JP2022534140A - 時間校正の方法及び機器 - Google Patents

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Abstract

本開示の実施例は、時間校正の方法及び機器を提供し、当該方法では、リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定すること、および、前記時間量情報に基づいて、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正すること、を含む。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年9月25日に中国で提出された中国特許出願番号No.201811117194.8の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示の実施例は、通信の技術分野に関し、具体的に、時間校正の方法及び機器に関する。
ネットワーク側から端末へリファレンス時間が与えられる場合、エアインタフェーストランスミッションの時間遅延の影響により、端末がネットワーク側からのリファレンス時間を受信した時点と、ネットワークが実際にリファレンス時間を送信した時点とは一致しなくなる。
端末には高精度(例えば:1マイクロ秒(us))のリファレンス時間が必要な場合、該エアインタフェーストランスミッションの時間遅延により、ネットワークから送信されたリファレンス時間は、端末のリファレンス時間への精度要求を満たすことができなくなる。
本開示の実施例は、ネットワークから送信されたリファレンス時間が端末のリファレンス時間への精度要求を満たすことができない問題を解決すべく、時間校正の方法及び機器を提供することを一つの目的にしている。
本開示の実施例の第1の態様では、端末に用いられる時間校正の方法を提供する。前記方法は、
リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定すること、および、
前記時間量情報に基づいて、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正すること、を含む。
本開示の実施例の第2の態様では、さらに、端末を提供する。前記端末は、
リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定するための特定モジュールと、
前記時間量情報に基づいて、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正するための校正モジュールとを備える。
本開示の実施例の第3の態様では、さらに、端末を提供する。プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されているとともに、前記プロセッサにて運行できるプログラムと、を含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される時、第1の態様に記載の時間校正の方法のステップを実現させる。
本開示の実施例の第4の態様では、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第1の態様に記載の時間校正の方法のステップを実現させる。
本開示の実施例では、端末による、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間への校正を実現させることができ、それにより、端末によって受信されたリファレンス時間の精度を向上させる。
以下の選択的な実施の形態に対する詳細を閲覧したうえで、本開示のさまざまな他のメリットや有益な効果は、当業者にとっては明瞭なものとなるだろう。添付図面は、選択的な実施の形態を例示するためのものに過ぎず、本開示を制限すると考えられるものではない。しかも、全ての添付図面において、同一の部材が、同一の参照符号で示される。添付図面においては、
本開示の実施例における無線通信システムのアーキテクチャの概略図である。 本開示の実施例における時間校正の方法のフローチャート(その一)である。 本開示の実施例における時間校正の方法のフローチャート(その二)である。 本開示の実施例における端末の構造概略図(その一)である。 本開示の実施例における端末の構造概略図(その二)である。
以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例の技術案を明瞭かつ完全に記述する。明らかに、記述されている実施例は本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示の実施例を基にして、当業者が創造的な労力を払わないことを前提として得られる全ての他の実施例はいずれも、本開示の保護範囲に該当するものである。
本願の明細書及び特許請求の範囲における用語である「含む」及びその任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明瞭にリストされているこれらのステップまたはユニットに限らず、明瞭にリストされていない、または、これらのプロセス、方法、製品または機器に固有の他のステップまたはユニットを含んでもよい。また、明細書及び特許請求の範囲において、「及び/又は」を用いて、接続される対象の少なくとも1つを表し、例えば、A及び/又はBとは、単独のA、単独のB、および、AとBの両方という3つの場合が存在することを意味している。
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの言葉は、例、例証、または、説明を表すためのものである。本開示の実施例では、「例示的」または「例えば」として記述される任意の実施例または設計方案は、他の実施例または設計方案よりも更に好ましいもの又は更に優勢のあるものとして解釈されるべきではない。適切にいうと、「例示的」又は「例えば」などの言葉を用いることは、具体的な方式により、関連した概念を示すことを目的にしている。
本開示の実施例をよりよく理解させるために、以下は、2つの技術的な点を紹介する。
一、ネットワークから提供されるリファレンス時間についての紹介
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムにおいて、ネットワーク側から端末へシステムメッセージ(例えば、システム情報ブロック16(System Information Block 16、SIB16))を送信し、当該システムメッセージでは、リファレンス時間(例えば、Treference)を指示することができ、当該リファレンス時間は、
(1)協定世界時(Coordinated Universal Time、UTC)時間、
(2)デイライトセービングタイム又はサマータイム(Daylight Saving Time、DST)時間、
(3)全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)時間、および、
(4)現地時間
を含む。
端末が当該リファレンス時間を受信したとき、端末側の時間に対する理解とネットワーク側の時間に対する理解とが一致したことを確保するために、端末によって受信された当該リファレンス時間に対応する時間位置が、当該システムメッセージのシステムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が位置するシステムフレーム番号(System Frame Number、SFN)の境界となるように、プロトコルによって約束される。例えば、端末がリファレンス時間を受信したSIB16の位置は(SFN_2、Subframe_1)であり、当該SIB16のシステムメッセージ送信ウィンドウは、10つのsubframe(サブフレーム、1つのSFN内に10つのSubframeがある)となる。そうすると、端末がリファレンス時間を受信したSIB16に対応するシステムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が(SFN_3、Subframe_1)となり、それに対応して、端末によって受信されたリファレンス時間は、SFN_3の終了境界時間である。
二、上りリンクタイミングについての紹介
端末は、下りリンク信号を受信すると、下りリンク信号サブフレームの位置を特定することができる。上りリンク干渉を回避するために、ネットワークでは、異なる端末から送信された信号が一定の時刻に到達することが確保されなければならない。そのため、ネットワーク側は、端末の上りリンク送信に対して、1つの上りリンクタイミングアドバンス量(Timing Advance、TA)を配置する必要がある。端末が当該TA値を受信すると、端末が上りリンク信号を送信しようとすると、下りリンクサブフレーム位置をリファレンスとして、さらにTA値を繰り上げて上りリンク信号の送信を行う。
TA値の取得について、端末は、上りリンク脱調状態のみでTA値を取得する必要がある。そのため、端末によるランダムアクセスプロセスの開始を端末自身でトリガさせる、又は、ネットワーク側でトリガさせることができ、また、ネットワーク側は、ランダムアクセス応答においてTA値を端末に与える。
TA値のメンテナンスについて、端末の位置が絶えずに変化しているため、TA値の有効性をメンテナンスする必要がある。ネットワーク側のTA値のメンテナンスについて、端末のTA値に対して1つのタイマー(例えば、タイムアライメントタイマー、(Time Alignment Timer、TAT))を設置してもよい。TA値が端末に与えられたときに起動されるが、タイマーがタイムアウトするまで、ネットワーク側は新しいTA値を端末に与える。端末のTA値のメンテナンスについて、ネットワーク側にて設置されたタイマーによれば、TA値が受信されたときに、起動または再起動されるが、タイマーがタイムアウトすると、当該TA値が失効し、端末の上りリンクが脱調状態にあり、上りリンクが脱調したセルにおいて上りリンク信号をさらに送信できなくなると考えられる。
本明細書に記載の技術は、LTE/LTEの進化型(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、種々の無線通信システム、例えば、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)及び他のシステム、例えば、第5世代移動通信(5th-generation、5G)システム及び後続の進化型通信システムに用いられてもよい。
用語である「システム」と「ネットワーク」は常に交換可能に用いられる。CDMAシステムでは、例えば、CDMA2000、ユニバーサル・テレストリアル・ラジオ・アクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)などのラジオ技術を実現することができる。UTRAは、ブロードバンドCDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))及び他のCDMA変形を含む。TDMAシステムは、例えば、グローバル移動通信システム(Global System for Mobile Communication、GSM)のようなラジオ技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えば、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband、UMB)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA)、IEEE 802.11(ワイヤレス・フィデリティ(Wi-Fi))、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどのラジオ技術を実現することができる。UTRAとE-UTRAはユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)の部分である。LTEと更にハイレベルのLTE(例えば、LTE-A)は、E-UTRAを用いた新規UMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3rd Generation Partnership Project、3GPP)と呼ばれる機関からの文献に記載されている。CDMA2000とUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と呼ばれる機関からの文献に記載されている。本明細書に記載の技術は、以上に言及されたシステム及びラジオ技術に用いられてもよいし、他のシステム及びラジオ技術に用いられてもよい。
