JP2022535186A - 作業日報を利用した安全情報生成方法および装置 - Google Patents

作業日報を利用した安全情報生成方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明は建設および産業現場での災害を予防するためのもので、毎日作成される全ての工種別作業日報の内容を制御部が分析して工程進行情報を生成した後災害が発生し得る作業に対して先後行作業の準備状態を把握して災害発生の危険性を算出して予防措置をすることができるようにする。それぞれの作業に対する安全事項を規定し、先行併行後行作業との関係を判断して安全基準を設定する第1ステップと、各協力会社が工事をしながら自分の作業日報を作成する第2ステップと、制御部が作業日報の内容を分析して作業実績情報を生成する作業情報生成の第3ステップと、制御部が前記第2ステップまたは第3ステップの作業情報が前記第1ステップの安全基準を超えるか否かを判断して作業別危険性を評価する第4ステップと、前記ステップの比較結果、安全基準を超えると危険があると判断する第5ステップと、で構成される。

Description

本発明は、建設および産業建設現場で工事中に発生する安全災害を予防するためのもので、より詳しくは、仮設土木建築電気設備の多数の協力会社が毎日作成する作業日報上の大量の工事進行情報を利用して、制御部が現場の全ての作業に対して併行作業と先行作業が完了されなかったり後行作業が続かない場合での危険を分析して予め予防措置を取ることができるようにするものに関する。
OECD産業災害は10万人当たり死者数が3.0人であるが、韓国は7.0人で、OECDの2倍水準になる(中央日報2017.08.28)。
雇用労動部が発表した2016年度産業災害発生現況によれば、全体産業災害者数は9万656人で、時間当り10人以上の災害者が発生するわけである。そのうち、建設災害者数は全産業に対して29.3%もあり、総死亡災害者数は1,777人で、5時間ごとに1人以上の死亡者が発生しており、建設死亡者数は全産業に対して31.2%もある。
2016年、事故災害死亡者数は全産業で969人であり、そのうち、建設業事故災害死亡者数は499人で、全産業に対して51.5%もあった(建設経済2017.05.25)。
建設技術の発達により空に届くほど高くなる高層ビルと高層アパートの工事が多くなり、水平的に広く広がる大型ショッピングモールと大規模工場コンプレックス、また地下深く入る工事が増加している。
その結果、作業者数が一日に数千人まで出役して垂直水平で多くの空間に分散して作業し、数十または百個以上の仮設建築電気設備の作業が相互間に複雑に行われて施工会社の作業管理が難しくなり、安全管理者の人数を拡充するのに限界がある。
安全を管理しなければならない対象が膨大になって複雑になる一方、人力による伝統的な管理方式を保持している。
例えば、人力を中心とする安全管理は、管理者が工事経験が不足する場合、特定空間に安全上の問題があるが、認識できない場合、錯覚、安全施設物を無断解体または移動すること、先後行工種の間で疎通ができていないこと、禁止区域を作業者の知らないうちに入ること、安全施設物をまともに取り揃えていないことなどがある。
次は安全専門家の寄稿である。
安全関連専門家であれば誰も知っているように、災害の4原則のうち原因連携の原則がある。全ての災害はその発生原因が存在するということである。建設災害の中で最も悔しいことは災害者はいくら安全作業手続きを守って作業をしても先行工程で誤った作業条件を造った状態であれば災害が発生する虞がある。
このような例は建設災害の大部分の場合において発生している(建設経済2017.05.25)。
上のような従来の安全管理方式は限定された人力と経験に基づき、膨大で複雑な作業や安全施設や装備および作業者を管理できない部分があると判断される。
安全管理関連文書として危険性評価書、有害危険防止計画書、夜間作業許可書、作業日報などがある。
まず、危険性評価書の場合、次のように行われる。
工事初期に有害危険防止計画書または安全管理計画書、施工計画書を作成する時に初期危険性評価を実施し、該当の作業前の現場状況を考慮して危険性評価書を作成して資材の搬入から施工資材の搬出までの作業を細部単位に区分して工程表を作成する。
単位作業が分けられると作業に対して危険要素(人的要因、機械的要因、電気的要因、材料的要因、作業特性要因、作業環境要因など)を把握する。把握された危険要因に対する現場で措置可能な安全対策を樹立して、作成者と工事担当者、安全管理者などが検討など危険性を決める。
一方、危険性評価書は重要であり、危険等級の高い作業を中心として全体作業の一部を評価し、協力会社の個人的な能力によって評価内容が作成されている。
したがって、危険性評価書は全体作業を対象にせず、評価が行われない作業がある。特に、インテリアーなどの仕上げ工事期間中には多数の作業が同時に行われるので、危険性評価書の作成と評価会議に時間と努力がたくさん必要となるため主な作業のみ選別して管理するしかない。
一方、作業日報は工事に参加する仮設土木、建築、電気、設備など数十または数百個の各協力会社がテキスト形式で作成した工事計画および記録である。作業日報は前日に実施した作業と今日する作業の内容を含んで、出役人数、装備台数なども追加に記述される。
作業日報を作成する目的はどんな協力会社がどこで何の仕事をするかを簡単に分かるためである。
