JP2022533634A - アップリンク送信プリエンプション - Google Patents

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Abstract

方法、システム(10)、ネットワークノード(16)及びワイヤレスデバイス(22)が開示される。1つ以上の実施形態によれば、ワイヤレスデバイス(22)が提供される。前記ワイヤレスデバイス(22)は、処理回路(84)を含み、前記処理回路(84)は、プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための前記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを受信すること(S144)と、前記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分をキャンセルすること(S146)と、前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、時間的基準が充足されることに基づいて、前記第1のアップリンク送信の前記第2の部分をキャンセルすること(S148)と、を行うように構成される。【選択図】図10

Description

本開示は、ワイヤレス通信に関連し、とりわけ、アップリンク(UL)プリエンプションインジケーションに関連付けられるプリエンプションアクションに関連する。
超高信頼性低レイテンシ通信(URLLC)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により開発された、(新無線(NR)としても知られる)第5世代(5G)通信技術の1つのユースケースである。URLLCは、送信の信頼性及びレイテンシに関する厳格な要件、即ち一方向のレイテンシを1ms以内としつつ99.9999%の信頼性、を有し得る。NR(即ち、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP))のリリース(Rel)15では、それら要件をサポートするために、いくつかの新たな特徴及び拡張が取り入れられた。NR Rel16では、標準化作業は、URLLCシステム性能をさらに向上させると共に、URLLCと他のNRのユースケースとの信頼性が高く効率的な共存を確実化することを支援することに焦点を当てている。1つの例示的なシナリオは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)及びURLLCのワイヤレスデバイスの双方が同一のセル内で共存する場合である。多重化/優先制御をサポートするために、少なくとも2つのアプローチが識別されている。
第1のアプローチは、URLLCサービスを伴うワイヤレスデバイス22の電力を増加させるための電力制御に基づくものであり、eMBBワイヤレスデバイスからの干渉に対してワイヤレスデバイス22をより回復力のあるものにする。NRリリース15のワイヤレスデバイスについての電力制御は、3GPP技術規格(TS)38.213V15.5.0第7.1.1節において規格化されている。このオプションの1つの利点は、eMBBワイヤレスデバイスの振る舞いの変更を要しないことから、このオプションがNRリリース15(Rel15)のワイヤレスデバイスと共に働くことである。このオプションに伴う1つの欠点は、eMBBトラフィックにより干渉されている間のURLLCワイヤレスデバイスの性能を保証するために、URLLCワイヤレスデバイスの送信電力スペクトル密度(PSD)を顕著に増加させなければならないことであろう。しかしながら、ネットワークノードの周囲近くにいないワイヤレスデバイスは、その増加を行うための電力バジェットを有しない可能性があり、したがって、URLLCにとって必要とされるよりも格段に低い信号帯干渉及び雑音比(SINR)を経験し得る。
第2のアプローチは、ネットワークノードから干渉元のeMBBワイヤレスデバイスへプリエンプションインジケータ(preemption indicator)を送信することに基づく。より優先度の低いeMBBワイヤレスデバイスに対し既にスケジューリング済みの時間/周波数リソースにURLLCワイヤレスデバイスがスケジューリングされる場合、ネットワークノード、例えば基地局は、そのeMBBワイヤレスデバイスへプリエンプションインジケータを送信することができる。このインジケータを受信すると、eMBBワイヤレスデバイスは、予め構成されたリソースのセット上での送信を回避し得る。プリエンプションインジケータの詳細及びその信号/インジケータの受信後のワイヤレスデバイスの振る舞いは、現在のところ定義されていない。
いくつかの実施形態は、有利なこととして、アップリンク(UL)プリエンプションインジケーションに関連付けられる少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを確立/実行するための方法、システム及び装置を提供する。
本開示は、ULプリエンプションインジケーションの受信後のワイヤレスデバイスの振る舞いについての1つ以上の方法を提供する。具体的には:
- スケジューリングされたUL送信を未然回避(pre-empt)する方法が提供される;
- 構成された(configured)UL送信及び半永続的な(semi-persistent)UL送信を未然回避する方法が提供される;
- シングル又はマルチスロットでの反復有り又は無しでのマルチセグメントUL送信を未然回避する方法が提供される。
本開示のある観点によれば、ワイヤレスデバイスが提供される。上記ワイヤレスデバイスは、処理回路を含み、上記処理回路は、プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための上記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを受信することと、上記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分をキャンセルすることと、上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、時間的基準が充足されることに基づいて、上記第1のアップリンク送信の上記第2の部分をキャンセルすることと、を行うように構成される。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記処理回路は、さらに、上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、上記第1のアップリンク送信の上記第3の部分をキャンセルすること、を行うように構成される。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の前に生じるように配置された上記第2の部分を含む場合に、上記時間的基準が充足されないことに基づいて、上記第1のアップリンク送信の上記第2の部分の送信が引き起こされる。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記時間的基準が充足されることは、上記プリエンプションインジケーションの受信から上記第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さが上記ワイヤレスデバイスが上記第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づくものであり、上記処理回路は、さらに、RACH送信について上記プリエンプションインジケーションを無視すること、を行うように構成される。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに基づくものであり、上記処理回路は、さらに、PUCCH送信について上記プリエンプションインジケーションを無視すること、を行うように構成される。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、物理アップリンク共有チャネル送信、及び物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づくものであり、上記処理回路は、さらに、上記プリエンプション期間の間に上記第2のアップリンク送信について送信を引き起こすこと、を行うように構成される。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部であり、上記処理回路は、さらに、上記プリエンプション期間の外側で生じるように配置された残りの複数のアップリンク送信について送信を引き起こすこと、を行うように構成される。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントであり、上記処理回路は、さらに、上記プリエンプション期間の外側で生じるように配置された上記マルチセグメントアップリンク送信における何らかのセグメントの送信を引き起こすこと、を行うように構成される。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記マルチセグメントアップリンク送信における上記セグメントの少なくとも1つの上記送信は、上記セグメントの上記少なくとも1つの冗長性バージョンに少なくとも部分的に基づく。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される。
本開示の他の観点によれば、ネットワークノードが提供される。上記ネットワークノードは、処理回路を含み、上記処理回路は、プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための上記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを送信すること、を行うように構成され、上記プリエンプションインジケーションが、上記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルを引き起こし、上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、上記プリエンプションインジケーションが、時間的基準が充足されることに基づいて、上記第1のアップリンク送信の上記第2の部分のキャンセルを引き起こす。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、上記プリエンプションインジケーションが、上記第1のアップリンク送信の上記第3の部分のキャンセルを引き起こす。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記時間的基準が充足されることは、上記プリエンプションインジケーションの受信から上記第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さが上記ワイヤレスデバイスが上記第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルを引き起こすことは、上記第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づく。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに基づく。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、物理アップリンク共有チャネル送信、及び物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づく。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部である。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントである。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される。
本開示の他の観点によれば、ワイヤレスデバイスにより実装される方法が提供される。プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための上記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションが受信される。上記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分がキャンセルされる。上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、時間的基準が充足されることに基づいて、上記第1のアップリンク送信の上記第2の部分がキャンセルされる。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、上記第1のアップリンク送信の上記第3の部分がキャンセルされる。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の前に生じるように配置された上記第2の部分を含む場合に、上記時間的基準が充足されないことに基づいて、上記第1のアップリンク送信の上記第2の部分の送信が引き起こされる。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記時間的基準が充足されることは、上記プリエンプションインジケーションの受信から上記第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さが上記ワイヤレスデバイスが上記第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づくものであり、RACH送信について上記プリエンプションインジケーションは無視される。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに基づく。PUCCH送信について上記プリエンプションインジケーションは無視される。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、物理アップリンク共有チャネル送信、及び物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づく。上記第2のアップリンク送信について、上記プリエンプション期間の間に送信が引き起こされる。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部である。上記プリエンプション期間の外側で生じるように配置された残りの複数のアップリンク送信について、送信が引き起こされる。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントである。上記プリエンプション期間の外側で生じるように配置された上記マルチセグメントアップリンク送信における何らかのセグメントの送信が引き起こされる。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記マルチセグメントアップリンク送信における上記セグメントの少なくとも1つの上記送信は、上記セグメントの上記少なくとも1つの冗長性バージョンに少なくとも部分的に基づく。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される。