以下は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を紹介する。本開示の実施例による時間校正の方法及び機器は、無線通信システムに用いられてもよい。図1を参照して、図1は、本開示の実施例による無線通信システムのアーキテクチャの概略図である。図1に示されるように、当該無線通信システムは、ネットワーク機器10と端末を含んでもよく、端末は、ユーザ機器(User Equipment、UE)11として記され、UE11は、ネットワーク機器10との通信(シグナリングの伝送又はデータの伝送)を行うことができる。実際な応用では、上記各機器間の接続は無線接続であってもよいが、各機器間の接続関係を直感的かつ便利的に表すために、図1では、実線で示される。ここに説明すべきなのは、上記通信システムは、複数のUE11を含んでもよく、ネットワーク機器10は、複数のUE11との通信を行うことができる。
本開示の実施例による端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra-Mobile Personal Computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネット装置(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載装置などであってもよい。
本開示の実施例によるネットワーク機器10は、基地局であってもよく、当該基地局は、一般的に用いられる基地局であってもよいし、進化型基地局(evolved node base station、eNB)であってもよいし、5Gシステムにおけるネットワーク機器(例えば、次世代基地局(next generation node base station、gNB)又は送受信ポイント(transmission and reception point、TRP))などの機器であってもよい。
図2を参照して、本開示の実施例は、時間校正の方法を提供する。当該方法の実行本体は、端末であってもよい。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ201:リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定する。
そのうち、時間量情報は、端末のリファレンス時間の精度への要求に応じて特定されてもよい。理解すべきなのは、本開示の実施例では、リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定する具体的な方式について限定されていない。
ステップ202:前記時間量情報に基づいて、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正する。
例示的に、ステップ201で特定されたリファレンス時間を校正するための時間量情報(Tdelta)と端末によって受信されたネットワーク側から送信されたリファレンス時間情報(Treference)とに基づき、端末は、実際な時間情報(Treal)を算出する。例えば、Treal=Treference-Tdelta。理解すべきなのは、本開示の実施例では、他の計算方式を用いて、時間量情報を利用してネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正してもよいが、それに限られない。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することは、トリガイベントを満たした場合、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することを含み、前記トリガイベントは、前記端末による前記リファレンス時間の校正をトリガするイベントである。
そのうち、トリガイベントは、ネットワーク側によって指示された関連イベント、又は、端末によって検出された関連イベントであってもよい。理解すべきなのは、本開示の実施例では、トリガイベントの具体的な内容や設置方式について具体的に限定されていない。
本開示の実施例では、選択的に、下りリンク伝送時間遅延を特定した後、当該下りリンク伝送時間遅延を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定する。以下の2つの方式が含まれてもよい。
方式1:
前記端末受信信号の下りリンクの経路損失(PathlossDL)を取得する。例えば、端末は、前記端末受信信号の下りリンクの経路損失(PathlossDL)を算出して取得する。端末は、関連技術における計算方式を用いてもよい。ここでは説明を省略する。
下りリンクの経路損失と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係に応じて、前記端末が信号を受信する下りリンクの経路損失に対応する下りリンク信号伝送時間遅延(TDL)を取得する。
前記下りリンク信号伝送時間遅延を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定する(例えば、Tdelta=TDL)。
本開示の実施例では、選択的に、前記下りリンクの経路損失(例えば、(PathlossDL=1dB))と下りリンク信号伝送時間遅延(例えば、TDL=10us)との対応関係は、ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されてもよい。
方式2:
タイミングアドバンス量(Timing Advance、TA)値、および、TA値と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係に基づいて、対応する下りリンク信号伝送時間遅延(TDL)を取得する。
前記下りリンク信号伝送時間遅延を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定する。
例えば、端末の上りリンク信号のTA値が10usであり、TAと下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係がTA/2であれば、Tdelta=TA/2=5usとなる。
本開示の実施例では、選択的に、タイミングアドバンス量値と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係は、ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されてもよい。
本開示の実施例では、選択的に、前記時間量情報を特定するためのタイミングアドバンス量は、
(1)ランダムアクセスプロセスにおいて受信されたTA値、
(2)受信されたネットワーク側から送信されたタイミングアドバンスコマンド(Timing Advance Command、TAC)のメディアアクセスコントロール(Media Access Control、MAC)制御ユニット(Control Element、CE)におけるTA値、および、
(3)端末の有効TA値、例示的に、前記端末の現在で利用可能なTA値(例えば、当該タイミングアドバンス量に対応するTATタイマーが運転されている)、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、ランダムアクセスプロセスにおける前記タイミングアドバンス量値の受信時間と前記時間量情報の計算時間とが同じであり、又は、ランダムアクセスプロセスにおける前記タイミングアドバンス量値の受信時間が前記時間量情報の計算時間よりも予め設定された時間分早い。
そのうち、受信時間と計算時間は、それぞれ、異なる時点に対応する。
本開示の実施例では、選択的に、前記予め設定された時間は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
例示的に、端末は、校正される必要のある時間量情報を計算すると同時に、ランダムアクセスプロセスにおけるTA値(例えば、ランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR)におけるTA値)を受信し、又は、ネットワーク側から送信されたタイミングアドバンスコマンドのメディアアクセスコントロール制御ユニットにおけるTA値を受信した。
例示的に、端末は、校正される必要のある時間量情報を計算する前の一定の時間において、ランダムアクセスプロセスにおけるTA値(例えば、RARにおけるTA値)を受信し、又は、ネットワーク側から送信されたタイミングアドバンスコマンドのメディアアクセスコントロール制御ユニットにおけるTA値を受信した。そのうち、当該「校正される必要のある時間量情報を計算する前の一定の時間」の時間量は、プロトコルによって約束され、又は、ネットワークによって配置されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することは、さらに、
ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号(例えば、物理的上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)、物理的上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)、チャネルサウンディングリファレンス信号(Sounding Reference Signal、SRS)など)送信プロセスをトリガするステップ、および、
前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて取得されたTA値を、前記時間量情報を特定するためのTA値として特定するステップ、を含む。
本開示の実施例では、以下の方式により、時間量情報を計算するためのTA値を特定してもよい。勿論、他の方式が用いられてもよく、これらに限らないことも理解できる。
本開示の実施例では、選択的に、前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて取得されたTA値は、
(1)前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて初めて受信されたTA値、および、
(2)前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスが成功した場合に受信された複数のタイミングアドバンス量値のうちのいずれか1つ、のうちのいずれか1つを含む。
例示的に、前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスが成功した場合に受信された複数のタイミングアドバンス量値のうちのいずれか1つは、前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスが成功した場合に受信された最後のタイミングアドバンス量値であってもよい。
本開示の実施例では、選択的に、前記ランダムアクセスプロセスのランダムアクセス要求(例えば、第1のメッセージ(Msg1))に対応するセルは、
(1)前記リファレンス時間を送信するセル、
