JP2022545911A - フライス工具本体及びアセンブリ - Google Patents

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Abstract

本発明は、中央回転軸(R)周りに回転可能なフライス工具本体(1)に関する。フライス工具本体(1)は、前端面(2)及び後端面(3)を有し、包絡面(4)は、中央回転軸(R)を囲み、後端面(3)と前端面(2)との間に延在する。複数のインサートポケット(5)が、包絡面(4)と前端面(2)との間の移行部に形成される。一定の直径の第1の中央貫通孔(6)が、後端面(3)と前端面(2)との間に延在する。フライス工具本体(1)は、第2の中央貫通孔(8)を有するロックディスク(7)と、ロックディスク(7)の第2の中央貫通孔(8)を通って延在するように構成された締結デバイス(9)と、を含む。アダプタ(10)の端部(11)に取り付けられ得る締結デバイス(9)によって、フライス工具本体(1)をアダプタ(10)に取り付けるときに、ロックディスク(7)は、フライス工具本体(1)の前端面(2)を押圧するように構成され、アダプタ(10)は、フライス工具本体(1)の第1の中央貫通孔(6)に挿入可能である。【選択図】図1b

Description

本発明は、中央回転軸周りに回転可能なフライス工具本体に関する。フライス工具本体は、前端面及び後端面を有し、包絡面が、中央回転軸を囲み、後端面と前端面との間に延在する。複数のインサートポケットが、包絡面と前端面との間の移行部に形成される。インサートポケットは、チップ除去加工のための切削インサートを取り付けるように構成され、フライス工具本体は、特に、正面フライス加工及び/又は肩削りフライス作業のために構成される。
本発明はまた、フライス工具本体と、フライス工具本体をフライス盤に接続するためのアダプタと、を備えるアセンブリに関する。
本発明は、フライス工具本体をフライス盤に接続するために使用されるアダプタに取り付けられる既知のフライス工具本体において生じ得る問題に関する。
米国特許第9238273号は、ネジによってアダプタ(ホルダ)に取り付けられる、既知のフライス工具本体を開示している。フライス工具本体は、比較的小さい直径を備えるアダプタのための円筒状座部と、比較的大きい直径を備える円筒状冷却剤チャンバと、を形成する中央貫通孔を有する。内部肩部が、円筒状座部と円筒状冷却剤チャンバとの間の中央貫通孔の内側に形成され、ネジ頭部がワッシャを介して中央貫通孔の内部肩部を押圧することによって、フライス工具本体は、アダプタに取り付けられる。
米国特許第9623497号は、ネジを有する同様のフライス工具本体を開示しており、ネジは、フライス工具本体の中央貫通孔に挿入されたアダプタに、フライス工具本体を取り付けるために使用される。フライス工具本体の前面には、凹面が形成される。凹面は、フライス工具本体の前面内に軸方向に延在する円筒面を含み、ネジのための内部肩部面(着座面)は、凹面の底面の径方向内側に延在する。冷却剤キャップは、凹面の円筒面に取り付けられた止め輪によって更に固定され、それによって冷却剤キャップは、止めネジから離隔されて、凹面を有する冷却剤チャンバを形成する。
日本特許第4349824号は、2つの異なる直径を有する中央貫通孔を有する別の既知のフライス工具本体を開示している。フライス工具本体は、アダプタをネジ止めするネジ(締結ボルト)によって中央貫通孔に挿入されたアダプタ(アーバ)に取り付けられ、中央貫通孔の異なる直径によって形成された内部肩部に当接する。
上述の既知のフライス工具本体は、アンバランスなフライス工具本体によって引き起こされる振動を被る可能性があり、フライス工具本体は、(フライス加工中に)中央回転軸周りに回転するときにぐらつく。更に、フライス工具本体は、軸方向/径方向の振れを被る可能性があり、インサートポケットに取り付けられた切削インサートは、それぞれの刃先間の位置に偏差を呈する。
より正確には、異なる直径の部分が、フライス工具本体の後端面及び前端面からそれぞれ実行される別々の穿孔及び/又はフライス作業によって製造され、それを、中央貫通孔が備える場合、アンバランスな回転フライス工具本体によって引き起こされる振動が発生し得る。これらの穿孔/フライス作業中の不十分な製造公差が、異なる直径の非同心部品をもたらす可能性がある。言い換えれば、これにより、フライス工具本体は、中央回転軸周りの質量の不均一な分布を呈し、これはフライス作業中の振動をもたらす場合がある。更に、ネジ頭部が内部肩部面を直接(又はワッシャを介して)押圧するのに対して、後端面が比較的大きい直径でアダプタに当接しているため、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときに、フライス工具本体に加えられる結合力/荷重は、フライス工具本体の中央に集中する。内部肩部面に作用するネジ頭部から中央に加えられる結合力は、インサートポケット内の取り付けられた切削インサートにおいて、軸方向/径方向の振れを引き起こすフライス工具本体の弾性変形又は曲げを誘発する可能性がある。
