JP2022525303A - 大腿骨コンポーネントの内旋運動のための支柱を有するインサートを備えた整形外科用システム - Google Patents

大腿骨コンポーネントの内旋運動のための支柱を有するインサートを備えた整形外科用システム Download PDF

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Abstract

整形外科用システムは、脛骨インサートと、脛骨インサート上で関節運動するように構成された大腿骨コンポーネントと、を含む。脛骨インサートは、支柱によって離間された一対の関節面を含む。大腿骨コンポーネントは、カムが配置されたノッチによって離間された一対の大腿骨顆を含む。屈曲時、大腿骨コンポーネントのカムは、脛骨インサートの支柱と接触するように構成される。脛骨インサートの内側関節面のドエルポイントは、大腿骨コンポーネントの安定性が改善されるように支柱と脛骨インサートとの接触点に対して配置される。

Description

(関連出願の相互参照)
本特許出願は、2019年3月12日出願の発明の名称が「ORTHOPAEDIC SYSTEM WITH INSERT HAVING A POST FOR MEDIAL PIVOTING OF A FEMORAL COMPONENT」である米国特許仮出願第62/817,164号に対する優先権及び利益を主張するものであり、当該出願を本明細書に参照により明示的に援用するものである。
(発明の分野)
本開示は、整形外科用システムに関し、より詳細には、膝関節置換術を行うための整形外科用システムに関する。
関節形成術は、病変した生体関節及び/又は損傷した生体関節を人工関節に置換する、周知の外科的処置である。典型的な膝関節プロテーゼは、脛骨トレイ、大腿骨コンポーネント、及び脛骨トレイと大腿骨コンポーネントとの間に配置されるポリマーインサート又はベアリングを含む。しかしながら、患者の関節の損傷の重症度に応じて、可動性の異なる整形外科用プロテーゼを用いることができる。例えば、膝関節プロテーゼは、著しい軟組織の損傷又は損失が存在する場合など、膝関節プロテーゼの運動を制限することが望ましい場合に「固定」脛骨インサートを含む場合がある。あるいは、膝関節プロテーゼは、より大きな運動自由度が望ましい場合に、「可動」脛骨インサートを含む場合もある。更に、膝関節プロテーゼは、患者の大腿骨の両方の顆の大腿骨脛骨境界面を置換するように設計された全膝関節プロテーゼ、又は患者の大腿骨の1個の顆の大腿骨脛骨境界面を置換するように設計された単一コンパートメント型(又は単一顆型)膝関節プロテーゼである場合がある。
患者の自然膝関節を置換するために使用される整形外科用膝関節プロテーゼのタイプは、手術に際して患者の後十字靭帯が保持されるか又は損なわれるか(すなわち除去されるか)にも依存する。例えば、患者の後十字靭帯が損傷しているか、病変を有しているか、及び/又は手術に際して他の形で除去される場合、後方安定化膝関節プロテーゼを使用して後期の屈曲度における更なる支持及び/又は制御を与えることができる。あるいは、後十字靭帯が完全な状態である場合、十字靭帯保持膝関節プロテーゼを使用することもできる。
典型的な膝関節プロテーゼは、一般的に、患者の関節の自然な動きを再現するように設計されている。膝が屈曲及び伸展されると、大腿骨及び脛骨コンポーネントは関節運動し、相対的な前方後方運動と相対的な内旋外旋の組み合わせを被る。しかしながら、患者の周囲軟組織も、関節の運動範囲の全体にわたって整形外科用膝関節プロテーゼの運動学及び安定性に影響を与える。すなわち、患者の軟組織によって整形外科用コンポーネントに作用する力は、整形外科用膝関節プロテーゼの好ましくない又は望ましくない運動を引き起こし得る。例えば、整形外科用膝関節プロテーゼは、大腿骨コンポーネントが屈曲範囲にわたって動かされる際に、一定量の不自然な(異常な)前方並進運動を生じ得る。
本開示は、インサート上に支承された大腿骨コンポーネントの非対称的な旋回運動を可能にするように構成されたインサートと、大腿骨コンポーネントに形状適合する隆起した前方内側表面と、安定性を与えるような幾何学的形状と、を有する整形外科用システムを提供する。
本開示の一態様によれば、後方安定化された整形外科用システムは、大腿骨コンポーネントと脛骨インサートとを含む。大腿骨コンポーネントは、内側顆と、ノッチによって内側顆から離間した外側顆と、内側顆と外側顆との間のノッチ内に配置されたカムと、を含む。脛骨インサートは、内側関節面と、外側関節面と、内側関節面と外側関節面との間に配置された支柱と、を含む。内側関節面と外側関節面とは、互いに対して非対称形状とすることができる。大腿骨コンポーネントの内側顆は、屈曲時に、脛骨インサートの内側関節面上で関節運動するように構成することができ、大腿骨コンポーネントの外側顆は、脛骨インサートの外側関節面上で関節運動するように構成することができる。大腿骨コンポーネントのカムは、屈曲時、脛骨インサートの支柱の後面と、支柱上の接触位置で最初に接触し得る。更に、脛骨インサートを矢状面で見た場合、脛骨インサートの内側関節面は、支柱の接触位置から前方後方方向に5ミリメートル以下の距離だけ離間したドエルポイントを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ドエルポイントは、脛骨インサートの内側関節面上の、内側関節面の後方内側リップから、内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置することができる。ドエルポイントは、脛骨インサートの内側関節面上の、後方内側リップから、内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置することができる。
更に、いくつかの実施形態では、大腿骨コンポーネントのカムは、80°の屈曲において、脛骨インサートの支柱の後面と接触位置で最初に接触し得る。いくつかの実施形態では、脛骨インサートは、第1の高さを有する前方内側リップと、第2の高さを有する前方外側リップと、を含むことができる。かかる実施形態では、前方内側リップの第1の高さは、前方外側リップの第2の高さよりも大きくすることができる。
いくつかの実施形態では、支柱は、内側面と、横断面で見た場合に内側面と非対称である外側面と、を有することができる。上記に加えて、又は上記に代えて、支柱は、横断面で見た場合に、非対称的なプロファイルを有することができる。いくつかの実施形態では、支柱は、横断面で見た場合に、丸みを帯びた角部を有することができる。更に、大腿骨コンポーネントのノッチは、複数の内側湾曲壁によって部分的に画定されてもよい。
いくつかの実施形態では、脛骨インサートの内側関節面と大腿骨コンポーネントの内側顆の大腿骨関節面とは、脛骨インサートの外側関節面と大腿骨コンポーネントの外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する。例えば、脛骨インサートの内側関節面と大腿骨コンポーネントの内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有することができる。上記に加えて、又は上記に代えて、脛骨インサートの内側関節面と内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有することができる。上記に加えて、又は上記に代えて、脛骨インサートの外側関節面と外側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有することができる。
別の態様によれば、整形外科用システムは、大腿骨コンポーネントと、後方安定化された脛骨インサートと、修正に制約された顆脛骨インサートと、を含むことができる。大腿骨コンポーネントは、内側顆と、ノッチによって内側顆から離間した外側顆と、内側顆と外側顆との間のノッチ内に配置されたカムと、を含むことができる。後方安定化された脛骨インサートは、第1の内側関節面と、第1の外側関節面と、第1の内側関節面と第1の外側関節面との間に配置された第1の支柱と、を有することができる。第1の内側関節面と第1の外側関節面とは、互いに対して非対称形状とすることができる。
同様に、修正に制約された顆脛骨インサートは、第2の内側関節面と、第2の外側関節面と、第2の内側関節面と第2の外側関節面との間に配置された第2の支柱と、を有することができる。第2の内側関節面と第2の外側関節面とは、互いに対して非対称形状とすることができる。更に、第2の支柱は、後方安定化された脛骨インサートの第1の支柱よりも大きくすることができる。更に、大腿骨コンポーネントの内側顆が、第1の内側関節面及び第2の内側関節面のそれぞれの上で別々に関節運動するように構成することができ、大腿骨コンポーネントの外側顆が、第1の外側関節面及び第2の外側関節面のそれぞれの上で別々に関節運動するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、大腿骨コンポーネントが後方安定化された脛骨インサート上で関節運動する際、大腿骨コンポーネントのカムは、屈曲時に第1の支柱と第1の支柱上の接触位置で最初に接触する。かかる実施形態では、脛骨インサートを矢状面で見た場合、後方安定化された脛骨インサートの第1の内側関節面は、第1の支柱の接触位置から前方後方方向に5ミリメートル以下である距離だけ離間した第1のドエルポイントを含む。