(2)前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループ(Timing Advance Group、TAG)におけるいずれか1つのセル、
(3)前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループにおけるいずれか1つのプライマリセル(Primary Cell、PCell)、および、
(4)前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループにおけるいずれか1つのセカンダリーセル(Secondary Cell、SCell)、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記ランダムアクセスプロセスが成功する条件は、
(1)前記端末から受信された第2のメッセージ(Msg2)には、前記端末から受信された第1のメッセージ(Msg1)の識別子情報が含まれること、および、
(2)前記端末から受信された第4のメッセージ(Msg4)には、前記端末から受信された第3のメッセージ(Msg3)の識別子情報が含まれること、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記Msg1又はMsg3の内容は、
(1)前記端末の識別子、例えば、無線リソースコントロール(Radio Resource Control、RRC)メッセージ(例えば、タイムリクエスト(Timing Request)メッセージ)又はMAC CEによって送信される端末識別子情報、および、
(2)タイミングアドバンス量値の要求情報、例えば、RRCメッセージ(Timing Requestメッセージ)又はMAC CEによって送信されたTA要求情報、例示的に、Timing Request ID、例えば、プロトコルによって約束され、又は、ネットワークによって配置されたTiming Request ID範囲にランダムに生成された識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記トリガイベントは、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記トリガイベントは、
(1)前記端末は前記リファレンス時間が不正確であることを検出したこと、
(2)前記端末はネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間が不正確である情報を受信したこと、および、
(3)前記端末は送信または受信された業務が特定の業務であると判断したこと、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含み、そのうち、特定の業務は、さらに精確な時間精度を必要とする業務を指してもよい。例えば、産業用制御業務データなどが挙げられるが、勿論、それに限らない。
本開示の実施例では、選択的に、前記端末は前記リファレンス時間が不正確であることを検出したことに対する判断の方式は、
(1)前記端末によって測定された経路損失が第1の閾値以上であること、
(2)前記端末によって測定された経路損失の変化量が第2の閾値以上であること、
(3)前記端末によって測定された上りリンクタイミングアドバンス量が第3の閾値以上であること、
(4)前記端末によって測定された上りリンクタイミングアドバンス量の変化量が第4の閾値以上であること、および、
(5)前記端末によってリファレンス時間の校正が行われた後に起動されたタイマーがタイムアウトしたことを検出されたこと、具体的には、端末は、ネットワークによって配置され、又は、プロトコルによって約束されたタイマーの設置に応じて、リファレンス時間を校正した後、当該タイマーを起動させ、当該タイマーがタイムアウトした後、リファレンス時間が不正確であると判断すること、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、および、第4の閾値のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせは、ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。理解すべきなのは、本開示の実施例では、上記閾値について、限定されていない。
本開示の実施例では、選択的に、前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間が不正確である情報は、
(1)前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信する周波数情報(例えば、端末が対応する周波数情報でリファレンス時間を受信すれば、当該リファレンス時間が不正確であり、校正する必要があると判断する)、
(2)前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信する地理的位置情報(例えば、端末が対応する地理的位置情報でリファレンス時間を受信すれば、当該リファレンス時間が不正確であり、校正する必要があると判断する)、および、
(3)前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信するビーム情報(例えば、端末が対応するビーム情報でリファレンス時間を受信すれば、当該リファレンス時間が不正確であり、校正する必要があると判断する)、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記周波数情報は、
(1)周波数ビン識別子、
(2)周波数帯域識別子、
(3)帯域幅識別子、および、
(4)帯域幅部分識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記地理的位置情報は、
(1)セル識別子、例えば、物理的セル識別子(Physical Cell Identifier、PCI)、又は、セルグローバル識別子(Cell Global Identifier、CGI)など、
(2)セルグループ識別子、例えば、プライマリセルグループ(Master Cell Group、MCG)、又は、セカンダリーセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)、
(3)エリア位置識別子、例えば、トラッキングエリア識別子(Tracking Area Identity、TAI)、又は、RAN通知エリア(RAN Notification Area、RNA)識別子など、および、
(4)事業者識別子、例えば、パブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network,PLMN)、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記ビーム情報は、
(1)リファレンス信号識別子、例えば、チャネル状態情報リファレンス信号(Channel State Information Reference Signal、CSI-RS)識別子、および、
(2)同期信号ブロック(Synchronous Signal Block、SSB)識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することは、
例えば、物理的ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)、物理的上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)、物理的上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)、チャネルサウンディングリファレンス信号(Sounding Reference Signal、SRS)、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージ、MAC CEなどのような要求情報を前記ネットワーク側に送信するステップ、
前記ネットワーク側から、校正時間量(例えば、Tx=10us)を受信するステップ、および、
前記校正時間量を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報(Tdelta)として特定する(ただし、Tdelta=Tx/N、N=1、1.5、2などの実数であってもよいが、勿論、Nの値について限定されていないことも理解できる)ステップ、を含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記ネットワーク側によって送信されたリファレンス時 間に対応する時間位置は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記ネットワーク側によって送信されたリファレンス時間に対応する時間位置は、システムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が位置するシステムフレーム番号の境界であり、前記システムメッセージは、前記リファレンス信号を送信するためのものである。
本開示の実施例では、選択的に、前記ネットワーク側によって送信されたリファレンス時間に対応する時間位置は、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号の位置である。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号の送信方式は、周期的な方式によって送信すること、又は、イベントをトリガにする方式によって送信することである。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号のリソース配置は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号のリソース配置は、
(1)送信時間周期、例えば、10ms、
(2)送信時間開始位置、例えば、サブフレーム1又はタイムスロット1、
(3)前記送信時間開始位置に対するオフセット量(例えば、サブフレーム1よりも後の2つのサブフレーム(例えば、サブフレーム3にて送信される)であり、オフセット量が2つのサブフレームとなる)、
(4)送信される周波数ビン情報、例えば、2GHz、
(5)送信される周波数帯域幅、例えば、20MHz、および、
(6)送信される周波数帯域パターン、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、端末による、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間への校正を実現させることができ、それにより、端末によって受信されたリファレンス時間の精度を向上させる。
図3を参照して、本開示の実施例は、ステップ301~303を含む時間校正の方法をさらに提供する。具体的なステップは以下の通りである。
ステップ301:ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されたトリガイベントは、リファレンス時間の校正を端末に指示する。
そのうち、その「端末によるリファレンス時間の校正」をトリガするトリガイベントは、
(1)端末はリファレンス時間が不正確であることを検出したこと、および、
(2)ネットワークは、リファレンス時間が不正確であることを指示すること、のうちのいずれか1つを含んでもよい。
さらに、トリガイベントは、端末は、その送信または受信された業務がさらに精確な時間精度を必要とすると判断することをさらに含んでもよい。例えば、端末が産業用制御業務データを受信又は送信するときに、精確な時間情報を必要とし、その場合、端末が上記トリガイベントを満たせれば、「端末によるリファレンス時間の校正」をトリガする。
そのうち、「端末はリファレンス時間が不正確であることを検出したこと」に対する判断の方式は、下記いずれか1つを含む。
