JP2022544748A - トリガまでの時間および条件付きハンドオーバの改良 - Google Patents

トリガまでの時間および条件付きハンドオーバの改良 Download PDF

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Abstract

無線通信システムのための装置が記載される。無線通信システムは、1つまたは複数のUEと、複数のセルとを含む。事前定義されたハンドオーバ事象に入るUEは、事前定義された時間、例えば、トリガまでの時間、TTTの間、1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態を測定する。この装置は、1つまたは複数の近隣セルの1つまたは複数のチャネル状態に基づいて、TTTを適応させる。

Description

本出願は、無線通信システムまたはネットワークの分野に関し、より具体的には、無線通信ネットワークのエンティティ間のハンドオーバプロセスのための改良または改善に関する。実施形態は、トリガまでの時間(time-to-trigger:TTT)、および条件付きハンドオーバ(conditional handover:CHO)改良に関する。
図1は、図1(a)に示すように、コアネットワーク102と、1つまたは複数の無線アクセスネットワークRAN、RAN、...RANとを含む地上無線ネットワーク100の一例の概略図である。図1(b)は、1つまたは複数の基地局gNB~gNBを含み得る無線アクセスネットワークRANの一例の概略図であり、各基地局は、それぞれのセル106~106によって概略的に表される、基地局を取り囲む特定のエリアにサービスする。基地局は、セル内のユーザにサービスを提供するために提供される。基地局はまた、複数、すなわち2つ以上のセル(図1には図示せず)を動作させることができ、基地局が複数のセルを動作させる場合、隣接セルは、同じ基地局によって動作されるセルおよび/または異なる基地局によって動作されるセルを含むことができ、すなわち、隣接セルはまた、同じ基地局の異なるセルまたは異なる同じ基地局の異なるセルであってもよいことに留意されたい。1つまたは複数の基地局は、認可されている帯域および/または認可されていない帯域でユーザにサービスすることができる。基地局BSという用語は、5GネットワークにおけるgNB、UMTS/LTE/LTE-A/LTE-A ProにおけるeNB、または他の移動通信規格における単なるBSを指す。ユーザは、固定デバイスまたはモバイルデバイスであってもよい。無線通信システムはまた、基地局またはユーザに接続するモバイルまたは固定IoTデバイスによってアクセスされてもよい。モバイルデバイスまたはIoTデバイスは、物理デバイス、ロボットまたは車などの地上ベースの車両、有人航空機または無人航空機(unmanned aerial vehicle:UAV)(後者はドローンとも呼ばれる)などの航空機、建物、および電子機器、ソフトウェア、センサ、アクチュエータなどが組み込まれた他のアイテムまたはデバイス、ならびにこれらのデバイスが既存のネットワークインフラストラクチャにわたってデータを収集および交換することを可能にするネットワーク接続を含み得る。図1(b)は、5つのセルの例示的な図を示すが、RANは、より多くの、またはより少ないそのようなセルを含んでもよく、RANは、1つの基地局のみを含んでもよい。図1(b)は、セル106内にあり、基地局gNBによってサービスされる、ユーザ機器UEとも呼ばれる2人のユーザUEおよびUEを示す。別のユーザUEは、基地局gNBによってサービスされるセル106に示されている。矢印108、108、および108は、ユーザUE、UE、およびUEから基地局gNB、gNBにデータを送信するための、または基地局gNB、gNBからユーザUE、UE、UEにデータを送信するためのアップリンク/ダウンリンク接続を概略的に表す。これは、認可されている帯域または認可されていない帯域で実現され得る。さらに、図1(b)は、セル106内の2つのIoTデバイス110および110を示しており、これらは固定デバイスまたはモバイルデバイスであってもよい。IoTデバイス110は、矢印112によって概略的に表されるように、基地局gNBを介して無線通信システムにアクセスしてデータを送受信する。IoTデバイス110は、矢印112によって概略的に表されるように、ユーザUEを介して無線通信システムにアクセスする。それぞれの基地局gNB~gNBは、例えばS1インターフェースを介して、それぞれのバックホールリンク114~114を介してコアネットワーク102に接続されてもよく、これらは図1(b)では「コア」を指す矢印によって概略的に表されている。コアネットワーク102は、1つまたは複数の外部ネットワークに接続されてもよい。さらに、それぞれの基地局gNB~gNBの一部または全部は、例えば、NR内のS1もしくはX2インターフェースまたはXNインターフェースを介して、それぞれのバックホールリンク116~116を介して互いに接続されてもよく、これらは図1(b)では「gNB」を指す矢印によって概略的に表されている。
データ送信のために、物理リソースグリッドを使用することができる。物理リソースグリッドは、様々な物理チャネルおよび物理信号がマッピングされるリソース要素のセットを含み得る。例えば、物理チャネルは、ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンクペイロードデータとも呼ばれるユーザ固有のデータを搬送する物理ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンク共有チャネル(physical downlink shared channels:PDSCH、physical uplink shared channels:PUSCH、physical sidelink shared channels:PSSCH)、例えばマスタ情報ブロック(master information block:MIB)およびシステム情報ブロック(system information block:SIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel:PBCH)、例えばダウンリンク制御情報(downlink control information:DCI)、アップリンク制御情報(uplink control information:UCI)、およびサイドリンク制御情報(sidelink control information:SCI)を搬送する物理ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンク制御チャネル(physical downlink control channels:PDCCH、physical uplink control channels:PUCCH、physical sidelink control channels:PSCCH)を含み得る。アップリンクの場合、物理チャネルは、UEがMIBとSIBを同期して取得すると、ネットワークにアクセスするためにUEによって使用される物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel:PRACHまたはRACH)をさらに含み得る。物理信号は、基準信号またはシンボル(reference signals or symbols:RS)、同期信号などを含み得る。リソースグリッドは、時間領域において特定の持続時間を有し、周波数領域において所与の帯域幅を有するフレームまたは無線フレームを備えることができる。フレームは、所定の長さ、例えば1msの所定数のサブフレームを有し得る。各サブフレームは、サイクリック・プレフィクス(cyclic prefix:CP)長に依存して、12または14のOFDMシンボルのうちの1つまたは複数のスロットを含み得る。フレームはまた、例えば、短縮された送信時間間隔(shortened transmission time intervals:sTTI)を利用する場合には、より少数のOFDMシンボルで構成されてもよく、またはわずか数個のOFDMシンボルを含むミニスロット/非スロットベースのフレーム構造で構成されてもよい。
無線通信システムは、直交周波数分割多重(orthogonal frequency-division multiplexing:OFDM)システム、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency-division multiple access:OFDMA)システム、またはCPの有無にかかわらず他のIFFTベースの信号、例えばDFT-s-OFDMのような、周波数分割多重を使用する任意のシングルトーンまたはマルチキャリアシステムであってもよい。多元接続のための非直交波形のような他の波形、例えばフィルタバンクマルチキャリア(filter-bank multicarrier:FBMC)、一般化周波数分割多重化(generalized frequency division multiplexing:GFDM)またはユニバーサルフィルタマルチキャリア(universal filtered multi carrier:UFMC)が使用されてもよい。無線通信システムは、例えば、LTEアドバンストpro規格、または5GもしくはNRのNew Radio規格、またはNU-UのNew Radio Unlicensed規格に従って動作することができる。
図1に示す無線ネットワークまたは通信システムは、別個のオーバーレイネットワーク、例えば、基地局gNB~gNBなどのマクロ基地局を含む各マクロセルを有するマクロセルのネットワーク、およびフェムトまたはピコ基地局などのスモールセル基地局(図1には示されていない)のネットワークを有する異種ネットワークによってもよい。
上述の地上無線ネットワークに加えて、衛星のような宇宙用送受信機、および/または無人航空機システムのような空中送受信機を含む非地上無線通信ネットワークも存在する。非地上波無線通信ネットワークまたはシステムは、例えばLTE-Advanced Pro規格または5GもしくはNRの新しい無線規格に従って、図1を参照して上述した地上波システムと同様に動作することができる。
図1を参照して上述したような移動通信システムまたはネットワーク、例えばLTEまたは5G/NRネットワークでは、それぞれのエンティティは、広帯域動作とも呼ばれる複数の周波数帯域を使用して通信することができる。広帯域動作では、例えば、基地局、gNB、および/またはユーザデバイス、UEは、複数のサブバンド上で送信することができる。サブバンドは、20MHzのように、異なる帯域幅または同じ帯域幅を有し得る。サブバンドの一部またはすべては、認可されていない帯域であり得る。認可されていない帯域上で通信するために、gNBおよびUEは、認可されていないサブバンド毎に別々にリッスンビフォアトークLBTを実行し、これは、サブバンドのサブセットとも呼ばれる、広帯域動作に使用されるサブバンドのうちの1つまたは複数が、1つまたは複数の他の公衆陸上移動網、PLMN、または同じ周波数帯域上に共存する1つまたは複数の他の通信システム、例えばIEEE802.11仕様に従って動作するシステムによる送信または干渉によってビジーまたは占有される状況をもたらし得る。
上記のセクションの情報は、本発明の背景の理解を高めるためのものにすぎず、したがって、当業者に既に知られている先行技術を形成しない情報を含み得ることに留意されたい。
上述したような従来技術から、例えば、ハンドオーバ中のピンポン効果を回避するために、ハンドオーバ状況における無線通信システムまたはネットワークのエンティティ間の通信を改善する必要があり得る。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照してさらに詳細に説明する。
無線通信システムの一例の概略図である。 条件付きハンドオーバ手順、CHO手順中のシグナリングを示す図である。 基地局のような送信機と、ユーザデバイス、UEのような1つまたは複数の受信機とを含む無線通信システムの概略図である。 本発明の実施形態による、拡張TTT構成ExTTTCfgを示す図である。 TTTの最小値および最大値の指示のためのマルチビット設計の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態による、min-maxおよび単一の固定値の両方を示すための多ビット設計を示す図である。 無線システムの一部、サービングセル、およびUEが移動しているターゲットセルを示す図である。 図7を参照して上述したネットワーク制御された実施形態におけるハンドオーバを示す図である。 TTT拡張のUE自律制御を使用する実施形態を示す図である。 本発明の実施形態による、階層型TTT構成HiTTTCfgの一実施形態を示す図である。 階層的TTT構成リストを含む修正された既存のTimed-To-Trigger IEの一例を示す図である。 一方の信号強度閾値を使用する地上UEと比較した場合に、ドローンがより高い高度でのその動きに起因して見ることができる8つの隣接セルの信号強度の累積分布関数(cumulative distribution function:CDF)の例を示す。 2の階層レベルを有する単一の値閾値を使用する実施形態を示す図である。 複数の信号強度閾値を使用する地上UEと比較した場合に、ドローンがより高い高度で移動するために見ることができる8つの隣接セルの信号強度のCDFの例を示す図である。 同様の構成を有するセルに対してTTTの4つの値を構成することを可能にする4の階層レベルを有する閾値の範囲を使用する例を示す。 異なる構成を有するセルに対してTTTの4つの値を構成することを可能にする4の階層レベルを有する閾値の範囲を使用する例を示す図である。 本発明の実施形態による、NR-UシステムにおけるLBT障害のTTTへの影響と、それを回避または低減する方法を示す図である。 条件付きハンドオーバ実行期間TCHO_execを使用する実施形態を示す図である。 UE移動性に基づくTTTおよびTCHO_execの変形の一実施形態を示す図である。および 本発明の手法に従って説明されるユニットまたはモジュールならびに方法のステップが実行され得るコンピュータシステムの一例を示す。
ここで、本発明の実施形態を、同じまたは類似の要素に同じ参照符号が割り当てられている添付の図面を参照してより詳細に説明する。
