本願は、2019年3月29日に中国特許庁に出願された「通信方法及び通信装置」と題する中国特許出願第201910253437.9号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本願に組み込まれる。
本願は通信の分野に関し、より具体的には通信方法及び通信装置に関する。
車両のインターネット(internet of
vehicles、IoV)はモノのインターネットシステムにおける重要な分野のうちの1つである。通信技術が発展するにつれて、新無線(new radio、NR)技術では、V2X(vechile to everything)は、例えばブロードキャスト伝送、ユニキャスト伝送又はマルチキャスト伝送等のより多くの通信タイプをサポートすることができる。ユニキャスト伝送では、2つのユーザ装置(user equipment、UE)間のユニキャスト接続のチャネル品質等がユニキャスト接続の信頼性に影響を与え、その結果、システムの通信品質又は効率に影響を与え得る。
したがって、V2Xにおけるユニキャスト接続の信頼性をどのように改善するかは、解決されるべき緊急の課題となる。
本願は、V2Xにおいてユニキャスト接続の測定報告を実施するための通信方法及び通信装置を提供する。
第1の態様によれば通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、ネットワーク装置によって送信される第1の情報を受信することであって、該第1の情報は、第1のユニキャスト接続の表示情報及び第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、該基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられ、該第1のユニキャスト接続は、前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、前記基準信号設定に基づいて、前記第2の端末装置に基準信号をサイドリンク上で送信することと、を含む。
本願の実施形態の通信方法によれば、ネットワーク装置によって送信される第1の情報は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続であり、第1の端末装置は、基準信号設定に基づいて、第2の端末装置に基準信号をサイドリンク上で送信し得る。このように、V2Xにおけるユニキャスト接続の測定報告を実施できるため、ユニキャスト接続の信頼性を改善するのに役立つ。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられる設定を含む。
任意で、前記第1の情報は前記第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含み、該測定設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられ、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記測定設定を送信することをさらに含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置によって送信される第2の情報を受信することであって、該第2の情報は、前記第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すのに用いられる、こと、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置に第3の情報を送信することであって、該第3の情報は、前記第1の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる及び/又は該第3の情報は、前記第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる、ことをさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置からの測定結果を受信することであって、該測定結果は、前記第1のユニキャスト接続上の前記基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、こと、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置に前記第1のユニキャスト接続の測定結果及び指示情報を送信することをさらに含む。
第2の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第2の端末装置により、測定設定を取得することであって、該測定設定は測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられる、ことと、前記第2の端末装置により、前記測定設定に基づいて、第1の端末装置によって送信される基準信号をサイドリンク上で受信することと、前記第2の端末装置により、前記基準信号に基づいて、第1のユニキャスト接続上で測定を行うことであって、該第1のユニキャスト接続は、前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによって前記サイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第2の端末装置は測定設定を取得し、測定設定に基づいて第1の端末装置によって送信される基準信号をサイドリンク上で受信し、第1のユニキャスト接続上で測定を行う。このように、V2Xにおけるユニキャスト接続の測定報告を実施することができるため、ユニキャスト接続の信頼性を改善するのに役立つ。
任意で、前記第2の端末装置により、測定設定を取得することは、前記第2の端末装置により、前記第1の端末装置によって送信される前記測定設定を受信すること、を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、前記第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第2の端末装置により、前記第1の端末装置に第2の情報を送信することであって、該第2の情報は、前記第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる、こと、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第2の端末装置により、前記第1の端末装置に測定結果を送信することであって、該測定結果は、前記第1のユニキャスト接続上の前記基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、こと、をさらに含む。
第3の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、ネットワーク装置により、第1の情報を生成することであって、該第1の情報は第1のユニキャスト接続の表示情報及び第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、該基準信号設定は第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、該第1のユニキャスト接続は、該第1の端末装置と、該第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置に前記第1の情報を送信することと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、ネットワーク装置は第1の情報を決定又は生成し、第1の端末装置に第1の情報を送信する。第1の情報は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。このように、V2Xにおけるユニキャスト接続の測定報告を実施することができるため、ユニキャスト接続の信頼性を改善するのに役立つ。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記第1の情報は前記第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含み、該測定設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置によって送信される第3の情報を受信することであって、該第3の情報は、前記第1の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる及び/又は該第3の情報は、前記第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる、ことをさらに含む。
任意で、前記方法は、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置によって送信される、前記第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、ことをさらに含む。
第4の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することであって、該第1の能力情報は前記第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は該第1の能力情報は、前記第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、ネットワーク装置に第2の能力情報を送信することであって、該第2の能力情報は前記第2の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む、ことと、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置から設定情報を受信することであって、該設定情報は前記ユニキャスト接続の設定を含む、ことと、前記第1の端末装置により、前記設定情報に基づいて、前記ユニキャスト接続を介して通信を行うことと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第1の端末装置はネットワーク装置に第2の能力情報を送信し、第2の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、第1の端末装置はネットワーク装置から設定情報を受信し、設定情報はユニキャスト接続の構成を含み、第1の端末装置は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を介して通信を行う。これにより、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に対して情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の能力情報は、前記第2の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、前記第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することの前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に第3の能力情報を送信することであって、該第3の能力情報は前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当て可能な能力又は前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む、こと、をさらに含む。
任意で、前記第3の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記第2の端末装置に送信される能力クエリ情報内で運ばれる。
任意で、前記能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は、前記ユニキャスト接続のベアラ設定、前記ユニキャスト接続の搬送波設定、前記ユニキャスト接続の基準信号設定又は前記ユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は前記基準信号設定を含み、前記基準信号設定は、前記第2の端末装置に基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられる。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信すること、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置から前記ユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記ユニキャスト接続上の前記基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、こと、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置により前記ユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を送信することを含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置に第4の情報を送信することであって、該第4の情報は、前記ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられる、ことをさらに含む。
第5の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、ネットワーク装置により、第1の端末装置の能力情報を取得することと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置から第2の能力情報を受信することであって、該第2の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置の能力情報及び前記第2の能力情報に基づいて設定情報を決定することであって、該設定情報は前記ユニキャスト接続の設定を含む、ことと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置に前記設定情報を送信することであって、前記第2の能力情報は、前記第1の端末装置が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含み、前記第1の端末装置の能力情報によって示される能力は、前記第1の端末が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含む、ことと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、ネットワーク装置は、第1の端末装置から第2の能力情報を受信し、第2の機能情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、ネットワーク装置は、第1の端末装置の能力情報及び第2の能力情報に基づいて設定情報を決定する。これにより、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に対して情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
任意で、前記能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は、前記ユニキャスト接続のベアラ設定、前記ユニキャスト接続の搬送波設定、前記ユニキャスト接続の基準信号設定又は前記ユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は前記基準信号設定を含み、前記基準信号設定は、前記第2の端末装置に基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられる。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置から前記ユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記ユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより前記第2の端末装置によって得られる結果である、ことをさらに含む。
任意で、前記方法は、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置から第4の情報を受信することであって、該第4の情報は、前記ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられる、ことをさらに含む。
第6の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することであって、該第1の能力情報は前記第2の端末装置によりユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は該第1の能力情報は前記第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、前記第1の能力情報及び前記第1の端末装置の能力情報に基づいて設定情報を決定することであって、該設定情報は前記ユニキャスト接続の設定を含む、ことと、前記第1の端末装置により、前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定することであって、前記第1の能力情報は、前記第1の端末装置が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含み、前記第1の能力情報は、前記第1の端末装置が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含む、ことと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第1の端末装置は、第2の端末装置から第1の能力情報を受信し、該第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、第1の端末装置は、第1の能力情報及び第1の端末装置の能力情報に基づいて設定情報を決定する。これにより、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に対して情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
任意で、前記第1の能力情報は、前記第2の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信する前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記第1の端末装置の能力情報を送信することをさらに含む。
任意で、前記能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は、前記ユニキャスト接続のベアラ設定、前記ユニキャスト接続の搬送波設定、前記ユニキャスト接続の基準信号設定又は前記ユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信することをさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置から前記ユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記ユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより前記第2の端末装置によって得られる結果である、ことをさらに含む。
第7の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することであって、該第1の能力情報は前記第2の端末装置の現在利用可能な能力を含み、該第1の能力情報は前記第2の端末装置の総能力を含むか又は該第1の能力情報は、ユニキャスト接続のために前記第2の端末装置によって用いられる能力を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を介して通信を行うことであって、該設定情報は前記ユニキャスト接続の設定を含む、ことと、を含む。
任意で、前記第1の端末装置により、設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を介して通信を行うことの前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第1の能力情報に基づいて前記設定情報を決定すること、をさらに含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第1の端末装置は第2の端末装置から第1の能力情報を受信し、該第1の能力情報は第2の端末装置の現在利用可能な能力を含み、該第1の能力情報は第2の端末装置の総能力を含むか又は該第1の能力情報は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力を含み、、第1の端末装置は、第1の能力情報に基づいて設定情報を決定する。これにより、第2の端末装置に対して設定情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の端末装置により、前記第1の能力情報に基づいて前記設定情報を決定することは、前記第1の端末装置により、前記第1の能力情報及び前記第1の端末装置の能力情報に基づいて前記設定情報を決定すること、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第1の端末装置は、第1の能力情報及び第1の端末装置の能力情報に基づいて前記設定情報を決定する。これにより、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に対して情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の端末装置により、設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を介して通信を行うことは、前記第1の端末装置により、前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定することであって、前記第1の端末装置の能力情報によって示される能力は、前記第1の端末装置が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含む、ことと、前記第1の端末装置により、前記ユニキャスト接続を介した通信を行うことと、をさらに含む。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置の現在利用可能な能力を含み、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置の総能力を含むか又は前記第1の端末装置の能力情報は、前記ユニキャスト接続のために前記第1の端末装置によって用いられる能力を含む。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報によって示される能力は、前記ユニキャスト接続のために前記第2の端末装置によって用いられる能力であり、前記第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することの前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記第1の端末装置の能力情報を送信すること、さらに含む。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記第2の端末装置に送信される能力クエリ情報内で運ばれる。
任意で、前記能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は、前記ユニキャスト接続のベアラ設定、前記ユニキャスト接続の搬送波設定、前記ユニキャスト接続の基準信号設定又は前記ユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信すること、をさらに含む。
前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置から前記第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記第1のユニキャスト接続上の前記基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、こと、をさらに含む。
第8の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置に設定情報を送信することであって、該設定情報はユニキャスト接続の設定を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置によって送信される設定失敗メッセージを受信することと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、ユニキャスト接続の設定に失敗した場合、第2の端末装置は第1の端末装置に設定失敗メッセージを直接送信する。これにより、ユニキャスト接続の設定効率を改善できる。
任意で、前記第1の端末装置により、第2の端末装置に設定情報を送信することの前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、ネットワーク装置によって送信される前記設定情報を受信すること、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置に設定失敗表示情報を送信することであって、該設定失敗表示情報は、前記第2の端末装置が前記ユニキャスト接続の設定に失敗したことを示すために用いられる。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第2の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗した場合、第1の端末装置はネットワーク装置に設定失敗表示情報を送信するため、ネットワーク装置は、第2の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したことを直接知ることができる。これにより、ユニキャスト接続の設定効率を改善できる。
第9の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサはメモリに連結され、メモリ内の命令を実行して、前述の態様及び前述の態様の可能な実施のいずれか1つの方法を実施するように構成され得る。
任意で、前記通信装置は通信インターフェイスをさらに含み、プロセッサは該通信インターフェイスに連結される。
一実施では、前記通信装置は第1の端末装置である。前記通信装置が第1の端末装置である場合、通信インターフェイスはトランシーバ又は入出力インターフェイスであり得る。
別の実施では、通信装置は第1の端末装置内に配置されるチップである。前記通信装置が第1の端末装置内に配置されるチップの場合、前記通信インターフェイスは、チップの入出力インターフェイスであり得る。
任意で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意で、入出力インターフェイスは入出力回路であり得る。
別の実施では、前記通信装置は、代替的に、前述の実施のいずれか1つにおける第1の端末装置のステップ又は機能を実施するために、前述の実施のいずれか1つにおける第1の端末装置であり得る。
一実施では、前記通信装置は第2の端末装置である。前記通信装置が第2の端末装置の場合、通信インターフェイスはトランシーバ又は入出力インターフェイスであり得る。
別の実施では、前記通信装置は第2の端末装置内に配置されるチップである。前記通信装置が第2の端末装置内に配置されるチップの場合、前記通信インターフェイスはチップの入出力インターフェイスであり得る。
任意で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意で、入出力インターフェイスは入出力回路であり得る。
別の実施では、通信装置は、代替的に、前述の実施のいずれか1つにおける第2の端末装置のステップ又は機能を実施するために、前述の実施のいずれか1つにおける第2の端末装置であり得る。
別の実施では、前記通信装置はネットワーク装置である。前記通信装置がネットワーク装置の場合、通信インターフェイスはトランシーバ又は入出力インターフェイスであり得る。
別の実施では、前記通信装置はネットワーク装置内に配置されるチップである。前記通信装置がネットワーク装置内に配置されるチップの場合、通信インターフェイスはチップの入出力インターフェイスであり得る。
任意で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意で、入出力インターフェイスは入出力回路であり得る。
別の実施では、前記通信装置は、代替的に、前述の実施のいずれか1つにおけるネットワーク装置のステップ又は機能を実施するために、前述の実施のいずれか1つにおけるネットワーク装置であり得る。
例えば、前記通信装置は受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。例えば、送信ユニットは送信機であってもよく、受信ユニットは受信機であってもよい。別の実施では、例えば、本願の通信装置における送信ユニット及び受信ユニットは、同じモジュールによって実施されてもよい。例えば、送信ユニット及び受信ユニットの機能を実施するためにトランシーバ回路モジュールが用いられる。前記通信装置は処理ユニットをさらに含み得る。処理ユニットはプロセッサであり得る。前記通信装置は記憶ユニットをさらに含み得る。記憶ユニットはメモリであり得る。記憶ユニットは命令を記憶するように構成され、処理ユニットは記憶ユニットに記憶された命令を実行して、前記通信装置が前述の態様及び前述の態様の任意の実施のいずれか1つの方法を行うことができるようにする。処理ユニットが通信装置内のチップの場合、処理ユニットはプロセッサであってもよく、受信ユニット/送信ユニットは入出力インターフェイス、ピン、回路等であり得る。処理ユニットは、記憶ユニットに記憶された命令を実行して、前記通信装置が前述の態様及び前述の態様の任意の実施のいずれか1つの方法を行うことができるようにする。記憶ユニットは、チップ内の記憶ユニット(例えば、レジスタ又はキャッシュ)であってもいいし、通信装置内にあり、チップの外に位置する記憶ユニット(例えば、読み出し専用メモリ又はランダムアクセスメモリ)であってもよい。
第10の態様によれば、プロセッサが提供される。プロセッサは、入力回路、出力回路及び処理回路を含む。処理回路は、入力回路を用いて信号を受信し、出力回路を用いて信号を送信して、プロセッサが任意の態様又は任意の態様の可能な任意の可能な実施の方法を行うことができるようにするよう構成されている。
特定の実施プロセスでは、プロセッサはチップであってもよく、入力回路は入力ピンであってもよく、出力回路は出力ピンであってもよく、処理回路はトランジスタ、ゲート回路、フリップフロップ、様々な論理回路等であってもよい。入力回路によって受信される入力信号は、例えば、限定されたないが、受信機によって受信及び入力されてもよく、出力回路によって出力される信号は、例えば、限定されないが、送信機によって出力及び送信されてもよく、入力回路及び出力回路は同じ回路であってもよく、この回路は、異なる時点で入力回路及び出力回路として用いられ得る。本願のこの実施形態では、プロセッサ及び様々な回路の特定の実施は限定されない。
第11の態様によれば、処理装置が提供される。処理装置はプロセッサを含み、メモリをさらに含み得る。プロセッサは、メモリに記憶された命令を読み出し、受信機を用いることにより信号を受信し、送信機を用いることにより信号を送信して、任意の態様又は任意の態様の任意の可能な実施の方法を行うように構成されている。
任意で、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリが存在する。
任意で、メモリはプロセッサと一体化されてもよいし、メモリ及びプロセッサは別々に配置される。
特定の実施プロセスでは、メモリは非一時(non-transitory)メモリ、例えば、読み出し専用メモリ(read-only
memory、ROM)であり得る。メモリ及びプロセッサは、同じチップ上に集積化されてもいいし、異なるチップ上に別々に配置されてもよい。メモリの種類、メモリ及びプロセッサを配置する方法は本願のこの実施形態では限定されない。
第11の態様の処理装置はチップであり得る。プロセッサは、ハードウェアを用いることにより実施されてもいいし、ソフトウェアを用いることにより実施されてもよい。プロセッサがハードウェアを用いることにより実施される場合、プロセッサは論理回路、集積回路等であり得る。プロセッサがソフトウェアを用いることにより実施される場合、プロセッサは汎用プロセッサであってもよく、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み出すことによって実施される。メモリはプロセッサに統合されてもよいし、プロセッサの外で独立して存在してもよい。
第12の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれ得る)を含む。コンピュータプログラムが実行された場合、コンピュータは、任意の態様又は任意の態様の任意の可能な実施の方法を行うことができる。
第13の態様によれば、コンピュータ読み取り可能媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれ得る)を記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、任意の態様又は任意の態様の任意の可能な実施の方法を行うことができる。
第14の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、前述のネットワーク装置、前述の第1の端末装置及び前述の第2の端末装置のうちの1つ以上を含む。
図1は、本願の一実施形態に係る適用シナリオの概略図である。
図2は、従来技術におけるV2Xサービスの概略図である。
図3は、本願の一実施形態に係る通信方法の概略図である。
図4は、本願の別の実施形態に係る通信方法の概略図である。
図5は、本願のさらに別の実施形態に係る通信方法の概略図である。
図6は、本願のさらに別の実施形態に係る通信方法の概略図である。
図7は、本願の一実施形態に係る通信装置の概略構造図である。
図8は、本願の一実施形態に係る通信装置の別の概略構造図である。
図9は、本願の一実施形態に係る通信装置のさらに別の概略構造図である。
図10は、本願の一実施形態に係る通信装置のさらに別の概略構造図である。
添付の図面を参照しながら本願の技術的解決策を以下で説明する。
本願の技術的解決策は、例えば、グローバルシステムフォモバイルコミュニケーション(global system for mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システム、一般パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(freqUEncy division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time
division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(universal
mobile telecommunication system、UMTS)、ワールドワイドインターオペラビリティフォマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム及び将来の第5世代(5th genration、5G)システム又は新無線(new
radio、NR)システムに適用され得る。