更に、いくつかの実施形態において、第1のドエルポイントは、後方安定化された脛骨インサートの第1の内側関節面上の、第1の内側関節面の後方内側リップから、第1の内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置することができる。例えば、第1のドエルポイントは、後方安定化された脛骨インサートの第1の内側関節面上の、第1の内側関節面の後方内側リップから、第1の内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置することができる。更に、いくつかの実施形態では、大腿骨コンポーネントのカムは、80°の屈曲において、後方安定化された脛骨インサートの第1の支柱と接触位置で最初に接触する。
いくつかの実施形態では、大腿骨コンポーネントが修正に制約された顆脛骨インサート上で関節運動する際、大腿骨コンポーネントのカムは、屈曲時に第2の支柱と第2の支柱上の接触位置で最初に接触する。かかる実施形態では、矢状面で見た場合、修正に制約された顆脛骨インサートの第2の内側関節面は、第2の支柱の接触位置から前方後方方向に5ミリメートル以下である距離だけ離間した第2のドエルポイントを含む。かかる実施形態では、第2のドエルポイントは、修正に制約された顆脛骨インサートの第2の内側関節面上の、第2の内側関節面の後方内側リップから、第2の内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置する。例えば、第2のドエルポイントは、修正に制約された顆脛骨インサートの第2の内側関節面上の、第2の内側関節面の後方内側リップから、第2の内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置することができる。いくつかの実施形態では、大腿骨コンポーネントのカムは、80°の屈曲において、修正に制約された顆脛骨インサートの第2の支柱と接触位置で最初に接触する。
いくつかの実施形態では、大腿骨コンポーネントが修正に制約された顆脛骨インサート上で関節運動する際、大腿骨コンポーネントのカムは、屈曲時に第2の支柱と第2の支柱上の接触位置で最初に接触する。更に、矢状面で見た場合、修正に制約された顆脛骨インサートの第2の内側関節面は、第2の支柱の接触位置から前方後方方向に5ミリメートル以下である距離だけ離間した第2のドエルポイントを含む。
いくつかの実施形態では、後方安定化された脛骨インサートは、第1の高さを有する前方内側リップと、第2の高さを有する前方外側リップと、を含むことができる。かかる実施形態では、前方内側リップの第1の高さは、前方外側リップの第2の高さよりも大きくすることができる。更に、修正に制約された顆脛骨インサートは、第3の高さを有する前方内側リップと、第4の高さを有する前方外側リップと、を含むことができる。かかる実施形態では、前方内側リップの第3の高さは、前方外側リップの第4の高さよりも大きくすることができる。
更に、いくつかの実施形態では、第1の支柱は、内側面と、横断面で見た場合に第1の支柱の内側面と非対称である外側面と、を有することができる。上記に加えて、又は上記に代えて、第2の支柱は、内側面と、横断面で見た場合に第2の支柱の内側面と非対称である外側面と、を有することができる。いくつかの実施形態において、第1の支柱及び第2の支柱のそれぞれは、横断面で見た場合に、非対称的なプロファイルを有する。更に、いくつかの実施形態において、第1の支柱及び第2の支柱のそれぞれは、横断面で見た場合に丸みを帯びた角部を有する。
いくつかの実施形態では、後方安定化された脛骨インサートの第1の内側関節面と大腿骨コンポーネントの内側顆の大腿骨関節面とは、後方安定化された脛骨インサートの第1の外側関節面と大腿骨コンポーネントの外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する。更に、かかる実施形態では、修正に制約された顆脛骨インサートの第2の内側関節面と大腿骨コンポーネントの内側顆の大腿骨関節面とが、修正に制約された顆脛骨インサートの第2の外側関節面と大腿骨コンポーネントの外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有することができる。例えば、いくつかの実施形態において、後方安定化された脛骨インサートの第1の内側関節面と大腿骨コンポーネントの内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有することができる。更に、修正に制約された顆脛骨インサートの第2の内側関節面と大腿骨コンポーネントの内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有することができる。更に、いくつかの実施形態において、後方安定化された脛骨インサートの第1の内側関節面と内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有することができる。更に、修正に制約された顆脛骨インサートの外側内側関節面と内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有することができる。
更に別の態様によると、整形外科用システムは、脛骨インサートと、第1の大腿骨コンポーネントと、第2の大腿骨コンポーネントとを含むことができる。脛骨インサートは、内側関節面と、外側関節面と、内側関節面と外側関節面との間に配置された支柱と、を含む。内側関節面と外側関節面とは、互いに対して非対称形状である。
第1の大腿骨コンポーネントは、第1の内側顆と、第1のノッチによって第1の内側顆から離間した第1の外側顆と、第1の内側顆と第1の外側顆との間の第1のノッチ内に配置された第1のカムと、を含むとができる。第1の内側顆は、屈曲時に、脛骨インサートの内側関節面上で関節運動するように構成することができ、第1の外側顆は、脛骨インサートの外側関節面上で関節運動するように構成することができる。第1のカムは、屈曲時に、脛骨インサートの支柱と、第1の支柱上の第1の接触位置で最初に接触することができる。
第2の大腿骨コンポーネントは、第2の内側顆と、第2のノッチによって第2の内側顆から離間した第2の外側顆と、第2の内側顆と第2の外側顆との間の第2のノッチ内に配置された第2のカムと、を含むことができる。第2の内側顆は、屈曲時に、脛骨インサートの内側関節面上で関節運動するように構成することができ、第2の外側顆は、脛骨インサートの外側関節面上で関節運動するように構成することができる。第2のカムは、屈曲時に、脛骨インサートの支柱と、第2の支柱上の第2の接触位置で最初に接触することができる。更に、第2の内側顆及び第2の外側顆は、第1の内側顆及び第1の外側顆の厚さよりも大きい厚さを有することができる。
脛骨インサートの内側関節面は、第1の接触位置から前方後方方向に第1の距離だけ離間し、かつ第2の接触位置から前方後方方向に第2の距離だけ離間したドエルポイントを含むことができる。第1の距離及び第2の距離は、5ミリメートル以下とすることができる。
いくつかの実施形態において、第1の大腿骨コンポーネントの第1のノッチ及び第2の大腿骨コンポーネントの第2のノッチのそれぞれは、複数のそれぞれの内側湾曲壁によって部分的に画定されている更に、いくつかの実施形態では、脛骨インサートの内側関節面と第1の大腿骨コンポーネントの第1の内側顆の大腿骨関節面とは、脛骨インサートの外側関節面と第1の大腿骨コンポーネントの第1の外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する。かかる実施形態では、脛骨インサートの内側関節面と第2の大腿骨コンポーネントの第2の内側顆の大腿骨関節面とは、脛骨インサートの外側関節面と第2の大腿骨コンポーネントの第2の外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する。例えば、脛骨インサートの内側関節面と第1の大腿骨コンポーネントの第1の内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有することができる。また、脛骨インサートの内側関節面と第2の大腿骨コンポーネントの第2の内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有することができる。上記に加えて、又は上記に代えて、脛骨インサートの内側関節面と第1の内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有することができる。また、脛骨インサートの内側関節面と第2の内側顆の大腿骨関節面とは、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有することができる。
詳細な説明は、具体的には、以下の図面を参照する。