(1)端末によって測定された経路損失が閾値以上であること。
そのうち、当該閾値はネットワークによって配置され、又は、プロトコルによって約束されてもよい。
(2)端末によって測定された経路損失の変化量が閾値以上であること。
例えば、前回のリファレンス時間の補正時の経路損失がP1で、現在の経路損失がP2で、閾値がTであれば、(P2-P1)≧Tの場合、「端末はリファレンス時間が不正確であることを検出したこと」が示される。そのうち、当該閾値はネットワークによって配置され、又は、プロトコルによって約束されてもよい。
(3)端末の上りリンクタイミングアドバンス量が閾値以上であること。
そのうち、当該閾値はネットワークによって配置され、又は、プロトコルによって約束されてもよい。
(4)端末によって測定された上りリンクタイミングアドバンス量の変化量が閾値以上であること。
例えば、前回の上りリンクタイミングアドバンス量がTA1で、現在の上りリンクタイミングアドバンス量がTA2で、閾値がTであれば、(TA2-TA1)≧Tの場合、「端末はリファレンス時間が不正確であることを検出したこと」が示される。そのうち、当該閾値はネットワークによって配置され、又は、プロトコルによって約束されてもよい。
(5)端末は、ネットワークによって配置され、又は、プロトコルによって約束されたタイマーの設置に応じて、リファレンス時間を校正した後、当該タイマーを起動させ、当該タイマーがタイムアウトした後、リファレンス時間が不正確であると判断すること。
そのうち、「ネットワーク側によって指示されたリファレンス時間が不正確である」情報の内容は、
(1)リファレンス時間の送信に対応する周波数情報(例えば、対応する周波数でリファレンス時間を受信すれば、当該リファレンス時間が不正確であり、校正する必要があると判断する)、
(2)リファレンス時間の送信に対応する地理的位置情報(例えば、対応する地理的位置でリファレンス時間を受信すれば、当該リファレンス時間が不正確であり、校正する必要があると判断する)、および、
(3)リファレンス時間の送信に対応するビーム情報(例えば、対応するビームでリファレンス時間を受信すれば、当該リファレンス時間が不正確であり、校正する必要があると判断する)、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
そのうち、当該「リファレンス時間の送信に対応する周波数情報」は、
(1)周波数ビン識別子、例えば、frequency、
(2)周波数帯域識別子、例えば、frequency band、
(3)帯域幅識別子、例えば、bandwidth、および、
(4)帯域幅部分識別子、例えば、BWP ID、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
そのうち、「リファレンス時間の送信に対応する地理的位置情報」は、
(1)セル識別子、例えば、物理的セル識別子(Physical Cell Identifier、PCI)、又は、セルグローバル識別子(Cell Global Identifier、CGI)など、
(2)セルグループ識別子、例えば、プライマリセルグループ(Master Cell Group、MCG)、又は、セカンダリーセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)、
(3)エリア位置識別子、例えば、トラッキングエリア識別子(Tracking Area Identity、TAI)、又は、RAN通知エリア(RAN Notification Area、RNA)識別子など、および、
(4)事業者識別子、例えば、ブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network,PLMN)、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
そのうち、当該「リファレンス時間の送信に対応するビーム情報」は、
(1)リファレンス信号識別子、例えば、チャネル状態情報リファレンス信号(Channel State Information Reference Signal、CSI-RS)識別子、および、
(2)同期信号ブロック(Synchronous Signal Block、SSB)識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
例示的に、「リファレンス時間の送信に対応するビーム情報」は、1つまたは複数の異なるCSI-RSやSSB識別子の組み合わせを含む。
さらに、ステップ302における方式1に対応して、ネットワーク側によって、下りリンクの経路損失と下りリンク信号伝送の時間遅延との対応関係が指示されてもよい。例えば、下りリンクの経路損失(PathlossDL=1dB)は、下りリンク信号伝送時間遅延(TDL=10us)に対応する。
さらに、ステップ303に対応して、当該ネットワークから送信されたリファレンス時間の時間同期に用いられる信号のリソース配置は、ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。当該リソース配置は、
(1)送信時間周期、例えば、10ms、
(2)送信時間開始位置、例えば、サブフレーム1又はタイムスロット1、
(3)送信時間開始位置に対するオフセット量(例えば、サブフレーム1よりも後の2つのサブフレーム(例えば、サブフレーム3にて送信される)であり、オフセット量が2つのサブフレームとなる)、
(4)送信される周波数ビン情報、例えば、2GHz、
(5)送信される周波数帯域幅、例えば、20MHz、および、
(6)送信される周波数帯域パターン、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
送信される周波数帯域の範囲内にて連続的に送信してもよい。例えば、タイムスロット1の送信可能な周波数帯域の範囲内(例えば、20MH範囲内)で、周波数帯域リソース位置ごとに送信してもよい。又は、送信される周波数帯域の範囲で、一定の周波数間隔で送信してもよい。例えば、タイムスロット1の送信可能な周波数帯域の範囲内(例えば、20MHz範囲内)に60KHzおきに1回送信してもよい。
ステップ302:ステップ301におけるトリガ条件に基づいて、端末がネットワーク側から送信されたリファレンス時間情報(例えば、Treference)を受信したとき、端末がリファレンス時間の校正をトリガすると、端末は校正される必要のある時間量情報(例えば、Tdelta)を計算し、当該「校正される必要のある時間量情報を計算する」ための計算方式は、以下の方式のいずれか1つを含む。
方式1:端末はその受信信号の下りリンクの経路損失(例えば、PathlossDL)を計算し、当該下りリンクの経路損失に基づいて換算して、下りリンク信号伝送時間遅延(例えば、TDL)を得る。そのうち、当該換算方法は、プロトコルによって約束され、又は、ネットワークから指示される(例えば、下りリンクの経路損失(PathlossDL=1dB)は、下りリンク信号伝送時間遅延(TDL=10us)に対応する))。端末は、当該「信号伝送時間遅延」を「校正される必要のある時間量情報」とする(例えば、Tdelta=TDL)。
方式2:端末の現在の、「校正される必要のある時間量情報」の計算に用いることができるタイミングアドバンス量(Timing Advance、TA)値。
例示的に、端末の上りリンク信号の上りリンク送信タイミングアドバンス量が10usであり、端末は、当該TA値を信号伝送時間遅延(例えば、TA/2)に換算する。端末は、当該「信号伝送時間遅延」を「校正される必要のある時間量情報」とする(例えば、Tdelta=TA/2=5us)。
方式3:端末は、「校正時間量要求情報」(例えば、物理的ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)、物理的上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)、物理的上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)、チャネルサウンディングリファレンス信号(Sounding Reference Signal、SRS)、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージ、MAC CEなど)を送信し、ネットワーク側は、当該「校正時間量要求情報」に基づいて、「校正時間量」(例えば、Tx=10us)を端末に送信する。端末は、当該「校正時間量」を「校正される必要のある時間量情報」とする(例えば、Tdelta=Tx/N、N=1、1.5、2などの実数であってもよい)。
方式2についての、端末は、「「校正される必要のある時間量情報」の計算に用いることができるTA値」を特定する方式は、
(1)端末は、校正される必要のある時間量情報を計算すると同時に、ランダムアクセスプロセスにおけるTA値(例えば、ランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR)におけるTA値)を受信し、又は、ネットワーク側から送信されたTAC MAC CEにおけるTA値を受信したこと、
(2)端末は、校正される必要のある時間量情報を計算する前の一定の時間において、ランダムアクセスプロセスにおけるTA値(例えば、RARにおけるTA値)を受信し、又は、ネットワーク側から送信されたタイミングアドバンスコマンドのメディアアクセスコントロール制御ユニットにおけるTA値を受信し、そのうち、当該「校正される必要のある時間量情報を計算する前の一定の時間」の時間量は、プロトコルによって約束され、又は、ネットワークによって配置されていること、
(3)端末は、現在で利用可能なTA値がある(例えば、当該TA値は、TATタイマーが運転されていることに対応する)こと、のうちのいずれか1つを含む。
選択的に、方式2について、端末は、「「校正される必要のある時間量情報」の計算に用いることができるTA値」がないことを特定した場合、ランダムアクセスプロセス(又は、他の上りリンク信号送信プロセス(例えば、PUCCH/PUSCH/SRSなど))をトリガさせ、端末が当該ランダムアクセスプロセス(又は、他の上りリンク信号送信プロセス(例えば、PUCCH/PUSCH/SRSなど))によってTA値を取得した後、当該ランダムアクセスプロセス(又は、他の上りリンク信号送信プロセス(例えば、PUCCH/PUSCH/SRSなど))によって取得されたTA値を、「「校正される必要のある時間量情報」の計算に用いることができるTA値」として特定する。
そのうち、当該「ランダムアクセスプロセス(又は、他の上りリンク信号送信プロセス(例えば、PUCCH/PUSCH/SRSなど))によって取得されたTA値」は、
(1)初めて受信されたTA値(例えば、端末は、ランダムアクセスリクエストを送信した後、RARによって受信したTA値)、
(2)ランダムアクセスプロセス(又は、他の上りリンク信号送信プロセス(例えば、PUCCH/PUSCH/SRSなど))が成功した場合に受信された最後の1つのTA値、
例えば、ランダムアクセスプロセスが成功するまで、端末は、それぞれ2回のランダムアクセスプロセスを試みて、2回のランダムアクセスプロセスでは、端末が2つのTA値を取得し、2回目のランダムアクセスの試みが成功すれば、端末によって2回目のランダムアクセスの試みによって取得されたTA値が、「「校正される必要のある時間量情報」の計算に用いることができるTA値」となる。
(3)ランダムアクセスプロセス(又は、他の上りリンク信号送信プロセス(例えば、PUCCH/PUSCH/SRSなど))が成功した場合に受信された複数のTA値のうちのいずれか1つのTA値、のうちのいずれか1つを含む。
