JP2022533327A - エアロゾル生成物品用の使用インジケータを備えた被覆紙 - Google Patents

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Abstract

本発明は、セルロース繊維を含み、セルロースの熱破壊を促進する物質および結合剤を含む組成物が適用される、エアロゾル生成物品用の被覆紙に関する。被覆紙の平均通気性が、10cm3/(cm2・分・kPa)以上である場合、該組成物は、被覆紙の面積の少なくとも0.5%および多くとも70%を覆ういくつかの領域に適用されるにすぎない。

Description

本発明は、エアロゾル生成材料が加熱され、それによってエアロゾルが放出されるが、エアロゾル生成材料が燃焼されないエアロゾル生成物品に関する。エアロゾル生成物品は、物質が表面全体または表面のセクションに適用される包装紙を備え、包装紙の光学特性の変化を引き起こし、それによってエアロゾル生成物品が使用されたことを示す。特に、本発明によるエアロゾル生成物品の包装紙は、加熱時に、その色が少なくとも表面のセクションで不可逆的に変化するように設計されており、包装紙の通気性がほとんど影響を受けないという事実に特に注意が払われる。本発明はまた、そのような包装紙を製造するためのプロセスに関する。
従来技術では、エアロゾル生成材料および紙を含むエアロゾル生成物品が知られており、これらは、エアロゾル生成材料の周りを包み、それによって典型的には円筒形のロッドを形成する。これに関して、エアロゾル生成材料は、熱を加えるとエアロゾルを放出する材料であり、エアロゾル生成材料は、加熱されるだけで燃焼されない。多くの場合、エアロゾル生成物品はまた、エアロゾルの成分を濾過することができ、かつフィルタ包装紙で、およびフィルタをエアロゾル生成材料で包装されたロッドに接続するさらなる包装紙で包装されたフィルタを備える。
エアロゾル生成物品の意図された使用中、エアロゾル生成材料は、加熱されるだけで燃焼されないことが通常である。この加熱は、例えば、エアロゾル生成物品が挿入される外部装置によって、または例えば点火によって物品を消費するために操作されるエアロゾル生成物品の一端に適用される熱源によって行うことができる。多くの場合、いくつかのエアロゾル生成物品が1つのパック中に存在し、使用後、使用済みエアロゾル生成物品は、まだ未使用のエアロゾル生成物品と共にパックに戻されることが多い。しかしながら、エアロゾル生成材料は、加熱されるだけで燃焼されないため、使用済みエアロゾル生成物品は、未使用のエアロゾル生成物品と光学的に区別されないか、またはわずかに光学的に区別されるだけである。いずれの場合でも、消費者は、どのエアロゾル生成物品が使用され、どれがまだ未使用であるかを迅速に決めることができない。
本発明の目的は、エアロゾル生成物品の使用中または使用直後に不可逆的に光学的に変化するエアロゾル生成物品用の包装紙を提供することであり、その結果、エアロゾル生成物品は使用されたものとして容易に識別することができる。本発明の文脈におけるエアロゾル生成物品は、エアロゾル生成材料およびエアロゾル生成材料を包む包装紙を含むロッド状物品であり、意図された使用中、エアロゾル生成材料は、加熱されるだけで燃焼されない。燃焼を伴わない加熱は、エアロゾル生成材料が多くとも400℃の温度に加熱されるいずれの場合でも、典型的なエアロゾル生成材料に対して生じる。
この目的は、請求項1に記載のエアロゾル生成物品用の包装紙、請求項19に記載のこの包装紙を備えるエアロゾル生成物品、および請求項21に記載の本発明による包装紙を製造するためのプロセスによって達成される。有利な実施形態は、従属請求項に提供される。
本発明者らは、特定の組成物が表面全体またはセクションに適用され、かつ加熱時にセルロースの熱分解を促進することによって包装紙の不可逆的な色変化を引き起こす包装紙によってこの目的を達成できることを見出した。この色変化により、使用済みエアロゾル生成物品を、簡単な検査によって未使用のものと区別することができる。
従来技術では、特定の温度を超えて加熱されると色変化を示すが、本発明では意図的に使用されないサーモクロミックインクが知られていることに留意されたい。この理由の1つは、サーモクロミックインクの色変化が可逆的であることが多く、そのため、エアロゾル生成物品の冷却中に再び消失することである。これとは対照的に、本発明による包装紙上のセルロースの分解は、実際には不可逆的であり、したがって、その使用後にいくらかの時間が経過したとしても、使用済みエアロゾル生成物品の確実な認識を可能にする。さらに、知られたサーモクロミックインクについて色変化が生じる温度は、比較的低く、その結果高温で、例えば夏の間に駐車した車に未使用のエアロゾル生成物品を保管しても色変化を引き起こす可能性があるため、未使用の物品を使用済みのものと誤って混同する可能性がある。さらに、エアロゾル生成物品の加熱時に、最大400℃の温度に数分間達する可能性があり、そのような温度では、サーモクロミックインクは、既に部分的に熱分解されている可能性があり、その結果、それらは機能を失う。
加えて、エアロゾル生成物品の構造に応じて、空気は、その使用中に包装紙を通ってエアロゾル生成材料に流れるべきである。しかしながら、包装紙に適用されたサーモクロミックインクは、包装紙の通気性を大幅に低下させる可能性があるため、物品の機能に影響を与えないように、包装紙には不十分な量のそのような色が適用されることが多い。
最後に、エアロゾル生成物品用の包装紙に使用され得る物質は、多くの国で法律によって実質的に制限されており、その結果、サーモクロミックインクの使用は、技術的観点から使用され得るとしても、許可されないことが多い。
サーモクロミックインクの知られた挙動とは対照的に、本発明の特定の発明的効果は、適用された物質自体がその色を変化させず、むしろ包装紙中のセルロースの色変化を引き起こすことにある。
包装紙は、パルプ繊維を含まなければならず、パルプ繊維は、包装紙の少なくとも50質量%の量で包装紙中に存在する。このパルプ繊維の量は、少なくとも色変化をはっきりと目に見えるようにするために必要な量である。
包装紙は、少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)の平均通気性を有する。これに関して、通気性は、2mm×15mmの開口面積を有する測定ヘッドを用いてISO 2965:2009に準拠して測定され、平均通気性は、包装紙上のランダムに選択された位置での10箇所の測定から決定される。
包装紙に適用される組成物は、セルロースの熱分解を促進して色変化を引き起こす少なくとも1つの物質、および該物質を紙の上または中に固定する結合剤を含有すべきである。これに関して、セルロースの熱分解を促進する物質は、包装紙を少なくとも130℃の温度に5分間加熱すると、紙中のセルロースの熱分解により、肉眼で知覚可能な包装紙の不可逆的な色変化を引き起こすのに適している。
