JP2022531723A - ユーティリティ・ボックス区画室仕切り並びにベイト及び道具収納 - Google Patents

Abstract

１つ又は複数の構成可能な収納区画室を含むユーティリティ・ボックス又は区画室仕切りシステム。ユーティリティ・ボックス又は区画室仕切りシステムは、仕切りメイトと、仕切りメイトと係合するカウンターメイトを有する仕切りユニットとを備えることができる。仕切りユニットは、分子が自由に流通できるようにする複数のアパーチャを含むことができる。仕切りユニットは、ＡＣ／ＡＭ装置を保持するように構成される保持区画室を含むことができる。

Description

この出願は、「Ｕｔｉｌｉｔｙ Ｂｏｘ Ｃｏｍｐａｒｔｍｅｎｔ Ｄｉｖｉｄｅｒ ａｎｄ Ｂａｉｔ ａｎｄ Ｔａｃｋｌｅ Ｓｔｏｒａｇｅ」と題された、２０１９年５月９日に出願された米国仮特許出願第６２／８４５，５６５号の優先権及びその利益を主張し、それにより、その全体が参照により本願に組み入れられる。

本開示は、一般に、ユーティリティ・ボックスに関し、より具体的には、仕切り並びにベイト及び道具収納に関する。

既存の収納解決策に優る実質的な利点を与えるユーティリティ・ボックス及び区画室仕切りシステムが開示される。本開示は、仕切りユニットに形成されるアパーチャを介して空気が自由に区画室に流入できる、区画室から流出できる、又は、区画室間で流れることができるようにするが、最小の物品でさえ区画室間で移動させないようにする移動可能又は交換可能な仕切りユニットを区画室間に含めることにより、物品を乾燥状態に又は酸化のない状態に保つことができる、使い易く再構成可能な収納解決策を提供する。仕切りユニット又は仕切りには、水分を吸収できる又は物品の酸化を防止できる分子を放出できる防食又は防湿（ＡＣ／ＡＭ）装置を取り付けることができる。収納解決策は、例えば、スピナー・ベイトなどの物品を互いに絡まらせないようにすることができる。マルチレベル又は深いユーティリティ・ボックスの実施例は、スピナー・ベイトなどの長い物品を収納するための深い（又は長い）区画室を形成するべく区画室の構成を可能にでき、それにより、そうでない場合に想定し得るよりもはるかに小さい設置面積又は収納面積で、同じ数の物品を絡むことなく或いはさもなければ物品に悪影響を与えることなく収納できる。

本開示の一態様によれば、１つ又は複数の構成可能な収納区画室を含むユーティリティ・ボックスが提供される。本開示の他の態様によれば、１つ又は複数の区画室を形成するように構成され得る区画室仕切りシステムが提供される。ユーティリティ・ボックス又は区画室仕切りシステムは、仕切りメイトと、仕切りメイトに係合するカウンターメイトを有する仕切りユニットとを備える。仕切りユニットは、分子が自由に流通できるようにする複数のアパーチャを含むことができる。ユーティリティ・ボックスは、仕切りユニットの一部を受ける凹面を備えることができる。ユーティリティ・ボックスは、複数のレベルの区画室を備えることができる。

ユーティリティ・ボックスは、仕切りユニットに対して垂直に方向付けられる仕切りを備えることができる。仕切りは、仕切りユニットを保持する鍵穴開口を備えることができる。仕切りは、仕切りユニットに沿ってスライドするように構成され得る。仕切りユニットは、仕切りに沿ってスライドするように構成され得る。

仕切りユニットは、ＡＣ／ＡＭ装置を保持するように構成される保持区画室を含むことができる。

仕切りユニットは、一対の本体部を備えることができる。一対の本体部は、閉位置に構成されるときに保持区画室を形成することができる。仕切りユニットは、一対の本体部を互いに取り付けるとともに一対の本体部が互いに対して移動できるようにする調整可能な締結具を備えることができる。調整可能な締結具は、リビング・ヒンジを備えることができる。

