JP2022524601A - エアロゾル生成デバイス - Google Patents

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Abstract

本明細書では、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成デバイスが開示される。エアゾール生成デバイスは、ハウジングおよびエアロゾル生成材料を受け入れるためにハウジング内に配置された加熱アセンブリを備える。加熱アセンブリは、加熱アセンブリ内に受容されたエアロゾル生成材料を加熱するように構成される。ハウジングは、第1の方向における特徴部の範囲が85mm以下、第1の方向に垂直な第2の方向における特徴部の範囲が45mm以下、第1の方向および第2の方向に垂直な第3の方向における特徴部の範囲が23mm以下である。【選択図】 図1A

Description

本発明は、エアロゾル生成デバイス、このエアロゾル生成デバイスを用いたエアロゾルの生成方法、このエアロゾル生成デバイスを備えたエアロゾル生成システムに関する。
背景
タバコ、葉巻などの物品は、タバコの煙を作り出すために使用中にタバコを燃焼させる。燃焼することなく化合物を放出する製品を作り出すことによって、タバコを燃焼するこれらのタイプの物品に代わるものを提供する試みがなされてきた。喫煙材料を加熱して、喫煙材料の少なくとも1つの成分を揮発させ、典型的には、喫煙材料を燃焼または燃焼させることなく吸入可能なエアロゾルを形成する装置が知られている。このような装置は、時には、「加熱-非燃焼」装置、または「タバコ加熱生成物」(THP)または「タバコ加熱デバイス」などと記載される。喫煙材料の少なくとも1つの成分を揮発させるための様々な異なる構成が知られている。
材料は、たとえば、ニコチンを含有してもしなくてもよく、タバコまたは他の非タバコ製品、またはブレンドされた混合物のような組合せであってもよい。
概要
本発明の第1の態様によれば、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成デバイスが提供される。エアロゾル生成デバイスは、ハウジングと、エアロゾル生成材料を受け入れるためにハウジング内に配置された加熱アセンブリとを含む。加熱アセンブリは、加熱アセンブリ内に受け入れられたエアロゾル生成材料を加熱するように構成される。
ハウジングは、第1の方向における特徴的範囲が85mm以下、第1の方向に垂直な第2の方向における特徴的範囲が45mm以下、第1の方向および第2の方向に垂直な第3の方向における特徴的範囲が23mm以下である。
一部の実施態様において、ハウジングは、第1の方向に垂直な第1の平面に沿って延びるベースを備える。ハウジングは、ベースに対向して配置された上部を更に備えることができる。
一実施形態において、上面は第4の平面に沿って延び、第4の平面は第3の方向に沿って延び、第1の平面と2.5°の二面角を形成する。
ベースおよび上面は、本体部分によって接続されてもよい。本体部分は、前面、後面、第1の側部分、第2の側部分を備え、それぞれは、第1の方向にベースから上面まで延びる。前面は後面に対向して配置され、第1の側部分は第2の側部分に対向して配置される。一実施形態において、前面および後面は、各面の第1の端部で第1の側部分によって接続され、各面の第2の端部で第2の側部分によって接続される。
第1の側部分および/または第2の側部分は、実質的に湾曲していてもよい。前面および/または後面は、実質的に平面であってもよい。
好ましくは、前面、後面、第1の側部分、第2の側部分は、それぞれ、ベースに対して実質的に垂直である。
一部の実施態様において、実質的に湾曲した縁部は、上面と本体部分とを接続する。一部の実施態様において、実質的に湾曲した縁部は、ベースと本体部分とを接続する。
エアロゾル生成デバイスは、ハウジングの前面に配置されたユーザインターフェース及び/又はインジケータを含むことができる。代替的または追加的に、エアロゾル生成デバイスは、第1の側部分または第2の側部分に配置された穴に設けられた荷電ポートを備えてもよい。
エアロゾル生成デバイスは、摺動可能なカバーを備えることができ、このカバーは、ハウジングの上面に配置され、第1の位置で加熱アセンブリの開口を覆い、第2の位置で開口を覆わないように構成されている。摺動可能なカバーの厚さは、5mm以下である。
デバイスのハウジングは、第1の平面内で特徴的な形状を有することができ、特徴的な形状は、第1の方向におけるハウジングの範囲の少なくとも50%に沿って実質的に同じである。一実施形態において、特徴的な形状は、高さ(h)が25mm以下の二等辺台形から形成され、台形の第1のベースは、第1のベース全体に沿って延びる第1の凸部分を備え、台形の第2のベースは、第2のベース全体に沿って延びる第2の凸部分を備える。好ましくは、各凸部分は実質的に半円形である。さらに好ましくは、第1の凸部分の半径(r1)は12mm以下であり、第2の凸部分の半径(r2)は11mm以下である。
一部の実施態様において、エアロゾル生成デバイスの加熱アセンブリは、誘導加熱ユニットを含むことができる。
一部の実施形態において、加熱アセンブリは、複数のモードで動作可能である。
本発明の第2の態様によれば、エアロゾル生成デバイスのためのハウジングが提供される。ハウジングは、第1の方向における特徴的範囲が85mm以下、第1の方向に垂直な第2の方向における特徴的範囲が45mm以下、第1の方向及び第2の方向に垂直な第3の方向における特徴的範囲が23mm以下である。ハウジングは、第1の方向に垂直な第1の平面において、高さ(h)が25mm以下の二等辺台形から形成され、台形の第1のベースは、第1のベース全体に沿って延びる第1の凸部分を備え、台形の第2のベースは、第2のベース全体に沿って延びる第2の凸部分を備える特徴的な形状を更に有する。
一実施形態において、ハウジングは、第2の方向に垂直な第2の平面において特徴的な形状を有し、特徴的な形状は、45mm以下の高さを有する略直角台形である。直角台形の鈍角は95°未満であることが好ましい。一部の実施態様において、第2の平面における形状の角部は、丸みを帯びている。
一実施形態において、ハウジングは、第3の方向に垂直な第3の平面において特徴的な形状を有し、特徴的な形状は、実質的に矩形である。一部の実施態様において、第3の平面における形状の角部は、丸みを帯びている。
本発明の第3の態様によれば、上述したようなエアロゾル生成デバイスとエアロゾル生成物品とを組み合わせたエアロゾル生成システムが提供される。
本発明の別の態様によれば、上記の態様のいずれかに係るエアロゾル生成デバイスと、該エアロゾル生成デバイスの取り外し可能なカバーとを組み合わせたキットが提供される。
図1Aは、本発明によるハウジングを含むエアロゾル生成デバイスの斜視図である。 図1Bは、デバイスの正面図である。 図1Cは、デバイスの側面図である。 図1Dは、デバイスの上面図である。 図2は、第1の平面を示す、本発明によるエアロゾル生成デバイスの斜視図である。 図3は、ハウジングの上面の角度を示す、本発明によるエアロゾル生成デバイスの正面図である。 図4は、第3の平面を示す、本発明によるエアロゾル生成デバイスの側面図である。 図5は、第2の平面を示す、本発明によるエアロゾル生成デバイスの上面図である。 図6Aは、本発明によるエアロゾル生成デバイスの正面図であり、断面A-Aを示す。 図6Bは、平面A-Aにおける断面形状の外表面である。 図6Cは、どのように形状を特徴付けることができるかを示す。 図6Dは、どのように形状を特徴付けることができるかを示す。 図7Aは、本発明によるエアロゾル生成デバイスの上面図であり、断面B-Bを示す。 図7Bは、平面B-Bにおける断面形状の外表面である。 図8Aは、本発明によるエアロゾル生成デバイスの側面図であり、断面C-Cを示す。 図8Bは、平面C-Cにおける断面形状の外表面である。 図8Cは、形状の特徴付け方法を示す。 図9Aは、本発明のエアロゾル生成デバイスに配置された加熱アセンブリの正面図である。 図9Bは、加熱アセンブリの断面図である。 図10Aは、本発明のエアロゾル生成デバイスと共に使用するためのエアロゾル生成物品の概略横断面図である。 図10Bは、エアロゾル生成物品の斜視図である。 図11は、一実施形態によるエアロゾル生成デバイスと組み合わせて使用される取り外し可能なカバーの斜視図である。
詳細な説明
本明細書で使用される場合、「the」は、適宜、「the」または「the or each」を意味するために使用できる。特に、「少なくとも1つの加熱ユニット」に関連して説明される特徴は、存在する場合、第1の加熱ユニット、第2の加熱ユニット、更なる加熱ユニットに適用されてもよいる。さらに、「第1の」または「第2の」の整数に関して説明した特徴は、等しく適用可能な整数であってもよい。たとえば、「第1の」または「第2の」加熱ユニットに関して記載された特徴は、異なる実施形態における他の加熱ユニットに等しく適用されてもよい。同様に、「第1の」または「第2の」動作モードに関して説明した特徴は、他の構成された動作モードにも同様に適用されてもよい。
一般に、加熱アセンブリにおける「第1の」加熱ユニットへの言及は、別段の指定がない限り、加熱アセンブリが2つ以上の加熱ユニットを含むことを表さず、むしろ、「第1の」加熱ユニットを含む加熱アセンブリは、少なくとも1つの加熱ユニットを単に含まなければならない。したがって、1つのみの加熱ユニットを含む加熱アセンブリは、「第1の」加熱ユニットを含む加熱アセンブリの定義に明らかに含まれる。
同様に、加熱アセンブリにおける「第1の」および「第2の」加熱ユニットへの言及は、加熱アセンブリが2つの加熱ユニットのみを含むことを必ずしも表さず、更なる加熱ユニットがあってもよい。むしろ、この実施例では、加熱アセンブリは、少なくとも第1のおよび第2の加熱ユニットを単に含まなければならない。
本明細書で使用される用語「エアロゾル生成材料」は、加熱時に揮発成分を提供する材料を含み、典型的にはエアロゾルの形態である。エアロゾル生成材料は、任意のタバコ含有材料を含み、例えば、タバコ、タバコ誘導体、膨張タバコ、再構成タバコまたはタバコ代用物のうちの一つ又は複数を含むことができる。また、エアロゾル生成材料は、製品に応じてニコチンを含有してもしなくてもよい他の非タバコ製品を含むことができる。エアロゾル生成材料は、たとえば、固体、液体、ゲル、ワックスなどの形態であってもよい。エアロゾル生成材料は、例えば、材料の組合せ又はブレンドであってもよい。エアロゾル生成材料は、「喫煙材」としても知られている。好ましい実施形態において、エアロゾル生成材料は、非液体エアロゾル生成材料である。特に好ましい実施形態において、非液体エアロゾル生成材料は、タバコを含む。
