JP2022540459A - 動物用給水デバイス - Google Patents
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Abstract
動物用給水デバイス本発明は、- 液体を受容することを目的としている給水桶様容器(3)と、- 該液体を冷却するためのシステムとを含む、支持体(2)を含む、動物用の給水デバイス(1)であって、液体を冷却するための該システム(4)は、電流で動力を供給されかつ第1の接触要素(410a)および第2の接触要素(410b)を有する熱電モジュール(41)を含み、該第1の接触要素(410a)は液体を冷却するように構成されていることを特徴とする、給水デバイス(1)に関する。
Description
本発明は、動物用の、詳細には猫用の給水デバイスの分野に関する。
動物が水分補給することを可能にするいくつかのデバイスが存在する。
猫は、水分補給することができる十分に冷たい水を必要とすることが知られている。実際、動物は、その性質上、ぬるま湯を飲むことを避ける。この抵抗感は次いで動物の水分補給不足につながることが多い。
猫用水飲み器内で掻き混ぜることによる水の蒸発は、その温度の僅かな低下を可能にするだけであり、動物の快適さには不十分である。さらに、このように水を混ぜることは、内壁の永続的な加湿を引き起し、換気が不十分な該内壁は、水の味を変え、有毒となる可能性があるカビの発生を助長する。
最後に、水飲み器内での水の掻き混ぜに起因するノイズは猫の健康に害を及ぼす。しかし、猫は、静かに、非ストレス状態で水分補給する必要があることが知られており、それが猫の健康に有益である。
米国特許出願公開第2007/227456(A1)号の文献では、食物または喉の渇きを癒してくれる液体を含有し得る、垂直に配置されているタンクを含む、動物用のデバイスが開示されている。しかし、このデバイスは、特に垂直方向に延在しているその構造のため、動物にとって容易なアクセスを可能にしない。例えば、細い首を有する動物がこのデバイスによって餌を採ることは困難である。
WO2017185053A1の文献では、ペット用の冷却給水システムが説明されている。このデバイスも、ボウル内へ注がれる液体を提供するため、冷蔵保存された水源への容易なアクセスを可能にしない。さらに、また、該デバイスは、振動を発生させることにより動物を動揺させる可能性があるヒートポンプを明らかにしているようである。
その結果として、本発明の目的は、動物が落ち着いて水分補給することを可能にすると同時に、水を十分に冷たく維持することを可能にする、動物にとって使用し易い給水デバイスを提供することである。
本発明のその他の目的、特徴、および利点は、次の説明および添付図面を検討すると、明らかになるであろう。当然、他の利点が組み込まれ得ると考えられる。
本目的を達成するために、一実施形態によれば、本発明は、
- 液体を受容することを目的とする給水タンクと、
- 液体冷却システムと
を含む支持体を含む、動物用の飲用デバイスであって、
該飲用デバイスにおいて、それが液体冷却システムを含み、電流で動力を供給されかつ第1の接触要素と第2の接触要素とを有する熱電モジュールを含み、該第1の接触要素は該液体を冷却するように構成されていることを特徴とする、
飲用デバイスを提供する。
- 液体を受容することを目的とする給水タンクと、
- 液体冷却システムと
を含む支持体を含む、動物用の飲用デバイスであって、
該飲用デバイスにおいて、それが液体冷却システムを含み、電流で動力を供給されかつ第1の接触要素と第2の接触要素とを有する熱電モジュールを含み、該第1の接触要素は該液体を冷却するように構成されていることを特徴とする、
飲用デバイスを提供する。
本発明は、動物が十分に新鮮な水を飲むことを可能にする。なお、動物は、その性質上、ぬるま湯を飲みたがらない。したがって、本発明は動物の水分補給不足をさらに防止することを可能にする。さらに、熱電モジュールの使用による水の冷却が、動物が好ましい音状況下で水分補給することを可能にする。したがって、動物は非ストレス状態下で水分補給し、それは動物の健康に有益である。
本発明の目標、目的、ならびに特徴および利点は、次の添付図面により示されているその実施形態の詳細な説明からよりよく見えるであろう。
図面は例として与えられており、本発明を限定しない。該図面は、本発明の理解を容易にすることを目的としておりかつ必ずしも実際の適用の縮尺通りでない、概略的な原理の描写で構成されている。