仕切りメイトはガイドを備えることができる。ガイドは雌蟻継ぎ形状を有することができる。

カウンターメイトは雄蟻継ぎ形状を備えることができる。カウンターメイトは、組み立てられるときにカウンターメイトを形成する一対のカウンターメイト部を有することができる。

本開示の更なる特徴、利点、及び、実施例が、以下の詳細な説明、図面、及び、特許請求の範囲を検討することにより記載され又は明らかとなり得る。更に、本開示の前述の概要及び以下の詳細な説明のいずれも、例示的であって、特許請求の範囲に記載される開示の範囲を制限することなく更なる説明を与えようとしていることが理解されるべきである。

本開示の更なる理解を与えるために含まれる添付の図面は、この明細書に組み込まれてこの明細書の一部を構成し、本開示の実施例を示すとともに、詳細な説明と共に、本開示の原理を説明するのに役立つ。本開示及びそれが実施され得る様々な方法の基本的な理解に必要となり得る本開示の構造的詳細を更に詳しく示す試みはなされない。

本開示の原理にしたがって構成されるユーティリティ・ボックスの一実施例を示す。 図１におけるユーティリティ・ボックスを開位置で示す。 図１及び図２におけるユーティリティ・ボックスの下部を示す。 本開示の原理にしたがって構成される仕切りユニットの一実施例を示す。 本開示の原理にしたがって構成される収納区画室を伴う仕切りユニットの一実施例を示す。 本開示の原理にしたがってユーティリティ・ボックスの下部に設置されている複数の仕切りユニットの一実例を示す。 ユーティリティ・ボックスの他の実施例の一部に設置されている仕切りユニットの一実例を示す。 本開示の原理にしたがって構成される仕切りユニットの他の実施例を示す。 本開示の原理にしたがって構成されるユーティリティ・ボックスの他の実施例の断面図を示す。

本開示は、以下の詳細な説明及び図面に更に記載される。

本開示の実施例及びその様々な特徴及び有利な詳細は、添付図面に記載又は図示されて以下の説明において詳述される非限定的な実施例及び実例に関連してより完全に説明される。図面に示される特徴が必ずしも原寸に比例しているとは限らず、また、当業者が認識するように、本明細書中に明示的に述べられていなくても、１つの実施例の特徴を他の実施例と共に使用できることに留意すべきである。本開示の実施例を不必要に曖昧にしないように、周知の構成要素及び処理技術の説明が省かれる場合がある。本明細書中で使用される実例は、単に、本開示が実施され得る方法の理解を容易にするとともに、当業者が本開示の実施例を更に実施できるようにするべく意図されるにすぎない。したがって、本明細書中の実例及び実施例は、添付の特許請求の範囲及び準拠法によってのみ規定される本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきでない。更に、同様の参照番号が図面の幾つかの図の全体にわたって同様の部分を表わすことに留意されたい。

ユーティリティ・ボックスは、任意の形状、サイズ、色、又は、素材で形成され得る。ユーティリティ・ボックスは、ベイト、釣り道具、錘、浮き、工具、又は、ユーザに役立ち得る任意の他のアイテムなどの物品を収納できる。ユーティリティ・ボックスは１つ又は複数の区画室を含むことができる。しかしながら、小さい物品（例えば、ベイト又は釣り道具）を収納する場合、それらの物品は、ユーティリティ・ボックスに２つ以上の区画室と区画室間の仕切りとが設けられる場合であっても、ユーティリティ・ボックス内で移動する傾向がある。例えば、マルチ区画室ユーティリティ・ボックスは、取り外し可能な仕切りの最下部とユーティリティ・ボックスの床面との間、又は、取り外し可能な仕切りの最上部とユーティリティ・ボックスの天井面との間に隙間を有する場合があり、それにより、小さい物品が区画室間で移動できる。

隙間を閉じたり又は排除したりしようとすれば、区画室間の空気の流れを欠くため、酸化（例えば、腐食や錆）し易い物品が酸化する（例えば、腐食する又は錆びる）場合がある。ユーティリティ・ボックスの内部に水分が入ると、水分を取り除くのが非常に困難になる可能性がある。この問題は、例えばユーティリティ・ボックスを使用して塩水釣り環境で道具を収納する場合に特に悪化する可能性がある。

