JP2022525128A - 蒸気化器及びそれを含むエアロゾル発生装置 - Google Patents

蒸気化器及びそれを含むエアロゾル発生装置 Download PDF

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Abstract

蒸気化器及びそれを含むエアロゾル発生装置が提供される。本発明の複数の実施例による蒸気化器は、液状のエアロゾル発生基材を保存する液状保存槽、多孔性ボディー(porous body)を通じて保存されたエアロゾル発生基材を吸収する多孔性ウィックと吸収されたエアロゾル発生基材を加熱して、エアロゾルを発生させるヒータ組立体を含むウィックヒータ組立体を含んでもよい。

Description

本発明は、蒸気化器及びそれを含むエアロゾル発生装置に係り、さらに詳細には、液状移送速度及び移送量の均一性を保証することができ、容易製造可能な蒸気化器及びそれを含むエアロゾル発生装置に関する。
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替喫煙物品に係わる需要が増加している。例えば、シガレットではない液状組成物を気化することで、エアロゾルを発生させるエアロゾル発生装置(e.g.液状型電子タバコ)に係わる需要が増加しており、これにより、液状気化式エアロゾル発生装置に係わる研究が活発に進められている。
液状気化式エアロゾル発生装置において、ウィック(wick)は、装置の核心構成要素のうち、1つであり、液状を吸収してヒータ組立体に伝達する役割を遂行する。ウィックは、一般的にコットン(cotton)またはシリカ(silica)素材の繊維束(fiber bundle)によって製造される。
ところで、繊維束は、空隙(pore)分布が不均一であり、空隙制御が不可能な構造を有するので、これによって具現されたウィックは、液状移送速度と移送量の均一性を保証することができない。また、これにより、ウィック(装置)によって霧化量偏差が大きく発生し、液状が燃えてしまい、焦げ味が発現される現象も頻繁に発生する。
本発明の複数の実施例を通じて解決しようとする技術的課題は、液状移送速度及び移送量の均一性を保証することができる多孔性ウィックを提供することである。
本発明の複数の実施例を通じて解決しようとする他の技術的課題は、エアロゾル発生量の均一性を保証することができる蒸気化器及びそれを含むエアロゾル発生装置を提供することである。
本発明の複数の実施例を通じて解決しようとするさらに他の技術的課題は、容易製造可能な構造を有する蒸気化器及びそれを含むエアロゾル発生装置を提供することである。
本発明の複数の実施例を通じて解決しようとするさらに他の技術的課題は、エアロゾル発生量を増大させ、ウィックの破損危険性と炭化現象は減らしうるウィックとヒータ組立体の最適の結合構造を提供することである。
本発明の複数の実施例を通じて解決しようとする他の技術的課題は、ウィックとヒータ組立体の最適の結合構造が適用された蒸気化器及びそれを含むエアロゾル発生装置を提供することである。
本発明の技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は、下記記載から本発明の技術分野での通常の技術者に明確に理解されるあろう。
前記技術的課題を解決するための本発明の複数の実施例による蒸気化器は、液状のエアロゾル発生基材を保存する液状保存槽、多孔性ボディー(porous body)を通じて前記保存されたエアロゾル発生基材を吸収する多孔性ウィックと前記吸収されたエアロゾル発生基材を加熱し、エアロゾルを発生させるヒータ組立体を含むウィックヒータ組立体を含んでもよい。
上述した本発明の多様な実施例によれば、エアロゾル発生量が増大し、容易に製造可能な蒸気化器及びエアロゾル発生装置が提供されうる。例えば、ウィックヒータ組立体が下部ケースに接合されるものではなく、挿入される形態に組み立てられることで、蒸気化器が容易に製造され、不良率は減少しうる。
また、複数のビードをパッキングしてウィックを製造することで、空隙(pore)サイズ及び/または分布が均一な多孔性ウィックが形成されうる。これにより、均一な液状移送速度及び移送量が保証され、蒸気化器(または、エアロゾル発生装置)の霧化量も均一に保持されうる。さらに、多孔性ウィックの炭化現象は最小化しうる。
また、多孔性ウィックのボディーを形成する複数の面のうち、液状のエアロゾル発生基材の目標移送経路に係わらない一部面にコーティング膜が形成されうる。これにより、液状が目標移送経路に沿って集中的に移送されうる。また、液状移送が目標移送経路に集中されることにより、多孔性ウィックの液状供給能力と蒸気化器(または、エアロゾル発生装置)の霧化量が大きく増大しうる。
また、ヒータ組立体が多孔性ウィックボディーの表面から0μm~400μmの間に内蔵されうる。それにより、エアロゾルの発生量は増大し、多孔性ウィックの破損危険性は減少しうる。
また、加熱パターンと電気的に連結された端子が多孔性ウィックボディーの両側面に密着されるように配置されうる。これにより、ヒータ組立体が占める空間が減少して蒸気化器またはエアロゾル発生装置がさらにコンパクトに製造されうる。また、端子が気流を妨害して、エアロゾル発生量が減少する問題が解決される。
本発明の技術的思想による効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、下記記載から通常の技術者に明確に理解されるあろう。
本発明の一実施例による蒸気化器の例示的な構成図である。 本発明の一実施例による蒸気化器の例示的な分解図である。 本発明の複数の実施例による多孔性ウィックの形状及びそれによる効果を説明するための図面である。 本発明の複数の実施例による多孔性ウィックの形状及びそれによる効果を説明するための図面である。 本発明の一実施例による多孔性ウィックとヒータ組立体との結合構造を説明するための図面である。 本発明の一実施例によるウィックヒータ組立体に電源を供給するための端子を示す図面である。 本発明の一実施例によるウィックヒータ組立体と下部ケースとの結合構造を説明するための図面である。 本発明の一実施例による多孔性ウィックの製造方法を示す例示図である。 本発明の複数の実施例による多孔性ウィックに適用されうるパッキング構造を例示する。 本発明の複数の実施例による多孔性ウィックに適用されうるパッキング構造を例示する。 ビードサイズと空隙サイズとの関係を説明するための図面である。 ビードサイズと多孔性ウィックとの液状移送速度に係わる相関関係を示すグラフである。 ビードサイズと多孔性ウィックの強度に係わる相関関係を示すグラフである。 本発明の一実施例による多孔性ウィックの斜視図及び展開図である。 本発明の複数の実施例によるエアロゾル発生装置を示す例示的なブロック図である。 本発明の複数の実施例によるエアロゾル発生装置を示す例示的なブロック図である。 本発明の複数の実施例によるエアロゾル発生装置を示す例示的なブロック図である。
