JP2022537845A - 流体製品の均質化装置で使用するための二重膜ポンプおよび同ポンプにおける漏れを検出する方法 - Google Patents
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Abstract
二重膜ポンプ(1)で均質化される流体製品(P1)を収容する作動セクションから油圧流体(P2)を収容する油圧セクションを分離する2つの膜(6、16)内に収容されるサービス流体(P3)の漏れを検出する方法であって、膜(6、16)内に収容される流体の特性を表す物理的大きさ(S)を検出するステップと、検出された物理的大きさ(S)が、サービス流体(P3)と流体製品(P1)との混合を示す第1の状態に関連するか、または検出された物理的大きさ(S)が、サービス流体(P3)と油圧流体(P2)との混合を示す第2の状態に関連するか、または検出された物理的大きさ(S)が、サービス流体(P3)と流体製品(P1)および油圧流体(P2)の両方との混合を示す第3の状態に関連するかを確立するステップと、を含む方法。
Description
本発明は、流体製品の均質化装置で使用するための二重膜ポンプおよび当該ポンプにおける漏れを検出する方法に関する。
ここで提案される発明は、食品産業、特に乳製品部門で使用される。本発明はまた、化学、製薬または化粧品産業で使用され得る。
現在知られている実施形態は様々であるが、均質化装置は、以下を行うために、粒子を含む流体製品に作用する高圧ポンプおよび均質化バルブを備える。すなわち、
エマルションの場合に製品を安定化させ且つその貯蔵寿命を延ばすために、粒子を粉砕してその寸法を均一にし、平均サイズと分布の相違を減らすため、
製薬用途の場合に有効成分の抽出を容易にするために細胞膜を破壊するため、
化学用途およびセルロースの場合に粒子の構造を変更するため、である。
エマルションの場合に製品を安定化させ且つその貯蔵寿命を延ばすために、粒子を粉砕してその寸法を均一にし、平均サイズと分布の相違を減らすため、
製薬用途の場合に有効成分の抽出を容易にするために細胞膜を破壊するため、
化学用途およびセルロースの場合に粒子の構造を変更するため、である。
この文脈では、注意はポンプシステムにフォーカスされる。
流体にパルス状の力を伝達して均質化し、(汚染された)外部環境に対して流体自体の分離を確実にするために、可撓性部材、正確には「膜」または「ダイヤフラム」を用いる膜(またはダイヤフラム)ポンプの使用が知られている。
例えば、文献US 2012/0011998は、可撓性部材が、均質化する流体の収容室と、ピストンが収容される、油を収容する油圧室との間の分離要素として機能する膜ポンプを示している。
US 2012/0011998の可撓性部材は、好ましくは、中間室を規定するように配置された2つの膜によって形成される。
これらの膜は、2つの膜の一方の破損または損傷によって引き起こされる漏れの検出システムと関連しており、検出システムは、これらの漏れに関連する圧力の変動を検出することができる圧力センサを備える。
上記の漏れを検出する方法は、実際に損傷を受けている膜を特定することを可能にしない。したがって、油と接触している膜の損傷の結果、漏れを検出するシステムは、機械の停止を引き起こす信号を送信する。この場合、「製品側」の膜はまだ無傷であり、汚染された領域からの分離を保証するので、機械の停止は回避され得る。
この文脈において、本発明を支える技術的課題は、上記の従来技術の欠点を取り除く、流体製品の均質化装置で使用するための二重膜ポンプおよび当該ポンプにおける漏れを検出する方法を提供することである。
特に、本発明の目的は、流体製品の均質化装置で使用するための二重膜ポンプを提案することであり、一方または他方の膜の損傷を検出して、実際に必要である場合にのみ均質化装置を停止することが可能である。
本発明の別の目的は、二重膜ポンプにおける漏れを検出し、ポンプを分解する必要なしに正確に漏れの場所を特定する方法を提案することである。
上記の技術的課題と特定された目的は、以下を含む、流体製品の均質化装置で使用するための二重膜ポンプによって実質的に達成される。すなわち、当該二重膜ポンプは、
ポンプ本体と、
均質化する流体製品を収容する第1の収容室であって、ポンプ本体に得られる第1の収容室と、
ポンプ本体に得られる、油圧流体を収容する第2の収容室と、
サービス流体を収容する中間室を画定するように相互に間隔を置いて配置された第1の膜および第2の膜であって、前記中間室はポンプ本体に得られ、前記第1の膜は第1の室と中間室との間に配置されてそれらを分離し、前記第2の膜は中間室と第2の室との間に配置されてそれらを分離する、第1の膜および第2の膜と、
第2の室に部分的に収容され且つその中にスライド可能に取り付けられたピストンと、
前記膜の少なくとも1つを通る漏れを検出するための装置と、を備え、
漏出を検出するための装置は、
中間室内に存在する流体の特性を表す物理的大きさを検出するように構成された少なくとも1つの第1のセンサと、
第1のセンサによって検出された物理的大きさが、サービス流体と流体製品との混合を示す第1の状態に関連しているか、または検出された物理的大きさがサービス流体と油圧流体との混合を示す第2の状態に関連しているか、または検出された物理的大きさがサービス流体と流体製品および油圧流体の両方との混合を示す第3の状態に関連しているかを確立するように構成された制御モジュールと、を備える。