包装紙が10cm/(cm・分・kPa)を超える通気性を有する場合、より低い通気性を有するより大きな面積を回避することができるように、空気が包装紙を通って表面にわたって均一に流れることができることが重要である。そのような低通気性の面積は、組成物の適用から生じる可能性がある。
本発明によれば、包装紙のセクションのみに組成物を適用することによって十分な通気性が保証され、このセクションは、包装紙の表面の少なくとも0.5%および多くとも70%を覆う。これは、通気性が影響を受ける総面積の範囲が限られているが、色変化が容易に知覚可能になるように面積が十分に大きいことも保証されることを意味する。
加えて、通気性の均一性は、本発明によれば、セクションが適切な方法で成形され、かつ包装紙上に配置されるという点で保証され、適切な形状または配置は、本発明の目的のための2つの基準によって判断され、そのうちの少なくとも1つが満たされなければならない。第1の基準によれば、包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも20cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の標準偏差は、多くとも6cm/(cm・分・kPa)であればよく、包装紙の平均通気性が、少なくとも20cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の変動係数は、多くとも30%であればよい。
通気性の標準偏差および変動係数を決定するために、2mm×15mmの開口部を有する測定ヘッドを使用し、互いに近接して位置する10箇所の非重複セクションから標準偏差および変動係数を決定するため、平均値および標準偏差の決定には、約300mmの面積が使用される。変動係数は、標準偏差と平均値との商であり、パーセンテージとして表される。この算出に使用される平均値は、一般に、10箇所のランダムに選択された位置での測定から決定される前述の平均通気性と同じではない。
通気性の分散パラメータの仕様の代替として、またはそれを補完するものとして、第2の基準に従って、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)の平均通気性で、包装紙上の直径Dmmの各仮想円が、組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように、組成物が包装紙に適用されるセクションが成形されていれば十分であり、mm単位の円Dの直径は、
Figure 2022533327000002
によって、cm/(cm・分・kPa)単位の平均通気性xから算出され、Dmax=12mmおよびDmin=6mmである。
この式の効果は、低平均通気性、例えば10cm/(cm・分・kPa)では、円は、12mmの比較的大きな直径を有することができ、したがってセクションは、より粗い構造を含有することができることである。これは、低通気性では、物質が適用されたセクションの影響があまり重要ではないために可能である。高通気性、例えば200cm/(cm・分・kPa)では、円は、6mmの比較的小さい直径を有するのみでよく、したがって、空気が包装紙の表面を均一に流れるように、セクションはより微細な構造を有する必要がある。
要約すると、本発明者らは、
-包装紙の質量の少なくとも50%がパルプ繊維によって形成されるパルプ繊維を含む、
-ランダムに選択された10箇所の位置でISO 2965:2009に準拠して、2mm×15mmの測定ヘッドで測定した場合、少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)の平均通気性を有する、
-セルロースの熱分解を促進する物質および結合剤を含む組成物が適用されている、
エアロゾル生成物品用の包装紙を発明し、
-包装紙の平均通気性が、10cm/(cm・分・kPa)以上の場合、該組成物は、包装紙の表面の少なくとも0.5%および多くとも70%を覆うセクションにのみ適用され、
この場合、すなわち包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)である場合、該セクションは、以下の2つの基準(1)および(2)のうちの少なくとも1つが満たされるように包装紙上に配置される:
(1)包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも20cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の標準偏差は、多くとも6cm/(cm・分・kPa)であり、包装紙の平均通気性が、少なくとも20cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、変動係数は、多くとも30%であり、または
(2)組成物が適用されるセクションは、包装紙上の直径Dmmの各仮想円が、組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように成形され、mm単位の直径Dは、
Figure 2022533327000003
によって、cm/(cm・分・kPa)単位の平均通気性xから算出され、式中、Dmax=12mm、Dmin=6mmである。
この関連で、平均通気性は、包装紙上のランダムに選択された位置での10箇所の測定の平均値として決定される。個々の測定は、ISO 2965:2009に準拠して、2mm×15mmの開口部を有する測定ヘッドを用いて行われる。したがって、測定中、開口部は、典型的には、組成物が適用される面積および適用されない面積を同時に含むことができることは無視されるべきである。
通気性の標準偏差および変動係数の決定のために、ISO 2965:2009に準拠した10箇所の測定も、2mm×15mmの開口部を有する測定ヘッドを用いて行われ、測定は、平均値および標準偏差の決定のために約300mmの面積が使用されるように、互いに近接して位置する重なり合わないセクションで行われる。次いで、変動係数は、標準偏差とそのように決定された測定値の平均値との商であり、パーセンテージとして表される。好ましくは、個々の測定セクションは、それらの長辺、すなわち15mmの長辺が、間にわずかな距離、好ましくは多くとも2mmの距離を置いて互いにすぐ隣に平行に置かれる。
表面全体にわたって自然な均一な通気性を有する、本発明に準拠しないエアロゾル生成物品用の典型的な包装紙は、このようにして決定された多くとも15%の変動係数を有する。一方、より大きなセクションに組成物を適用した包装紙は、50%~80%の通気性の変動係数を達成することができる。これは、特に、組成物がフィルム形成性であり、したがって包装紙の孔を封止するか、または組成物が数ミリメートル幅の帯状に適用される場合に当てはまる。
包装紙は、好ましくは少なくとも15g/m、特に好ましくは少なくとも18g/m、より特に好ましくは少なくとも20g/mの坪量を有する。そのような坪量は、包装紙をエアロゾル生成物品にさらに加工するのに有利な引張強度を包装紙に提供する。