本願の実施形態における端末装置は、ユーザ装置、アクセス端末、加入者装置、加入者局、移動局、移動局、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ機器であり得る。あるいは、端末装置は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(persoal
digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルド装置、コンピュータ装置、無線モデムに接続された別の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワークにおける端末装置、将来の発展型公衆陸上移動通信ネットワーク(public land mobile network)における端末装置等であり得る。これは、本願の実施形態で限定されない。
本願の実施形態におけるネットワーク装置は、端末装置と通信するように構成された装置であり得る。ネットワーク装置は、グローバルシステムフォモバイルコミュニケーション(global system for mobile communication、GSM)システム又は符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システムにおけるベーストランシーバ局(base transceiver station、BTS)であり得るか又は広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システムにおけるノードB(NodeB、NB)であり得るか又はLTEシステムにおけるエボルブドノードB(evolved
NodeB、eNB又はeNodeB)であり得るか又はクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio
access network、CRAN)のシナリオにおける無線コントローラであり得る。あるいは、ネットワーク装置は、中継ノード、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置、将来の発展型PLMNネットワークにおけるネットワーク装置等であり得る。これは、本願の実施形態では限定されない。
本願の実施形態では、端末装置又はネットワーク装置は、ハードウェア層、ハードウェア層上で動作するオペレーティングシステム層及びオペレーティングシステム層上で動作するアプリケーション層を含む。ハードウェア層は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、メモリ管理装置(memory
management unit、MMU)及びメモリ(メインメモリとも呼ばれる)等のハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(process)を用いることによりサービス処理を実施する1つ以上のコンピュータオペレーティングシステム、例えばLinuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム又はWindowsオペレーティングシステムであり得る。アプリケーション層は、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセッシングソフトウェア及びインスタントメッセージングソフトウェア等のアプリケーションを含む。加えて、本願の実施形態で提供される方法の実行体の特定の構造は、本願の実施形態で提供される方法のコードを記録するプログラムが、本願の実施形態で提供される方法に従って通信を行うために実行され得る限り、本願の実施形態では特に限定されない。例えば、本願の実施形態で提供される方法の実行体は、端末装置若しくはネットワーク装置又は端末装置若しくはネットワーク装置でプログラムを呼び出し実行可能な機能モジュールであり得る。
さらに、本出願の態様又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技術を使用する方法、装置又は製品として実施され得る。本願で用いる「製品」という用語は、任意のコンピュータ読み取り可能コンポーネント、キャリア又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含する。例えば、コンピュータ読み取り可能媒体は、限定されないが、磁気記憶コンポーネント(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク又は磁気テープ)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(compact disc、CD)又はデジタル多用途ディスク(digital
versatile disc、DVD))、スマートカード及びフラッシュメモリコンポーネント(例えば、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、カード、スティック又はキードライブ)を含み得る。加えて、本明細書に記載の様々な記憶媒体は、情報を記憶するように構成された1つ以上の装置及び/又は他の機械読み取り可能媒体を表し得る。「機械読み取り可能媒体」という用語は、限定されないが、無線チャネル、命令及び/又はデータを記憶し、格納し及び/又は運ぶことが可能な様々な他の媒体を含み得る。
本願の実施形態は、モノのインターネットシステム、例えば、車車間/路車間(vehicle to everything、V2X)システムに適用され得る。V2Xは、車両に搭載されたセンサや車載端末等を用いることにより車両情報を提供し、様々な通信技術を通じて車車間通信、歩車間通信、路車間通信を実施する。
図1は、本願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャの例示の図である。図1に示すように、通信システムは、V2Xアプリケーションサーバ(application server)、(V2X装置1及びV2X装置2を含む)V2X装置及びネットワーク装置を含む。V2X装置は、PC5インターフェイスを介して互いに通信する。V2X装置間の通信リンクはサイドリンク(sidelink、SL)として定義される。V2X装置とV2Xアプリケーションサーバ間の通信は、ネットワーク装置によって転送される必要がある。例えば、アップリンクの場合、送信側のV2X装置はUuインターフェイスを介してネットワーク装置にV2Xデータを送信し、ネットワーク装置は処理のためにデータをV2Xアプリケーションサーバに送信し、次にV2Xアプリケーションサーバは受信側のV2X装置にデータを送信する。ダウンリンクの場合、V2Xアプリケーションサーバはネットワーク装置にV2Xデータを送信し、ネットワーク装置はUuインターフェイスを介してV2X装置にV2Xデータを送信する。
図1のV2X装置は、UE等のモノのインターネットであってもよいことを理解されたい。
図1の矢印方向は、V2X装置1の一例を説明するために用いられているに過ぎず、本願のこの実施形態に対する限定をなすものではないことをさらに理解されたい。実際には、V2X装置1とV2X装置2との間の通信は代替的に双方向であっていいし、V2X装置2はネットワーク装置とのアップリンク通信を行ってもよい。これは特に限定されない。
例えば、図2に示すV2Xサービスは、図2に示すように、V2V(車両のインターネット)、V2P(歩車間通信)、V2I/N(路車間/車とネットネットワーク又は基地局通信)の3つのアプリケーション要件を具体的に含み得る。V2Vとは、LTEベースの車車間通信を意味する。V2Pは、LTEベースの(歩行者、サイクリスト、ドライバー又は乗客を含む)歩車通信を意味する。V2Iは、LTEベースの路車間通信(RSU)を意味する。加えて、V2IはV2Nをさらに含み得る。V2Nは、図2に示すように、LTEベースの車両基地局/ネットワーク間通信を意味する。
理解を容易にするために、本明細書における関連用語を先ず以下で説明する。
1.集中スケジューリング伝送モード(モード3とも呼ばれ得る)
LTEシステムは現在の主流の無線通信技術であり、LTEベースのV2X通信をサポートするために、V2Xサービスの特徴及び伝送要求のために関連規格を策定されている。LTEシステムに基づくV2X通信では、サイドリンク通信が主な通信方式である。サイドリンク通信では、端末装置間で送信されるデータはネットワーク装置によって転送されない場合がある。サイドリンク通信は、集中スケジューリング伝送モード(モード3とも呼ばれ得る)及び分散伝送モード(モード4とも呼ばれ得る)の2つの伝送モードを含む。
集中スケジューリング伝送モード(モード3とも呼ばれ得る):このモードでは、データを送信する前に、端末装置はネットワーク装置にリソースを申し込む必要があり、ネットワーク装置によって割り当てられたリソースに基づいてV2Xサービスデータを送信する。端末装置のリソースは、ネットワーク装置によって一元的に割り当てられるため、同一のリソースは隣接する端末装置には割り当てられない。したがって、集中伝送モードは、より良好な伝送の信頼性を保証できる。しかしながら、端末装置とネットワーク装置との間で毎回信号をやりとりする必要がある。その結果、集中スケジューリング伝送モードにおけるデータ送信の伝送遅延は、分散伝送モードにおける伝送遅延よりも長くなる。
なお、NRでは、このモードのV2Xはモード1と呼ばれることがある。
2.分散伝送モード(モード4とも呼ばれ得る)
分散伝送モード(モード4とも呼ばれ得る):ネットワークカバレッジのシナリオでは、ネットワーク装置はSIBメッセージ又は専用の無線リソース制御(Dedicated RRC)信号を用いることにより、端末装置のためのリソースプールを設定する。V2Xデータを送信する場合、端末装置はランダム選択によりリソースプールから独立して又はリスニング予約メカニズム又は部分リスニング予約メカニズムにより取得した少なくとも一部のリソースを用いることによりデータを送信し得る。ネットワークカバレッジなしのシナリオでは、端末装置は、事前設定情報内のリソースプールから独立して取得した少なくとも一部のリソースを用いることによりデータを送信する。事前設定情報は、端末が工場から配送されるときに端末において設定されたリソースプールであり得るか又はネットワーク装置によって予め設定され、端末に記憶される情報であり得る。端末装置は独立してリソースを選択するため、異なる端末装置はデータを送信するために同じリソースを選択し得る。この結果、伝送衝突が起こり得る。
なお、NRでは、このモードのV2Xはモード2と呼ばれ得る。
3.バッファ状態レポート(buffer status report、BSR)
UEがSRを用いることによりネットワーク装置にアップリンクリソースを要求する場合、UEがアップリンクデータを送信する必要があるかどうかのみが示され、送信すべきアップリンクデータの量は示さない。UEは、UEに割り当てられるアップリンクリソースのサイズをネットワーク装置が決定できるように、UEのアップリンクバッファ内にあり、送信する必要があるデータ量を示すために、ネットワーク装置にBSRを送信する必要がある。
4.論理チャネルグループ(logic channel group、LCG)
LCGは1つ以上の論理チャネルのグループである。各論理チャネルグループは、空気界面を介して送信される情報ビットの量を減らすために、1つのバッファサイズ(buffer size)で縛られる。バッファサイズは0から63の範囲の64のインデックス値のうちの1つを運びます。各インデックス値は、異なる範囲のバイト数に対応する。
バッファサイズは、UEの全ての送信すべきデータの量又は論理チャネルの送信すべきデータバイトの量ではなく、論理チャネルグループの送信すべきデータの量に対応すると理解すべきである。各論理チャネルグループは1つのバッファサイズで縛られる。UEの論理チャネルグループが送信を必要があるデータを有する場合、論理チャネルグループのバッファサイズが報告され得る。
従来技術では、LTEV2Xはブロードキャストサービスのみをサポートし、異なるV2Xサービスのデータを送信することができる。NR技術では、例えば、ブロードキャスト伝送、ユニキャスト伝送又はマルチキャスト伝送といったより多くの通信タイプがサポートされている。しかしながら、既存のユニキャスト通信メカニズム、より具体的には、端末装置がD2D技術で直接通信ユニキャスト伝送の確立を開始する手順によれば、2つの端末装置間にユニキャスト接続が存在する。複数のV2Xサービスのデータが2つの端末装置間で送信される場合、異なるV2Xサービスのデータは1組の論理チャネルに多重化される。すなわち、異なるV2Xサービスのデータは、送信のために1つのMAC PDUに多重化される。その結果、受信側の端末装置は、異なるV2Xサービスのデータを識別できない。
これを考慮して、本願はユニキャスト伝送方法及び通信装置を提供する。V2Xユニキャスト通信の間、送信側端末装置は第1のデータ、宛先識別子に関する情報及びターゲットサービス識別子に関する情報を送信し、受信側端末装置は、宛先識別子及びターゲットサービス識別子に関する情報を用いることにより異なるV2Xサービスのデータを確実に区別できるようにして、異なるサービスの要件を満たす。このように、2つの端末装置間での異なるサービス又は異なるサービス種別のデータのユニキャスト伝送が実施される。
具体的な例を参照して、本願の実施形態を以下で詳細に説明する。なお、説明は、当業者が本願の実施形態をよりよく理解できるようにするのを助けることを意図したものであって、本願の実施形態の範囲を限定することを意図していない。
本願の実施形態では、「第1」、「第2」等は異なるオブジェクトを示すことを意図したものにすぎず、示されたオブジェクトに対して別の限定を示すものではないことを理解されたい。
本願の実施形態では、「サービス」は「サービスタイプ」も表し得ることをさらに理解されたい。
図3は、本願の一実施形態に係る通信方法の概略相互作用図である。図3の通信方法300は、図1のネットワークアーキテクチャに適用され得る。図3に示す通信方法300は、V2Xサービスのユニキャスト通信のシナリオに適用され得る。図3の通信方法は以下のステップを含む。
S310:ネットワーク装置は第1の情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は第1の情報を受信する。
第1の情報は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含んでもよく、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含んでもよく、第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる設定を含む。
例えば、第1のパラメータ構成は、基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる以下の設定のうちの少なくとも1つを含み得る:時間周波数ドメイン位置パラメータ、送信周期、基準信号のインデックス及び基準信号に対応する周波数。時間周波数ドメイン位置パラメータは、基準信号を送信するための時間周波数ドメインリソースの位置を示すために用いられる。
可能な実装では、第1の情報は第1の表示情報を含む。第1の表示情報を受信した後、第1の端末装置は、第2の端末装置に基準信号の送信を開始する。基準信号の送信方法は固定されている。「固定」とは、基準信号を送信するための時間周波数ドメインリソースの位置が、データを送信するための時間周波数ドメインリソースの位置に基づいて推定され得ると理解され得るか又は基準信号を送信するための時間周波数ドメインリソースの位置が固定されていると理解され得る。これは、本願では限定されない。
別の可能な実施では、第1の情報は第1のパラメータ設定を含み、第1のパラメータ設定を受信した後、第1の端末装置は、第1のパラメータ設定に基づいて、第2の端末装置に基準信号を送信する。
別の可能な実施では、第1の情報は第1の表示情報及び第1のパラメータ構成を含み、第1の表示情報は、第1のパラメータ構成に基づいて、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられる。
別の可能な実施では、第1の情報は第1のユニキャスト接続の識別子を含み得る。
例えば、第1の端末装置が複数のユニキャスト接続を有する場合、第1の端末装置は、第1のユニキャスト接続の識別子に基づいて第1のユニキャスト接続を特定し、基準信号設定は第1のユニキャスト接続の設定であることを特定し得る。
任意で、第1のユニキャスト接続の識別子は第2の識別子であり得るか又は第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであってもよく、第1の識別子は、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子であり、第2の識別子は第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子である。
別の可能な実装では、第1の情報は第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含んでもよく、測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、測定設定は、第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み得る。第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
測定数量設定は、基準信号受信出力(reference signal received power、RSRP)、基準信号受信品質(reference signal receiving quality、RSRQ)又は受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator、RSSI)等、基準信号に基づいて第2の端末装置によって測定される必要のある測定数量を含み得る。
測定リポート設定は測定イベントの設定であり得るか又は測定結果の定期的な報告及び測定結果の報告周期であり得る。測定イベントのトリガ条件が満たされた場合又は測定周期に基づいて、第2の端末装置は第1の端末装置に測定結果を送信する。
測定識別子は、ユニキャスト接続のリポート設定及び測定数量設定に関連する。ネットワーク装置は、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の異なる測定設定に測定識別子を集中的に割り当て得る。すなわち、測定識別子は、第1の端末装置のユニキャスト接続にわたって1つの測定設定を一意的に特定し得る。これは、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の各測定設定が、1つの一意的な測定識別子に対応するとも理解され得る。任意で、ネットワーク装置は、代替的に、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続のそれぞれの測定設定に測定識別子を割り当て得る。すなわち、測定識別子は、1つのユニキャスト接続のみの1つの測定設定を一意的に特定する。これは、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の測定識別子が同じであり得るとも理解され得る。
任意で、第1の端末装置のためにネットワーク装置によって生成される第1のパラメータ設定及び第2の端末装置のためにネットワーク装置によって生成される第3のパラメータ設定は同じパラメータ設定であり得る。すなわち、第1のパラメータ設定及び第3のパラメータ構成は同じパラメータ構成であってもよく、パラメータ構成は、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に適用可能である。すなわち、ネットワーク装置は、基準信号のパラメータ構成を示すために第1の端末装置に1つのパラメータのみを送信し、そのパラメータは第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に適用可能である。あるいは、第1のパラメータ設定及び第3のパラメータ構成は2つの独立したパラメータ構成であってもよく、第1のパラメータ構成は第1の端末装置に適用可能であり、第3のパラメータ構成は第2の端末装置に適用可能である。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
本願のこの実施形態では、S310の前に、ネットワーク装置は、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた測定能力及び/又は第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた測定能力をさらに取得し得る。
測定能力は、測定周波数の数、測定識別子の数又は測定周波数情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
任意で、ネットワーク装置は、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた測定能力及び/又は第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた測定能力に基づいて第1の情報を決定し得る。
本願のこの実施形態では、可能な実施において、第1の端末装置及び第2の端末装置が異なるネットワーク装置に接続され得るか又は第1の端末装置がネットワークに接続され、第2の端末装置はアイドル状態である。
この場合、ネットワーク装置は、第1の端末装置のために第1のユニキャスト接続上での一方向測定のみを設定する。すなわち、第1の端末装置が基準信号を送信し、第2の端末装置が測定を行う場合のみを設定する。
なお、第2の端末装置が基準信号を送信し、第1の端末装置が測定を行う場合には、第2の端末装置に接続されたネットワーク装置によって設定され得る。
S320:第1の端末装置が測定設定を送信する。これに対応して、第2の端末装置は測定構成を受信する。
測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられ得る。
可能な実施では、第1の情報が第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含む場合、第1の端末装置は第2の端末装置に測定設定を送信し得る。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含んでもよく、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられてもよく、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み得る。
第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。第3のパラメータ設定は、ネットワーク装置から第1の端末装置によって受信される第1のパラメータ設定であり得る。
任意で、測定設定は第1のユニキャスト接続の識別子を含んでもよく、識別子は、測定設定が第1のユニキャスト接続の設定であることを示すために用いられる。
任意で、第2の端末装置は、ネットワーク装置によって予め設定されるか又はプロトコルで定義された測定設定を取得し得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。この場合、第2の端末装置は、第1の端末装置から第2の表示情報を受信した後で測定を開始する。
S330:第2の端末装置が第2の情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は第2の情報を受信する。
第2の情報は、第2の端末装置が測定設定を正常に受信したことを示すために用いられる。このステップは任意である。
S340:第1の端末装置が第3の情報が送信する。これに対応して、ネットワーク装置は第3の情報を受信する。
第3の情報は、具体的には基準信号設定を正常に受信すること及び完了することを含む設定を第1の端末装置が正常に完了したことを示すために用いられ得る。
あるいは、第3の情報は、具体的には測定設定を正常に受信すること及び完了することを含む設定を第2の端末装置が正常に完了したことを示すために用いられ得る。
あるいは、第3の情報は、第1の端末装置が正常に設定を完了し、第2の端末装置が正常に設定を完了したことを示すために用いられ得る。
S350:第1の端末装置は、基準信号設定に基づいて、サイドリンク上で基準信号を送信する。これに対応して、第2の端末装置は、サイドリンク上の基準信号を受信する。
任意で、第2の端末装置は、基準信号及び/又は測定設定に基づいて第1のユニキャスト接続上で測定を行い得る。
S360:第2の端末装置は測定結果を送信する。これに対応して、第1の端末装置は測定結果を受信する。
測定結果は、第1のユニキャスト接続上で測定を行うことによって第2の端末装置により得られた結果である。
任意で、測定結果は対応する測定識別子を含み得る。
S370:第1の端末装置がネットワーク装置に測定結果を送信する。これに対応して、ネットワーク装置は測定結果を受信する。
任意で、第1の端末装置は、ネットワーク装置に測定結果に対応するユニキャスト接続の識別子をさらに送信してもよく、第1のユニキャスト接続の識別子は第1の識別子及び第2の識別子の組み合わせであり、第1の識別子は、第1の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子であり、第2の識別子は、第2の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子である。
なお、図3の方法300の実施形態では、第2の端末装置の接続状態は限定されない。すなわち、第2の端末装置及び第1の端末装置が同じネットワーク装置に接続されてもいいし、第2の端末装置及び第1の端末装置が異なるネットワーク装置に接続されてもいいし、第2の端末装置はアイドル(idle)状態又は非アクティブ(inactive)状態であってもよい。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
図4を参照して、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されている場合を以下で詳細に説明する。
図4は、本願の一実施形態に係る通信方法の概略相互作用図である。図4の通信方法400は、図1のネットワークアーキテクチャに適用され得る。図4に示す通信方法400は、V2Xサービスのユニキャスト通信のシナリオに適用され得る。図4の通信方法は以下のステップを含む。
S410:第1の端末装置は第2の端末装置に第1の識別子を送信する。
任意で、第1の識別子は、第1の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子である。第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続であり得る。
本願のこの実施形態では、2つの端末装置は、2つの端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた識別子を交換し得る。
例えば、第2の端末装置に第1の識別子を送信する場合、第1の端末装置は、第1の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を第2の端末装置にさらに送信し得る。セルに関する情報は、物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)又はセルグローバル識別子(cell
global identidfier、CGI)であり得る。
任意で、第1の識別子は、第1の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を含み得る。
あるいは、第1の端末装置は、第1の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を、別のメッセージ(又は他の情報)を介して第2の端末装置に送信し得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
セルに関する情報を受信した後、第2の端末装置は、第1の端末装置が第2の端末装置と同じネットワーク装置又は同じセルに接続されているかどうかを判定し得る。
S420:第2の端末装置は第1端末装置に第2の識別子を送信する。
任意で、第2の識別子は、第2の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子である。第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されたユニキャスト接続であり得る。
同様に、第1の端末装置に第2の識別子を送信する場合、第2の端末装置は、第2の端末装置が現在接続されているセルに関する情報も第1の端末装置に送信し得る。セルに関する情報は、物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)又はセルグローバル識別子(cell
global identifier、CGI)であり得る。
任意で、第2の識別子は、第2の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を含み得る。
あるいは、第2の端末装置は、第2の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を、別のメッセージ(又は他の情報)を介して第1の端末装置に送信し得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
セルに関する情報を受信した後、第1の端末装置は、第2の端末装置が第1の端末装置と同じネットワーク装置又は同じセルに接続されているかどうか判定し得る。
なお、前述のステップで、第1の端末装置及び第2の端末装置が、前述の情報交換を介して第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されていると判定した場合、ユニキャスト接続の識別子をネットワーク装置に送信するために以下のS430、S432が行われ得る。
あるいは、各端末装置は、端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子をネットワーク装置に送信し、ネットワーク装置は、2つの端末装置が同じネットワーク装置又は同じセルに接続され、ユニキャスト伝送を行う端末装置内にあると判定する。
例えば、第1端末装置はネットワーク装置に第1の識別子を送信し、第2の端末装置はネットワーク装置に第2の識別子を送信する。ネットワーク装置は、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置又は同じセルに接続された2つの端末装置であると判定する。
第1の端末装置及び第2の端末装置は、前述の情報交換を介して、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されていないと判定した場合、図3の方法300が行われ得る。任意で、第2の端末装置がアイドル(Idle)状態又は非アクティブ(inactive)状態の場合、図3の方法300も行われ得る。
S430:第1の端末装置は、ネットワーク装置にユニキャスト接続の識別子を送信する。
任意で、ユニキャスト接続の識別子は第1の識別子及び第2の識別子の組み合わせであり得る。
例えば、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子が1であり、第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子が2の場合、第1の端末装置によってネットワーク装置に報告される第1のユニキャスト接続の識別子は<1、2>であり得る。
S432:第2の端末装置は、ネットワーク装置にユニキャスト接続の識別子を送信する。
任意で、ユニキャスト接続の識別子は第1の識別子及び第2の識別子の組み合わせであり得る。
例えば、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子が1であり、第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子が2の場合、第2の端末装置によってネットワーク装置に報告される第1のユニキャスト接続の識別子は<2、1>であり得る。
任意で、第1の端末装置によってネットワーク装置に報告される第1のユニキャスト接続の識別子は、代替的に、第2の端末装置によってネットワーク装置に報告される第1のユニキャスト接続の識別子と同じであってもよい。例えば、第1の端末装置によってネットワーク装置に送信されるユニキャスト接続の識別子及び第2の端末装置によってネットワーク装置に送信されるユニキャスト接続の識別子の双方は<1、2>又は<2、1>である。
ユニキャスト接続を特定するための前述の方法は、限定ではなく一例にすぎないことを理解すべきである。本願のこの実施形態では、ユニキャスト接続を特定するために別の識別子又は識別子の組み合わせを用いてもよい。これは、本願のこの実施形態で限定されない。
任意で、ネットワーク装置が、第1の端末装置によって送信されるユニキャスト接続の識別子及び第2の端末装置によって送信されるユニキャスト接続の識別子を受信した後、ネットワーク装置は2つの端末装置が少なくとも1つの同じユニキャスト接続を有するかどうか判定し得る。
例えば、ネットワーク装置は、<1、2>及び<2、1>が同じユニキャスト接続(第1のユニキャスト接続)を示すことを知り、ユニキャスト接続の2つの端末装置が第1の端末装置及び第2の端末装置であることを知り得る。
なお、ネットワーク装置が第1端末装置によって送信されたユニキャスト接続の識別子を受信した後で、第1の端末装置と同じユニキャスト接続を有する端末装置をネットワーク装置がマッチングを通じて見つけることができない場合、ネットワーク装置は隣接するネットワーク装置に照会し得る。
具体的には、ネットワーク装置は、隣接するネットワーク装置にユニキャスト接続の識別子を送信し得る。隣接するネットワーク装置はユニキャスト接続の識別子を受信し、第1の端末装置と同じユニキャスト接続を有する端末装置を見つけた場合には確認メッセージを返す。この場合、図3の方法300のステップが行われ得る。そうでない場合、隣接するネットワーク装置はメッセージで応答しないか又は隣接するネットワーク装置は失敗メッセージで応答し得る。
S440:ネットワーク装置は、第1の端末装置にユニキャスト接続の設定を送信する。
ユニキャスト接続の設定は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含んでもよく、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
任意で、基準信号設定は、第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含んでもよく、第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる設定を含む。
例えば、第1のパラメータ構成は、基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる以下の設定のうちの少なくとも1つを含み得る:時間周波数ドメイン位置パラメータ、送信周期、基準信号のインデックス及び基準信号に対応する周波数。時間周波数ドメイン位置パラメータは、基準信号を送信するための時間周波数ドメインリソースの位置を示すために用いられる。
別の可能な実施では、ユニキャスト接続の設定は第1のユニキャスト接続の識別子を含み得る。
例えば、第1の端末装置が複数のユニキャスト接続を有する場合、第1の端末装置は、第1のユニキャスト接続の識別子に基づいて第1のユニキャスト接続を特定し、基準信号設定は第1のユニキャスト接続の設定であることを特定し得る。
任意で、第1のユニキャスト接続の識別子は第2の識別子であり得るか又は第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであってもよく、第1の識別子は、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子であり、第2の識別子は第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子である。