本発明の目的は、使用中に振動する傾向を低減し、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときに軸方向/径方向の振れを低減するフライス工具本体を提供することである。これにより、フライス加工されたワークピース表面の機械加工精度又は表面仕上げが改善され、フライス工具本体のインサートポケットに取り付けられた切削インサートの摩耗が低減される。
この目的は、請求項1に記載のフライス工具本体によって達成される。したがって、本発明のフライス工具本体は、前端面及び後端面を有し、包絡面が中央回転軸を囲み、後端面と前端面との間に延在する。フライス工具本体は、包絡面と前端面との間の移行部に形成された複数のインサートポケットを含む。フライス工具本体は、一定の直径の第1の中央貫通孔が後端面と前端面との間に延在し、フライス工具本体は、第2の中央貫通孔を有するロックディスクと、ロックディスクの第2の中央貫通孔を通って延在するように構成される締結デバイスと、を含み、アダプタの端部に取り付けられ得る締結デバイスによって、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときに、ロックディスクは、フライス工具本体の前端面を押圧するように構成され、アダプタは、フライス工具本体の第1の中央貫通孔に挿入可能であることを特徴とする。
第1の中央貫通孔がフライス工具本体を締結デバイス(ネジ)で取り付けるための任意の内側フランジ又は内部肩部面を有することを、第1の中央貫通孔の一定の直径は考慮しない。このようにして、第1の中央貫通孔は、例えばフライス工具本体の片側のみからの単一の穿孔操作で製造することができ、これにより、内側フランジ/内部肩部面の製造、及び前端面に対して凹んでいる冷却剤チャンバの製造のために、反対側からの更なる穿孔又はフライス加工は、もはや必要とされない。これは、フライス加工中に振動を引き起こすアンバランスなフライス工具本体を製造するリスクを低減する。
更に、ロックディスクは、締結デバイスを用いてアダプタに結合された荷重構成要素であり、ロックディスクは、フライス工具本体のより径方向外側領域で前端面を押圧するように構成される。したがって、フライス工具本体の内側肩部表面を直接(又はワッシャを介して)押圧するネジによって、フライス工具本体をアダプタに結合する場合と比較して、フライス工具本体に対する圧縮力/荷重は、均一に分散される。これにより、取り付けられたフライス工具本体の弾性変形又は曲げが少なくなり、それによってフライス工具本体のインサートポケットに取り付けられた切削インサート上の刃先の軸方向/径方向の振れが低減される。
フライス工具本体の一実施形態では、ロックディスクの直径は、フライス工具本体の最大直径の少なくとも50%である。このようにして、ロックディスクによってもたらされる結合力は、ロックディスクをフライス工具本体の最大直径の少なくとも50%まで径方向外側に移動させることによって更に改善される。これにより、ロックディスク及び後端面におけるアダプタは、反対向きで、整列した圧縮力をもたらすことができ、取り付けられたフライス工具本体の弾性変形又は曲げが少なくなり、それによってフライス工具本体の軸方向/径方向の振れが更に低減される。ロックディスクはまた、フライス工具本体の前端面において分散された力/荷重をもたらすことができ、これは、取り付けられたフライス工具本体の弾性変形又は曲げの低減に有益である。
フライス工具本体の更なる実施形態では、ロックディスクの直径は、後端面の直径と実質的に同じである。したがって、これにより、後端面には、ロックディスクの外径と本質的に同じ外径を有する平面装着面が設けられる。実質的に同じ直径は、それらが全く同じ直径であることを意味しない。代わりに、実質的に同じ直径は、ロックディスクの直径とフライス工具本体の後端面との間の±10%の偏差も含むと理解されるべきである。このようにして、ロックディスク及び後端面は同じ直径を呈し、これにより、ロックディスク、及び後端面におけるアダプタは、反対向きで、整列した圧縮力をもたらし、これは、取り付けられた工具本体の弾性変形又は曲げのリスクを最小限に抑え、これにより、フライス工具本体の軸方向/径方向の振れが更に低減される。
