JP2022548933A - マルチQoSプロファイル・セッションのためのサービス品質プロファイル変更 - Google Patents

マルチQoSプロファイル・セッションのためのサービス品質プロファイル変更 Download PDF

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Abstract

無線通信システムは、1つまたは複数の基地局と、1つまたは複数のユーザデバイス(UE)とを含む。特定のアプリケーションを実行するとき、UEは、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される。特定のイベントの場合、無線通信システムは、セッションの現在のQoSプロファイルをセッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるものであり、新たなQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルのサブセットまたは全部、および/またはセッションに未だ関連付けられていない1つまたは複数のQoSプロファイルから選択される。

Description

本出願は、無線通信システムまたはネットワークの分野に関し、より具体的には、サービス品質(quality of service:QoS)、マルチQoSプロファイル・セッションとも呼ばれる複数のQoSプロファイルと関連付けられたセッションを介した通信のためのプロファイルの処理に関する拡張に関する。本発明の実施形態は、1つまたは複数のネットワーク状態の変化のようなネットワーク内の特定のイベントの場合、またはハンドオーバーの場合の好ましいQoSプロファイルの適用に関する。
図1は、図1(a)に示すように、コア・ネットワーク102と、1つまたは複数の無線アクセスネットワークRAN、RAN、...RANとを含む地上無線ネットワーク100の一例の概略図である。図1(b)は、1つまたは複数の基地局gNB~gNBを含み得る無線アクセスネットワークRANの一例の概略図であり、各々は、それぞれのセル106~106によって概略的に表される、基地局を取り囲む特定のエリアにサービスする。基地局は、セル内のユーザにサービスを提供するために提供される。1つまたは複数の基地局は、認可されている帯域および/または認可されていない帯域でユーザにサービスすることができる。基地局(base station:BS)という用語は、5GネットワークにおけるgNB、UMTS/LTE/LTE-A/LTE-A ProにおけるeNB、または他の移動通信規格における単なるBSを指す。ユーザは、固定型デバイスまたは移動型デバイスであってもよい。無線通信システムはまた、基地局またはユーザに接続する移動型または固定型のIoTデバイスによってアクセスされ得る。移動型デバイスまたはIoTデバイスは、物理デバイス、ロボットまたは車などの地上ベースの車両、有人航空機または無人航空機(unmanned aerial vehicles:UAV)などの航空機(後者はドローンとも呼ばれる)、建物、および電子機器、ソフトウェア、センサ、アクチュエータなどが組み込まれた他のアイテムまたはデバイス、ならびにこれらのデバイスが既存のネットワーク・インフラストラクチャにわたってデータを収集および交換することを可能にするネットワーク接続を含み得る。図1(b)は、5つのセルの例示的な図を示しているが、RANは、より多くの、またはより少ないそのようなセルを含んでいてもよく、RANは、ただ1つの基地局を含んでいてもよい。図1(b)は、セル106内にあり、基地局gNBによってサービスされる、ユーザ機器UEとも呼ばれる2人のユーザUEおよびUEを示す。基地局gNBによってサービスされるセル106に別のユーザUEが示されている。矢印108、108、および108は、ユーザUE、UE、およびUEから基地局gNB、gNBにデータを送信するための、または基地局gNB、gNBからユーザUE、UE、UEにデータを送信するためのアップリンク/ダウンリンク接続を概略的に表す。これは、認可されている帯域または認可されていない帯域で実現され得る。さらに、図1(b)は、セル106内の2つのIoTデバイス110および110を示しており、これらは固定型デバイスまたは移動型デバイスであってもよい。IoTデバイス110は、矢印112によって概略的に表されるように、基地局gNBを介して無線通信システムにアクセスしてデータを送受信する。IoTデバイス110は、矢印112によって概略的に表されるように、ユーザUEを介して無線通信システムにアクセスする。それぞれの基地局gNB~gNBは、例えばS1インターフェースを介して、それぞれのバックホールリンク114~114を介してコア・ネットワーク102に接続されてもよく、これらは図1(b)では「コア」を指す矢印によって概略的に表されている。コア・ネットワーク102は、1つまたは複数の外部ネットワークに接続され得る。さらに、それぞれの基地局gNB~gNBの一部または全部は、例えばNR内のS1もしくはX2インターフェースまたはXNインターフェースを介して、それぞれのバックホールリンク116~116を介して互いに接続されてもよく、これらは図1(b)では「gNB」を指す矢印によって概略的に表されている。サイドリンク・チャネルは、デバイス・ツー・デバイス(device-to-device:D2D)通信とも呼ばれる、UE間の直接通信を可能にする。3GPP(登録商標、以下同じ)におけるサイドリンク・インターフェースはPC5と呼ばれる。
データ送信のために、物理リソースグリッドが使用され得る。物理リソースグリッドは、様々な物理チャネルおよび物理信号がマッピングされるリソース要素のセットを含み得る。例えば、物理チャネルは、ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンク・ペイロード・データとも呼ばれるユーザ固有のデータを搬送する物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、および物理サイドリンク共有チャネル(physical downlink shared channels:PDSCH、physical uplink shared channels:PUSCH、physical sidelink shared channels:PSSCH)、例えばマスタ情報ブロック(master information block:MIB)および1つまたは複数のシステム情報ブロック(system information block:SIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel:PBCH)、例えばダウンリンク制御情報(downlink control information:DCI)、アップリンク制御情報(uplink control information:UCI)、およびサイドリンク制御情報(sidelink control information:SCI)を搬送する物理ダウンリンク制御チャネル、物理アップリンク制御チャネル、および物理サイドリンク制御チャネル(physical downlink control channels:PDCCH、physical uplink control channels:PUCCH、physical sidelink control channels:PSSCH)を含み得る。アップリンクの場合、物理チャネルは、UEがMIBとSIBを同期して取得すると、ネットワークにアクセスするためにUEによって使用される物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel:PRACHまたはRACH)をさらに含み得る。物理信号は、基準信号またはシンボル(reference signals or symbols:RS)、同期信号などを含み得る。リソースグリッドは、時間領域において特定の持続時間を有し、周波数領域において所与の帯域幅を有するフレームまたは無線フレームを備え得る。フレームは、所定の長さ、例えば1msの所定数のサブフレームを有し得る。各サブフレームは、サイクリック・プレフィクス(cyclic prefix:CP)長に依存して、12または14のOFDMシンボルのうちの1つまたは複数のスロットを含み得る。フレームはまた、例えば、短縮された送信時間間隔(shortened transmission time intervals:sTTI)を利用する場合には、より少数のOFDMシンボルで構成されてもよく、またはわずか数個のOFDMシンボルを含むミニスロット/非スロットベースのフレーム構造で構成されてもよい。
無線通信システムは、直交周波数分割多重(orthogonal frequency-division multiplexing:OFDM)システム、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency-division multiple access:OFDMA)システム、またはCPの有無にかかわらず他のIFFTベースの信号、例えばDFT-s-OFDMのような、周波数分割多重を使用する任意のシングルトーンまたはマルチ・キャリア・システムであってもよい。多元接続のための非直交波形のような他の波形、例えばフィルタ・バンク・マルチキャリア(filter-bank multicarrier:FBMC)、一般化周波数分割多重化(generalized frequency division multiplexing:GFDM)またはユニバーサル・フィルタ・マルチキャリア(universal filtered multi carrier:UFMC)が使用されてもよい。無線通信システムは、例えば、LTE-Advanced pro規格、または5GもしくはNR(New Radio)規格、またはNR-U(New Radio Unlicensed)規格に従って動作し得る。
図1に示す無線ネットワークまたは通信システムは、別個のオーバーレイ・ネットワークを有する異種ネットワーク、例えば、基地局gNB~gNBのようなマクロ基地局を含む各マクロセルを有するマクロセルのネットワーク、およびフェムト基地局またはピコ基地局のようなスモールセル基地局(図1には示されていない。)のネットワークであってもよい。
上述の地上無線ネットワークに加えて、衛星のような宇宙用送受信機、および/または無人航空機システムのような空中送受信機を含む非地上無線通信ネットワーク(non-terrestrial wireless communication networks:NTN)も存在する。非地上波無線通信ネットワークまたはシステムは、例えば、LTE-Advanced Pro規格または5GもしくはNRの新規の無線規格に従って、図1を参照して上述した地上波システムと同様に動作し得る。
上記のセクションの情報は、本発明の背景の理解を高めるためのものにすぎず、したがって、当業者に既に知られている先行技術を形成しない情報を含み得ることに留意されたい。
上述したような従来技術から、複数のQoSプロファイルと関連付けられたセッションを介した無線通信システムにおける通信の改善が必要とされ得る。
ここで本発明の実施形態を、添付の図面を参照してさらに詳細に説明する。
無線通信システムの一例の概略図である。 複数のQoSプロファイルを用いてセッションを確立するための一例を示す図である。 基地局のような送信機と、ユーザデバイス(user devices:UE)のような1つまたは複数の受信機とを含む無線通信システムの概略図である。 セッションに対して現在使用されているQoSプロファイルを新たなQoSプロファイルと置き換える本発明の一実施形態を示す図である。 セッションに対して現在使用されているQoSプロファイルをSMFまたはコア・ネットワークから取得された新たなQoSプロファイルで置き換える本発明のさらなる実施形態を示す図である。 サービング基地局またはソース基地局またはgNBからターゲット基地局またはgNBへのネットワーク制御ハンドオーバーを示す図である。 サービング基地局もしくはソース基地局またはgNBからターゲット基地局またはgNBへの条件付きハンドオーバー(conditional handover:CHO)を示す図である。 非条件付きハンドオーバー手順中に本発明の手法を実施する本発明の一実施形態を示す図である。 コア・ネットワークまたはUEのいずれかからターゲットgNBによって、QoSプロファイルのサブセットまたは複数のQoSプロファイルが取得される、本発明の一実施形態を示す図である。 QoSプロファイルがUEからソースgNBによって取得され、1つまたは複数の潜在的なターゲットgNBに転送される条件付きハンドオーバー(CHO)のための本発明の一実施形態を示す図である。 QoSプロファイルまたはQoSプロファイルに関する情報が、UEから、または1つもしくは複数のネットワーク・エンティティからのいずれかにおいてターゲットgNBによって直接取得される、条件付きハンドオーバー(CHO)のための本発明の別の実施形態を示す図である。 本発明の手法に従って説明されるユニットまたはモジュールならびに方法のステップが実行され得るコンピュータシステムの一例を示す図である。
ここで、本発明の実施形態を、同じまたは類似の要素に同じ参照符号が割り当てられている添付の図面を参照してより詳細に説明する。
例えば、図1を参照して上述したような無線通信システムでは、ユーザデバイス(user device:UE)は、特定のアプリケーションを実行することができる。そのようなアプリケーションを実行するとき、ユーザデバイスは、プロトコル・データ・ユニット(protocol data unit:PDU)セッションなどのセッションを介して通信することができる。そのようなセッションは、複数のQoSプロファイルに関連付けられ得る。ネットワークは、1つ(または複数)のQoSプロファイルを選択する。選択されたQoSプロファイルをサポートするQoSベアラは、例えば参考文献[1]に記載されているような手順によって確立することができ、ベアラは、選択されたものを当面サポート/処理する。図2は、参考文献[1]に従って複数のQoSプロファイルと関連付けられたセッションを確立するための一例を示す。図2は、図1を参照して上述したようなシステムのような無線通信システムのそれぞれのシステムまたはネットワーク・エンティティ、すなわち、ユーザデバイス(UE)、無線アクセスネットワーク、上述の基地局を含むRAN、およびコア・ネットワークのいくつかの要素、例えば、セッション管理機能(session management function:SMF)、ポリシー制御機能(policy control function:PCF)、ネットワーク公開機能(network exposure function:NEF)、およびアプリケーション機能(application function:AF)を示す。
アプリケーション機能は、複数のQoSプロファイル、例えばメインQoSプロファイルおよびいくつかの代替QoSプロファイルに関連付けられたPDUセッションをネゴシエートし、要求し得る。QoSプロファイルは、1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックを含み得る。QoSパラメータまたはメトリックは、
-ピークデータレートまたは平均データレートのようなデータレート、
-割当量または特定のデータ量、
-バーストサイズ、
-レイテンシ、
-遅延、
-ジッタ、
-信頼性、
-ビット誤り率(BER)要件、
-パケットデータレート(PER)要件、
-パケット損失、
-例えば、受信された有効なデータの量、すなわち、正しく復号され得、巡回冗長チェックサム(CRC)によって検証され得るデータを示すグッドプット(goodput)、
-優先順位、
-5G QoS識別子(5QI)
のうちの1つまたは複数を含み得る。
上記のレイテンシおよび遅延は交換可能に使用され得るが、違いが存在し得る。すなわち、遅延は、送信側と受信側との間のリンクを介して第1のビットが移動するのにかかる時間量を指し、レイテンシは、メッセージ全体を送信するのにかかる合計時間量を指す。
セッションに関連付けられた複数のQoSプロファイルは、第1のQoSプロファイルおよび1つまたは複数の第2のQoSプロファイルを含み得る。第1のQoSプロファイルは、前述のメインQoSプロファイルとも呼ばれる、最も好ましいセッションのQoSプロファイルであり得る。第1のQoSプロファイルまたはメインQoSプロファイルは、アプリケーションを実行するときに、アプリケーションの最も好ましいQoSまたは最も高いQoSを提供することができる。上記の代替QoSプロファイルとも呼ばれる2つ以上の第2のQoSプロファイルは、第1のQoSプロファイルよりも好ましくないセッションのQoSプロファイルである。実施例によれば、1つまたは複数の第2のまたは代替のQoSプロファイルは、セッションについて低い優先度を有し得る。
図2において、アプリケーション機能は、複数のQoSプロファイルとPDUセッションをネゴシエーションして要求する「1.」。複数のQoSプロファイルは、上述したように、メインプロファイルおよびいくつかの代替QoSプロファイルを含み得る。複数プロファイルQoSセッションが決定されると、SMFは、RANがサポートし得るQoSプロファイルを無線アクセスネットワークから要求する「2.」。RANは、セッションの複数のQoSプロファイルから1つまたは複数のサポートされるプロファイルをSMFに返し「3.」、SMFは、複数のQoSプロファイルからどのプロファイルを使用するかを決定し「4.」、選択されたQoSプロファイルをRANに信号送信する「5.」。選択されたQoSプロファイルに応答して、RANは、選択されたQoSプロファイルを使用してUEへのベアラフローを確立する「6.」。選択されたQoSプロファイルを有するベアラが確立されると、複数のQoSプロファイルと関連付けられたセッションは、選択されたQoSプロファイルで動作する「7.」。