別の可能な実施では、ユニキャスト接続の設定は、第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含んでもよく、測定設定は、測定を行うために第1の端末装置によって用いられる。
すなわち、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されている場合、ネットワーク装置は、測定を行うために第1の端末装置によって用いられる測定設定を第1の端末装置に直接送信し、測定設定を第2の端末装置に転送する必要がない。
任意で、測定設定は、第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第1の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み得る。第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第1の端末装置によって用いられる。
測定数量設定は、基準信号受信出力(reference signal received power、RSRP)、基準信号受信品質(reference signal receiving quality、RSRQ)又は受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator、RSSI)等、基準信号に基づいて第1の端末装置によって測定される必要のある測定数量を含み得る。
測定リポート設定は測定イベントの設定であり得るか又は測定結果の定期的な報告及び測定結果の報告周期であり得る。
測定識別子は、ユニキャスト接続のリポート設定及び測定数量設定に関連する。基地局は、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の異なる測定設定に測定識別子を集中的に割り当て得る。すなわち、測定識別子は、第1の端末装置のユニキャスト接続にわたって1つの測定設定を一意的に特定し得る。これは、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の各測定設定が、1つの一意的な測定識別子に対応するとも理解され得る。任意で、基地局は、代替的に、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続のそれぞれの測定設定に測定識別子を割り当て得る。すなわち、測定識別子は、1つのユニキャスト接続のみの1つの測定設定を一意的に特定する。これは、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の測定識別子が同じであり得るとも理解され得る。
S442:ネットワーク装置は、第2の端末装置にユニキャスト接続の設定を送信する。
ユニキャスト接続の設定は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含んでもよく、基準信号構成は、第1の端末装置に基準信号を送信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、ユニキャスト接続の設定は第1のユニキャスト接続の識別子を含み得る。
別の可能な実施では、ユニキャスト接続の設定は、第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含んでもよく、測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられる。
すなわち、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されている場合、ネットワーク装置は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられる測定設定を第2の端末装置に直接送信し、第1の端末装置によって測定設定を転送する必要がない。
本明細書におけるS442の基準信号設定及び測定設定の説明については、S440の前述の説明を参照されたい。
前述の実施形態から、方法400では、ネットワーク装置は、第1の端末装置及び第2の端末装置のそれぞれのためにユニキャスト接続の設定を生成し、生成されたユニキャスト接続の設定を第1の端末装置及び第2の端末装置にそれぞれ直接送信することが分かる。
例えば、ネットワーク装置は、第1の端末装置に基準信号設定を送信し、第2の端末装置に測定設定を送信するため、第2の端末装置は第1の端末装置によって送信された基準信号を測定する。加えて、ネットワーク装置は、第2の端末装置に基準信号設定を送信し、第1の端末装置に測定設定を送信するため、第1の端末装置は第2の端末装置によって送信された基準信号を測定する。
S452:第1の端末装置は、第2の端末装置に基準信号を送信する。
任意で、第1の端末装置は、S440で受信した基準信号設定に基づいて、第2の端末装置に基準信号を送信し得る。
S454:第2の端末装置はユニキャスト接続上で測定を行う。
任意で、第2の端末装置は、S442で受信した測定設定に基づいて、第1のユニキャスト接続上で基準信号を測定し得る。
S450:第2の端末装置は、ネットワーク装置に測定結果を報告する。
任意で、ネットワーク装置は、測定イベントを予め設定し得るか又は測定結果の報告周期性を予め設定し得る。このように、第2の端末装置は、測定イベントのトリガ条件が満たされた場合にネットワーク装置に測定結果を報告し得るか又は第2の端末装置は、報告周期に基づいてネットワーク装置に測定結果を報告し得る。
任意で、測定結果は対応する測定識別子を含み得る。
任意で、測定識別子はユニキャスト接続の識別子であり得るか又はインデックス(index)又は測定IDであり得る。
例えば、第2の端末装置はネットワーク装置に測定結果に対応する第1のユニキャスト接続の識別子をさらに送信してもよく、第1のユニキャスト接続の識別子は、第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであり、第1の識別子は、第1の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子であり、第2の識別子は第2の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子である。
別の例として、ネットワーク装置及び端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられたインデックスは、代替的に、ネットワーク装置及び端末装置によって維持される同じユニキャスト接続リストであり得る。ネットワーク装置によってインデックスが割り当てられている場合、該インデックスは、ネットワーク装置によって端末装置に送信されるユニキャスト設定で示され得る。端末装置によってインデックスが割り当てられている場合、端末装置がネットワーク装置にユニキャスト接続に関する情報を送信する場合に、該インデックスがさらに示され得る。インデックスがユニキャスト接続リストの場合、インデックスは、ネットワーク装置及び端末装置によって決定され得る。
測定IDの解決策において、端末装置のために測定設定を設定する場合、ネットワーク装置は測定IDとユニキャスト接続との間の対応関係を示す必要がある。これは、測定IDが端末装置全体の1つの測定設定を一意的に特定することを意味する。任意で、ネットワーク装置は、代替的に、各ユニキャスト接続のための測定IDのリストを維持し得る。すなわち、測定IDは、1つのユニキャスト接続の1つの測定構成を一意的に特定する。
S462:第2の端末装置は第1の端末装置に基準信号を送信する。
任意で、第2の端末装置は、S442で受信した基準信号構成に基づいて、第1の端末装置に基準信号を送信し得る。
S464:第1の端末装置はユニキャスト接続上で測定を行う。
任意で、第1の端末装置は、S440で受信した測定設定に基づいて、第1のユニキャスト接続上で基準信号を測定し得る。
S460:第1の端末装置はネットワーク装置に測定結果を報告する。
任意で、ネットワーク装置は測定イベントを予め設定し得るか又は測定結果の報告周期を予め設定し得る。このように、第1の端末装置は、測定イベントのトリガ条件が満たされた場合にネットワーク装置に測定結果を報告し得るか又は第1の端末装置は、報告周期に基づいてネットワーク装置に測定結果を報告し得る。
任意で、測定結果は対応する測定識別子を含み得る。
任意で、第1の端末装置は、ネットワーク装置に測定結果に対応するユニキャスト接続の識別子をさらに送信してもよく、第1のユニキャスト接続の識別子は、第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであり、第1の識別子は第1の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子であり、第2の識別子は第2の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子である。
図5は、本願の一実施形態に係る通信方法500の概略フローチャートである。図5に示すように、通信方法500は以下のステップを含む。
S510:第2の端末装置は第1の端末装置に第1の能力情報を送信する。これに対応して、第1の端末装置は第1の能力情報を受信する。
第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含み、ユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
あるいは、第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
なお、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力は、第2の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力は、第2の端末装置の総能力であり得る。第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は、ユニキャスト接続のために用いられるべき第2の端末装置によって決定される能力であり得る。
同様に、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力は、第1の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力は、第1の端末装置の総能力であり得る。第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は、ユニキャスト接続のために用いられるべき第1の端末装置によって決定される能力であり得る。
本願のこの実施形態では、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は第1の端末装置によって割り当てられ得るか又は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力はネットワーク装置によって割り当てられ得るか又は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は第2の端末装置によって割り当てられ得る。特定の割り当て方法を図6に示し得る。
第2の端末装置の第1の能力情報は1つ以上の候補能力を含み得る。すなわち、第2の端末装置の現在利用可能な能力は1つ以上の候補能力を含み得るか又は第2の端末装置の総能力は1つ以上の候補能力を含み得る。任意で、候補能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製(duplication)機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力(multiple-input
multiple output、MIMO)層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調及び復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含み得る。測定能力は、ユニキャスト接続のために用いることが可能な測定周波数の数、測定識別子の数又は測定周波数のうちの1つ以上を含み得る。
第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は、第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられるべきことが決定された能力である。任意で、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製(duplication)機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力(multiple-input
multiple output、MIMO)層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調及び復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含み得る。測定能力は、ユニキャスト接続のために用いることが可能な測定周波数の数、測定識別子の数又は測定周波数のうちの1つ以上を含み得る。
この場合、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信する前に、当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置に第3の能力情報を送信することをさらに含み得る。
第3の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力又は第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み得る。
具体的には、第2の端末装置は、第3の能力情報に基づいて、ユニキャスト接続に能力を割り当て得る。この場合、第2の端末装置は、第1の端末装置に、第2の端末装置によって選択される、第1の端末装置の能力をさらに送信し得る。
S510の前に、第1の端末装置は第2の端末装置に能力クエリ情報をさらに送信してもよく、能力クエリ情報は、第2の端末装置に第1の能力情報を送信するよう要求するために用いられる。任意で、第3の能力情報はクエリ情報内で運ばれ得る。
任意で、能力クエリ情報はユニキャスト接続の識別子をさらに含み得る。
例えば、能力クエリ情報を送信する場合、第1の端末装置はMAC PDUヘッダにユニキャスト接続の識別子を含め得る。
あるいは、能力クエリ情報を送信する場合、第1の端末装置は、サイドリンク制御情報(side link control information、SCI)にユニキャスト接続の識別子を含め得る。
あるいは、能力クエリ情報を送信する場合、第1の端末装置はユニキャスト接続の識別子を2つの部分に分割し、一方の部分がMAC PDUヘッダに含まれ、他方の部分がSCIに含まれる。
本願のこの実施形態では、ユニキャスト接続の識別子は、代替的に、別の方法を用いることによって送信され得ることを理解すべきである。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
S520:第1の端末装置はネットワーク装置に第2の能力情報を送信する。これに対応して、ネットワーク装置は第2の能力情報を受信する。
第2の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含み得る。あるいは、第2の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み得る。
任意で、第1の能力情報が、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含む場合、第1の端末装置は、第1の端末装置の能力情報及び第1の能力情報に基づいて第2の能力情報を決定し得る。すなわち、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を決定し得る。
第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含み得るか又は第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てた能力を含み得る。
任意で、第2の能力情報はユニキャスト接続の識別子を含み得る。
ユニキャスト接続の識別子は、第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであってもよく、第1の識別子は第1の装置によってユニキャスト接続に割り当てられた識別子であり、第2の識別子は、第2の装置によってユニキャスト接続に割り当てられた識別子である。
本願のこの実施形態では、第1の端末装置は、代替的に、ネットワーク装置に第2の能力情報を送信せず、第1の端末装置はユニキャスト接続の設定を決定する。
例えば、第1の端末装置がアイドル状態にある場合、第1の端末装置は、第1の能力情報及び第1の端末装置の能力情報に基づいて設定情報を決定してもよく、設定情報はユニキャスト接続の構成を含む。
第1の端末装置は、設定情報に基づいてユニキャスト接続をさらに設定し得る。
S530:ネットワーク装置は設定情報を送信する。これに対応して、第1の端末装置は設定情報を受信する。
設定情報はユニキャスト接続の設定を含む。
任意で、S530の前に、本方法は、ネットワーク装置により、第1の端末装置の能力情報及び第2の能力情報に基づいて設定情報を決定することをさらに含んでもよく、設定情報はユニキャスト接続の設定を含む。
任意で、第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含み得る。あるいは、第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み得る。
任意で、設定情報は、ユニキャスト接続のベアラ設定、ユニキャスト接続の搬送波設定、ユニキャスト接続の基準信号設定又はユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含み得る。
任意で、設定情報内の基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ得る。
具体的には、基準信号構成は、第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ構成を含んでもよく、第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置を示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、設定情報内の測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられ得る。
具体的には、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含んでもよく、第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
本願のこの実施形態では、第1の端末装置及び第2の端末装置は、基準信号設定及び/又は測定設定に基づいてユニキャスト接続上で測定を行い得る。具体的な測定方法については、図3の方法300を参照されたい。ここでは詳細について再度説明しない。
本願のこの実施形態では、ネットワーク装置は、ユニキャスト接続のための設定を以下の2つの方法で生成する。
方法1:ネットワーク装置は、第1の端末装置のためにのみ設定を生成する。この場合、方法500はS540をさらに含み得る。
この場合、ネットワーク装置は第1の端末装置のためにのみ設定を生成し、第2の端末装置の設定は、ブロードキャスト又は事前設定を介して第2の端末装置によって取得され得るか又は第2の端末装置に接続されたネットワーク装置から第2の端末装置によって取得され得る。
第2の端末装置に接続されるネットワーク装置は、第1の端末装置に接続されるネットワーク装置と同じネットワーク装置であり得るか又は第2の端末装置に接続されるネットワーク装置は、第1の端末装置に接続されるネットワーク装置とは異なるネットワーク装置であり得ることを理解されたい。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
この場合、ネットワーク装置によって生成される設定は、基準信号構成のみを含み得る。
任意で、ネットワーク装置が第1の端末装置にユニキャスト接続の設定を送信した後に、方法500はS540をさらに含む。
S540:第1の端末装置は第4の情報を送信する。これに対応して、ネットワーク装置は第4の情報を受信する。
第4の情報は、ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられ得る。
任意で、ユニキャスト接続の設定が完了した後に、第1の端末装置は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を介して第2の端末装置と通信を行う。
方法2:ネットワーク装置は、ユニキャスト接続の2つの端末装置のために設定を生成する。この場合、方法500は、S531、S532及びS540をさらに含み得る。
この場合、ネットワーク装置はユニキャスト接続の2つの端末装置のために設定を生成する。
第2の端末装置に接続されるネットワーク装置は、第1の端末装置に接続されるネットワーク装置と同じネットワーク装置であり得るか又は第2の端末装置に接続されるネットワーク装置は、第1の端末装置に接続されるネットワーク装置とは異なるネットワーク装置であり得ることを理解されたい。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
この場合、ネットワーク装置によって生成される設定は基準信号設定を含んでもよく、測定設定をさらに含み得る。
任意で、ネットワーク装置が第1の端末装置にユニキャスト接続の設定を送信した後に、方法500はS531、S532及びS540をさらに含み得る。
S531:第1の端末装置が設定情報を送信する。これに対応して、第2の端末装置は、設定情報を受信する。
任意で、設定情報は、第1の端末装置及び第2の端末装置によって共有され得る。
この場合、第1の端末装置は、第1の端末装置が設定情報を実行する場合に第2の端末装置に設定情報を送信し得る。
あるいは、設定情報は2つの部分を含んでもよく、一方の部分が第1の端末装置によって用いられ、他方の部分が第2の端末装置によって用いられる。任意で、設定情報を受信した後に、第1の端末装置は、第1の端末装置のためにネットワーク装置によって生成された設定情報を実行してもよく、第1の端末装置は、第2の端末装置のためにネットワーク装置によって生成された設定情報を第2の端末装置に送信し得る。
S532:第2の端末装置は第5の情報を送信する。これに対応して、第1の端末装置は第5の情報を受信する。
第5の情報は、ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられ得る。
任意で、第2の端末装置は、第2の端末装置が設定情報を受信した後で第1の端末装置によって送信された設定情報を実行し、設定が成功した場合に第1の端末装置に設定完了メッセージを、すなわち第5の情報を送信し得る。
任意で、設定情報を実行できない場合、第2の端末装置は、第1の端末装置に設定が失敗したことを示し得る。例えば、第2の端末装置は第1の端末装置に設定失敗メッセージを送信し得る。設定失敗メッセージは表示情報であり得るか又は他の情報であり得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
任意で、第2の端末装置が接続された状態にある場合、第2の端末装置は、第2の端末装置に接続されたネットワーク装置に第1の端末装置から受信した設定情報をさらに送信し得る。
S540:第1の端末装置は第4の情報を送信する。これに対応して、ネットワーク装置は第4の情報を受信する。
第4の情報はユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられ得る。
任意で、第4の情報は、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方がユニキャスト接続を正常に設定したことを示し得る。
あるいは、第4の情報は、第1の端末装置がユニキャスト接続を正常に設定したことのみを示し得る。任意で、第4の情報は、第2の端末装置の設定結果のみを、すなわち、第2の端末装置が正常にユニキャスト接続を設定したか又はユニキャスト接続の設定に失敗したことを含み得る。
あるいは、第1の端末装置及び第2の端末装置のうちの一方がユニキャスト接続の設定に失敗する限り、第1の端末装置はネットワーク装置に設定失敗表示をフィードバックする。任意で、設定失敗表示は、第1の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したこと及び/又は第2の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したことことをさらに示し得る。
任意で、一方の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗する限り、第1の端末装置はRRC再確立をさらにトリガし得る。任意で、再確立メッセージは、第1の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したこと及び/又は第2の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したことを示し得る。
本願のこの実施形態では、ユニキャスト接続の設定が完了した後、第1の端末装置は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を介して第2の端末装置との通信を行う。
図6は、本願の一実施形態に係る通信方法600の概略フローチャートである。図6に示すように、通信方法600は以下のいくつかの実施を含む。
方法1:第1の端末装置はユニキャスト接続のために用いる能力を決定する。
S610:第2の端末装置は第1の端末装置に第2の端末装置の性能情報を送信する。
第2の端末装置の能力情報は、第2の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第2の端末装置の能力情報は、第2の端末装置の総能力であり得る。
任意で、第2の端末装置の能力情報は1つ以上の候補能力を含み得る。すなわち、第2の端末装置の現在利用可能な能力は1つ以上の候補能力を含み得るか又は第2の端末装置の総能力は1つ以上の候補能力を含み得る。
任意で、候補能力は、第2の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせを含み得る。第2の端末装置は1つ以上の周波数帯域の組み合わせをサポートしてもよく、異なる周波数帯域の組み合わせは、異なる数のサポートされるMIMO層に対応する。
任意で、第2の端末装置の能力情報を受信した後で、第1の端末装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力として、第2の端末装置の能力情報に含まれる1つ以上の候補能力のうちから1つの能力を選択し得る。
例えば、第2の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせは、周波数帯域1及び2、周波数帯域2及び3であり、第1の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせは、周波数帯域1及び4である。この場合、第1の端末装置は、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方が周波数帯域1をサポートしていると判定し、第1の端末装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力として、周波数帯域1及び2を用いり得る。
また、図3の方法300を参照して、第1の端末装置は、ネットワーク装置に、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力を送信し、ネットワーク装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
任意で、第1の端末装置がアイドル状態又は非アクティブ状態にある場合、第1の端末装置はネットワーク装置に、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力を送信する必要はないが、第1の端末装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
方法2:ネットワーク装置はユニキャスト接続のために用いられる能力を決定する。
S620:第2の端末装置は、第1の端末装置に第2の端末装置の性能情報を送信する。
第2の端末装置の能力情報は、第2の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第2の端末装置の能力情報は第2の端末装置の総能力であり得る。
任意で、第2の端末装置の能力情報は1つ以上の候補能力を含む。任意で、候補能力は、第2の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせを含み得る。
S630:第1の端末装置は、ネットワーク装置に第2の端末装置の性能情報を送信する。
任意で、第2の端末装置の能力情報を受信した後で、第1の端末装置は、ネットワーク装置に第2の端末装置の能力情報を直接送信し得る。
また、ネットワーク装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力として、第2の端末装置の能力情報に含まれる1つ以上の候補能力から1つの能力を選択し得る。また、ネットワーク装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力に基づいて、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成し得る。
任意で、図3の方法300を参照して、ネットワーク装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力を、S310及びS320を用いることにより第2の端末装置にさらに送信し得る。
方法3:第2の端末装置は、ユニキャスト接続のために用いられる能力を決定する。
S640:第1の端末装置は、第2の端末装置に第1の端末装置の性能情報を送信する。
第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置の総能力であり得る。
任意で、第1の端末装置の能力情報は1つ以上の候補能力を含む。任意で、候補能力は、第1の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせを含み得る。
任意で、第1の端末装置の能力情報は、周波数帯域の組み合わせのリストを含み得る。例えば、リストは、第1の端末装置の現在利用可能な周波数帯域の組み合わせを含み得るか又はリストは、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた利用可能な周波数帯域の組み合わせを含み得る。
また、第1の端末装置の能力情報を受信した後で、第2の端末装置は、ユニキャスト接続のために第1の端末装置によって用いられる能力として、第1の端末装置の能力情報に含まれる1つ以上の候補能力から1つの能力を選択し得る。
加えて、第2の端末装置は、第1の端末装置の能力情報に基づいて、第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を決定し得る。
S650:第2の端末装置は、第1の端末装置に、第1の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を送信する。
ユニキャスト接続のために第1の端末装置によって用いられる能力は、ユニキャスト接続のために第1の端末装置によって用いられ、第2の端末装置によって決定される能力である。これは、第2の端末装置が、第1の端末装置によって提供される候補能力の候補から第1の端末装置の1つの能力を選択し、第1の端末装置に選択結果を通知することと理解され得る。
任意で、第2の端末装置は、第1の端末装置に、ユニキャスト接続のために用いられる、第2の端末装置によって決定された能力をさらに送信し得る。
また、図3の方法300を参照して、第1の端末装置は、ネットワーク装置に第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を送信し、ネットワーク装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
あるいは、第1の端末装置は、ネットワーク装置に、第1の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力及び第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を送信し、ネットワーク装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
任意で、第1の端末装置がアイドル状態又は非アクティブ状態にある場合、第1の端末装置は、ネットワーク装置に、第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を送信する必要はないが、第1の端末装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
図7~図10を参照して、本願の通信装置を以下で詳細に説明する。
図7は、本願の一実施形態に係る通信装置の概略ブロック図である。図7に示すように、通信装置700は受信ユニット710及び送信ユニット720を含み得る。
可能な設計では、通信装置700は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置に対応し得る。例えば、通信装置700は第1の端末装置であり得るか又は第1の端末装置に配置されるチップであり得る。通信装置700は、図3、図4、図5又は図6の第1の端末装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット710は、ネットワーク装置によって送信される第1の情報を受信するように構成され、第1の情報は、第1のユニキャスト接続の表示情報及び第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
送信ユニット720は、基準信号設定に基づいて、第1の端末装置により、サイドリンク上で第2の端末装置に基準信号を送信するように構成されている。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる設定を含む。
任意で、第1の情報は第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含み、測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられ、送信ユニット720は、第1の端末装置により、第2の端末装置に測定設定を送信するようにさらに構成されている。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、受信ユニット710は、第2の端末装置によって送信される第2の情報を受信するようにさらに構成され、該第2の情報は、第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すのに用いられる。
任意で、送信ユニット720は、ネットワーク装置に第3の情報を送信するようにさらに構成され、第3の情報は、第1の端末装置が設定を正常に完了したことを示すのに用いられる及び/又は第3の情報は、第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる。