本開示の他の観点によれば、ネットワークノードにより実装される方法が提供される。プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための上記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションが送信される。上記プリエンプションインジケーションが、上記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルを引き起こす。上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、上記プリエンプションインジケーションが、時間的基準が充足されることに基づいて、上記第1のアップリンク送信の上記第2の部分のキャンセルを引き起こす。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信が上記プリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、上記プリエンプションインジケーションが、上記第1のアップリンク送信の上記第3の部分のキャンセルを引き起こす。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記時間的基準が充足されることは、上記プリエンプションインジケーションの受信から上記第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さが上記ワイヤレスデバイスが上記第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルを引き起こすことは、上記第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づく。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに関する。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、物理アップリンク共有チャネル送信、及び物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信の少なくとも上記第1の部分の上記キャンセルは、上記第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づく。
この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部である。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントである。この観点の1つ以上の実施形態によれば、上記プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される。
本実施形態並びに付随する利点及びその特徴のより十分な理解が、添付図面と併せて考慮された場合に、以下の詳細な説明を参照することにより一層容易に得られるであろう:
本開示における原理に従って、中間ネットワークを介してホストコンピュータへ接続される通信システムを示す例示的なネットワークアーキテクチャの概略図である。 本開示のいくつかの実施形態に係る少なくとも部分的にワイヤレスな接続上でネットワークノードを介してワイヤレスデバイスと通信するホストコンピュータの概略ブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態に従ってワイヤレスデバイスにおいてクライアントアプリケーションを実行するための、ホストコンピュータ、ネットワークノード及びワイヤレスデバイスを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態に従ってワイヤレスデバイスにおいてユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノード及びワイヤレスデバイスを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態に従ってホストコンピュータにおいてワイヤレスデバイスからユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノード及びワイヤレスデバイスを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態に従ってホストコンピュータにおいてユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノード及びワイヤレスデバイスを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態に係るネットワークノードにおける例示的な処理のフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態に係るネットワークノードにおける他の例示的な処理のフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態に係るワイヤレスデバイスにおける例示的な処理のフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態に係るワイヤレスデバイスにおける他の例示的な処理のフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態に従って構成されるネットワークノードの要素のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態に係るプリエンプションの結果のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態に係る複数スロット上でのプリエンプションインジケーションの一例のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態に係る複数スロット上でのプリエンプションインジケーションの他の例のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態に係るマルチセグメントUL送信のプリエンプションの一例のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態に係るプリエンプション対象でないUL送信の一例である。 本開示のいくつかの実施形態に係るプリエンプション対象であるリソースと周波数において部分的に重なるUL送信の一例である。
上で議論したように、ネットワークノードからeMBBワイヤレスデバイスへ、一組の予め構成されるリソース上での送信を当該eMBBワイヤレスデバイスに回避させるために、プリエンプションインジケータ(PI)を送信することができる。このアプローチのための典型的なユースケースは、eMBBトラフィックがスロット全体及び全てのPRBにスケジューリングされていて、時間にセンシティブなURLLCが送信を必要とする場合に生じ得る。ここで、時間にセンシティブとは、チャネルへの即時のアクセスが必要であり、送信前に次のスロットまで待機すると遅延が大き過ぎることになりかねないことへの言及であり得る。NRでは、URLLCトラフィックは、おそらくは、1つ又は若干の直交周波数分割多重(OFDM)シンボル上で、アップリンクグラントからアップリンク送信が行われる時までの時間が既存のシステムにおける期間よりも顕著に短い形でスケジューリングされるであろう。これは、eMBBワイヤレスデバイスが利用可能な全ての時間/周波数リソースに既にスケジューリングされているかもしれないことを表し得る。プリエンプションインジケータがあれば、ネットワークノードは、eMBBトラフィックを未然回避し、よってURLLCワイヤレスデバイスに対する干渉を低減することを選択することができる。
しかしながら、プリエンプションインジケータの詳細及びその信号/インジケータの受信後のワイヤレスデバイスの振る舞いは、現在のところ定義されていない。例えば、ワイヤレスデバイスがある時間的期間についてUL送信を未然回避するよう指示される場合、当該UL送信の開始に対するプリエンプションインジケータのタイミングと共に、プリエンプションの時間インターバルに依存して、UL送信を未然回避するためのワイヤレスデバイスの振る舞いを決定する必要がある。これは、反復有り又は無しのUL送信のケースに当てはまる。
本開示は、少なくとも部分的に、アップリンクのプリエンプションインジケータ/インジケーションの受信に応じたワイヤレスデバイスの振る舞いを定義することにより、既存のシステムに伴う少なくとも1つの問題の少なくとも一部を解決する。1つ以上の実施形態において、本開示は、有利なこととして、UL送信を効果的に停止させ、より優先度の高い他のUL送信によりリソースを使用することを可能にすることを助ける。
例示的な実施形態を詳細に説明する前に、注記されることとして、それら実施形態は、アップリンク(UL)プリエンプションインジケーションに関連付けられる少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションに関連する装置のコンポーネント及び処理ステップの組み合わせに主として内在する。したがって、適切な場合には、コンポーネントは図中で型どおりのシンボルで表現されており、図面は、ここでの説明の恩恵を有する当業者にとって容易に明らかとなる詳細で本開示を曖昧にすることのないように、実施形態の理解に関する特定の詳細のみを示す。説明を通じて、類似の番号は類似のエレメントを指す。
ここで使用されるところでは、"第1"及び"第2"、"上"及び"下"などといった関係的な用語が、あるエンティティ又は要素と他のエンティティ又は要素とを単に区別するために、そうしたエンティティ又は要素間のいかなる物理的な若しくは論理的な関係若しくは順序を必ずしも要し又は示唆することなく使用され得る。ここで使用される専門用語は、具体的な実施形態を説明する目的のためのものに過ぎず、ここで説明される概念を限定することを意図されない。ここで使用されるところでは、単数形である"a"、"an"、及び"the"は、文脈で別段明確に示されていない限り、複数形をも含むことが意図される。さらに理解されるであろうこととして、"含む(comprises)"、含む(comprising)"、"含む(includes)"及び/又は"含む(including)"という用語は、ここで使用される場合、記述された特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、及び/又はコンポーネントの存在を特定するものの、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、及び/又はそれらの集合の存在又は追加を排除しない。
ここで説明される実施形態において、"~と通信している"などの連結を表す用語は、電気的通信又はデータ通信を示すために使用され得るものであり、それは、例えば物理的な接触、誘導、電磁放射、無線シグナリング、赤外線シグナリング又は光学シグナリングにより達成され得る。複数のコンポーネントは連携して動作してよく、電気的通信及びデータ通信を達成することについて修正及び変形が可能であることを、当業者は理解するであろう。
ここで説明されるいくつかの実施形態において、"連結される(coupled)"及び"接続される(connected)"などの用語は、必ずしも直接ではないものの、ここではコネクションを示すために使用され得るものであり、有線接続及び/又は無線接続を含んでよい。
ここで使用される"ネットワークノード"との用語は、無線ネットワークに含まれるいかなる種類のネットワークノードであることもでき、それはさらに、基地局(BS)、無線基地局、基地送受信局(BTS)、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、gNodeB(gNB)、拡張ノードB(eNB若しくはeNodeB)、ノードB、MSR BSといったマルチ標準無線(MSR)無線ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、統合アクセス及びバックホール(IAB)ノード、リレーノード、リレーを制御するドナーノード、無線アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、リモート無線ユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、コアネットワークノード(例えば、モビリティ管理エンティティ(MME)、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、協調ノード、測位ノード、MDTノードなど)、DAS(distributed antenna system)内のノード、SAS(spectrum access system)ノード、EMS(element management system)などのうちの任意のものを含み得る。ネットワークノードは、テスト機器をも含んでもよい。ここで使用される"無線ノード"との用語は、ワイヤレスデバイスなどのワイヤレスデバイス、又は無線ネットワークノードを表すために使用されることもある。
いくつかの実施形態において、非限定的な用語であるワイヤレスデバイス又はユーザ機器(UE)が互換可能に使用されている。ここでのワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスなど、ネットワークノード又は他のワイヤレスデバイスとの間で無線信号で通信可能な任意のタイプのワイヤレスデバイスであり得る。また、ワイヤレスデバイスは、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)ワイヤレスデバイス、マシンタイプワイヤレスデバイス若しくはマシンツーマシン通信(M2M)可能なワイヤレスデバイス、低コスト及び/若しくは低複雑度ワイヤレスデバイス、ワイヤレスデバイスを具備するセンサ、タブレット、移動端末、スマートフォン、LEE(laptop embedded equipped)、LME(laptop mounted equipment)、USBドングル、CPE(Customer Premises Equipment)、IoT(Internet of Things)デバイス、又は狭帯域IoT(NB-IOT)デバイスなどであってもよい。
また、いくつかの実施形態において、汎用的な用語である"無線ネットワークノード"が使用されている。それは、任意の種類の無線ネットワークノードであってよく、基地局、無線基地局、基地送受信局、基地局コントローラ、ネットワークコントローラ、RNC、進化型ノードB(eNB)、ノードB、gNB、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、IABノード、リレーノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモート無線ユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)のうちのいずれかを含み得る。
あるインジケーションは、概して、それが表し及び/又は指示する情報を、明示的に示してもよく、及び/又は暗黙的に示してもよい。暗黙的なインジケーションは、例えば、送信のために使用される位置及び/又はリソースに基づいてもよい。明示的なインジケーションは、例えば、1つ以上のパラメータでのパラメータ化、1つ以上のインデックス、及び/又は情報を表す1つ以上のビットパターンに基づいてもよい。
セルは、概して通信セルであってよく、例えば、ノードにより提供される、セルラー又はモバイル通信ネットワークのセルであってよい。サービングセルは、ネットワークノード(当該セルを提供し若しくはそれに関連付けられるノード。例えば、基地局、gNB又はeNodeB)がユーザ機器へ(ブロードキャストデータ以外のデータであり得る)データ、具体的には制御データ及び/若しくはユーザ若しくはペイロードデータ、を送信するか及び/若しくはそうし得るセルであってもよく、並びに/又は、ユーザ機器がノードへデータを送信するか及び/若しくはそうし得るセルであってもよい;サービングセルは、ユーザ機器が構成され、及び/若しくは同期し、及び/若しくは例えばランダムアクセス手続であるアクセス手続を行った対象のセルであってもよく、並びに/又は、例えばノード、ユーザ機器、及び/若しくはネットワークがLTE標準及び/若しくはNR標準に従うケースでは、RRC接続若しくはRRCアイドル状態となっている関係先のセルであってもよい。1つ以上のキャリア(例えば、アップリンク及び/若しくはダウンリンクキャリア、並びに/又はアップリンク及びダウンリンクの双方のためのキャリア)がセルに関連付けられてもよい。
ダウンリンクにおいて送信することは、ネットワーク又はネットワークノードからワイヤレスデバイスへの送信に関連し得る。アップリンクにおいて送信することは、ワイヤレスデバイスからネットワーク又はネットワークノードへの送信に関連し得る。サイドリンクにおいて送信することは、1つの端末から他の端末への(直接的な)送信に関連し得る。アップリンク、ダウンリンク及びサイドリンク(例えば、サイドリンク送信及び受信)は、通信方向と見なされてもよい。いくつかの実施例において、アップリンク及びダウンリンクは、例えば基地局間若しくは類似のネットワークノード間など、例えばワイヤレスバックホール、リレー通信及び/又は(ワイヤレス)ネットワーク通信、とりわけそれらで終端する通信といった、ネットワークノード間のワイヤレス通信を記述するために使用されてもよい。バックホール、リレー通信及び/又はネットワーク通信は、サイドリンク若しくはアップリンク通信又はそれに類似する形式として実装されると考えられ得る。
