JP2022523737A - ウェアラブルデバイス - Google Patents

Abstract

【目的】人体の特定位置に位置決め効果をスムーズに提供することのできるウェアラブルデバイスを提供する。【解決手段】ウェアラブルデバイス（１００、５００、６００）は、使用者の胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせに装着するために使用される。ウェアラブルデバイス（１００、５００、６００）は、ウェアラブル本体（１１０、２１０、３１０、４１０、６１０）と、少なくとも１つの位置決めユニット（１２０、５２０、６２０）とを含む。ウェアラブル本体（１１０、２１０、３１０、４１０、６１０）は、使用者の少なくとも２つの隣接する可動関節にそれぞれ固定され、ウェアラブル本体（１１０、２１０、３１０、４１０、６１０）を胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせにフィットさせる少なくとも２つの固定部（１１１、１１２、１１３、２１１、２１２、３１１、３１２、４１１）を有する。ウェアラブル本体（１１０、２１０、３１０、４１０、６１０）は、固定部（１１１、１１２、１１３、２１１、２１２、３１１、３１２、４１１）の間に位置決め領域（Ａ１、Ａ２、Ａ３、Ａ４）を形成し、この位置決め領域（Ａ１、Ａ２、Ａ３、Ａ４）の範囲内に少なくとも２つの隣接する可動関節の間にある胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせが配置される。位置決めユニット（１２０、５２０、６２０）は、位置決め領域（Ａ１、Ａ２、Ａ３、Ａ４）に配置され、使用者の特定位置に対応する。【選択図】図１

Description

本発明は、ウェアラブルデバイスに関するものである。

医療技術の発展に伴い、多くの便利なケア製品や医療機器が使用者の要求に応じて絶えず開発され続けている。中でも、生理信号監視機能を有するウェアラブルデバイスや対応する治療手段を提供するウェアラブルデバイスが多く開発されている。

しかしながら、既存のウェアラブルデバイスは、汎用性および精度を考慮すると、使用者の実際の要求に応じてカスタマイズや軽量化できないものが大部分であるため、使用者が必要な監視や治療をより快適に行えるようにすることができない。

例を挙げて説明すると、監視精度を考慮することを前提として、ウェアラブルデバイスは、通常、構造が複雑で、多くの電子素子を有するため、使用者に負担がかかり、使い心地が悪い。また、ウェアラブルデバイスを軽量化すると、使用者の体型に適切にフィットしなくなるため、ずれ等が生じやすく、監視が不正確になる。つまり、上述した既存の技術では、いずれにしても、ウェアラブルデバイスがその機能をスムーズに発揮して、使用者の操作感や使い心地を最適化することは不可能である。

本発明は、固定部で位置決め領域を定義し、その位置決め領域に位置決めユニットを提供して、人体の特定位置に位置決め効果をスムーズに提供することのできるウェアラブルデバイスを提供する。

本発明のウェアラブルデバイスは、使用者の胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせに装着するために使用される。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブル本体と、少なくとも１つの位置決めユニットとを含む。ウェアラブル本体は、使用者の少なくとも２つの隣接する可動関節にそれぞれ固定され、ウェアラブル本体を胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせにフィットさせる少なくとも２つの固定部を有する。ウェアラブル本体は、固定部の間に位置決め領域を形成し、この位置決め領域の範囲内に少なくとも２つの隣接する可動関節の間にある胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせを配置する。位置決めユニットは、位置決め領域にあり、使用者の特定位置に対応する。

本発明の１つの実施形態において、上述した固定部は、可動関節の凸部周辺に対応する肥厚構造を有する。

本発明の１つの実施形態において、上述した固定部は、可動関節の凸部に対応する開口を有する。

本発明の１つの実施形態において、上述した固定部は、可動関節の凹部に対応する肥厚構造を有する。

本発明の１つの実施形態において、上述した固定部は、可動関節の対向する両側に結び付けるストラップ構造を有する。

本発明の１つの実施形態において、上述した固定部は、ストラップ構造および肥厚構造を有し、ストラップ構造は、可動関節付近に結び付けられ、肥厚構造は、使用者の骨隆起に対応する。

