JP2022545169A - 容器のための蓋 - Google Patents

Abstract

容器のための蓋は、蓋が上部プレート及び円形側壁を有するように形成される。円形側壁の対向する２辺は、円形に互いに連結し、円形側壁の一方の外縁は、閉端部を形成する上部プレートの１つの表面に連結し、閉端部の対辺における円形側壁の別の外縁は、開放端を形成する。円形側壁に切り込みがある。切り込みは、本体の開放端とリング部材との間の第１の切り込み及び第２の切り込みによって蓋の本体から分離される蓋の開放端に配置されるリング部材を形成する。

Description

本出願は、容器のための蓋に関し、特に、容器が開けられた後、容器に取り付けられたままである蓋に関する。

一般に、従来の容器の蓋は、容器が開けられると、その容器から完全に分離される。そのため、分離された蓋は、容易に落下し、偶発的に廃棄され、及び／又は置き忘れられる／紛失する。さらに、分離された蓋は、落とすと、地面又は他の管理されていない表面と接触することによって容易に汚れる可能性があり、蓋は再使用不可能になる。また、廃棄された又は置き忘れられた／紛失した、分離された蓋は、環境を汚染してさらなる環境問題を引き起こす可能性がある。したがって、これらの問題を解決するために、業界は、容器が開状態にある間、容器に連結されたままであるいくつかの蓋を開発してきた。それにより、これらのいくつかの蓋は、それらの容器から分離される、落下する、偶発的に廃棄される、置き忘れられる／紛失する、地面若しくは他の管理されていない表面との接触によって汚される、又は環境を汚染する若しくはさらなる環境問題を引き起こす可能性があることから守られる。

それでもなお、上記機能を有する既存の蓋は、複雑な設計、及び、蓋を閉じられた密閉状態に戻すために、使用者によるいくつかの難しい物理的操作を必要とする複雑な連結構造を使用する可能性がある。これらの構造を有する蓋の製造は、複雑又は高価である可能性もある。

ある実施形態による容器のための蓋の実施形態を示す三次元概略図である。 容器のための蓋の異なる実施形態を示す概略図である。 容器から分離されている蓋の実施形態を示す三次元概略図である。 実施態様に従って蓋に切込線を彫るために使用される製造システムの一部を示す。 実施態様に従って蓋に彫られた切込線を図示する。 実施態様に従って蓋に切込線を彫るために使用される製造システムのスピンドルを示す。 実施態様に従って蓋に切込線を彫るために使用されるブレードを示す。 実施態様に従って蓋に切込線を彫るために使用されるブレードのためのブレードパターンを示す。 実施態様に従って切込線を彫るのを支援するためにスピンドルに配置される溝を図示する。 実施態様による、容器から取り外された後に、容器に対して反転位置に保持することができる蓋を図示する。 容器から取り外された後に、容器に対して反転位置に保持することができる別の蓋を図示する。 実施態様による、蓋の切り込みの代替的なパターンを示す。 実施態様による、蓋の切り込みの別の代替的なパターンを示す。 実施態様による、蓋の切り込みの別の代替的なパターンを示す。

図１は、本発明の容器のための蓋のある実施形態を示す三次元概略図である。図１が示すように、本例の蓋１０は、上部プレート１１と円形側壁１２とを有する本体１を含む。円形側壁１２の対向する２辺は、円形に互いに連結する。円形側壁１２の一方の外縁は、閉鎖端１’を形成する上部プレート１１の１つの表面に連結する。閉鎖端１’の対辺における円形側壁１２の他方の外縁は、開放端１’’（図３に示される）を形成する。本例の蓋１０は、本体１の開放端１’’に配置されるリング部材２も含む。リング部材２は、蓋１０の形態の一部として形成することができる貫入線によって、本体１から分離される。たとえば、貫入線は、蓋１０が形成される射出成形プロセス又は他の製造プロセスの一部として形成される。

たとえば、貫入線はまた、切り込みによって形成されてもよい。以下の説明において、貫入線は多くの場合、切込線と呼ばれるが、貫入線は、切り込み以外の方法によって形成することができる。リング部材２は、本体１の開放端１’’とリング部材２との間に配置される第１の切込線３によって、本体１から分離される。第１の切込線３は、複数の連結ピン３１を保有する。第１の切込線３に沿って配置される複数の連結ピン３１は、第１の切込線３の両側で本体１とリング部材２とを連結する。第１の切込線３の２つの端部は、複数の連結部５によって分離される。複数の連結部５は、本体１とリング部材２とを連結する。複数の第２の切込線４は、複数の連結部５の片側に配置される。複数の第２の切込線４は、本体１又はリング部材２のいずれかにも配置される。複数の第２の切込線４の２つの端部とそれ自体とは連結されない。複数の第２の切込線４は、第１の切込線３と重ならない。

