JP2022529729A - 照明システムのためのコントローラ - Google Patents

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Abstract

照明システム100のためのコントローラ110が提供される。前記コントローラは、異なる色及び/又は異なる色温度の複数の光源120、122に接続可能であり、且つユーザ選択可能値の範囲からユーザ選択値を生成するよう構成されるユーザ制御要素130に接続可能である。前記コントローラは、前記ユーザ選択値の変化を受信し、この変化に対する応答として、この変化に対応して、前記複数の光源の組み合わされた出力を調節して、前記複数の光源の組み合わされた光の出力色、色温度及び/又は光束における変化を生じさせるよう構成される。前記変化は、前記ユーザ選択可能値の分離された第1区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色及び/又は色温度がほぼ一定に保たれる一方で、前記光束が各第1区間において局所的な最小値又は局所的な最大値を得るような変化である。同様に、前記第1区間の間にある少なくとも1つの第2区間においては、前記出力色が少なくとも第1の色から第2の色に変化し、且つ/又は前記色温度が増加若しくは減少する一方で、前記光束が、ほぼ一定に保たれる。前記コントローラを含む照明システム、及びこのようなコントローラを有する照明システムを動作させる方法も提供される。

Description

本開示は、複数の光源からの組み合わされた光を調節するためのコントローラに関する。とりわけ、本開示は、単一のユーザ制御要素を使用して、組み合わされた光の光束と、色温度及び/又は出力色との両方を調節するためのコントローラに関する。
LED技術の進歩に伴い、可変の色温度及び/又は出力色を有する照明システム及びランプが、職業環境及び消費者環境の両方においてますます使用されるようになってきている。このような照明システムにおいては、例えば、異なる色及び/又は色温度(CT)を有する幾つかの光源からの光を組み合わせることによって、所望の色温度が得られ得る。例えば、より冷たい(青みがかった)色温度を有する白色LEDが、より暖かい(黄色がかった)色温度を有する白色LEDと組み合わされてもよく、2つのLEDの相対的な出力を制御することによって、よりニュートラルな(例えば、冷たい色温度と暖かい色温度との間のどこかの)色温度を有する組み合わされた光が生成されてもよい。
環境によっては、出力光の色温度(及び/又は出力色)だけでなく、強度(光束)も制御することが望ましい場合がある。しかしながら、このような制御を提供する制御システムは、一般的なユーザにとっては、複雑で、使いづらい場合がある。それ故、光束と、色温度及び/又は出力色との両方を制御する、より柔軟且つ簡単な制御するやり方のニーズがある。
EP2728972A1においては、第1の色の第1光源及び第2の色の第2光源の動作を制御するための手法が提供されている。前記手法は、ユーザが制御可能な持続時間を有する入力制御信号を受信するステップと、第1の所定の閾値を超えない全体的な持続時間を有する単一の入力制御信号に応じて、第1及び第2光源をオン又はオフに切り替えるステップと、第1の所定の閾値よりも小さくない第2の所定の閾値を超える持続時間の入力制御信号に応じて、第1及び第2光源によって供給される光の特性を変更するステップとを含み、特性の変更は、入力制御信号の持続時間に依存し、変更、は第1光源の光強度と第2光源の光強度との間の比率の調節を含む。
本開示は、上記のニーズを少なくとも部分的に満たすために、複数の光源からの組み合わされた光の光束と色温度及び/又は出力色との両方を制御する、改良されたやり方を提供しようとするものである。これを達成するために、独立請求項において規定されているような、照明システムのためのコントローラ、照明システム、及び照明システムを動作させる方法が提供される。本開示の他の実施形態は、従属請求項において提供される。
本開示の第1態様によれば、照明システムのためのコントローラが提供される。前記コントローラは、異なる色(例えば、異なる出力周波数)及び/又は異なる色温度(CT)を有し得る(前記照明システムの)複数の光源に接続可能であり得る。前記複数の光源は、例えばLEDであってもよいが、代わりに、又は加えて、(例えば白熱ランプなどの)他の光源も使用され得ると考えられる。前記コントローラは、更に、ユーザ制御要素に接続可能であり得る。前記ユーザ制御要素は、ユーザ選択可能値の範囲からユーザ選択値を生成するよう構成され得る。前記ユーザ制御要素は、例えば、各々がユーザ選択可能値の範囲内の1つの値を表す複数の選択可能な値/ポイント/位置に(ユーザによって)操作可能であってもよい。例えば、前記ユーザ制御要素は、例えば2つの境界値の間の(及び例えば前記2つの境界値を含む)有限の(離散的な)数又は無限の(場合により連続的な)数の値のいずれかから前記ユーザが選択することを可能にし得る。言い換えれば、複数の選択可能値は、対応するより低い値と、対応するより高い値との間であってもよい。
前記コントローラは、前記ユーザ制御要素からの前記ユーザ選択値の変化、例えば、第1ユーザ選択値から第2ユーザ選択値への前記ユーザ選択値の変化(を示すもの)を受信するよう構成され得る。前記変化は、例えばユーザ制御要素から来る信号として前記コントローラに示されてもよく、又は前記コントローラが、前記ユーザ制御要素の(例えば、抵抗、インダクタンス、コンダクタンス、静電容量などのような)何らかの特性であって、前記特性から前記ユーザ選択値及び/又は前記ユーザ選択値の変化が推定され得る特性を(例えば、測定することによって)問い合わせてもよい。
前記コントローラは、前記ユーザ選択値の前記変化に対する応答として、前記ユーザ選択値の前記変化に対応して、前記複数の光源の組み合わされた出力を調節して、前記複数の光源の組み合わされた光の出力色、色温度及び/又は光束(強度)における変化を生じさせるよう構成され得る。前記調節は、前記ユーザ選択可能値の分離された第1区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色及び/又は色温度がほぼ一定に保たれる一方で、前記光束が各第1区間において局所的な最小値又は最大値を得るようなものであってもよい。前記調節は、更に、前記第1区間の間にある前記ユーザ選択可能値の少なくとも1つの第2区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色が少なくとも第1の色から第2の色に変化し、且つ/又は前記色温度が増加若しくは減少する一方で、前記光束が、ほぼ一定に保たれるようなものであってもよい。このやり方においては、前記コントローラは、前記光束と、前記出力色及び/又は色温度との独立した調節を可能にするよう構成される。
ここで、色温度は、相関色温度(CCT)に対応し、黒体軌跡/線(BBL、即ち、「プランク(Planckian)軌跡/線」)に関して定義されてもよく、前記複数の光源の相対的な出力は、その色が、CCTに等しい温度を有する黒体放射体によって知覚的に最もぴったり合わされるように調節される。言い換えれば、前記組み合わされた光は、異なる温度を有する如何なる他の黒体放射体よりも、当該温度を有する黒体放射体によりぴったり合う色温度を有し得る(即ち、色度プロット上で、前記組み合わされた光は、選択された色温度点において黒体軌跡と垂直に交差する線上の、「温度」の概念が意味をなすほど黒体軌跡の近くに位置し得る)。
ここで、出力色は、前記複数の光源の前記組み合わされた光の知覚色に対応してもよい。例えば、或る光源は、赤色光源であってもよく、別の光源は、緑色光源であってもよく、更なる光源は青色光源であってもよい。前記光源の相対的な出力を調節することによって、純粋な赤色、緑色又は青色とは異なる色が生成され得る。他の個々の色を備える光源の他の組み合わせが使用され得ることも考えられる。
本明細書においては、光束に関して「局所的に」とは、光束の対応する最大値/最小値が、対応する第1区間において最も高い/最も低い光束であることを意味する。好ましくは、最大値/最小値は、対応する第1区間の端点(end point)ではなく、前記端点の間のどこかで生じる。言い換えれば、前記光束は、好ましくは、例えば、前記強度が、前記端部間で単調増加又は減少関数に従って変更され、色温度の変化に伴い単調に増加又は減少する関数として変更される従来のBBL調光とは対照的に、前記対応する第1区間の前記端点間で非単調関数に従って変えられる。