包装紙は、好ましくは多くとも100g/m、特に好ましくは多くとも60g/m、特には多くとも45g/mの坪量を有する。坪量は、復元力がエアロゾル生成物品の製造中にエアロゾル生成材料の包装を困難にするほど高くないことが好ましい。
包装紙の坪量は、適用された組成物を含み、ISO 536:2012に準拠して決定することができる。
包装紙は、パルプ繊維を含有し、パルプ繊維は、包装紙の質量の少なくとも50%、好ましくは包装紙の質量の少なくとも60%、特に好ましくは包装紙の質量の少なくとも65%を構成する。パルプ繊維は、色変化によりセルロースの熱分解を促進する物質の効果を光学的に容易に知覚可能であることが求められる。
パルプ繊維は、針葉樹、落葉樹、トウヒ、マツ、モミ、ブナ、カバノキ、ユーカリ、亜麻、麻、ジュート、ラミー、アバカ、サイザル、ケナフ、および綿からなる群から選択される1つ以上の植物から供給される。パルプ繊維の全てまたは一部はまた、再生セルロースからの繊維、例えば、Tencel(商標)繊維、Lyocell(商標)繊維、ビスコース繊維、またはModal(商標)繊維であってもよい。
好ましくは、漂白されたパルプ繊維の白色は、色変化をより容易に知覚可能にするので、パルプ繊維は、少なくとも部分的に漂白されている。通常は、淡褐色から暗褐色を有する未漂白のパルプ繊維の割合は、好ましくはパルプ繊維の質量の多くとも50%であるべきである。
本発明による包装紙はまた、1つ以上の充填剤を含有することができる。充填剤の総量は、包装紙の質量の好ましくは多くとも40%、特に好ましくは少なくとも10%および多くとも38%、特に少なくとも20%および多くとも35%である。充填剤の割合は、包装紙の通気性、色、および不透明度に有利に影響を及ぼすことができ、それにより、包装紙から製造されたエアロゾル生成物品の加熱時の色変化が容易に知覚可能である。
1つまたは複数の充填剤は、好ましくは白色の水不溶性粒子であり、特に好ましくは、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、タルク、カオリン、および二酸化チタンからなる群から選択することができる。
包装紙は、包装紙の製造に必要とされる、または包装紙にさらなる特別な特性を付与するさらなる物質を含有することができる。そのような物質の例は、顔料、着色剤、サイジング剤、デンプン、保持助剤、または加工助剤であり、当業者の経験によって種類および量に関して当業者によって選択され得る。
組成物が適用されたセクションの外側では、包装紙は、好ましくは、セルロースの分解を促進するいかなる物質も含有しないか、または単位面積当たりの包装紙の質量の0.5%、特に好ましくは包装紙の質量の0.25%、特に包装紙の質量の0.1%を超えない量のみを含有する。これらの物質の割合が高いと、該組成物が適用されたセクションと比較して、包装紙の色変化を検出することがより困難になる。
結合剤およびセルロースの熱分解を促進する物質を含む組成物が、包装紙の表面全体またはセクションに適用される。
包装紙のセクションに適用される結合剤の量は、結合剤が通気性を低下させ、通気性の変動係数を増加させるので、かなり少なくすべきである。セクションに適用される結合剤の量は、単位面積当たりの包装紙の質量の好ましくは多くとも15%、特に好ましくは多くとも10%、特に多くとも5%である。
結合剤は、好ましくは、デンプン、デンプン誘導体、セルロース誘導体、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ペクチン、ポリビニルアルコール、グアー、アラビアガム、またはそれらの混合物からなる群から選択される。
セルロースの熱分解を促進する物質は、好ましくは、それを含有する組成物が適用される包装紙の面積に、少なくとも0.2g/mおよび多くとも8.0g/m、特に好ましくは少なくとも0.3g/mおよび多くとも7.0g/m、より特に好ましくは少なくとも0.5g/mおよび多くとも5.0g/mの量で含有される。セルロースの熱分解を促進する物質の量は、本明細書では、不十分な照明条件であっても、特に肉眼で色変化が特に容易に知覚可能であるように選択される。
あるいは、好ましくは、セルロースの熱分解を促進する適用物質の量は、包装紙に含有されるパルプ繊維の量の定量的比に関して特徴付けることができる。本発明によれば、物質がパルプ繊維に作用しなければならないので、この定量的比は、重要である。該物質を含有する組成物が適用される面積に対するg/m単位の該物質の量と包装紙中のg/m単位のパルプ繊維の量との定量的比は、好ましくは少なくとも0.05および多くとも0.45、特に好ましくは少なくとも0.06および多くとも0.30、特に少なくとも0.07および多くとも0.25である。それぞれの場合において最も有利な比は、セルロースの熱分解を促進する特定の物質に依存する。
セルロースの熱分解を促進する物質は、好ましくは、クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、硝酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、オキシレート、サリチル酸塩、α-ヒドロキシカプリル酸塩、炭酸水素塩、炭酸塩、塩化物、ポリリン酸塩、ホスホン酸塩、およびリン酸塩からなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上であり、特に好ましくは、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウム、リン酸一アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、および硝酸カリウムからなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上である。より特に好ましくは、物質は、クエン酸三カリウム、リン酸一アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、および炭酸カリウムからなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上である。特に好ましい化学化合物は、特に良好にチャーの形成を支持するため、セルロースの特に明確な色変化を引き起こす。
包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、該組成物が適用されたセクションは、包装紙の表面の少なくとも0.5%および多くとも70%、好ましくは少なくとも1%および多くとも60%、特に好ましくは少なくとも1%および多くとも20%、より特に好ましくは少なくとも1%および多くとも10%を構成するように成形される。
包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、セクションは、以下の2つの基準(3)、(4)のうちの少なくとも1つが満たされるように成形されなければならない。
