を参照)を形成するためのブランク210を示し、管状構造を形成するための複数のメインパネル212、214、216、218、220、222、224を備えている。複数のメインパネル212、214、216、218、220、222、224は、第1のベースパネル212、第1の下側コーナパネル214、第1の側部パネル216、上部パネル218、第2の側部パネル220、第2の下側コーナパネル222、および第2のベースパネル224を備えている。複数のパネル212、214、216、218、220、222、224は、対応する折り目213、215、217、219、221、223によって互いにヒンジ留めされた直線で一連に配置されてもよい。

第1のベースパネル212は、第1の開口部A1および第3の開口部A3を備えている。第1の開口部A1は、前の実施形態のものと実質的に同様である。第3の開口部A3は、前の実施形態の第2の開口部A2の頂点切取バージョンの形をとる。第3の開口部A3は、一方の側から延びる切り欠きまたは窪みを備えた頂点切取楕円形状を有してもよい。楕円形状は、折り目213に対して斜角で頂点が切り取られてもよく、ブランク210の自由側縁部に隣接する端部で頂点が切り取られている。このように、第3の開口部A3は、ブランク210の自由側縁部から間隔を置いて配置され、これにより、カートン190の強度および/または耐性が改善されて、第1のベースパネル212内の引裂伝播の可能性が少なくなってもよい。

ブランク210は、任意のハンドル構造Hを備えている。ハンドル構造Hは、単一の折畳可能フィンガタブ260を備えている。フィンガタブ260は、折り目261によって上部パネル218にヒンジ接続され、切れ目または切断線263によって部分的に画定される。フィンガタブ260は、上部パネル218内で中心に配置されている。

図8は、キャリア(図示せず)を形成するためのブランク310の一部を示し、ブランク310は複数のメインパネル312、314、316を備えている。複数のメインパネル312、314、316は、第1のパネル312、第2のパネル316、および任意の第3のパネル314を備えている。複数のメインパネル312、314、316は、対応する折り目313、315によって互いにヒンジ留めされた直線で一連に配置されてもよい。

いくつかの実施形態では、第3のパネル316を省略してもよく、このような実施形態では、折り目315を省略してもよい。

ブランク310は、物品Bの一部と係合するための少なくとも1つの物品保持デバイスNを備えている。

物品保持デバイスNは開口を備え、開口は第2のパネル316内に少なくとも部分的に画定される。第3のパネル314が存在する場合、開口は第3のパネル314内に少なくとも部分的に画定される。

物品保持デバイスNは、第2のパネル316および/または第3のパネル314の少なくとも一部から形成された変形可能部材を備えている。変形可能部材は、それぞれ第1および第2のジョイントJ1、J2によって、第3のパネル314、または第3のパネル314が省略される場合に第2のパネル316に、両側端部または両縁部において接続されるように、開口にわたって連続して延びている。

変形可能部材は、第3のジョイントJ5/J6によって隣接する縁部に沿って第2のパネル316に接続されている。隣接する縁部は、変形可能部材の上端部または下端部(または縁部)を画定してもよい。

変形可能部材は、第1の切り目または切断線345の形の第1の拡張スリット345を備えてもよい。第1の切れ目345は、変形可能部材を大きなタブまたは部分342と小さなタブまたは部分344a/344bに分割する。

大きな部分342は、第1および第2のジョイントJ1、J2によって、第3のパネル314(第3のパネル314が省略される場合、第2のパネル316)に接続される。小さな部分344a、344bは、第3のジョイントJ5/J6によって第2のパネル316に接続されている。

変形可能部材は、第2の切り目または切断線347の形の第2の拡張スリット347を備えてもよい。第2の切れ目347は、小さな部分344a/344bを第1の小さなタブ344aおよび第2の小さなタブ344bに分割する。第1および第2の小さなタブ344a、344bはまた、本明細書では、小さな半分部分344a、344bと呼ばれる。

