JP2022537637A - エネルギー変換システム - Google Patents

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Abstract

エネルギー変換システムは、第1の液体を含むライザー導管と、第2の液体を含むダウンカマーであって、ダウンカマーは、ライザー導管と流体連通しており、第2の液体は、第1の液体と、第2の液体が第1の液体よりも高い比重を有するように懸濁している微細に分割された材料とを含み、ダウンカマーは、第1のタンクおよび第2のタンクと流体連通している、ダウンカマーと、第1の液体のエネルギーを、エネルギー変換システムから出力するためのエネルギーに変換し、その後、第1の液体を排出するように配置された変換装置と、微細に分割された材料の懸濁状態を維持するために第3の液体を再循環させるように配置された再循環器であって、第3の液体は、第2の液体と、懸濁しているさらなる微細に分割された材料とを含む、再循環器と、を含む。再循環器は、第3の液体を排出して、変換装置からの第1の液体と混合して第2の液体を形成するように配置される。第1のタンクおよび第2のタンクは、変換装置とダウンカマーの間に配置され、変換装置から排出された第1の液体を受け入れて、第1の液体をダウンカマーに供給する。第1および第2のタンクへの第1の液体の供給は、第1および第2のタンク内の液体の高さを所定の閾値以下に維持するように使用時に規制される。【選択図】図1

Description

本発明の例示的な実施形態は、エネルギー変換システム、および関連する方法に関する。
いくつかのエネルギー変換システムは、液体中に懸濁している微細に分割された材料(細分化された材料、以下同様)を含む。微細に分割された材料の希釈度の変化、したがって液体の比重の変化により、液体が重力の作用下でシステム内を移動し、エネルギー変換プロセスが行われる。しかし、このようなエネルギー変換システムの動作中に、液体の比重をエネルギー変換システムの動作として意図した設計パラメータ内に収まるように調整することは困難である。
本発明の例示的な実施形態は、本明細書で特定されているか否かにかかわらず、先行技術の少なくとも1つの問題を解決することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、エネルギー変換システムであって、第1の液体を含むライザー導管と、第2の液体を含むダウンカマーであって、ダウンカマーは、ライザー導管と流体連通しており、第2の液体は、第1の液体と、第2の液体が第1の液体よりも高い比重を有するように懸濁している微細に分割された材料とを含み、ダウンカマーは、第1のタンクおよび第2のタンクと流体連通している、ダウンカマーと、第1の液体のエネルギーを、エネルギー変換システムから出力するためのエネルギーに変換し、その後、第1の液体を排出するように配置された変換装置と、微細に分割された材料の懸濁状態を維持するために第3の液体を再循環させるように配置された再循環器であって、第3の液体は、第2の液体と、第3の液体が第2の液体よりも高い比重を有するように懸濁しているさらなる微細に分割された材料とを含む、再循環器と、を含むエネルギー変換システムが提供される。再循環器は、第3の液体を排出し、変換装置からの第1の液体と混合して第2の液体を形成するように配置され、第1のタンクおよび第2のタンクは、変換装置とダウンカマーとの間に配置され、変換装置から排出された第1の液体を受け入れ、第1の液体をダウンカマーに供給し、第1および第2のタンク内の液体の高さを所定の閾値以下に維持するために、第1および第2のタンクへの第1の液体の供給は、使用時に規制される。
このようなエネルギー変換システムは、第1および第2のタンクの各々における液体の高さを所定の閾値以下に維持することが、ライザー導管内の第1の液体の高さを制御するのに役立ち、したがって、タービンを駆動するために利用可能な水頭を維持することができるので、有利である。
一例では、第1の液体の供給の規制は、使用時に第1のタンクと第2のタンクとの間で排出を交互に行う交互排出配置(alternating discharge arrangement)によって行われる。一例では、交互排出配置は、単一の入口ポートと2つの出口ポートとを有するダイバータバルブを含む。一例では、交互排出配置は、可動式プレートを有するダイバータバルブを含み、プレートの動きが2つの出口ポートのうちの1つを交互に覆い、それにより交互排出を提供するように配置される。一例では、交互排出配置は、少なくとも1つのタイマー動作式バルブを含む。
一例では、エネルギー変換システムは分離器をさらに含み、分離器は、ダウンカマーから第2の液体を受け入れ、微細に分割された材料から第1の液体を分離し、第1の液体をライザー導管に排出し、第2の液体を再循環器に排出するように配置される。一例では、分離器は分離タンクを含む。一例では、分離タンクは、高さが低くなるにつれて減少する面積を有しているので、分離タンク内の流速は、懸濁液から微細に分割された材料を除去するようにタンク内の高さが高くなるにつれて低下し、分離タンクは、ライザー導管に排出するように配置された上部出口をさらに含む。一例として、分離タンクは、円錐形の本体を含む。
一例では、分離器は、分離容器をさらに含み、分離容器は、上部出口から流体を受け入れ、流体から微細に分割された材料を分離し、第1の液体をライザー導管に排出し、ダウンパイプを介して液体を分離タンクに戻すように動作可能である。一例では、微細に分割された材料は磁性体であり、分離容器は分離ドラムを含む。一例では、分離ドラムに引き付けられた微細に分割された材料が第1の液体から分離されるように、分離ドラムは回転可能である。一例では、分離容器は、分離ドラム内に永久磁石をさらに含む。一例では、ドラム磁石は、ドラムの円弧の約130~150°、例えば140°にわたって延びている。一例では、分離容器は、微細に分割された材料を分離ドラムから除去し、微細に分割された材料を戻り管に向けて導くワイパを含む。一例では、分離容器は圧力容器であり、分離容器内の流体レベルは、分離容器内の空気の流入および排出を制御することにより制御可能である。一例では、再循環器は、分離タンクから第3の液体を受け入れ、第1のタンクおよび第2のタンクからの第1の液体と混合するために第3の液体を排出する再循環カラムを含む。一例では、再循環カラムは、分離タンクの下部出口から第3の液体を受け入れるように配置される。
