JP2022520805A - 無認可スペクトルにおけるコンテンションウィンドウサイズ調整の方法 - Google Patents

無認可スペクトルにおけるコンテンションウィンドウサイズ調整の方法 Download PDF

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Abstract

無認可帯域上の通信のための方法および装置が提供される。方法は、複数のスロットの各スロットにおいてトランスポートブロックを送信するステップと、送信されたトランスポートブロックの各々についてハイブリッド自動再送要求(HARQ)ステータスを判定するステップとを含み得る。方法は、判定されたHARQステータスの各々について重み付け係数を判定するステップと、判定されたHARQステータスおよび重み付け係数に基づいて、送信されたトランスポートブロックについてのHARQステータスの重み付けされた平均を計算するステップとをさらに含み得る。方法は、計算されたHARQステータスの重み付けされた平均に基づいて、リッスンビフォアトーク(LBT)コンテンションウィンドウサイズを調整するステップをさらに含み得る。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年2月13日に出願された米国特許仮出願第62/805,126号明細書、および2019年9月30日に出願された米国特許仮出願第62/908,220号明細書の利益を主張するものであり、これらの内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
無認可周波数帯域におけるチャネルアクセスは、一般に、リッスンビフォアトーク(LBT)メカニズムまたは手順を使用する。LBT手順において、ネットワークノードまたはWTRUは、それ自体の送信を始める前に、所与のチャネル上で実施されている送信を最初に検出することができる。いくつかのケースにおいて、LBT手順は、チャネルが占有されているか否かとは無関係に命じられる。他のケースにおいては、短いスイッチングギャップの後、送信が即時に実施されてもよい。
フレームベースのシステムの場合、LBTメカニズムまたは手順は、クリアチャネル評価(CCA)時間期間(例えば、~20μs)、チャネル占有時間期間(例えば、最小1ms、最大10ms)、アイドル期間(例えば、チャネル占有時間の最小5%)、固定フレーム期間(例えば、チャネル占有時間プラスアイドル期間に等しい)、短制御シグナリング送信時間(例えば、50msの観察期間内で5%の最大デューティサイクル)、およびCCAエネルギー検出閾値によって特徴付けられてよい。
例えば、送信/受信ビークルが時間内に固定されなくてもよい負荷ベースのシステムの場合、LBT手順は、固定フレーム期間の代わりに、拡張CCA期間におけるクリアアイドルスロットの数に対応する数Nによって特徴付けられてよい。Nは、範囲内でランダムに選択されてよい。無認可スペクトルにおける動作に関する第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)標準では、アップリンク送信およびダウンリンク送信の両方について、CCA期間の2つのカテゴリがある。第1のカテゴリにおいて、ノードは、N個のスロット時間長の間、チャネルを検知することができ、ここで、Nは、コンテンションウィンドウ(CW)と呼ばれる、許可された値の範囲から選択されたランダムな値であってよい。LBTコンテンションウィンドウサイズ(CWS)および調整は、チャネルアクセス優先度に依存してよい。第2のカテゴリにおいて、ノードは、予め構成された数のスロットの間、チャネルを検知することができる。
WTRUとネットワークノードとの間の通信では、他のノード(例えば、WiFi送信機)もまた無認可スペクトルを使用してネットワークノードと通信しており、WTRUがネットワークノードに接近している一方で他のノードがWTRUの検知範囲にないときに、干渉が発生することがある。「隠れノード問題」として通常知られているそのような干渉は、一方のWTRUが他方による送信を検知できないことがあるとき、LBT手順に対して跳ね返ることがある。隠れノード問題を軽減するために、各送信に先立って、コンテンションウィンドウが、最後の送信の状態を検討しながら調整されてよい。例えば、最後の送信の状態は、ダウンリンク送信について受信された肯定応答(ACK)若しくは否定応答(NACK)を介してネットワークに対して示されてもよいし、またはアップリンク送信のケースでは、新データインジケータ(NDI)がトグルされてもよい。ACKまたはNACKは、HARQ-ACKフィードバックと広く呼ばれてもよい。ダウンリンク送信のためのLBT手順の一例示的な実装において、基準サブフレームにおけるPDSCH送信のHARQ-ACK値の少なくとも80%がNACKされた場合、CWSは増加されてよく、そうでない場合、それは変更されないままである。アップリンク送信の場合、基準HARQ IDについてNDIがトグルされたかどうかに基づいて、WTRUはCWSを増加させることができる。基準HARQ IDは、基準サブフレームにおいて送信されたグラントに対応していてよい。
無認可帯域上の通信のための方法および装置が本明細書で提供される。方法は、複数のスロットの各スロットにおいてトランスポートブロックを送信するステップと、送信されたトランスポートブロックの各々についてハイブリッド自動再送要求(HARQ)ステータスを判定するステップとを含むことができる。方法は、判定されたHARQステータスの各々について重み付け係数を判定するステップと、判定されたHARQステータスおよび重み付け係数に基づいて、送信されたトランスポートブロックについてのHARQステータスの重み付けされた平均を計算するステップとをさらに含むことができる。方法は、計算されたHARQステータスの重み付けされた平均に基づいて、リッスンビフォアトーク(LBT)コンテンションウィンドウサイズを調整するステップをさらに含むことができる。
より詳細な理解は、添付図面と併せて例として与えられる以下の説明から得られてよく、図における同様の参照番号は、同様の要素を示す。
1つまたは複数の開示された実施形態が実装され得る例示的な通信システムを例証するシステム図である。 実施形態による、図1Aに例証された通信システム内で使用され得る例示的な無線送受信ユニット(WTRU)を例証するシステム図である。 実施形態による、図1Aに例証された通信システム内で使用され得る例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)および例示的なコアネットワーク(CN)を例証するシステム図である。 実施形態による、図1Aに例証された通信システム内で使用され得るさらなる例示的なRANおよびさらなる例示的なCNを例証するシステム図である。 対応するPDSCH送信に関係した、スケジュールされたHARQフィードバックのタイミングを表す図である。 NRにおいて実装され得るときの様々なタイミングでのHARQ-ACKフィードバックのスケジューリングを例証する図である。 WTRUによって実施されるときのグループ化および調整手順の例を示す図である。 PUSCH送信のシリーズに対応するHARQ-ACKステータスをグループ化するようにWTRUが構成される例示的なシナリオを表す図である。 WTRUが閾値の値を使用してCWSを調整する例示的なプロセスを表す流れ図である。
図1Aは、1つまたは複数の開示された実施形態を実施できる例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、複数の無線ユーザに音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを提供する多元接続システムであってよい。通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通してそのようなコンテンツに複数の無線ユーザがアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM(ZT-UW-DFT-S-OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理済みOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を採用することができる。
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、他のネットワーク112を含み得るが、開示される実施形態が、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することを理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、いずれも局(STA)と呼ばれることがあるが、これらは、無線信号を送信および/または受信するように構成されてよく、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイル加入者ユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャ、セルラー電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ノートブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポットまたはMi-Fiデバイス、IoTデバイス、腕時計または他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療機器および応用例(例えば遠隔手術)、産業デバイスおよび応用例(例えば、産業上のおよび/または自動化された処理チェーンのコンテキストで動作する、ロボットおよび/または他の無線デバイス)、消費者電子デバイス、商業および/または産業無線ネットワーク上で動作するデバイスなどを含むことができる。WTRU102a、102b、102c、および102dはいずれも、互換的にUEと呼ばれることがある。