上述したような無線通信システムまたはネットワークでは、UEのようなユーザデバイスは、例えば、接続の継続性および/またはサービスの特定の要件を保証するために、サービング基地局またはサービングgNBとも呼ばれる現在使用されている基地局から、ターゲット基地局またはターゲットgNBとも呼ばれる新しい基地局へのハンドオーバを必要とする状況または事象を経験する可能性がある。例えば、3GPP NR Release-15機構は、条件付きハンドオーバおよびブレーク前の作製、MBB手順を使用することができる。ハンドオーバを必要とする状況または事象は、認可されている帯域で動作するシステム、例えばNRシステムで発生するが、5G New Radio(NR)技術はまた、認可されていないスペクトルへのNRベースのアクセス(NR-U)と呼ばれる技術を介して、認可されていない帯域での動作をサポートすることができる。無認可スペクトルは、例えば、5GHz帯域および6GHz帯域などの潜在的なIEEE802.11共存を伴う帯域を含み得る。NR-Uは、例えば、規制要件のために、20MHzの整数倍である帯域幅をサポートし得る。20MHz帯域幅チャネルの各々はサブバンドとして設計され、サブバンドへの分割は、20MHzチャネルのような同じ公称帯域幅チャネルを有する同じ帯域のうちの1つまたは複数で動作し得るIEE802.11システムのような共存システムとの干渉を最小限に抑えるように実行される。共存するシステムの他の例は、上述のIEEE802.11システムとは異なるサブバンドサイズおよび公称周波数を有する周波数帯域を使用することができる。例えば、認可されていない周波数帯域、例えば、24GHz帯域または60GHz帯域が使用されてもよい。そのような認可されていない周波数帯域の例には、工業、科学および医療、ISM、電気通信以外の産業、科学および医療目的のための無線周波数エネルギーの使用のために国際的に予約された無線帯域が含まれる。
一般に、1つまたは複数の認可されていないサブバンドを使用する動作中、例えば5GHzの認可されていない帯域で20MHz以上に及ぶ送信中、gNBまたはUEのような送信機は、各サブバンドで別々にLBTを実行し、各サブバンドでLBT結果が利用可能になると、デバイス、例えばダウンリンクのgNB、DL、またはアップリンクのUE、ULは、フリーまたは非占有であると判定されたサブバンドでの送信、すなわち、受信したサブバンドでの送信のみを許可される。例えば、5GHzの認可されていない帯域では、広帯域動作に使用される20MHzサブバンドの数は4つであってもよく、その結果、全帯域幅は80MHzであるが、実際に使用されるサブバンドの数は異なっていてもよい。
認可されていない帯域で動作する場合、チャネル占有時間COTは、例えばCAT-4 LBTを実行することによって開始される。例えば、gNBによって開始されるCOT内で、UEは、PUCCHまたはPUSCHを送信するために、CAT-2 LBT手順を使用し得る。同様に、CAT-4 LBTを使用してUEによって開始されたCOTの場合、gNBまたは(SLの)別のUEは、UEによって開始されたCOT内でPDCCHまたはPDSCHを送信するためにCAT-2 LBTを使用することができる。いずれの場合も、gNBまたはUEは、受信機がCOTgNBまたはCOTUE内で送信することができる最大時間を示すことができる。
無認可帯域で動作する上述のNR-Uシステムはまた、上述のリリース15ハンドオーバ機構を採用することができる。以下の3つの段階は、サービングgNB(ServgNB)とターゲットgNB(TargNB)との間の全体的なハンドオーバ手順を表す。
状態1:この状態では、ServgNBに接続されているUEは、所定のハンドオーバトリガ事象、例えば、事象A1、A2、...と呼ばれる特定の規格で定義されている事象のうちの1つに入る。
状態2:この状態では、UEは、トリガまでの時間TTTと呼ばれる期間にわたって近隣セルまたは近隣基地局の強度を測定し続ける。UEは、SS/PBCH Block Measurement Time Configuration、SMTC、機会の間、または発見測定タイミング構成、DMTC、NR-Uの機会の間にハンドオーバトリガ事象に依存する特定の測定を実行するように構成され得る。TTTに続いて、UEは、測定報告MRをServgNBに送信する。条件付きハンドオーバでは、CHOにおいて、gNBは、特定のハンドオーバ条件を設定するUEに早期ハンドオーバコマンドをCHO構成で送信する。
状態3:この状態で、ハンドオーバ条件を正常に満たすと、UEは、MBB手順に従って、ServgNBに接続したまま、アップリンクとダウンリンクの両方をTargNBに同期させることによってハンドオーバ手順を開始する。
測定値は、TTT構成などの測定構成によって定義され得る。測定構成は、周波数内移動性、周波数間移動性、およびRAT間移動性をカバーし得る。
図2は、条件付きハンドオーバ手順、CHO手順中のシグナリングを示す。最初に、1に示すように、ServgNBのようなソースノードは、TargNBのような潜在的なターゲットノードにCHO要求を送信する。TargNBは、CHO要求の確認応答で応答し、2において、ServgNBは、UEにCHO構成を送信する。UEは、受信したCHO構成に含まれる1つまたは複数のTargNBの1つまたは複数のCHO条件を監視する。1つまたは複数のCHO条件が満たされる場合、UEは、3で示されるように、ランダムアクセスおよび同期化を含むTargNBへのハンドオーバHOを実行する。4で、UEはRRCReconfigurationCompleteメッセージをTargNBに送信し、TargNBは、RRCReconfigurationCompleteメッセージに応答して、5で示されるようにパス切り替えおよびUEコンテキスト解放を引き起こす。
条件付きハンドオーバの場合、ネットワークは、1つまたは複数のトリガ条件でUEを構成することができる(図2の2を参照)。ネットワークによって取得された構成に基づいて、UEは、ハンドオーバがいつ実行されるかを決定する。条件が満たされると、UEは、ネットワークからのさらなる順序なしにハンドオーバを実行する(図2の3および4を参照)。この手順の利点は、無線状態が実際に劣悪になる前の早い段階でHOコマンドがUEに提供され得ることであり、これにより、メッセージの送信が成功する可能性が高まる。さらに、現在のリンクは依然として適切なリンク品質をサポートし得るが、CHOは、より早い時間インスタンスでHOを実行することを可能にする。HO条件がそれに応じて設定される場合、これにより、UEは、ネットワークを移動している間に、例えば待ち時間、信頼性、およびスループットに関して、連続的なサービス品質QoSを経験することが可能になる。
CHO構成は、UEがこれらの事象を満たすために測定を実行しなければならないハンドオーバ事象と同様のトリガ事象を含む。本質的に、UEは、CHO構成を受信する前後に測定を行う。UEが、特定の近隣セルについてこれらの条件のうちの1つまたは複数が満たされていると判定した場合、UEは、その特定の近隣セルへのハンドオーバを実行する。CHO構成は、異なる隣接セルについて異なり得ることに留意されたい。
ハンドオーバ事象に依存して、ハンドオーバ事象を満足させるためのあるしきい値が、CHO実行のために適用され得る。しかしながら、これは、CHOが、ハンドオーバ事象を一時的にしか満足させず、安定したリンクを有していない場合があり得るので、中移動または高移動におけるユーザのための望ましくないハンドオーバをもたらし得る。これは、次に、頻繁なハンドオーバ試行およびより高いハンドオーバ失敗率HOF(複数可)をもたらす。
中移動性または高移動性の上述のユーザ装置は、無人領域車両、UAVまたはドローンを含み得る。UAV(複数可)またはドローン通信の場合、gNBは、特定の数NのセルがTTTにわたってハンドオーバ事象条件を持続した場合にのみMRを受信することができる。セルの数は、暗黙的に、これらのセルにわたる信号強度または干渉の平均値が特定のしきい値を達成したことを意味する。TTTは、例えば、移動状態推定MSEパラメータを使用して、UEの速度、いわゆる移動速度に基づいてスケーリングされてもよい。
したがって、LTE規格のような3GPP New Radio、NR、およびレガシー規格では、UEが所定のハンドオーバ事象の1つに入ると、UEは、隣接セルまたはgNBの信号強度のようなチャネル状態を測定し続ける。本明細書の説明では、セルおよびgNBまたは基地局という用語は互換的に使用されることに留意されたい。さらに、基地局は、複数、すなわち2つ以上のセルを動作させることができることに留意されたい。さらに、基地局が複数のセルを動作させる場合、隣接セルは同じ基地局によって動作されるセルを含んでもよく、すなわち、隣接セルは同じ基地局の異なるセルであってもよい。UEは、前述したように、トリガまでの時間TTTとして知られている時間、1つまたは複数の近隣セルの信号強度を測定し続ける。TTT内で、UEがUEを所定のハンドオーバ事象に導く傾向を見続ける場合、UEのサービングgNBは測定報告MRを受信する。MRに基づいて、サービングgNBは、例えば、上述の条件付きハンドオーバ機構に基づいて、またはレガシーハンドオーバ機構を使用して、ターゲットgNBへのハンドオーバ手順を開始する。TTTは、ピンポン効果を低減するために、すなわち、gNBとUEとの間のチャネル状態が常に瞬時に変動しているので、UEが安定したハンドオーバ決定を行うのを助けるために提供される。さらに、数十ミリ秒間隔にわたるチャネルのフィックル特性のために、UEがTTT中に最も強い隣接セルの信号強度を測定することは必ずしも可能ではない場合がある。UEの移動性に起因して、これは、信号の一時的な遮断、葉の損失、カバレッジホールなどに起因し得る。その結果、UEは、たとえUEが最も強い近隣セルを有する良好なチャネル状態を有していたとしても、例えば、より低いスループットを有する、あまり好ましくないチャネル状態を有するセルを再選択することを決定し得るか、または、ハンドオーバ失敗HOFをもたらし得る。
上記に要約されたシナリオは、無認可スペクトルで動作する上述のNR-Uシステムにも適用可能である。NR-Uシステムでは、変動するチャネル状態に加えて、gNBからの送信はまた、LBT手順の結果に依存し得る。NR-Uでは、無認可スペクトル内の他のすべての技術、例えばWiFiにチャネルの公平な配分を提供するために、NR-Uシステムは、上述したように、LBT結果が成功した場合にのみ送信することができる。LBT結果が成功しなかった場合、gNBは送信を許可されず、使用されるLBTカテゴリに応じて特定の手順に従う。そのようなシナリオでは、UEは、ハンドオーバ中に、SS/PBCH Block Measurement Time Configuration、SMTC、Location Discovery Measurement Timing Configuration、DMTC、TTT中の位置における最も強い近隣セルの信号強度を測定することができない場合がある。結果として、連続的なLBT障害の場合、UEは、UEとgNBとの間に良好なチャネル状態があるにもかかわらず、リンクの障害を想定し得る。この仮定は、UEに、あまり好ましくないチャネル状態、例えばより低いスループットでgNBを再選択させる可能性があり、またはハンドオーバ失敗をもたらす可能性がある。
加えて、上述のMBBベースのハンドオーバ手順を考慮すると、UEは、ServgNBから切断することができ、すなわち、UEは、チャネル状態が悪いために無線リンク障害RLFを宣言することができ、例えば切断前にServgNBから受信した事前構成されたシグナリングに基づいて条件付きハンドオーバ手順を続行することができ、またはUEは新しいセルへの初期アクセスを実行しようと試みることができる。
上述したように、ユーザデバイスはまた、無人航空機またはドローンを含み、そのようなUEは、地上UEと比較した場合に、より高速および/またはより高い高度で移動することができる。ドローンのようなそのようなUEは、障害物が少ないために、見通し線LOS内のより多くの隣接セルを見ることができる。さらに、160km/hまでであり得るドローンのより高速を考慮すると、ドローンは、1つまたは複数の隣接セルとのエバネッセントな強いチャネル状態を有し得る。1つまたは複数の隣接セルを伴うチャネル状態のこの一過性の性質は、後続の報告事象間の不一致を伴うMRのトリガにおいてより高い頻度をもたらす可能性があり、最終的には、ハンドオーバ失敗およびハンドオーバ試行の割合が高くなる。
ハンドオーバ手順を実行するときに考慮される別の問題は、ハンドオーバ間の最小中断時間MITである。目標は、ハンドオーバ間のMITを0に最小化することである。上述のシナリオでは、ハンドオーバ手順中にUEが別のgNBを選択する場合、まだServgNBに接続されている間に、MITの低い値、潜在的に0msを達成することができる。しかしながら、HOFの場合、例えば、アクセス層ASまたは非アクセス層NASベースであってもよい回復プロセスに依存して、MITの値が大きくなり得る。
本発明は、例えば上述したようなシナリオにおいてハンドオーバプロセスの改善または改良を提供し、本発明の後述する態様は、認可されている帯域で動作するシステム、および認可されていない帯域で動作するシステムの両方、または認可されている帯域と認可されていない帯域の両方を使用するシステムに適用され得る。
本発明の実施形態は、移動端末またはIoTデバイスのような基地局およびユーザを含む、図1に示すような無線通信システムにおいて実施することができる。図3は、基地局のような送信機300と、ユーザデバイス、UEのような1つまたは複数の受信機302から302とを含む無線通信システムの概略図である。送信機300および受信機302は、無線リンクのように、1つまたは複数の無線通信リンクまたはチャネル304a、304b、304cを介して通信することができる。送信機300は、互いに結合された、複数のアンテナ素子を有する1つまたは複数のアンテナANTまたはアンテナアレイ、信号プロセッサ300aおよび送受信機300bを含んでもよい。受信機302は、互いに結合された1つまたは複数のアンテナANTまたは複数のアンテナを有するアンテナアレイと、信号プロセッサ302a、302aと、送受信機302b、302bとを含む。基地局300およびUE302は、Uuインターフェースを使用する無線リンクのように、それぞれの第1の無線通信リンク304aおよび304bを介して通信してもよく、UE302は、PC5インターフェースを使用する無線リンクのように、第2の無線通信リンク304cを介して互いに通信してもよい。UEが基地局によってサービスされていないとき、UEが基地局に接続されていないとき、例えば、UEがRRC接続状態にないとき、またはより一般的には、SLリソース割り当て構成または支援が基地局によって提供されないとき、UEはサイドリンクを介して互いに通信することができる。システム、1つまたは複数のUE302、および基地局300は、本明細書に記載の本発明の教示に従って動作することができる。
装置-ユーザデバイスまたは基地局
本発明は、無線通信システムのための装置を提供し(例えば、請求項1を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを含み、所定のハンドオーバ事象に入るUEは、所定の時間、例えばトリガまでの時間TTTの間、1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態を測定することになり、装置は、1つまたは複数の近隣セルの1つまたは複数のチャネル状態に基づいてTTTを適合させることになる。
実施形態(例えば、請求項2を参照)によれば、1つまたは複数のチャネル状態は、
・UEと1つまたは複数の近隣セルとの間の物理時間/周波数リンクの状態、例えば、基準信号受信電力、RSRP、または基準信号受信品質、RSRQ、または信号対干渉雑音比、SINR、またはチャネル状態情報、CSIのような信号強度、
・チャネル占有率、
・帯域タイプ、例えば認可されていない、または認可されている、
・周波数範囲、例えばFR1、FR2、またはFR3、
・RATタイプ、例えばGSM、UMTS、LTE、NR、...