エアロゾル生成材料を加熱して、エアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させ、典型的には、エアロゾル生成材料を燃焼または燃焼させることなく吸入可能なエアロゾルを形成する装置が知られている。このような装置は、「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼デバイス」、「タバコ加熱製品」、「タバコ加熱製品デバイス」、「タバコ加熱デバイス」などと記載されることがある。本発明の好ましい実施形態において、本発明のエアロゾル生成デバイスはタバコ加熱製品である。タバコ加熱製品と共に使用するための非液体エアロゾル生成材料は、タバコを含む。
同様に、いわゆる「e-シガレット」装置もあり、これは、典型的には、液体の形態のエアロゾル生成材料を蒸発させるエアロゾル生成デバイスであり、ニコチンを含有してもしなくてもよい。エアロゾル生成材料は、装置に挿入することができるロッド、カートリッジまたはカセットなどの形態で、またはその一部として提供することができる。装置の「恒久的」部分として、エアロゾル生成材料を加熱して揮発させるための加熱器を設けることができる。
本発明のエアロゾル生成デバイスは、「喫煙物品」とも呼ばれる加熱用のエアロゾル生成材料を含む物品を受け入れることができる。この文脈における「物品」、「エアロゾル生成物品」または「喫煙物品」は、使用中にエアロゾル生成材料を含む又は含有する成分であり、この成分は、加熱されてエアロゾル生成材料を揮発させる、あるいは、任意で使用中に他の成分を揮発させる。ユーザは、物品を加熱してエアロゾルを生み出す前にエアロゾル生成デバイスに挿入することができ、その後、ユーザはエアロゾルを吸入する。物品は、たとえば、物品を受け入れる大きさのデバイスの加熱チャンバ内に設定されるように構成された所定の又は特定の大きさのものであってもよい。
本発明のエアロゾル生成デバイスは、加熱アセンブリを備える。加熱アセンブリは、使用中のエアロゾル生成材料を加熱するが燃焼しないように構成された少なくとも1つの加熱ユニットを含む。
加熱ユニットは、典型的には、電気エネルギ源から電気エネルギを受け取り、エアロゾル生成材料に熱エネルギを供給するように配置された構成要素を指す。加熱ユニットは、加熱要素を備える。加熱要素は、典型的には、使用中のエアロゾル生成材料に熱を供給するように配置された材料である。加熱要素を備えた加熱ユニットは、加熱ユニットによって受け取られた電気エネルギを変換するための構成要素など、必要とされる任意の他の構成要素を含むことができる。他の実施例では、加熱要素自体は、電気エネルギを熱エネルギに変換するように構成されてもよい。
加熱ユニットは、コイルを含んでもよい。一部の実施例において、コイルは、使用時に、少なくとも1つの導電性加熱要素の加熱を引き起こすように構成され、その結果、熱エネルギは、少なくとも1つの導電性加熱要素からエアロゾル生成材料に伝導可能となり、それによって、エアロゾル生成材料の加熱を引き起こす。
一部の実施例において、コイルは、使用時に、少なくとも1つの加熱要素を貫通するための変動磁場を生成させ、それによって、少なくとも1つの加熱要素の誘導加熱および/または磁気ヒステリシス加熱を引き起こすように構成される。このような構成体において、各加熱要素を「サセプタ」と呼んでもよい。使用時に、少なくとも1つの導電性加熱要素を貫通し、それによって少なくとも1つの導電性加熱要素の誘導加熱を引き起こすための変動磁場を生成するように構成されたコイルは、「誘導コイル」または「インダクタコイル」と呼んでもよい。
デバイスは、加熱要素、たとえば、導電性加熱要素を含むことができ、加熱要素は、加熱要素の、そのような加熱を可能にするために、コイルに対して適切に置かれ、または置くことができる。加熱要素は、コイルに対して固定位置にあってもよい。あるいは、少なくとも1つの加熱要素、たとえば、少なくとも1つの導電性加熱要素を、デバイスの加熱ゾーンに挿入するための物品に含めることができるが、この物品は、エアロゾル生成材料を含み、使用後に加熱ゾーンから取り外すことができる。あるいは、デバイス及びそのような物品の両方は、少なくとも1つの、それぞれの加熱要素(たとえば、少なくとも1つの導電性加熱要素)を含んでもよく、コイルは、物品が加熱ゾーンにあるときに、デバイスおよび物品のそれぞれの加熱要素の加熱を引き起こすものであってもよい。
一部の実施例において、コイルは螺旋状である。一部の実施例において、コイルは、エアロゾル生成材料を受け取るように構成されたデバイスの加熱ゾーンの少なくとも一部を取り囲む。一部の実施例において、コイルは、加熱ゾーンの少なくとも一部を囲む螺旋コイルである。
一部の実施例において、デバイスは、加熱ゾーンを少なくとも部分的に囲む導電性加熱要素を備え、コイルは、導電性加熱要素の少なくとも一部を取り囲む螺旋コイルである。一部の実施例において、導電性加熱要素は管状である。一部の実施例において、コイルはインダクタコイルである。
一部の実施例において、加熱ユニットは誘導加熱ユニットである。一部の実施例において、加熱ユニットは抵抗加熱ユニットである。抵抗加熱ユニットは、抵抗加熱要素から構成することができる。すなわち、抵抗加熱要素自体が電気エネルギを熱エネルギに変換するので、抵抗加熱ユニットが、加熱ユニットによって受け取られた電気エネルギを変換するための別個の構成要素を含む必要がない場合がある。
また、加熱アセンブリは、加熱アセンブリ内に存在する各加熱ユニットを制御するためのコントローラを含むことができる。コントローラは、PCBであってもよい。コントローラは、各加熱ユニットに供給される電力を制御するように構成され、加熱アセンブリ内に存在する各加熱ユニットの「プログラムされた加熱プロファイル」を制御する。たとえば、コントローラは、対応する誘導加熱要素の結果として生じる温度プロファイルを制御するために、複数のインダクタに供給される電流を制御するようにプログラムすることができる。上述の加熱要素とエアロゾル生成材料の温度プロファイルの間では、加熱要素のプログラムされた加熱プロファイルは、上述と同じ理由で、加熱要素の観測された温度プロファイルに正確に対応しない場合がある。
加熱アセンブリは、少なくとも第1のモードおよび第2のモードで動作可能である。加熱アセンブリは、最大2つのモードで作動可能であってもよく、または3つのモード、4つのモード、または5つのモードなど、2を超えるモードで作動可能であってもよい。
本開示のデバイスは、複数のモードでデバイスを動作させるようにプログラムされている加熱アセンブリのコントローラによって、このように動作するように構成することができる。したがって、本明細書において、本発明のデバイスまたはその構成要素の構成に関する言及は、本明細書に開示されるようにデバイスを動作させるようにプログラムされている加熱アセンブリのコントローラを指すことができる。
各モードは、プログラムされた加熱プロファイルなど、加熱アセンブリ内の各加熱ユニットに対する所定の加熱プロファイルに関連付けられてもよい。たとえば、加熱アセンブリは、コントローラが、選択された動作モードを識別する信号を受信し、加熱アセンブリ内に存在する加熱要素または各加熱要素に、所定の加熱プロファイルに従って動作するように指示するように構成されてもよい。コントローラは、どの所定の加熱プロファイルを指示するか、または、受信した信号に基づいて各加熱ユニットを指示するかを選択する。
プログラムされた加熱プロファイルの一つ又は複数は、ユーザによってプログラムされてもよい。代替的に、または追加的に、プログラムされた加熱プロファイルのうちの一つ又は複数は、製造業者によってプログラムされてもよい。これらの実施例では、エンドユーザが一つ又は複数のプログラムされた加熱プロファイルを変更できないように、一つ又は複数プログラムされた加熱プロファイルを固定することができる。
本明細書で使用する「使用セッション」とは、ユーザによるエアロゾル生成デバイスの単一の使用期間を指す。使用セッションは、加熱アセンブリ内に存在する少なくとも1つの加熱ユニットに電力が最初に供給される時点から始まる。デバイスは、使用セッションの開始から一定時間が経過した後に使用可能になる。使用セッションは、エアロゾル生成デバイス内の加熱要素のいずれにも電力が供給されない時点で終了する。使用セッションの終了は、喫煙物品が枯渇した時点(各パフにおける総粒子状物質収量(mg)がユーザによって許容できないほど低いとみなされる時点)と一致してもよい。セッションは、複数のパフの持続時間を有する。前記セッションは、7分、6分、5分、4分30秒、4分、3分30秒未満の持続時間を有することができる。一部の実施態様において、使用セッションは、2~5分、または3~4.5分、または、3.5~4.5分、または適切には4分の持続時間を有してもよい。セッションは、ユーザがデバイスのボタンまたはスイッチを作動させて、少なくとも1つの加熱要素の温度上昇を開始させることによって開始してもよい。セッションは、コントローラ内のプログラムされた継続時間などの所定の継続時間の後に終了してもよい。また、セッションは、使用セッションのプログラムされた終了前などに、ユーザがデバイスを停止した場合に終了すると考えられる(デバイスの停止は、エアロゾル生成デバイス内の加熱要素のいずれかに供給される電力を終了させる)。
加熱要素または加熱ユニットに関して本明細書で使用される「動作温度」とは、要素がエアロゾル生成材料を加熱して、エアロゾル生成材料を燃焼させることなく十分なパフに十分なエアロゾルを生み出すことができる任意の加熱要素温度を指す。加熱要素の最高動作温度は、使用セッション中に要素が到達する最高温度である。加熱要素の最低動作温度とは、満足なパフを得るために、加熱要素によってエアロゾル生成材料から十分なエアロゾルを生成することができる最低加熱要素温度を指す。エアロゾル生成デバイス内に複数の加熱要素が存在する場合、各加熱要素は、関連する最大動作温度を有する。各加熱要素の最大動作温度は、同じであってもよく、または各加熱要素ごとに異なってもよい。
一部の実施形態において、加熱アセンブリの各動作モードは、使用セッションのための所定の持続時間(即ち、使用セッションのための所定の持続時間)または所定の最高動作温度に関連付けられてもよい。一部の実施形態において、少なくとも1つのモードに関連する使用セッション持続時間は、他のモードに関連する使用セッション持続時間とは異なる。一部の実施形態において、各モードは、異なる所定の使用セッション持続時間に関連付けることができる。特に、第1のモードは、第1の使用セッション持続時間に関連付けられてもよく、第2のモードは、第2の使用セッション持続時間に関連付けられてもよい。第1の使用セッションの持続時間は、使用期間の第2のセッションと異なることがある。好ましくは、第1の使用セッション持続時間は、第2の使用セッション持続時間よりも長い。一部の実施例において、第1の使用セッションおよび/または第2の使用セッションは、少なくとも2分、2分30秒、3分、3分30秒、4分、4分30秒、5分、5分30秒、または6分の持続時間を有することができる。一部の実施例において、第1の使用セッションおよび/または第2の使用セッションは、7分未満、6分未満、5分30秒未満、5分未満、4分30秒未満、または4分未満の持続時間を有することができる。好ましくは、第1の使用セッションの持続時間は、3分~5分、より好ましくは、3分30秒~4分30秒である。好ましくは、第2の使用セッションは、2分~4分、より好ましくは、2分30秒~3分30秒の持続時間を有する。