(3)包装紙の平均通気性が、10cm/(cm・分・kPa)より大きく20cm/(cm・分・kPa)未満である場合、通気性の標準偏差は、多くとも6cm/(cm・分・kPa)、好ましくは多くとも5.5cm/(cm・分・kPa)、特に好ましくは多くとも5cm/(cm・分・kPa)であり、包装紙の平均通気性が、少なくとも20cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の変動係数は、多くとも30%、好ましくは多くとも27.5%、特に多くとも25%であり、または
(4)組成物が適用されるセクションは、包装紙上の直径Dmmの各仮想円が、組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように成形され、mm単位の直径Dは、
Figure 2022533327000004
によって、cm/(cm・分・kPa)単位の平均通気性xから算出することができ、式中、Dmax=12mmおよびDmin=6mm、好ましくはDmax=10mmおよびDmin=5mm、特に好ましくはDmax=8mmおよびDmin=4mm、より特に好ましくはDmax=6mmおよびDmin=3mmである。
包装紙の平均通気性が、少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも10cm/(cm・分・kPa)である場合、組成物を表面全体またはセクションに適用することができる。セクションに適用する場合、組成物が包装紙に適用されるセクションは、好ましくは、直径12mm、特に好ましくは直径10mm、特に直径8mmの包装紙上の各仮想円が、組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように成形される。
包装紙の平均通気性が、少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも10cm/(cm・分・kPa)であり、組成物がセクションにのみ適用される場合、該組成物が適用されるセクションは、好ましくは包装紙の表面の少なくとも0.5%および多くとも70%、特に好ましくは少なくとも1%および多くとも60%、特に少なくとも1%および多くとも20%、特に少なくとも1%および多くとも10%を構成するように成形される。
組成物が適用される面積が小さいほど、包装紙の平均値および変動係数に対する包装紙の通気性への影響は小さくなるが、一方で、色変化が目に見える個々のセクションも小さくなることにより、したがって、そこから製造されたエアロゾル生成物品が既に使用されていることを認識することがより困難になる。
基準(3)および(4)は、それらの効果において同等ではなく、これは、基準のうちの1つが満たされても他の基準が必ずしも満たされないが、それぞれが、エアロゾル生成物品での使用によく適した本発明による包装紙を得るのに十分であることを意味する。上記基準(1)および(2)についても同様である。
本発明によるエアロゾル生成物品は、ロッド状であり、エアロゾル生成材料および本発明による包装紙を含み、包装紙は、エアロゾル生成材料を包み、エアロゾル生成物品の意図された使用中、エアロゾル生成材料は、加熱されるだけで燃焼されない。
エアロゾル生成物品の好ましい実施形態では、エアロゾル生成材料は、少なくとも120℃および多くとも500℃の最高温度まで、特に好ましくは少なくとも200℃および多くとも400℃の最高温度まで加熱される。
好ましい実施形態では、エアロゾル生成物品は、フィルタをさらに含有する。
本発明による包装紙は、以下のステップA~Cを含む本発明によるプロセスで製造することができる:
A-ベース包装紙を提供すること、
B-ベース包装紙に組成物を適用すること、
C-ステップBで得られた包装紙を乾燥させること、
ステップCで得られた包装紙は、包装紙の質量の少なくとも50%がパルプ繊維によって形成されるパルプ繊維を含み、
ステップCで得られた包装紙は、ISO 2965:2009に準拠して、2mm×15mmの測定ヘッドを用いて測定した場合、少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)の平均通気性を有し、
ステップBでは、セルロースの熱分解を促進する物質および結合剤を含む組成物が適用され、ステップCで得られた包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、組成物が、ステップBで、包装紙の表面の少なくとも0.5%および多くとも70%を覆う面積に適用され、
ステップCで得られた包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、ステップCで得られた包装紙は、以下の2つの基準(1)、(2)のうちの少なくとも1つを満たす:
(1)ステップCで得られた包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも20cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の標準偏差は、多くとも6cm/(cm・分・kPa)であり、ステップCで得られた包装紙の平均通気性が、少なくとも20cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の変動係数は、多くとも30%であり、または
(2)ステップBで組成物が適用されるセクションは、包装紙上の直径Dmmの各仮想円が、組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように成形され、mm単位の直径Dは、
Figure 2022533327000005
によりステップCで得られた包装紙のcm/(cm・分・kPa)単位の平均通気性xから算出され、Dmax=12mmおよびDmin=6mmである。
ステップCで得られた包装紙の特性および成分に関して、同じ必要な、好ましい、特に好ましい、より特に好ましい値および特性の範囲が、本発明による包装紙について既に述べたように適用される。これは、特に、坪量、通気性の標準偏差および変動係数、パルプ繊維の種類および量、充填剤の種類および量、ならびに例えば包装紙の全表面のそれらの割合ならびにパラメータDmaxおよびDminの選択に関して、組成物が適用されるセクションの設計に当てはまる。
ステップBで適用される組成物は、セルロースの熱分解を促進する物質、結合剤、および溶媒を含み、溶媒は、好ましくは水である。
セルロースの熱分解を促進するステップBにおける組成物中の物質は、化学化合物または2つ以上の化学化合物の混合物であり、好ましくは組成物の溶媒に溶解する。