作業日報は前日作業を記述したテキスト文章を複写して今日の作業に貼り付けした後修正追加して使用するので、作成に時間と努力が少なくかかるという長所があり、現場のPMISやワードプロセッサ、エクセルプログラムを利用して協力会社が作成している。
作業日報は一方の壁のタイルモザイクのように内容が切れで日付別に分散されていて全体進行状況を綜合的に把握することが困難であるという短所がある。
また、協力会社別に1ページずつ作成するので、仕上げおよびインテリアー工事期間中には数十ページ以上になって内容が膨大になり全体を綜合的に見にくい。
作業日報は各協力会社が自分が今日どこで何の作業を何人でするかに対する内容を簡略に敍述したのであるので、安全管理を目的に作成されたのではない。
従来には主な作業を中心として危険性を評価したが、本発明では現場内の全ての作業を対象に危険性を評価する全数調査概念を取り入れる。安全災害は主な作業だけでなく、軽微な作業でも発生しているからである。
従来には特定空間での視覚的に見える問題を主に災害原因を把握したが、本発明では、従来の分析方法以外にも作業に影響を及ぼす先行作業と後行作業との因果関係を時系列上で綜合的に分析する。
従来の個人の経験および能力中心の安全管理から予め多数の専門家が検証した客観的で体系的な安全基準から定量的で即時的に危険性を判断することができるようにする。
上述した技術的課題を解決するために、本発明は協力会社が作業をするのに必要な装備架設材などの危険性を評価する。
同じ作業空間で危ない他の併行作業が何なのか規定する。
先行作業への影響、後行作業への影響を分析して先後行作業がどんな状態でこそ今の作業が安全であるかを時系列上で綜合的に分析する。
特定作業が危ないか否かを判断するために客観的なデータ基準法令規定事例専門家の意見などを通じて危険性評価基準を設定する。
安全施設物に関する基準(高さ、強度、大きさ、設置時点、存置期間、解体時点)、作業条件に関する基準(温度、湿度、風、有毒ガス、照明、感電、圧力など建築架設電気設備作業条件)、先行作業の日程差(先行作業が完了されなければならない条件)、後行作業との日程差(後行作業を続けなければならない条件)を含む。
このような資料は工種別作業別に分類してDB化する。
作業情報の収集方法は別途の追加的な努力や制度人力を投入しないで、従来からの作業日報を利用する。
作業日報は全ての協力会社が毎日作業内容を記録したものであるので、現場のほぼ全ての作業が含まれ、工務が正確に作成された資料であるので、信頼性が高くて内容が充実である。
工事がどのように進行されるかをより綜合的に把握することができるように作業日報から日付別に分散した特定作業内容を1ヶ所に集めて日付別に生成する。内容は作業の位置、作業内容、作業者数、進度率などである。
危険性評価は制御部が作業日報から分析された内容と安全基準設定ステップで設定された作業を取り囲んでいる環境がどれだけ危ないかを綜合的に判断して実施する。
本発明によれば、次のような効果を期待することができる。
従来には、危険度が高かったり主要な作業のみ危険性を評価したが、本発明によれば、建設現場および産業現場で行われるほぼ全ての作業を対象に危険を評価することができる。全ての作業に対して全数調査をすることができる。
既存の安全管理活動以外に追加的に人力、努力、時間、制度、システムを投入しなくても、従来からの作業日報を作成するだけでも危険を体系的で即時に分析することができる。
従来には、危険性評価が評価者個人の力量によって内容が変わる主観的な面が強かった。しかしながら、本発明によれば、専門家集団の意見、法令、法規、安全基準、事例など客観的で体系的な安全基準を予め作成するので、危険性評価が精密化される。
従来には、作業日報が作業現況を把握したり記録を残すための用途で用いられた。しかしながら、本発明によれば、作業日報が有する一番下位レベルの作業内容と人数および装備情報を利用して現場の現況情報を綜合的に把握することができる。
従来には、主要な一部作業を中心として開始完了進行現況を管理したが、本発明によって現場の全ての作業に対して日付別工事記録を生成することができる。
従来には、作業日報が日付別に作成されて特定作業の準備、最初と終りを分かるためには、日付別に特定作業の内容をいちいち読んで整理する必要があった。しかしながら、その内容が膨大で、人数、時間、努力、費用がたくさん所要されて、綜合的に整理することが難しかった。
本発明によれば、日付別作業内容を制御部が読んで綜合的に合成するので、迅速、正確に作業情報を時系列上で合成する。
特定層または位置、空間で何人が作業するかと、その空間がどれだけ危険であるかを同時に分かることができる。したがって、危険でありながら作業者が多い空間を順次分かることができて、集中管理を通じて災害を最小化することができる。
従来には、特定作業を危険にする先行作業または後行作業を分析することが難しく、分析する場合にも分析者が手作業で分析するため、時間と努力がたくさん所要され、内容も主観的な面が強かった。
本発明によれば、特定作業に関する先行または後行作業が現在作業にどんな影響を及ぼすか正確に把握することができる。それによって、特定作業自体の問題だけでなく、特定作業を取り囲んでいる外部環境(他の工種、先後行作業、上下左右作業)との関係を体系的に分析することができるようになった。