フライス工具本体の更なる一実施形態では、前端面は、第1の中央貫通孔からインサートポケットに向かって冷却剤を導くための複数の径方向冷却剤溝を備え、径方向冷却剤溝は、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときにロックディスクによって少なくとも部分的に覆われる。このような冷却剤溝は、内部冷却剤チャネルよりも製造が簡単である。これにより、フライス工具本体を貫通する内部冷却剤チャネルを穿孔したり、前端面に凹んだ大きな冷却剤チャンバを機械加工したりする必要がないため、インサートポケットに取り付けられた切削インサートに冷却剤を供給するフライス工具本体の製造が容易になる。代わりに、フライス工具本体の前端面を押圧するロックディスクによって覆われた前端面に、径方向冷却剤溝を形成することができる。
フライス工具本体の更なる実施形態では、前端面の径方向冷却剤溝は、第1の中央貫通孔とインサートポケットとの間に延在する。言い換えれば、径方向冷却剤溝は、第1の中央貫通孔とインサートポケットとの間全体に延在する。このようにして、冷却剤は、冷却剤溝の内側だけでインサートポケットに導かれる。これは、フライス工具本体に内部冷却剤チャネルを持たせることと比較して、製造を単純化する。
フライス工具本体の別の実施形態では、前端面の径方向冷却剤溝は、フライス工具本体の内部冷却剤チャネルに接続され、内部冷却剤チャネルは、径方向冷却剤溝とインサートポケットとの間に延在する。したがって、各内部冷却剤チャネルは、フライス工具本体の外側部分に穿孔され、各径方向冷却剤溝と連通する。このようにして、冷却剤が所望の角度でインサートポケットに到達するように、冷却剤の方向を最適化することができる。更に、径方向冷却剤溝は、好ましくは、ロックディスクの直径の径方向内側に位置する位置で内部冷却剤チャネルに接続される。これにより、ロックディスクは、径方向冷却剤溝を完全に覆い、径方向冷却剤溝は、ロックディスクの内側に位置する位置で内部冷却剤チャネルに変わる。
フライス工具本体の一実施形態では、前端面は、環状レリーフ面を形成し、環状レリーフ面は、中央回転軸を囲み、ロックディスクに軸方向間隙をもたらすように構成されており、前端面は、当接面を形成し、当接面は、環状レリーフ面を囲み、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときにロックディスクと接触する。環状レリーフ面は、ロックディスクと前端面との間の接触が、環状レリーフ面を囲む当接面の領域において径方向外側でもたらされることを確保する。好ましくは、当接面は、ロックディスクの外側環状領域(ロックディスクの最大直径のわずかに内側)に設けられる。これにより、ロックディスクと前端面との間で画定された/制御された接触が達成される。更に、ロックディスクは、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときに幾分曲がることができ、環状レリーフ面は、屈曲したロックディスクがアダプタの端部の出口からの冷却剤の供給を妨げないことを確保する。
前述の実施形態では、フライス工具本体の中央回転軸を含む長手方向断面で見たときに、環状レリーフ面は、中央回転軸に対して鋭角θで延在する円錐形レリーフ面を形成することができる。このようにして、ロックディスクと前端面との間に形成される間隙は、径方向内側の方向に増加し、これにより、間隙は、ロックディスクの曲げが最も高い撓みを呈する内側領域(第2の中央貫通孔及び締結デバイスの周り)で大きくなる。円錐形レリーフ面の鋭角θは、89、5°≦θ≦86°の範囲内とすることができる。言い換えれば、円錐形レリーフ面は、回転軸又はロックディスクの平面に対して、垂直な水平面を有する、かなり小さな傾斜(0.5°~4°)を形成している。レリーフ面の目的は、一方で、ロックディスクが、画定された外側径方向領域で当接面に接触し、他方で、ロックディスクの潜在的な曲げが、フライス工具本体の前端面の内側径方向領域においてアダプタからの冷却剤の供給を妨げないことを確保するために、小さな軸方向間隙を設けることにすぎない。
更に別の実施形態では、フライス工具本体の中央回転軸を含む長手方向断面で見たときに、当接面は、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときに、ロックディスクに接触するための凸状当接面を形成する。凸状当接面は、ロックディスクと環状レリーフ面を囲む当接面との間に、画定された(円/線)接触を確保する。凸状当接面は、ロックディスクと凸状当接面との間の円/線接触に高い圧力をもたらして、ロックディスクの周囲での冷却剤の漏れを防止し、これにより、冷却剤は、代わりにフライス工具本体の冷却剤溝(及び内部冷却剤チャネル)を通過する。