本開示は、これらの問題を克服するユーティリティ・ボックス及び区画室仕切りシステムを提供する。開示されるユーティリティ・ボックス及び区画室仕切りシステムは、小さい物品が区画室間で移動するのを防止する一方で同時に空気が区画室間で実質的に妨げられずに流れることができるようにする。区画室仕切りシステムは、ユーティリティ・ボックス内の水分を抑制又は防止するため又はユーティリティ・ボックス内に収納された物品の酸化を抑制又は防止するためにＡＣ／ＡＭ装置４０（以下で説明する）を装備することができる。図１及び図２は、本開示の原理にしたがって構成されるユーティリティ・ボックスの実施例及び区画室仕切りシステムの実施例を示す。ユーティリティ・ボックスは区画室仕切りシステムを含むことができる。

図１及び図２は、区画室仕切りシステム１１の非限定的な実施例を含むことができるユーティリティ・ボックス１０の非限定的な実施例を示す。ユーティリティ・ボックス１０は、前部、後部、上部、下部、及び、一対の側部を含むことができる。ユーティリティ・ボックス１０は、閉位置（図１に示される）にあるときに上部が閉じてユーティリティ・ボックス１０内の任意の物品を密封できるように構成され得るものであり、それにより、物品をユーティリティ・ボックス１０内に保持して区画間での移動を防止する。ユーティリティ・ボックスは、小さい物品が区画室（例えば、図２に示される区画室Ｃ）内に配置されるときにその区画室内に保持されて他の区画室へ移動するのを防止されるように形成される。ユーティリティ・ボックス１０は、ユーティリティ・ボックスが開いている（図２に示される）又は閉じられる（図１に示される）ときに物品が区画間で移動するのを防ぐことができるように又はユーティリティ・ボックスが閉じられる（図１に示される）ときに物品がユーティリティ・ボックスの外側に移動するのを防ぐことができるように構成される。

図２は、開位置にあるユーティリティ・ボックス１０を示す。区画室仕切りシステム１１は、長さ方向仕切りＤＸ又は幅方向仕切りＤＹ、或いは、長さ方向仕切りＤＸ及び幅方向仕切りＤＹの両方を含むことができる。区画室仕切り１１は１つ又は複数の仕切りユニット３０を含むことができる。長さ方向仕切りＤＸは、ユーティリティ・ボックス１０内の空間を少なくとも２つの長さ方向区画室に分割するためにユーティリティ・ボックス１０の対向する内側側壁間に形成され又はこれらの内側側壁に取り付けられ得る構造（例えば、壁）を含むことができる。幅方向仕切りＤＹは、ユーティリティ・ボックス１０内の空間を少なくとも２つの幅方向区画室に分割するためにユーティリティ・ボックス１０の前壁Ｆ（図３に示される）の内側部と後壁Ｂ（図３に示される）の内側部との間に形成され又はこれらの内側部に取り付けられ得る構造（例えば、壁）を含むことができる。長さ方向仕切りＤＸ又は幅方向仕切りＤＹは、１つ又は複数の仕切りメイト２０（例えば、図３に示される）を、仕切りユニット３０の一部を仕切りメイト２０に対して又は仕切りＤＸ、仕切りＤＹ、又は、ユーティリティ・ボックス１０の壁に対して係合させて固定するべく含むことができる。

図３は、ユーティリティ・ボックス１０の下部又はベースの一実例を示す。図３における非限定的な実例で分かるように、ベースは、ユーティリティ・ボックス１０の内側空間を４つの主区画室に分割する３つの長さ仕切りＤＸを含むことができる。各仕切りＤＸは、１つ又は複数のそれぞれの仕切りユニット３０と係合して１つの主区画室を２つ以上の副区画室（例えば、図２に示されるＣ）に分割するべく１つ又は複数の仕切りメイト２０を含むことができる。