各モードは、加熱アセンブリ内の加熱ユニットまたは各加熱ユニットが使用中に上昇する最高温度に関連付けることができる。一部の実施形態において、加熱アセンブリは、第1の加熱ユニットが、第1のモードでは第1のモード最高動作温度に達し、第2のモードでは第2のモード最高動作温度に達するように構成される。第1のモードにおける第1の加熱ユニットの最高動作温度(ここでは、第1の加熱ユニットの「第1のモード最高動作温度」と呼ぶ)は、第2のモードにおける第1の加熱ユニットの最高動作温度(ここでは、第1の加熱ユニットの「第2のモード最高動作温度」と呼ぶ)と異なっていてもよい。一部の実施例において、第1のモード最高動作温度は、第2のモード最高動作温度よりも高い。他の実施例において、第1のモード最高動作温度は、第2のモード最高動作温度よりも低い。好ましくは、第1の加熱ユニットの第2のモード最高動作温度は、第1の加熱ユニットの第1のモード最高動作温度よりも高い。
本発明のデバイスは、ハウジングを備える。ハウジングは、一般に、ユーザが最も相互に作用するデバイスの態様である。したがって、人間工学的に快適な形状と同様に、心地よい外観を有するハウジングを提供することが重要である。驚くべきことに、エアロゾル生成デバイスのハウジングの物理的パラメータの比較的小さな変動は、デバイスが人間工学的である程度およびユーザの満足の程度に大きな差をもたらすことが分かった。一部の実施態様において、ハウジングの少なくとも一部分にコーティングを設けることができる。特定の実施形態において、ハウジングの一部分は、ソフトタッチコーティングを備える。
ハウジングおよび(任意で)コーティングの構成は、他のデバイスと比較して、動作中にデバイスが到達する表面温度を低下させることができる。一部の実施形態において、使用セッション中、デバイスの表面は、55℃未満、好ましくは50℃、より好ましくは48℃、最も好ましくは45℃の温度に達する。
本発明の一態様によれば、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成させるためのエアロゾル生成デバイスを、エアロゾル生成デバイスの取り外し可能なカバーと組み合わせたキットが提供される。取り外し可能なカバーは、「スリーブ」とも呼ばれる。エアロゾル生成デバイスは、本明細書に記載のエアロゾル生成デバイスのような任意の適切なエアロゾル生成デバイスであってよい。この態様による一部の実施例において、エアロゾル生成デバイスのハウジングは、ソフトタッチコーティングを有する。他の実施例において、エアロゾル生成デバイスのハウジングは、ソフトタッチコーティングを有していない。
取り外し可能なカバーは、内表面を有し、その内表面は、カバーがエアロゾル生成デバイスに設けられたときに、その内表面がエアロゾル生成デバイスのハウジングの少なくとも一部分に接触するように構成されている。実施例において、内表面は、使用中にエアロゾル生成デバイスを配置することができる容積を画定する。
取り外し可能なカバーは、典型的には、開口部を有し、この開口部を通して、エアロゾル生成デバイスを容積に供給し、または容積から取り外すことができ、取り外し可能なカバーをデバイスに対してスライドさせることによって、取り外し可能なカバーをデバイスに取り付けたり取り外したりすることができる。実施例において、取り外し可能なカバーは、2つの端部(典型的には対向する端部)で開口し、取り外し可能なカバーは、開口した端部間の軸に沿って延びる管腔(容積)を画定する。
取り外し可能なカバーは、外表面を有し、この外表面は、カバーがエアロゾル生成デバイスに設けられたときに、ユーザが、エアロゾル生成デバイスと相互作用するときに取り外し可能なカバーの外表面に触れることができるように構成されている。実施例において、取り外し可能なカバーは、エアロゾル生成デバイスのハウジングの少なくとも一部分とユーザとの間に障壁を形成する。本発明者らは、デバイスの動作中に取り外し可能なカバーがエアロゾル生成デバイスの周囲に配置されるとき、取り外し可能なカバーの外表面が、典型的には、ハウジングの表面温度より低い表面温度を有することを確認した。
取り外し可能なカバーは、任意の適切な材料を含むことができる。実施例において、取り外し可能なカバーの実質的に全てが同じ材料で形成される。実施例において、取り外し可能なカバーは断熱材を含む。実施例において、取り外し可能なカバーは繊維状であり、例えば、織物繊維を含む。実施例では、取り外し可能なカバーはエラストマであり、例えば、取り外し可能なカバーはシリコーンを含み、更に/又はシリコーンからなる。エラストマの取り外し可能なカバーは、所望であれば、エアロゾル生成デバイスの周囲から容易に取り外すことができ、所望であれば、カバーウェル内にエアロゾル生成デバイスを保持する。
有利なことに、本発明者らは、断熱材を含む取り外し可能なカバーを備えたエアロゾル生成デバイスを提供することにより、エアロゾル生成デバイスの使用中にユーザが経験する表面温度が低下し、それによってユーザの経験が向上することを確認した。
さらに、取り外し可能なカバーと組み合わせてエアロゾル生成デバイスを提供することにより、たとえば、特徴的な色または表面パターンを有する取り外し可能なカバーによって、より望ましい外観を提供することができる。
取り外し可能なカバーは、典型的には、ユーザがデバイスと相互作用することができる一つ又は複数の穴を含む。実施例において、取り外し可能なカバーは、デバイスのユーザインターフェースおよび/またはインジケータに対応する穴を備え、例えば、取り外し可能なカバーは、デバイスが取り外し可能なカバー内に配置されるときに、穴は、取り外し可能なカバーがデバイスのユーザインターフェースおよび/またはインジケータを覆わないように、ユーザインターフェースおよび/またはインジケータの周囲に位置するように構成される。ユーザインターフェースは、典型的には、デバイスおよび/またはディスプレイを制御するアクチュエータを備える。実施例において、取り外し可能なカバーは、デバイスのバッテリを充電するためのケーブルを受け入れるためのソケット/ポートに対応する穴を備え、例えば、取り外し可能なカバーは、デバイスが取り外し可能なカバー内部に配置されたときに、穴がソケット/ポートの周囲に位置して、電力ケーブルが穴を通ってソケット/ポートに達することができるように構成される。
以下、図面を参照して本発明の他の態様について説明する。
図1Aは、本発明によるエアロゾル生成デバイス100の斜視図である。図1Bは、デバイス100の正面図である。図1Cは、デバイス100の側面図である。図1Dは、デバイス100の上面図である。
デバイス100は、ハウジング102を備える。ハウジングは、ベース104、上面106、前面108、後面110、第1の側部分112,第2の側部分114を備えることができる。
ハウジングは、第1の方向120、第2の方向122、第3の方向124に延びる。各方向は他の方向に垂直である。第1の方向120、第2の方向122、第3の方向124は3次元空間を規定する。
さらに、図2A~図2Cは、第1の方向120、第2の方向122、第3の方向124およびハウジング102の延長部を示す。第1の方向120において、ハウジング102は、85mm以下の特徴的な範囲130を有する。好ましくは、第1の方向120の範囲130は、70mmより大きく、75mmより大きく、または80mmより大きい。好適には、第1の方向130の範囲130は82mmである。第1の方向120における特徴的な範囲130は、便宜上、ハウジング102の高さ130と呼ぶことができ、その方向におけるハウジングの最大範囲を指す。
第2の方向122において、ハウジング102は、45mm以下の特徴的な範囲132を有する。好ましくは、第2の方向122における範囲132は、30mm、35mm、40mmを超える。好適には、第2の方向122における範囲132は43mmである。第2の方向122における特徴的な範囲132は、便宜上、ハウジング102の幅132と呼ばれ、第2の方向122におけるハウジング102の最大範囲を指す。
第3の方向124において、ハウジング102は、23mm以下の特徴的な範囲134を有する。好ましくは、第3の方向124における範囲134は、10mm、15mm、20mmを超える。好適には、第3の方向124における範囲134は、21mmである。
本発明者らは、上述のパラメータを有するハウジング102が、ユーザの手に保持されるのに驚くほど適していることを見出した。これらの寸法は、使用セッション中にユーザにより満足される人間工学的デバイスを提供する。
ハウジング102の内側には、好ましくはエアロゾル生成物品の形態のエアロゾル生成材料を受け入れるための加熱アセンブリ(図示せず)が配列されている。加熱アセンブリは、加熱アセンブリ内に受容されたエアロゾル生成材料を加熱するように構成される。たとえば、加熱アセンブリは、エアロゾル生成物品を受け入れることができるチャンバを画定し、エアロゾル生成物品を外部から加熱するためにチャンバの周囲に配置された一つ又は複数の加熱ユニットを備えることができる。別の実施形態において、加熱アセンブリに受け入れられたエアロゾル生成物品に挿入されるように構成された加熱ユニットを備えることができ、使用時に加熱ユニットが内部からエアロゾル生成物品を加熱、即ち、エアロゾル生成物品の内側からエアロゾル生成材料を加熱する。加熱アセンブリは、穴140を画定し、この穴140を通って、エアロゾル生成物品を加熱アセンブリに挿入することができる。穴140は、好ましくは、ハウジング102の上表面106に配置される。
デバイスは、任意に、ハウジング102の一部分に配置された摺動可能なカバー142を含む。図1A~図1Dに示すデバイスでは、摺動可能なカバー142は、上面106上に配置される。摺動可能なカバー142は、ユーザが摺動可能なカバー142を少なくとも第1の位置および第2の位置に位置決めできるように構成される。摺動可能なカバー142は、第1の位置において、摺動可能なカバーが穴140を覆い、それによって、望ましくない材料が加熱アセンブリに入るのを防ぐように構成される。また、摺動可能なカバー142は、第2の位置において、摺動可能なカバー142が穴140を覆わず、エアロゾル生成物品の挿入を可能にするように構成される。
また、デバイスは、デバイス100を作動させるためのユーザインターフェース144を備え、ユーザインターフェースはハウジングの一部分に配置される。オプションとして、ユーザインターフェース144は、ユーザが所定の方法でユーザインターフェース144と相互に作用することによって、デバイス100の所望の動作モードを選択できるように構成することもできる。
