JP2022535424A - 携帯ピペッターのスタンド - Google Patents

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Abstract

ハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢でピペットコントローラを保持するように構成された受け台を有するハウジングを含むピペットコントローラ用のスタンドが提供される。少なくとも3つの異なる体勢は、使用しないときにピペットコントローラを格納するための第1の体勢、断続的な使用の際にピペットコントローラのグリップがピペットコントローラのユーザにより人間工学的に把持可能なようにピペットコントローラを格納するための第2の体勢、およびピペットがピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続されたピペットがスタンドおよびスタンドの基部を支持する表面に接触しないようにピペットコントローラを格納するための第3の体勢を含む。スタンドはまた、少なくとも1つの体勢においては、ピペットコントローラを充電するための充電器でもある。

Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が依拠され、ここに全てが引用される、2019年6月5日に出願された米国仮特許出願第62/857445号の米国法典第35編第120条の下での優先権の恩恵を主張するものである。
本開示は、一般に、携帯ピペッターを保持するための装置に関する。本開示は、特に、ピペッターを複数の体勢で格納するピペッターのスタンドおよび/または充電器、およびそれらを使用する方法に関する。
流体ピペッティングを、例えば、実験室環境で行うことは、様々な機械的ピペッティング装置の使用を含む様々な方法によって達成されている。例えば、ピペットコントローラ、ピペットガン、またはピペッターなどの様々な機械的装置が公知であり、これらの装置は、真空および空気圧を使用して、流体の吸引および排出を行い、例えば、液体をピペットに吸引したり、ピペットから排出したりする。典型的なピペッターは、その一端で、遠隔またはローカルに設置された空気圧力源に空気圧的に接続された実験用ピペットと連通する携行型ユニットを含む。ピペッター内に設けられたトリガー作動型のバルブは、ピペッターからピペットまでの空気の流れを調節し、ピペットでの液体の吸引または排出を制御する。操作者は、ピペッターの正圧トリガーまたは負圧トリガーのいずれかを押すことによって、ピペットへの空気の流れを調節することができる。いくつかのピペッターガンには、様々な長さおよび直径のピペッットと適合して連通するための汎用ノーズピースアタッチメントが提供される。ピペッターの例としては、Corning(登録商標)Strippettor(商標)Ultra Pipemer Controllerが挙げられる。
ピペットコントローラは、使用されていない時にピペットコントローラを保持または格納するためのホルダー、ホルスター、またはスタンドと一緒に使用することができる。しかし、そのようなホルダーは、使用中に、操作者が、ピペットコントローラをホルダーに素早く、簡単に置いたり、ホルダーから素早く、簡単に取り出したりすることができるように構成されていないことがある。このような些細な不便さは、操作者が使用の開始時と終了時にのみピペットコントローラを取り出したり置いたりするので、操作者のピペットコントローラの主な使用形態(例えば、液体の移送)を妨げるとは認識されず、当然のことと思われているようでもある。しかしながら、この見解は、多くの操作者が働いている現実世界の状況を反映していない。例えば、ピペットコントローラの操作者は、使用中に、ピペットコントローラを繰り返し置いたり取り出したりする必要があるかもしれない。場合によっては、操作者は、ピペットがまだコントローラのノズルに取り付けられている間にピペットコントローラを置きたい場合がある。しかし、ピペットの長さおよびピペットコントローラの設計は多種多様なため、装着したピペットが周囲環境の表面(例えば、研究室のカウンター表面)に接触して物理的に損傷または汚染される可能性がある。よって、ホルダーの構造に起因するこのような動作への様々な干渉は、時間および資源が非効率的に使用されることになり得る。
ピペットコントローラの操作者のために効率的で便利なワークフローおよび取扱いを可能とする一方で、装着したピペットが、実験室環境において潜在的に汚染または損傷を引き起こす表面との接触を回避することを可能にするピペットコントローラ用のスタンドが必要とされている。
本明細書に開示される一つの実施形態において、ピペットコントローラ用のスタンドが提供される。スタンドは、ハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢でピペットコントローラを保持するように構成された受け台を有するハウジングを含む。ハウジングはさらに、基部と、基部からハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により基部から離れている最上部位とを含む。受け台は、ハウジングの最上部位の開口部内に設けられる。ピペットコントローラの少なくとも3つの異なる体勢は、(i)使用しないときにピペットコントローラを格納するための第1の体勢、(ii)断続的な使用の際にピペットコントローラのグリップがピペットコントローラのユーザにより把持可能なようにピペットコントローラを格納するための第2の体勢、および(iii)ピペットがピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続されたピペットがスタンドおよびスタンドの基部を支持する表面に接触しないようにピペットコントローラを格納するための第3の体勢を含むことができる。
第1の体勢においては、ピペットコントローラは垂直な位置にある。垂直な位置では、ピペットコントローラは、グリップの底部から立ち上がり、グリップの底部は、スタンドの受け台の範囲内で支持されている。
第2の体勢においては、ピペットコントローラは傾斜した位置にある。傾斜した位置では、ピペットコントローラは、ピペットコントローラの直立の位置に対して所定の角度で前方に傾斜している。いくつかの実施形態においては、所定の角度の範囲は、約10度から約80度まで、約20度から約70度まで、約30度から約60度まで、約40度から約50度まで、または約45度である。傾斜した位置では、ピペットコントローラのグリップおよびピペットコネクタのうちの少なくとも一方は、スタンドの受け台の範囲内で支持される。
少なくとも1つの実施形態において、第3の体勢においては、ピペットコントローラは水平位置にあり、ピペットコントローラのグリップの遠位側は受け台の範囲内に配置され、ピペットコネクタはスタンドの上方に配置される。第3の体勢においては、ピペットコネクタは、ピペットコネクタに接続されたピペットの長手方向の軸が基部に対して実質的に平行となるように、配向される。
別の実施形態においては、ピペットコントローラキットが提供される。キットは、ピペットコントローラを含み、ピペットコントローラは、ユーザの手で把持されるグリップと、液体を滴下するピペットの下端とは反対側の上端でピペットと接続されるピペットコネクタと、グリップをピペットコネクタに接続する中間部分とを含む。キットは、さらに、ピペットコントローラを保持するためのスタンドを含む。スタンドは、ハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢でピペットコントローラを保持するように構成された受け台を有するハウジングを含む。ハウジングはさらに、基部と、基部からハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により基部から離れている最上部位とを含む。受け台は、ハウジングの最上部位の開口部内に設けられる。