図４は、本開示の原理にしたがって構成される仕切りユニット３０の一実施例を示す。仕切りユニット３０は、仕切り本体３２、カウンターメイト３４、及び、１つ又は複数のアパーチャ３６を含む。アパーチャ３６は、空気が区画室間で流通できるようにし得る、又は、例えば、ＡＣ／ＡＭ装置４０によって放出される又は受けられる分子などの分子が仕切りユニット３０と隣接する区画室との間で流れることができるようにし得る（後述する）。仕切りユニット３０は、アパーチャ３６を伴うパネル（図示せず）を含むことができる。仕切りユニット３０は、単一のカウンターメイト３４を含むことができ、或いは、（図４に見られるように）仕切りユニット３０の２つの対向する側のそれぞれに、又は、仕切りユニット３０の単一の側及び底側に（図示せず）、１つのカウンターメイト３４を含むことができる。図４に示される非限定的な実施例において、カウンターメイト３４は、仕切りユニット３０のそれぞれの側に雄又は雌蟻継ぎを含む。カウンターメイト３４は、仕切りユニット３０を仕切りＤＸ又は仕切りＤＹ、或いは、ユーティリティ・ボックス１０に固定するために仕切りＤＸ上又は仕切りＤＹ上の仕切りメイト２０（図３に示される）又はユーティリティ・ボックス１０の内側壁部と係合するように構成され得る。

図５は、収納区画室を伴う仕切りユニット３０の一実施例を示す。仕切りユニット３０は、閉じられた形態（例えば、図４に示される）で位置されるときに防食又は防湿（ＡＣ／ＡＭ）装置４０などの物品を保持することができる収納区画室を形成する一対の本体部を含むことができる。ＡＣ／ＡＭ装置４０は、例えば、シリコンゲル乾燥剤、揮発性腐食防止剤（ＶＣＩ）、又は、ユーティリティ・ボックス１０内に収納されるべきある種の物品に適し得る任意の他の防湿又は防食材料を含むことができる。ＡＣ／ＡＭ４０は、仕切りユニット３０における収納区画室内に保持され得るチップ、プレート、ディスク、ペレット、粉末、又は、任意の他の構造又は材料として設けられ得る。

一対の本体部は、一方の本体部が他方の本体部に対して回動できるようにする例えば、ヒンジ、リビング・ヒンジ、又は、任意の他の装置などの調整可能な締結具３５によって、或いは、例えば、接着剤、フックアンドループ、実矧ぎ継ぎ、リベット、ねじ、ボルト、ナット、ピン、又は、一対の本体部を互いに対して固定できる任意の他の装置などの所定の締結具によって、一端部又は一方側で互いに対して締結され得る。

各本体部の反対の端部又は反対の側に、一対の本体部を互いに対して強固にロックするべく締結具３７（３７Ａ及び３７Ｂ）を設けることができる。締結具３７は、雌部３７Ａ及び雄部３７Ｂを含むことができる。締結具３７は、ラッチシステム、又は、接着剤、フックアンドループ、舌部及び実矧ぎ継ぎ、リベット、ねじ、ボルト、ナット、ピン、又は、一対の本体部を互いに対して固定できる任意の他の装置などの所定の締結具を含むことができる。

一対の本体部は、位置合わせして共にクランプする又はスナップ係合するように構成され得る。

図５に示される非限定的な実施例において分かるように、各カウンターメイト３４は、１つの本体部分の側部に形成されるカウンターメイト部３４Ａと、第２の本体部の側部に形成されるカウンターメイト部３４Ｂとを含むことができる。カウンターメイト部３４Ａ及び３４Ｂは、一対の本体部が閉じられた形態（例えば、図４に示される）で位置されるときにカウンターメイト３４を形成するように構成され得る。