前記のような課題を解決するために本発明の一部実施例によれば、液状のエアロゾル発生基材を保存する液状保存槽、多孔性ボディー(porous body)を通じて前記保存されたエアロゾル発生基材を吸収する多孔性ウィックと前記吸収されたエアロゾル発生基材を加熱し、エアロゾルを発生させるヒータ組立体を含むウィックヒータ組立体を含む、蒸気化器を提供する。
一部実施例において、前記ヒータ組立体は、前記多孔性ボディーに内蔵された扁平状の加熱パターンを含み、前記加熱パターンは、前記多孔性ボディーの中間地点から離隔された位置に内蔵されうる。
一部実施例において、前記加熱パターンは、前記多孔性ボディーの下部表面から上部方向に0μm~400μm離隔された距離に内蔵されうる。
一部実施例において、前記蒸気化器は、前記ウィックヒータ組立体の上部に位置し、前記ウィックヒータ組立体及び前記液状保存槽と結合されるウィックハウジング及び前記ウィックヒータ組立体の下部に位置し、前記ウィックヒータ組立体と結合される下部ケースを含み、前記下部ケースは、溝部材を備え、前記ウィックヒータ組立体に接合された突出部材が前記溝部材に挿入されることで、前記下部ケースと前記ウィックヒータ組立体とが結合されうる。
一部実施例において、前記ヒータ組立体は、バッテリと電気的に連結される1つ以上の端子を含み、前記1つ以上の端子は、前記多孔性ボディーに密着されるように配置されうる。
一部実施例において、前記多孔性ボディーは、複数のビード(bead)によって形成されうる。
一部実施例において、前記ビードは、セラミックビードでもある。
一部実施例において、前記ビードの直径は、10μm~300μmでもある。
一部実施例において、前記ビードの直径は、70μm~100μmでもある。
一部実施例において、前記複数のビードの直径分布は、前記複数のビードの平均直径対比で20%以内の偏差を有することができる。
一部実施例において、前記多孔性ボディーは、前記エアロゾル発生基材の粘度に基づいてビードの直径を決定する過程及び前記決定された直径を有する前記複数のビードをパッキングする過程を通じて形成されうる。
一部実施例において、前記多孔性ボディーは、前記エアロゾル発生基材に含まれたグリセリンの含量に基づいてビードの直径を決定する過程及び前記決定された直径を有する前記複数のビードをパッキングする過程を通じて形成されうる。
一部実施例において、前記ウィックヒータ組立体の上部方向に配置され、前記発生したエアロゾルを伝達する気流管をさらに含むが、前記ヒータ組立体は、前記多孔性ボディーの下部に配置され、前記ウィックヒータ組立体を形成することができる。
一部実施例において、前記液状保存槽は、前記ウィックヒータ組立体の上部方向に配置され、前記多孔性ボディーの両側部は、前記ウィックヒータ組立体の上部方向に突出し、前記多孔性ボディーの両側部を通じて保存された液状のエアロゾル発生基材が吸収されうる。
一部実施例において、前記保存された液状のエアロゾル発生基材の吸収経路に係わらない前記多孔性ボディーの少なくとも一部の表面には、前記液状のエアロゾル発生基材の吸収を遮断するか、制限するコーティング膜が形成されうる。
以下、添付された図面に基づいて本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本開示の技術的思想は、以下の実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現され、ただ以下の実施例は、本発明の技術的思想を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に本発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明の技術的思想は、請求項の範疇によってのみ定義されうる。
各図面の構成要素に参照符号を付け加えるに当たって、同じ構成要素については、たとえ他の図面上に表示されているにしても、可能な限り同じ符号を付していることに留意せねばならない。また、本発明を説明するに当たって、関連公知構成または機能に係わる具体的な説明が、本発明の要旨をぼかすと判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
別途の定義がない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に共通して理解されうる意味として使用されうる。また、一般的に使用される既定義の用語は、特別に定義されていない限り、理想的に、または過度に解釈されない。本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形表現は、取り立てて言及しない限り複数形も含む。
また、本発明の構成要素を説明するに当たって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。そのような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであって、その用語によって当該構成要素の本質や順番または順序などが限定されない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接連結または接続されるが、各構成要素の間に、他の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」可能であると理解されねばならない。
本発明で使用される「含む。(comprises)」及び/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素、段階、動作及び/または素子は、1つ以上の他の構成要素、段階、動作及び/または素子の存在または追加を排除しない。
本明細書で使用されたように、「少なくともいずれか1つの」のような表現が配列された構成要素の前にあるとき、配列されたそれぞれの構成ではない全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b、及びcのうち、少なくともいずれか1つ」という表現は、a、b、c、またはaとb、aとc、bとc、または、aとbとcを含むと解釈せねばならない。
本発明の多様な実施例に係わる説明に先立って、本明細書で使用される幾つかの用語について明確にする。