本開示によるコントローラの使用により、前記色温度及び/若しくは出力色がほぼ一定である第1区間において前記強度(即ち、前記光束)が複数の最大値及び最小値を得るため、並びに/又は前記第1区間の間にある他の第2区間において前記色温度が増加若しくは減少し、且つ/又は前記出力色が変化するため、前記ユーザは、(例えば、単一のダイヤル、スライダ、レバー、又は同様のもののような)単一の操作装置(control)のみを使用して、前記光の前記強度と前記出力色及び/又は色温度の両方を「1回で」選択し得る。例えば、前記強度は、4500Kの色温度において局所的な最大値を有してもよい。前記ユーザが(少なくとも4500K近くを維持しながら)前記強度を下げたい場合には、前記ユーザは、前記ユーザ制御要素を使用して、前記色温度は一定又はほぼ一定のままで、(ユーザ選択可能値の対応する第1区間内で)前記強度を調節し得る。同様に、前記強度が、4500Kにおいて局所的な最小値を有する場合には、前記ユーザは、前記ユーザ制御要素を使用して前記温度を4500Kよりも(わずかに)上又は下に動かすことによって、(少なくとも4500K近くを維持しながら)前記強度を増加させ得る。前記ユーザ制御要素によって生成されるユーザ選択可能値の範囲にわたって前記ユーザ選択値を動かす(スイープする)ことによって、前記ユーザは、このようにして多数の異なる色温度の間で選択することができ、各色温度に対して、ほぼ所望の色温度に維持しながら前記光の前記強度を調節することもできる。それによって、前記コントローラは、前記ユーザが、2つ以上の別々の操作装置(例えば、2つのダイヤル又は同様のもの)を使用して所望の強度と所望の色温度との両方を(別々に)指定することを必要とするコントローラ及び照明システムと比べて、光の強度と色温度との両方を調節する、より柔軟且つ容易なやり方を提供する。同じことが前記出力色にも当てはまり、前記出力色は、前記色温度と同様に、例えば、前記ユーザが、複数の出力色の間で選択することができ、各出力色に対して前記強度を調節できるように、変更され得る。これは、例えば、単一のスライダ、ノブ又は同様のものなどの、単一の操作装置しか使用しない。
幾つかの実施形態においては、前記少なくとも1つの第2区間における前記色温度の最大変化は、300Kから600Kの間、好ましくは400Kから550Kの間、より好ましくは450Kから520Kの間であってもよい。言い換えれば、これらの範囲は、ユーザ選択可能色温度の間の距離に対応し、前記強度(光束)は、前記距離に応じて調節され得る。これらの値は、ユーザの好みによく対応し得る。
幾つかの実施形態においては、前記第1区間における前記色温度は、6000K、5500K、5000K、4500K、4000K、3500K、3000K、2500K及び2000Kから成るグループから選択されてもよい。これらの値は、ユーザにとって最も望ましい色温度によく対応し得る。例えば、前記第1区間のうちの1つにおける前記色温度は、「X」K又は約「X」Kであってもよい。次の第1区間においては、前記色温度は、「X+500」K又は約「X+500」Kであってもよく、以下同様である。
幾つかの実施形態においては、或る第1区間と次の第1区間との間の色温度の変化は、全ての「隣り合う」(即ち、間に他の第1区間が全くない)第1区間で同じであってもよい。言い換えれば、ユーザ選択可能色温度であって、前記ユーザ選択可能色温度のあたりで前記強度が調節され得るユーザ選択可能色温度の間の間隔は、等しくてもよい。等しい間隔は、前記ユーザが規則的な間隔で前記強度を変化させることを可能にし得る。
幾つかの実施形態においては、前記第1区間の間の前記色温度の差は、色温度が減少すると共に減少してもよい。これは、前記ユーザが、より低い温度では前記色温度をより細かく制御することを可能にし得る。同様に、幾つかの実施形態においては、前記第1区間の間の前記色温度の差は、色温度が増加すると共に減少してもよい。これは、前記ユーザが、より高い温度では前記色温度をより細かく制御することを可能にし得る。ここで、「より細かく制御」とは、利用可能な色温度値であって、前記色温度値のあたりで前記ユーザが前記強度(光束)を調節し得る色温度値がより多く存在することを意味する。
幾つかの実施形態においては、前記色温度は、6000Kから2000Kの間、好ましくは5000Kから2500Kの間、より好ましくは4000Kから2700Kの間に制限されてもよい。これらの制限は、ユーザにとって最も望ましい範囲によく対応し得る。選択可能色温度のより狭い範囲は、例えば、前記ユーザにとって利用可能な選択肢の数を減らし得る。少なくとも一部のユーザにとっては、これは、前記強度と色温度及び/又は出力色とを調節するための前記ユーザ制御要素の操作をより容易にし得る。ここで、「間」とは、端の値も含まれることを意味することが考えられ得る。例えば、「T1からT2の間」の温度は、ちょうどT1又はちょうどT2であってもよい。本明細書においては、前記ユーザは、実際には、ユーザ選択可能値を選択し、次いで、これが、本明細書において記載されている関数に従って特定の色温度にマッピングされることは理解されるべきである。このやり方においては、前記ユーザは、間接的に、「特定の色温度(及び/又は出力色)を選択する」。
幾つかの実施形態においては、前記光束の前記局所的な最大値又は局所的な最小値の振幅(又は前記ユーザ選択値を変化させるときに前記光束によって得られるような振幅)は、各第1区間において等しくてもよい。
幾つかの実施形態においては、前記光束の前記局所的な最大値又は局所的な最小値の振幅(又は前記光束によって得られるような振幅)は、前記色温度(即ち、前記ユーザ選択値)に依存してもよく、即ち、異なる第1区間においては異なっていてもよい。
幾つかの実施形態においては、各第1区間における最大強度は、色温度が減少すると共に下げられてもよい。これは、例えば、より高い色温度におけるより高い強度を可能にすることができ、これは、前記ユーザにとって望ましい場合がある。例えば、色温度が減少すると共に前記強度を減少させることは、例えば、電球に供給される電力が減らされると共にフィラメントの温度は下げられ、それによって、光がより暖かく見える、調光される白熱電球の挙動をエミュレートするのに役立ち得る。
幾つかの実施形態においては、各第1区間において、前記組み合わされた光の最大光束(強度)は、例えば、最小光束(の強度)の少なくとも2倍、好ましくは前記最小光束(の強度)の少なくとも3倍、より好ましくは前記最小光束(の強度)の少なくとも4倍であってもよい。
例えば、幾つかの実施形態においては、最大光束は、少なくとも300ルーメン(lm)、好ましくは少なくとも400lm、より好ましくは少なくとも500lmであってもよい。幾つかの実施形態においては、最小光束は、少なくとも50ルーメン(lm)、好ましくは少なくとも100lm、より好ましくは少なくとも150lmであってもよい。
幾つかの実施形態においては、各第1区間において、前記ユーザ選択値の関数としての前記光束は、区分的連続線形のもの(continuous piecewise linear)、滑らかなもの、矩形のもの、又は複数のプラトーを有するものであってもよい。(例えば、ガウス型関数のような)滑らかな関数及び/又は正弦関数は、例えば、前記ユーザにとってより優しいかもしれない強度(光束)の漸増及び漸減を提供し得る。区分的連続線形関数は、前記ユーザが前記ユーザ選択値を変化させ続けるときに、光束の一定の変化を提供し得る。矩形関数は、例えば、光束の明らかな増加及び減少を提供することができ、これは、ユーザにとってより制御しやすい場合がある。複数のプラトーを有する関数は、矩形関数と同じ効果であるが、前記ユーザにとって望ましい光束を設定するためのより多くの選択肢を備える効果を提供し得る。
矩形関数を使用する場合、ピーク(peak)/谷(valley)の幅は、例えば、隣の谷/ピークの幅よりも小さくてもよく、好ましくは隣の谷/ピークの幅の2倍よりも小さくてもよく、より好ましくは隣の谷/ピークの幅の3倍よりも小さくてもよい。複数のプラトーを有する関数を使用する場合、各ピークの第1プラトーが、ピーク/谷の最大/最小値に対応してもよく、例えば、各ピーク/谷の第2プラトーは、第1プラトーよりも低い/高い光束値のところにあってもよい。幾つかの実施形態においては、前記第1プラトーの幅は、第2プラトーの幅と等しくてもよい。幾つかの実施形態においては、前記第1プラトー及び前記第2プラトーの合計幅(例えば、前記ピーク/谷の全幅)は、例えば、次のピーク/谷までの距離の2倍未満であってもよい。幾つかの実施形態においては、各ピーク/谷が、前記第2プラトーと比較して前記第1プラトーの反対側に位置する第3プラトーも含んでもよい。幾つかの実施形態においては、前記ピーク/谷の合計幅(即ち、前記第1、第2及び第3プラトーの幅の合計)は、次のピーク/谷までの距離の2倍未満であってもよい。幾つかの実施形態においては、前記第3プラトーの値は、例えば、前記第2プラトーの値と等しくてもよい。