本発明の１つの実施形態において、上述したウェアラブル本体の上述した位置決め領域の材質は、弾性を有する。

本発明の１つの実施形態において、上述した位置決めユニットは、位置決め領域の実座標に配置される。

本発明の１つの実施形態において、上述した位置決めユニットは、位置決め領域の仮想座標に配置される。

以上のように、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブル本体に少なくとも２つの固定部を設置することにより、使用者の胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせに装着した時、前記固定部を使用者の少なくとも２つの隣接する可動関節に固定することができる。さらに、固定部の間をウェアラブル本体の位置決め領域として定義し、前記位置決めユニットを人体の特定位置に対応させることができるため、使用者の特定位置に対する医療手段を関連する医療従事者に提供することができる。このようにして、位置決め領域は、固定部の制限によって使用者の身体にフィットするため、複数の可動関節に跨るウェアラブルデバイスは、使用者の間との正確な位置対応関係を形成することができる。

本発明の上記および他の目的、特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。

添付図面は、本発明の原理がさらに理解されるために含まれており、本明細書に組み込まれ、且つその一部を構成するものである。図面は、本発明の実施形態を例示しており、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。

図１は、本発明の１つの実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。 図２Ａおよび図２Ｂは、それぞれ図１のウェアラブルデバイスの局部概略図である。 図３は、本発明の別の実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。 図４Ａ～図４Ｃは、図３のウェアラブルデバイスの異なる部分の概略図である。 図５は、本発明の別の実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。 図６は、図５のウェアラブル本体の局部概略図である。 図７は、発明の別の実施形態に係るウェアラブル本体の概略図である。 図８は、図７のウェアラブル本体の局部概略図である。 図９は、本発明の別の実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。 図１０Ａおよび図１０Ｂは、本発明の別の実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。

図１は、本発明の１つの実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。図１を参照すると、本実施形態において、ウェアラブルデバイス１００は、ウェアラブル本体１１０と、位置決めユニット１２０とを含み、ウェアラブル本体１１０は、使用者の胴体（本実施形態）、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせに装着するために使用される。位置決めユニット１２０は、例えば、ウェアラブル本体１１０に表示、配置、または仮想化される座標格子であるが、位置決めユニット１２０の外形輪郭また型式は、これに限定されない。本実施形態の位置決めユニット１２０は、実座標を例とし、例えば、ウェアラブル本体１１０に作成される格子である。位置決めユニット１２０をウェアラブル本体１１０の特定部分に設置することにより、使用者の特定位置（例えば、経穴または内臓の対応位置）に対応する。さらに説明すべきこととして、位置決めユニット１２０は、ウェアラブル本体１１０と共に使用者の体型にフィットする。そのため、使用者が前記ウェアラブルデバイス１００を装着すると、関連する医療従事者は、位置決めユニット１２０と使用者の特定位置の対応関係を知ることができ、さらに、使用者の身体状態、特に、特定位置に対応する身体状態を知ることができる。例を挙げて説明すると、医療従事者は、これを通して使用者とコミュニケーションを取ることができ、使用者の前記特定位置の生理信号も知ることができるため、対応する治療手段を提供するのに便利である。さらに説明すべきこととして、本実施形態は、位置決めユニット１２０の数量およびウェアラブル本体１１０との結合方法を限定しないいため、別の実施形態において、ウェアラブル本体と適切に一体化させてもよく、例えば、ウェアラブル本体を人体上の衣類に装着する時、位置決めユニット１２０をウェアラブル本体と一緒に織り込んでもよい。