本明細書において、「エアロゾル発生基材」は、エアロゾル(aerosol)を発生させることができる物質を意味することができる。エアロゾルは、揮発性化合物を含んでもよい。エアロゾル発生基材は、固状または液状でもある。
例えば、固体のエアロゾル発生基材は、板状葉タバコ、刻みタバコ、再構成タバコなどタバコ原料を基にする固体物質を含んでもよく、液状のエアロゾル発生基材は、ニコチン、タバコ抽出物及び/または多様な香味剤を基にする液状組成物を含んでもよい。しかし、本発明の範囲が前記列挙された例示に限定されるものではない。
さらに具体的な例として、液状のエアロゾル発生基材は、プロピレングリコール(PG)及びグリセリン(GLY)のうち、少なくとも1つを含んでもよく、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも1つをさらに含んでもよい。他の例として、エアロゾル発生基材は、ニコチン、水分及び加香物質のうち、少なくとも1つをさらに含んでもよい。さらに他の例として、エアロゾル発生基材は、桂皮、カプサイシンなどの多様な添加物質をさらに含んでもよい。エアロゾル発生基材は、流動性が大きい液体物質だけではなく、ゲルまたは固形分形態の物質を含んでもよい。このように、エアロゾル発生基材の組成成分は、実施例によって多様に選択され、その組成の比率も、実施例によって異なる。以下の明細書において、「液状」は、液状のエアロゾル発生基材を指称すると理解されうる。
本明細書において、「エアロゾル発生装置」は、ユーザの口を通じてユーザの肺に直接吸入可能なエアロゾルを発生させるために、エアロゾル発生基材を用いて、エアロゾルを発生させる装置を意味することができる。エアロゾル発生装置は、例えば、蒸気化器を利用する液状型エアロゾル発生装置、蒸気化器とシガレットとを共に利用するハイブリッド型エアロゾル発生装置を含んでもよい。但し、それ以外にも、多様な類型のエアロゾル発生装置がさらに含まれ、本発明の範囲が前記列挙された例示に限定されるものではない。エアロゾル発生装置の幾つかの例示については、図15ないし図17を参照する。
本明細書において、「パフ(puff)」は、ユーザの吸入(inhalation)を意味し、吸入とは、ユーザの口や鼻を通じてユーザの口腔内、鼻腔内または肺に吸引する状況を意味することができる。
以下では、添付図面に基づいて本発明の多様な実施例について詳細に説明する
図1は、本発明の一実施例による蒸気化器の例示的な構成図であり、図2は、蒸気化器1を示す例示的な分解図である。図1において、点線の矢印は、空気またはエアロゾルの伝達経路を示す。
図1及び図2に図示されたように、蒸気化器1は、上部ケース11、気流管12、液状保存槽13、ウィックハウジング14、多孔性ウィック15、ヒータ組立体16及び下部ケース17を含んでもよい。但し、図1には、本発明の実施例と関連ある構成要素だけが図示されている。したがって、本発明が属する技術分野の通常の技術者であれば、図1に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれるということを理解することができる。
また、図1に図示された構成要素11ないし17いずれもが蒸気化器1の必須構成要素となるものではない。すなわち、本発明の他の複数の実施例では、図1に図示された構成要素のうち、少なくとも一部が省略されるか、他の構成要素によって置き換えられる。以下、蒸気化器1の各構成要素について説明する。
上部ケース11は、蒸気化器1の上部を覆う蓋またはハウジングの役割が行える。複数の実施例において、上部ケース11は、マウスピースの役割も行える。
次いで、気流管12は、空気及び/またはエアロゾルに対する気流パスの役割が行える。例えば、ヒータ組立体16によって生成されたエアロゾルは、気流管12を通じて上部ケース方向に排出され、ユーザに吸入されうる。但し、図1は、ユーザの吸引が、蒸気化器1の上端方向になされることを仮定しているのみ、エアロゾル発生装置及び/または気流管12の設計方式によって気流管12の形態と伝達経路は変形されうる。
次いで、液状保存槽13は、内部に所定の空間を備え、当該空間に液状のエアロゾル発生基材を保存する。また、液状保存槽13は、保存されたエアロゾル発生基材を多孔性ウィック15を通じてヒータ組立体16に供給することができる。
次いで、ウィックハウジング14は、液状保存槽13と多孔性ウィック15との間に配置され、多孔性ウィック15の少なくとも一部を取り囲んでいるハウジングを意味する。多孔性ウィック15は、ヒータ組立体16と共にウィックヒータ組立体を形成することができるが、ウィックハウジング14は、ウィックヒータ組立体の上部に位置することができる。また、ウィックハウジング14は、下部方向に位置したウィックヒータ組立体及び上部方向に位置した液状保存槽13と結合されうる。
次いで、多孔性ウィック15は、多孔性ボディー(porous body)を通じて液状保存槽13に保存されたエアロゾル発生基材を吸収し、それをヒータ組立体16に伝達することができる。図1及び図2は、多孔性ウィック15がほぼH状の多孔性ボディーを有することを例として図示しているが、多孔性ウィック15は、多様な形態に設計されて具現されうる。例えば、多孔性ウィック15は、ほぼ直方体状の多孔性ボディーを有するようにも具現される(図7または図14参照)。
複数の実施例において、多孔性ウィック15は、両側部が液状保存槽13方向に突出した形状(e.g.ほぼH、U状)を有し、突出した両側部を通じて液状を吸収することができる。そのような場合、液状吸収面積が増加するので、多孔性ウィック15の液状移送能が増加する。さらに理解の便宜を提供するために、図3及び図4を参照して本実施例について敷衍説明する。
図3は、実施例による多孔性ウィック15を図示しており、図4は、一字形状を有するウィック3を図示している。そして、図3の右側には、多孔性ウィック15の一側部領域10が拡大図示されており、図4の右側には、ウィック3の一側部領域30が拡大図示されている。
2つのウィック15、3の液状吸収面積を比較すれば、実施例による多孔性ウィック15の側部は、液状保存槽13側に突設されており(図3の158及び図4の31参照)、さらに広い面積を通じて液状を吸収することが分かる。したがって、実施例による多孔性ウィック15は、一字状のウィック3よりも優秀な液状移送能を有することができる。
また、複数の実施例において、多孔性ボディーの少なくとも一部には、コーティング膜が形成されている。望ましくは、多孔性ボディーを形成する複数の面のうち、液状の目標移送経路に係わらない面にコーティング膜が形成されうる。この際、コーティング膜は、液状移動を遮断するか、制限する役割を遂行することができる。それにより、液状移送が目標移送経路に集中されうるからである。本実施例については、追って図14を参照して詳細に説明する。