ステップBの組成物に含有されるセルロースの熱分解を促進する物質は、好ましくは、クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、硝酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、オキシレート、サリチル酸塩、α-ヒドロキシカプリル酸塩、炭酸水素塩、炭酸塩、塩化物、ポリリン酸塩、ホスホン酸塩、およびリン酸塩からなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上であり、特に好ましくは、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウム、リン酸一アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、および硝酸カリウムからなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上である。より特に好ましくは、物質は、クエン酸三カリウム、リン酸一アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、および炭酸カリウムからなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上である。
ステップBでベース包装紙に適用される組成物は、セルロースの熱分解を促進する物質を、組成物の質量に対して、それぞれ好ましくは少なくとも3%および多くとも30%、特に好ましくは少なくとも4%および多くとも25%、特に少なくとも5%および多くとも20%の量で含有する。
ステップBの組成物中の結合剤は、好ましくはデンプン、デンプン誘導体、セルロース誘導体、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ペクチン、ポリビニルアルコール、グアー、アラビアガム、またはそれらの混合物からなる群から選択される。
ステップBでベース包装紙に適用される組成物は、それぞれ組成物の量に対して、好ましくは少なくとも0.1%および多くとも15%、特に好ましくは少なくとも0.3%および多くとも12%、特に少なくとも0.5%および多くとも10%の量の結合剤を含有する。この点における結合剤の量はまた、特に組成物の粘度に関して、ステップBにおける適用プロセスの要件に依存する。
ステップCにおける乾燥中、溶媒は、組成物から実質的に除去され、次いで、適用され、乾燥された組成物は、組成物が実際に適用された面積に対して、好ましくは少なくとも0.2g/mおよび多くとも8g/m、特に好ましくは少なくとも0.5g/mおよび多くとも6g/m、特に少なくとも1g/mおよび多くとも5g/mである量で適用される。
ステップBにおける適用は、印刷および噴霧が好ましく、輪転グラビア印刷およびフレキソ印刷が特に好ましい様々なプロセスによって行うことができる。
ステップCにおける乾燥プロセスは、様々なプロセスによって、好ましくは1つ以上の加熱シリンダとの接触、熱風との接触、赤外線放射、マイクロ波放射、およびそれらの組み合わせによって行うことができる。
本発明によるプロセスの特に好ましい実施形態では、ステップCの後に、追加のステップDおよびEを含み、ステップDでは、ステップCで得られた包装紙の表面全体に水を適用し、ステップEでは、ステップDからの包装紙を乾燥させ、より特に好ましくは1つ以上の加熱シリンダと接触させる。ステップBにおける組成物の適用中、特に溶媒が水を含有する場合、ステップCにおける乾燥後にしわが生じる場合がある。本発明によるプロセスのこの特に好ましい実施形態のステップDおよびEを通して、そのようなしわは、有意に低減または完全に回避することができる。
例として、包装紙、ならびに通気性の標準偏差および変動係数を決定するための10箇所の測定を行うことができる位置を示す図である。
以下では、本発明による包装紙のいくつかの好ましい実施形態を説明する。
本発明によるプロセスのステップAにおけるベース包装紙として、ベース包装紙Aおよびベース包装紙Bとして指定された2枚の紙を使用した。
ベース包装紙Aは、29g/mの坪量を有し、充填剤として69%の木材パルプ繊維および31%の沈降炭酸カルシウムを有した。これに関するパーセンテージは、ベース包装紙の質量を指す。木材パルプ繊維は、針葉樹および落葉樹に由来するパルプ繊維の混合物であった。ベース包装紙Aは、60.1cm/(cm・分・kPa)の平均通気性を有し、ISO 2965:2009に準拠して、2mm×15mmの開口部を有する測定ヘッドを用いて、ランダムに選択した10箇所の通気性を測定し、これらの10箇所の測定値から平均値を算出した。
ベース包装紙Bは、24g/mの坪量を有し、充填剤として71%の木材パルプ繊維および29%の沈降炭酸カルシウムを有した。これに関するパーセンテージは、ベース包装紙の質量を指す。木材パルプ繊維は、針葉樹および落葉樹に由来するパルプ繊維の混合物であった。ベース包装紙Bは、74.8cm/(cm・分・kPa)の平均通気性を有し、ISO 2965:2009に準拠して、2mm×15mmの開口部を有する測定ヘッドを用いて、ランダムに選択した10箇所の通気性を測定し、これらの10箇所の測定値から平均値を算出した。
異なる組成物を輪転グラビア印刷によって、交差線のパターンの形態のセクションにおいて、幅1.5mmでベース包装紙AおよびBに適用し、その結果、組成物が適用されたセクションは、ベース包装紙の面積の約40%を構成した。
このセクションに適用した組成物の量は、組成物を実際に適用した面積に対して、ベース包装紙Aが30g/m、ベース包装紙Bが25g/mであった。
次いで、本発明によるプロセスのステップCに準拠して包装紙を乾燥させた。
包装紙の製造に関連するパラメータを表1に示す。「番号」欄は、包装紙の番号を示し、「BP」欄は、どのベース包装紙を製造に使用したかを示す。「組成」欄の下に、結合剤およびセルロースの熱分解を促進する物質を、組成物の質量に対するa%として示す。結合剤の種類が提供され、「CMC」は、カルボキシメチルセルロースを意味し、「St」は、デンプンを意味する。「TKZ」がクエン酸三カリウムを意味し、「MAP」がリン酸一アンモニウムを意味し、「NaAc」が酢酸ナトリウムを意味し、「KCrb」が炭酸カリウムを意味する、物質の種類も提供される。「包装紙」欄の下に、結合剤およびセルロースの熱分解を促進する物質の量は、g/m単位の包装紙の坪量に対する%として提供され、g/m単位の該物質の量とg/m単位の包装紙中のパルプ繊維の量との比「V」として提供される。
Figure 2022533327000006
ベース包装紙A、Bについては、ISO 2965:2009に準拠して、ランダムに選択した10箇所の位置で、2mm×15mmの開口部を有する測定ヘッドを用いて通気性を測定し、平均値を算出した。ベース包装紙Aから製造された包装紙1から12については、42cm/(cm・分・kPa)から48cm/(cm・分・kPa)の平均通気性を見出し、ベース包装紙Bから製造された包装紙13から18については、平均通気性は、50cm/(cm・分・kPa)から55cm/(cm・分・kPa)であった。