・SMTC/DMTC周期、
・1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを用いた通信の場合のLBT手順の結果、
のうちの1つまたは複数を含む。
実施形態(例えば、請求項3参照)によれば、TTTを適合させるために、本装置は、UEが1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態を測定することを可能にするためにTTTを最小TTT値だけ拡張し、TTTを所定の最大TTT値に制限することになる。
実施形態(例えば、請求項4を参照)によれば、TTTを適合させるために、本装置は、拡張TTT構成ExTTTCfgを提供することになり、拡張TTT構成は、2つの情報要素IEのうちの少なくとも1つによって表され、異なる拡張TTT構成は、異なる隣接セルに提供されてもよく、セルは、周波数内もしくは周波数間またはRAT内もしくはRAT間であってもよく、第1のIEは、TTTが拡張されるべきか否かを示し、第2のIEは、TTT拡張の最小値および最大値、またはTTT拡張の固定値を示す。
実施形態によれば(例えば、請求項5を参照)、第2のIEがTTT拡張の最小値および最大値を示す場合、信号強度、チャネル占有、負荷などの1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態を使用して、装置は、最小のSS/PBCHブロック測定時間構成、SMTC、周期性または最小の発見測定タイミング構成、DMTC、周期性を有する近隣セルに基づいて最小値を構成し、最大のSMTCまたはDMTC周期性を有する近隣セルに基づいて最大値を構成するようになっている。
実施形態(例えば、請求項6参照)によれば、TTT拡張の最小値は、最小のSMTCまたはDMTC周期性以上であり、最大のSMTCまたはDMTC周期性以下であり、TTT拡張の最大値は、最大のSMTCまたはDMTC周期性より大きい。
実施形態によれば(例えば、請求項7参照)、第2のIEがTTT拡張の固定値を示す場合、本装置は、
・隣接セルSMTCまたはDMTC周期の平均、
・隣接セル間の最大SMTCまたはDMTC周期、
・隣接セル間の最小SMTCまたはDMTC周期、
・1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブ帯域を使用する通信の場合、LBT障害から回復するための追加の時間、
のうちの1つまたは複数に基づいてTTT拡張の固定値を設定することになる。
実施形態によれば(例えば、請求項8を参照)、TTT拡張の最小値および最大値は、
・可能な値の事前定義された表から選択されるか、または
・任意の値、例えば、標準仕様で定義されている値の1つまたは複数の範囲内の任意の値である。
実施形態によれば(例えば、請求項9を参照)、第2のIEがTTT拡張の最小値および最大値を指示する場合、最小値および最大値は複数のビットによって指示され、複数のビットは第1のビット数、例えば最下位ビットまたは最上位ビット、および第2のビット数、例えば最上位ビットまたは最下位ビットを含み、最小値および最大値がシグナリングされる場合、第1のビット数は最小値を表し、第2のビット数は最大値を表し、最小値および最大値が可能な値の事前定義された表から選択される場合、第1のビット数および第2のビット数は事前定義された表内のインデックスを表す。
実施形態によれば(例えば、請求項10を参照)、第2のIEがTTT拡張の固定値を示す場合、固定値は複数のビットによって示され、固定値がシグナリングされる場合、複数のビットは値を表し、固定値が可能な値の事前定義された表から選択される場合、複数のビットは事前定義された表内のインデックスを表す。
実施形態によれば(例えば、請求項11を参照)、第2のIEは複数のビットを含み、複数のビットは、最小値および最大値がシグナリングされる場合には、第1のビット数、例えば、最下位ビットまたは最下位ビットと、第2のビット数、例えば、最上位ビットまたは最下位ビットとを含み、最小値および最大値が可能値の事前定義された表から選択される場合には、第1のビット数は最小値を表し、第2のビット数は最大値を表し、第1のビット数および第2のビット数の一方は、最小値および最大値が事前定義された表から選択されることを示す事前定義されたパターンを表し、第1のビット数および第2のビット数の他方は、固定値がシグナリングされる場合には、固定値がシグナリングされることを示す事前定義されたパターンを表す、第1および第2のビット数の他方は固定値を示す。
実施形態(例えば、請求項12参照)によれば、装置はサービングセルであり、サービングセルはUEにサービスを提供し、事前定義されたハンドオーバ事象に入り、UEはハンドオーバ手順中にサービングセルとの接続を切断することができず、サービングセルは、例えばRRC構成/再構成メッセージまたは任意の他の形態のシグナリングを使用して適応TTTをUEにシグナリングすることになる。
実施形態(例えば、請求項13を参照)によれば、サービングセルは、それぞれのバックホールリンクを介して1つまたは複数の隣接セルに接続され、サービングセルは、
・それぞれのバックホールリンクを介して、信号強度、チャネル占有、負荷などの1つまたは複数の隣接セルのチャネル状態を取得し、
・チャネル状態を使用して、TTTを適応させるかどうかを決定し、TTTを適応させる場合には、適応させたTTTをシグナリングすることになる。
実施形態(例えば、請求項14を参照)によれば、装置は、予め定義されたハンドオーバ事象に入ったUEであり、UEは、信号強度、チャネル占有、負荷などの、1つまたは複数の隣接セルのチャネル状態に基づいて、TTTの適応に関して自律判定を行う。
実施形態によれば(例えば、請求項15を参照)、TTTの適応に関する自律判定を行うために、UEは、ダウンリンクDL、1つまたは複数の近隣セルとの同期を実行し、信号強度のようなチャネル状態を測定する。
実施形態によれば(例えば、請求項16を参照)、DL同期中に、1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを使用する通信の場合、UEは、自律判定を行うために、信号強度のようなチャネル状態に加えてLBT情報を復号することになる。
実施形態によれば(例えば、請求項17を参照)、1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを使用する通信の場合、UEは、1つまたは複数の近隣セルのシステム情報、例えば、物理ブロードキャストチャネル、PBCH、またはシステム情報ブロードキャスト、SIBチャネルにおいて、1つまたは複数の近隣セルからLBT情報を受信することになる。
実施形態によれば(例えば、請求項18を参照)、装置は、
・所定の閾値に達するかもしくはそれを超えるハンドオーバの数、または
・完了したハンドオーバと、別のハンドオーバトリガ事象との間の時間間隔が、所定の持続時間を下回ることに達すること、
に応じてTTTを適用することになる。
実施形態によれば(例えば、請求項19を参照)、本装置は、UEに1つまたは複数のチャネル状態閾値を設定するように構成されており、TTTの適応は、1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて選択される。
本発明は、無線通信システムのための装置を提供し(例えば、請求項20を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを含み、所定のハンドオーバ事象に入るUEは、所定の時間、例えばトリガまでの時間TTTの間、1つまたは複数の近隣セルの、信号強度のようなチャネル状態を測定することになり、装置は、複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を用いてUEを構成することになり、TTTは、1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて複数のTTTから選択される。
実施形態(例えば、請求項21参照)によれば、本装置は、少なくとも2つの情報要素IEによって表される階層TTT構成HiTTTCfgを提供するものであり、異なる階層TTT構成は異なる隣接セルに提供されてもよく、セルは周波数内もしくは周波数間またはRAT内もしくはRAT間で異なっていてもよく、
第1のIEは階層レベルを示し、
第2のIEは、1つまたは複数のチャネル状態閾値を示す。
実施形態によれば(例えば、請求項22を参照)、第2のIEは、チャネル状態閾値の最小値および最大値、またはチャネル状態閾値の1つまたは複数の値を示す。
実施形態によれば(例えば、請求項23を参照)、装置は、ハンドオーバ準備の開始前またはハンドオーバ準備中にRRCメッセージでUEを構成することになる。
実施形態(例えば、請求項24を参照)によれば、ハンドオーバは条件付きハンドオーバであり、所定のハンドオーバ事象、例えば、条件付きハンドオーバまたはリリース15/レガシーハンドオーバ機構のような従来のハンドオーバに入ると、UEは、一定期間(TCHO_exec)にわたって1つまたは複数の所定の条件が満たされた場合にハンドオーバを実行する。
実施形態によれば(例えば、請求項25を参照)、TTTおよび一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は、UEの移動性に応じて設定される。
実施形態によれば(例えば、請求項26を参照)、UEの移動性が第1の閾値、例えば低速を下回る場合、TTTは第1の値に設定され、一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は第2の値に設定され、UEの移動性が第1の閾値、例えば中速または高速を上回るかまたは第1の閾値にある場合、TTTは第3の値に設定され、一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は第4の値に設定され、第1の値は第3の値よりも長く、第2の値は第4の値よりも短い。
実施形態(例えば、請求項27を参照)によれば、装置は、モバイル端末、または固定端末、またはセルラIoT-UE、または車両用UE、または車両グループリーダ(GL)UE、IoTまたは狭帯域IoT、NB-IoT、デバイス、または地上ベースの車両、または航空ビークル、またはドローン、または移動基地局、または路側ユニット、または建物、またはアイテム/デバイスが無線通信ネットワーク、例えばセンサもしくはアクチュエータを使用して通信することを可能にするネットワーク接続を備えた任意の他のアイテムもしくはデバイスのうちの1つまたは複数を備えるUE、および/または、1つまたは複数のセルを動作させるBSであって、マクロセル基地局、またはスモールセル基地局、または基地局の中央ユニット、または基地局の分散ユニット、または路側ユニット、またはUE、またはグループリーダ(GL)、またはリレー、またはリモート無線ヘッド、またはAMF、またはSMF、またはコアネットワークエンティティ、またはモバイルエッジコンピューティングエンティティ、またはNRもしくは5Gコアコンテキスト、または任意の送受信ポイントTRPのようなネットワークスライスのうちの1つまたは複数を含み、アイテムまたはデバイスが無線通信ネットワークを使用して通信することを可能にし、アイテムまたはデバイスが無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続を提供される、BS、のうちの1つまたは複数を備える。
ユーザ装置
本発明は、無線通信システムのためのユーザデバイス、UEを提供し(例えば、請求項28を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを含み、UEはサービングセルによってサービスされ、UEは、事前定義されたハンドオーバ事象に入ると、ハンドオーバ手順中にサービングセルとの接続を切断せず、事前定義された時間、例えばトリガまでの時間TTTの間、1つまたは複数の隣接セルの信号強度などのチャネル状態を測定することになり、UEは、サービングセルまたは別のネットワークエンティティから、例えばRRC構成/再構成メッセージまたは任意の他の形式のシグナリングを使用して、適応TTTを、1つまたは複数の隣接セルのチャネル状態に基づいて受信することになる。
実施形態によれば(例えば、請求項29を参照)、UEは、例えばサービングセルまたは別のネットワークエンティティによって、デフォルトTTT値を用いて構成され、ターゲットセルのセルタイプ、ターゲットセルのキャリア、およびターゲットセルのセルタイプのアクセスタイプのような、ターゲットセルの1つまたは複数の予め定義された特性に基づいてデフォルトTTTまたは適応TTTを選択する。
実施形態によれば(例えば、請求項30を参照)、UEは、1つまたは複数の認可されている帯域またはサブバンドを使用する通信にデフォルトTTTを適用し、UEは、1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを使用する通信に適応TTTを適用し、それによって1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドにおける潜在的なLBT障害を補償する。
実施形態によれば(例えば、請求項31を参照)、TTTは、
・所定の閾値に達するかもしくはそれを超えるハンドオーバの数、または
・完了したハンドオーバと、別のハンドオーバトリガ事象との間の時間間隔が、所定の持続時間を下回ることに達すること、
に応じてTTTを適用することになる。
実施形態によれば(例えば、請求項32を参照)、UEは、1つまたは複数のチャネル状態閾値を用いて構成されることになり、UEは、閾値に基づいてTTTの長さを拡張することになる。
本発明は、無線通信システムのためのユーザデバイス、UEを提供し(例えば、請求項33を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを含み、UEは、サービングセルによってサービスされるようになっており、UEは、所定のハンドオーバ事象に入ると、所定の時間、例えば、トリガまでの時間TTTにわたって、1つまたは複数の近隣セルの信号強度のようなチャネル状態を測定することになり、UEは、サービングセルまたは別のネットワークエンティティから複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を受信し、1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて複数のTTTからTTTを選択することになる。
実施形態によれば(例えば、請求項34を参照)、UEは、サービングセルまたは別のネットワークエンティティから複数のTTT構成を受信することになり、各TTT構成は複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を含み、
実施形態によれば(例えば、請求項35を参照)、UEは、チャネル状態に基づいてある構成から別の構成に変更することになる。
実施形態によれば(例えば、請求項36を参照)、UEは航空ビークルまたはドローンであり、省電力基準、ホバリング高度、および移動速度のうちの1つまたは複数にさらに基づいて、ある構成から別の構成に変更する。
実施形態(例えば、請求項37を参照)によれば、UEは、TTTを選択するか、またはUEの動作高度に基づいてTTTをスケーリングすることになり、高度が高い場合のTTTは高度が低い場合のTTTよりも短い。
実施形態(例えば、請求項38参照)によれば、ハンドオーバは条件付きハンドオーバであり、所定のハンドオーバ事象、例えば、条件付きハンドオーバまたはリリース15/レガシーハンドオーバ機構のような従来のハンドオーバに入ると、UEは、1つまたは複数の所定の条件が一定期間(TCHO_exec)にわたって満たされた場合にハンドオーバを実行する。
実施形態によれば(例えば、請求項39を参照)、TTTおよび一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は、UEの移動性に応じて設定される。
実施形態によれば(例えば、請求項40を参照)、UEの移動性が第1の閾値、例えば低速を下回る場合、TTTは第1の値に設定され、一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は第2の値に設定され、UEの移動性が第1の閾値、例えば中速または高速を上回るかまたは第1の閾値にある場合、TTTは第3の値に設定され、一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は第4の値に設定され、第1の値は第3の値よりも長く、第2の値は第4の値よりも短い。
本発明は、無線通信システムのためのユーザデバイスUEを提供し(例えば、請求項41を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、所定のハンドオーバ事象、例えば、条件付きハンドオーバまたはリリース15/レガシーハンドオーバ機構のような従来のハンドオーバに入ると、UEは、一定期間(TCHO_exec)にわたって1つまたは複数の所定の条件が満たされた場合にハンドオーバを実行する。
実施形態によれば(例えば、請求項42を参照)、UEは、例えば、条件付きハンドオーバ、CHO、RRCメッセージを使用する構成の一部として、タイマ(TCHO_exec)を用いて構成されるべきである。