また、複数の実施例において、多孔性ボディーは、複数のビード(bead)によって形成されうる。例えば、複数のビードをスフィアパッキング(sphere packing)して多孔性ボディーが形成されうる。本実施例によれば、ビードをパッキングして多孔性ボディーを形成することで、空隙分布が均一な多孔性ウィックが製造され、これにより、多孔性ウィックの液状移送速度と移送量の均一性が保証されうる。本実施例については、追って図8ないし図13を参照して詳細に説明する。
再び、図1及び図2を参照して、蒸気化器1の構成要素について説明する。
ヒータ組立体16は、多孔性ウィック15に吸収されたエアロゾル発生基材を加熱してエアロゾルを発生させうる。
複数の実施例において、ヒータ組立体16は、扁平状の加熱パターン161及びバッテリから電気を供給されるための端子163を含んでもよい(図5参照)。加熱パターンは、多孔性ウィック15のボディーの下部に付着されるか、内蔵され、ボトムヒーティング(bottom heating)方式で吸収された液状を加熱することができる。このような場合、ヒータ組立体16が多孔性ウィック15に吸収された液状を均一に加熱することができるので、エアロゾル発生量(すなわち、霧化量)が大きく増大しうる。加熱によって発生したエアロゾルは、上部方向に配置された気流管12を通じてユーザに吸入されうる。
複数の実施例では、図5に図示されたように、ヒータ組立体16は、扁平状の加熱パターン161、バッテリから電気を供給されるための端子163と、加熱パターン161と、端子163とを連結する連結部材162を含んでもよい。連結部材162は、ヒータ組立体16を多孔性ウィック15のボディーに固定させる役割も兼ねる。このような場合、多孔性ウィック15に付着された(または、内蔵された)ヒータ組立体16がウィックの破損、接着力弱化などの理由によって取り外される問題が解決されうる。
また、複数の実施例において、図5に図示されたように、ヒータ組立体16は、正確には、加熱パターン161と連結部材162は、多孔性ウィック15のボディーに内蔵されうる。例えば、ヒータ組立体16は、多孔性ウィック15のボディーの中間地点から下部方向(すなわち、下部ケース17方向)に離隔された位置に内蔵されうる。他の例として、ヒータ組立体16は、多孔性ウィック15のボディーの中間地点から側面方向または上部方向に離隔された位置に内蔵されうる。このように、ヒータ組立体16の位置は、実施例によっても異なり、気流の流入方向及び/または経路、多孔性ウィック15とヒータ組立体16の結合構造、蒸気化器1の構造などを考慮して決定されうる。
また、複数の実施例において、ヒータ組立体16は、多孔性ウィック15のボディーの表面から一定深さに内蔵されうる。例えば、図5に図示されたように、ヒータ組立体16は、多孔性ウィック15のボディーの下部表面から一定深さdに内蔵されうる。ヒータ組立体16を内蔵するために、インモールド(inmold)成形技法が活用可能であるが、本発明の範囲がそれに限定されるものではない。
上述した実施例において、内蔵深さdによって、エアロゾル発生量とウィックの破損危険性が異なるので、内蔵深さdを適切に決定することが重要である。すなわち、ヒータ組立体16が多孔性ウィック15の表面に近く内蔵されるほど(すなわち、内蔵深さdが減少するほど)、エアロゾル発生量が増加することができるが、ウィック15の破損危険性も共に増加してしまうので、ヒータ組立体16を適切な深さdに内蔵することが重要である。
複数の実施例において、内蔵深さdは、0μm~400μmにもなる。望ましくは、内蔵深さdは、50μm~400μm、0μm~350μm、50μm~350μm、または0μm~300μmにもなる。または、望ましくは、内蔵深さdは、100μm~300μm、100μm~250μm、150μm~350μm、150μm~300μm、150μm~250μmにもなる。このような数値範囲において、ヒータ組立体16と多孔性ウィック15とが結合されるとき、エアロゾルが十分に発生し、ウィックの破損危険性は減少しうる。
また、複数の実施例において、端子163は、多孔性ウィック15のボディーの両側面に密着されるように配置されうる。例えば、図6に図示されたように、両側面方向に突出している端子163は、ウィック15のボディーの側面に密着されるように折り畳まれうる。このような場合、ヒータ組立体が占める空間が減少して蒸気化器1がさらにコンパクトにも作製される。また、端子が気流を妨害して、エアロゾル発生量が減少する問題が緩和されうる。例えば、端子が下部方向(すなわち、下部ケース方向)に突出している形態である場合、突出した端子が下部ケース17の空気ホールを介した空気流入を妨害してしまうが、そのような問題が未然に防止されうる。
再び、図1及び図2を参照して蒸気化器1の構成要素について説明する。
下部ケース17は、下部に位置したハウジングであり、かつ蒸気化器1の下部と多孔性ウィック15、ヒータ組立体16などを支持する役割も行う。多孔性ウィック15は、ヒータ組立体16と共にウィックヒータ組立体を形成可能であるが、下部ケース17は、ウィックヒータ組立体と結合されうる。
複数の実施例において、下部ケース17には、ヒータ組立体16側に空気が流入されるための空気ホールまたは気流管が含まれる(図1参照)。また、複数の実施例において、下部ケース17には、ヒータ組立体16の端子とバッテリを電気的に連結するための連結端子が含まれる(図1参照)。
また、複数の実施例において、下部ケース17は、溝部材を具備し、ウィックヒータ組立体は、突出部材(e.g.スタッド)を備えることができる。例えば、図7に図示されたように、ウィックヒータ組立体には、下部方向に突出した突出部材164(e.g.スタッド)が整列されてもいる。このような場合、突出部材164が溝部材に挿入される単純組立方式でウィックヒータ組立体と下部ケース17とが結合され、蒸気化器1の製造容易性が改善されうる。また、蒸気化器1の組み立て過程が単純になることにより、蒸気化器1の製造過程における不良率が減少しうる。
以上、図1ないし図7を参照して本発明の複数の実施例による蒸気化器1について説明した。以下では、図8ないし図13を参照して本発明の複数の実施例によるビード集合体基盤の多孔性ウィック15について説明する。
図8は、多孔性ウィック15の製造過程を例示している。
