JP2022526332A - 消費材用の容器 - Google Patents

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    • B65D85/10Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles rod-shaped or tubular for cigarettes
    • B65D85/1036Containers formed by erecting a rigid or semi-rigid blank

Abstract

Figure 2022526332000001
消費材用の容器(1)であって、外部ハウジング(10)と、消費材(5)を収納するための内部ライナー(20)であって、内部ライナー(20)は外部ハウジング(10)内に配置される、内部ライナー(20)とを含み、外部ハウジングは、容器を開閉するための閉鎖フラップ(30)を含み、閉鎖フラップ(30)は、外部ハウジングと一体であり、上面パネル(32)と前面パネル(34)とを含み、内部ライナー(20)は、容器の開放形態において内部ライナー内の消費材へのアクセスを可能にするための開口部(22)を含み、前記開口部は、容器の閉鎖形態において、再閉鎖可能な内部ライナーフラップ(40)によって閉鎖され、内部ライナーフラップは、再封止可能な接着剤(42)によって少なくとも一部が内部ライナー(20)に取り付けられ、且つ閉鎖フラップ(30)は、内部ライナーフラップ(40)に永久的に取り付けられる、消費材用の容器(1)。

Description

本発明は、消費材用の容器に関する。容器は、特に、紙巻たばこのようなたばこ製品を収納するのに適している。
例えば、紙巻たばこのような壊れやすい物品は、通常、移送中に物品を保護するために小さな容器内に包装され、市場に持ち込まれる。そのような容器は、厚紙のような再生可能な原材料で作ることができ、多くの場合、複数の構成要素を含む。通常、柔らかい無味無臭の内部ライナーは、消費材を直接収納しつつ、より硬い外部ハウジングが容器を形成し、環境条件及び外部からの衝撃に対して物品を保護する。場合により、外部ハウジングは、容器の開閉のためのヒンジ付きの立体的な蓋を含む。容器は、追加的に、さらなる保護のために且つ完全密封として透明プラスチック箔に包まれる。文献である国際公開第2018/134593A1号パンフレットは、そのような立体的な蓋を備えた紙巻たばこパックを示している。
ヒンジ付きの立体的な蓋を有する、紙巻たばこ用の容器は別にして、容器のボックス部分の開口部を覆うための平坦な材料片の閉鎖フラップを有する、紙巻たばこ用の容器が知られている。
文献である国際公開第2016/097298A1号パンフレットは、パッケージ内の紙巻たばこにアクセスするための開口部を内部に有するボックスを含む紙巻たばこ用の容器を開示しており、この容器では、開口部は、上部壁の前縁から上部壁を横切って延び、且つアクセス開口部の周縁は、上部壁が開口部の後部及び側部の周囲に延びるように、上部壁の後縁及び側縁から離間して配置される。閉鎖フラップは、フラップが開口部を覆う閉鎖位置と、開口部が覆われない開放位置との間で移動可能であり、パッケージの後部壁から延びる。
文献である国際公開第2014/188357A1号パンフレットは、製品群と、製品群を封入する封止パッケージであって、封止パッケージを貫通する第1の切り込みによって画定されるとともに、製品群へのアクセスを可能にするように移動可能である、第1のカバーフラップを有する封止パッケージと、封止パッケージを封入する硬質の容器であって、容器を貫通する第2の切り込みによって画定されるとともに、封止パッケージの第1のカバーフラップに重ね合わされ且つ封止パッケージへのアクセスを可能にするように移動可能である、第2のカバーフラップを有する硬質の容器と、再粘着性接着剤で内側が被覆される、再閉鎖可能な接着パネルであって、再粘着性接着剤を有さずに接着パネルの縁部に位置する把持タブを有する、再閉鎖可能な接着パネルとを有する、紙巻たばこ用の容器を開示している。第2のカバーフラップは、第1のカバーフラップに直接重ね合わされ、且つ第1のカバーフラップに永久的に貼着され、並びに接着パネルは、容器の外側に位置し、第2のカバーフラップよりも大きく、