デバイスは、デバイス100の動作をユーザに示すインジケータ146を更に備える。たとえば、インジケータ146は、デバイス100がオンであること、および/または、加熱セッションが進行中であることを示すように構成することができる。さらに、デバイス100が複数のモードで動作可能である実施形態において、インジケータ146は、選択された動作モードをユーザに示すことができる。
好ましくは、ユーザインターフェース144およびインジケータ146は、ハウジング102の表面に一緒に配置される。図1に示されるような特に好ましい実施形態において、インジケータ146は、ユーザインターフェース144を囲むように配置される。
ハウジングは、デバイス100のバッテリを充電するために、ケーブルを受け入れることができるソケット/ポートなどのデバイスの電気コネクタ/コンポーネントを受け入れるための穴148を含むことができる。たとえば、ソケットは、USB充電ポートなどの充電ポートであってもよい。一部の実施例において、ソケットは、デバイス100と計算デバイスなどの別のデバイスとの間でデータを転送するために、追加的に又は代替的に使用されてもよい。好ましくは、穴148は、第1の側部分112または第2の側部分114に設けられる。この構成により、デバイス100は、平坦な表面上のベース104上にある電荷を受け取ることができる。特に好ましい実施形態において、第2の側部分よりも第1の側部分112に近いハウジング内にバッテリが配置され、第1の側部分112に穴148が設けられ、穴148に充電ポートが配置される。
また、ハウジング102は、コントラスト特徴部150を備えることができる。コントラスト特徴部150は、異なる色で提供することができ、デバイスのモデルを示すために有利に使用することができる。コントラスト特徴部150は、顔料層(即ち、塗装によって提供される)から形成され、ハウジング102の表面と実質的に同一平面であってもよい。あるいは、コントラスト特徴部150は機械加工されてもよい。たとえば、コントラスト特徴部150は、ハウジングの表面にわたって窪みを形成することができる。任意に、コントラスト特徴部150は、異なる仕上げを備えることができる。
ハウジングは、任意の適切な材料で形成することができる。好ましい実施形態において、ハウジングの少なくとも一部分はアルミニウムを備える。たとえば、ハウジング102の少なくとも50重量%、60重量%、70重量%、80重量%をアルミニウムで形成することができる。特に好ましい実施形態において、ハウジング102の少なくとも一部分は、陽極酸化アルミニウムを含む。たとえば、ハウジング102は、陽極酸化アルミニウム層で覆われたアルミニウム金属ベースを有する。
図2は、デバイス100を示す。ハウジング102は、ベース104を備える。ベースは、第1の方向120に垂直な第1の平面160に配置される。第1の平面160は、第2の方向122および第3の方向124に沿って延びる。このような構成体は、使用の間に平坦な表面上に都合よく置くことができるエアロゾル生成デバイス100を提供することができる。さらに、本図に示すように、ベース104が実質的に平面である場合、デバイス100は、平坦な表面上に静止した状態で表示できる。
あるいは、デバイスの特徴部は、第2の方向122に垂直で第1の方向120および第3の方向124に延びる第2の平面162、または第3の方向124に垂直で第1の方向120および第2の方向122に延びる第3の平面164に配置されてもよい。以下、第2の平面162及び第3の平面164を更に参照する。
また、ハウジング102は、上面106を備える。上面は、平面160を横切ってベース104と対向するように配置される。上面は、ベース104と実質的に同一平面上にあってもよく、第1の平面160内にあってもよい。しかし、好ましくは、上面はベース104と同一平面上にない。むしろ、図3に示されるように、上面は、好ましくは、第4の平面166内に延びる。第4の平面166は、第3の方向124に延び、第1の平面160と二面角θ160-166を形成する。したがって、二面角θ160-166は、ベース104と上面106との間の角度に対応する。二面角θ160-166は、0°より大きい。二面角θ160-166は、5°未満が好ましく、4°未満がより好ましく、3°未満が更に好ましい。二面角は、0.5°、1°、1.5°、2°より大きいことが好ましい。好ましい実施形態において、二面角は約2.5°である。本発明者らは、本明細書で定義されるような傾斜を有するように配置された上面は、デバイスが手に保持されたときに、ユーザにとってより快適に感じることができることを見出した。
また、第4の平面166は、第3の方向124および第4の方向126に延びるものとして規定可能である。第4の方向は、第3の方向124に対して垂直であり、第2の方向122からθ160-166である。
特に好ましい実施形態において、二面角θ160-166は5℃未満であり、摺動カバー142は第4の方向126の軸に沿って摺動可能に構成される。本発明者らは、この構成が、摺動カバー142を動かして穴140を露出または覆う際に、ユーザにとってより快適であることを見出した。摺動カバー142は、上面106と実質的に平行に配置することができる。一実施形態において、摺動ドアは、10mm未満、9mm、8mm、7mm、6mm、5mm、4mm、3mm、2mmの厚さを有する。摺動カバー142の厚さは、第4の平面166に対して垂直な方向における摺動ドアの範囲として規定される。摺動カバーは、摺動カバーの上表面に溝付きテクスチャを備えることができる。有利なことに、この溝のある構造は、摺動ドアがより大きなグリップを提供するので、ユーザがより容易に摺動ドアを動かすことができることを意味する。
ベース104と上面106は、本体部分によって接続されている。本体部分は、前面108、後面110、第1の側部分112、第2の側部分114を備える。
図4に示すように、前面108および後面110は、ベース104から上面106まで延びる。前面108は、後面110に対向して配置され、好ましくは、前面108は、第3の平面164を挟んで後面110に対向して配置される。前面108は、湾曲した縁部によってベース104に接続される。前面108は、湾曲した縁部によって上面106に接続される。同様に、後面110は、湾曲した縁部によってベース104に接続される。後面110は、湾曲した縁部によって上面106に接続される。前面108及び後面110は、両方とも第1の方向に延びている。しかしながら、前面108と後面110は、好ましくは平行ではない。好ましくは、前面108も後面110も湾曲していない。好ましくは、前面108及び/又は後面110は平面である。
図3に戻って参照すると、第1の側部分112および第2の側部分114は、ベース104から上面106まで延びている。第1の側部分112は、湾曲した縁部によってベース104に接続される。第1の側部分112は、湾曲した縁部によって上面106に接続されている。同様に、第2の側部分114は、湾曲した縁部によってベース104に接続される。第2の側部分114は、湾曲した縁部によって上面106に接続されている。
図5に示すように、第1の側部分112は、面108、110の第1の縁部で前面108と後面110を接続し、第2の側部分114は、面108、110の第2の縁部で前面108と後面110を接続する。第1の側部分112は、第2の側部分114に対向して配置される。好ましくは、第1の側部分112は、第2の平面162を横切って第2の側部分114に対向して配置される。
第1の側部分112および第2の側部分114は、両方とも第1の方向に延びる。好ましくは、各側部分は、第1の平面160において湾曲している。
好ましくは、本体部分と上面106とを接続する各縁部は湾曲している。同様に、本体部分とベース104とを接続する各縁部は湾曲していることが好ましい。
好ましい実施形態において、ハウジング102の形状は、第3の平面164にわたって実質的に対称である(すなわち、図4の平面164の左側の部分は、図4の平面164の右側の部分に対して対称である)。本発明者らは、ユーザが、このようにして対称的に構成されたデバイス100を手でより快適に保持することができることを見出した。更なる実施形態において、ハウジング102の形状は、好ましくは、第2の平面162および第1の平面160にわたって非対称である。特に、第3の方向124におけるデバイスの範囲は、ハウジング102の第2の方向122に沿って一定でないことが好ましい。ここでも、本発明者らは、ユーザが、このようにして対称的に構成されたデバイス100が手の中により快適に保持されることを見出した。
ハウジング102は、第1の平面160、第2の平面162および/または第3の平面164において、外横断面特徴的形状を有することができる。本明細書で使用する「横断面特徴的形状」は、ハウジングの外形、即ち、横断面の周囲形状のみを指す。ハウジング102の内部形状は考慮されない。
好ましくは、ハウジング102は、第1の方向120におけるハウジングの範囲の少なくとも50%、または、60%、70%、80%、90%、または90%超に沿って、第1の平面160において実質的に同じ横断面特徴的形状を有する。好ましい実施形態において、ハウジング102は、第1の方向120におけるハウジング102の範囲の90%以上に沿って、第1の平面160において実質的に同じ横断面特徴的形状を有する。この文脈において、2つの形状は、数学的な意味で「類似している」場合、同一であると見なされ、形状の側部の角度は同じであり、対応する側部の比率は同じである。つまり、形状の内部比率は同じでなければならないが、絶対的な大きさとは限らない。したがって、第1の方向に沿った第1の点における第1の横断面形状と、第1の方向に沿った第2の点における第2の横断面形状とを有し、第2の形状が第1の形状の拡大であるハウジングは、両方の点において同じ横断面特徴的形状を有すると考えられる。
好ましくは、ハウジング102は、第1の方向120におけるハウジングの範囲の少なくとも50%、または60%、70%、80%、90%、または90%を超える範囲に沿って、第1の平面160において実質的に同じ横断面特徴的形状および大きさを有する。好ましい実施形態において、ハウジング102は、第1の方向120におけるハウジング102の範囲の90%以上に沿って、第1の平面160において実質的に同じ横断面特徴的形状および大きさを有する。この文脈において、2つの形状は、数学的な意味で「一致」していれば、同じ形状と大きさを持つと見なされる。形状の側部間の角度は同じで、側部の絶対的な大きさは同じである。
実施例において、ハウジング102は、厚さ(例えば、ハウジング102の外表面上の点とハウジング102の内表面との間の最短距離)を有する。ハウジング102は、典型的には、約0.8~訳1.6mmの平均厚さ(例えば、外表面上の複数の点と内表面上の対応する点との間の最短距離の平均)を有する。一実施例において、平均厚さは、約0.975mmである。別の実施例において、平均厚さは、約1.5mmである。有利なことに、より大きな厚さを有する、この実施は、動作中、より低い外面温度を有することができる。