別の実施形態においては、ピペットコントローラを保持するように構成された受け台を有するハウジングと、受け台の範囲内に設けられた充電手段とを含む、ピペットコントローラ用のスタンドが提供される。受け台は、ピペットコントローラをハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢で保持することができ、充電手段は、ピペットコントローラが3つの体勢のうちの少なくとも1つの体勢で受け台の範囲内で保持されている間に、ピペットコントローラを充電することができる。ハウジングはさらに、基部と、基部からハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により基部から離れている最上部位とを含むことができる。受け台は、ハウジングの最上部位の開口部内に設けられる。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態におけるピペットコントローラ用のスタンドの斜視図であり、ピペットコントローラがスタンド内で第1の体勢にあることを示す図 いくつかの実施形態における図1のピペットコントローラ用のスタンドの斜視図であり、ピペットコントローラがスタンド内で第2の体勢にあることを示す図 いくつかの実施形態における図1および図2のピペットコントローラ用のスタンドの斜視図であり、ピペットコントローラがスタンド内で第3の体勢にあり、ピペットがピペットコントローラのノズルに接続されることを示す図 いくつかの実施形態におけるピペットコントローラ用のスタンドの上方からの斜視図であり、ピペットコントローラを複数の体勢で格納するスタンドの受け台を示す図 図4のピペットコントローラ用のスタンドの断面図
本明細書に開示される様々な実施形態は、適宜、図面を参照して詳細に説明される。様々な実施形態への参照は、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明は、付随の特許請求の範囲によってのみ限定される。さらに、本明細書に記載されるいかなる実施例も、限定するものではなく、特許請求の範囲に係る発明の多くの可能な実施形態のいくつかを記載するものと理解され得る。
以下に、ピペットコントローラ内部での動作を説明する。これは、例えば、単に、ピペットコントローラの機能、およびその使用についての状況を説明するためであり、本明細書に開示される実施形態と適合するピペットコントローラの種類が限定されることを意図するものではない。ピペットコントローラ(例えば、図1のピペットコントローラ150)は、その本体内に、接続されるピペット(例えば、図3のピペット160)への空気の流れを操作可能に調節することができる調節手段を含むことができる。例えば、ピペットコントローラは、ある部分で圧力ダクトを介して正圧供給源に接続され、真空ダクトを介して負圧空気供給源(すなわち、真空供給源)に接続されるバルブアセンブリを含むことができる。バルブは、別の部分でピペットフローダクトに接続することができる。正圧供給源および真空供給源は、ピペットコントローラの本体の外部に設置するか、または本体内に直接組み込むことができる。ピペットフローダクトは、一方の端でバルブアセンブリに接続され、他方の端でピペットコネクタ(例えば、図1のピペットコネクタ154)に接続されるように、ピペットコントローラの本体内部に延在している。よって、ピペットフローダクト内で、バルブアセンブリからピペットコネクタに装着したピペットとの間の流体連通が確立される。
本明細書に開示される実施形態の特徴および利点をよりよく理解するために、以下、ピペットコントローラの操作を説明する。前述のように、操作の際に、ピペットは、ピペットコネクタを介してピペットコントローラに取り付けられる。次いで、ピペットの端部は、ピペットに吸引されるべき液体に浸漬される。次いで、操作者がトリガー(例えば、図1におけるトリガー156a)を押すと、ピペットコネクタを介してピペットと流体連通しているピペットコントローラの本体内のダクト内に真空が発生する。よって、真空により、ピペット内へ流体が吸引される。所望の量の液体がピペット内に吸引された後、トリガーを解除して、ピペット内への流体の取込みを停止する。ピペット内に含まれる液体が排出される受容器の中または上にピペットを配置した後、トリガー(例えば、図1におけるトリガー156b)が押されると、ピペットに流体連通するように接続されたピペットコントローラ内部のチャンバ内で真空の解除または正圧の印加が起きる。すると、ピペット内から所望の量の液体を受容する容器内に排出することができる。
前述のピペットコントローラの操作は、操作者によって何回も繰り返されることがあるが、その操作の過程で、操作者がピペットコントローラを様々なタイミングで置くことが必要である、または望まれる場合がある。例えば、操作者は、使用されないときは長時間にわたって、あるいは休憩または他の実験室での作業を実行するために短い時間だけ、ピペットコントローラを置く必要がある。バッテリー式の電子ピペットの場合には、ピペットコントローラを充電器に置いたり、電源に接続したりして、ピペットコントローラを充電する必要もある。ただし、長いピペットが取り付けられている場合、ピペットコントローラを置くのは厄介または不便な場合がある。ピペットの先端がテーブルなどの表面に接触すると、ピペットが破損したり、ピペットの中身が汚染されたり、漏れたりすることがある。このような理由やほかの理由により、ピペットコントローラを確実に保持するためスタンドを用いることがある。ただし、このようなスタンドでも、スタンド上でのコントローラの体勢によっては、長いピペットが表面に接触することがあり、ピペットを装着した状態でピペットコントローラを保持するような構造には、一般的には、なっていない。よって、スタンドにコントローラを置く前にピペットを取り外すことが必要となり、時間がかかり、材料が無駄になる。さらに、スタンドは、短期間の休止の際にピペットコントローラを繰り返しスタンドに置いたり、スタンドから取り出したりするのが便利となるような形で、ピペットコントローラを保持することができない。
前述の問題に鑑みて、本明細書に開示される実施形態は、電子式ピペットコントローラ用の充電スタンドを含む、ピペットコントローラ用の改良されたスタンド、およびその使用方法を提供する。特に、いくつかの実施形態においては、スタンドは、ピペットコントローラがスタンドに対して複数の体勢でスタンド内に格納されることを可能にする。いくつかの実施形態の態様として、ピペットコントローラは、2つ、3つ、またはそれ以上の体勢でスタンド内に置かれてもよい。少なくとも1つの体勢を用いて、ピペットコントローラを直立の位置に格納することができる。少なくとも1つの体勢を用いて、操作者がグリップを容易かつ人間工学的に把持できるようにピペットコントローラのグリップが所定の角度で向くようにピペットコントローラを格納することができる。少なくとも1つの体勢を用いて、ピペットを装着した状態でピペットコントローラを格納することができる。バッテリー駆動式の充電可能なピペットコントローラの場合、スタンドは充電器でもあり、前述の体勢の1つ以上の場合において、スタンドに格納された状態でピペットコントローラを充電可能となる。いくつかの実施形態では、ピペットコントローラがスタンド内で直立の位置に格納されている間に、ピペットコントローラを充電することができる。
よって、本明細書に開示される実施形態は、長期間の格納位置または充電位置、容易に置いたり取り出したりすることができる短期間の格納位置、およびピペットが取り付けられたままでもよい格納位置を含む、様々な状況に応じて、複数の体勢でピペットコントローラを保持することができるスタンドを提供する。よって、本明細書に開示される実施形態は、ピペットコントローラを操作する際の効率および使用の容易さを改善する。本明細書に開示される実施形態のさらなる態様は、図面を参照して、以下に説明される。
いくつかの実施形態における携帯ピペットコントローラ用のスタンドを図1に示す。スタンド100は、その下にある支持体または表面に置かれる基部102を含み、基部102に取り付けられる1つ以上の脚部105を任意で含む。スタンド100は、さらに、基部からスタンド100の最上部に向かって延在する1つ以上の側壁104a、104b(図4の側壁104c、104dも参照)を含み、ピペットコントローラ150を格納するための受け台106が設けられる。側壁は、スタンド100の全周囲または周囲の一部分にある、コーナー部または交差部で接合された異なる側壁、ギャップまたは他の特徴によって分離された異なる表面、ならびに滑らかな遷移または曲線を含む1つ以上の連続した側壁などであることが理解され得る。