実施形態によれば(例えば、請求項43を参照)、UEは、例えばタイマによって示されるように、1つまたは複数の所定の条件が満たされているかどうか、および1つまたは複数の所定の条件が一定期間(TCHO_exec)にわたって持続されるかどうかをチェックし、1つまたは複数の所定の条件が一定期間にわたって持続される場合、UEはハンドオーバ実行を継続する。
実施形態によれば(例えば、請求項44を参照)、同じ値または異なる値が、例えば、CHO構成において、1つまたは複数の隣接セルについて一定期間(TCHO_exec)指定される。
実施形態(例えば、請求項45を参照)によれば、一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は、
・1つまたは複数の近隣セルの信号強度、
・UEが行うことができる測定の数、
・UEの移動性、例えば、一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は、UEの移動性が第1の閾値、例えば低速を下回る場合には第1の値に設定され、一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は、UEの移動性が第1の閾値、例えば高速を上回る場合には第2の値に設定され、第1の値は第2の値よりも短い、
のうちの1つまたは複数に依存して設定される。
実施形態(例えば、請求項46を参照)によれば、一定期間(TCHO_exec)は、考慮される絶対時間または平均の数を示す値を含む。
実施形態によれば(例えば、請求項47を参照)、一定期間(TCHO_exec)内に満たされるべき1つまたは複数の所定の条件は、
・すべてのUE測定値が所定の閾値またはトリガ値を満たし、
・多くともk個のUE測定値が事前定義された閾値またはトリガ値を満たさず、
・少なくともk個のUE測定値が所定の閾値またはトリガ値を満たし、
・少なくともk個のUE測定値と最後のUE測定値とが所定の閾値またはトリガ値を満たし、
・少なくともk個のUE測定値と最後のn個のUE測定値とが所定の閾値またはトリガ値を満たし、
・一定期間(TCHO_exec)にわたる1つまたは複数のUE測定値の、重み付けされた、または重み付けされていない平均値が、所定の閾値またはトリガ値を満たす、
のうちの1つまたは複数を含む。
実施形態(例えば、請求項48を参照)によれば、UEは、モバイル端末、または固定端末、またはセルラIoT-UE、または車両UE、または車両グループリーダ(GL)UE、IoTまたは狭帯域IoT、NB-IoT、デバイス、または地上ベースの車両、または航空ビークル、またはドローン、または移動基地局、または路側ユニット、または建物、またはアイテム/デバイスが無線通信ネットワーク、例えばセンサまたはアクチュエータを使用して通信することを可能にするネットワーク接続性を備えた任意の他のアイテムまたはデバイスのうちの1つまたは複数を備える。
システム
本発明は、1つまたは複数のUEと、1つまたは複数のセルとを備える無線通信システムを提供し(例えば、請求項49を参照)、UEのうちの1つまたは複数は、本発明による装置oまたは本発明によるUEを備え、および/またはセルのうちの1つまたは複数は、本発明による装置を備える。
方法
本発明は、無線通信システムを動作させるための方法を提供し(例えば、請求項50を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを含み、所定のハンドオーバ事象に入るUEは、所定の時間、例えば、トリガまでの時間TTTの間、1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態を測定することになり、方法は、1つまたは複数の近隣セルの1つまたは複数のチャネル状態に基づいてTTTを適応させるステップ、を含む。
本発明は、無線通信システムを動作させるための方法を提供し(例えば、請求項51を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを含み、所定のハンドオーバ事象に入るUEは、所定の時間、例えばトリガまでの時間TTTの間、1つまたは複数の近隣セルの、信号強度のようなチャネル状態を測定することになり、方法は、複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を用いてUEを構成するステップであって、TTTは、1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて複数のTTTから選択される、ステップ、を含む。
本発明は、無線通信システムを動作させるための方法を提供し(例えば、請求項52を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、方法は、所定のハンドオーバ事象に入ると、サービングセルによってUEにサービスするステップと、UEによって、ハンドオーバ手順中にサービングセルとの接続を維持するステップと、UEによって、所定の時間、例えば、トリガまでの時間、TTTの間、1つまたは複数の近隣セルの、信号強度のようなチャネル状態を測定するステップと、UEにおいて、サービングセルまたは別のネットワークエンティティから、例えば、RRC構成/再構成メッセージまたは任意の他の形式のシグナリングを使用して、1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態に基づいて、適応TTTを受信するステップとを含む。
本発明は、無線通信システムを動作させるための方法を提供し(例えば、請求項53を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを含み、方法は、所定のハンドオーバ事象に入ると、サービス提供セルによってUEにサービス提供するステップと、UEによって、所定の時間、例えば、トリガまでの時間、TTTの間、1つまたは複数の近隣セルの、信号強度のようなチャネル状態を測定するステップと、UEにおいて、サービス提供セルまたは別のネットワークエンティティから、複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を受信するステップと、UEによって、1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて、複数のTTTの中からTTTを選択するステップとを含む。
本発明は、無線通信システムを動作させるための方法を提供し(例えば、請求項54を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、方法は、所定のハンドオーバ事象、例えば、条件付きハンドオーバまたはリリース15/レガシーハンドオーバ機構のような従来のハンドオーバに入ると、サービングセルによってUEにサービスするステップと、1つまたは複数の所定の条件が一定期間(TCHO_exec)にわたって満たされた場合に、UEによってハンドオーバを実行するステップとを含む。
コンピュータプログラム製品
本発明は、プログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータに本発明による1つまたは複数の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
したがって、本発明は、上述したように無線通信システムまたはネットワークにおけるハンドオーバプロセスの改善または強化を提供し、本発明の実施形態は、UEが測定を実行するトリガ間時間TTT、ならびに条件付きハンドオーバプロセスの改善または改良を提供する。
本発明の手法の実施形態によれば、UEが例えばRRCメッセージを使用して構成され得る固定TTT値に従うのではなく、TTTは、例えばTTTを拡張することによって、またはUEが選択することができるTTTに異なる値を提供することによって、より柔軟にされる。UEが、例えば近隣のセルにおけるチャネル状態に依存して、ある値に適合されるか、または、複数の値から選択される値を有するかのいずれかであるTTTに基づいて動作することを可能にすることによって、UEは、1つまたは複数の近隣のセルが新たなサービス提供セルとして使用されることのより正確な決定を可能にする測定結果を取得するように、その測定の持続期間を実際のチャネル状態に適合させることが可能になる。したがって、本発明の実施形態によれば、従来のハンドオーバ手順で本発明者らが見出した上述の問題を回避することができる。例えば、チャネル状態に応じて拡張または選択されるTTTを提供することにより、測定中の時間がUEとgNBとの間の変動するチャネル状態を補償するのに十分長いため、UEは安定したハンドオーバ決定を行うことができる。例えば、UEは、特定の状況に依存して、本発明のTTTの間に最も強い近隣セルを決定するために、信号強度の信頼できる測定を実行するより多くの時間を与えられる。これにより、例えば、信号の一時的な遮断、葉の損失、カバレッジホールなどの測定値への影響を低減または回避することができる。
本発明の手法の他の実施形態によれば、ハンドオーバ事象を瞬間的にのみ満たすCHOに関する上述の問題を克服するために、条件付きハンドオーバ実行期間(TCHO_exec)とも呼ばれる一定期間が、例えば、CHO構成の一部として提供される。期間はタイマであってもよく、タイマを使用して、UEは、ハンドオーバのような事象を満たすことに加えて、この事象が期間TCHO_execにわたって持続するかどうかもチェックすることができる。そうである場合、UEはCHO実行を継続する。タイマを使用することにより、頻繁なハンドオーバ試行を低減または回避することができ、ハンドオーバ失敗の割合HOFを低減することができる。
態様1
本発明の第1の態様の実施形態によれば、TTT拡張が提供される。第1の態様の実施形態によれば、UEが、例えば、悪いチャネル状態に起因して、または、LBT障害に起因して、上述したような状況において測定を行う位置にない場合があり得るという問題に対処するために、UEのためのTTTが拡張され得る。上述の不良チャネル状態は、NRシステムおよびNR-Uシステムで発生する可能性があり、上述のLBT障害は、NR-Uシステムで発生する可能性がある。実施形態によれば、TTTの拡張の長さは、ServgNBまたはTargNBからのシグナリングに基づいてもよい。TTTの拡張は、UEが意味のある測定値を取得するのに十分な長さであり得るが、消費電力の増加およびMITの増加を回避するためには長すぎない。したがって、この問題は、1つまたは複数の近隣セルの強度を測定する正当な機会を有するUEを可能にするためにTTTが最小値だけ拡張されるという意味で、最小-最大最適化問題に類似していると見なされ得るが、一方で、拡張は、事前定義された最大値に制限されるべきである。TTTの最大値は、3GPP仕様で定義されてもよいし、ExTTTCfgで指定されてもよい。
実施形態によれば、TTTがどのように適合されるかに依存する1つまたは複数のチャネル状態は、
・UEと1つまたは複数の近隣セルとの間の物理時間/周波数リンクの状態、例えば、基準信号受信電力、RSRP、または基準信号受信品質、RSRQ、または信号対干渉雑音比、SINR、またはチャネル状態情報、CSIのような信号強度、
・チャネル占有率、
・帯域タイプ、例えば認可されていない、または認可されている、
・周波数範囲、例えばFR1、FR2、またはFR3、
・RATタイプ、例えばGSM、UMTS、LTE、NR、...
・SMTC/DMTC周期、
・1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを用いた通信の場合のLBT手順の結果、
のうちの1つまたは複数を含み得る。
第1の態様の実施形態によれば、以下のように2つの情報要素IEによって表すことができる拡張TTT構成ExTTTCfgと呼ばれる、TTT拡張のための特定の構成を提供することができる。
第1の情報要素IE_1は、TTTを拡張するか否かを示すことができる。例えば、「0」のビット値はTTTを拡張する必要がないことを示し、「1」のビット値はTTTを拡張する必要があることを示すように、1ビットを使用する構成でIE_1をシグナリングすることができ、
第2の情報要素IE_2は、TTTが拡張される場合に、TTTの最小値もしくは最大値または固定値を示すことができる。IE_2は、複数ビットで表されてもよい。
実施形態によれば、異なる隣接セルに対して異なる拡張TTT構成が提供されてもよく、セルは、周波数内もしくは周波数間またはRAT内もしくはRAT間であってもよい。
図4は、本発明の実施形態による、拡張TTT構成ExTTTCfgを示す。該構成は、上記の情報要素IE_1およびIE_2を含む。
IE_2が、使用されるべきTTTの最小値および最大値を示す場合、実施形態によれば、1つまたは複数のUEによって提供され得る、信号強度、チャネル占有率、または負荷に従ってソートされ得る近隣セルのリストに基づいて、ネットワークまたはUEは、最小のSMTCまたはDMTC周期性を有する近隣セルに基づいてTTTの最小値を構成することができ、最大値は、最大のSMTCまたはDMTCを有する近隣セルに基づくことができる。最小値は、最小のSMTCまたはDMTC周期性以上であり、最大のSMTCまたはDMTC周期性以下の任意の係数であり得る。
例えば、2つの隣接セルT1およびT2を有するUEを仮定すると、SMTCまたはDMTC周期は、T1_dmtcおよびT2_dmtcと呼ばれる場合があり、T2_dmtc=N・T1_dmtc(N≠1)である。そのような場合、TTT拡張の最小値(MIN_TTT)は、MIN_TTT≧M*T1_dmtcであってもよいが、MIN_TTT≦T2_dmtc、すなわちM≦N(M≠1、N≠1)であってもよい。TTT拡張の最大値(MAX_TTT)は、T2_dmtcより大きくてもよく、すなわち、MAX_TTT>T2_dmtcであってもよい。MAX_TTTとMIN_TTTの両方が等しい場合、これはIE_2内のシグナリングを単一の値に削減することができ、これは、IE_2を実装するための実施形態に従って上述した単一の固定値のシグナリングと同じであり得る。
IE_2がTTT拡張の単一の固定値をシグナリングする場合、実施形態によれば、ネットワークまたはUEは、以下のうちの1つまたは複数に基づいてTTT拡張のそのような単一の値を構成することができる。
隣接セルSMTCまたはDMTC周期の平均、
隣接セル間の最大SMTCまたはDMTC周期性、
隣接セル間の最小SMTCまたはDMTC周期性、
システムが1つまたは複数の認可されていないサブバンドで動作する場合、LBT障害のために回復する追加の時間。
実施形態によれば、ExTTTCfg用の上記のIE_2は、最小値および最大値を明示的にシグナリングすることによって、または最小TTTおよび最大TTTのそれぞれの値を保持する所定の表にインデックスをシグナリングすることによって、TTTの最小値および最大値を示すことができる。他の実施形態によれば、min/max値の任意の値割り当てを使用することができる。例えば、任意の値は、NRまたは5Gの規格または仕様で定義された値の1つまたは複数の範囲内の値であってもよい。例えば、以下でより詳細に説明するように、UEがTTT拡張について自律的に決定することができる状況では、UEは、それぞれの値の事前定義された表から値を選択することによって、または実際の値を明示的に受信することによって、IE_2の値を選択することができる。UEはまた、UE接続がアクティブであった時間中にネットワークによるセットアップとしてデフォルト値または事前構成値を再利用し得る。デフォルト値または事前構成値は、RRC構成/再構成メッセージまたは任意の他の種類のシグナリングを使用してUEで受信され得る。続いて説明されるIE_2マルチビット設計実施形態は、例えば、例えばRRC構成/再構成メッセージまたは任意の他の適切なシグナリングメッセージを使用して、UEにExTTTCfgをシグナリングするときに採用され得る。
図5は、TTTの最小値および最大値の指示のためのマルチビット設計の一実施形態を示す。IE_2は、第1のビット数および第2のビット数を含むXビットのマルチビット値である。図5(a)に示すように、第1のビット数は最上位ビットMSBと呼ばれることがあり、第2のビット数は最下位ビットLSBと呼ばれることがある。第1のビット数と第2のビット数とは同じであってもよく、すなわち、MSB部分とLSB部分とは同じ数のX/2ビットを有するが、他の実施形態によれば、ビット数は異なっていてもよい。他の実施形態によれば、図5(b)に示すように、第1のビット数は最下位ビットであってもよく、第2のビット数は最上位ビットであってもよい。
IE_2がTTTの最小値または最大値を示すとき、IE_2に割り当てられたビット数に基づいて、LSBは最小値を表すことができ、MSBは最大値を表すことができ、その逆も可能である。例えば、IE_2が16ビット表現である場合、下位8ビットは最小値であってもよく、上位8ビットは最大値であってもよく、またはその逆であってもよい。TTTの最小値/最大値が所定の表へのインデックスを介して定義される場合、下位ビットおよび上位ビットは、可能なTTT値の所定の表内のインデックスを表すことができる。最小値/最大値が明示的にシグナリングされる場合、下位ビットおよび上位ビットは、TTTの最小値またはTTTの最大値の実際の値を表す。
さらなる実施形態によれば、図5のマルチビット設計はまた、IE_2を使用してシグナリングされ得るTTTの固定値を示すために採用され得る。したがって、IE_2が固定値である場合、すべてのビットを使用して、TTT値の可能な値を含む所定の表へのインデックスを表すことができる。例えば、すべてのXビットを使用してインデックスを表すことができる。単一の値がIE_2によって明示的にシグナリングされる場合、Xビットはこの単一の固定値を表すことができる。
