JP2022539822A - 球体を使用して多数の光学面をアライメントする方法 - Google Patents

球体を使用して多数の光学面をアライメントする方法 Download PDF

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Abstract

光学系において多数の光学部品をアライメントする方法は、第1の光学部品の曲率中心にある第1の位置に球体を配置する工程、および第1の位置にある球体で第1の基準信号の焦点をアライメントする工程を含む。次に、この方法は、その球体を光学的な対称軸に沿って、第2の光学部品の曲率中心にある第2の位置に移動させる工程、および第2の位置にある球体で第2の基準信号の焦点をアライメントする工程を含む。第1の光学部品は第1の基準信号でアライメントされ、第1の光学部品を固定し、第2の光学部品は第2の基準信号でアライメントされ、第2の光学部品を固定する。

Description

優先権
本出願は、その内容が依拠され、ここに全て引用される、2019年7月10日に出願された米国仮特許出願第62/872448号に優先権の恩恵を主張するものである。
本明細書は、広く、回転対称軸を共有しない多数の表面を光学的にアライメントすることに関する。詳しくは、本明細書は、干渉計と球体を使用して、多数の表面を光学的にアライメントすることに関する。
光学系は、一般に、回転対称の共通軸を共有する部品で構成される。これらのタイプの系を組み立てるための技術は公知であり、その例に、それらの軸が光軸と同一線上にあるように表面を調節するまたはアライメントするための方法が数多くある。
公知の系は、どの光軸からも軸外にある部品で構成されることがある。すなわち、物理的部品(例えば、第1の鏡など)が別の部品(例えば、第2の鏡など)に関連して配置されており、これら2つの部品は光学的な対称軸と決して交差しない。それに加え、ある系では、その系の光軸は、回転対称軸ではないことがある。これらの系は、正確にアライメントするのが難しい。そのような系をアライメントする公知の方法の1つは、取付機構に非常に厳しい機械公差を課することである。これは高く付くことがあり、精度は、機構の公差に制限される。この公差は、例えば、0.025mm程度であり得、これは、特定の用途にとって十分に良好ではないであろう。
したがって、軸外の表面をアライメントするより正確な方法が望ましい。
ある態様によれば、光学系において多数の光学部品をアライメントする方法は、第1の光学部品の曲率中心にある第1の位置に球体を配置する工程;第1の位置にある球体で第1の基準信号の焦点をアライメントする工程;その球体を光学的な対称軸に沿って、第2の光学部品の曲率中心にある第2の位置に移動させる工程;第2の位置にある球体で第2の基準信号の焦点をアライメントする工程;第1の光学部品を第1の基準信号でアライメントし、この第1の光学部品を固定する工程;および第2の光学部品を第2の基準信号でアライメントし、この第2の光学部品を固定する工程を有してなる。
第1の態様において、光学系において多数の光学部品をアライメントする方法は、第1の光学部品の予め定められた曲率中心にある第1の位置に球体を配置する工程;第1の位置にある球体で第1の基準信号の焦点をアライメントする工程;その球体を光学的な対称軸に沿って、第2の光学部品の予め定められた曲率中心にある第2の位置に移動させる工程;第2の位置にある球体で第2の基準信号の焦点をアライメントする工程;第1の光学部品を第1の基準信号でアライメントし、この第1の光学部品を固定する工程;および第2の光学部品を第2の基準信号でアライメントし、この第2の光学部品を固定する工程を有してなる。
第2の態様は、第1の基準信号および第2の基準信号が、干渉計のレーザおよび点光源顕微鏡の光源から選択される、第1の態様の方法を含む。
第3の態様は、第1の基準信号および第2の基準信号が干渉計のレーザである、先の態様のいずれかの方法を含む。
第4の態様は、第1の光学部品および第2の光学部品が鏡である、先の態様のいずれかの方法を含む。
第5の態様は、第1の光学部品および第2の光学部品の少なくとも一方が、系の光軸上に存在しない、先の態様のいずれかの方法を含む。
第6の態様は、第1の光学部品が系の光軸上に存在し、第2の光学部品が系の光軸上に存在しない、先の態様のいずれかの方法を含む。
第7の態様は、球体がガラスから作られている、先の態様のいずれかの方法を含む。
第8の態様は、第1の光学部品および第2の光学部品が、第1の光学部品および第2の光学部品を接着剤で接着することによって固定される、先の態様のいずれかの方法を含む。
第9の態様は、光学系において多数の光学部品をアライメントする方法において、第1の光学部品の曲率中心に第1の球体を配置する工程;第2の光学部品の曲率中心に、第1の球体と物理的に接触して、第2の球体を配置する工程;第1の基準信号の焦点を第1の球体にアライメントする工程;第2の基準信号の焦点を第2の球体にアライメントする工程;第1の光学部品を第1の基準信号でアライメントし、この第1の光学部品を固定する工程;および第2の光学部品を第2の基準信号でアライメントし、この第2の光学部品を固定する工程を有してなり、第1の球体の半径および第2の球体の半径の合計が、第1の光学部品の曲率中心と第2の光学部品の曲率中心との間の距離と等しい、方法を含む。
第10の態様は、第1の基準信号および第2の基準信号が、干渉計のレーザおよび点光源顕微鏡の光源から選択される、第9の態様の方法を含む。
第11の態様は、第1の基準信号および第2の基準信号が干渉計のレーザである、第9または10の態様の方法を含む。
第12の態様は、第1の光学部品および第2の光学部品が鏡である、第9から11の態様の方法を含む。
第13の態様は、第1の光学部品および第2の光学部品の少なくとも一方が、系の光軸上に存在しない、第9から12の態様の方法を含む。
第14の態様は、第1の光学部品が系の光軸上に存在し、第2の光学部品が系の光軸上に存在しない、第13の態様の方法を含む。
第15の態様は、第1の光学部品または第2の光学部品の一方が、凸面鏡である、第9から14の態様の方法を含む。