無線通信システムまたはネットワークは、メインQoSプロファイルを提供しようとするが、RANがメインQoSプロファイルを提供することができない場合、「3.」に示されているように、RANは、それがサポートし得る代替QoSプロファイルのうちの1つまたは複数で応答してもよく、SMFは、図2の「4.」から「6.」に示されているように、プロファイルのうちの1つを選び、QoSプロファイルをサポートするベアラを確立するようにRANに命令してもよい。
QoSプロファイルの優先度、すなわち、QoSプロファイルがメインプロファイルであるか最も好ましいプロファイルであるか、またはQoSプロファイルがメインQoSプロファイルよりも低い優先度を有するかは、アプリケーション、例えばアプリケーション機能によって、および/またはユーザデバイス(UE)によって決定され得る。嗜好に関する決定は、例えばコスト関数を適用することによって、上記のQoSパラメータまたはメトリックの1つまたは複数の組合せを使用することができる。QoSプロファイルはまた、他のネットワーク・エンティティによって、例えば、EPC(EPC:evolved packet core=発展型パケットコア)またはV2Xアプリケーションサーバもしくはメディアサーバなどの任意の他のコア・ネットワーク・エンティティ内の、5Gコア・ネットワーク(5G CN)内のSMF、またはモビリティ管理エンティティ(mobility management entity:MME)などの基地局または他のコア・ネットワーク・エンティティによって決定されてもよい。また、QoS優先度は、例えばインターネットを介してUEに接続された別のエンティティによって、オーバー・ザ・トップ(OTT)で決定されてもよい。
図2を参照して上述したような方法で選択された特定のQoSプロファイルで現在動作する複数のQoSプロファイルと関連付けられたセッション中に、ネットワーク内の状況が変化する可能性があり、例えば、ネットワーク状態もしくはネットワーク能力の変化、またはハンドオーバーもしくは条件付きハンドオーバー(CHO)の発生などの特定のイベントが発生する可能性があり、その結果、セッションに現在使用されている選択されたQoSプロファイルが、もはや最も好ましいQoSプロファイルでなくなる可能性があり、またはネットワークが、現在のQoSプロファイルよりも好ましいQoSプロファイルを提供することができる可能性があり、またはネットワークが、現在のQoSプロファイルを提供し続けることができない可能性がある。言い換えれば、セッション中に、例えば、RANが選択されたQoSプロファイルをもはやサポートする位置にない可能性があるため、またはより好ましいQoSプロファイルが使用され得ると判定されるため、現在使用されているQoSプロファイルがもはやシステムによって最も好ましいものではない状況が存在し得る。
本発明は、無線通信システムまたはネットワーク内の状況が変化した場合に使用されるQoSプロファイルに関する上述の問題に対処する無線通信システムまたはネットワークの改善および強化を提供する。本発明の実施形態は、システムまたはネットワーク内で、新たなQoSプロファイルとして使用され得る新たなQoSプロファイル、例えば、現在のQoSプロファイルを置き換えることができるQoSプロファイルを決定することを可能にする手法を提供する。例えば、セッションに使用されるように、より好ましいまたはあまり好ましくないQoSプロファイルが選択されてもよく、新たなQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数のQoSプロファイルの一部または全部から選択される。新しく選択されたQoSプロファイルは、現在のプロファイルと同じであってもよい。セッションに関連する複数のQoSプロファイルの一部または全部からの新たなQoSプロファイルの選択は、システムまたはネットワーク内で認識される特定のイベントの場合、例えば、ネットワーク状態またはネットワーク能力が変化した場合、またはハンドオーバーイベントまたは条件付きハンドオーバーイベントの場合に実行され得る。
本発明は、上述の問題に対処する無線通信システムの改善および強化を提供する。本発明の実施形態は、移動端末またはIoTデバイスのような基地局およびユーザを含む、図1に示すような無線通信システムにおいて実施することができる。図3は、基地局のような送信機300と、ユーザデバイス(user devices:UE)のような1つまたは複数の受信機302、304を含む無線通信システムの概略図である。送信機300および受信機302、304は、無線リンクのように、1つまたは複数の無線通信リンクまたはチャネル306a、306b、308を介して通信することができる。送信機300は、互いに結合された、複数のアンテナ素子を有する1つまたは複数のアンテナANTまたはアンテナアレイ、信号プロセッサ300aおよび送受信機300bを含んでもよい。受信機302、304は、互いに結合された1つまたは複数のアンテナANTUEまたは複数のアンテナを有するアンテナアレイと、信号プロセッサ302a、304aと、送受信機302b、304bとを含む。基地局300およびUE302、304は、Uuインターフェースを使用する無線リンクのように、それぞれの第1の無線通信リンク306aおよび306bを介して通信してもよく、UE302、304は、PC5/サイドリンク(sidelink:SL)インターフェースを使用する無線リンクのように、第2の無線通信リンク308を介して互いに通信してもよい。UEが基地局によってサービスされていないとき、UEが基地局に接続されていないとき、例えば、UEがRRC接続状態にないとき、またはより一般的には、SLリソース割り当て構成または支援が基地局によって提供されないとき、UEはサイドリンク(SL)を介して互いに通信することができる。図3のシステムまたはネットワーク、1つまたは複数のUE302、304、および基地局300は、本明細書に記載の本発明の教示に従って動作し得る。
無線通信システム
本発明の実施形態は、無線通信システムを提供し(例えば、請求項1を参照)、無線通信システムは、
1つまたは複数の基地局と、
1つまたは複数のユーザデバイス(user devices:UE)と、を備え、
UEは、特定のアプリケーションを実行するとき、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択され、
無線通信システムは、特定のイベントの場合、セッションの現在のQoSプロファイルをセッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるものであり、新たなQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルのサブセットまたは全部、および/またはセッションに未だ関連付けられていない1つまたは複数のQoSプロファイルから選択される。
実施形態によれば(例えば、請求項2を参照)、QoSプロファイルは、1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックを含み、1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックは、
-データレート、
-ピークデータレートまたは平均データレート、
-割当量または特定のデータ量、
-バーストサイズ、
-レイテンシ、
-遅延、
-ジッタ、
-信頼性、
-ビット誤り率(BER)要件またはパケットデータレート(PER)要件、
-パケット損失、
-グッドプット
-優先順位、
-5G QoS識別子(5QI)
のうちの1つまたは複数を含み得る。
実施形態によれば(例えば、請求項3を参照)、セッションに関連付けられた複数のQoSプロファイルは、第1のQoSプロファイルおよび1つまたは複数の第2のQoSプロファイルを含み、第1のQoSプロファイルは、セッションについて最も好ましいQoSプロファイルであり、1つまたは複数の第2のQoSプロファイルは、セッションについて第1のQoSプロファイルよりもあまり好ましくないQoSプロファイルである。
実施形態によれば(例えば、請求項4を参照)、1つまたは複数の第2のQoSプロファイルは、セッションについて低い優先度を有する。
実施形態によれば(例えば、請求項5を参照)、QoSプロファイルの優先度は、複数のQoSパラメータまたはメトリックのうちの1つまたは複数の組合せを使用して、例えばコスト関数を適用することによって決定され、QoSプロファイルの優先度は、
-アプリケーション、および/または
-UE、および/または
-無線通信システムの1つまたは複数のコア・ネットワーク・エンティティ、および/または
-例えばインターネットを介してUEに接続された別のエンティティによるオーバー・ザ・トップ(over-the-top:OTT)、
によって決定される。
実施形態によれば(例えば、請求項6を参照)、特定のイベントは、
-1つまたは複数のネットワーク状態の変更、例えば、UEにサービスするために利用可能になる追加のまたはより少ないリソース、またはUEにサービスするために利用可能になる、もしくはもはや利用可能でなくなるキャリア集合体(carrier aggregation:CA)、もしくは二重接続性(dual connectivity:DC)による変化、またはチャネル状態の変更、
-サービング基地局またはソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(handover:HO)、
-サービング基地局またはソース基地局からターゲット基地局への条件付きハンドオーバー(conditional handover:CHO)、
のうちの1つまたは複数を含む。
実施形態によれば(例えば、請求項7を参照)、UEはサービング基地局によってサービスされ、無線通信システム、例えばサービング基地局または無線通信システムの1つもしくは複数のコア・ネットワーク・エンティティは、ネットワーク状態が変化した場合、サービング基地局が新たなQoSプロファイルから提供することを決定するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項8を参照)、サービング基地局が新たなQoSプロファイルを決定する場合、サービング基地局は、
-セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を、UEからもしくは無線通信システムのコア・ネットワークから、または、例えばインターネットを介してUEに接続された別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)を介して直接的にもしくは例えば中継デバイスを介して間接的に取得し、および/または、
-特定のQoSプロファイルを指すインデックスのように、セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を示す情報を、UEからもしくは無線通信システムのコア・ネットワークから、または、例えばインターネットを介してUEに接続された別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)を介して、直接的にまたは例えば中継デバイスを介して間接的に取得し、および/または、
-セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を格納し、および/または、
-特定のQoSプロファイルを指すインデックスのように、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を示す情報を格納する、ものである。
実施形態によれば(例えば、請求項9を参照)、サービング基地局は、例えばUEへの測定要求などの要求に、複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部に対する要求を含めるものであり、UEは、例えばサービング基地局の測定報告などの報告に、要求されたQoSプロファイルまたは要求されたQoSプロファイルを示す情報を含めるものである。
実施形態によれば(例えば、請求項10を参照)、複数の異なるQoSプロファイルのサブセットは、例えば、
-例えばダウングレード状況の場合に取得される、現在のプロファイルよりも低い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイルと、
-上位n個のQoSプロファイルのように、例えばアップグレード状況の場合に取得される、現在のプロファイルよりも高い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイルと、
-特定の基準を満たす値、例えば、遅延しきい値よりも低いもしくは高いレイテンシ、またはデータレートしきい値よりも低いもしくは高いデータレート、または特定の範囲内の値を有する1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックを含む1つまたは複数のQoSプロファイルと、
を含み得る。
実施形態によれば(例えば、請求項11を参照)、サービング基地局は、新たなQoSプロファイルもしくは新たなQoSプロファイルを示す情報をUEに提供するものである、または、UEは、サービング基地局に新たなQoSプロファイルまたは新たなQoSプロファイルを示す情報を要求するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項12を参照)、UEはサービング基地局によってサービスされ、サービング基地局またはソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)の場合、無線通信システム、例えば、ターゲット基地局または無線通信システムの1つもしくは複数のコア・ネットワーク・エンティティは、ターゲット基地局が提供する新たなまたは許可されたQoSプロファイルを決定するものであり、新たなまたは許可されたQoSプロファイルは、HOの前にソース基地局によって提供された現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと同じであるか、または異なる。
実施形態によれば(例えば、請求項13を参照)、HOが完了した後に、ターゲット基地局は、セッションについての許可されたQoSプロファイルを提供するものであり、許可されたQoSプロファイルは、HOの前にソース基地局によって提供された現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルとは異なり、例えば、ソースQoSプロファイルよりも高い優先度または低い優先度を有するQoSプロファイルである。
実施形態によれば(例えば、請求項14を参照)、HOの間、ソース基地局は、
-セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を、UEから、または無線通信システムのコア・ネットワークから、またはソース基地局のメモリから、もしくは例えばインターネットを介してUEに接続された別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)で取得し、
-取得したQoSプロファイルまたは取得した情報をHO要求に含め、
-取得したQoSプロファイルまたは取得した情報を含むHO要求をターゲット基地局に送信する、
のうちの1つまたは複数を実行するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項15を参照)、ソース基地局は、例えばUEへの測定要求などの要求に、複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部に対する要求を含めるものであり、UEは、例えばソース基地局の測定報告などの報告に、要求されたQoSプロファイルまたは要求されたQoSプロファイルを示す情報を含めるものである。
実施形態によれば(例えば、請求項16を参照)、HOの間、ターゲット基地局は、セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を、
-アプリケーション、および/または
-UE、および/または
-無線通信システムの1つまたは複数のコア・ネットワーク・エンティティ、および/または
-例えばインターネットを介してUEに接続された別のエンティティによる、オーバー・ザ・トップ(OTT)、
のうちの1つまたは複数から取得するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項17を参照)、複数の異なるQoSプロファイルのサブセットは、例えば、
-例えばダウングレード状況の場合に取得される、ソースプロファイルよりも低い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイルと、
-上位n個のQoSプロファイルのように、例えばアップグレード状況の場合に取得される、ソースプロファイルよりも高い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイルと、