本開示の第2態様によれば、照明システムが提供される。前記照明システムは、異なる色及び/又は異なる色温度(CT)の複数の光源を含んでもよい。前記照明システムは、(本明細書において前述したような)ユーザ選択可能値の範囲からユーザ選択値を生成する(即ち、前記ユーザ選択値に操作可能である)よう構成されるユーザ制御要素も含んでもよい。前記照明システムは、前記複数の光源及び前記ユーザ制御要素に接続される、本明細書におういて記載されているようなコントローラを更に含んでもよい。
前記コントローラは、例えばワイヤを使用して前記ユーザ制御要素に接続されてもよい。前記コントローラが、代わりに(又は加えて)、例えばRF及び/又は光通信を使用して、前記ユーザ制御要素に無線で接続され得ることも考えられる。幾つかの実施形態においては、前記コントローラと前記ユーザ制御要素とが別々の要素として設けられることが考えられ得る。幾つかの実施形態においては、前記コントローラと前記ユーザ制御要素とが代わりに統合ユニットとして設けられることが考えられ得る。前記コントローラは、前記複数の光源に、直接、接続されてもよく(前記コントローラが、前記複数の光源を駆動するための必要な手段を含み得ることが考えられる)、又は間接的に、例えば、前記複数の光源を駆動するための手段を有する駆動回路を介して、接続されてもよい。前記コントローラが前記光源に直接接続されない場合には、前記コントローラが、例えば、(加えて、又は代わりに)前記駆動回路に無線で接続されることが考えられる。幾つかの実施形態においては、前記ユーザ制御要素は、例えば、コンピュータ又は例えばスマートフォン上で動作するプログラム又はアプリケーションであってもよく、前記ユーザ制御要素は、例えば、このようなコンピュータ又はスマートフォンに接続される物理的な操作装置であってもよく、あるいは例えばスクリーン上に表示され、前記ユーザが例えば指又は(ジョイスティック及び/若しくはコンピュータマウスなどの)他のポインティングデバイスを使用してクリック及び/又はドラッグすることができるグラフィカルな要素であってもよい。幾つかの他の実施形態においては、前記ユーザ制御要素及び前記コントローラは、例えば、照明スイッチ、又は同様のものに組み込まれてもよい。
幾つかの実施形態においては、前記ユーザ選択可能値は、(例えば、前記ユーザ制御要素の離散的な位置であって、前記ユーザ制御要素が前記離散的な位置の間で操作可能である離散的な位置として)前記ユーザ制御要素自体において規定されてもよい。前記ユーザ選択可能値が、例えばユーザ制御要素ではなくコントローラによって、例えばソフトウェア又はハードウェアにおいて規定され得ることも考えられる。例として、前記ユーザ制御要素の解像度(resolution)が、前記ユーザ選択可能値の所望の解像度/間隔よりも優れていることが考えられ得る。その場合、前記コントローラは、例えば、可能なユーザ制御値のうちの幾つかのみを使用して前記ユーザ選択値を規定してもよく、且つ/又は例えば、ダウンサンプリング/デシメーション若しくは同様のものを使用してもよい。
幾つかの実施形態においては、前記ユーザ選択可能値の間の間隔は、前記ユーザが或る方向に前記ユーザ選択値を変化させる(例えば、前記ユーザ選択値をスイープする)場合には減少し、前記ユーザが別の方向に前記ユーザ選択値を変化させる場合には増加してもよい。これは、例えば、より低い色温度において前記強度/色温度を調節する場合に、この領域における前記解像度を高めることによって、前記ユーザに制御性の改善を提供し得る。例えば、ユーザは、より低い色温度を有する光の強度の変化にはより敏感である場合があり、その場合、低い色温度においてユーザ選択可能値の間隔を小さくすることは、ユーザが強度(光束)をより正確に微調整する能力を高め得る。
幾つかの実施形態においては、前記コントローラは、例えば、前記ユーザが前記ユーザ制御要素を操作して前記ユーザ選択可能値にわたってスイープする速度を考慮に入れ得ることも考えられ得る。例えば、前記コントローラが、スイープする速度が速いことを検出する場合には、前記コントローラは、前記ユーザがより迅速に所望の値に到達することを可能にするよう、前記ユーザ選択可能値のうちの幾つかを飛ばすことを決定してもよい。同様に、スイープする速度が遅いことが検出される場合には、前記コントローラは、前記ユーザの精度が向上され得るように、前記ユーザ選択可能値の数を増やしてもよい。幾つかの実施形態においては、前記コントローラが、例えば(前記第1区間における)前記光束のピーク/谷において又は近くで、感度(即ち、前記ユーザ選択可能値/ポイントの間の間隔)を動的に調節し得ることも考えられ得る。他の状況においては、前記コントローラは、代わりに、スイープする速度が速いことが検出される場合には、前記ユーザ選択可能値の数を増やし、逆も同様とし、それによって、スイープ速度にあまり依存しない、より一定の調節を提供し得ることが考えられる。
幾つかの実施形態においては、前記ユーザ選択可能値の間の間隔は、前記第1区間の中間点により近いところでは、前記中間点からより遠く離れたところと異なっていてもよい。
幾つかの実施形態においては、前記ユーザ選択可能値の間の間隔は、前記中間点により近いところでは、小さくされてもよい。
前記コントローラは、例えば、前記ユーザがピーク/谷(即ち、局所的な最大値/最小値)に近いと、前記ユーザ選択可能値の間の間隔を小さくして、精度/正確性を高めてもよい。前記コントローラはまた、例えば、前記ユーザがどのピーク/谷からも遠く離れている(例えば、その間にいる)と、前記ユーザ選択可能値の間隔を大きくしてもよい。なぜなら、いずれにしても(例えば、第2区間内又は近くのような)これらの領域においては、前記光束が変わらない(即ち、少なくともほぼ一定である)可能性が最も高く、前記ユーザのためにあまり精度/正確性を必要としないためである。幾つかの実施形態においては、前記コントローラは、例えば、ユーザ選択可能値の間の間隔及び/又は前記光束のピーク/谷がある前記ユーザ選択可能値の区間における(即ち、前記第1区間における)前記ユーザ選択可能値の間の間隔及び/又は関数であって、前記関数に従って前記光束が前記ユーザ選択値と共に変化する関数の一般形態を調節する場合、他の係数も使用し得ることも考えられる。前記コントローラは、例えば、光センサからデータを受信し、それに応じて、例えば、上記の特徴が、現在の周囲照明条件(例えば、昼間又は夜間、曇りの日、晴れの日など)に基づいて異なるように調節されるように、調節してもよい。前記コントローラはまた、例えば、時刻又は同様のものなどを使用するその決定に基づいてもよい。
幾つかの実施形態においては、前記ユーザ制御要素は、単一のダイヤル、単一のスライダ、単一のレバー、単一のボタン、及び単一のダブルボタン(double-button)(例えば、「より高い色温度」のためのオプションと「より低い色温度」のためのオプションとを備えるボタン、又は例えば、「次の出力色」又は「前の出力色」のためのオプションを備えるボタン)から成るグループから選択されてもよい。前述のように、前記ユーザ制御要素の使用は、直接的には、前記ユーザ選択値を変化させ、例えば前記光束、色温度及び/又は出力色を、本明細書において記載されている関数を使用して間接的にしか変化させない。
単一の制御要素(例えば、単一のボタン、ノブ、スライダ、レバーなど)しか使用しないことは、上述の利点を提供し、前記ユーザが前記組み合わされた光の前記強度と前記色温度及び/又は出力色との両方を制御するためのより柔軟且つ容易なやり方を提供し得る。例えば、単一のボタンを使用する場合、前記ユーザ選択値(及びそれによって対応する色温度)が循環される、即ち、前記ユーザ選択値が(例えば、前記ボタンを押すごとに、又は前記ユーザが前記ボタンを押したままにする間)、例えば、最初に最大値まで増加し、その後、最小値に向かって減少する、又は代わりに前記最小値から増加し続ける(即ち、「ループバック/アラウンド」)ように循環されるなどが考えられ得る。本明細書において前述したように、前記ユーザ制御要素は、幾つかの実施形態においては、物理的な要素ではなく、コンピュータ又はスマートフォン(又はタブレット、又は同様のもの)において実施される(画面上のボタン又はダイヤルなどの)仮想要素であってもよい。