通信システム100はまた、基地局114aおよび/または基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bの各々は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインタフェースして、CN106、インターネット110、および/または他のネットワーク112など1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された、任意のタイプのデバイスであってよい。例えば、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、次世代ノードB(gノードB(gNB)など)、新無線(NR)ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであってよい。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として描かれているが、基地局114a、114bが任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることは理解されるであろう。
基地局114aはRAN104の一部であってよく、RAN104はまた、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含むこともできる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る1つまたは複数のキャリア周波数上で無線信号を送信および/または受信するように構成されてよい。これらの周波数は、認可スペクトル、無認可スペクトル、または認可スペクトルと無認可スペクトルとの組合せにあってよい。セルは、比較的固定的であり得るかまたは時間に伴って変化し得る特定の地理エリアに、無線サービスのためのカバレッジを提供することができる。セルは、セルセクタにさらに分割されてよい。例えば、基地局114aに関連付けられるセルは、3つのセクタに分割されてよい。従って、一実施形態では、基地局114aは、3つの送受信機、すなわち、セルのセクタごとに1つの送受信機を含んでよい。一実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用してよく、セルのセクタごとに複数の送受信機を利用してよい。例えば、所望の空間的方向で信号を送信および/または受信するために、ビームフォーミングが使用されてよい。
基地局114a、114bは、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができ、エアインタフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってよい。エアインタフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてよい。
より詳細には、上記のように、通信システム100は、多元接続システムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を採用してよい。例えば、RAN104における基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアインタフェース116を確立してよいユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装してよい。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでよい。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含んでよい。
一実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実装することができ、これは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE-A)および/またはLTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)を使用してエアインタフェース116を確立することができる。
一実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装することができ、これは、NRを使用してエアインタフェース116を確立することができる。
一実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装することができる。例えば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、デュアル接続性(DC)原理を使用してLTE無線アクセスとNR無線アクセスとを一緒に実装することができる。従って、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインタフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術および/または複数のタイプの基地局(例えば、eNBおよびgNB)との間で送られる送信によって特徴づけられてよい。
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、WiFi(Wireless Fidelity))、IEEE802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、インタリム規格2000(IS-2000)、インタリム規格95(IS-95)、インタリム規格856(IS-856)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、GSM進化型高速データレート(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装してよい。
図1Aにおける基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであってよく、職場、家庭、車両、構内、産業設備、(例えば、ドローンが使用するための)空中回廊、道路などの局所的エリアでの無線接続性を容易にするために任意の好適なRATを利用してよい。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するためにIEEE802.11などの無線技術を実装してよい。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するためにIEEE802.15などの無線技術を実装してよい。また別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するためにセルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用してよい。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有してよい。従って、基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスする必要がなくてよい。
RAN104は、CN106と通信していてよく、CN106は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ若しくは複数に音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIPサービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってよい。データは、異なるスループット要件、待ち時間要件、誤り耐性要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの変動するサービス品質(QoS)要件を有してよい。CN106は、呼制御、課金サービス、モバイル位置情報サービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、および/またはユーザ認証などの高レベルなセキュリティ機能を実行してよい。図1Aには示されていないが、RAN104および/またはCN106が、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接的または間接的に通信していてもよいことを理解されよう。例えば、NR無線技術を利用していることがあるRAN104に接続されることに加えて、CN106はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、またはWiFi無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信していてもよい。
CN106はまた、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためにWTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとして働いてよい。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含んでよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおけるTCP、UDPおよび/またはIPなどの共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される有線および/または無線通信ネットワークを含んでよい。例えば、他のネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用してよい1つまたは複数のRANに接続された別のCNを含んでよい。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全部は、マルチモード能力を含んでよい(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数の送受信機を含んでよい)。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用し得る基地局114aと通信し、IEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように構成されてよい。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、特に、プロセッサ118、送受信機120、送受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、GPSチップセット136、および/または他の周辺機器138を含んでよい。WTRU102が実施形態との一貫性を維持しながら前述の要素の任意のサブコンビネーションを備え得ることは理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などであってよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102が無線環境において動作することを可能にする任意の他の機能を実行してよい。プロセッサ118は、送受信要素122に結合され得る送受信機120に結合されてよい。図1Bに、別個の構成要素としてプロセッサ118と送受信機120とを示しているが、プロセッサ118と送受信機120とが電子パッケージまたはチップ中で統合されてよいことを理解されよう。