本発明の実施形態の詳細な検討を始める前に、組み合わせてまたは代替的に用いられる可能性があり得る随意の特徴が以下に列挙されている。
- 一例によれば、第1の接触要素は、該第1の接触要素と給水桶様容器との間の熱交換を可能にするために、該給水桶様容器(watering trough)と熱伝導している。
- 一例によれば、第2の接触要素は、カロリーを受け取ることを目的としているレシーバ要素(receiver element)と熱伝導している。
- 一例によれば、第2の接触要素は、レシーバ要素に向かって熱を消散させるように構成されている消散フィンを有する。因みに、機械デバイス(タービン、ファン、ポンプ、…)がフィンと接触している流体を活発化して、フィンとこの流体との間の熱交換を増強する。
- 一例によれば、支持体は、第1の部分の熱伝導抵抗が第2の部分の熱伝導抵抗よりも高いように、給水桶様容器を担持する第1の部分と、第1の部分と異なる第2の部分とを含む。
これにより、給水桶様容器内に含有されている液体の温度を維持することが可能になる。
- 一例によれば、支持体は、給水桶様容器に隣接する支持面を含み、前記支持体は、支持面が下面に平行であるように、地面上で支えることを目的としている下面を有する。
- 一例によれば、支持面は給水桶様容器の上縁部と同一平面にある。
- 一例によれば、支持面は、給水桶様容器の上縁部から始まる深さPを有し、前記深さPは少なくとも4cmである。
- 一例によれば、支持面は、動物の脚を受けることを目的としており、前記支持面は、給水桶様容器の上縁部と少なくとも同じ高さHまで延在している。
本発明は、動物の脚を液体と同じ高さにすることにより、動物の頭を首と一致させ、喉を伸ばし、背中を真っ直ぐにさせることにより、動物が支持面によって水分補給することを可能にする。したがって、動物は、嚥下をより容易にする生理学的姿勢で水分補給する。その結果として、動物の水分補給不足につながる可能性があると考えられる、悪い姿勢に因る嚥下困難および嚥下痛が回避される。
- 一例によれば、支持体は部分的に中空であり、レシーバ要素が該支持体の内部空洞内に含有されるように、支持体の内部空洞を画定している。
- 一例によれば、支持体の内部空洞は支持面の下に配置されている。
- 一例によれば、支持体の内部空洞は、支持体の内部空洞と支持体の外部との間に通路を構築する換気チャネルを有する。
- 一例によれば、支持体は、給水桶様容器内に含有されている液体と、追加桶様容器内に含有されているレシーバ要素との間の熱交換を可能にするために、レシーバ要素を中に含有する追加桶様容器を含む。
- 一例によれば、熱電モジュールの第1の接触要素および第2の接触要素はそれぞれ、第1の熱伝導プレートおよび第2の熱伝導プレートである。
- 一例によれば、第1の熱伝導プレートは給水桶様容器内に浸される。
- 一例によれば、第1の熱伝導プレートは給水桶様容器の長さに実質的に等しい長さを有する。
これにより、液体と第1のプレートとの間の熱交換を最大化することが可能になる。したがって、液体中に含有されているカロリーの追加桶様容器に向かう熱移動はより急速に起こる。その結果として、液体はより急速に冷える。
- 一例によれば、給水桶様容器は支持体から除去可能である。
これにより、該給水桶様容器の充填および清掃を容易にすることが可能になる。
- 一例によれば、給水桶様容器は、その熱伝導率が20℃で10ワット毎メートル毎ケルビンよりも高い材料で作製されている。
- 一例によれば、冷却システムは、給水桶様容器内に含有されている液体の温度を、5℃と15℃の間の、好ましくは8℃と12℃の間の温度で維持するように構成されているサーモスタットを含む。
これにより、動物の自然な水分補給を促進することが可能になる。
- 一例によれば、第1の接触要素は、該第1の接触要素と給水桶様容器との間の熱交換を可能にするために、該給水桶様容器(watering trough)と熱伝導している。
- 一例によれば、第2の接触要素は、カロリーを受け取ることを目的としているレシーバ要素(receiver element)と熱伝導している。
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- 一例によれば、支持体は、第1の部分の熱伝導抵抗が第2の部分の熱伝導抵抗よりも高いように、給水桶様容器を担持する第1の部分と、第1の部分と異なる第2の部分とを含む。