本開示の第3態様によれば、異なる色及び/又は異なる色温度(CT)の複数の光源を含む照明システムを動作させる方法が提供される。前記方法は、ユーザ選択可能値の範囲からユーザ選択値を生成するよう構成される(即ち、前記ユーザ選択値に操作可能である)ユーザ制御要素も使用して、変化させるステップを含んでもよい。前記方法は、前記ユーザ選択値の変化を示すものを受信するよう構成されるコントローラを使用して、前記変化に対する応答として、前記変化に対応して、前記複数の光源の組み合わされた出力を調節して、前記複数の光源の組み合わされた光の出力色、色温度及び/又は光束(強度)における変化を生じさせるステップを含んでもよい。前記変化は、前記ユーザ選択可能値の分離された第1区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色及び/又は色温度がほぼ一定に保たれる一方で、前記光束が各第1区間において局所的な最小値又は局所的な最大値を得るような変化、並びに前記第1区間の間にある前記ユーザ選択可能値の少なくとも1つの第2区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色が第1の色から第2の色に変化し、且つ/又は前記色温度が増加若しくは減少する一方で、前記光束が、ほぼ一定に保たれるような変化であってもよい。
本開示の第4態様によれば、ランプが提供される。前記ランプは、異なる色及び/又は色温度(CT)の複数の光源と、本明細書において記載されているように、受信したユーザ選択値(の変化)に基づいて、前記複数の光源から出力される前記組み合わされた光の前記色温度、前記出力色及び/又は前記光束(強度)を調節するための、本明細書において記載されているようなコントローラとを含んでもよい。
本開示の第5態様によれば、照明器具が提供される。前記照明器具は、例えば、前記第4態様に関して記載されているようなランプ、並びに/又は異なる色及び/若しくは色温度(CT)の複数の光源を受けるよう構成されてもよく、本明細書において記載されているように、受信したユーザ選択値(の変化)に基づいて、前記複数の光源から出力される前記組み合わされた光の前記色温度、前記出力色及び/又は前記光束(強度)を調節するための、本明細書において記載されているようなコントローラを更に含んでもよい。
前記第1態様によるコントローラ、及び前記第2態様による照明システムの利点及び特徴は、前記第3態様による方法、前記第4態様のランプ及び前記第5態様の照明器具にも全く同じに当てはまり、逆もまた同様である。本開示は、例えば請求項において挙げられているような特徴の全てのあり得る組み合わせに関する。本開示の様々な実施形態の更なる目的及び利点については、1つ以上の例示実施形態を用いて以下に説明する。
例示実施形態については添付図面を参照して以下に説明する。
本開示によるコントローラ及び照明システムの実施形態を概略的に図示する。 本開示によるコントローラの実施形態における光束と色温度及び/又は出力色とをユーザ選択値の関数として概略的に図示する。 本開示によるコントローラの実施形態における光束と色温度及び/又は出力色とをユーザ選択値の関数として概略的に図示する。 本開示によるコントローラの実施形態における光束と色温度及び/又は出力色とをユーザ選択値の関数として概略的に図示する。 本開示によるコントローラの実施形態における光束と色温度及び/又は出力色とをユーザ選択値の関数として概略的に図示する。 本開示によるコントローラの実施形態における光束と色温度及び/又は出力色とをユーザ選択値の関数として概略的に図示する。 本開示によるコントローラの実施形態における光束と色温度及び/又は出力色とをユーザ選択値の関数として概略的に図示する。 本開示によるコントローラの実施形態における光束と色温度及び/又は出力色とをユーザ選択値の関数として概略的に図示する。 本開示によるユーザ制御要素の様々な実施形態を概略的に図示する。 本開示によるユーザ制御要素の様々な実施形態を概略的に図示する。 本開示によるユーザ制御要素の様々な実施形態を概略的に図示する。 本開示によるランプの実施形態を概略的に図示する。 本開示による照明器具の実施形態を概略的に図示する。 本開示による照明システムを動作させるための方法の実施形態のフローチャートを概略的に図示する。
図面において、同様の参照符号は、特に明記しない限り、同様の特徴又は要素のために使用されるだろう。同じ特徴又は要素「X」の異なる例については、様々な代替例が「X-Y」と示され、「Y」は代替例ごとに変わり得る。反対のことが明記されていない限り、図面は、例示的な実施形態を説明するのに必要であるような要素しか示しておらず、他の要素は、明確にするために、省略されている場合がある、又は単に示唆されている場合がある。図において図示されているような要素及び領域のサイズは、必ずしも縮尺通りには描かれていない場合があり、例えば、説明の目的のために誇張されている場合があり、従って、実施形態の大まかな構造を説明するために示されている。
ここで、添付図面を参照して、例示実施形態について以下により詳細に説明する。図面は、現在好ましい実施形態を示しているが、本発明は、多様な形態で実施されることができ、本明細書において記載されている実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、もっと正確に言えば、これらの実施形態は、完全及び完璧を期すために示されており、本開示の範囲を当業者に十分に伝える。
ここで、図1を参照して、本開示によるコントローラ及び照明システムについてより詳細に説明する。
図1は、照明システム100及びコントローラ110の実施形態を概略的に図示している。コントローラ110は、照明システム100の一部を形成しているが、本開示は、別個の部品としてのコントローラ110にも関する。
照明システム100は、LED120及び122を含む複数の光源を更に含む。図1は2つの光源しか示していないが、3つ以上の光源が照明システム100に含まれ得ることが考えられる。コントローラ110は、(LED120及び122を駆動するのに十分な電力を供給し得る)内部駆動回路112を介して、LED120及び122に接続される。本明細書において前述したように、他の実施形態においては、コントローラ110と駆動回路112とが別々のユニットとして設けられることができ、前記コントローラ110が、例えば、有線又は無線接続を使用して駆動回路112と通信することができることが考えられる。
LED120及び122は、例えば、異なる色温度T及びTを有する白色LEDであってもよい。これらの温度のうちの一方は、例えば、より低い色温度に対応してもよく、これらの温度のうちの他方は、例えば、より高い色温度に対応してもよい。各LED120及び122に供給される相対的な電力を調節することによって、(LED120にしか電力が供給されない場合の)Tから(LED122にしか電力が供給されない場合の)Tまでの色温度を有する組み合わされた光が提供され得る。追加のLED、特に例えば青色、赤色又は緑色などの色を有するLEDが含まれる場合には、全てのLEDの組み合わされた光の色温度は更に調節され得る。例えば、LED120及び122からの光に加えて、青色LEDからの光を供給することによって、出力光の色温度はより青みがかった(即ち、より冷たい)ものにされ得る。同様に、赤色LEDからの光を加えることによって、出力光の色温度はより赤みがかった(即ち、より暖かい)ものにされ得る。制御可能な色温度を有する光を供給するために、(様々な色の)LEDの他の組み合わせが使用され得ることは、当然、考えられる。例えば、異なる色を有するLEDが使用される場合には、組み合わされた光の色温度だけでなく、組み合わされた光の出力色も、又はその代わりに、組み合わされた光の出力色を変化させることもことも可能であり得る。例として、赤色、緑色及び青色の光を持つLEDが使用されてもよく、それらのそれぞれの電力が、これら3つの色の様々な組み合わせから利用可能な任意の出力色を生成するために調節されてもよい。