変形可能部材は、第1の分離線343によって部分的に画定される。第1の分離線343は、切れ目または切断線343の形をとってもよい。第1の分離線343は、ブランク310から変形可能部材を外す。第1の分離線343は、第1のパネル312、第2のパネル316、第3のパネル314、またはその任意の組合せから変形可能部材を外してもよい。

第1の分離線343は、その各端部にアーチ状部分を備えてもよい。各アーチ状部分は折り目313を遮断または交差し、アーチ状部分の一部は折り目313と同一線上にあってもよく、折り目313および折り目341と連続してもよい。このように、折り目341は、第1の分離線343、特にアーチ状部分によって折り目313から分離される。

変形可能部材は、1対の第2の分離線349a、349bによって部分的に画定される。1対の第2の分離線349a、349bそれぞれは、切れ目または切断線の形をとってもよい。

1対の第2の分離線349a、349bは、実質的に「L」字形状であってもよい。1対の第2の分離線の第1の線349aは、1対の第2の分離線の第2の線349bから間隔を置いて配置されている。第3のジョイントJ5/J6は、1対の第2の分離線349a、349bの終端部間に画定される。

1対の第2の分離線の第1の線349aは、第1のジョイントJ1と第3のジョイントJ5/J6の間に延びている。

1対の第2の分離線の第2の線349bは、第2のジョイントJ2と第3のジョイントJ5/J6の間に延びている。

第1の拡張スリット345は、変形可能部材の両側縁部どうしの間に実質的に延びている。第1の拡張スリット345は、1対の第2の分離線の第1の線349aに近接する第1の端部を備え、1対の第2の分離線の第2の線349bに近接して配置された、反対側の第2の端部までに変形可能部材にわたって延びている。第1の拡張スリット345の第1および第2の終端部は、変形可能部材内に配置されている。

拡張スリット345の第1の端部は、大きな部分342が第4のジョイントJ3によって小さな部分344a/344bに接続されるように、1対の第2の分離線の第1の線349aから間隔を置いて配置されている。拡張スリット345の第2の端部は、大きな部分342が第5のジョイントJ4によって小さな部分344a/344bに接続されるように、1対の第2の分離線の第2の線349bから間隔を置いて配置されている。

このように、大きな部分および小さな部分は、互いに部分的に切断されるものと考えることができ、第4および第5のジョイントJ3、J4はその間に接続刻み目またはブリッジを提供する。

第4および第5のジョイントJ3、J4は、折り目315によって画定される想像上の線の上にあってもよい。

第2の拡張スリット347は、第3のジョイントJ5/J6に向けて第1の拡張スリット345から延びてもよい。

第2の拡張スリット347は、第3のジョイントJ5/J6を第6および第7のジョイントJ5、J6に分割してもよい。第1の小さなタブ344aは、第6のジョイントJ5によって第2のパネル316に接続される。第2の小さなタブ344bは、第7のジョイントJ6によって第2のパネル316に接続される。

第1の拡張スリット345および第2の拡張スリット347は、「T」字形を画定する。

物品保持デバイスNは、存在する場合に、第2のパネル316および/または第3のパネル314の少なくとも一部から形成された一体型変形可能部材を備えていることが分かる。一体型変形可能部材は、開口の向かい合う側縁部どうしの間にかかるように、開口にわたって連続して延びている。加えて、一体型変形可能部材は、開口の上端縁部および下端縁部のうちの一方まで連続して延びている。

変形可能部材は、分離線343および脆弱線によって画定または境界線が引かれるものと考えることができる。脆弱線は、1対の第2の分離線349a、349b、第1のジョイントJ1、第2のジョイントJ2、第6のジョイントJ5、および第7のジョイントJ6を備えている。分離線343は、変形部材を第1のパネル312から外す。脆弱線は、ジョイントJ1、J2、J5、J6によって設けられた3つ以上の接続刻み目を介して、第2のパネル316および/または第3のパネル314(存在する場合)に変形可能部材を接続する。このように、変形可能部材は、存在する場合、第2のパネル316および/または第3のパネル314の平面から変位可能であってもよい。