図8に例示されたように、複数のビード20をパッキング(packing)して多孔性ウィック15が製造されうる。例えば、複数のビード20をスフィアパッキング(sphere packing)し、焼成することで、多孔性ウィック15のボディーが形成されうる。ビードのパッキング構造は、例えば、体心立方構造(Body-Centered Cubic;BCC)、面心立方構造(Face-Centered Cubic;FCC)などにもなる。しかし、それ以外にも多様なパッキング構造が活用され、本発明の範囲がそれに限定されるものではない。面心立方構造と体心立方構造は、それぞれ図9及び図10に例示された構造21、23を参照し、既に当該技術分野に広く知られたスフィアパッキング構造なので、これについての説明は省略する。
多孔性ウィック15がビード集合体に製造される場合、多孔度(すなわち、空隙率)、空隙(pore)サイズ、空隙分布などの多孔性ウィック15の物理的な性質は、ビードサイズ、パッキング方式及び/またはパッキング構造に基づいて容易に制御されうる。例えば、多孔度が基準値以上であり、均一な空隙分布を有する多孔性ウィックが容易に製造され、製造された多孔性ウィックは、液状移送速度と移送量の均一性を保証することができる。
多孔性ウィックの基盤になるビードの素材は多様である。例えば、ビードの素材は、セラミックでもあり、セラミックビードは、ガラスセラミックビードまたはアルミナ(alumina)セラミックビードを含んでもよい。しかし、それ以外にも異なる素材のビードが活用され、本発明に範囲が前記列挙された例示に限定されるものではない。
一方、ビードのサイズ(e.g.直径)は、液状移送速度とウィック強度と関連するので、ビードのサイズを適切に決定することが重要である。例えば、図11に例示された八面体空隙(octahedral site)27において、八面体空隙27の直径dは、ビード25直径dに比例(約0.414倍)し、四面体空隙(tetrahedral site)もビード25の直径に比例する。また、空隙の大きさが大きくなるほど、液状の移送速度が増加する長所があり、一方、ウィックの強度は減少するので、適切なサイズのビードでウィックを製造することが望ましい。
例えば、図12及び図13の実験結果に示されたように、ビードの直径が増加すれば、ウィックの液状移送速度が増加し、一方、ウィックの強度は減少する。これは、ビードの直径が増加すれば、空隙の大きさも大きくなり、単位体積当たりのビード数は減少するからである。これにより、焼結(sintering)時に接触界面の数が減少する。このような点で、適正なウィック強度と液状移送速度とを共に達成するためには、ビードサイズを適切に決定することが重要である。
複数の実施例において、ビードの直径は、10μm~300μmでもある。望ましくは、ビードの直径は、30μm~270μm、50μm~250μmでもある。さらに望ましくは、ビードの直径は、60μm~100μm、65μm~90μm、70μm~95μm、75μm~90μm、80μm~95μm、75μm~85μm、または75μm~80μmでもある。このような数値範囲において、適切な強度を有する多孔性ウィックが製造され、液状移送速度も繊維束(fiber bundle)基盤のウィックよりも改善されうる。
また、複数の実施例において、多孔性ウィックを形成する複数のビードに係わる直径分布は、基準値(すなわち、複数のビードの平均直径)対比で30%以内の偏差を有することができる。すなわち、直径の許容誤差(許容可能な誤差の量)は、平均直径の30%に設定されうる。望ましくは、複数のビードの直径分布は、25%、23%または21%以内の偏差を有することができる。さらに望ましくは、複数のビードの直径分布は、20%、18%、16%、14%、12%、または10%以内の偏差を有することができる。さらに望ましくは、複数のビードの直径分布は、8%、6%、または5%以内の偏差を有する。同じ直径を有するビードを連続して製造することが容易ではないので、そのような偏差範囲内で多孔性ウィックの製造にかかる費用と難易度が大きく軽減されうる。また、このような偏差範囲を有する複数のビードをパッキング(packing)して多孔性ウィックを製造する場合、ビード間に接触面積が増加してウィックの強度が向上する効果も達成されうる。
それ以外にも、ビードのサイズ及び/またはパッキング構造は、ターゲット(target)エアロゾル発生基材の粘度にさらに基づいて決定されうる。これは、粘度の高いエアロゾル発生基材に対して適正な液状移送速度を保証するためには、ウィックの多孔度を増加させる必要があるためである。ここで、ターゲットエアロゾル発生基材は、液状保存槽に保管される基材を意味することができる。複数の実施例では、ターゲットエアロゾル発生基材の粘度に基づいて、ビードサイズの偏差範囲が調節されうる。例えば、ターゲットエアロゾル発生基材の粘度が基準値以上である場合、ビードサイズの偏差範囲(すなわち、許容誤差)が減少しうる。ビードサイズの偏差範囲が小さくなれば、空隙の大きさが大きくなって液状移送速度が増加するからである。逆の場合であれば、ビードサイズの偏差範囲は増加しうる。
ビード集合体で多孔性ウィックを具現する場合、次のような多様な利点が得られる。
第一の利点は、均一な空隙サイズ及び分布を有する多孔性ウィックが容易に製造され、ウィックの品質偏差も最小化されうるという点である。また、製造された多孔性ウィックは、液状移送速度と移送量の均一性を保証することができ、焦げ味が発現されるか、ウィックが破損される現象も最小化することができる。
第二の利点は、多孔性ウィックの物理的特性(e.g.多孔度、空隙の大きさ、空隙の分布、強度)が容易に制御されうるという点である。多孔性ウィックの物理的特性は、液状移送能(e.g.移送速度、移送量)と密接に関連するので、これは、ウィックの液状移送能が制御されうるということを意味する。例えば、ビードのサイズ、パッキング方式及び/またはパッキング構造などの制御可能因子を調節することで、多孔性ウィックの液状移送能が制御されうる。
一方、エアロゾル発生装置の霧化量(すなわち、エアロゾル発生量)は、ヒータ組立体の性能(e.g.発熱量)とウィックの液状移送能に依存するが、ヒータ組立体の性能が優秀であるとしても、ウィックの液状移送能が劣れば、瞬間的な液状枯渇によって液状が燃えてしまう恐れがある。また、ウィックの液状移送能がヒータ組立体の性能を上回る場合、気化されていない液状がウィック表面に残って液漏れを引き起こす。したがって、ウィックの液状移送速度とヒータ組立体の性能がバランスよく制御されることが重要であるが、ヒータ組立体の性能は容易に制御されるが、ウィックの液状移送能を制御することが容易ではない問題がある。そのような点で、実施例によるビード集合体によって具現された多孔性ウィックは、液状移送能を容易に制御することができ、霧化量を効果的に増大させうる。