なお、本開示では、例えば3GPP LTE及び/又は新無線(NR)などといったある具体的なワイヤレスシステムからの専門用語が使用されるかもしれないが、これは、本開示のスコープを前述したシステムのみに限定するものとして見られるべきではない。限定ではないものの、WCDMA(Wide Band Code Division Multiple Access)、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、UMB(Ultra-Mobile Broadband)及びGSM(Global Systems for Mobile communications)を含む他のワイヤレスシステムもまた、本開示の範囲内にカバーされるアイディアの活用から恩恵を受け得る。
さらに、ワイヤレスデバイス又はネットワークノードにより実行されるものとしてここで説明される機能が、複数のワイヤレスデバイス及び/又は複数のネットワークノードをまたいで分散されてもよいことに留意されたい。言い換えると、ここで説明されるネットワークノード及びワイヤレスデバイスの機能は、単一の物理デバイスによる実行に限定されず、実際には複数の物理デバイス間で分担されることができるものと考えられる。
別段定義されない限り、ここで使用される(技術的用語及び学術的用語を含む)全ての用語は、本開示が属する分野における当業者により共通的に理解される意味と同じ意味を有する。さらに理解されるであろうこととして、ここで使用される用語は、本明細書及び関係する分野の文脈でのそれらの意味に整合する意味を有するものとして解釈されるべきであり、ここで文字通りそのように定義されない限り、理想化され又は過度に形式的な意味合いでは解釈されない。
実施形態は、アップリンク(UL)のプリエンプションインジケーションに関連付けられる少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを提供する。ここで図面を参照すると、類似の要素への参照が類似の参照番号によりなされており、図1には一実施形態に係る通信システム10の概略図が示されており、通信システム10は、LTE及び/又はNR(5G)といった標準をサポートし得る3GPP型のセルラーネットワークなどであって、無線アクセスネットワークといったアクセスネットワーク12及びコアネットワーク14を含む。アクセスネットワーク12は、NB、eNB、gNB、又は他のタイプの無線アクセスポイントといった複数のネットワークノード16a、16b、16cを含み、その各々が対応するカバレッジエリア18a、18b、18c(まとめてカバレッジエリア18という)を定義する。各ネットワークノード16a、16b、16cは、有線又は無線接続20上でコアネットワーク14へ接続可能である。カバレッジエリア18aに位置する第1のワイヤレスデバイス22aは、対応するネットワークノード16cへワイヤレスに接続され、又は対応するネットワークノード16cによりページングされるように構成される。カバレッジエリア18b内の第2のワイヤレスデバイス22bは、対応するネットワークノード16aへワイヤレスに接続可能である。この例では、複数のワイヤレスデバイス22a、22b(まとめてワイヤレスデバイス22という)が示されているものの、開示される実施形態は、カバレッジエリア内に単一のワイヤレスデバイスがある状況、又は対応するネットワークノード16へ単一のワイヤレスデバイスが接続している状況へ等しく適用可能である。なお、便宜上2つのワイヤレスデバイス22及び3つのネットワークノード16のみが示されているものの、通信システムは、より多くのワイヤレスデバイス22及びネットワークノード16を含み得る。
また、想起されることとして、ワイヤレスデバイス22は、1つよりも多くのネットワークノード16、及び1種類よりも多くのネットワークノード16との間で、同時に通信関係にあり、並びに/又は別々に通信するように構成されることができる。例えば、ワイヤレスデバイス22は、LTEをサポートするネットワークノード16、及びNRをサポートする同一の又は異なるネットワークノード16との間でデュアルコネクティビティを有することができる。一例として、ワイヤレスデバイス22は、LTE/E-UTRAN向けのeNB及びNR/NG-RAN向けのgNBとの間で通信関係にあってもよい。
通信システム10は、それ自体がホストコンピュータ24へ接続され、ホストコンピュータ24は、スタンドアローンのサーバのハードウェア及び/若しくはソフトウェア、クラウド実装のサーバ、分散型サーバで具現化されてもよく、又はサーバファーム内の処理リソースとして具現化されてもよい。ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダの所有下にあってもその制御下にあってもよく、又はサービスプロバイダにより若しくはサービスプロバイダのために運用されてもよい。通信システム10とホストコンピュータ24との間の接続26、28は、コアネットワーク14からホストコンピュータ24へ直接的に伸びていてもよく、オプションとしての中間ネットワーク30を介してつながっていてもよい。中間ネットワーク30は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、又はホステッドネットワークのうちの1つ、又は1つより多くの組合せであってよい。中間ネットワーク30は、存在する場合、バックボーンネットワーク又はインターネットであってもよい。いくつかの実施形態において、中間ネットワーク30は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでもよい。
図1の通信システムは、全体として、接続されるワイヤレスデバイス22a、22bのうちの1つとホストコンピュータ24との間の接続性を可能にする。その接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続として説明されてよい。ホストコンピュータ24及び接続されるワイヤレスデバイス22a、22bは、アクセスネットワーク12、コアネットワーク14、任意の中間ネットワーク30及びあり得るさらなる基盤(図示せず)を途中段階として用いて、OTT接続を介してデータ及び/又はシグナリングを通信するように構成される。OTT接続は、OTT接続の通過途上の参加している通信デバイスのうちの少なくともいくつかがアップリンク及びダウンリンクの通信のルーティングを意識しないという意味において、透過的であり得る。例えば、ネットワークノード16は、ホストコンピュータ24から発して接続しているワイヤレスデバイス22aへ転送(例えば、ハンドオーバ)されるべきデータを伴うインカミングのダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知されなくてよく又はその通知を必要としない。同様に、ネットワークノード16は、ワイヤレスデバイス22aから発してホストコンピュータ24へ向かうアウトゴーイングのアップリンク通信の将来のルーティングを認識することを必要としない。
ネットワークノード16は、指示ユニット32を含むように構成される。ワイヤレスデバイス22は、プリエンプションユニット34を含むように構成される。
前の段落で議論したワイヤレスデバイス22、ネットワークノード16及びホストコンピュータ24の一実施形態に係る例示的な実装が、これより図2を参照しながら説明される。通信システム10において、ホストコンピュータ24は、通信システム10の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線の接続をセットアップし及び維持するように構成される通信インタフェース40を含むハードウェア(HW)38を備える。ホストコンピュータ24は、さらに、記憶及び/又は処理のケイパビリティを有し得る処理回路42を備える。処理回路42は、プロセッサ44及びメモリ46を含み得る。とりわけ、中央演算装置などのプロセッサ及びメモリに加えて又はその代わりに、処理回路42は、例えば、命令群を実行するように適合された、1つ以上のプロセッサ、プロセッサコア、FPGA(Field Programmable Gate Array)及び/又はASIC(Application Specific Integrated Circuitry)といった、処理及び/又は制御のための集積回路を含んでもよい。プロセッサ44は、メモリ46へアクセス(例えば、書き込み及び/又は読み出し)するように構成されてもよく、メモリ46は、例えば、キャッシュ、バッファメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、光学メモリ、及び/若しくはEPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)といった、いかなる種類の揮発性の並びに/又は不揮発性のメモリを含んでもよい。
処理回路42は、ここで説明される方法及び/若しくは処理のいずれかを制御し、並びに/又は、そうした方法及び/若しくは処理を例えばホストコンピュータ24により実行させる、ように構成され得る。プロセッサ44は、ここで説明されるホストコンピュータ24の機能を実行するための1つ以上のプロセッサ44に相当する。ホストコンピュータ24は、ここで説明されるデータ、プログラム的なソフトウェアコード及び/又は他の情報を記憶するように構成されるメモリ46を含む。いくつかの実施形態において、ソフトウェア48及び/又はホストアプリケーション50は、プロセッサ44及び/又は処理回路42により実行された場合に、プロセッサ44及び/又は処理回路42に、ホストコンピュータ24に関してここで説明される処理を行わせる命令群、を含み得る。それら命令群は、ホストコンピュータ24に関連付けられるソフトウェアであってよい。
ソフトウェア48は、処理回路42により実行可能であってよい。ソフトウェア48は、ホストアプリケーション50を含む。ホストアプリケーション50は、ワイヤレスデバイス22及びホストコンピュータ24で終端するOTT接続52を介して接続しているワイヤレスデバイス22といったリモートユーザへサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザへのサービスの提供中に、ホストアプリケーション50は、OTT接続52を用いて送信されるユーザデータを提供し得る。"ユーザデータ"とは、説明される機能性を実装するものとしてここで説明されるデータ及び情報であってよい。1つの実施形態において、ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダへ制御及び機能性を提供するために構成されてもよく、又はサービスプロバイダにより若しくはサービスプロバイダのために運用されてもよい。ホストコンピュータ42の処理回路24は、ホストコンピュータ24がネットワークノード16及び/又はワイヤレスデバイス22に対して観測、モニタリング、制御、送信及び/又は受信を行うことを可能にし得る。ホストコンピュータ24の処理回路42は、サービスプロバイダがアップリンク(UL)のプリエンプションインジケーションに関連付けられる少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションに関連する情報を提供、判定、分析、処理、送信、受信、転送、中継等することを可能にするように構成される情報ユニット54を含み得る。
通信システム10は、通信システム10において提供されるネットワークノード16をさらに含み、ネットワークノード16は、ホストコンピュータ24及びワイヤレスデバイス22と通信することを可能にするハードウェア58を備える。ハードウェア58は、通信システム10の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線の接続をセットアップし及び維持するための通信インタフェース60、並びに、ネットワークノード16によりサービスされるカバレッジエリア18内に位置するワイヤレスデバイス22との少なくとも無線接続64をセットアップし及び維持するための無線インタフェース62を含み得る。無線インタフェース62は、例えば、1つ以上のRF送信機、1つ以上のRF受信機、及び/又は1つ以上のRF送受信機として形成されてもよく、それらを含んでもよい。通信インタフェース60は、ホストコンピュータ24への接続66を促進するように構成され得る。接続66は、直接的なものであってもよく、又は、通信システム10のコアネットワーク14及び/若しくは通信システム10の外部の1つ以上の中間ネットワーク30を通過してもよい。
図示した実施形態において、ネットワークノード16のハードウェア58は、処理回路68をさらに含む。処理回路68は、プロセッサ70及びメモリ72を含む。とりわけ、中央演算装置などのプロセッサ及びメモリに加えて又はその代わりに、処理回路68は、例えば、命令群を実行するように適合された、1つ以上のプロセッサ、プロセッサコア、FPGA(Field Programmable Gate Array)及び/又はASIC(Application Specific Integrated Circuitry)といった、処理及び/又は制御のための集積回路を含んでもよい。プロセッサ70は、メモリ72へアクセス(例えば、書き込み及び/又は読み出し)するように構成されてもよく、メモリ72は、例えば、キャッシュ、バッファメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、光学メモリ、及び/若しくはEPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)といった、いかなる種類の揮発性の並びに/又は不揮発性のメモリを含んでもよい。
よって、ネットワークノード16は、さらに、例えばメモリ72内に内部的に記憶され、又は外部接続を介してネットワークノード16によりアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)内に記憶されるソフトウェア74を有する。ソフトウェア74は、処理回路68により実行可能であってよい。処理回路68は、ここで説明される方法及び/若しくは処理のいずれかを制御し、並びに/又は、そうした方法及び/若しくは処理を例えばネットワークノード16により実行させる、ように構成され得る。プロセッサ70は、ここで説明されるネットワークノード16の機能を実行するための1つ以上のプロセッサ70に相当する。メモリ72は、ここで説明されるデータ、プログラム的なソフトウェアコード及び/又は他の情報を記憶するように構成される。いくつかの実施形態において、ソフトウェア74は、プロセッサ70及び/又は処理回路68により実行された場合に、プロセッサ70及び/又は処理回路68に、ネットワークノード24に関してここで説明される処理を行わせる命令群、を含み得る。例えば、ネットワークノード16の処理回路68は、アップリンク(UL)プリエンプションインジケーションに関連付けられる少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションに関するものなど、ここで説明される1つ以上のネットワークノード16のアクションを行うように構成される指示ユニット32を含み得る。
通信システム10は、既に言及したワイヤレスデバイス22をさらに含む。ワイヤレスデバイス22はハードウェア80を含んでもよく、ハードウェア80は、ワイヤレスデバイス22がその時点で位置するカバレッジエリア18へサービスするネットワークノード16との無線接続64をセットアップし及び維持するように構成される無線インタフェース82を含み得る。無線インタフェース82は、例えば、1つ以上のRF送信機、1つ以上のRF受信機、及び/又は1つ以上のRF送受信機として形成されてもよく、それらを含んでもよい。
ワイヤレスデバイス22のハードウェア80は、処理回路84をさらに含む。処理回路84は、プロセッサ86及びメモリ88を含み得る。とりわけ、中央演算装置などのプロセッサ及びメモリに加えて又はその代わりに、処理回路84は、例えば、命令群を実行するように適合された、1つ以上のプロセッサ、プロセッサコア、FPGA(Field Programmable Gate Array)及び/又はASIC(Application Specific Integrated Circuitry)といった、処理及び/又は制御のための集積回路を含んでもよい。プロセッサ86は、メモリ88へアクセス(例えば、書き込み及び/又は読み出し)するように構成されてもよく、メモリ88は、例えば、キャッシュ、バッファメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、光学メモリ、及び/若しくはEPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)といった、いかなる種類の揮発性の並びに/又は不揮発性のメモリを含んでもよい。