図２Ａが示すように、本例において、複数の連結部５は、第１の切込線３と複数の第２の切込線４との間に形成される。本発明において、複数の連結部５の形状は特に限定されない。複数の連結部５の形状は、複数の連結部５の側面に配置される第１の切込線３及び複数の第２の切込線４の形状に依存する。本例において、複数の連結部５の形状は直方体（図３に示される）である。本発明において、複数の連結部５の数量は特に限定されない。しかしながら、本例において、複数の連結部５の数量は２である。本発明において、複数の連結部５のそれぞれの間の間隔は同様に特に限定されない。しかしながら、本例において、複数の連結部５のそれぞれは、複数の第２の切込線４の一部によって分離される。

本発明において、複数の第２のｍｃ１ｓ１０ｎ線４の数量は特に限定されない。しかしながら、本例において、複数の第２の切込線４の数量は２である。図２Ａが示すように、本体１のみが複数の第２の切込線４を保有する。２つの第２の切込線４のうちの１つは、第１の切込線３の一部に連結される。また、複数の第２の切込線４の一部は、第１の切込線３と平行である。

本発明において、第１の切込線３及び複数の第２の切込線４は特に限定されない。第１の切込線３及び複数の第２の切込線４は、それぞれ直線、曲線、折れ線、円弧線、又はそれらの組合せであることが好ましい可能性がある。本例において、第１の切込線３は直線である。複数の第２の切込線４はまた、より好ましくは、Ｌ字形線、Ｓ字形線、Ｚ字形線、又はそれらの組合せである可能性がある。本例において、複数の第２の切込線４はＺ字形線である。本発明において、複数の第２の切込線４の隅部４１は特に限定されない。複数の第２の切込線４の隅部４１は、湾曲した隅部、面取りされた隅部、鋭い隅部、又はそれらの組合せであることが好ましい。本例において、複数の第２の切込線４の隅部４１は湾曲した隅部である。

本発明において、第１の切込線３及び複数の第２の切込線４は、円形側壁１２又はリング部材２の一部を囲むが、円形側壁１２又はリング部材２を完全には囲まない。第１の切込線３及び複数の第２の切込線４の長さ、囲まれた円形側壁１２又はリング部材２は特に限定されない。本例において、第１の切込線３の長さ、囲まれた円形側壁１２又はリング部材２は、複数の第２の切込線４のそれぞれの長さ、囲まれた円形側壁１２又はリングｍｅ１ｎｂｅｒ２より長い。本発明において、第１の切込線３が円形側壁１２又はリング部材２の３／４超、より好ましくは円形側壁１２又はリング部材１の４／５超を囲むことが好ましい。本例において、第１の切込線３は、円形側壁１２又はリング部材２の４／５超を囲む。本発明において、複数の第２の切込線４が円形側壁１２又はリング部材２の３／４未満、より好ましくは円形側壁１２又はリング部材２の１／２未満、最も好ましくは円形側壁１２又はリング部材２の１／４未満を囲むことが好ましい。本例において、複数の第２の切込線４は、円形側壁１２の１／５未満を囲む。

図２Ｂは、本発明の容器のための蓋の別の実施形態を示す概略図である。本例の蓋と図１に示される蓋とは、複数の第２の切込線４及び図２Ａに示される複数の第２の切込線４が互いに対向することを除いて同じである。それにもかかわらず、蓋の開口方向及び図２Ａに示される蓋の開口方法はなおも同じである（いずれも反時計回り方向であり、すなわち、図２Ａ又は図２Ｂにおいて右方向への回転である）。

図２Ｃは、本発明の容器のための蓋の別の実施形態を示す概略図である。本例の蓋と図１に示される蓋とは、リング部材２のみが複数の第２の切込線４を保有し、複数の第２の切込線４がリング部材２の１／５未満を囲むことを除いて同じである。

図２Ｄは、本発明の容器のための蓋の別の実施形態を示す概略図である。本例の蓋と図１に示される蓋とは、複数の第２の切込線４の数量が１であり、第２の切込線４が本体１からリング部材２まで又はリング部材２から本体１まで延在し、第２の切込線４と第１の切込線３とが連結されず、第２の切込線４（Ｚ字形線）の隅部４１が鋭い隅部であり、第２の切込線４が円形側壁１２の１／５未満及びリング部材２の１／５未満を囲むことを除いて同じである。

図２Ｅは、本発明の容器のための蓋の別の実施形態を示す概略図である。本例の蓋と図１に示される蓋とは、複数の第２の切込線４がＬ字形線であり、これらのＬ字形線の隅部４１が鋭い隅部であることを除いて同じである。

図２Ｆは、本発明の容器のための蓋の別の実施形態を示す概略図である。本例の蓋と図１に示される蓋とは、複数の第２の切込線４と第１の切込線３とが互いに平行ではなく、複数の第２の切込線４がＳ字形線であることを除いて同じである。