例えば、ランダムアクセスプロセスが成功するまで、UEは、それぞれ2回のランダムアクセスプロセスを試みて、2回のランダムアクセスプロセスでは、端末が2つのTA値を取得し、2回目のランダムアクセスの試みが成功すれば、端末は、その2つのTA値のうちのいずれか1つを、「「校正される必要のある時間量情報」の計算に用いることができるTA値」とする。
そのうち、当該ランダムアクセスプロセスが成功したことを判断する条件は、
(1)端末から受信された第2のメッセージ(Msg2)には、その第1のメッセージ(Msg1)の識別子情報、例えば、プリアンブル(Preamble)識別子が含まれること、および、
(2)端末から受信された第4のメッセージ(Msg4)には、その第3のメッセージ(Msg3)の識別子情報、例えば、Msg4のコンテンション解決識別子とMsg3の内容と一致する、例えば接続状態とアイドル状態を含む端末が当該TAを申し込む時の要求識別子情報、が含まれること、を含む。
そのうち、当該ランダムアクセスプロセスのランダムアクセス要求(すなわち、Msg1)に対応するセルは、
(1)当該リファレンス時間を送信するセル、
(2)当該リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループ(Timing Advance Group、TAG)における任意のセル、
(3)当該リファレンス時間を送信するセルが所属するTAGにおけるプライマリセル(Primary Cell、PCell)、および、
(4)当該リファレンス時間を送信するセルが所属するTAGにおける任意のセカンダリーセル(Secondary Cell、SCell)、のうちのいずれか1つを含む。
そのうち、当該ランダムアクセスプロセスにおけるMsg1又はMsg3の内容は、
(1)端末の識別子、例えば、RRCメッセージ(タイムリクエスト(Timing Request)メッセージ)又はMAC CEによって送信される端末識別子情報、および、
(2)TAの要求情報、例えば、RRCメッセージ(Timing Requestメッセージ)又はMAC CEによって送信されったTA要求情報、例示的に、Timing Request ID、例えば、プロトコルによって約束され、又は、ネットワークによって配置されたTiming Request ID範囲にランダムに生成された識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
ステップ303:ステップ302で取得された「リファレンス時間を校正するための時間量情報(例えば、Tdelta)」と端末によって受信された「ネットワーク側から送信されたリファレンス時間情報(Treference)」とに基づき、端末は、実際な時間情報(Treal)を算出する。
例えば、Treal=Treference-Tdelta
そのうち、当該「ネットワーク側から送信されたリファレンス時間情報(Treference)」は、端末とネットワーク側によって約束された時刻の時間情報である。
例えば、端末によって受信された当該リファレンス時間に対応する時間位置が、
当該リファレンス時間のシステムメッセージを送信するシステムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が位置するSFN(System Frame Number、システムフレーム番号)の境界となるように、プロトコルによって約束される。
例示的に、端末がリファレンス時間情報を受信したSIB16の位置が、(SFN_2、Subframe_1)であり、当該SIB16のシステムメッセージ送信ウィンドウが、10つのsubframe(サブフレーム、1つのSFN内に10つのSubframeがある)となる。そうすると、端末がリファレンス時間情報を受信したSIB16に対応するシステムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が(SFN_3、Subframe_1)となり、それに対応して、端末によって受信されたリファレンス時間は、SFN_3の終了境界時間である。
さらに、例えば、端末によって受信された当該リファレンス時間に対応する時間位置が、当該リファレンス時間の時間同期に特に用いられるある信号の位置となるようにプロトコルによって約束される。そのうち、当該時間同期信号は、周期的に、又は、イベントをトリガにする方式によって送信されてもよい。
例示的に、ネットワークから送信されたリファレンス時間情報を受信した位置がサブフレーム1であり、当該送信位置に最も近い後続の「当該リファレンス時間の時間同期に用いられる信号」の位置はサブフレーム9とする。そうすると、端末は、当該サブフレーム9の「当該リファレンス時間の時間同期に用いられる信号」の開始位置または終了位置を、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間に対応する時間位置とする。
本開示の実施例では、端末による、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間への校正を実現させることができ、それにより、端末によって受信されたリファレンス時間の精度を向上させる。
本開示の実施例は端末をさらに提供する。送信端による問題の解決の原理は本開示の実施例における時間校正の方法と類似したので、当該端末の実施について、方法の実施を参照されてよい。重複したところを省略する。
図4を参照して、本開示の実施例は、さらに、端末を提供する。当該端末400は、
リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定するための特定モジュール401と、
前記時間量情報に基づいて、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正するための校正モジュール402とを備えた。
本開示の実施例では、選択的に、前記特定モジュール401は、さらに、トリガイベントを満たした場合、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定するために用いられ、前記トリガイベントは、前記端末による前記リファレンス時間の校正をトリガするイベントである。
本開示の実施例では、選択的に、前記特定モジュール401は、さらに、
前記端末が信号を受信する下りリンクの経路損失を取得し、
下りリンクの経路損失と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係に応じて、前記端末が信号を受信する下りリンクの経路損失に対応する下りリンク信号伝送時間遅延を取得し、
前記下りリンク信号伝送時間遅延を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定するために用いられる。
本開示の実施例では、選択的に、前記下りリンクの経路損失と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係は、ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記特定モジュール401は、さらに、TA値、および、TA値と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係に基づいて、下りリンク信号伝送時間遅延を取得し、前記下りリンク信号伝送時間遅延を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定するために用いられる。
本開示の実施例では、選択的に、前記時間量情報を特定するためのタイミングアドバンス量は、
ランダムアクセスプロセスにおいて受信されたTA値、
受信されたネットワーク側から送信されたタイミングアドバンスコマンドのメディアアクセスコントロール制御ユニットにおけるTA値、および、
端末の有効TA値、例示的に、前記端末の現在で利用可能なタイミングアドバンス量値、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、ランダムアクセスプロセスにおける前記タイミングアドバンス量値の受信時間と前記時間量情報の計算時間とが同じであり、又は、ランダムアクセスプロセスにおける前記タイミングアドバンス量値の受信時間が前記時間量情報の計算時間よりも予め設定された時間分早い。
本開示の実施例では、選択的に、前記予め設定された時間は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記端末は、ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスをトリガし、前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて取得されたTA値を、前記時間量情報を特定するためのTA値として特定するためのトリガモジュールをさらに備えた。
本開示の実施例では、選択的に、前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて取得されたタイミングアドバンス量値は、
前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて初めて受信されたタイミングアドバンス量値、および、
前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスが成功した場合に受信された複数のタイミングアドバンス量値のうちのいずれか1つ、例えば、前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスが成功した場合に受信された最後のタイミングアドバンス量値、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記ランダムアクセスプロセスのランダムアクセス要求に対応するセルは、
前記リファレンス時間を送信するセル、
前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループにおけるいずれか1つのセル、
前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループにおけるいずれか1つのプライマリセル、および、
前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループにおけるいずれか1つのセカンダリーセル、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記ランダムアクセスプロセスが成功する条件は、
前記端末から受信された第2のメッセージ(Msg2)には、前記端末から受信された第1のメッセージ(Msg1)の識別子情報が含まれること、および、
前記端末から受信された第4のメッセージ(Msg4)には、前記端末から受信された第3のメッセージ(Msg3)の識別子情報が含まれること、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記Msg1又はMsg3の内容は、
前記端末の識別子、および、
タイミングアドバンス量値の要求情報、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記トリガイベントは、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記トリガイベントは、
前記端末は前記リファレンス時間が不正確であることを検出したこと、
前記端末はネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間が不正確である情報を受信したこと、および、
前記端末は送信または受信された業務が特定の業務であると判断したこと、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記端末は前記リファレンス時間が不正確であることを検出したことに対する判断の方式は、
前記端末によって測定された経路損失が第1の閾値以上であること、