他の実施形態によれば、IE_2は、最小値/最大値および単一の固定値の両方を示すことを可能にするマルチビット設計を有することができる。図6は、本発明の一実施形態による、min-maxおよび単一の固定値の両方を示すための多ビット設計を示す。図5と同様に、図6でも、Xビットを含むマルチビット表現がIE_2に対して想定され、ここでは、特定の数のビット、例えばX/2ビットを有する所定のパターンXXXを含む。しかしながら、より多くのビットまたはより少ないビットによってパターンが形成されてもよい。残りのビットは、最下位ビットまたは最上位ビットのいずれかである。IE_2の設計またはフォーマットは、同じビットフィールド内の固定単一値およびmin-max値の両方の通信に使用され得る。図5以外では、LSBおよびMSBがmin-max値を表すことに応じて、図6の実施形態によれば、LSBまたはMSBは、IE_2が単一の固定値を示すかmin-max値を示すかをUEが判定することを可能にする事前定義されたパターンXXXを表す。より具体的には、第1の事前定義パターンは、上述したように、LSB(図6(a)参照)またはMSB(図6(b)参照)がTTTの可能な値を保持する表へのインデックスを表すことをUEにシグナリングすることができる。異なる事前定義パターンは、LSBまたはMSBがTTTに使用される実際の固定値を保持していることをUEにシグナリングすることができる。
実施形態によれば、ExTTTCfgのセットアップまたは構成は、例えばgNBのようなネットワークエンティティからのシグナリングを提供することによってネットワーク制御されてもよく、UE自律的または事前構成されてもよく、またはセル/キャリア/アクセスタイプ固有であってもよく、または動的であってもよい。以下では、上記のシナリオの実施形態をより詳細に説明する。他の実施形態によれば、ExTTTCfgの構成はサイドリンク指示されてもよく、すなわち、別のUEからシグナリングされてもよい。
シナリオ1-集中制御(ネットワーク制御)
図7は、UEが現在接続されているサービング基地局ServgNBを含む第1のセルを含む上記の無線システムの一部を示すが、UEは、ターゲット基地局TargNBを含むターゲットセルに向かって移動している。このシナリオでは、UE ServgNBの接続はハンドオーバ中にアクティブであると仮定され、その結果、この実施形態によれば、ServgNBは、TTTを拡張するためにUEに向けてRRC再構成をシグナリングすることができる。図7に示すシナリオは、リリース15のMBB手順に従うことができ、すなわち、UEは、ハンドオーバ手順中にServgNBからの接続を切断しない。この実施形態によれば、ServgNBはExTTTCfgをシグナリングする。ServgNBは、NRシステムおよびNR-Uシステムの両方について、1つまたは複数の隣接セルのチャネル状態、および/またはNR-Uシステムの場合のLBT結果を認識することができる。チャネル状態は、バックホールリンクを介してセル間で通信され得る。ServgNBは、チャネル状態およびLBTに関する情報に基づいて、もしあればTTTを拡張する必要があるか否かを決定してもよい。例えば、ハンドオーバプロセス中に特定のセルからの信頼できる測定がUEによって達成される可能性が低いことをチャネル状態が示す場合、ServgNBは、TTTを拡張する必要があることをExTTTCfg情報要素IE_1にシグナリングすることができ、上述のようにTTTの最小値もしくは最大値またはTTTの固定値を情報要素IE_2に含めることができる。ExTTTCfgのシグナリングは、RRC構成/再構成メッセージ内にあってもよく、または別の形態のシグナリングを使用してUEに提供されてもよい。
図7を参照して説明した実施形態では、TTTの拡張の必要性と、必要に応じてTTT拡張の長さの両方に関して、ネットワークベースの決定が行われる。信号強度のようなチャネル状態と、NR-Uシステムが関与する場合にLBTが1つまたは複数の隣接セルから生じるという組み合わせの知識を用いて、ネットワークは、TTTを拡張する必要性および必要に応じてTTT拡張の長さについて決定することができる。実施形態によれば、UEとgNBとの間で最小量のシグナリング交換が行われてもよく、シグナリングは、ハンドオーバ中に既存のシグナリングプロトコルの既に一部であるRRC構成/再構成に制限されてもよい。追加のシグナリングは、ExTTTCfgの追加のみを含んでもよく、その結果、この実施形態によれば、NR-Uシステムの場合、UEは、LBTの結果がバックホールリンクを介してServgNBによって取得されるので、LBTの結果を認識する必要はない。加えて、この実施形態によれば、バックホールリンクの帯域幅が非常に大きいので、1つまたは複数の隣接セルからのLBT結果およびチャネル状態の追加は、UEとgNBとの間のリンクにいかなる負担もかけない。
図8は、図7を参照して上述したネットワーク制御された実施形態におけるハンドオーバを示す。図8は、UEが図7のServgNBに接続されているときの信号強度対時間(=距離)を示す。図7に示すようなUEの移動を仮定すると、最初に、図8の図の右側部分では、信号強度は非常に高いが、UEがServgNBから離れるほど、信号強度は低くなる。UEはまた、TargNB、すなわち隣接セルの信号強度を監視し、t1に示されるように、ServgNBからの信号の信号強度が特定の閾値を下回り、TargNBからの信号強度が特定の閾値を上回るとUEが判断すると、ハンドオーバトリガさえ認識され、その結果、UEはハンドオーバ手順、例えば上述のMBB手順を開始する。UEは、ServgNBに接続したままである。ネットワーク制御TTT拡張を使用する実施形態によれば、ServgNBは、例えばバックホールリンクを介してTargNBから現在のチャネル状態を導出し、NR-Uの場合にはLBT結果も導出して、UEにおいて現在構成されているTTTが意味のある測定報告を提供するのに十分であるかどうかを判定し、それに基づいて実際のハンドオーバが決定される。図8の例では、ServgNBは、インスタンスt1とt2との間の現在構成されているTTT、例えばデフォルトTTTが十分ではないと判定し、したがって、TTT拡張が必要であることをUEにシグナリングすると仮定する。図示の実施形態によれば、TTTがt1からt3に延びるように拡張の固定値がシグナリングされ、TargNBからの信号強度を測定するのに十分な時間がUEに与えられ、それによって意味のある測定報告が提供され、それに基づいてハンドオーバが決定され得る。
他の実施形態によれば、ServgNBはまた、TTTを拡張するための最小値、すなわち最小長さ、または元々構成されたTTTを拡張することができる最大長さをシグナリングすることができ、UEは、初期TTTをt2を超える期間まで拡張するための最小値と最大値との間のTTTを拡張するための値を選択することができる。
シナリオ2-分散制御(UE-自律)
さらなる実施形態によれば、TTT拡張は、非中央集権型制御によって実施されてもよく、すなわちUE自律型であってもよい。そのような実施形態によれば、UEは、TTTを拡張するか否かを自律的に決定する。UEは、NR-Uシステムの場合、LBTの情報に基づいて、および/または、NR-またはNR-Uシステムの場合、1つまたは複数の近隣セルからの測定された信号強度に基づいて、TTTの拡張に関する自律判定を行い得る。
NR-Uシステムの場合、UEは、1つまたは複数の近隣セルからのLBT情報を認識する必要があり、この情報をUEに提供するために、実施形態によれば、LBT結果は、1つまたは複数の近隣セルのシステム情報、例えば、物理ブロードキャストチャネル、PBCH、またはシステム情報ブロードキャスト、SIBチャネルでシグナリングされ得る。UEは、1つまたは複数の近隣セルとのダウンリンクDL同期を実行し、信号強度を測定して、TTTの拡張が必要か否かに関する自律判定を行うことができる。NR-Uシステムでは、DL同期中、UEは、自律判定を行うために、信号強度に加えてLBT結果をさらに復号し得る。
この実施形態によれば、UEは、信号強度および/またはLBT結果のような、1つまたは複数の近隣セルからの前述の情報に基づいて、TTTの拡張が必要であるかどうか、および拡張の長さについても自律的に決定することができる。上述のネットワーク制御された実施形態と比較すると、UEは、すべての隣接セルから信号強度および/またはLBT結果を復号または取得する必要がある。シグナリングオーバーヘッドを低減するために、実施形態によれば、UEは、最も強い近隣セルからのLBT結果のみを復号し、それによってUE側の処理を低減することができる。NR-Uシステムにおいて、LBT結果情報がシステム情報ブロードキャストメッセージに埋め込まれる場合、シグナリングオーバーヘッドも低減され得る。
図9は、図8と同様の方法で、TTT拡張のUE自律制御を使用する上記の実施形態によるTTT拡張を示す。UEは、TargNBから信号強度を受信し、時間t1において、信号強度はハンドオーバをトリガするレベルにあり、すなわち、TargNBは、例えば、チャネル状態がさらに悪化した場合にUEが接続する可能性のある候補と考えられる。UEは、t1からt2までの期間を有する初期またはデフォルトのTTTによって定義された測定期間が、ハンドオーバについてさらに決定するように意味のある測定値を取得するのに十分ではないと判定することができる。したがって、同様に、UE自身によって現在取得されている情報に基づいて、適切な測定結果を取得するようにt3までのTTTの拡張を決定することができる。やはり、拡張は、固定値であってもよく、最小値と最大値との間でUEによって選択される値であってもよい。
シナリオ3-セル/キャリア/アクセスタイプ固有の制御
またさらなる実施形態によれば、TTTを拡張するか否か、および拡張する場合にはTTT拡張の長さに関する決定は、セルタイプ、キャリアタイプ、またはアクセスタイプなどの無線通信システムの特定のパラメータに暗黙的に依存して実行されてもよい。この実施形態によれば、ネットワークは、デフォルトのTTT値を用いてUEを構成することができ、さらに、TTT拡張を用いて、例えば、UEは、デフォルトのTTT値よりも長い追加のTTT値を用いて構成することができる。UEは、ターゲットgNBのセルタイプに基づいて、例えば認可されている帯域または認可されていない帯域であり得るgNBによって使用される帯域に基づいて、適用するTTTを選択することができる。例えば、UEは、潜在的なLBT障害の補償を提供するために、認可されている帯域で動作しているときはデフォルトTTTを適用し、認可されていない帯域で動作しているときは拡張TTTを適用することができる。
シナリオ4-動的制御
またさらなる実施形態によれば、TTTは動的に適合されてもよい。例えば、頻繁なハンドオーバが検出された場合、すなわち、ハンドオーバの数が特定の閾値を超えた場合、または最後のハンドオーバが実行された直後に新しいハンドオーバがトリガされた場合、例えば、2つのハンドオーバ間の時間間隔が所定の閾値を下回る場合、TTTは変更または適合されてもよい。
態様2
本発明の第2の態様によれば、階層的TTT拡張が提供される。MRの頻繁なまたは遅延トリガの数を減らすか、または回避し、信号強度報告の一貫性を改善するために、例えば、UAV(複数可)またはドローンのようなすべての高移動性UEの場合、単一のしきい値またはいくつかのしきい値を含むしきい値範囲に基づくすべての隣接セルの測定の階層的TTT拡張が実施される。
実施形態によれば、閾値の設計に基づいて異なるレベルの階層が存在してもよい。対応するTTTパラメータは現在のRRC構成の既に一部であってもよく、階層拡張を実施するために、実施形態によれば、構成されたTTT値のリストが既存のRRC構成に含まれる。
実施形態によれば、階層型TTT構成HiTTTCfgは、2つの情報要素によって表されてもよい。第1の情報要素IE_1は、例えばkビットを使用することによって階層レベルを示すことができ、その結果、レベルはレベル=2として示すことができる。他の実施形態によれば、IE_1は、kビットによって表され得るレベルの実際の値を示し得る。第2の情報要素IE_2は、1つまたは複数の閾値または閾値の範囲を含み得る。実施形態によれば、閾値の最小値および最大値は、UEが、最小値もしくは最大値またはそれらの間の任意の値である閾値の値を選択することを可能にするように示され得る。他の実施形態によれば、IE_2は、1つまたは複数の値、例えば、k=0の場合は単一の値、またはk>0の場合は値のリストを明示的にシグナリングすることができる。
実施形態によれば、異なる階層的TTT構成が異なる隣接セルに提供されてもよく、セルは周波数内もしくは周波数間またはRAT内もしくはRAT間であってもよい。
図10は、本発明の実施形態による、階層型TTT構成HiTTTCfgの一実施形態を示す。階層型TTT構成は、上述の情報要素IE_1およびIE_2を含み、ネットワークによってUEにシグナリングされてもよく、UE自律型であってもよい。他の実施形態によれば、階層的TTT構成はサイドリンク指示されてもよく、すなわち、別のUEからシグナリングされてもよい。
上述したように、実施形態によれば、既存のRRC構成は、階層的TTT構成によって通知されるしきい値に達するかまたは超えられた場合にUEが選択することができる構成されたTTT値のリストによって拡張することができる。図11は、いくつかのTTT値HiTTT_(k)を含む階層TTT構成リストHiTTTListを含む修正された既存のTimed-To-Trigger IEの例を示す。
本発明の第2の態様によれば、1つまたは複数の閾値が階層型TTT構成によってシグナリングされる場合、UEが信号強度などのチャネル状態が特定の閾値を下回ると判断した場合、UEは、ハンドオーバプロセス中に使用される測定報告を改善するために、UEがより長い期間にわたって測定を行うことを可能にするために、階層型TTT構成リストから、デフォルトTTT値と比較して拡張されたTTT値を選択することができる。
HiTTTCfgおよびTTT構成リストのセットアップは、例えばgNBのようなネットワークエンティティからのシグナリングによってネットワーク指示されてもよく、またはUE自律的であってもよい。
例えば、gNBからのネットワーク指示シグナリングは、時間的に半静的であってもよく、ハンドオーバ手順の開始もしくは開始前もしくは開始中に、またはより具体的にはハンドオーバ準備段階の前に、測定構成のようにRRCメッセージを使用してHiTTTCfgおよびTTTリストを構成することができる。さらなる実施形態によれば、gNBは、レベルの数および対応する閾値または閾値の範囲をシグナリングすることができる。図10を参照して上述したように、閾値の最小値または最大値は、UEが、最小値、最大値、または最小値と最大値との間の値である閾値の値を選択することができるように、階層レベルと共にシグナリングされ得る。使用されるべきしきい値に関する決定は、現在のチャネル状態に基づくことができ、例えば、1つまたは複数の近隣セルに関してUEが経験する現在の信号レベルまたは干渉レベルに基づくことができる。
他の実施形態によれば、上述したように、IE_2は、UEが適用される閾値を選択することができる階層レベルに応じて、閾値の単一の値または値のリストをシグナリングすることができる。
実施形態によれば、階層的TTT拡張は、無人航空機またはドローンの測定報告の一貫性を改善するのに有利である。ドローンのチャネル特性は高度と共に大きく変化し得るので、HiTTTCfg/TTTリストのパラメータは、ドローンの高度および/またはそれらの移動速度によって可変であり得る。そのような実施形態によれば、ドローンは、その現在の高度および/または速度をgNBにシグナリングする。UE自律ケースを考慮する場合、UE、例えばドローンは、現在のチャネル状態に基づいて階層レベル、対応する閾値、およびTTTリストを自由に選択することができる。自律型の場合は、ネットワーク制御の場合よりも動的であるため、ドローンのようなUEは、現在のチャネル状態、高度、移動状態に基づいて構成を迅速に変更することができ、これにより、大幅な電力節約を提供することができる。
ネットワーク指示の場合とUE自律の場合の両方において、TTT拡張の長さまたは階層的により大きいTTT値は、指示された最大構成値または事前構成値よりも小さい任意の値である。設定値または事前設定値は、UEがTTTを選択するためのガイドとして機能し得る。
図12は、地上UEと比較した場合に、ドローンがより高い高度でのその動きに起因して見ることができる8つの隣接セルの信号強度の累積分布関数(CDF)の一例を示す。図12は、第1の持続時間を有する第1のTTT値TTT_1および第2の持続時間を有する第2のTTT値TTT_2を示し、TTT_1はTTT_2よりも短い。図12は、閾値Th_valも示しており、この実施形態では、階層的TTT拡張がk=1のレベルを示し、閾値Th_valを提供すると仮定される。ドローンは、より少ない数の障害物に起因してより高い高度でより強い信号強度を見ることができ、その結果、ドローンが特定の高度以上である限り、より短いTTT_1を使用することができ、より低い高度では、より多くの障害物がより低い値の信号強度をもたらす場合、より長いTTT_2を使用することができる。
図13は、階層レベルが2の単一の値閾値を使用する実施形態を示す。図13に示すように、単一の値しきい値Th_valが使用される場合、2つのTTT値TTT_1およびTTT_2を構成することができ、TTT_1はTTT_2よりも短い。セルXの信号強度が、より短いTTT、TTT_1の期間にわたってTh_valを上回る場合、TTTは、UEによる自律判定に基づいて拡張され得る。拡張の長さは、第1のTTT_1と第2のTTT_2との差の残りの長さ以下であってもよい。図13では、セル3は、TTT_1の終了時にセル3がトリガされたセルリストに追加されるように、TTT_1の間に閾値Th_valを超える信号強度を有すると仮定される。一方、セル8はTTT_1の全期間にわたって閾値を上回っていないので、所望の測定報告を取得し、セル8もトリガされたセルリストに追加することを可能にするために、図13に示すようにTTTはTTT_2に拡張される。