図２Ｇは、本発明の容器のための蓋の別の実施形態を示す概略図である。本例の蓋と図２Ｅに示される蓋とは、複数の第２の切込線４（Ｌ字形線）の隅部４１が湾曲した隅部であり、第２の切込線４のうちの１つが円形側壁１２の１／２未満を囲むことを除いて同じである。

図３は、容器から分離されている本発明の容器のための蓋の実施形態を示す三次元概略図であり、ここで、示される蓋は、上記例のうちの任意の１つにおける蓋の任意の１つである可能性がある。以下で、本発明によって提供される蓋の実際の応用が、図１に示される蓋を使用してさらに詳細に説明される。

本発明において、提供される蓋１０は、蓋１０及び容器２０を一緒に組み立てることができる限り、任意の特定の限定なしに、任意の従来の容器と一緒に使用することができる。本発明において、蓋１０の形状は特に限定されない。図３に示されるように、蓋の内側は円形である。本発明において、容器２０の形状も同様に特に限定されない。図３に示されるように、容器の開口２１０は円形開口である。本発明において、容器２０は丸瓶又は丸缶であることが好ましい。図３に示されるように、容器２０は円形開口を有する瓶である。

本発明によって提供される蓋１０の本体１は、容器の開口２１０の開閉を制御することができる。図３に示されるように、本体１の内側はネジ山１１０を有する。容器の開口２１０の外側の相補的なネジ山構造２１００により、本体１は、回転させることにより、容器の開口２１０上で（反時計回り方向への）ねじり開け及び（時計回り方向への）ねじり閉じ（図示せず）を行うことができる。本発明において、提供される蓋１０の本体１が容器の開口２１０上でねじり閉じられるとき、本体１の閉鎖端１’は容器の開口２１０に当接する。一方、本体１の開放端１’’は、容器の開口２１０に向き、容器の開口２１０を覆って嵌まる。結果的に、容器の開口２１０は閉状態となり、容器２０は密閉されたままとなる。

本発明において、提供される蓋１０の本体１の外側は、刻み部１２０を有することができる。容器２０が開けられるとき、刻み部１２０は、本体１及びリング部材２を回転させて、分離するために力を加えることを容易にすることができる。本発明において、実際の必要性に応じて、提供される蓋１０の本体１とリング部材２との間に配設される第１の切込線３は、本体１とリング部材２とを連結するために複数の連結ピン３１を有することができる。複数の連結ピン３１の形状、寸法、数量、及び間隔は特に限定されない。第１の切込線３の複数の連結ピン３１の寸法及び数量がより小さく、複数の連結ピン３１の間隔がより大きいとき、複数の連結ピン３１を壊すために必要な力はより小さくなる。逆に、第１の切込線３の複数の連結ピン３１の寸法及び数量がより大きく、複数の連結ピン３１の間隔がより小さいとき、複数の連結ピン３１を壊すために必要な力はより大きくなる。本例において、第１の切込線３の複数の連結ピン３１の寸法及び数量はより小さく、複数の連結ピン３１の間隔はより大きい。さらに、複数の第２の切込線４は、複数の連結ピン３１を保有しない。そのため、複数の連結ピン３１を壊すために必要な力はより小さくなる。したがって、使用者は、本体１とリング部材２とをより容易に分離することができる。すなわち、蓋１０は、容器の開口２１０からより容易に開けることができる。

本発明において、本発明によって提供される蓋１０の本体１が容器の開口２１０からねじり開けられたとき、複数の連結部５は、本体１とリング部材２とを連結する。リング部材２は容器の開口２１０の膨出部２２００の下に嵌まっているため、したがってリング部材２は容器の開口２１０から外れない。結果として、容器の開口２１０から分離された本体１とリング部材２との連結により、本体１が依然として容器２０と連結状態のままであることが可能になる。さらに、複数の連結部５は、本体１が開状態のままであることを可能にすることもできる。複数の連結部５は、本体１が容器の開口２１０に干渉することを防ぐ。複数の連結部５はまた、本体１の自由移動を減少させる。結果として、内容物を容器２０から出すとき、複数の連結部５は、本体１がその自由移動のために他の物体に接触することを防ぐことができる。たとえば、容器２０が水筒である場合、使用者が水筒から飲んでいるとき、複数の連結部５は、本体１が使用者の顔及び任意の体の部分に接触することを防ぐ。さらに、複数の連結部５はまた、本体１の自由移動を減少させることにより、本体１の内側の残りの内容物が簡単にこぼれることを防ぐことができる。また、容器の開口２１０に嵌合されたリング部材２は自由に回転させることができるため、したがって複数の連結部５は簡単に引き抜けない。

本発明において、提供される蓋は、当該技術分野において知られている任意の材料を用いて作ることができ、ここで、蓋のための材料は、プラスチックであることが好ましい。蓋は、当該技術分野において知られている任意のプロセスによって製造することができる。たとえば、蓋の製造プロセスは、射出成形によるプロセスである。第１の切込線及び複数の第２の切込線は、任意の知られている方法によって形成することができる。すべての上記例において、第１の切込線及び複数の第２の切込線は回転切断によって形成され、切り込みは切断ツール又はレーザ切断によって行われる。