任意で、受信ユニット710は、第2の端末装置からの測定結果を受信するようにさらに構成され、該測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することによって第2の端末装置によって得られる結果である。
任意で、送信ユニット720は、ネットワーク装置に第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を送信するようにさらに構成されている。
なお、送信ユニット及び受信ユニットは同一のトランシーバユニットであり得る。トランシーバユニットに加えて、通信装置700は別のユニットをさらに含み得る。これは、本願では限定されない。
本願のこの実施形態に係る通信装置700は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置によって行われる方法に対応してもよく、通信装置700におけるユニット/モジュールの前述の及び他の管理動作及び/又は機能は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置によって行われる方法の対応するステップを実施することを意図したものであるため、前述の方法の実施形態における有益な効果も実施できる。簡潔にするために、詳細についてはここでは説明しない。
通信装置700内の各ユニット/モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実施され得ることをさらに理解すべきである。これは具体的には限定されない。すなわち、通信装置700は機能モジュールの形態で提供される。本明細書における「ユニット」は、特定用途向け集積回路ASIC、回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ、メモリ、集積論理回路及び/又は前述の機能を提供可能な別のコンポーネントであり得る。
前述の解決策における通信装置700は、前述の方法で第1の端末装置によって行われる対応ステップを実施するための機能を有し得る。この機能は、ハードウェアによって実施され得るか又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。例えば、送信ユニットを送信機に置き換えてもよく、受信ユニットを受信機に置き換えてもよく、決定ユニット等の別のユニットをプロセッサに置き換えて、方法の実施形態における送信動作、受信動作及び関連する処理動作をそれぞれ行うようにしてもよい。
本願のこの実施形態では、図7の通信装置は、代替的に、チップ又はチップシステム、例えば、システムオンチップ(system on chip、SoC)であり得る。それに対応して、受信ユニット及び送信ユニットはチップのトランシーバ回路であってもよい。これは、本明細書では限定されない。
図8は、本願の一実施形態に係る通信装置の概略ブロック図である。図8に示すように、通信装置800は、受信ユニット810、処理ユニット820及び送信ユニット830を含み得る。
可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態における第2の端末装置に対応し得る。例えば、通信装置800は第2の端末装置であり得るか又は第2の端末装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6の第2の端末装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット810は、測定設定を取得するように構成され、測定設定は測定を行うために第2の端末装置によって用いられる。
受信ユニット810は、測定設定に基づいて、第1の端末装置によって送信される基準信号をサイドリンク上で受信するようにさらに構成されている。
処理ユニット820は、基準信号に基づいて、第1のユニキャスト接続上で測定を行うように構成され、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
任意で、受信ユニット810は、第1の端末装置によって送信される測定設定を受信するように具体的に構成されている。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、装置は、第1の端末装置に第2の情報を送信するように構成された送信ユニット830をさらに含み、該第2の情報は、第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる。
任意で、送信ユニット830は、第1の端末装置に測定結果を送信するようにさらに構成され、測定結果は第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することによって第2の端末装置によって得られる結果である。
別の可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置に対応し得る。例えば、通信装置800はネットワーク装置であり得るか又はネットワーク装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6のネットワーク装置によって行われるステップを行うことができる。
処理ユニット820は、第1の情報を決定するように構成され、第1の情報は第1のユニキャスト接続の表示情報及び第1のユニキャスト接続の基準情報設定を含み、該基準信号設定は第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、該第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
送信ユニット830は、第1の端末装置に第1の情報を送信するように構成されている。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、第1の情報は第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含み、該測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、装置は、第1の端末装置によって送信される第3の情報を受信するように構成された受信ユニット810をさらに含み、第3の情報は、第1の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる及び/又は第3の情報は、第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる。
任意で、受信ユニット810は、第1の端末装置によって送信される第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより第2の端末装置によって得られた結果である。
別の可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置に対応し得る。例えば、通信装置800は第1の端末装置であり得るか又は第1の端末装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6の第1の端末装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット810は、第2の端末装置から第1の能力情報を受信するように構成され、第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、ユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
送信ユニット830は、ネットワーク装置に第2の能力情報を送信するように構成され、第2の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
受信ユニット810は、ネットワーク装置から設定情報を受信するようにさらに構成され、設定情報はユニキャスト接続の構成を含む。
処理ユニット820は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を介して通信を行うように構成されている。
任意で、第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、送信ユニット830は、第2の端末装置に第3の能力情報を送信するように構成され、第3の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力又は第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
任意で、能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は、ユニキャスト接続のベアラ設定、ユニキャスト接続の搬送波設定、ユニキャスト接続の基準信号設定又はユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は基準信号設定を含み、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、送信ユニット830は、第2の端末装置に基準信号を送信するようにさらに構成される。
任意で、受信ユニット810は、第2の端末装置から第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより第2の端末装置によって得られる結果である。
任意で、送信ユニット830は、ネットワーク装置に第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を送信するようにさらに構成されている。
任意で、送信ユニット830は、ネットワーク装置に第4の情報を送信するようにさらに構成され、第4の情報は、ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられる。
可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置に対応し得る。例えば、通信装置800はネットワーク装置であり得るか又はネットワーク装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6のネットワーク装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット810は、第1の端末装置の性能情報を取得するように構成されている。
さらに、受信ユニット810は、第1の端末装置から第2の能力情報を受信するようさらに構成され、第2の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、ユニキャスト接続は第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
処理ユニット820は、第1の端末装置の能力情報及び第2の能力情報に基づいて設定情報を決定するように構成され、設定情報はユニキャスト接続の設定を含む。
送信ユニット830は、第1の端末装置に設定情報を送信するように構成され、第2の能力情報は、第1の端末装置が設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定した後でユニキャスト接続が有する能力を含み、第1の端末装置の能力情報によって示される能力は、第1の端末装置が設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定した後でユニキャスト接続が有する能力を含む。
任意で、第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続の割り当てられた能力を含む。
任意で、能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は、ユニキャスト接続のベアラ設定、ユニキャスト接続の搬送波設定、ユニキャスト接続の基準信号設定又はユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は、基準信号構成を含み、基準信号構成は、第1の端末装置によって第2の端末装置に基準信号を送信するために使用される。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、受信ユニット810は、第1の端末装置から第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信するように構成され、測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより第2の端末装置によって得られる結果である。
任意で、受信ユニット810は、第1の端末装置から第4の情報を受信するようにさらに構成され、第4の情報は、ユニキャスト接続の構成が完了したことを示すために用いられる。
別の可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置に対応し得る。例えば、通信装置800は第1の端末装置であり得るか又は第1の端末装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6の第1の端末装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット810は、第2の端末装置から第1の能力情報を受信するように構成され、該第1の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、ユニキャスト接続は第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
処理ユニット820は、第1の能力情報及び第1の端末装置の能力情報に基づいて設定情報を決定するように構成され、設定情報はユニキャスト接続の設定を含む。
処理ユニット820は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定するように構成され、第2の能力情報は、第1の端末装置が設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定した後でユニキャスト接続が有する能力を含み、第1の能力は、第1の端末装置が設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定した後でユニキャスト接続が有する能力を含む。
任意で、第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
任意で、第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、装置は、第1の端末装置が第2の端末装置から第1の能力情報を受信する前に、第1の端末装置により、第2の端末装置に第1の端末装置の能力情報を送信するように構成された送信ユニット830をさらに含む。
任意で、能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は、ユニキャスト接続のベアラ設定、ユニキャスト接続の搬送波設定、ユニキャスト接続の基準信号設定又はユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、送信ユニット830は、第2の端末装置に基準信号を送信するようにさらに構成されている。
任意で、受信ユニット810は、第2の端末装置から第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより第2の端末装置によって得られる結果である。
なお、受信ユニット810及び送信ユニット830は同じトランシーバユニットであり得る。受信ユニット810、処理ユニット820及び送信ユニット830に加えて、通信装置800は別のユニットをさらに含み得る。これは、本願では限定されない。
通信装置800内の各ユニット/モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実施され得ることをさらに理解すべきである。これは具体的には限定されない。すなわち、通信装置800は機能モジュールの形態で提供される。本明細書における「ユニット」は、特定用途向け集積回路ASIC、回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ、メモリ、集積論理回路及び/又は前述の機能を提供可能な別のコンポーネントであり得る。
前述の解決策における通信装置800は、前述の方法でネットワーク装置によって行われる対応ステップを実施するための機能を有し得る。この機能は、ハードウェアによって実施され得るか又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。例えば、送信ユニットを送信機に置き換えてもよく、受信ユニットを受信機に置き換えてもよく、決定ユニット等の別のユニットをプロセッサに置き換えて、方法の実施形態における送信動作、受信動作及び関連する処理動作をそれぞれ行うようにしてもよい。
本願のこの実施形態では、図8の通信装置は、代替的に、チップ又はチップシステム、例えば、システムオンチップ(system on chip、SoC)であり得る。それに対応して、受信ユニット及び送信ユニットはチップのトランシーバ回路であってもよい。これは、本明細書では限定されない。
図9は、本願の一実施形態に係る通信装置900の概略構造図である。例えば、通信装置900は、端末装置、例えば、第1の端末装置又は第2の端末装置であってもよく、図1に示すシステムに適用されて、前述の方法の実施形態における第1の端末装置又は第2の端末装置の機能を行う。通信装置は、代替的に、端末装置内のチップ、車載通信端末、車載通信チップ等であり得る。
図に示すように、通信装置900はプロセッサ910及びトランシーバ920を含む。任意で、通信装置900はメモリ930をさらに含み得る。プロセッサ910、トランシーバ920及びメモリ930は、制御及び/又はデータ信号を転送するために内部接続経路を用いることにより互いに通信し得る。メモリ930はコンピュータプログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ910はメモリ930からコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行してトランシーバ920を制御して信号を送受信するように構成されている。任意で、通信装置900は、トランシーバ920によって出力されるアップリンクデータ又はアップリンク制御信号を無線信号を用いて送信するように構成されたアンテナ940をさらに含み得る。
プロセッサ910及びメモリ930は1つの処理装置に統合されてもよい。プロセッサ910は、前述の機能を実施するために、メモリ930に記憶されたプログラムコードを実行するように構成されている。特定の実施の間、メモリ930は、代替的に、プロセッサ910と統合され得るか又はプロセッサ910から独立していてもよい。プロセッサ910は、通信装置800の処理ユニットに対応し得る。
トランシーバ920は、図7の受信ユニット710及び送信ユニット720、図8の受信ユニット810及び送信ユニット830に対応してもよく、通信ユニットとも呼ばれ得る。トランシーバ920は、レシーバ(又は受信機若しくは受信回路と呼ばれる)及びトランスミッタ(又は送信器若しくは送信回路と呼ばれる)を含み得る。レシーバは信号を受信するように構成され、トランスミッタは信号を送信するように構成されている。
図9に示す通信装置900は、図3、図4、図5及び図6に示す方法の実施形態における第1の端末装置又は第2の端末装置に関するプロセスを実施できることを理解されたい。通信装置900内のモジュールの動作及び/又は機能は、前述の方法の実施形態における対応する手順をそれぞれ実施するためのものである。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。繰り返しを避けるために、ここでは詳細な説明を適切に省略する。
プロセッサ910は、第1の端末装置内または第2の端末装置内に実装され、前述の方法の実施形態に記載されるアクションを実行するように構成されてもよく、送受信機920は、ネットワーク装置からの受信またはネットワーク装置への送信のアクションを実行するように構成されてもよく、第1の端末装置によって実行され、前述の方法の実施形態に記載されるアクションを実行するように構成されてもよい。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意で、通信装置900は、端末装置内の様々なコンポーネント又は回路に電力を供給するように構成された電源950をさらに含み得る。
加えて、端末装置の機能をより完全にするために、通信装置900は、入力ユニット960、表示ユニット970、音声回路980、カメラ990、センサ901等のうちの1つ以上をさらに含んでもよく、音声回路はスピーカ982、マイク984等をさらに含み得る。
なお、通信装置900は、代替的に、前述の実施のいずれか1つの第2の端末装置のステップ又は機能を実施するために、前述の方法の実施形態のうちのいずれか1つにおける第2の端末装置であってもよい。
図10は、本願の一実施形態に係る通信装置1000の概略構造図であり、例えば、ネットワーク装置の概略構造図であり得る。ネットワーク装置1000は、図1に示すシステムに適用して、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置の機能を実行してもよい。
図に示すように、例えば、ネットワーク装置1000は1つ以上の無線周波数ユニット、例えば、遠隔無線ユニット(remote radio unit、RRU)1010及び1つ以上のベースバンドユニット(base
band unit、BBU)(デジタルユニット(digital unit、DU)とも呼ばれ得る)1020を含み得る。RRU1010は通信ユニット又はトランシーバユニットとも呼ばれ、図7の受信ユニット710及び送信ユニット720又は図8の受信ユニット810及び送信ユニット830に対応する。任意で、トランシーバユニット1010はトランシーバマシン、トランシーバ回路、トランシーバ等とも呼ばれ、少なくとも1つのアンテナ1011及び無線周波数ユニット1012を含み得る。
任意で、トランシーバユニット1010は受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。受信ユニットはレシーバ(又は受信機若しくは受信回路と呼ばれる)に対応し、送信ユニットはトランスミッタ(又は送信機若しくは送信回路と呼ばれる)に対応し得る。別の例では、トランシーバユニット1010は同じモジュールを用いることにより、例えばトランシーバ回路モジュールを用いることにより実施され得る。RRU1010は、主に、無線周波数信号を送受信し、無線周波数信号とベースバンド信号との変換を行うように構成され、例えば、第1の情報を端末装置に送信するように構成されている。BBU1020は、主に、ベースバンド処理を行い、ネットワーク装置を制御するように構成されている。RRU1010及びBBU1020は物理的に一緒に配置され得るか又は物理的に別々に配置され得る、具体的には分散基地局であり得る。
BBU1020は、ネットワーク装置の制御部であってもよく、処理ユニットとも呼ばれ、通信装置600に含まれる処理ユニットに対応し、チャネル符号化、多重化、変調及びスペクトル拡散等のベースバンド処理機能を完了するように主に構成されている。例えば、BBU(処理ユニット)は、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置に関連する動作手順を行うために、例えば、前述の設定情報を送信するために基地局を制御するように構成され得る。
1つの例では、BBU1020は1つ以上の基板を含んでもよく、複数の基板は、単一のアクセス規格の無線アクセスネットワーク(例えば、LTEネットワーク)を共同でサポートし得るか又は異なるアクセス規格の無線アクセスネットワーク(例えば、LTEネットワーク、5Gネットワーク及び別のネットワーク)を別々にサポートし得る。BBU1020はメモリ1021及びプロセッサ1022をさらに含む。メモリ1021は、必要な命令及び必要なデータを記憶するように構成されている。プロセッサ1022は、必要な動作を行うためにネットワーク装置を制御するように構成され、例えば前述の方法の実施形態のネットワーク装置に関する動作手順を行うためにネットワーク装置を制御するように構成されている。メモリ1021及びプロセッサ1022は1つ以上の基板に仕え得る。すなわち、メモリ及びプロセッサは各基板上に配置され得る。あるいは、複数の基板は同じメモリ及び同じプロセッサを共有し得る。加えて、必要な回路が各基板にさらに配置され得る。
図10に示す通信装置1000は、図3、図4、図5及び図6に示す方法の実施形態におけるネットワーク装置に関するプロセスを実施できることを理解されたい。ネットワーク装置1000内のモジュールの動作及び/又は機能は、前述の方法の実施形態における対応する手順をそれぞれ実施するためのものである。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。繰り返しを避けるために、ここでは詳細な説明を適切に省略する。
BBU1020は、ネットワーク装置内に実施され、前述の方法の実施形態で説明した動作を行うように構成されてもよく、RRU1010は、ネットワーク装置によって行われ、前述の方法の実施形態で説明した、端末装置への送信及び端末装置からの受信の動作を行うように構成され得る。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。詳細については、ここでは再度説明しない。
本願の一実施形態は、プロセッサ及びインターフェイスを含む処理装置をさらに提供する。プロセッサは、前述の方法の実施形態のいずれかの方法を行うように構成されている。
本願のこの実施形態のプロセッサは、中央処理装置(central processing unit、CPU)であり得るか又はプロセッサは、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific
integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field
programmable gate array、FPGA)又は別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネント等であり得ることを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか又はプロセッサは任意の従来のプロセッサ等であり得る。
本願のこの実施形態のメモリは、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリであり得るか又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含み得ることをさらに理解されたい。不揮発性メモリはリードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(programmable
ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)又はフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってもよく、外部キャッシュとして用いられる。例示的であるが限定的ではない説明を通して、多くの形態のランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic
random access memory、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(syncronous
DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data
rate synchronous DRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced
SDRAM、ESD RAM)、シンクリンクダイナミックアクセスメモリ(synchlink DRAM、SL DRAM)及びダイレクトランバスダイナミックランアクセスメモリ(direct rambus
RAM、DR RAM)が用いられ得る。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせによって実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアが用いられる場合、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全に又は部分的に実施され得る。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令又はコンピュータプログラムを含む。プログラム命令又はコンピュータプログラムがコンピュータ上にロードされて実行された場合、本願の実施形態に係る手順又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能な装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され得るか又は1つのコンピュータ読み取り可能記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから、有線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに送信され得る。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得るか又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンター等のデータ記憶装置であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)又は半導体媒体であり得る。半導体媒体はソリッドステートドライブであり得る。
本明細書の「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトを説明するための関連関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する場合、A及びBの双方が存在する場合、Bのみが存在する場合の3つの場合を表す。A及びBは単数又は複数であり得る。加えて、本明細書の「/」という記号は、関連するオブジェクト間の「又は」の関係を概して表すが、代替的に「及び/又は」の関係を表し得る。詳細については、前述及び下記の説明を理解のために参照されたい。
本願では、「少なくとも1つ」とは1つ以上を意味し、「複数」とは2つ以上を意味する。「以下のアイテム(ピース)の少なくとも1つ」又はこれに類する表現は、アイテムの任意の組み合せを意味し、1つのアイテム(ピース)又は複数のアイテム(ピース)の任意の組み合せを含む。例えば、a、b又はcの少なくとも1つ(ピース)は、a、b、c、a-b、a-c、b-c又はa-b-cを表してもよく、a、b及びcは単数又は複数であり得る。
前述のプロセスのシーケンス番号は、本願の様々な実施形態における実行シーケンスを意味しないことを理解されたい。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能及び内部論理に基づいて決定されるべきであり、本願の実施形態の実施プロセスに対する限定と解釈すべきではない。
当業者は、本明細書で開示した実施形態を参照して説明した例におけるユニット及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせによって実施できることを認識するであろう。機能がハードウェア又はソフトウェアによって行われるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約条件に依存する。当業者であれば、各特定の用途のために説明した機能を実施するために異なる方法を用いり得るが、その実施は本願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
当業者であれば、前述のシステム、装置及びユニットの特定の作業手順については、説明の便宜上及び簡潔さのために、前述の方法の実施形態における対応する手順を参照すべきことを明確に理解するであろう。詳細については、ここでは再度説明しない。
本願に提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は他の方法で実施され得ることを理解すべきである。例えば、説明した装置の実施形態は例にすぎない。例えば、ユニットへの分割は論理的な機能分割にすぎず、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされるか又は統合されてもよく又は一部の特徴は無視されるか若しくは実行されないこともある。加えて、表示又は説明した相互連結又は直接連結又は通信接続は一部のインターフェイスを用いることによって実施され得る。装置又はユニット間の間接的な連結又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形態で実施され得る。
別個の部品として説明したユニットは物理的に分離されていても、されていなくてもよく、ユニットとして表示した部品は物理的ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に位置し得るか又は複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部又は全ては、実施形態の解決策の目的を実現するために実際の要件に基づいて選択され得る。
加えて、本願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合され得るか又はユニットのそれぞれは物理的に単独で存在し得るか又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合、これらの機能はコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策は、本質的に、先行技術に寄与する部分又は技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施され得る。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置であり得る)に、本願の実施形態で説明した方法のステップの全て又は一部を行うように指示するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random
access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な任意の媒体を含む。
前述の説明は本願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を制限することを意図していない。本願に開示された技術的範囲内で当業者が容易に理解することができる変更又は代替は、本願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
本願は、2019年3月29日に中国特許庁に出願された「通信方法及び通信装置」と題する中国特許出願第201910253437.9号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本願に組み込まれる。
本願は通信の分野に関し、より具体的には通信方法及び通信装置に関する。
車両のインターネット(internet of vehicles、IoV)はモノのインターネットシステムにおける重要な分野のうちの1つである。通信技術が発展するにつれて、新無線(new radio、NR)技術では、V2X(vechile to everything)は、例えばブロードキャスト伝送、ユニキャスト伝送又はマルチキャスト伝送等のより多くの通信タイプをサポートすることができる。ユニキャスト伝送では、2つのユーザ装置(user equipment、UE)間のユニキャスト接続のチャネル品質等がユニキャスト接続の信頼性に影響を与え、その結果、システムの通信品質又は効率に影響を与え得る。