照明システム100は、例えば有線又は無線接続を使用してコントローラ110に接続される(又は接続可能な)ユーザ制御要素130を更に含む。ユーザ制御要素は、(ユーザによって)複数の選択可能な(異なる)ユーザ値に操作可能であり、ユーザは、ユーザ制御要素130を操作してユーザ選択値を選択し得る。コントローラ110は、有線接続又は無線接続を使用して、ユーザ選択値を示すもの、とりわけ(例えば、ユーザがユーザ制御要素130を使用してユーザ選択値を第1ユーザ選択値から第2ユーザ選択値に変化させる場合/ときの)ユーザ選択値の変化を示すものを受信し、上記のようにLED120及び122の相対的な出力を調節して、ユーザ選択値(の変化)に対応する、組み合わされた光の出力色、色温度及び/又は光束(の変化)を生じさせ得る。ユーザ選択値、及び/若しくはユーザ選択値の変化は、例えば、信号としてユーザ制御要素130から伝えられてもよく、又はユーザ制御要素130は、その(抵抗、コンダクタンス、静電容量、インダクタンスなどのような)特性のうちの1つ以上を、コントローラ110がこの特性を問い合わせてユーザ選択値(の変化)を決定するように、変化させてもよい。
コントローラ110は、色温度を制御するのに加えて、ユーザ選択値に基づいて例えばLED120及び122から出力される組み合わされた光の総強度も調節し得る。
図2a乃至2gを参照して説明するように、コントローラ110は、(ユーザ制御要素130を使用した)ユーザ選択値の変化に応じて、組み合わされた光の色温度、出力色及び/又は光束がユーザ選択値の1つ以上の関数に従うように、組み合わされた光の調節を実施し得る。
図2aは、本開示によるコントローラの或る実施形態においては、色温度210及び光束211が、それぞれ、ユーザ選択値220の関数200-1及び201-1としてどのように変化するかを概略的に図示している。ユーザ選択値220の分離された第1区間240-1、240-2、240-3においては、関数200-1及び201-1は、色温度210は、ほぼ一定に保たれる一方で、光束211は、対応する第1区間240-1、240-2、240-3においてそれぞれの局所的な最大値260-1、260-2、260-3を得るようなものである。第1区間240-1、240-2、240-3の間にある第2区間242-1、242-2においては、関数200及び201は、色温度210は、ユーザ選択値220の関数として増加する一方で、光束211は、ほぼ一定に保たれるようなものである。
第1区間及び第2区間は、図2aにおいて示されているように、それぞれの値250-1乃至250-6によって規定される。ユーザがユーザ選択値220を値250-1と値250-2との間で変化させるときには、色温度210は、色温度270-1においてほぼ一定に保たれる一方で、光束211は、増加し、局所的な最大値260-1に達し、次いで、再び減少する。これは、ユーザが、第1区間においては、望みどおりに光束211を調節することが可能であると同時に、一定又はほぼ一定の色温度に維持することを可能にする。 ユーザがユーザ選択値220を値250-2と値250-3との間で変化させるときには、色温度210は、色温度270-1と色温度270-2との間で、ここでは線形的に、変化する(変化は線形的なもの以外のものであってもよいことも考えられる)。その一方で、光束211はほぼ一定に保たれる。これは、ユーザが、第2区間においては、光束211に影響を及ぼすことなく、所望の色温度210を変化させることを可能にする。図2aにおいて図示されているように、第2区間242-1、242-2内では光束211は低レベルに保たれる。例えば、これらの第2区間においては、光束211は、ゼロである、又は少なくとも、光束211は、例えば局所的な最大値260-1、260-2、260-3のうちの1つにおけるその値よりもはるかに小さいことが考えられ得る。例えば、ピーク260-1における光束211の値は、第2区間242-1における光束211の値よりも約2倍大きいことが考えられ得る。差が、それ以上、例えば、約3倍以上、又は更に4倍以上であることも考えられ得る。
これにより、コントローラ110は、光束211と出力色又は色温度210との独立した調節を可能にするよう構成される。例えば図2aにおいて示されているように、第1区間240-1、240-2、240-3と第2区間242-1、242-2とが交互に並ぶように配設され、それにより、光束の所与のレベルにおける出力色又は色温度の調節を可能にする。
ユーザがユーザ選択値220を値250-6に向けて変化させ続ける場合、色温度は、色温度270-2においてもう一度ほぼ一定に保たれる一方で、光束は、もう一度増加し、ピーク260-2に達し、次いで、再び減少する。値250-4から値250-5へ動かすときには、色温度210は色温度270-3へ(直線的に)変化する一方で、光束211はもう一度ほぼ一定であり、以下同様である。
これから説明するように、本開示によるコントローラの主な原理が維持される限り、関数200及び201が図2aにおいて図示されているものとは異なる形態を有し得ることも当然考えられる。この主な原理は、幾つかの区間においては、色温度はほぼ一定に保たれる一方で、光束は局所的な最小値/最大値を得るというもの、及びそれらの間にある幾つかの他の区間においては、代わりに、色温度は変化(増加又は減少)する一方で、光束はほぼ一定に保たれるというものである。
図2bは、ユーザ選択値220に依存するような色温度210及び光束211のためのそれぞれの関数200-2及び202-1の幾つかの代替形態を概略的に図示している。調節が図2bにおいて図示されているようなものであるコントローラの実施形態においては、光束211は、第1区間240-1、240-2、240-3内で区分的に線形なように変化する。また、図2aを参照して説明したコントローラの実施形態とは対照的に、色温度210は、第1区間240-1、240-2、240-3内で、完全に一定ではなく、わずかな傾斜を有する。それでも、このような状況は、傾斜が例えば第2領域242-1、242-2内での色温度210の傾斜と比較して小さい限り、これらの領域においては色温度210はほぼ一定であるとみなされる。
図2a及び2bを参照して説明した実施形態に加えて、色温度及び光束のための多くの他の形状の関数も使用され得ることが考えられる。図2c乃至2gを参照して、様々な実施形態による幾つかの代替関数について説明する。本明細書において説明及び開示されているようなユーザ選択値220に依存する色温度210のための様々な形態の関数の各々は、更なる実施形態を得るために、同様に本明細書において説明及び開示されているようなユーザ選択値220に依存する光束211のための様々な形態の関数の各々と組み合わされてもよく、前記更なる実施形態も本開示の一部を形成するとみなされることに留意されたい。
様々な局所的な最大値260-1、260-2、260-3における光束211の強度は、例えば、色温度210の関数として(即ち、ユーザ選択値220の関数として)変化してもよい。図2cにおいて図示されているように、光束211は、例えば、各第1区間におけるその局所的な最大振幅が、色温度が減少すると共に減少するように、変化してもよい。図2cにおいて図示されているような実施形態においては、局所的な最大値260-1は、局所的な最大値260-2よりも低い振幅を有し、局所的な最大値260-2は、局所的な最大値260-3よりも低い振幅を有する。このような構成は、例えば、白熱電球の調光をエミュレートするのに役立つ可能性があり、より少ない電力がフィラメントに供給されるときに(強度/光束を減らすときに)、電球のフィラメントの温度が下がり、これは、光をより暖かく見せる(即ち、より低い色温度を有する光を作成する)。全ての局所的な最大値(即ち、光束211のピーク)が等しい振幅を有すること、又は例えば、代わりに、色温度が減少すると共に局所的な最大値/最小値の振幅が増加することも当然考えられる。
幾つかの実施形態においては、図2dにおいて図示されているように、ユーザ選択値220の関数201-4としての光束211は、第1区間240-1、240-2、240-3内で局所的な最小値261-1、261-2、261-3を得てもよい。このような構成は、例えば、組み合わされた光の所望の光束が低い又はかなり低い(例えば、組み合わされた光の低い又はかなり低い強度が望ましい場合があるベッドルーム、シネマルーム又は同様のものの中のような)状況において、より好ましい場合がある。