図６は、ユーティリティ・ボックス１０及び区画室仕切りシステム１１（図２及び３に示される）のクロスカット（幅方向）図の一実例を示す。図６に示される非限定的な実施例において分かるように、区画室仕切りシステム１１は、複数の仕切りメイト２０及び１つ又は複数の凹面２４を含むことができる。凹面２４は、例えば、ユーティリティ・ボックスの下部に形成され得る。区画室仕切りシステム１１は１つ又は複数の仕切りユニット３０を含むことができる。１つ又は複数の一対のガイド２２を区画室の両側に形成することができ、また、それぞれの凹面２４を、例えば、ユーティリティ・ボックス１０の床などの両側間の当接側に形成することができる。各ガイド２２は、仕切りユニット３０のそれぞれのカウンターメイト３４を受けて、案内し、又は、保持することができる。一対の対向するガイド２２は、仕切りユニット３０の下部が対向するガイド間に形成されるそれぞれの凹面２４における着座位置と位置合わせされて案内されるように仕切りユニット３０を案内するように構成可能であり、それにより、小さい物品が対向する区画室に移動する可能性が低減される。ガイド２２は、仕切りユニット３０上の雄蟻継ぎ部と係合できる雌蟻継ぎ部を含むことができる。

区画室仕切りシステム１１は、１つ又は複数の凹面（図示せず）がユーティリティ・ボックス１０の上部の内側天井（又は壁）面に形成されるように構成され得る。天井凹面（図示せず）をそれぞれの凹面２４と対向して位置させることができ、それにより、凹面２４及びそれぞれの対向する天井凹面（図示せず）の両方において、仕切りユニット３０をそれぞれの凹面間に着座させることができる。或いは、ユーティリティ・ボックス１０の上部の内側天井面を、天井面が各仕切りユニット３０の上端（又は下端）と接触するように、略平坦にして寸法付けることができ、それにより、ユーティリティ・ボックス１０の上部が閉位置にある（例えば、図１に示される）ときに仕切りユニット３０をそれらの着座位置に保持することができる。

図７は、本開示の原理に係る複数のレベルを有するユーティリティ・ボックスの一実施例の部分図を示す。図７の非限定的な実例において分かるように、ユーティリティ・ボックスは、垂直に（又は水平に）配置された複数のレベルを含むことができ、各レベルは区画室仕切りシステム１１を含むことができる。区画室仕切りシステム１１は、マルチレベル・ユーティリティ・ボックス内でレベル間に配置され得る１つ又は複数の取り外し可能なパネル（図示せず）を含むことができる。取り外し可能なパネルは、パネルの一方側又は両側に（例えば、図６に示されるように）凹面２４を有することができる。凹面２４は、仕切りユニット３０を凹面２４内に着座させることができるように対向するガイド２２のそれぞれの対と位置合わせされ得る。対向して位置される凹面２４の対が設けられる場合（例えば、ユーティリティ・ボックスの床に形成される凹面２４及びガイド２２の上方（又は下方）に位置され得る取り外し可能なパネル（図示せず）における対向して位置される凹面２４）には、それにより、取り外し可能なパネル（図示せず）と、ユーティリティ・ボックスの床、又は、他の取り外し可能なパネル、又は、マルチレベル・ユーティリティ・ボックスの内側天井面との間で仕切りユニット３０が挟まれる。

マルチレベル・ユーティリティ・ボックスにおける区画室仕切りシステム１１は、取り外し可能なパネル（図示せず）がオプションであるように構成され得る。これに関して、仕切りユニット３０は、マルチレベル・ユーティリティ・ボックスの次のレベルで、仕切りユニット３０の下（又は上）部（例えば、図７に示される）が仕切りユニット３０の下方（又は上方）に位置される仕切りユニット３０の上（又は下）部と接触又は係合できるように構成され得る。レベル間に取り外し可能なパネルがないと、より大きな垂直（又は水平）収納容量を得るような区画室の形態を可能にし得る。