第2のカバーフラップに重ね合わされ、第2のカバーフラップに永久的に貼着され、且つ第2のカバーフラップを取り囲む容器の一部分に第1の再粘着性接着剤によって剥離可能に貼着される。
紙巻たばこ用のそのような従来技術の容器は、非常に小さな開口部を通して前面から最初の紙巻たばこを引き抜くことが困難である場合があるという欠点を有する。さらに、従来技術の構造は、外部ハウジングのための又は外部ハウジングに加えて設けられる閉鎖フラップのための複雑なブランクを必要とする。追加的に、従来技術の容器は、製造上の問題と繰り返し使用時の再閉鎖の問題とを引き起こし得る、外部ハウジングに塗布される再封止可能な接着剤を必要とすることがある。
したがって、本発明の目的は、上述した容器の欠点を克服する、消費材用の容器及び対応する内部ライナーを提供することである。
上述した問題は、請求項1に記載の消費材用の容器によって解決される。
上述した問題は、消費材用の容器であって、外部ハウジングと、消費材を収納するための内部ライナーであって、内部ライナーは外部ハウジング内に配置される、内部ライナーとを含み、外部ハウジングは、容器を開閉するための閉鎖フラップを含み、閉鎖フラップは、外部ハウジングと一体であり、上面パネルと前面パネルとを含み、内部ライナーは、容器の開放形態において内部ライナー内の消費材へのアクセスを可能にするための開口部を含み、前記開口部は、容器の閉鎖形態において、再閉鎖可能な内部ライナーフラップによって閉鎖され、内部ライナーフラップは、再封止可能な接着剤によって少なくとも一部が内部ライナーに取り付けられ、且つ閉鎖フラップは、再閉鎖可能な内部ライナーフラップに永久的に取り付けられる、消費材用の容器によって解決される。
このような容器は、閉鎖フラップが外部ハウジングと一体であるので、閉鎖フラップのための追加の要素を必要としないという利点を有する。これにより、取り扱い及び組み立ての労力と製造コストが最小限に抑えられる。さらに、再閉鎖可能な内部ライナーフラップによって、内部ライナーは、消費材を内部ライナー内に入れて封止するために再封止可能に閉鎖することができる。これにより、消費材の品質が維持され、閉鎖容器からのたばこ粒子の望ましくない放出が防止される。さらに、再封止性は、再封止可能な接着剤が内部ライナーフラップと内部ライナーとの間を封止するので、多数の開閉ステップのために維持され、内部ライナーフラップ及び内部ライナーは、通常、良好な接着性を提供する箔状材料で作られる。それにより、再封止可能な接着剤は、閉鎖フラップ自体には必要ない。したがって、閉鎖フラップを含む容器は、再封止可能な接着剤の接触面としては適さない構造化又は粗い表面品質を有することができる。
好ましくは、内部ライナーにおける開口部は、少なくとも一部が内部ライナーの前面パネルまで延び、且つ開口部は、容器の開放形態において消費材へのアクセスを容易にするための、外部ハウジングの前面パネルにおける切り欠きを通してアクセス可能である。したがって、消費材への便利なアクセスを可能にする、内部ライナーの比較的大きな再封止可能な開口部が設けられる。
好ましくは、前面パネルにおける切り欠きは、長手方向Lにおける容器の長さの少なくとも50%、好ましくは容器の長さの60~70%である、外部ハウジングの前記長手方向に測定された長さHcを有する。したがって、切り欠きは、一方では、消費材への便利なアクセスのための大きな開口部を提供し、他方では、内部ライナーが露出されて内部ライナーフラップに対する取り付け用の再封止可能な接着剤のための領域を提供する、広い領域を提供する。
好ましくは、外部ハウジングの前面パネルにおける切り欠きは、内部ライナーの開口部と長手方向における切り欠きの少なくとも1辺との間に配置された、内部ライナーの前面パネルにおける少なくとも一部分を露出させる。内部ライナーの前面パネルにおける少なくともこの部分は、再封止可能な接着剤の接着面として使用することができる。