非対称的な関節面間に配置された支柱を有する脛骨インサートの正面斜視図である。 対称的な関節面間に配置された支柱を有する既知の脛骨インサートの正面斜視図である。 横断面における図2の既知の脛骨インサートを示す上面図である。 横断面における図1の脛骨インサートを示す上面図である。 矢状面における図1及び図3Bの脛骨インサートを示す側面断面図である。 大腿骨コンポーネントと図1及び図3Bの脛骨インサートを含む整形外科用システムの部分断面図であり、説明を分かりやすくするため、異なる矢状面に沿った、大腿骨コンポーネント及び脛骨インサートの支柱の第1の断面と、脛骨インサートの関節面の第2の断面を示す図である。 大腿骨コンポーネントが脛骨インサートに対する異なる屈曲度にある図5の整形外科用システムの断面図であり、説明を分かりやすくするため、異なる矢状面に沿った、大腿骨コンポーネント及び脛骨インサートの支柱の第1の断面と、脛骨インサートの関節面の第2の断面を示す図である。 大腿骨コンポーネントが脛骨インサートに対する異なる屈曲度にある図5の整形外科用システムの断面図であり、説明を分かりやすくするため、異なる矢状面に沿った、大腿骨コンポーネント及び脛骨インサートの支柱の第1の断面と、脛骨インサートの関節面の第2の断面を示す図である。 大腿骨コンポーネントが脛骨インサートに対する異なる屈曲度にある図5の整形外科用システムの断面図であり、説明を分かりやすくするため、異なる矢状面に沿った、大腿骨コンポーネント及び脛骨インサートの支柱の第1の断面と、脛骨インサートの関節面の第2の断面を示す図である。 大腿骨コンポーネントが脛骨インサートに対する異なる屈曲度にある図5の整形外科用システムの断面図であり、説明を分かりやすくするため、異なる矢状面に沿った、大腿骨コンポーネント及び脛骨インサートの支柱の第1の断面と、脛骨インサートの関節面の第2の断面を示す図である。 大腿骨コンポーネントが脛骨インサートに対する異なる屈曲度にある図5の整形外科用システムの断面図であり、説明を分かりやすくするため、異なる矢状面に沿った、大腿骨コンポーネント及び脛骨インサートの支柱の第1の断面と、脛骨インサートの関節面の第2の断面を示す図である。 大腿骨コンポーネントが脛骨インサートに対する異なる屈曲度にある図5の整形外科用システムの断面図であり、説明を分かりやすくするため、異なる矢状面に沿った、大腿骨コンポーネント及び脛骨インサートの支柱の第1の断面と、脛骨インサートの関節面の第2の断面を示す図である。 整形外科用システムの別の実施形態の側面斜視図である。 図5の整形外科用システムの側面斜視図である。 横断面における図7Aの整形外科用システムの脛骨インサートを示す上面図である。 横断面における図1及び図3Bの脛骨インサートを示す上面図である。 図7Aの整形外科用システムの脛骨インサートの後方立面図である。 図1及び図3Bの脛骨インサートの後方立面図である。 図1及び図3Bの脛骨インサートの側面立面図である。 図1及び図3Bの脛骨インサートの側面立面図である。 図1及び図3Bの脛骨インサートの別の側面立面図である。 図1及び図3Bの脛骨インサートの別の側面立面図である。 図7Aの整形外科用システムの脛骨インサートの前方立面図である。 図1及び図3Bの脛骨インサートの前方立面図である。 屈曲時の整形外科用システムの内旋運動を示す、図7Aの整形外科用システムの脛骨インサートの上面図である。 屈曲時の整形外科用システムの内旋運動を示す、図7Aの整形外科用システムの脛骨インサートの上面図である。 ある屈曲度で示された図7Aの整形外科用システムの上面図である。 異なる屈曲度で示された図7Aの整形外科用システムの上面図である。 異なる屈曲度で示された図7Aの整形外科用システムの上面図である。 図7Aの整形外科用システムの脛骨トレイの上面図である。 ある初期屈曲度にある図5の整形外科用システムの平面図である。 ある初期屈曲度にある既知の整形外科用システムの平面図である。 図11Aの初期屈曲度とは異なる屈曲度で示された図5の整形外科用システムの平面図である。 図11Aの初期屈曲度とは異なる別の異なる屈曲度で示された図5の整形外科用システムの平面図である。 大腿骨コンポーネントのカムと脛骨インサートの支柱との接触を示す、深く屈曲した図5の整形外科用システムの断面斜視図であり、説明を分かりやすくするため、異なる矢状面に沿った、大腿骨コンポーネント及び脛骨インサートの支柱の第1の断面と、脛骨インサートの関節面の第2の断面を示す図である。 横断面における図1の脛骨インサートに似た脛骨インサートを示す上面図である。 大きめのサイズの大腿骨コンポーネントの側面斜視図である。 大きめのサイズでない大腿骨コンポーネントの側面斜視図である。 概ね矢状面に沿った、図14Aの大腿骨コンポーネントを含む、整形外科用システムの側面断面斜視図である。 概ね冠状面に沿った、図15Aの整形外科用システムの後方断面図である。 概ね矢状面に沿った、図15Aの整形外科用システムの別の側面断面図である。
本開示の概念は、様々な修正形態及び代替的形態にしやすいが、その特定の例示的な実施形態を例として図面に示し、本明細書において詳細に説明する。しかしながら、本開示の概念を開示される特定の形態に限定することを何ら意図するものではなく、その逆に、本発明は、添付の「特許請求の範囲」によって定義される発明の趣旨及び範囲に包含されるすべての修正物、均等物、並びに代替物を網羅することを意図するものであることを理解されたい。
解剖学的基準を表す、前方、後方、内側、外側、上方、下方などの用語は、本明細書を通じて、本明細書において記載されている整形外科用インプラント及び整形外科用手術器具に関して、並びに患者の生体解剖学的構造に関して使用されてもよい。このような用語は、解剖学の研究及び整形外科学の分野のいずれにおいても十分に理解された意味を有する。記述されている説明及び「特許請求の範囲」におけるこのような解剖学的参照用語の使用は、特に明記しないかぎり、それらの十分に理解された意味と一貫性を有することが意図される。
次に図面を参照し、より具体的には図1を参照すると、本開示に従って提供される脛骨インサート100の例示的な実施形態が示されている。比較のため、既知の脛骨インサート200を図2に示す。各インサート100、200は、それぞれの前方後方中心線CL1、CL2と、中心線CL1、CL2の一方の半分にある内側関節面102、104と、中心線CL1、CL2の他方の半分にある外側関節面112、114と、を画定している。既知の脛骨インサート200と異なり、インサート100の関節面102、112は非対称的であり、インサート100上に支承される大腿骨コンポーネントの非対称的な旋回運動を可能とする。インサート100の内側関節面102は、インサート200の内側関節面104よりも例えば大腿骨コンポーネントの顆部に、より形状が適合している。インサート100はまた、インサート200と比較してインサート100の内側に相対的に隆起した前面(前方内側リップ122)を有している。
引き続き図1~2を参照し、更に図3Bも参照すると、インサート100の外側310は、内側関節面102を通って延びる旋回点314を中心として大腿骨コンポーネントを旋回させるための、湾曲矢印によって示される弓状経路312を与える。弓状経路312は、内側旋回点314に横方向の中心を合わせることができる。この旋回運動は、図3Aに示されるような対称的なインサート200上に支承された大腿骨コンポーネントの運動経路302、304とは異なる。したがって、インサート100は、インサート200とは異なり、インサート100上に支承される大腿骨コンポーネントの内側旋回点を与える。
引き続き図1及び図3を参照し、更に図4及び図5も参照すると、インサート100は支柱402を含んでいることが分かる。インサート100と、インサート100上に支承された大腿骨コンポーネント510と、を含む整形外科用システム500が図5に示されている。支柱402は、埋め込み後に大腿骨コンポーネント510のカム502が大腿骨コンポーネント510の特定の屈曲度で支柱402と係合するような形状となっている。
最初に、脛骨インサート100(例えば、前方内側リップ122)の隆起した前面によって大腿骨コンポーネント510の前方安定性が与えられる。大腿骨コンポーネント510がより大きい屈曲度に達すると、大腿骨コンポーネント510のカム502が支柱402のカム係合面404と接触し、より深い屈曲における前方安定性を与える。インサート100の内側関節面102のドエルポイント410は、支柱402にカム502が最初に係合して支柱402と滑らかに係合する支柱402上の点412の前後方向の5ミリメートル(mm)の距離414内に位置し得る。ドエルポイント410は、内側関節面102の後方領域に位置してもよく、後方領域は、脛骨インサート100の前方後方の全体の長さ322(図3B参照)の31%~37%であり、又は他の実施形態では前方後方の全体の長さ322の25%~40%である、内側関節面102の後方内側リップ330から延びる長さ320を有する。カム502が支柱402と係合した後の大腿骨コンポーネント510のより深い屈曲は、支柱402のカム係合面404に沿ったカム502の動きによって支持される。