一例では、再循環カラムは、プロペラポンプを含む。一例では、プロペラポンプは、耐摩耗性材料でライニングされている。一例では、プロペラポンプは、エアロックされたシュラウドによって保護されたシャフトを含む。一例では、再循環器は、プロペラポンプを駆動するために使用時に配置される油圧モータを含む。一例では、再循環器は、第3の液体を再循環させるように動作可能な流体置換力ポンプを含む。
一例では、変換装置はタービンを含み、仕事の出力は運動エネルギーを含む。一例では、変換装置は油圧式空気圧縮機を含み、油圧式空気圧縮機は、使用時に空気を受け入れて圧縮するように配置され、仕事の出力は空気の圧縮である。
本発明の第2の態様によれば、エネルギーを変換する方法であって、第1の液体を含むライザー導管を提供するステップと、第2の液体を含むダウンカマーを提供するステップであって、ダウンカマーは、ライザー導管と流体連通しており、第2の液体は、第1の液体と、第2の液体が第1の液体よりも高い比重を有するように懸濁している微細に分割された材料とを含み、ダウンカマーは、第1のタンクおよび第2のタンクと流体連通している、ステップと、第1の液体の位置エネルギーを仕事の出力に変換して、第1の液体を排出するステップと、微細に分割された材料の懸濁状態を維持するために第3の液体を再循環させるステップであって、第3の液体は、第2の液体と、第3の液体が第2の液体よりも高い比重を有するように懸濁しているさらなる微細に分割された材料とを含み、第3の液体を排出し、変換装置からの第1の液体と混合して第2の液体を形成する、ステップと、第1の液体および第3の液体を第1のタンクおよび第2のタンクに受け入れるステップと、第1および第2のタンク(16、15)の各々内の液体の高さを所定の閾値以下に維持するために、第1のタンクおよび第2のタンクへの第1の液体の供給を規制するステップと、を含む方法が提供される。
本発明によれば、添付の請求項に記載された装置および方法が提供される。本発明の他の特徴は、従属請求項、および以下の説明から明らかになるであろう。
本発明のより良い理解のために、例示として、添付の図面を参照する。
図1は、第1の例示的な実施形態による、エネルギー変換システムの概略図である。 図1Aは、第2の例示的な実施形態による、エネルギー変換システムの概略図である。 図1Bは、第3の例示的な実施形態による、エネルギー変換システムの概略図である。 図1Cは、図1Bのエネルギー変換システムで使用される、流体置換力ポンプの概略図である。 図2は、分離容器の断面図である。 図3は、プロペラポンプの断面図である。 図4は、ダイバータバルブの断面側面図である。 図4Aは、図4のダイバータバルブの平面図である。 図5は、第4の例示的な実施形態による、エネルギー変換システムの概略図である。 図6は、本明細書に記載されているエネルギー変換システムを使用して実行され得るような、エネルギーを変換する方法を示すフロー図である。
図1を参照すると、第1の例示的な実施形態による、例示的なエネルギー変換システム1が示されている。エネルギー変換システム1は、ライザー導管20を備える。ライザー導管20は、第1の液体を含む。エネルギー変換システム1は、ダウンカマー19をさらに備える。ダウンカマー19は、第2の液体を含む。第2の液体は、第2の液体が第1の液体よりも高い比重を有するように、微細に分割された材料が懸濁した第1の液体からなる。この例では、第1の液体は水であり、細分化された材料はフェロシリコンである。細分化された材料は、好適には、細分化された材料の100%が0.2mmのメッシュを通過するような粒径である。ダウンカマー19およびライザー導管20は、その下部と上部との間に垂直方向の分離を提供するために上方に延びていて、それにより、重力による圧力差がその下部と上部との間の流体に生じる。
エネルギー変換システム1は、第1のタンク16および第2のタンク16Aを備える。第1のタンク16および第2のタンク16Aは、第1および第2のタンク16、16Aの内容物がその下部から排水され、その後ダウンカマー19に入るように、ダウンカマー19と流体連通して配置される。ダウンカマー19は、分離タンク22からなる分離器を介してライザー導管20と流体連通している。
タービン24は、ライザー導管20を通って流れる流体を受け入れるように配置される。タービンは、第1の液体のエネルギーを、エネルギー変換システム1から出力するためのエネルギーに変換する変換装置として機能する。図1の実施形態では、タービンは、エネルギー変換システムを第1の液体でプライミングし、エネルギー変換動作中にライザー導管20に第1の液体が十分に供給されることを保証し、第1の液体の循環経路を大気圧に開放するのに有用なヘッダータンク21の下方に配置される。
タービン24から排出された第1の液体は、タービン24から第1のタンク16および第2のタンク16Aへの流れを調整するように配置された交互排出配置14に送られる。第1のタンクおよび第2のタンクにおける第1の液体の高さを調節することの重要性は、以下でさらに説明される。
ダウンカマー19は、例えば、分離タンク22の頂部と底部との中間点付近のレベルで、分離タンク22に排出される。分離タンクの上部領域では、分離タンク22からの出口がライザー導管20に排出される。分離タンク22は、高さが低くなるにつれて、概ね円錐状に減少する面積を有する。分離タンク22は、その上部に加圧された流体、例えば、圧縮空気または、分離タンク22の内容物の望ましくない酸化につながらない窒素などの圧縮された不活性ガスを加えることができるレギュレータ12を備える。実際、空気や窒素などの加圧ガスの代わりに、第3の液体と一般的に非混和性である液体を使用してもよい。このように分離タンク22を加圧することで、第3の液体の再循環を助けることができる。