図８は、ユーティリティ・ボックス１００の他の実施例及び区画室仕切りシステム２００の他の実施例を示し、これらはいずれも、本開示の原理にしたがって構成される。ユーティリティ・ボックス１００は、例えば、スピナー・ベイトなどのより深い（又は、より長い）区画室の利益を享受し得る物品を収納するためのより深い収納区画室を形成するように構成され得る。ユーティリティ・ボックス１００は複数の仕切りメイト２０（図２、３、６及び７に示される）を含むことができ、この場合、一対の仕切りメイト２０がユーティリティ・ボックス１００の対向する壁（例えば、前壁及び後壁）の内壁表面に取り付けられる又は形成される。仕切りメイト２０の対向する各対は、仕切り２１０を受けて、案内し、保持することができる。仕切りメイト２０は、区画室サイズのカスタマイズ可能性を許容するべく、ユーティリティ・ボックス１００の内壁に沿って所定の別個の距離を隔てて離間され得る。ユーティリティ・ボックス１００の内壁は、仕切り２１０をユーティリティ・ボックス１００内の任意の所望の位置に移動させることができるようにするべく実質的に滑らかにすることができる。

区画室仕切りシステム２００は、１つ又は複数の第１の仕切り２１０及び１つ又は複数の第２の仕切り２２０を含むことができる。第１の仕切り２１０は、ユーティリティ・ボックス１００内の区画室の所望の形態を可能にするべく、第２の仕切り２２０の長さに沿って移動され得る。第２の仕切り２２０は、図８において分かるように、第１の仕切り２１０に対して垂直となる得る。仕切り２１０は、仕切り２２０の長さに沿って自由にスライドするように構成され得る。仕切り２１０又は２２０のうちの１つ又は複数はリテーナ２２５を含むことができる。

図９は、ユーティリティ・ボックス１００及び区画室仕切りシステム２００のクロスカット図を示す。仕切り２１０は、区画室間の空気の流れを可能にする複数のアパーチャを含むことができる。仕切り２１０は、仕切り２２０用のキー・スロット開口２１５を含むことができる。キー・スロット開口２１５は、仕切り２１０が仕切り２２０と係合して実質的に硬質であるが調整可能な構造を与えることができるようにし、この場合、仕切り２１０は、調整可能なサイズの区画室を可能にするべく仕切り２２０の長さに沿って移動され得る。仕切り２２０は、ユーティリティ・ボックスのベースとスナップイン係合して、区画室仕切りシステム２００をユーティリティ・ボックス１００に安全に保持及び固定することができるスナップイン細部（図示せず）を含むことができる。仕切り２２０（又は仕切り２１０）はリテーナ２２５を含むことができる。リテーナ２２５は、例えば、ＡＣ／ＡＭ装置４０（図５に示される）などの物品を区画室内に配置できるようにするべくリテーナ２２５に形成された内側区画室へのアクセスを与えるための開放可能な（及び閉鎖可能な）カバーを含むことができる。リテーナ２２５は、仕切り２２０（又は２１０）と一体的に形成され得る又は仕切り２２０（又は２１０）に取り付けられ得る。リテーナ２２５はスナップオン・カバーを含むことができる。

本開示は、既存の収納解決策に優る実質的な利点を与えるユーティリティ・ボックス形態及び区画室仕切りシステム形態を提供する。例えば、本開示は、仕切りユニットに形成されたアパーチャを介して区画室間で空気が自由に流れることができるようにするが最小物品でさえ区画室間で移動できないようにする区画室間で移動可能又は交換可能な仕切りユニットを含めることにより、物品を乾燥状態に及び酸化のない状態に保つことができる、使い易く再構成可能な収納解決策を提供する。仕切りユニット又は仕切りは、水分を吸収するため又は物品の酸化を防ぐ分子を放出するために、ＡＣ／ＡＭ装置４０を伴って設置され得る。各仕切り又は仕切りユニットはアパーチャを含むことができるため、ユーティリティ・ボックスの内部収納量全体を単一のＡＣ／ＡＭ装置４０によって保守することができ、或いは、更なるＡＣ／ＡＭ装置４０を設けることができる。