以下、実施例と比較例とを通じて、ビードサイズと液状移送速度及びウィック強度の関係ついてさらに明確にする。但し、下記の実施例は、多様な例示の一部に過ぎず、本発明の範囲がそれに限定されるものではない。
まず、多孔性ウィック15に係わる実施例とそれと比較される比較例の構成は、下記の表1の通りである。
Figure 2022525128000002
下記実験例1は、ビードサイズと液状移送速度との関係を明確にするためのものであり、実験例2は、ビードサイズとウィック強度との関係を明確にするためのものである。最後に、実験例3は、実施例による多孔性ウィックの液状移送能を立証するためのものである。以下、各実験例について説明する。
実験例1:実施例1ないし実施例4による多孔性ウィックの液状移送速度比較
本実験例では、実施例1ないし実施例4による多孔性ウィックの液状移送速度が測定され、これに係わる実験結果は、図12に図示されている。図12に図示されたように、ビードの直径が大きくなるほど、多孔性ウィックの液状移送速度も増加することが確認できるが、これは、ビードの直径が大きくなるほど、空隙の大きさ(または、多孔度)も増加するからである。本実験例によれば、ビードサイズが大きくなるほど、液状移送速度が増加するということを確認することができるが、これは、液状移送速度がビードサイズによって調節(制御)されるということを意味する。
実験例2:実施例1ないし実施例4による多孔性ウィックの強度比較
本実験例では、実施例1ないし実施例4による多孔性ウィックの降伏荷重(yield load)が測定され、これに係わる実験結果は、図13に図示されている。図13に図示されたように、ビードの直径が大きくなるほど、多孔性ウィックの機械的強度が大きく減少するが、これは、ビードのサイズが大きくなるほど、単位体積当たりのビード数が減少し、焼結(sintering)時に接触界面の数が減少するからである。
実験例3:実施例1と比較例1の液状移送速度比較
実験例3は、蒸気化器に一般的に使用される繊維束基盤ウィック(以下、「繊維ウィック」)と実施例による多孔性ウィックとの液状移送能を比較するためのものである。本実験例では、上述した実施例のうち、液状移送能が最も劣る実施例1を選別して繊維ウィックと比較実験した。2つのウィックが液状に完全に湿るまでの移送時間を測定した。参考までに、繊維ウィックは、直径が2.0mmであり、長さが11mmである円筒状ロッドによって製造され、多孔性ウィックは、横2.0mm、幅2.0mm、長さ11mmである直方体によって製造された。本実験例による実験結果は、下記表2の通りである。
Figure 2022525128000003
表2に記載されたように、実施例1による多孔性ウィックの移送完了時間が約40sec程度短いと測定されたが、これは、実施例による多孔性ウィックが繊維ウィックの液状移送能を大きく上回るということを意味する。以上の実験例を総合すれば、ビードサイズは、ウィックの強度と液状移送速度に大きく影響を及ぼすので、ビードサイズは、ウィックの目標強度と目標移送速度とを総合的に考慮して決定することが望ましいということが分かる。併せて、ビードサイズが大きくなることにより、機械的強度は、相対的に大幅に減少するので、目標移送速度を満足するならば、ビードサイズは、可能な限り、小さい値に設定されることが望ましいということが分かる。すなわち、実施例1による多孔性ウィックは、液状移送速度が繊維ウィックを大きく上回りつつ、他の実施例よりも高い強度を有するので、実施例1によって多孔性ウィックを製造することが望ましい。
一方、ビードのサイズは、ウィックの目標強度と目標移送速度以外にも、加熱要素の性能、ターゲットエアロゾル発生基材の粘度、ターゲットエアロゾル発生基材のニコチン含量などの要因をさらに考慮して決定されうる。また、前記列挙された要因は、パッキング構造の決定にも考慮されうる。
例えば、ターゲットエアロゾル発生基材の粘度に基づいて、ビードの直径を決定する過程、決定された直径を有する複数のビードをパッキングする過程を通じて多孔性ウィックが製造されうる。この際、ターゲットエアロゾル発生基材の粘度が高くなるほど、ビードの直径もさらに大きい値に決定されうる。粘度が高いほど、液状移送速度を増加させる必要があるからである。反対の場合であれば、ビードの直径は、さらに小さい値にも決定される。
上述した例において、ターゲットエアロゾル発生基材の粘度は、グリセリン含量に比例してプロピレングリコール含量に反比例する。したがって、ビードサイズは、グリセリン含量及び/またはプロピレングリコールの含量に基づいて決定されうる。
他の例として、ビードの直径は、ターゲットエアロゾル発生基材のニコチン含量によっても決定される。この際、ニコチン含量が多いほど、ビードの直径は、さらに小さい値にも決定される。それにより、パフ当たりニコチン移行量を制限するからである。しかし、他の例では、ニコチン移行量を増大させるために、ビードの直径がさらに大きい値にも決定される。
さらに他の例として、ウィックの目標強度に基づいてビードサイズの偏差範囲またはパッキング構造を決定する過程、決定された偏差範囲を有する複数のビードを決定されたパッキング構造によってパッキングする過程を通じて多孔性ウィックが製造されうる。この際、ウィックの目標強度が高いほど、ビードサイズの偏差範囲は、さらに大きい値に決定されうる。多様なサイズのビードがパッキングされるとき、接触面積が増加してウィックの強度が増加するからである。また、ウィックの目標強度が高いほど、パッキング構造はさらに稠密な構造(e.g.充填率がさらに高い構造)に決定されうる。一般的に、充填率が高くなるほど、ウィックの強度が増加するからである。
一方、本発明の複数の実施例では、多孔性ウィック15の強度を向上させるために、多孔性ボディーの外郭フレーム部分の強度を強化する工程が遂行されうる。外郭フレーム部分は、液状吸収に大きく影響を与えず、かつ多孔性ボディーの形状を保持するのに重要な役割を行うので、当該部分が強化されれば、多孔性ウィック15の全般的な強度が向上するからである。強度強化工程は、多様な方式によって行われる。例えば、強度強化工程は、強化部分に密度の高いビードを適用する方式、強化部分により稠密なパッキング構造を適用する方式、強化部分を多様なサイズのビードでパッキングする方式、強化部分に密度の高い他の素材を適用する方式または強化部分をさらに小さいサイズのビードでパッキングする方式によっても行われる。しかし、それに限定されるものではない。
以上、図8ないし図13を参照して本発明の複数の実施例によるビード集合体基盤の多孔性ウィック15について説明した。以下では、多孔性ウィック15の液状移送経路を制御する方法について説明する。理解の便宜を提供するために、多孔性ウィック15が直方体形状のボディーを有すると仮定して説明する。