図8の実施形態では、ヒールタブが省略される。第1の分離線343は、第1のパネル312から延びる突起またはローブ346を少なくとも部分的に画定する。ローブ346は、第1のパネル312と一体的である。ローブ346は、物品保持デバイスが使用される場合に、係合されている物品Bの端部の上または下に延びてもよい。ローブ346は、物品保持デバイスの開口を通して突起する物品Bの一部に保護カバーを設けてもよい。

ブランク310の形では、または物品保持デバイスNが非展開状態にある場合、開口は、変形可能部材によって、大きなタブおよび小さなタブ342、344a、344bによって、ならびにローブ346によって閉じられる。

物品保持デバイスNが展開状態にある場合、開口は、物品Bを受けるように、第2のパネル316内に形成される。第1の分離線343は、変形可能部材(大きなタブ342)とローブ346の間に開口部を形成するように開いてもよい。第1の拡張スリット345は、大きなタブ342と小さなタブ344a、344bの間で変形可能部材内にスロットまたは開口部を形成するように開いてもよい。第2の拡張スリット347は、小さなタブ344a、344bの間で、変形可能部材内にスロットまたは開口部を形成するように開いてもよい。

本開示は、1つまたは複数の物品Bを包装するためのカートン90、190、290、およびカートン90、190、290を形成するためのブランク10、110、210、310を提供する。カートン90、190、290、および/またはブランク10、110、210、310は、第1のパネル12、24、112、128、212、224、312と、第1のパネル12、24、112、128、212、224、312にヒンジ接続された第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316とを備えている。

カートン90、190、290、および/またはブランク10、110、210、310は、物品Bの一部を受けて物品のこの一部に係合するための物品保持デバイスNを備えている。物品保持デバイスNは、開口および変形可能部材を備えている。開口は、第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316内に少なくとも部分的に画定され、変形可能部材は、第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316の少なくとも一部から形成されている。変形可能部材は、それぞれ第1および第2のジョイントJ1、J2によって、第2のパネルにその両側縁部において接続されるように、開口にわたって連続して延びている。変形可能部材はさらに、第3のジョイントJ5/J6によって第2のパネルに隣接する端縁部において接続されている。

変形可能部材は、分離線43、143、243、343によって第1のパネル12、24、112、128、212、224、312から外されてもよい。

変形可能部材は、少なくとも1対の第1および第2の切れ目49a、49b、149a、149b、249a、249b、349a、349bによって画定されてもよく、第1の切れ目49a、149a、249a、349aは第1のジョイントJ1と第3のジョイントJ5/J6の間に延び、第2の切れ目49b、149b、249b、349bは第2のジョイントJ2と第3のジョイントJ5/J6の間に延びている。

変形可能部材は、第1の拡張スリット45、145、245、345を備えてもよい。第1の拡張スリット45、145、245、345は、第1の切れ目49a、149a、249a、349aの近くのその第1の端部から、反対側の、第2の切れ目49b、149b、249b、349bの近くのその第2の端部まで延び、第1および第2の終端部は変形可能部材内に配置されている。

第1の拡張スリット45、145、245、345は、変形可能部材を大きな部分42、142、242、342および小さな部分44a/44b、144a/144b、244a/244b、344a/344bに分割してもよい。大きな部分42、142、242、342は、第1および第2のジョイントJ1、J2によって、第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316に接続されている。小さな部分44a/44b、144a/144b、244a/244b、344a/344bは、第3のジョイントJ5/J6によって、第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316に接続されている。