第16の態様は、第1の光学部品または第2の光学部品の一方が、凹面鏡である、第15の態様の方法を含む。
第17の態様は、第1の球体の直径および第2の球体の直径の各々が、第1の光学部品の曲率中心と第2の光学部品の曲率中心との間の距離と等しい、第9から16の態様の方法を含む。
第18の態様は、第1の球体および第2の球体がガラスから作られている、第9から17の態様の方法を含む。
第19の態様は、第1の光学部品が系の光軸上に存在し、第2の光学部品が系の光軸上に存在しない、第9から18の態様の方法を含む。
第20の態様は、第1の球体の幾何学的中心および第2の球体の幾何学的中心の各々が、光学対称軸上に存在する、第9から19の態様の方法を含む。
追加の特徴および利点は、以下の詳細な説明に述べられており、一部は、その説明から当業者に容易に明白となるか、または以下の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付図面を含む、ここに記載された実施の形態を実施することによって、認識されるであろう。
先の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方とも、様々な実施の形態を記載しており、請求項の主題の性質および特徴を理解するための概要または骨子を提供することが意図されているのを理解すべきである。添付図面は、様々な実施の形態のさらなる理解を与えるために含まれ、本明細書に包含され、その一部を構成する。図面は、ここに記載された様々な実施の形態を示しており、説明と共に、請求項の主題の原理および作動を説明する働きをする。
ここに開示され、記載された実施の形態による光学系の概略図 ここに開示され、記載された実施の形態による、1つの球体で複数の光学部品をアライメントする方法を示す概略図 ここに開示され、記載された実施の形態による、1つの球体および複数の基準信号で複数の光学部品をアライメントする方法を示す概略図 ここに開示され、記載された実施の形態による、1つの球体、複数の基準信号、および複数の部品で複数の光学部品をアライメントする方法を示す概略図 ここに開示され、記載された実施の形態による、2つの球体で複数の光学部品をアライメントする方法を示す概略図 ここに開示され、記載された実施の形態による、2つの球体および複数の基準信号で複数の光学部品をアライメントする方法を示す概略図 ここに開示され、記載された実施の形態による、2つの球体、複数の基準信号、および複数の部品で複数の光学部品をアライメントする方法を示す概略図 ここに開示され、記載された実施の形態による、2つの球体、複数の基準信号、および複数の部品で複数の光学部品をアライメントするための縦長構造を示す概略図 ここに開示され、記載された実施の形態による、球体を光学対称軸に沿って移動させるための構造を示す概略図
ここで、球体を使用して複数の光学面をアライメントする方法の実施の形態を詳しく参照する。ある実施の形態において、光学系において多数の光学部品をアライメントする方法は、第1の光学部品の所望の曲率中心にある第1の位置に球体を配置する工程;第1の位置にある球体で第1の基準信号の焦点をアライメントする工程;その球体を光学的な対称軸に沿って、第2の光学部品の所望の曲率中心にある第2の位置に移動させる工程;第2の位置にある球体で第2の基準信号の焦点をアライメントする工程;第1の光学部品を第1の基準信号でアライメントし、この第1の光学部品を固定する工程;および第2の光学部品を第2の基準信号でアライメントし、この第2の光学部品を固定する工程を有してなる。ある実施の形態において、光学系において多数の光学部品をアライメントする方法は、第1の部品の所望の曲率中心に第1の球体を配置する工程;第2の光学部品の所望の曲率中心に、第1の球体と物理的に接触して、第2の球体を配置する工程;第1の基準信号の焦点を第1の球体にアライメントする工程;第2の基準信号の焦点を第2の球体にアライメントする工程;第1の部品を第1の基準信号でアライメントし、この第1の部品を固定する工程;および第2の光学部品を第2の基準信号でアライメントし、この第2の光学部品を固定する工程を有してなり、第1の球体の半径および第2の球体の半径の合計は、第1の部品の曲率中心と第2の光学部品の曲率中心との間の距離と等しい。多数の表面を光学的にアライメントするための様々な系および方法が、添付図面を具体的に参照して、ここに記載される。
図1を参照して、実施の形態による光学系100を記載する。実施の形態による光学系100は、出力源110、第1の光学部品120、および第2の光学部品130を含む。出力源110は、系の光軸140に沿って第1の光学部品120に進む電磁信号111(例えば、光など)を出力する。電磁信号111が第1の光学部品120に当たると、電磁信号111の経路が、方向付けられた電磁信号121として第2の光学部品130に向けられる(例えば、反射、屈折などにより)。方向付けられた電磁信号121が第2の光学部品130に当たると、方向付けられた電磁信号121は、向け直された電磁信号131として最終画像焦点160に向け直される(例えば、反射、屈折などにより)。出力源110から放出された電磁信号111を最終画像焦点160に方向付けるために、第1の光学部品120および第2の光学部品130は、非常に厳しい公差でアライメントされることを理解すべきである。第1の光学部品120および第2の光学部品130のアライメントが、ミリメートルに満たない量でさえ外れると、向け直された電磁信号131は最終画像焦点160に到達しない。
出力源110は、電磁信号111を放出できるどの供給源であってもよい。実施の形態において、出力源110は、光ファイバ、発光ダイオード、レーザまたはレーザダイオード、マイクロミラーアレイなどの空間光変調器、液晶デバイスまたは有機発光ダイオードアレイであってよい。出力源110は、光学系100の一部としての可視光、紫外線放射、または赤外線放射であることのある電磁信号111を放出する。ここに開示されたように、電磁信号111は、系の光軸140に沿って進む。図1に示されたような、系の光軸140は、電磁信号111として出力源110から放出された光線束における中心の電磁波と一致する。図1に示されるように、出力源110および第1の光学部品120は、系の光軸140に沿って間隔が空けられており、電磁信号111が、出力源110から系の光軸140に沿って第1の光学部品120に送信される。
