JP2022525834A - 頂部解除ボタンを備えた包装体 - Google Patents

Abstract

本発明は、外装体（２）と内装体（３）とを含む、複数の物品を収納するための包装体（１）であって、内装体は、外装体に対して長手方向に移動可能である、包装体に関する。第１の包装材料で作られた、外装体は、内装体を少なくとも部分的に収納している。物品を収納するための内装体は、第２の包装材料で作られる。包装体の第１の開封前の包装体の閉状態では、内装体は、外装蓋の内表面への第１の接続部を介して固定的に取り付けられる。外装蓋の少なくとも１つの面は、内装体と外装蓋の内表面との間の前記第１の接続部を破断させるために包装体の第１の開封に変形可能部（６）への圧力の印加が必要となるような、前記変形可能部を含む。第１の接続部を破断させた後に、内装体は、外装体に対して長手方向に移動可能であるように配置される。

Description

本発明は、外装体と内装体と変形可能部とを含む、複数の物品を収納するための包装体であって、内装体は、外装体に対して長手方向に移動可能である、包装体に関する。

包装体は、様々なサイズ、材料、及び解決すべき課題を有する、箱のシステムとして知られている。包装体が、複数のタバコを収納するために使用される場合、外箱は、紙又はボール紙などの、セルロース系材料で作られることが多く、情報のための空間を確保するために使用され、タバコなどのための機械的保護としての役割を果たす。内箱は、多くの場合、特に多湿地域又は非常に乾燥した地域では、タバコの寿命を大幅に改善するために、且つ包装及び保管時にタバコが外箱のセルロース系材料に直接接触するのを防止するために、バリア層を提供する。

通常、追加の可撓性外包材料は、包装システムの最初の開封前に包装システムの外箱を取り囲んでいる。その包材料は、内部の製品の鮮度を保つのに役立つ。しかしながら、箔が一旦開封されると、箔によってもたらされた密封が失われる。それにもかかわらず、外箱を取り囲む外包材料は、例えば購入前に箱の無損傷を示す証拠を提供するためにも、ほとんどの場合、依然として使用されている。それゆえ、消費者は、内部のタバコを望ましくない条件によって変化させないために、タバコの包装体が損傷していないことの確認を望む。したがって、外包材料が一旦開封されると、消費者が、箱を開封せずに、以前に誰か他の人が箱を開封したか又は以前に何か別のことが箱に起こったかどうかを確かめることは困難である。

その点に関して、米国特許第９，００４，２７３号明細書では、開口端を有する外箱と、外箱内に収容された内部パックであって、棒状喫煙物品の束と、この束を包み込む内包材とを含む内部パックと、外箱の開口端の後縁にヒンジ結合された蓋であって、開口端を開閉するための蓋と、外箱と蓋とを分離可能に接続するための切り離し線であって、切り離し線は、蓋が最初に開封されたときに蓋の切断を開始するために切り取り開始位置を決定するための脆弱部を含む、切り離し線とを含む、棒状喫煙物品のためのヒンジ蓋付き包装体を説明している。

すべての消費者が未開封の包装体を購入することを望むので、製造業者は、一方では包装体の不正開封の証拠を提供するという課題に直面し、他方では材料を節約することを望む。

それゆえ、本発明の目的は、追加の外包材料がもはや必要ないように包装体が開封された後に包装体の不正開封の証拠を作成することである。そのように、いくつかの製造ステップを省略することができ、材料を節約することができる。

前述の問題は、外装容器と外装蓋とを備えた、第１の包装材料で作られた、外装体を含む、複数の物品を収納するための包装体によって解消される。物品を収納するための内装体は、内装容器と内装蓋とを備えた、第２の包装材料で作られ、外装体は、内装体を少なくとも部分的に収納する。包装体の第１の開封前の包装体の閉状態では、内装体は、外装蓋の内表面への第１の接続部を介して固定的に取り付けられる。外装蓋の少なくとも１つの面は、内装体と外装蓋の内表面との間の前記第１の接続部を破断させるために包装体の第１の開封に変形可能部への圧力の印加が必要となるような、前記変形可能部を含む。第１の接続部を破断させた後に、内装体は、外装体に対して長手方向に移動可能であるように配置される。そのような包装体では、第１の開封前には内装体が外装体に固定され、包装体の第１の開封後には変形可能部が変形され、且つ内装体が外装体に対してずらして配置されるが、内装体を外装体の内側で移動させることが可能である。そのずれ及び／又は変形した変形可能部は、不正開封の証拠を表す。