本発明は現場で行われる作業を全数調査する。分散されたセグメント情報を合成して作業に対する日付別情報を完成する。全ての作業の履歴が分かることができるので綜合的判断が可能になる。作業の現在状態がどれだけ危険であるのかを客観的な基準との比較を通じて定量的に分析する。
作業に関する先行作業と後行作業の状態を把握して作業が現在どれだけ影響を受けているのか綜合的に評価する。このようなプロセスは予め作成された手続きと基準によってリアルタイムで迅速で正確に収集、整理、合成、評価されて現場で行われる全ての作業に対する危険を管理することができる。
その結果、安全事故および災害が発生される諸問題点を持続的に解除することができる。
本発明による作業日報を利用して安全情報を生成して提供する安全情報サーバー、端末機構成の機能ブロック図である。 本発明による作業日報を利用した安全情報生成装置の構成図である。 本発明による安全基準データベースの追加的な機能構成図である。 従来の作業日報書式である。 本発明による作業日報を利用した安全情報を生成して提供するための施工会社と協力会社との間の安全情報業務過程の流れ図である。 本発明による特定作業に対する安全基準を設定した例である。 本発明による断熱作業をする協力会社が作成した作業日報を示した例である。 本発明による耐火被覆作業をする協力会社が作成した作業日報を示した例である。 本発明による消火配管作業をする協力会社が作成した作業日報を示した例である。 それぞれの作業日報を1ヶ所に集めて出力した例である。 本発明による断熱作業をする協力会社が作成した作業日報の内容を特定作業に対して日付別に整理した例である。 本発明による耐火被覆作業をする協力会社が作成した作業日報の内容を特定作業に対して日付別に整理した例である。 図11および図12から危険性評価をした結果を示した例である。
以下、本発明による作業日報を利用した安全情報生成装置および方法を詳しく説明する。
図1は本発明の一実施例による作業日報を利用して安全情報を生成して提供する安全情報サーバー20、端末機10の構成を示すブロック図である。
図1によれば、本実施例による作業日報を利用した安全情報サーバー20は安全情報が入力されて判断して、端末機10に提供する機能を担当する。端末機10は作業日報や安全情報を入力して照会する機能を担当する。
図2は本発明の一実施例による作業日報を利用した安全情報生成装置の構成を示した図である。
図2によれば、本実施例による安全情報サーバー20の機能構成は、制御部21、安全基準データベース22、作業日報データベース23、作業情報データベース24および安全情報データベース25を含む。
前記制御部21は安全に関する基準を安全基準データベース22に保存し、作業日報を作業日報データベース23に保存する。そして、作業日報データベース23から作業内容を読んで特定作業の日付別作業内容を生成した後、作業情報データベース24に保存する。次に、危険を分析した後、結果を安全情報データベース25に保存する。そして、使用者の要請によってデータベースの内容を端末機10に伝送する機能を担当する。
制御部21は安全基準を超える作業に対して、ステップ別、レベル別、等級別に危険度を表示することができる。現場で予想される災害の大きさおよび影響を大きさ順に整列して表示することができる。
制御部21は作業日報の内容が合わなかったり安全災害の危険がある場合、作業日報作成者に問い合わせることができる。制御部21は特定空間内で施工される多数会社の作業を図面平面または3D空間にテキスト、会社別、作業アイコン形態で表示することができる。制御部21は安全基準を超える作業に対しては対策データベースから対策を読んで表示する。
安全基準データベース22は特定作業に対する安全基準を保存する。例えば、作業名は浄化槽掃除で、安全基準および守則は酸素および有害ガス濃度測定と換気を実施し、空気呼吸器または酸素マスク着用などである。
硫化水素はその濃度が20~30ppmになると、嗅覚神経細胞が疲れ、700ppmを超えると、血液中の酸化能力を超えて、神経細胞を攻撃して神経毒性作用が発生するようになる。
安全基準データベース22は、また特定作業に対する先行作業の条件または後行作業の条件を保存する。例えば特定設備工種の作業において先行作業でバルブを閉めたか否かが重要な場合である。バルブを一時的に開いて閉めない場合、後続工種で作業を行う際に爆発や配管が破裂される場合である。
後行作業の条件としは、特定作業が火事危険性の高い材料を断熱材として吹き付ける場合、塗装材料を包む耐火材料塗布作業を引き続き実施する必要がある。後行作業が着手されなかったり、遅延される場合、断熱材の塗装が大きく露出されて火事の危険が高くなる。現在作業中の断熱材の吹き付けと後行作業である耐火材料の塗布作業の間の日程差または工程率の差などを設定する。このような差は、層数、面積などによって変わることがあるので、現場特性を考慮して設定することが好ましい。
安全基準データベース22は工種別に作成される。各工種は、土木、建築、電気、設備、環境、プラントなどを含み、作業分類体系(Work Breakdown Structure)によって名称とコードが付与される。例えば、つぼ掘りの名称はつぼ掘りで、コードは110であり、鉄筋コンクリート工事は301であり、その下部レベルである鉄筋工事301-01、型枠工事301-02、コンクリート工事301-03のようにステップ別に分類される。
作業の名称は、ハングル、英語、日本語、中国語、インディアン、スペイン語など各国の言語に作成されて保存されることができる。