ここで、複数の固定部１１１～１１３を有するベスト型のウェアラブル本体１１０を例に挙げ、ウェアラブル本体１１０をこれらの固定部１１１～１１３の間にある位置決め領域Ａ１と、これらの固定部１１１～１１３の外にある非位置決め領域Ｂ１、Ｂ２とに分ける。先に説明すべきこととして、固定部１１１～１１３は、使用者の隣接する可動関節（diarthrosesまたはmovable joint）に固定するために使用され、位置決め領域Ａ１および非位置決め領域Ｂ１、Ｂ２の材質は、弾性を有し、且つ位置決めユニット１２０は、位置決め領域Ａ１に配置され、使用者の特定位置に対応する。ここで、上述した「可動関節」とは、人体内の骨と骨の間の連結組織に空隙があり、連続性が失われている肩関節や肘関節等を指し、不動関節（synarthroses）や微動関節（amphiarthroses）とは異なる。そのうち、不動関節は、例えば、頭蓋骨の間の連結であり、微動関節は、例えば、脊椎骨の連結である。つまり、本実施形態の固定部１１１～１１３は、可動関節を固定対象とし、不動関節と微動関節に固定部１１１～１１３を固定する必要はない。

上記のように配置する理由は、材質、製造方法、または使用者の体型等が異なることによって、ウェアラブル本体１１０が使用者の間と特定位置の連結関係を形成できないからである。例を挙げて説明すると、異なる体型の使用者が同じウェアラブル本体１１０を装着した時、これらの使用者の間で位置決めユニット１２０にズレが生じるため、使用者の特定位置に正確に対応させることができない。したがって、本実施形態は、ウェアラブル本体１１０が複数の固定部１１１～１１３を有し、これらの固定部１１１～１１３を使用者の複数の可動関節、特に、隣接する可動関節に固定させることにより、これらの固定部１１１～１１３の間に位置決め領域Ａ１を定義して、位置決めユニット１２０を位置決め領域Ａ１の範囲内にのみ配置することができる。

このようにして、ウェアラブル本体１１０が異なる体型の別の使用者に装着されても、固定部１１１～１１３は、依然として同じ可動関節に固定されているため、位置決め領域Ａ１を一致させたままにすることができ、同時に、位置決め領域Ａ１の材質は、弾性を有するため、ウェアラブル本体１１０については、固定部１１１～１１３の装着が完了し固定された後、ウェアラブル本体１１０を位置決め領域Ａ１で使用者の身体（胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせ、装着位置により定める）にフィットさせることができ、さらに重要なこととして、位置決め領域Ａ１内の位置決めユニット１２０を使用者の同じ特定位置にスムーズに対応させることができるため、ズレが生じるのを防ぐことができる。つまり、位置決め領域Ａ１は、使用者の身体の境界線と固定部１１１～１１３が取り囲んだ部分によって定義される範囲であり、且つこの範囲は、ウェアラブル本体１１０を任意に移動させる自由端を有さない。また、本実施形態は、位置決めユニット１２０の数量、形式、または位置決め領域Ａ１の配置を限定しないため、使用条件および需要に応じて、適切に変更することができる。

一方、図１に示した非位置決め領域Ｂ１およびＢ２は、単一側にある固定部１１１、１１２のみを有するため、材質、製造方法、または使用者の体型等が異なることによって、使用者との相対位置関係が変わる。つまり、常に使用者の特定位置に対応させることができない。この時、非位置決め領域Ｂ１およびＢ２が位置決め領域Ａ１の特性を有していなければならない場合、ウェアラブル本体１１０は、使用者の肘の可動関節に別の固定部を提供する必要があるが、後で詳しく説明する。

図２Ａおよび図２Ｂは、それぞれ図１のウェアラブルデバイスの局部概略図である。ここで、固定部との対応関係を説明しやすくするため、対応する部分の人体骨格を同時に図示し、後続の図面も同様に図示する。図１、図２Ａおよび図２Ｂを同時に参照すると、固定部１１１、１１２は、それぞれ使用者の肩関節に固定される。ここで、固定部１１２を例に挙げて説明するが、固定部１１１も同じ構造を有するため、繰り返し説明しない。本実施形態において、固定部１１２は、開口１１２ａおよび肥厚構造１１２ｂを有する。開口１１２ａは、肩関節の凸部に対応し、肥厚構造１１２ｂは、肩関節の凸部周辺に対応する。さらに説明すると、固定部を肩関節にスムーズに固定し、使用者の動きによって移動しないようにするために、開口１１２ａによって肩鎖関節１１を露出し、同時に、その周辺に柔軟な肥厚構造１１２ｂを用いて必要な固定効果を達成すると同時に、使用者の快適性を向上させることもできる。