ここで図6A~図6Fを参照すると、大腿骨コンポーネント510が異なる屈曲位置にある、図5に示される整形外科用システム500が示されている。具体的には図6Aを参照すると、大腿骨コンポーネント510の屈曲が0°の静止位置にある場合のシステム500が示されている。図から理解されるように、カム502は、大腿骨コンポーネント510が静止位置にある場合、支柱402のカム係合表面404から離間している。図6Bに示されるように、大腿骨コンポーネント510が50°屈曲している場合、カム502はカム係合表面404に近づくものの、支柱402とまだ係合していない。同様に、図6Cに示されるように大腿骨コンポーネント510が70°屈曲した場合、カム502は支柱402のカム係合表面404と係合していなくともよい。したがって、0~70°の屈曲では、脛骨インサート100の隆起した前面によって大腿骨コンポーネント510の前方安定性が与えられる。図6Dに示されるように、大腿骨コンポーネント510が80°の屈曲に達すると、大腿骨コンポーネント510のカム502は、インサート100の支柱402のカム係合表面404と係合する。無論、他の実施形態では、カム502は、70°~90°の範囲の屈曲度でカム係合表面404と係合してもよい。例示的な実施形態では、80°を超えた、例えば90°(図6 Eに示される)又は110°(図6 Fに示される)まで更なる屈曲では、支柱402は、カム係合表面404とカム502との係合により大腿骨コンポーネント510の前方支持を与える。
ここで図7A及び図7Bを参照すると、図5の整形外科用システム500が、図7Aに例示される脛骨インサート710及び脛骨インサート710上に支承された大腿骨コンポーネント720を含む整形外科用システム700と共に、図7Bに示されている。更に図8A~図8Iを参照すると、脛骨インサート100、710が比較のために並べて示されている。インサート100は、「後方安定化された」(PS)インサートと呼ぶことができる。「修正に制約された顆」(CCK)インサートと呼ぶことができる脛骨インサート710は、中心線CL3の一方の側に内側関節面702を、他方の側に外側関節面712を有する前方後方中心線CL3を画定している。インサート100と同様、脛骨インサート710もまた、インサート200(図2に示される前方内側リップ高さ144)と比較して、脛骨インサート710の内側に、より形状適合性の高い内側関節面702及び相対的に隆起した前面(図8Jに示される前方内側リップ高さ822)を有している。脛骨インサート710はまた、インサート100と同様の支柱752を含んでおり、脛骨インサート710の支柱752はインサート100の支柱402よりも大幅に大きく、脛骨インサート710の領域は、より大きな支柱752を収容し、大腿骨コンポーネント720の内旋を可能とするような異なる形状となっている。
ここで図9A及び図9Bを参照すると、大腿骨コンポーネント720の内旋動作が示されている。矢印によって示されるように、大腿骨コンポーネント720は、隙間を与えて大腿骨コンポーネント720がぶつからないような形状となっている脛骨インサート710の支柱752によって旋回する。支柱の形状は、必要に応じて、異なるサイズ及び形状の大腿骨コンポーネントを収容するように変更することができる。
次に図10A~10Dを参照すると、インサート100上での大腿骨コンポーネント510の旋回運動が示されている。図から分かるように、大腿骨コンポーネント510は、支柱402が大腿骨コンポーネント510にぶつからないため、一定の角度範囲にわたって内旋することができる。大腿骨コンポーネント510は、例えば、湾曲形状(例えば、湾曲した内壁)を有する大腿骨コンポーネントの大腿骨顆の湾曲した内壁1002と、深い屈曲中に支柱402と接触状態を保つことで旋回の制御を助けるカム502の関節面とによって形成される支柱凹部1000を有することができる。旋回運動を可能にするため、インサート100の支柱402は、凹部に対する止めとして働かないように丸みを帯びた角部を有することができる。このような構成により、大腿骨コンポーネント510はインサート100に対して制御された内旋動作を行うことができる。例えば、図10Dに最も分かりやすく示されるように、支柱402は、非対称な形状の頂部プロファイルを有することができる(例えば、支柱402の内側を外側に対して非対称とすることができる)。図10Dの例示的な実施形態では、支柱402は、それぞれが屈曲時の大腿骨コンポーネント510の内旋運動を促すように湾曲した、湾曲内側前面1010、湾曲外側前面1012、及び湾曲外側後面1014を含んでいる。例えば、湾曲内側前面1010及び湾曲外側後面1014を、深い屈曲時の大腿骨コンポーネント510の内旋運動を促すように構成することができる。
次に図11A~11Dを参照すると、インサート100上での大腿骨コンポーネント510の旋回運動が示されている。比較のため、既知の整形外科用システム1100を図11Bに示す。図11Bから分かるように、既知の整形外科用システム1100は、対応する大腿骨コンポーネントの凹部に当接する矩形角部1106を有する支柱1104を有するインサートを含んでいる。この当接部は、止めとして働き、既知の整形外科用システム1100の大腿骨コンポーネントの内側又は他の方向への旋回が支柱1104によって大きく制限される。これに対して、インサート100の支柱1104は、大腿骨コンポーネント510の内旋を可能とするような丸みを帯びた角部406を有している。
次に図12~図13を参照すると、インサート100の後面1302に形成された凹部1300を示すために大腿骨コンポーネント510及びインサート100が示されている。凹部1300は、支柱402の後方角部1304、1306に隣接し、かつ大腿骨コンポーネント510のカム502に隣接して形成することができ、その結果、カム502は、インサート100の関節面102、112と接触することなく支柱402を中心として旋回することができる。
次に図14A~14B及び図15A~15Cを参照すると、脛骨インサート1410と、脛骨インサート1410上で関節運動する大腿骨コンポーネント1420と、を含む整形外科用システム1400の別の例示的実施形態が示されている。図15Bに最も分かりやすく示されるように、脛骨インサート1410は、既知の脛骨インサート200と比較して、非対称的な内側及び外側関節面1402、1412を有しており、インサート100と同様、より形状適合性の高い内側関節面1402と脛骨インサート1410の内側面上の相対的に隆起した前面を有している。
整形外科用システム1400は、修正手術で使用するための修正システムである。修正手術では、緩い屈曲間隙がしばしば存在する。伸展時の膝は良好にバランスがとれているが、膝が90°に屈曲する際に3~4mmの緩みが存在し得る。この緩みは、平均よりも大きい患者に埋め込まれるように設計された「大きめのサイズ」の修正システムを使用した場合に特に顕著である。緩みの量を低減して形状をしっかりと適合させるため、大腿骨コンポーネント1420は、図14Bに示される、標準的な、すなわち大きめのサイズではない大腿骨コンポーネント1440の顆1442と比較して相対的に厚い顆1422を有している。例えば、大腿骨コンポーネント1420の顆1422は、緩みの原因となる標準的な大腿骨コンポーネント1440の顆1442の厚さ1444(例えば、矢状幅)よりも3~4ミリメートル大きい厚さ1424(例えば、矢状幅)を有することができる。図14A及び図14Bに示される大腿骨コンポーネントはどちらも、深く屈曲する際には一定の半径を有し得るが、大腿骨コンポーネント1420は、より厚みの大きな顆1422のために深い屈曲を過ぎるより大きな半径を有する。
顆1422のより大きな半径に適合するように、脛骨インサート1410は、大腿骨コンポーネント1420に形状適合した表面を有することができる。例えば、脛骨インサート1410は、図3Bに関して上述したドエルポイント410と同様、内側関節面1402の後方内側リップに対して脛骨インサート1410の全体の前方後方長さの31%~37%の間に位置する、形状適合した内側関節面1402上の後方ドエルポイントを有することができる。大腿骨コンポーネント1420は、前方に10°~30°、後方に30°~90°で一定の曲率半径1450を含むことができる。大腿骨コンポーネント1420の顆1422と内側関節面1402及び/又は外側関節面1412の少なくとも一方との形状適合性は、少なくとも96%、又は96%より大きくすることができる。更に、大腿骨コンポーネント1420の曲率半径1450と脛骨インサート1410の内側関節面1402及び/又は外側関節面1412の内側外側曲率との間の内側外側方向の形状適合性は、93%以上とすることができる。更に、脛骨インサート1410は、0°~10°の脛骨インサート1410の傾斜を有してもよい。脛骨インサート1410は、脛骨インサート1410上に支承された大きめのサイズの大腿骨コンポーネント1420と共に示されるが、標準サイズの大腿骨コンポーネントを脛骨インサート1410と共に使用することもできる点を理解されたい。