また、安全基準は建設会社本社のサーバーに保存される。安全基準は建設会社本社の安全基準データベース22サーバーから各現場のサーバーでダウンロードして用いることができる。建設会社管理者または各専門建設会社は、管理者は現場の特性に合わせて安全基準を修正して使用することができ、新規に基準を作成して使用する。
安全基準データベース22は、また示方書と法規の客観的な基準を含むことができ、災害および事故事例も含むことができる。過去安全災害は、工事類型、工種(建築、電気など)などの情報を含んで分類されることで、現場の作業とマッチングされることができるように作成する。
安全基準データベース22は、特定建設会社がサーバーに保存した後、国家機関、研究所、他の建設会社、ひいては他の国に供給して共有することができる。
作業日報データベース23は、仮設土木建築電気設備その他など工種別協力会社が作成した作業日報を保存する。作業日報はエクセルファイル、HWPファイル、ワードファイル、PMISのウェブページで作成される。作業日報の作業場所は、図面の平面、BIMの3Dモデリング、場所リストで選択して入力することができる。作業日報は作業時間(午前、午後)の仕分け入力、作業の変更、取り消し、着手、完了を入力することができ、作業内容が変更されると、制御部21はその変更による安全影響をさらに分析する。作業日報はPCやスマートフォンのアプリケーションを利用して入力する。
作業情報データベース24は、制御部21が作業日報データベース23から特定作業に対して日付別作業内容を読み、時系列上で整理した情報を保存する。例えば、地下4階の火事が起こりやすい材料である断熱吹き付け作業をA作業と名称する。作業日報上に10月1日A作業準備、10月2日A作業開始(作業者3人)、10月3日A作業進行中(進度20%、4人)、10月4日A作業進行中(進度50%、5人)、10月5日A作業進行中(75%、5人)のように記述されていると仮定する。
このような作業日報を制御部21は読んで作業Aがいつ取り掛かったのか、現在進度を整理して綜合的な作業情報を1ヶ所に集めて生成した後、体系的に作業情報データベース24に保存する。
作業日報が日付別にたくさんの作業を羅列式に記述する状態で特定作業に対する情報を抽出して1ヶ所に集めて作業がいつ始まってどのように行われるかを生成する。
安全情報データベース25は、制御部21が分析した危険性評価情報を保存する。例えば、制御部21は作業情報データベース24から作業Aが現在評価時点に地下4階天井に断熱吹き付けをしており、全体面積の75%を吹き付けたと判断する。そして、制御部21は先行作業条件、後行作業条件があるか否かを安全基準データベース22から読む。後行作業条件として耐火材料塗布作業(作業B)は作業Aが取り掛かった日から2日以内に取り掛からなければならない。
または、作業Aと作業Bの工程率の差が30%を越えると、火事の危険度が中間、60%を越えると、火事の危険度が非常に高いことと判断する。また、同じ層や室に電気溶接やガス溶接作業があるか否かを判断して、あれば火事の危険が高いと評価する。上記のように分析された結果を安全情報データベース25に保存する。
図3は本発明の一実施例による安全基準データベース22の追加的な機能構成を示したのである。
図3によれば、本実施例による安全基準データベース22の作業分類体系221、作業リスト222、安全基準223、安全対策および措置方法224情報を保存する。
作業分類体系221は、仮設工事、土工事、建築工事、電気工事、設備工事、その他を大工種とし、中工種、小工種に分類した作業分類体系(Work Breakdown Structure(WBS))である。この作業分類体系は、コードと名称を有し、従来に業界で作成されて使用中にあるのである。しかしながら、該当の工事によって一部項目は削除したり追加される場合がある。ホテル工事とオフィス工事、アパート工事工場などは作業分類体系の工種構成が違う場合がある。
作業リスト222は作業分類体系221に基づいて作業を層別、室別、ライン別に分割したリストである。RC工事は層単位で行われるので、鉄筋コンクリート工事303分類体系から地下5階、地下4階から地上50階のように層別、ゾーン別に分割する。
また、作業リストは、その下部に細部作業(Task)で構成される。10階RC工事は、柱、鉄筋柱型枠、スラブ型、スラブ鉄筋コンクリート電気設備作業等で構成される。
安全基準223は特定作業の安全基準を保存する。該当作業自体の安全基準と先行作業、後行作業、上下左右空間的作業に対する基準に関する内容を保存する。
安全対策および措置方法224は、特定作業の危険性が評価される場合、どのように措置する方法があるのか、関連規定や定量的な数値、他の現場事例などの情報を保存する。この情報は使用者が迅速で正確に専門的な解決方案を樹立するのに活用される。
図4は従来の作業日報書式である。図4はエクセルファイルで、今日作業内容231欄には作業内容を記述し、明日作業内容232欄には明日する作業を記述する。作業は普段数日行われるので、今日作業を作成した後コピーして明日作業に貼り付けた後、一部を修正している。
作業日報は協力会社別に作成し、例として、防水工事、塗装工事、足場設置工事、エレベーター設置、消火配管工事のように多数の協力会社が参加する。インターネットを利用したPMISを利用する場合、今日作業内容231欄と明日作業内容232欄に作業内容を同一に記述する。