実施の形態において、第1の光学部品120は、第1の光学部品120が電磁信号111を受信するように系の光軸140に沿って出力源110から間隔が空けられている。しかしながら、図1に示されていないが、実施の形態において、第1の光学部品120は、系の光軸140に沿って位置付けられていなくてもよいことを理解すべきである。実施の形態において、第1の光学部品120は、凹面鏡または凸面鏡である。実施の形態において、第1の部品はレンズの表面である。第1の光学部品120が凸面鏡または凹面鏡であろうとなかろうと、図1に示されるように、第1の光学部品120は、電磁信号111が第1の光学部品120により受信され、電磁信号121として第2の光学部品130に方向付けられるようにアライメントされる。第1の光学部品120は、第1の光学部品120が出力源110から電磁信号111を受信し、かつ集束された電磁信号121を第2の光学部品130に方向付けることができるような様式で、回転軸の周りに第1の光学部品120を傾けることによって、このようにしてアライメントされることがある。第1の光学部品120は、第1の光学部品120の凹部または凸部の曲率によって規定される曲率中心122を有する。例えば、図1に示された曲率中心122は、第1の光学部品120の凹部120aの曲率により規定される曲率中心である。
実施の形態において、第2の光学部品130は、第1の光学部品120から電磁信号121を受信し、方向付けられた電磁信号131を最終画像焦点160に送信または反射するように位置付けられている。系の光軸140は、第1の光学部品120によって第2の光学部品130に向けて方向付けられ、次に、画像焦点160に向け直される。このようにして、両方の部品と交差する系の光軸140がある。実施の形態において、第2の光学部品130は凹面鏡または凸面鏡である。他の実施の形態において、第2の光学部品130はレンズである。図1に示された実施の形態において、第2の光学部品130は凸面鏡である。第2の光学部品130が凹面鏡または凸面鏡であろうとなかろうと、図1に示されるように、第2の光学部品130は、電磁信号121が第2の光学部品130により受信され、向け直された電磁信号131として最終画像焦点160に集束されるようにアライメントされる。第2の光学部品130は、第2の光学部品130が、第1の光学部品120から電磁信号121を受信し、かつ向け直された電磁信号131を最終画像焦点160に向け直すことができるような様式で、回転軸の周りに第2の光学部品130を傾けることによって、このようにしてアライメントされることがある。第2の光学部品130は、第2の光学部品130の凹部または凸部130aの曲率により規定される曲率中心132を有する。例えば、図1に示された曲率中心132は、第2の光学部品130の凹部130aの曲率により規定される曲率中心である。
第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132は、光学対称軸150を規定する。実施の形態において、光学対称軸150は、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132を通る線として定義される。光学対称軸150と系の光軸140との間の関係(例えば、系の光軸140および光学対称軸150により画成された角度など)は、光学系100の予め定められた設計によって決定される。ここに用いられているように、例えば、光学素子の予め定められた曲率中心、予め定められた位置などの「予め定められた」素子は、その光学系の設計に基づいて「予め定められる」。光学系は、特定の設計基準を満たすように当業者により設計されてよいことを理解すべきである。したがって、実施の形態において、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132は、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132と交差する線が光学対称軸150となるように位置付けられ、系の光軸140は、系の光軸140を光学対称軸150に対して予め定められた角度に位置付けることなどによって、光学対称軸150に対して位置付けられる。
図1に示された実施の形態に示されるように、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132は、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132の両方と交差する、光学対称軸150に沿って、光学系100の所望の設計により予め定められた、距離dだけ隔てられている。第1の光学部品120および第2の光学部品130を適切にアライメントする-それによって、適切に機能する光学系100を得る-ために、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132は、光学対称軸150に沿って正確に、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132を距離dだけ隔てて、配置されなければならない。
ここで図2~4を参照して、1つの球体を使用した実施の形態による、光学系の光学部品をアライメントする方法を記載する。図2に示されるように、球体210の幾何学的中心が第1の光学部品120の所望の曲率中心122にあるように、球体210が光学対称軸150上の第1の位置に位置付けられている。球体210の幾何学的中心が第1の光学部品120の曲率中心122の所望の位置にあるように、一旦、球体210が光学対称軸150上の第1の位置にあったら、第1の基準信号220が球体210の幾何学的中心に集束される。第1の基準信号220は、球体210に当たり、-第1の光学部品120の曲率中心122の所望の位置と一致する-球体の幾何学的中心に集束される。実施の形態において、その球体は、ガラスなどの透明材料から製造されており、この場合、光は第1の光学部品120に向かって伝搬することができる。実施の形態において、球体は、ステンレス鋼などの不透明材料から製造することができ、この場合、このボールは、光が第1の光学部品120まで伝搬する前に、取り除かれなければならない。実施の形態において、第1の基準信号220は、干渉計(図示せず)のレーザまたは点光源顕微鏡(図示せず)の光源である。