幾つかの実施形態においては、図2eにおいて図示されているように、ユーザ選択値220の関数201-5としての光束211は、第1区間240-1、240-2、240-3内で、単一の点ではなく、有限の範囲にわたって、それぞれの局所的な最大値260-1、260-2、260-3が生じるような、矩形のものであってもよい。ピークの間の間隔243は等しくてもよいが、隣り合うピークの間の間隔が、例えば、ユーザ選択値220又は対応する色温度(図示せず)の関数として変化し得ることも当然考えられる。ピークの幅、例えば260-1におけるプラトーは、例えば、2つの近くの矩形のピークの間の間隔243の2倍未満であってもよい。ピークの幅は、他の実施形態においては、例えば、間隔243の2倍未満、又は例えば、間隔243の幅の3倍未満であってもよい。矩形のピークを使用することは、ユーザがユーザ選択値220を変化させるときに光束のより明確な変化を提供し得る。これは、ユーザにとってより容易な、コントローラの使用法を提供し得る。図2eにおいては、ピークの側面は、垂直な側面を有するように図示されているが、側面は、完全に垂直ではなく、有限の傾斜を有してもよいことも考えられる。
幾つかの実施形態においては、図2fにおいて図示されているように、ユーザ選択値220の関数201-6としての光束211は、矩形のピークも含むが、各ピーク/局所的な最大値に接する追加のプラトー261、262を備える。最も高いプラトー260-1の幅は、例えば、追加のプラトー261、262の幅と等しくてもよい。他の実施形態においては、最も高いプラトー260-1の幅は、例えば、追加のプラトー261、262の一方又は両方と異なっていてもよい。幾つかの実施形態においては、ピークの組み合わされた幅(例えば、プラトー260-1、261及び262の幅の合計)は、或るピークと次のピークとの間の間隔263の例えば2倍未満であってもよい。追加のプラトーを備えるピークを使用することは、図2eにおける関数201-5を参照して説明したような利点を依然として提供し得るが、組み合わされた光の達成可能な光束値に関してユーザのための更なるオプションを備える。図2fは、各ピークが3つのプラトーを有するように図示されているが、ピークが、より少ない、例えば2つのプラトー、又は4つ以上のプラトーを有し得ることも考えられる。様々なプラトーの高さは各ピークで同じではない場合があること、及び/又は各ピークに接するプラトーの数はピークによって異なっていてもよいことも考えられる。
幾つかの実施形態においては、図2gにおいて図示されているように、ユーザ選択値220の関数200-3としての色温度210は、或る色温度(例えば270-1)から次の色温度(例えば270-2)へより急激に変化してもよい。これは、例えば、第2区間242-1、242-2、242-3などの幅を小さくすることによって達成され得る。第2区間の幅を小さくすることは、例えば、ユーザ選択可能値のうちのより多くを光束211の変化のために利用できるようにすることを可能にし得る。図2gにおいて図示されているような実施形態においては、第1区間の幅は、ユーザ選択値220の関数として(又は暗黙的に色温度210の関数として)変化する。図2gにおいては、関数200-3は、区間240-2は区間240-1よりも狭く、区間240-3は区間240-2よりも狭いなどのようなものである。このような、2つの一定又はほぼ一定の色温度210の間のユーザ選択値の間隔が、ユーザ選択値と共に変化する構成は、例えば、ユーザが変化に対してより敏感である可能性があるより低い色温度(例えば、「より暖かい光」)における変化のためにより多くのユーザ選択可能値が利用できることを可能にし得る。幾つかの実施形態においては、色温度270-1、270-2などの間の距離も、ユーザ選択値220に依存し得ることが考えられる。例えば、隣り合う2つの色温度の間の距離が、色温度210が増加すると共に(即ち、ユーザ選択値220が増加すると共に)減少又は増加することが考えられる。
ここでは、色温度は、ユーザ選択値が増加すると共に増加するように図示されている。しかしながら、代わりに、ユーザ選択値が増加すると共に色温度が減少するような逆の場合もあり得るとは理解されるべきである。より広くは、「ユーザ選択値」は、必ずしも「数値」そのものではなくてもよく、少なくとも、ユーザ選択値の変化が本明細書において記載されているような色温度(及び/又は出力色)並びに光束の変化を引き起こすようにマッピングされ得る何らかの量であってもよい。
図2a乃至2gを参照して本明細書において説明されている様々な実施形態は、色温度210及び光束211をユーザ選択値220の関数として記述する更なる関数を作成するよう組み合され得ることは当然考えられる。例えば、(ユーザ選択値の関数として色温度しか示しておらず、光束を示していない図において)様々な第1及び第2区間を有するものとして色温度210しか図示されていない場合には、それらの第1及び第2区間は、ユーザ選択可能値220の関数としての対応する光束211にも適用されることも理解されるべきである。同様に、図2b乃至2fは、3つの分離された第1区間240-1、240-2、240-3と、それらの間の2つの第2区間242-1、242-2しか示していないが、(例えば、4つの第1区間240-1乃至240-4と3つの第2区間242-1乃至242-3とがある図2gにおいて図示されているように)より多くの第1及び第2区間が設けられ得ることも考えられる。幾つかの実施形態においては、より少ない区間、例えば、2つの分離された第1区間と1つの第2区間とがあってもよい。
本明細書において図2a乃至2gを参照して説明されている実施形態は、出力色ではなく色温度に焦点を当てているが、組み合わされた光の出力色に対しても同様の関数が提供され得ることは考えられる。出力色は、例えば、色温度と同様に変えられ得る。例示的な例として図2aを使用すると、出力色が、第1区間240-1においては第1の色270-1において一定に保たれ、第2区間242-1においては第2の色270-2に変化し、第1区間240-2においては第2の色270-2において一定に保たれるなどの実施形態が考えられ得る。出力色の他の関数も考えられる。出力色は、例えば、一次元マッピングアレイから求められてもよく、このようなアレイの各要素は、特定の色に対応する。その場合、ユーザ選択値220の関数としての出力色は、例えば図2a乃至2gにおいて図示されているような、色温度210と同様のやり方で図示されることができ、その場合、軸210にプロットされる量は、例えば、このようなアレイに対する指標変数である。
ここで、図3a、3b及び3cを参照して、考えられるユーザ制御要素の様々な例についてより詳細に説明する。
図3aは、単一のスライダ310を有するユーザ制御要素300を概略的に図示している。スライダ310は、高い/より高い値320と低い/より低い値322との間の複数のユーザ選択可能値にユーザによって操作可能であり得る。スライダ310は、有限の数の選択可能値が存在するように、離散的なステップで移動可能であってもよい。ユーザは、スライダ310を移動させることによって、複数のユーザ選択可能値にわたってスイープし得る。無限の量の(又は少なくとも大量の)ユーザ選択可能値が存在するように、スライダ310が高い値320と低い値322との間で連続的に移動可能であり得ることも考えられる。ユーザ制御要素300には、例えば、印(marking)330が設けられてもよい。印330は、例えば、(利用可能な場合の)離散的なユーザ選択可能値、並びに/又は例えば、(コントローラによって制御されるような)組み合わされた光の光束が本明細書において記載されている局所的な最大値及び/若しくは最小値を得る、分離された第1区間の中間点、並びに/又は出力色及び/若しくは色温度が変化する第2区間の中間点に対応してもよい。他の実施形態においては、印330は、例えば、それぞれの第1及び第2区間の端点としての役割を果たすユーザ選択可能値250-1、250-2などに対応してもよい。例示的な例として図2aを使用すると、値320に対応する印は、例えば、図2aにおけるユーザ選択可能値250-1に対応してもよく、印330のうちの次の1つは、ユーザ選択可能値250-2に対応してもよく、以下同様である。印330は、線の代わりに、例えば、数字であってもよく、又は例えば、ユーザ制御要素300のユーザに対応する出力色及び/又は色温度を伝えるテキスト要素であってもよい。印の間の間隔は等しい必要はなく、例えば、光束の局所的な最大値及び/又は最小値の間の間隔がユーザ選択値と共に変化する場合には、対応する印の間の間隔は、それに応じて適合されてもよい。本開示によるユーザ制御要素の他の実施形態においては、各ユーザ選択可能値は、それ自身の対応する印を有してもよい。