いくつかの実施形態においては、スタンド100は、スタンド100内に設けられた1つ以上の電気的な構成部品を含む。電気的な構成部品は、側壁104bに設けられたポート140を介して外部装置と通信することができる。いくつかの特定の実施形態では、電気的な構成部品は、バッテリー駆動式のピペットコントローラを充電するための1つ以上の電極を含むことができる。例えば、ポート140は、外部電力供給源から電力を受け取るための電源ポートとすることができる。後述のように、スタンド100は、ポート140に電気的に接続され、ピペットコントローラ150内のバッテリーを充電するためにピペットコントローラ150上の対応電極に接続されるように設けられた充電電極を受け台106内に含むことができる。ただし、実施形態は、この特定の構成に限定されるものではない。例えば、ポート140は、ピペットコントローラ150(例えば、コントローラ内の誘導コイル)を誘導充電するようにスタンド100内に設けられた誘導充電機構(例えば、誘導コイル)に動作可能に接続され得ることが意図される。いくつかの実施形態における態様として、ポート140は、ピペットコントローラ150とスタンド100の間に設けられた対応電極または接続部を介して、ピペットコントローラ150とスタンド100との間で送受信される他の情報を通信するために使用され得る。いくつかの実施形態においては、そのような情報は、ピペットコントローラ150とスタンド100の間では無線で送信され得る、および/またはスタンド100から別離しているコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、スマートフォン、または制御/監視ステーション)に無線で送信され得る。
図1に示すように、ピペットコントローラ150は、一端部にグリップ152、他端部にピペットコネクタ154を有する本体を含む。ピペットコネクタ154は、ピペットと接合するための開口部(図示せず)を底部に有する、ほぼ円筒形または円錐形の形状となり得る。ピペットコントローラ150は、ピペットを介した液体の吸引および滴下を制御するためのトリガー156a、156bを含み、様々な機能(例えば、ピペットの解除)を実行するための追加のボタン、トリガー、または制御を含むことができる。本明細書に開示される実施形態は、図1に示されるピペットコントローラのみに限定されないことが意図される。すなわち、本明細書に開示される実施形態は、他のピペットコントローラにも使用され得る。
図1に示されるように、ピペットコントローラ150は、スタンド100内に第1の体勢で格納される。以下、より詳細に説明するように、本明細書に開示される実施形態の態様は、ピペットコントローラを複数の体勢で格納することができるスタンドに関する。例えば、いくつかの実施形態において、第1の体勢は、ピペットコントローラ150が充電される必要がある場合、またはピペットコントローラの長期間の格納の場合に使用することができる。他の体勢は、ピペットコントローラがスタンド上に一時的に置かれ、操作者が容易に再び取り出し可能にする場合に使用することができる。すなわち、1つ以上の体勢は、ピペットコントローラがスタンド上に繰り返し置かれ、再び取り出される場合に、特に有用であり、スタンド上でのピペットコントローラのより人間工学的な格納または使いやすい格納を可能にする。さらに、1つ以上の体勢は、ピペットがピペットコントローラに取り付けられていても、ピペットコントローラをスタンド上に置くことを可能にする。本明細書の記載での「体勢」は、ピペットコントローラがスタンドに格納される、または保持されるときの、スタンド100に対するピペットコントローラの向きを記述するために使用される。
図1に示す実施形態における第1の体勢は、ピペットコントローラ150が略直立の位置にあることを特徴とする。直立の位置では、グリップ152およびピペットコネクタ154は略垂直であり、グリップ152とピペットコネクタ154を接続しているピペットコントローラの中央部分は略水平である。「略垂直」および「略水平」は、これらの部分がそれぞれ、ほぼ垂直および水平であり、厳密な角度(例えば、90度または0度)ではないことを意味する。例えば、ピペットコントローラ150のグリップ152はわずかに傾斜しており、よって、グリップの底面またはスタンド100の基部102に対して、ある角度で傾斜していると想定される。本明細書で説明される垂直および水平とは、スタンド100によって定義される座標系に対してであり、スタンドの基部102は座標系の水平面を定義し、座標系の垂直方向は、(図1に示すように)基部102から上方に延びている。第1の体勢はまた、ピペットコントローラ150が効果的にグリップ152の基部から立ち上がっていると特徴付けることができる。
図2は、スタンド100内に第2の体勢で格納されたピペットコントローラ150を示す。1つ以上の実施形態において、ピペットコントローラ150が第1の体勢である直立の位置で格納された図1と比較して、第2の体勢では、ピペットコントローラ150を傾斜した、または角度をつけた位置に置いている。特に、ピペットコントローラ150は、ピペットコネクタ154が第1の体勢よりも低くなるように傾斜される。よって、グリップ152もまた、グリップ152がスタンドの基部102の水平面に対して、所定の角度で前方に傾斜されている。いくつかの実施形態の態様として、図2に示され、以下にさらに説明されるように、ピペットコネクタ154は、受け台106の範囲内の表面に置かれる。
図1に示す第1の体勢では、操作者がピペットコントローラ150のグリップ152を把持することは可能であるが、第1の体勢でのグリップ152の直立の位置は、ピペットコントローラ150をスタンド100内に置くとき、またはスタンド100から取り出すときに、操作者の手首を半径方向に変位(または半径方向に屈曲)させる必要もあり得る。このような手首の角度は、部分的には、スタンド100が置かれた表面(例えば、カウンター表面または実験ベンチ)の高さに起因する。しかしながら、第2の体勢においては、グリップ152は、スタンド100がカウンター表面または実験ベンチ上に置かれたときに、より快適な角度となる。よって、操作者は、短期間、または断続的な期間にわたってピペットコントローラ150をスタンド上に置く場合、ピペットコントローラ150を第1の体勢(図1)ではなく第2の体勢(図2)に置くことを選択することが可能であり、操作者は、より人間工学的な操作条件を享受することができ、よって、反復ストレス傷害または手根管症候群のような操作関連傷害、ならびに不快感の可能性を減少させることができる。
図3は、スタンド100内に第3の体勢で格納されたピペットコントローラ150を示す。いくつかの実施形態においては、第3の体勢においては、ピペットコントローラ150は、略水平位置にある。略水平位置では、ピペットコネクタ154は水平方向を向くことになるので、ピペットコネクタ154に取り付けられたピペット160は、スタンド100、またはスタンド100が置かれる任意の表面(例えば、カウンター表面)に対しては上方にあるので、接触することがない。さらに、第3の体勢では、ピペット160のピペットコネクタ154との取付け、取外しが容易にできる。
いくつかの実施形態について、スタンド100のさらなる特徴が図4および図5に示される。特に、受け台106の実施形態の詳細な態様が図4および図5に示される。受け台106は、スタンド100内に空洞部または凹部として形成され、少なくとも部分的に側壁104a、104b、104c、および104dによって境界が定められる。受け台の遠位端(すなわち、側壁104bの側の受け台の開口部114に対する受け台106の遠位端)には、第1の体勢のときにピペットコントローラ150のグリップ152の底部を収納するためのグリップ収納空間が形成される。グリップ収納空間は、少なくとも側壁109によって部分的に境界が定められる、受け台106の底面108によって画定される。グリップ収納空間は、ピペットコントローラ150が直立して格納されるように、ピペットコントローラ150が第1の体勢(図1参照)でスタンド100に置かれることを可能にするように構成される。このように、グリップ収納空間は、ピペットコントローラ150のグリップ152の少なくとも底部に密接に適合する底面108および側壁109によって画定される形状となる。いくつかの実施形態では、グリップ収納空間は、側壁109に支持フランジを含むことができ、支持フランジにより、グリップ152をグリップ収納空間内の適切な位置に誘導すること、およびグリップ152に圧力を加えてピペットコントローラ150の第1の体勢における直立の位置を支持することを補助することもできる。