したがって、V2Xにおけるユニキャスト接続の信頼性をどのように改善するかは、解決されるべき緊急の課題となる。
本願は、V2Xにおいてユニキャスト接続の測定報告を実施するための通信方法及び通信装置を提供する。
第1の態様によれば通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、ネットワーク装置によって送信される第1の情報を受信することであって、該第1の情報は、第1のユニキャスト接続の表示情報及び第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、該基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられ、該第1のユニキャスト接続は、前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、前記基準信号設定に基づいて、前記第2の端末装置に基準信号をサイドリンク上で送信することと、を含む。
本願の実施形態の通信方法によれば、ネットワーク装置によって送信される第1の情報は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続であり、第1の端末装置は、基準信号設定に基づいて、第2の端末装置に基準信号をサイドリンク上で送信し得る。このように、V2Xにおけるユニキャスト接続の測定報告を実施できるため、ユニキャスト接続の信頼性を改善するのに役立つ。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられる設定を含む。
任意で、前記第1の情報は前記第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含み、該測定設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられ、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記測定設定を送信することをさらに含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置によって送信される第2の情報を受信することであって、該第2の情報は、前記第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すのに用いられる、こと、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置に第3の情報を送信することであって、該第3の情報は、前記第1の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる及び/又は該第3の情報は、前記第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる、ことをさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置からの測定結果を受信することであって、該測定結果は、前記第1のユニキャスト接続上の前記基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、こと、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置に前記第1のユニキャスト接続の測定結果及び指示情報を送信することをさらに含む。
第2の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第2の端末装置により、測定設定を取得することであって、該測定設定は測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられる、ことと、前記第2の端末装置により、前記測定設定に基づいて、第1の端末装置によって送信される基準信号をサイドリンク上で受信することと、前記第2の端末装置により、前記基準信号に基づいて、第1のユニキャスト接続上で測定を行うことであって、該第1のユニキャスト接続は、前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによって前記サイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第2の端末装置は測定設定を取得し、測定設定に基づいて第1の端末装置によって送信される基準信号をサイドリンク上で受信し、第1のユニキャスト接続上で測定を行う。このように、V2Xにおけるユニキャスト接続の測定報告を実施することができるため、ユニキャスト接続の信頼性を改善するのに役立つ。
任意で、前記第2の端末装置により、測定設定を取得することは、前記第2の端末装置により、前記第1の端末装置によって送信される前記測定設定を受信すること、を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、前記第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第2の端末装置により、前記第1の端末装置に第2の情報を送信することであって、該第2の情報は、前記第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる、こと、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第2の端末装置により、前記第1の端末装置に測定結果を送信することであって、該測定結果は、前記第1のユニキャスト接続上の前記基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、こと、をさらに含む。
第3の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、ネットワーク装置により、第1の情報を生成することであって、該第1の情報は第1のユニキャスト接続の表示情報及び第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、該基準信号設定は第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、該第1のユニキャスト接続は、該第1の端末装置と、該第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置に前記第1の情報を送信することと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、ネットワーク装置は第1の情報を決定又は生成し、第1の端末装置に第1の情報を送信する。第1の情報は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。このように、V2Xにおけるユニキャスト接続の測定報告を実施することができるため、ユニキャスト接続の信頼性を改善するのに役立つ。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記第1の情報は前記第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含み、該測定設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置によって送信される第3の情報を受信することであって、該第3の情報は、前記第1の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる及び/又は該第3の情報は、前記第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる、ことをさらに含む。
任意で、前記方法は、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置によって送信される、前記第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、ことをさらに含む。
第4の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することであって、該第1の能力情報は前記第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は該第1の能力情報は、前記第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、ネットワーク装置に第2の能力情報を送信することであって、該第2の能力情報は前記第2の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む、ことと、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置から設定情報を受信することであって、該設定情報は前記ユニキャスト接続の設定を含む、ことと、前記第1の端末装置により、前記設定情報に基づいて、前記ユニキャスト接続を介して通信を行うことと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第1の端末装置はネットワーク装置に第2の能力情報を送信し、第2の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、第1の端末装置はネットワーク装置から設定情報を受信し、設定情報はユニキャスト接続の構成を含み、第1の端末装置は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を介して通信を行う。これにより、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に対して情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の能力情報は、前記第2の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、前記第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することの前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に第3の能力情報を送信することであって、該第3の能力情報は前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当て可能な能力又は前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む、こと、をさらに含む。
任意で、前記第3の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記第2の端末装置に送信される能力クエリ情報内で運ばれる。
任意で、前記能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は、前記ユニキャスト接続のベアラ設定、前記ユニキャスト接続の搬送波設定、前記ユニキャスト接続の基準信号設定又は前記ユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は前記基準信号設定を含み、前記基準信号設定は、前記第2の端末装置に基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられる。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信すること、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置から前記ユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記ユニキャスト接続上の前記基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、こと、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置により前記ユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を送信することを含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置に第4の情報を送信することであって、該第4の情報は、前記ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられる、ことをさらに含む。
第5の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、ネットワーク装置により、第1の端末装置の能力情報を取得することと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置から第2の能力情報を受信することであって、該第2の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置の能力情報及び前記第2の能力情報に基づいて設定情報を決定することであって、該設定情報は前記ユニキャスト接続の設定を含む、ことと、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置に前記設定情報を送信することであって、前記第2の能力情報は、前記第1の端末装置が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含み、前記第1の端末装置の能力情報によって示される能力は、前記第1の端末が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含む、ことと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、ネットワーク装置は、第1の端末装置から第2の能力情報を受信し、第2の機能情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、ネットワーク装置は、第1の端末装置の能力情報及び第2の能力情報に基づいて設定情報を決定する。これにより、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に対して情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
任意で、前記能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は、前記ユニキャスト接続のベアラ設定、前記ユニキャスト接続の搬送波設定、前記ユニキャスト接続の基準信号設定又は前記ユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は前記基準信号設定を含み、前記基準信号設定は、前記第2の端末装置に基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられる。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置から前記ユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記ユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより前記第2の端末装置によって得られる結果である、ことをさらに含む。
任意で、前記方法は、前記ネットワーク装置により、前記第1の端末装置から第4の情報を受信することであって、該第4の情報は、前記ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられる、ことをさらに含む。
第6の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することであって、該第1の能力情報は前記第2の端末装置によりユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は該第1の能力情報は前記第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、前記第1の能力情報及び前記第1の端末装置の能力情報に基づいて設定情報を決定することであって、該設定情報は前記ユニキャスト接続の設定を含む、ことと、前記第1の端末装置により、前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定することであって、前記第1の能力情報は、前記第1の端末装置が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含み、前記第1の能力情報は、前記第1の端末装置が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含む、ことと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第1の端末装置は、第2の端末装置から第1の能力情報を受信し、該第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、第1の端末装置は、第1の能力情報及び第1の端末装置の能力情報に基づいて設定情報を決定する。これにより、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に対して情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
任意で、前記第1の能力情報は、前記第2の端末装置によって前記ユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信する前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記第1の端末装置の能力情報を送信することをさらに含む。
任意で、前記能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は、前記ユニキャスト接続のベアラ設定、前記ユニキャスト接続の搬送波設定、前記ユニキャスト接続の基準信号設定又は前記ユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信することをさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置から前記ユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記ユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより前記第2の端末装置によって得られる結果である、ことをさらに含む。
第7の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することであって、該第1の能力情報は前記第2の端末装置の現在利用可能な能力を含み、該第1の能力情報は前記第2の端末装置の総能力を含むか又は該第1の能力情報は、ユニキャスト接続のために前記第2の端末装置によって用いられる能力を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を介して通信を行うことであって、該設定情報は前記ユニキャスト接続の設定を含む、ことと、を含む。
任意で、前記第1の端末装置により、設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を介して通信を行うことの前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第1の能力情報に基づいて前記設定情報を決定すること、をさらに含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第1の端末装置は第2の端末装置から第1の能力情報を受信し、該第1の能力情報は第2の端末装置の現在利用可能な能力を含み、該第1の能力情報は第2の端末装置の総能力を含むか又は該第1の能力情報は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力を含み、、第1の端末装置は、第1の能力情報に基づいて設定情報を決定する。これにより、第2の端末装置に対して設定情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の端末装置により、前記第1の能力情報に基づいて前記設定情報を決定することは、前記第1の端末装置により、前記第1の能力情報及び前記第1の端末装置の能力情報に基づいて前記設定情報を決定すること、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第1の端末装置は、第1の能力情報及び第1の端末装置の能力情報に基づいて前記設定情報を決定する。これにより、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に対して情報が有効となることを確実にすることができる。
任意で、前記第1の端末装置により、設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を介して通信を行うことは、前記第1の端末装置により、前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定することであって、前記第1の端末装置の能力情報によって示される能力は、前記第1の端末装置が前記設定情報に基づいて前記ユニキャスト接続を設定した後で前記ユニキャスト接続が有する能力を含む、ことと、前記第1の端末装置により、前記ユニキャスト接続を介した通信を行うことと、をさらに含む。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置の現在利用可能な能力を含み、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置の総能力を含むか又は前記第1の端末装置の能力情報は、前記ユニキャスト接続のために前記第1の端末装置によって用いられる能力を含む。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報によって示される能力は、前記ユニキャスト接続のために前記第2の端末装置によって用いられる能力であり、前記第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信することの前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記第1の端末装置の能力情報を送信すること、さらに含む。
任意で、前記第1の端末装置の能力情報は、前記第1の端末装置によって前記第2の端末装置に送信される能力クエリ情報内で運ばれる。
任意で、前記能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記設定情報は、前記ユニキャスト接続のベアラ設定、前記ユニキャスト接続の搬送波設定、前記ユニキャスト接続の基準信号設定又は前記ユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、前記基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、前記第2の端末装置に基準信号を送信するよう前記第1の端末装置に示すために用いられ、前記第1のパラメータ設定は、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信するために前記第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、前記測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう前記第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために前記第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、前記第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、前記第3のパラメータ設定は、前記基準信号を受信するために前記第2の端末装置によって用いられる。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置に前記基準信号を送信すること、をさらに含む。
前記方法は、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置から前記第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信することであって、該測定結果は、前記第1のユニキャスト接続上の前記基準信号を測定することによって前記第2の端末装置によって得られる結果である、こと、をさらに含む。
第8の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置に設定情報を送信することであって、該設定情報はユニキャスト接続の設定を含み、該ユニキャスト接続は前記第1の端末装置と、前記第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である、ことと、前記第1の端末装置により、前記第2の端末装置によって送信される設定失敗メッセージを受信することと、を含む。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、ユニキャスト接続の設定に失敗した場合、第2の端末装置は第1の端末装置に設定失敗メッセージを直接送信する。これにより、ユニキャスト接続の設定効率を改善できる。
任意で、前記第1の端末装置により、第2の端末装置に設定情報を送信することの前に、前記方法は、前記第1の端末装置により、ネットワーク装置によって送信される前記設定情報を受信すること、をさらに含む。
任意で、前記方法は、前記第1の端末装置により、前記ネットワーク装置に設定失敗表示情報を送信することであって、該設定失敗表示情報は、前記第2の端末装置が前記ユニキャスト接続の設定に失敗したことを示すために用いられる。
本願のこの実施形態における通信方法によれば、第2の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗した場合、第1の端末装置はネットワーク装置に設定失敗表示情報を送信するため、ネットワーク装置は、第2の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したことを直接知ることができる。これにより、ユニキャスト接続の設定効率を改善できる。
第9の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサはメモリに連結され、メモリ内の命令を実行して、前述の態様及び前述の態様の可能な実施のいずれか1つの方法を実施するように構成され得る。
任意で、前記通信装置は通信インターフェイスをさらに含み、プロセッサは該通信インターフェイスに連結される。
一実施では、前記通信装置は第1の端末装置である。前記通信装置が第1の端末装置である場合、通信インターフェイスはトランシーバ又は入出力インターフェイスであり得る。
別の実施では、通信装置は第1の端末装置内に配置されるチップである。前記通信装置が第1の端末装置内に配置されるチップの場合、前記通信インターフェイスは、チップの入出力インターフェイスであり得る。
任意で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意で、入出力インターフェイスは入出力回路であり得る。
別の実施では、前記通信装置は、代替的に、前述の実施のいずれか1つにおける第1の端末装置のステップ又は機能を実施するために、前述の実施のいずれか1つにおける第1の端末装置であり得る。
一実施では、前記通信装置は第2の端末装置である。前記通信装置が第2の端末装置の場合、通信インターフェイスはトランシーバ又は入出力インターフェイスであり得る。
別の実施では、前記通信装置は第2の端末装置内に配置されるチップである。前記通信装置が第2の端末装置内に配置されるチップの場合、前記通信インターフェイスはチップの入出力インターフェイスであり得る。
任意で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意で、入出力インターフェイスは入出力回路であり得る。
別の実施では、通信装置は、代替的に、前述の実施のいずれか1つにおける第2の端末装置のステップ又は機能を実施するために、前述の実施のいずれか1つにおける第2の端末装置であり得る。
別の実施では、前記通信装置はネットワーク装置である。前記通信装置がネットワーク装置の場合、通信インターフェイスはトランシーバ又は入出力インターフェイスであり得る。
別の実施では、前記通信装置はネットワーク装置内に配置されるチップである。前記通信装置がネットワーク装置内に配置されるチップの場合、通信インターフェイスはチップの入出力インターフェイスであり得る。
任意で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意で、入出力インターフェイスは入出力回路であり得る。
別の実施では、前記通信装置は、代替的に、前述の実施のいずれか1つにおけるネットワーク装置のステップ又は機能を実施するために、前述の実施のいずれか1つにおけるネットワーク装置であり得る。
例えば、前記通信装置は受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。例えば、送信ユニットは送信機であってもよく、受信ユニットは受信機であってもよい。別の実施では、例えば、本願の通信装置における送信ユニット及び受信ユニットは、同じモジュールによって実施されてもよい。例えば、送信ユニット及び受信ユニットの機能を実施するためにトランシーバ回路モジュールが用いられる。前記通信装置は処理ユニットをさらに含み得る。処理ユニットはプロセッサであり得る。前記通信装置は記憶ユニットをさらに含み得る。記憶ユニットはメモリであり得る。記憶ユニットは命令を記憶するように構成され、処理ユニットは記憶ユニットに記憶された命令を実行して、前記通信装置が前述の態様及び前述の態様の任意の実施のいずれか1つの方法を行うことができるようにする。処理ユニットが通信装置内のチップの場合、処理ユニットはプロセッサであってもよく、受信ユニット/送信ユニットは入出力インターフェイス、ピン、回路等であり得る。処理ユニットは、記憶ユニットに記憶された命令を実行して、前記通信装置が前述の態様及び前述の態様の任意の実施のいずれか1つの方法を行うことができるようにする。記憶ユニットは、チップ内の記憶ユニット(例えば、レジスタ又はキャッシュ)であってもいいし、通信装置内にあり、チップの外に位置する記憶ユニット(例えば、読み出し専用メモリ又はランダムアクセスメモリ)であってもよい。
第10の態様によれば、プロセッサが提供される。プロセッサは、入力回路、出力回路及び処理回路を含む。処理回路は、入力回路を用いて信号を受信し、出力回路を用いて信号を送信して、プロセッサが任意の態様又は任意の態様の可能な任意の可能な実施の方法を行うことができるようにするよう構成されている。
特定の実施プロセスでは、プロセッサはチップであってもよく、入力回路は入力ピンであってもよく、出力回路は出力ピンであってもよく、処理回路はトランジスタ、ゲート回路、フリップフロップ、様々な論理回路等であってもよい。入力回路によって受信される入力信号は、例えば、限定されたないが、受信機によって受信及び入力されてもよく、出力回路によって出力される信号は、例えば、限定されないが、送信機によって出力及び送信されてもよく、入力回路及び出力回路は同じ回路であってもよく、この回路は、異なる時点で入力回路及び出力回路として用いられ得る。本願のこの実施形態では、プロセッサ及び様々な回路の特定の実施は限定されない。
第11の態様によれば、処理装置が提供される。処理装置はプロセッサを含み、メモリをさらに含み得る。プロセッサは、メモリに記憶された命令を読み出し、受信機を用いることにより信号を受信し、送信機を用いることにより信号を送信して、任意の態様又は任意の態様の任意の可能な実施の方法を行うように構成されている。
任意で、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリが存在する。
任意で、メモリはプロセッサと一体化されてもよいし、メモリ及びプロセッサは別々に配置される。
特定の実施プロセスでは、メモリは非一時(non-transitory)メモリ、例えば、読み出し専用メモリ(read-only
memory、ROM)であり得る。メモリ及びプロセッサは、同じチップ上に集積化されてもいいし、異なるチップ上に別々に配置されてもよい。メモリの種類、メモリ及びプロセッサを配置する方法は本願のこの実施形態では限定されない。
第11の態様の処理装置はチップであり得る。プロセッサは、ハードウェアを用いることにより実施されてもいいし、ソフトウェアを用いることにより実施されてもよい。プロセッサがハードウェアを用いることにより実施される場合、プロセッサは論理回路、集積回路等であり得る。プロセッサがソフトウェアを用いることにより実施される場合、プロセッサは汎用プロセッサであってもよく、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み出すことによって実施される。メモリはプロセッサに統合されてもよいし、プロセッサの外で独立して存在してもよい。
第12の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれ得る)を含む。コンピュータプログラムが実行された場合、コンピュータは、任意の態様又は任意の態様の任意の可能な実施の方法を行うことができる。
第13の態様によれば、コンピュータ読み取り可能媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータプログラム(コード又は命令とも呼ばれ得る)を記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、任意の態様又は任意の態様の任意の可能な実施の方法を行うことができる。
第14の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、前述のネットワーク装置、前述の第1の端末装置及び前述の第2の端末装置のうちの1つ以上を含む。
図1は、本願の一実施形態に係る適用シナリオの概略図である。
図2は、従来技術におけるV2Xサービスの概略図である。
図3は、本願の一実施形態に係る通信方法の概略図である。
図4は、本願の別の実施形態に係る通信方法の概略図である。
図5は、本願のさらに別の実施形態に係る通信方法の概略図である。
図6は、本願のさらに別の実施形態に係る通信方法の概略図である。
図7は、本願の一実施形態に係る通信装置の概略構造図である。
図8は、本願の一実施形態に係る通信装置の別の概略構造図である。
図9は、本願の一実施形態に係る通信装置のさらに別の概略構造図である。
図10は、本願の一実施形態に係る通信装置のさらに別の概略構造図である。
添付の図面を参照しながら本願の技術的解決策を以下で説明する。
本願の技術的解決策は、例えば、グローバルシステムフォモバイルコミュニケーション(global system for mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システム、一般パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(freqUEncy division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time
division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(universal