図3bは、単一のダイヤル/ノブ311を有するユーザ制御要素301を概略的に図示している。図3aにおいて図示されている実施形態を参照して説明したスライダ310と同様に、ダイヤル/ノブ311は、離散的又は連続的なステップで回転可能であってもよい。ユーザは、ダイヤル/ノブ311を回転させることによって、複数のユーザ選択可能値にわたってスイープし得る。このユーザ制御要素301にも、様々な選択可能値を示す印330が設けられてもよい。ダイヤル/ノブは、高い値及び低い値を有する代わりに、例えば、ユーザがダイヤル/ノブを任意の回数だけ回転させ得るような、「無限タイプ」のものであってもよい。このような場合には、例えば、色温度(もっと厳密にいえば、ユーザ選択値)が、ユーザがダイヤル/ノブを一方の方向に回転させるときには、増加されることができ、ユーザがダイヤル/ノブを他方の方向に回転させるときには、減少されることができることが考えられる。幾つかの実施形態においては、ユーザ選択値が、予め規定された最小値/最大値を超える/下回ると、ジャンプしてこの予め規定された最大値/最小値のいずれかに戻り得ることも考えられる。幾つかの実施形態においては、ユーザ選択値が、何らかのより低い値及び何らかのより高い値、例えば、本明細書において前述したより低い値及びより高いによって制限され得ることことも考えられる。
図3cは、単一のダブルボタン312を有するユーザ制御要素302を概略的に図示している。ダブルボタンは、第1ボタン313と第2ボタン314とを含む。ユーザは、例えば、第1ボタン313及び第2ボタン314のうちの一方を押すことによって、ユーザ選択値を減少させることができ、例えば、第1ボタン313及び第2ボタン314のうちの他方を押すことによって、ユーザ選択値を増加させることができる。どのボタンが何をするかを示すために、例えば、ボタンに印332が設けられてもよい。ユーザ選択値の増加/減少は、例えば、ユーザが対応するボタンを押すたびに行われ得る。増加/減少が、例えば、ユーザが対応するボタンを押し下げたままにする間は、絶え間なく行われることも考えられ得る。ユーザは、ボタンを繰り返しクリックすることによって、又は例えばボタンを押し続けることによって、複数のユーザ選択可能値にわたってスイープし得る。
本明細書において前述したような、本開示の範囲内のユーザ制御要素(及び/又はコントローラ)においては、ユーザ制御要素(及び/又はコントローラ)が、選択可能値の異なる領域においては異なるユーザ制御要素の物理的な動きごとに、ユーザ選択値の変化を提供し得ることも考えられ得る。ここで、「物理的な動き」は、例えば、ダイヤルの回転、ノブのスライド、レバーの引っ張り、ボタンのクリック数、ボタンの押し下げ時間、又は同様のものであり得る。例えば、スライダを使用する場合には、物理的な動きごとのユーザ選択値の変化は、例えば、スライダの1ミリメートルの移動ごとのユーザ選択値の変化として規定されてもよい。例えば、回転するダイヤルの場合は、物理的な動きごとのユーザ選択値の変化は、例えば、ダイヤルの1度の回転ごとのユーザ選択値の変化などなどとして規定されてもよい。例えば対応する光束のピーク/谷における又は近くのユーザ選択可能値に対応する或る領域においては、このような、物理的な動きごとのユーザ選択可能値の変化は、改善された制御を得るために小さくされてもよい。光束のピーク/谷から離れたユーザ選択可能値に対応する他の領域においては、物理的な動きごとのユーザ選択値の変化は、ピーク/谷の間でのより迅速なスイープを達成するために大きくされてもよい。特定の領域に依存する他の同様の調節も考えられる。ユーザ制御要素は、ユーザ制御要素(もっと厳密にいえば、ユーザ選択値)が現在どこにあるかに応じて、異なる「物理的な動きごとの変化」を報告するよう物理的に構成されてもよい。他の実施形態においては、同じ効果を得るために、代わりに(又は加えて)コントローラが使用されてもよい。例えば、ユーザ制御要素は、ユーザ選択値の実際の値を報告するのではなく、代わりに、ユーザが例えばノブ/ダイヤル/レバーを或る特定の量よりも多く変化させるたびに、例えばパルスを生成してもよい。ユーザ制御要素は、例えば光学的若しくは磁気的なエンコーディング又は同様のものを使用して、例えば、スライダノブが1ミリメートル移動されるごとに、又は回転ノブが1度回転されるごとに、又は同様のものごとに、パルスを出力してもよい。その場合、コントローラは、パルスの数を数えて、現在のユーザ選択値を決定することができ、例えば、ユーザが、現在、複数の選択可能値にわたってユーザ選択値をどのくらいの速度でスイープしているかを決定することができる。ユーザ制御要素のために、例えば直交変調、若しくは様々な他のタイプのエンコーダを使用する、又はユーザ制御要素を実施する他の物理的な手段を使用する更なる代替例も考えられる。報告される、物理的な動きごとのユーザ選択値の変化は、ユーザ制御要素の操作可能な範囲全体にわたって同じであり得ることも考えられる。
ここで、図4を参照して、本開示によるランプについてより詳細に説明する。
図4は、コントローラ400の実施形態を概略的に図示している。ランプは、異なる色及び/又は色温度を有する(LED410、412、414及び416の形態の)複数の光源を含む。ランプは、本明細書において記載されているようなコントローラ420を更に含み、コントローラは、複数の光源410、412、414及び416に接続され、ユーザ選択値を示すものを(例えば、ワイヤから、又は無線リンクを使用して)受信するよう適合される。コントローラ420は、次いで、本明細書において記載されているように、組み合わされた光の色温度(例えばCCT)をユーザ選択値(の変化)に合わせるために、複数の光源の相対的な出力を調節するよう構成される。更に、同様に本明細書において記載されているように、コントローラは、ユーザが、ユーザ制御要素を使用し、複数の選択可能値にわたってユーザ選択値をスイープする(又は変化させる)のに応じて、本明細書において例えば図1、2a乃至2g及び3a乃至3cを参照して記載されているようなユーザ選択値の関数として光束を変化させることによって、組み合わされた光の強度又は光束を調節するよう構成される。ランプは、デュアルピン口金を有するように図示されているが、他の形態を有してもよく、例えば、ねじ込み口金、ツイストロック口金、又は同様のもののような、例えば照明器具又はランプソケットに接続するための他の口金を使用してもよいことも考えられる。
ここで、図5を参照して、本開示による照明器具についてより詳細に説明する。
図5は、照明器具500の実施形態を概略的に図示している。照明器具500は、1つ以上のランプ又は管(tube)(図示せず)を受けるよう構成され、前記ランプ又は管の複数の光源(例えばLED)に接続され得るコントローラ510を含み、光源は、異なる色及び/又は色温度(CT)を有する。本明細書において既に記載したように、コントローラは、これらの光源からの組み合わされた光のCT及び/又は出力色の両方を調節してもよく、ユーザ選択値を示すものに基づいて、組み合わされた光の光束も、(例えば本明細書において図1、2a乃至2g及び3a乃至3cを参照して記載されているような)ユーザ選択値の関数として、(同様に本明細書において記載されているようなユーザ制御要素を使用して)ユーザが複数の選択可能値にわたってユーザ選択値をスイープするのに応じて変化させてもよい。
ここで、図6を参照して、異なる色及び/又は異なる色温度(CT)の複数の光源を含む照明システムを動作させる方法についてより詳細に説明する。
図6は、方法600の実施形態のフローチャートを概略的に図示している。方法は、ステップS601において、(本明細書において記載されているようなユーザ制御要素を使用する)ユーザがユーザ選択可能値の範囲からユーザ選択値を生成するのを待つ。ユーザ選択値(の変化)610を示すもの610が次のステップS602に提供され、前記示すもの610を受信するよう構成されるコントローラが、ユーザ選択値(の変化)610に対応する(相関)色温度、出力色及び/又は光束を有する組み合わされた光を生成するよう複数の光源の相対的な出力を調節する。方法は、次いで、もう一度、ステップS602において、更なるユーザ選択値(の変化)を示すもの610がコントローラに供給され得るように、ステップS601を繰り返すことによって、更なるユーザ選択値(の変化)を示すものを待ち得る。