ポンプ本体と、
均質化する流体製品を収容する第1の収容室であって、ポンプ本体に得られる第1の収容室と、
ポンプ本体に得られる、油圧流体を収容する第2の収容室と、
サービス流体を収容する中間室を画定するように相互に間隔を置いて配置された第1の膜および第2の膜であって、前記中間室はポンプ本体に得られ、前記第1の膜は第1の室と中間室との間に配置されてそれらを分離し、前記第2の膜は中間室と第2の室との間に配置されてそれらを分離する、第1の膜および第2の膜と、
第2の室に部分的に収容され且つその中にスライド可能に取り付けられたピストンと、
前記膜の少なくとも1つを通る漏れを検出するための装置と、を備え、
漏出を検出するための装置は、
中間室内に存在する流体の特性を表す物理的大きさを検出するように構成された少なくとも1つの第1のセンサと、
第1のセンサによって検出された物理的大きさが、サービス流体と流体製品との混合を示す第1の状態に関連しているか、または検出された物理的大きさがサービス流体と油圧流体との混合を示す第2の状態に関連しているか、または検出された物理的大きさがサービス流体と流体製品および油圧流体の両方との混合を示す第3の状態に関連しているかを確立するように構成された制御モジュールと、を備える。
一実施形態によれば、漏れを検出する装置は、以下を記憶するように構成されたメモリをさらに備える。すなわち、
第1の状態に関連する、物理的大きさの第1の値の区間、
第2の状態に関連する、物理的大きさの第2の値の区間、
第3の状態に関連する、物理的大きさ(S)の第3の値の区間、である。
第1の状態に関連する、物理的大きさの第1の値の区間、
第2の状態に関連する、物理的大きさの第2の値の区間、
第3の状態に関連する、物理的大きさ(S)の第3の値の区間、である。
第1の値の区間、第2の値の区間、および第3の値の区間は、はっきりと異なり、重複していない。
この実施形態では、制御モジュールは、第1のセンサによって検出された物理的大きさが第1の値の区間内、または第2の値の区間内、または第3の値の区間内にあるかを確立するように構成される。
別の実施形態によれば、漏れを検出する装置は、以下を記憶するように構成されたメモリを備える。すなわち、
前記第1の状態に関連付けられている、物理的大きさの第1の閾値、
前記第2の状態に関連付けられている、物理的大きさの第2の閾値、
前記第3の状態に関連付けられている、物理的大きさの第3の閾値、である。
前記第1の状態に関連付けられている、物理的大きさの第1の閾値、
前記第2の状態に関連付けられている、物理的大きさの第2の閾値、
前記第3の状態に関連付けられている、物理的大きさの第3の閾値、である。
第1の閾値、第2の閾値および第3の閾値は、はっきりと異なる。
この実施形態では、制御モジュールは、第1のセンサによって検出された物理的大きさがただ1つの閾値より小さい、2つの閾値より小さい、または3つの全ての閾値より小さいかを確立するように構成される。
好ましくは、制御モジュールはまた、第1のセンサによって検出された物理的大きさを、純粋状態でのサービス流体を示す基準値と比較し、事前に確立された許容誤差より高い前記基準値からの変動に応答して、警告信号および/または電流信号を生成するように構成される。
例えば、警告信号は、音響および/または発光タイプのものである。
好ましくは、二重膜ポンプはまた、ポンプ本体の外側に配置された測定室を含む。測定室は中間室と流体連通している。
一実施形態によれば、第1のセンサは、測定室の境界を定める第1の壁に配置されるか、または測定室に収容される流体に少なくとも部分的に浸される。
「パルスエコー」と呼ばれる構成では、漏れを検出する装置は、測定室の境界を定める第2の壁(第1の壁の反対側)に配置された反射器をさらに備える。
第1のセンサは、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を生成し、前記反射器によって反射されて戻る音波を受信するように構成された超音波センサである。
したがって、物理的大きさは、音波の特徴的な物理的大きさであり、例えば、測定室に収容される流体中の音波の速度、測定室に収容される流体の音響インピーダンス、音波の移動時間、測定室に収容される流体中の音波の減衰、反射音波のスペクトル、反射波の振幅の中から選択される。
「スルートランスミッション(through transmission)」と呼ばれる構成では、漏れを検出する装置は、測定室の境界を定める第2の壁(第1の壁の反対側)に配置された、または測定室に収容される流体に少なくとも部分的に浸された、(反射器の代わりに)第2のセンサを備える。
第2のセンサは、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を生成するように構成された超音波センサである。したがって、第1のセンサは、これらの音波を受信するように構成された超音波センサである。
ここでも、物理的大きさは、音波の特徴的な物理的大きさであり、例えば、測定室に収容される流体中の音波の速度、測定室に収容される流体の音響インピーダンス、音波の移動時間、測定室に収容される流体中の音波の減衰、共振周波数の中から選択される。