以上、本発明を少なくとも1つの実施形態に関して説明したが、本発明は、本開示の趣旨及び範囲内で更に改変することが可能である。したがって、本出願は、その一般的原理を使用する本発明のあらゆる変形、使用、又は適合を包含するものとする。更に、本出願は、本開示からのかかる逸脱を、本発明が関連する分野において知られている又は慣例になってきたものとして包含するものとする。
〔実施の態様〕
(1) 後方安定化された整形外科用システムであって、
内側顆と、ノッチによって前記内側顆から離間した外側顆と、前記内側顆と前記外側顆との間の前記ノッチ内に配置されたカムと、を有する大腿骨コンポーネントと、
内側関節面と、外側関節面と、前記内側関節面と前記外側関節面との間に配置された支柱と、を有する脛骨インサートであって、前記内側関節面と前記外側関節面とが互いに対して非対称形状である、脛骨インサートと、を含み、
屈曲時に、前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆が、前記脛骨インサートの前記内側関節面上で関節運動するように構成され、前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆が、前記脛骨インサートの前記外側関節面上で関節運動するように構成され、前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、屈曲時に前記脛骨インサートの前記支柱の後面と前記支柱上の接触位置において最初に接触し、
前記脛骨インサートを矢状面で見た場合、前記脛骨インサートの前記内側関節面が、前記支柱の前記接触位置から前方後方方向に、ある距離だけ離間したドエルポイントを含み、前記距離が5ミリメートル以下である、後方安定化された整形外科用システム。
(2) 前記ドエルポイントが、前記脛骨インサートの前記内側関節面上の、前記内側関節面の後方内側リップから、前記内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置する、実施態様1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(3) 前記ドエルポイントが、前記脛骨インサートの前記内側関節面上の、前記後方内側リップから、前記内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置する、実施態様2に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(4) 前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、80°の屈曲において、前記脛骨インサートの前記支柱の前記後面と前記接触位置で最初に接触する、実施態様1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(5) 前記脛骨インサートが、第1の高さを有する前方内側リップと、第2の高さを有する前方外側リップと、を含み、前記前方内側リップの前記第1の高さが、前記前方外側リップの前記第2の高さよりも大きい、実施態様1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(6) 前記支柱が、内側面と、横断面で見た場合に前記内側面と非対称である外側面と、を有する、実施態様1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(7) 前記支柱が、横断面で見た場合に、非対称的なプロファイルを有する、実施態様1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(8) 前記支柱が、横断面で見た場合に丸みを帯びた角部を有する、実施態様1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(9) 前記大腿骨コンポーネントの前記ノッチが、複数の内側湾曲壁によって部分的に画定されている、実施態様1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(10) 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の大腿骨関節面とが、前記脛骨インサートの前記外側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する(more conforming)、実施態様1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(11) 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有する、実施態様10に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(12) 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有する、実施態様10に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(13) 前記脛骨インサートの前記外側関節面と前記外側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有する、実施態様12に記載の後方安定化された整形外科用システム。
(14) 整形外科用システムであって、
内側顆と、ノッチによって前記内側顆から離間した外側顆と、前記内側顆と前記外側顆との間の前記ノッチ内に配置されたカムと、を有する大腿骨コンポーネントと、
第1の内側関節面と、第1の外側関節面と、前記第1の内側関節面と前記第1の外側関節面との間に配置された第1の支柱と、を有する後方安定化された脛骨インサートであって、前記第1の内側関節面と前記第1の外側関節面とが互いに対して非対称形状である、後方安定化された脛骨インサートと、
第2の内側関節面と、第2の外側関節面と、前記第2の内側関節面と前記第2の外側関節面との間に配置された第2の支柱と、を有する、修正に制約された顆脛骨インサート(revision constrained condylar tibial insert)であって、前記第2の内側関節面と前記第2の外側関節面とが互いに対して非対称形状であり、前記第2の支柱は、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の支柱よりも大きい、修正に制約された顆脛骨インサートと、を含み、
前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆が、前記第1の内側関節面及び前記第2の内側関節面のそれぞれの上で別々に関節運動するように構成され、前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆が、前記第1の外側関節面及び前記第2の外側関節面のそれぞれの上で別々に関節運動するように構成されている、整形外科用システム。
(15) 前記大腿骨コンポーネントが前記後方安定化された脛骨インサート上で関節運動する際、前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、屈曲時に前記第1の支柱と前記第1の支柱上の接触位置で最初に接触し、
前記脛骨インサートを矢状面で見た場合、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面が、前記第1の支柱の前記接触位置から前方後方方向に、ある距離だけ離間した第1のドエルポイントを含み、前記距離が5ミリメートル以下である、実施態様14に記載の整形外科用システム。
(16) 前記第1のドエルポイントが、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面上の、前記第1の内側関節面の後方内側リップから、前記第1の内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置する、実施態様15に記載の整形外科用システム。
(17) 前記第1のドエルポイントが、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面上の、前記第1の内側関節面の前記後方内側リップから、前記第1の内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置する、実施態様16に記載の整形外科用システム。
(18) 前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、80°の屈曲において、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の支柱と前記接触位置で最初に接触する、実施態様15に記載の整形外科用システム。
(19) 前記大腿骨コンポーネントが前記修正に制約された顆脛骨インサート上で関節運動する際、前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、屈曲時に前記第2の支柱と前記第2の支柱上の接触位置で最初に接触し、