また、本開示は、例えば、スピナー・ベイトなどの物品が互いに絡まないようにする収納解決策も提供する。例えば、マルチレベル・ユーティリティ・ボックス（図７に示される）又はユーティリティ・ボックス１００（図８及び図９に示される）は、スピナー・ベイトなどの長い物品を収納するための深い（又は長い）区画室を形成するべく仕切りユニット３０又は仕切り２１０（又は２２０）を構成できるようにし、それにより、そうでない場合に想定し得るよりもはるかに小さい設置面積又は収納面積で、同じ数の物品を絡むことなく或いはさもなければ物品に悪影響を与えることなく収納できる。

この開示で使用される「１つの（ａ）」、「１つの（ａｎ）」、及び、「その（ｔｈｅ）」という用語は、特に別段明記されなければ、「１つ又は複数」を意味する。

この開示で使用される「含む」、「備える」、及び、それらの変形は、特に別段明記されなければ、「含むが、これに限定されない」を意味する。

プロセスステップ、方法ステップなどは連続する順序で記載される場合があるが、そのようなプロセス及び方法は、代わりの順序で機能するように構成され得る。言い換えると、記載され得るステップの任意の順番又は順序は、必ずしもステップがその順序で実行されるという要件を示すわけではない。本明細書中に記載されるプロセス又は方法のステップは、実用的な任意の順序で実行され得る。更に、幾つかのステップを同時に実行することができる。

単一の構造又は物品が本明細書中に記載される場合、単一の装置又は物品の代わりに複数の装置又は物品が使用されてもよいことが容易に理解できる。同様に、本明細書中に複数の装置又は物品が記載される場合、複数の構造又は物品の代わりに単一の構造又は物品が使用されてもよいことが容易に理解できる。構造又は物品の機能又は特徴は、そのような機能又は特徴を有すると明示的に記載されない１つ又は複数の他の構造又は物品によって代替的に具現化されてもよい。

本開示を典型的な実施例に関して説明してきたが、当業者であれば分かるように、本開示の思想及び範囲内で本開示を変更して実施できる。先に与えられたこれらの実例は、単なる例示であり、本開示の全ての想定し得る設計、実施例、用途、又は、修正の網羅的なリストであることを意味するものではない。

Claims (43)