送受信要素122は、エアインタフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)との間で信号を送受信するように構成されてよい。例えば、一実施形態では、送受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってよい。一実施形態では、送受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であってよい。また別の実施形態では、送受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送信および/または受信するように構成されてよい。送受信要素122が任意の組合せの無線信号を送信および/または受信するように構成されてよいことは理解されるであろう。
図1Bでは送受信要素122が単一の要素として描かれているが、WTRU102は、任意の数の送受信要素122を含んでよい。より詳細には、WTRU102は、MIMO技術を採用してよい。従って、一実施形態では、WTRU102は、エアインタフェース116を介して無線信号を送信および受信するための2つ以上の送受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでよい。
送受信機120は、送受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送受信要素122によって受信された信号を復調するように構成されてよい。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有してよい。従って、送受信機120は、WTRU102が、例えば、NRおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするための複数の送受信機を含んでよい。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてよく、それらからユーザ入力データを受信してよい。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力してよい。さらに、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリの情報にアクセスし、それにデータを記憶してよい。非リムーバブルメモリ130は、RAM、ROM、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリストレージデバイスを含んでよい。リムーバブルメモリ132は、SIMカード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含んでよい。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置しないメモリの情報にアクセスし、それにデータを記憶してよい。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102における他の構成要素に電力を分配および/または制御するように構成されてよい。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の好適なデバイスであってよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル銅(NiZn)、ニッケルメタルハイドライド(NiMH)、リチウムイオン(Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118はまた、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成され得るGPSチップセット136に結合されてよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、または、それの代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインタフェース116を介してロケーション情報を受信し、および/または2つ以上の近くの基地局から受信される信号のタイミングに基づいてそのロケーションを決定してよい。WTRU102が、実施形態との一貫性を維持しながら、任意の好適なロケーション決定方法によってロケーション情報を捕捉してよいことを理解されよう。
プロセッサ118はさらに、他の周辺機器138にも結合されてよく、周辺機器138は、追加の特徴、機能、および/または有線若しくは無線接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真および/またはビデオ用)、USBポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどを含むことができる。周辺機器138は、1つまたは複数のセンサを含み得る。センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、向きセンサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体センサ、湿度センサなどのうちの1つまたは複数であってよい。
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信のための)ULと(例えば、受信のための)DLとの両方のための特定のサブフレームに関連する)信号の一部または全部の送信および受信が並列および/または同時であってよい全二重無線を含んでよい。全二重無線は、干渉管理ユニットを含むことができ、それにより、ハードウェア(例えばチョーク)を介して、またはプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)若しくはプロセッサ118)を介した信号処理を介して、自己干渉が低減されるかまたはほぼ除去される。一実施形態では、WTRU102は、信号のいくつかまたは全ての送信および受信(例えば、UL(例えば送信用)とDL(例えば受信用)のいずれかについて特定のサブフレームに関連付けられた)が行われる、半二重無線を含むことができる。
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびCN106を示すシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を採用して、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はまた、CN106とも通信していてよい。
RAN104はeノードB160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104が実施形態との一貫性を維持しながら任意の数のeノードBを含み得ることは理解されるであろう。eノードB160a、160b、160cはそれぞれ、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を備えることができる。一実施形態では、eノードB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装してよい。従って、eノードB160aは、例えば、WTRU102aに無線信号を送信するおよび/またはそれから無線信号を受信するために複数のアンテナを使用してよい。
eノードB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを扱うように構成されてよい。図1Cに示すように、eノードB160a、160b、160cは、X2インタフェースを介して相互に通信してよい。
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)166を含んでよい。前述の要素はCN106の一部として描かれているが、これらの要素はいずれもCNオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されてもよいことは理解されるであろう。
MME162は、S1インタフェースを介してRAN104内のeノードB160a、160b、160cの各々に接続されてよく、制御ノードとして働いてよい。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチの間に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当してよい。MME162は、RAN104とGSMおよび/またはWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
SGW164は、S1インタフェースを介してRAN104内のeノードB160a、160b、160cの各々に接続されてよい。SGW164は、概して、WTRU102a、102b、102cとの間でユーザデータパケットをルーティングし、転送することができる。SGW164は、eノードB間のハンドオーバの間にユーザプレーンをアンカリングすること、DLデータがWTRU102a、102b、102cのために利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどの他の機能を実行してよい。
SGW164は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするためにインターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供するPGW166に接続され得る。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の固定通信デバイスとの間の通信を容易にするためにPSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに与え得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインタフェースとして働くIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでよいかまたはそれと通信してよい。さらに、CN106は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに与えてよい。