いくつかの実施形態の一態様として、電気的なインターフェース142が底面108に提供される。いくつかの実施形態では、インターフェース142は、充電ポートであり、ピペットコントローラ150のグリップ152の底部の充電電極と接触するように設けられる。インターフェース142または充電ポートは、受け台106の開口部114の近傍である、スタンド100の近位端にあるポート140に動作可能に接続されている。また、インターフェース142は、ピペットコントローラ150と情報を送受信するために使用されることも意図される。
いくつかの実施形態においては、グリップ収納空間と開口部114との間に、受け台106はさらに、底壁の高床部110を含む。底壁の高床部110は、第2および第3の体勢のうちの少なくとも1つの体勢にあるときに、ピペットコントローラ150を支持するように形成することができる。例えば、第3の体勢で、グリップ152の背面が底壁の高床部110の少なくとも一部分に載る位置まで、底壁の高床部110を高くしてもよい。長手方向の側壁116a、116bは、底壁の高床部110から少なくとも側壁104a、104cの最上部との間に延在する。いくつかの実施形態においては、長手方向の側壁116a、116bは、第2および第3の体勢のうちの少なくとも1つの体勢において、ピペットコントローラ150に追加的な支持を提供するように設けられてもよい。特に、ピペットコントローラ150が第3の体勢で格納されるとき、長手方向の側壁116a、116bは、ピペットコントローラ150のグリップ152の一部分にほぼ適合するようなサイズおよび形状にすることができ、それによって、ピペットコントローラ150を第3の体勢で確実に保持することを補助する。
開口部114に向かってさらに移動すると、受け台106は、底壁の傾斜部111を含むことができ、ここで、受け台は、底壁の高床部110から受け台106の底壁の低床部112まで下降する。底壁の高床部110と同様に、底壁の低床部112は、第3の体勢で、グリップ152の背面を支持するように設けられてもよい。底壁の低床部112は、1つ以上のピペッター安定部材122a、122bを含み、第3の体勢で格納されるときに、ピペットコントローラ150の本体と接触して、ピペットコントローラ150を第3の体勢に維持するための追加の支持を提供することができる。
ピペットコントローラが第2の体勢で格納されるとき(例えば、図2のピペットコントローラ150)、インターフェース142(例えば、充電ポートまたは電極)による干渉を受けることなく、ピペットコントローラ150のグリップ152の底部の一部分は、底面108の遠位部分に置くことができる。任意選択的に、受け台106は、底面108より高いところに遠位棚113を含むことができる。遠位棚113は、受け台106の遠位の側壁118までの距離で延在する大きさの実質的に水平な表面(113)を含み、ピペットコントローラ150がスタンド100内に第2の体勢で置かれるときに、グリップ152の底部の前部が遠位棚113の水平表面に置くことができるようになっている。また、遠位の側壁118は、任意選択的に、ピペットコントローラ150のグリップ152の底部に対する後方支持を提供することができる。このようにして、ピペットコントローラ150が第2の体勢で格納されるとき、グリップ152の底部をスタンド100によって確実に保持することができる。
さらに、いくつかの実施形態の態様として、受け台106は、受け台の開口部114の近傍である、受け台106の近位端にピペットコネクタ載置部120を含む。ピペットコネクタ載置部120は、ピペットコントローラ150が第2の体勢で格納されるときに、ピペットコネクタ154の一部分がピペットコネクタ載置部120によって支持されるように設けられる。ピペットコネクタ載置部120は、ほぼ円筒形の形状のピペットコネクタ154を収納するために、ほぼ円筒形状のくさび形の空洞を形成することができる。ただし、いくつかの実施形態の態様において、ピペットコネクタ載置部120は、ピペットコネクタの形状を収納するために、必要に応じて異なる形状とすることができる。
さらに、ピペットコネクタ載置部120は、受け台106内の隆起部分として形成されてもよく、ピペットコネクタ154がピペットコネクタ載置部120の隆起部分に置かれて、ピペットコントローラの操作者にとって快適な所望の角度にピペットコネクタ154が保持されるようにする。いくつかの実施形態において、ピペットコネクタ154の高さは、第2の体勢におけるピペットコントローラの快適な角度が容易に達成され得るようにユーザ別に設定可能である。
前述のように、本明細書に開示される実施形態は、ピペットコントローラを複数の体勢で保持するスタンドに関する。いくつかの実施形態では、スタンドはまた、これらの体勢のうちの少なくとも1つの体勢に保持されたときにピペットコントローラを充電するための充電器でもある。充電器として、スタンドは、当業者に公知の任意の適切な充電手段を含む。例えば、充電手段は、ピペットコントローラ内の電極と電気的に接触するように配置された電極であり、スタンドの電極は、電源に電気的に接続されている、または接続可能である。別の例としては、充電手段は、充電スタンド内の誘導コイルなどの誘導充電手段であり、誘導充電手段は、ピペットコントローラ内の対応する誘導コイルによってピペットコントローラを誘導充電することができる。
実施形態の態様のさらなる詳細を以下に記載する。本明細書に記載される任意の態様は、開示されるすべての実施形態と互換性があり、よって、任意の組み合わせで組み合わせることができることが意図される。
前述のように、本明細書に開示される実施形態は、ピペットコントローラ用のスタンドに関する。スタンドは、受け台を有するハウジングを含み、受け台は、ハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢でピペットコントローラを保持するように構成されている。ハウジングはさらに、基部と、基部からハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により基部から離れている最上部位とを含むことができる。受け台は、ハウジングの最上部位の開口部内に設けられる。
少なくとも1つの実施形態において、ピペットコントローラの少なくとも3つの異なる体勢は、(i)使用しないときにピペットコントローラを格納するための第1の体勢、(ii)断続的な使用の際にピペットコントローラのグリップがピペットコントローラのユーザにより把持可能なようにピペットコントローラを格納するための第2の体勢、および(iii)ピペットがピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続されたピペットがスタンドおよびスタンドの基部を支持する表面に接触しないようにピペットコントローラを格納するための第3の体勢を含むことができる。
第1の体勢においては、ピペットコントローラは垂直な位置にある。垂直な位置では、ピペットコントローラは、グリップの底部から立ち上がり、グリップの底部は、スタンドの受け台の範囲内で支持されている。
第2の体勢においては、ピペットコントローラは傾斜した位置にある。傾斜した位置では、ピペットコントローラは、ピペットコントローラの直立の位置に対して所定の角度で前方に傾斜している。いくつかの実施形態においては、所定の角度の範囲は、約10度から約80度まで、約20度から約70度まで、約30度から約60度まで、約40度から約50度まで、または約45度である。傾斜した位置では、ピペットコントローラのグリップおよびピペットコネクタのうちの少なくとも一方は、スタンドの受け台の範囲内で支持される。
少なくとも1つの実施形態において、第3の体勢においては、ピペットコントローラは水平位置にあり、ピペットコントローラのグリップの遠位側は受け台の範囲内に配置され、ピペットコネクタはスタンドの上方に配置される。第3の体勢においては、ピペットコネクタは、ピペットコネクタに接続されたピペットの長手方向の軸が基部に対して実質的に平行となるように、配向される。