好ましくは、提案されたすべての実施形態において、漏れを検出する装置は、温度センサを備える。
言及された技術的課題と特定された目的は、油圧流体を収容する油圧セクションを二重膜ポンプで均質化する流体製品を収容する作動セクションから分離する2つの膜内に収容されるサービス流体の漏れを検出する方法によって実質的に達成され、当該方法は、
膜内に収容される流体の特性を表す物理的大きさを検出するステップと、
検出された物理的大きさが、サービス流体と流体製品との混合を示す第1の状態に関連しているか、またはサービス流体と油圧流体との混合を示す第2の状態に関連しているか、またはサービス流体と流体製品および油圧流体の両方との混合を示す第3の状態に関連しているかを確立するステップと、を含む。
膜内に収容される流体の特性を表す物理的大きさを検出するステップと、
検出された物理的大きさが、サービス流体と流体製品との混合を示す第1の状態に関連しているか、またはサービス流体と油圧流体との混合を示す第2の状態に関連しているか、またはサービス流体と流体製品および油圧流体の両方との混合を示す第3の状態に関連しているかを確立するステップと、を含む。
一実施形態によれば、検出された物理的大きさが第1のまたは第2のまたは第3の状態に関連するかどうかを確立するステップは、前記物理的大きさが第1の状態に関連する第1の値の区間内あるか、または第2の状態に関連する第2の値の区間内にあるか、または第3の状態に関連する第3の値の区間内にあるかどうかを検証することからなる。
第1の値の区間、第2の値の区間、および第3の値の区間は、はっきりと異なり、重複していない。
好ましくは、方法はまた、検出された物理的大きさを純粋状態でのサービス流体を示す基準値と比較するステップと、予め確立された許容誤差よりも高い前記基準値からの変動に応答して、警告信号および/または電流信号を生成するステップと、を含む。
好ましくは、この方法は、
20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する第1の音波を生成し、それをサービス流体に送信するステップと、
第1の音波がサービス流体を通過した後に第1の音波を受信するステップと、を含み、前記物理的大きさは第1の音波の特徴的な物理的大きさであり、これにより、前記物理的大きさを検出するステップは、サービス流体を通過した後に受信された第1の音波の前記物理的大きさを測定することによって実行される。
20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する第1の音波を生成し、それをサービス流体に送信するステップと、
第1の音波がサービス流体を通過した後に第1の音波を受信するステップと、を含み、前記物理的大きさは第1の音波の特徴的な物理的大きさであり、これにより、前記物理的大きさを検出するステップは、サービス流体を通過した後に受信された第1の音波の前記物理的大きさを測定することによって実行される。
一実施形態によれば、第1の音波の生成およびサービス流体を通過した後の第1の音波の受信は、2つの異なる超音波センサによって実行される。
例えば、物理的大きさは、サービス流体における音波の速度、サービス流体の音響インピーダンス、音波の移動時間、サービス流体における音波の減衰、共振周波数の中から選択される。
別の実施形態によれば、第1の音波は、第1の超音波センサによって生成され、反射器によって反射されて戻り、第1の超音波センサによって受信される。
この場合、物理的大きさは、サービス流体における音波の速度、サービス流体の音響インピーダンス、音波の移動時間、サービス流体における音波の減衰、反射音波のスペクトル、反射信号の振幅の中から選択される。
さらなる実施形態によれば、この方法は、
赤外または近赤外スペクトルの第1の光放射を生成し、それをサービス流体に送信するステップと、
第1の光放射がサービス流体を通過した後に第1の光放射を受信するステップと、をさらに含む。
赤外または近赤外スペクトルの第1の光放射を生成し、それをサービス流体に送信するステップと、
第1の光放射がサービス流体を通過した後に第1の光放射を受信するステップと、をさらに含む。
この実施形態では、物理的大きさは、第1の光放射の特徴的な物理的大きさであり、このために、物理的大きさを検出するステップは、サービス流体を通過した後に受信された第1の光放射の前記物理的大きさを測定することによって実行される。
本発明のさらなる特徴および利点は、流体製品の均質化装置およびポンプにおける漏れを検出するための方法の好ましいが排他的ではない実施形態の表示、したがって非限定的な説明からより明らかになるであろう。
それぞれ第1および第2の実施形態における、本発明による、流体製品の均質化装置で使用するための二重膜ポンプを概略的に示す。
図を参照すると、番号1は、特に流体製品P1の均質化装置で使用するための二重膜ポンプを示す。
二重膜ポンプはポンプ本体2を含み、その内側に3つの異なる室が得られる。すなわち、
均質化する流体製品P1を収容する第1の室3、
油圧流体P2を収容する第2の室4、
サービス流体P3を収容する中間室5、である。
均質化する流体製品P1を収容する第1の室3、
油圧流体P2を収容する第2の室4、