本発明の複数の実施例によれば、多孔性ウィック15の液状移送経路を制御するために、多孔性ウィック15のボディーの少なくとも一部にコーティング膜が形成されうる。さらに詳細には、目標移送経路に沿って液状が移送されるように制御するために、多孔性ウィック15のボディーを形成する複数の面のうち、少なくとも一部にコーティング膜が形成されうる。
ここで、コーティング膜は、液状の移送(e.g.流入、流出)を遮断するか、制限する役割を遂行し、コーティング膜の形成位置は、液状の目標移送経路(または、移送方向)に基づいて決定されうる。例えば、コーティング膜は、多孔性ウィック15のボディーを形成する複数の面のうち、目標移送経路に係わらない面に形成されうる。図14に図示された例を参照して説明する。図14の左側に多孔性ウィック15の斜視図が図示されており、右側に多孔性ウィック15のボディーの展開図が図示されている。
例えば、液状の目標移送方向が、図14に図示された通りであると仮定する。このような場合、目標移送経路は、多孔性ウィック15のボディーを形成する複数の面151ないし156のうち、2面152、154を通過する。したがって、目標移送経路と関連した面は、面152、154になり、それを除いた他の面151、153、155、156にコーティング膜が形成されうる。それにより、液状の移送が目標移送経路に沿うように制御されるからである。参考までに、目標移送経路の終着地は、ヒータ組立体16であるので、ヒータ組立体16と関連した面154は、目標移送経路に関連することになる。
以上、図14を参照して本発明の複数の実施例による多孔性ウィック15の液状移送制御方法について説明した。上述したところによれば、多孔性ウィック15のボディーを形成する複数の面のうち、目標移送経路に係わらない一部面にコーティング膜が形成されうる。これにより、液状が目標移送経路に沿って集中移送され、多孔性ウィック15の液状供給能力と蒸気化器(または、エアロゾル発生装置)の霧化量が大きく増大しうる。
以下、図15ないし図17を参照して実施例による蒸気化器1が適用されうるエアロゾル足生装置100-1ないし100-3について説明する。
図15ないし図17は、エアロゾル発生装置100-1ないし100-3を示す例示的なブロック図である。具体的に、図15は、液状型エアロゾル発生装置100-1を例示しており、図16及び図17は、液状とシガレットとを共に利用するハイブリッド型エアロゾル発生装置100-2、100-3を例示している。
図15に図示されたように、エアロゾル発生装置100-1は、マウスピース100、蒸気化器1、バッテリ130、及び制御部120を含んでもよい。但し、これは、例示に過ぎず、必要によって一部構成要素が追加されるか、省略されるということは言うまでもない。また、図15に図示されたエアロゾル発生装置100-1のそれぞれの構成要素は、機能的に区分される機能要素を示したものであって、複数の構成要素が実際物理的環境では、互いに統合される形態に具現されるか、単一構成要素が複数の詳細機能要素に分離される形態に具現される。以下、エアロゾル発生装置100-1の各構成要素について説明する。
マウスピース100は、エアロゾル発生装置100-1の一端に位置し、蒸気化器1から発生したエアロゾルを吸い込むために、ユーザの口部と接触されうる。複数の実施例において、マウスピース100は、蒸気化器1の一構成要素でもある。
次いで、蒸気化器1は、液状のエアロゾル発生基材を気化させ、エアロゾルを発生させうる。重複説明を排除するために、蒸気化器1に係わる説明は省略する。
次いで、バッテリ130は、エアロゾル発生装置100-1の動作に用いられる電力を供給することができる。例えば、バッテリ130は、蒸気化器1のヒータ組立体16がエアロゾル発生基材を加熱するように電力を供給し、制御部120の動作に必要な電力を供給することができる。
また、バッテリ130は、エアロゾル発生装置100-1に設けられたディスプレイ、センサ、モータなどの電気的構成要素の動作に必要な電力を供給することができる。
次いで、制御部120は、エアロゾル発生装置100-1の動作を全般的に制御することができる。例えば、制御部120は、蒸気化器1及びバッテリ130の動作を制御し、エアロゾル発生装置100-1に含まれた他の構成要素の動作も制御することができる。制御部120は、バッテリ130が供給する電力、蒸気化器1に含まれたヒータ組立体16の加熱温度などを制御することができる。また、制御部120は、エアロゾル発生装置100-1の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル発生装置100-1が動作可能な状態であるか否かを判断することもできる。
制御部120は、少なくとも1つのプロセッサ(processor)によっても具現される。前記プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイとして具現され、汎用的なマイクロプロセッサと該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、制御部120が異なる形態のハードウェアによっても具現されるということを自明に理解することができる。
一方、複数の実施例において、エアロゾル発生装置100-1は、ユーザ入力を受信するための入力部(図示せず)をさらに含んでもよい。入力部は、スイッチまたはボタンによって具現されるが、本発明の範囲が、それに限定されるものではない。本実施例において、制御部120は、入力部を通じて受信されたユーザ入力に応答して、エアロゾル発生装置100-1を制御することができる。例えば、制御部120は、ユーザがスイッチまたはボタンを作動させることにより、エアロゾルが発生するようにエアロゾル発生装置100-1を制御することができる。
以下、図16及び図17を参照してハイブリッド型エアロゾル発生装置100-2、100-3について簡略に説明する。
図16は、蒸気化器1とシガレット150が並列に配置されたエアロゾル発生装置100-2を例示しており、図17は、蒸気化器1とシガレット150が直列に配置されたエアロゾル発生装置100-3を例示している。しかし、本発明の実施例による蒸気化器1が適用されるエアロゾル発生装置の内部構造は、図16及び図17に例示されたと限定されるものではなく、設計方式によって構成要素の配置は変更されうる。
図16または図17において、ヒータ140は、シガレット150の周辺に配置されてシガレット150を加熱することができる。ヒータ140は、例えば、電気抵抗性ヒータでもあるが、それに限定されるものではない。ヒータ140またはヒータ140の加熱温度は、制御部120によって制御されうる。蒸気化器1で発生したエアロゾルは、シガレット150を通過してユーザの口部に吸入されうる。