ハウジングは、受け台の範囲内に設けられた充電手段をさらに含むことができ、充電手段は、ピペットコントローラが受け台の範囲内で3つの体勢のうちの少なくとも1つの体勢で格納されている間に、ピペットコントローラを充電するように構成される。スタンドはまた、充電手段に電力を供給するための電力供給手段を含むことができる。電力供給手段は、バッテリーおよび電源ポートの少なくとも1つを含むことができ、電源ポートは外部電力供給源から充電手段に電力を供給するように構成される。充電手段は、ピペットコントローラ内の電極と電気的に結合するように構成された電極、およびピペットコントローラ内の誘導コイルと誘導的に結合するように構成された誘導充電コイルとのうちの少なくとも1つであり得る。
いくつかの実施形態においては、受け台は、異なる高さを有する底面を含む。受け台は、ピペットコントローラのグリップの底部を第1の体勢で支持するように構成された第1の部位を含むことができる。第1の部位は、実質的に平坦であり、ピペットコントローラのグリップに設けられた充電入力部を介してピペットコントローラを充電するように構成された充電手段を含むことができる。
1つ以上の実施形態においては、ピペットコントローラは、ユーザの手によって把持されるグリップと、液体を滴下するピペットの下端とは反対側の上端でピペットと接続されるピペットコネクタと、グリップをピペットコネクタに接続する中間部分とを含む。グリップは、ピペットコネクタを介したピペットの操作の制御のための1つ以上の制御部を含むことができる。
いくつかの実施形態においては、ピペットコントローラキットが提供される。キットは、ピペットコントローラを含み、ピペットコントローラは、ユーザの手で把持されるグリップと、液体を滴下するピペットの下端とは反対側の上端でピペットと接続されるピペットコネクタと、グリップをピペットコネクタに接続する中間部分とを含む。キットは、さらに、上記の態様または実施形態のいずれか1つに記載のスタンドを含む。
いくつかの実施形態においては、ピペットコントローラを保持するように構成された受け台を有するハウジングと、受け台の範囲内に設けられた充電手段とを含む、ピペットコントローラ用のスタンドが提供される。受け台は、ピペットコントローラをハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢で保持することができ、充電手段は、ピペットコントローラが3つの体勢のうちの少なくとも1つの体勢で受け台の範囲内で保持されている間に、ピペットコントローラを充電することができる。ハウジングはさらに、基部と、基部からハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により基部から離れている最上部位とを含むことができる。受け台は、ハウジングの最上部位の開口部内に設けられる。
少なくとも3つの異なる体勢は、(i)使用しないときにピペットコントローラを格納するための第1の体勢、(ii)断続的な使用の際にピペットコントローラのグリップがピペットコントローラのユーザにより把持可能なようにピペットコントローラを格納するための第2の体勢、および(iii)ピペットがピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続されたピペットがスタンドおよびスタンドの基部を支持する表面に接触しないようにピペットコントローラを格納するための第3の体勢を含むことができる。
第1の体勢においては、ピペットコントローラは垂直な位置にあり、ピペットコントローラはグリップの底部から立ち上がり、グリップの底部はスタンドの受け台の範囲内で支持されている。第2の体勢においては、ピペットコントローラは傾斜した位置にあり、ピペットコントローラはピペットコントローラの直立の位置に対して所定の角度で前方に傾斜している。所定の角度の範囲は、約10度から約80度まで、約20度から約70度まで、約30度から約60度まで、約40度から約50度まで、または約45度である。傾斜した位置では、ピペットコントローラのグリップおよびピペットコネクタのうちの少なくとも一方は、スタンドの受け台の範囲内で支持される。第3の体勢においては、ピペットコントローラは水平位置にあり、ピペットコントローラのグリップの遠位側は受け台の範囲内に配置され、ピペットコネクタはスタンドの上方に配置される。第3の体勢においては、ピペットコネクタは、ピペットコネクタに接続されたピペットの長手方向の軸が基部に対して実質的に平行となるように、配向される。
受け台は、ピペットコントローラのグリップの底部を第1の体勢で支持するように構成された第1の部位を含み、第1の部位は、実質的に平坦である。
実施の態様
以下は、開示された主題の様々な実施の態様の説明である。各実施の態様は、開示された主題の様々な特徴、性質、または利点のうちの1つ以上を含むことができる。実施の態様は、開示された主題のいくつかの実施の態様を示すことを意図しており、すべての可能な実施の態様の包括的または網羅的な説明と考えるべきではない。
態様1は、ハウジングであって、ピペットコントローラをこのハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢で保持するように構成された受け台を有するハウジングを含む、ピペットコントローラ用のスタンドに関する。
態様2は、前記ハウジングが、基部と、前記基部から該ハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により該基部から離れている最上部位とをさらに含む、態様1に記載のスタンドに関する。
態様3は、前記受け台が、前記ハウジングの前記最上部位の開口部内に設けられる、態様2に記載のスタンドに関する。
態様4は、前記少なくとも3つの異なる体勢が、使用しないときに前記ピペットコントローラを格納するための第1の体勢、断続的な使用の際に前記ピペットコントローラのグリップが該ピペットコントローラのユーザにより把持可能なように該ピペットコントローラを格納するための第2の体勢、およびピペットが該ピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続された前記ピペットが前記スタンドおよび該スタンドの前記基部を支持する表面に接触しないように該ピペットコントローラを格納するための第3の体勢を含む、態様1~3のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様5は、前記第1の体勢においては、前記ピペットコントローラが垂直な位置にある、態様4に記載のスタンドに関する。
態様6は、前記垂直な位置では、前記ピペットコントローラが、前記グリップの底部から立ち上がり、該グリップの前記底部が、該スタンドの前記受け台の範囲内で支持されている、態様5に記載のスタンドに関する。
態様7は、前記第2の体勢においては、前記ピペットコントローラが傾斜した位置にある、態様4または態様6に記載のスタンドに関する。
態様8は、前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラが、該ピペットコントローラの直立の位置に対して所定の角度で前方に傾斜されている、態様7に記載のスタンドに関する。
態様9は、前記所定の角度の範囲が、約10度から約80度まで、約20度から約70度まで、約30度から約60度まで、約40度から約50度まで、または約45度である、態様8に記載のスタンドに関する。