第1の基準信号220が干渉計のレーザである実施の形態において、第1の基準信号220は、球体210の幾何学的中心に集束される。球体210の表面から反射した光は、干渉計の参照アームと干渉する。球体210が透明材料から製造される場合には、干渉計の干渉する参照アームは、光が当たる球体210の第2の表面であり得る。球体210が不透明材料から製造される場合には、球体210の表面から反射した光は、干渉計内で参照ビームと組み合わされる。球体210の表面および干渉計の参照アームの反射からの干渉縞が無効にされるときに、干渉計は、球体210の幾何学的中心に集束されている。
第1の基準信号220が点光源顕微鏡からの光源である実施の形態において、その光源は、ここに全て引用される、米国特許第6924897号明細書に開示された方法によって、球体210の幾何学的中心に集束されるであろう。
第1の基準信号220が球体210の幾何学的中心に集束された後、第1の基準信号220の供給源(例えば、図2に示されていない、干渉計または点光源顕微鏡など)は、例えば、ネジ、ボルト、接着剤などの機械的または化学的機構によって、適所に固定される。その後、実施の形態において、第1の光学部品120は、軸の周りに第1の光学部品120を傾けるか、または中心から逸らせることによって、第1の基準信号220でアライメントされる。第1の光学部品120を第1の基準信号でアライメントするための例示の方法は、第1の基準信号220を生成するために干渉計を使用した実施の形態について、ここに全て引用される、米国特許第5541731号明細書に見つかり、第1の基準信号220を生成するために点光源顕微鏡を使用する実施の形態について、米国特許第6924897号明細書に見つかるであろう。一旦、第1の光学部品120が第1の基準信号220でアライメントされたら、実施の形態において、第1の光学部品120は、例えば、ネジ、ボルト、接着剤などの機械的または化学的機構を使用して、適所に固定される。実施の形態において、第1の光学部品120は、第1の基準信号220にアライメントされ、第1の基準信号220および第2の基準信号230の両方を位置付けた後に、適所に固定されることがあることを理解すべきである。
ここで、図3を参照して、実施の形態によれば、第1の光学部品120が第1の基準信号220でアライメントされ、適所に固定された後、球体210は、光学対称軸150に沿って、第1の光学部品120の曲率中心122から、球体210の幾何学的中心が第2の光学部品130の所望の曲率中心132にある第2の位置まで距離d(図1に示されている)だけ移動される。
ここで、図9を参照して、球体210を光学対称軸150に沿って移動させるための機構900の実施の形態を記載する。機構900は、球体210が中に置かれている通路911を含むブロック910;固定されており、機構900内の球体210の初期位置を決定する固定基準構成部品920;および可動性であり、ブロック910内の通路911に沿って移動されるときに、球体210と共に移動する保持構成部品930を備える。図9に示された通路911はv字溝であるが、通路911は、ブロック910内で球体210を平行移動させるのに適したどの形状のものであっても差し支えないことを理解すべきである。保持構成部品930は、実施の形態において、固定された基準構成部品920に向かう方向の力を球体210に維持しつつ、保持構成部品930を球体210と共に移動させる弾性取付部材940によってブロック910に取り付けられることがある。この力は、通路911内の球体210の正確な運動を可能にし、球体210が、意図せずに通路911から外れるのを防ぐ。図9に示された実施の形態において、弾性取付部材940はバネである;しかしながら、実施の形態において、弾性取付部材940は、例えば、弾性材料から製造されたバンドなど、どの弾性部材であってもよいことを理解すべきである。
最初に、実施の形態によれば、球体210は、球体210が、固定された基準構成部品920に直接接触して位置付けられ、保持構成部品930によって適所に保持されるように、ブロック910中の通路911内に位置付けられる。次に、機構900は、球体210の幾何学的中心が第1の光学部品120の曲率中心122にあるように、かつ通路911が光学対称軸150と平行するように、光学対称軸150上に配置される。第1の基準信号220は、先に述べたように、この位置から、球体210の幾何学的中心に集束され、適所に固定することができる。一旦、第1の基準信号220が適所に固定されたら、実施の形態において、dの厚さを有するスペーサ950を、球体210が、予め定められた距離dだけ、通路911に沿って-それゆえ、光学対称軸150に沿って-平行移動されるように、球体210と固定された基準構成部品920との間に配置することができる。球体210は通路911に沿って平行移動されるので、保持構成部品930は、球体210と共に移動し、固定された基準構成部品920の方向の力を球体210に印加し、これにより、球体210が通路911内の適所に保持され、通路911内の球体210の正確な運動が可能になる。一旦、スペーサ950が適所に入ったら、球体210は、球体210の幾何学的中心が第2の光学部品130の曲率中心132と一致する位置にあるように、第2の位置に位置している。
一旦、球体210が、球体210の幾何学的中心が第2の光学部品130の曲率中心132の所望の位置にあるように光学対称軸150上の第2の位置に入ったら、第2の基準信号230が球体210の幾何学的中心に集束される。第2の基準信号230は、球体210に当たり、-第2の光学部品130の曲率中心132の所望の位置と一致する-その球体の幾何学的中心に集束される。先に開示されたように、球体210は、例えば、ガラスなどの透明材料、または例えば、ステンレス鋼などの不透明材料から製造されることがある。実施の形態において、第2の基準信号230は、干渉計(図示せず)のレーザまたは点光源顕微鏡(図示せず)の光源である。