WTRUが無線端末として図1A~図1Dに記載されているが、いくつかの代表的な実施形態では、そのような端末が(例えば、一時的にまたは永続的に)通信ネットワークとの有線通信インタフェースを使用し得ると考えられる。
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであってよい。
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードのWLANには、BSS用のアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられた1つ以上のステーション(STA)がある。APは、BSSへのトラフィックおよび/またはBSSからのトラフィックを搬送する配信システム(DS)または別のタイプの有線/無線ネットワークへの、アクセスまたはインタフェースを有することができる。BSSの外部からから生じたSTAへのトラフィックは、APを通して到着してよく、STAに送られてよい。STAからBSSの外部の宛先に発信されるトラフィックは、APに送信され、それぞれの宛先に配信されてよい。BSS内のSTA間のトラフィックは、APを介して送信でき、例えば、送信元STAがAPにトラフィックを送信し、APが宛先STAにトラフィックを配信してよい。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと見なされたり、呼ばれたりする場合がある。ピアツーピアトラフィックは、直接リンクセットアップ(DLS)を使用して、送信元STAと宛先STAの間で(例えば、直接)送信できる。特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用することができる。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANにはAPがない場合があり、IBSS内またはIBSSを使用するSTA(例えば、全てのSTA)は相互に直接通信する場合がある。IBSS通信モードは、本明細書では「アドホック」通信モードと呼ばれることがある。
802.11acインフラストラクチャモードの動作または同様の動作モードを使用する場合、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネルでビーコンを送信することができる。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)または動的に設定される幅であってよい。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであってよく、APとの接続を確立するためにSTAによって使用されてよい。特定の代表的な実施形態では、例えば802.11システム中で、衝突回避機能付きキャリアセンス多元接続(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)(CSMA/CA)が実装されてよい。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)がプライマリチャネルを検知することができる。プライマリチャネルが特定のSTAによって感知/検出され、および/またはビジーであると判断された場合、特定のSTAはバックオフすることができる。1つのSTA(例えば、ただ1つのステーション)は、特定のBSSでいつでも送信できる。
ハイスループット(HT)STAは、例えばプライマリ20MHzチャネルと隣接または非隣接20MHzチャネルとを組み合わせて40MHz幅のチャネルを形成することを介して、40MHz幅のチャネルを通信に使用することができる。
ベリーハイスループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHz幅のチャネルをサポートすることができる。40MHzおよび/または80MHzのチャネルは、連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成できる。160MHzチャネルは、8つの連続した20MHzチャネルを結合することによって、または2つの非連続80MHzチャネルを結合することによって形成されてよく、後者は80+80構成と呼ばれることがある。80+80構成の場合、データは、チャネル符号化後にセグメントパーサの中を通されてよく、セグメントパーサはデータを2つのストリームに分割することができる。各ストリームに対して別々に、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理および時間領域処理が行われてよい。ストリームは、2つの80MHzチャネル上にマッピングされてよく、データは送信側STAによって送信されてよい。受信側STAの受信機では、80+80構成の場合の前述の動作が反転されてよく、結合されたデータは媒体アクセス制御(MAC)に送られてよい。
サブ1GHz動作モードが、802.11afおよび802.11ahによってサポートされる。802.11afおよび802.11ahでは、チャネル動作帯域幅およびキャリアは、802.11nおよび802.11acで使用されるものに対して相対的に低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトル中の5MHz、10MHz、および20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリア中のマシンタイプ通信(MTC)デバイスなど、メータータイプ制御/MTCをサポートすることができる。MTCデバイスは、特定の機能、例えば、特定のおよび/または制限された帯域幅のサポート(例えば、サポートのみ)を含む制限された機能を有し得る。MTCデバイスは、閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持する)。
WLANシステムは、802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahなど複数のチャネルおよびチャネル帯域幅をサポートすることができ、このWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSS中の全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することができる。プライマリチャネルの帯域幅は、BSS中で動作している全てのSTAのうちの最小帯域幅動作モードをサポートするSTAによって設定および/または制限されてよい。802.11ahの例では、APとBSS中の他のSTAとが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、プライマリチャネルは、1MHzモードをサポートする(例えば、それだけをサポートする)STA(例えば、MTCタイプのデバイス)のために1MHz幅であってよい。キャリア感知および/またはネットワーク割り当てベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルのステータスに依存し得る。例えばSTA(1MHz動作モードのみをサポートする)がAPに送信しているせいで、プライマリチャネルがビジーである場合は、利用可能な周波数帯域の大部分がアイドル状態のままであっても、利用可能な全ての周波数帯域はビジーであると見なされてよい。
米国では、802.11ahで使用できる利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は、917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahで利用可能な合計帯域幅は、国コードに応じて6MHz~26MHzである。
図1Dは、実施形態によるRAN104およびCN106を示すシステム図である。上記のように、RAN104は、NR無線技術を採用して、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はまた、CN106とも通信していてよい。
RAN104はgNB180a、180b、180cを含むことができるが、RAN104が実施形態との一貫性を維持したまま任意の数のgNBを含み得ることは理解されるであろう。gNB180a、180b、180cはそれぞれ、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信機を含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装することができる。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cとの間で信号を送信および/または受信することができる。従って、例えばgNB180aは、複数のアンテナを使用して、WTRU102aとの間で無線信号を送信および/または受信することができる。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装することができる。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)に送信することができる。これらのコンポーネントキャリアのサブセットが未許可スペクトル上にあり、残りのコンポーネントキャリアが許可済みスペクトル上にあってよい。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(CoMP)技術を実装することができる。例えば、WTRU102aは、gNB180aとgNB180b(および/またはgNB180c)とから協調送信を受信することができる。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルヌメロロジー(scalable numerology)に関連付けられた伝送を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。例えば、OFDMシンボルスペーシングおよび/またはOFDMサブキャリアスペーシングは、異なる伝送、異なるセル、および/または無線伝送スペクトルの異なる部分によって変動し得る。