よって、ワイヤレスデバイス22は、さらに、例えばワイヤレスデバイス22にあるメモリ88内に記憶され、又はワイヤレスデバイス22によりアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)内に記憶されるソフトウェア90を有し得る。ソフトウェア90は、処理回路84により実行可能であってよい。ソフトウェア90は、クライアントアプリケーション92を含んでもよい。クライアントアプリケーション92は、ホストコンピュータ24のサポートと共に、人間の又は非人間のユーザへワイヤレスデバイス22を介してサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ24において、実行対象のホストアプリケーション50は、実行対象のクライアントアプリケーション92とワイヤレスデバイス22及びホストコンピュータ24で終端するOTT接続52を介して通信し得る。ユーザへのサービス提供中に、クライアントアプリケーション92は、ホストアプリケーション50からリクエストデータを受信し、当該リクエストデータへの応答としてユーザデータを提供し得る。OTT接続52は、リクエストデータ及びユーザデータの双方を移送し得る。クライアントアプリケーション92は、自身が提供するユーザデータを生成するために、ユーザとインタラクションし得る。
処理回路84は、ここで説明される方法及び/若しくは処理のいずれかを制御し、並びに/又は、そうした方法及び/若しくは処理を例えばワイヤレスデバイス22により実行させる、ように構成され得る。プロセッサ86は、ここで説明されるワイヤレスデバイス22の機能を実行するための1つ以上のプロセッサ86に相当する。ワイヤレスデバイス22は、ここで説明されるデータ、プログラム的なソフトウェアコード及び/又は他の情報を記憶するように構成されるメモリ88を含む。いくつかの実施形態において、ソフトウェア90及び/又はクライアントアプリケーション92は、プロセッサ86及び/又は処理回路84により実行された場合に、プロセッサ86及び/又は処理回路84に、ワイヤレスデバイス22に関してここで説明される処理を行わせる命令群、を含み得る。例えば、ワイヤレスデバイス22の処理回路84は、アップリンク(UL)のプリエンプションインジケーションに関連付けられる少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションに関するものなど、ここで説明される1つ以上のワイヤレスデバイス22のアクションを行うように構成されるプリエンプションユニット34を含み得る。
いくつかの実施形態において、ネットワークノード16、ワイヤレスデバイス22及びホストコンピュータ24の内部的な作用は図2に示した通りであってよく、それとは独立して、周囲のネットワークトポロジーは図1のそれであってよい。
図2では、ホストコンピュータ24とワイヤレスデバイス22との間のネットワークノード16を介する通信を、いかなる中間的なデバイス及びそれらデバイスを介するメッセージの正確なルーティングへの明示的な言及も無く例示するために、OTT接続52が抽象的に描かれている。ルーティングを決定するのはネットワーク基盤であってよく、ネットワーク基盤は、ワイヤレスデバイス22若しくはホストコンピュータ24を動作させるサービスプロバイダ又はそれら双方からルーティングを隠蔽するように構成されてよい。OTT接続52がアクティブである間、ネットワーク基盤は、(例えば、負荷分散の考慮又はネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更するための決定をさらに行ってよい。
ワイヤレスデバイス22とネットワークノード16との間の無線接続64は、本開示を通じて説明した実施形態の教示に従う。多様な実施形態の1つ以上が、OTT接続52を用いてワイヤレスデバイス22へ提供されるOTTサービスの性能を改善し、無線接続64はその最後のセグメントを形成し得る。より正確には、これら実施形態のうちのいくつかの教示は、データレート、レイテンシ及び/又は電力消費を改善し、それにより低減されたユーザの待ち時間、ファイルサイズに対する緩和された制限、及び/又はより良好な応答性若しくは長くなったバッテリ寿命などといった利益を提供し得る。
いくつかの実施形態において、データレート、レイテンシ及び1つ以上の実施形態により改善される他の要因を監視する目的で、測定手続が提供されてもよい。測定結果の変動に応じてホストコンピュータ24とワイヤレスデバイス22との間のOTT接続52を再構成するためのオプションとしてのネットワークの機能性がさらに存在してもよい。上記測定手続及び/又はOTT接続52を再構成するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ24のソフトウェア48若しくはワイヤレスデバイス22のソフトウェア90、又はそれらの双方において実装されてもよい。複数の実施形態において、通信デバイス内に又は通信デバイスに関連付けて、OTT接続52が通過するセンサ(図示せず)が配備されてもよく、それらセンサは、上で例示した監視結果の数量の値を供給し又は他の物理量の値を供給することにより上記測定手続に参加してもよく、それらからソフトウェア48、90により監視対象の量が計算され又は推定され得る。OTT接続52の再構成は、メッセージフォーマット、再送設定、好適なルーティングなどを含んでよく、その再構成は、ネットワークノード16には影響しなくてもよく、ネットワークノード16にとっては未知であるか又は感知不能であってもよい。いくつかのそうした手続及び機能性は、当分野において既知であり又は実用されているかもしれない。ある実施形態において、測定は、ホストコンピュータ24によるスループット、伝播時間及びレイテンシなどの測定を容易化する独自のワイヤレスデバイスシグナリングを包含してもよい。いくつかの実施形態において、その測定は、ソフトウェア48、90がOTT接続52を用いて具体的には空であり又は"ダミー"のメッセージであるメッセージを送信しつつ、伝播時間や誤りなどを監視する形で実装されてもよい。
よって、いくつかの実施形態において、ホストコンピュータ24は、ユーザデータを提供するように構成される処理回路42と、ワイヤレスデバイス22への送信のためにユーザデータをセルラーネットワークへ転送するように構成される通信インタフェース40とを含む。いくつかの実施形態において、セルラーネットワークは、無線インタフェース62を伴うネットワークノード16をも含む。いくつかの実施形態において、ネットワークノード16は、並びに/又は、ネットワークノード16の処理回路68は、ワイヤレスデバイス22への送信についての準備/開始/維持/サポート/終了、及び/若しくは、ワイヤレスデバイス22からの送信信号の受信についての準備/終端/維持/サポート/終了を行うためにここで説明される機能を実行し及び/若しくは方法を実行するように構成される。
いくつかの実施形態において、ホストコンピュータ24は、処理回路42及び通信インタフェース40を含み、通信インタフェース40は、ワイヤレスデバイス22からネットワークノード16への送信に由来するユーザデータを受信するように構成される。いくつかの実施形態において、ワイヤレスデバイス22は、ネットワークノード16への送信についての準備/開始/維持/サポート/終了、及び/若しくは、ネットワークノード16からの送信信号の受信についての準備/終端/維持/サポート/終了を行うためにここで説明される機能を実行し及び/若しくは方法を実行するように構成され、並びに/又は、そのように構成される無線インタフェース82及び/若しくは処理回路84を備える。
図1及び図2は、それぞれのプロセッサ内にある指示ユニット32及びプリエンプションユニット34といった、多様な"ユニット"を示しているが、それらユニットはその一部が処理回路内の対応するメモリに記憶される形で実装されてもよいことが想起される。言い換えると、上記ユニットは、ハードウェアで、又はハードウェアと処理回路内のソフトウェアとの組合せで実装されてもよい。
図3は、例えば1つの実施形態に係る図1及び図2の通信システムといった、通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図2を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16及びワイヤレスデバイス22を含み得る。本方法の第1ステップにおいて、ホストコンピュータ24は、ユーザデータを提供する(ブロックS100)。第1ステップのオプションとしてのサブステップにおいて、ホストコンピュータ24は、例えばホストアプリケーション50といったホストアプリケーションを実行することにより、ユーザデータを提供する(ブロックS102)。第2ステップにおいて、ホストコンピュータ24は、ユーザデータを搬送するワイヤレスデバイス22への送信を開始する。(ブロックS104)。オプションとしての第3ステップにおいて、ネットワークノード16は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータ24が開始した上記送信において搬送されたユーザデータをワイヤレスデバイス22へ送信する(ブロックS106)。オプションとしての第4ステップにおいて、ワイヤレスデバイス22は、例えばホストコンピュータ24により実行されるホストアプリケーション50に関連付けられるクライアントアプリケーション92といったクライアントアプリケーションを実行する(ブロックS108)。
図4は、例えば1つの実施形態に係る図1の通信システムといった、通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図1及び図2を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16及びワイヤレスデバイス22を含み得る。本方法の第1ステップにおいて、ホストコンピュータ24は、ユーザデータを提供する(ブロックS110)。オプションとしてのサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータ24は、例えばホストアプリケーション50といったホストアプリケーションを実行することにより、ユーザデータを提供する。第2ステップにおいて、ホストコンピュータ24は、ユーザデータを搬送するワイヤレスデバイス22への送信を開始する。(ブロックS112)。その送信は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード16を通過し得る。オプションとしての第3ステップにおいて、ワイヤレスデバイス22は、上記送信において搬送されるユーザデータを受信する(ブロックS114)。
図5は、例えば1つの実施形態に係る図1の通信システムといった、通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図1及び図2を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16及びワイヤレスデバイス22を含み得る。本方法のオプションとしての第1ステップにおいて、ワイヤレスデバイス22は、ホストコンピュータ24により提供される入力データを受信する(ブロックS116)。第1ステップのオプションとしてのサブステップにおいて、ワイヤレスデバイス22は、ホストコンピュータ24により提供される入力データの受信へのリアクションにおいて、ユーザデータを提供するクライアントアプリケーション92を実行する。追加的に又は代替的に、オプションとしての第2ステップにおいて、ワイヤレスデバイス22がユーザデータを提供する(ブロックS120)。第2ステップのオプションとしてのサブステップにおいて、ワイヤレスデバイスは、例えばクライアントアプリケーション92といったクライアントアプリケーションを実行することにより、ユーザデータを提供する(ブロックS122)。ユーザデータの提供中に、実行されるクライアントアプリケーション92は、ユーザから受け付けられるユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された具体的なやり方に関わらず、ワイヤレスデバイス22は、オプションとしての第3サブステップにおいて、ホストコンピュータ24へのユーザデータの送信を開始し得る(ブロックS124)。本方法の第4ステップにおいて、ホストコンピュータ24は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、ワイヤレスデバイス22から送信されるユーザデータを受信する(ブロックS126)。
図6は、例えば1つの実施形態に係る図1の通信システムといった、通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図1及び図2を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16及びワイヤレスデバイス22を含み得る。オプションとしての方法の第1ステップにおいて、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード16は、ワイヤレスデバイス22からのユーザデータを受信する(ブロックS128)。オプションとしての第2ステップにおいて、ネットワークノード16は、受信したユーザデータのホストコンピュータ24への送信を開始する(ブロックS130)。第3ステップにおいて、ホストコンピュータ24は、ネットワークノード16により開始される上記送信において搬送されるユーザデータを受信する(ブロックS132)。
図7は、本開示のいくつかの実施形態に係るネットワークノード16における例示的な処理のフローチャートである。ネットワークノード16により実行される1つ以上のブロック及び/又は機能は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62などにおいて、指示ユニット32などネットワークノード16の1つ以上のエレメントにより実行され得る。1つ以上の実施形態において、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、通信インタフェース60及び無線インタフェース62のうちの1つ以上を介するなどして、ここで説明するように、ワイヤレスデバイス22の少なくとも1つのアップリンク送信を未然回避することを判定する(ブロックS134)、ように構成される。換言すると、ネットワークノード16は、プリエンプションを要すると判定し得る。1つ以上の実施形態において、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、通信インタフェース60及び無線インタフェース62のうちの1つ以上を介するなどして、オプションとして、ここで説明するように、ワイヤレスデバイス22にプリエンプションインジケーションを送信して(ブロックS136)、ワイヤレスデバイス22に少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを行わせる、ように構成される。
1つ以上の実施形態によれば、上記少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションは、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部をキャンセルすること、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部を停止すること、予め定義される冗長性バージョンに従って送信を行うこと、少なくとも1つの非プリエンプション対象の時間的機会で送信を行うこと、及び第2のUL送信を許可しながら第1のUL送信を未然回避すること、のうちの少なくとも1つを含む。1つ以上の実施形態によれば、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信は、時間及び周波数のうちの少なくとも一方において、他のアップリンク送信と重複する。