態様10は、前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラの前記グリップおよび前記ピペットコネクタのうちの少なくとも一方が、前記スタンドの前記受け台の範囲内で支持される、態様4~9のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様11は、前記第3の体勢においては、前記ピペットコントローラが水平位置にあり、該ピペットコントローラの前記グリップの遠位側が前記受け台の範囲内に配置され、前記ピペットコネクタが前記スタンドの上方に配置されている、態様4~10のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様12は、前記第3の体勢においては、前記ピペットコネクタが、該ピペットコネクタに接続された前記ピペットの長手方向の軸が前記基部に対して実質的に平行であるように、配向される、態様4~11のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様13は、前記ハウジングが、前記受け台の範囲内に設けられた充電手段をさらに含み、前記充電手段が、前記ピペットコントローラが前記3つの体勢のうちの少なくとも1つの体勢で該受け台の範囲内で保持されている間に、該ピペットコントローラを充電するように構成される、態様1~12のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様14は、前記スタンドが、前記充電手段に電力を供給する電力供給手段を含む、態様13に記載のスタンドに関する。
態様15は、前記電力供給手段が、バッテリーおよび外部電力供給源から前記充電手段に電力を供給するように構成される電力ポートのうちの少なくとも一方を含む、態様14に記載のスタンドに関する。
態様16は、前記受け台が、異なる高さを有する底面を含む、前記態様のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様17は、前記充電手段が、前記ピペットコントローラ内の電極と電気的に結合するように構成された電極、および該ピペットコントローラ内の誘導コイルと誘導的に結合するように構成された誘導充電コイルの少なくとも一方である、態様13~16のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様18は、前記受け台が、前記ピペットコントローラの前記グリップの底部を前記第1の体勢で支持するように構成された第1の部位を含む、態様1~17のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様19は、前記第1の部位が、実質的に平坦である、態様18に記載のスタンドに関する。
態様20は、前記第1の部位が、前記ピペットコントローラの前記グリップに設けられた充電入力部を介して該ピペットコントローラを充電するように構成された前記充電手段を含む、態様18または態様19に記載のスタンドに関する。
態様21は、前記ピペットコントローラが、ユーザの手によって把持されるグリップと、液体を滴下するピペットの下端とは反対側の上端で前記ピペットと接続されるピペットコネクタと、前記グリップを前記ピペットコネクタに接続する中間部分とを含む、態様1~20のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様22は、前記グリップが、前記ピペットコネクタを介した前記ピペットの操作の制御のための1つ以上の制御部を含む、態様21に記載のスタンドに関する。
態様23は、ピペットコントローラであって、ユーザの手によって把持されるグリップ、液体を滴下するピペットの下端とは反対側の上端で前記ピペットと接続されるピペットコネクタ、および前記グリップを前記ピペットコネクタに接続する中間部分を含むピペットコントローラと、態様1~22のいずれか一つに記載のスタンドとを備えた、ピペットコントローラキットに関する。
態様24は、ピペットコントローラ用のスタンドであって、ピペットコントローラを保持するように構成された受け台と、前記受け台の範囲内に設けられた充電手段とを含むハウジングを含み、該受け台は、前記ピペットコントローラを該ハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢で保持するように構成され、前記充電手段は、該ピペットコントローラが前記3つの体勢のうちの少なくとも1つの体勢で該受け台の範囲内で保持されている間に、該ピペットコントローラを充電するように構成される、スタンドに関する。
態様25は、前記ハウジングが、基部と、前記基部から該ハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により該基部から離れている最上部位をさらに含む、態様24に記載のスタンドに関する。
態様26は、前記受け台が、前記ハウジングの前記最上部位の開口部内に設けられる、態様25に記載のスタンドに関する。
態様27は、前記少なくとも3つの異なる体勢が、使用しないときに前記ピペットコントローラを格納するための第1の体勢、断続的な使用の際に該ピペットコントローラのグリップが該ピペットコントローラのユーザにより把持可能なように該ピペットコントローラを格納するための第2の体勢、およびピペットが該ピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続された前記ピペットが前記スタンドおよび該スタンドの前記基部を支持する表面に接触しないように該ピペットコントローラを格納するための第3の体勢を含む、態様24~26のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様28は、前記第1の体勢においては、前記ピペットコントローラが垂直な位置にある、態様27に記載のスタンドに関する。
態様29は、前記垂直な位置では、前記ピペットコントローラが、前記グリップの底部から立ち上がり、該グリップの前記底部が、前記スタンドの前記受け台の範囲内で支持されている、態様28に記載のスタンドに関する。
態様30は、前記第2の体勢においては、前記ピペットコントローラが傾斜した位置にある、態様27~29のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様31は、前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラが、該ピペットコントローラの直立の位置に対して所定の角度で前方に傾斜されている、態様30に記載のスタンドに関する。
態様32は、前記所定の角度の範囲が、約10度から約80度まで、約20度から約70度まで、約30度から約60度まで、約40度から約50度まで、または約45度である、態様31に記載のスタンドに関する。
態様33は、前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラの前記グリップおよび前記ピペットコネクタのうちの少なくとも一方が、前記スタンドの前記受け台の範囲内で支持される、態様30~32のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様34は、前記第3の体勢においては、前記ピペットコントローラが水平位置にあり、該ピペットコントローラの前記グリップの遠位側が前記受け台の範囲内に配置され、前記ピペットコネクタが前記スタンドの上方に配置されている、態様27~33のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様35は、前記第3の体勢においては、前記ピペットコネクタが、該ピペットコネクタに接続された前記ピペットの長手方向の軸が前記基部に対して実質的に平行であるように、配向される、態様27~34のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様36は、前記受け台が、前記ピペットコントローラの前記グリップの底部を前記第1の体勢で支持するように構成された第1の部位を含む、態様27~35のいずれか一つに記載のスタンドに関する。
態様37は、前記第1の部位が、実質的に平坦である、態様36に記載のスタンドに関する。
定義
本明細書に開示される実施形態を説明する際に使用される、例えば、組成物中の成分の量、濃度、体積、プロセス温度、プロセス時間、流量、圧力、粘度などの値およびそれらの範囲、または構成部品の寸法、同様の値、およびそれらの範囲を「約(about)」で表現することについては、例えば、材料、組成物、複合材料、濃縮物、構成部品、製造品、または使用組成の調製に使用される一般的な測定および取扱い手順を通じて、これらの手順での偶発的エラーを通じて、方法を実行するために使用される出発材料または成分の製造、供給源、または純度の違い、および同様の考慮事項により発生する可能性のある数値の変動を指している。「約」という用語はまた、特定の初期濃度または混合物を有する組成物または配合物の経時変化によって変化する量、および特定の初期濃度または混合物を有する組成物または配合物を混合または処理することによって変化する量を包含する。