mobile telecommunication system、UMTS)、ワールドワイドインターオペラビリティフォマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム及び将来の第5世代(5th genration、5G)システム又は新無線(new
radio、NR)システムに適用され得る。
本願の実施形態における端末装置は、ユーザ装置、アクセス端末、加入者装置、加入者局、移動局、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ機器であり得る。あるいは、端末装置は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(persoal
digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルド装置、コンピュータ装置、無線モデムに接続された別の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワークにおける端末装置、将来の発展型公衆陸上移動通信ネットワーク(public land mobile network)における端末装置等であり得る。これは、本願の実施形態で限定されない。
本願の実施形態におけるネットワーク装置は、端末装置と通信するように構成された装置であり得る。ネットワーク装置は、グローバルシステムフォモバイルコミュニケーション(global system for mobile communication、GSM)システム又は符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システムにおけるベーストランシーバ局(base transceiver station、BTS)であり得るか又は広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システムにおけるノードB(NodeB、NB)であり得るか又はLTEシステムにおけるエボルブドノードB(evolved
NodeB、eNB又はeNodeB)であり得るか又はクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio
access network、CRAN)のシナリオにおける無線コントローラであり得る。あるいは、ネットワーク装置は、中継ノード、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置、将来の発展型PLMNネットワークにおけるネットワーク装置等であり得る。これは、本願の実施形態では限定されない。
本願の実施形態では、端末装置又はネットワーク装置は、ハードウェア層、ハードウェア層上で動作するオペレーティングシステム層及びオペレーティングシステム層上で動作するアプリケーション層を含む。ハードウェア層は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、メモリ管理装置(memory
management unit、MMU)及びメモリ(メインメモリとも呼ばれる)等のハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(process)を用いることによりサービス処理を実施する1つ以上のコンピュータオペレーティングシステム、例えばLinuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム又はWindowsオペレーティングシステムであり得る。アプリケーション層は、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセッシングソフトウェア及びインスタントメッセージングソフトウェア等のアプリケーションを含む。加えて、本願の実施形態で提供される方法の実行体の特定の構造は、本願の実施形態で提供される方法のコードを記録するプログラムが、本願の実施形態で提供される方法に従って通信を行うために実行され得る限り、本願の実施形態では特に限定されない。例えば、本願の実施形態で提供される方法の実行体は、端末装置若しくはネットワーク装置又は端末装置若しくはネットワーク装置でプログラムを呼び出し実行可能な機能モジュールであり得る。
さらに、本出願の態様又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技術を使用する方法、装置又は製品として実施され得る。本願で用いる「製品」という用語は、任意のコンピュータ読み取り可能コンポーネント、キャリア又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含する。例えば、コンピュータ読み取り可能媒体は、限定されないが、磁気記憶コンポーネント(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク又は磁気テープ)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(compact disc、CD)又はデジタル多用途ディスク(digital
versatile disc、DVD))、スマートカード及びフラッシュメモリコンポーネント(例えば、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、カード、スティック又はキードライブ)を含み得る。加えて、本明細書に記載の様々な記憶媒体は、情報を記憶するように構成された1つ以上の装置及び/又は他の機械読み取り可能媒体を表し得る。「機械読み取り可能媒体」という用語は、限定されないが、無線チャネル、命令及び/又はデータを記憶し、格納し及び/又は運ぶことが可能な様々な他の媒体を含み得る。
本願の実施形態は、モノのインターネットシステム、例えば、車車間/路車間(vehicle to everything、V2X)システムに適用され得る。V2Xは、車両に搭載されたセンサや車載端末等を用いることにより車両情報を提供し、様々な通信技術を通じて車車間通信、歩車間通信、路車間通信を実施する。
図1は、本願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャの例示の図である。図1に示すように、通信システムは、V2Xアプリケーションサーバ(application server)、(V2X装置1及びV2X装置2を含む)V2X装置及びネットワーク装置を含む。V2X装置は、PC5インターフェイスを介して互いに通信する。V2X装置間の通信リンクはサイドリンク(sidelink、SL)として定義される。V2X装置とV2Xアプリケーションサーバ間の通信は、ネットワーク装置によって転送される必要がある。例えば、アップリンクの場合、送信側のV2X装置はUuインターフェイスを介してネットワーク装置にV2Xデータを送信し、ネットワーク装置は処理のためにデータをV2Xアプリケーションサーバに送信し、次にV2Xアプリケーションサーバは受信側のV2X装置にデータを送信する。ダウンリンクの場合、V2Xアプリケーションサーバはネットワーク装置にV2Xデータを送信し、ネットワーク装置はUuインターフェイスを介してV2X装置にV2Xデータを送信する。
図1のV2X装置は、UE等のモノのインターネットであってもよいことを理解されたい。
図1の矢印方向は、V2X装置1の一例を説明するために用いられているに過ぎず、本願のこの実施形態に対する限定をなすものではないことをさらに理解されたい。実際には、V2X装置1とV2X装置2との間の通信は代替的に双方向であっていいし、V2X装置2はネットワーク装置とのアップリンク通信を行ってもよい。これは特に限定されない。
例えば、図2に示すV2Xサービスは、図2に示すように、V2V(車両のインターネット)、V2P(歩車間通信)、V2I/N(路車間/車とネットネットワーク又は基地局通信)の3つのアプリケーション要件を具体的に含み得る。V2Vとは、LTEベースの車車間通信を意味する。V2Pは、LTEベースの(歩行者、サイクリスト、ドライバー又は乗客を含む)歩車通信を意味する。V2Iは、LTEベースの路車間通信(RSU)を意味する。加えて、V2IはV2Nをさらに含み得る。V2Nは、図2に示すように、LTEベースの車両基地局/ネットワーク間通信を意味する。
理解を容易にするために、本明細書における関連用語を先ず以下で説明する。
1.集中スケジューリング伝送モード(モード3とも呼ばれ得る)
LTEシステムは現在の主流の無線通信技術であり、LTEベースのV2X通信をサポートするために、V2Xサービスの特徴及び伝送要求のために関連規格を策定されている。LTEシステムに基づくV2X通信では、サイドリンク通信が主な通信方式である。サイドリンク通信では、端末装置間で送信されるデータはネットワーク装置によって転送されない場合がある。サイドリンク通信は、集中スケジューリング伝送モード(モード3とも呼ばれ得る)及び分散伝送モード(モード4とも呼ばれ得る)の2つの伝送モードを含む。
集中スケジューリング伝送モード(モード3とも呼ばれ得る):このモードでは、データを送信する前に、端末装置はネットワーク装置にリソースを申し込む必要があり、ネットワーク装置によって割り当てられたリソースに基づいてV2Xサービスデータを送信する。端末装置のリソースは、ネットワーク装置によって一元的に割り当てられるため、同一のリソースは隣接する端末装置には割り当てられない。したがって、集中伝送モードは、より良好な伝送の信頼性を保証できる。しかしながら、端末装置とネットワーク装置との間で毎回信号をやりとりする必要がある。その結果、集中スケジューリング伝送モードにおけるデータ送信の伝送遅延は、分散伝送モードにおける伝送遅延よりも長くなる。
なお、NRでは、このモードのV2Xはモード1と呼ばれることがある。
2.分散伝送モード(モード4とも呼ばれ得る)
分散伝送モード(モード4とも呼ばれ得る):ネットワークカバレッジのシナリオでは、ネットワーク装置はSIBメッセージ又は専用の無線リソース制御(Dedicated RRC)信号を用いることにより、端末装置のためのリソースプールを設定する。V2Xデータを送信する場合、端末装置はランダム選択によりリソースプールから独立して又はリスニング予約メカニズム又は部分リスニング予約メカニズムにより取得した少なくとも一部のリソースを用いることによりデータを送信し得る。ネットワークカバレッジなしのシナリオでは、端末装置は、事前設定情報内のリソースプールから独立して取得した少なくとも一部のリソースを用いることによりデータを送信する。事前設定情報は、端末が工場から配送されるときに端末において設定されたリソースプールであり得るか又はネットワーク装置によって予め設定され、端末に記憶される情報であり得る。端末装置は独立してリソースを選択するため、異なる端末装置はデータを送信するために同じリソースを選択し得る。この結果、伝送衝突が起こり得る。
なお、NRでは、このモードのV2Xはモード2と呼ばれ得る。
3.バッファ状態レポート(buffer status report、BSR)
UEがSRを用いることによりネットワーク装置にアップリンクリソースを要求する場合、UEがアップリンクデータを送信する必要があるかどうかのみが示され、送信すべきアップリンクデータの量は示さない。UEは、UEに割り当てられるアップリンクリソースのサイズをネットワーク装置が決定できるように、UEのアップリンクバッファ内にあり、送信する必要があるデータ量を示すために、ネットワーク装置にBSRを送信する必要がある。
4.論理チャネルグループ(logic channel group、LCG)
LCGは1つ以上の論理チャネルのグループである。各論理チャネルグループは、空気界面を介して送信される情報ビットの量を減らすために、1つのバッファサイズ(buffer size)で縛られる。バッファサイズは0から63の範囲の64のインデックス値のうちの1つを運びます。各インデックス値は、異なる範囲のバイト数に対応する。
バッファサイズは、UEの全ての送信すべきデータの量又は論理チャネルの送信すべきデータバイトの量ではなく、論理チャネルグループの送信すべきデータの量に対応すると理解すべきである。各論理チャネルグループは1つのバッファサイズで縛られる。UEの論理チャネルグループが送信を必要があるデータを有する場合、論理チャネルグループのバッファサイズが報告され得る。
従来技術では、LTEV2Xはブロードキャストサービスのみをサポートし、異なるV2Xサービスのデータを送信することができる。NR技術では、例えば、ブロードキャスト伝送、ユニキャスト伝送又はマルチキャスト伝送といったより多くの通信タイプがサポートされている。しかしながら、既存のユニキャスト通信メカニズム、より具体的には、端末装置がD2D技術で直接通信ユニキャスト伝送の確立を開始する手順によれば、2つの端末装置間にユニキャスト接続が存在する。複数のV2Xサービスのデータが2つの端末装置間で送信される場合、異なるV2Xサービスのデータは1組の論理チャネルに多重化される。すなわち、異なるV2Xサービスのデータは、送信のために1つのMAC PDUに多重化される。その結果、受信側の端末装置は、異なるV2Xサービスのデータを識別できない。
これを考慮して、本願はユニキャスト伝送方法及び通信装置を提供する。V2Xユニキャスト通信の間、送信側端末装置は第1のデータ、宛先識別子に関する情報及びターゲットサービス識別子に関する情報を送信し、受信側端末装置は、宛先識別子及びターゲットサービス識別子に関する情報を用いることにより異なるV2Xサービスのデータを確実に区別できるようにして、異なるサービスの要件を満たす。このように、2つの端末装置間での異なるサービス又は異なるサービス種別のデータのユニキャスト伝送が実施される。
具体的な例を参照して、本願の実施形態を以下で詳細に説明する。なお、説明は、当業者が本願の実施形態をよりよく理解できるようにするのを助けることを意図したものであって、本願の実施形態の範囲を限定することを意図していない。
本願の実施形態では、「第1」、「第2」等は異なるオブジェクトを示すことを意図したものにすぎず、示されたオブジェクトに対して別の限定を示すものではないことを理解されたい。
本願の実施形態では、「サービス」は「サービスタイプ」も表し得ることをさらに理解されたい。
図3は、本願の一実施形態に係る通信方法の概略相互作用図である。図3の通信方法300は、図1のネットワークアーキテクチャに適用され得る。図3に示す通信方法300は、V2Xサービスのユニキャスト通信のシナリオに適用され得る。図3の通信方法は以下のステップを含む。
S310:ネットワーク装置は第1の情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は第1の情報を受信する。
第1の情報は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含んでもよく、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含んでもよく、第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる設定を含む。
例えば、第1のパラメータ構成は、基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる以下の設定のうちの少なくとも1つを含み得る:時間周波数ドメイン位置パラメータ、送信周期、基準信号のインデックス及び基準信号に対応する周波数。時間周波数ドメイン位置パラメータは、基準信号を送信するための時間周波数ドメインリソースの位置を示すために用いられる。
可能な実装では、第1の情報は第1の表示情報を含む。第1の表示情報を受信した後、第1の端末装置は、第2の端末装置に基準信号の送信を開始する。基準信号の送信方法は固定されている。「固定」とは、基準信号を送信するための時間周波数ドメインリソースの位置が、データを送信するための時間周波数ドメインリソースの位置に基づいて推定され得ると理解され得るか又は基準信号を送信するための時間周波数ドメインリソースの位置が固定されていると理解され得る。これは、本願では限定されない。
別の可能な実施では、第1の情報は第1のパラメータ設定を含み、第1のパラメータ設定を受信した後、第1の端末装置は、第1のパラメータ設定に基づいて、第2の端末装置に基準信号を送信する。
別の可能な実施では、第1の情報は第1の表示情報及び第1のパラメータ構成を含み、第1の表示情報は、第1のパラメータ構成に基づいて、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられる。
別の可能な実施では、第1の情報は第1のユニキャスト接続の識別子を含み得る。
例えば、第1の端末装置が複数のユニキャスト接続を有する場合、第1の端末装置は、第1のユニキャスト接続の識別子に基づいて第1のユニキャスト接続を特定し、基準信号設定は第1のユニキャスト接続の設定であることを特定し得る。
任意で、第1のユニキャスト接続の識別子は第2の識別子であり得るか又は第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであってもよく、第1の識別子は、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子であり、第2の識別子は第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子である。
別の可能な実装では、第1の情報は第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含んでもよく、測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、測定設定は、第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み得る。第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
測定数量設定は、基準信号受信出力(reference signal received power、RSRP)、基準信号受信品質(reference signal receiving quality、RSRQ)又は受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator、RSSI)等、基準信号に基づいて第2の端末装置によって測定される必要のある測定数量を含み得る。
測定リポート設定は測定イベントの設定であり得るか又は測定結果の定期的な報告及び測定結果の報告周期であり得る。測定イベントのトリガ条件が満たされた場合又は測定周期に基づいて、第2の端末装置は第1の端末装置に測定結果を送信する。
測定識別子は、ユニキャスト接続のリポート設定及び測定数量設定に関連する。ネットワーク装置は、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の異なる測定設定に測定識別子を集中的に割り当て得る。すなわち、測定識別子は、第1の端末装置のユニキャスト接続にわたって1つの測定設定を一意的に特定し得る。これは、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の各測定設定が、1つの一意的な測定識別子に対応するとも理解され得る。任意で、ネットワーク装置は、代替的に、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続のそれぞれの測定設定に測定識別子を割り当て得る。すなわち、測定識別子は、1つのユニキャスト接続のみの1つの測定設定を一意的に特定する。これは、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の測定識別子が同じであり得るとも理解され得る。
任意で、第1の端末装置のためにネットワーク装置によって生成される第1のパラメータ設定及び第2の端末装置のためにネットワーク装置によって生成される第3のパラメータ設定は同じパラメータ設定であり得る。すなわち、第1のパラメータ設定及び第3のパラメータ構成は同じパラメータ構成であってもよく、パラメータ構成は、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に適用可能である。すなわち、ネットワーク装置は、基準信号のパラメータ構成を示すために第1の端末装置に1つのパラメータのみを送信し、そのパラメータは第1の端末装置及び第2の端末装置の双方に適用可能である。あるいは、第1のパラメータ設定及び第3のパラメータ構成は2つの独立したパラメータ構成であってもよく、第1のパラメータ構成は第1の端末装置に適用可能であり、第3のパラメータ構成は第2の端末装置に適用可能である。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
本願のこの実施形態では、S310の前に、ネットワーク装置は、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた測定能力及び/又は第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた測定能力をさらに取得し得る。
測定能力は、測定周波数の数、測定識別子の数又は測定周波数情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
任意で、ネットワーク装置は、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた測定能力及び/又は第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた測定能力に基づいて第1の情報を決定し得る。
本願のこの実施形態では、可能な実施において、第1の端末装置及び第2の端末装置が異なるネットワーク装置に接続され得るか又は第1の端末装置がネットワークに接続され、第2の端末装置はアイドル状態である。
この場合、ネットワーク装置は、第1の端末装置のために第1のユニキャスト接続上での一方向測定のみを設定する。すなわち、第1の端末装置が基準信号を送信し、第2の端末装置が測定を行う場合のみを設定する。
なお、第2の端末装置が基準信号を送信し、第1の端末装置が測定を行う場合には、第2の端末装置に接続されたネットワーク装置によって設定され得る。
S320:第1の端末装置が測定設定を送信する。これに対応して、第2の端末装置は測定構成を受信する。
測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられ得る。
可能な実施では、第1の情報が第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含む場合、第1の端末装置は第2の端末装置に測定設定を送信し得る。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含んでもよく、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられてもよく、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み得る。
第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。第3のパラメータ設定は、ネットワーク装置から第1の端末装置によって受信される第1のパラメータ設定であり得る。
任意で、測定設定は第1のユニキャスト接続の識別子を含んでもよく、識別子は、測定設定が第1のユニキャスト接続の設定であることを示すために用いられる。
任意で、第2の端末装置は、ネットワーク装置によって予め設定されるか又はプロトコルで定義された測定設定を取得し得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。この場合、第2の端末装置は、第1の端末装置から第2の表示情報を受信した後で測定を開始する。
S330:第2の端末装置が第2の情報を送信する。それに対応して、第1の端末装置は第2の情報を受信する。
第2の情報は、第2の端末装置が測定設定を正常に受信したことを示すために用いられる。このステップは任意である。
S340:第1の端末装置が第3の情報が送信する。これに対応して、ネットワーク装置は第3の情報を受信する。
第3の情報は、具体的には基準信号設定を正常に受信すること及び完了することを含む設定を第1の端末装置が正常に完了したことを示すために用いられ得る。
あるいは、第3の情報は、具体的には測定設定を正常に受信すること及び完了することを含む設定を第2の端末装置が正常に完了したことを示すために用いられ得る。
あるいは、第3の情報は、第1の端末装置が正常に設定を完了し、第2の端末装置が正常に設定を完了したことを示すために用いられ得る。
S350:第1の端末装置は、基準信号設定に基づいて、サイドリンク上で基準信号を送信する。これに対応して、第2の端末装置は、サイドリンク上の基準信号を受信する。
任意で、第2の端末装置は、基準信号及び/又は測定設定に基づいて第1のユニキャスト接続上で測定を行い得る。
S360:第2の端末装置は測定結果を送信する。これに対応して、第1の端末装置は測定結果を受信する。
測定結果は、第1のユニキャスト接続上で測定を行うことによって第2の端末装置により得られた結果である。
任意で、測定結果は対応する測定識別子を含み得る。
S370:第1の端末装置がネットワーク装置に測定結果を送信する。これに対応して、ネットワーク装置は測定結果を受信する。
任意で、第1の端末装置は、ネットワーク装置に測定結果に対応するユニキャスト接続の識別子をさらに送信してもよく、第1のユニキャスト接続の識別子は第1の識別子及び第2の識別子の組み合わせであり、第1の識別子は、第1の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子であり、第2の識別子は、第2の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子である。
なお、図3の方法300の実施形態では、第2の端末装置の接続状態は限定されない。すなわち、第2の端末装置及び第1の端末装置が同じネットワーク装置に接続されてもいいし、第2の端末装置及び第1の端末装置が異なるネットワーク装置に接続されてもいいし、第2の端末装置はアイドル(idle)状態又は非アクティブ(inactive)状態であってもよい。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
図4を参照して、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されている場合を以下で詳細に説明する。
図4は、本願の一実施形態に係る通信方法の概略相互作用図である。図4の通信方法400は、図1のネットワークアーキテクチャに適用され得る。図4に示す通信方法400は、V2Xサービスのユニキャスト通信のシナリオに適用され得る。図4の通信方法は以下のステップを含む。
S410:第1の端末装置は第2の端末装置に第1の識別子を送信する。
任意で、第1の識別子は、第1の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子である。第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続であり得る。
本願のこの実施形態では、2つの端末装置は、2つの端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた識別子を交換し得る。
例えば、第2の端末装置に第1の識別子を送信する場合、第1の端末装置は、第1の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を第2の端末装置にさらに送信し得る。セルに関する情報は、物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)又はセルグローバル識別子(cell
global identidfier、CGI)であり得る。
任意で、第1の識別子は、第1の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を含み得る。
あるいは、第1の端末装置は、第1の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を、別のメッセージ(又は他の情報)を介して第2の端末装置に送信し得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
セルに関する情報を受信した後、第2の端末装置は、第1の端末装置が第2の端末装置と同じネットワーク装置又は同じセルに接続されているかどうかを判定し得る。
S420:第2の端末装置は第1端末装置に第2の識別子を送信する。
任意で、第2の識別子は、第2の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子である。第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されたユニキャスト接続であり得る。
同様に、第1の端末装置に第2の識別子を送信する場合、第2の端末装置は、第2の端末装置が現在接続されているセルに関する情報も第1の端末装置に送信し得る。セルに関する情報は、物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)又はセルグローバル識別子(cell
global identifier、CGI)であり得る。
任意で、第2の識別子は、第2の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を含み得る。
あるいは、第2の端末装置は、第2の端末装置が現在接続されているセルに関する情報を、別のメッセージ(又は他の情報)を介して第1の端末装置に送信し得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
セルに関する情報を受信した後、第1の端末装置は、第2の端末装置が第1の端末装置と同じネットワーク装置又は同じセルに接続されているかどうか判定し得る。
なお、前述のステップで、第1の端末装置及び第2の端末装置が、前述の情報交換を介して第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されていると判定した場合、ユニキャスト接続の識別子をネットワーク装置に送信するために以下のS430、S432が行われ得る。
あるいは、各端末装置は、端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子をネットワーク装置に送信し、ネットワーク装置は、2つの端末装置が同じネットワーク装置又は同じセルに接続され、ユニキャスト伝送を行う端末装置内にあると判定する。
例えば、第1端末装置はネットワーク装置に第1の識別子を送信し、第2の端末装置はネットワーク装置に第2の識別子を送信する。ネットワーク装置は、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置又は同じセルに接続された2つの端末装置であると判定する。
第1の端末装置及び第2の端末装置は、前述の情報交換を介して、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されていないと判定した場合、図3の方法300が行われ得る。任意で、第2の端末装置がアイドル(Idle)状態又は非アクティブ(inactive)状態の場合、図3の方法300も行われ得る。
S430:第1の端末装置は、ネットワーク装置にユニキャスト接続の識別子を送信する。
任意で、ユニキャスト接続の識別子は第1の識別子及び第2の識別子の組み合わせであり得る。
例えば、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子が1であり、第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子が2の場合、第1の端末装置によってネットワーク装置に報告される第1のユニキャスト接続の識別子は<1、2>であり得る。
S432:第2の端末装置は、ネットワーク装置にユニキャスト接続の識別子を送信する。
任意で、ユニキャスト接続の識別子は第1の識別子及び第2の識別子の組み合わせであり得る。
例えば、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子が1であり、第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられた識別子が2の場合、第2の端末装置によってネットワーク装置に報告される第1のユニキャスト接続の識別子は<2、1>であり得る。
任意で、第1の端末装置によってネットワーク装置に報告される第1のユニキャスト接続の識別子は、代替的に、第2の端末装置によってネットワーク装置に報告される第1のユニキャスト接続の識別子と同じであってもよい。例えば、第1の端末装置によってネットワーク装置に送信されるユニキャスト接続の識別子及び第2の端末装置によってネットワーク装置に送信されるユニキャスト接続の識別子の双方は<1、2>又は<2、1>である。
ユニキャスト接続を特定するための前述の方法は、限定ではなく一例にすぎないことを理解すべきである。本願のこの実施形態では、ユニキャスト接続を特定するために別の識別子又は識別子の組み合わせを用いてもよい。これは、本願のこの実施形態で限定されない。
任意で、ネットワーク装置が、第1の端末装置によって送信されるユニキャスト接続の識別子及び第2の端末装置によって送信されるユニキャスト接続の識別子を受信した後、ネットワーク装置は2つの端末装置が少なくとも1つの同じユニキャスト接続を有するかどうか判定し得る。
例えば、ネットワーク装置は、<1、2>及び<2、1>が同じユニキャスト接続(第1のユニキャスト接続)を示すことを知り、ユニキャスト接続の2つの端末装置が第1の端末装置及び第2の端末装置であることを知り得る。
なお、ネットワーク装置が第1端末装置によって送信されたユニキャスト接続の識別子を受信した後で、第1の端末装置と同じユニキャスト接続を有する端末装置をネットワーク装置がマッチングを通じて見つけることができない場合、ネットワーク装置は隣接するネットワーク装置に照会し得る。
具体的には、ネットワーク装置は、隣接するネットワーク装置にユニキャスト接続の識別子を送信し得る。隣接するネットワーク装置はユニキャスト接続の識別子を受信し、第1の端末装置と同じユニキャスト接続を有する端末装置を見つけた場合には確認メッセージを返す。この場合、図3の方法300のステップが行われ得る。そうでない場合、隣接するネットワーク装置はメッセージで応答しないか又は隣接するネットワーク装置は失敗メッセージで応答し得る。
S440:ネットワーク装置は、第1の端末装置にユニキャスト接続の設定を送信する。
ユニキャスト接続の設定は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含んでもよく、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
任意で、基準信号設定は、第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含んでもよく、第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる設定を含む。
例えば、第1のパラメータ構成は、基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる以下の設定のうちの少なくとも1つを含み得る:時間周波数ドメイン位置パラメータ、送信周期、基準信号のインデックス及び基準信号に対応する周波数。時間周波数ドメイン位置パラメータは、基準信号を送信するための時間周波数ドメインリソースの位置を示すために用いられる。
別の可能な実施では、ユニキャスト接続の設定は第1のユニキャスト接続の識別子を含み得る。
例えば、第1の端末装置が複数のユニキャスト接続を有する場合、第1の端末装置は、第1のユニキャスト接続の識別子に基づいて第1のユニキャスト接続を特定し、基準信号設定は第1のユニキャスト接続の設定であることを特定し得る。