本発明によれば、接続部を破断させることは前記接続部の破壊を意味し、前記接続部は、永久的且つ復元不能に破断／破壊される。

好ましい実施形態では、第１の接続部を破断させた後に、内装体は、内装容器底壁と外装容器底壁との間の空間に向かって長手方向に移動可能であり、内装容器底壁と外装容器底壁とは、平行に且つ互いに距離をおいて配置される。内装容器底壁と外装容器底壁との間に空間があるので、内装体は、変形可能部を押圧することによって移動させることができる。この移動中に、内装容器底壁と外装容器底壁との間の空間が減少する。

好ましい実施形態では、内装体の外表面は、少なくとも１つの接着点によって外装蓋の内表面に接続される。接着点は、既知の方法及び／又は技術によって容易に設けることができる。その上、接着剤は非常に安価で取り付けが容易である。

好ましい実施形態では、少なくとも１つの接着点は、外装蓋前壁の内表面を内装蓋前壁の外表面に接続し、及び／又は外装蓋側壁の内表面を内装側壁の外表面に接続する。内装蓋の外表面と外装蓋の内表面との接続は、内装体が、例えば包装体の移送及び／又は振動中に、外装体内に固定されたままであることを確実にする。

好ましい実施形態では、外装容器底部フラップは、内装容器底壁と外装容器底壁との間の空間に配置され、外装容器底部フラップは、外装容器底壁の内表面及び／又は外装容器側壁の内表面に、並びに内装容器底壁の外表面に接続される。外装容器底部フラップは、プレースホルダとしての役割を果たし、内装容器底壁と外装容器底壁との間の空間が、例えば包装体の移送及び／又は振動中に、同様のままであることを確実にする。

好ましい実施形態では、外装容器底部フラップは、内装容器底壁の外表面に接着される。接着剤は、内装体を外装体に固定して取り付ける。

好ましい実施形態では、外装容器底部フラップは、外装蓋の変形可能部に圧力がかかると内装体と一緒に長手方向に移動可能である。外装蓋の変形可能部の押圧中及び押圧後に、接着接続によって、内装体が外装体に固定されたままであることが確実となる。

好ましい実施形態では、内装体の外側長さは、長手方向における外装体の内側長さよりも短く、その結果、内装体は、外装体内で前記長手方向に移動可能である。

好ましい実施形態では、変形可能部は、外装蓋頂壁に設けられる、一部切欠部を含み、一部切欠部は、圧力の印加によって少なくとも一部が長手方向に移動可能である。一部切欠部を用いて、包装体を開封せずに内装体を外装体内で移動させることが可能である。

好ましい実施形態では、一部切欠部は、一部切欠部がユーザの指先の形状に適合され、したがって一部切欠部によってユーザが切欠部を押圧することが容易になるように、アーチ形である。

好ましい実施形態では、指示標識は、変形可能部上の又は変形可能部に隣接する、外装蓋頂壁の外表面に印刷及び／又は配置される。指示標識は、一部切欠部が外装体上のどこに位置決めされているかをユーザに示す。

好ましい実施形態では、第１の包装材料と第２の包装材料とは、異なる材料が異なるタイプの応力からの保護を提供するように、異なる。

好ましい実施形態では、第１の包装材料は、内装体及び内装体の充填物が機械的応力から保護されるように、紙、ボール紙及び／又は厚紙材料である。

好ましい実施形態では、第２の包装材料は、内装体の充填物が化学的応力から、特に湿気又は乾燥から保護されるように、箔材料である。

好ましい実施形態では、外装容器底部フラップは、外装容器前壁及び外装後壁への接触がなく、特に台形である。外装容器前壁及び外装後壁への接触がなく、したがって、ほとんど抵抗を受けない、外装容器底部フラップは、内装体の移動中に容易に移動することができる。