この原理は、TTTの最小値/最大値がExTTTCfgを使用して構成される第1の態様に関して上述した原理と同様と考えることができる。
上述したように、他の実施形態によれば、複数の閾値を使用することができ、図14は、複数の閾値を使用する実施形態を示す。図14は、図12と同様の方法で、隣接セル、より具体的には8つの隣接セルの信号強度のCDFを示す。ここでも、UEは、障害物の数が少ないために、より高い高度で移動するときに、より高いまたはより強い信号強度を見るドローンであると仮定される。図14では、閾値TH_1が、閾値TH_4よりも大きい閾値TH_3よりも大きい閾値TH_2よりも大きい4つの閾値TH_1~TH_4が想定されている。したがって、図14に示す例では、ドローンが移動する4つの異なる高度範囲をそれぞれの閾値によって区別することができ、高度が低下すると、信号強度の値が低下するので、信号強度の閾値に達すると、TTTを初期の短いTTT_1からより長いTTT_2、TTT_3またはTTT_4に変更することができる。したがって、図14は、4つの階層レベルを使用する例を示しており、拡張は、より長い期間にわたって複数のレベルで行われ得る。例えば、UEは、最大TTT_4まで、最小TTT_1まで、または中間TTT_2もしくはTTT_3まで拡張することを自律的に選択することができる。kレベルのいずれかに拡張することも可能である。分解能が高いほど(レベルの数が多いほど)、信号強度報告における一貫性が高くなり、報告の頻度が低くなり得る。さらに、既存の3GPP合意によれば、階層的アプローチは、UEまたはドローンがより多くのセルを見ているという事実に起因して、少なくとも平均して、近隣の最小数が高いまたは中程度の信号強度を満たすことができ、それによって、大きな値のTTTが使用されることが防止されるため、より高い電力節約を提供する。
図15は、図14を参照して説明したように、TTTの4つの値、すなわち増加する長さを有するTTT_1~TTT_4を構成することを可能にする階層レベル4を有する閾値の範囲を使用する例を示す。図15では、すべてのセルが同じまたは類似の構成を有すると仮定され、例えば、1つまたは複数のセルの動作周波数、セルタイプ、SMTCまたはDMTCの周期性または他の要因は同じまたは類似であり得る。セルXの信号強度がある信号強度閾値を上回る場合、閾値に関連付けられたTTTが適用される。図15の例では、セル3の信号は閾値TH_1を上回っているので、最短TTTまたはデフォルトTTTであり得るTTT_1がセル3の測定に使用される。セル5の信号強度は閾値TH_1を下回るが、閾値TH_2を上回るので、閾値TH_2に関連付けられたTTT、すなわちTTT_1またはデフォルトのTTTよりも長いTTT_2がセル5からの測定に用いられる。セル2およびセル8の場合、信号強度はそれぞれ閾値TH_3を上回るが閾値TH_2を下回り、かつ閾値TH_4を上回るが閾値TH_3を下回り、したがって関連するTTT、すなわちTTT_3またはTTT_4がこれらのセルの測定に適用される。
図16は、図15と同様の例を示しているが、図15以外では、それぞれの隣接セルは異なる構成を有し、例えば、1つまたは複数のセルの動作周波数、セルタイプ、SMTCもしくはDMTCの周期性または他の要因は異なっていてもよい。図16では、細胞の測定は同時に開始されず、異なる時間に開始される。図16は、最短TTTまたはデフォルトTTTであり得るTTT_1がセル3の測定に使用されるように、閾値TH_1を超える信号強度を有するセル3を示す。セル5の測定は行われない。セル2の測定はセル3の測定より遅く開始され、信号強度は閾値TH_3を上回るが閾値TH_2を下回るため、セル2の測定にはTTT_3が使用される。セル8の測定はセル3の測定より遅く、セル2の測定より早く開始し、信号強度は閾値TH_4を上回るが閾値TH_3を下回るため、セル8の測定にはTTT_4が適用される。
図17(a)および図17(b)は、NR-UシステムにおけるLBT障害がTTTに与える影響を示す。図17は、図16と同様にセル2、3、および8を示しているが、セル2および8は、少なくとも部分的に無認可スペクトルで動作する。図17(a)では、セル2および8のそれぞれのLBT障害が×によって示されている。例えば、セル2およびセル8において使用されるサブバンドのうちの1つまたは複数またはすべては、UEが実行し得る送信および測定が存在しないように占有され得る。図17から分かるように、TTTを拡張することにより、拡張されたTTTに対する意味のある測定結果もそのようなセルから取得され得るので、そのようなLBT障害に対処することが可能になる。図17(b)は、セル2内のLBTの後、例えば、後でLBTの後、占有されたサブバンドの少なくとも一部が再び利用可能になり得るため、Th_2を超えて信号強度が再び増加する状況を示す。
さらなる実施形態によれば、TTTの拡張のネットワークベースの構成は、セル計画または他のネットワークパラメータを考慮に入れることができ、UEは、全体的な信号強度または隣接セルからの全体的な干渉に基づいて閾値を決定することができる。
実施形態によれば、例えばドローンのような非地上波ユーザデバイスの場合、構成されたTTTの長さの上述の変更(態様1)またはTTT拡張の変更(態様2)は、動作の高度に応じて選択されてもよい。より高い高度では、より多くのLOS機会があるため、より短いTTT拡張が提供され得る。ネットワーク制御の観点から、gNBは、高度に応じてデフォルトまたは初期TTTをスケーリングするための固定スケーリング値をシグナリングすることができる。そのような実施形態では、UEは、gNBに高度をシグナリングすることができる。例えば、スケーリング値は、ドローンまたはUEの現在推定されている高度に基づいてもよい。
他の実施形態によれば、階層的TTT拡張に関する第2の態様は、TTT拡張の第1の態様と共に使用されてもよい。階層的TTT拡張は、TTT拡張の一種の外挿と見なされてもよく、その結果、さらなる実施形態によれば、ユーザデバイスは、デフォルトTTTのように単一のTTTで構成されてもよく、UEは、本発明の第1の態様に従ってTTTの長さを拡張することを選択してもよいが、実際の長さは、1つまたは複数の信号強度閾値に関する信号強度に応じて決定されてもよい。拡張の最大長は、規格によって許容されるTTTの最大値に制限されてもよい。UEは、認識されたチャネル状態および干渉に基づいてしきい値を選択することができ、ネットワーク制御された手法の場合、gNBは、構成されたTTT値および拡張の最大長さのみをシグナリングすることができ、これは、規格によって許容される最高値未満であり得る。各しきい値は、拡張の最大長さよりも小さくなるように拡張の実際の長さを選択するように、UEによって選択され得る。別の実施形態では、gNBは、例えば、ネットワーク計画パラメータに基づいて、閾値をシグナリングすることもできる。
態様3
本発明の第3の態様によれば、条件付きハンドオーバ、CHO、実行タイマが提供される。CHOがハンドオーバ事象を瞬間的にのみ満たすCHOにおける上述の問題を克服するために、条件付きハンドオーバ実行期間、TCHO_exec、またはCHOタイマとも呼ばれる特定の期間またはタイマが、例えば、CHO構成の一部として提供される。このタイマを使用して、UEは、ハンドオーバのような事象を満たすことに加えて、この事象が期間TCHO_execにわたって持続するかどうかもチェックする。そうである場合、UEはCHO実行を継続する。図18は、条件付きハンドオーバ実行期間TCHO_execを使用する一実施形態を示す。図18は、経時的な信号強度、およびハンドオーバを完了するために達成されるべき特定の電力レベルを示す。第3の態様の実施形態によれば、信号強度が条件付きハンドオーバ実行期間TCHO_execの間閾値を上回って維持される場合にのみハンドオーバが完了する。図18(a)では、期間TCHO_exe中に信号強度が閾値を下回っているので、ハンドオーバは実行されない。一方、図18(b)では、信号強度は期間TCHO_exe中に閾値を上回ったままであり、すなわち、HOに十分な最初に測定された信号強度は期間TCHO_execにわたって維持され、その結果、ハンドオーバが実行される。
CHO_execは、例えばCHO構成において、隣接セルの各々について同じ値または異なる値で指定され得る。タイマの長さは、隣接セルの信号強度に依存し得る。タイマの長さは、現在の標準化されたTTT値の長さと同様であってもよい。例えば、特定の値を超える信号強度を有するセルは、特定の値未満または特定の値のセルのTCHO_exec時間よりも短いTCHO_exec時間で構成され得る。TCHO_exec長さの設計は、階層的TTT態様(態様2)に関して説明したような閾値に対するTTTの依存性に類似し得る。
別の実施形態では、ネットワークが取得する情報量に基づいて、測定TTTを必要としないTCHO_exec、すなわち、CHOは、TTT周期測定なしでTCHO_execのみを使用して実行されてもよい。TCHO_execは、ネットワークによって構成され、RRCメッセージでUEに通信され得る。TCHO_execは、絶対時刻を示す値として提供されてもよいし、考慮され得る平均の数として提供されてもよい。
CHO_exec内で満たされなければならないHOを実行するかどうかの基準は、以下のうちの1つまたは複数とすることができる。
すべての測定値が閾値またはトリガ値を満たすこと、
最大でも、またはk個以下の測定値が閾値またはトリガ値を満たさないこと、
少なくともk個の測定値が閾値またはトリガ値を満たすこと、
少なくともk個の測定値と最後の測定値とが閾値またはトリガ値を満たすこと、
少なくともk個の測定値と最後のn個の測定値とが閾値またはトリガ値を満たすこと、
CHO_execにわたる測定値の平均(重み付けされたまたは重み付けされていない)が閾値またはトリガ値を満たすこと。
第1および第2の態様のTTTの拡張のすべての実施形態は、第3の態様のTCHO_execと組み合わされてもよい。
例えば、一実施形態によれば、第3の態様によるTCHO_execを適用することは、ハンドオーバプロセス中にUEがservgNBとのRLFを宣言したかどうかに基づいて、ネットワーク制御とUE自律とを切り替えることができる。すなわち、UEがまだservgNBと接続している場合、拡張はネットワーク制御され得る。一方、UEがservgNBとのRLFを宣言する場合、拡張はUE自律であり得る。
態様4
本発明の第4の態様によれば、本発明の第1、第2、および第3の態様を組み合わせることができ、さらに、UE移動性に応じて設定または変更することができる。
例えば、CHOシナリオでは、UEがCHO構成を受信すると、UEは、CHO構成に基づくセルとの特定の条件を満たす場合に実行を継続する。しかしながら、中高移動性シナリオでは、MRを報告してからCHOを実行するまでの間の期間に隣接セル特性に著しい変化があり得る。結果として、新しいセルに対するCHO実行の期間は、より重要なタイムラインであり得る。この問題に対処するために、本発明の第4の態様の実施形態によれば、TTTおよびTCHO_execは、UE移動性に基づいて変更されてもよい。例えば、TTTはCHO構成を受信する前の測定期間を指定し、TCHO_execはCHO構成を受信した後の測定期間を指定する。
図19は、UE移動性に基づくTTTおよびTCHO_execの変形の一実施形態を示す。TTTの間、UEは測定のセットを実行することができ、期間TCHO_execにおいて、CHO構成で提供されたセルのリストに基づいてさらなる測定が行われる。これらの期間の構成可能性は、UEの異なる移動状態に適応するのに役立つ。例えば、歩行者または低速UEは、MR報告とCHO実行との間で近隣セル特性に大きな変化がない可能性があるため、TTTの値がTCHO_execよりも長くなるように構成され得る(図19(a)参照)。これは、中または高移動性UE(複数可)については異なり得る、すなわち、隣接するセル(複数可)の特性は、MR報告とCHO実行との間で著しく変化し得る。したがって、中移動性UEまたは高移動性UEは、TTTの値がTCHO_execよりも短くなるように構成され得る(図19(b)参照)。中または高移動性シナリオでは、CHO構成を受信した後の測定期間がTTT期間よりも重要な期間であり得るため、TCHO_execの値が大きいほど有利である。
全体
上述の実施形態では、例えば、gNBからのネットワーク指示シグナリングは、時間的に半静的であってもよく、ハンドオーバ準備段階の開始または開始前に、測定構成のようなRRCメッセージを使用してTTTを構成してもよく、一方、CHOタイマは、ハンドオーバ準備中に構成されてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、各実施形態および各態様は、個別に実施されてもよいし、2つ以上の実施形態または各態様が組み合わされて実施されてもよい。
本発明の様々な態様の上述の実施形態に関して、それらは、gNBまたはUEのような送信機と、UEおよびgNBのような受信機との間で通信が行われる環境において説明されていることに留意されたい。しかしながら、本発明はそのような通信に限定されず、むしろ、上述の原理は、D2D、V2V、V2X通信のようなデバイス間通信にも同様に適用され得る。そのようなシナリオでは、通信は、それぞれのデバイス間のサイドリンクを介して行われる。送信機は第1のUEであり、受信機はサイドリンクリソースを使用して通信する第2のUEである。例えば、TTT構成(TTT拡張または階層TTT拡張またはCHOタイマ)のセットアップはまた、例えばサイドリンク制御チャネル(SCI)を介して、別のUEによってサイドリンクで示されてもよい。例えば、グループリーダUE(GL-UE)またはHOの実行に成功したUEは、SLを介して隣接するUEにそのTTT構成をシグナリングすることができ、隣接するUEは、それらの構成を採用することができ、それに応じてTTT値またはタイマを制限することができる。対応する階層レベルはまた、UEのセットのグループ構造に応じて採用され得る。TTT構成は、例えば、GL-UEによる基地局のいずれかによって、UEの所与のグループ間でグループ化され得る。
実施形態によれば、無線通信システムは、地上ネットワーク、または非地上ネットワーク、または空輸ビークルもしくは宇宙搭載ビークル、またはそれらの組み合わせを受信機として使用するネットワークもしくはネットワークのセグメントを含み得る。
実施形態によれば、受信機は、モバイルまたは固定端末、IoTデバイス、地上ベースの車両、航空ビークル、ドローン、建物、またはセンサまたはアクチュエータなどの無線通信システムを使用してアイテム/デバイスが通信することを可能にするネットワーク接続を備えた任意の他のアイテムまたはデバイスのうちの1つまたは複数を備えることができる。実施形態によれば、送信機は、マクロセル基地局、またはスモールセル基地局、または衛星もしくは宇宙などの宇宙搭載ビークル、または無人航空機システム(UAS)などの空中ビークル、例えばテザーUAS、空気より軽いUAS(LTA)、空気より重いUAS(HTA)、および高高度UASプラットフォーム(HAP)、または無線通信システムを使用して通信するためにネットワーク接続性を備えたアイテムまたはデバイスを可能にする任意の送受信ポイント(TRP)のうちの1つまたは複数を備えることができる。
記載された概念のいくつかの態様は装置の文脈で説明されているが、これらの態様は対応する方法の説明も表すことは明らかであり、ブロックまたはデバイスは方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法ステップの文脈で説明される態様はまた、対応する装置の対応するブロックまたは項目または特徴の説明を表す。
本発明の様々な要素および特徴は、アナログおよび/またはデジタル回路を使用するハードウェア、ソフトウェア、1つまたは複数の汎用または専用プロセッサによる命令の実行を通じて、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして実装されてもよい。例えば、本発明の実施形態は、コンピュータシステムまたは別の処理システムの環境で実施することができる。図20は、コンピュータシステム500の一例を示す。ユニットまたはモジュール、ならびにこれらのユニットによって実行される方法のステップは、1つまたは複数のコンピュータシステム500上で実行することができる。コンピュータシステム500は、専用または汎用デジタル信号プロセッサのような、1つまたは複数のプロセッサ502を含む。プロセッサ502は、バスまたはネットワークのような通信インフラストラクチャ504に接続される。コンピュータシステム500は、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)などのメインメモリ506と、例えばハードディスクドライブおよび/またはリムーバブルストレージドライブなどの二次メモリ508とを含む。二次メモリ508は、コンピュータプログラムまたは他の命令がコンピュータシステム500にロードされることを可能にすることができる。コンピュータシステム500は、ソフトウェアおよびデータがコンピュータシステム500と外部デバイスとの間で転送されることを可能にする通信インターフェース510をさらに含み得る。通信は、電子信号、電磁信号、光学信号、または通信インターフェースによって処理することができる他の信号からのものであってもよい。通信は、ワイヤまたはケーブル、光ファイバ、電話回線、携帯電話リンク、RFリンク、および他の通信チャネル512を使用することができる。