図6Aは、マークされた第1の平面160を有するデバイス100を示す。第1の平面160は、ベース104と同一平面上にある。断面A-Aは、第1の平面160に沿って切断されている。図6Bは、第1の平面160におけるハウジング102の横断面特徴的形状170を示し、横断面は平面A-Aを通る。
横断面特徴的形状170は、規則的な二次元形状の組み合わせとして特徴付けることができる。たとえば、特徴的形状170は、図6Cおよび図6Dに示されるように、第1の凸部分174および第2の凸部分176と組み合わせて、二等辺台形172から形成されてもよい。
二等辺台形172は、形状の中心部を形成し、内角αおよびβを含む。α = α, β = β,α≠β。また、二等辺台形172の高さhは、25mm以下であることが好ましい。高さhは、10mm、15mm、または20mmmを超えることができる。好適には、台形172の高さhは、約24mmである。
台形は、一対の平行な側部(「ベース」)と一対の平行でない側部(「脚」)を有する。台形172の脚の長さは等しく、 ベースaはベースbより長い。
第1の凸部分174は、ベースa全体にわたって配置されている。すなわち、第1の凸部分174のベースは、ベースaと同じ長さを有する。好ましくは、図6Cおよび図6Dに示すように、第1の凸部分174は、実質的に半円形である。この実施形態において、第1の凸部分174は、半径r1、a=2r1を有する。
半円形状の第1の凸部分174の半径r1は、12mm以下である。半径r1は、5mm、8mmまたは10mmを超えることができる。好適には、半径r1は、10mm~11mmである。したがって、ベースaは、24mm以下であり、好適には約23mmmである。
第2の凸部分176は、ベースbの全体にわたって配置されている。すなわち、第2の凸部分176のベースは、ベースbと同じ長さを有する。したがって、b=2r2。好ましくは、図6Cおよび図6Dに示すように、第2の凸部分176は、実質的に半円形である。本実施形態では、第2の凸部分176は、半径r2を有し、b=2r2である。
半円形状の第2の凸部分176の半径r2は、11mm以下である。半径r2は、5mm、7mmまたは9mmを超えることができる。好適には、半径r2は約9mmである。従って、ベースbは、22mm以下であり、好適には約18mmである。
好ましくは、ハウジング102は、第2の方向122におけるハウジングの範囲の20%以下、すなわち、10%、5%、4%、3%、2%、1%に沿って、第2の平面162内に実質的に同じ横断面特徴的形状を有する。好ましい実施形態において、ハウジング102は、第2の方向122におけるハウジング102の範囲の1%以下に沿って実質的に同じ横断面特徴的形状を有する。この文脈において、2つの形状は、数学的な意味で「類似している」場合、同一であると見なされ、その形状の側部間の角度は同じで、対応する側部の比率は同じである。つまり、形状の内部比率は同じである必要があるが、絶対的な大きさとは限らない。したがって、第2の方向に沿った第1の点における第1の横断面形状と、第2の方向に沿った第2の点における第2の横断面形状とを有し、第2の形状が第1の形状の拡大であるハウジングは、両方の点において同じ横断面特徴的形状を有すると考えられる。
好ましくは、ハウジング102は、第2の方向122におけるハウジングの範囲の20%以下、すなわち、10%、5%、4%、3%、2%、1%に沿って、第1の平面160内に実質的に同じ横断面特徴的形状を有する。好ましい実施形態において、ハウジング102は、第1の方向におけるハウジング102の範囲の1%以下に沿って実質的に同じ横断面特徴的形状および大きさを有する。この文脈において、2つの形状は、数学的な意味で「一致」していれば、同じ形状および大きさを有すると見なされ、形状の側部間の角度は同じで、側部の絶対的な大きさは同じである。
図7Aは、マークされた第2の平面162を有するデバイス100を示す。断面B-Bは、第2の平面162に沿って切断されている。図7Bは、第2の平面162におけるハウジング102の横断面特徴的形状180を示し、断面は平面B-Bを通る。
図7Bに示される横断面特徴的形状180は、実質的に矩形として特徴付けることができる。特徴的な形状180は、好ましくは、図7Bに示されるように、丸みを帯びた角部を有する。
好ましくは、ハウジング102は、第3の方向124におけるハウジングの範囲の少なくとも50%、または60%、70%、80%、90%、または90%を超える範囲に沿って、第3の平面164において実質的に同じ横断面特徴的形状を有する。好ましい実施形態において、ハウジング102は、第3の方向124におけるハウジング102の範囲の90%以上に沿って、第3の平面164において実質的に同じ横断面特徴的形状を有する。この文脈において、2つの形状は、数学的な意味で「類似している」場合、同一であると見なされ、形状の側部間の角度は同じで、対応する側部の比率は同じである。つまり、形状の内部比率は同じである必要があるが、絶対的な大きさとは限らない。したがって、第3の方向に沿った第1の点における第1の横断面形状と、第2の方向に沿った第2の点における第3の横断面形状とを有し、第2の形状が第1の形状の拡大であるハウジングは、両方の点において同じ横断面特徴的形状を有すると考えられる。
好ましくは、ハウジング102は、第3の方向124におけるハウジングの範囲の少なくとも50%、または60%以上に沿って、第3の平面164において実質的に同じ横断面特徴的形状および大きさを有する。好ましい実施形態において、ハウジング102は、第3の方向124におけるハウジング102の範囲の60%を超える範囲に沿って、第3の平面164において実質的に同じ横断面特徴的形状および大きさを有する。この文脈において、2つの形状は、数学的な意味で「一致」していれば、同じ形状と大きさを有すると見なされ、形状の側部間の角度は同じで、側部の絶対的大きさは同じである。
図8Aは、マークされた第3の平面164を有するデバイス100を示す。断面C-Cは、第1の平面160に沿って切断されている。図8Bは、第3の平面164におけるハウジング102の横断面特徴的形状190を示し、断面は平面C-Cを通る。
図8Bに示す横断面特徴的形状190は、図8Cに示すように、実質的に直角台形として特徴付けることができる。直角台形には2つの直角が含まれる。
長いべースaの長さは、85mm以下である。好ましくは、ベースaは、70mmを超える長さ、75mmmを超える長さ、または、80mmを超える長さを有する。台形190の高さhは、45mm以下である。好ましくは、高さhは、30mm、35mm、または40mmを超える。好適には、高さhは、43mmである。
2つの直角の他に、台形190の内角は、鋭角のθ1及び鈍角のθ2である。好ましくは、鈍角θ2は、95°以下、94°以下、93°以下である。好適には、鈍角θ2は、約92°である。
好ましくは、図8Bに示すように、四角台形形状190は、丸みを帯びた角部を有する。
図9Aは、本発明によるエアロゾル生成デバイスの誘導加熱アセンブリ200を示す。図1Bは、デバイスの誘導加熱アセンブリ200の横断面を示す。
加熱アセンブリ200は、第1のまたは近位または口側端部202、および第2のまたは遠位端部204を有する。使用時に、ユーザは、形成されたエアロゾルをエアロゾル生成デバイスの口側端部から吸入する。口側端部は、開口端部であってもよい。
加熱アセンブリ200は、第1の誘導加熱ユニット210および第2の誘導加熱ユニット220を備える。第1の誘導加熱ユニット210は、第1のインダクタコイル212および第1の加熱要素214を備える。第2の誘導加熱ユニット220は、第2のインダクタコイル222および第2の加熱要素224を備える。
図9Aおよび図9Bは、サセプタ240内部に受け入れられた喫煙物品230を示す。サセプタ240は、第1の誘導発熱体214及び第2の誘導発熱体224を形成する。サセプタ240は、誘導加熱に適した任意の材料から形成することができる。たとえば、サセプタ240は金属を含んでもよい。一部の実施形態において、サセプタ240は、銅、ニッケル、チタン、アルミニウム、スズ、もしくは亜鉛などの非鉄金属、および/または鉄、ニッケル、もしくはコバルトなどの鉄材料を含むことができる。追加的に又は代替的に、サセプタ240は、炭化ケイ素、炭素またはグラファイトなどの半導体を含んでもよい。
エアロゾル生成デバイスに存在する各誘導加熱要素は、任意の適切な形状を有することができる。図9Bに示す実施形態において、誘導加熱要素214,224は、エアロゾル生成物品を囲むレセプタクルを画定し、エアロゾル生成物品を外部から加熱する。他の実施形態(図示せず)において、一つ又は複数の誘導加熱要素を実質的に細長くして、エアロゾル生成物品を貫通し、エアロゾル生成物品を内部で加熱するように構成することができる。
図9Bに示されるように、第1の誘導加熱要素214および第2の誘導加熱要素224は、モノリシック要素240として一緒に提供されてもよい。すなわち、一部の実施形態において、第1の加熱要素214と第2の加熱要素224との間に物理的な区別がない。むしろ、第1の加熱ユニット210と第2の加熱ユニット220との間の異なる特性は、各誘導加熱要素214,224を囲む別々のインダクタコイル212,222によって規定され、それらは互いに独立して制御可能である。他の実施形態(図示せず)において、物理的に異なる誘導加熱要素を使用することができる。
第1のインダクタコイル212および第2のインダクタコイル222は、導電性材料から作られる。この実施例において、第1のインダクタコイル212および第2のインダクタコイル222は、螺旋状に巻かれて螺旋状インダクタコイル212,222を提供するリッツ線/ケーブルから作られる。リッツ線は、個々に絶縁され、互いに撚り合わされて単一のワイヤを形成する複数の個々のワイヤを含む。リッツ線は、導体の表皮効果損失を低減するように設計されている。例示的な誘導加熱アセンブリ200において、第1のインダクタコイル224および第2のインダクタコイル226は、円形横断面を有する銅リッツ線から作られる。他の実施例において、リッツ線は、矩形などの他の形状の横断面を有することができる。
第1のインダクタコイル212は、第1の誘導加熱要素214を加熱するための第1の変動磁場を生成するように構成され、第2のインダクタコイル222は、サセプタ224の第2のセクションを加熱するための第2の変動磁場を生成するように構成される。第1の誘導コイル212と第1の誘導加熱要素214とが一体となって第1の誘導加熱ユニット210を形成する。同様に、第2のインダクタコイル222及び第2の誘導加熱要素224が、一体となって第2の誘導加熱ユニット220を形成する。