これまで、図15ないし図17を参照して本発明の複数の実施例による蒸気化器1が適用されうる多様な類型のエアロゾル発生装置100-1ないし100-3について説明した。
以上、本発明の実施例を構成する全構成要素が1つに結合されるか、結合されて動作するものと説明されているにしても、本発明の技術的思想が必ずしもそのような実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の目的範囲以内であれば、それらの全ての構成要素が1つ以上に選択的に結合して動作することもできる。
制御部120のように図15ないし図17にブロックで図示された構成要素、要素、モジュールまたはユニット(この段落において総称して「構成要素」)のうち、少なくとも1つは、例示的な実施例によって上述したそれぞれの機能を行う多様なハードウェア、ソフトウェア及び/またはファームウェア構造によっても具現される。例えば、このような構成要素のうち、少なくとも1つは、1つ以上のマイクロプロセッサーまたは他の制御装置のメモリ、プロセッサ、論理回路、ルックアップテーブルのような直接回路構造を使用することができる。また、そのような構成要素のうち、少なくとも1つは、特定論理機能を遂行するための1つ以上の実行可能な命令を含み、1以上のマイクロプロセッサーまたは他の制御装置によって実行されるモジュール、プログラムまたはコードの一部によって具体的に具現されうる。また、それらの構成要素のうち、少なくとも1つは、それぞれの機能を遂行する中央処理ユニット(CPU)のようなプロセッサ、マイクロプロセッサーなどを含むか、それによっても具現される。それらの構成要素のうち、2つ以上は、2以上の構成要素の全動作または機能を遂行する1つの単一構成要素としても結合される。また、それらの構成要素のうち、少なくとも1つの機能のうち、少なくとも一部は、それらの構成要素のうち、他の構成要素によっても遂行される。また、前記ブロック図は、バスを図示していないが、バスを通じて構成要素間の通信が行われる。前記例示的な実施例の機能的側面は、1つ以上のプロセッサで遂行するアルゴリズムによっても具現される。また、ブロックまたは処理段階で表現される構成要素は、電子構成、信号処理及び/または制御、データ処理のための任意の数の関連技術を使用することができる。
以上、添付図面に基づいて本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、その技術的思想や必須な特徴を変更せずとも、本発明が他の具体的な形態にも実施されるということを理解することができる。したがって、以上で記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解せねばならない。本発明の保護範囲は、下記請求範囲によって解釈されねばならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は、本発明によって定義される技術的思想の権利範囲に含まれると解釈されねばならない。

Claims (15)

  1. 液状のエアロゾル発生基材を保存する液状保存槽と、
    ウィックヒータ組立体であって、
    多孔性ボディー(porous body)を通じて前記液状のエアロゾル発生基材を吸収する多孔性ウィック、及び
    前記多孔性ウィックによって吸収された前記液状のエアロゾル発生基材を加熱してエアロゾルを発生させるヒータ組立体
    を含む、ウィックヒータ組立体と、
    を含む、蒸気化器。
  2. 前記ヒータ組立体は、前記多孔性ボディーに内蔵された扁平状の加熱パターンを含み、
    前記加熱パターンは、前記多孔性ボディーの中間地点から離隔された位置に内蔵される、
    請求項1に記載の蒸気化器。
  3. 前記加熱パターンは、前記多孔性ボディーの下部表面から上部方向に0μm~400μm離隔された距離に内蔵される、請求項2に記載の蒸気化器。
  4. 前記蒸気化器は、
    前記ウィックヒータ組立体の上部に位置し、前記ウィックヒータ組立体及び前記液状保存槽と結合されるウィックハウジングと、
    前記ウィックヒータ組立体の下部に位置し、前記ウィックヒータ組立体と結合される下部ケースと、を含み、
    前記下部ケースは、溝部材を備え、前記ウィックヒータ組立体に接合された突出部材が前記溝部材に挿入されることで、前記下部ケースと前記ウィックヒータ組立体が結合される、
    請求項1に記載の蒸気化器。
  5. 前記ヒータ組立体は、バッテリと電気的に連結される1つ以上の端子を含み、前記1つ以上の端子は、前記多孔性ボディーに密着されるように配置される、請求項1に記載の蒸気化器。
  6. 前記多孔性ボディーは、複数のビード(bead)によって形成される、請求項1に記載の蒸気化器。
  7. 前記ビードは、セラミックビードである、請求項6に記載の蒸気化器。
  8. 前記ビードの直径は、10μm~300μmである、請求項6に記載の蒸気化器。
  9. 前記ビードの直径は、70μm~100μmである、請求項6に記載の蒸気化器。
  10. 前記複数のビードの直径分布は、前記複数のビードの平均直径対比で20%以内の偏差を有する、請求項6に記載の蒸気化器。
  11. 前記複数のビードのそれぞれの直径は、前記エアロゾル発生基材の粘度に基づいて決定される、請求項6に記載の蒸気化器。
  12. 前記複数のビードのそれぞれの直径は、前記エアロゾル発生基材のグリセリン含量に基づいて決定される、請求項6に記載の蒸気化器。
  13. 前記ウィックヒータ組立体の上部方向に配置され、前記発生したエアロゾルを伝達する気流管をさらに含むが、
    前記ヒータ組立体は、前記多孔性ボディーの下部に配置され、前記ウィックヒータ組立体を形成する、
    請求項1に記載の蒸気化器。
  14. 前記液状保存槽は、前記ウィックヒータ組立体の上部方向に配置され、
    前記多孔性ボディーの両側部は、前記ウィックヒータ組立体の上部方向に突出し、前記多孔性ボディーの両側部を通じて保存された液状のエアロゾル発生基材が吸収される、
    請求項1に記載の蒸気化器。
  15. 前記保存された液状のエアロゾル発生基材の吸収経路に係わらない前記多孔性ボディーの少なくとも一部の表面には、前記液状のエアロゾル発生基材の吸収を遮断するか、制限するコーティング膜が形成される、請求項1に記載の蒸気化器。
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