-特定の基準を満たす値、例えば、遅延しきい値よりも低いもしくは高いレイテンシ、またはデータレートしきい値よりも低いもしくは高いデータレート、または特定の範囲内の値を有する1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックを含む1つまたは複数のQoSプロファイルと、
を含み得る。
実施形態によれば(例えば、請求項18を参照)、HOの間、ターゲット基地局は、例えば、新たなまたは許可されたQoSプロファイルが、HOの前にソース基地局によって提供された現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと異なる場合に、
-許可されたQoSプロファイルまたは許可されたQoSプロファイルを示す情報をHO応答に含め、
-HO応答をソース基地局に送信する、
ものである。
実施形態によれば(例えば、請求項19を参照)、HOの間または後に、ソース基地局は、例えば、新たなまたは許可されたQoSプロファイルが、HOの前にソース基地局によって提供された現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと異なる場合に、ターゲット基地局によって許可されたQoSプロファイルまたはターゲット基地局によって許可されたQoSプロファイルを示す情報をUEに提供するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項20を参照)、ターゲット基地局に切り替えるときに、UEは、ターゲット基地局に、許可されたQoSプロファイルまたは許可されたQoSプロファイルを示す情報を要求するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項21を参照)、HOは条件付きハンドオーバー(CHO)である。
実施形態によれば(例えば、請求項22を参照)、2つ以上のターゲット基地局が、各ターゲット基地局が提供し得るそれぞれの新規または許可されたQoSプロファイルを決定するものであり、条件付きハンドオーバー条件が満たされた場合、UEは、より好ましい許可されたQoSプロファイルを提供するターゲット基地局に切り替えるものである。
実施形態によれば(例えば、請求項23を参照)、
1つまたは複数のUEは、移動端末、または固定端末、またはセルラIoT-UE、または車両UE、または車両グループリーダ(GL)UE、またはIoT、または狭帯域IoT(NB-IoT)デバイス、またはWiFi非アクセスポイント局(非AP STA)、例えば802.11axもしくは802.11be、または地上ベースの車両、または航空車両、またはドローン、または移動基地局、または路側ユニット、または建物、または、無線通信ネットワーク、例えばセンサもしくはアクチュエータを使用して通信することを可能にするネットワーク接続を備えた任意の他のアイテムもしくはデバイス、のうちの1つまたは複数を含み、かつ/または
1つまたは複数の基地局は、マクロセル基地局、またはスモールセル基地局、または基地局の中央ユニット、または基地局の分散ユニット、または路側ユニット、またはUE、またはグループリーダ(GL)、または中継器、またはリモート無線ヘッド、またはAMF、またはSMF、またはコア・ネットワーク・エンティティ、または移動型エッジ・コンピュータ・エンティティ、またはNRもしくは5Gコアコンテキストのようなネットワークスライス、または例えば802.11axもしくは802.11beなどのWiFi AP STA、または、アイテムもしくはデバイスが無線通信ネットワークを使用して通信することを可能にし、アイテムまたはデバイスに無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続が提供される任意の送受信ポイント(TRP)、のうちの1つまたは複数を含む。
実施形態によれば(例えば、請求項24を参照)、UEは、
複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはQoSプロファイルを示す情報を定期的に送信すること、または
例えば、測定値が特定の閾値を超えた場合に、トリガされたイベントに応答して、またはビーム障害イベントに応答して、またはチャネル状態の特定の変化に応答して、複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはQoSプロファイルを示す情報を送信すること、により、
複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を報告するように構成されている。
実施形態によれば(例えば、請求項25を参照)、無線通信システムは、無線通信システムが現在のQoSプロファイルにフォールバックする前に、例えば、特定のイベントに応答して、特定の時間の新たなQoSプロファイルを、特定のイベントが特定の時間に特定の期間発生する可能性があるという判定に適用するものである。
ユーザデバイス
本発明の実施形態は、無線通信システム用のユーザデバイス(UE)を提供し(例えば、請求項26を参照)、
UEは、サービング基地局によってサービスされ、UEは、特定のアプリケーションを実行するとき、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルに関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される。
実施形態によれば(例えば、請求項27を参照)、特定のイベントの場合、UEは、サービング基地局がセッションの現在のQoSプロファイルをセッションの新たなQoSプロファイルで置き換えることを可能にするために、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報をサービング基地局に提供するものであり、新たなQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルのサブセットもしくは全部から選択される。
実施形態によれば(例えば、請求項28を参照)、特定のイベントが、サービング基地局またはソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)、または条件付きハンドオーバー(CHO)である場合、UEは、ターゲット基地局がセッションの現在のQoSプロファイルをセッションの新たなまたは許可されたQoSプロファイルで置き換えることを可能にするために、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部、またはセッションの複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を示す情報を、ソース基地局および/またはターゲット基地局に提供するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項29を参照)、UEは、
-要求、例えば、複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部に対する要求を含む測定要求をソース基地局から受信し、要求されたQoSプロファイルまたは要求されたQoSプロファイルを示す情報を、報告、例えば、ソース基地局の測定報告に含め、および/または
-ハンドオーバートリガに応答して、セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を含む報告をソース基地局に提供するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項30を参照)、UEは、
複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはQoSプロファイルを示す情報を定期的に送信すること、または
例えば、測定値が特定の閾値を超えた場合に、トリガされたイベントに応答して、またはビーム障害イベントに応答して、またはチャネル状態の特定の変化に応答して、複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはQoSプロファイルを示す情報を送信すること、により、
複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を報告するように構成されている。
実施形態によれば(例えば、請求項31を参照)、UEは、
HOの前もしくは最中もしくは後に、ソース基地局から、および/もしくはターゲット基地局から、ターゲット基地局によって許可されたQoSプロファイルもしくはターゲット基地局によって許可されたQoSプロファイルを示す情報を受信し、または
ターゲット基地局に切り替えた後に、ターゲット基地局から、ターゲット基地局によって許可されたQoSプロファイル、またはターゲット基地局によって許可されたQoSプロファイルを示す情報を要求するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項32を参照)、
条件付きハンドオーバー(CHO)の場合、UEは、ターゲット基地局が、各ターゲット基地局が提供し得るそれぞれの新たなまたは許可されたQoSプロファイルを決定することを可能にするように、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を2つ以上のターゲット基地局に提供するものであり、
条件付きハンドオーバー条件が満たされた場合、UEは、より好ましい許可されたQoSプロファイルを提供するターゲット基地局に切り替えるものである。
実施形態によれば(例えば、請求項33を参照)、ユーザデバイスは、例えば、無線通信システムが現在のQoSプロファイルにフォールバックする前に、特定のイベントが特定の時間に、例えば特定のイベントに応答して、特定の期間にわたって発生する可能性が高いという決定に対して、新たなQoSプロファイルが特定の時間に適用されるべきであるという指示を無線通信システムから受信するものである。
基地局
本発明の実施形態は、無線通信システムのための基地局を提供し(例えば、請求項34を参照)、
基地局は、無線通信システムのユーザデバイス(UE)にサービスを提供するものであり、UEは、特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信し、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択され、
特定のイベントの場合には、基地局は、セッションの現在のQoSプロファイルをセッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるものであり、新たなQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルのサブセットまたは全部、および/またはセッションに未だ関連付けられていない1つもしくは複数のQoSプロファイルから選択される。
実施形態によれば(例えば、請求項35を参照)、基地局は、
-UEから、または無線通信システムのコア・ネットワークから、または、UEに接続された別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)で、例えばインターネットを介して、セッションのための複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を取得し、および/または
-セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を示す情報を、UEから、または無線通信システムのコア・ネットワークから、または、UEに接続された別のエンティティから、オーバー・ザ・トップ(OTT)で、例えばインターネットを介して、特定のQoSプロファイルを指すインデックスのように取得し、および/または
-セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を格納し、および/または
-特定のQoSプロファイルを指すインデックスのように、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を示す情報を格納する、ものである。
実施形態によれば(例えば、請求項36を参照)、特定のイベントが、基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)、または条件付きハンドオーバー(CHO)である場合、基地局は、ターゲット基地局がセッションの現在のQoSプロファイルをセッションの新たなまたは許可されたQoSプロファイルで置き換えることを可能にするために、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報をターゲット基地局に提供するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項37を参照)、条件付きハンドオーバー(CHO)の場合、基地局は、ターゲット基地局が、各ターゲット基地局が提供し得るそれぞれの新たなまたは許可されたQoSプロファイルを決定することを可能にするように、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を、2つ以上のターゲット基地局に提供するものである。
ターゲット基地局
本発明の実施形態は、無線通信システムのための基地局を提供し(例えば、請求項38を参照)、無線通信システムは、ソース基地局によってサービスされるUEを含み、UEは、特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択され、
ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)の場合、ターゲット基地局は、
-セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を取得し、
-ターゲット基地局が提供するセッションについての新たなまたは許可されたQoSプロファイルを選択し、新たなまたは許可されたQoSプロファイルは、HOの前にソース基地局によって提供された現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと同じであるか、または異なるものである。
実施形態によれば(例えば、請求項39を参照)、HOの間に、基地局は、セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を、ソース基地局から、または無線通信システムのコア・ネットワークから、またはターゲット基地局のメモリから、またはUEに取り付けられた別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)で、例えばインターネットを介して取得するものである。
実施形態によれば(例えば、請求項40を参照)、基地局は、例えば、新たなまたは許可されたQoSプロファイルがHOの前にソース基地局によって提供された現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと異なる場合に、ターゲット基地局によって許可されたQoSプロファイルまたはターゲット基地局によって許可されたQoSプロファイルを示す情報を、
-HOの前または最中に、ソース基地局を介して、または
-UEがターゲット基地局に切り替わった後に、
提供するものである。
方法
本発明の実施形態は、無線通信システムにおける通信のための方法を提供し(例えば、請求項41を参照)、無線通信システムは、一または複数の基地局と、一または複数のユーザデバイス(UE)とを含み、本方法は、
UEによって特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するステップであって、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される、ステップと、
特定のイベントの場合には、セッションの現在のQoSプロファイルをセッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるステップであって、新たなQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、および/またはセッションに未だ関連付けられていない1つもしくは複数のQoSプロファイルから選択される、ステップと、
を含む。
本発明の実施形態は、無線通信システムにおける通信のための方法を提供し(例えば、請求項42を参照)、無線通信システムは、1つまたは複数の基地局と、1つまたは複数のユーザデバイス(UE)とを含み、方法は、
UEをサービングすることはサービング基地局によってサービスされ、
UEによって特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するステップであって、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される、ステップ、を含む。
本発明の実施形態は、無線通信システムにおける通信のための方法を提供し(例えば、請求項43を参照)、無線通信システムは、一または複数の基地局と、一または複数のユーザデバイス(UE)とを含み、本方法は、
基地局が、無線通信システムのユーザデバイス(UE)にサービスするステップと、
UEによって特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するステップであって、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される、ステップと、