第1の拡張スリット45、145、245、345の第1の端部は、大きな部分42、142、242、342および小さな部分44a/44b、144a/144b、244a/244b、344a/344bが第4のジョイントJ3によってさらに部分的に接続されるように、第1の切れ目49a、149a、249a、349aから間隔を置いて配置されている。第1の拡張スリット45、145、245、345の第2の端部は、大きな部分42、142、242、342および小さな部分44a/44b、144a/144b、244a/244b、344a/344bが第5のジョイントJ4によってさらに部分的に接続されるように、第2の切れ目49b、149b、249b、349bから間隔を置いて配置されている。

変形可能部材はさらに、第3のジョイントJ5/J6に向けて第1の拡張スリット45、145、245、345から延びる第2の拡張スリット47、147、247、347を備えてもよい。第2の拡張スリット47、147、247、347は、小さな部分44a/44b、144a/144b、244a/244b、344a/344bを1対の小さな半分部分44a、44b、144a、144b、244a、244b、344a、344bに分割し、さらに、第3のジョイントJ5/J6を、小さな半分部分の一方44a、144a、244a、344aが第6のジョイントJ5によって第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316に接続され、もう一方の小さな半分部分44b、144b、244b、344bが第7のジョイントJ6によって第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316に接続されるように、第6のジョイントJ5および第7のジョイントJ6に分割する。

本開示はまた、物品Bの一部を受けて物品のこの一部に係合するための物品保持デバイスNを提供する。物品保持デバイスNは、第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316内に少なくとも部分的に画定された開口を備えている。物品保持デバイスNは、第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316の少なくとも一部から形成される一体型変形可能部材を備えている。一体型変形可能部材は、開口の向かい合う側縁部どうしの間にかかるように、開口にわたって連続して延びている。一体型変形可能部材はさらに、開口の隣接する端縁部に連続して延びている。

一体型変形可能部材は、分離線43、143、243、343および脆弱線J1、49a、J5、J6、49b、J2、J1、149a、J5、J6、149b、J2、J1、249a、J5、J6、249b、J2、J1、349a、J5、J6、349b、J2によって画定されるまたは境界線が引かれてもよい。分離線43、143、243、343は、第1のパネルから一体型変形可能部材を外す。脆弱線J1、49a、J5、J6、49b、J2、J1、149a、J5、J6、149b、J2、J1、249a、J5、J6、249b、J2、J1、349a、J5、J6、349b、J2は、一体型変形可能部材が第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316の平面から変位可能であってもよいように、一体型変形可能部材を第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316に接続する。

脆弱線J1、49a、J5、J6、49b、J2、J1、149a、J5、J6、149b、J2、J1、249a、J5、J6、249b、J2、J1、349a、J5、J6、349b、J2は、少なくとも2つの切れ目49a、49b、149a、149b、249a、249b、349a、349bと、切り目に沿って第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316に一体型変形可能部材を接続するための少なくとも3つの接続刻み目J1、J5、J6、J2とを備えている。

少なくとも3つの接続刻み目J1、J5、J6、J2の第1および第2の刻み目J1、J2は、開口の向かい合う側縁部において、第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316に一体型変形可能部材を接続させてもよい。少なくとも3つの接続刻み目J1、J5、J6、J2の第3の刻み目J5、J6は、開口の隣接する端縁部において、第2のパネル14/16、20/22、114/116、124/126、214/216、220/222、314/316に一体型変形可能部材を接続させる。

様々な変更は本発明の範囲内で行われてもよいことを理解されたい。例えば、パネルおよび開口部のサイズおよび形状は、異なるサイズまたは形状の物品を収納するために調節されてもよい。

本明細書で使用されるように、「上部」、「底部」、「基部」、「前」、「後」、「端部」、「側部」、「内側」、「外側」、「上側」および「下側」などの方向的言及は、それぞれのパネルをこのような配向に必ずしも限定するものではなく、単にこれらのパネルを互いに区別するように働いてもよい。