矢状面で見た場合、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面が、前記第2の支柱の前記接触位置から前方後方方向に、ある距離だけ離間した第2のドエルポイントを含み、前記距離が5ミリメートル以下である、実施態様15に記載の整形外科用システム。
(20) 前記第2のドエルポイントが、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面上の、前記第2の内側関節面の後方内側リップから、前記第2の内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置する、実施態様19に記載の整形外科用システム。
(21) 前記第2のドエルポイントが、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面上の、前記第2の内側関節面の前記後方内側リップから、前記第2の内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置する、実施態様20に記載の整形外科用システム。
(22) 前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、80°の屈曲において、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の支柱と前記接触位置で最初に接触する、実施態様19に記載の整形外科用システム。
(23) 前記大腿骨コンポーネントが前記修正に制約された顆脛骨インサート上で関節運動する際、前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、屈曲時に前記第2の支柱と前記第2の支柱上の接触位置で最初に接触し、
矢状面で見た場合、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面が、前記第2の支柱の前記接触位置から前方後方方向に、ある距離だけ離間した第2のドエルポイントを含み、前記距離が5ミリメートル以下である、実施態様14に記載の整形外科用システム。
(24) 前記後方安定化された脛骨インサートが、第1の高さを有する前方内側リップと、第2の高さを有する前方外側リップと、を含み、前記前方内側リップの前記第1の高さが、前記前方外側リップの前記第2の高さよりも大きく、
前記修正に制約された顆脛骨インサートが、第3の高さを有する前方内側リップと、第4の高さを有する前方外側リップと、を含み、前記前方内側リップの前記第3の高さが、前記前方外側リップの前記第4の高さよりも大きい、実施態様14に記載の整形外科用システム。
(25) 前記第1の支柱が、内側面と、横断面で見た場合に前記第1の支柱の前記内側面と非対称である外側面と、を有し、
前記第2の支柱が、内側面と、前記横断面で見た場合に前記第2の支柱の前記内側面と非対称である外側面と、を有する、実施態様14に記載の整形外科用システム。
(26) 前記第1の支柱及び前記第2の支柱のそれぞれが、横断面で見た場合に、非対称的なプロファイルを有する、実施態様14に記載の整形外科用システム。
(27) 前記第1の支柱及び前記第2の支柱のそれぞれが、横断面で見た場合に丸みを帯びた角部を有する、実施態様14に記載の整形外科用システム。
(28) 前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の大腿骨関節面とが、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の外側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有し、
前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の外側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆の前記大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する、実施態様14に記載の整形外科用システム。
(29) 前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有し、
前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有する、実施態様28に記載の整形外科用システム。
(30) 前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面と前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有し、
前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記外側内側関節面と前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有する、実施態様28に記載の整形外科用システム。
(31) 整形外科用システムであって、
内側関節面と、外側関節面と、前記内側関節面と前記外側関節面との間に配置された支柱と、を有する脛骨インサートであって、前記内側関節面と前記外側関節面とが互いに対して非対称形状である、脛骨インサートと、
第1の内側顆と、第1のノッチによって前記第1の内側顆から離間した第1の外側顆と、前記第1の内側顆と前記第1の外側顆との間の前記第1のノッチ内に配置された第1のカムと、を有する第1の大腿骨コンポーネントであって、屈曲時に、前記第1の内側顆が、前記脛骨インサートの前記内側関節面上で関節運動するように構成され、前記第1の外側顆が、前記脛骨インサートの前記外側関節面上で関節運動するように構成され、前記第1のカムが、屈曲時に前記脛骨インサートの前記支柱と前記第1の支柱上の第1の接触位置で最初に接触する、第1の大腿骨コンポーネントと、
第2の内側顆と、第2のノッチによって前記第2の内側顆から離間した第2の外側顆と、前記第2の内側顆と前記第2の外側顆との間の前記第2のノッチ内に配置された第2のカムと、を有する第2の大腿骨コンポーネントであって、(i)屈曲時に、前記第2の内側顆が、前記脛骨インサートの前記内側関節面上で関節運動するように構成され、前記第2の外側顆が、前記脛骨インサートの前記外側関節面上で関節運動するように構成され、(ii)前記第2のカムが、屈曲時に前記脛骨インサートの前記支柱と前記第2の支柱上の第2の接触位置で最初に接触し、(iii)前記第2の内側顆及び前記第2の外側顆が、前記第1の内側顆及び前記第1の外側顆の厚さよりも大きな厚さを有する、第2の大腿骨コンポーネントと、を含み、
前記脛骨インサートの前記内側関節面が、前記第1の接触位置から前方後方方向に第1の距離だけ離間し、かつ前記第2の接触位置から前記前方後方方向に第2の距離だけ離間したドエルポイントを含み、前記第1の距離及び前記第2の距離のそれぞれが5ミリメートル以下である、整形外科用システム。
(32) 前記第1の大腿骨コンポーネントの前記第1のノッチ及び前記第2の大腿骨コンポーネントの前記第2のノッチのそれぞれが、複数のそれぞれの内側湾曲壁によって部分的に画定されている、実施態様31に記載の整形外科用システム。
(33) 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第1の大腿骨コンポーネントの前記第1の内側顆の大腿骨関節面とが、前記脛骨インサートの前記外側関節面と前記第1の大腿骨コンポーネントの前記第1の外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有し、
前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第2の大腿骨コンポーネントの前記第2の内側顆の大腿骨関節面とが、前記脛骨インサートの前記外側関節面と前記第2の大腿骨コンポーネントの前記第2の外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する、実施態様31に記載の整形外科用システム。
(34) 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第1の大腿骨コンポーネントの前記第1の内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有し、
前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第2の大腿骨コンポーネントの前記第2の内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有する、実施態様33に記載の整形外科用システム。
(35) 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第1の内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有し、