好ましくは、外部ハウジングの前面パネルにおける切り欠きは、内部ライナーの開口部と切り欠きの少なくとも3辺との間に配置された、内部ライナーの前面パネルにおける部分を露出させる。したがって、内部ライナーの開口部を取り囲む内部ライナーの前面パネルにおける3辺は、再封止可能な接着剤のための接着面として使用することができる。
好ましくは、内部ライナーフラップは、容器の閉鎖形態において外部ハウジングの前面パネルの切り欠きの境界内に位置する、前面パネルを含む。したがって、内部ライナーフラップは、内部ライナーのみに接触し、これにより、再封止可能な接着剤による接着性が改善される。接着性の改善によって、内部ライナーの封止が改善され、これにより、消費材の品質維持が改善される。
好ましくは、再閉鎖可能な内部ライナーフラップは、容器の閉鎖形態において、再封止可能な接着剤によって内部ライナーの前面パネルにおける露出部分に接着する。
好ましくは、容器の閉鎖形態において、閉鎖フラップは、再閉鎖可能な内部ライナーフラップと内部ライナーとの間の再封止可能な接着剤によってのみ、容器の前面に再封止可能に接着される。したがって、再閉鎖可能な内部ライナーフラップと内部ライナーとの間の再封止可能な接着剤は、容器の閉鎖のための接着のみを提供し、閉鎖フラップと外部ハウジングの前面パネルとの間に再封止可能な接着剤は必要ない。
好ましくは、再封止可能な接着剤は、内部ライナーフラップの一部である。
好ましくは、再封止可能な接着剤は、内部ライナーの一部である。再封止可能な接着剤は、内部ライナーフラップの一部又は内部ライナーの一部となるように塗布することができる。それぞれの対応する部分は、再封止可能な接着剤が良好に接着できる接着面を提供する。
好ましくは、外部ハウジングのボックス部分は、容器の閉鎖形態において閉鎖フラップの上面パネルの下に配置された完全に開放した上面側を含む。これにより、材料と製造労力とを節約する簡素化された外部ハウジングを使用することが可能となる。
好ましくは、内部ライナーは、完全に開放した上面側から一部が外に出るように外部ハウジング内を移動可能である。この移動は、閉鎖フラップの上面パネルを変形させずに閉鎖フラップを開放することによる容器の完全な開放を可能にする。これにより、閉鎖フラップの上面パネルの外観が改善され、且つ閉鎖フラップに永久的に取り付けられた内部ライナーフラップによる内部ライナーの開口部の再封止の改善が可能となる。
好ましくは、外部ハウジングは、内部ライナーの底面パネルに永久的に接着されるタブであって、外部ハウジング内に枢動可能に配置されるタブを含む。これらのタブは、一方では、内部ライナーを外部ハウジング内に固定するが、他方では、外部ハウジング内での長手方向Lに沿った内部ライナーの移動を可能にする。
好ましくは、閉鎖フラップは、閉鎖フラップの前面パネルの下縁に把持タブを含む。把持タブは、閉鎖フラップを開放するための容器の閉鎖形態において、使用者が閉鎖フラップを容易に把持できるようにする。好ましくは、閉鎖フラップは、内部ライナーフラップによって覆われず、再封止可能な接着剤を含まない。
好ましくは、閉鎖フラップの前面パネルは、外部ハウジングの前面パネルにおける切り欠きの長さHcよりも大きい、容器の長手方向Lに測定された長さHfを有する。したがって、閉鎖フラップは、好ましくは、容器の閉鎖形態において前面パネルにおける完全な切り欠きを覆う。
好ましくは、容器は、内部ライナー内に配置された内部フレームをさらに含む。この内部フレームは、好ましくは外部ハウジングにおける切り欠き周囲の領域において、容器の剛性を向上させる。
以下において、本発明の好適な実施形態が添付図を参照して開示される。