エネルギー変換システム1は、再循環カラム18を含む再循環器を備える。再循環カラム18は、分離タンク22から第3の液体を受け入れるように配置される。再循環カラム18は、ポンプ入口26を介して分離タンク22の下部から第3の液体を受け入れるように配置される。第3の液体は、第2の液体と、第3の液体が第2の液体よりも高い比重を有するように、懸濁した微細に分割されたさらなる材料とからなる。再循環カラム18は、第1の液体と混合する流体をライザー導管21から排出するように配置される。より具体的には、再循環カラム18は、第1のタンク16および/または第2のタンク16Aで第1の液体と混合するように第3の液体を排出し、それによりダウンカマー19において第2の液体を形成する。
再循環器は、再循環カラム18内の第3の液体を上昇させるために、ポンプ17をさらに備える。ポンプ17は、好適には、図1Bおよび図1Cに関して以下で詳細に説明する流体置換力ポンプ、図3に関して以下で詳細に説明するプロペラポンプ、または他の好適なスラリーポンプ構成からなり得る。
エネルギー変換システムの動作において、第2の液体および第3の液体が第1の液体よりも高い比重であることは、ライザー導管20内の第1の液体の高さが、ダウンカマー19内の第2の液体および再循環カラム18内の第3の液体の高さよりも大きいことを意味する。したがって、タービン24は、第1の液体の位置エネルギーを、運動エネルギーとして出力される仕事に変換する。
再循環器は、第3の液体を再循環させ、微細に分割された材料を懸濁状態に維持する。再循環器は、分離タンク22内で流体が分離する際に密度の高い物質が移動する分離タンク22の下部から、ポンプ入口26を介して第3の液体を受け入れる。ポンプ17は、第3の液体を、第1のタンク16および第2のタンク16Aと流体連通している再循環カラム18の上に引き上げる。分離タンク22の上部への加圧流体の供給は、分離タンク22内の一貫したベース圧力を維持するのに役立ち、ポンプ17の需要を低減する。ポンプ17の需要をさらに減らすために、第1および第2のタンク16、16Aの流体レベルの上に大まかな真空を適用することができる。分離タンク22に適用される圧力の量および第1および第2のタンク16、16Aに適用される真空の量は、設計動作流量で発生する摩擦損失およびエネルギー変換システムの頂部と底部との間のヘッド差を考慮して、エネルギー変換システムの流量パラメータおよび全体的な寸法に応じて選択することができる。理解されるように、動作中の圧力/真空の監視は、センサ(図示せず)を使用して実行することができ、時間の経過とともにシステムにおいて発生するあらゆる損失を考慮して適切な調整を行うことができる。
タービン24から第1および第2のタンク16、16Aへの第1の液体の供給は、第1および第2のタンク16、16Aの各々における液体の高さを所定の閾値以下に維持するために調節される。これにより、ライザー導管21内の第1の液体の高さが制御され、その結果、タービン24を駆動するために利用可能な水頭が維持される。
第1の液体の供給の調節は、タービン24からの排出を第1および第2のタンク16、16A間で交互に行う交互排出配置によって行われる。排出を交互に行うことは、図4に関して以下でより詳細に説明するダイバータバルブによって便利に実現できる。エネルギー変換システム1の動作中、流体は、第1および第2のタンク16、16Aの一方が第1の液体で満たされる一方、他方が空になるように、第1および第2のタンク16、16Aの一方に流入する。このようにして、第1の流体と第3の流体との混合をより容易に制御することができ、エネルギー変換システムの動作を継続するのに適した密度を有する第2の流体の流れをダウンカマー19内に生成することができる。
分離タンク22は、ダウンカマー19から第2の液体を受け入れる。分離タンク22は、微細に分割された材料から第1の液体を分離し、第1の液体をライザー導管20に、第3の液体を再循環器カラム18に排出する。分離タンク22は、高さが低くなるにつれて減少する面積を有しているので、微細に分割された材料を懸濁液から除去するために、分離タンク22内の高さが高くなるにつれてタンク内の流速が低下する。つまり、分離タンク22内で分離が行われ、分離タンク22の上部は第1の液体で構成され、分離タンク22の下部は第3の液体で構成される。その上部に位置する分離タンク22の出口は、ライザー導管20に排出され、その下部に位置する分離タンク22の下部出口は、再循環カラム18に排出される。分離タンク22は、エネルギー変換システム1を初期化または停止する際に使用できるドレインバルブ23を備える。
図1Aは、第2の例示的な実施形態による、エネルギー変換システム10の概略図である。図1Aでは、分離タンク22がマニホールドとして機能し、ライザー導管20用の第1の液体と再循環器用の第3の液体とを生成するための第2の液体の分離が分離器8で行われる。図2および以下の関連する説明は、分離器8の動作の追加の詳細を与える。
分離器8は、分離タンク22の上部付近に配置された分離器インフィード29を介して分離タンク22を出る流体中に残っている微細に分割された材料を除去するための、分離容器32を備える。分離器8は、分離容器32からタービン24につながるタービン供給管と、分離容器32から分離タンク22につながる媒体戻り管27とをさらに備える。
分離容器32は、分離タンク22の上部から、分離器インフィード29を介して流体を受け入れる。分離容器32は、分離器インフィード29を介して受け入れた流体から微細に分割された材料を除去するように動作する。分離容器32は、タービン24を介してライザー導管20に第1の液体を排出し、微細に分割された材料の濃度が高い流体を、媒体戻り管27を介して分離タンク22に戻す。