WTRU102a、102b、102cは、様々なまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信時間間隔(TTI)を使用して(例えば、様々な数のOFDMシンボル、および/または持続する様々な長さの絶対時間を含む)、gNB180a、180b、180cと通信することができる。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成および/または非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eノードB160a、160b、160cなど)にもアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信することができる。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、1つまたは複数のgNB180a、180b、180cをモビリティアンカーポイントとして利用することができる。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未許可帯域中の信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、eノードB160a、160b、160cなど別のRANとも通信/接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信/接続することができる。例えば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実装して、ほぼ同時に1つまたは複数のgNB180a、180b、180cおよび1つまたは複数のeノードB160a、160b、160cと通信することができる。非スタンドアロン構成では、eノードB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカーとしての働きをすることができ、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービスするための追加のカバレッジおよび/またはスループットを提供することができる。
gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、DC、NRとE-UTRAとの間の相互作用、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bに向けたユーザプレーンデータのルーティング、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)182a、182bに向けた制御プレーン情報のルーティングなどを扱うように構成されてよい。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Dに示されるCN106は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、および場合によりデータネットワーク(DN)185a、185bを含むことができる。前述の要素はCN106の一部として描かれているが、これらの要素はいずれもCNオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されてもよいことは理解されるであろう。
AMF182a、182bは、N2インタフェースを介してRAN104中のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されてよく、制御ノードとしての働きをすることができる。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット(PDU)セッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、非アクセス層(NAS)シグナリングの終端、モビリティ管理などを担うことができる。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cによって利用されているサービスのタイプに基づいてWTRU102a、102b、102cのためのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用されてよい。例えば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依拠するサービス、高速大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依拠するサービス、MTCアクセスのためのサービスなど、異なるユースケースに対して、異なるネットワークスライスが確立されてよい。AMF182a、182bは、RAN104と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、および/または非3GPPアクセス技術(WiFi等)など他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供することができる。
SMF183a、183bは、は、N11インタフェースを介してCN106中のAMF182a、182bに接続されてよい。SMF183a、183bはまた、N4インタフェースを介してCN106中のUPF184a、184bにも接続されてよい。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御し、UPF184a、184bを介したトラフィックのルーティングを構成することができる。SMF183a、183bは、UE IPアドレスの管理および割振り、PDUセッションの管理、ポリシ施行およびQoSの制御、DLデータ通知の提供など、他の機能を実施することもできる。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネット(登録商標)ベースなどであってよい。
UPF184a、184bは、N3インタフェースを介してRAN104中のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されてよく、これは、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。UPF184a、184bは、パケットのルーティングおよび転送、ユーザプレーンポリシの施行、マルチホームPDUセッションのサポート、ユーザプレーンQoSの処理、DLパケットのバッファリング、モビリティアンカリングの提供など、他の機能を実施することもできる。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインタフェースとしての働きをするIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか、またはこのIPゲートウェイと通信することができる。さらに、CN106は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インタフェース、およびUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インタフェースを介して、UPF184a、184bを通してローカルDN185a、185bに接続されてよい。
図1A~1Dと、図1A~1Dの対応する記述とに鑑みて、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~bおよび/または本明細書に記載の他の任意のデバイスのうちの1つまたは複数に関する、本明細書に記載の機能のうちの1つ若しくは複数または全てが、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施されてよい。エミュレーションデバイスは、本明細書に記載の機能のうちの1つ若しくは複数または全てをエミュレートするように構成された1つまたは複数のデバイスであってよい。例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスをテストするため、並びに/またはネットワークおよび/若しくはWTRU機能をシミュレートするために使用されてよい。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境および/またはオペレータネットワーク環境で他のデバイスの1つまたは複数のテストを実装するように設計することができる。例えば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスをテストするために、有線および/または無線通信ネットワークの一部として完全にまたは部分的に実装および/または展開されて、1つ若しくは複数または全ての機能を実施することができる。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されて、1つ若しくは複数または全ての機能を実施することができる。エミュレーションデバイスは、テストの目的で、かつ/または無線経由の無線通信を使用したテスト実施の目的で、別のデバイスに直接に結合されてよい。
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として実装/展開されずに、全ての機能を含めた1つまたは複数の機能を実施することもできる。例えば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数のコンポーネントのテストを実装するために、テスト用ラポにおけるテスト用シナリオで、かつ/または非デプロイ(例えばテスト用の)有線および/若しくは無線通信ネットワークにおけるテスト用シナリオで、利用されてよい。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、テスト機器であってよい。直接RF結合、および/または、RF回路(例えば、1つ若しくは複数のアンテナを備え得る)を介した無線通信が、エミュレーションデバイスによって使用されて、データが送信および/または受信されてよい。