第2の基準信号230が干渉計のレーザである実施の形態において、第2の基準信号230は球体210の幾何学的中心に集束される。球体210の表面から反射した光は、干渉計の参照アームで干渉される。球体210が透明材料から製造されている場合、干渉計の干渉する参照アームは、その光が当たる球体の第2の表面であり得る。球体210が不透明材料から製造されている場合、球体210の表面から反射した光は、干渉計内で、参照ビームと組み合わされる。球体210の表面および干渉計の参照アームの反射からの干渉縞が無効にされるときに、干渉計は、球体210の幾何学的中心に集束されている。
第2の基準信号230が点光源顕微鏡からの光源である実施の形態において、その光源は、米国特許第6924897号明細書に開示された方法によって、球体210の幾何学的中心に集束されるであろう。
第2の基準信号230が球体210の幾何学的中心に集束された後、第2の基準信号の光源231(例えば、干渉計または点光源顕微鏡など)は、ネジ、ボルト、接着剤などの機械的または化学的機構によって、適所に固定される。その後、実施の形態において、図4を参照して、第2の光学部品130は、軸の周りに第2の光学部品130を傾けるか、または中心から逸らせることによって、第2の基準信号230でアライメントされる。第2の光学部品130を第2の基準信号230でアライメントするための例示の方法は、第2の基準信号230を生成するために干渉計を使用した実施の形態について、米国特許第5541731号明細書に見つかり、第2の基準信号230を生成するために点光源顕微鏡を使用する実施の形態について、米国特許第6924897号明細書に見つかるであろう。一旦、第2の光学部品130が第2の基準信号230でアライメントされたら、実施の形態において、第2の光学部品130は、例えば、ネジ、ボルト、接着剤などの機械的または化学的機構を使用して、適所に固定される。先に開示されたように、実施の形態において、第1の光学部品120は、アライメントされ、第2の光学部品130が適所に固定される前または後など、第1の基準信号220および第2の基準信号230を位置付けた後に、適所に固定されることがある。その後、第1の基準信号220および第2の基準信号230は、取り除かれてよく、図1に示されたような光学系100は、適切にアライメントされる。
ここで、図5~図7を参照して、2つの球体を使用した実施の形態による、光学系100の光学部品をアライメントする方法を記載する。図5に示されるように、第1の球体510は、第1の球体510の幾何学的中心が第1の光学部品120の曲率中心122にあるように、光学対称軸150上の第1の位置に位置付けられている。一旦、第1の球体510が、第1の球体510の幾何学的中心が第1の光学部品120の曲率中心122の所望の位置にあるように対称軸150上の第1の位置に入ったら、第1の基準信号220が第1の球体510の幾何学的中心に集束される。第1の基準信号220は、第1の球体510に当たり-第1の光学部品130の曲率中心122の所望の位置と一致する-第1の球体510の幾何学的中心に集束される。第1の球体510は、例えば、ガラスなどの透明材料、または例えば、ステンレス鋼などの不透明材料から製造されることがある。実施の形態において、第1の基準信号220は、干渉計(図示せず)のレーザまたは点光源顕微鏡(図示せず)の光源である。
第1の基準信号220が干渉計のレーザである実施の形態において、第1の基準信号220は第1の球体510の幾何学的中心に集束される。第1の球体510の表面から反射した光は、干渉計の参照アームで干渉される。第1の球体510が透明材料から製造されている場合、干渉計の干渉する参照アームは、その光が当たる第1の球体510の第2の表面であり得る。第1の球体510が不透明材料から製造されている場合、第1の球体510の表面から反射した光は、干渉計内で、参照ビームと組み合わされる。第1の球体510の表面および干渉計の参照アームの反射からの干渉縞が無効にされるときに、干渉計は、第1の球体510の幾何学的中心に集束されている。
第1の基準信号220が点光源顕微鏡からの光源である実施の形態において、その光源は、米国特許第6924897号明細書に開示された方法によって、第1の球体510の幾何学的中心に集束されるであろう。
第1の基準信号220が第1の球体510の幾何学的中心に集束された後、第1の基準信号220の供給源(例えば、図5に示されていない、干渉計または点光源顕微鏡など)は、例えば、ネジ、ボルト、接着剤などの機械的または化学的機構によって、適所に固定される。その後、実施の形態において、第1の光学部品120は、回転軸の周りに第1の光学部品120を傾けることによって、第1の基準信号220でアライメントされる。第1の光学部品120を第1の基準信号220でアライメントするための例示の方法は、第1の基準信号220を生成するために干渉計を使用した実施の形態について、米国特許第5541731号明細書に見つかり、第1の基準信号220を生成するために点光源顕微鏡を使用する実施の形態について、米国特許第6924897号明細書に見つかるであろう。一旦、第1の光学部品120が第1の基準信号220でアライメントされたら、実施の形態において、第1の光学部品120は、例えば、ネジ、ボルト、接着剤などの機械的または化学的機構を使用して、適所に固定される。実施の形態において、第1の光学部品は、第1の基準信号220および第2の基準信号230の両方が、一旦、適所に固定されたら、適所に固定されるであろうことを理解すべきである。