全体として、本発明によって提供される容器のための蓋の設計及び構造は簡単である。単に第１の切込線及び複数の第２の切込線を使用することにより、複数の連結部が作成される。作成される複数の連結部は、容器と容器から分離された蓋とを連結し、蓋の紛失又は廃棄を防ぐことができる。作成される複数の連結部は、蓋が容器の開口に干渉せず、蓋の自由移動が減少する開状態に蓋を維持することもできる。最終的に、蓋の使い勝手が高められる。従来の蓋と異なり、本発明の蓋は、上記の蓋の同じ機能を実現するために障壁構造をさらに配置することを必要としない。

図４は、蓋７３に切込線を彫るために使用される製造システム７０の一部を示す。蓋７３は、スピンドル７１に取り付けられて、ベース７２によって支持される。蓋７３は、図５に示されるように、ブレード７６を保持するブレード支持構造７５を通過するときに回転する。ブレード７６に対する蓋７３の回転により、蓋７３に切込線が彫られる。

図６は、スピンドル支持部７６に取り付けられたスピンドル７１を示す。

図７は、蓋７３に切込線を作成するために、蓋７３がブレード７６に沿って進む経路１２１を示す。

図８、図９、図１０、図１２、及び図１２は、蓋に切込線を彫るために使用されるブレードのためのブレードパターンを示す。

図８は、リング部分に蓋を取り付ける各蓋の連結部になる、蓋７３の切込線を作成するために、ブレード１３１、ブレード１３２、及びブレード１３３を使用するブレードパターン１３０を示す。ブレード１３１は、第１のブレード部分と、第１のブレード部分とは異なる平面上に配置された第２のブレード部分とを含む。第３のブレード部分は、第１のブレード部分と第２のブレード部分との間に斜めの連結を形成する。同様に、ブレード１３２は、第１のブレード部分と、第１のブレード部分とは異なる平面上に配置された第２のブレード部分とを含む。第１のブレード部分は、第１のブレード部分ブレード１３１と同じ平面上に配置される。第２のブレード部分は、第２のブレード部分ブレード１３１と同じ平面上に配置される。第３のブレード部分は、第１のブレード部分と第２のブレード部分との間に斜めの連結を形成する。ブレード１３３は、ブレード１３１の第１のブレード部分と同じ平面上に配置される。蓋が容器に取り付けられると、連結部は、上記のように、蓋が容器開口から取り外された後でさえ、蓋が、リングへの取付けによって、容器に取り付けられたままであることを保証する。ブレード１３１、ブレード１３２、及びブレード１３３のノッチは、蓋とリング部分との間にブリッジ連結部を形成する。蓋が容器に取り付けられて、蓋をねじり開けることによって容器が開けられるときに、ブリッジ連結部は壊される。

図９は、リング部分に蓋を取り付ける各蓋の連結部になる、蓋７３の切込線を作成するために、ブレード１４１、ブレード１４２、ブレード１４３、ブレード１４４、ブレード１４５、ブレード１４６、及びブレード１４７を使用するブレードパターン１４０を示す。ブレード１４１、１４４、及び１４７はすべて、第１の平面上に配置される。ブレード１４３及び１４６はどちらも、第２の平面上に配置される。ブレード１４２及び１４５はどちらも、第１の平面と第２の平面との間の第３の平面上に配置される。ブレード１４２及び１４５は、他が複数のブレードにおいて地ならしするより小さい切り込みを作る。ブレード１４２及びブレード１４５は、第１の平面と第２の平面との間で斜めの向きにある。或いは、ブレード１４２及びブレード１４５は、第１の平面と第２の平面との間に配置される間、水平又は垂直方向にある可能性がある。

蓋が容器に取り付けられると、連結部は、上記のように、蓋が容器開口から取り外された後でさえ、蓋が、リングへの取付けによって、容器に取り付けられたままであることを保証する。ブレード１４１、ブレード１４３、ブレード１４６、及びブレード１４７のノッチは、蓋とリング部分との間にブリッジ連結部を形成する。蓋が容器に取り付けられて、蓋をねじり開けることによって容器が開けられるときに、ブリッジ連結部は壊される。