以下の説明では、添付図を参照しながら、本発明のさらなる利点、目的及び特徴を単なる例として説明する。図では、異なる実施形態における類似の構成要素は、同じ参照符号を示すことができる。

外装体と内装体とを含む、閉位置において複数の物品を収納するための包装体の概略図である。 台形の外装容器底部フラップの概略図である。 指示標識の概略図である。

図１には、閉状態において複数の物品を収納するための包装体１の概略図が示されている。包装体１はその主延在方向が鉛直方向と一致するように配置されていると仮定して、それに応じて「底部」、「頂部」又は「下部」などのいくつかの用語が使用されている。

包装体は、矩形断面を備えた平行六面体の形状を有する、外装体２と、内装体３が外装体２の側縁２９に平行に上位置と下位置との間で外装体２内を摺動することを可能にするために摺動方式で外装体２に対して長手直線方向４に移動可能であるように配置される、内装体３とを含む。外装体２には、４つの長手方向縁又はむしろ側縁２９が画定される。それゆえ、内装体３の外側長さは、長手方向４における外装体２の内側長さよりも短く、その結果、内装体３は、外装体２内で移動可能とされる。

外装材料は、内装材料と異なる。外装体２は、好ましくは、厚紙材料で作られ、外装容器２ａと外装蓋２ｂとを含み、内装体３は、好ましくは、例えばアルミニウム被覆材などの箔材料で作られ、内装容器３ａと内装蓋３ｂとを含む。内装体３は外装体２内に位置決めされ、外装容器２ａは内装容器３ａを覆い、且つ外装蓋２ｂは内装蓋３ｂを覆う。包装体を開封する前の内装体３の剛性は、内装体３内の物品によって与えられる。

内装体３は、内装容器底壁１０と、内装蓋前壁１２と、内装蓋頂壁１４と、内装容器側壁１８と、内装容器前壁２１と、内装後壁２３とを含む。内装蓋前壁１２は、外装蓋前壁に平行に配置され、内装蓋前壁１２よりも、長手方向と短手方向の両方向において、サイズが小さい。内装蓋３ｂは、内装容器前壁２１の一部と、外装蓋の頂壁に平行な上面壁とを覆い、内装蓋前壁１２及び内装蓋頂壁１４は、内装容器側壁１８に対して１ｍｍ～１０ｍｍ、好ましくは２ｍｍ～８ｍｍ、より好ましくは３ｍｍ～６ｍｍだけ間隔をおいて配置される。内装蓋３ｂは、内容器３ａに対して長手方向４に開くことができる。内装蓋３ｂが開いているときに、内装蓋３ｂは、例えば８４～８３ｍｍの長さのタバコを収容できる、内装体３内に位置する物品へのアクセスを提供する。

分割部２４は、側壁１５、１７及び外装前壁１２、２０において外装容器２ａを外装蓋２ｂから分離して縁部３１を形成し、外装後壁２２は、外装容器２ａと外装蓋２ｂとを接続する。さらに、外装後壁２２は、フラップとしての役割を果たし、外容器と長手方向４と外装容器前壁２０に垂直な方向とに対して、ヒンジ付き蓋３ｂを回動させるために、外装体が容器とヒンジ付き蓋３ｂとを有するように、外装容器後壁と外装蓋後壁の両方を形成する。閉位置では、外装蓋２ｂの頂壁５は、外装底壁１５に平行に対向しており、外装容器前壁２０は、外装蓋前壁１３と同一平面上にある。さらに、外装容器側壁１７は、外装蓋側壁１５と同一平面上に配置される。分割部２４は、外装後壁２２から外装容器側壁１７に対して３０°～９０°、好ましくは５０°～７０°、より好ましくは約６０°の角度３２で配置される。さらに、分割部２４は、外装後壁２２から外装蓋側壁１５に対して９０°～１５０°、好ましくは１０５°～１３５°、より好ましくは約１２０°の角度３３で配置される。