3GPPは、新無線(NR)技術のための標準をリリースしている。LTEとは異なり、NRは、可変の送信持続時間/開始シンボル、および可変のHARQフィードバックタイミングをサポートすることができる。可変の送信持続時間において、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信は、スロット内でシンボルの続きのセットを占有することができる。可変のフィードバックタイミングが実装されるとき、DL割り当てを収容するダウンリンク制御情報(DCI)は、WTRUのためのHARQフィードバックタイミングの表示を含むことができる。例えば、表示は、その間にHARQフィードバックを送信するように準静的に構成された時間期間を識別することができる。さらに、NRは、コードブックのサイズがスケジュールされたトランスポートブロック(TB)の数に依存する、動的HARQ-ACKコードブックの使用をサポートすることができる。次世代ノードB(gNB)は、DCIにおけるカウンタダウンリンク割り当てインデックス(DAI)および/またはトータルDAI使用して、以前にスケジュールされたTBの数を示すことができる。一実施形態において、カウンタDAIインジケータおよびトータルDAIインジケータは、4つまでの見つからないTBを取り戻すことをWTRUに許可することができる2ビットのサイズを、各々または一括して有することができる。他の実施形態において、カウンタDAIインジケータおよびトータルDAIインジケータは、より多いまたはより少ない数のビットを、各々または一括して有してもよく、より多いまたはより少ない数のビットを取り戻すことをWTRUに許可することができる。
3GPPは、無認可帯域におけるNR動作をサポートするための作業項目を開始している。作業項目の1つの目的は、LTE-LAAおよび他の現在作動中の無線アクセス技術(RAT)と並行した動作のための共存方法と共に、初期アクセス、スケジューリング/HARQ、およびモビリティを含む、無認可スペクトルにおけるNRベースの動作を指定することであってよい。展開シナリオは、異なるスタンドアロンNRベースの動作を含むことができる。例えば、LTE RATに従って動作する少なくとも1つのキャリアでのE-UTRAN新無線デュアル接続性(EN-DC)、またはNR RATに従って動作する1つまたは複数のキャリアの少なくとも2つのセットでのNR DCなどの、デュアル接続性動作の変形が実装されてよい。LTEおよびNR RATの各々についてゼロ以上のキャリアの異なる組合せを場合により含む、キャリアアグリゲーション(CA)の変形もまた実装されてよい。
研究項目フェーズの間、例えば、NR-U動作のためのチャネルアクセススキームの4つのカテゴリをサポートすることが同意された。カテゴリ1チャネルアクセスは、短いスイッチングギャップの後の即時送信を伴うことができる。カテゴリ2チャネルアクセスは、ランダムバックオフなしのLBT動作を伴うことができ、一方、カテゴリ3と4は、それぞれに、ランダムバックオフおよび固定コンテンションウィンドウサイズ(CWS)でのLBT動作と、ランダムバックオフおよび可変のコンテンションウィンドウサイズでのリッスンビフォアトーク(LBT)動作とを含むことができる。
NR-Uはまた、トランスポートブロック(TB)をスケジュールすることなしに、DCIを使用して後でHARQ-ACKフィードバックを要求する可能性と共に、所与のPDSCH送信について一時的にHARQ-ACKフィードバックの送信を無効化する可能性をサポートすることができる。
無認可スペクトル内でのLTEベースの動作において、進化型ノードB(eNB)は、CWを調整するために、1つまたは複数のPDSCH送信の示されたステータスに頼ることができる。PDSCHでの送信に先立って、eNBは、チャネルアクセス優先度クラスpに関連付けられたCWSを維持することができる。基準サブフレームにおける1つまたは複数のPDSCH送信に対応するHARQ-ACK値を判定することによって、CWSは、増加または減少され得る。基準サブフレームは、eNBによってキャリア上で実施された最も近時の送信の、かつHARQ-ACKが利用可能であることが予期される、開始サブフレームであってよい。LTEにおいて、HARQ-ACKフィードバックは、認可スペクトル上で送信され、それはCCAの成功または失敗次第ではない。アップリンク送信の場合、WTRUは、近時のアップリンク送信の新データインジケータ(NDI)に基づいて、CWSを調整することができる。NRにおける追加の手順によって引き起こされる1つの問題は、NR-UにおけるHARQ-ACKフィードバックが無認可スペクトル上で送信され得ることである。したがって、gNBでの最後の送信のHARQ-ACKステータスの可用性が保証されないことがある。
図2は、対応するPDSCH送信に関係した、スケジュールされたHARQフィードバックのタイミングを表す。示されるように、gNBは、スロットn-4におけるPDSCH210上でトランスポートブロックを送信し、スロットnにおいてWTRUによるHARQ-ACKフィードバックの送信をスケジュールすることができる。LBT失敗のために、そのPDSCHのHARQ-ACKステータスが、予期される通りにスロットn-4において利用可能でないことがある。gNBでは、PDSCH送信がWTRUによって受信されなかったのか、それともWTRUのLBTメカニズムのためにHARQ-ACK送信が失敗したのかが明らかではないことがある。例えば、PDSCH上での送信の間に、隠れノード問題が発生したのか、それとも衝突が発生したのかが明白ではないことがある。さらに別の例において、PDSCH-tо-HARQパラメータによって示されたPUCCHリソースが、チャネル占有時間(COT)の外側にあたることがある。後者のケースにおいて、LBT失敗と同様に、対応するPDSCHのHARQ-ACKステータスは、少なくとも新しいCOTが確立されるまでは利用可能でないことになる。
別の問題は、柔軟なHARQタイミングのサポートであることがあり、例えば、PDSCH-tо-HARQの動的表示は、同じスロットにおいて発生する多数のPDSCH送信をもたらすことがあり、異なるスロットにおいてHARQ-ACKフィードバックのシグナリングをもたらすことがある。異なるスロットに到着する異なるHARQ-ACKフィードバックは、異なるチャネル条件を経験することがある。
図3は、NRにおいて実装され得るときの様々なタイミングでのHARQ-ACKフィードバックのスケジューリングを例証する。例えば、スロットn-4において送信された3つの別個のPDSCH送信310、320、および330について、各々についてのHARQ-ACKフィードバックは、示されるように、スロットn-3、n-2、およびn-1に、それぞれ到着する。3つのHARQフィードバックのための送信は、異なるチャネル条件を経験することがあり、LBTの失敗または成功次第であってよい。さらに、図3に示されるように、スロットn-4内でのPDSCH送信持続時間は、異なることがある。短い送信は、より長い送信とは異なるチャネル条件を経験することがある。また、示されるように、所与のスロットにおけるPDSCH送信の開始時間および/または終了時間もまた多様であることがある。
CWSを調整するための方法および装置が本明細書で説明される。これらの解決策は、例えば、送信機側での以前の送信のHARQ-ACKステータスの不確実性、並びに可変の時間長および送信のタイミングを検討することができる。本明細書で使用されるとき、用語「送信ノード」は、WTRU、gNB、または無線通信のための任意の送信機を指すことができる。そのような機器は、例えば、NR無認可スペクトルにおいて動作するように構成されてよい。
CW調整に向けられた実施形態が、本明細書で広く開示される。解決策の1つのセットにおいて、送信ノードは、それらからCWが変更され得る値のセットで構成されてよい。例えば、送信ノードは、値のセットS={W1,W2,…,WN}で構成されることが可能である。コンテンションウィンドウ調整手順は、1つまたは多数のステップによって(例えば、k<=Nであるように、W1からW2へと、またはW1からWkへと)、ウィンドウサイズを増加させること、1つのステップまたは多数のステップによって(例えば、k<=Nであるように、W2からW1へと、またはWkからW1へと)サイズを削減すること、および/または、ウィンドウサイズをデフォルト値にリセットすることを含むことができる。一例示的な解決策において、デフォルト値は、セットのうちの最も小さな値であってよく、あるいは、デフォルト値は、仕様において予め構成若しくは固定されても、または動的に判定されてもよい。送信ノードは、以下の通り説明される1つの要因または要因の組合せに基づいて、コンテンションウィンドウの調整ステップおよび/または初期値を判定することができる。例えば、送信ノードは、別の送信ノードにより始動されたCOT時間長に基づいて、初期値および/または調整ステップを判定することができる。WTRUは、gNBによって始動されたときのCOT時間長に基づいて、CWSの初期値を判定することができる。
いくつかの実施形態において、CWの調整ステップおよび/または初期値は、チャネルアクセス優先度に依存し得る。例えば、WTRUは、ネットワークからシグナリングされたチャネルアクセス優先度に基づいて、ステップおよび初期値を判定することができる。
いくつかの実施形態において、コンテンションウィンドウの調整ステップおよび/または初期値は、送信される信号および/またはチャネルに依存してもよい。例えば、WTRUがスケジューリング要求またはHARQ-ACKフィードバックを送信する場合、WTRUは、許可された値のセットから最も小さな値を選択することができる。
いくつかの実施形態において、コンテンションウィンドウの調整ステップおよび/または初期値は、送信ノードによって以前に実施されたコンテンションウィンドウ調整の数に依存し得る。
いくつかの解決策において、送信ノードは、所与のチャネルアクセス優先度(CAP)に対応するコンテンションウィンドウを、そのチャネルアクセス優先度を有して実施された以前の送信にのみ基づいて調整するように構成されてよい。例えば、送信ノードは、異なる優先度クラスで多数のチャネルアクセスを実施するように構成されることが可能である。送信ノードは、そのチャネルアクセス優先度を使用して実施された以前の送信のステータスを判定することによって、CWSを調整することができる。
他の解決策において、送信ノードは、所与のチャネルアクセス優先度に対応するCWSを、同じチャネルアクセスカテゴリについてのクラスのサブセット内のチャネルアクセス優先度を有して実施された以前の送信に基づいて調整するように構成されてもよい。例えば、送信ノードは、4つの異なる優先度クラスp1、p2、p3、およびp4によるチャネルアクセスカテゴリを使用するように構成されてもよい。単一のCAPと他のCAPの送信との間の例示的なマッピングを表す表1に示されたチャネルアクセス優先度のマッピングに基づいて、送信ノードは、CAPに対してCWSを調整することができる。
Figure 2022520805000002