「任意の(Optional)」または「任意に(optionally)」は、以後に記載される事象または状況が起こり得る、または起こり得ないことを意味し、本明細書では、事象または状況が起こる場合、および起こらない場合を含む。
本明細書で使用される不定冠詞「a」または「an」および対応する定冠詞「the」は、特に明記されない限り、少なくとも1つ、または1つ以上を意味する。
組成、成分、添加剤、寸法、条件などの要素について開示されている特定の好ましい値、およびそれらの範囲は、あくまでも例示であり、規定される他の値、または規定される範囲内の他の値を除外しない。本明細書に開示されるシステム、キット、および方法は、本明細書に記載の任意の値、または値、特定の値、より具体的な値、好ましい値、および明示的または暗黙的な中間値および範囲を含む、任意の組み合わせを含むことができる。
特に明記しない限り、本明細書で説明された方法については、その工程が特定の順序で行われる必要があると解釈されることを全く意図していない。よって、方法に係る請求項で、その複数の工程が従うべき順序を実際に記載していない場合、または、その複数の工程が特定の順序に限定されるべきであることが請求項または明細書に特に記載されていない場合は、特定の順序を示唆する意図は全くない。
本明細書に開示される精神および範囲から逸脱せずに、本明細書に開示される実施の形態に様々な改変および変更を行えることが当業者には明白であろう。本明細書に開示される精神および範囲を組み込んだ、開示された実施形態の改変、組合せ、部分的な組合せおよび変形は、当業者が想起し得るため、本開示は、付随の特許請求の範囲およびその均等物の範囲に入るすべてを包含すると解釈されるべきである。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ハウジングであって、ピペットコントローラを該ハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢で保持するように構成された受け台を有するハウジング、
を含む、ピペットコントローラ用のスタンド。
実施形態2
前記ハウジングが、
基部と、
前記基部から該ハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により該基部から離れている最上部位と、
をさらに含む、実施形態1に記載のスタンド。
実施形態3
前記受け台が、前記ハウジングの前記最上部位の開口部内に設けられる、実施形態2に記載のスタンド。
実施形態4
前記少なくとも3つの異なる体勢が、
使用しないときに前記ピペットコントローラを格納するための第1の体勢、
断続的な使用の際に前記ピペットコントローラのグリップが該ピペットコントローラのユーザにより把持可能なように該ピペットコントローラを格納するための第2の体勢、および
ピペットが該ピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続された前記ピペットが前記スタンドおよび該スタンドの前記基部を支持する表面に接触しないように該ピペットコントローラを格納するための第3の体勢、
を含む、実施形態1~3のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態5
前記第1の体勢においては、前記ピペットコントローラが垂直な位置にある、実施形態4に記載のスタンド。
実施形態6
前記垂直な位置では、前記ピペットコントローラが、前記グリップの底部から立ち上がり、該グリップの前記底部が、前記スタンドの前記受け台の範囲内で支持されている、実施形態5に記載のスタンド。
実施形態7
前記第2の体勢においては、前記ピペットコントローラが傾斜した位置にある、実施形態4または実施形態6に記載のスタンド。
実施形態8
前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラが、該ピペットコントローラの直立の位置に対して所定の角度で前方に傾斜されている、実施形態7に記載のスタンド。
実施形態9
前記所定の角度の範囲が、約10度から約80度まで、約20度から約70度まで、約30度から約60度まで、約40度から約50度まで、または約45度である、実施形態8に記載のスタンド。
実施形態10
前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラの前記グリップおよび前記ピペットコネクタのうちの少なくとも一方が、前記スタンドの前記受け台の範囲内で支持される、実施形態4~9のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態11
前記第3の体勢においては、前記ピペットコントローラが水平位置にあり、該ピペットコントローラの前記グリップの遠位側が前記受け台の範囲内に配置され、前記ピペットコネクタが前記スタンドの上方に配置されている、実施形態4~10のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態12
前記第3の体勢においては、前記ピペットコネクタが、該ピペットコネクタに接続された前記ピペットの長手方向の軸が前記基部に対して実質的に平行であるように、配向される、実施形態4~11のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態13
前記ハウジングが、前記受け台の範囲内に設けられた充電手段をさらに含み、前記充電手段が、前記ピペットコントローラが前記3つの体勢のうちの少なくとも1つの体勢で該受け台の範囲内で保持されている間に、該ピペットコントローラを充電するように構成される、実施形態1~12のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態14
前記スタンドが、前記充電手段に電力を供給する電力供給手段を含む、実施形態13に記載のスタンド。
実施形態15
前記電力供給手段が、バッテリーおよび外部電力供給源から前記充電手段に電力を供給するように構成される電力ポートのうちの少なくとも一方を含む、実施形態14に記載のスタンド。
実施形態16
前記受け台が、異なる高さを有する底面を含む、実施形態1~15のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態17
前記充電手段が、前記ピペットコントローラ内の電極と電気的に結合するように構成された電極、および該ピペットコントローラ内の誘導コイルと誘導的に結合するように構成された誘導充電コイルの少なくとも一方である、実施形態13~16のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態18
前記受け台が、前記ピペットコントローラの前記グリップの底部を前記第1の体勢で支持するように構成された第1の部位を含む、実施形態1~17のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態19
前記第1の部位が、実質的に平坦である、実施形態18に記載のスタンド。
実施形態20
前記第1の部位が、前記ピペットコントローラの前記グリップに設けられた充電入力部を介して該ピペットコントローラを充電するように構成された前記充電手段を含む、実施形態18または実施形態19に記載のスタンド。
実施形態21
前記ピペットコントローラが、
ユーザの手によって把持されるグリップと、
液体を滴下するピペットの下端とは反対側の上端で前記ピペットと接続されるピペットコネクタと、
前記グリップを前記ピペットコネクタに接続する中間部分と、
を含む、実施形態1~20のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態22
前記グリップが、前記ピペットコネクタを介した前記ピペットの操作の制御のための1つ以上の制御部を含む、実施形態21に記載のスタンド。
実施形態23
ピペットコントローラであって、
ユーザの手によって把持されるグリップ、