図１０は、リング部分に蓋を取り付ける各蓋の連結部になる、蓋７３の切込線を作成するために、ブレード１５１、ブレード１５２、ブレード１５３、ブレード１５４、及びブレード１５５を使用するブレードパターン１５０を示す。ブレード１５１は、第１の平面上に配置されて、第１の隙間及び第２の隙間を有する。ブレード１５３及びブレード１５５はどちらも、第２の平面上に配置される。ブレード１５２及びブレード１５４はどちらも、第１の平面と第２の平面との間の第３の平面上に配置される。ブレード１５２は第１の隙間の近くに配置され、ブレード１５４は第２の隙間の近くに配置される。ブレード１５２及び１５４は、他がこの構成において地ならしするより小さい切り込みを作る。ブレード１５２及びブレード１５４は、第１の平面と第２の平面との間で斜めの向きにある。或いは、ブレード１５２及びブレード１５４は、第１の平面と第２の平面との間に配置される間、水平又は垂直方向にある可能性がある。蓋が容器に取り付けられると、連結部は、上記のように、蓋が容器開口から取り外された後でさえ、蓋が、リングへの取付けによって、容器に取り付けられたままであることを保証する。ブレード１５１、ブレード１５３、及びブレード１５５のノッチは、蓋とリング部分との間にブリッジ連結部を形成する。蓋が容器に取り付けられて、蓋をねじり開けることによって容器が開けられるときに、ブリッジ連結部は壊される。

図１１は、リング部分に蓋を取り付ける各蓋の連結部になる、蓋７３の切込線を作成するために、ブレード１６１、ブレード６２、ブレード１６３、ブレード１６４、ブレード１６５、ブレード１６６、及びブレード１６７を使用するブレードパターン１６０を示す。ブレード１６３、１６４、及び１４６はすべて、第１の平面上に配置される。ブレード１６５及び１６７はどちらも、第２の平面上に配置される。ブレード１６１及び１６２はどちらも、第１の平面と第２の平面との間の第３の平面上に配置される。ブレード１６１及び１６２は、他が複数のブレードにおいて地ならしするより小さい切り込みを作る。ブレード１６１及びブレード１６２は、第１の平面と第２の平面との間で斜めの向きにある。或いは、ブレード１６１及びブレード１６２は、第１の平面と第２の平面との間に配置される間、水平又は垂直方向にある可能性がある。蓋が容器に取り付けられると、連結部は、上記のように、蓋が容器開口から取り外された後でさえ、蓋が、リングへの取付けによって、容器に取り付けられたままであることを保証する。ブレード１６３、ブレード１６４、ブレード１６５、ブレード１６６、及びブレード１６７のノッチは、蓋とリング部分との間にブリッジ連結部を形成する。蓋が容器に取り付けられて、蓋をねじり開けることによって容器が開けられるときに、ブリッジ連結部は壊される。

図１２は、第１の平面でブレード１７１、ブレード１７２、及びブレード１７３を使用するブレードパターン１７０を示す。ブレード１７４及びブレード１７５は、第２の平面に配置される。ブレード１７６及びブレード１７７は、第１の平面と第２の平面との間で水平の向きにある。或いは、ブレード１７６及びブレード１７７は、第１の平面と第２の平面との間に配置される間、斜め又は垂直の向きである可能性がある。蓋が容器に取り付けられると、連結部は、上記のように、蓋が容器開口から取り外された後でさえ、蓋が、リングへの取付けによって、容器に取り付けられたままであることを保証する。ブレード１６３、ブレード１６４、ブレード１６５、ブレード１６６、及びブレード１６７のノッチは、蓋とリング部分との間にブリッジ連結部を形成する。蓋が容器に取り付けられて、蓋をねじり開けることによって容器が開けられるときに、ブリッジ連結部は壊される。

スピンドルは、蓋に切込線を彫るのを支援するために、ブレードの位置を反映する溝を含むことができる。たとえば、図１３は、ブレード又はブレードパターンのすべてのブレードエッジに適合するだけ十分に広い溝１８２を含むスピンドルヘッド１８１を有するスピンドル１８０を示す。

図１４は、それぞれがブレードパターンのブレード又はブレード複合物のうちの１つのブレードエッジに適合するだけ広い溝２０２及び溝２０３を含むスピンドルヘッド２０１を有するスピンドル２００を示す。図１４に示される実施態様において、各「水平」ブレードエッジは、独自の一致する溝を有し、ここで、垂直又は斜めのブレード又はブレード部のための溝はない。

図１５は、それぞれがブレード１９６のブレードエッジによって表されるようなブレード又はブレード部のうちの１つのブレードエッジに適合するだけ十分に広い溝１９２、溝１９３、溝１９４、及び溝１９５を含むスピンドルヘッド１９１を有するスピンドル１９０を示す。図１５に示される実施態様において、各「水平」ブレードは、独自の一致する溝を有し、各垂直又は斜めのブレード又はブレード部は、独自の一致する溝を有する。

図１６は、それぞれがブレードパターンのうちの１つのブレード又は１つのブレード部に適合するだけ十分に広い溝２９１、溝２９２、及び溝２９３を含むスピンドルヘッド２９４を有するスピンドル２９０を示す。たとえば、ブレードの組合せ２９５は、ブレードエッジ２９６、ブレードエッジ２９７、及びブレードエッジ２９８を有する。たとえば、溝２９２は、図１０に示される斜めのブレード１５２及び１５４などの斜めのブレードを可能にするために存在する。