特定のイベントの場合には、基地局が、セッションの現在のQoSプロファイルをセッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるステップであって、新たなQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、および/またはセッションに未だ関連付けられていない1つもしくは複数のQoSプロファイルから選択される、ステップと、を含む。
本発明の実施形態は、無線通信システムにおける通信のための方法を提供し(例えば、請求項44を参照)、無線通信システムは、ソース基地局によってサービスされるUEを含み、UEは、特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択され、方法は、ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)の場合、
セッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションについての複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を取得するステップと、
ターゲット基地局が提供するセッションについての新たなまたは許可されたQoSプロファイルを選択するステップであって、新たなまたは許可されたQoSプロファイルは、HOの前にソース基地局によって提供された現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと同じであるか、または異なる、ステップと、
を含む。
コンピュータプログラム製品
本発明の実施形態は、プログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータに本発明による1つまたは複数の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
したがって、本発明の実施形態または態様は、無線通信システムまたはネットワークまたはそのエンティティが、特定のイベントの場合に、複数のQoSプロファイルの一部または全部から、特定のイベントの前に提供された現在のQoSプロファイルと同じであってもよく、または異なっていてもよい新たなQoSプロファイルを決定または選択することを可能にするアプローチを提供することによって、ネットワーク状態を変更する場合の適切なQoSプロファイルの使用に関する上述の問題に対処する。後者の場合、新たなQoSプロファイルは、セッションに使用される現在のQoSプロファイル、例えば、より好ましいプロファイルまたはあまり好ましくないプロファイルを置き換える。実施形態によれば、新たなQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた複数のQoSプロファイルの一部または全部から選択されたQoSプロファイルであり得る。他の実施形態によれば、新たなQoSプロファイルは、セッションに未だ関連付けられておらず、例えば、ネットワークもしくはシステムまたはUEによって提供される複数のQoSプロファイルの一部または全部から選択されたQoSプロファイル、例えば、特定のアプリケーションまたはサービスに提供されるプロファイルであってもよい。したがって、プロファイルがセッションの開始からセッションに関連付けられ、変更されない従来の手法以外では、本発明の実施形態によれば、1つまたは複数のQoSプロファイルは、セッションに関連付けられた1つまたは複数のQoSプロファイルから追加または置換または削除され得る。言い換えれば、従来のアプローチ以外では、セッションに最初に関連付けられた1つまたは複数のQoSプロファイル、例えば、セッションを確立するときにセッションに関連付けられた1つまたは複数のQoSプロファイルは、セッションのアクティビティ中に、またはセッションがアクティブである間に、セッションに最初に関連付けられていない1つまたは複数の新たなQoSプロファイルを使用して更新または動的に適合され得る。
以下では、本発明の手法の実施形態を、新たなQoSプロファイルがセッションに最初に関連付けられた複数のQoSプロファイルの一部または全部から選択されたQoSプロファイルである実施形態を参照してより詳細に説明する。しかしながら、本発明の手法は、新たなQoSプロファイルがセッションに未だ関連付けられておらず、選択されていないQoSプロファイルである実施形態にも同様に適用可能である。
図4(a)は、セッションに対して現在使用されているQoSプロファイルを新たなQoSプロファイルで置き換える本発明の一実施形態を示す。図4(a)では、「1.」に示すように、複数または複数のQoSプロファイルと関連付けられたセッションが、現在のQoSプロファイルとも呼ばれる特定のQoSプロファイルで現在動作していると仮定する。現在のQoSプロファイルは、図2を参照して上述したような方法で選択することができる。セッション中に、例えば、RANは、特定のイベント、例えば、ネットワーク状態の1つまたは複数の変化を記録し、「2.」で示されるように、RANは、示された実施形態では、選択されたまたは現在のQoSプロファイルをこれ以上サポートすることができないことを検出するか、またはセッションに関連付けられた他のQoSプロファイル、例えば、より好ましいQoSプロファイルおよび/または現在のQoSプロファイルよりもいくつかのQoSメトリックの値が高いQoSプロファイルの1つまたは複数をサポートすることができることを検出する。例えば、ネットワーク状態の変化は、UEにサービスするために利用可能なリソースの減少または増加に起因し得る。例えば、UEにサービスするセルがより輻輳した場合、すなわち、より多くのUEがセルに入る場合、より多くのリソースがセル内の全部のUEにサービスするために使用され、その結果、セルのRANまたは基地局は、現在のまたは選択されたQoSプロファイルでアプリケーションを実行しているUEにもはやサービスすることができない。他の実施形態によれば、例えば、キャリア集合体(CA)または二重接続性(DC)がアプリケーションを実行しているUEにサービスするためにもはや利用できない場合、RANまたは基地局は、特定のネットワーク能力がもはや利用できない場合、セッションに対して選択されたまたは現在のQoSプロファイルをもはや証明することができない場合がある。ネットワーク状態を変更するためのさらに別の実施形態は、RANとUEとの間のチャネル状態が変化し、現在のQoSプロファイルが選択された時間と比較して悪化することであり得る。
「2.」において、RANが選択されたもしくは現在のQoSプロファイルをもはやサポートすることができないこと、またはセッションに関連付けられた他のQoSプロファイルのうちの1つまたは複数、例えば、現在のQoSプロファイルよりもいくつかのQoSメトリックの値が高いより好ましいQoSプロファイルおよび/またはQoSプロファイルをサポートすることができることを検出することに応答して、「3.」において、RANは、セッションに関連付けられた、またはUEによって実行されるアプリケーションのためにシステム/ネットワークにおいて利用可能な複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部のQoSプロファイルを取得し、考慮する。例えば、RANは、UE、同じRANまたは異なるRAN内の別の基地局、およびコア・ネットワーク・エンティティのうちの1つまたは複数のうちの1つまたは複数からQoSプロファイルを取得し得る。「4」において、RANはQoSプロファイル選択および/または許可制御を実行する。例えば、RANは、セッションに関連付けられたQoSプロファイルの一部または全部から、RANが他のQoSプロファイルのうちの1つまたは複数をサポートすることができると判定し得る。例えば、上記の状況の場合、現在選択されているQoSプロファイルを使用する代わりに、あまり好ましくないQoSプロファイルを使用することができる。例えば、セッションが「1.」において第1のQoSプロファイルまたはメインQoSプロファイルを最初に使用した場合、RANは、第2のQoSプロファイルまたは代替のQoSプロファイルのうちの1つまたは複数をサポートすることができることを検出し得る。
「5.」において。UEは、例えば、RANを介したRRC再構成を使用して、選択されたQoSプロファイルで再構成されるか、またはベアラフローは、「6.」に示すように、複数のQoSプロファイルと関連付けられたセッションがここで新たなQoSプロファイルで動作するように、選択されたQoSプロファイルでRANによって更新される。
図4(b)は、セッションに対して現在使用されているQoSプロファイルをSMFおよび/またはコア・ネットワークから取得された新たなQoSプロファイルで置き換える本発明の一実施形態を示す。図4(b)は、「4」を除き、図4(a)に対応する。図示の実施形態によれば、RANは、「4.」において、サポートされているQoSプロファイルをSMFに通信することができ、SMFは、1つのプロファイルを選択し、ベアラを更新するようにRANに命令する。より具体的には、RANが、「3」においてセッションに関連付けられた、または「4a」においてUEによって実行されるアプリケーションのためにシステム/ネットワークにおいて利用可能な複数のQoSプロファイルのサブセットまたはQoSプロファイルの全部を取得し、考慮すると、RANは、1つまたは複数のサポートされるプロファイルをSMFに信号送信する。SMFは、「4b.」において、サポートされているQoSプロファイルのどれが使用されるべきかを決定し、「4c.」において、選択されたQoSプロファイルをRANに信号送信する。
図4(a)および図4(b)の実施形態は、チャネル状態の減少および増加、ならびにセッションの関連するQoSダウングレードまたはアップグレードに関する。ネットワーク状態の改善によるQoSプロファイルの変更を考慮する場合、すなわち、「2.」において、セッションのQoSアップグレードが実行され得る。図4(a)および図4(b)では、RANは、UEにサービスするための追加のリソースが利用可能になったことを検出し得る。例えば、ユーザは、UEにサービスするセルを離れることができ、例えば、1人または複数のユーザは、フルまたは輻輳したセルを離れることができ、それによって、セル内の残りのユーザにサービスするために利用可能になるリソースを解放する。これにより、RANまたは基地局は、より良好なまたはより好ましいQoSプロファイルでUEにサービスすることができる。これは、例えば、BSまたはUEによってトリガされ得る。他の実施形態によれば、ネットワーク能力は、例えば、UEにキャリア集合体または二重接続性を提供するために改善することができ、それによってRANがセッションにより良いまたはより好ましいQoSプロファイルを提供することを可能にすることができる。さらに別の実施形態は、図2に示すように、ベアラフローの初期確立と比較した場合、チャネル状態は、初期チャネル状態と比較した場合に改善またはより良好にすることができ、その結果、改善されたまたはより良好なチャネル状態に応答して、RANは、より良好なまたはより好ましいQoSプロファイルを提供することができる。そのような実施形態では、図4(a)の「2.」において、RANは、現在使用されているプロファイルよりも良好またはより好ましいQoSプロファイルをサポートすることができることを検出することができ、「3.」において、RANは、セッションに関連付けられた、またはUEによって実行されるアプリケーションのためにシステム/ネットワークにおいて利用可能な複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部のQoSプロファイルを取得し考慮する。
図4(a)の実施形態では、RAN、例えば基地局は、ネットワーク状態の変化を判定し、さらに、使用される潜在的な新たなQoSプロファイルの1つまたは複数を検出または判定する。実施形態によれば、UEにサービスするRANまたは基地局は、セッションの複数のQoSプロファイルの一部または全部を、例えばUEから、またはコア・ネットワーク(図4(b)参照)から、または別の基地局から取得することができる。他の実施形態によれば、セッションの複数のQoSプロファイルの一部または全部は、中継器を介してUEから取得することができる。例えば、UEが、携帯電話を介してRANまたは基地局に結合されたスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスである場合、セッションのQoSプロファイルは、中継器を介してサービング基地局によって取得され得る。言い換えれば、セッションの複数のQoSプロファイルの一部または全部は、サービス提供されているUEから直接的に、または中継器を介して間接的に、サービング基地局によって取得され得る。
他の実施形態によれば、複数のQoSプロファイルの一部または全部を取得するのではなく、複数のQoSプロファイルの一部または全部を示す情報のみを取得することができる。例えば、セッションのそれぞれのQoSプロファイルを指すそれぞれのインデックスを取得することができる。サービング基地局は、セッションについての複数のQoSプロファイルの一部または全部、またはQoSプロファイルを示す情報を格納することができる。
さらなる実施形態によれば、サービング基地局は、QoSプロファイルの要求をUEへの測定要求に含めることができ、UEは、要求されたQoSプロファイルまたは要求されたQoSプロファイルを示す情報を、サービング基地局に送信または返信される測定報告に含めることができる。
上述の本発明の実施形態によれば、サービング基地局は、複数のQoSプロファイルの全部、またはセッションの複数のQoSプロファイルの全部に関連する情報を取得または記憶することができ、または複数のQoSプロファイルのサブセットとも呼ばれる複数のQoSプロファイルの一部を含み得る。実施形態によれば、複数の異なるQoSプロファイルのサブセットは、
-例えばダウングレード状況の場合に取得される、現在のプロファイルよりも低い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイル、または
-上位n個のQoSプロファイルのように、例えばアップグレード状況の場合に取得される、現在のプロファイルよりも高い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイル、または
-特定の基準を満たす値、例えば、遅延しきい値よりも低いもしくは高いレイテンシ、またはデータレートしきい値よりも低いもしくは高いデータレート、または特定の範囲内の値を有する1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックを含む1つまたは複数のQoSプロファイルと、
を含み得る。
図4(a)および図4(b)を参照して上述した実施形態では、RANまたは基地局は、選択されたQoSプロファイルでベアラを更新したが、他の実施形態によれば、例えば、UEも特定のイベントを認識した場合、UEは、サービング基地局またはRANに新たなQoSプロファイルまたはQoSプロファイルを示す情報を要求することができる。
上述の実施形態では、RANまたはサービング基地局は、図4(a)を参照して説明したように、セッションに関連する複数の異なるQoSプロファイルのサブセットまたは全部から新たなQoSプロファイルを決定したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。むしろ、他の実施形態によれば、セッションに関連付けられた異なるQoSプロファイルのうちのどれが新たなQoSプロファイルとして使用されるべきかの決定は、任意の他のネットワーク・エンティティで実行されてもよく、例えば、UEによって、または上述のコア・ネットワーク・エンティティのうちの1つまたは複数、例えば、図4(b)の「4a」、「4b」、および「4c」に示すようなSMFによって実行されてもよい。
本発明の実施形態は、関連する複数またはいくつかの異なるQoSプロファイルを有するセッションを介して通信するUE上でアプリケーションを実行するときにネットワーク状態を変更する場合に遭遇する上記の問題に、無線通信システムまたはネットワークが、変更されたネットワーク状態に起因して、現在使用されているQoSプロファイルと比較した場合により好ましい可能性がある複数のQoSプロファイルから新たなQoSプロファイルを決定または選択することを可能にすることによって対処し、これは以下の利点または改善を提供する。
ネットワークがセッションのQoSプロファイルのサポートを継続できない場合、セッションをドロップまたは切断する前にダウングレード解決策を探す。セッションをドロップすることは、UEおよび/またはアプリケーションが最初からセッションを要求および確立する必要があることを意味する。
一方、ネットワーク状況が改善した場合、ネットワークはセッションをアップグレードするためのメカニズムを有する。そうでない場合、セッションは、セッション確立段階で選択されたQoSプロファイルで継続する。