この例において、チャネルアクセス優先度p1を有する送信のためのCWサイズを調整するために、ノードは、チャネルアクセス優先度p1を有する以前の送信の状態のみを検討することができる。優先度p4の場合、ノードは、コンテンションウィンドウを調整するために、異なるチャネルアクセス優先度p1、p2、p3、およびp4を有する全ての送信を検討することがある。そのようなマッピングは、上位レイヤシグナリングを使用して準静的に構成される、または、例えば、DCI(送信ノードがWTRUであり、受信ノードがgNBであるケースにおいて)、若しくはシーケンスベースの信号を使用して、受信ノードによって動的に示されることが可能である。
他の解決策において、送信ノードは、送信のサービスタイプに基づいて送信ステータスをグループ化し、サービスのタイプごとにCWSを調整することができる。例えば、URLLCパケットを送信するためにCW調整を実施するとき、送信ノードは、URLLCタイプサービスのHARQ-ACKステータスのみを検討することができる。
いくつかの解決策において、送信ノードは、所与のチャネルアクセスカテゴリのCWを、そのチャネルアクセスカテゴリを使用して実施された以前の送信にのみ基づいて調整するように構成されてもよい。例えば、送信ノードは、単一のチャネルアクセスカテゴリを使用するように構成されることが可能である。送信ノードは、そのチャネルアクセスカテゴリを使用して実施された以前の送信のステータスを判定することによって、CWを調整することができる。別の解決策において、送信ノードは、所与のチャネルアクセスカテゴリのCWを、チャネルアクセスカテゴリのサブセットを使用して実施された以前の送信に基づいて調整するように構成されてもよい。送信ノードは、例えばRRCシグナリングを使用して準静的に、または、例えばDCI若しくはシーケンスベースの信号を使用して動的に、検討されることになる単一のチャネルアクセスカテゴリとチャネルアクセスカテゴリのセットとの間のマッピングで構成されてもよい。
いくつかの解決策において、送信ノードは、1つのパラメータまたはパラメータの組合せに基づいて、CWSを調整することができる。例えば、CWSを調整するために使用される1つのパラメータは、基準サブフレームまたは基準サブフレームのセットにおいて受信された、1つ若しくは複数のPDSCH送信またはPUSCH送信のHARQ-ACKステータスであってよい。別のパラメータは、基準サブフレームにおいて実施されたPDSCH送信またはPUSCH送信のHARQ-ACKステータスであってもよい。
送信ノードは、1つ若しくは複数の測定値報告または測定値結果に基づいて、CWSを調整することができる。測定値報告または結果は、チャネル品質インジケータ(CQI)範囲、チャネル状態情報(CSI)、SRS送信、送信に先行するスロットのセット上のSINR推定、送信に先行するスロットのセット上で検知されたエネルギー、無線リンク品質測定値(例えば、無線リンクモニタリング(RLM))、レイヤ1基準信号受信電力(L1-RSRP)についての受信電力測定値、受信CSI基準信号電力(CSI-RSRP)、受信CSI基準信号品質(CSI-RSRQ)、ビーム関連測定値、ヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、またはチャネル占有(CO)を含むことができる。COは、例えば、チャネル負荷の関数としてのLBTサブ帯域ごとに判定されてよい。
送信ノードは、以前のCW調整の間に検知されたスロット時間長の数Nに基づいて、CWを調整することができる。調整は、その中でチャネルが空いていると判定されたスロットの数、例えば、その中で検出されたエネルギーが一定の閾値を下回ったそれらの数に基づいて行われてよい。調整はまた、その中でチャネルがビジーであると判定されたスロットの数、例えば、その中で検出されたエネルギーが一定の閾値を上回ったそれらの数に基づいて行われてもよい。調整は、空いていてクリアであるスロットの数の合計、および/またはLBT手順が先延ばしされた回数に基づいてもよい。調整はまた、1つ若しくは複数の以前のLBT手順についてのトータル時間に基づいても、および/または以前のLBT手順のセットについての時間の平均量に基づいてもよい。
いくつかの解決策において、送信ノードは、アクティブな帯域幅部分(BWP)内のサブ帯域ごとに、CW調整プロセスを実施するように構成されてもよい。例えば、送信ノードは、多数のサブ帯域を有する広帯域幅部分(WBWP)上で動作し、サブ帯域ごとにLBT手順を実施することができる。ノードは、20Mhzに等しい周波数サイズごとにチャネルアクセス手順を実施することができる。例えば、送信が第1のサブ帯域において失敗した場合、第2のサブ帯域CWは、増加されなくてもよい。解決策の第1のセットにおいて、送信ノードは、他のCW調整プロセスとは無関係に、CWプロセスを調整することができる。解決策の別のセットにおいて、送信ノードは、他のCWSプロセスの状態を検討しながらCWプロセスを調整することができる。例えば、2つのサブ帯域間の周波数オフセットが閾値よりも低い場合、送信ノードは、隣接するサブ帯域のCWプロセス状態を検討することができる。
いくつかの解決策において、送信ノードは、多数のBWPがキャリア内で構成されていることを想定して、BWPごとにCW調整プロセスを維持するように構成されてよい。そのようなケースにおいて、送信ノードは、異なるBWPに対応する他のCW調整プロセスとは無関係に、1つのCW調整プロセスを調整することができる。
いくつかの解決策において、送信ノードは、BWP内に常駐してよい、送信のためのLBTサブ帯域のセットを入手することができる。送信ノードは、全てのLBTサブ帯域をカバーする広帯域LBTを使用することができ、全てのLBTサブ帯域に適用可能であるCWSプロセスを使用することができる。別の方法において、広帯域CWS値が、各独立したLBTサブ帯域の全てのCWS値の関数として判定されてもよい。別の方法において、送信ノードは、多数のLBT手順(例えば、LBTサブ帯域ごとに1つの手順)を実施することができ、独立したLBTサブ帯域ごとに独立したCW調整プロセスを使用することができる。さらに別の方法において、送信ノードは、多数のLBT手順を実施することができ、場合により、各独立したLBTサブ帯域の全てのCWS値の関数として判定された単一のCWS値を使用することができる。
WTRUがLBTサブ帯域のセットから判定されたCWS値のセットの関数であるCWS値を使用するとき、関数は、いくつかの要素のうちの少なくとも1つから組み立てられてよい。例えば、使用されるCWS値は、検討下にある全てのLBTサブ帯域の最も大きい、または最も小さいCWS値であってよい。使用されるCWS値は、検討下にある全てのLBTサブ帯域のCWS値から判定された平均CWS値であってもよい。使用されるCWS値は、最も高い、または最も低いインデックスを有するLBTサブ帯域のCWS値であってもよい。使用されるCWS値は、構成可能であり得る、またはネットワークによって示され得る、LBTサブ帯域のCWS値であってもよい。使用されるCWS値は、LBTサブ帯域のセットについて構成可能な、またはネットワークによって示されるCWS値であってもよい。使用されるCWS値は、BWP内の任意のLBTサブ帯域のために最も近時に使用されたCWSであってもよいし、または使用されるCWS値は、調整値(例えば、以前に使用された値からの増分増加または減少)であってもよい。
LBTサブ帯域のセットのために使用されるCWSは、各LBTサブ帯域に対応する、CWSプロセスの1つ若しくは全て内に記憶されても、またはCWSプロセスの1つ若しくは全てでの使用のために確保されてもよい。任意のそのように記憶されたCWSは、後続のLBT手順において使用されてよい。別の方法において、LBTサブ帯域のセットのために使用されるCWSは、LBTサブ帯域のその特定のセットの任意の今後の使用のために使用されることになるCWSプロセスに記憶されてもよい。
いくつかの解決策において、送信ノードは、受信ノードから受信された補助情報に基づいて、CWSを調整することができる。例えば、WTRUは、gNBから受信された情報に基づいて、そのCWSを調整することができる。そのような情報は、例えば、DCIにおけるフィールドを介して明示的にシグナリングされること、またはRRC構成パラメータなどの他の受信された信号から暗黙的に導き出されることが可能である。例えば、共有COTの開始を示すためにgNBがシーケンスベースの信号を送信したケースにおいて、gNBによって使用されるシーケンスは、CWS、および/またはCWSを調整するときにWTRUによって使用されることになる初期値を示すことができる。別の例において、使用されるシーケンスは、CWS調整が必要とされるか否かを示すことができる。
さらに別の実施形態において、WTRUは、PDCCHモニタリング機会のセット、制御リソースセット(CORESET)、または探索空間属性などの情報を使用して、CWS調整のための情報を判定することができる。
いくつかの解決策において、送信ノードおよび受信ノードは、同じCWを維持するように連携することができる。そのような連携は、CWS情報を明示的または暗黙的に交換することによってサポートされることが可能である。例えば、WTRUは、スケジューリングDCI内で、アップリンク送信のために使用されることになるCWSを受信することができる。別の例において、WTRUは、受信ノードによって使用されるCWSを暗黙的に判定することができる。
いくつかの解決策において、送信ノードは、CWを調整するために、ヌメロロジ、例えば、サブキャリア間隔、スロット時間長、CP長さ、その他を考慮に入れることを必要とすることがある。一例において、WTRUは、DL BWPをスイッチングするDCIを検出することができる。アクティブなDL BWPおよび初期DL BWPが異なるサブキャリア間隔(SCS)および異なるCP長さを有する場合、WTRUは、アクティブなBWPでのCW調整のために、初期BWPのヌメロロジを検討することを必要とすることがある。一例において、以前のCWサイズ調整が初期BWPにおいて15KHzのサブキャリア間隔でのN個のスロット時間長の検知に基づいていた場合、アクティブなBWPにおけるスロット時間長が初期BWPの半分であると考えると、WTRUは、アクティブなBWPにおいて30KHzのサブキャリア間隔での2Nスロット時間長の検知を検討することを必要とすることがある。
上のセクションにおいて提案された解決策は、単独で、または以下のアップリンク送信およびダウンリンク送信のために提案されるコンテンションウィンドウ調整解決策と組み合わせて適用することができる。