基準(1)または(3)の試験については、ISO 2965:2009に準拠して、2mm×15mmの開口部を有する測定ヘッドを用いて通気性の変動係数を決定した。測定方法を図1を参照して説明する。図1における包装紙1では、組成物が交線2の形状で適用され、2mm×15mmの開口部を有する測定ヘッドを、互いに隣接する10箇所の位置3aから3jに設置し、個々の位置をそれぞれ3mmシフトさせ、その結果、面積間は1mmの距離であった。通気性は、位置3aから3jのそれぞれについて測定した。そこから平均値および標準偏差を決定し、変動係数を算出した。ベース包装紙Aから製造された包装紙1から12については、10%から15%の変動係数が得られ、ベース包装紙Bから製造された包装紙13から18については、12%から17%の変動係数が得られており、その結果、基準(1)および(3)を満たしている。
基準(2)および(4)の試験については、測定した平均通気性に基づいて、包装紙1から18のそれぞれについて仮想円の直径を決定した。
ベース包装紙Aから製造された包装紙1から12については、42cm/(cm・分・kPa)から48cm/(cm・分・kPa)の平均通気性に基づいて、結果は、
Figure 2022533327000007
から
Figure 2022533327000008
の円の直径であった。
ベース包装紙Bから製造された包装紙13から18については、50cm/(cm・分・kPa)から55cm/(cm・分・kPa)の平均通気性に基づいて、結果は、
Figure 2022533327000009
から
Figure 2022533327000010
の円の直径であった。
幅1,5mmの横線を有するパターンは、明らかに、基準(2)および(4)の要件を満たし、したがって、これらの基準は、全ての包装紙1から18について満たされる。
包装紙1から18を130℃に5分間加熱した。ちょうど1分後、包装紙1、3、6、8、11、12、13、および17に色の変化が認められた。5分後、本発明による包装紙の全ては、組成物が適用されたセクションにおいて黄味がかった色への有意な不可逆的な色変化を示し、より長い期間にわたる加熱では淡褐色から暗褐色を示し、これらのセクションの外側の不変のまたはほとんど変化しない色から明確に識別することができる。
従来技術によるエアロゾル生成物品を、意図したように、加熱装置中で加熱された包装紙から製造した。エアロゾル生成物品を加熱装置から取り外した後、印刷されたセクションで明確な色変化を識別することができ、その結果、使用済みおよび未使用のエアロゾル生成物品は、互いに明確に識別可能であった。

Claims (31)

  1. パルプ繊維を含むエアロゾル生成物品用の包装紙であって、前記包装紙の質量の少なくとも50%が、ランダムに選択された10箇所の位置でISO 2965:2009に準拠して、2mm×15mmの測定ヘッドで測定した場合、
    少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)の平均通気性を有し、
    かつセルロースの熱分解を促進する物質および結合剤を含む組成物が適用される、パルプ繊維によって形成され、前記セルロースの熱分解を促進する物質が、前記包装紙を少なくとも130℃の温度に5分間加熱すると、肉眼で識別できる紙中のセルロースの熱分解により、前記包装紙の不可逆的な色変化を引き起こすことができ、前記包装紙の前記平均通気性が、10cm/(cm・分・kPa)以上の場合、前記組成物が、前記包装紙の表面の少なくとも0.5%および多くとも70%を覆うセクションにのみ適用され、前記セクションが、さらに、以下の基準(1)、(2)のうちの少なくとも1つが満たされるように、前記包装紙上に配置される、包装紙:
    (1)前記包装紙の前記平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも20cm/(cm・分・kPa)の場合、前記通気性の標準偏差が、多くとも6cm/(cm・分・kPa)であり、標準偏差が、互いに近接して位置する重複しない面積での前記2mm×15mmの測定ヘッドを用いた10箇所の測定から決定され、
    前記包装紙の前記平均通気性が、少なくとも20cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)の場合、前記通気性の変動係数が、多くとも30%であり、変動係数が、標準偏差の商および標準偏差が決定される10箇所の測定値の平均値として定義され、
    (2)前記組成物が適用されるセクションが、前記包装紙上の直径Dmmの各仮想円が、前記組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように成形され、mm単位の直径Dが、
    Figure 2022533327000011
    によって、cm/(cm・分・kPa)単位の平均通気性xから算出され、式中、Dmax=12mmおよびDmin=6mmであり、前記平均通気性xが、前記包装紙上のランダムに選択された位置での10箇所の測定からの前記平均値に対応する。
  2. 少なくとも15g/m、好ましくは少なくとも18g/m、特に好ましくは少なくとも20g/mの坪量を有する、請求項1に記載の包装紙。
  3. 多くとも100g/m、好ましくは多くとも60g/m、特に好ましくは多くとも45g/mの坪量を有する、請求項1または2に記載の包装紙。
  4. 前記パルプ繊維が、前記包装紙の質量の少なくとも60%、好ましくは前記包装紙の質量の少なくとも65%を構成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装紙。
  5. 前記パルプ繊維が、針葉樹、落葉樹、トウヒ、マツ、モミ、ブナ、カバノキ、ユーカリ、亜麻、麻、ジュート、ラミー、アバカ、サイザル、ケナフ、および綿からなる群から選択される1つ以上の植物から供給される、請求項1から4のいずれか一項に記載の包装紙。
  6. 前記パルプ繊維の少なくとも一部が漂白され、未漂白パルプ繊維が存在する場合、前記未漂白パルプ繊維の割合が、好ましくは前記パルプ繊維の質量の多くとも50%である、請求項1から5のいずれか一項に記載の包装紙。
  7. 1つ以上の充填剤を含有し、充填剤の総量が、前記包装紙の質量の多くとも40%、好ましくは少なくとも10%および多くとも38%、特に好ましくは少なくとも20%および多くとも35%を構成する、請求項1から6のいずれか一項に記載の包装紙。
  8. 前記充填剤が、白色の水不溶性粒子によって形成され、好ましくは、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、タルク、カオリン、二酸化チタンからなる群から選択される、請求項7に記載の包装紙。
  9. 前記組成物が適用された前記セクションの外側の前記セルロースの分解を促進する物質を含有しないか、または単に、単位面積当たりの前記包装紙の質量の0.5%、好ましくは前記包装紙の質量の0.25%、特に好ましくは前記包装紙の質量の0.1%を超えない量である、請求項1から8のいずれか一項に記載の包装紙。