外装体２の底部には、２つずつ互いに対向する、４つの縁部が隣り合う壁によって形成される。第１の対の下縁２７は、外装容器前壁２０と外装底壁１１と外装後壁２２とによって形成される。第２の対の下縁２８は、外装容器側壁１７と外装底壁１１とによって形成され、外装底壁１１は、互いに且つ外装前壁２０と外装後壁２２とに平行に位置決めされる、２つの外装容器側壁１７に隣接して配置され、外装前壁２０と外装後壁２２もまた、互いに平行に位置決めされる。

２つの外装容器底部フラップ１６が、内装容器底壁１０と外装容器底壁１１との間の空間９に配置される。２つの外装容器底部フラップ１６は、矩形状に成形され、２つの外装容器底部フラップ１６が両方とも、外装底壁１１の内表面に取り付けられずに、外装底壁１１の内表面を覆うように、各下縁２８における折り線に沿った折り曲げによって側壁から内方に延びている。両方の底部フラップ１６は、フラップ後端１６ｂとフラップ前端１６ａとを含み、フラップ前端の各々は、内装容器底壁１０の外表面を各底部フラップ１６に、したがって外装体２に接続する取付領域１９を含む。取付領域１９は、好ましくは、接着帯１９ａ又は少なくとも接着ドットのいずれかを含み得る。フラップ後端１６ｂとフラップ前端１６ａの両方は、内装体３と一緒に外装容器底壁１１に向かって長手方向４に移動可能であり、フラップ前端１６ａは、外装容器底壁１１に平行に位置決めされ且つ／又は移動中も略平行なままであり、下方への内装体３の移動中に角度３４が減少し且つ角度３５が増加する。底部フラップ１６は、ここでは、概して矩形状を有するものとして表され説明されているが、内装体への底部フラップ１６の特定の接続機能と、外装底壁に対する可動性が変更されることなく、他の形状を採用し得ることは当業者には明らかであろう。特に、フラップ前端１６ａは、アーチ形又は台形であり得る。

接着帯１９ａは、外装容器底部フラップ前端１６ａ上に位置決めされ、互いに平行に且つ外装容器前壁に対して垂直に配置される。さらに、接着帯は、少なくとも内装体３を内装容器底壁１０と外装容器底壁１１との間の空間９に向けて移動させた後に、接着帯が内装容器底壁の外表面に向けられてその表面に接続するように、フラップ前端１６ａの表面に位置決めされる。しかしながら、接着帯１９ａはまた、内装体３の移動前でも内装容器底壁１０の外表面に接続することが可能である。また、接着帯１９ａが、楕円形状又は円形状などの、別の形状を有することも可能である。

包装体１は、前述したように、使用中に内装体が外装体内で長手方向に数ミリメートル移動可能であるように配置される。図１に表すように、内装容器底壁１０と外装容器底壁１１との間に、又は内装容器頂壁と外装頂壁との間に空間９が配置される。この空間９は、０．５ｍｍ～６ｍｍ、より好ましくは１ｍｍ～４ｍｍ、特に好ましくは２ｍｍ～３ｍｍの範囲で長手方向４における延在を示す。