図8は、本開示のいくつかの実施形態に係るネットワークノード16における他の例示的な処理のフローチャートである。ネットワークノード16により実行される1つ以上のブロック及び/又は機能は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62などにおいて、指示ユニット32などネットワークノード16の1つ以上のエレメントにより実行され得る。1つ以上の実施形態において、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、通信インタフェース60及び無線インタフェース62のうちの1つ以上を介するなどして、プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための当該プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを送信する(ブロックS134)、ように構成され、第1のアップリンク送信がプリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、プリエンプションインジケーションが、プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルを引き起こし、プリエンプションインジケーションが、ここで説明されるように、ある時間的基準が充足されることに基づいて、第1のアップリンク送信の第2の部分のキャンセルを引き起こす。
1つ以上の実施形態によれば、第1のアップリンク送信がプリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、プリエンプションインジケーションが、第1のアップリンク送信の第3の部分のキャンセルを引き起こす。1つ以上の実施形態によれば、上記時間的基準が充足されることは、プリエンプションインジケーションの受信から第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さがワイヤレスデバイス22が第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する。1つ以上の実施形態によれば、第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルを引き起こすことは、第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づく。
1つ以上の実施形態によれば、第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルは、第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに基づく。1つ以上の実施形態によれば、第1のアップリンク送信は、物理アップリンク共有チャネル送信、及び物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである。1つ以上の実施形態によれば、第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルは、第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づく。
1つ以上の実施形態によれば、第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部である。1つ以上の実施形態によれば、第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントである。1つ以上の実施形態によれば、プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される。
図9は、本開示のいくつかの実施形態に係るワイヤレスデバイス22における例示的な処理のフローチャートである。ワイヤレスデバイス22により実行される1つ以上のブロック及び/又は機能は、処理回路84、プロセッサ86、無線インタフェース82などにおいて、プリエンプションユニット34などワイヤレスデバイス22の1つ以上のエレメントにより実行され得る。1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84、プロセッサ86、及び無線インタフェース82のうちの1つ以上を介するなどして、ここで説明するように、ワイヤレスデバイス22の少なくとも1つのアップリンク送信を未然回避するためのプリエンプションインジケーションを受信する(ブロックS140)、ように構成される。1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84、プロセッサ86、及び無線インタフェース82のうちの1つ以上を介するなどして、ここで説明するように、プリエンプションインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを実行する(ブロックS142)、ように構成される。
1つ以上の実施形態によれば、上記少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションは、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部をキャンセルすること、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部を停止すること、予め定義される冗長性バージョンに従って送信を行うこと、少なくとも1つの非プリエンプション対象の時間的機会で送信を行うこと、及び第2のUL送信を許可しながら第1のUL送信を未然回避すること、のうちの少なくとも1つを含む。1つ以上の実施形態によれば、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信は、時間及び周波数のうちの少なくとも一方において、他のアップリンク送信と重複する。
図10は、本開示のいくつかの実施形態に係るワイヤレスデバイス22における例示的な処理のフローチャートである。ワイヤレスデバイス22により実行される1つ以上のブロック及び/又は機能は、処理回路84、プロセッサ86、無線インタフェース82などにおいて、プリエンプションユニット34などワイヤレスデバイス22の1つ以上のエレメントにより実行され得る。1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84、プロセッサ86及び無線インタフェース82のうちの1つ以上を介するなどして、ここで説明するように、プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための当該プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを受信する(ブロックS144)、ように構成される。1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84、プロセッサ86、及び無線インタフェース82のうちの1つ以上を介するなどして、ここで説明するように、プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセル(ブロックS1446)、ように構成される。1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84、プロセッサ86、及び無線インタフェース82のうちの1つ以上を介するなどして、ここで説明するように、第1のアップリンク送信がプリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、時間的基準が充足されることに基づいて、第1のアップリンク送信の第2の部分をキャンセルする(S148)、ように構成される。
アップリンク(UL)のプリエンプションインジケーションに関連付けられる少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションのための構成を一般的に説明したが、それら構成、機能及び処理についての詳細は、以下のように提供され、ネットワークノード16、ワイヤレスデバイス22及び/又はホストコンピュータ24によりそれぞれの構成要素のうちの1つ以上を用いて実装され得る。
実施形態は、アップリンク(UL)のプリエンプションインジケーションに関連付けられる少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを提供する。1つ以上の実施形態において、プリエンプションインジケーションは、DCIにより及び/又はDCIにおいて提供される。1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイス22の間の優先制御(prioritization)信号はワイヤレスデバイス22によりRRC接続済み状態においてのみ受信され得ることから、RRC接続前のワイヤレスデバイス22により送信されるUL信号は、ここで説明されるワイヤレスデバイス22の間の優先制御信号により影響されないであろう。ワイヤレスデバイス22の間の優先制御信号は、次のうちのいずれかを含み得る:
- ブロードキャスト又はグループキャストされるプリエンプションインジケータ;
- ワイヤレスデバイス固有にシグナリングされるプリエンプションインジケータ;
- 電力制御信号。
1つ以上の実施形態において、RRC接続の前にワイヤレスデバイス22により送信されるULは、RACH手続の最中に送信されるUL信号を含み、例えば、PRACH、及び、接続を生成するためにワイヤレスデバイス22からネットワークノード16へメッセージを搬送する何らかのPUSCHである。4ステップRACH手続では、PRACHはmsg1であり、PUSCHはmsg3である。
[他のワイヤレスデバイス22のUL送信の未然回避]
本セクションでは、1つのワイヤレスデバイス22のより優先度の高いUL送信(即ち、第2のアップリンク送信)が他のワイヤレスデバイス22のより優先度の低いUL送信(即ち、第1のアップリンク送信)の未然回避を引き起こすものとする。
1つ以上の実施形態によれば、ワイヤレスデバイス22におけるある時間長(即ち、プリエンプション期間)及び周波数リソースについてのULプリエンプションインジケーションの受信に応じて、示された時間長の範囲内にワイヤレスデバイス22が少なくとも1つのシンボルを有しており、UL信号が周波数においてULプリエンプションインジケーションにより予約されたリソースと重複する場合には、当該ワイヤレスデバイスにより当該UL信号(即ち、アップリンク送信信号)は送信されない(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。UL信号とは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、サウンディングリファレンス信号(SRS)のうちの1つ又はいくつかであり得る。
例えば、ワイヤレスデバイス22が処理回路84及び/又は無線インタフェース82を介して時間tで長さTにわたるPUSCH送信(即ち、アップリンク送信の一種)を開始するものとされている場合において、当該ワイヤレスデバイス22が無線インタフェース82を介して当該PUSCH送信と衝突/重複する時間インターバル(即ち、プリエンプション期間)及び周波数リソース範囲について任意のUL送信を未然回避してよいというインジケーションを受信すると、当該ワイヤレスデバイス22は、処理回路84及び/又はプリエンプションユニット84を介して、少なくともプリエンプションインジケータにより示された時間インターバルにおけるPUSCHを送信しないであろう(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。図11は、あるスロットにおけるプリエンプションインジケーション及び当該スロットにおけるワイヤレスデバイス22からの意図された送信についてのいくつかの例を示している。具体的には、ケース1~4が、プリエンプションインターバルを基準としてスケジューリングされ又は構成されたUL送信のタイミングの相異なるケースを呈示している。
1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイス22におけるプリエンプションインジケーションの受信に応じて、UL送信をキャンセルするためのタイムライン要件(即ち、時間的基準)が充足される場合、即ち、プリエンプションインジケータの受信からプリエンプションインターバルと衝突するUL送信の開始まで(図11ではXであり、"時間ウィンドウの長さ"という)がワイヤレスデバイス22が対応するUL送信を開始せずにキャンセルするために必要とする時間以上である場合、ワイヤレスデバイス22は、当該送信をキャンセルし又は破棄するものと予期され(図12におけるオプションA)、これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例である。具体的には、ケース1~4はタイミングXに基づいており、図11ではワイヤレスデバイス22はUL送信をキャンセルするために十分な時間を有し得る一方で、図12ではワイヤレスデバイス22は送信をキャンセルするために十分な時間を有し得ないために、少なくともプリエンプションのタイミングが始まる時点の後に進行中の送信が停止される。
そうではなく、タイムライン要件が充足されない場合、ワイヤレスデバイス22は、ネットワークノード16などにより、少なくともプリエンプションインジケーションが始まる時点から(例えば、電力を低減することにより)送信をミュートしそれを送信の終了まで継続するものと予期され(図12のオプションB)、これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例である。
同様のルールが、プリエンプションインジケーションの時間インターバル(即ち、プリエンプション期間)が1スロットよりも長く続く場合にも当てはまり得る。一例が図13に示されている。
1つ以上の実施形態において、示されたプリエンプション対象の時間インターバルに部分的に又は完全に衝突する、ワイヤレスデバイス22の送信、即ちスケジューリングされた送信が、マルチスロット送信の一部である場合、処理回路84及び/又はプリエンプションユニット34によるなどして、当該マルチスロット送信は、当該マルチスロット送信から何らかのUL送信がある場合(図14に示した例におけるオプションAの通り)、プリエンプション対象として示されたそのスロット以降でキャンセルされ又は停止される(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例である)。
1つ以上の実施形態において、示されたプリエンプション対象の時間インターバルに部分的に又は完全に衝突するワイヤレスデバイス22の送信が反復を伴うミニスロット送信の一部である場合、当該ミニスロット送信は、処理回路84及び/又はプリエンプションユニット34によるなどして、(図14に示した例におけるオプションBの通り)プリエンプション対象として示されたそのスロットについてのみキャンセルされ又は停止され、これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例である。
1つの例は、反復を伴うミニスロットPUSCH又はPUCCH送信であり、1スロットにおけるその割当てが複数スロットにわたって反復される。他の例は、各スロットにおいて異なるTB(トランスポートブロック)を伴うマルチスロット送信のPUSCH送信である。同様のルールが、図15に示したように1スロット内のUL送信からの1つよりも多くのセグメントが存在し得る、少なくとも1つのスロットにわたるマルチセグメントUL送信にも当てはまり得る。例としては、反復によるマルチセグメントUL PUSCH、又は、各セグメントにおいてTBは同一だが異なるMCSなどを伴う送信である。
1つ以上の実施形態において、マルチスロット送信において現行のスロットについて上記振る舞いを使用することのできる、マルチスロットUL送信のための方法が提供される。ワイヤレスデバイス22が送信処理の非常に早い段階でプリエンプションメッセージ、即ちインジケーションを受信した場合、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84及び/又はプリエンプションユニット34を介するなどして、マルチスロットUL送信から何も送信しなくてよい(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。1つの代替策において、ワイヤレスデバイス22は、無線インタフェース82及び/又はプリエンプションユニット34を介するなどして、早い段階の通信スロット上で送信を行い、これは完全に送信されることができるが、プリエンプション対象とされるスロット上の送信は開始しない(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。