1. １つ又は複数の構成可能な収納区画室を含むユーティリティ・ボックスにおいて、
   仕切りメイトと、
   前記仕切りメイトと係合するカウンターメイトを有する仕切りユニットであって、
   分子が自由に流通できるようにする複数のアパーチャと、
   防食装置を保持するように構成される保持区画室と、
   を含む、仕切りユニットと、
   を備えるユーティリティ・ボックス。
2. 前記仕切りユニットが一対の本体部を備える、請求項１に記載のユーティリティ・ボックス。
3. 前記一対の本体部は、閉位置に構成されるときに前記保持区画室を形成する、請求項２に記載のユーティリティ・ボックス。
4. 前記仕切りメイトがガイドを備える、請求項１に記載のユーティリティ・ボックス。
5. 前記ガイドが雌蟻継ぎ形状を有する、請求項４に記載のユーティリティ・ボックス。
6. 前記カウンターメイトが雄蟻継ぎ形状を有する、請求項１に記載のユーティリティ・ボックス。
7. 前記カウンターメイトは、組み立てられるときに前記カウンターメイトを形成する一対のカウンターメイト部を有する、請求項１に記載のユーティリティ・ボックス。
8. 前記仕切りユニットの一部を受ける凹面、
   を更に備える、請求項１に記載のユーティリティ・ボックス。
9. 前記一対の本体部を互いに取り付けるとともに前記一対の本体部が互いに対して移動できるようにする調整可能な締結具を更に備える、請求項２に記載のユーティリティ・ボックス。
10. 前記調整可能な締結具がリビング・ヒンジを備える、請求項９に記載のユーティリティ・ボックス。
11. 複数レベルの区画室を更に備える、請求項１に記載のユーティリティ・ボックス。
12. 前記仕切りユニットに対して垂直に方向付けられる仕切り、
    を更に備える、請求項１に記載のユーティリティ・ボックス。
13. 前記仕切りは、前記仕切りユニットを保持する鍵穴開口を備える、請求項１２に記載のユーティリティ・ボックス。
14. 前記仕切りが前記仕切りユニットに沿ってスライドするように配置される、請求項１２に記載のユーティリティ・ボックス。
15. 前記仕切りユニットが前記仕切りに沿ってスライドするように配置される、請求項１２に記載のユーティリティ・ボックス。
16. １つ又は複数の区画室を形成するように構成可能な区画室仕切りシステムにおいて、
    仕切りメイトと、
    前記仕切りメイトと係合するカウンターメイトを有する仕切りユニットであって、
    分子が自由に流通できるようにする複数のアパーチャと、
    防食装置を保持するように構成される保持区画室と、
    を含む、仕切りユニットと、
    を備える区画室仕切りシステム。
17. 前記仕切りユニットが一対の本体部を備える、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
18. 前記一対の本体部は、閉位置に構成されるときに前記保持区画室を形成する、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
19. 前記仕切りメイトが雌蟻継ぎ形状を有するガイドを備え、前記カウンターメイトが雄蟻継ぎ形状を有する、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
20. 前記カウンターメイトは、組み立てられるときに前記カウンターメイトを形成する一対のカウンターメイト部を有する、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
21. 前記仕切りユニットの一部を受ける凹面、
    を更に備える、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
22. 前記一対の本体部を互いに取り付けるとともに前記一対の本体部が互いに対して移動できるようにする調整可能な締結具を更に備える、請求項１７に記載の区画室仕切りシステム。
23. 前記調整可能な締結具がリビング・ヒンジを備える、請求項２２に記載の区画室仕切りシステム。
24. 複数レベルの区画室を備える、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
25. 前記仕切りユニットに対して垂直に方向付けられる仕切り、
    を更に備える、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
26. 前記仕切りユニットは、前記仕切りユニットを保持する鍵穴開口を備える、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
27. 前記仕切りユニットに沿ってスライドするように配置される仕切りを更に備える、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
28. 仕切りを更に備え、前記仕切りユニットが前記仕切りに沿ってスライドするように配置される、請求項１６に記載の区画室仕切りシステム。
29. １つ又は複数の構成可能な収納区画室を含むユーティリティ・ボックスにおいて、
    仕切りメイトと、
    前記仕切りメイトと係合するカウンターメイトを有する仕切りユニットであって、
    分子が自由に流通できるようにする複数のアパーチャ、
    を含む、仕切りユニットと、
    を備えるユーティリティ・ボックス。
30. 前記仕切りユニットが一対の本体部を備える、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
31. 前記一対の本体部は、閉位置に構成されるときに保持区画室を形成する、請求項３０に記載のユーティリティ・ボックス。
32. 前記仕切りメイトがガイドを備える、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
33. ガイドを更に備え、前記ガイドが雌又は雄蟻継ぎ形状を有する、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
34. 前記カウンターメイトが雄又は雌蟻継ぎ形状を有する、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
35. 前記カウンターメイトは、組み立てられるときに前記カウンターメイトを形成する一対のカウンターメイト部を有する、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
36. 前記仕切りユニットの一部を受ける凹面、
    を更に備える、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
37. 前記一対の本体部を互いに取り付けるとともに前記一対の本体部が互いに対して移動できるようにする調整可能な締結具を更に備える、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
38. 前記調整可能な締結具がリビング・ヒンジを備える、請求項３７に記載のユーティリティ・ボックス。
39. 複数レベルの区画室を備える、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
40. 前記仕切りユニットに対して垂直に方向付けられる仕切り、
    を更に備える、請求項２９に記載のユーティリティ・ボックス。
41. 前記仕切りは、前記仕切りユニットを保持する鍵穴開口を備える、請求項４０に記載のユーティリティ・ボックス。
42. 前記仕切りが前記仕切りユニットに沿ってスライドするように配置される、請求項４０に記載のユーティリティ・ボックス。
43. 前記仕切りユニットが前記仕切りに沿ってスライドするように配置される、請求項４０に記載のユーティリティ・ボックス。

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