液体を滴下するピペットの下端とは反対側の上端で前記ピペットと接続されるピペットコネクタ、および
前記グリップを前記ピペットコネクタに接続する中間部分、
を含むピペットコントローラと、
実施形態1~22のいずれか一つに記載のスタンドと、
を備えた、ピペットコントローラキット。
実施形態24
ピペットコントローラ用のスタンドであって、
ピペットコントローラを保持するように構成された受け台と、前記受け台の範囲内に設けられた充電手段とを含むハウジング、
を含み、
前記受け台は、前記ピペットコントローラを前記ハウジングに対して少なくとも3つの異なる体勢で保持するように構成され、
前記充電手段は、前記ピペットコントローラが前記3つの体勢のうちの少なくとも1つの体勢で前記受け台の範囲内で保持されている間に、該ピペットコントローラを充電するように構成される、スタンド。
実施形態25
前記ハウジングが、
基部と、
前記基部から該ハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により該基部から離れている最上部位、
をさらに含む、実施形態24に記載のスタンド。
実施形態26
前記受け台が、前記ハウジングの前記最上部位の開口部内に設けられる、実施形態25に記載のスタンド。
実施形態27
前記少なくとも3つの異なる体勢が、
使用しないときに前記ピペットコントローラを格納するための第1の体勢、
断続的な使用の際に前記ピペットコントローラのグリップが該ピペットコントローラのユーザにより把持可能なように該ピペットコントローラを格納するための第2の体勢、および
ピペットが前記ピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続された前記ピペットが前記スタンドおよび該スタンドの前記基部を支持する表面に接触しないように該ピペットコントローラを格納するための第3の体勢、
を含む、実施形態24~26のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態28
前記第1の体勢においては、前記ピペットコントローラが垂直な位置にある、実施形態27に記載のスタンド。
実施形態29
前記垂直な位置では、前記ピペットコントローラが、前記グリップの底部から立ち上がり、該グリップの前記底部が、前記スタンドの前記受け台の範囲内で支持されている、実施形態28に記載のスタンド。
実施形態30
前記第2の体勢においては、前記ピペットコントローラが傾斜した位置にある、実施形態27~29のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態31
前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラが、該ピペットコントローラの直立の位置に対して所定の角度で前方に傾斜されている、実施形態30に記載のスタンド。
実施形態32
前記所定の角度の範囲が、約10度から約80度まで、約20度から約70度まで、約30度から約60度まで、約40度から約50度まで、または約45度である、実施形態31に記載のスタンド。
実施形態33
前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラの前記グリップおよび前記ピペットコネクタのうちの少なくとも一方が、前記スタンドの前記受け台の範囲内で支持される、実施形態30~32のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態34
前記第3の体勢においては、前記ピペットコントローラが水平位置にあり、該ピペットコントローラの前記グリップの遠位側が前記受け台の範囲内に配置され、前記ピペットコネクタが前記スタンドの上方に配置されている、実施形態27~33のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態35
前記第3の体勢においては、前記ピペットコネクタが、該ピペットコネクタに接続された前記ピペットの長手方向の軸が前記基部に対して実質的に平行であるように、配向される、実施形態27~34のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態36
前記受け台が、前記ピペットコントローラの前記グリップの底部を前記第1の体勢で支持するように構成された第1の部位を含む、実施形態27~35のいずれか一つに記載のスタンド。
実施形態37
前記第1の部位が、実質的に平坦である、実施形態36に記載のスタンド。
100 スタンド
102 基部
104a、104b、104c、104d 側壁
106 受け台
108 底面
109 側壁
110 底壁の高床部
111 底壁の傾斜部
112 底壁の低床部
113 遠位棚
114 開口部
116a、116b 長手方向の側壁
118 遠位の側壁
120 ピペットコネクタ載置部
122a、122b ピペッター安定部材
140 ポート
142 インターフェース
150 ピペットコントローラ
152 グリップ
154 ピペットコネクタ
160 ピペット

Claims (9)

  1. ピペットコントローラ用のスタンドであって、
    基部と、
    前記基部からハウジングの最上部までに延在する1つ以上の側壁により該基部から離れている最上部位と、
    ハウジングの前記最上部位の開口部内に設けられ、ピペットコントローラを少なくとも3つの異なる体勢で保持するように構成された受け台を含むハウジングと、
    を含むピペットコントローラ用のスタンド。
  2. 前記少なくとも3つの異なる体勢が、
    使用しないときに前記ピペットコントローラを格納するための第1の体勢と、
    断続的な使用の際に前記ピペットコントローラのグリップが該ピペットコントローラのユーザにより把持可能なように該ピペットコントローラを格納するための第2の体勢と、
    ピペットが前記ピペットコントローラのピペットコネクタに接続された場合、接続された前記ピペットが前記スタンドおよび該スタンドの前記基部を支持する表面に接触しないように該ピペットコントローラを格納するための第3の体勢と、
    を含む、請求項1に記載のスタンド。
  3. 前記第1の体勢においては、前記ピペットコントローラが垂直な位置にあり、
    前記垂直な位置では、前記ピペットコントローラが、前記グリップの底部から立ち上がり、該グリップの前記底部が、前記スタンドの前記受け台の範囲内に支持されている、請求項2に記載のスタンド。
  4. 前記第2の体勢においては、前記ピペットコントローラが傾斜した位置にあり、
    前記傾斜した位置では、該ピペットコントローラが、該ピペットコントローラの直立の位置に対して所定の角度で前方に傾斜されている、請求項2または3に記載のスタンド。
  5. 前記所定の角度の範囲が、約10度から約80度まで、約20度から約70度まで、約30度から約60度まで、約40度から約50度まで、または約45度である、請求項4に記載のスタンド。
  6. 前記傾斜した位置では、前記ピペットコントローラの前記グリップおよび前記ピペットコネクタのうちの少なくとも一方が、前記スタンドの前記受け台の範囲内に支持される、請求項1~5のいずれか1項に記載のスタンド。
  7. 前記第3の体勢においては、前記ピペットコントローラが水平位置にあり、該ピペットコントローラの前記グリップの遠位側が前記受け台の範囲内に配置され、前記ピペットコネクタが前記スタンドの上方に配置されている、請求項1~6のいずれか1項に記載のスタンド。
  8. 前記第3の体勢においては、前記ピペットコネクタが、該ピペットコネクタに接続された前記ピペットの長手方向の軸が前記基部に対して実質的に平行であるように、配向される、請求項1~7のいずれか1項に記載のスタンド。
  9. 前記ハウジングが、前記受け台の範囲内に設けられた充電手段をさらに含み、前記充電手段は、前記ピペットコントローラが前記3つの体勢のうちの少なくとも1つの体勢で該受け台の範囲内に保持されている間に、該ピペットコントローラを充電するように構成される、請求項1~8のいずれか1項に記載のスタンド。
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