これにより、給水桶様容器内に含有されている液体の温度を維持することが可能になる。
- 一例によれば、支持体は、給水桶様容器に隣接する支持面を含み、前記支持体は、支持面が下面に平行であるように、地面上で支えることを目的としている下面を有する。
- 一例によれば、支持面は給水桶様容器の上縁部と同一平面にある。
- 一例によれば、支持面は、給水桶様容器の上縁部から始まる深さPを有し、前記深さPは少なくとも4cmである。
- 一例によれば、支持面は、動物の脚を受けることを目的としており、前記支持面は、給水桶様容器の上縁部と少なくとも同じ高さHまで延在している。
本発明は、動物の脚を液体と同じ高さにすることにより、動物の頭を首と一致させ、喉を伸ばし、背中を真っ直ぐにさせることにより、動物が支持面によって水分補給することを可能にする。したがって、動物は、嚥下をより容易にする生理学的姿勢で水分補給する。その結果として、動物の水分補給不足につながる可能性があると考えられる、悪い姿勢に因る嚥下困難および嚥下痛が回避される。
- 一例によれば、支持体は部分的に中空であり、レシーバ要素が該支持体の内部空洞内に含有されるように、支持体の内部空洞を画定している。
- 一例によれば、支持体の内部空洞は支持面の下に配置されている。
- 一例によれば、支持体の内部空洞は、支持体の内部空洞と支持体の外部との間に通路を構築する換気チャネルを有する。
- 一例によれば、支持体は、給水桶様容器内に含有されている液体と、追加桶様容器内に含有されているレシーバ要素との間の熱交換を可能にするために、レシーバ要素を中に含有する追加桶様容器を含む。
- 一例によれば、熱電モジュールの第1の接触要素および第2の接触要素はそれぞれ、第1の熱伝導プレートおよび第2の熱伝導プレートである。
- 一例によれば、第1の熱伝導プレートは給水桶様容器内に浸される。
- 一例によれば、第1の熱伝導プレートは給水桶様容器の長さに実質的に等しい長さを有する。
これにより、液体と第1のプレートとの間の熱交換を最大化することが可能になる。したがって、液体中に含有されているカロリーの追加桶様容器に向かう熱移動はより急速に起こる。その結果として、液体はより急速に冷える。
- 一例によれば、給水桶様容器は支持体から除去可能である。
これにより、該給水桶様容器の充填および清掃を容易にすることが可能になる。
- 一例によれば、給水桶様容器は、その熱伝導率が20℃で10ワット毎メートル毎ケルビンよりも高い材料で作製されている。
- 一例によれば、冷却システムは、給水桶様容器内に含有されている液体の温度を、5℃と15℃の間の、好ましくは8℃と12℃の間の温度で維持するように構成されているサーモスタットを含む。
これにより、動物の自然な水分補給を促進することが可能になる。
ここで、図1Aから図2Cまでによって、本発明を説明する。
第1の実施形態が図1Aおよび図2Bにより説明される。最初にこの形態を説明する。
図1Aおよび図2Bは、動物用の、好ましくは猫用の給水デバイス1を示す。この給水デバイス1は支持体2を含む。
支持体は地面上に安定して保持される。この目的のために、支持体2は、図1Bに示されているように、地面上で好ましくは平衡に支えることを目的としている下面20を有することが有利である。さらに、支持体2の寸法は、猫などの動物がアクセスし易いようにするように設定される。
支持体2は給水桶様容器3を含む。該給水桶様容器3は少なくとも1つの、好ましくは4つの側壁と、底壁とを有し得る。給水桶様容器3は長さ方向の寸法を有する。給水桶様容器3は、給水桶様容器3の外面が支持体2と接触しているように、内面と外面とを有する。給水桶様容器3は、液体、好ましくは水を受容することを目的としている。本態様は冷却システム特徴から分離可能である。
支持体2は第1の部分2aと第2の部分2bとを含む。該第1の部分2aは給水桶様容器3を担持しており、第2の部分2bは該第1の部分2aと異なることが好ましい。
給水桶様容器3は支持体2から除去可能であることがより有利である。これにより、前記液体での給水桶様容器3の充填を容易にすることが可能になる。また、これにより、給水桶様容器3の清掃を容易にすることが可能になる。別の利点が、給水桶様容器3の破損または故障の場合、給水デバイス1全体を取り換える必要なく、該給水桶様容器を交換することが容易であることである。したがって、これにより、給水デバイス1の部分の故障により発生する大量の廃棄物が減じられる。