この実施例では、第1のインダクタコイル212は、デバイス加熱アセンブリ200の縦軸に沿った方向で第2のインダクタコイル222に隣接している(すなわち、第1のインダクタコイル212および第2のインダクタコイル222は重複しない)。サセプタ構成体240は、単一のサセプタを含むことができる。第1のインダクタコイル212および第2のインダクタコイル222の端部250は、PCB(図示せず)などのコントローラに接続することができる。PCBは、好ましくは、第1の平面に沿って延びるように配置される。すなわち、PCBの最小範囲は第1の方向である。この構成体は、第1の方向に最大に延びるように配置されたPCBを備える同等のデバイスよりも、第1の方向に小さい範囲を有するデバイスを可能にすることができる。第1の方向の範囲を小さくすることにより、ユーザは、デバイスを片手で保持しながら、デバイスの上部に配置された摺動ドアとより容易に相互作用することができる。好ましい実施形態において、コントローラは、PIDコントローラ(比例積分微分コントローラ)を含む。
変動磁場は、第1の誘導加熱要素214内部に渦電流を生成させ、それによって、コイル212に交流電流を供給してから短時間内に(たとえば、20,15,12,10,5,2秒以内に)最高動作温度まで第1の誘導加熱要素214を急速に加熱する。最高動作温度に急速に達するように構成された第1の誘導加熱ユニット210を、第2の誘導加熱ユニット220よりも加熱アセンブリ200の口端部202の近くに配置することは、許容可能なエアロゾルが、使用セッションの開始後できるだけ早くユーザに提供されることを意味する。
第1のインダクタコイル212および第2のインダクタコイル222は、一部の実施例において、互いに異なる少なくとも1つの特性を有してもよいことが理解されよう。たとえば、第1のインダクタコイル212は、第2のインダクタコイル222とは異なる少なくとも1つの特性を有することができる。より具体的には、一実施例において、第1のンダクタコイル212は、第2のインダクタコイル222とは異なるインダクタンス値を有することができる。図9Aおよび図9Bにおいて、第1のインダクタコイル212および第2のインダクタコイル222は、第1のインダクタコイル212が第2のインダクタコイル222よりも小さいサセプタ240のセクションに巻き付けられるように、異なる長さを有する。したがって、第1のインダクタコイル212は、第2のインダクタコイル222とは異なる数のターンを含むことができる(個々のターン間の間隔が実質的に同じであると仮定する)。さらに別の実施例において、第1のインダクタコイル212は、第2のインダクタコイル222とは異なる材料から作られてもよい。一部の実施例において、第1のインダクタコイル212および第2のインダクタコイル222は、実質的に同一であってもよい。
この実施例において、第1のインダクタコイル212と第2のインダクタコイル222は同じ方向に巻回されている。しかしながら、別の実施形態において、インダクタコイル212,222は、反対方向に巻回されてもよい。これは、インダクタコイルが異なる時間にアクティブである場合に有用である。たとえば、最初に、第1のインダクタコイル212は、第1の誘導加熱要素214を加熱するように動作し、後に、第2のインダクタコイル222は、第2の誘導加熱要素224を加熱するように動作する。
コイルを逆方向に巻回することは、特定のタイプの制御回路と共に使用される場合に、非アクティブコイルに誘起される電流を低減するのに役立つ。一実施例において、第1のインダクタコイル212は右螺旋であり、第2のインダクタコイル222aは左螺旋である。別の実施例において、第1のインダクタコイル212は左螺旋であり、第2のインダクタコイル222は右螺旋である。
コイル212,222は、任意の適切なジオメトリを有することができる。理論に束縛されることを望まないが、誘導加熱要素をより小さく構成すること(例えば、より小さいピッチの螺旋、螺旋内のより少ない回転、螺旋のより短い全長)は、誘導加熱要素が最大動作温度に達することができる速度を増加させることができる。一部の実施態様において、第1のコイル212は、加熱アセンブリ200の縦方向に、約20mm未満、18mm未満、16mm未満又は約14mmの長さを有することができる。好ましくは、第1のコイル212は、加熱アセンブリ200の縦方向において第2のコイル224よりも短い長さを有することができる。このような構成体は、エアロゾル生成物品の長さに沿ってエアロゾル生成物品の非対称加熱を提供することができる。
この実施例のサセプタ240は中空であり、したがって、その中にエアロゾル生成材料が受容されるレセプタクルを画定する。たとえば、物品230をサセプタ240に挿入することができる。この実施例において、サセプタ240は円形横断面を有する管状である。
誘導加熱要素214、224は、喫煙物品230を囲み、喫煙物品230を外部から加熱するように構成される。エアロゾル生成デバイスは、喫煙物品230がサセプタ240内部に収容されると、物品230の外表面がサセプタ240の内表面に当接するように構成される。これにより、加熱が最も効率的になる。この実施例の物品230は、エアロゾル生成材料を含む。エアロゾル生成材料は、サセプタ240内部に位置する。また、物品230は、フィルタ、包装材料および/または冷却構造などの他のコンポーネントを備えてもよい。
加熱アセンブリ200は、2つの加熱ユニットに限定されない。一部の実施例において、加熱アセンブリ200は、3個,4個,5個,6個,または7個以上の加熱ユニットを備えてもよい。これらの加熱ユニットは、それぞれ、加熱アセンブリ200内に存在する他の加熱ユニットから独立して制御可能であってもよい。
図10Aおよび図10Bを参照すると、エアロゾル生成物品300の一実施例の部分断面図および斜視図が示されている。図10Aおよび図10Bに示されたエアロゾル生成物品300は、図9Aおよび図9Bに示されたエアロゾル生成物品230に対応する。
エアロゾル生成物品300は、エアロゾル生成デバイスと共に使用するのに適した任意の形状であってよい。喫煙物品300は、デバイスに挿入することができるカートリッジまたはカセットまたはロッドの形で、またはその一部として提供することができる。図9Aおよび図9Bに示す実施形態において、喫煙物品300は、喫煙可能な材料302の本体およびロッドの形態のフィルタアセンブリ304を含む実質的に円筒形のロッドの形態である。フィルタアセンブリ304は、冷却セグメント306、フィルタセグメント308、口側端部セグメント310の3つのセグメントを含む。物品300は、口側端部または近位端部としても知られる第1の端部312と、遠位端部としても知られる第2の端部314とを有する。エアロゾル生成材料302の本体は、物品300の遠位端部314に向かって置かれる。一実施形態において、冷却セグメント306は、エアロゾル生成材料302の本体とフィルタセグメント308との間でエアロゾル生成材料302の本体に隣接して配置され、冷却セグメント306は、エアロゾル生成材料302およびフィルタセグメント308と隣接関係にある。他の実施例において、エアロゾル生成材料302の本体と冷却セグメント306との間、およびエアロゾル生成材料302の本体とフィルタセグメント308との間に分離があってもよい。フィルタセグメント308は、冷却セグメント306と口側端部セグメント310との間に置かれる。口側端部セグメント310は、フィルタセグメント308に隣接して、物品300の近位端部312に向かって置かれる。一実施例において、フィルタセグメント308は、口側端部セグメント310と当接する関係にある。一実施形態において、フィルタアセンブリ304の全長は37mm~45mmであり、より好ましくは、フィルタアセンブリ304の全長は41mmである。
使用において、エアロゾル生成材料302の本体の部分302a、302bは、それぞれ、図9Bに示された部分200の第1の誘導加熱要素214および第2の誘導加熱要素224に対応してもよい。
喫煙材料の本体は、エアロゾル生成デバイスに存在する複数の誘導加熱要素に対応する複数の部分302a、302bを有することができる。たとえば、エアロゾル生成物品300は、第1の誘導加熱要素214に対応する第1の部分302aと、第2の誘導加熱要素224に対応する第2の部分302bとを有することができる。これらの部分302a、302bは、使用セッション中に互いに異なる温度プロファイルを示すことができ、部分302a、302bの温度プロファイルは、それぞれ第1の誘導加熱要素214及び第2の誘導加熱要素224の温度プロファイルから導出することができる。
エアロゾル生成材料302の本体の複数の部分302a、302bがある場合、任意の数の基板部分302a、302bが実質的に同じ組成を有することができる。特定の実施例において、基板のすべての部分302a、302bは、実質的に同じ組成を有する。一実施形態において、エアロゾル生成材料302の本体は、単一の連続体であり、第1の部分302aと第2の部分302bとの間に物理的な分離はなく、第1の部分と第2の部分は実質的に同じ組成を有する。
一実施形態において、エアロゾル生成材料302の本体は、タバコを含む。しかしながら、他のそれぞれの実施形態において、喫煙材料302の本体は、タバコから構成されてもよく、実質的に完全にタバコから構成されてもよく、タバコおよびタバコ以外のエアロゾル生成材料を含んでもよく、タバコ以外のエアロゾル生成材料を含んでもよく、またはタバコを含まなくてもよい。エアロゾル生成材料は、グリセロールなどのエアロゾル生成剤を含むことができる。
特定の実施形態において、エアロゾル生成材料は、一つ又は複数のタバコ成分、充填剤成分、結合剤およびエアロゾル生成剤を含むことができる。
充填成分は、任意の適切な無機充填剤材料であってよい。適切な無機充填剤材料としては、炭酸カルシウム(即ち、チョーク)、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、コロイド状シリカ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、およびモレキュラーシーブなどの適切な無機収着剤が挙げられるが、これらに限定されない。炭酸カルシウムが特に適している。場合によっては、充填剤は、木材パルプ、セルロースおよびセルロース誘導体などの有機材料を含む。
結合剤は、任意の適切な結合剤であってよい。一部の態様において、結合剤は、アルギン酸塩、セルロースまたは修飾セルロース、多糖類、デンプンまたは修飾デンプン、および天然ガムのうちの1つ以上を含む。
適切な結合剤としては、任意の適切なカチオンを含むアルギン酸塩、例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カルシウム、およびアルギン酸カリウム;セルロースまたは修飾セルロース、例えば、ヒドロキシプロピルセルロースおよびカルボキシメチルセルロース;デンプンまたは修飾デンプン;多糖類、例えば、任意の適切なカチオンを含むペクチン塩、例えば、ペクチン酸塩ナトリウム、カリウム、カルシウムまたはマグネシウム;キサンタンゴム、グアーガム、および任意の他の適切な天然ゴムが含まれるが、これらに限定されない。
結合剤は、任意の適切な量および濃度でエアロゾル生成材料に含まれてもよい。