ここで、図6を参照して、実施の形態によれば、第1の光学部品120が第1の基準信号220によりアライメントされ、適所に固定される前、後、または同時に、第2の球体520の幾何学的中心が、第1の光学部品120の曲率中心122から距離d(図1に示されている)(それにより、第1の球体510の幾何学的中心から距離d)にある光学対称軸150に沿った第2の位置に配置され、ここで、第2の球体520の幾何学的中心は第2の光学部品130の曲率中心132にある。一旦、第2の球体520が、第2の球体520の幾何学的中心が第2の光学部品130の曲率中心132の所望の位置にあるように対称軸150上の第2の位置に入ったら、第2の基準信号230は第2の球体520の幾何学的中心に集束される。第2の基準信号230は、第2の球体520に当たり、-第2の光学部品130の曲率中心132の所望の位置と一致する-その球体の幾何学的中心に集束される。先に開示されたように、第2の球体520は、例えば、ガラスなどの透明材料、または例えば、ステンレス鋼などの不透明材料から製造されることがある。実施の形態において、第2の基準信号230は、干渉計(図示せず)のレーザまたは点光源顕微鏡(図示せず)の光源である。
第2の基準信号230が干渉計のレーザである実施の形態において、第2の基準信号230は第2の球体520の幾何学的中心に集束される。第2の球体520の表面から反射した光は、干渉計の参照アームで干渉される。第2の球体520が透明材料から製造されている場合、干渉計の干渉する参照アームは、その光が当たる第2の球体520の第2の表面であり得る。第2の球体520が不透明材料から製造されている場合、第2の球体520の表面から反射した光は、干渉計内で、参照ビームと組み合わされる。第2の球体520の表面および干渉計の参照アームの反射からの干渉縞が無効にされたときに、干渉計は、第2の球体520の幾何学的中心に集束されている。
第2の基準信号230が点光源顕微鏡からの光源である実施の形態において、その光源は、米国特許第6924897号明細書に開示された方法によって、第2の球体520の幾何学的中心に集束されるであろう。
第2の基準信号230が第2の球体520の幾何学的中心に集束された後、第2の基準信号の光源231(例えば、干渉計または点光源顕微鏡など)は、ネジ、ボルト、接着剤などの機械的または化学的機構によって、適所に固定される。その後、実施の形態において、図7を参照して、第2の光学部品130は、回転軸の周りに第2の光学部品130を傾けることによって、第2の基準信号230によりアライメントされる。第2の光学部品130を第2の基準信号230でアライメントするための例示の方法は、第2の基準信号230を生成するために干渉計を使用した実施の形態について、米国特許第5541731号明細書に見つかり、第2の基準信号230を生成するために点光源顕微鏡を使用する実施の形態について、米国特許第6924897号明細書に見つかるであろう。一旦、第2の光学部品130が第2の基準信号230でアライメントされたら、実施の形態において、第2の光学部品130は、例えば、ネジ、ボルト、接着剤などの機械的または化学的機構を使用して、適所に固定される。第1と第2の基準信号220および230は、取り除かれてよく、図1に示されたような光学系100は、適切にアライメントされる。
2つの球体を使用した、上述した実施の形態において、第1の光学部品120および第2の光学部品130は、同時にまたは異なる時に、それぞれ、第1の基準信号220および第2の基準信号230にアライメントされることがあることを理解すべきである。例えば、第1の光学部品120は、実施の形態において、第1の基準信号220にアライメントされ、適所に固定され、続いて、第2の光学部品130は、第2の基準信号230にアライメントされ、適所に固定されても、もしくはその逆も同様であってよい。実施の形態において、第1の光学部品120は、第2の光学部品130が、第2の基準信号230にアライメントされ、適所に固定されるのと実質的に同時に、第1の基準信号220にアライメントされ、適所に固定されることがある。
図5~図7に示されるように、実施の形態において、第1の球体510および第2の球体520は、互いに物理的に接触している一方で、第1の球体510の幾何学的中心および第2の球体520の幾何学的中心は、光学対称軸150上に存在する。第1の球体510と第2の球体520との間のこの物理的接触は、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132の単純かつ正確な位置決めを可能にする。実施の形態において、第1の球体510の半径と第2の球体520の半径の合計は、第1の光学部品120の曲率中心122と第2の光学部品130の曲率中心132との間の光学対称軸150に沿った距離として規定された距離dと等しい。それにより、第1の球体510および第2の球体520を物理的に接触させることによって、-第1の光学部品120の曲率中心122と一致する-第1の球体510の幾何学的中心と、-第2の光学部品130の曲率中心132と一致する-第2の球体520の幾何学的中心との間の距離は、光学対称軸150に沿って距離dだけ隔てられる。実施の形態において、第1の球体510の半径と第2の球体520の半径は、異なることがある。実施の形態において、第1の球体510の半径と第2の球体520の半径は、同じことがある。第1の球体510の半径と第2の球体520の半径が同じである実施の形態において、第1の球体510の直径および第2の球体520の直径は、距離dの長さと等しいことを理解すべきである。
ここに開示され、記載された光学部品をアライメントするための実施の形態を使用することによって、その光学部品は、非常に厳しい公差内でアライメントすることができる。例えば、実施の形態において、前記球体は、所望の直径においてマイクロメートル未満の違いで形成することができ、干渉計の縞は、マイクロメートルの公差内にある。したがって、光学部品の非常に正確なアライメントを達成することができる。
上述のように、第1の球体510および第2の球体520は、光学対称軸150に沿って配置されており、第1の球体510と第2の球体520の幾何学的中心は、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132を表す。光学対称軸150は、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132と交差する線により表される。次に、系の光軸140は、系の光軸140および光学対称軸150により画成される予め定められた角度などによって、光学系100の設計および光学対称軸150に基づいて確立することができる。次いで、第1の光学部品120および第2の光学部品130を、上述したように、それぞれの適所に配置することができる。