1つ以上の実施形態において、第1の送信が未然回避されるべきであることをプリエンプションメッセージが示している場合に、ワイヤレスデバイス22は、完全にプリエンプション対象のリソースを使用せずに送信可能なスロット上で送信を行い、この場合、第1の送信は自己復号可能(self-decodable)とされる(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。例えば、(冗長性バージョン)RV=0及びRV=3は自己復号可能であり、よって、図15のオプションAについて、UL Tx3はRV=0又は3を有するならば送信される。UL Tx3が送信された場合、UL Tx4はRVに関わらず送信され得る。UL Tx3が送信のための少なくとも1つの基準を満たさない場合、UL Tx4はRV=0又は3ならば送信され得る。
1つの例において、第1のアップリンク送信がマルチスロット送信の反復に対応する複数のアップリンク送信の一部である場合、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84を介するなどして、プリエンプション期間の外側で生じるように配置された残余の複数のアップリンク送信について送信を引き起こすように構成される。
同様のルールが、上述したように、マルチセグメントUL送信に当てはまり得る。例えば、1つ以上の実施形態において、第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントに対応し、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84を介するなどして、マルチセグメントアップリンク送信における、プリエンプション期間の外側で生じるように配置された何らかのセグメントの送信を引き起こすように構成される。
シングルスロットUL送信と同様に、マルチスロット送信、マルチセグメントPUSCH反復、及び反復を伴う他の形式について、処理のタイムラインの上記要件が当てはまり得る。即ち、上記キャンセルは、プリエンプションインジケータの受信から指定された最小時間量の後に開始されることができ、ワイヤレスデバイスは、処理回路84及び/又はプリエンプションユニット34を介するなどして、進行中の又はスケジューリングされたUL送信を終了させるタスクを行う(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。
上の実施形態のうちの1つ以上及び/又はそれらの組合せが、ダウンリンク制御情報(DCI)によりスケジューリングされるPUSCH又はDCIによりスケジューリングされるPDSCHのためのPUCCH上のHARQ-ACKといったスケジューリングされるUL送信、並びにPUCCH上のSR、PUCCH上のCSI報告又はUL構成グラントによりスケジューリングされるPUSCH(即ち、構成されるPUSCH)といった構成されるUL送信の双方に当てはまる。スケジューリング要求(SR)のケースでは、UL送信機会は、それらがプリエンプション対象であると示された場合には使用されない。UL構成グラントによりスケジューリングされるPUSCHのケースでは、そのシナリオは以下で議論される。
他の実施形態において、ULプリエンプションインジケータは、プリエンプション信号の優先度レベルを示してもよく、その場合に、示された優先度レベルよりも低い優先度を有する、示されたリソースと重複する送信が未然回避されてもよい。進行中の又はスケジューリングされた送信が同一か又はより高い優先度を有する場合、例えば処理回路84及び/又はプリエンプションユニット34により判定される通り、当該進行中の又はスケジューリングされた送信はULプリエンプションインジケータによって未然回避されない(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。1つの例において、より高い優先度に起因するなどしてULプリエンプションインジケータによって未然回避され得ないUL送信は、次のうちの1つ以上を含み得る:
- Pcell上でのPRACH送信。ワイヤレスデバイス22がプリエンプション信号を受信した場合であっても、ワイヤレスデバイス22は、当該プリエンプション信号を無視し、Pcell上でのRACH手続を開始することができる(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。そうしたRACH手続は、RRC接続済みのワイヤレスデバイス22によって、無線リンク障害の修復、ビーム障害の修復(即ち、ビーム障害リカバリ)、ハンドオーバの実行、タイミングアドバンスの取得などのために使用され得る。PRACHは、4ステップRACH手続の一部か又は2ステップRACH手続の一部かのいずれかであり得る。したがって、1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイスは、RACH送信についてプリエンプションインジケーションを無視してよく、ただし、非RACH送信についてプリエンプションインジケーションを無視できるわけではないかもしれない。
- Pcell上でのRACH手続の一部であるPUSCH送信。したがって、1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイスは、PUSCH送信についてプリエンプションインジケーションを無視してよく、ただし、非PUSCH送信についてプリエンプションインジケーションを無視できるわけではないかもしれない。
- HARQ-ACK情報及び/又はSR(スケジューリング要求)を搬送するPUCCH。したがって、1つ以上の実施形態において、ワイヤレスデバイスは、PUCCH送信についてプリエンプションインジケーションを無視してよく、ただし、非PUCCH送信についてプリエンプションインジケーションを無視できるわけではないかもしれない。
- HARQ-ACK情報を搬送するPUSCH。
[UL CGによりスケジューリングされたPUSCH反復の未然回避]
構成されるグラント(CG)において、ワイヤレスデバイス22は、期間PにてK回繰り返し送信を行うためのK個の送信機会(TO)を割り当てられ得る。この反復は、スロット又はミニスロットベースの反復であり得る。さらに多様なユースケースに分けることができ、全ての自己復号可能な送信機会(TO)が未然回避される。他のTOは、未然回避されてもされなくてもよい。第2のユースケースは、いくつかの自己復号可能なTOが未然回避されずに残されることに対応し得る。
NR Rel15において、最初のTOは、自己復号可能なRV0と共に構成される。また、最初のTOがRV3と共に構成されるものと想定されてもよく(将来のワイヤレス通信標準のリリースにおけるケースであり得る)、なぜならそれも自己復号可能なRVだからである。
最初のTOが未然回避される場合、ワイヤレスデバイス22は、他の未然回避されないTOがRV0又はRV3と共に構成されたTOを有するかをチェックし、次のアクション(例えば、予め定義されるプリエンプションアクション)のうちのいずれかを行ってもよい。
[アクションA]少なくとも全ての自己復号可能なTOが未然回避される
例えば、ワイヤレスデバイス22は、RVパターン(0,2,3,1)と共にK=4個のTOを割り当てられる。RV0及びRV3に対応するTO(即ち、1番目及び3番目のTO)は未然回避されるものと想定される。よって、次のことが行われ得る:
a.無線インタフェース82を介して、全ての残されたTOにおいてRV0を送信する。
b.無線インタフェース82を介して、全ての残されたTOにおいてRV3を送信する。
c.無線インタフェース82を介して、全ての残されたTOにおいてもとのRVパターンを送信する。例えば、所与の例において、ワイヤレスデバイス22は、(もとはRV2を意図された)2番目のTOにおいてRV0の反復を送信し、次の残された(即ち、4番目の)TO(即ち、RV1と共に構成されたTO)において、ワイヤレスデバイス22は、RV2(上記パターンにおける次のもの)を伴う反復を送信する。
d.無線インタフェース82を介して、1番目の反復をRV0と共に、残りをTOのRVの通りに送信する。例えば、ここでは、ワイヤレスデバイス22は、2番目のTOでRV0の1番目の反復を送信し、ワイヤレスデバイス22は、4番目のTOでRV1と共に2番目の反復を送信する(当該TOに対し同一のRVが指定される)。
e.無線インタフェース82を介して、1番目の反復をRV3と共に、残りをTOのRVの通りに送信する。例えば、ワイヤレスデバイス22は、2番目のTOでRV3の反復を送信し、ワイヤレスデバイス22は、4番目のTOでRV1と共に2番目の反復を送信する(当該TOに対し同一のRVが指定される)。
f.ワイヤレスデバイス22は、無線インタフェース82を介して、自身のRVパターンで送信を行い、当該パターンを識別するためにネットワークノード16へUCIを送信する。
[アクションB]いくつかの自己復号可能なTOは未然回避されるが、いくつかの他の自己復号可能なRV構成を伴うTOは未然回避されないまま残る
例えば、ワイヤレスデバイス22は、RVパターン(0,2,3,1)と共にK=4個のTOを割り当てられる。RV0に対応する1番目のTOは未然回避されるものとしよう。RV3を伴う(又は他の例ではRV0を伴う)TOは未然回避されない。よって、次のことのうちのいずれかが行われ得る:
a.無線インタフェース82を介して、当該TOに対し指定されたRVの通りに反復を送信する。そのため、1番目の反復は2番目のTOでRV2と共に送信される。ネットワークノード16は、この反復を単独では復号しないであろう。しかしながら、2番目のTOの反復を復号するために、3番目のTOで送信されるRV3を伴う次の反復を使用することができる。よって、この例において、ワイヤレスデバイス22によりRVの変更は行われない。
b.無線インタフェース82を介して、1番目の反復をRV0と共に(RV2と共に構成されたTOで)、残りをTOのRVの通りに送信する。
c.無線インタフェース82を介して、1番目の反復をRV3と共に(RV2と共に構成されたTOで)、残りをTOのRVの通りに送信する。
d.無線インタフェース82を介して、全ての残されたTOにおいてRV0を送信する。
e.無線インタフェース82を介して、全ての残されたTOにおいてRV3を送信する。
f.無線インタフェース82を介して、全ての残されたTOにおいてもとのRVパターンを送信する。例えば、ワイヤレスデバイス22は、(もとはRV2を意図された)2番目のTOにおいてRV0の反復を送信し、次の残されたTO(即ち、RV3と共に構成された3番目のTO)において、ワイヤレスデバイス22は、RV2(上記パターンにおける次のもの)を伴う反復を送信し、(もとはRV1を意図された)4番目のTOにおいて、ワイヤレスデバイス22は、RV3の反復を送信する。
g.無線インタフェース82を介して、1番目の反復をRV0と共に、残りをTOのRVの通りに送信する。例えば、ここでは、ワイヤレスデバイス22は、2番目のTOでRV0の1番目の反復を送信し、ワイヤレスデバイス22は、3番目のTOでRV3と共に2番目の反復を送信し(当該TOに対し同一のRVが指定される)、4番目のTOでRV1と共に3番目の反復を送信する(当該TOに対し同一のRVが指定される)。
h.無線インタフェース82を介して、1番目の反復をRV3と共に、残りをTOのRVの通りに送信する。例えば、ここでは、ワイヤレスデバイス22は、2番目のTOでRV3の1番目の反復を送信し、ワイヤレスデバイス22は、3番目のTOでRV3と共に2番目の反復を送信し(当該TOに対し同一のRVが指定される)、4番目のTOでRV1と共に3番目の反復を送信する(当該TOに対し同一のRVが指定される)。
i.ワイヤレスデバイス22は、無線インタフェース82を介して、自身のRVパターンで送信を行い、当該パターンを識別するためにネットワークノード16へUCIを送信する。
"UL CGによりスケジューリングされたPUSCH反復の未然回避"というセクションにおいて上述したものと同じ概念を、CGのK回の反復の遅い到来の送信信号のために拡張/適用することができる。例えば、UL CGトラフィックが遅く到来した場合、その送信についていくつかの初期のTOを逸失したことで、残余が残されているか又は送信用にTOが繰り越されたかもしれない。よって、ここで議論した1つ以上の実施形態を、それら繰り越されたTOでの反復を伝達するためにやはり使用することができる。この例における特徴のいくつかは遅い到来について反復を送信する課題に対処するための試行がなされる既存の方法に類似性を有し得るものの、ここで説明されるTOは、CG期間のどの部分からも未然回避され得る。1つの既存の方法において、TOは、トラフィックの遅い到来のケースでは、冒頭において逸失するのみであり得る。
[同じワイヤレスデバイス22の他のUL送信の未然回避]
本実施形態では、未然回避を行うワイヤレスデバイス22のUL送信が説明される。ワイヤレスデバイス22がより優先度の高い自身のUL送信と時間において重複するより優先度の低いUL送信を有する場合、より優先度の高い当該UL送信が同じワイヤレスデバイス22のより優先度の低いUL送信の未然回避を引き起こす(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る)。
1つ以上の方法は、プリエンプションインジケータがより優先度の高いその送信を保護するように意図されていることをワイヤレスデバイス22が確実に認識することを助けるものとして説明される。そうでなければ、ワイヤレスデバイス22は、より優先度の高い自身のULトラフィックを誤ってキャンセルしかねない。優先度の異なる送信に関してこの"自己認識"を達成するために、次のオプションのうちのを使用することができる。
- オプションA:プリエンプションインジケータ、即ちネットワークノード16により送信されるインジケーション、の信号は、未然回避を行うワイヤレスデバイス22のID(例えば、C-RNTI)を搬送する。
- オプションB:プリエンプションインジケータ信号は、未然回避を行うワイヤレスデバイス22が属するワイヤレスデバイス22のグループのIDを搬送する。
- オプションC:プリエンプションインジケータ信号は、保護されるULトラフィックの優先度閾値を搬送する。未然回避を行うワイヤレスデバイス22が優先度閾値よりも高い優先度の値を伴うトラフィックを有する場合、未然回避を行うワイヤレスデバイス22は、そうしたトラフィックを送信することができ、当該ULトラフィックは許容される。
高優先度及び低優先度のトラフィックの混成を有するワイヤレスデバイス22(UE#1ともいう)について、UE#1のより優先度の高いUL送信を保護するためにキャンセルインジケーションがブロードキャストされてもよい。このケースでは、UE#1のより優先度の低いトラフィックは、自身のより優先度の高い送信のために未然回避されることになる。ここで説明した2つのワイヤレスデバイス22の間のプリエンプションを扱うための方法及び手続のうちのいずれもが適用されてよい。
代替的に、より優先度の高いトラフィック及びより優先度の低いトラフィックの双方が同一のワイヤレスデバイス22に属することから、取り扱いを次の通り改善することができる:
- 1つの例において、ワイヤレスデバイス22の内部での優先制御/多重化手続を代わりに適用することができる。
- 他の例において、キャンセルインジケーションの受信後のワイヤレスデバイス22の処理時間はもはや必要でないことを除いて、前のセクションで説明したワイヤレスデバイス22の間のプリエンプション手続が適用される。ワイヤレスデバイス22は、キャンセルインジケーションを受信しない場合であっても、ワイヤレスデバイス22の内部の優先制御、キャンセル、及び/又は多重化を行うことができる。
[周波数ドメインプリエンプション]
上の議論において、分析の少なくともある部分は時間ドメインのリソースの競合に焦点を当てており、ワイヤレスデバイス22のUL信号がULプリエンプションインジケーションにより予約されるリソースと時間において重複し、プリエンプションによってワイヤレスデバイス22にプリエンプション対象の信号をキャンセルすることが求められ得るものと想定した。しかしながら、ワイヤレスデバイス22のUL信号が重複する時間において完全にはキャンセルされないことがあってもよい。