サービス流体P3を収容する中間室5、である。
中間室5は、第1の室3と第2の室4との間に配置され、2つの膜6、16により、そこから分離されている。2つの膜6、16は、中間室5を画定するように相互に離間されている。
特に、第1の膜6は中間室5を第1の室3から分離し、第2の膜16は中間室5を第2の室4から分離する。
ピストン7は、第2の室4に部分的に収容されている。二重膜ポンプ1は、第2の室4内でピストン7を直線的にスライドさせるようにピストン7に動作可能に作動する移動手段(図示せず)を含む。特に、ピストン7は、第2の室4を区切る内壁に対してスライド可能に取り付けられている。
二重膜ポンプ1はさらに、2つの膜6、16のうちの少なくとも1つを通る漏れを検出するための装置10を備える。特に、2つの膜6、16のうちの1つが損傷した場合、サービス流体P3は、隣接する室(第1の室3および/または第2の室4)に存在する流体の一方または両方によって汚染される。
有利には、漏れを検出するための装置10は、
中間室5内に存在する流体の特性を表す物理的大きさSを検出するように構成された少なくとも1つの第1のセンサ11と、
第1のセンサ11によって検出された物理的大きさSが、サービス流体P3と流体製品P1との混合を示す第1の状態に関連するか、またはサービス流体P3と油圧流体P2との混合を示す第2の状態に関連するか、またはサービス流体P3と流体製品P1および油圧流体P2の両方との混合を示す第3の状態に関連するかを確立するように構成される制御モジュール12と、を備える。
中間室5内に存在する流体の特性を表す物理的大きさSを検出するように構成された少なくとも1つの第1のセンサ11と、
第1のセンサ11によって検出された物理的大きさSが、サービス流体P3と流体製品P1との混合を示す第1の状態に関連するか、またはサービス流体P3と油圧流体P2との混合を示す第2の状態に関連するか、またはサービス流体P3と流体製品P1および油圧流体P2の両方との混合を示す第3の状態に関連するかを確立するように構成される制御モジュール12と、を備える。
漏れを検出するための装置10はまた、以下を記憶するように構成されたメモリ13を備える。すなわち、
第1の状態に関連する、物理的大きさSの第1の値の区間I1、
第2の状態に関連する、物理的大きさSの第2の値の区間I2、
第3の状態に関連する、物理的大きさSの第3の値の区間I3、である。
第1の状態に関連する、物理的大きさSの第1の値の区間I1、
第2の状態に関連する、物理的大きさSの第2の値の区間I2、
第3の状態に関連する、物理的大きさSの第3の値の区間I3、である。
第1の値の区間I1、第2の値の区間I2、および第3の値の区間I3は、はっきりと異なり、重複していない。
制御モジュール12は、第1のセンサ11によって検出された物理的大きさSが第1の値の区間I1内、または第2の値の区間I2内、または第3の値の区間I3内にあるかを確立するように構成される。
あるいは、メモリ13は、以下を記憶するように構成される。すなわち、
第1の状態に関連する、物理的大きさSの第1の閾値Th1、
第2の状態に関連する、物理的大きさSの第2の閾値Th2、
第3の状態に関連する、物理的大きさSの第3の閾値Th3、である。
第1の状態に関連する、物理的大きさSの第1の閾値Th1、
第2の状態に関連する、物理的大きさSの第2の閾値Th2、
第3の状態に関連する、物理的大きさSの第3の閾値Th3、である。
第1の閾値Th1、第2の閾値Th2および第3の閾値Th3は、はっきりと異なる。
この場合、制御モジュール12は、第1のセンサ11によって検出された物理的大きさSが、ただ1つの閾値より小さいか、2つの閾値より小さいか、または3つの閾値より小さいかを確立するように構成される。
好ましくは、漏れを検出するための装置10は、温度センサ(図示せず)も含む。例えば、温度センサは、測定室14内に存在する流体の温度を検出するように配置される。
有利には、二重膜ポンプ1はまた、ポンプ本体2の外側に測定室14を備える。
測定室14は、サービス流体P3を受け取るように中間室5と流体連通している。例えば、測定室14は、ポンプ本体2に得られた導管15を介して中間室5と流体連通している。
最適な状態(無傷の膜6、16、すなわち損傷していない)では、測定室14はサービス流体P3で満たされている。
好ましくは、第1のセンサ11は、図1および2に示されるように、測定室14の境界を定める第1の壁14aに配置される。
第1の壁14a上の第1のセンサ11の位置および傾斜は、検出されるべき物理的大きさSおよびサービス流体P3のタイプに応じて選択される。
図1に示す第1の実施形態によれば、漏れを検出するための装置10は、測定室14の境界を定め且つ第1の壁14aの反対側の第2の壁14bに配置された反射器17をさらに備える。
この場合、第1のセンサ11は、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を生成し、反射器17によって反射された戻る音波を受信するように構成された超音波センサである。
換言すれば、反射器17は、測定室14を満たす流体に関して第1のセンサ11とは反対側に配置される。
図示されていない別の実施形態では、第1のセンサ11は、測定室14に収容される流体に少なくとも部分的に浸される。