別の図示していない実施形態において、肥厚構造は、材質を変えることによって柔軟性を調整する、あるいは膨張可能部材により緩衝と位置決め効果を提供することができるため、使用者が長時間装着した時に不快感が生じる可能性を減らすことができる。

さらに、図２Ｂに示すように、固定部１１２は、肩から脇の下に延伸するため、固定部１１２は、さらに、肩関節の凹部（すなわち、使用者の脇に相当する）に挿入するための肥厚構造１１２ｃを有する。このようにして、固定部１１２を使用者の肩関節に固定する安定性をさらに強化することができる。

図３は、本発明の別の実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。ここで、位置決め領域Ａ２を表示するが、ウェアラブル本体２１０の関連特徴をよりよく識別できるよう、前述と類似する位置決めユニット１２０については省略する。図３を参照すると、本実施形態において、ウェアラブル本体２１０は、使用者の腕に装着するために使用され、且つウェアラブル本体２１０は、固定部２１１、２１２、位置決め領域Ａ２、および非位置決め領域Ｂ３を含む。上記と同様に、位置決め領域Ａ２は、腕の隣接する可動関節に固定された固定部２１１、２１２によって定義（制限）されなければならない。

図４Ａ～図４Ｃは、図３のウェアラブルデバイスの異なる部分の概略図である。図４Ａおよび図４Ｂは、使用者の腕の動作が異なることにより生じる固定部２１１の対応概略図であり、図４Ｃは、固定部２１２と非位置決め領域の局部概略図である。図３、図４Ａおよび図４Ｂを同時に参照すると、本実施形態において、固定部２１１は、腕の延伸方向に沿って肘関節の対向する両側に結び付けるラップ構造２１１ａおよび２１１ｂを含むため、使用者は、固定部２１１を容易に操作することができ、固定効果を達成することができる。このことからわかるように、ウェアラブル本体２１０の２つの固定部２１１、２１２がそれぞれ使用者の隣接する２つの可動関節（肘関節、腕関節）に固定されることによって、使用者の関節の間にある肢部（すなわち、前腕）が位置決め領域Ａ２の範囲内に配置され、ウェアラブル本体２１０の位置決め領域Ａ２を使用者の前腕にフィットさせることができる。ストラップ構造の形式は、ここでは限定しないため、既存のストラップ、面ファスナーを本実施形態に活用してもよい。

また、固定部２１１は、肥厚構造２１１ｄおよび開口２１１ｃを含み、開口２１１ｃは、可動関節の凸部を露出するために使用され、肥厚構造２１１ｄは、可動関節の凸部周辺に対応する。詳しく説明すると、肥厚構造２１１ｄは、肘頭１２の周辺から肘関節の内外上顆に対応し、且つ同様に軟性材質で作られ、位置決めの補助以外に、使用者の快適性を向上させることもできる。図４Ｃにおいて、固定部２１２は、使用者の腕関節に固定され、開口２１２ｂ、２１２ｃは、腕関節の凸部を露出し、肥厚構造２１２ａは、腕関節の凸部周辺に対応する。さらに説明すると、肥厚構造２１２ａは、腕関節の尺骨茎状突起１３と橈骨茎状突起１４の周辺に対応し、尺骨茎状突起１３は、開口２１２ｃから露出し、橈骨茎状突起１４は、開口２１２ｂから露出する。また、非位置決め領域Ｂ３は、弾性材料で作られ、固定部２１２から延伸して開口し、使用者のパリキュー（親指と人差し指との間の隙間）、手のひら、および指を露出させて、動かしやすくする。

さらに説明すべきこととして、別の図示していない実施形態において、ウェアラブル本体は、使用者の腕全体を含んでもよい。つまり、ウェアラブルデバイスの固定部を使用者の肩と手首に固定するだけで、位置決め領域は、使用者の上腕と前腕を覆うことができる。