実施の形態によれば、第1の球体510および第2の球体520の組合せを表す縦長構造が、第1の球体510および第2の球体520の代わりに使用されることがある。例えば、実施の形態において、図8に示されたような縦長構造が、第1の球体510および第2の球体520の代わりに使用されることがある。実施の形態による縦長構造800は、第1の湾曲端部810、第2の湾曲端部820、および第1の湾曲端部810と第2の湾曲端部820との間の縦長部分830を有する。縦長構造800の第1の湾曲端部810は第1の曲率中心811を有し、縦長構造800の第2の湾曲端部820は第2の曲率中心822を有する。縦長構造800の縦長部分830は、第1の曲率中心811と第2の曲率中心822が距離dだけ隔てられるように、第2の湾曲端部820から第1の湾曲端部810まで延在する。したがって、縦長構造800は、第1の曲率中心811および第2の曲率中心822の両方が、光学対称軸150上に存在し、光学対称軸150に沿って距離dだけ隔てられるように、光学対称軸150上に配置されることがある。
一旦、縦長構造800が、第1の曲率中心811および第2の曲率中心822が、それぞれ、第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132の所望の位置にあるように対称軸150上の位置に入ったら、第1の基準信号220は第1の曲率中心811に集束され、第2の基準信号230は第2の曲率中心822に集束される。第1と第2の基準信号220および230は、縦長構造800に当たり、-第1の光学部品120の曲率中心122および第2の光学部品130の曲率中心132の所望の位置と一致する-第1の曲率中心811および第2の曲率中心822で集束される。縦長構造800は、例えば、ガラスなどの透明材料、または例えば、ステンレス鋼などの不透明材料から製造されることがある。実施の形態において、第1と第2の基準信号220および230は、干渉計(図示せず)のレーザまたは点光源顕微鏡(図示せず)の光源である。
第1と第2の基準信号220および230が干渉計のレーザである実施の形態において、第1と第2の基準信号220および230は、縦長構造800の、それぞれ、第1の曲率中心811および第2の曲率中心822に集束される。縦長構造800の表面から反射した光は、干渉計の参照アームで干渉される。縦長構造800が透明材料から製造されている場合、干渉計の干渉する参照アームは、その光が当たる縦長構造800の第2の表面であり得る。縦長構造800が不透明材料から製造されている場合、縦長構造800の表面から反射した光は、干渉計内で、参照ビームと組み合わされる。縦長構造800の表面および干渉計の参照アームの反射からの干渉縞が無効にされているときに、干渉計は、縦長構造800の第1の曲率中心811および/または第2の曲率中心822に集束されている。
第1の基準信号220および/または第2の基準信号230が点光源顕微鏡からの光源である実施の形態において、その光源は、米国特許第6924897号明細書に開示された方法によって、縦長構造800の第1の曲率中心811および/または第2の曲率中心822に集束されるであろう。
請求項の主題の精神および範囲から逸脱せずに、ここに記載された実施の形態に、様々な改変および変更を行えることが、当業者に明白であろう。それゆえ、本明細書は、ここに記載された様々な実施の形態の改変および変更を、そのような改変および変更が、付随の特許請求の範囲およびそれらの等価物の範囲内に入るという条件で、包含することが意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
光学系において多数の光学部品をアライメントする方法において、
第1の光学部品の予め定められた曲率中心にある第1の位置に球体を配置する工程、
前記第1の位置にある前記球体で第1の基準信号の焦点をアライメントする工程、
前記球体を光学的な対称軸に沿って、第2の光学部品の予め定められた曲率中心にある第2の位置に移動させる工程、
前記第2の位置にある前記球体で第2の基準信号の焦点をアライメントする工程、
前記第1の光学部品を前記第1の基準信号でアライメントし、該第1の光学部品を固定する工程、および
前記第2の光学部品を前記第2の基準信号でアライメントし、該第2の光学部品を固定する工程、
を有してなる方法。
実施形態2
前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が、干渉計のレーザおよび点光源顕微鏡の光源から選択される、実施形態1に記載の方法。
実施形態3
前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が干渉計のレーザである、実施形態1に記載の方法。
実施形態4
前記第1の光学部品および前記第2の光学部品が鏡である、実施形態1に記載の方法。
実施形態5
前記第1の光学部品および前記第2の光学部品の少なくとも一方が、系の光軸上に存在しない、実施形態1に記載の方法。
実施形態6
前記第1の光学部品が前記系の光軸上に存在し、前記第2の光学部品が該系の光軸上に存在しない、実施形態5に記載の方法。
実施形態7
前記球体がガラスから作られている、実施形態1に記載の方法。
実施形態8
前記第1の光学部品および前記第2の光学部品が、該第1の光学部品および該第2の光学部品を接着剤で接着することによって固定される、実施形態1に記載の方法。
実施形態9
光学系において多数の光学部品をアライメントする方法において、
第1の光学部品の曲率中心に第1の球体を配置する工程、
第2の光学部品の曲率中心に、前記第1の球体と物理的に接触して、第2の球体を配置する工程、
第1の基準信号の焦点を前記第1の球体にアライメントする工程、
第2の基準信号の焦点を前記第2の球体にアライメントする工程、
前記第1の光学部品を前記第1の基準信号でアライメントし、該第1の光学部品を固定する工程、および
前記第2の光学部品を前記第2の基準信号でアライメントし、該第2の光学部品を固定する工程、