前記端末によって測定された経路損失の変化量が第2の閾値以上であること、
前記端末によって測定された上りリンクタイミングアドバンス量が第3の閾値以上であること、
前記端末によって測定された上りリンクタイミングアドバンス量の変化量が第4の閾値以上であること、および、
前記端末によってリファレンス時間の校正が行われた後に起動されたタイマーがタイムアウトしたことを検出されたこと、のうちのいずれか1つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、および、第4の閾値のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせは、ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間が不正確である情報は、
前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信する周波数情報、
前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信する地理的位置情報、および、
前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信するビーム情報、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記周波数情報は、
周波数ビン識別子、
周波数帯域識別子、
帯域幅識別子、および、
帯域幅部分識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記地理的位置情報は、
セル識別子、
セルグループ識別子、
エリア位置識別子、および、
事業者識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記ビーム情報は、
リファレンス信号識別子、および、
同期信号ブロック識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記特定モジュールは、さらに、
要求情報を前記ネットワーク側に送信し、
前記ネットワーク側から、校正時間量を受信し、
前記校正時間量を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定するために用いられる。
本開示の実施例では、選択的に、前記ネットワーク側によって送信されたリファレンス時間に対応する時間位置は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記ネットワーク側によって送信されたリファレンス時間に対応する時間位置は、システムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が位置するシステムフレーム番号の境界であり、前記システムメッセージは、前記リファレンス信号を送信するためのものである。
本開示の実施例では、選択的に、前記ネットワーク側によって送信されたリファレンス時間に対応する時間位置は、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号の位置である。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号の送信方式は、周期的な方式によって送信すること、又は、イベントをトリガにする方式によって送信することである。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号のリソース配置は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている。
本開示の実施例では、選択的に、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号のリソース配置は、
送信時間周期、
送信時間開始位置、
前記送信時間開始位置に対するオフセット量、
送信される周波数ビン情報、
送信される周波数帯域幅、および、
送信される周波数帯域パターン、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む。
本開示の実施例による端末は、上記方法の実施例を実行することができ、その実現原理や技術的効果が類似したので、本実施例では、ここに説明を省略する。
図5に示されるように、図5に示した端末500は、少なくとも1つのプロセッサ501と、メモリ502と、少なくとも1つのネットワークインターフェース504と、ユーザインタフェース503と、を含む。端末機器500における各部品は、バスシステム505によって結合されている。理解すべきなのは、バスシステム505は、それらの部品間の接続通信を実現するために用いられる。バスシステム505は、データバスに加えて、電源バス、制御バス、状態信号バスをさらに含む。しかし、説明を明瞭にするために、図5では、各種類のバスを、すべてバスシステム505として記載する。
ただし、ユーザインタフェース503は、ディスプレイ、キーボード又はクリック機器(例えば、マウス、トラックボール(trackball))、タッチパネル又はタッチスクリーンなどを含んでもよい。
理解すべきなのは、本開示の実施例におけるメモリ502は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリと不揮発性メモリの両者を含んでもよい。ただし、不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部高速バッファとしてのランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。非制限の例示的な説明により、多くの形式のRAMが利用可能なものである。例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SynchronousDRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDRSDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、および、ダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DRRAM)が挙げられる。本開示の実施例に記載のシステム及び方法におけるメモリ502は、上記メモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを意図的に含む。
幾つかの実施の形態では、メモリ502には、実行可能なモジュール又はデータ構成、又はそれらのサブセット、又はそれらの拡張セット(オペレーティングシステム5021とアプリケーションプログラム5022)という要素が保存される。
ただし、オペレーティングシステム5021は、例えば、フレームレイヤ、コアライブラリレイヤ、ドライブレイヤなどの種々のシステムプログラムを含み、種々の基礎的業務の実現やハードウェアに基づくタスクの処理に用いられる。アプリケーションプログラム5022は、例えば、メディアプレイヤー(Media Player)、ブラウザー(Browser)などの種々のアプリケーションプログラムを含み、種々のアプリケーション業務の実現に用いられる。本開示の実施例における方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム5022に含まれてもよい。
本開示の一実施例では、メモリ502に保存されたプログラムまたはコマンド(具体的に、アプリケーションプログラム5022に保存されたプログラムまたはコマンドであってもよい)を呼び出すことで、実行時に、リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定するステップ、および、前記時間量情報に基づいて、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正するステップが実現される。
本開示の実施例による端末は、上記方法の実施例を実行することができ、その実現原理や技術的効果が類似したので、本実施例では、ここに説明を省略する。
本開示に開示された内容に記載の方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実現されてもよく、プロセッサがソフトウェアコマンドを実行することによって実現されてもよい。ソフトウェアコマンドは、相応なソフトウェアモジュールによって構成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、CD-ROMまたは当業界でよく知られている任意の他の形式の記憶媒体に記憶されてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサに結合されることにより、プロセッサは、当該メモリ媒体から情報を読み取ることができるようになり、かつ、当該メモリ媒体に情報を書き込むこともできる。無論、記憶媒体は、プロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASICに位置してもよい。また、当該ASICは、コアネットワークインターフェース機器に位置してもよい。勿論、プロセッサと記憶媒体は、ディスクリートデバイスとしてコアネットワークインターフェース機器に存在してもよい。
当業者であれば意識できるように、上記1つまたは複数の例示では、本開示に記載の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、それらの任意の組み合わせによって実現されてもよい。ソフトウェアによって実現された場合、それらの機能は、コンピュータ可読媒体に記憶されてもよく、又は、コンピュータ可読媒体における1つまたは複数のコマンドまたはコードとして伝送されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体を含み、ただし、通信媒体は、一方の箇所から他方の箇所へのコンピュータプログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータがアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。
上記具体的な実施の形態では、本開示の目的、技術案、および、有益な効果について、更に詳しく説明されている。理解すべきなのは、上述した内容は、本開示の具体的な実施の形態に過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。本開示の技術案を基にした如何なる補正、同等置換、改良などは、本開示の保護範囲に入っているはずである。
当業者であれば分かるように、本開示の実施例は、方法、システム、または、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そのため、本開示の実施例は、完全にハードウェアである実施例、完全にソフトウェアである実施例、または、ソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形式が用いられてもよい。しかも、本開示の実施例では、1つまたは複数の、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含むコンピュータ利用可能な記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、それらに限られない)に実施されるコンピュータプログラム製品の形式が用いられてもよい。