図５は、本発明の別の実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。図５を参照すると、本実施形態のウェアラブル本体３１０は、固定部３１１および３１２、位置決め領域Ａ３、および非位置決め領域Ｂ４を含む。固定部３１１は、使用者の股関節に固定され、固定部３１２は、使用者の膝関節に固定され、それに基づいて、固定部３１１、３１２の間の位置決め領域Ａ３を定義する。ここで、固定部３１１は、股関節付近に結び付けるストラップ構造３１１ａを有する。また、固定部３１１は、さらに、使用者の骨隆起に対応する肥厚構造３１１ｂを含む。さらに説明すると、固定部３１１は、寛骨上縁１６に対応するストラップ構造３１１ａ、および坐骨結節１５に対応する肥厚構造３１１ｂを有する。

図６は、図５のウェアラブル本体の局部概略図である。図６を参照すると、本実施形態において、固定部３１２は、肥厚構造３１２ａおよび開口３１２ｂを有する。開口３１２ｂは、使用者の膝関節を露出し、肥厚構造３１２ａは、膝関節の凸部周辺に対応する。さらに説明すると、肥厚構造３１２ａは、膝蓋骨１７の上から大腿骨内外上顆まで、および膝蓋骨１７の下から脛骨内外脛骨プラトーまでである。つまり、開口３１２ｂは、膝蓋骨１７の最も外側の凸部分のみを露出する。

図７は、発明の別の実施形態に係るウェアラブル本体の概略図である。図８は、図７のウェアラブル本体の局部概略図である。図７および図８を同時に参照すると、まず、説明すべきこととして、ウェアラブル本体４１０は、固定部３１２、４１１、位置決め領域Ａ４、および非位置決め領域Ｂ５、Ｂ６を含む。固定部３１２は、図６に示した通りであるため、ここでは繰り返し説明しない。位置決め領域Ａ４は、固定部３１２、４１１の間にあるため、これらに制限され、使用者のふくらはぎに対応する。非位置決め領域Ｂ５、Ｂ６は、ウェアラブル本体４１０の相対する両端にそれぞれ設置される。

本実施形態において、固定部４１１は、使用者の足首関節の凸部を露出する開口４１１ｂおよび４１１ｃを有し、肥厚構造４１１ａは、足首関節の凸部周辺に対応する。さらに説明すると、肥厚構造４１１ａは、足首関節の内果１９の周辺および足首関節の外果１８の周辺に対応する。

図９は、本発明の別の実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。図９を参照すると、本実施形態のウェアラブルデバイス５００は、上記と同じウェアラブル本体１１０の他に、上記と異なることとして、位置決めユニット５２０および制御ユニット１３０をさらに含む。位置決めユニット５２０は、例えば、使用者の特定位置に対応し、且つ制御ユニット１３０に電気接続される電極パッドである。したがって、制御ユニット１３０は、位置決めユニット５２０により使用者の身体の特定位置の生理信号を得ることができ、それに応じて、制御ユニット１３０が外部治療装置（図示せず）に電気接続された後、位置決めユニット５２０により身体の特定位置に対して電気信号を提供し、治療効果を達成することができる。また、上述した位置決めユニット１２０と同様に、本実施形態の位置決めユニット５２０および制御ユニット１３０もウェアラブル本体１１０と一緒に織り込んでもよい。

図１０Ａおよび図１０Ｂは、本発明の別の実施形態に係るウェアラブルデバイスの概略図である。図１０Ａおよび図１０Ｂを同時に参照すると、上述した実施形態と異なることは、本実施形態のウェアラブルデバイ６００がウェアラブル本体６１０、位置決めユニット６２０、および視覚装置６３０を含み、且つ位置決めユニット６２０が視覚装置６３０によってウェアラブル本体６１０に表示される仮想座標であることである。ここで、視覚装置６３０は、例えば、仮想現実（ＶＲ）装置または拡張現実（ＡＲ）装置であり、座標を有する眼鏡、または光線投射機能を有する装置であってもよいが、いずれにしても、ウェアラブル本体６１０に視覚的に座標を生成し、装着している人の身体の特定位置に対応することができる。