給水デバイス1は、図1Bに示されているように、前記液体を冷却するためのシステム4を含む。非限定的な例として、該冷却システム4は、給水桶様容器3内に含有されている液体の温度を、5℃と15℃の間からなる、好ましくは8℃と12℃の間からなる温度に維持するように構成されているサーモスタットを含む。これにより、給水桶様容器3内に含有されている液体の温度を、動物の水分補給に適している温度に急冷すること、および場合により維持することが可能になる。したがって、動物には、その飲みたいという欲求を満たす条件が揃っている。実際、ぬるま湯が動物、詳細には猫を遠ざけることが知られている。したがって、これにより、動物の水分補給不足が防止され、それにより、動物を良好な健康状態に保つことが可能になる。
液体冷却システム4は、電流で動力を供給される熱電モジュール41を含む。該熱電モジュール41は「ペルチェモジュール」タイプである。熱電モジュール41は支持体2内に配置されていることが有利である。支持体2は長さLを有し、その結果、熱電モジュール41は、例えば支持体2の長さLの半分の所に配置されている。熱電モジュール41は第1の接触要素410aと第2の接触要素410bとを有する。該第1の接触要素410aは液体を冷却するように構成されている。この目的のために、第1の接触要素410aは給水桶様容器3と熱伝導しており、好ましくは第1の接触要素410aは該給水桶様容器3の外面と熱伝導しており、さらに好ましくは給水桶様容器3の側壁の外面と熱伝導している。あるいは、第1の接触要素410aは給水桶様容器3の底壁の外面と熱伝導している。したがって、第1の接触要素410aと給水桶様容器3との間の熱交換が確立される。また、給水桶様容器3が液体を含有する場合、該液体と第1の接触要素410aとの間の熱交換が確立される。非常に有利な実施形態によれば、給水桶様容器3は、その熱伝導率が20℃で10ワット毎メートル毎ケルビンよりも高い材料で作製されている。これにより、給水桶様容器3の内面に向かう、次いで給水桶様容器3の外面に向かう、次いで第1の接触要素410aに向かう、液体中に含有されているカロリーの熱移動を容易にすることが可能になる。
好適な実施形態によれば、第2の接触要素410bは、カロリーを受け取ることを目的としているレシーバ要素5と熱伝導している。随意に、第2の接触要素410bは第1の接触要素410aの反対側に配置されており、各々は熱電モジュール41の両端に配置されている。該レシーバ要素5は給水桶様容器3の外側に配置されている。図1Bに示されている通り、第2の接触要素410bは消散フィン410b’を有することが有利である。該消散フィン410b’はカロリーをレシーバ要素5に向かって消散させることを目的としている。消散フィン410b’は、内部空洞の全体に沿って延在する長さを有し得る。これにより、第1の接触要素410aおよび第2の接触要素410bの全体に亘って、給水桶様容器3内に含有されている液体から、給水桶様容器3の外側に配置されているレシーバ要素5に向かう、カロリーの移動が可能になる。したがって、給水桶様容器3の液体は冷却され、レシーバ要素5は温められる。動物は十分に冷えた水を飲むことができると考えられ、それにより水分補給不足を回避する。代替的実施形態によれば、冷却システム4は、レシーバ要素5を冷却しかつ給水桶様容器3内に含有されている液体を加熱するように構成されている。
第1の接触要素410aおよび第2の接触要素410bは、それぞれ、給水桶様容器3内に含有されている液体とレシーバ要素5との間の熱交換面を最大化するように構成されている。
第1の接触要素410aおよび第2の接触要素410bは金属要素である。これにより、熱移動を促進することが可能になる。
本好適な実施形態によれば、レシーバ要素5は空気である。
図1Bに示されている通り、好適な実施形態によれば、支持体2は部分的に中空である。実際、支持体2、好ましくは該支持体2の第2の部分2bは内部空洞22を画定している。該内部空洞22はレシーバ要素5を含有していることが有利である。消散フィン410b’は内部空洞22内に配置されていることが好ましい。したがって、該消散フィン410b’は、次いで熱を受け取るレシーバ要素5も含有している内部空洞22内の熱を排出する。レシーバ要素5により熱が収集されると、この熱は排出される。この目的のために、支持体2の内部空洞22は換気チャネル220を有する。該換気チャネル220は、支持体2の内部空洞22と支持体2の外側との間に通路を構築する。これにより、レシーバ要素5により捕捉されていた熱を排出することが可能になる。したがって、支持体2の過熱が回避され、支持体2の劣化も回避される。支持体はプラスチックまたは木で作製されていることが好ましい。