図4(a)を参照して上述した実施形態では、UEは、セッションに関連付けられた複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部に対する要求を含む要求、例えば測定要求をサービング基地局から受信して、要求されたQoSプロファイルまたは要求されたQoSプロファイルを示す情報をサービング基地局への報告、例えば測定報告に含める。本発明は、測定要求などのそれぞれの要求、測定報告などの報告に応答して、UEからサービング基地局にQoSプロファイルを提供する実施形態に限定されない。そうではなく、他の実施形態によれば、UEは、システムによって、QoSプロファイルもしくはQoSプロファイルを示す情報を定期的に送信することによって、または測定結果が特定の閾値を上回る、またはビーム障害イベント、またはUEとサービング基地局との間のチャネル状態の特定の変化などの特定のトリガされたイベントに応答してQoSプロファイルもしくはそれらを示す情報を送信することによって、複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を報告するように構成され得る。
上記の実施形態によれば、特定のイベントに応答してセッションに使用されると判定された新たなQoSプロファイルは、セッションの複数のQoSプロファイルからの別の新たなQoSプロファイルが選択され得るさらなるイベントが検出されるまで使用され得る。しかしながら、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。むしろ、他の実施形態によれば、上記のような方法で決定または選択された新たなQoSプロファイルは、一時的にまたは一定期間だけ提供されてもよい。言い換えれば、新たなQoSプロファイルは、それに関連して時間ベースの有効性を有することができる。例えば、サービング基地局は、新たなQoSプロファイルが、特定の期間または期間にわたってUEに信号送信された時間内の1つまたは複数のインスタンスでアクティブであることをUEに通知することができる。例えば、無線通信システムまたはネットワークまたはそれらのエンティティは、現在のイベントに応答して、新たなイベントが一定期間後に発生する可能性が高いこと、例えば、ネットワーク状態の現在検出された変化が一定期間後に先行するネットワーク状態に戻る可能性が高いこと、またはUEがハンドオーバー後の一定時間に元のサービング基地局に戻る可能性が高いことを予測することができる。そのような状況では、システムは、時間内の特定のインスタンス、例えば、即座に、または特定のイベントが発生すると予測される時間に使用される新たなQoSプロファイルについてUEに通知し、イベントまたは状況が存在すると予測される限り、システムによって同様に予測される特定の期間にわたってそれを使用することができ、その後、現在のQoSプロファイルが再び使用される。この手法は、UEが新たなQoSプロファイルを効率的に使用すること、例えば、データの必要なダウンロードなどを実行することを可能にするので有利である。例えば、モバイルユーザが都市内の5Gホットスポットを通過し、この高速サービスのバウチャが限られている状況を考慮すると、高速サービスを利用することを可能にするQoSプロファイルは、UEが高速サービスを使用してデータをダウンロードすることを可能にする5Gホットスポットを通過する時間および持続時間の間有効にされ得る。
図4(a)および図4(b)に関して上記で詳細に説明した実施形態は、アプリケーションを実行するときにUEが通信するセッションで利用可能なまたは関連付けられた複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部の中から新たなQoSプロファイルを選択することができることに応答する特定のイベントに関する。本発明のさらなる実施形態によれば、新たなQoSプロファイルの選択を引き起こす特定のイベントは、上記のようなネットワーク状態またはネットワーク能力の変化ではなく、イベントはハンドオーバーイベントまたは条件付きハンドオーバーイベントであってもよい。
図5は、例えば参考文献[2]に記載されているような、サービング基地局またはソース基地局またはgNBからターゲット基地局またはgNBへのネットワーク制御ハンドオーバーを示す。UEは、RRC_connectedモードにあると見なされる、すなわち、ソースgNBによってサービスされる。UEおよびソースgNBは、測定および制御報告を交換する。「0.」において、ソースgNBは、ハンドオーバー(HO)状態を検出し、これに応答して、「1.」においてソースgNBは、「2.」において測定報告を返すUEに測定要求を送信する。「3.」において、ソースgNBは、ターゲットgNBでのハンドオーバーに備えるために必要な情報を持つトランスペアレントRRCコンテナを渡すために、ハンドオーバー要求メッセージをターゲットgNBに発行する。ターゲットgNBに転送される情報は、他の情報の中でも、現在のQoSフローをDRBにマッピングするための規則、UEに適用される専用無線ベアラ、およびPDUセッション関連情報を含み得る。情報はまた、ビーム関連情報を含むUE報告測定情報を含み得る。PDUセッション関連情報は、サポートされている場合、スライス情報、およびQoSフローレベルQoSプロファイルを含み得る。
「4.」において、ターゲットgNBは、HO要求内の受信情報に従って許可制御を実行し、ハンドオーバーを準備し、「5.」においてハンドオーバー応答をソースgNBに送信する。「6.」において、ソースgNBは、「7.」において新たなセルまたは新たなターゲットgNBに切り替え、「8.」においてRRC再構成が完了したことをターゲットgNBに信号送信するRRC_reconfigurationメッセージをUEに送信する。
ハンドオーバーイベントはまた、条件付きハンドオーバーイベント(CHO)イベントであってもよく、図6は、例えば、参考文献[3]および[4]に記載されているように、サービング基地局またはソース基地局またはgNBからターゲット基地局またはgNBへの条件付きハンドオーバーを示す。図5を参照して上述した定期的なハンドオーバー中、リンク劣化のために、「2.」においてUEによって提供された測定報告または「6.」においてHOコマンドとも呼ばれるRRC再構成メッセージは、それらの宛先、すなわち、それぞれソースgNBおよびUEに到達しない可能性があり、その結果、ハンドオーバープロセスが適切に完了されない可能性がある。条件付きハンドオーバーは、ソースgNBへのリンクが劣化してハンドオーバーが発生する前に、潜在的なターゲット基地局へのハンドオーバーのためにUEを事前構成することによってこの問題に対処する。図6は、上述の参考文献に記載されているような条件付きハンドオーバー手順を示す。図5以外に、図6では、「0.」において、ソースgNBによってHO決定が行われ、「1.」において、早期HO要求が潜在的なターゲットgNBに送信され、「2.」において、許可制御を実行し、「3.」においてHO応答と共にソースgNBに転送されるUEのRRC構成を構築する。「4.」のソースgNBは、ターゲットgNBから取得したRRC設定を含むCHOコマンドをUEに送信する。「5.」におけるUEは、ある条件付きハンドオーバーイベントが生じているか否かを判定するために測定を実行する。「6.」においてCHOイベント監視によるイベント検出に応答して、UEは、それぞれのRRC構成を既に受信したターゲットgNBへのハンドオーバーを実行することを決定する。「7.」において、新たなターゲットgNBとのランダムアクセスおよび同期手順が実行され、「8.」において、再構成完了メッセージがターゲットgNBに送信される。UEは、1つまたは複数のイベントおよび1つまたは複数の潜在的なターゲットgNBで構成することができ、図6の「6.」に示すように、イベントが発生したことをUEが検出すると、図6の「7.」および「8.」に示すように、対応するターゲットgNBに切り替える。
上述のハンドオーバーまたは条件付きハンドオーバー手順では、従来、ターゲット基地局には、ソースまたはサービング基地局によって現在使用されているQoSプロファイルを含み、ターゲット基地局によっても使用される、ソースgNBからのハンドオーバー情報が提供される。これに関する問題は、ターゲット基地局がQoSプロファイルを提供する位置にない場合、ターゲットgNBがハンドオーバーを許可しない、すなわち、ハンドオーバーが失敗する可能性があるか、または別のターゲットgNBが決定される必要があることである。別の問題は、ターゲットgNBは、より好ましいQoSプロファイルを提供する位置にあり得るが、ターゲットgNBは、サービング基地局によって信号送信されたQoSプロファイルを使用することである。本発明の実施形態は、UEがサービング基地局からターゲット基地局に変更されると、ターゲットgNBが、セッションに関連する複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部から、使用されるべき新たなQoSプロファイルを選択することを可能にすることによって、ハンドオーバーまたは条件付きハンドオーバー中に遭遇するこれらの欠点に対処する。これは、本発明の実施形態が、ターゲットgNBがセッションの複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部の中から、現在のプロファイルよりも好ましくないQoSプロファイルも選択することを可能にし、それによってターゲットgNBがハンドオーバーを許可することを可能にするので、現在のQoSプロファイルを提供することができないターゲット基地局の上述の欠点に対処する。また、ターゲット基地局がより好ましいQoSプロファイルを提供することが可能であり得るという問題は、そのようなより好ましいQoSプロファイルが新たなQoSプロファイルとして選択され得るため、対処される。
さらなる実施形態によれば、ターゲット基地局が、複数のQoSプロファイルの全部のサブセットの中で、現在使用されているQoSプロファイルよりも好ましいQoSプロファイルがなく、ターゲットgNBが現在使用されているQoSプロファイルを提供することができると判定した場合、ターゲットgNBは、現在のQoSプロファイルを、ターゲット基地局によって使用される新たなQoSプロファイルとして決定または選択する。
図7は、非条件付きハンドオーバー手順中に本発明の手法を実施する本発明の一実施形態を示す。図7に示すステップは、ステップ「1.」~「5.」を除いて、図5を参照して上述したステップに基本的に対応する。本発明の実施形態によれば、「0.」におけるソースgNBにおけるHO状態の検出に応答して、「1.」におけるソースgNBは、アプリケーションを実行しているUEが通信するセッションに関連付けられたQoSプロファイルの要求もUEへの測定要求に含める。したがって、「1.」において、測定要求はQoSプロファイルの要求を含む。「2.」において、測定要求に応答して、UEは、複数のQoSプロファイルの一部または全部、すなわち、複数のQoSプロファイルの全部またはそのサブセット、または他の実施形態によれば、QoSプロファイルを指すそれぞれのインデックスのようなQoSプロファイルの指示のみを測定報告に含める。測定報告は、「3.」において、要求されたQoSプロファイルまたはそれらを示す情報が含まれるHO要求を送信するソースgNBに送信される。「4.」において、ターゲットgNBは、HO要求で受信または示された複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を考慮して許可制御を実行し、上述したように、ターゲットgNBによって許可されたQoSプロファイルまたは許可されたQoSプロファイルとも呼ばれる、ターゲットgNBが提供することができる新たなQoSプロファイルを決定する。ターゲットgNBによって許可されたQoSプロファイルは、「5.」においてHO応答に含まれ、それに応じてUEが再構成される。
したがって、HOが完了した後、ターゲット基地局は、セッションに対して許可されたQoSプロファイルを提供し、許可されたQoSプロファイルは、ハンドオーバー前にソース基地局によって提供された現在のまたはソースのQoSプロファイルとは異なり得、例えば、ソースQoSプロファイルと比較してより高い優先度またはより低い優先度を有するQoSプロファイルが採用され得る。しかしながら、上述したように、他の実施形態によれば、ターゲットgNBは、ソース基地局によって使用されるのと同じQoSプロファイルを選択することができる。
図7を参照して説明した実施形態では、ソース基地局は、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部、またはセッションのQoSプロファイルを示す情報をUEから取得するか、またはこれらのQoSプロファイルがソースgNBに既に存在する場合、例えば、以前のHO手順中またはセッション確立中にソースgNBによって格納された場合、このQoSプロファイル情報をソース基地局のメモリから取得することができる。図7に示すハンドオーバープロセスの場合、QoSプロファイルまたは取得された情報は、「3.」においてHO要求に含められ、ターゲット基地局に送信される。他の実施形態によれば、QoSプロファイルまたはそれらに関する情報は、測定要求とは異なる要求を使用してUEからソース基地局によって要求され得、UEは、要求されたプロファイルまたはプロファイルを示す情報を含む測定報告とは異なる報告を提供し得る。
ソースgNBがUEのQoSプロファイルまたはQoSプロファイルを示す情報を格納する場合、「1.」における測定要求および「2.」における測定報告は、図5または図6のようであってもよく、すなわち、測定要求にQoSプロファイルの要求を含め、測定報告に要求されたQoSプロファイルまたはそれらに関する情報を含める必要はない。
他の実施形態によれば、ソースgNBは、無線通信システムのコア・ネットワークから、例えば、複数のQoSプロファイルとのセッションを確立した図2を参照して上述したコア・ネットワーク・エンティティのうちの1つまたは複数から、QoSプロファイルまたはそれらを示す情報を取得することができる。例えば、QoSプロファイルは、SMFまたは上記の任意の他のネットワーク・エンティティから取得され得る。5Gコア・ネットワーク内のSMFのような上述のコア・ネットワーク・エンティティに加えて、プロファイルは、EPC内のMMEによって提供されてもよい。また、他のコア・ネットワーク・エンティティまたは路側機(road side unit:RSU)は、QoSプロファイル、例えばV2Xアプリケーションサーバまたはメディアサーバを提供することができる。また、QoSプロファイルは、例えばインターネットを介してUEに接続されたエンティティによって、上部OTTを介して提供されてもよい。
他の実施形態によれば、UEは、ソースgNBから要求を受信することとは無関係に、セッションに関連付けられたQoSプロファイルまたはQoSプロファイルに関する情報をgNBに直接提供することができる。例えば、UEは、例えば、UEで測定を実行し、特定の測定値が所定の閾値を超えていると判定したとき、またはビーム障害イベントの場合、またはUEがUEとソースgNBとの間のチャネル上のチャネル状態の変化を検知した場合に、プロファイルまたは情報を定期的に送信することによって、または特定のもしくはトリガイベントに応答してプロファイルの情報を送信することによって、複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部、またはQoSプロファイルを示す情報を報告するように構成され得る。
本発明の他の実施形態によれば、ターゲットgNBは、セッションに関連付けられたQoSプロファイルのサブセットまたは複数のQoSプロファイルを、UEから、またはコア・ネットワーク・エンティティの1つもしくは複数から、または例えばインターネットを介してUEに接続されたエンティティから取得することができる。図8は、ターゲットgNBが新たなQoSプロファイルを選択するセッションに関連付けられたQoSプロファイルのサブセットまたは複数のQoSプロファイルが、コア・ネットワークまたはUEのいずれかからターゲットgNBによって取得される実施形態を示す。図5または図7と比較すると、この実施形態によるハンドオーバー手順は、SMFまたはUEのいずれかからQoSプロファイルまたはそれらに関する情報を取得するための追加のステップ4aを含む。そして、図7と同様にして、「5.」において、ターゲットgNBによって許可されたQoSプロファイルがHO応答に含められる。
上述の実施形態によれば、複数のQoSプロファイルまたはそれらに関する情報のいずれかがターゲットgNBで取得されてもよいし、複数のQoSプロファイルのサブセットが取得されてもよい。QoSプロファイルのサブセットは、例えば、
-例えばダウングレード状況の場合に取得される、ソースプロファイルよりも低い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイル、あるいは
-上位n個のQoSプロファイルのように、例えばアップグレード状況の場合に取得される、ソースプロファイルよりも高い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイル、あるいは
-特定の基準を満たす値、例えば、遅延しきい値よりも低いもしくは高いレイテンシ、またはデータレートしきい値よりも低いもしくは高いデータレート、または特定の範囲内の値を有する1つまたは複数のQoSパラメータもしくはメトリックを含む1つもしくは複数のQoSプロファイルと、
のうちの1つまたは複数を含み得る。
上述の実施形態によれば、UEは、例えば「6」においてRRC再構成メッセージを使用して、ソースgNBを介してターゲットgNBによって許可されたQoSプロファイルを受信する。しかしながら、他の実施形態によれば、UEは、図7において「7a」で概略的に示されているように、UEがgNBに切り替わるときのみ、ターゲットgNBによって許可されたQoSプロファイルを取得することができる。