閉鎖形態にある容器の好適な実施形態の3次元図である。 開放形態にある図1の容器の好適な実施形態の3次元図である。 図1の容器の外部ハウジングのブランクの2次元図である。 図1の容器の内部ライナー及び内部ライナーフラップのブランクの2次元図である。 前面パネルの領域におけるそれぞれの幾何学的配置を示す、図1の容器の外部ハウジング、内部ライナー及び内部ライナーフラップのブランクの2次元図である。 開放形態にある図1の容器の上部の3次元側面図である。 製造中の図1の容器の外部ハウジングの下側内部領域からの3次元図である。
以下において、本発明の好適な実施形態が図に関して説明される。
図1及び図2は、消費材5、例えば紙巻たばこ5用の容器1の実施形態を示す。図1は、閉鎖形態にある容器1を示し、図2は、開放形態にある容器1を示す。容器1のサイズは、約70mm~120mmの高さ、約40mm~72mmの幅、及び約16mm~25.5mmの厚さを含む。容器のこれらの寸法範囲は、ここでは単に例として与えられており、本発明の範囲そのものを限定するものと解釈されるものではない。容器1内に包装される消費材の種類に応じて、他の寸法も当業者によって考慮されるものとする。
容器1は、略直方体形状を有する。容器1は、販売のために、完全密封として且つ輸送中の消費材のさらなる保護のために、透明なプラスチック箔(図示せず)で包むことができる。
容器1は、ボックス部分12と容器1を開閉するための閉鎖フラップ30とを備えた外部ハウジング10を含む。外部ハウジング10は、好ましくは、120g/mを超える厚紙又は薄板紙材料から作られる。閉鎖フラップ30は、外部ハウジング10と一体であり、上面パネル32と前面パネル34とからなる。前面パネル34は、容器1の閉鎖形態において前面パネル34を把持するための、把持タブ36を前面パネル34の下端に含む。上面パネル32及び前面パネル34は、外部ハウジング10の厚紙又は薄板紙材料の本質的に平坦なパネルである。閉鎖フラップ30のパネル32、34のこの本質的に平坦な形状によって、閉鎖フラップ34は、従来技術の紙巻たばこ容器のヒンジ付きの立体的な蓋とは異なる形態を有する。
閉鎖フラップ30は、容器1の背面側においてボックス部分17にヒンジで取り付けられ、図1に示す閉鎖位置から図2に示す開放位置に手動で動かすことができる。それにより、閉鎖フラップ30のヒンジは、外部ハウジング10の紙又は厚紙の折り目でできており、容易に製造することができる。閉鎖位置では、消費材5が容器1の内側で完全に保護され、開放位置では、消費材5へのアクセスが与えられ、例えば、前記消費材、図示の例では、紙巻たばこ又は同様のものなどの喫煙製品の1つ又は複数を容器1から取り出すことができる。
容器1は、消費材5を収納するための内部ライナー20をさらに含む。内部ライナー20は金属化紙又はプラスチック箔材料で作られ、内部ライナー20に多数の消費材5が密に包み込まれる。内部ライナー20、及び外部ハウジング10内に配置される略直方体状の充填物から内部ライナー20内に密に詰め込まれた消費材5。
内部ライナー20は、容器1が開放形態にあるときに消費材5へのアクセスを可能にするための開口部22を含む。開口部22は、好ましくは、内部ライナー20ブランクから切り抜かれ、消費材5の簡単な取り外しを容易にするために内部ライナー20の上面パネル21及び前面パネル24に沿って延びる。前記開口部22は、容器1が閉鎖形態にあるときに、再閉鎖可能な内部ライナーフラップ40によって閉鎖することができる。この閉鎖状態では、内部ライナーフラップ40は、再封止可能な接着剤42(図4を参照)によって少なくとも一部が内部ライナー20に取り付けられる。この再封止可能な接着剤42は、好ましくは、開口部22の周囲の内部ライナー20の境界領域23に再封止可能に接着するように、内部ライナーフラップ40の内側の一部分に永久的に取り付けられる。これにより、多数回の手動開閉操作後でも、内部ライナー20のほぼ気密な封止が可能となる。
図4に示すように、内部ライナーフラップ40は、好ましくは、内部ライナー20で消費材5を包み込む前に再封止可能な接着剤42によって内部ライナー20のブランクに取り付けられるステッカーの形態で提供される。このように、内部ライナーフラップ40はまた、開口部22がU字状の切り込みによって切り抜かれたときに内部ライナー20の前面パネル及び上面パネルにおいて切り抜かれる内部ライナー舌部29の外側に永久的に接着する。この内部ライナー舌部29は、内部ライナーフラップ40と一緒に移動する。