  10. 前記包装紙のセクションに適用される結合剤の量が、単位面積当たりの前記包装紙の質量の多くとも15%、好ましくは多くとも10%、特に好ましくは多くとも5%である、請求項1から9のいずれか一項に記載の包装紙。
  11. 前記結合剤が、デンプン、デンプン誘導体、セルロース誘導体、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ペクチン、ポリビニルアルコール、グアー、アラビアガム、またはそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から10のいずれか一項に記載の包装紙。
  12. 前記セルロースの熱分解を促進する物質が、含有する前記組成物が適用された前記包装紙の面積において、少なくとも0.2g/mおよび多くとも8.0g/m、好ましくは少なくとも0.3g/mおよび多くとも7.0g/m、特に好ましくは少なくとも0.5g/mおよび多くとも5.0g/mの量で含有される、請求項1から11のいずれか一項に記載の包装紙。
  13. セルロースを含有する組成物が適用された面積に対するg/m単位の前記セルロースの熱分解を促進する物質の量とg/m単位の前記包装紙中のパルプ繊維の量との比が、少なくとも0.05および多くとも0.45、好ましくは少なくとも0.06および多くとも0.30、特に好ましくは少なくとも0.07および多くとも0.25である、請求項1から12のいずれか一項に記載の包装紙。
  14. 前記セルロースの熱分解を促進する物質が、クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、硝酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、オキシレート、サリチル酸塩、α-ヒドロキシカプリル酸塩、炭酸水素塩、炭酸塩、塩化物、ポリリン酸塩、ホスホン酸塩、およびリン酸塩からなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上であり、好ましくは、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウム、リン酸一アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、および硝酸カリウムからなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上であり、特に好ましくは、前記物質が、クエン酸三カリウム、リン酸一アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、および炭酸カリウムからなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上である、請求項1から13のいずれか一項に記載の包装紙。
  15. 前記包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、前記組成物が適用される前記セクションが、前記包装紙の前記表面の少なくとも1%および多くとも60%、好ましくは少なくとも1%および多くとも20%、特に好ましくは少なくとも1%および多くとも10%を構成するように成形される、請求項1から14のいずれか一項に記載の包装紙。
  16. 前記包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、前記セクションが、以下の2つの基準(3)、(4)のうちの少なくとも1つが満たされるように成形される、請求項1から15のいずれか一項に記載の包装紙:
    (3)前記包装紙の平均通気性が、10cm/(cm・分・kPa)より大きく20cm/(cm・分・kPa)未満の場合、通気性の標準偏差が、多くとも5.5cm/(cm・分・kPa)、好ましくは多くとも5cm/(cm・分・kPa)であり、前記包装紙の平均通気性が、少なくとも20cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の変動係数が、27.5%、好ましくは多くとも25%であり、または
    (4)前記組成物が適用される前記セクションが、前記包装紙上の直径Dmmの各仮想円が、前記組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように成形され、mm単位の直径Dは、
    Figure 2022533327000012
    によって、cm/(cm・分・kPa)単位の平均通気性xから算出され、式中、Dmax=10mmおよびDmin=6mm、好ましくはDmax=8mmおよびDmin=4mm、特に好ましくはDmax=6mmおよびDmin=3mmである。
  17. 前記包装紙の平均通気性が、少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも10cm/(cm・分・kPa)である場合、前記組成物が、前記表面全体またはセクションに適用され、セクションに適用する場合、前記組成物が前記包装紙に適用される前記セクションは、好ましくは、前記包装紙上の直径12mm、好ましくは直径10mm、特に好ましくは直径8mmの各仮想円が、前記組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように成形される、請求項1から16のいずれか一項に記載の包装紙。
  18. 前記包装紙の平均通気性が、少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも10cm/(cm・分・kPa)であり、前記組成物がセクションにのみ適用される場合、前記組成物が適用される前記セクションが、好ましくは前記包装紙の前記表面の少なくとも0.5%および多くとも70%、好ましくは少なくとも1%および多くとも60%、特に好ましくは少なくとも1%および多くとも20%、特に少なくとも1%および多くとも10%を構成するように成形される、請求項1から17のいずれか一項に記載の包装紙。
  19. エアロゾル生成材料および請求項1から18のいずれか一項に記載の包装紙を含むロッド状のエアロゾル生成物品であって、前記包装紙が前記エアロゾル生成材料を包み、前記エアロゾル生成物品の意図された使用中、前記エアロゾル生成材料が加熱されるだけで燃焼されない、エアロゾル生成物品。
  20. 請求項19に記載のロッド状エアロゾル生成物品であって、前記意図された使用中に、前記エアロゾル生成材料が、少なくとも120℃および多くとも500℃の最高温度まで、好ましくは少なくとも200℃および多くとも400℃の最高温度まで加熱され、かつ/またはフィルタを含有する、ロッド状エアロゾル生成物品。
  21. エアロゾル生成物品用の包装紙を製造するためのプロセスであって、