さらなる実施形態によれば、本発明の手法は、条件付きハンドオーバーを実施するときにも使用することができる。図9は、QoSプロファイルがUEからソースgNBによって取得され、潜在的なターゲットgNBに転送される条件付きハンドオーバーの実施形態を示す。図9は、図6と同様の手順を示し、最初に「1a」において、UEが通信するセッションに関連付けられたQoSプロファイルの要求を含む、ソースgNBによって、UEに測定要求が送信される。「1b.」において、要求されたQoSプロファイルまたはこれらのプロファイルを示す情報を含む測定報告がソースgNBに送信される。1cにおいて、HO要求は、要求されたQoSプロファイルまたは情報を含む潜在的なターゲットgNBに送信される。「2.」において、ターゲットgNBは、HO要求を介して受信されたQoSプロファイルからターゲットgNBによって許可されたQoSプロファイルを選択することを含む許可制御を実行し、許可されたQoSプロファイルは、「3.」においてHO応答に含まれ、「4.」においてCHOコマンドを介してUEに送信される。次いで、図6を参照して上述したのと同様に、ハンドオーバーイベントに応答して、ターゲットgNBへの切り替えがUEによって実行される。
他の実施形態によれば、ソースgNBは、UEのためのQoSプロファイルを記憶することができ、またはコア・ネットワーク・エンティティから、または例えばインターネットを介してUEに接続された外部エンティティからQoSプロファイルまたはそれらを示す情報を取得することができる。ソースgNBがQoSプロファイルを記憶するか、または別のエンティティからQoSプロファイルを取得する場合、ステップ1aおよび1bは必要ではなく、QoSプロファイルが別のエンティティから取得される場合、それぞれの要求は他のエンティティに向けて送信され、報告は他のエンティティから受信される。
さらなる実施形態によれば、図9に示すような条件付きハンドオーバーを考慮する場合、単一のターゲットgNBのみを提供するのではなく、2つ以上のターゲットgNBも条件付きハンドオーバープロセスに含めることができる。図9は、そのような実施形態では「1c」でも受信する追加のターゲットgNBを破線で概略的に示し、「2」において、UEからのQoSプロファイルを含むHO要求が判定され、さらなるターゲットgNBによって許可されたQoSプロファイルを取得し、この情報を「3’.」において、ソースgNBに返す。ソースgNBは、「4.」において、さらなるターゲットgNBによってCHOコマンドに許可された追加のQoSプロファイルを含む。そのような状況では、条件付きハンドオーバーイベントがUEで決定された場合、加えて、UEは、ターゲットgNBからおよびさらなるターゲットgNBから受信したQoSプロファイルのいずれがより好ましいかをさらに決定し、ターゲットgNBまたはさらなるターゲットgNBに切り替える。言い換えると、ターゲットgNBからのQoSプロファイルがより好ましい場合、「7.」および「8.」に示すように切り替えが行われる。一方、さらなるQoSプロファイルが好ましい場合には、図9の「7’」および「8’」に示すように、さらなるターゲットgNBに切り替えが行われる。
図10は、QoSプロファイルまたはQoSプロファイルに関する情報が、UEまたはネットワーク・エンティティのうちの1つまたは複数からのいずれかからターゲットgNBによって直接取得される条件付きハンドオーバーのための別の実施形態を示す。他の実施形態によれば、ターゲットgNBは、例えばインターネットを介してUEに接続された外部エンティティからQoSプロファイルを取得することもできる。図9に示すプロセスと比較すると、「1c.」においてHO要求を送信する前に、ソース局によってQoSプロファイルに関する情報を取得するのではなく、図10の実施形態によれば、「1.」においてHO要求を受信したことに応答して、ターゲットgNBは、コア・ネットワークから、例えば「1a」において示されるSMFから、または「1b.」において示されるUEから、のいずれかからQoSプロファイルまたはそれらに関する情報を取得する。手順の残りの部分は、図9と同じであってもよく、また図10の実施形態では、条件付きハンドオーバー手順に複数のターゲットgNBが含まれてもよく、UEは、条件付きハンドオーバーイベント検出に応答して、最も好ましいQoSプロファイルを提供するターゲットgNBを選択することができる。
全般
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、各実施形態および各態様は、個別に実施されてもよいし、2つ以上の実施形態または各態様が組み合わされて実施されてもよい。
本発明の様々な態様の上述の実施形態に関して、それらは、gNBまたはUEのような送信機と、UEおよびgNBのような受信機との間で通信が行われる環境において説明されていることに留意されたい。しかしながら、本発明はそのような通信に限定されず、むしろ、上述の原理は、D2D、V2V、V2X通信のようなデバイス間通信にも同様に適用され得る。そのようなシナリオでは、通信は、それぞれのデバイス間のサイドリンクを介して行われる。送信機は第1のUEであり、受信機はサイドリンクリソースを使用して通信する第2のUEである。
実施形態によれば、無線通信システムは、地上ネットワーク、または非地上ネットワーク、または空輸ビークルもしくは宇宙搭載ビークル、またはそれらの組合せを受信機として使用するネットワークもしくはネットワークのセグメントを含み得る。
実施形態によれば、ユーザデバイス(UE)は、移動端末、または固定端末、またはセルラIoT-UE、または車両UE、または車両グループリーダ(GL)UE、またはIoT、または狭帯域IoT(NB-IoT)デバイス、またはWiFi非アクセスポイント局(非AP STA)、例えば802.11axもしくは802.11be、または地上ベースの車両、または航空車両、またはドローン、または移動基地局、または路側ユニット、または建物、または、無線通信ネットワーク、例えばセンサもしくはアクチュエータを使用して通信することを可能にするネットワーク接続を備えた任意の他のアイテムもしくはデバイス、のうちの1つまたは複数であってもよく、かつ/または、基地局(BS)は、移動型または非移動型の基地局として実装されてもよく、マクロセル基地局、またはスモールセル基地局、または基地局の中央ユニット、または基地局の分散ユニット、または路側ユニット、またはUE、またはグループリーダ(GL)、または中継器、またはリモート無線ヘッド、またはAMF、またはSMF、またはコア・ネットワーク・エンティティ、または移動型エッジ・コンピュータ・エンティティ、またはNRもしくは5Gコアコンテキストのようなネットワークスライス、または例えば802.11axもしくは802.11beなどのWiFi AP STA、または、アイテムもしくはデバイスが無線通信ネットワークを使用して通信することを可能にし、アイテムまたはデバイスに無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続が提供される任意の送受信ポイント(TRP)、のうちの1つまたは複数であってもよい。
記載された概念のいくつかの態様は装置の文脈で説明されているが、これらの態様は対応する方法の説明も表すことは明らかであり、ブロックまたはデバイスは方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法ステップの文脈で説明される態様はまた、対応する装置の対応するブロックまたは項目または特徴の説明を表す。
本発明の様々な要素および特徴は、アナログおよび/またはデジタル回路を使用するハードウェア、ソフトウェア、1つまたは複数の汎用または専用プロセッサによる命令の実行を通じて、またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装されてもよい。例えば、本発明の実施形態は、コンピュータシステムまたは別の処理システムの環境で実施することができる。図11は、コンピュータシステム500の一例を示す。ユニットまたはモジュール、ならびにこれらのユニットによって実行される方法のステップは、1つまたは複数のコンピュータシステム500上で実行することができる。コンピュータシステム500は、専用または汎用デジタル信号プロセッサのような、1つまたは複数のプロセッサ502を含む。プロセッサ502は、バスまたはネットワークのような通信インフラストラクチャ504に接続される。コンピュータシステム500は、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)などのメインメモリ506と、例えばハードディスクドライブおよび/またはリムーバブルストレージドライブなどの二次メモリ508とを含む。二次メモリ508は、コンピュータプログラムまたは他の命令がコンピュータシステム500にロードされることを可能にすることができる。コンピュータシステム500は、ソフトウェアおよびデータがコンピュータシステム500と外部デバイスとの間で転送されることを可能にする通信インターフェース510をさらに含み得る。通信は、電子信号、電磁信号、光学信号、または通信インターフェースによって処理することができる他の信号からのものであってもよい。通信は、ワイヤまたはケーブル、光ファイバ、電話回線、携帯電話リンク、RFリンク、および他の通信チャネル512を使用することができる。
「コンピュータプログラム媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、一般に、リムーバブルストレージユニットまたはハードディスクドライブにインストールされたハードディスクなどの有形の記憶媒体を指すために使用される。これらのコンピュータプログラム製品は、コンピュータシステム500にソフトウェアを提供するための手段である。コンピュータ制御ロジックとも呼ばれるコンピュータプログラムは、メインメモリ506および/または二次メモリ508に記憶される。コンピュータプログラムはまた、通信インターフェース510を介して受信されてもよい。コンピュータプログラムは、実行されると、コンピュータシステム500が本発明を実施することを可能にする。特に、コンピュータプログラムは、実行されると、プロセッサ502が本明細書に記載の方法のいずれかなどの本発明のプロセスを実施することを可能にする。したがって、そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム500のコントローラを表すことができる。本開示がソフトウェアを使用して実施される場合、ソフトウェアは、コンピュータプログラム製品に記憶され、リムーバブルストレージドライブ、通信インターフェース510のようなインターフェースを使用してコンピュータシステム500にロードされ得る。
ハードウェアまたはソフトウェアでの実装は、それぞれの方法が実行されるようにプログラマブルコンピュータシステムと協働する(または協働することができる)、電子的に読み取り可能な制御信号が記憶されたデジタル記憶媒体、例えばクラウドストレージ、フロッピーディスク、DVD、ブルーレイ、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROMまたはフラッシュメモリを使用して実行されてもよい。したがって、デジタル記憶媒体はコンピュータ可読であってもよい。
本発明によるいくつかの実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することができる電子的に読み取り可能な制御信号を有するデータキャリアを含む。
一般に、本発明の実施形態は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実装されてもよく、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに方法のうちの1つを実行するように動作する。プログラムコードは、例えば、機械可読キャリアに格納することができる。
他の実施形態は、機械可読キャリアに格納された、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。言い換えれば、したがって、本発明の方法の一実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
したがって、本発明の方法のさらなる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを記録して含むデータキャリア(またはデジタル記憶媒体、またはコンピュータ可読媒体)である。したがって、本発明の方法のさらなる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは信号シーケンスである。データストリームまたは信号シーケンスは、例えば、データ通信接続を介して、例えばインターネットを介して転送されるように構成することができる。さらなる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するように構成または適合された処理手段、例えばコンピュータまたはプログラマブル論理デバイスを含む。さらなる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータを含む。
いくつかの実施形態では、プログラマブル・ロジック・デバイス(例えば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)を使用して、本明細書に記載の方法の機能の一部または全部を実行することができる。いくつかの実施形態では、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイは、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためにマイクロプロセッサと協働することができる。一般に、方法は、任意のハードウェア装置によって実行されることが好ましい。
上述の実施形態は、本発明の原理の単なる例示である。本明細書に記載の構成および詳細の修正および変形は、当業者には明らかであることが理解される。したがって、本明細書の実施形態の説明および説明として提示された特定の詳細によってではなく、差し迫った特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図される。
頭字語および記号のリスト
BS 基地局
CBR チャネルビジー率
D2D デバイス間
EN 緊急通知
eNB エボルブド・ノードB(基地局)
FDM 周波数分割多重
LTE ロング・ターム・エボリューション
PC5 D2D通信のためにサイドリンク・チャネルを使用するインターフェース
PPPP パケット優先度毎のProSe
PRB 物理リソースブロック
ProSe 近接サービス
RA リソース割り当て
SCI サイドリンク制御情報
SL サイドリンク
sTTI 短い送信時間間隔
TDM 時分割多重
TDMA 時分割多元接続
TPC 送信電力制御/送信電力コマンド
UE ユーザエンティティ(ユーザ端末)
URLLC 高信頼低レイテンシ通信
V2V 車車間
V2I 車両対インフラストラクチャ
V2P 車両対歩行者
V2N 車両対ネットワーク
V2X 車車間・路車間、すなわちV2V、V2I、V2P、V2N
References
[1] 3GPP TR 23.786,Study on architecture enhancements for the Evolved Packet System(EPS)and the 5G System(5GS)to support advanced V2X services
[2] Sassan Ahmadi,’’5G NR,Architecture,Technology,Implementation,and Operation of 3GPP New Radio,Standards’’,Elsevier 2019.
[3] R2-1903515,User plane aspects of conditional handover in NR,Ericsson
[4] R2-1903519,Deconfiguration of conditional handover in NR,Ericsson

Claims (45)

  1. 無線通信システムであって、
    1つまたは複数の基地局と、
    1つまたは複数のユーザデバイス(UE)と、
    を備え、
    前記UEは、特定のアプリケーションを実行するとき、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、前記セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、前記現在のQoSプロファイルは、前記セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択され、
    前記無線通信システムは、特定のイベントの場合、前記セッションの前記現在のQoSプロファイルを前記セッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるものであり、前記新たなQoSプロファイルは、前記セッションに関連付けられた前記複数の異なるQoSプロファイルのサブセットまたは全部、および/または前記セッションに未だ関連付けられていない1つまたは複数のQoSプロファイルから選択される、
    無線通信システム。