図１７、図１８、図１９、図２０、図２１、図２２、及び図２３は、容器３００から取り外された後に、容器３００に対して反転位置に保持することができる蓋３０１を図示する。特に、図１７において、容器３００上に固定された蓋３０１が示される。第１の切り込み３０３及び第２の切り込み３０４は、蓋３０１とリング部材３０２との間に連結部３０５及び連結部３０６を形成する。図１７に示される実施形態において、領域３０７は、連結部３０５がリング部材３０２に連結された位置と連結部３０６が蓋３０１に連結された位置との間に存在する。蓋３０１の高さ及び蓋３０１の直径は、領域３０７の長さに影響を及ぼし、領域３０７が、領域３０７、第１の切り込み３０３、及び第２の切り込み３０４の大きさとして存在するかどうかは、すべて、蓋３０１を容器３００から取り外したときに、連結部３０５及び連結部３０６によって、蓋３０１を容器３００に対する反転位置に保持できるように、連結部３０５及び連結部３０６を寸法決めすることに依存する。

反転位置において、蓋３０１の上面３０８は、上面３０８が容器３００に面する位置に保持される。連結部３０５の弾性及び連結部３０６の弾性により、連結部３０５及び連結部３０６を伸ばすことによって、使用者が容器３００に対する反転位置に蓋３０１を移動させることができ、次いで、連結部３０５の弾性及び連結部３０６の弾性により、使用者が容器から飲む間、容器３００に対する反転位置に蓋３０１を保持するように、連結部３０５の長さ及び連結部３０６の長さは選択される。

使用者が一時的に容器３００から飲み終わると、連結部３０５の弾性及び連結部３０６の弾性により、使用者は、反転位置から、蓋３０１を容器３００上にねじり戻すことができる最初の開位置に、蓋３０１を移動させることができる。蓋がフリップトップ設計を有する場合、蓋を容器上に戻すことによって、蓋を再び取り付けてもよい。

図１８は、蓋３０１が容器３００からねじり開けられた後の蓋３０１を示す。連結部３０５及び連結部３０６は、蓋３０１をリング部材３０２に保持する。蓋３０１の上面３０８は、容器３００とは反対の方向を向いている。

図１９は、蓋３０１が容器３００からねじり開けられた後の蓋３０１の拡大図を示す。蓋３０１が取り外されると、蓋３０１の唇部３１０が露出する。連結部３０５及び連結部３０６は、蓋３０１をリング部材３０２に保持する。蓋３０１の上面３０８は、容器３００とは反対の方向を向いている。

図２０は、蓋３０１が容器３００から押し開かれた、蓋３０１の拡大図を示す。連結部３０５及び連結部３０６は、蓋３０１をリング部材３０２に保持する。蓋３０１に十分な力が加えられるまで、連結部３０５及び連結部３０６は、蓋３０１が容器３００の唇部３１０を越えて反転するほど長くはない。連結部３０５及び連結部３０６の短さのため、唇部３１０は、上面３０８が容器３００に面する反転位置に蓋３０１を置くことを阻害する。使用者がさらに圧力を加えると、連結部３０５及び連結部３０６は、蓋３０１が唇部３１０を越えて反転するのに十分なだけ伸びて、蓋３０１は、上面３０８が容器３００に面する反転位置になる。

図２１及び図２２は、上面３０８が容器３００に面する反転位置にある蓋３０１を示す。連結部３０５及び連結部３０６の弾性により、上面３０８が容器３００に面する反転位置に蓋３０１が保持される。

図２３は、連結部３０５及び連結部３０６の弾性により、上面３０８が容器３００に向かう反転位置に蓋３０１が保持されることを図示する上面図である。

蓋の高さ及び直径は、蓋の上面が容器に面する反転位置に蓋を置いて、保持することを可能にするのに必要な連結部の長さを決定する。図２４及び図２５は、容器４００の唇部４１０上に嵌まるように寸法決めされた蓋４０１を有する容器４００を示す。

図２４及び図２５は、ねじり開けられて、容器４００から押し開かれた蓋４０１を示す。連結部４０５及び連結部４０６は、蓋４０１をリング部材４０２に保持する。蓋４０１に十分な力が加えられるまで、連結部４０５及び連結部４０６は、蓋４０１が容器４００の唇部４１０、リング部材４０２、及び容器４００の隆起４１１を越えて反転するほど長くはない。連結部４０５及び連結部４０６の短さのため、唇部４１０、リング部材４０２、及び隆起４１１は、上面４０８が容器４００に面する反転位置に蓋４０１を置くことを阻害する。使用者がさらに圧力を加えると、連結部４０５及び連結部４０６は、蓋４０１が唇部４１０、リング部材４０２、及び隆起４１１を越えて反転するのに十分なだけ伸びて、蓋４０１は、上面４０８が容器４００に面する反転位置になる。