図2を参照すると、分離容器32が示される。分離容器32は円筒形であり、その軸が水平になるように配置される。分離容器32は、分離容器32内に配置された分離ドラム34を備える。分離ドラム32は円筒形であり、その軸が水平になるように配置される。分離ドラム34の軸は、分離容器32の軸と非同心である。分離容器32は密閉され、その上部に加圧された流体を加えたり、取り除いたりできる圧力調整器38を有する。例えば、圧縮空気または、窒素などの圧縮不活性ガスを使用して、分離容器32内の流体のレベルを、図2にタービン参照番号24に向かう矢印で示されたタービン供給管のレベルよりも上にある分離ドラム32の軸のレベル付近に維持することができる。空気または窒素などの加圧ガスの代わりに、第3の液体と一般的に非混和性である液体を使用してもよい。
流体レベルインジケータ35は、ビューイングポート39を通して検査した後の正しい流体レベルの決定を助けるために設けられ、分離容器32内の流体レベルの必要な調節を容易にする。
分離ドラム34は、強磁性材料で形成され、その中に配置された永久磁石36を備える。永久磁石36は、分離ドラム34の円弧の約140°にわたって延びている。永久磁石は、分離ドラム34の回転に関わらず、分離ドラム34の下部に作用するように、固定して配置される。
分離容器32は、分離器インフィード29から流体を受け入れるように配置された入口37を備える。分離容器32は、ワイパ31を備える。ワイパ31は、分離ドラム34と接触するようにバイアスされている。ワイパ31は、入口37に対して分離ドラム34の反対側に配置されたバリア30に隣接し、分離ドラム34に接触するようにバイアスされている。
分離容器32は、ワイパ31と分離ドラム34との接触点の下方に配置され、媒体戻り管27に供給する第1のドラム出口を備える。バリア30は、サーボ制御されたスプリッタプレート41と協働して、微細に分割された材料を第1のドラム出口に向かって誘導する。分離容器32は、ワイパ31およびバリア30の対向側であって、ドラム入口37と同じ側に配置された第2のドラム出口を備える。第2のドラム出口は、ライザー導管21と流体連通するタービン供給管を備える。分離ドラム34と第2のドラム出口との間には、第2バリア30Aが設けられる。
使用時に、分離容器32内の流体レベル43は、バリア30、30Aによって到達するレベルよりも低い。分離容器32内の流体レベル43は、分離ドラム34の半分が水没するようなレベルである。
分離ドラム34は、図2において反時計回りの方向に、回転する。永久磁石36は、分離ドラムと共に回転せず、そのため、微細に分割された材料が、分離ドラム34の外周面に位置する永久磁石36に引き付けられる磁気領域を生成する。微細に分割された材料は、微細に分割された材料が磁気領域を離れるまで、分離ドラム34と共に移動する。この時点で、微細に分割された材料は、重力の下で分離ドラム34の表面から落下する。磁気領域の端は第1のドラム出口の上に位置するので、微細に分割された材料は第1のドラム出口に落ちる。バリア30は、このプロセスを助ける。バリア30、30Aよりも半径方向に遠くに位置する第1の液体は、分離容器22内の圧力の作用の下で、第2のドラム出口を通って分離容器32を出る。
細分化された材料が磁気領域を離れた後でも、少量の残留した細分化材料が分離ドラム34の外表面に残っている可能性のあることが理解されるであろう。ワイパ31は、そのような残留した細分化材料を分離ドラム34の表面から除去する。残留した細分化材料はまた、第1のドラム出口に落ちる。微細に分割された材料の排出は、動作中に適切なサーボ調整が行われる、スプリッタプレート41の位置によってさらに助けられる。
代替の分離容器は、例えば、圧力、流体の処理量、フットプリント、流体および微細に分割された材料の組成、分離効力などのシステム設計パラメータに適した代替の幾何学的および他の特徴を含む。例えば、分離ドラムを垂直軸に配置し、磁石、入口/出口、ワイパなどの位置および配置を適切に変更してよい。
図1Bは、第3の例示的な実施形態による、エネルギー変換システム100の概略図である。図1Bでは、分離容器32は、ダウンカマー19における第2の液体の下降経路に配置される。ダウンカマー19は、分離タンク22に供給する第1の脚部19Aと、分離容器32に供給する第2の脚部19Bとを備える。本実施形態では、分離はすべて分離容器32で行われ、分離タンクは純粋にマニホールドとして機能する。ダウンカマー19の第1および第2の脚部19A、19Bにおける第2の液体の流れは、バルブ19C、19Dによって調整される。図1Bでは、ポンプ17の機能は、空気圧縮機97と、空気タンク95と、第1および第2のポンプタンク103、104と、関連する制御弁90、91、92、93および非還流弁28とによって提供される。制御弁90、91、92、93の適切な開閉により、空気タンク95に蓄積され、空気パイプ94、94Aを介して送られるポンプ97の空気圧形態に応じて、再循環器18のための第3の液体の一定の出力が提供される。すなわち、制御弁90、91、92、93の開閉に応じて、第1および第2のポンプタンク103、104の上部の空域に交互に圧力を加えることによってである。直接空気作動ポンプ回路の動作サイクルは、図1Cの流体置換ポンプの以下の説明から明らかになるであろう。理解されるように、空気の代わりに、窒素などの不活性ガスを用いてもよい。
図1Cを参照すると、図1のプロペラポンプ17または図1Bの直接空気作動ポンプ回路の代わりに、エネルギー変換システム10の再循環器カラム18内で使用される流体置換力ポンプ17Aが示される。流体置換力ポンプ17Aのいくつかの特徴は、明確にするために図1Bから省略される。流体置換力ポンプ17Aは、以下に説明する方法で動作し、第3の液体を再循環させるために他のタイプのポンプを使用する場合に、図1、図1Aまたは図1Bのエネルギー変換システム1、10、100が、図1に関して説明したものと同じ方法で機能することを可能にする。
流体置換力ポンプ17Aは、第1のポンプタンク103と第2のポンプタンク104とを備える。第1のポンプタンク103は、第1の媒体室70を備える。第2のポンプタンク104は、第2の媒体室71を備える。