  2. QoSプロファイルは、1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックを含み、前記1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックは、
    データレート、
    ピークデータレートまたは平均データレート、
    割当量または特定のデータ量、
    バーストサイズ、
    レイテンシ、
    遅延、
    ジッタ、
    信頼性、
    ビット誤り率(BER)要件またはパケットデータレート(PER)要件、
    パケット損失、
    グッドプット、
    優先順位、
    5G QoS識別子(5QI)
    のうちの1つまたは複数を含む、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記セッションに関連付けられた前記複数のQoSプロファイルは、第1のQoSプロファイルおよび1つまたは複数の第2のQoSプロファイルを含み、
    前記第1のQoSプロファイルは前記セッションについて最も好ましいQoSプロファイルであり、前記1つまたは複数の第2のQoSプロファイルは前記セッションについて前記第1のQoSプロファイルよりもあまり好ましくないQoSプロファイルである、
    請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記1つまたは複数の第2のQoSプロファイルは、前記セッションについて低い優先度を有する、請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記QoSプロファイルの優先度は、複数の前記QoSパラメータまたはメトリックのうちの1つまたは複数の組合せを使用して、例えばコスト関数を適用することによって決定され、
    前記QoSプロファイルの優先度は、
    前記アプリケーション、および/または
    前記UE、および/または
    前記無線通信システムの1つまたは複数のコア・ネットワーク・エンティティ、および/または
    例えばインターネットを介して前記UEに接続された別のエンティティによるオーバー・ザ・トップ(OTT)、
    によって決定される、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  6. 前記特定のイベントは、
    1つまたは複数のネットワーク状態の変化、例えば、前記UEにサービスするために利用可能になる追加のもしくはより少ないリソース、または前記UEにサービスするために利用可能になるもしくはもはや利用可能でなくなるキャリア集合体(CA)もしくは二重接続性(DC)による変化、またはチャネル状態の変更、
    サービング基地局またはソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)、
    サービング基地局またはソース基地局からターゲット基地局への条件付きハンドオーバー(CHO)
    のうちの1つまたは複数を含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  7. 前記UEはサービング基地局によってサービスされ、前記無線通信システム、例えば前記サービング基地局または前記無線通信システムの1つもしくは複数のコア・ネットワーク・エンティティは、前記ネットワーク状態が変化した場合、前記サービング基地局が前記新たなQoSプロファイルから提供することを決定するものである、請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記サービング基地局が前記新たなQoSプロファイルを決定する場合、前記サービング基地局は、
    前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を、前記UEからもしくは前記無線通信システムのコア・ネットワークから、または、例えばインターネットを介して前記UEに接続された別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)を介して直接的にもしくは例えば中継デバイスを介して間接的に取得し、および/または、
    特定のQoSプロファイルを指すインデックスのように、前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を示す情報を、前記UEからもしくは前記無線通信システムのコア・ネットワークから、または、例えば前記インターネットを介して前記UEに接続された別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)を介して、直接的にまたは例えば中継デバイスを介して間接的に取得し、および/または、
    前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を格納し、および/または、
    特定のQoSプロファイルを指すインデックスのように、前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を示す情報を格納する、
    ものである、請求項1から7のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  9. 前記サービング基地局は、例えば前記UEへの測定要求などの要求に、前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部に対する要求を含めるものであり、前記UEは、例えば前記サービング基地局の測定報告などの報告に、前記要求されたQoSプロファイルまたは前記要求されたQoSプロファイルを示す情報を含めるものである、請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 前記複数の異なるQoSプロファイルの前記サブセットは、例えば、
    例えばダウングレード状況の場合に取得される、前記現在のプロファイルよりも低い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイルと、
    上位n個のQoSプロファイルのように、例えばアップグレード状況の場合に取得される、現在のプロファイルよりも高い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイルと、
    特定の基準を満たす値、例えば、遅延しきい値よりも低いもしくは高いレイテンシ、またはデータレートしきい値よりも低いもしくは高いデータレート、または特定の範囲内の値を有する1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックを含む1つまたは複数のQoSプロファイルと、
    を含み得る、請求項1から9のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  11. 前記サービング基地局は、前記新たなQoSプロファイルもしくは前記新たなQoSプロファイルを示す情報を前記UEに提供するものである、または
    前記UEは、前記サービング基地局に前記新たなQoSプロファイルまたは前記新たなQoSプロファイルを示す情報を要求するものである、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  12. 前記UEはサービング基地局によってサービスされ、前記サービング基地局または前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)の場合、前記無線通信システム、例えば、前記ターゲット基地局または前記無線通信システムの1つもしくは複数のコア・ネットワーク・エンティティは、前記ターゲット基地局が提供する前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルを決定するものであり、前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルは、前記HOの前に前記ソース基地局によって提供された前記現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと同じであるか、または異なる、請求項6に記載の無線通信システム。
  13. 前記HOが完了した後に、前記ターゲット基地局は、前記セッションについての前記許可されたQoSプロファイルを提供するものであり、前記許可されたQoSプロファイルは、前記HOの前に前記ソース基地局によって提供された前記現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルとは異なり、例えば、前記ソースQoSプロファイルよりも高い優先度または低い優先度を有するQoSプロファイルである、請求項12に記載の無線通信システム。
  14. 前記HOの間、前記ソース基地局は、
    前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を示す情報を、前記UEから、または前記無線通信システムのコア・ネットワークから、または前記ソース基地局のメモリから、もしくは例えばインターネットを介して前記UEに接続された別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)で取得し、
    前記取得したQoSプロファイルまたは前記取得した情報をHO要求に含め、
    前記取得したQoSプロファイルまたは前記取得した情報を含む前記HO要求を前記ターゲット基地局に送信する、
    のうちの1つまたは複数を実行するものである、請求項12または13に記載の無線通信システム。
  15. 前記ソース基地局は、例えば前記UEへの測定要求などの要求に、前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部に対する要求を含めるものであり、前記UEは、例えば前記ソース基地局の測定報告などの報告に、前記要求されたQoSプロファイルまたは前記要求されたQoSプロファイルを示す情報を含めるものである、請求項14に記載の無線通信システム。
  16. 前記HOの間、前記ターゲット基地局は、前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を示す情報を、
    前記アプリケーション、および/または
    前記UE、および/または
    前記無線通信システムの1つまたは複数のコア・ネットワーク・エンティティ、および/または
    例えばインターネットを介して前記UEに接続された別のエンティティによる、オーバー・ザ・トップ(OTT)、
    のうちの1つまたは複数から取得するものである、
    請求項12から15のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  17. 前記複数の異なるQoSプロファイルの前記サブセットは、例えば、
    例えばダウングレード状況の場合に取得される、前記ソースプロファイルよりも低い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイルと、
    上位n個のQoSプロファイルのように、例えばアップグレード状況の場合に取得される、ソースプロファイルよりも高い優先度を有する1つまたは複数のQoSプロファイルと、
    特定の基準を満たす値、例えば、遅延しきい値よりも低いもしくは高いレイテンシ、またはデータレートしきい値よりも低いもしくは高いデータレート、または特定の範囲内の値を有する1つまたは複数のQoSパラメータまたはメトリックを含む1つまたは複数のQoSプロファイルと、
    を含み得る、請求項12から16のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  18. 前記HOの間、前記ターゲット基地局は、例えば、前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルが、前記HOの前に前記ソース基地局によって提供された前記現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと異なる場合に、
    前記許可されたQoSプロファイルまたは前記許可されたQoSプロファイルを示す前記情報をHO応答に含め、
    前記HO応答を前記ソース基地局に送信する、
    ものである、請求項12から17のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  19. 前記HOの間または後に、前記ソース基地局は、例えば、前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルが、前記HOの前に前記ソース基地局によって提供された前記現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと異なる場合に、前記ターゲット基地局によって許可された前記QoSプロファイルまたは前記ターゲット基地局によって許可された前記QoSプロファイルを示す前記情報を前記UEに提供するものである、請求項12から18のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  20. 前記ターゲット基地局に切り替えるときに、前記UEは、前記ターゲット基地局に、前記許可されたQoSプロファイルまたは前記許可されたQoSプロファイルを示す前記情報を要求するものである、請求項12から19のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  21. 前記HOが条件付きハンドオーバー(CHO)である、請求項12から20のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  22. 2つ以上のターゲット基地局が、各ターゲット基地局が提供し得るそれぞれの新規または許可されたQoSプロファイルを決定するものであり、
    前記条件付きハンドオーバー条件が満たされた場合、前記UEは、より好ましい許可されたQoSプロファイルを提供するターゲット基地局に切り替えるものである、
    請求項21に記載の無線通信システム。
  23. 前記1つまたは複数のUEは、移動端末、または固定端末、またはセルラIoT-UE、または車両UE、または車両グループリーダ(GL)UE、またはIoT、または狭帯域IoT(NB-IoT)デバイス、またはWiFi非アクセスポイント局(非AP STA)、例えば802.11axもしくは802.11be、または地上ベースの車両、または航空車両、またはドローン、または移動基地局、または路側ユニット、または建物、または、前記無線通信ネットワーク、例えばセンサもしくはアクチュエータを使用して通信することを可能にするネットワーク接続を備えた任意の他のアイテムもしくはデバイス、のうちの1つまたは複数を含み、かつ/または
    前記1つまたは複数の基地局は、マクロセル基地局、またはスモールセル基地局、または基地局の中央ユニット、または基地局の分散ユニット、または路側ユニット、またはUE、またはグループリーダ(GL)、または中継器、またはリモート無線ヘッド、またはAMF、またはSMF、またはコア・ネットワーク・エンティティ、または移動型エッジ・コンピュータ・エンティティ、またはNRもしくは5Gコアコンテキストのようなネットワークスライス、または例えば802.11axもしくは802.11beなどのWiFi AP STA、または、アイテムもしくはデバイスが無線通信ネットワークを使用して通信することを可能にし、前記アイテムまたはデバイスに前記無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続が提供される任意の送受信ポイント(TRP)、のうちの1つまたは複数を含む、
    請求項1から22のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  24. 前記UEは、
    前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記QoSプロファイルを示す前記情報を定期的に送信すること、または
    例えば、測定値が特定の閾値を超えた場合に、トリガされたイベントに応答して、またはビーム障害イベントに応答して、または前記チャネル状態の特定の変化に応答して、前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部、または前記QoSプロファイルを示す前記情報を送信すること、により、
    前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を報告するように構成されている、請求項1から23のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  25. 前記無線通信システムは、前記無線通信システムが現在のQoSプロファイルにフォールバックする前に、例えば、前記特定のイベントに応答して、特定の時間の前記新たなQoSプロファイルを、前記特定のイベントが特定の時間に特定の期間発生する可能性があるという判定に適用するものである、請求項1から24のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  26. 無線通信システムのためのユーザデバイス(UE)であって、