本明細書で使用されるように、「ヒンジ接続」および「折り目」という用語は、ブランクのヒンジ機構を画定する、互いに対するブランクの部分の折畳を容易にする、あるいはブランクの任意のパネル折畳部分を示す線の全ての方法のことを言う。「ヒンジ接続」へのあらゆる言及は、単一の折り目に必ず言及するものと解釈されるべきではなく、実際、ヒンジ接続は、2つ以上の折り目それぞれが、真っすぐ/直線であるまたは湾曲している/曲線の形状のいずれかであってもよい、2つ以上の折り目から形成することができる。直線の折り目がヒンジ接続を形成する場合、互いに平行に配置される、または互いに対して僅かに角度付けされてもよい。曲線の折り目がヒンジ接続を形成する場合、曲線の折り目によって囲まれた領域内で成形されたパネルを画定するように、互いに交差してもよい。このようなヒンジ接続の典型的な例は、その間に楕円形パネルを画定するように、2点で交差する1対のアーチ状またはアーチ形折り目を備えてもよい。ヒンジ接続は、1つまたは複数の直線の折り目および1つまたは複数の曲線の折り目から形成されてもよい。このようなヒンジ接続の典型的な例は、その間に半月形パネルを画定するように、2点で交差する直線の折り目およびアーチ状またはアーチ形折り目の組合せを備えてもよい。

本明細書で使用されるように、「折り目」という用語は、分割線、エンボス線、デボス線、穿孔の線、短いスリットの線、半分切り取り線、単一の半分切り取り、遮断切断線、一列に並んだスリットの線、分割の線、および前述の選択肢のあらゆる組合せの1つのことを言ってもよい。

ヒンジ接続および折り目は、穿孔、穿孔の線、短いスリットの線、半分切り取り線、単一の半分切り取り、切断線、遮断切断線、スリット、分割、そのあらゆる組合せなどを含む、ブランクの基板内に形成された要素をそれぞれ含むことができることを理解されたい。要素は、所望の機能性を提供するような寸法をしておりそのように配置することができる。例えば、穿孔の線は、折り目および/または切断線を画定するように、脆弱性の程度の寸法または設計されることができる。穿孔の線は、折畳を容易にして破断に耐える、折畳を容易にしてより多くの労力で破断を容易にする、または少ない労力で破断を容易にするように設計することができる。

本明細書で使用されるような「一致して」という語句は、2つの重なり合ったパネルの第1のものに形成された開口部、および2つの重なり合ったパネルの第2のものに形成された第2の開口部などの、起立したカートン内の2つ以上の要素の整列のことを言う。互いに一致したこれらの要素は、重なり合ったパネルの厚さの方向に互いに整列されてもよい。例えば、第1のパネル内の開口部が、第1のパネルと重なり合った配置に置かれた第2のパネル内の第2の開口部と「一致している」場合、開口部の縁部は第2の開口部の縁部の少なくとも一部に沿って延びてもよく、第2の開口部と、第1および第2のパネルの厚さの方向に整列されてもよい。