任意で、第1のユニキャスト接続の識別子は第2の識別子であり得るか又は第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであってもよく、第1の識別子は、第1の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子であり、第2の識別子は第2の端末装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子である。
別の可能な実施では、ユニキャスト接続の設定は、第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含んでもよく、測定設定は、測定を行うために第1の端末装置によって用いられる。
すなわち、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されている場合、ネットワーク装置は、測定を行うために第1の端末装置によって用いられる測定設定を第1の端末装置に直接送信し、測定設定を第2の端末装置に転送する必要がない。
任意で、測定設定は、第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第1の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み得る。第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第1の端末装置によって用いられる。
測定数量設定は、基準信号受信出力(reference signal received power、RSRP)、基準信号受信品質(reference signal receiving quality、RSRQ)又は受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator、RSSI)等、基準信号に基づいて第1の端末装置によって測定される必要のある測定数量を含み得る。
測定リポート設定は測定イベントの設定であり得るか又は測定結果の定期的な報告及び測定結果の報告周期であり得る。
測定識別子は、ユニキャスト接続のリポート設定及び測定数量設定に関連する。基地局は、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の異なる測定設定に測定識別子を集中的に割り当て得る。すなわち、測定識別子は、第1の端末装置のユニキャスト接続にわたって1つの測定設定を一意的に特定し得る。これは、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の各測定設定が、1つの一意的な測定識別子に対応するとも理解され得る。任意で、基地局は、代替的に、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続のそれぞれの測定設定に測定識別子を割り当て得る。すなわち、測定識別子は、1つのユニキャスト接続のみの1つの測定設定を一意的に特定する。これは、第1の端末装置の異なるユニキャスト接続の測定識別子が同じであり得るとも理解され得る。
S442:ネットワーク装置は、第2の端末装置にユニキャスト接続の設定を送信する。
ユニキャスト接続の設定は、第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含んでもよく、基準信号構成は、第1の端末装置に基準信号を送信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、ユニキャスト接続の設定は第1のユニキャスト接続の識別子を含み得る。
別の可能な実施では、ユニキャスト接続の設定は、第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含んでもよく、測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられる。
すなわち、第1の端末装置及び第2の端末装置が同じネットワーク装置に接続されている場合、ネットワーク装置は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられる測定設定を第2の端末装置に直接送信し、第1の端末装置によって測定設定を転送する必要がない。
本明細書におけるS442の基準信号設定及び測定設定の説明については、S440の前述の説明を参照されたい。
前述の実施形態から、方法400では、ネットワーク装置は、第1の端末装置及び第2の端末装置のそれぞれのためにユニキャスト接続の設定を生成し、生成されたユニキャスト接続の設定を第1の端末装置及び第2の端末装置にそれぞれ直接送信することが分かる。
例えば、ネットワーク装置は、第1の端末装置に基準信号設定を送信し、第2の端末装置に測定設定を送信するため、第2の端末装置は第1の端末装置によって送信された基準信号を測定する。加えて、ネットワーク装置は、第2の端末装置に基準信号設定を送信し、第1の端末装置に測定設定を送信するため、第1の端末装置は第2の端末装置によって送信された基準信号を測定する。
S452:第1の端末装置は、第2の端末装置に基準信号を送信する。
任意で、第1の端末装置は、S440で受信した基準信号設定に基づいて、第2の端末装置に基準信号を送信し得る。
S454:第2の端末装置はユニキャスト接続上で測定を行う。
任意で、第2の端末装置は、S442で受信した測定設定に基づいて、第1のユニキャスト接続上で基準信号を測定し得る。
S450:第2の端末装置は、ネットワーク装置に測定結果を報告する。
任意で、ネットワーク装置は、測定イベントを予め設定し得るか又は測定結果の報告周期性を予め設定し得る。このように、第2の端末装置は、測定イベントのトリガ条件が満たされた場合にネットワーク装置に測定結果を報告し得るか又は第2の端末装置は、報告周期に基づいてネットワーク装置に測定結果を報告し得る。
任意で、測定結果は対応する測定識別子を含み得る。
任意で、測定識別子はユニキャスト接続の識別子であり得るか又はインデックス(index)又は測定IDであり得る。
例えば、第2の端末装置はネットワーク装置に測定結果に対応する第1のユニキャスト接続の識別子をさらに送信してもよく、第1のユニキャスト接続の識別子は、第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであり、第1の識別子は、第1の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子であり、第2の識別子は第2の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子である。
別の例として、ネットワーク装置及び端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられたインデックスは、代替的に、ネットワーク装置及び端末装置によって維持される同じユニキャスト接続リストであり得る。ネットワーク装置によってインデックスが割り当てられている場合、該インデックスは、ネットワーク装置によって端末装置に送信されるユニキャスト設定で示され得る。端末装置によってインデックスが割り当てられている場合、端末装置がネットワーク装置にユニキャスト接続に関する情報を送信する場合に、該インデックスがさらに示され得る。インデックスがユニキャスト接続リストの場合、インデックスは、ネットワーク装置及び端末装置によって決定され得る。
測定IDの解決策において、端末装置のために測定設定を設定する場合、ネットワーク装置は測定IDとユニキャスト接続との間の対応関係を示す必要がある。これは、測定IDが端末装置全体の1つの測定設定を一意的に特定することを意味する。任意で、ネットワーク装置は、代替的に、各ユニキャスト接続のための測定IDのリストを維持し得る。すなわち、測定IDは、1つのユニキャスト接続の1つの測定構成を一意的に特定する。
S462:第2の端末装置は第1の端末装置に基準信号を送信する。
任意で、第2の端末装置は、S442で受信した基準信号構成に基づいて、第1の端末装置に基準信号を送信し得る。
S464:第1の端末装置はユニキャスト接続上で測定を行う。
任意で、第1の端末装置は、S440で受信した測定設定に基づいて、第1のユニキャスト接続上で基準信号を測定し得る。
S460:第1の端末装置はネットワーク装置に測定結果を報告する。
任意で、ネットワーク装置は測定イベントを予め設定し得るか又は測定結果の報告周期を予め設定し得る。このように、第1の端末装置は、測定イベントのトリガ条件が満たされた場合にネットワーク装置に測定結果を報告し得るか又は第1の端末装置は、報告周期に基づいてネットワーク装置に測定結果を報告し得る。
任意で、測定結果は対応する測定識別子を含み得る。
任意で、第1の端末装置は、ネットワーク装置に測定結果に対応するユニキャスト接続の識別子をさらに送信してもよく、第1のユニキャスト接続の識別子は、第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであり、第1の識別子は第1の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子であり、第2の識別子は第2の装置によって第1のユニキャスト接続に割り当てられる識別子である。
図5は、本願の一実施形態に係る通信方法500の概略フローチャートである。図5に示すように、通信方法500は以下のステップを含む。
S510:第2の端末装置は第1の端末装置に第1の能力情報を送信する。これに対応して、第1の端末装置は第1の能力情報を受信する。
第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含み、ユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
あるいは、第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
なお、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力は、第2の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力は、第2の端末装置の総能力であり得る。第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は、ユニキャスト接続のために用いられるべき第2の端末装置によって決定される能力であり得る。
同様に、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力は、第1の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力は、第1の端末装置の総能力であり得る。第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は、ユニキャスト接続のために用いられるべき第1の端末装置によって決定される能力であり得る。
本願のこの実施形態では、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は第1の端末装置によって割り当てられ得るか又は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力はネットワーク装置によって割り当てられ得るか又は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は第2の端末装置によって割り当てられ得る。特定の割り当て方法を図6に示し得る。
第2の端末装置の第1の能力情報は1つ以上の候補能力を含み得る。すなわち、第2の端末装置の現在利用可能な能力は1つ以上の候補能力を含み得るか又は第2の端末装置の総能力は1つ以上の候補能力を含み得る。任意で、候補能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製(duplication)機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力(multiple-input
multiple output、MIMO)層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調及び復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含み得る。測定能力は、ユニキャスト接続のために用いることが可能な測定周波数の数、測定識別子の数又は測定周波数のうちの1つ以上を含み得る。
第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は、第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられるべきことが決定された能力である。任意で、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製(duplication)機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力(multiple-input
multiple output、MIMO)層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調及び復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含み得る。測定能力は、ユニキャスト接続のために用いることが可能な測定周波数の数、測定識別子の数又は測定周波数のうちの1つ以上を含み得る。
この場合、第1の端末装置により、第2の端末装置から第1の能力情報を受信する前に、当該方法は、第1の端末装置により、第2の端末装置に第3の能力情報を送信することをさらに含み得る。
第3の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力又は第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み得る。
具体的には、第2の端末装置は、第3の能力情報に基づいて、ユニキャスト接続に能力を割り当て得る。この場合、第2の端末装置は、第1の端末装置に、第2の端末装置によって選択される、第1の端末装置の能力をさらに送信し得る。
S510の前に、第1の端末装置は第2の端末装置に能力クエリ情報をさらに送信してもよく、能力クエリ情報は、第2の端末装置に第1の能力情報を送信するよう要求するために用いられる。任意で、第3の能力情報はクエリ情報内で運ばれ得る。
任意で、能力クエリ情報はユニキャスト接続の識別子をさらに含み得る。
例えば、能力クエリ情報を送信する場合、第1の端末装置はMAC PDUヘッダにユニキャスト接続の識別子を含め得る。
あるいは、能力クエリ情報を送信する場合、第1の端末装置は、サイドリンク制御情報(side link control information、SCI)にユニキャスト接続の識別子を含め得る。
あるいは、能力クエリ情報を送信する場合、第1の端末装置はユニキャスト接続の識別子を2つの部分に分割し、一方の部分がMAC PDUヘッダに含まれ、他方の部分がSCIに含まれる。
本願のこの実施形態では、ユニキャスト接続の識別子は、代替的に、別の方法を用いることによって送信され得ることを理解すべきである。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
S520:第1の端末装置はネットワーク装置に第2の能力情報を送信する。これに対応して、ネットワーク装置は第2の能力情報を受信する。
第2の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含み得る。あるいは、第2の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み得る。
任意で、第1の能力情報が、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含む場合、第1の端末装置は、第1の端末装置の能力情報及び第1の能力情報に基づいて第2の能力情報を決定し得る。すなわち、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を決定し得る。
第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含み得るか又は第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てた能力を含み得る。
任意で、第2の能力情報はユニキャスト接続の識別子を含み得る。
ユニキャスト接続の識別子は、第1の識別子と第2の識別子との組み合わせであってもよく、第1の識別子は第1の装置によってユニキャスト接続に割り当てられた識別子であり、第2の識別子は、第2の装置によってユニキャスト接続に割り当てられた識別子である。
本願のこの実施形態では、第1の端末装置は、代替的に、ネットワーク装置に第2の能力情報を送信せず、第1の端末装置はユニキャスト接続の設定を決定する。
例えば、第1の端末装置がアイドル状態にある場合、第1の端末装置は、第1の能力情報及び第1の端末装置の能力情報に基づいて設定情報を決定してもよく、設定情報はユニキャスト接続の構成を含む。
第1の端末装置は、設定情報に基づいてユニキャスト接続をさらに設定し得る。
S530:ネットワーク装置は設定情報を送信する。これに対応して、第1の端末装置は設定情報を受信する。
設定情報はユニキャスト接続の設定を含む。
任意で、S530の前に、本方法は、ネットワーク装置により、第1の端末装置の能力情報及び第2の能力情報に基づいて設定情報を決定することをさらに含んでもよく、設定情報はユニキャスト接続の設定を含む。
任意で、第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含み得る。あるいは、第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み得る。
任意で、設定情報は、ユニキャスト接続のベアラ設定、ユニキャスト接続の搬送波設定、ユニキャスト接続の基準信号設定又はユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含み得る。
任意で、設定情報内の基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ得る。
具体的には、基準信号構成は、第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ構成を含んでもよく、第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置を示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、設定情報内の測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられ得る。
具体的には、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含んでもよく、第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
本願のこの実施形態では、第1の端末装置及び第2の端末装置は、基準信号設定及び/又は測定設定に基づいてユニキャスト接続上で測定を行い得る。具体的な測定方法については、図3の方法300を参照されたい。ここでは詳細について再度説明しない。
本願のこの実施形態では、ネットワーク装置は、ユニキャスト接続のための設定を以下の2つの方法で生成する。
方法1:ネットワーク装置は、第1の端末装置のためにのみ設定を生成する。この場合、方法500はS540をさらに含み得る。
この場合、ネットワーク装置は第1の端末装置のためにのみ設定を生成し、第2の端末装置の設定は、ブロードキャスト又は事前設定を介して第2の端末装置によって取得され得るか又は第2の端末装置に接続されたネットワーク装置から第2の端末装置によって取得され得る。
第2の端末装置に接続されるネットワーク装置は、第1の端末装置に接続されるネットワーク装置と同じネットワーク装置であり得るか又は第2の端末装置に接続されるネットワーク装置は、第1の端末装置に接続されるネットワーク装置とは異なるネットワーク装置であり得ることを理解されたい。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
この場合、ネットワーク装置によって生成される設定は、基準信号構成のみを含み得る。
任意で、ネットワーク装置が第1の端末装置にユニキャスト接続の設定を送信した後に、方法500はS540をさらに含む。
S540:第1の端末装置は第4の情報を送信する。これに対応して、ネットワーク装置は第4の情報を受信する。
第4の情報は、ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられ得る。
任意で、ユニキャスト接続の設定が完了した後に、第1の端末装置は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を介して第2の端末装置と通信を行う。
方法2:ネットワーク装置は、ユニキャスト接続の2つの端末装置のために設定を生成する。この場合、方法500は、S531、S532及びS540をさらに含み得る。
この場合、ネットワーク装置はユニキャスト接続の2つの端末装置のために設定を生成する。
第2の端末装置に接続されるネットワーク装置は、第1の端末装置に接続されるネットワーク装置と同じネットワーク装置であり得るか又は第2の端末装置に接続されるネットワーク装置は、第1の端末装置に接続されるネットワーク装置とは異なるネットワーク装置であり得ることを理解されたい。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
この場合、ネットワーク装置によって生成される設定は基準信号設定を含んでもよく、測定設定をさらに含み得る。
任意で、ネットワーク装置が第1の端末装置にユニキャスト接続の設定を送信した後に、方法500はS531、S532及びS540をさらに含み得る。
S531:第1の端末装置が設定情報を送信する。これに対応して、第2の端末装置は、設定情報を受信する。
任意で、設定情報は、第1の端末装置及び第2の端末装置によって共有され得る。
この場合、第1の端末装置は、第1の端末装置が設定情報を実行する場合に第2の端末装置に設定情報を送信し得る。
あるいは、設定情報は2つの部分を含んでもよく、一方の部分が第1の端末装置によって用いられ、他方の部分が第2の端末装置によって用いられる。任意で、設定情報を受信した後に、第1の端末装置は、第1の端末装置のためにネットワーク装置によって生成された設定情報を実行してもよく、第1の端末装置は、第2の端末装置のためにネットワーク装置によって生成された設定情報を第2の端末装置に送信し得る。
S532:第2の端末装置は第5の情報を送信する。これに対応して、第1の端末装置は第5の情報を受信する。
第5の情報は、ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられ得る。
任意で、第2の端末装置は、第2の端末装置が設定情報を受信した後で第1の端末装置によって送信された設定情報を実行し、設定が成功した場合に第1の端末装置に設定完了メッセージを、すなわち第5の情報を送信し得る。
任意で、設定情報を実行できない場合、第2の端末装置は、第1の端末装置に設定が失敗したことを示し得る。例えば、第2の端末装置は第1の端末装置に設定失敗メッセージを送信し得る。設定失敗メッセージは表示情報であり得るか又は他の情報であり得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
任意で、第2の端末装置が接続された状態にある場合、第2の端末装置は、第2の端末装置に接続されたネットワーク装置に第1の端末装置から受信した設定情報をさらに送信し得る。
S540:第1の端末装置は第4の情報を送信する。これに対応して、ネットワーク装置は第4の情報を受信する。
第4の情報はユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられ得る。
任意で、第4の情報は、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方がユニキャスト接続を正常に設定したことを示し得る。
あるいは、第4の情報は、第1の端末装置がユニキャスト接続を正常に設定したことのみを示し得る。任意で、第4の情報は、第2の端末装置の設定結果のみを、すなわち、第2の端末装置が正常にユニキャスト接続を設定したか又はユニキャスト接続の設定に失敗したことを含み得る。
あるいは、第1の端末装置及び第2の端末装置のうちの一方がユニキャスト接続の設定に失敗する限り、第1の端末装置はネットワーク装置に設定失敗表示をフィードバックする。任意で、設定失敗表示は、第1の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したこと及び/又は第2の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したことことをさらに示し得る。
任意で、一方の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗する限り、第1の端末装置はRRC再確立をさらにトリガし得る。任意で、再確立メッセージは、第1の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したこと及び/又は第2の端末装置がユニキャスト接続の設定に失敗したことを示し得る。
本願のこの実施形態では、ユニキャスト接続の設定が完了した後、第1の端末装置は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を介して第2の端末装置との通信を行う。
図6は、本願の一実施形態に係る通信方法600の概略フローチャートである。図6に示すように、通信方法600は以下のいくつかの実施を含む。
方法1:第1の端末装置はユニキャスト接続のために用いる能力を決定する。
S610:第2の端末装置は第1の端末装置に第2の端末装置の性能情報を送信する。
第2の端末装置の能力情報は、第2の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第2の端末装置の能力情報は、第2の端末装置の総能力であり得る。
任意で、第2の端末装置の能力情報は1つ以上の候補能力を含み得る。すなわち、第2の端末装置の現在利用可能な能力は1つ以上の候補能力を含み得るか又は第2の端末装置の総能力は1つ以上の候補能力を含み得る。
任意で、候補能力は、第2の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせを含み得る。第2の端末装置は1つ以上の周波数帯域の組み合わせをサポートしてもよく、異なる周波数帯域の組み合わせは、異なる数のサポートされるMIMO層に対応する。
任意で、第2の端末装置の能力情報を受信した後で、第1の端末装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力として、第2の端末装置の能力情報に含まれる1つ以上の候補能力のうちから1つの能力を選択し得る。
例えば、第2の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせは、周波数帯域1及び2、周波数帯域2及び3であり、第1の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせは、周波数帯域1及び4である。この場合、第1の端末装置は、第1の端末装置及び第2の端末装置の双方が周波数帯域1をサポートしていると判定し、第1の端末装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力として、周波数帯域1及び2を用いり得る。
また、図3の方法300を参照して、第1の端末装置は、ネットワーク装置に、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力を送信し、ネットワーク装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
任意で、第1の端末装置がアイドル状態又は非アクティブ状態にある場合、第1の端末装置はネットワーク装置に、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力を送信する必要はないが、第1の端末装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
方法2:ネットワーク装置はユニキャスト接続のために用いられる能力を決定する。
S620:第2の端末装置は、第1の端末装置に第2の端末装置の性能情報を送信する。
第2の端末装置の能力情報は、第2の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第2の端末装置の能力情報は第2の端末装置の総能力であり得る。
任意で、第2の端末装置の能力情報は1つ以上の候補能力を含む。任意で、候補能力は、第2の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせを含み得る。
S630:第1の端末装置は、ネットワーク装置に第2の端末装置の性能情報を送信する。
任意で、第2の端末装置の能力情報を受信した後で、第1の端末装置は、ネットワーク装置に第2の端末装置の能力情報を直接送信し得る。
また、ネットワーク装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力として、第2の端末装置の能力情報に含まれる1つ以上の候補能力から1つの能力を選択し得る。また、ネットワーク装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力に基づいて、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成し得る。
任意で、図3の方法300を参照して、ネットワーク装置は、ユニキャスト接続のために第2の端末装置によって用いられる能力を、S310及びS320を用いることにより第2の端末装置にさらに送信し得る。
方法3:第2の端末装置は、ユニキャスト接続のために用いられる能力を決定する。
S640:第1の端末装置は、第2の端末装置に第1の端末装置の性能情報を送信する。
第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置の現在利用可能な能力であり得るか又は第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置の総能力であり得る。
任意で、第1の端末装置の能力情報は1つ以上の候補能力を含む。任意で、候補能力は、第1の端末装置によってサポートされる周波数帯域の組み合わせを含み得る。
任意で、第1の端末装置の能力情報は、周波数帯域の組み合わせのリストを含み得る。例えば、リストは、第1の端末装置の現在利用可能な周波数帯域の組み合わせを含み得るか又はリストは、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた利用可能な周波数帯域の組み合わせを含み得る。
また、第1の端末装置の能力情報を受信した後で、第2の端末装置は、ユニキャスト接続のために第1の端末装置によって用いられる能力として、第1の端末装置の能力情報に含まれる1つ以上の候補能力から1つの能力を選択し得る。
加えて、第2の端末装置は、第1の端末装置の能力情報に基づいて、第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を決定し得る。
S650:第2の端末装置は、第1の端末装置に、第1の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を送信する。
ユニキャスト接続のために第1の端末装置によって用いられる能力は、ユニキャスト接続のために第1の端末装置によって用いられ、第2の端末装置によって決定される能力である。これは、第2の端末装置が、第1の端末装置によって提供される候補能力の候補から第1の端末装置の1つの能力を選択し、第1の端末装置に選択結果を通知することと理解され得る。
任意で、第2の端末装置は、第1の端末装置に、ユニキャスト接続のために用いられる、第2の端末装置によって決定された能力をさらに送信し得る。
また、図3の方法300を参照して、第1の端末装置は、ネットワーク装置に第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を送信し、ネットワーク装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
あるいは、第1の端末装置は、ネットワーク装置に、第1の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力及び第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を送信し、ネットワーク装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
任意で、第1の端末装置がアイドル状態又は非アクティブ状態にある場合、第1の端末装置は、ネットワーク装置に、第2の端末装置によってユニキャスト接続のために用いられる能力を送信する必要はないが、第1の端末装置は、第1の端末装置及び/又は第2の端末装置のためにユニキャスト接続の設定を生成する。
図7~図10を参照して、本願の通信装置を以下で詳細に説明する。
図7は、本願の一実施形態に係る通信装置の概略ブロック図である。図7に示すように、通信装置700は受信ユニット710及び送信ユニット720を含み得る。
可能な設計では、通信装置700は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置に対応し得る。例えば、通信装置700は第1の端末装置であり得るか又は第1の端末装置に配置されるチップであり得る。通信装置700は、図3、図4、図5又は図6の第1の端末装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット710は、ネットワーク装置によって送信される第1の情報を受信するように構成され、第1の情報は、第1のユニキャスト接続の表示情報及び第1のユニキャスト接続の基準信号設定を含み、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
送信ユニット720は、基準信号設定に基づいて、第1の端末装置により、サイドリンク上で第2の端末装置に基準信号を送信するように構成されている。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる設定を含む。
任意で、第1の情報は第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含み、測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられ、送信ユニット720は、第1の端末装置により、第2の端末装置に測定設定を送信するようにさらに構成されている。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、受信ユニット710は、第2の端末装置によって送信される第2の情報を受信するようにさらに構成され、該第2の情報は、第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すのに用いられる。
任意で、送信ユニット720は、ネットワーク装置に第3の情報を送信するようにさらに構成され、第3の情報は、第1の端末装置が設定を正常に完了したことを示すのに用いられる及び/又は第3の情報は、第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる。
任意で、受信ユニット710は、第2の端末装置からの測定結果を受信するようにさらに構成され、該測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することによって第2の端末装置によって得られる結果である。