「エアロゾル生成剤」とは、エアロゾルの生成を促進する剤である。エアロゾル生成剤は、初期蒸発および/または気体の吸入可能な固体および/または液体エアロゾルへの凝縮を促進することによって、エアロゾルの生成を促進することができる。一部の実施態様において、エアロゾル生成剤は、喫煙物品からの香味料の送達を改善してもよい。
一般に、任意の適切な一つ又は複数のエアロゾル生成剤を、エアロゾル生成材料に含めることができる。適切なエアロゾル生成剤には、ソルビット、グリセロール、およびプロピレングリコールまたはトリエチレングリコールのようなグリコールのようなポリオール;一価アルコール、高沸点炭化水素のような非ポリオール、酸、例えば乳酸、グリセロール誘導体、エステル、例えばジアセチン、トリアセチン、エチルミリステートおよびイソプロピルミリステートを含むトリエチレングリコールジアセテート、トリエチルシトレートまたはミリスタテス、および脂肪族カルボン酸エステル、例えばステアリン酸メチル、ドデカン二酸およびジメチルテトラデカンディオータが含まれるが、これらに限定されるものではない。
特定の実施形態において、エアロゾル生成材料は、タバコ組成物の60~90重量%の量のタバコ成分、タバコ組成物の0~20重量%の量の充填剤成分、およびタバコ組成物の10~20重量%の量のエアロゾル生成剤を含む。タバコ成分は、70~100重量%の量の紙再構成タバコを含むことができる。
1つの実施例において、エアロゾル生成材料302の本体は、34mm~50mmの長さであり、より好ましくは、エアロゾル生成材料302の本体は、38mm~46mmの長さであり、さらに好ましくは、エアロゾル生成材料302の本体は、42mmの長さである。
一実施例において、物品300の全長は71mm~95mmであり、より好ましくは、物品300の全長は79mm~87mmであり、さらに好ましくは、物品300の全長は83mmである。
エアロゾル生成材料302の本体の軸方向端部は、物品300の遠位端部314で見える。しかしながら、他の実施形態において、物品300の遠位端部314は、エアロゾル生成材料302の本体の軸方向端部を覆う端部材(図示せず)を備えてもよい。
エアロゾル生成材料302の本体は、フィルタアセンブリ304を囲むようにフィルタアセンブリ304の実質的に周囲に置かれ、エアロゾル生成材料302の本体の長さに沿って部分的に延びる環状ティッピング紙(図示せず)によってフィルタアセンブリ304に結合される。一実施例において、ティッピング紙は、58GSM標準ティッピングベース紙で構成される。一実施例において、42mm~50mmの長さを有し、より好ましくは、ティッピング紙は46mmの長さを有する。
一実施例において、冷却セグメント306は環状管であり、冷却セグメントの周囲に置かれ、冷却セグメント内部に空隙を画定する。空隙は、エアロゾル生成材料302の本体から生成された加熱揮発成分が流れるためのチャンバを提供する。冷却セグメント306は、エアロゾル蓄積用のチャンバを提供するために中空であり、これは、製造中およびデバイス100への挿入中に、物品300が使用されている間に生じる可能性のある軸方向の圧縮力および曲げモーメントに耐えるのに十分な剛性を有する。一実施例において、冷却セグメント306の壁の厚さは、約0.29mmである。
冷却セグメント306は、エアロゾル生成材料302とフィルタセグメント308との間の物理的変位を提供する。冷却セグメント306によって提供される物理的変位は、冷却セグメント306の長さにわたって熱勾配を提供する。一実施例において、冷却セグメント306は、冷却セグメント306の第1の端部に入る加熱揮発成分と冷却セグメント306の第2の端部から出る加熱揮発成分との間に少なくとも40℃の温度差を提供するように構成される。一実施例において、冷却セグメント306は、冷却セグメント306の第1の端部に入る加熱揮発成分と冷却セグメント306の第2の端部から出る加熱揮発成分との間に少なくとも60℃の温度差を提供するように構成される。冷却要素306の長さにわたる、この温度差は、デバイスのエアロゾル生成デバイスの加熱アセンブリ200によって加熱されるとき、エアロゾル生成材料302の高温から温度に敏感なフィルタセグメント308を保護する。フィルタセグメント308と、エアロゾル生成材料302の本体と、加熱アセンブリ200の加熱要素214、224との間に物理的変位が提供されない場合、温度に敏感なフィルタセグメント308は、使用中に損傷を受ける可能性があり、したがって、必要な機能を効果的に実行しない。
一実施例において、冷却セグメント306の長さは、少なくとも15mmである。
一実施例において、冷却セグメント306の長さは、20~30mm、より具体的には、23mm~27mm、より具体的には、25mm~27mm、より具体的には、25mmである。
冷却セグメント306は紙製であり、これは、エアロゾル生成デバイスのヒータアセンブリ100に隣接して使用される場合に、問題の化合物、例えば毒性化合物を生成しない材料から構成されることを意味する。一実施例において、冷却セグメント306は、螺旋状に巻かれた紙管から製造され、この紙管は、中空の内部チャンバを提供するが、機械的剛性を維持する。螺旋状に巻かれた紙管は、管の長さ、外径、丸みおよび真直度に関して、高速製造プロセスの厳しい寸法精度要件を満たすことができる。
別の実施例において、冷却セグメント306は、硬いプラグラップまたはティッピング紙から作り出された凹部である。剛性のプラグラップまたはティッピング紙は、製造中およびデバイス1000への挿入中に、物品300が使用されている間に生じる可能性のある軸方向の圧縮力および曲げモーメントに耐えるのに十分な剛性を有するように製造される。
冷却セグメント306の実施例のそれぞれについて、冷却セグメントの寸法精度は、高速製造プロセスの寸法精度要件を満たすのに十分である。
フィルタセグメント308は、喫煙材料から加熱された揮発成分から1つ以上の揮発化合物を除去するのに十分な任意のフィルタ材料で形成することができる。一実施例において、フィルタセグメント308は、酢酸セルロースのようなモノアセテート材料で作られる。フィルタセグメント308は、加熱された揮発成分の量をユーザが満足できないレベルまで減少させることなく、加熱された揮発成分からの冷却および刺激低減を提供する。
フィルタセグメント308の酢酸セルローストウ材料の密度は、フィルタセグメント308を横切る圧力降下を制御し、これが次に物品300の引抜き抵抗を制御する。従って、フィルタセグメント308の材料の選択は、物品300の延伸に対する抵抗を制御する上で重要である。さらに、フィルタセグメント308は、物品300における濾過機能を果たす。
一実施例において、フィルタセグメント308は、8Y15グレードのフィルタトウ材料で作られ、これは、加熱された揮発性材料に対して濾過効果を提供する一方で、加熱された揮発性物質から生じる凝縮されたエアロゾル液滴のサイズを減少させ、その結果、加熱された揮発性物質の刺激および喉への影響を十分なレベルまで減少させる。
フィルタセグメント308の存在は、冷却セグメント306を出る加熱揮発成分に更なる冷却を提供することによって、絶縁効果を提供する。この更なる冷却効果は、フィルタセグメント308の表面上のユーザの唇の接触温度を低下させる。
1つ以上の香味料は、フィルタセグメント308に香味液体を直接注入するか、またはフィルタセグメント308のセルロースアセテートトウ内に1つ以上の香味の壊れやすいカプセルまたは他の香味キャリアを埋め込むか又は配置することによって、フィルタセグメント308に添加することができる。
一実施例において、フィルタセグメント308は、長さが6mm~10mm、より好ましくは、8mmである。
口側端部セグメント310は環状管であり、口側端部セグメント310の周囲に置かれ、口側端部セグメント310内部に空隙を画定する。空隙は、フィルタセグメント308から流れる加熱揮発成分の為にチャンバを提供する。口側端部セグメント310は中空であり、エアロゾル蓄積用のチャンバを提供するが、このチャンバは、製造中およびデバイス100への挿入中に物品が使用されている間に生じる可能性のある軸方向の圧縮力および曲げモーメントに耐えるのに十分な剛性を有する。一実施例において、口側端部セグメント310の壁の厚さは、約0.29mmである。
一実施例において、口側端部セグメント310の長さは、6mm~10mmであり、より好ましくは、8mmである。一実施例において、口側端部セグメントの厚さは、0.29mmである。
口側端部セグメント310は、螺旋状に巻かれた紙管から製造することができ、この紙管は、中空の内部チャンバを提供するが、臨界的な機械的剛性を維持する。螺旋状に巻かれた紙管は、管の長さ、外径、丸みおよび真直度に関して、高速製造プロセスの厳しい寸法精度要件を満たすことができる。
口側端部セグメント310は、フィルタセグメント308の出口に蓄積する液体凝縮体がユーザに直接接触するのを防止する機能を提供する。
一実施例において、口側端部セグメント310および冷却セグメント306は、単一の管から形成されてもよく、フィルタセグメント308は、口側端部セグメント310および冷却セグメント306を分離する管内部に置かれることが理解されるべきである。
通気領域316は、物品300の外部から物品300の内部に空気が流入できるように、物品300に設けられている。一実施例において、通気領域316は、物品300の外層を貫通して形成された一つ又は複数の通気孔316の形態をとる。通気孔は、物品300の冷却を補助するために、冷却セグメント306に配くことができる。一実施例において、通気領域316は、一つ又は複数の列の孔を含み、好ましくは、各列の穴は、物品300の縦軸に実質的に垂直な横断面で物品300の周囲に周方向に配置される。
一実施例において、物品300に通気を提供するために、1列から4列の通気孔がある。通気孔の各列は、12~36個の通気孔316を有することができる。通気孔316は、たとえば、直径100~500μmであってもよい。一実施例において、通気孔316の列の間の軸方向の間隔は、0.25mm~0.75mmであり、より好ましくは、通気孔316の列の間の軸方向の間隔は、0.5mmである。
一実施例において、通気孔316は、均一な大きさである。別の実施例において、通気孔316の大きさは様々である。通気孔は、任意の適切な技術、たとえば、以下の技術のうちの一つ又は複数を用いて作ることができる。レーザ技術、冷却セグメント306の機械的穿孔、または冷却セグメント306が物品300に形成される前の予備穿孔。通気孔316は、物品300を効果的に冷却するように位置する。
一実施例において、通気孔316の列は、物品の近位端部312から少なくとも11mmに置かれ、より好ましくは、通気孔は、物品300の近位端部312から17mm~20mmに置かれる。通気孔316の場所は、ユーザが物品300の使用中に通気孔316を塞がないように位置決めされる。