あるケースにおいて、ワイヤレスデバイス22の(UE#2のという)UL信号がUE#1のためのULプリエンプションインジケーションにより予約されたリソースと周波数において重複していない場合、UE#2のUL信号は、プリエンプション対象のリソースと時間において重複しているとしても、未然回避されない(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例である)。これが図16に示されている。
他のケースにおいて、UE#2のUL信号がUE#1のためのULプリエンプションインジケーションにより予約されたリソースと周波数において部分的に重複している場合、UE#2は、次のアクションのうちの1つを行い得る(これが予め定義されるプリエンプションアクションの一例であり得る):
- 手段1:UE#2は、プリエンプション対象のリソースと競合するUL信号全体をキャンセルする;
- 手段2:UE#2は、UL信号のうちプリエンプション対象のリソースと時間において重複する部分をキャンセルする;UE#2は、UL信号のうちプリエンプション対象のリソースと時間において重複しない部分を送信する;
- 手段3:UE#2は、UL信号のうちプリエンプション対象のリソースと時間及び周波数の双方において重複する部分をキャンセルする;UE#2は、UL信号の残余の部分を送信する。
なお、ワイヤレスデバイス22が2つのUL信号を同時に(例えば、PUCCH及びPUSCHを同時に、又は2つのPUSCHを同時に)送信可能である場合において、より優先度の高い自身のUL送信のために優先度の低い自身のUL送信を未然回避するときに、ワイヤレスデバイス22は、処理回路84及び/又はプリエンプションユニット34を介して、上の手段のうちのいずれかを選択することができる。一方で、典型的には、ワイヤレスデバイス22は、2つのUL信号を同時には送信しなくてよく、よって、手段1及び2があり得るであろう。
<いくつかの例>
例A1:
ワイヤレスデバイス22と通信するように構成されるネットワークノード16であって、上記ネットワークノード16は、並びに/又は、上記ネットワークノード16が備える無線インタフェース62及び/若しくは処理回路68は、
ワイヤレスデバイス22の少なくとも1つのアップリンク送信を未然回避すべきであると判定し、
オプションとして、上記ワイヤレスデバイス22へプリエンプションインジケーションを送信して、上記ワイヤレスデバイス22に少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを行わせる、ように構成される。
例A2:
例A1のネットワークノード16であって、上記少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションは、
プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部をキャンセルすること、
プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部を停止すること、
予め定義される冗長性バージョンに従って送信を行うこと、
少なくとも1つの非プリエンプション対象の時間的機会で送信を行うこと、及び
第2のUL送信を許可しながら第1のUL送信を未然回避すること、のうちの少なくとも1つを含む。
例A3:
例A1のネットワークノード16であって、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信は、時間及び周波数のうちの少なくとも一方において、他のアップリンク送信と重複する。
例B1:
ネットワークノード16において実装される方法であって、上記方法は、
ワイヤレスデバイス22の少なくとも1つのアップリンク送信を未然回避すべきであると判定することと、
オプションとして、上記ワイヤレスデバイス22へプリエンプションインジケーションを送信して、上記ワイヤレスデバイス22に少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを行わせることと、を含む。
例B2:
例B1の方法であって、上記少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションは、
プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部をキャンセルすること、
プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部を停止すること、
予め定義される冗長性バージョンに従って送信を行うこと、
少なくとも1つの非プリエンプション対象の時間的機会で送信を行うこと、及び
第2のUL送信を許可しながら第1のUL送信を未然回避すること、のうちの少なくとも1つを含む。
例B3:
例B1の方法であって、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信は、時間及び周波数のうちの少なくとも一方において、他のアップリンク送信と重複する。
例C1:
ネットワークノード16と通信するように構成されるワイヤレスデバイス22であって、上記ワイヤレスデバイス22は、並びに/又は、上記ワイヤレスデバイス22が備える無線インタフェース62及び/若しくは処理回路68は、
ワイヤレスデバイス22の少なくとも1つのアップリンク送信を未然回避するためのプリエンプションインジケーションを受信し、
上記プリエンプションインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを行う、ように構成される。
例C2:
例C1のワイヤレスデバイス22であって、上記少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションは、
プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部をキャンセルすること、
プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部を停止すること、
予め定義される冗長性バージョンに従って送信を行うこと、
少なくとも1つの非プリエンプション対象の時間的機会で送信を行うこと、及び
第2のUL送信を許可しながら第1のUL送信を未然回避すること、のうちの少なくとも1つを含む。
例C3:
例C1のワイヤレスデバイス22であって、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信は、時間及び周波数のうちの少なくとも一方において、他のアップリンク送信と重複する。
例D1:
ワイヤレスデバイス22において実装される方法であって、上記方法は、
ワイヤレスデバイス22の少なくとも1つのアップリンク送信を未然回避するためのプリエンプションインジケーションを受信することと、
上記プリエンプションインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションを行うことと、を含む。
例D2:
例D1の方法であって、上記少なくとも1つの予め定義されるプリエンプションアクションは、
プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部をキャンセルすること、
プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信の少なくとも一部を停止すること、
予め定義される冗長性バージョンに従って送信を行うこと、
少なくとも1つの非プリエンプション対象の時間的機会で送信を行うこと、及び
第2のUL送信を許可しながら第1のUL送信を未然回避すること、のうちの少なくとも1つを含む。
例D3:
例D1の方法であって、プリエンプション対象の少なくとも1つのアップリンク送信は、時間及び周波数のうちの少なくとも一方において、他のアップリンク送信と重複する。
当業者により理解されるであろうように、ここで説明した概念は、方法、データ処理システム、コンピュータプログラムプロダクト、及び/又は、実行可能なコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ記憶媒体として具現化されてよい。したがって、ここで説明した概念は、全体としてハードウェアでの実施形態、全体としてソフトウェアでの実施形態、又は、ソフトウェア及びハードウェアの側面を組み合わせた実施形態の形式をとってよく、それら全てが概して"回路"又は"モジュール"としてここで言及されている。ここで説明したいずれの処理、ステップ、アクション及び/又は機能性も、ソフトウェア、ファームウェア及び/又はハードウェアで実装され得る対応するモジュールにより実行されてもよく、及び/又はそれに関連付けられてもよい。さらに、本開示は、コンピュータにより実行可能なコンピュータプログラムを媒体において具現化した有形のコンピュータ使用可能な当該記憶媒体上のコンピュータプログラムプロダクトの形式をとってもよい。ハードディスク、CD-ROM、電子記憶デバイス、光学記憶デバイス、又は磁気記憶デバイスを含めて、任意の適した有形のコンピュータ読取可能な媒体が利用されてよい。実施形態は、コンピュータにより実行可能なプログラムコードを含むキャリア信号といった、非有形のコンピュータ読取可能な媒体上で実装されてもよい。
いくつかの実施形態は、フローチャートの例示、並びに/又は方法、システム及びコンピュータプログラムプロダクトのブロック図を参照しながらここで説明されている。理解されるであろうこととして、フローチャートの例示及び/又はブロック図の各ブロック、並びに、フローチャートの例示及び/又はブロック図におけるブロックの組み合わせを、コンピュータプログラム命令群により実装することができる。それらコンピュータプログラム命令群は、(特殊目的のコンピュータを生み出すようにするための)汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサへ提供されてマシンを生み出し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して稼働する上記命令群が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ若しくは複数のブロックにおいて特定された機能/動作を実装するための手段を生成する。
それらコンピュータプログラム命令群は、コンピュータ読取可能なメモリ又は記憶媒体内に記憶されてもよく、コンピュータ読取可能なメモリ内に記憶される命令群がフローチャート及び/又はブロック図の1つ若しくは複数のブロックにおいて特定された機能/動作を実装する命令手段を含む製造の品目を生み出すように、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置に特定のやり方で機能するように指示することができる。
また、コンピュータプログラム命令群は、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で一連の動作ステップを実行させるように、当該コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置へロードされて、コンピュータ実装された処理を生み出してもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で稼働するそれら命令群は、フローチャート及び/又はブロック図の1つ若しくは複数のブロックにおいて特定された機能/動作を実装するためのステップを提供する。
理解されるべきこととして、ブロック内に記述した機能/動作は、動作例において記述した順序から外れて生じてもよい。例えば、連続的に示した2つのブロックが実際には実質的に並行的に実行さてもよく、又は、それらブロックは関係する機能性/動作に依存して逆の順序で実行されることがあってもよい。図のうちのいくつかは通信の主要な方向を示すための通信経路上の矢印を含むものの、理解されるべきこととして、描かれた矢印に対して反対方向に通信が生じてもよい。
ここで説明した概念の動作を遂行するためのコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)又はC++といったオブジェクト指向プログラミング言語で書かれてもよい。しかしながら、本開示の動作を遂行するためのコンピュータプログラムコードは、"C"プログラミング言語といった旧来の手続型のプログラミング言語で書かれてもよい。そのプログラムコードは、全体としてユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアローンのソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上で及び部分的にリモートコンピュータ上で、又は、全体としてリモートコンピュータ上で稼働してよい。後者のシナリオにおいて、リモートコンピュータは、LAN(local area network)若しくはWAN(wide area network)を通じてユーザのコンピュータへ接続されてもよく、又は、その接続は、(例えば、インターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを通じて)外部コンピュータへなされてもよい。
多くの異なる実施形態が、上の説明及び図面に関連してここで開示されている。理解されるであろうこととして、それら実施形態のあらゆる組み合わせ及び副次的な組み合わせをそのまま記述し及び説明することは、過度に冗長的で分かりにくいはずである。したがって、全ての実施形態は、いかなる手法で及び/又は組み合わせで組み合わされてもよく、本明細書は、図面を含めて、ここで説明した実施形態の全ての組み合わせ及び副次的な組み合わせについて並びにそれらを活用するやり方及び処理について完全に記述した説明を構成するものと解釈されるものとし、そうしたいかなる組み合わせ又は副次的な組み合わせに関する請求項をもサポートするものとする。
当業者により認識されるであろうこととして、ここで説明した実施形態は、これまでに具体的に示し説明したものには限定されない。加えて、上で別段の言及がなされていない限り、添付図面の全ては等尺ではないことに留意すべきである。上の教示を踏まえて、次の特許請求の範囲のスコープから逸脱することなく、多様な修正及び変形が可能である。
図8は、本開示のいくつかの実施形態に係るネットワークノード16における他の例示的な処理のフローチャートである。ネットワークノード16により実行される1つ以上のブロック及び/又は機能は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62などにおいて、指示ユニット32などネットワークノード16の1つ以上のエレメントにより実行され得る。1つ以上の実施形態において、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、通信インタフェース60及び無線インタフェース62のうちの1つ以上を介するなどして、プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための当該プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを送信する(ブロックS13)、ように構成され、第1のアップリンク送信がプリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、プリエンプションインジケーションが、プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルを引き起こし、プリエンプションインジケーションが、ここで説明されるように、ある時間的基準が充足されることに基づいて、第1のアップリンク送信の第2の部分のキャンセルを引き起こす。

Claims (46)

  1. ワイヤレスデバイス(22)であって、
    処理回路(84)を備え、前記処理回路(84)は、
    プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための前記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを受信することと、
    前記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分をキャンセルすることと、