10 ブランク
12 メインパネル、第1のベースパネル
13 折り目
14 メインパネル、第1のコーナパネル
16 メインパネル、第1の側部パネル
18 メインパネル、上部パネル
20 メインパネル
22 メインパネル
24 メインパネル、第2のベースパネル
40 ヒールタブ
41 折り目
42 大きなタブまたは部分
43 第1の分離線
44a、44b 小さなタブまたは部分、小さな半分部分
45 第1の切れ目または切断線、第1の拡張スリット
47 第2の切れ目または切断線、第2の拡張スリット
49a、49b 第2の分離線
70 切断線
90 カートンまたはキャリア、容器
110 ブランク
112 メインパネル
113 折り目
114 メインパネル
115 折り目
116 メインパネル
118 メインパネル
119 折り目
120 メインパネル
121 折り目
122 メインパネル
123 折り目
124 メインパネル
125 折り目
126 メインパネル
127 折り目
128 メインパネル
140 ヒールタブ
142 大きなタブまたは部分
143 第1の分離線
144a、144b 小さなタブまたは部分、小さな半分部分
145 第1の切れ目または切断線、第1の拡張スリット
147 第2の拡張スリット
149a、149b 分離線
151a、151b 切れ目
153a、153b しわまたは折り目
160a、160b 緩衝フラップ
170 フラップ
171 折り目
172 ウィングタブ
190 カートンまたはキャリア、容器
210 ブランク
212 メインパネル、第1のベースパネル
213 折り目
214 メインパネル
216 メインパネル
218 メインパネル、上部パネル
220 メインパネル
222 メインパネル
224 メインパネル
245 第1の拡張スリット
247 第2の拡張スリット
260 フィンガタブ
290 カートンまたはキャリア、容器
310 ブランク
312、314、316 メインパネル
313、315 折り目
342 大きなタブまたは部分
343 第1の分離線
344a、344b 小さなタブまたは部分、小さな半分部分
345 第1の切り目または切断線、第1の拡張スリット
346 突起またはローブ
347 第2の切り目または切断線、第2の拡張スリット
349a、349b 第2の分離線
A1 第1の開口部
A2 第2の開口部
A3 第3の開口部
B 物品
H ハンドル構造
J1 第1のジョイント
J2 第2のジョイント
J5、J6 第3のジョイント
N ヒール係合構造
T1、T2、T3、T4 物品保持デバイス

Claims (18)