さらに、支持体2の第1の部分2aおよび第2の部分2bは、随意に、該第1の部分2aの熱伝導抵抗が第2の部分2bの熱伝導抵抗よりも高いように構成されている。これにより、給水桶様容器3内に含有されている液体の温度のより良い維持が可能になる。実際、与えられた鮮度は支持体2の第1の部分2a内に残っており、支持体2を通って、詳細には支持体2の第2の部分2bを通って消散しない。
本発明の好適な実施形態によれば、かつ図1Aおよび図1Bに示されているように、支持体2、好ましくは支持体2の第2の部分2bは、給水桶様容器3に隣接する支持面21を含む。該支持面21は支持体2の下面20に平行であるように、かつその結果として、下面20が、圧迫している地面に平行であるように配設されている。
さらに、給水桶様容器3は上縁部30を有する。「上縁部」により、当然のことながら、給水桶様容器3の縁部30は支持体2の高さHまで有利に延在している。支持面21は給水桶様容器3の上縁部30と同一平面にあることが有利である。
好適な実施形態によれば、支持面21は、給水桶様容器3の上縁部30から始まる深さPを有する。随意に、該深さPは少なくとも4cmである。
別の好適な実施形態によれば、支持面21は動物の脚、好ましくは少なくとも動物の前脚を受けることを目的としている。支持面21は、図1Bに示されているように、給水桶様容器3の縁部と同じ高さHまで延在する。この特徴により、動物が、頭を首と一致させ、喉を伸ばし、背中を真っ直ぐにした状態で、その脚を液体と同じ高さにすることにより、支持面21によって水分補給することが可能になる。したがって、動物は、その嚥下を容易にする生理学的姿勢で水分補給する。その結果として、動物の水分補給不足につながる可能性があると考えられる、悪い姿勢に因る嚥下困難および嚥下痛が回避される。
したがって、十分に冷たい水の好適なしかし非限定的な組合せ、静かなストレス除去環境における給水状況、および動物に水分補給する生理学的姿勢により、動物が良好な健康状態にあることが可能になるか、またはこれらの健康状態の悪化が回避される。
支持面21はその全体が給水桶様容器3に隣接していることが好ましい。あるいは、支持面21は給水桶様容器3の少なくとも一部分に隣接している。
別の実施形態によれば、支持体2は給水桶様容器3の周囲にいくつかの支持部分を有するように構成されている。
あるいは、支持体2は、給水桶様容器3の周囲に配されている(実際はより複雑な全体的な支持面を形成している)少なくとも2つの支持面21を含む。これは給水桶様容器3へのアクセス面を拡大することが有利である。
好ましくは、かつ同じ実施形態によれば、2つの支持面21は、桶様容器3の2つの縁部に亘って延在するように、例えば互いに90℃で隣接しており、同時に何匹かの動物による給水桶様容器への同時アクセスを可能にすることが有利である。これにより、給水デバイス1の受入れ収容能力を拡張すると同時に、1つだけの内部空洞22を保持することが可能になることが好ましい。
一実施形態によれば、第2の部分2bは一組の支持面21を含む。
本発明の好適な実施形態によれば、支持体2は下面20を覆うことができるように構成されている。これにより、例えば熱交換が中で起こる可能性があると考えられる内部空洞22の密閉が可能になることが有利である。
給水桶様容器3は多角形であり、少なくとも2つの支持面21が給水桶様容器3の少なくとも2つの隣接した側面から延在していることが好ましい。
給水デバイス1は、動物が少なくとも1つの支持面21上に登るように促すために構成されている横方向保護要素を含むことが有利である。例えば、これにより、動物が、支持面21を有さない、支持体2の側面から給水桶様容器3内でその渇きを癒しに来ないようにすることが可能になる。
別の実施形態によれば、給水デバイス1は少なくとも1つの換気要素を含む。これにより、内部空洞22内の温度を下げることが可能になることが有利である。
また、これにより、内部空洞22内の熱交換を均等化することが可能になることが有利である。
換気要素は内部空洞22内に、好ましくは第2の部分2b内に有利に配置されていることが好ましい。