外装体２の頂壁には、２つずつ互いに対向する、４つの縁部が隣り合う壁によって形成される。第１の対の頂縁２５は、外装蓋前壁１２と外装頂壁５と外装後壁２２とによって形成される。第２の対の頂縁２６は、外装蓋前壁１２と外装側壁とによって形成される。第２の対の下縁２８は、外装蓋側壁１５と外装頂壁５とによって形成される。外装蓋２ｂの頂壁５は、直線状接続部において頂壁５に接続される、アーチ形の一部切欠部７を含む、変形可能部６をさらに含む。一部切欠部７は、少なくとも一部が長手方向４及び外装体２の下方に移動可能である。この移動によって、一部切欠部７は、外装蓋２ｂの頂壁５から押圧されて、内装蓋３ｂの外表面に接触し、内装体３は、内装容器底壁１０と外装容器底壁１１との間の空間９に向かって移動する。変形可能部６の中心は、好ましくは、外装蓋２ｂの頂壁５の中心又はその近傍に、且つ外装蓋前壁１２から２ｍｍ～１８ｍｍの距離の範囲内に、より好ましくは５ｍｍ～１２ｍｍの距離の範囲内に配置される。さらに、変形可能部６の中心はまた、好ましくは、外装蓋側壁１２から５ｍｍ～５５ｍｍの距離の範囲内に、より好ましくは２０ｍｍ～４０ｍｍの距離の範囲内に配置される。また、変形可能部６又はむしろ一部切欠部７は、矩形又は楕円形又は台形に成形され並びに／或いは頂壁５から完全に移動可能及び／又は押圧可能であることが可能である。

内装蓋３ｂの外表面は、内装上部前壁３０近傍の１つの接着点８によって外装蓋２ｂの内表面に接続される。接着点８は、短手方向に関して内装蓋前壁１３の中央に配置される。この接続部は、内装体３が空間９に向かって長手方向に摺動するときに破断される。また、接着点が内装蓋３ｂ及び外装蓋３ｂの側壁に配置されるように１つ又は複数の接着点が外装蓋側壁１５の内表面と内装容器側壁１８の外表面とを接続することが可能である。

図２には、外装容器底部フラップ前端１６ａと、外装容器底部フラップ後端１６ｂと、接着帯１９ａと、外装容器への接続部を表す、フラップの接続側とを備えた、台形の外装容器底部フラップ１６の概略図が示されている。

図３には、変形可能部６上の又は変形可能部６に隣接する、外装蓋頂壁５の外表面に印刷及び／又は配置された、指示標識の概略図が示されている。好ましくは、指示標識は、変形可能部６又はむしろ一部切欠部の上に印刷され且つ同様の形状を有し、切欠部７は、円形状と、外装蓋の頂壁に接続される接続側３６とを有する。加えて、指示標識には、変形可能部が押圧可能なボタンであることを示す手掛かりが含まれることが好ましい。

１ 包装体
２ 外装体
２ａ 外装容器
２ｂ 外装蓋
３ 内装体
３ａ 内装容器
３ｂ 内装蓋
４ 長手方向
５ 外装蓋の頂壁
６ 変形可能部
７ 一部切欠部
８ 内装体の外表面と外装体の内表面との接着点及び接続部
９ 内装容器底壁と外装容器底壁との間の空間
１０ 内装容器底壁
１１ 外装容器底壁
１２ 外装蓋前壁
１３ 内装蓋前壁
１４ 内装蓋頂壁
１５ 外装蓋側壁
１６ 外装容器底部フラップ
１６ａ 外装容器底部フラップ前端
１６ｂ 外装容器底部フラップ後端
１６ｃ 外装容器に接続されたフラップの接続側
１７ 外装容器側壁
１８ 内装容器側壁
１９ 取付領域
１９ａ 接着帯
２０ 外装容器前壁
２１ 内装容器前壁
２２ 外装後壁
２３ 内装後壁
２４ 分割部
２５ 頂縁１
２６ 頂縁２
２７ 下縁１
２８ 下縁２
２９ 側縁
３０ 内装上部前壁
３１ 分割縁部
３２ 外装後壁と外装容器側壁との間の分割角度
３３ 外装後壁と外装蓋側壁との間の分割角度
３４ フラップ後端と外容器底壁との間の角度
３５ フラップ後端とフラップ前端との間の角度
３６ 外装蓋の頂壁に接続された一部切欠部の接続側

Claims (15)