別の実施形態では、ロックディスクは、ロックディスクの外側部分にリング状接触面を備え、フライス工具本体の中央回転軸を含む長手方向断面で見たときに、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときに、リング状接触面は、前端面に接触するための凸状接触面を形成する。これは、フライス工具本体の前端面に凸状当接面を有することに対する代替的な解決策である。
一実施形態では、フライス工具本体は、包絡面に直接接続された平面装着面を備える後端面によってディスク形状になっており、包絡面は、平面取装着面から前端面に向かって連続的に増加する直径で延在する。したがって、フライス工具本体は、従来のフライス工具本体(例えば、上述の従来技術に示される)のような円筒状後端部分を有しないという意味でディスク形状である。このようにして、ディスク形状フライス工具本体は、フライス工具本体がアダプタ(工具張り出し部としても知られる)から延在する距離を低減する。フライス工具本体の距離又は工具張り出し部の低減は、フライス作業中の振動を更に低減する。更に、ディスク形状の工具本体はまた、フライス工具本体の少ない材料及び軽い質量により、フライス工具本体の製造及び輸送コストを低減する。フライス加工中の振動を低減する上でも、フライス工具本体の質量が比較的軽いことは有益である。
フライス工具本体の更なる実施形態では、後端面は、平面装着面、及び平面装着面に接続された包絡面に対して凹んでいる駆動スロットを更に備える。このようにして、駆動スロットを含む円筒状後端部分を有する既知のフライス工具本体と比較して、フライス工具本体に器具を追加することなく、安定した駆動接続を達成する。これにより、フライス工具本体の質量が更に低減され、フライス加工中の振動、並びにフライス工具本体の製造/輸送コストも低減される。
フライス工具本体の一実施形態では、締結デバイスは、ネジ付きシャンクと、ネジ付きシャンクに向かってテーパ状の軸受面を有するネジ頭部とを有するネジであり、ロックディスクの第2の中央貫通孔は、ネジ頭部のテーパ状軸受面に当接するための面取り面を含み、これにより、フライス工具本体をアダプタに取り付けるときに、ネジ頭部が、ロックディスクの第2の貫通孔内で少なくとも部分的に皿頭になる。これにより、ネジ頭部のテーパ状軸受面が第2の貫通孔の内側に位置する面取り面に当接するため、ロックディスクからのネジ頭部の軸方向突出が低減される。したがって、これは、ネジ頭部の軸方向突出を低減し、ネジ頭部がインサートポケットに取り付けられた切削インサートの軸方向最前位置の軸方向内側に位置することを確実にする。ネジ頭部は、テーパ状軸受面を有する平坦な頭部であることが好ましい。したがって、平坦なネジ頭部は、ロックディスクからのネジ頭部の軸方向突出を更に低減した比較的短いネジ頭部をもたらす。第2の中央貫通孔の面取り面及びネジ頭部のテーパ状軸受面は、好ましくは円錐形延長部を呈する。しかしながら、テーパ状軸受面及び面取り面はそれぞれ、凹状及び凸状に湾曲した延長部を呈してもよい。したがって、これにより、軸受面及び面取り面は、互いに当接するための相補的な形状を呈する。
本発明は更に、上述のフライス工具本体と、フライス工具本体の第1の中央貫通孔に挿入可能な円筒状シャフト部分を含むアダプタと、を備えるアセンブリに関し、締結デバイスはネジであり、円筒状シャフト部分の端部は中央ネジ孔を備える。したがって、ロックディスク及びアダプタを有するフライス工具本体を備えるアセンブリは、アダプタの端部の中央ネジ孔にネジを取り付けることによって結合され、それによって、取り付けられたアセンブリ又はアダプタの後端部分をフライス盤に接続することができる。
アセンブリの一実施形態では、アダプタは、円筒状シャフト部分の内側で中央ネジ孔と平行に延在する少なくとも1つの内部冷却剤通路を備え、少なくとも1つの内部冷却剤通路は、円筒状シャフト部分の端部において中央ネジ孔の径方向外側に位置する出口を有する。言い換えれば、冷却剤出口及び中央ネジ孔は、円筒状シャフト部分の端部で並んで配置され、中央ネジ孔は、ロックディスクをアダプタに接続する。このようにして、出口からの冷却剤は、中央ネジ孔の径方向外側に設けられ、フライス工具本体の前端面とロックディスクとの間に設けられた冷却剤溝内で更に径方向外側に導かれ得る。好ましくは、アダプタは、中央ネジ孔と平行に延在するいくつかの内部冷却剤通路を備え、内部冷却剤通路は、中央ネジ孔の周りに均等に配置され、中央ネジ孔の周りに均等に配置された出口を有する。これにより、フライス工具本体の全周にわたって冷却剤の均等な分配が確保される。