人数と進度率は作業名の後にカッコで表記することができる。この場合、該当作業の作業情報を確実に把握することができる。
図5は本発明の各実施例による作業日報を利用した安全情報を生成して提供するための施工会社と協力会社との間の安全情報業務過程を示した流れ図である。
まず、一実施例による図5によれば、施工会社と協力会社は特定作業に関する安全基準を作成する(S10)。
例えば、浄化槽掃除作業に対する安全基準および守則は、酸素および有害ガス濃度測定と換気を実施し、空気呼吸器または酸素マスク着用などである。
電気設備の場合には、作業の順序を確立し、先行作業が完了されなかったり現在状態がある状態である場合には、後続作業に取り掛かってはならないという条件を設定する。電気室工事の場合には電気が入った状態ではある作業は実施することができないという基準である。
建築の場合には、安全施設が仕分けされなければ作業に取り掛かることができないとのような条件である。
安全基準が作成されると、安全基準データベース22に体系的に保存する(S20)。ここで、体系は現場工事特性に合う作業分類体系(Work Breakdown System)を作成するか、従来の土木建築電気設備工種コードを利用することができる。
作業日報をより迅速で正確に作成するために、作業名を統一してリストを予め作成した後選択して入力することができる方法を含む。例えば、防水工事の場合、作業すべき層と部屋(トイレなど)が分かることができるので、予め作業リストを作っておいた後、作業日報を入力する時に選択すれば作業名と作業位置が自動に入力されて標準化することができる。
これから工事が始まると、協力会社は作業日報を作成する(S30)。例えば、設備工事で地下6階の機械室の設備垂直配管が始まると、作業内容を作業日報に今日作業として作成し、明日予定作業も記述する。人数や装備安全関連事項も含むことができる。
作業日報は以前からやってきたものと知られているので、詳しい説明は省略する。
一方、多数の協力会社の中で小人数が出力しながら仮設事務室がなかったり、PCのない協力会社がある。この場合、スマートフォンで作業内容を記述して、安定情報サーバー20に送ることができる。スマートフォンを利用する際には、前記基準設定ステップ(S10~S20)で作成された作業リストを選択して迅速で正確な作業名を入力することができる。
協力会社の作業日報の作成が完了されると、これから作業情報を生成して保存する(S40)。協力会社が作業する作業に対して時系列上で作業情報を生成する。例えば、制御部21は防水を担当する協力会社の作業日報を読んで地下4階のトイレ防水工事の開始日からの工事記録を日付別に生成して作業情報データベース24に体系的に保存する。その内容は地下4階トイレ工事の開始日、進度率作業者数で、追加的に、建材作業装備に関する内容を含むことができる。
作業日報が作成されると、次のステップで危険性評価を実施する(S50)。制御部21は作業情報データベース24から作業情報を読む。また、安全基準データベース22から特定作業に関する安全基準を読む。そして、作業情報と安全基準を比較する。比較結果、安全基準を超えると危険があると定量的に判断する。
判断結果を安全情報データベース25に体系的に保存する。
例えば、制御部は断熱吹き付けをする空間に溶接作業がある場合、断熱吹き付けは火事が発生し得る材料であるため、安全でないと判断する。また、断熱吹き付けの開始日や進度率と後続作業条件である耐火材料塗布作業の着手進度率を比較して、基準を逸脱すれば危険があると評価する。
設備の場合、今日特定ラインの配管気圧テストがある場合、前日に水蒸気が排出されたか否かを確認する。配管内の水蒸気が排出されない場合、気圧テストの過程で爆発が発生する可能性があると判断する。
電気の場合、電気室に電気が入る場合、水に関する作業をすると、感電の危険があるので、電気を遮断しなければならない。また、電気室の上層で水に関する作業があるか否かを判断して、漏水の時に下層の電気室に水が入る可能性があるか否かを判断する。
このように、制御部21は特定作業に対して該当の作業を実施するための作業自体の準備施設物装備測定する。また、特定作業を取り囲んでいる先行作業、後行作業条件、作業プロセス、上下左右空間で行う作業への危険を綜合的に判断する。
その他にも、制御部21は安全基準22に設定された基準を参照して現場内の全ての作業に対して作業間の相互影響と危険性を綜合的に評価する。
制御部21の判断結果、作業日報の内容の中で作業内容が漏れたり判読が難しい場合、必要な情報がない場合には質疑内容を作成する。それにより、協力会社や施工会社の管理者は内容を確認して作業日報23や作業情報24を修正したり質疑内容に返事を作成すれば、制御部21は返事を参考して前記危険性評価(S50)を再び実施する(S60)。
次に、制御部21は危険性評価(S50~S60)が完了されると、評価結果を安全情報データベース25に保存し、評価が完了されたことを端末機10に通知する(S70)。
例えば、全ての協力会社を総括する主契約施工会社は全ての安全情報25を閲覧することができる。防水工事協力会社は防水工事に関する危険性評価内容をPCまたはスマートフォンで照会する。
追加的に、制御部21は危険に関する措置方法や手続きで法規規定などの対策情報を作成することができる。対策情報は安全基準データベース22に予め作成されて活用されることができる。