この場合、第1のセンサ11は、測定室14の境界を定める壁に得られたスリットまたは開口を通して測定室14に導入される。
この文脈において、「反射器」という用語は、反射特性を有する任意の物体を意味する。例として、鋼板は反射器として理解されるべきである。
例えば、第2の壁14bは鋼で作ることができ、それによりそれ自体が反射器17を構成する。
したがって、第1の実施形態では、第1のセンサ11は、単純な反射器17を用いて、信号(ここでは音波)のエミッタおよびレシーバの機能を実行する。この構成は、当該分野では「パルスエコー」として知られている。
したがって、第1のセンサ11によって検出される物理的大きさSは、音波の特徴的な物理的大きさである。
例えば、第1の実施形態では、物理的大きさSは、流体中の音波の速度、流体の音響インピーダンス、音波の移動時間、流体における音波の減衰、反射音波のスペクトル、反射信号の振幅の中から選択される。
物理的大きさSの選択は、関係する流体に、すなわち均質化する流体製品P1、サービス流体P3および油圧流体P2に関連している。
図示されていない「パルスエコー」構成の変形例では、複数の第1のセンサ11の使用が提供され、複数の第1のセンサ11は、第1の壁14aに設置され、または測定室14に収容された流体に部分的に浸され、各々が音波の異なる特性の物理的大きさSを検出するように構成される。
これらの第1のセンサ11の各々は、対応する反射器17と対にされ得る。あるいは、第2の壁14bを鋼で作ることによって、第2の壁14bはすべての第1のセンサ11のための単一の反射器17として機能する。
図2に示される第2の実施形態によれば、2つのセンサが提供され、1つは音波を放出するためのものであり、もう1つは音波を受信するためのものである。
したがって、この分野では「スルートランスミッション」と呼ばれるこの構成は、少なくとも一対のセンサ(エミッタ-レシーバ)を提供し、その間にサービス流体P3が入れられる。
第1のセンサ11は、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を受信するように構成された超音波センサである。以下では、第1のセンサ11は「レシーバ」として示される。
以下において「エミッタ」として示される第2の超音波センサ21は、代わりに、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を生成するように構成される。
図2では、第1のセンサ11は測定室14の第1の壁14aに配置され、第2のセンサ21は第1の壁14aの反対側の第2の壁14bに配置される。
図示されていない別の実施形態では、第1のセンサ11と第2のセンサ21の両方が、測定室14に収容される流体に少なくとも部分的に浸される。この場合、第1のセンサ11および第2のセンサ21は、測定室14の境界を定める壁に得られたスリットまたは開口を通して測定室14に導入される。
例えば、第2の実施形態では、物理的大きさSは、流体における音波の速度、流体の音響インピーダンス、音波の移動時間、流体における音波の減衰、共振周波数の中から選択される。
エミッタとレシーバとの間の距離、それらの位置およびそれらの相互の傾斜は、サービス流体P3の特性および検出される物理的大きさSに応じて選択される。
物理的大きさSの選択は、関係する流体に、すなわち均質化する流体製品P1、サービス流体P3および油圧流体P2に関連している。
図示されていない「スルートランスミッション」構成の一変形例では、複数の第1のセンサ11および第2のセンサ21の使用が提供され、複数の第1のセンサ11および第2のセンサ21は、それぞれ第1の壁14aおよび第2の壁14bに設置され(または測定室14に存在する流体に部分的に浸され)、各々は、音波の異なる特徴的な物理的大きさSを検出/放出するように構成される。
説明したすべての実施形態において、制御モジュール12は、例えば、放出窓、音波の増幅または減衰、音波の特徴的な物理的大きさを検出するための時間窓など、音波の様々なパラメータを設定するように構成される。
好ましくは、第1および第2の実施形態の両方において、制御モジュール12はまた、第1のセンサ11によって検出された物理的大きさSを、純粋状態、すなわち均質化する流体製品P1および/または油圧流体P2と混合されてないサービス流体P3を示す基準値Srifと比較するように構成される。予め確立された許容誤差Δよりも高い基準値Srifからの変動に応答して、制御モジュール12は、音響および/または発光タイプの警告信号を生成する。
代替的または追加的に、制御モジュール12は、画面上(例えば、PLC上)で見ることができる電流信号4-20mAを生成する。
制御モジュール12は、好ましくは、上述の機能を実行するように適切にプログラムされた電子モジュールからなり、プログラムされたモジュールに属する異なるハードウェアおよび/またはルーチンソフトウェアエンティティに対応することができる。
変形実施形態に関して上述した超音波技術の代替として、光学技術を、例えば、光学顕微鏡またはNIR技術(「Near Infra Red」の頭字語)を使用することも可能である。