図２６は、上面４０８が容器４００に面する反転位置にある蓋４０１を示す。連結部４０５及び連結部４０６の弾性により、上面４０８が容器４００に面する反転位置に蓋４０１が保持される。

図２７は、連結部４０５及び連結部４０６の弾性により、上面４０８が容器４００に向かう反転位置に蓋４０１が保持されることを図示する上面図である。

切り込みは反転されてもよい。たとえば、図２８ショーにおいて、容器５００上に固定された蓋５０１が示される。第１の切り込み５０３及び第２の切り込み５０４は、蓋５０１とリング部材５０２との間に連結部５０５及び連結部５０６を形成する。図１７に示される実施形態において、領域５０７は、連結部５０５がリング部材５０２に連結された位置と連結部５０６が蓋５０１に連結された位置との間に存在する。蓋５０１の高さ及び蓋５０１の直径は、領域５０７の長さに影響を及ぼし、領域５０７が、領域５０７、第１の切り込み５０３、及び第２の切り込み５０４の大きさとして存在するかどうかは、すべて、蓋５０１を容器５００から取り外したときに、連結部５０５及び連結部５０６によって、蓋５０１を容器５００に対する反転位置に保持することができるように、連結部５０５及び連結部５０６を寸法決めすることに依存する。

蓋が反転位置に反転することをより容易にするために、切り込みを蓋に延在させることができる。たとえば、図２９は、容器６００上の蓋６０１を示す。図３０は、ねじり開けられて、容器６００から押し開かれた蓋６０１を示す。連結部６０５及び連結部６０６は、蓋６０１をリング部材６０２に保持する。コネクタ部６０５を形成する切り込みは、蓋６０１に延在する。コネクタ部６０６を形成する切り込みは、蓋６０１に延在する。

蓋６０１に十分な力が加えられるまで、連結部６０５及び連結部６０６は、蓋６０１が容器の唇部６１０を越えて反転するほど長くはない。使用者がさらに圧力を加えると、連結部６０５及び連結部６０６は、蓋６０１が唇部を越えて反転するのに十分なだけ伸びる。

図３１は、上面６０８が下方向を向く反転位置における蓋６０１を示す。連結部６０５及び連結部６０６の弾性により、上面６０８が下方向を向く反転位置に蓋６０１が保持される。ノッチ６１２の底部におけるコネクタ部６０５と蓋６０１との連結位置、及び、ノッチ６１３の底部におけるコネクタ部６０６と蓋６０１との連結位置のために、蓋６０１を反転位置に置くために、コネクタ部６０５及びコネクタ部６０６はあまり伸びない。これは、蓋６０１を反転位置に置くことが、あまり力を必要とせず、したがって、より容易であることを意味する。或いは、蓋６０１は、上面６０８が容器６００に面する反転位置に置くことができる。

蓋から延在するタブは、蓋を反転位置に保持する形状で加えることができる。たとえば、図３２は、容器７００上の蓋７０１を示す。２つの切込線は、示されるように、連結部７０５、連結部７０６、及びタブ７１０の輪郭を描く。タブ７１０は、リング部材７０２の隙間７１１に延在する。

図３３は、ねじり開けられて、容器７００から押し開かれた蓋７０１を示す。連結部７０５及び連結部７０６は、蓋７０１をリング部材７０２に保持する。

図３４は、上面７０８が下方向を向く反転位置における蓋７０１を示す。連結部７０５及び連結部７０６の弾性、さらに、タブ７１０の形状及び位置により、上面７０８が下方向を向く反転位置に蓋７０１が保持される。

Claims (14)