実施形態を図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態によるフライス工具本体及びアダプタを備えるアセンブリの斜視図である。 図1aのアセンブリの後端部に向かう分解図を示す。 図1aのアセンブリの前端部に向かう分解図を示す。 図1aのアセンブリの中央回転軸を含む長手方向断面図である。 ロックディスク及び締結部材のないアセンブリの前端図である。 ロックディスク及び締結部材のないフライス工具本体の中央回転軸を含む長手方向断面図である。
図1a~図1cは、本発明の一実施形態によるフライス工具本体1及びアダプタ10を備えるアセンブリの斜視図及び2つの分解図を示している。中央回転軸R周りに回転可能なフライス工具本体1は、前端面2及び後端面3を含み、包絡面4は、中央回転軸Rを囲み、後端面3と前端面2との間に延在する。包絡面4と前端面2との間の移行部には、複数のインサートポケット5が形成される。インサートポケット5は、開示していない刃先交換式切削インサートを取り付けるように構成される。より正確には、これにより、ポケット5は、正面フライス加工用の刃先交換式切削インサートを取り付けるための支持面5a、5bで構成される。したがって、フライス工具本体は正面フライス加工に適合する。支持面は、切削インサートの実際の主刃先が中央回転軸Rに垂直な水平面に対して鋭角を形成するように構成された支持面5a、5bを含む。言い換えれば、フライス工具本体は、水平面に対して鋭角な切刃取付角(45°)で延在する刃先交換式切削インサートの主刃先を有することによって正面フライス加工するように構成される。しかしながら、フライス工具本体はまた、中央回転軸と平行に(90°の切刃取付角で)延在する実際の主刃先を有する切削インサートを支持するように構成された支持面5a、5bを含むポケットによる肩削りフライス作業のために構成されてもよい。
更に、図2及び図4に見られるように、一定の直径の第1の中央貫通孔6が、後端面3と前端面2との間に延在し、アダプタ10の円筒状シャフト部分10aが、第1の中央貫通孔6に挿入可能である。フライス工具本体1は、第2の中央貫通孔8を有するロックディスク7と、ロックディスク7の第2の中央貫通孔8を貫通するように構成されたネジの形態の締結デバイス9と、を更に含む。ロックディスク7は、フライス工具本体1をアダプタ10に取り付けるときに、フライス工具本体1の前端面2を押圧するように構成される。これは、フライス工具本体の第1の中央貫通孔6に挿入された円筒状シャフト部分10aの端部11の中央ネジ孔12に、締結デバイス/ネジ9を取り付けることによって達成される。
図示の実施形態におけるフライス工具本体は、包絡面4に直接接続された平面装着面3aを備える後端面3によってディスク形状になっており、包絡面4は、平面装着面3aから前端面2に向かって連続的に増加する直径で延在する。包絡面4は、前端面2まで連続的に増加する直径で延在しない。代わりに、フライス工具本体1は、これにより、ポケット5の外周で最大直径DMAXを呈し(図2を参照)、包絡面4は、最大直径DMAXと前端面2との間の減少する直径で延在する。
フライス工具本体の後端面3は、平面装着面3a及び包絡面4に対して凹んでいる駆動スロット3b又はキー溝を更に備える。アダプタ10には、アダプタをフライス工具本体に取り付けるときに、駆動スロット/キー溝3bと係合する対応する駆動キー10bが設けられる。言い換えれば、フライス工具本体及びアダプタは、アダプタとフライス工具本体との間でトルクを伝達するためのアーバ装着具を形成している。
図2に見られるように、ロックディスク6は、フライス工具本体1の最大直径DMAXの少なくとも50%である直径Dを有する。より正確には、この実施形態では、ロックディスク10の直径Dは、フライス工具本体の最大直径の約65%である。これにより、ロックディスク10の直径Dは、図4に示すように、後端面3の平面装着面3aの外径Dに対応する(実質的に同じである)。
図3は、フライス工具本体の前端面2に向かう前端面図を開示している。前端面2は、第1の中央貫通孔6からインサートポケット5に向かって冷却剤を導く複数の径方向冷却剤溝2aを含む。径方向冷却剤溝2aは、フライス工具本体1をアダプタ10に取り付けるときに、ロックディスク7によって覆われる。各径方向冷却剤溝2aは、フライス工具本体内の内部冷却剤チャネル2bに更に接続され、各内部冷却剤チャネル2bは、径方向冷却剤溝2aとインサートポケット5との間に延在する。径方向冷却剤溝2aは、ロックディスク7の直径Dの径方向内側に位置する位置で、内部冷却剤チャネル2bに接続される。これにより、ロックディスク7は、径方向冷却剤溝2aを完全に覆い、径方向冷却剤溝2aは、ロックディスク7の内側に位置する径方向位置で内部冷却剤チャネル2bに変わる。