光学顕微鏡技術の場合、第1のセンサ11は光学センサであり、検出される物理的大きさは、光源によって放出される光信号である。中間室5に存在する流体の画像が取得され、その分析により、流体製品P1によるサービス流体P3の汚染(したがって「第1の状態」が適用される)に関する情報、または油圧流体P2によるサービス流体P3の汚染(したがって「第2の状態」が適用される)に関する情報、または流体製品P1の一部と油圧流体P2の一部との両方によるサービス流体P3の汚染(したがって、「第3の状態」が適用される)に関する情報が提供される。
NIR技術の場合、代わりに、サービス流体P3の分光光度分析が実行される。
NIR分光光度計は、光源(例えば、タングステン-ハロゲンランプ)、モノクロメーター、サンプルを提示するためのインターフェイスまたはサンプラー、反射率と透過率(例えば、シリコン、硫酸鉛、インジウム、ヒ化ガリウム)を測定するための検出器で構成されている。
上記の説明から、本発明による、流体製品の均質化装置で使用するための二重膜ポンプの特徴および前記ポンプにおける漏れを検出する方法は、利点と同様に明らかである。
特に、中間室内の漏れを検出するための装置は、そのような漏れが「製品側」膜の損傷/破損に関連するのか、または「ピストン側」膜の損傷/破損に関連するのか、またはその両方の損傷/破損に関連するかどうかを区別することを可能にする。
実際、制御モジュールは、膜の間に収容されるサービス流体の特徴的な特性の検出のおかげで、そのような損傷/破損が第1の膜(製品側)または第2の膜(ピストン側)または両方に関係するかを確立でき、それらは、それぞれ、均質化する流体製品による汚染、またはピストンが浸漬されている油圧流体による汚染、またはこれらの両方の流体による汚染である。
第1のケースでは、実際には、均質化する流体製品がサービス流体と混合し、当該サービス流体を汚染し、選択された物理的大きさの測定によって検出可能な「第1の状態」を引き起こす。
損傷は「製品側」の汚染を意味するので、均質化装置の停止が次に起こり得る。
第2のケースの場合、代わりに、サービス流体が油圧流体によって汚染され(「第2の状態」)、このため「製品側」が汚染から保護されている限り、均質化装置を停止する必要はないかもしれない。
第3のケースでは、サービス流体の汚染が「製品側」と「ピストン側」の両方で発生するため、均質化装置の停止が次に起きる。
物理的大きさにおいてはっきりと異なり且つ重複していない値の区間(または閾値)を選択すると、どの膜が損傷/破損しているかを識別でき、二重膜ポンプを用いる均質化装置に特定の(様々な)アクションを実行できる。
提案された解決策は、どの膜が損傷/破損しているかを事前に特定することを可能にし、不要な場合にシステムを停止して部品を取り外すことを回避する。
さらに、様々な物理的大きさを検出できるため、提案された方法を様々な処理される流体製品で使用できる。
Claims (24)
- 流体製品(P1)の均質化装置で使用するための二重膜ポンプ(1)であって、
ポンプ本体(2)と、
前記ポンプ本体(2)内に得られる、均質化する前記流体製品(P1)を収容する第1の室(3)と、
前記ポンプ本体(2)内に得られる、油圧流体(P2)を収容する第2の室(4)と、
前記ポンプ本体(2)内に得られる、サービス流体(P3)を収容する中間室(5)を画定するよう相互に離間された第1の膜(6)および第2の膜(16)であって、前記第1の膜(6)は前記第1の室(3)と前記中間室(5)とを分離するように前記第1の室(3)と前記中間室(5)との間に配置され、前記第2の膜(16)は前記中間室(5)と前記第2の室(4)とを分離するために前記中間室(5)と前記第2の室(4)との間に配置される、第1の膜(6)および第2の膜(16)と、
前記第2の室(4)に部分的に収容され且つその中にスライド可能に取り付けられたピストン(7)と、
前記膜(6、16)の少なくとも1つを通る漏れを検出するための装置(10)と、を備え、
漏れを検出するための前記装置(10)が、
前記中間室(5)内に存在する流体の特性を表す物理的大きさ(S)を検出するように構成された少なくとも1つの第1のセンサ(11)と、
前記第1のセンサ(11)によって検出された前記物理的大きさ(S)が、前記サービス流体(P3)と前記流体製品(P1)との混合を示す第1の状態に関連するか、または検出された前記物理的大きさ(S)が、前記サービス流体(P3)と前記油圧流体(P2)との混合を示す第2の状態に関連するか、または検出された前記物理的大きさ(S)が前記サービス流体(P3)と前記流体製品(P1)および前記油圧流体(P2)の両方との混合を示す第3の状態に関連するかを確立するように構成された制御モジュール(12)と、を備える二重膜ポンプ(1)。 - 漏れを検出するための前記装置(10)がメモリ(13)をさらに備え、前記メモリ(13)は、前記第1の状態に関連する前記物理的大きさ(S)の第1の値の区間(I1)と、前記第2の状態に関連する前記物理的大きさ(S)の第2の値の区間(I2)と、前記第3の状態に関連する前記物理的大きさ(S)の第3の値の区間(I3)とを記憶するように構成され、前記第1の値の区間(I1)、前記第2の値の区間(I2)および前記第3の値の区間(I3)は異なり重複しておらず、前記制御モジュール(12)は、前記第1のセンサ(11)によって検出された前記物理的大きさ(S)が、前記第1の値の区間(I1)内、または前記第2の値の区間(I2)内、または前記第3の値の区間(I3)内にあるかを確立するように構成される、請求項1に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 漏れを検出するための前記装置(10)がメモリ(13)をさらに備え、前記メモリ(13)は、前記第1の状態に関連する前記物理的大きさ(S)の第1の閾値(Th1)、前記第2の状態に関連する前記物理的大きさ(S)の第2の閾値(Th2)、および前記第3の状態に関連する前記物理的大きさ(S)の第3の閾値(Th3)を記憶するように構成され、前記第1の閾値(Th1)、前記第2の閾値(Th2)および前記第3の閾値(Th3)は異なり、前記制御モジュール(12)は、前記第1のセンサ(11)によって検出された前記物理的大きさ(S)が前記閾値(Th1、Th2、Th3)のただ1つ、2つまたはすべてより小さいかを確立するように構成される、請求項1に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 前記制御モジュール(12)は、また、前記第1のセンサ(11)によって検出された前記物理的大きさ(S)を、純粋状態での前記サービス流体(P3)を示す基準値(Srif)と比較するように構成され、事前に確立された許容誤差(Δ)よりも高い前記基準値(Srif)からの変動に応じて、警告信号および/または電流信号を生成するように構成される、請求項1から3のいずれか1項に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 前記警告信号が音響タイプまたは発光タイプである、請求項4に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 前記ポンプ本体(2)の外部に配置された測定室(14)をさらに含み、前記測定室(14)が前記中間室(5)と流体連通している、請求項1から5のいずれか1項に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 前記第1のセンサ(11)が、前記測定室(14)の境界を定める第1の壁(14a)に配置される、請求項6に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 漏れを検出するための前記装置(10)が、前記測定室(14)の境界を定める第2の壁(14b)であって、前記第1の壁(14a)とは反対側の第2の壁(14b)に配置された反射器(17)をさらに含み、前記少なくとも1つのセンサ(11)は、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を生成し、前記反射器(17)によって反射されて戻る前記音波を受信するように構成された超音波センサであり、前記物理的大きさ(S)は、音波の特徴的な物理的大きさである、請求項7に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 前記第1のセンサ(11)が、測定室(14)に収容される流体に少なくとも部分的に浸される、請求項6に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 漏れを検出するための前記装置(10)が、前記測定室(14)の境界を定める壁(14b)に配置された反射器(17)をさらに含み、前記少なくとも1つのセンサ(11)は、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を生成し、前記反射器(17)によって反射されて戻る前記音波を受信するように構成された超音波センサであり、前記物理的大きさ(S)は音波の特徴的な物理的大きさである、請求項9に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 前記物理的大きさ(S)が、前記測定室(14)に収容される流体における前記音波の速度、前記測定室(14)に収容される流体の音響インピーダンス、前記音波の移動時間、前記測定室(14)に収容される流体における音波の減衰、反射音波のスペクトル、反射波の振幅から選択される、請求項8または10に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 漏れを検出するための前記装置(10)が、前記測定室(14)の境界を定める第2の壁(14b)であって、前記第1の壁(14a)とは反対側の第2の壁(14b)に配置された第2のセンサ(21)をさらに含み、前記第2のセンサ(21)は、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を生成するように構成される超音波センサであり、前記少なくとも1つの第1のセンサ(11)は、20kHzと100MHzの間に含まれる周波数を有する音波を受信するように構成される超音波センサであり、前記物理的大きさ(S)は音波の特徴的な物理的大きさである、請求項7に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 