内部ライナーフラップ40はさらに、その外側によって閉鎖フラップ30の内側に永久的に取り付けられる。この取り付けのために、永久接着剤を使用することができる。したがって、閉鎖フラップ30を移動させることによって、内部ライナーフラップ40も移動する。使用者が容器1を開放しようとして、閉鎖フラップ30を閉鎖位置から開放位置に移動させた場合、内部ライナー20の外側と内部ライナーフラップ40の内側との間の再封止可能な接着剤42による接合が解除され、消費材5の取り出しを可能にするために開口部22が露出される。使用者が容器1を閉鎖しようとして、閉鎖フラップ30を開放位置から閉鎖位置に移動させた場合、再封止可能な接着剤42による接合が再びなされ、消費材5を容器1の内側に固定して消費材5の品質を維持するために開口部22が閉鎖される。
図3は、外部ハウジング10のブランクの2次元図を示す。図3~図5では、切り込みは実線で示され、折り目線又は折り線は破線で示される。長手方向Lに測定された前面パネル12における切り欠き14の長さHcは、この長手方向Lにおける容器1の長さHの少なくとも50%である。好ましくは、切り欠き14の長さHcは、容器の長さHの60~70%である。
閉鎖フラップ30の前面パネル34の長手方向Lにおける長さHfは、切り欠き14が前面パネル34によって完全に覆われるように、長さHcよりも長い。
図4は、図1の容器の内部ライナー20及び内部ライナーフラップ40のブランクの2次元図を示す。図示のように、内部ライナーフラップ40は、再封止可能な接着剤42で覆われる領域を内部ライナーフラップ40の下側に含む。再封止可能な接着剤42を有するこの領域は、開口部22の切り欠きを完全に覆い、内部ライナー舌部29と開口部22の周囲の境界領域23とにわたって広がる。さらに、内部ライナーフラップ40は、再封止可能な接着剤42を含まない領域41を含む。内部ライナーフラップ40の上側は、好ましくは永久接着剤によって少なくとも一部が閉鎖フラップ30に取り付けられる。
図4に示すように、内部ライナーフラップ40は、全方向において開口部22よりも大きい。この内部ライナーフラップ40は、開口部22が横切って延びる内部ライナー20の任意のパネルを含む。好ましくは、内部ライナーフラップ40は、全方向において開口部22よりも数ミリメートル大きい。好ましくは、内部ライナーフラップ40は、開口部22よりも少なくとも約0.2mm大きいか、好ましくは、少なくとも約0.5mm大きいか、又は少なくとも1mm若しくは少なくとも2mm大きい。
図5は、容器1の外部ハウジング10、内部ライナー20、及び内部ライナーフラップ40のブランクの2次元図を示す。図1は、それぞれの前面パネルの領域におけるこれらの要素10、20、30のそれぞれの幾何学的配置を示す。図示のように、内部ライナーフラップ40は、その前面パネル42が完全に外部ハウジング10の切り欠き14内に配置されるように、内部ライナー20に接着される。これにより、内部ライナーフラップ40が、再封止可能な接着剤42によって内部ライナー20の外側にのみ接着し、外部ハウジング10には接着しないことが確実となる。これにより、内部ライナーフラップ40の良好な接着と、内部ライナー20のほぼ気密な封止とがもたらされる。さらに、内部ライナーフラップ40は、消費者による正確な位置決めを必要としない。開口部22の周囲の境界領域23において、接着結合性を実質的に低下させずに、再封止可能な接着剤42の取り付け及び剥離を数回行うことができる。その一方で、再封止可能な接着剤42を含まない領域41は、閉鎖フラップ30と内部ライナーフラップ40との組み合わせの容易な開放を可能にする。