前端面2は、中央回転軸Rを囲む環状レリーフ面2cを更に形成しており、環状レリーフ面2cは、ロックディスク7に軸方向間隙Aをもたらすように構成される。これにより、ロックディスク7と環状レリーフ面2cとの間の軸方向間隙Aは極めて小さく、図3ではほとんど見えない。軸方向間隙Aは、フライス工具本体の中央回転軸Rを含む長手方向断面で見たときに、中央回転軸Rに対して鋭角θで延在する円錐形レリーフ面を形成する環状レリーフ面2cによってもたらされる(図4を参照)。これにより、レリーフ面2c上の鋭角θは比較的大きく、89.5°≦θ≦86°の範囲内とすることができる。図示の実施形態では、レリーフ面2cの鋭角θは、中央回転軸Rに対して89°であり、ロックディスク7に上記軸方向間隙Aをもたらす。
前端面2は、環状レリーフ面2cを囲む当接面2dを更に形成しており、当接面2dは、フライス工具本体1をアダプタ10に取り付けるときに、ロックディスク7と接触するように構成される。図示の実施形態における当接面2dは、図4の長手方向断面に見られるように、凸状当接面2dを形成しており、これは、フライス工具本体1をアダプタ10に取り付けるときに、ロックディスク7と凸状当接面2dとの間の外側環状領域における画定された(円/線)接触を確保する。あるいは、ロックディスク7は、ロックディスク7の外側部分にリング状接触面を備えてもよく、リング状接触面は、中央回転軸Rを含む長手方向断面で見たときに、フライス工具本体1をアダプタ10に取り付けるときに、前端面2の平坦な環状部分に接触するための凸状接触面を形成する。これは、ロックディスクの凸状接触面と前端面の平坦な環状部分との間の外側環状領域における上記画定された(円/線)接触の同じ効果を達成する。
締結デバイスは、ネジ付きシャンク9aと、ネジ付きシャンク9aに向かってテーパ状の軸受面9cを有するネジ頭部9bとを有するネジ9であり、ロックディスク7の第2の中央貫通孔8は、ネジ頭部9bのテーパ状軸受面9cに当接するための面取り面8aを含み、これにより、フライス工具本体1をアダプタ10に取り付けるときに、ネジ頭部9bが、ロックディスク7の第2の貫通孔8内で少なくとも部分的に皿頭になる。これにより、図3から分かるように、ロックディスク7からのネジ頭部9bの軸方向突出が低減され、ネジ頭部9bのテーパ状軸受面9cが第2の貫通孔8の内側に位置する面取り面8aに当接して、ネジ頭部9bの軸方向突出が低減される。更に、見て分かるように、ネジ頭部9bは、インサートポケットの軸方向最前位置の軸方向内側に位置している。更に、ネジ頭部9bは、比較的短いネジ頭部を設け、ロックディスク7からのネジ頭部9bの軸方向突出を更に低減するために、テーパ状軸受面9cを有する平坦な頭部である。第2の中央貫通孔8の面取り面8a及びネジ頭部9bのテーパ状軸受面9cは、第2の中央貫通孔8の内側に当接するための対応する円錐形延長部を更に呈する。
図1~3に見られるように、アダプタ10は、フライス工具本体の第1の中央貫通孔6に挿入される円筒状シャフト部分10aを含む。締結デバイスはネジ9であり、円筒状シャフト部分10aの端部11にはネジ9を取り付けるための中央ネジ孔12を含み、これにより、ロックディスク7は、凸状当接面2dで前端面2を押圧する。アダプタ10は、円筒状シャフト部分10aの内側で中央ネジ孔12と平行に延在する複数(4つ)の内部冷却剤通路13を備え、各内部冷却剤通路13は、円筒状シャフト部分10aの端部11において、中央ネジ孔12の径方向外側に位置する出口13aを有する。内部冷却剤通路13は、中央ネジ孔12の周りに均等に(間隔を空けて)配置され、フライス工具本体1の全周にわたって冷却剤の均等な分配を確保するために、中央ネジ孔12の周りに均等に(間隔を空けて)配置される4つの出口13aを有する。