本開示は、ユーザが(ユーザ制御要素を使用して)複数の選択可能値にわたってユーザ選択値をスイープすることを可能にすることによって、及び供給される光の光束と色温度及び/又は出力色との両方をユーザ選択値の関数として調節することによって、ユーザが、単一の制御スライダ、ノブ、ダイヤル、レバー、ボタン又は同様のものの使用しか必要とせずに、組み合わされた光の光束/強度、色温度及び/又は出力色を「1回で」変更することを可能にする、改善された、より柔軟で、より容易なやり方を提供する。従って、本開示は、ユーザが同じ結果を得るために(複数のスライダ、ノブ、ダイヤル、レバー、ボタン、又は単一のエンティティに統合されたダイヤル及び/若しくはレバー、又は同様のもののような)複数の操作装置を使用する必要がある他の例えばコントローラ及び照明システムと比較して、改善を提供する。少なくとも、コントローラ及びユーザ制御要素は、別々のエンティティであってもよい、又は両方とも単一のエンティティの一部を形成してもよいことが考えられる。コントローラとユーザ制御要素との両方が物理的なエンティティであってもよいが、コントローラ及び/又はユーザ制御要素が、例えばソフトウェアを使用して実施され得ることも考えられる。コントローラは、例えば、ソフトウェアを使用して実施されてもよく、且つ/又はユーザ制御要素は、例えば、例えばタッチスクリーンにおいて表示されるグラフィカルな操作装置として実施されてもよい。
上記では、特徴及び要素が特定の組み合わせで記載されているが、各特徴又は要素は、他の特徴及び要素なしで単独で、又は他の特徴及び要素を備える若しくは備えない様々な組み合わせで、使用されてもよい。
更に、当業者は、請求項記載の発明の実施において、図面、明細及び添付の請求項の研究から、開示されている実施形態に対する変形を、理解し、達成することができる。請求項において、「有する」という単語は、他の要素を除外せず、単数形表記は、複数性を除外しない。単に、或る特定の特徴が、相互に異なる従属請求項において引用されているという事実は、これらの特徴の組み合わせが有利になるように用いられることができないことを示すものではない。

Claims (15)

  1. 照明システムのためのコントローラであり、異なる色及び/又は異なる色温度の複数の光源に接続可能なコントローラであり、ユーザ選択可能値の範囲からユーザ選択値を生成するよう構成されるユーザ制御要素に接続可能なコントローラであって、前記ユーザ選択可能値が、交互に配置される第1区間及び第2区間に分けられ、前記コントローラが、
    前記ユーザ制御要素から、前記ユーザ選択値の変化を受信し、
    前記ユーザ選択値の前記変化に対する応答として、前記ユーザ選択値の前記変化に対応して、前記複数の光源の組み合わされた出力を調節して、前記複数の光源の組み合わされた光の出力色、色温度及び/又は光束における変化であって、
    前記ユーザ選択可能値の分離された第1区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色及び/又は色温度がほぼ一定に保たれる一方で、前記光束が各第1区間において局所的な最小値又は局所的な最大値を得るような変化、並びに
    前記第1区間の間にある前記ユーザ選択可能値の少なくとも1つの第2区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色が少なくとも第1の色から第2の色に変化し、且つ/又は前記色温度が増加若しくは減少する一方で、前記光束が、ほぼ一定に保たれるような変化を生じさせるよう構成され、
    前記コントローラが、前記光束と、前記出力色及び/又は色温度との独立した調節を可能にするよう構成されるコントローラ。
  2. 前記少なくとも1つの第2区間における前記色温度の最大変化が、300Kから600Kの間、好ましくは400Kから550Kの間、より好ましくは450Kから520Kの間である請求項1に記載のコントローラ。
  3. 前記第1区間における前記色温度が、6000K、5550K、5000K、4500K、3500K、3000K、2500K及び2000Kから成るグループから選択される請求項1又は2に記載のコントローラ。
  4. 前記第1区間の間の前記色温度の差が、色温度が減少すると共に減少する、又は色温度が減少すると共に増加する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコントローラ。
  5. 前記色温度が、6000Kから2000Kの間、好ましくは5000Kから2500Kの間、より好ましくは4000Kから2700Kの間に制限される請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコントローラ。
  6. 前記光束の前記局所的な最大値又は局所的な最小値の振幅が、各第1区間において等しい請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコントローラ。
  7. 前記光束の前記局所的な最大値又は前記局所的な最小値の振幅が、前記色温度に依存する請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコントローラ。
  8. 各第1区間において、最大光束が、最小光束の少なくとも2倍、好ましくは前記最小光束の少なくとも3倍、より好ましくは前記最小光束の少なくとも4倍である請求項1乃至7のいずれか一項に記載のコントローラ。
  9. 各第1区間において、前記光束が、前記ユーザ選択値の関数として、区分的連続線形のもの、滑らかなもの、矩形のもの、又は複数のプラトーを有するものである請求項1乃至8のいずれか一項に記載のコントローラ。
  10. 異なる色及び/又は異なる色温度の複数の光源と、ユーザ選択可能値の範囲からユーザ選択値を生成するよう構成されるユーザ制御要素と、前記複数の光源及び前記ユーザ制御要素に接続される、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のコントローラとを含む照明システム。
  11. 前記ユーザ選択可能値の間の間隔が、前記ユーザが前記ユーザ選択値を或る方向に変化させる場合には減少し、前記ユーザが前記ユーザ選択値を別の方向に変化させる場合には増加する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のコントローラ、又は請求項10に記載の照明システム。
  12. 前記ユーザ選択可能値の間の間隔が、前記第1区間の中間点により近いところでは、前記中間点からより遠く離れたところと異なる、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のコントローラ、又は請求項10に記載の照明システム。
  13. 前記ユーザ選択可能値の間の間隔が、前記中間点に近いほど減少する請求項12に記載のコントローラ又は照明システム。
  14. 前記ユーザ制御要素が、単一のダイヤル、単一のスライダ、単一のレバー、単一のボタン、及び単一のダブルボタンから成るグループから選択される、請求項1乃至9、及び11乃至13のいずれか一項に記載のコントローラ、又は請求項10乃至13のいずれか一項に記載の照明システム。
  15. 異なる色及び/又は異なる色温度の複数の光源を含む照明システムを動作させる方法であり、
    ユーザ選択可能値の範囲からユーザ選択値を生成するよう構成されるユーザ制御要素使用して、変化させるステップであって、前記ユーザ選択可能値が、交互に配置される第1区間及び第2区間に分けられているステップと、
    前記ユーザ選択値の変化を示すものを受信するよう構成されるコントローラを使用して、前記変化に対する応答として、前記変化に対応して、前記複数の光源の組み合わされた出力を調節して、前記複数の光源の組み合わされた光の出力色、色温度及び/又は光束における変化であって、
    前記ユーザ選択可能値の分離された第1区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色及び/又は色温度がほぼ一定に保たれる一方で、前記光束が各第1区間において局所的な最小値又は局所的な最大値を得るような変化、並びに
    前記第1区間の間にある前記ユーザ選択可能値の少なくとも1つの第2区間における前記ユーザ選択値の関数として、前記出力色が第1の色から第2の色に変化し、且つ/又は前記色温度が増加若しくは減少する一方で、前記光束が、ほぼ一定に保たれるような変化を生じさせるステップとを有する方法であって、
    前記コントローラが、前記光束と、前記出力色及び/又は色温度との独立した調節を可能にするよう構成される方法。
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