したがって、好適な実施形態では、内部ライナーフラップ40の前面パネル44は、内部ライナー20の前面パネル24を横切る開口部22の延在部よりも大きいが、外部ハウジング10の前面パネル12の切り欠き14よりも小さい。その結果、容器1の閉鎖形態では、内部ライナーフラップ40は、消費者による正確な位置決めを必要とせずに、内部ライナー20に接着して外部ハウジング10に接着しないまま、開口部22を覆う。好ましくは、内部ライナーフラップ40の前面パネル44は、ハウジング10の前面パネル12における切り欠き14よりも数ミリメートル小さく、好ましくは全方向において約0.2mm小さい。
図6は、開放形態にある図1の容器1の上部の3次元側面図を示す。内部ライナー20に包まれた消費材である充填物は、外部ハウジング10内を容器1の長手方向Lに移動できることが示されている。外部ハウジング内に受け入れられた充填物のこの長手方向移動は、有利には、図7に示し且つ以下に説明するように、外部ハウジングの最内底面側に枢動可能に配置された接続タブによって可能となる。
図7は、消費材5である充填物と内部ライナー20とが容器内に受け入れられていない状態の、図1の容器の外部ハウジング10の下側内部領域からの3次元図を示す。したがって、外部ハウジング10のボックス部分は、視認性を高めるために、完全には折り曲げられていない。図6に示すように、消費材である充填物の長手方向移動をもたらすために、外部ハウジング10の下側タブ18は、外部ハウジング10内に枢動可能に配置され、永久接着剤19によって内部ライナー20の底面パネル28(図4を参照)に永久的に接着される。したがって、内部ライナーパッケージ20は、一方では、外部ハウジング10内を一定の距離だけ移動できるが、他方では、容器1内に確実に保持される。外部ハウジングの内底面側のこの特定の構造と、枢動可能な接続タブ18に対する内部ライナー20の永久的であるが移動可能な連結とによって、容器1の開放時に内部ライナー舌部29と内部ライナーフラップ40と閉鎖フラップ30との組み合わせが屈曲するか又は別様に変形することが防止される。
1 容器
2 容器の前面
5 消費材、紙巻たばこ
10 外部ハウジング
12 外部ハウジングの前面パネル
14 外部ハウジングの切り欠き
16 外部ハウジングの完全に開放した上面側
17 ボックス部分
18 タブ
19 永久接着剤
20 内部ライナー
21 内部ライナーの上面パネル
22 内部ライナーの開口部
23 内部ライナーの境界領域
24 内部ライナーの前面パネル
26 内部ライナーの前面パネルにおける露出部分
28 内部ライナーの底面パネル
29 内部ライナー舌部
30 閉鎖フラップ
32 閉鎖フラップの上面パネル
34 閉鎖フラップの前面パネル
36 閉鎖フラップの把持タブ
40 内部ライナーフラップ
41 再封止可能な接着剤を含まない領域
42 再封止可能な接着剤
44 前面パネル
L 長手方向
H 容器1の長さ
Hc 切り欠き14の長さ
Hf 前面パネル34の長さ

Claims (15)

  1. 消費材(5)用の容器(1)であって、
    a.外部ハウジング(10)と、
    b.消費材(5)を収納するための内部ライナー(20)であって、前記内部ライナー(20)は前記外部ハウジング(10)内に配置される、前記内部ライナー(20)と
    を含み、
    c.前記外部ハウジング(10)は、前記容器(1)を開閉するための閉鎖フラップ(30)を含み、前記閉鎖フラップ(30)は、前記外部ハウジング(10)と一体であり、上面パネル(32)と前面パネル(34)とを含み、
    d.前記内部ライナー(20)は、前記容器(1)の開放形態において前記内部ライナー(20)内の前記消費材(5)へのアクセスを可能にするための開口部(22)を含み、前記開口部(22)は、前記容器(1)の閉鎖形態において、再閉鎖可能な内部ライナーフラップ(40)によって閉鎖され、前記内部ライナーフラップ(40)は、再封止可能な接着剤(42)によって少なくとも一部が前記内部ライナー(20)に取り付けられ、且つ
    e.前記閉鎖フラップ(30)は、前記内部ライナーフラップ(40)に永久的に取り付けられる、
    消費材(5)用の容器(1)。