これにより、一定の直径の第1の中央貫通孔6を、フライス工具本体の前端部2又は後端部3のいずれかからの単一の穿孔/フライス作業によって製造することができ、これにより、フライス加工中に振動を引き起こすアンバランスなフライス工具本体を製造するリスクが低減される。言い換えれば、フライス工具本体は、内側取付フランジ/内部肩部面(又は前端面に対して凹んだ大きな冷却剤チャンバ)を製造する必要がない。代わりに、ネジ9が第2の中央貫通孔8を通って延びるロックディスク7は、アダプタ10の端部の中央ネジ孔12に取り付けられ、それによってロックディスク7は、フライス工具本体の後端部3における平面装着面3aの直径Dと実質的に同じである外側環状径方向領域に位置する凸状当接面2dを押圧する。これにより、取り付けられたフライス工具本体1に作用する前後の力は、反対方向に向けられ、整列されて、フライス工具本体の弾性変形又は曲げを最小限に抑え、これにより、取り付けられたフライス工具本体の軸方向/径方向の振れが最小限に抑えられる。
更に、フライス工具本体1の前端面2に沿った円錐形レリーフ面2cは、一方で、ロックディスク7が、画定された外側環状径方向領域(凸状当接面2d)で前端面2に接触し、他方で、ロックディスク7の潜在的な曲げが、アダプタ13の冷却剤出口13aからの冷却材の供給を妨げないことを守るために、小さな軸方向間隙Aを設ける。ロックディスクは、かなり厚く/剛性にすることができるが、それにもかかわらず、ネジ9がネジ孔12に過剰なトルクで取り付けられている場合に屈曲する可能性がある。ロックディスク7のこのような曲げによって引き起こされる撓みは、第2のネジ孔12の中心周りで最大であり、円錐形レリーフ面2cは、ロックディスク7に最大の軸方向間隙Aをもたらして、出口13aからの冷却剤の外側接触及び流れを守るように構成される。これにより、冷却剤出口13aを出る冷却剤は、前端面2に設けられた冷却剤溝2aに沿って、内部冷却剤チャネル2b内に流れ、内部冷却剤チャネル2bは、冷却剤をインサートポケット5に更に導くことができ、これにより、冷却剤は、インサートポケット5に取り付けられた切削インサートに向かって所望の角度でインサートポケット5に到達する。更に、径方向冷却剤溝2aは、ロックディスク7の直径Dの径方向内側に位置する位置で、内部冷却剤チャネル2bに接続され、これにより、ロックディスク7は、径方向冷却剤溝2aを覆って漏れを防止し、ポケット5への冷却剤の効果的な移送をもたらす。凸状当接面2dは、ロックディスク7との画定された線/円形の接触を更にもたらして、ロックディスク7の周囲での冷却剤の漏れを最小限に抑え、冷却剤が内部冷却剤チャネル2bに移送されることを確保する。これにより、ロックディスク7の外側部分において、リング状接触面をロックディスク7に設けることによって、同じ効果を達成することができ、フライス工具本体1の中央回転軸Rを含む長手方向断面で見たときに、フライス工具本体1をアダプタ10に取り付けるときに、リング状接触面は、前端面2に接触するための凸状接触面を形成している。更に、フライス工具本体の前端面2には、代替的に、第1の貫通孔6とインサートポケット5との間全体に冷却剤溝2bを設けることができる。これにより、フライス工具本体1の製造が簡単になるが、インサートポケット5への冷却剤の供給効率が低下する可能性がある。
もちろん、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において種々の変更が可能である。

Claims (16)

  1. 中央回転軸(R)周りに回転可能であり、前端面(2)及び後端面(3)を有するフライス工具本体(1)であって、包絡面(4)が、前記中央回転軸(R)を囲み、前記後端面(3)と前記前端面(2)との間に延在し、複数のインサートポケット(5)が、前記包絡面(4)と前記前端面(2)との間の移行部に形成される、フライス工具本体(1)において、一定の直径の第1の中央貫通孔(6)が、前記後端面(3)と前記前端面(2)との間に延在し、前記フライス工具本体(1)が、第2の中央貫通孔(8)を有するロックディスク(7)と、前記ロックディスク(7)の前記第2の中央貫通孔(8)を通って延在するように構成される締結デバイス(9)と、を含み、前記ロックディスク(7)が、アダプタ(10)の端部(11)に取り付けられ得る前記締結デバイス(9)によって、前記フライス工具本体(1)を前記アダプタ(10)に取り付けるときに、前記フライス工具本体(1)の前記前端面(2)を押圧するように構成され、前記アダプタ(10)が、前記フライス工具本体(1)の前記第1の中央貫通孔(6)に挿入可能である、ことを特徴とする、フライス工具本体(1)。
  2. 前記ロックディスク(6)の直径(D)が、前記フライス工具本体(1)の最大直径(DMAX)の少なくとも50%である、請求項1に記載のフライス工具本体。
  3. 前記ロックディスク(10)の直径(D)が、前記後端面(3)の直径(D)と実質的に同じである、請求項1又は2に記載のフライス工具本体。