1. カートンを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、第1のパネルと、前記第1のパネルにヒンジ接続された第2のパネルと、物品の一部を受けて前記物品の前記一部に係合するための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスは、前記第2のパネル内に少なくとも部分的に画定される開口と、前記第2のパネルの少なくとも一部から形成された変形可能部材であって、その両側端部においてそれぞれ第1および第2のジョイントによって前記第2のパネルに接続されるように前記開口にわたって連続して延びる変形可能部材とを備え、前記変形可能部材はさらに、その上端部および下端部のうちの一方において第3のジョイントによって前記第2のパネルに接続される、ブランク。
2. 前記変形可能部材は、分離線によって前記第1のパネルから外される、請求項1に記載のブランク。
3. 前記変形可能部材は、少なくとも1対の第1の切れ目および第2の切れ目によって画定され、前記第1の切れ目は前記第1のジョイントと前記第3のジョイントの間に延び、前記第2の切れ目は前記第2のジョイントと前記第3のジョイントの間に延びる、請求項1に記載のブランク。
4. 前記変形可能部材は第1の拡張スリットを備え、前記拡張スリットは、前記第1の切れ目の近くのその第1の端部から、反対側の、前記第2の切れ目の近くのその第2の端部まで延び、前記第1の端部および前記第2の端部は前記変形可能部材内に配置されている、請求項3に記載のブランク。
5. 前記第1の拡張スリットは、前記変形可能部材を大きな部分および小さな部分に分割し、前記大きな部分は前記第1のジョイントおよび前記第2のジョイントによって前記第2のパネルに接続され、前記小さな部分は前記第3のジョイントによって前記第2のパネルに接続される、請求項4に記載のブランク。
6. 前記拡張スリットの前記第1の端部は、大きな部分および小さな部分が第4のジョイントによってさらに部分的に接続されるように、前記第1の切れ目から間隔を置いて配置され、前記拡張スリットの前記第2の端部は、大きな部分および小さな部分が第5のジョイントによってさらに部分的に接続されるように、前記第2の切れ目から間隔を置いて配置されている、請求項5に記載のブランク。
7. 前記変形可能部材はさらに、前記第3のジョイントに向けて前記第1の拡張スリットから延びる第2の拡張スリットを備え、前記第2の拡張スリットは、前記小さな部分を1対の小さな半分部分に分割し、さらに、前記第3のジョイントを、前記小さな半分部分の一方が第6のジョイントによって前記第2のパネルに接続され、もう一方の小さな半分部分が第7のジョイントによって前記第2のパネルに接続されるように、前記第6および第7のジョイントに分割する、請求項6に記載のブランク。
8. カートンを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、第1のパネルと、前記第1のパネルにヒンジ接続された第2のパネルと、物品の一部を受けて前記物品の前記一部に係合するための物品保持デバイスとを備え、前記物品保持デバイスは、前記第2のパネル内に少なくとも部分的に画定された開口と、前記第2のパネルの少なくとも一部から形成された一体型変形可能部材であって、前記開口の向かい合う側縁部どうしの間にかかるように前記開口にわたって連続して延びる一体型変形可能部材とを備え、前記一体型変形可能部材はさらに、前記開口の隣接する端縁部まで連続して延びている、ブランク。
9. 前記一体型変形可能部材は、分離線と脆弱線とによって境界線が引かれ、前記分離線は前記一体型変形可能部材を前記第1のパネルから外し、前記脆弱線は、前記一体型変形可能部材が前記第2のパネルの平面から変位可能になり得るように、前記一体型変形可能部材を前記第2のパネルに接続する、請求項8に記載のブランク。
10. 前記脆弱線は、少なくとも2つの切れ目、および切り目に沿って前記一体型変形可能部材を前記第2のパネルに接続するための少なくとも3つの接続刻み目を備えている、請求項9に記載のブランク。
11. 前記少なくとも3つの接続刻み目のうち第1の接続刻み目および第2の接続刻み目は、前記開口の前記向かい合う側縁部において前記第2のパネルに前記一体型変形可能部材を接続し、前記少なくとも3つの接続刻み目のうち第3の接続刻み目は、前記開口の前記隣接する端縁部において前記第2のパネルに前記一体型変形可能部材を接続する、請求項10に記載のブランク。
12. 前記第1のパネルはカートンの上部パネルである、請求項8に記載のブランク。
13. 前記第1のパネルはカートンの底部パネルである、請求項8に記載のブランク。
14. 前記第2のパネルはカートンの側部パネルである、請求項8に記載のブランク。
15. 前記開口の前記隣接する端縁部は上縁部である、請求項8に記載のブランク。
16. 前記開口の前記隣接する端縁部は下縁部である、請求項8に記載のブランク。
17. 内部を有する管状構造の壁面を形成する複数のパネルを備えた1つまたは複数の物品を包装するためのカートンであって、前記複数のパネルは、
    第1のパネルと、
    前記第1のパネルにヒンジ接続された第2のパネルと
    を含み、
    前記カートンは、物品の一部を受けて前記物品の前記一部に係合するための物品保持デバイスを備え、前記物品保持デバイスは、前記第2のパネル内に少なくとも部分的に形成される開口と、前記第2のパネルの少なくとも一部から形成された変形可能部材であって、その両側端部においてそれぞれ第1のジョイントおよび第2のジョイントによって前記第2のパネルに接続されるように前記開口にわたって連続して延びる変形可能部材とを備え、前記変形可能部材はさらに、その上縁部および下縁部のうちの一方において第3のジョイントによって前記第2のパネルに接続される、カートン。
18. 内部を有する管状構造の壁面を形成する複数のパネルを備えた1つまたは複数の物品を包装するためのカートンであって、前記複数のパネルは、
    第1のパネルと、
    前記第1のパネルにヒンジ接続された第2のパネルと
    を含み、
    前記カートンは、物品の一部を受けて前記物品の前記一部に係合するための物品保持デバイスを備え、前記物品保持デバイスは、前記第2のパネル内に少なくとも部分的に形成される開口と、前記第2のパネルの少なくとも一部から形成された一体型変形可能部材であって、前記開口の向かい合う側縁部どうしの間にかかるように前記開口にわたって連続して延びる一体型変形可能部材とを備え、前記一体型変形可能部材はさらに、前記開口の隣接する端縁部まで連続して延びている、カートン。

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