第1の媒体室70は、第1の逆止弁28を介して分離タンク22と流体連通している。第1の逆止弁28は、分離タンク22の下部から第1の媒体室70への流体の流入を許容するが、第1の媒体室70から逆方向への戻りを許容しない。第1の媒体室70は、再循環器カラム18の一部として第1のポンプタンク103から上方へ延びる第1の再循環器ブランチ18Aと流体連通している。第1の媒体室70内の第3の液体には、「M」のラベルが付けられている。
第2の媒体室71は、第2の逆止弁28を介して分離タンク22と流体連通している。第2の逆止弁28は、第2の媒体室71への流体の流入を許容するが、第2の媒体室71から逆方向への戻りを許容しない。第2の媒体室71は、再循環器カラム18の一部として第2のポンプタンクから上方へ延びる第2の再循環器ブランチ18Bと流体連通している。第2の媒体室71内の第3の液体には、「M」のラベルが付けられている。
第1のポンプタンク103は、第1のサドルタンク77Aを備える。第1のサドルタンク77Aの上部は、コネクタチューブ72を介して第1の媒体室70と流体連通している。
第2のポンプタンク104は、第2のサドルタンク77Bを備える。第2のサドルタンク77Bの上部は、コネクタチューブ72を介して第2の媒体室71と流体連通している。
流体置換力ポンプ17Aは、圧力容器75内に配置された水中ポンプ76を備える。水中ポンプ76の一側は、ダイバータバルブ74の第1の半部と流体連通していて、他方は、ダイバータバルブ74の第2の半部と流体連通している。使用時に、水中ポンプ76は、ダイバータバルブ74の第2の半部から水を引き、ダイバータバルブ74の第1の半部に水を渡すように動作する。水は、第1および第2のサドルタンク77A、77Bと、ダイバータバルブ74の第1および第2の半部1/2、2/2とに、「W」のラベルが付けられている。
ダイバータバルブ74の第1および第2の半部は、各々、第1のサドルタンク77Aと流体連通するポートを備える。また、ダイバータバルブ74の第1および第2の半部は、各々、第2のサドルタンク77Bと流体連通するポートを備える。
サドルタンク77A、77Bは、その底部に水を含み、水の上には空気を有する。媒体タンク70、71は、その底部に第3の液体を含み、第3の液体の上に空気を有する。空気は、「A」のラベルが付けられている。空気は、コネクタチューブ72にも存在する。理解されるように、空気の代わりに、窒素などの不活性ガスを使用してもよい。実際、空気や窒素などの加圧ガスの代わりに、第3の液体と一般的に非混和性である液体を使用してもよい。
力ポンプ17Aの動作中のいかなる時点においても、サドルタンク77A、77Bと媒体タンク70、71との間に第3の液体または水は流れず、代わりに、サドルタンク77A、77Bへの水の出入りの動きにより、第3の液体の上方の空気圧が第1および第2の再循環器ブランチ18A、18Bから第3の液体を交互に押し出し、それに対応して、媒体タンク70、71と分離タンク22との間の圧力差が、第3の液体が再循環器カラム18に送られているのとは反対側の媒体タンク70、71に第3の液体を引き込む。この汲み上げ動作は、駆動装置73を用いてダイバータバルブ74の構成を変更することで制御される。
流体置換ポンプ17Aの動作サイクルの第1の段階では、ダイバータバルブは第1の状態にある。第1の状態では、水が第2のサドルタンク77Bから流出して、ダイバータバルブ74の第2の半部に流入し、圧力容器75を介して水中ポンプ76の吸引側に戻されるように、ダイバータバルブ74の第2の半部が配置される。ダイバータバルブ74の第2の半部と第1のサドルタンク77Aとの接続は閉じられている。
流体置換ポンプ17Aの動作サイクルの第1の段階と同時に、ダイバータバルブ74の第1の半部は、水中ポンプ76の吸込側を介して圧力容器75から水を受け入れる。ダイバータバルブ74の第1の半部は、第2のサドルタンク77Bに対しては閉じているが、第1のサドルタンク77Aに対しては、第1のサドルタンク77A内の水のレベルが上昇して、空気を第1の媒体タンク70に押し込み、したがって、第3の液体を第1の媒体タンク70から第1の再循環器ブランチ18Aの上に変位させるように開いている。図1Bの構成に示し、上述したように、第1の媒体室70と分離タンク22との間の逆止弁28は、流体置換ポンプ17Aが動作する際に、第3の液体が分離タンク22に直接戻る流れを防止する。動作はこのようにして、第2のサドルタンク77B内の水が汲み出されるのに伴って、第2の媒体タンク71内の第3の媒体の上方の空間がコネクタチューブ72を通して空気を空にすることにより、第2の媒体タンク71内の減圧によって分離タンク22から第2の媒体タンク71内に吸い込まれて、第2の媒体タンク71内の第3の液体が最大レベルに達するまで続く。ここでも、図1Bの構成に示すように、第3の液体が再循環器ブランチ18Bを逆流するのではなく、分離タンク22から第2の媒体タンク71に引き込まれるように、再循環器ブランチ18Bには逆止弁28が設けられている。
続いて、流体置換ポンプ17Aの動作サイクルの第2の段階では、駆動部73の制御下で、ダイバータバルブ74は第2の状態に切り替わる。第2の状態では、第1の状態で閉じていたダイバータバルブ74の第1の半部のポートが開き、ダイバータバルブ74の第1の半部の開いていたポートが閉じる。同様に、第2の状態では、第1の状態で開いていたダイバータバルブの第2の半部のポートが閉じ、ダイバータバルブ74の第2の半部の閉じていたポートが開く。
すなわち、流体置換ポンプの動作サイクルの第2の段階では、第1のサドルタンク77Aから水が流出して、ダイバータバルブ74の第2の半部に流入し、圧力容器75を介して水中ポンプ76の吸込側に戻されるように、ダイバータバルブ74の第2の半部は配置される。ダイバータバルブ74の第2の半部と第2のサドルタンク77Bとの接続は閉じられる。