  4. 前記前端面(2)が、前記第1の中央貫通孔(6)から前記インサートポケット(5)に向かって冷却剤を導くための複数の径方向冷却剤溝(2a)を備え、前記径方向冷却剤溝(2a)が、前記フライス工具本体(1)を前記アダプタ(10)に取り付けるときに、前記ロックディスク(7)によって少なくとも部分的に覆われる、請求項1から3のいずれか一項に記載のフライス工具本体。
  5. 前記前端面(2)の前記径方向冷却剤溝(2a)が、前記第1の中央貫通孔(6)と前記インサートポケット(5)との間に延在する、請求項4に記載のフライス工具本体。
  6. 前記前端面の前記径方向冷却剤溝(2a)が、前記フライス工具本体の内部冷却剤チャネル(2b)に接続され、前記内部冷却剤チャネル(2b)が、前記径方向冷却剤溝(2a)と前記インサートポケット(5)との間に延在する、請求項4に記載のフライス工具本体。
  7. 前記前端面(2)が、環状レリーフ面(2c)を形成し、前記環状レリーフ面(2c)が、前記中央回転軸(R)を囲み、前記ロックディスク(7)に軸方向間隙(A)をもたらすように構成され、前記前端面(2)が、当接面(2d)を形成し、前記当接面(2d)が、前記環状レリーフ面(2c)を囲み、前記フライス工具本体(1)を前記アダプタ(10)に取り付けるときに前記ロックディスク(7)と接触する、請求項1から6のいずれか一項に記載のフライス工具本体。
  8. 前記環状レリーフ面(2c)が、前記フライス工具本体(1)の前記中央回転軸(R)を含む長手方向断面で見たときに、前記中央回転軸(R)に対して鋭角θで延在する円錐形レリーフ面を形成している、請求項7に記載のフライス工具本体。
  9. 前記鋭角θは、89.5°≦θ≦86°の範囲内である、請求項8に記載のフライス工具本体。
  10. 前記当接面(2d)が、前記フライス工具本体の前記中央回転軸(R)を含む長手方向断面で見たときに、前記フライス工具本体(1)を前記アダプタ(10)に取り付けるときに、前記ロックディスク(7)に接触するための凸状当接面を形成している、請求項7から9のいずれか一項に記載のフライス工具本体。
  11. 前記ロックディスク(7)が、前記ロックディスク(7)の外側部分にリング状接触面を備え、前記リング状接触面が、前記フライス工具本体(1)の前記中央回転軸(R)を含む長手方向断面で見たときに、前記フライス工具本体(1)を前記アダプタ(10)に取り付けるときに、前記前端面(2)に接触するための凸状接触面を形成している、請求項1から9のいずれか一項に記載のフライス工具本体。
  12. 前記フライス工具本体が、前記包絡面(4)に直接接続された平面装着面(3a)を備える前記後端面(3)によってディスク形状になっており、前記包絡面(4)が、前記平面装着面(3a)から前記前端面(2)に向かって連続的に増加する直径で延在する、請求項1から11のいずれか一項に記載のフライス工具本体。
  13. 前記後端面(3)が、前記平面装着面(3a)、及び前記平面装着面(3a)に接続された前記包絡面(4)に対して凹んでいる駆動スロット(3b)を更に備える、請求項12に記載のフライス工具本体。
  14. 前記締結デバイス(9)が、ネジ付きシャンク(9a)と、前記ネジ付きシャンク(9a)に向かってテーパ状の軸受面(9c)を含むネジ頭部(9b)と、を有するネジとなっており、前記ロックディスク(7)の前記第2の中央貫通孔(8)が、前記テーパ状軸受面(9c)のための面取り面(8a)を含み、これにより、前記フライス工具本体(1)を前記アダプタ(10)に取り付けるときに、前記ネジ頭部(9b)が、前記ロックディスク(7)の前記第2の貫通孔(8)内で少なくとも部分的に皿頭になる、請求項1から13のいずれか一項に記載のフライス工具本体。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載のフライス工具本体と、前記フライス工具本体の前記第1の中央貫通孔(6)に挿入可能な円筒状シャフト部分(10a)を含むアダプタ(10)と、を備えるアセンブリであって、前記締結デバイス(9)が、ネジであり、前記円筒状シャフト部分(10a)の端部(11)が、中央ネジ孔(12)を備える、アセンブリ。
  16. 前記アダプタが、前記円筒状シャフト部分の内側に延在する少なくとも1つの内部冷却剤通路(13)を備え、前記少なくとも1つの内部冷却剤通路(13)が、前記円筒状シャフト部分(10a)の前記端部(11)で、前記中央ネジ孔(12)の径方向外側に位置する出口(13a)を有する、請求項15に記載のアセンブリ。
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