任意で、送信ユニット720は、ネットワーク装置に第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を送信するようにさらに構成されている。
なお、送信ユニット及び受信ユニットは同一のトランシーバユニットであり得る。トランシーバユニットに加えて、通信装置700は別のユニットをさらに含み得る。これは、本願では限定されない。
本願のこの実施形態に係る通信装置700は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置によって行われる方法に対応してもよく、通信装置700におけるユニット/モジュールの前述の及び他の管理動作及び/又は機能は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置によって行われる方法の対応するステップを実施することを意図したものであるため、前述の方法の実施形態における有益な効果も実施できる。簡潔にするために、詳細についてはここでは説明しない。
通信装置700内の各ユニット/モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実施され得ることをさらに理解すべきである。これは具体的には限定されない。すなわち、通信装置700は機能モジュールの形態で提供される。本明細書における「ユニット」は、特定用途向け集積回路ASIC、回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ、メモリ、集積論理回路及び/又は前述の機能を提供可能な別のコンポーネントであり得る。
前述の解決策における通信装置700は、前述の方法で第1の端末装置によって行われる対応ステップを実施するための機能を有し得る。この機能は、ハードウェアによって実施され得るか又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。例えば、送信ユニットを送信機に置き換えてもよく、受信ユニットを受信機に置き換えてもよく、決定ユニット等の別のユニットをプロセッサに置き換えて、方法の実施形態における送信動作、受信動作及び関連する処理動作をそれぞれ行うようにしてもよい。
本願のこの実施形態では、図7の通信装置は、代替的に、チップ又はチップシステム、例えば、システムオンチップ(system on chip、SoC)であり得る。それに対応して、受信ユニット及び送信ユニットはチップのトランシーバ回路であってもよい。これは、本明細書では限定されない。
図8は、本願の一実施形態に係る通信装置の概略ブロック図である。図8に示すように、通信装置800は、受信ユニット810、処理ユニット820及び送信ユニット830を含み得る。
可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態における第2の端末装置に対応し得る。例えば、通信装置800は第2の端末装置であり得るか又は第2の端末装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6の第2の端末装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット810は、測定設定を取得するように構成され、測定設定は測定を行うために第2の端末装置によって用いられる。
受信ユニット810は、測定設定に基づいて、第1の端末装置によって送信される基準信号をサイドリンク上で受信するようにさらに構成されている。
処理ユニット820は、基準信号に基づいて、第1のユニキャスト接続上で測定を行うように構成され、第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
任意で、受信ユニット810は、第1の端末装置によって送信される測定設定を受信するように具体的に構成されている。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、装置は、第1の端末装置に第2の情報を送信するように構成された送信ユニット830をさらに含み、該第2の情報は、第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる。
任意で、送信ユニット830は、第1の端末装置に測定結果を送信するようにさらに構成され、測定結果は第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することによって第2の端末装置によって得られる結果である。
別の可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置に対応し得る。例えば、通信装置800はネットワーク装置であり得るか又はネットワーク装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6のネットワーク装置によって行われるステップを行うことができる。
処理ユニット820は、第1の情報を決定するように構成され、第1の情報は第1のユニキャスト接続の表示情報及び第1のユニキャスト接続の基準情報設定を含み、該基準信号設定は第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられ、該第1のユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
送信ユニット830は、第1の端末装置に第1の情報を送信するように構成されている。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、第1の情報は第1のユニキャスト接続の測定設定をさらに含み、該測定設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、装置は、第1の端末装置によって送信される第3の情報を受信するように構成された受信ユニット810をさらに含み、第3の情報は、第1の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる及び/又は第3の情報は、第2の端末装置が設定を正常に完了したことを示すために用いられる。
任意で、受信ユニット810は、第1の端末装置によって送信される第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより第2の端末装置によって得られた結果である。
別の可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置に対応し得る。例えば、通信装置800は第1の端末装置であり得るか又は第1の端末装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6の第1の端末装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット810は、第2の端末装置から第1の能力情報を受信するように構成され、第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、ユニキャスト接続は、第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
送信ユニット830は、ネットワーク装置に第2の能力情報を送信するように構成され、第2の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
受信ユニット810は、ネットワーク装置から設定情報を受信するようにさらに構成され、設定情報はユニキャスト接続の構成を含む。
処理ユニット820は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を介して通信を行うように構成されている。
任意で、第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、送信ユニット830は、第2の端末装置に第3の能力情報を送信するように構成され、第3の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力又は第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
任意で、能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は、ユニキャスト接続のベアラ設定、ユニキャスト接続の搬送波設定、ユニキャスト接続の基準信号設定又はユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は基準信号設定を含み、基準信号設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられる。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、送信ユニット830は、第2の端末装置に基準信号を送信するようにさらに構成される。
任意で、受信ユニット810は、第2の端末装置から第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより第2の端末装置によって得られる結果である。
任意で、送信ユニット830は、ネットワーク装置に第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を送信するようにさらに構成されている。
任意で、送信ユニット830は、ネットワーク装置に第4の情報を送信するようにさらに構成され、第4の情報は、ユニキャスト接続の設定が完了したことを示すために用いられる。
可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置に対応し得る。例えば、通信装置800はネットワーク装置であり得るか又はネットワーク装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6のネットワーク装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット810は、第1の端末装置の性能情報を取得するように構成されている。
さらに、受信ユニット810は、第1の端末装置から第2の能力情報を受信するようさらに構成され、第2の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、ユニキャスト接続は第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
処理ユニット820は、第1の端末装置の能力情報及び第2の能力情報に基づいて設定情報を決定するように構成され、設定情報はユニキャスト接続の設定を含む。
送信ユニット830は、第1の端末装置に設定情報を送信するように構成され、第2の能力情報は、第1の端末装置が設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定した後でユニキャスト接続が有する能力を含み、第1の端末装置の能力情報によって示される能力は、第1の端末装置が設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定した後でユニキャスト接続が有する能力を含む。
任意で、第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続の割り当てられた能力を含む。
任意で、能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は、ユニキャスト接続のベアラ設定、ユニキャスト接続の搬送波設定、ユニキャスト接続の基準信号設定又はユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は、基準信号構成を含み、基準信号構成は、第1の端末装置によって第2の端末装置に基準信号を送信するために使用される。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、該第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、該第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、受信ユニット810は、第1の端末装置から第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信するように構成され、測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより第2の端末装置によって得られる結果である。
任意で、受信ユニット810は、第1の端末装置から第4の情報を受信するようにさらに構成され、第4の情報は、ユニキャスト接続の構成が完了したことを示すために用いられる。
別の可能な設計では、通信装置800は、前述の方法の実施形態における第1の端末装置に対応し得る。例えば、通信装置800は第1の端末装置であり得るか又は第1の端末装置内に配置されるチップであり得る。通信装置800は、図3、図4、図5又は図6の第1の端末装置によって行われるステップを行うことができる。
受信ユニット810は、第2の端末装置から第1の能力情報を受信するように構成され、該第1の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の能力情報は第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、ユニキャスト接続は第1の端末装置と、第2の端末装置とによってサイドリンク上で確立されるユニキャスト接続である。
処理ユニット820は、第1の能力情報及び第1の端末装置の能力情報に基づいて設定情報を決定するように構成され、設定情報はユニキャスト接続の設定を含む。
処理ユニット820は、設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定するように構成され、第2の能力情報は、第1の端末装置が設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定した後でユニキャスト接続が有する能力を含み、第1の能力は、第1の端末装置が設定情報に基づいてユニキャスト接続を設定した後でユニキャスト接続が有する能力を含む。
任意で、第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当て可能な能力を含むか又は第1の端末装置の能力情報は、第1の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含む。
任意で、第1の能力情報は、第2の端末装置によってユニキャスト接続に割り当てられた能力を含み、装置は、第1の端末装置が第2の端末装置から第1の能力情報を受信する前に、第1の端末装置により、第2の端末装置に第1の端末装置の能力情報を送信するように構成された送信ユニット830をさらに含む。
任意で、能力は、サポートされる周波数帯域の組み合わせ、サポートされる周波数帯域、サポートされるキャリアアグリゲーション、サポートされる複製機能、サポートされる帯域幅、サポートされる多入力多出力MIMO層の数、測定能力、副搬送波間隔、変調/復調能力又は最大出力のうちの1つ以上を含む。
任意で、設定情報は、ユニキャスト接続のベアラ設定、ユニキャスト接続の搬送波設定、ユニキャスト接続の基準信号設定又はユニキャスト接続の測定設定のうちの1つ以上を含む。
任意で、基準信号設定は第1の表示情報及び/又は第1のパラメータ設定を含み、該第1の表示情報は、第2の端末装置に基準信号を送信するよう第1の端末装置に示すために用いられ、第1のパラメータ設定は、第2の端末装置に基準信号を送信するために第1の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含む。
任意で、測定設定は第2の表示情報及び/又は第2のパラメータ設定を含み、第2の表示情報は、測定を行うよう第2の端末装置に示すために用いられ、第2のパラメータ設定は、測定を行うために第2の端末装置によって用いられるパラメータ設定を含み、第2のパラメータ設定は、第3のパラメータ設定、測定数量設定、測定リポート設定又は測定識別子のうちの1つ以上を含み、第3のパラメータ設定は、基準信号を受信するために第2の端末装置によって用いられる。
任意で、送信ユニット830は、第2の端末装置に基準信号を送信するようにさらに構成されている。
任意で、受信ユニット810は、第2の端末装置から第1のユニキャスト接続の測定結果及び表示情報を受信するようにさらに構成され、測定結果は、第1のユニキャスト接続上の基準信号を測定することにより第2の端末装置によって得られる結果である。
なお、受信ユニット810及び送信ユニット830は同じトランシーバユニットであり得る。受信ユニット810、処理ユニット820及び送信ユニット830に加えて、通信装置800は別のユニットをさらに含み得る。これは、本願では限定されない。
通信装置800内の各ユニット/モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実施され得ることをさらに理解すべきである。これは具体的には限定されない。すなわち、通信装置800は機能モジュールの形態で提供される。本明細書における「ユニット」は、特定用途向け集積回路ASIC、回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ、メモリ、集積論理回路及び/又は前述の機能を提供可能な別のコンポーネントであり得る。
前述の解決策における通信装置800は、前述の方法でネットワーク装置によって行われる対応ステップを実施するための機能を有し得る。この機能は、ハードウェアによって実施され得るか又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。例えば、送信ユニットを送信機に置き換えてもよく、受信ユニットを受信機に置き換えてもよく、決定ユニット等の別のユニットをプロセッサに置き換えて、方法の実施形態における送信動作、受信動作及び関連する処理動作をそれぞれ行うようにしてもよい。
本願のこの実施形態では、図8の通信装置は、代替的に、チップ又はチップシステム、例えば、システムオンチップ(system on chip、SoC)であり得る。それに対応して、受信ユニット及び送信ユニットはチップのトランシーバ回路であってもよい。これは、本明細書では限定されない。
図9は、本願の一実施形態に係る通信装置900の概略構造図である。例えば、通信装置900は、端末装置、例えば、第1の端末装置又は第2の端末装置であってもよく、図1に示すシステムに適用されて、前述の方法の実施形態における第1の端末装置又は第2の端末装置の機能を行う。通信装置は、代替的に、端末装置内のチップ、車載通信端末、車載通信チップ等であり得る。
図に示すように、通信装置900はプロセッサ910及びトランシーバ920を含む。任意で、通信装置900はメモリ930をさらに含み得る。プロセッサ910、トランシーバ920及びメモリ930は、制御及び/又はデータ信号を転送するために内部接続経路を用いることにより互いに通信し得る。メモリ930はコンピュータプログラムを記憶するように構成されている。プロセッサ910はメモリ930からコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行してトランシーバ920を制御して信号を送受信するように構成されている。任意で、通信装置900は、トランシーバ920によって出力されるアップリンクデータ又はアップリンク制御信号を無線信号を用いて送信するように構成されたアンテナ940をさらに含み得る。
プロセッサ910及びメモリ930は1つの処理装置に統合されてもよい。プロセッサ910は、前述の機能を実施するために、メモリ930に記憶されたプログラムコードを実行するように構成されている。特定の実施の間、メモリ930は、代替的に、プロセッサ910と統合され得るか又はプロセッサ910から独立していてもよい。プロセッサ910は、通信装置800の処理ユニットに対応し得る。
トランシーバ920は、図7の受信ユニット710及び送信ユニット720、図8の受信ユニット810及び送信ユニット830に対応してもよく、通信ユニットとも呼ばれ得る。トランシーバ920は、レシーバ(又は受信機若しくは受信回路と呼ばれる)及びトランスミッタ(又は送信器若しくは送信回路と呼ばれる)を含み得る。レシーバは信号を受信するように構成され、トランスミッタは信号を送信するように構成されている。
図9に示す通信装置900は、図3、図4、図5及び図6に示す方法の実施形態における第1の端末装置又は第2の端末装置に関するプロセスを実施できることを理解されたい。通信装置900内のモジュールの動作及び/又は機能は、前述の方法の実施形態における対応する手順をそれぞれ実施するためのものである。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。繰り返しを避けるために、ここでは詳細な説明を適切に省略する。
プロセッサ910は、第1の端末装置内または第2の端末装置内に実装され、前述の方法の実施形態に記載されるアクションを実行するように構成されてもよく、送受信機920は、ネットワーク装置からの受信またはネットワーク装置への送信のアクションを実行するように構成されてもよく、第1の端末装置によって実行され、前述の方法の実施形態に記載されるアクションを実行するように構成されてもよい。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意で、通信装置900は、端末装置内の様々なコンポーネント又は回路に電力を供給するように構成された電源950をさらに含み得る。
加えて、端末装置の機能をより完全にするために、通信装置900は、入力ユニット960、表示ユニット970、音声回路980、カメラ990、センサ901等のうちの1つ以上をさらに含んでもよく、音声回路はスピーカ982、マイク984等をさらに含み得る。
なお、通信装置900は、代替的に、前述の実施のいずれか1つの第2の端末装置のステップ又は機能を実施するために、前述の方法の実施形態のうちのいずれか1つにおける第2の端末装置であってもよい。
図10は、本願の一実施形態に係る通信装置1000の概略構造図であり、例えば、ネットワーク装置の概略構造図であり得る。ネットワーク装置1000は、図1に示すシステムに適用して、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置の機能を実行してもよい。
図に示すように、例えば、ネットワーク装置1000は1つ以上の無線周波数ユニット、例えば、遠隔無線ユニット(remote radio unit、RRU)1010及び1つ以上のベースバンドユニット(base
band unit、BBU)(デジタルユニット(digital unit、DU)とも呼ばれ得る)1020を含み得る。RRU1010は通信ユニット又はトランシーバユニットとも呼ばれ、図7の受信ユニット710及び送信ユニット720又は図8の受信ユニット810及び送信ユニット830に対応する。任意で、トランシーバユニット1010はトランシーバマシン、トランシーバ回路、トランシーバ等とも呼ばれ、少なくとも1つのアンテナ1011及び無線周波数ユニット1012を含み得る。
任意で、トランシーバユニット1010は受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。受信ユニットはレシーバ(又は受信機若しくは受信回路と呼ばれる)に対応し、送信ユニットはトランスミッタ(又は送信機若しくは送信回路と呼ばれる)に対応し得る。別の例では、トランシーバユニット1010は同じモジュールを用いることにより、例えばトランシーバ回路モジュールを用いることにより実施され得る。RRU1010は、主に、無線周波数信号を送受信し、無線周波数信号とベースバンド信号との変換を行うように構成され、例えば、第1の情報を端末装置に送信するように構成されている。BBU1020は、主に、ベースバンド処理を行い、ネットワーク装置を制御するように構成されている。RRU1010及びBBU1020は物理的に一緒に配置され得るか又は物理的に別々に配置され得る、具体的には分散基地局であり得る。
BBU1020は、ネットワーク装置の制御部であってもよく、処理ユニットとも呼ばれ、通信装置600に含まれる処理ユニットに対応し、チャネル符号化、多重化、変調及びスペクトル拡散等のベースバンド処理機能を完了するように主に構成されている。例えば、BBU(処理ユニット)は、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置に関連する動作手順を行うために、例えば、前述の設定情報を送信するために基地局を制御するように構成され得る。
1つの例では、BBU1020は1つ以上の基板を含んでもよく、複数の基板は、単一のアクセス規格の無線アクセスネットワーク(例えば、LTEネットワーク)を共同でサポートし得るか又は異なるアクセス規格の無線アクセスネットワーク(例えば、LTEネットワーク、5Gネットワーク及び別のネットワーク)を別々にサポートし得る。BBU1020はメモリ1021及びプロセッサ1022をさらに含む。メモリ1021は、必要な命令及び必要なデータを記憶するように構成されている。プロセッサ1022は、必要な動作を行うためにネットワーク装置を制御するように構成され、例えば前述の方法の実施形態のネットワーク装置に関する動作手順を行うためにネットワーク装置を制御するように構成されている。メモリ1021及びプロセッサ1022は1つ以上の基板に仕え得る。すなわち、メモリ及びプロセッサは各基板上に配置され得る。あるいは、複数の基板は同じメモリ及び同じプロセッサを共有し得る。加えて、必要な回路が各基板にさらに配置され得る。
図10に示す通信装置1000は、図3、図4、図5及び図6に示す方法の実施形態におけるネットワーク装置に関するプロセスを実施できることを理解されたい。ネットワーク装置1000内のモジュールの動作及び/又は機能は、前述の方法の実施形態における対応する手順をそれぞれ実施するためのものである。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。繰り返しを避けるために、ここでは詳細な説明を適切に省略する。
BBU1020は、ネットワーク装置内に実施され、前述の方法の実施形態で説明した動作を行うように構成されてもよく、RRU1010は、ネットワーク装置によって行われ、前述の方法の実施形態で説明した、端末装置への送信及び端末装置からの受信の動作を行うように構成され得る。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。詳細については、ここでは再度説明しない。
本願の一実施形態は、プロセッサ及びインターフェイスを含む処理装置をさらに提供する。プロセッサは、前述の方法の実施形態のいずれかの方法を行うように構成されている。
本願のこの実施形態のプロセッサは、中央処理装置(central processing unit、CPU)であり得るか又はプロセッサは、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific
integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field
programmable gate array、FPGA)又は別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネント等であり得ることを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか又はプロセッサは任意の従来のプロセッサ等であり得る。
本願のこの実施形態のメモリは、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリであり得るか又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含み得ることをさらに理解されたい。不揮発性メモリはリードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(programmable
ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)又はフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってもよく、外部キャッシュとして用いられる。例示的であるが限定的ではない説明を通して、多くの形態のランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic
random access memory、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(syncronous
DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data
rate synchronous DRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced
SDRAM、ESD RAM)、シンクリンクダイナミックアクセスメモリ(synchlink DRAM、SL DRAM)及びダイレクトランバスダイナミックランアクセスメモリ(direct rambus
RAM、DR RAM)が用いられ得る。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせによって実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアが用いられる場合、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全に又は部分的に実施され得る。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令又はコンピュータプログラムを含む。プログラム命令又はコンピュータプログラムがコンピュータ上にロードされて実行された場合、本願の実施形態に係る手順又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能な装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され得るか又は1つのコンピュータ読み取り可能記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから、有線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに送信され得る。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得るか又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンター等のデータ記憶装置であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)又は半導体媒体であり得る。半導体媒体はソリッドステートドライブであり得る。
本明細書の「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトを説明するための関連関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する場合、A及びBの双方が存在する場合、Bのみが存在する場合の3つの場合を表す。A及びBは単数又は複数であり得る。加えて、本明細書の「/」という記号は、関連するオブジェクト間の「又は」の関係を概して表すが、代替的に「及び/又は」の関係を表し得る。詳細については、前述及び下記の説明を理解のために参照されたい。
本願では、「少なくとも1つ」とは1つ以上を意味し、「複数」とは2つ以上を意味する。「以下のアイテム(ピース)の少なくとも1つ」又はこれに類する表現は、アイテムの任意の組み合せを意味し、1つのアイテム(ピース)又は複数のアイテム(ピース)の任意の組み合せを含む。例えば、a、b又はcの少なくとも1つ(ピース)は、a、b、c、a-b、a-c、b-c又はa-b-cを表してもよく、a、b及びcは単数又は複数であり得る。
前述のプロセスのシーケンス番号は、本願の様々な実施形態における実行シーケンスを意味しないことを理解されたい。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能及び内部論理に基づいて決定されるべきであり、本願の実施形態の実施プロセスに対する限定と解釈すべきではない。
当業者は、本明細書で開示した実施形態を参照して説明した例におけるユニット及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせによって実施できることを認識するであろう。機能がハードウェア又はソフトウェアによって行われるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約条件に依存する。当業者であれば、各特定の用途のために説明した機能を実施するために異なる方法を用いり得るが、その実施は本願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
当業者であれば、前述のシステム、装置及びユニットの特定の作業手順については、説明の便宜上及び簡潔さのために、前述の方法の実施形態における対応する手順を参照すべきことを明確に理解するであろう。詳細については、ここでは再度説明しない。
本願に提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は他の方法で実施され得ることを理解すべきである。例えば、説明した装置の実施形態は例にすぎない。例えば、ユニットへの分割は論理的な機能分割にすぎず、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされるか又は統合されてもよく又は一部の特徴は無視されるか若しくは実行されないこともある。加えて、表示又は説明した相互連結又は直接連結又は通信接続は一部のインターフェイスを用いることによって実施され得る。装置又はユニット間の間接的な連結又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形態で実施され得る。
別個の部品として説明したユニットは物理的に分離されていても、されていなくてもよく、ユニットとして表示した部品は物理的ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に位置し得るか又は複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部又は全ては、実施形態の解決策の目的を実現するために実際の要件に基づいて選択され得る。
加えて、本願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合され得るか又はユニットのそれぞれは物理的に単独で存在し得るか又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合、これらの機能はコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策は、本質的に、先行技術に寄与する部分又は技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施され得る。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置であり得る)に、本願の実施形態で説明した方法のステップの全て又は一部を行うように指示するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random
access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な任意の媒体を含む。
前述の説明は本願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を制限することを意図していない。本願に開示された技術的範囲内で当業者が容易に理解することができる変更又は代替は、本願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。