流体置換ポンプ17Aの動作サイクルの第2の段階と同時に、ダイバータバルブ74の第1の半部は、水中ポンプ76の吸込側を介して圧力容器75から水を受け入れる。ダイバータバルブ74の第1の半部は、第1のサドルタンク77Aに対しては閉じているが、第2のサドルタンク77Bに対しては、第2のサドルタンク77B内の水のレベルが上昇し、空気を第2の媒体タンク71に押し込み、したがって、第3の液体を第2の媒体室71から第2の再循環器ブランチ18Bの上に変位させるように開いている。第2の媒体室71と分離タンク22との間の逆止弁28は、第3の液体が分離タンク22に直接戻るのを防ぐ。これは、第1のサドルタンク77A内の水が汲み出されるのに伴って、第1の媒体タンク70内の第3の媒体の上方の空間がコネクタチューブ72を通して空気を空にすることにより、第1の媒体タンク70内の減圧によって分離タンク22から第1の媒体タンク70内に引き込まれて、第1の媒体タンク70内の第3の液体が最大レベルに達するまで続く。第3の液体が再循環器ブランチ18Aを逆流するのではなく、分離タンク22から第1の媒体タンク70に引き込まれるように、再循環器ブランチ18Aには逆止弁28が設けられている。
このように、第3の液体は、第3の液体の研磨性媒体がポンプの作動部品、ベアリング、シールなどに遭遇することなく、分離タンク22からライザー導管18に常にポンプで送られる。これにより、ポンプの摩耗を減らし、ポンプの寿命を延ばす。
図3を参照すると、プロペラポンプ17が示されている。プロペラポンプ17は、再循環器カラム18内に配置される。プロペラポンプは、シャフト57に連結されたブレード58を備える。シャフト57は、油圧モータ53に直接連結されている。
プロペラポンプ17は、合成ゴム、半合成ゴム、天然ゴムなどの耐摩耗性材料でライニングされている。シャフト57の一部は、エアロック式のシュラウド59内に配置されている。油圧モータ53は、エアロック式のシュラウド59内に配置されている。
使用時に、プロペラポンプ17は、油圧モータ53によって駆動され、第3の液体を再循環させる。耐摩耗性材料は、懸濁液中の微細に分割された材料からの損傷からプロペラポンプ17を保護する。エアロック式のシュラウド59は、シャフト57の一部、油圧モータ53、その内部に配置されたシール(図示せず)およびベアリング(図示せず)をさらに保護する。
図4および図4Aを参照すると、ダイバータ74の第1および第2の半部として、および交互排出配置14として使用され得るダイバータバルブが示されている。ダイバータバルブは、モータ(図示せず)に接続されるシャフト140と、シャフト用のベアリングおよびシール142、143を支持するベアリングハウジング141とを備える。ブッシュ146は、ベアリング142と協働して、シャフト140をダイバータバルブのチャンバ144に回転可能に取り付ける。チャンバ144は、検査やメンテナンスのためのアクセスを容易にするために、取り外し可能な蓋を備える。アーム145は、プレート150を支持するためにシャフト140に取り付けられる。ダイバータバルブは、入口ポート147と、第1および第2の出口ポート148、149とをさらに備える。
使用時に、モータがシャフトを連続的に回転することで、プレート150を回転させ、2つの出口ポート148、149のうちの一方を交互に覆う。これにより、プレート150の回転により、一方の出口ポートが覆われるのと同じ割合で他方の出口ポートが覆われないため、入口ポート147を通してダイバータバルブに流入した流体は、一定のスループットで出口ポート148、149から流出する。
図5は、第4の例示的な実施形態による、エネルギー変換システム1000の概略図である。エネルギー変換システム1000は、図1、図1A、図1Bのエネルギー変換システム1、10、100、特に図1Aのそれと概ね同様の特徴を備える。しかしながら、エネルギー変換システム1000では、変換装置は、第1の液体のエネルギーを、タービンでの運動エネルギーではなく、圧縮された大気の位置エネルギーに変換する。理解されるように、空気の代わりに、任意の圧縮可能なガスが使用されてもよい。
エネルギー変換システム1000は、油圧式空気圧縮機を備える。空気圧縮機は、分離容器32を介して分離タンク22に接続する第2のライザー126を備える。第2のライザー130は、空気巻き込み容器(air entrainment vessel)121と流体連通しているヘッダータンク120まで上方へ延びている。空気巻き込み容器121は、小径のチューブを含む。
空気圧縮システムは、空気巻き込み容器121から圧縮空気分離器123につながるダウンカラム122をさらに備える。圧縮空気分離器123は、ライザー20に接続している。
使用時に、第1の液体は、分離容器32から第2のライザー130を上ってヘッダータンク120に流入する。第1の液体は、ヘッダータンク120から空気巻き込み容器121に流れる。空気圧縮容器121の小径管により、第1の液体がダウンカラム122を流れる際に、大気中の空気が第1の液体に巻き込まれる。
空気を巻き込んだ第1の液体は、ダウンカラム122を流下して、圧縮空気分離器123に流入する。巻き込まれた空気は、空気分離器123で第1の液体から分離し、ダウンカラム122内の第1の液体の高さにより、圧力が維持される。ダウンカラム122から排出された第1の液体は、流れを偏向させるフローデフレクタ124に衝突し、巻き込まれた空気の第1の液体からの分離を助ける乱流を引き起こす。図5の実施形態では、流れの偏向器は、圧縮空気分離器123の底部にある円錐形の突起を備える。圧縮空気は、バルブ125で圧縮空気分離器123から取り出されることができ、その位置エネルギーは多くの用途に使用され得る。
第1の液体は、ライザー20を介して圧縮空気分離器123から出て、交互排出配置14に逆流する。
この例のエネルギー変換システムでは、仕事の出力のすべてが空気の圧縮の形で提供されてよく、タービンは存在しない。図6に示されるタイプの空気圧縮システムが、タービンの代わりに、またはタービンと一緒に、説明されたエネルギー変換システムのいずれかにおいて使用されてよいことが理解されるであろう。