前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第2の内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有する、実施態様33に記載の整形外科用システム。

Claims (35)

  1. 後方安定化された整形外科用システムであって、
    内側顆と、ノッチによって前記内側顆から離間した外側顆と、前記内側顆と前記外側顆との間の前記ノッチ内に配置されたカムと、を有する大腿骨コンポーネントと、
    内側関節面と、外側関節面と、前記内側関節面と前記外側関節面との間に配置された支柱と、を有する脛骨インサートであって、前記内側関節面と前記外側関節面とが互いに対して非対称形状である、脛骨インサートと、を含み、
    屈曲時に、前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆が、前記脛骨インサートの前記内側関節面上で関節運動するように構成され、前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆が、前記脛骨インサートの前記外側関節面上で関節運動するように構成され、前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、屈曲時に前記脛骨インサートの前記支柱の後面と前記支柱上の接触位置において最初に接触し、
    前記脛骨インサートを矢状面で見た場合、前記脛骨インサートの前記内側関節面が、前記支柱の前記接触位置から前方後方方向に、ある距離だけ離間したドエルポイントを含み、前記距離が5ミリメートル以下である、後方安定化された整形外科用システム。
  2. 前記ドエルポイントが、前記脛骨インサートの前記内側関節面上の、前記内側関節面の後方内側リップから、前記内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置する、請求項1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  3. 前記ドエルポイントが、前記脛骨インサートの前記内側関節面上の、前記後方内側リップから、前記内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置する、請求項2に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  4. 前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、80°の屈曲において、前記脛骨インサートの前記支柱の前記後面と前記接触位置で最初に接触する、請求項1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  5. 前記脛骨インサートが、第1の高さを有する前方内側リップと、第2の高さを有する前方外側リップと、を含み、前記前方内側リップの前記第1の高さが、前記前方外側リップの前記第2の高さよりも大きい、請求項1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  6. 前記支柱が、内側面と、横断面で見た場合に前記内側面と非対称である外側面と、を有する、請求項1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  7. 前記支柱が、横断面で見た場合に、非対称的なプロファイルを有する、請求項1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  8. 前記支柱が、横断面で見た場合に丸みを帯びた角部を有する、請求項1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  9. 前記大腿骨コンポーネントの前記ノッチが、複数の内側湾曲壁によって部分的に画定されている、請求項1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  10. 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の大腿骨関節面とが、前記脛骨インサートの前記外側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する、請求項1に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  11. 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有する、請求項10に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  12. 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有する、請求項10に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  13. 前記脛骨インサートの前記外側関節面と前記外側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有する、請求項12に記載の後方安定化された整形外科用システム。
  14. 整形外科用システムであって、
    内側顆と、ノッチによって前記内側顆から離間した外側顆と、前記内側顆と前記外側顆との間の前記ノッチ内に配置されたカムと、を有する大腿骨コンポーネントと、
    第1の内側関節面と、第1の外側関節面と、前記第1の内側関節面と前記第1の外側関節面との間に配置された第1の支柱と、を有する後方安定化された脛骨インサートであって、前記第1の内側関節面と前記第1の外側関節面とが互いに対して非対称形状である、後方安定化された脛骨インサートと、
    第2の内側関節面と、第2の外側関節面と、前記第2の内側関節面と前記第2の外側関節面との間に配置された第2の支柱と、を有する、修正に制約された顆脛骨インサートであって、前記第2の内側関節面と前記第2の外側関節面とが互いに対して非対称形状であり、前記第2の支柱は、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の支柱よりも大きい、修正に制約された顆脛骨インサートと、を含み、
    前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆が、前記第1の内側関節面及び前記第2の内側関節面のそれぞれの上で別々に関節運動するように構成され、前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆が、前記第1の外側関節面及び前記第2の外側関節面のそれぞれの上で別々に関節運動するように構成されている、整形外科用システム。
  15. 前記大腿骨コンポーネントが前記後方安定化された脛骨インサート上で関節運動する際、前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、屈曲時に前記第1の支柱と前記第1の支柱上の接触位置で最初に接触し、
    前記脛骨インサートを矢状面で見た場合、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面が、前記第1の支柱の前記接触位置から前方後方方向に、ある距離だけ離間した第1のドエルポイントを含み、前記距離が5ミリメートル以下である、請求項14に記載の整形外科用システム。
  16. 前記第1のドエルポイントが、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面上の、前記第1の内側関節面の後方内側リップから、前記第1の内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置する、請求項15に記載の整形外科用システム。
  17. 前記第1のドエルポイントが、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面上の、前記第1の内側関節面の前記後方内側リップから、前記第1の内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置する、請求項16に記載の整形外科用システム。
  18. 前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、80°の屈曲において、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の支柱と前記接触位置で最初に接触する、請求項15に記載の整形外科用システム。
  19. 前記大腿骨コンポーネントが前記修正に制約された顆脛骨インサート上で関節運動する際、前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、屈曲時に前記第2の支柱と前記第2の支柱上の接触位置で最初に接触し、
    矢状面で見た場合、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面が、前記第2の支柱の前記接触位置から前方後方方向に、ある距離だけ離間した第2のドエルポイントを含み、前記距離が5ミリメートル以下である、請求項15に記載の整形外科用システム。