1. 外装容器（２ａ）と外装蓋（２ｂ）とを備えた、第１の包装材料で作られた、外装体（２）と、
   内装容器（３ａ）と内装蓋（３ｂ）とを備えた、第２の包装材料で作られた、物品を収納するための内装体（３）と
   を含む、複数の物品を収納するための包装体（１）であって、
   前記外装体（２）は、前記内装体を少なくとも部分的に収納しており、
   前記包装体の第１の開封前の前記包装体の閉状態では、前記内装体（３）は、前記外装蓋（２ｂ）の内表面への第１の接続部を介して固定的に取り付けられ、
   前記外装蓋の少なくとも１つの面（５）は、前記内装体（３）と前記外装蓋（２ｂ）の前記内表面との間の前記第１の接続部を破断させるために前記包装体の前記第１の開封に変形可能部（６）への圧力の印加が必要となるような、前記変形可能部（６）を含み、前記第１の接続部を破断させた後に、前記内装体（３）は、前記外装体（２）に対して長手方向（４）に移動可能であるように配置されることを特徴とする、包装体（１）。
2. 前記第１の接続部を破断させた後に、前記内装体（３）は、内装容器底壁（１０）と外装容器底壁（１１）との間の空間（９）に向かって前記長手方向に移動可能であり、前記内装容器底壁（１０）と前記外装容器底壁（１１）とは、平行に且つ互いに距離をおいて配置されることを特徴とする、請求項１に記載の包装体。
3. 前記内装体（３）の外表面は、少なくとも１つの接着点（８）によって前記外装蓋（２ｂ）の前記内表面に接続されることを特徴とする、請求項１又は２に記載の包装体。
4. 前記少なくとも１つの接着点（８）は、外装蓋前壁（１２）の内表面を内装蓋前壁（１３）の外表面に接続し、及び／又は外装蓋側壁（１５）の内表面を内装側壁（１８）の外表面に接続することを特徴とする、請求項３に記載の包装体。
5. 外装容器底部フラップ（１６）は、前記内装容器底壁（１０）と前記外装容器底壁（１１）との間の前記空間（９）に配置され、前記外装容器底部フラップ（１６）は、前記外装容器底壁（１１）の内表面及び／又は外装容器側壁（１７）の内表面に、並びに前記内装容器底壁（１０）の前記外表面に接続されることを特徴とする、請求項２～４のいずれか一項に記載の包装体。
6. 前記外装容器底部フラップ（１６）は、前記内装容器底壁（１０）の前記外表面に接着されることを特徴とする、請求項５に記載の包装体。
7. 前記外装容器底部フラップ（１６）は、前記外装蓋（２ｂ）の前記変形可能部（６）に圧力が印加されると前記内装体（３）と一緒に前記長手方向（４）に移動可能であることを特徴とする、請求項５又は６に記載の包装体。
8. 前記内装体（３）の外側長さは、前記長手方向（４）における前記外装体（２）の内側長さよりも短く、その結果、前記内装体（３）は、前記外装体（２）内で前記長手方向（４）に移動可能であることを特徴とする、請求項１～７のいずれか一項に記載の包装体。
9. 前記変形可能部（６）は、外装蓋頂壁（５）に設けられる一部切欠部（７）を含み、前記一部切欠部（７）は、圧力の印加によって少なくとも一部が前記長手方向（４）に移動可能であることを特徴とする、請求項１～８のいずれか一項に記載の包装体。
10. 前記一部切欠部（７）は、アーチ形であることを特徴とする、請求項９に記載の包装体。
11. 指示標識は、前記変形可能部（６）上の又は前記変形可能部（６）に隣接する、前記外装蓋頂壁（５）の外表面に印刷及び／又は配置されることを特徴とする、請求項９又は１０に記載の包装体。
12. 前記第１の包装材料と前記第２の包装材料とは、異なることを特徴とする、請求項１～１１のいずれか一項に記載の包装体。
13. 前記第１の包装材料は、紙、ボール紙及び／又は厚紙材料であることを特徴とする、請求項１～１２のいずれか一項に記載の包装体。
14. 前記第２の包装材料は箔材料であることを特徴とする、請求項１～１３のいずれか一項に記載の包装体。
15. 前記外装容器底部フラップ（１６）は、外装容器前壁（２０）及び外装後壁（２２）への接触がなく、特に台形であることを特徴とする、請求項５～７のいずれか一項に記載の包装体。

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