図6を参照すると、エネルギーを変換する方法のフロー図が示されている。本方法の第1のステップ201では、第1の液体を含むライザー導管が提供される。
本方法の第2のステップ202では、第2の液体を含むダウンカマーが提供される。ダウンカマーは、ライザー導管と流体連通し、第2の液体は、第1の液体と、第2の液体が第1の液体よりも高い比重を有するように懸濁している微細に分割された材料とを含む。
本方法の第3のステップ203では、微細に分割された材料を懸濁状態に維持するために、第3の液体が再循環される。第3の液体は、第2の液体と、第3の液体が第2の液体よりも高い比重を有するように懸濁しているさらに微細に分割された材料とを含む。第3の液体は、ライザー導管からの第1の液体と混合され、ダウンカマー内で第2の液体を形成する。
本方法の第4ステップ204では、第1のカラム内の第1の液体の位置エネルギーが仕事の出力に変換される。
本方法の第5ステップ205では、第2の液体を生成するために、第1および第2のタンクからの排出にしたがって第1の液体と第3の液体との混合が行われるように、第1および第2のタンクの各々における液体の高さを所定の閾値以下に維持するために、第1および第2のタンクへの第1の液体の排出が調整される。第1および第2のタンクへの第1の液体の排出を調整することは、ライザー導管21からの交互の排出によって実行される。
上述した方法は、上述したエネルギー変換システムを用いて採用することができ、方法ステップ201~205のいくつかは、図7に示されたものとは異なる順序で、または同時に実施されてもよいことが理解されるであろう。
いくつかの好ましい実施形態を示し、説明してきたが、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の範囲から逸脱することなく、さまざまな変更および修正を行うことができることが当業者には理解されるであろう。
本願に関連して本明細書と同時に、または本明細書の前に提出され、本明細書と共に公開されているすべての書類および文書に注意を払い、そのようなすべての書類および文書の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書および図面を含む)に開示されたすべての特徴、および/または、そのように開示された任意の方法またはプロセスのすべてのステップは、そのような特徴および/またはステップの少なくともいくつかが相互に排他的である組み合わせを除き、任意の組み合わせで組み合わせることができる。
本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書および図面を含む)に開示されている各特徴は、明示的に別段の記載がない限り、同じ目的、同等の目的、または類似の目的を果たす代替の特徴で置き換えることができる。したがって、明示的に別段の記載がない限り、開示された各特徴は、同等または類似の特徴の一般的なシリーズの一例に過ぎない。
本発明は、上述の実施形態の詳細に限定されるものではない。本発明は、本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書および図面を含む)に開示された特徴の任意の新規の1つまたは任意の新規の組み合わせ、あるいは、そのように開示された任意の方法またはプロセスのステップの任意の新規の1つまたは任意の新規の組み合わせにも及ぶ。

Claims (24)

  1. エネルギー変換システムであって、
    第1の液体を含むライザー導管(20)と、
    第2の液体を含むダウンカマー(19)であって、ダウンカマー(19)は、ライザー導管(20)と流体連通しており、第2の液体は、第1の液体と、第2の液体が第1の液体よりも高い比重を有するように懸濁している微細に分割された材料とを含み、ダウンカマー(19)は、第1のタンク(16)および第2のタンク(16A)と流体連通している、ダウンカマー(19)と、
    第1の液体のエネルギーを、エネルギー変換システムから出力するためのエネルギーに変換し、その後、第1の液体を排出するように配置された変換装置(24)と、
    微細に分割された材料の懸濁状態を維持するために第3の液体を再循環させるように配置された再循環器(17、18)であって、第3の液体は、第2の液体と、第3の液体が第2の液体よりも高い比重を有するように懸濁しているさらなる微細に分割された材料とを含み、再循環器(17、18)は、第3の液体を排出し、変換装置(24)からの第1の液体と混合して第2の液体を形成するように配置された、再循環器(17、18)と、を含み、
    第1のタンク(16)および第2のタンク(16A)は、変換装置(24)とダウンカマー(19)との間に配置され、変換装置(24)から排出された第1の液体を受け入れ、第1の液体をダウンカマー(19)に供給し、
    第1および第2のタンク(16、16A)内の液体の高さを所定の閾値以下に維持するために、第1および第2のタンク(16、16A)への第1の液体の供給は、使用時に規制される、
    エネルギー変換システム。
  2. 第1の液体の供給の規制は、使用時に第1および第2のタンク(16、15)の間で排出を交互に行う交互排出配置(14)によって行われる、請求項1に記載のエネルギー変換システム。
  3. 交互排出配置(14)は、単一の入口ポートおよび2つの出口ポートを有するダイバータバルブを備える、請求項2に記載のエネルギー変換システム。
  4. ダイバータバルブは可動式プレートを備え、可動式プレートは、プレートが2つの出口ポートのうちの1つを交互に覆い、それにより交互排出を提供するようなプレートの動きをするように配置される、請求項3に記載のエネルギー変換システム。
  5. 分離器(8)をさらに含み、分離器(8)は、ダウンカマー(19)から第2の液体を受け入れ、微細に分割された材料から第1の液体を分離し、第1の液体をライザー導管(20)に排出し、第3の液体を再循環器(17、18)に排出するように配置される、請求項1~3のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  6. 分離器(8)は分離タンク(22)を備える、請求項5に記載のエネルギー変換システム。