以上のように、本発明の上述した実施形態において、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブル本体に少なくとも２つの固定部を設置することにより、使用者の胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせに装着した時、前記固定部を使用者の可動関節に固定させることができ、さらに、固定部の間をウェアラブル本体の位置決め領域として定義することができる。このようにして、位置決め領域が固定部の制限によって使用者の身体にフィットするため、複数の可動関節に跨るウェアラブルデバイスは、使用者の間との正確な位置対応関係を形成することができる。

１つの実施形態において、固定部は、使用者の可動関節の凸部周辺に対応する肥厚構造を有し、別の実施形態において、固定部は、ストラップ構造により可動関節の凸部周辺に配置され、別の実施形態において、固定部は、使用者の可動関節の凸部を露出する開口部を有するため、上記のうちの１つまたは組み合わせを応用することにより、固定部の可動関節の凸部における安定性を向上させることができる。

別の実施形態において、位置決め領域に配置される必要のある位置決めユニットが制御ユニットに電気接続された後、前記位置決めユニットは、使用者の特定位置に対応することができるため、制御ユニットは、使用者の特定位置に電気信号を提供または受信して、感知と治療の効果を兼ね備えることができる。

以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。

１１ 肩鎖関節
１２ 肘頭
１３ 尺骨茎状突起
１４ 橈骨茎状突起
１５ 坐骨結節
１６ 寛骨上縁
１７ 膝蓋骨
１８ 足首関節の外果
１９ 足首関節の内果
１００、５００、６００ ウェアラブルデバイス
１１０、２１０、３１０、４１０、６１０ ウェアラブル本体
１１１、１１２、１１３、２１１、２１２、３１１、３１２、４１１ 固定部
１１２ａ、２１１ｃ、２１２ｂ、２１２ｃ、３１２ｂ、４１１ｂ、４１１ｃ 開口
１１２ｂ、１１２ｃ、２１１ｄ、２１２ａ、３１１ｂ、３１２ａ、４１１ａ 肥厚構造
１２０、５２０、６２０ 位置決めユニット
１３０ 制御ユニット
２１１ａ、２１１ｂ、３１１ａ ストラップ構造
６３０ 視覚装置
Ａ１、Ａ２、Ａ３、Ａ４ 位置決め領域
Ｂ１、Ｂ２、Ｂ３、Ｂ４、Ｂ５、Ｂ６ 非位置決め領域

Claims (7)

1. 使用者の胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせに装着するために使用され、
   前記使用者の少なくとも２つの隣接する可動関節にそれぞれ固定され、前記胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせにフィットする少なくとも２つの固定部を有し、前記少なくとも２つの固定部の間に位置決め領域を形成して、前記位置決め領域の範囲内に前記少なくとも２つの隣接する可動関節の間にある前記胴体、四肢のうちの少なくとも１つ、またはその組み合わせが配置されるウェアラブル本体と、
   前記位置決め領域に配置され、前記使用者の特定位置に対応する少なくとも１つの位置決めユニットと、
   を含み、前記位置決めユニットが、前記位置決め領域の実座標または仮想座標に配置されたウェアラブルデバイス。
2. 前記固定部が、前記可動関節の凸部周辺に対応する肥厚構造を有する請求項１に記載のウェアラブルデバイス。
3. 前記固定部が、前記可動関節の凸部に対応する開口を有する請求項１に記載のウェアラブルデバイス。
4. 前記固定部が、前記可動関節の凹部に対応する肥厚構造を有する請求項１に記載のウェアラブルデバイス。
5. 前記固定部が、前記可動関節の対向する両側に結び付けるストラップ構造を有する請求項１に記載のウェアラブルデバイス。
6. 前記固定部が、ストラップ構造および肥厚構造を有し、前記ストラップ構造が、前記可動関節付近に結び付けられ、前記肥厚構造が、前記使用者の骨隆起に対応する請求項１に記載のウェアラブルデバイス。
7. 前記ウェアラブル本体の前記位置決め領域の材質が、弾性を有する請求項１に記載のウェアラブルデバイス。

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