施工会社や協力会社作業者は、前記危険性確認(S70)ステップで内容を確認した後、必要な安全措置を取った後、措置結果を安全情報データベース25に入力する。
制御部21は措置が完了された危険性評価に対して危険性を解除し、作業日報23と作業情報24の内容を修正することができる。または、作業日報23の作成者は翌日作業日報を作成する際に安全情報措置結果を反映して作業日報を作成すればよい。
発明の実施のための形態
次は、本発明による工事現場の特定作業に対する実施例を図5~図13まで示した。
図6は本発明による特定作業に対する安全基準を設定した例である。図6によれば、地下層の断熱のために、ポリウレタンフォームを天井に施工する工程で、地下4階から地下1階までで、協力会社は○○会社である。
まず、一番目のカラムには本発明で新しく提示する安全基準項目を示している。二番目のカラムには安全基準が設定される。
まず、一番目のカラムの一番目の項目である作業自体点検事項は、断熱材であるポリウレタンフォームを施工する際に○○会社が守るべき安全基準である。ポリウレタンフォームを施工するための装備と仮設足場を点検しなければならないということである。
二番目は、同じ作業空間内の危険作業としてポリウレタンフォームを施工する層と空間内で他の工種と一緒に作業することから安全でないこともあるということを設定する。例えば、設備配管工事、溶接、仮設電灯、高速切断機、シンナー、ペイントという単語や意味が異なる協力会社によって同一空間で一緒に行うと火事が起こる可能性がある。
天井に吹き付けたポリウレタンフォームは火に弱くて燃焼する虞があり、有毒ガスを発生して重大災害を引き起こすからである。
三番目の項目は、先行作業条件として、現在の作業を施工する際に優先的に施工すべき作業であり得る。例えば、現在しようとする作業が外壁石工事であれば外部足場を設置しなければならないということである。
四番目の項目は、後行作業条件として、現在の作業を施工するにおいて、後に続く作業がどんな状態であり、または現在の作業とどういう関係を有するかを設定する。示したように、ポリウレタンフォームは火事に弱いので、ポリウレタンフォームを天井に施工した後、後続工程として耐火被覆がその上に施行されて火事が起こらないようにする必要がある。
しかしながら、ポリウレタンフォームを天井に全部施工したのにかかわらず保護材料である耐火被覆が施行されなかったり、後に続く速度が遅い場合、花火による火事の危険が高くなる。日程差とは、ポリウレタンフォームと耐火被覆が数日の差で行うべきであるかに対する基準である。
1日乃至2日はポリウレタンフォームが施行される範囲が大きくないので火事が発生しても被害が制限的であるが、3日以上の差があったり二つの工程率が40%以上の差があれば、耐火被覆がポリウレタンフォームが露出されれば、面積が多くなって火事の危険と被害が大きくなる。
上記日程差と進度率差は本発明によって新たに提示されるので、基準は工事関係者が工事空間と吹き付け面積などを考慮して決めることが好ましい。
五番目の項目は、上下左右空間内での危険作業として、現在作業に対して上下層の隣で施工される時に危ない状況となる作業の種類を選定して記述する。例えば、上下同時作業による落下災害、上層で水が漏れ落ちる可能性のある作業を施行することで、下層の電気室に水が入る場合、高圧電気による電気感電事故が発生する虞がある。
以上のように、従来には同じ空間内での不安全な作業に重点を置いたのであれば、本発明では、先行作業と後行作業との関係が重要であるという点を強調する点が大きな特徴である。特定空間が完成されて仕上げ工事と電気設備工事が行われる過程は単独な作業よりは直列的な関係で相互間に影響を受けたり与える場合が大部分であるからである。
安全基準は従来の関連法規や指針を活用するが、追加的に安全災害を予防するために工程管理概念を取り入れて時系列上で作業間に影響を与えたり受けることを分析して、その影響範囲を制限して安全基準として設定することは効果が非常に大きいと判断される。
綜合的に、現場で行われる全ての作業状態を作業日報を通じてできるだけ最下位レベルで毎日把握し、前記安全管理基準を逸脱すれば安全事故の危険が増加すると見る。問題を分かることが一番重要であり、解決案は現在技術で充分に樹立して措置を取ることができる。
次のステップとして、図7~図9は作業日報作成ステップを示したのである。
まず、図7は本発明による断熱作業をする協力会社が作成した作業日報を示した例である。従来の作業日報と類似し、作成はHWP、MSワード、エクセル、PMISのウェブ上、そしてスマートフォンを利用して迅速で且つ容易に作成することができる。
前日作業欄には何階のどの区域でどんな作業を何人でどれだけしたのかが簡単に記述されている。
今日の作業欄には昨日に引き続き地下4階の機械室と地下1階のAゾーンで天井にポリウレアフォームを施行する作業が行われ、今日地下1階のBゾーンで作業に取り掛かったことを示す。
協力会社は自分の会社の作業者がどこでどんな作業をするのか簡単に記述すれば良い。
図8は本発明による耐火被覆作業をする協力会社が作成した作業日報を示した例である。図7のポリウレアフォーム吹き付け作業が行われると、その上に図8の耐火被覆を施行する作業が続く。図7は現在の作業で、図8は後行作業である。図7および図8の距離が遠くなれば火事の危険が高くなる。
図9は本発明による消火配管作業をする協力会社が作成した作業日報を示した例である。地下4階機械室で作業が行われたことを記述している。