1. 容器のための蓋であって、
   上部プレートと円形側壁とを有する本体であって、前記上部プレートが上面を有し、前記円形側壁の対向する２辺が円形に互いに連結し、前記円形側壁の一方の外縁が閉鎖端を形成する前記上部プレートの１つの表面に連結し、前記閉鎖端の対辺における前記円形側壁の他方の外縁が開放端を形成する、本体と、
   前記本体の前記開放端に配置されたリング部材と、
   前記本体の開放端と前記リング部材との間の第１の切り込みであって、前記第１の切り込みが第１の端部と第２の端部とを有し、前記第１の端部が前記第２の端部から分離されている、第１の切り込みと、
   前記本体又は前記リング部材上に配置された第２の切り込みであって、前記第２の切り込みが第１の端部と第２の端部とを有し、前記第２の切り込みの前記第１の端部が前記第２の切り込みの前記第２の端部から分離されている、第２の切り込みと
   を備え、
   前記蓋が前記容器上にあり、前記蓋がねじり開けられたときに、前記第１の切り込み及び前記第２の切り込みによって形成された第１の連結部及び第２の連結を除いて、前記本体が前記リング部材から分離するように、前記第１の切り込み及び前記第２の切り込みの位置及び長さが選択され、
   前記蓋がねじり開けられたときに、前記円形側壁に連結されたタブが前記円形側壁から突き出し、且つ、前記リング部材が以前は前記タブで占められていたノッチを含み、前記蓋がねじり閉められたときに、前記タブが前記ノッチ内に配置され、前記タブが、前記蓋をねじり開けることと干渉しないように形づくられた斜めの側壁を有するように、前記第１の切り込みが前記リング部材に貫入する部分を含む、
   蓋。
2. 前記容器が、丸瓶又は丸缶である、
   請求項１に記載の蓋。
3. 前記第２の切り込みが、前記円形側壁又は前記リング部材の一部を囲むが、前記円形側壁又は前記リング部材を完全には囲まない、
   請求項１に記載の蓋。
4. 前記第２の切り込みが、前記円形側壁又は前記リング部材の３／４未満を囲む、
   請求項１に記載の蓋。
5. 前記第２の切り込みが、前記円形側壁又は前記リング部材の１／２未満を囲む、
   請求項１に記載の蓋。
6. 前記第１の切り込みが、複数のコネクタピンを含む、
   請求項１に記載の蓋。
7. 前記第１の切り込みの前記第１の端部が前記円形側壁に貫入し、前記第１の切り込みの前記第２の端部が前記円形側壁に貫入し、
   前記第２の切り込みの前記第１の端部が前記円形側壁に貫入し、前記第２の切り込みの前記第２の端部が前記円形側壁に貫入する、
   請求項１に記載の蓋。
8. 前記第１の連結部の長さ及び前記第２の連結部の長さが、使用者が力を加えることによって前記上部プレートの前記上面が前記容器に面する反転位置に前記本体を置くことができるだけ十分に、前記第１の連結部及び前記第２の連結部を伸ばすことができるのに十分な長さであるように、且つ、前記使用者が前記本体を前記反転位置に置くと、前記第１の連結部及び前記第２の連結部の弾性が前記反転位置に前記本体を保持するだけ十分に、前記第１の連結部の前記長さ及び前記第２の連結部の前記長さが短いように、前記第１の切り込み及び前記第２の切り込みの位置及び長さが選択される、
   請求項５に記載の蓋。
9. 容器のための蓋の提供方法であって、
   上面を有する上部プレートと円形側壁とを有する本体を形成することであって、前記円形側壁の対向する２辺が円形に互いに連結し、前記円形側壁の一方の外縁が閉鎖端を形成する前記上部プレートの１つの表面に連結し、前記閉鎖端の対辺における前記円形側壁の他方の外縁が開放端を形成する、本体を形成することと、
   前記本体の前記開放端に配置されるリング部材を形成することと、
   第１の切り込み及び第２の切り込みによって前記本体から前記リング部材を分離することと
   を含み、
   前記蓋が前記容器上にあり、前記蓋がねじり開けられたときに、前記第１の切り込み及び前記第２の切り込みによって形成された第１の連結部及び第２の連結を除いて、前記本体が前記リング部材から分離するように、前記第１の切り込み及び前記第２の切り込みの位置及び長さが選択され、
   前記蓋がねじり開けられたときに、前記円形側壁に連結されたタブが前記円形側壁から突き出し、前記リング部材が以前は前記タブで占められていたノッチを含み、前記蓋がねじり閉められたときに、前記タブが前記ノッチ内に配置され、前記タブが、前記蓋をねじり開けることと干渉しないように形づくられた斜めの側壁を有するように、前記第１の切り込みが前記リング部材に貫入する部分を含む、
   方法。
10. 前記容器が、丸瓶又は丸缶である、
    請求項９に記載の方法。
11. 前記第２の切り込みが、前記円形側壁又は前記リング部材の一部を囲むが、前記円形側壁又は前記リング部材を完全には囲まない、
    請求項９に記載の方法。
12. 前記第１の切り込みの第１の端部が前記円形側壁に貫入し、前記第１の切り込みの第２の端部が前記円形側壁に貫入し、
    前記第２の切り込みの第１の端部が前記円形側壁に貫入し、前記第２の切り込みの第２の端部が前記円形側壁に貫入する、
    請求項９に記載の方法。
13. 前記本体が前記リング部材から分離されると、前記第１の連結部の長さ及び前記第２の連結部の長さが、使用者が力を加えることによって前記上部プレートの前記上面が前記容器に面する反転位置に前記本体を置くことができるだけ十分に、前記第１の連結部及び前記第２の連結部を伸ばすことができるのに十分な長さであり、前記使用者が前記本体を前記反転位置に置くと、前記第１の連結部及び前記第２の連結部の弾性が前記反転位置に前記本体を保持するだけ十分に、前記第１の連結部の前記長さ及び前記第２の連結部の前記長さが短い、
    請求項９に記載の方法。
14. 前記第１の切り込みが、複数のコネクタピンを含む、
    請求項９に記載の方法。
    

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