漏れを検出するための前記装置(10)が、前記測定室(14)に収容される流体に少なくとも部分的に浸された第2のセンサ(21)をさらに含み、前記第2のセンサ(21)は、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を生成するように構成された超音波センサであり、前記少なくとも1つの第1のセンサ(11)は、20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する音波を受信するように構成された超音波センサであり、前記物理的大きさ(S)は音波の特徴的な物理的大きさである、請求項9に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 前記物理的大きさ(S)が、前記測定室(14)に収容される前記流体における音波の速度、前記測定室(14)に収容される前記流体の音響インピーダンス、前記音波の移動時間、前記測定室(14)に収容される前記流体における音波の減衰、共振周波数から選択される、請求項12または13に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 漏れを検出するための前記装置(10)が温度センサを含む、請求項1から14のいずれか1項に記載の二重膜ポンプ(1)。
- 二重膜ポンプ(1)で均質化される流体製品(P1)を収容する作動セクションから油圧流体(P2)を収容する油圧セクションを分離する2つの膜(6、16)内に収容されるサービス流体(P3)の漏れを検出する方法であって、
前記膜(6、16)内に収容される流体の特性を表す物理的大きさ(S)を検出するステップと、
検出された前記物理的大きさ(S)が、前記サービス流体(P3)と前記流体製品(P1)との混合を示す第1の状態に関連するか、または検出された前記物理的大きさ(S)が、前記サービス流体(P3)と前記油圧流体(P2)との混合を示す第2の状態に関連するか、または検出された前記物理的大きさ(S)が、前記サービス流体(P3)と前記流体製品(P1)および前記油圧流体(P2)の両方との混合を示す第3の状態に関連するかを確立するステップと、を含む方法。 - 検出された前記物理的大きさ(S)が前記第1の状態または前記第2の状態または前記第3の状態に関連するかを確立する前記ステップは、前記物理的大きさ(S)が前記第1の状態に関連する第1の値の区間(I1)内にあるか、前記第2の状態に関連する第2の値の区間(I2)内にあるか、または前記第3の状態に関連する第3の値の区間(I3)内にあるかを検証することからなり、前記第1の値の区間(I1)、前記第2の値の区間(I2)および前記第3の値の区間(I3)は異なり重複していない、請求項16に記載の方法。
- 検出された前記物理的大きさ(S)を、純粋状態での前記サービス流体(P3)を示す基準値(Srif)と比較するステップをさらに含み、事前に確立された許容誤差(Δ)よりも高い前記基準値(Srif)からの変動に応じて、警告信号および/または電流信号を生成するステップを含む、請求項16または17に記載の方法。
- 20kHzと100MHzとの間に含まれる周波数を有する第1の音波を生成し、前記第1の音波を前記サービス流体(P3)に送信するステップと、
前記第1の音波が前記サービス流体(P3)を通過した後に前記第1の音波を受信するステップと、をさらに含み、前記物理的大きさ(S)は前記第1の音波の特徴的な物理的大きさであり、これにより、前記物理的大きさ(S)を検出する前記ステップは、前記サービス流体(P3)を通過した後に受信された前記第1の音波における前記物理的大きさ(S)を測定することによって実行される、請求項16から18のいずれかに記載の方法。 - 前記第1の音波の生成および前記サービス流体(P3)を通過した後の前記第1の音波の受信は、2つの異なる超音波センサ(11、21)によって実行される、請求項19に記載の方法。
- 前記物理的大きさ(S)は、前記サービス流体(P3)における前記音波の速度、前記サービス流体(P3)の音響インピーダンス、前記音波の移動時間、前記サービス流体(P3)における前記音波の減衰、共振周波数から選択される、請求項20に記載の方法。
- 前記第1の音波は、第1の超音波センサ(11)によって生成され、反射器(17)によって反射されて戻り、前記第1の超音波センサ(11)によって受信される、請求項19に記載の方法。
- 前記物理的大きさ(S)は、前記サービス流体(P3)における前記音波の速度、前記サービス流体(P3)の音響インピーダンス、前記音波の移動時間、前記サービス流体(P3)における前記音波の減衰、反射音波のスペクトル、反射信号の振幅から選択される、請求項22に記載の方法。
- 赤外または近赤外スペクトルの第1の光放射を生成し、前記第1の光放射を前記サービス流体(P3)に送信するステップと、
前記第1の光放射が前記サービス流体(P3)を通過した後に前記第1の光放射を受信するステップと、をさらに含み、前記物理的大きさ(S)は前記第1の光放射の特徴的な物理的大きさであり、このために、前記物理的大きさ(S)を検出する前記ステップが、前記サービス流体(P3)を通過した後に受信された前記第1の光放射における前記物理的大きさ(S)を測定することによって実行される、請求項16から18のいずれかに記載の方法。
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