  2. 前記内部ライナー(20)における前記開口部(22)は、少なくとも一部が前記内部ライナー(20)の前面パネル(24)まで延び、前記開口部(22)は、前記容器(1)の前記開放形態において前記消費材(5)へのアクセスを容易にするための、前記外部ハウジング(10)の前面パネル(12)における切り欠き(14)を通してアクセス可能である、請求項1に記載の容器。
  3. 前記前面パネル(12)における前記切り欠き(14)は、長手方向における前記容器(1)の長さ(H)の少なくとも50%、好ましくは前記容器(1)の前記長さ(H)の60~70%である、前記外部ハウジング(10)の前記長手方向(L)に測定された長さ(Hc)を有する、請求項2に記載の容器。
  4. 前記外部ハウジング(10)の前記前面パネル(12)における前記切り欠き(14)は、前記内部ライナー(20)の前記開口部(22)と前記長手方向(L)における前記切り欠き(14)の少なくとも1辺との間に配置された、前記内部ライナー(20)の前記前面パネル(24)における少なくとも一部分(26)を露出させる、請求項2又は3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 前記内部ライナーフラップ(40)は、前記容器の前記閉鎖形態において前記外部ハウジング(10)の前記前面パネル(12)の前記切り欠き(14)の境界内に位置する、前面パネル(44)を含む、請求項2~4のいずれか一項に記載の容器。
  6. 前記内部ライナーフラップ(40)は、前記容器(1)の前記閉鎖形態において、前記再封止可能な接着剤(42)によって前記内部ライナー(20)の前記前面パネル(24)における前記露出部分(26)に接着する、請求項5に記載の容器。
  7. 前記容器(1)の前記閉鎖形態において、前記閉鎖フラップ(30)は、内部ライナーフラップ(40)と内部ライナー(20)との間の前記再封止可能な接着剤(42)によってのみ、前記容器(1)の前記前面(2)に再封止可能に接着される、請求項1~6のいずれか一項に記載の容器。
  8. 前記再封止可能な接着剤(42)は、前記内部ライナーフラップ(40)の一部である、請求項1~7のいずれか一項に記載の容器。
  9. 前記再封止可能な接着剤は、前記内部ライナー(20)の一部である、請求項1~7のいずれか一項に記載の容器。
  10. 前記外部ハウジング(10)のボックス部分(17)は、前記容器(1)の前記閉鎖形態において前記閉鎖フラップ(30)の前記上面パネル(32)の下に配置された完全に開放した上面側(16)を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の容器。
  11. 前記内部ライナー(20)は、前記完全に開放した上面側(16)から一部が外に出るように前記外部ハウジング(10)内を移動可能である、請求項10に記載の容器。
  12. 前記外部ハウジング(10)は、前記内部ライナー(20)の底面パネル(28)に永久的に接着されるタブ(18)であって、前記外部ハウジング(10)内に枢動可能に配置される前記タブ(18)を含む、請求項10又は11のいずれか一項に記載の容器。
  13. 前記閉鎖フラップ(30)は、前記閉鎖フラップ(30)の前記前面パネル(34)の下縁に把持タブ(36)を含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の容器。
  14. 前記閉鎖フラップ(30)の前記前面パネル(34)は、前記外部ハウジング(10)の前記前面パネル(12)における前記切り欠き(14)の長さ(Hc)よりも大きい、前記容器(1)の長手方向に測定された長さ(Hf)を有する、請求項1~13のいずれか一項に記載の容器。
  15. 前記内部ライナー(20)内に配置された内部フレームをさらに含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の容器。
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