「コンピュータプログラム媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、一般に、リムーバブルストレージユニットまたはハードディスクドライブにインストールされたハードディスクなどの有形の記憶媒体を指すために使用される。これらのコンピュータプログラム製品は、コンピュータシステム500にソフトウェアを提供するための手段である。コンピュータ制御ロジックとも呼ばれるコンピュータプログラムは、メインメモリ506および/または二次メモリ508に記憶される。コンピュータプログラムはまた、通信インターフェース510を介して受信されてもよい。コンピュータプログラムは、実行されると、コンピュータシステム500が本発明を実施することを可能にする。特に、コンピュータプログラムは、実行されると、プロセッサ502が本明細書に記載の方法のいずれかなどの本発明のプロセスを実施することを可能にする。したがって、そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム500のコントローラを表すことができる。本開示がソフトウェアを使用して実施される場合、ソフトウェアは、コンピュータプログラム製品に記憶され、リムーバブルストレージドライブ、通信インターフェース510のようなインターフェースを使用してコンピュータシステム500にロードされ得る。
ハードウェアまたはソフトウェアでの実装は、それぞれの方法が実行されるようにプログラマブルコンピュータシステムと協働する(または協働することができる)、電子的に読み取り可能な制御信号が記憶されたデジタル記憶媒体、例えばクラウドストレージ、フロッピーディスク、DVD、ブルーレイ、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROMまたはフラッシュメモリを使用して実行されてもよい。したがって、デジタル記憶媒体はコンピュータ可読であってもよい。
本発明によるいくつかの実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することができる電子的に読み取り可能な制御信号を有するデータキャリアを含む。
一般に、本発明の実施形態は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実装されてもよく、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに方法のうちの1つを実行するように動作する。プログラムコードは、例えば、機械可読キャリアに格納することができる。
他の実施形態は、機械可読キャリアに格納された、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。言い換えれば、したがって、本発明の方法の一実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
したがって、本発明の方法のさらなる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを記録して含むデータキャリア(またはデジタル記憶媒体、またはコンピュータ可読媒体)である。したがって、本発明の方法のさらなる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは信号シーケンスである。データストリームまたは信号シーケンスは、例えば、データ通信接続を介して、例えばインターネットを介して転送されるように構成することができる。さらなる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するように構成または適合された処理手段、例えばコンピュータまたはプログラマブル論理デバイスを含む。さらなる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータを含む。
いくつかの実施形態では、プログラマブルロジックデバイス(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)を使用して、本明細書に記載の方法の機能の一部またはすべてを実行することができる。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためにマイクロプロセッサと協働することができる。一般に、方法は、任意のハードウェア装置によって実行されることが好ましい。
上述の実施形態は、本発明の原理の単なる例示である。本明細書に記載の構成および詳細の修正および変形は、当業者には明らかであることが理解される。したがって、本明細書の実施形態の説明および説明として提示された特定の詳細によってではなく、差し迫った特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図される。
頭字語および記号のリスト
BS 基地局
CBR チャネルビジー率
D2D デバイス間
EN 緊急通知
eNB エボルブド・ノードB(基地局)
FDM 周波数分割多重
LTE ロング・ターム・エボリューション
PC5 D2D通信のためにサイドリンクチャネルを使用するインターフェース
PPPP パケット優先度毎のProSe
PRB 物理リソースブロック
ProSe 近接サービス
RA リソース割り当て
SCI サイドリンク制御情報
SL サイドリンク
sTTI 短い送信時間間隔
TDM 時分割多重
TDMA 時分割多元接続
TPC 送信電力制御/送信電力コマンド
UE ユーザエンティティ(ユーザ端末)
URLLC 高信頼低レイテンシ通信
V2V 車車間
V2I 車両対インフラストラクチャ
V2P 車両対歩行者
V2N 車両対ネットワーク
V2X 車車間・路車間、すなわちV2V、V2I、V2P、V2N

Claims (55)

  1. 無線通信システムのための装置であって、
    前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、所定のハンドオーバ事象に入るUEは、所定の時間、例えばトリガまでの時間であるTTTの間、1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態を測定することになり、
    前記装置は、前記1つまたは複数の近隣セルの1つまたは複数のチャネル状態に基づいて前記TTTを適合させることになる、装置。
  2. 前記1つまたは複数のチャネル状態は、
    ・前記UEと前記1つまたは複数の近隣セルとの間の物理時間/周波数リンクの状態、例えば、基準信号受信電力であるRSRP、または基準信号受信品質であるRSRQ、または信号対干渉雑音比であるSINR、またはチャネル状態情報であるCSIのような信号強度、
    ・チャネル占有率、
    ・帯域タイプ、例えば認可されていない、または認可されている、
    ・周波数範囲、例えばFR1、FR2、またはFR3、
    ・RATタイプ、例えばGSM、UMTS、LTE、NR、...
    ・SMTC/DMTC周期、
    ・1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを用いた通信の場合のLBT手順の結果、
    のうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記TTTを適合させるために、前記装置は、前記UEが前記1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態を測定することを可能にするために前記TTTを最小TTT値だけ拡張し、前記TTTを所定の最大TTT値に制限することになる、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記TTTを適合させるために、前記装置は拡張TTT構成であるExTTTCfgを提供することになり、前記拡張TTT構成は2つの情報要素であるIEのうちの少なくとも1つによって表され、異なる拡張TTT構成は異なる近隣セルに提供されてもよく、セルは周波数内もしくは周波数間もしくはRAT内もしくはRAT間であってもよく、
    第1のIEは、前記TTTが拡張されるべきかどうかを示し、
    第2のIEは、前記TTT拡張の最小値および最大値、または前記TTT拡張の固定値を示す、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記装置は、前記第2のIEが前記TTT拡張の最小値および最大値を示す場合に、信号強度、チャネル占有、負荷などの前記1つまたは複数の近隣セルの前記チャネル状態を使用して、最小SS/PBCHブロック測定時間構成であるSMTCの周期または最小発見測定タイミング構成であるDMTCの周期を有する近隣セルに基づいて前記最小値を構成し、最大SMTC周期または最大DMTC周期を有する近隣セルに基づいて前記最大値を構成するように構成することになる、請求項4に記載の装置。
  6. 前記TTT拡張の前記最小値は、前記最小SMTC周期または前記最小DMTC周期以上であり、かつ前記最大SMTC周期または前記最大DMTC周期以下であり、前記TTT拡張の前記最大値は、前記最大SMTC周期または前記最大DMTC周期より大きい、請求項5に記載の装置。
  7. 前記第2のIEが前記TTT拡張の固定値を示す場合、前記装置は、
    ・隣接セルのSMTC周期またはDMTC周期の平均、
    ・前記隣接セル間の最大SMTC周期または最大DMTC周期、
    ・前記隣接セル間の最小SMTC周期または最小DMTC周期、
    ・1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブ帯域を使用する通信の場合、LBT障害から回復するための追加の時間、
    のうちの1つまたは複数に基づいて前記TTT拡張の前記固定値を設定することになる、請求項5に記載の装置。
  8. 前記TTT拡張の前記最小値および最大値は、
    ・可能な値の事前定義された表から選択されるか、または
    ・任意の値、例えば、標準仕様で定義されている値のうちの1つまたは複数の範囲内の任意の値である、
    請求項4に記載の装置。
  9. 前記第2のIEがTTT拡張の最小値および最大値を示す場合、前記最小値および最大値は複数のビットによって示され、前記複数のビットは第1のビット数、例えば最下位ビットまたは最上位ビットの数、および第2のビット数、例えば最上位ビットまたは最下位ビットの数を含み、
    前記最小値および最大値がシグナリングされる場合、前記第1のビット数は前記最小値を表し、前記第2のビット数は前記最大値を表し、
    前記最小値および最大値が可能な値の事前定義された表から選択される場合、前記第1のビット数および前記第2のビット数は、前記事前定義された表内のインデックスを表す、
    請求項4から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記第2のIEが前記TTT拡張の固定値を示す場合、前記固定値は複数のビットで示され、
    前記固定値がシグナリングされる場合、前記複数のビットは前記値を表し、
    前記固定値が前記可能な値の予め定義された表から選択される場合、前記複数のビットは前記予め定義された表内のインデックスを表す、
    請求項4から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記第2のIEは複数のビットを含み、前記複数のビットは、第1のビット数、例えば最下位ビットまたは最上位ビットの数と、第2のビット数、例えば最上位ビットまたは最下位ビットの数とを含み、
    前記最小値および最大値がシグナリングされる場合、前記第1のビット数は前記最小値を表し、前記第2のビット数は前記最大値を表し、
    前記最小値および最大値が前記可能な値の前記事前定義された表から選択される場合、前記第1のビット数および前記第2のビット数のうちの一方は、前記最小値および前記最大値が前記事前定義された表から選択されることを示す事前定義されたパターンを表し、前記第1のビット数および前記第2のビット数のうちの他方は、前記事前定義された表内のインデックスを示し、
    前記固定値がシグナリングされる場合、前記第1のビット数および前記第2のビット数のうちの一方は、前記固定値がシグナリングされることを示す所定のパターンを表し、前記第1のビット数および前記第2のビット数のうちの他方は、前記固定値を示す、
    請求項4から8のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記装置はサービングセルであり、前記サービングセルは前記事前定義されたハンドオーバ事象に入った前記UEにサービスを提供し、前記UEは前記ハンドオーバ手順中に前記サービングセルとの接続を切断することができず、
    前記サービングセルは、例えばRRC構成/再構成メッセージまたは任意の他の形態のシグナリングを用いて前記UEに前記適応TTTをシグナリングするようことになる、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記サービングセルはそれぞれのバックホールリンクを介して前記1つまたは複数の隣接セルに接続され、
    前記サービングセルは、
    ・前記それぞれのバックホールリンクを介して、信号強度、チャネル占有、負荷などの前記1つまたは複数の隣接セルの前記チャネル状態を取得し、
    ・前記チャネル状態を使用して、前記TTTを適応させるかどうかを判定し、前記TTTを適応させる場合には、前記適応させたTTTをシグナリングすることになる、
    請求項12に記載の装置。
  14. 前記装置は、前記事前定義されたハンドオーバ事象に入ったUEであり、
    前記UEは、信号強度、チャネル占有、負荷などの1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態に基づいて、前記TTTの適応に関して自律判定を行うことになる、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記TTTの前記適応に関する前記自律判定を行うために、前記UEは、前記1つまたは複数の近隣セルとのダウンリンクDL同期を実行し、前記信号強度などの前記チャネル状態を測定することになる、請求項14に記載の装置。
  16. 前記DL同期中に、1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを使用する通信の場合、前記UEは、前記自律判定を行うために、前記信号強度のような前記チャネル状態に加えてLBT情報を復号することになる、請求項14または15に記載の装置。
  17. 1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを用いる通信の場合、前記UEは、前記1つまたは複数の近隣セルのシステム情報、例えば、前記物理ブロードキャストチャネルであるPBCH、または前記システム情報ブロードキャストSIBチャネルにおいて、前記1つまたは複数の近隣セルからLBT情報を受信することになる、請求項14から16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記装置は、
    ・所定の閾値に達するかもしくはそれを超えるハンドオーバの数、または
    ・完了したハンドオーバと、別のハンドオーバトリガ事象との間の時間間隔が、所定の持続時間を下回ることに達すること、
    に応じて前記TTTを適用することになる、請求項1から17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 前記装置は、前記UEに1つまたは複数のチャネル状態閾値を構成することになり、前記TTTの適応は、前記1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて選択される、請求項1から18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 無線通信システムのための装置であって、
    前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEと複数のセルとを備え、所定のハンドオーバ事象に入るUEは、所定の時間、例えばトリガまでの時間TTTの間、1つまたは複数の近隣セルの、前記信号強度のようなチャネル状態を測定することになり、
    前記装置は、複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を用いて前記UEを構成することになり、前記1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて前記複数のTTTから1つのTTTが選択される、装置。
  21. 前記装置は、階層型TTT構成HiTTTCfgを提供するように構成されており、前記階層型TTT構成は、少なくとも2つの情報要素IEによって表され、異なる階層型TTT構成は、異なる隣接セルに提供されてもよく、前記セルは、周波数内もしくは周波数間またはRAT内もしくはRAT間が異なっていてもよく、