換気要素は、内部空洞22内のラジエータ要素の方向に空気を放出する前に、外側から、詳細には給水デバイス1の下方からより冷たい空気を引き込むことが有利である。これにより、内部空洞22内に熱を存在させることが可能になることが好ましい。空気流は、ペルチェ素子の高温部分に向かって、すなわちペルチェモジュールの高温接点と熱伝導して配置されているラジエータなどの対応する接点および/または消散要素に向かって、方向付けられることが可能であると考えられる。
換気要素は、水平に配向されておりかつ垂直空気流を発生させるように構成されている、ブレードを備えた平行六面体形のファンであることが非常に有利である。例えば、これにより、給水デバイス1をより小型にすることが可能になる。
一実施形態によれば、給水デバイス1は、換気要素を保護するように構成されているフィルタ要素を含む。該フィルタ要素は、虫または塵の通過を防止すると同時に、給水デバイスの外側と換気要素との間で空気の通過を可能にすることが有利である。
また、本発明は、前記給水デバイス1の給水桶様容器3内に含有されることを目的としている液体を冷却する方法を説明する。前述されている通り、冷却システム4は熱電モジュール41を含む。該熱電モジュール41はコンセントからの電流で、または搭載した電池などの別の手段により、動力を供給される。場合により、例えば支持面上に、太陽エネルギー集熱器が実装されてもよく、それは非常に大きいことが好ましい。給水桶様容器3内に含有されている液体のカロリーは、少なくとも次の要素、すなわち液体、第1の接触要素410a、第2の接触要素410b、カロリーレシーバ要素5、と連続的に接触を構築することにより、前記給水桶様容器3から排出される。
ここで、図2A、図2B、および図2Cに示されている、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と共通の特徴を有する。第1の実施形態と異なる特徴のみが以下に説明される。さらに、本発明により説明される第1の実施形態および第2の実施形態ならびに任意の他の実施形態は組み合わされることが可能であると考えられる。
第2の実施形態によれば、かつ図2A、図2B、および図2Cに示されているように、給水デバイス1の支持体2は追加桶様容器23を含む。レシーバ要素5は、次いで、図2Cに示されているように該追加トレイ23内に含有される。このようにして、熱交換は、給水桶様容器3内に含有されている液体と追加桶様容器23内に含有されているレシーバ要素5との間で可能にされる。追加桶様容器23は底壁を有する。
追加桶様容器23は給水デバイス1から除去可能であり、好ましくは支持体2から除去可能であることが有利である。これにより、レシーバ要素5による追加桶様容器23の充填が容易になる。また、これにより、追加桶様容器23の清掃を容易にすることが可能になる。レシーバ要素5は水などの液体または空気であることが有利である。
熱電モジュール41の第1の接触要素410aおよび第2の接触要素410bはそれぞれ、第1の熱伝導プレート411aおよび第2の熱伝導プレート411bを含むことが非常に有利である。該第1の熱伝導プレート411aは、冷却される液体と接触しているように、給水桶様容器3内に浸される一方、第2の熱伝導プレート411bは、加熱されるレシーバ要素5と接触しているように、追加桶様容器23内に浸される。
非限定的な例によれば、第1の熱伝導プレート411aは、給水桶様容器3の長さと実質的に等しい長さを有する。
したがって、液体と第1の熱伝導プレート411aとの間の熱交換は最大化される。液体から追加桶様容器23に向かう液体中に含有されているカロリーの熱移動は、次いで、より急速に起こる。その結果として、液体の冷却はより急速に起こる。
第1の通過口および第2の通過口が支持体2に、好ましくはそれぞれ支持体2の第1の部分2aおよび支持体2の第2の部分2bに設けられていることが好ましい。これにより、第1の熱伝導プレート411aおよび第2の熱伝導プレート411bが、第1の通過口および第2の通過口をそれぞれ通して、給水桶様容器3および追加桶様容器23内へそれぞれ挿入されることが可能になる。この目的のために、第1の熱伝導プレート411aは、給水桶様容器3内に含有されている液体中に浸され、第2の熱伝導プレート411bは、液体とレシーバ要素5との間の熱交換を可能にするために、レシーバ要素5と接触している。代替的例によれば、第1の複数の通過口および第2の複数の通過口が、支持体2の第1の部分2aおよび支持体2の第2の部分2bそれぞれに設けられている。この目的のために、第1の複数の熱伝導プレート411aおよび第2の複数の熱伝導プレート411bが、第1の複数の通過口および第2の複数の通過口をそれぞれ通して、給水桶様容器3および追加桶様容器23内へそれぞれ挿入される。これにより、熱交換面を増大させることが可能になり、その結果として、給水桶様容器3内に含有されている液体を冷却するために必要とされる時間が減少する。