    前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、時間的基準が充足されることに基づいて、前記第1のアップリンク送信の前記第2の部分をキャンセルすることと、を行うように構成される、ワイヤレスデバイス(22)。
  2. 請求項1に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記処理回路(84)は、さらに、前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、前記第1のアップリンク送信の前記第3の部分をキャンセルすること、を行うように構成される、ワイヤレスデバイス(22)。
  3. 請求項1~2のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の前に生じるように配置された前記第2の部分を含む場合に、前記時間的基準が充足されないことに基づいて、前記第1のアップリンク送信の前記第2の部分の送信を引き起こす、ワイヤレスデバイス(22)。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記時間的基準が充足されることは、前記プリエンプションインジケーションの受信から前記第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さが前記ワイヤレスデバイス(22)が前記第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する、ワイヤレスデバイス(22)。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づくものであり、
    前記処理回路(84)は、さらに、RACH送信について前記プリエンプションインジケーションを無視すること、を行うように構成される、ワイヤレスデバイス(22)。
  6. 請求項1~4のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに基づくものであり、
    前記処理回路(84)は、さらに、PUCCH送信について前記プリエンプションインジケーションを無視すること、を行うように構成される、ワイヤレスデバイス(22)。
  7. 請求項1~4のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記第1のアップリンク送信は、
    物理アップリンク共有チャネル送信、及び
    物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである、ワイヤレスデバイス(22)。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づくものであり、
    前記処理回路(84)は、さらに、前記プリエンプション期間の間に前記第2のアップリンク送信について送信を引き起こすこと、を行うように構成される、ワイヤレスデバイス(22)。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部であり、
    前記処理回路(84)は、さらに、前記プリエンプション期間の外側で生じるように配置された残りの複数のアップリンク送信について送信を引き起こすこと、を行うように構成される、ワイヤレスデバイス(22)。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントであり、
    前記処理回路(84)は、さらに、前記プリエンプション期間の外側で生じるように配置された前記マルチセグメントアップリンク送信における何らかのセグメントの送信を引き起こすこと、を行うように構成される、ワイヤレスデバイス(22)。
  11. 請求項10に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記マルチセグメントアップリンク送信における前記セグメントの少なくとも1つの前記送信は、前記セグメントの前記少なくとも1つの冗長性バージョンに少なくとも部分的に基づく、ワイヤレスデバイス(22)。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載のワイヤレスデバイス(22)であって、前記プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される、ワイヤレスデバイス(22)。
  13. ネットワークノード(16)であって、
    処理回路(68)を備え、前記処理回路(68)は、
    プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための前記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを送信すること、を行うように構成され、
    前記プリエンプションインジケーションが、前記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルを引き起こし、
    前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、前記プリエンプションインジケーションが、時間的基準が充足されることに基づいて、前記第1のアップリンク送信の前記第2の部分のキャンセルを引き起こす、ネットワークノード(16)。
  14. 請求項13に記載のネットワークノード(16)であって、前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、前記プリエンプションインジケーションが、前記第1のアップリンク送信の前記第3の部分のキャンセルを引き起こす、ネットワークノード(16)。
  15. 請求項13~14のいずれか1項に記載のネットワークノード(16)であって、前記時間的基準が充足されることは、前記プリエンプションインジケーションの受信から前記第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さがワイヤレスデバイス(22)が前記第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する、ネットワークノード(16)。
  16. 請求項13~15のいずれか1項に記載のネットワークノード(16)であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルを引き起こすことは、前記第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づく、ネットワークノード(16)。
  17. 請求項13~15のいずれか1項に記載のネットワークノード(16)であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに基づく、ネットワークノード(16)。
  18. 請求項13~15のいずれか1項に記載のネットワークノード(16)であって、前記第1のアップリンク送信は、
    物理アップリンク共有チャネル送信、及び
    物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである、ネットワークノード(16)。
  19. 請求項13~18のいずれか1項に記載のネットワークノード(16)であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づく、ネットワークノード(16)。
  20. 請求項13~19のいずれか1項に記載のネットワークノード(16)であって、前記第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部である、ネットワークノード(16)。
  21. 請求項13~20のいずれか1項に記載のネットワークノード(16)であって、前記第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントである、ネットワークノード(16)。
  22. 請求項13~21のいずれか1項に記載のネットワークノード(16)であって、前記プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される、ネットワークノード(16)。
  23. ワイヤレスデバイス(22)により実装される方法であって、前記方法は、
    プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための前記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを受信すること(S144)と、
    前記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分をキャンセルすること(S146)と、
    前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、時間的基準が充足されることに基づいて、前記第1のアップリンク送信の前記第2の部分をキャンセルすること(S148)と、を含む、方法。
  24. 請求項23に記載の方法であって、さらに、前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、前記第1のアップリンク送信の前記第3の部分をキャンセルすること、を含む、方法。
  25. 請求項23~24のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の前に生じるように配置された前記第2の部分を含む場合に、前記時間的基準が充足されないことに基づいて、前記第1のアップリンク送信の前記第2の部分の送信を引き起こす、方法。
  26. 請求項23~25のいずれか1項に記載の方法であって、前記時間的基準が充足されることは、前記プリエンプションインジケーションの受信から前記第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さが前記ワイヤレスデバイス(22)が前記第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する、方法。
  27. 請求項23~26のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づくものであり、
    前記方法は、さらに、RACH送信について前記プリエンプションインジケーションを無視すること、を含む、方法。
  28. 請求項23~26のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに基づくものであり、
    前記方法は、さらに、PUCCH送信について前記プリエンプションインジケーションを無視すること、を含む、方法。
  29. 請求項23~26のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信は、
    物理アップリンク共有チャネル送信、及び
    物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである、方法。
  30. 請求項23~29のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づくものであり、
    前記方法は、さらに、前記プリエンプション期間の間に前記第2のアップリンク送信について送信を引き起こすこと、を含む、方法。
  31. 請求項23~30のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部であり、
    前記方法は、さらに、前記プリエンプション期間の外側で生じるように配置された残りの複数のアップリンク送信について送信を引き起こすこと、を含む、方法。
  32. 請求項23~31のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントであり、
    前記方法は、さらに、前記プリエンプション期間の外側で生じるように配置された前記マルチセグメントアップリンク送信における何らかのセグメントの送信を引き起こすこと、を含む、方法。
  33. 請求項32に記載の方法であって、前記マルチセグメントアップリンク送信における前記セグメントの少なくとも1つの前記送信は、前記セグメントの前記少なくとも1つの冗長性バージョンに少なくとも部分的に基づく、方法。
  34. 請求項23~33のいずれか1項に記載の方法であって、前記プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される、方法。
  35. ネットワークノードにより実装される方法であって、前記方法は、
    プリエンプション期間の間のアップリンク送信を未然回避するための前記プリエンプション期間を示すプリエンプションインジケーションを送信すること(S138)と、
    前記プリエンプションインジケーションが、前記プリエンプション期間の間に生じるように配置された第1のアップリンク送信の少なくとも第1の部分のキャンセルを引き起こすことと、
    前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の前に生じるように配置された第2の部分を含む場合に、前記プリエンプションインジケーションが、時間的基準が充足されることに基づいて、前記第1のアップリンク送信の前記第2の部分のキャンセルを引き起こすことと、を含む、方法。
  36. 請求項35に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信が前記プリエンプション期間の後に生じるように配置された第3の部分を含む場合に、前記プリエンプションインジケーションが、前記第1のアップリンク送信の前記第3の部分のキャンセルを引き起こす、方法。
  37. 請求項35~36のいずれか1項に記載の方法であって、前記時間的基準が充足されることは、前記プリエンプションインジケーションの受信から前記第1のアップリンク送信の配置された起点までの時間ウィンドウの長さがワイヤレスデバイス(22)が前記第1のアップリンク送信を破棄するための処理時間以上であること、に対応する、方法。
  38. 請求項35~37のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルを引き起こすことは、前記第1のアップリンク送信が非RACH送信であることに基づく、方法。
  39. 請求項35~37のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信が非PUCCH送信であることに関する、方法。
  40. 請求項35~37のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信は、
    物理アップリンク共有チャネル送信、及び
    物理アップリンク制御チャネル送信、のうちの1つである、方法。
  41. 請求項35~40のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信の少なくとも前記第1の部分の前記キャンセルは、前記第1のアップリンク送信の優先度が第2のアップリンク送信よりも低いことに基づく、方法。
  42. 請求項35~41のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信は、マルチスロット送信反復に対応する複数のアップリンク送信の一部である、方法。
  43. 請求項35~42のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のアップリンク送信は、マルチセグメントアップリンク送信におけるセグメントである、方法。
  44. 請求項35~43のいずれか1項に記載の方法であって、前記プリエンプションインジケーションは、ダウンリンク制御情報(DCI)により提供される、方法。
  45. プロセッサへロードされた場合に、前記プロセッサに、請求項23~24又は35~44に記載の方法のいずれか1つを実行させる命令群、を含むコンピュータプログラム。
  46. 請求項45に記載のコンピュータプログラムを収容する記憶媒体又は担体を含むコンピュータプログラムプロダクト。
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