    第1のIEは階層レベルを示し、
    第2のIEは、前記1つまたは複数のチャネル状態閾値を示す、
    請求項20に記載の装置。
  22. 前記第2のIEは、前記チャネル状態閾値の最小値および最大値、またはチャネル状態閾値の1つまたは複数の値を示す、請求項21に記載の装置。
  23. 前記装置は、前記ハンドオーバ準備の前記開始前または前記ハンドオーバ準備中にRRCメッセージで前記UEを構成することになる、請求項20から22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 前記ハンドオーバは条件付きハンドオーバであり、UEは、所定のハンドオーバ事象、例えば、前記リリース15/レガシーハンドオーバ機構のような条件付きハンドオーバまたは従来のハンドオーバに入ると、1つまたは複数の所定の条件が一定期間(TCHO_exec)にわたって満たされた場合に前記ハンドオーバを実行することになる、請求項1から23のいずれか一項に記載の装置。
  25. 前記TTTおよび前記一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間が、前記UEの移動性に応じて設定される、請求項24に記載の装置。
  26. 前記UEの移動性が第1の閾値を下回る、例えば低速の場合、前記TTTは第1の値に設定され、前記一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は第2の値に設定され、
    前記UEの移動度が前記第1の閾値を上回る、例えば中速または高速の場合、前記TTTは第3の値に設定され、前記一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は第4の値に設定され、
    前記第1の値は前記第3の値よりも長く、前記第2の値は前記第4の値よりも短い、
    請求項25に記載の装置。
  27. 移動端末、または固定端末、またはセルラIoT-UE、または車両UE、または車両グループリーダ(GL)UE、IoTまたは狭帯域IoT、NB-IoT、デバイス、または地上車両、または航空ビークル、またはドローン、移動基地局、または路側ユニット、または建物、またはアイテム/デバイスが前記無線通信ネットワーク、例えばセンサもしくはアクチュエータを使用して通信することを可能にするネットワーク接続性を備えた任意の他の前記アイテムもしくはデバイスのうちの1つまたは複数を含むUE、および/または
    1つまたは複数のセルを動作させるBSであって、マクロセル基地局、またはスモールセル基地局、または基地局の中央ユニット、または基地局の分散ユニット、または路側ユニット、またはUE、またはグループリーダ(GL)、またはリレー、またはリモート無線ヘッド、またはAMF、またはSMF、またはコアネットワークエンティティ、またはモバイルエッジコンピューティングエンティティ、またはNRもしくは5Gコアコンテキスト、または任意の送受信ポイントTRPのようなネットワークスライスのうちの1つまたは複数を含み、アイテムまたはデバイスが前記無線通信ネットワークを使用して通信することを可能にし、前記アイテムまたはデバイスが前記無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続を提供される、BS、
    のうちの1つまたは複数を備える、請求項1から26のいずれか一項に記載の装置。
  28. 無線通信システムのためのユーザデバイスUEであって、
    前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEと複数のセルとを備え、
    前記UEはサービングセルによってサービスされ、
    前記UEは、予め定義されたハンドオーバ事象に入ると、前記ハンドオーバ手順中に前記サービングセルとの接続を切断せず、予め定義された時間、例えばトリガまでの時間、TTTにわたって1つまたは複数の近隣セルの前記信号強度のようなチャネル状態を測定することになり、
    前記UEは、前記サービングセルまたは別のネットワークエンティティから、例えばRRC構成/再構成メッセージまたは任意の他の形態のシグナリングを用いて、前記1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態に基づく前記適応TTTを受信することになる、ユーザデバイスUE。
  29. 前記UEは、例えば、前記サービングセルまたは別のネットワークエンティティによって、デフォルトTTT値を用いて構成され、前記ターゲットセルの前記セルタイプ、前記ターゲットセルの前記キャリア、および前記ターゲットセルの前記セルタイプの前記アクセスタイプのような、前記ターゲットセルの1つまたは複数の事前定義された特性に基づいて前記デフォルトTTTまたは前記適応TTTを選択することになる、請求項28に記載のUE。
  30. 前記UEは、1つまたは複数の認可されている帯域またはサブバンドを使用する通信に前記デフォルトTTTを適用することになり、前記UEは、1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドを使用する通信に前記適合TTTを適用し、それによって前記1つまたは複数の認可されていない帯域またはサブバンドにおける潜在的なLBT障害を補償することになる、請求項29に記載のUE。
  31. 前記TTTは、
    ・所定の閾値に達するかもしくはそれを超えるハンドオーバの数、または
    ・完了したハンドオーバと、別のハンドオーバトリガ事象との間の時間間隔が、所定の持続時間を下回ることに達すること、
    に応じて適用されることになる、請求項28から30のいずれか一項に記載のUE。
  32. 前記UEは、1つまたは複数のチャネル状態閾値を用いて構成されるようになっており、前記UEは、前記閾値に基づいて前記TTTの前記長さを拡張することになる、請求項28から31のいずれか一項に記載のUE。
  33. 無線通信システムのためのユーザデバイスUEであって、
    前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEと複数のセルとを備え、
    前記UEはサービングセルによってサービスされるように構成されており、
    前記UEは、所定のハンドオーバ事象に入ると、所定の時間、例えばトリガまでの時間、TTTにわたって1つまたは複数の近隣セルの前記信号強度のようなチャネル状態を測定することになり、
    前記UEは、前記サービングセルまたは別のネットワークエンティティから複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を受信し、前記1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて前記複数のTTTからTTTを選択することになる、ユーザデバイスUE。
  34. 前記UEは、前記サービングセルまたは別のネットワークエンティティから複数のTTT構成を受信するように構成されており、各TTT構成は複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を含む、請求項33に記載のUE。
  35. 前記UEは、前記チャネル状態に基づいてある構成から別の構成に変更することになる、請求項34に記載のUE。
  36. 前記UEは航空ビークルまたはドローンであり、省電力基準、ホバリング高度、および移動速度のうちの1つまたは複数にさらに基づいて、ある構成から別の構成に変更するようになっている、請求項34または35に記載のUE。
  37. 前記UEは、前記UEの動作高度に基づいてTTTを選択するか、またはTTTをスケーリングすることになり、高度が高い場合のTTTは高度が低い場合のTTTよりも短い、請求項36に記載のUE。
  38. 前記ハンドオーバは条件付きハンドオーバであり、前記UEは、所定のハンドオーバ事象、例えば、前記リリース15/レガシーハンドオーバ機構のような条件付きハンドオーバまたは従来のハンドオーバに入ると、一定期間(TCHO_exec)にわたって1つまたは複数の所定の条件が満たされた場合に前記ハンドオーバを実行することになる、請求項28から37のいずれか一項に記載のUE。
  39. 前記TTTおよび前記一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間が、前記UEの移動性に応じて設定される、請求項38に記載のUE。
  40. 前記UEの移動性が第1の閾値、例えば低速を下回る場合、前記TTTは第1の値に設定され、前記一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は第2の値に設定され、
    前記UEの移動度が前記第1の閾値を上回る、例えば中速または高速の場合、前記TTTは第3の値に設定され、前記一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間は第4の値に設定され、
    前記第1の値は前記第3の値よりも長く、前記第2の値は前記第4の値よりも短い、
    請求項39に記載のUE。
  41. 無線通信システムのためのユーザデバイスUEであって、
    前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEと複数のセルとを備え、
    前記リリース15/レガシーハンドオーバ機構のように、所定のハンドオーバ事象、例えば、条件付きハンドオーバまたは従来のハンドオーバに入ると、前記UEは、1つまたは複数の所定の条件が一定期間(TCHO_exec)にわたって満たされた場合に前記ハンドオーバを実行することになる、ユーザデバイスUE。
  42. 前記UEは、例えば、条件付きハンドオーバ、CHO、RRCメッセージを使用する構成の一部として、タイマ(TCHO_exec)を用いて構成されるようになっている、請求項41に記載のUE。
  43. 前記UEは、例えば前記タイマによって指示されるように、前記1つまたは複数の所定の条件が満たされているかどうか、および前記1つまたは複数の所定の条件が一定期間(TCHO_exec)にわたって維持されているかどうかをチェックすることになり、
    前記1つまたは複数の所定の条件が前記一定期間にわたって持続される場合、前記UEは前記ハンドオーバ実行を継続することになる、
    請求項41または42に記載のUE。
  44. 前記1つまたは複数の近隣セルについて、例えばCHO構成において、前記一定期間(TCHO_exec)について同じ値または異なる値が指定される、請求項41から43のいずれか一項に記載のUE。
  45. 前記一定期間(TCHO_exec)の長さまたは持続時間が、
    ・前記1つまたは複数の近隣セルの信号強度、
    ・前記UEが行うことができる測定の数、
    ・前記UEの移動性、例えば、前記一定期間(TCHO_exec)の前記長さまたは持続時間は、前記UEの前記移動性が第1の閾値、例えば低速を下回る場合には第1の値に設定され、前記一定期間(TCHO_exec)の前記長さまたは持続時間は、前記UEの前記移動性が前記第1の閾値、例えば高速を上回る場合には第2の値に設定され、前記第1の値は前記第2の値よりも短いこと、
    のうちの1つまたは複数に依存して設定される、請求項41から44のいずれか一項に記載のUE。
  46. 前記一定期間(TCHO_exec)が、考慮されるべき絶対時間または平均の数を示す値を含む、請求項41から45のいずれか一項に記載のUE。
  47. 前記一定期間(TCHO_exec)内に満たされるべき前記1つまたは複数の所定の条件は、
    ・すべてのUE測定値が所定の閾値またはトリガ値を満たすこと、
    ・多くともk個のUE測定値が事前定義された閾値またはトリガ値を満たさないこと、
    ・少なくともk個のUE測定値が所定の閾値またはトリガ値を満たすこと、
    ・少なくともk個のUE測定値と最後の前記UE測定値とが所定の閾値またはトリガ値を満たすこと、
    ・少なくともk個のUE測定値と最後のn個の前記UE測定値とが所定の閾値またはトリガ値を満たすこと、
    ・前記一定期間(TCHO_exec)にわたる1つまたは複数のUE測定値の、重み付けされた、または重み付けされていない平均が、所定の閾値またはトリガ値を満たすこと、のうちの1つまたは複数を含む、請求項41から46のいずれか一項に記載のUE。
  48. モバイル端末、または固定端末、またはセルラIoT-UE、または車両用UE、または車両グループリーダ(GL)UE、IoTまたは狭帯域IoT、NB-IoT、デバイス、または地上ベースの車両、または航空ビークル、またはドローン、または移動基地局、または路側ユニット、または建物、または前記アイテム/デバイスが前記無線通信ネットワーク、例えばセンサまたはアクチュエータを使用して通信することを可能にするネットワーク接続性を備えた任意の他のアイテムまたはデバイス、のうちの1つまたは複数を備える、請求項28から47のいずれか一項に記載のUE。
  49. 無線通信システムであって、
    1つまたは複数のUEと、
    1つまたは複数のセルと、を備え、
    前記UEのうちの1つまたは複数は、請求項1から27のいずれか一項に記載の装置または請求項28から48のいずれか一項に記載のUEを備え、かつ/または、
    前記セルのうちの1つまたは複数は、請求項1から27のいずれか一項に記載の装置を含む、
    無線通信システム。
  50. 無線通信システムを動作させるための方法であって、前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、予め定義されたハンドオーバ事象に入るUEは、予め定義された時間、例えば、トリガまでの時間TTTの間、1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態を測定することになり、前記方法は、
    前記1つまたは複数の近隣セルの1つまたは複数のチャネル状態に基づいて前記TTTを適応させるステップを含む、方法。
  51. 無線通信システムを動作させるための方法であって、前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、所定のハンドオーバ事象に入るUEは、1つまたは複数の近隣セルの、信号強度のようなチャネル状態を、所定の時間、例えば、トリガまでの時間TTTにわたって測定するように構成されており、前記方法は、
    複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を用いて前記UEを構成するステップであって、前記1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて前記複数のTTTからTTTが選択される、ステップ、を含む、方法。
  52. 無線通信システムを動作させるための方法であって、前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、前記方法は、
    サービングセルがUEにサービスするステップと、
    所定のハンドオーバ事象に入ると、ハンドオーバ手順中に前記UEによって前記サービングセルとの接続を維持するステップと、
    前記UEによって、所定の時間、例えばトリガまでの時間、TTTの間、1つまたは複数の近隣セルの、信号強度のようなチャネル状態を測定するステップと、
    前記UEにおいて、前記サービングセルまたは別のネットワークエンティティから、例えばRRC構成/再構成メッセージまたは任意の他の形態のシグナリングを用いて、前記1つまたは複数の近隣セルのチャネル状態に基づいて前記適応TTTを受信するステップと、を含む、方法。
  53. 無線通信システムを動作させるための方法であって、前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、前記方法は、
    サービングセルがUEにサービスするステップと、
    事前定義されたハンドオーバ事象に入ると、前記UEによって、事前定義された時間、例えば、トリガまでの時間、TTTの間、1つまたは複数の近隣セルの、信号強度のようなチャネル状態を測定するステップと、
    前記UEにおいて、前記サービングセルまたは別のネットワークエンティティから前記複数のTTTおよび1つまたは複数のチャネル状態閾値を受信し、前記UEによって、前記1つまたは複数のチャネル状態閾値に基づいて前記複数のTTTからTTTを選択するステップと、を含む、方法。
  54. 無線通信システムを動作させるための方法であって、前記無線通信システムは、1つまたは複数のUEおよび複数のセルを備え、前記方法は、
    サービングセルがUEにサービスするステップと、
    例えば、条件付きハンドオーバまたはリリース15/レガシーハンドオーバ機構のような従来のハンドオーバなどの所定のハンドオーバ事象に入ると、前記UEによって、前記1つまたは複数の所定の条件が一定期間(TCHO_exec)にわたって満たされた場合にハンドオーバを実行するステップと、を含む、方法。
  55. 前記プログラムがコンピュータによって実行されると、請求項50から54のいずれか一項に記載の1つまたは複数の方法を前記コンピュータに実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品。
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