有利な実施形態によれば、第1の通過口および第2の通過口は、第1の熱伝導プレート411aおよび第2の熱伝導プレート411bがそれぞれ、給水桶様容器3の底壁および追加桶様容器23の底壁の近位に配設されるように構成されている。
第1の熱伝導プレートおよび第2の熱伝導プレートはそれぞれ、給水桶様容器3の底壁および追加桶様容器23の底壁と接触していないことが好ましい。これにより、第1の熱伝導プレート411aと給水桶様容器3の底壁との間の熱橋を防止することが可能になる。
代替的例によれば、第1の熱伝導プレート411aは給水桶様容器3の外面と、好ましくは給水桶様容器3の底壁の外面と接触しているように構成されている。したがって、熱移動は、給水桶様容器3の底壁を通って第1の熱伝導プレート411aに向かう液体によって生じる。同様に、第2の熱伝導プレート411bは、追加桶様容器23の外面と、好ましくは追加桶様容器23の底壁の外面と接触しているように構成され得る。
非限定的な例として、本発明により説明されているデバイスは、上述の特徴により、150ワットペルチェモジュールにより冷却される、室温の1リットルの飲料水につき、1時間で達せられ得ると考えられる3℃と4℃の間からなる、好ましくは6時間で達せられ得ると考えられる8℃と12℃の間からなる液体の温度差を有する。
本発明は主に猫により使用されることを目的としているが、小型犬、フェレット、馬等の他の動物によっても使用され得ると考えられる。
本発明は前述の実施形態に限定されず、特許請求の範囲により包含される実施形態の全てに及ぶ。
1 給水デバイス
2 支持体
2a 第1の部分
2b 第2の部分
20 下面
21 支持面
22 内部空洞
220 換気チャネル
23 追加桶様容器
3 給水桶様容器
30 上縁部
4 冷却システム
41 熱電モジュール
410a 第1の接触要素
410b 第2の接触要素
410b’ 消散フィン
411a 第1の熱伝導プレート
411b 第2の熱伝導プレート
5 レシーバ要素
L 支持体の長さ
P 支持面の深さ
H 給水桶様容器/支持面の高さ
2 支持体
2a 第1の部分
2b 第2の部分
20 下面
21 支持面
22 内部空洞
220 換気チャネル
23 追加桶様容器
3 給水桶様容器
30 上縁部
4 冷却システム
41 熱電モジュール
410a 第1の接触要素
410b 第2の接触要素
410b’ 消散フィン
411a 第1の熱伝導プレート
411b 第2の熱伝導プレート
5 レシーバ要素
L 支持体の長さ
P 支持面の深さ
H 給水桶様容器/支持面の高さ
Claims (14)
- a. 液体を受容することを目的とする給水桶様容器(3)と、
b. 前記液体を冷却するためのシステム(4)と
を含む支持体(2)を含む、動物用の給水デバイス(1)であって、
i. 前記液体冷却システム(4)は、電流で動力を供給され、かつ第1の接触要素(410a)と第2の接触要素(410b)とを有する熱電モジュール(41)を含み、前記第1の接触要素(410a)は前記液体を冷却するように構成され、
ii. 前記第2の接触要素(410b)は、カロリーを受け取ることを目的としているレシーバ要素(5)と熱伝導しており、
iii. 前記支持体(2)は、前記給水桶様容器(3)に隣接している支持面(21)を含み、前記支持体(2)は、前記支持面(21)が下面(20)に平行であるように、地面を圧迫することが意図されている前記下面(20)を有し、
前記支持体(2)は部分的に中空であり、前記レシーバ要素(5)が前記支持体(2)の内部空洞(22)内に含有されるように、前記支持体(2)の前記内部空洞(22)を画定しており、前記支持体(2)の前記内部空洞(22)は前記支持面(21)の下に配置されている、
ことを特徴とする、給水デバイス(1)。 - 前記第1の接触要素(410a)は、前記第1の接触要素(410a)と前記給水桶様容器(3)との間の熱交換を可能にするために、前記給水桶様容器(3)と熱伝導している、請求項1に記載の給水デバイス(1)。