    A-ベース包装紙を提供するステップ、
    B-ベース包装紙に組成物を適用するステップ、
    C-ステップBで得られた包装紙を乾燥させるステップ、
    のステップA~Cを含み、ステップCの後に得られた前記包装紙が、パルプ繊維を含み、前記包装紙の質量の少なくとも50%が、パルプ繊維によって形成され、ステップCの後に得られた前記包装紙が、ISO 2965:2009に準拠して、2mm×15mmの測定ヘッドを用いて測定した場合、少なくとも0cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)の平均通気性を有し、
    ステップBでは、セルロースの熱分解を促進する物質および結合剤を含む組成物が適用され、前記セルロースの熱分解を促進する物質が、前記包装紙を少なくとも130℃の温度に5分間加熱すると、肉眼で識別できる紙中のセルロースの熱分解により、前記包装紙の不可逆的な色変化を引き起こすことができ、
    ステップCで得られた前記包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、ステップBでは、前記組成物のみが、前記包装紙の表面の少なくとも0.5%および多くとも70%を覆うセクションに適用され、
    ステップCで得られた前記包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、ステップCで得られた前記包装紙が、以下の2つの基準(1)、(2)のうちの少なくとも1つを満たす、プロセス:
    (1)ステップCで得られた前記包装紙の平均通気性が、少なくとも10cm/(cm・分・kPa)および多くとも20cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の標準偏差が、多くとも6cm/(cm・分・kPa)であり、
    ステップCで得られた前記包装紙の平均通気性が、少なくとも20cm/(cm・分・kPa)および多くとも200cm/(cm・分・kPa)である場合、通気性の変動係数が、多くとも30%であり、または
    (2)ステップBで前記組成物が適用されるセクションが、前記包装紙上の直径Dmmの全ての仮想円が、前記組成物が適用されない少なくとも1つの面積を含有するように成形され、mm単位の直径Dは、
    Figure 2022533327000013
    によって、ステップCの後に得られた前記包装紙のcm/(cm・分・kPa)単位の平均通気性xから算出され、式中、Dmax=12mmおよびDmin=6mmである。
  22. ステップBで適用される前記組成物が、セルロースの熱分解を促進する物質、結合剤、および溶媒を含み、前記溶媒が、好ましくは水である、請求項21に記載のプロセス。
  23. ステップBの前記組成物中のセルロースの熱分解を促進する前記物質が、化学化合物または2つ以上の化学化合物の混合物であり、前記組成物の前記溶媒に溶解する、請求項22に記載のプロセス。
  24. ステップBの前記組成物に含有される前記セルロースの熱分解を促進する物質が、クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、硝酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、オキシレート、サリチル酸塩、α-ヒドロキシカプリル酸塩、炭酸水素塩、炭酸塩、塩化物、ポリリン酸塩、ホスホン酸塩、およびリン酸塩からなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上であり、好ましくは、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウム、リン酸一アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、および硝酸カリウムからなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上であり、特に好ましくは、前記物質が、クエン酸三カリウム、リン酸一アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、および炭酸カリウムからなる群から選択される化学化合物のうちの1つ以上である、請求項21から23のいずれか一項に記載のプロセス。
  25. ステップBで前記ベース包装紙に適用される前記組成物が、前記組成物の質量に対してそれぞれ少なくとも3%および多くとも30%、好ましくは少なくとも4%および多くとも25%、特に好ましくは少なくとも5%および多くとも20%の量で、前記セルロースの熱分解を促進する物質を含有する、請求項21から24のいずれか一項に記載のプロセス。
  26. ステップBの前記組成物中の前記結合剤が、デンプン、デンプン誘導体、セルロース誘導体、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ペクチン、ポリビニルアルコール、グアー、アラビアガム、またはそれらの混合物からなる群から選択される、請求項21から25のいずれか一項に記載のプロセス。
  27. ステップBで前記包装紙に適用される前記組成物が、それぞれ前記組成物の量に対して、少なくとも0.1%および多くとも15%、好ましくは少なくとも0.3%および多くとも12%、特に好ましくは少なくとも0.5%および多くとも10%の量で前記結合剤を含有する、請求項21から26のいずれか一項に記載のプロセス。
  28. ステップCにおける乾燥中に、溶媒が前記組成物から実質的に除去され、前記適用された乾燥組成物が、その後、前記組成物が実際に適用された面積に対してそれぞれ少なくとも0.2g/mおよび多くとも8g/m、好ましくは少なくとも0.5g/mおよび多くとも6g/m、特に好ましくは少なくとも1g/mおよび多くとも5g/mの量で存在する、請求項21から27のいずれか一項に記載のプロセス。
  29. ステップBにおける前記組成物の適用が、印刷または噴霧によって、好ましくは輪転グラビア印刷またはフレキソ印刷によって行われる、請求項21から28のいずれか一項に記載のプロセス。
  30. ステップCにおける前記乾燥プロセスが、1つ以上の加熱シリンダとの接触、熱風との接触、赤外線放射、マイクロ波放射、またはそれらの組み合わせによって行われる、請求項21から29のいずれか一項に記載のプロセス。
  31. 前記プロセスが、ステップCに続くさらなる追加のステップDおよびEを含み、ステップDにおいて、ステップCで得られた前記包装紙の表面全体に水が適用され、ステップEにおいて、ステップDからの前記包装紙が、好ましくは1つ以上の加熱シリンダとの接触によって乾燥される、請求項21から30のいずれか一項に記載のプロセス。
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