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示された実施例に記述された各例示を組み合わせたユニットやアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又は、コンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実現することができる。それらの機能がハードウェアかソフトウェアかによって実行されるかは、技術案の特定の応用や設計拘束条件によって決められる。専門技術者は、各特定の応用に対して異なる方法を用いて記述される機能を実現させることができるが、しかし、そのような実現が本開示の範囲を超えたものとして認定されるべきではない。
当業界の技術者であれば明確に理解できるように、記述の便宜上及び簡潔のために、上記に記述されるシステム、装置、および、ユニットの具体的な作動プロセスについて、前述した方法実施例における対応するプロセスを参照されてよい。ここでは説明を省略する。
本開示による実施例では、開示された装置や方法は、他の方式によって実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、以上に記述されている装置実施例は、例示的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの区分は、論理的機能に基づく区分に過ぎず、実際に実現する時、別の区分方式が用いられてもよい。例えば、複数のユニット又は部品は組み合わせられ、又は、別のシステムに集積されてもよい。あるいは、いくつかの特徴を見逃し、又は、実行しなくてもよい。また、表示または検討されている同士間の結合、又は、直接な結合、又は、通信接続は、いくつかのインターフェース、装置またはユニットの間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は、他の形式のものであってもよい。
上述した分離している部材として説明されていたユニットは、物理的に分離しているものであってもよいが、そのようなものでなくてもよい。ユニットとして表示される部材は、物理的ユニットであってもよいが、そのようなものでなくてもよい。すなわち、一箇所に位置するものであってもよく、又は、複数のネットワークユニットに分布しているものであってもよい。実際な必要に応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の方案の目的を実現させることができる。
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが物理的に個別に存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されて、独立した製品として販売や使用される場合、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質上、又は、従来技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形式によって表されてもよい。当該コンピュータソフトウェア製品は、一記憶媒体に記憶され、若干のコマンドを含む。それにより、本開示の各実施例に記載の方法における全部または一部のステップを一台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ、又は、ネットワーク機器などであってもよい)に実行させる。上述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は、光ディスクなど、種々のプログラムコードを記憶することができる媒体を含む。
理解すべきなのは、本開示の実施例に記載のそれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコードまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。ハードウェアの実現について、処理ユニットは、1つ又は複数の専用集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタル信号処理機器(DSP Device、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニットまたはそれらの組み合わせに実現されてもい。
ソフトウェアの実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロセス、関数など)によって、本開示の実施例に記載の技術が実現されてもよい。ソフトウェアコードは、メモリに記憶されているとともに、プロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサ内またはプロセッサの外部に実現されてもよい。
本開示の実施例は、本開示の実施例に係る方法、機器(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されたものである。理解すべきなのは、コンピュータプログラムコマンドによって、フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロックや、フローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/またはブロックの組み合わせが実現されてもよい。これらのコンピュータプログラムコマンドを、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋込型プロセッサ、または、他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサに提供することにより、一つの機器を発生させる。それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサによって実行されるコマンドによって、フローチャートにおける1つのフローまたは複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を発生させる。
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器を特定の方式で作動するようにガイドできるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよい。それにより、当該コンピュータ可読メモリに記憶されたコマンドによって、コマンド装置を含む製品を発生させ、当該コマンド装置によって、フローチャートにおける1つのフローまたは複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックに指定された機能が実現される。
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器にロードされてもよい。それにより、コンピュータ又は他のプログラマブル機器において、一連の操作ステップを実行して、コンピュータによって実現される処理を発生させる。それにより、コンピュータ又は他のプログラマブル機器に実行されるコマンドによって、フローチャートにおける1つのフローまたは複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックに指定された機能を実現するためのステップが提供される。
明らかに、当業者は、本開示の精神や範囲から逸脱することなく、本開示の実施例に対する種々の変更や変形を行うことができる。このように、仮に、本開示の実施例に関するこれらの修正や変形は、本開示の請求項及びその均等技術の範囲に入っていると、本開示もそれらの変更や変形を含むことも意図する。
以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例の技術案を明瞭に記述する。明らかに、記述されている実施例は本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示の実施例を基にして、当業者が創造的な労力を払わないことを前提として得られる全ての他の実施例はいずれも、本開示の保護範囲に該当するものである。
端末が当該リファレンス時間を受信したとき、端末側の時間に対する理解とネットワーク側の時間に対する理解とが一致したことを確保するために、端末によって受信された当該リファレンス時間に対応する時間位置が、当該システムメッセージのシステムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が位置するシステムフレーム番号(System Frame Number、SFN)の境界となるように、プロトコルによって約束される。例えば、端末がリファレンス時間を受信したSIB16の位置は(SFN_2、Subframe_1)であり、当該SIB16のシステムメッセージ送信ウィンドウは、10つのsubframe(サブフレーム、1つのSFN内に10つのSubframeがある)となる。そうすると、端末がリファレンス時間を受信したSIB16システムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が(SFN_3、Subframe_1)となり、それに対応して、端末によって受信されたリファレンス時間は、SFN_3の終了境界時間である。
TA値のメンテナンスについて、端末の位置が絶えずに変化しているため、TA値の有効性をメンテナンスする必要がある。ネットワーク側のTA値のメンテナンスについて、端末のTA値に対して1つのタイマー(例えば、タイムアライメントタイマー、(Time Alignment Timer、TAT))を設置してもよい。TA値が端末に与えられたときに起動されるが、タイマーがタイムアウトした後、ネットワーク側は新しいTA値を端末に与える。端末のTA値のメンテナンスについて、ネットワーク側にて設置されたタイマーによれば、TA値が受信されたときに、起動または再起動されるが、タイマーがタイムアウトすると、当該TA値が失効し、端末の上りリンクが脱調状態にあり、上りリンクが脱調したセルにおいて上りリンク信号をさらに送信できなくなると考えられる。
送信される周波数帯域の範囲内にて連続的に送信してもよい。例えば、タイムスロット1の送信可能な周波数帯域の範囲内(例えば、20MHz範囲内)で、周波数帯域リソース位置ごとに送信してもよい。又は、送信される周波数帯域の範囲で、一定の周波数間隔で送信してもよい。例えば、タイムスロット1の送信可能な周波数帯域の範囲内(例えば、20MHz範囲内)に60KHzおきに1回送信してもよい。
ステップ302:ステップ301におけるトリガイベントに基づいて、端末がネットワーク側から送信されたリファレンス時間情報(例えば、Treference)を受信したとき、端末がリファレンス時間の校正をトリガすると、端末は校正される必要のある時間量情報(例えば、Tdelta)を計算し、当該「校正される必要のある時間量情報を計算する」ための計算方式は、以下の方式のいずれか1つを含む。
例示的に、端末がリファレンス時間情報を受信したSIB16の位置が、(SFN_2、Subframe_1)であり、当該SIB16のシステムメッセージ送信ウィンドウが、10つのsubframe(サブフレーム、1つのSFN内に10つのSubframeがある)となる。そうすると、端末がリファレンス時間情報を受信したSIB16システムメッセージ送信ウィンドウの終了境界が(SFN_3、Subframe_1)となり、それに対応して、端末によって受信されたリファレンス時間は、SFN_3の終了境界時間である。

Claims (30)

  1. 端末に用いられる時間校正の方法であって、
    リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定すること、および、
    前記時間量情報に基づいて、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正することを含む、方法。
  2. 前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することは、