- 前記第2の接触要素(410b)は、前記レシーバ要素(5)へカロリーを消散させるように構成されている消散フィン(410b’)を有する、請求項1または2に記載の給水デバイス(1)。
- 前記支持体(2)は、前記給水桶様容器(3)を担持する第1の部分(2a)と、前記第1の部分(2a)の熱伝導抵抗が第2の部分(2b)の熱伝導抵抗よりも高いように、前記第1の部分(2a)と異なる前記第2の部分(2b)とを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
- 前記支持面(21)は前記給水桶様容器(3)の上縁部(30)と同一平面にある、請求項1から4のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
- 前記支持面(21)は、前記給水桶様容器(3)の上縁部(30)から始まる深さPを有し、前記深さPは少なくとも4cmである、請求項1から5のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
- 前記支持面(21)は、前記動物の脚を受けることを目的としており、前記支持面(21)は前記給水桶様容器(3)の上縁部(30)と少なくとも同じ高さHで延在している、請求項1から6のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
- 前記支持体(2)の前記内部空洞(22)は、前記支持体(2)の前記内部空洞(22)と前記支持体(2)の外側との間に通路を形成している通気チャネル(220)を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
- 前記支持体(2)は、追加桶様容器(23)であって、前記給水桶様容器(3)内に含有されている前記液体と、前記追加桶様容器(23)内に含有されている前記レシーバ要素(5)との間の熱交換を可能にするために、前記レシーバ要素(5)を含有する追加桶様容器(23)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
- 前記熱電モジュール(41)の前記第1の接触要素(410a)および前記第2の接触要素(410b)はそれぞれ、第1の熱伝導プレートと第2の熱伝導プレートとを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
- 前記第1の熱伝導プレート(411a)は前記給水桶様容器(3)内に浸される、請求項10に記載の給水デバイス(1)。
- 前記第1の熱伝導プレート(411a)は、前記給水桶様容器(3)の長さと実質的に等しい長さを有する、請求項10または11に記載の給水デバイス(1)。
- 前記給水桶様容器(3)は前記支持体(2)から除去可能である、請求項1から12のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
- 前記給水桶様容器(3)は、その熱伝導率が20℃で10ワット毎メートル毎ケルビンよりも高い材料で作製されている、請求項1から13のいずれか一項に記載の給水デバイス(1)。
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FR1907624A FR3098372B1 (fr) | 2019-07-08 | 2019-07-08 | Dispositif d’abreuvement pour animaux |
FR1907624 | 2019-07-08 | ||
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CN101965490B (zh) * | 2008-03-05 | 2013-09-11 | 史泰克公司 | 用于流体的开关热电冷却的方法和设备 |
US8674268B2 (en) * | 2011-05-10 | 2014-03-18 | Benjamin T. Clark, Jr. | Heated water bucket |
WO2017185053A1 (en) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | Lvd Acquistion, Llc | Pet water cooling and feeding systems |
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