以上、多数の協力会社が作成する作業日報の中で地下4階機械室に関する作業日報を図7、図8、図9のように例示した。協力会社は、ただ図7~図9のように自分の会社がしている作業を記述すれば良い。
作業日報は日別作業内容を記述したのであるので、前記書式に限定されず、危険性評価書メモ帳、その他施工資料も作業名と位置作業日付情報を含んでいれば、作業日報として活用されることができる。
それぞれの協力会社が作業日報をそれぞれ作成すればページ数が多くなるので、原契約施工会社の立場では1ヶ所に集める必要がある。図10では18年10月1日それぞれの作業日報を1ヶ所に集めて出力した例である。図7、8、9で作成した作業日報が統合されて表示されている。このような作業は制御部21で行う。
仕上げ工事期間には大型工事の場合、数十以上の協力会社が出役して作成するので、図10のページ数が多くて、内容が膨大になる。
図11は本発明による断熱作業をする協力会社が作成した作業日報の内容を特定作業に対して日付別に整理した例である。
地下4階機械室天井の断熱のためのポリウレアフォーム吹き付けは9月27日に取り掛かって、今日で5日目の作業中であり、進度率は80%で、明日完了される予定であり、作業者は3人で1つのチームを形成して工事中であることが分かる。
図12は本発明による耐火被覆作業をする協力会社が作成した作業日報の内容を特定作業に対して日付別に整理した例である。
地下4階機械室の天井に施工した図11のポリウレアフォーム吹き付けを保護するために後続作業として耐火被覆を施工中にある。9月30日に作業準備をし、10月1日今日から作業に取り掛かった。
図11と12は図7、図8の作業日報から自動に作成されたのである。図7と8は地下4階機械室の作業に対して毎日の内容を見てこそ流れが分かるという短所がある。図11によれば、図7の作業を毎日見なくても日付別に分かることができる。
図11および図12は先行作業と後行作業との間に開始日の差または工程率の差を計算して図6の安全基準を超過したか否かを判断するのに用いられる。
図13は図11および図12から危険性の評価をした結果を示した例である。図11でポリウレアフォーム吹き付けは9月27日に取り掛かって作業が終わりに向かっているが、火事の予防のための図12の耐火被覆工事は10月1日遅れて取り掛かってポリウレアフォームが火事に露出されている状態である。
制御部21は図11および図12の日程差と工程率差が図6の後行作業条件を超過するか否かを判断し、その結果を表示している。その評価内容によれば、地下4階の機械室で10月1日現在ポリウレアフォーム吹き付けは天井の80%にほとんど吹き付けられており、同じ室内の底では設備スプリンクラー消火配管設置作業のためにパイプ配管を高速切断機で切断して配管連結部品をシンナーに洗浄する作業をしている。そして、耐火被覆工事はこれから始めようとする。
パイプを切断機で切断すると、花火が飛び回してシンナーに付けば火事が発生し、天井に燃え移った場合、ポリウレアフォームの大部分に火が付いてしまう。後続工程である耐火被覆吹き付けが遅延されてしまう。
現在機械室は多くの工種が作業しながら火事の危険が非常に高いことを評価している。
過去地下層でポリウレアフォームに火が付いて煙による重大災害事故は何回もニュースに報道されたことがある。
一般的に、事故の原因を切断機とシンナーの花火の管理に焦点を置いているが、本発明による仮設の例示を通じて、事故の原因を該当空間での異なる作業だけでなく、追加的に上下作業と先行工程と後行工程の状態を時系列上で立体的に分析すれば、後続工程の耐火被覆に遅くれて取り掛かって一歩遅れて実施して、ポリウレタンウォームを花火から耐火被覆を通じて保護できなかったことも原因である。本発明の適用を通じて耐火被覆の着手に遅れることを前もって指摘しておけば措置を通じて火事が発生しなかったり被害が大きくならなかったはずである。
本発明によれば、建設および各種産業現場(造船、自動車など)で行われる全ての空間での各種作業(土木、建築、電気、設備、環境、プラント)に対して適用することができる。専門建設会社はPCまたはスマートフォンを利用して自分たちがすべき作業を入力すれば、本発明による制御部が作業場所の作業環境、作業間の先後関係、安全基準などを綜合的にリアルタイムで把握して危険の高い作業を分析して知らせることにより、安全災害を減らす方法として使用可能である。

Claims (17)

  1. 産業現場での災害を予防するために、作業日報を利用した危険性評価において、
    作業の安全基準を設定して保存する安全基準データベースと、
    作業日報の内容を保存する作業日報データベースと、
    前記作業日報を読んで前記安全基準との比較を通じて作業の危険性を判断する制御部と、を含むことを特徴とする作業日報を利用した安全情報生成装置。
  2. 作業日報を利用して作業の内容を時系列上で生成して保存する作業情報データベース、または
    前記作業情報と安全基準との比較を通じて作業の危険性を評価して保存する安全情報データベースをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  3. 前記安全基準は、作業が取り揃えるべき安全施設物設置状態、ガス温度、湿度、水の環境状態、作業手順や手続上の状態、先行作業が取り揃えるべき条件(着手、完了、日程差、工程率)、後行作業が取り揃えるべき条件(着手、日程差、工程率)、上下左右空間で行われる作業の制限条件の中の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  4. 前記安全基準は、特定作業に対して併行作業、先行作業、後続作業との関係を設定するが、