    トリガイベントを満たした場合、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することを含み、前記トリガイベントは、前記端末による前記リファレンス時間の校正をトリガするイベントである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することは、
    前記端末が信号を受信する下りリンクの経路損失を取得すること、
    下りリンクの経路損失と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係に応じて、前記端末が信号を受信する下りリンクの経路損失に対応する下りリンク信号伝送時間遅延を取得すること、および、
    前記下りリンク信号伝送時間遅延を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定すること、を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記下りリンクの経路損失と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている、請求項3に記載の方法。
  5. 前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することは、
    タイミングアドバンス量TA値、および、TA値と下りリンク信号伝送時間遅延との対応関係に基づいて、下りリンク信号伝送時間遅延を取得すること、および、
    前記下りリンク信号伝送時間遅延を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定すること、を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記TA値は、
    ランダムアクセスプロセスにおいて受信されたTA値、
    受信されたネットワーク側から送信されたタイミングアドバンスコマンドのメディアアクセスコントロール制御ユニットにおけるTA値、および、
    前記端末の有効TA値、のうちのいずれか1つを含む、請求項5に記載の方法。
  7. ランダムアクセスプロセスにおける前記TA値の受信時間と前記時間量情報の計算時間とが同じであり、又は、
    ランダムアクセスプロセスにおける前記TA値の受信時間が前記時間量情報の計算時間よりも予め設定された時間分早い、請求項6に記載の方法。
  8. 前記予め設定された時間は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている、請求項7に記載の方法。
  9. 前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することは、さらに、
    ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスをトリガすること、および、
    前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて取得されたTA値を、前記時間量情報を特定するためのTA値として特定する、ことを含む、請求項5に記載の方法。
  10. 前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて取得されたTA値は、
    前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスにおいて初めて受信されたTA値、および、
    前記ランダムアクセスプロセス又は他の上りリンク信号送信プロセスが成功した場合に受信された複数のTA値のうちのいずれか1つのTA値、のうちのいずれか1つを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ランダムアクセスプロセスのランダムアクセス要求に対応するセルは、
    前記リファレンス時間を送信するセル、
    前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループにおけるいずれか1つのセル、
    前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループにおけるいずれか1つのプライマリセル、および、
    前記リファレンス時間を送信するセルが所属するタイミングアドバンスグループにおけるいずれか1つのセカンダリーセル、のうちのいずれか1つを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ランダムアクセスプロセスが成功する条件は、
    前記端末から受信された第2のメッセージMsg2には、前記端末から受信された第1のメッセージMsg1の識別子情報が含まれること、および、
    前記端末から受信された第4のメッセージMsg4には、前記端末から受信された第3のメッセージMsg3の識別子情報が含まれること、のうちのいずれか1つを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記Msg1又はMsg3の内容は、
    前記端末の識別子、および、
    TA値の要求情報、のうちの1つ又は複数の任意の組み合わせを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記トリガイベントは、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている、請求項2に記載の方法。
  15. 前記トリガイベントは、
    前記端末は前記リファレンス時間が不正確であることを検出したこと、
    前記端末はネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間が不正確である情報を受信したこと、および、
    前記端末は送信または受信された業務が特定の業務であると判断したこと、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む、請求項2に記載の方法。
  16. 前記端末は前記リファレンス時間が不正確であることを検出したことに対する判断の方式は、
    前記端末によって測定された経路損失が第1の閾値以上であること、
    前記端末によって測定された経路損失の変化量が第2の閾値以上であること、
    前記端末によって測定された上りリンクタイミングアドバンス量が第3の閾値以上であること、
    前記端末によって測定された上りリンクタイミングアドバンス量の変化量が第4の閾値以上であること、および、
    前記端末によってリファレンス時間の校正が行われた後に起動されたタイマーがタイムアウトしたことを検出されたこと、のうちのいずれか1つを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、および、第4の閾値のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせは、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている、請求項16に記載の方法。
  18. 前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間が不正確である情報は、
    前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信する周波数情報、
    前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信する地理的位置情報、および、
    前記ネットワーク側によって指示された前記リファレンス時間を受信するビーム情報、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記周波数情報は、
    周波数ビン識別子、
    周波数帯域識別子、
    帯域幅識別子、および、
    帯域幅部分識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記地理的情報は、
    セル識別子、
    セルグループ識別子、
    エリア位置識別子、および、
    事業者識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む、請求項18に記載の方法。
  21. 前記ビーム情報は、
    リファレンス信号識別子、および、
    同期信号ブロック識別子、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む、請求項18に記載の方法。
  22. 前記リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定することは、
    要求情報を前記ネットワーク側に送信すること、
    前記ネットワーク側から、校正時間量を受信すること、および、
    前記校正時間量を、前記リファレンス時間を校正するための時間量情報として特定すること、を含む、請求項1に記載の方法。
  23. 前記ネットワーク側によって送信されたリファレンス時間に対応する時間位置は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている、請求項1に記載の方法。
  24. 前記ネットワーク側によって送信されたリファレンス時間に対応する時間位置は、前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号の位置である、請求項23に記載の方法。
  25. 前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号の送信方式は、周期的な方式によって送信すること、又は、イベントをトリガにする方式によって送信することである、請求項24に記載の方法。
  26. 前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号のリソース配置は、前記ネットワーク側によって配置され、又は、プロトコルによって約束されている、請求項24に記載の方法。
  27. 前記リファレンス時間の時間同期に用いられる信号のリソース配置は、
    送信時間周期、
    送信時間開始位置、
    前記送信時間開始位置に対するオフセット量、
    送信される周波数ビン情報、
    送信される周波数帯域幅、および、
    送信される周波数帯域パターン、のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含む、請求項26に記載の方法。
  28. リファレンス時間を校正するための時間量情報を特定するための特定モジュールと、
    前記時間量情報に基づいて、ネットワーク側から送信されたリファレンス時間を校正するための校正モジュールとを備えた、端末。
  29. プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されているとともに、前記プロセッサにて運行できるプログラムと、を含み、
    前記プログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1~27のいずれか1項に記載の時間校正の方法のステップを実現させる、端末。
  30. コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1~27のいずれか1項に記載の時間校正の方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
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