を有してなり、
前記第1の球体の半径および前記第2の球体の半径の合計が、前記第1の光学部品の曲率中心と前記第2の光学部品の曲率中心との間の距離と等しい、方法。
実施形態10
前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が、干渉計のレーザおよび点光源顕微鏡の光源から選択される、実施形態9に記載の方法。
実施形態11
前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が干渉計のレーザである、実施形態10に記載の方法。
実施形態12
前記第1の光学部品および前記第2の光学部品が鏡である、実施形態9に記載の方法。
実施形態13
前記第1の光学部品および前記第2の光学部品の少なくとも一方が、系の光軸上に存在しない、実施形態9に記載の方法。
実施形態14
前記第1の光学部品が前記系の光軸上に存在し、前記第2の光学部品が該系の光軸上に存在しない、実施形態13に記載の方法。
実施形態15
前記第1の光学部品または前記第2の光学部品の一方が、凸面鏡である、実施形態9に記載の方法。
実施形態16
前記第1の光学部品または前記第2の光学部品の一方が、凹面鏡である、実施形態15に記載の方法。
実施形態17
前記第1の球体の直径および前記第2の球体の直径の各々が、前記第1の光学部品の曲率中心と前記第2の光学部品の曲率中心との間の距離と等しい、実施形態9に記載の方法。
実施形態18
前記第1の球体および前記第2の球体がガラスから作られている、実施形態9に記載の方法。
実施形態19
前記第1の光学部品が系の光軸上に存在し、前記第2の光学部品が該系の光軸上に存在しない、実施形態13に記載の方法。
実施形態20
前記第1の球体の幾何学的中心および前記第2の球体の幾何学的中心の各々が、光学対称軸上に存在する、実施形態9に記載の方法。
100 光学系
110 出力源
111、121、131 電磁信号
120 第1の光学部品
122 第1の光学部品の曲率中心
130 第2の光学部品
132 第2の光学部品の曲率中心
140 系の光軸
150 光学対称軸
160 最終画像焦点
210 球体
220 第1の基準信号
230 第2の基準信号
510 第1の球体
520 第2の球体
800 縦長構造
810 第1の湾曲端部
811 第1の曲率中心
822 第2の曲率中心
820 第2の湾曲端部
830 縦長部分
900 移動機構
910 ブロック
911 通路
920 基準構成部品
930 保持構成部品
940 弾性取付部材
950 スペーサ

Claims (15)

  1. 光学系において多数の光学部品をアライメントする方法において、
    第1の光学部品の予め定められた曲率中心にある第1の位置に球体を配置する工程、
    前記第1の位置にある前記球体で第1の基準信号の焦点をアライメントする工程、
    前記球体を光学的な対称軸に沿って、第2の光学部品の予め定められた曲率中心にある第2の位置に移動させる工程、
    前記第2の位置にある前記球体で第2の基準信号の焦点をアライメントする工程、
    前記第1の光学部品を前記第1の基準信号でアライメントし、該第1の光学部品を固定する工程、および
    前記第2の光学部品を前記第2の基準信号でアライメントし、該第2の光学部品を固定する工程、
    を有してなる方法。
  2. 前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が、干渉計のレーザおよび点光源顕微鏡の光源から選択される、請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が干渉計のレーザである、請求項1記載の方法。
  4. 前記第1の光学部品および前記第2の光学部品が鏡である、請求項1記載の方法。
  5. 前記第1の光学部品および前記第2の光学部品の少なくとも一方が、系の光軸上に存在しない、請求項1記載の方法。
  6. 前記球体がガラスから作られている、請求項1記載の方法。
  7. 光学系において多数の光学部品をアライメントする方法において、
    第1の光学部品の曲率中心に第1の球体を配置する工程、
    第2の光学部品の曲率中心に、前記第1の球体と物理的に接触して、第2の球体を配置する工程、
    第1の基準信号の焦点を前記第1の球体にアライメントする工程、
    第2の基準信号の焦点を前記第2の球体にアライメントする工程、
    前記第1の光学部品を前記第1の基準信号でアライメントし、該第1の光学部品を固定する工程、および
    前記第2の光学部品を前記第2の基準信号でアライメントし、該第2の光学部品を固定する工程、
    を有してなり、
    前記第1の球体の半径および前記第2の球体の半径の合計が、前記第1の光学部品の曲率中心と前記第2の光学部品の曲率中心との間の距離と等しい、方法。
  8. 前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が、干渉計のレーザおよび点光源顕微鏡の光源から選択される、請求項7記載の方法。
  9. 前記第1の基準信号および前記第2の基準信号が干渉計のレーザである、請求項8記載の方法。
  10. 前記第1の光学部品および前記第2の光学部品が鏡である、請求項7記載の方法。
  11. 前記第1の光学部品および前記第2の光学部品の少なくとも一方が、系の光軸上に存在しない、請求項7記載の方法。
  12. 前記第1の光学部品または前記第2の光学部品の一方が、凸面鏡である、請求項7記載の方法。
  13. 前記第1の光学部品または前記第2の光学部品の一方が、凹面鏡である、請求項12記載の方法。
  14. 前記第1の球体の直径および前記第2の球体の直径の各々が、前記第1の光学部品の曲率中心と前記第2の光学部品の曲率中心との間の距離と等しい、請求項7記載の方法。
  15. 前記第1の球体の幾何学的中心および前記第2の球体の幾何学的中心の各々が、光学対称軸上に存在する、請求項7記載の方法。
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