    前記関係は着手または完了有無、日程差、進度率差の中の少なくとも一つに関する基準を含むことを特徴とする請求項1に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  5. 前記安全基準は、作業分類体系、作業分類体系に基づいて作業を層別室別系統別に分割した作業リスト、安全対策および措置方法の中の少なくとも一つをさらに含んで保存することを特徴とする請求項1に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  6. 前記作業日報は、作業に対して名称、作業位置を基本にして作業の開始または完了に関する日程情報を含むが、
    作業人数または進度率に関する情報を付加的にさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  7. 前記作業日報は、スプレッドシート(エクセル)、ワードプロセッサ(HWP、ワード)、テキスト入力機、モバイル(スマートフォン)、PMISを利用して作成されることを特徴とする請求項1に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  8. 前記制御部は、協力会社の日付別作業日報を読んで該当作業に対して安全基準で設定した作業自体の条件と比較したり、先行作業条件と比較したり、後行作業条件と比較したり、作業空間で同時にしてはならない作業の種類と比較したり、上下左右空間で行われる他の作業との条件の中の少なくとも一つを比較して危険と判断することを特徴とする請求項1に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  9. 前記制御部は特定作業に対して併行作業、先行作業、後行作業との着手または完了、日程差、進度率差の中の少なくとも一つを比較して危険性を評価することを特徴とする請求項1に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  10. 産業現場での災害を予防するために、作業日報を利用した危険性評価方法において、
    作業の安全基準を設定して安全基準データベースに保存するステップと、
    作業日報を作成して作業日報データベースに保存するステップと、
    制御部が作業日報を読んで作業内容が安全基準を超えるか否かを判断して危険性を評価するステップと、を含んでなることを特徴とする作業日報を利用した安全情報生成方法。
  11. 作業日報を利用して作業の内容を時系列上で生成して作業日報データベースに保存するステップと、
    前記作業情報と安全基準との比較を通じて作業の危険性を評価して安全情報データベースに保存するステップと、をさらに含んでなることを特徴とする請求項10に記載の作業日報を利用した安全情報生成方法。
  12. 前記安全基準は、作業が取り揃えるべき安全施設物設置状態、ガス温度、湿度、水の環境状態、作業手順や手続上の状態、先行作業が取り揃えるべき条件(着手、完了、日程差、工程率)、後行作業が取り揃えるべき条件(着手、日程差、工程率)、上下左右空間で行われる作業の制限条件の中の少なくとも一つを記述するステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の作業日報を利用した安全情報生成方法。
  13. 前記安全基準は、作業分類体系、作業分類体系に基づいて作業を層別室別系統ラインで分割した作業リスト、安全対策および措置方法の中の少なくとも一つをさらに作成するステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の作業日報を利用した安全情報生成方法。
  14. 前記作業日報は、作業名称と位置、作業内容を単語の組み合わせまたは敍述形式で記述するステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の作業日報を利用した安全情報生成方法。
  15. 前記制御部は、協力会社の日付別作業日報を読んで該当作業に対して安全基準で設定した作業自体の条件と比較したり、先行作業条件と比較したり、後行作業条件と比較したり、作業空間で同時にしてはならない作業の種類と比較したり、上下左右空間で行われる作業との条件の中の少なくとも一つを比較して危険と判断するステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の作業日報を利用した安全情報生成方法。
  16. 前記制御部は、危険性評価対象作業に基づいて併行作業、先行作業、後行作業との着手または完了、日程差、進度率差の中の一つを判断して危険性を評価するステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の作業日報を利用した安全情報生成装置。
  17. 請求項10による作業日報を利用して危険性を評価するための方法が記録されたコンピューター判読可能な記録媒体。
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