有利には、物品300の近位端部312から17mm~20mmに通気孔の列を設けることにより、図1に示すように、物品300がデバイス100に完全に挿入されたときに、通気孔316をデバイス100の外側に置くことができる。デバイスの外側に通気孔を置くことによって、非加熱空気は、デバイス100の外側から通気孔を通して物品300に入り、物品300の冷却を助けることができる。
冷却セグメント306の長さは、物品300がデバイス100に完全に挿入されたときに、冷却セグメント306がデバイス100に部分的に挿入されるような長さである。冷却セグメントの長さは、デバイス100のヒータ構成体と感熱フィルタ構成体308との間に物理的な間隙を提供する第1の機能と、物品300がデバイス100に完全に挿入されたときに、通気孔316をデバイス100の外側に置きながら、冷却セグメントに置かせる第2の機能とを提供する。図1から分かるように、冷却要素306の大部分は、デバイス100の内部に置かれる。しかしながら、冷却要素306の一部分は、デバイス100の外に延びている。それは、冷却要素306の、この部分において、通気孔316が置かれているデバイス100の外に延びている。
図11は、図1~図8に示されるエアロゾル生成デバイス100のための取り外し可能なカバー400を示す。
取り外し可能なカバー400は、内表面402を有し、この内表面402は、カバー400がエアロゾル生成デバイス100上に設けられたときに、内表面402がエアロゾル生成デバイスのハウジング102の少なくとも一部分に接触するように構成される。示された実施例において、使用時に、内表面402は、ハウジング102の前面108、後面110、第1の側部分112、第2の側部分114の少なくとも一部分に接触する。
内表面402は、使用時にエアロゾル生成デバイス100を内部に配置することができる容積404を画定する。
取り外し可能なカバー400は、開口406を有し、この開口を通してエアロゾル生成デバイス100を容積404に供給し、または容積404から取り外すことができる。
取り外し可能なカバー400は、外表面408を有するが、カバー400がエアロゾル生成デバイス100上に設けられたときに、ユーザがエアロゾル生成デバイスと相互作用するときに取り外し可能なカバー400の外表面408に触れることができるように外表面408は構成されている。
取り外し可能なカバー400は、デバイス100のユーザインターフェース144に対応するように配置された第1の穴310を含む。すなわち、デバイス100が取り外し可能なカバー400内部に配置されるとき、第1の穴は、取り外し可能なカバー400がデバイス100のユーザインターフェース144を覆わないように、ユーザインターフェース144の周囲に位置決めされる。
取り外し可能なカバー400は、デバイス100のバッテリを充電するためのケーブルを受け入れるためのソケット/ポートに対応するように配置された第2の穴412を含むすなわち、デバイス100が着脱可能なカバー400内部に配置されるとき、第2の穴412は、電源ケーブルが第2の穴412を通ってデバイス100のソケット/ポートまで通ることができるように、ソケット/ポートの周囲に位置決めされる。
上記の実施形態は、本発明の例示的実施例として理解されるべきである。本発明の更なる実施形態が想定される。任意の1つの実施形態に関連して記載された任意の特徴は、単独で、または記載された他の特徴と組み合わせて使用することができ、また、任意の他の実施形態の一つ又は複数の特徴、または任意の他の実施形態の任意の組み合わせと組み合わせて使用することもできることを理解されたい。さらに、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、上述していない均等物および修正物を使用することもできる。

Claims (30)

  1. エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル生成デバイスであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置され、前記エアロゾル生成材料を受け入れる加熱アセンブリであって、前記加熱アセンブリ内に受け入れられたエアロゾル生成材料を加熱するように構成される、加熱アセンブリと、
    を備え、
    前記ハウジングの第1の方向の特徴的な範囲が、85mm以下であり、前記第1の方向に垂直な第2の方向における特徴的な範囲が、45mm以下であり、前記第1の方向および第2の方向に垂直な第3の方向における特徴的な範囲が、23mm以下である、エアロゾル生成デバイス。
  2. 前記ハウジングは、前記第1の方向に垂直な第1の平面に沿って延びるベースを備える、請求項1に記載のエアロゾル生成デバイス。
  3. 前記ハウジングは、前記ベースに対向して配置された上面を備える、請求項2に記載のエアロゾル生成デバイス。
  4. 前記上面は第4の平面に沿って延び、前記第4の平面は前記第3の方向に沿って延び、前記第1の平面と2.5°の二面角を形成する、請求項3に記載のエアロゾル生成デバイス。
  5. 前記ベースと上面は、本体部分によって接続される、請求項3または4に記載のエアロゾル生成デバイス。
  6. 前記本体部は、前記ベースから前記上面に向かって前記第1の方向に延びる前面と、後面と、第1の側部分と、第2の側部分とを備え、前記前面は前記後面に対向して配置され、前記第1の側部分は前記第2の側部分に対向して配置される、請求項5に記載のエアロゾル生成デバイス。
  7. 前記前面と前記後面は、各面の第1の縁部で前記第1の側部分によって接続され、各面の第2の縁部で前記第2の側部分によって接続される、請求項6に記載のエアロゾル生成デバイス。
  8. 前記第1の側部分および/または前記第2の側部分は、実質的に湾曲している、請求項6または7に記載のエアロゾル生成デバイス。
  9. 前記前面および/または後面が、実質的に平面である、請求項6~8のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  10. 前記前面、後面、前記第1の側部分、前記第2の側部分は、前記ベースに対して略垂直である、請求項6~9のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  11. 前記ハウジングの前記前面に配置されたユーザインターフェースおよび/またはインジケータを備える、請求項6~10のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  12. 実質的に湾曲した縁部が、前記ベースと前記本体部分とを接続する、請求項6~11のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  13. 実質的に湾曲した縁部が、前記上面と前記本体部分とを接続する、請求項6~12のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  14. 前記エアロゾル生成デバイスは、前記第1の側部分または第2の側部分に設けられた穴に設けられた充電ポートを備える、請求項6~13のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  15. 前記ハウジングの前記上面に設けられ、第1の位置で前記加熱アセンブリの開口を覆い、第2の位置で前記開口を覆わないように構成された摺動可能なカバーを有する、請求項3~14のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  16. 前記摺動可能なカバーの厚さは、5mm以下である、請求項15に記載のエアロゾル生成デバイス。
  17. 前記ハウジングは、前記第1の平面において特徴的な形状を有し、前記特徴的な形状は、前記第1の方向における前記ハウジングの範囲の少なくとも50%に沿って実質的に同一である、請求項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  18. 前記特徴的な形状は、高さ(h)が25mm以下の二等辺台形からなり、前記台形の前記第1のベースは、前記第1のベース全体に沿って延びる第1の凸部分を有し、前記台形の前記第2のベースは、前記第2のベース全体に沿って延びる第2の凸部分を有する、請求項17に記載のエアロゾル生成デバイス。
  19. 各凸部分は、略半円形である、請求項18に記載のエアロゾル生成デバイス。
  20. 前記第1の凸部分の半径(r1)が12mm以下であり、前記第2の凸部分の半径(r2)が11mm以下である、請求項19に記載のエアロゾル生成デバイス。
  21. 前記加熱アセンブリは、誘導加熱ユニットを備える、請求項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  22. 前記加熱アセンブリは、複数のモードで動作可能である、請求項1~21のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス。
  23. エアロゾル生成デバイスの為のハウジングであって、
    前記ハウジングは、85mm以下の特徴的範囲を第1の方向に有し、前記第1の方向に垂直な第2の方向における特徴的範囲は、45mm以下であり、前記第1の方向および第2の方向に垂直な第3の方向における特徴的範囲は、23mm以下であり、
    前記ハウジングは、前記第1の方向に垂直な第1の平面において、高さ(h)が25mm以下の二等辺形状の台形からなり、前記台形の前記第1のベースには、前記第1のベース全体に沿って延びる第1の凸部分が設けられ、前記台形の前記第2のベースには、前記第2のベース全体に沿って延びる第2の凸部分が設けられている、ハウジング。
  24. 前記ハウジングは、前記第2の方向に垂直な第2の平面において、高さが45mmmm以下の略直角台形の特徴的な形状を有する、請求項23に記載のハウジング。
  25. 前記直角台形の鈍角が、95°未満である、請求項24に記載のハウジング。
  26. 前記第2の平面の形状の角部は、丸みを帯びている、請求項24または25に記載のハウジング。
  27. 前記ハウジングは、前記第3の方向に垂直な第3の平面において、略長方形の特徴的な形状を有する、請求項23~26のいずれか一項に記載のハウジング。
  28. 前記第3の平面の形状の角部は、丸みを帯びている、請求項27に記載のハウジング。
  29. エロゾル生成物品と組み合わせた請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイスを含むエアロゾル生成システム。
  30. 請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイスと、前記エアロゾル生成デバイスの取り外し可能なカバーとを組み合わせたキット。
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