  7. 分離タンク(22)は、高さが低くなるにつれて減少する面積を有しているので、分離タンク(22)内の流速は、懸濁液から微細に分割された材料を除去するようにタンク内の高さが高くなるにつれて低下し、分離タンク(22)は、ライザー導管(20)に排出するように配置された上部出口をさらに備える、請求項6に記載のエネルギー変換システム。
  8. 分離タンク(22)は、概ね円錐形の本体を備える、請求項7に記載のエネルギー変換システム。
  9. 分離器(8)は、分離容器(32)をさらに備え、分離容器(32)は、第2または第3の液体を受け入れ、受け入れた第2または第3の液体から微細に分割された材料を分離し、第1の液体をライザー導管(20)に排出し、戻り管(27)を介して液体を分離タンク(22)に戻すように配置される、請求項6~8のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  10. 分離容器(32)は、回転可能な分離ドラム(34)と磁石(36)とを備え、磁石(36)は、微細に分割された材料が分離ドラム上に位置するように微細に分割された材料を引き付けるように配置され、分離ドラムは、微細に分割された材料を第1の液体から分離するために回転する、請求項9に記載のエネルギー変換システム。
  11. 磁石(36)は、分離ドラム(34)内に位置する永久磁石であり、磁石(36)は、微細に分割された材料が分離ドラム(34)上に位置するように微細に分割された材料を引き付ける磁気領域を生成し、分離ドラムの回転により、分離ドラム上に位置する微細に分割された材料は、磁気領域を離れ、分離ドラムから戻り管(27)に向かって落下する、請求項10に記載のエネルギー変換システム。
  12. 永久磁石(36)は、分離ドラム(34)の円弧の約140°にわたって延びている、請求項11に記載のエネルギー変換システム。
  13. 分離容器(32)は、分離ドラム(34)から微細に分割された材料を除去し、微細に分割された材料を戻り管(27)に向けて導くワイパ(31)を備える、請求項9~12のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  14. 分離容器(32)は圧力容器であり、分離容器(32)内の流体レベルは、分離容器(32)内の気体の流入および排出を制御することにより制御可能である、請求項9~13のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  15. 再循環器(8)は、分離タンク(22)から第3の液体を受け入れ、第1のタンク(16)および第2のタンク(15)からの第1の流体と混合するために第3の液体を排出する再循環カラム(18)を備える、請求項6~14のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  16. 再循環カラム(18)は、分離タンク(22)の下部出口から第3の液体を受け入れるように配置される、請求項20に記載のエネルギー変換システム。
  17. 再循環器(17、18)はプロペラポンプ(17)を備える、請求項1~16のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  18. プロペラポンプ(17)は、耐摩耗性材料でライニングされている、請求項17に記載のエネルギー変換システム。
  19. プロペラポンプ(17)は、エアロックされたシュラウド(59)によって保護されたシャフト(57)を備える、請求項17または18に記載のエネルギー変換システム。
  20. 再循環器(17、18)は、プロペラポンプ(17)を駆動するために使用時に配置される油圧モータ(53)を備える、請求項17~19のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  21. 再循環器(8)は、第3の液体を再循環させるように動作可能な流体置換力ポンプ(17A)を備える、請求項15または16に記載のエネルギー変換システム。
  22. 変換装置(24)はタービン(24)を備え、仕事の出力は運動エネルギーを含む、請求項1~21のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  23. 変換装置(24)は油圧式空気圧縮機を備え、油圧式空気圧縮機は、使用時に空気を受け入れて圧縮するように配置され、仕事の出力は空気の圧縮である、請求項1~22のいずれか1項に記載のエネルギー変換システム。
  24. エネルギーを変換する方法であって、
    第1の液体を含むライザー導管を提供するステップ(201)と、
    第2の液体を含むダウンカマーを提供するステップであって、ダウンカマーは、ライザー導管と流体連通しており、第2の液体は、第1の液体と、第2の液体が第1の液体よりも高い比重を有するように懸濁している微細に分割された材料とを含み、ダウンカマーは、第1のタンクおよび第2のタンクと流体連通している、ステップ(202)と、
    微細に分割された材料の懸濁状態を維持するために第3の液体を再循環させるステップであって、第3の液体は、第2の液体と、第3の液体が第2の液体よりも高い比重を有するように懸濁しているさらなる微細に分割された材料とを含み、第3の液体を排出し、変換装置からの第1の液体と混合して第2の液体を形成する、ステップ(203)と、
    第1のカラム内の第1の液体の位置エネルギーを仕事の出力に変換して、第1の液体を排出するステップ(204)と、
    第1および第2のタンク内の液体の高さを所定の閾値以下に維持するために、第1のタンクおよび第2のタンクへの第1の液体の供給を規制するステップ(205)と、
    を含む、方法。
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