  20. 前記第2のドエルポイントが、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面上の、前記第2の内側関節面の後方内側リップから、前記第2の内側関節面の全体の前方後方長さの37%以下である距離に位置する、請求項19に記載の整形外科用システム。
  21. 前記第2のドエルポイントが、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面上の、前記第2の内側関節面の前記後方内側リップから、前記第2の内側関節面の全体の前方後方長さの31%~37%の距離に位置する、請求項20に記載の整形外科用システム。
  22. 前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、80°の屈曲において、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の支柱と前記接触位置で最初に接触する、請求項19に記載の整形外科用システム。
  23. 前記大腿骨コンポーネントが前記修正に制約された顆脛骨インサート上で関節運動する際、前記大腿骨コンポーネントの前記カムが、屈曲時に前記第2の支柱と前記第2の支柱上の接触位置で最初に接触し、
    矢状面で見た場合、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面が、前記第2の支柱の前記接触位置から前方後方方向に、ある距離だけ離間した第2のドエルポイントを含み、前記距離が5ミリメートル以下である、請求項14に記載の整形外科用システム。
  24. 前記後方安定化された脛骨インサートが、第1の高さを有する前方内側リップと、第2の高さを有する前方外側リップと、を含み、前記前方内側リップの前記第1の高さが、前記前方外側リップの前記第2の高さよりも大きく、
    前記修正に制約された顆脛骨インサートが、第3の高さを有する前方内側リップと、第4の高さを有する前方外側リップと、を含み、前記前方内側リップの前記第3の高さが、前記前方外側リップの前記第4の高さよりも大きい、請求項14に記載の整形外科用システム。
  25. 前記第1の支柱が、内側面と、横断面で見た場合に前記第1の支柱の前記内側面と非対称である外側面と、を有し、
    前記第2の支柱が、内側面と、前記横断面で見た場合に前記第2の支柱の前記内側面と非対称である外側面と、を有する、請求項14に記載の整形外科用システム。
  26. 前記第1の支柱及び前記第2の支柱のそれぞれが、横断面で見た場合に、非対称的なプロファイルを有する、請求項14に記載の整形外科用システム。
  27. 前記第1の支柱及び前記第2の支柱のそれぞれが、横断面で見た場合に丸みを帯びた角部を有する、請求項14に記載の整形外科用システム。
  28. 前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の大腿骨関節面とが、前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の外側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有し、
    前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の外側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記外側顆の前記大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する、請求項14に記載の整形外科用システム。
  29. 前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有し、
    前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記第2の内側関節面と前記大腿骨コンポーネントの前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有する、請求項28に記載の整形外科用システム。
  30. 前記後方安定化された脛骨インサートの前記第1の内側関節面と前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有し、
    前記修正に制約された顆脛骨インサートの前記外側内側関節面と前記内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有する、請求項28に記載の整形外科用システム。
  31. 整形外科用システムであって、
    内側関節面と、外側関節面と、前記内側関節面と前記外側関節面との間に配置された支柱と、を有する脛骨インサートであって、前記内側関節面と前記外側関節面とが互いに対して非対称形状である、脛骨インサートと、
    第1の内側顆と、第1のノッチによって前記第1の内側顆から離間した第1の外側顆と、前記第1の内側顆と前記第1の外側顆との間の前記第1のノッチ内に配置された第1のカムと、を有する第1の大腿骨コンポーネントであって、屈曲時に、前記第1の内側顆が、前記脛骨インサートの前記内側関節面上で関節運動するように構成され、前記第1の外側顆が、前記脛骨インサートの前記外側関節面上で関節運動するように構成され、前記第1のカムが、屈曲時に前記脛骨インサートの前記支柱と前記第1の支柱上の第1の接触位置で最初に接触する、第1の大腿骨コンポーネントと、
    第2の内側顆と、第2のノッチによって前記第2の内側顆から離間した第2の外側顆と、前記第2の内側顆と前記第2の外側顆との間の前記第2のノッチ内に配置された第2のカムと、を有する第2の大腿骨コンポーネントであって、(i)屈曲時に、前記第2の内側顆が、前記脛骨インサートの前記内側関節面上で関節運動するように構成され、前記第2の外側顆が、前記脛骨インサートの前記外側関節面上で関節運動するように構成され、(ii)前記第2のカムが、屈曲時に前記脛骨インサートの前記支柱と前記第2の支柱上の第2の接触位置で最初に接触し、(iii)前記第2の内側顆及び前記第2の外側顆が、前記第1の内側顆及び前記第1の外側顆の厚さよりも大きな厚さを有する、第2の大腿骨コンポーネントと、を含み、
    前記脛骨インサートの前記内側関節面が、前記第1の接触位置から前方後方方向に第1の距離だけ離間し、かつ前記第2の接触位置から前記前方後方方向に第2の距離だけ離間したドエルポイントを含み、前記第1の距離及び前記第2の距離のそれぞれが5ミリメートル以下である、整形外科用システム。
  32. 前記第1の大腿骨コンポーネントの前記第1のノッチ及び前記第2の大腿骨コンポーネントの前記第2のノッチのそれぞれが、複数のそれぞれの内側湾曲壁によって部分的に画定されている、請求項31に記載の整形外科用システム。
  33. 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第1の大腿骨コンポーネントの前記第1の内側顆の大腿骨関節面とが、前記脛骨インサートの前記外側関節面と前記第1の大腿骨コンポーネントの前記第1の外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有し、
    前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第2の大腿骨コンポーネントの前記第2の内側顆の大腿骨関節面とが、前記脛骨インサートの前記外側関節面と前記第2の大腿骨コンポーネントの前記第2の外側顆の大腿骨関節面とよりも高い形状適合性を有する、請求項31に記載の整形外科用システム。
  34. 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第1の大腿骨コンポーネントの前記第1の内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有し、
    前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第2の大腿骨コンポーネントの前記第2の内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも96%の前方後方の形状適合性を有する、請求項33に記載の整形外科用システム。
  35. 前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第1の内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有し、
    前記脛骨インサートの前記内側関節面と前記第2の内側顆の前記大腿骨関節面とが、少なくとも93%の内側外側の形状適合性を有する、請求項33に記載の整形外科用システム。
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