    前記UEは、サービング基地局によってサービスされ、前記UEは、特定のアプリケーションを実行するとき、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、前記セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルに関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、前記セッションに関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される、
    ユーザデバイス(UE)。
  27. 特定のイベントの場合、前記UEは、前記サービング基地局が前記セッションの前記現在のQoSプロファイルを前記セッションの新たなQoSプロファイルで置き換えることを可能にするために、前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を示す情報を前記サービング基地局に提供するものであり、前記新たなQoSプロファイルは、前記セッションに関連付けられた前記複数の異なるQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部から選択される、請求項26に記載のユーザデバイス。
  28. 前記特定のイベントが、前記サービング基地局またはソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)、または条件付きハンドオーバー(CHO)である場合、前記UEは、前記ターゲット基地局が前記セッションの前記現在のQoSプロファイルを前記セッションの前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルで置き換えることを可能にするために、前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部、または前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を示す情報を、前記ソース基地局および/または前記ターゲット基地局に提供するものである、請求項26または27に記載のユーザデバイス。
  29. 前記UEは、
    要求、例えば、前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部に対する要求を含む測定要求を前記ソース基地局から受信し、要求されたQoSプロファイルまたは要求されたQoSプロファイルを示す情報を、報告、例えば、ソース基地局の測定報告に含め、および/または
    ハンドオーバートリガに応答して、前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を示す情報を含む報告を前記ソース基地局に提供するものである、
    請求項26から28のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
  30. 前記UEは、
    前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記QoSプロファイルを示す前記情報を定期的に送信すること、または
    例えば、測定値が特定の閾値を超えた場合に、トリガされたイベントに応答して、またはビーム障害イベントに応答して、または前記チャネル状態の特定の変化に応答して、前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記QoSプロファイルを示す情報を送信すること、により、
    前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を報告するように構成されている、請求項26から29のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
  31. 前記UEは、
    前記HOの前もしくは最中もしくは後に、前記ソース基地局から、および/もしくは前記ターゲット基地局から、前記ターゲット基地局によって許可された前記QoSプロファイルもしくは前記ターゲット基地局によって許可された前記QoSプロファイルを示す情報を受信し、または
    前記ターゲット基地局に切り替えた後に、前記ターゲット基地局から、前記ターゲット基地局によって許可された前記QoSプロファイル、または前記ターゲット基地局によって許可された前記QoSプロファイルを示す情報を要求するものである、
    請求項26から30のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
  32. 条件付きハンドオーバー(CHO)の場合、前記UEは、前記ターゲット基地局が、各ターゲット基地局が提供し得るそれぞれの新たなまたは許可されたQoSプロファイルを決定することを可能にするように、セッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、またはセッションの複数のQoSプロファイルのサブセットもしくは全部を示す情報を2つ以上のターゲット基地局に提供するものであり、
    条件付きハンドオーバー条件が満たされた場合、前記UEは、より好ましい許可されたQoSプロファイルを提供する前記ターゲット基地局に切り替えるものである、
    請求項26から31のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
  33. 前記ユーザデバイスは、例えば、前記無線通信システムが前記現在のQoSプロファイルにフォールバックする前に、特定のイベントが特定の時間に、例えば前記特定のイベントに応答して、特定の期間にわたって発生する可能性が高いという決定に対して、前記新たなQoSプロファイルが特定の時間に適用されるべきであるという指示を前記無線通信システムから受信するものである、請求項26から32のいずれか一項に記載のユーザデバイス。
  34. 無線通信システムの基地局であって、
    前記基地局は、前記無線通信システムのユーザデバイス(UE)にサービスを提供するものであり、前記UEは、特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信し、前記セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択され、
    特定のイベントの場合には、前記基地局は、前記セッションの前記現在のQoSプロファイルを前記セッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるものであり、前記新たなQoSプロファイルは、前記セッションに関連付けられた前記複数の異なるQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部、および/または前記セッションに未だ関連付けられていない1つもしくは複数のQoSプロファイルから選択される、
    基地局。
  35. 前記基地局は、
    前記UEから、または前記無線通信システムのコア・ネットワークから、または、前記UEに接続された別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)で、例えばインターネットを介して、前記セッションのための複数のQoSプロファイルのサブセットまたは全部を取得し、および/または
    前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を示す情報を、前記UEから、または前記無線通信システムのコア・ネットワークから、または、前記UEに接続された別のエンティティから、オーバー・ザ・トップ(OTT)で、例えばインターネットを介して、特定のQoSプロファイルを指すインデックスのように取得し、および/または
    前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を格納し、および/または
    特定のQoSプロファイルを指すインデックスのように、前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を示す情報を格納する、ものである、
    請求項34に記載の基地局。
  36. 前記特定のイベントが、前記基地局からターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)、または条件付きハンドオーバー(CHO)である場合、前記基地局は、前記ターゲット基地局が前記セッションの前記現在のQoSプロファイルを前記セッションの前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルに置き換えることを可能にするために、前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部、または前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットまたは全部を示す情報を前記ターゲット基地局に提供するものである、請求項34または35に記載の基地局。
  37. 条件付きハンドオーバー(CHO)の場合、前記基地局は、前記ターゲット基地局が、各ターゲット基地局が提供し得るそれぞれの新たなまたは許可されたQoSプロファイルを決定することを可能にするように、前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記セッションの前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を示す情報を、2つ以上のターゲット基地局に提供するものである、請求項36に記載の基地局。
  38. 無線通信システムのための基地局であって、前記無線通信システムは、ソース基地局によってサービスされるUEを含み、前記UEは、特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、前記セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、前記現在のQoSプロファイルは、前記セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択され、
    前記ソース基地局から前記ターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)の場合、前記ターゲット基地局は、
    前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を示す情報を取得し、
    前記ターゲット基地局が提供する前記セッションについての新たなまたは許可されたQoSプロファイルを選択し、前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルは、前記HOの前に前記ソース基地局によって提供された前記現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと同じであるか、または異なるものである、基地局。
  39. 前記HOの間に、前記基地局は、前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を示す情報を、前記ソース基地局から、または前記無線通信システムのコア・ネットワークから、または前記ターゲット基地局のメモリから、または前記UEに取り付けられた別のエンティティからオーバー・ザ・トップ(OTT)で、例えばインターネットを介して取得するものである、請求項38に記載の基地局。
  40. 前記基地局は、例えば、前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルが前記HOの前に前記ソース基地局によって提供された前記現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと異なる場合に、前記ターゲット基地局によって許可された前記QoSプロファイルまたは前記ターゲット基地局によって許可された前記QoSプロファイルを示す情報を、
    前記HOの前または最中に、前記ソース基地局を介して、または
    前記UEが前記ターゲット基地局に切り替わった後に、
    提供するものである、請求項38または39に記載の基地局。
  41. 無線通信システムにおける通信のための方法であって、前記無線通信システムは、1つまたは複数の基地局と、1つまたは複数のユーザデバイス(UE)とを含み、前記方法は、
    UEによって特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するステップであって、前記セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、前記現在のQoSプロファイルは、前記セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される、ステップと、
    特定のイベントの場合には、前記セッションの前記現在のQoSプロファイルを前記セッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるステップであって、前記新たなQoSプロファイルは、前記セッションに関連付けられた前記複数の異なるQoSプロファイルのサブセットもしくは全部、および/または前記セッションに未だ関連付けられていない1つもしくは複数のQoSプロファイルから選択される、ステップと、
    を含む、方法。
  42. 無線通信システムにおける通信のための方法であって、前記無線通信システムは、1つまたは複数の基地局と、1つまたは複数のユーザデバイス(UE)とを含み、前記方法は、
    UEをサービングすることはサービング基地局によってサービスされ、
    前記UEによって特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するステップであって、前記セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、現在のQoSプロファイルは、セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される、ステップ、を含む、方法。
  43. 無線通信システムにおける通信のための方法であって、前記無線通信システムは、1つまたは複数の基地局と、1つまたは複数のユーザデバイス(UE)とを含み、前記方法は、
    基地局が、前記無線通信システムのユーザデバイス(UE)にサービスするステップと、
    前記UEによって特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するステップであって、前記セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、前記現在のQoSプロファイルは、前記セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択される、ステップと、
    特定のイベントの場合には、前記基地局が、前記セッションの前記現在のQoSプロファイルを前記セッションの新たなQoSプロファイルで置き換えるステップであって、前記新たなQoSプロファイルは、前記セッションに関連付けられた前記複数の異なるQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、および/または前記セッションに未だ関連付けられていない1つもしくは複数のQoSプロファイルから選択される、ステップと、を含む、方法。
  44. 無線通信システムにおける通信のための方法であって、前記無線通信システムは、ソース基地局によってサービスされるUEを含み、前記UEは、特定のアプリケーションを実行するときに、PDUセッションのようなセッションを介して通信するものであり、前記セッションは、現在のサービス品質(QoS)プロファイルと関連付けられており、前記現在のQoSプロファイルは、前記セッションと関連付けられた複数の異なるQoSプロファイルから選択され、前記方法は、前記ソース基地局から前記ターゲット基地局へのハンドオーバー(HO)の場合、
    前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部、または前記セッションについての前記複数のQoSプロファイルの前記サブセットもしくは全部を示す情報を取得するステップと、
    前記ターゲット基地局が提供する前記セッションについての新たなまたは許可されたQoSプロファイルを選択するステップであって、前記新たなまたは許可されたQoSプロファイルは、前記HOの前に前記ソース基地局によって提供された前記現在のQoSプロファイルまたはソースQoSプロファイルと同じであるか、または異なる、ステップと、
    を含む、方法。
  45. 前記プログラムがコンピュータによって実行されると、請求項41から44のいずれか一項に記載の1つまたは複数の方法を前記コンピュータに実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品。

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