アップリンク送信のためのコンテンションウィンドウ調整を対象とした実施形態が本明細書で説明される。アップリンク送信は、WTRUによって生成されたいかなる送信も含むことができる。限定ではなく例として、それは、PUCCH、PUSCH、PRACHまたはSRSを使用する送信を含むことができる。以下の提案される解決策は、単独で、または組み合わせて適用されてよい。アップリンク送信の場合、WTRUは、gNBからの明示的なHARQ-ACKフィードバックに基づいて、または後続の送信のアップリンクグラントにおいて使用されるそれらのHARQ IDのNDIトグリングに基づいて、以前の送信のHARQ-ACKステータスを判定するように構成されることができる。
解決策の第1のセットにおいて、WTRUは、CW調整手順に先立って、構成された時間ウィンドウ内またはスロットのセット内でPUSCH送信のHARQ-ACKステータスを検討するように構成されてよい。時間ウィンドウサイズは、一定のチャネルアクセスカテゴリまたはチャネルアクセス優先度に関連付けられていてよい。WTRUは、多数の送信に対応するHARQ-ACKステータスをグループ化し、グループ内のHARQ-ACK値を平均し、グループにわたって重み付けされた平均を判定するように構成されてよい。WTRUは、個々のスロットまたはスロットのセットについてのHARQ-ACK値の各々に、重み付け係数を適用することができる。WTRUは、本明細書で説明されるように、アップリンク送信のHARQ-ACKステータスをグループ化するように構成されてもよいし、またはいくつかの要因のうちの1つ若しくは複数に基づいて自律的にそうすることができる。
図4は、WTRUによって実施されるときのグループ化および調整手順の例を示す。示されるように、WTRUは、CW調整手順に先立って、PUSCH送信の時間長および/またはウィンドウ内のPUSCH送信の位置に基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる。図4に示されるように、WTRUは、基準スロットnからn+4にかけてのセットにおいて、PUSCH上で送信のシリーズを送信するように構成されてよい。第1の送信410は、スロットnにおいてWTRUによって送信されてよく、第2の送信420は、スロットn+2においてWTRUによって送信されてよく、第3の送信430は、スロットn+4においてWTRUによって送信されてよい。PUSCH送信410、420、および430は、示されるように、異なる時間長および/または異なる開始時間を有してよい。440、450、および460で示されるように、HARQ-ACKステータスが、ネットワークノードからWTRUで受信されてよい。WTRUは、情報をグループ化して、PUSCH送信410、420、および430についてのHARQ-ACKフィードバック440、450、および460に対応するHARQ-ACKステータスの値を平均することができる。いくつかの実施形態において、WTRUは、重み付け係数を、C1、C2、およびC3として図4に示される判定されたHARQ-ACKステータスのいずれかまたは全てに適用することができる。
本明細書では、WTRUがHARQ-ACKステータスをグループ化することを、それらを基に判定することができる要因が説明される。いくつかの実施形態において、例えば、WTRUは、グラントベースのPUSCH送信が発生したかどうか、または構成されたグラントが送信されたかどうかに基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる。
いくつかの実施形態において、WTRUは、チャネルアクセスカテゴリ若しくは優先度に基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる、またはWTRUは、グラントをスケジュールするためにgNBによって使用されるLBTカテゴリ若しくは優先度に基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる。WTRUは、送信をスケジュールするDCIがそこで受信されたCORESETまたは探索空間に基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる。WTRUは、送信をスケジュールするDCIがそこで受信された探索空間のモニタリング周期性に基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる。いくつかの実施形態において、WTRUは、送信をスケジュールするDCIがそこで受信された送信構成インジケータ(TCI)状態に基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる。WTRUは、送信をスケジュールするDCIがそこで受信された帯域幅部分に基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる。
WTRUは、WTRUでのLBT手順失敗によるgNBでの不連続送信(DTX)、PUSCHの誤検出によるgNBでのDTX、MCS、冗長性バージョン(RV)若しくは繰り返しの数などのPUSCH送信属性、またはHARQ IDなどのHARQプロセス情報の知識などの、なんらかの先験的知識に基づいて、gNBによって送信されたHARQ-ACKステータスをグループ化することを判定することができる。
いくつかの解決策において、WTRUは、グループごとに重み付けされた平均係数を有する構成情報を、ネットワークから受信することができる。例えば、WTRUは、係数を各グループに関連付けるRRC構成を受信することができる。別の解決策において、送信をスケジュールするDCIが、送信のそのグループについての係数を示すことができる。別の解決策において、WTRUは、例えば、グループ内でスケジュールされたトラフィックのタイプに基づいて、重み付けされた平均の係数を自律的に判定することができる。WTRUは、重み付け係数を、HARQ-ACK値のグループにわたって適用してもよいし、または、上で説明されたように、WTRUは、重み付け係数を、個々のスロットまたはスロットのセットについてのHARQ-ACK値の各々に適用してもよい。
図5は、PUSCH送信のシリーズに対応するHARQ-ACKステータスをグループ化するようにWTRUが構成される例示的なシナリオを表す。示されるように、WTRUは、基準スロットnからn+6にかけてのセットにおいて、PUSCH上で送信のシリーズを送信することができる。第1の送信510は、スロットnにおいてWTRUによって送信されてよく、第2の送信520は、スロットn+2においてWTRUによって送信されてよく、第3の送信530は、スロットn+4においてWTRUによって送信されてよく、第4の送信540は、スロットn+6においてWTRUによって送信されてよい。PUSCH送信510、520、530、および540は、異なる時間長および/または異なる開始時間を有してよい。後続のスロットにおいて、WTRUは、HARQフィードバックを受信する、またはPUSCH送信510、520、530、および540の各々に対応するHARQ-ACKステータス551、552、561、および562を判定することができる。HARQ-ACKステータス551、552、561、および562は、0または1の単一のビット値を含むことができ、ネットワークノードからWTRUによって受信されてよい。あるいは、HARQ-ACKステータスは、DCIにおけるNDIフィールドのトグリングに基づいて、暗黙的に判定されてもよい。WTRUは、例えば、上の段落において説明された要因のうちの1つまたは複数に従って、HARQ-ACKフィードバックをグループ550および560にグループ化することができ、WTRUは、グループの各々についてのHARQ-ACKステータスの値を平均することができる。示されるような実施形態において、WTRUはまた、重み付け係数を、C1およびC2によって示されるHARQ-ACKステータスのグループの各々に適用することができる。
いくつかの解決策において、WTRUは、CBGごとのHARQ-ACKステータスを検討しながら、CWSを調整するように構成されてよい。解決策の第1のセットにおいて、WTRUは、TBごとのHARQ-ACKステータスとCBGごとのHARQ-ACKステータスとを異なって検討するように構成されてよい。例えば、WTRUは、CBGごとのHARQ-ACKステータスに割り当てられたより低い重みで、全てのHARQ-ACKステータスにわたって重み付けされた平均を実施することができる。他の解決策において、例えば、gNBがCBGをサブ帯域全体にマップする場合に、WTRUは、TBごとおよびCBGごとの両方のHARQ-ACKステータスに対して、同じ重みを割り当てるように構成されてもよい。アップリンクグラントを受信し、CBGがサブ帯域全体にマップされていることを判定すると、CBGごとのHARQ-ACKステータスは、WTRUに、サブ帯域全体のチャネル条件を与えることができる。WTRUは、ULグラントをスケジュールするDCIにおいて受信されたCBG送信表示および/またはCBGフラッシング表示を使用して、CBGのHARQ-ACKステータスを判定するように構成されることが可能である。
いくつかの解決策において、WTRUは、基準スロットにおいて、スロットのセット内で、または構成された時間ウィンドウ内で、CW調整手順を実施することに先立って、チャネル品質インジケータ(CQI)判定に基づいて、コンテンションウィンドウサイズを調整することができる。例えば、WTRUは、CW調整に先立って、K個のスロットにわたって判定されたCQIの平均値を計算するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態において、WTRUは、CQIの重み付けされた平均を計算するように構成されることが可能である。例えば、WTRUは、前のCQIよりも高い係数を、最後に判定されたCQIに適用するように構成されることが可能である。さらに、WTRUは、CQI平均閾値のセットで構成されることが可能であり、各閾値は、コンテンションウィンドウ調整プロセスのステップに対応していてよい。例えば、WTRUは、{T1,T2,…,TN}閾値で構成されることが可能である。計算された平均がTiとTi+1との間である場合、CWSは、1つのステップだけ増加されてよく、計算された平均がTi+1とTi+2との間である場合、CWSは、2つのステップだけ増加されてよい。
解決策において、WTRUは、構成された基準信号または別の信号において受信された測定値に基づいたCWSで構成されてよい。測定値は、パスロス、推定SINR、または信号品質若しくは信号強度に関係した別のメトリックの形式であってよい。
WTRUは、適用可能なCWSをそれによって判定するための、1つまたは複数の閾値および1つまたは複数のCWS値で構成されてもよい。判定は、WTRU測定値に基づいて行われても、またはgNBによって指示されてもよい。
図6は、WTRUが閾値の値を使用してCWSを調整する例示的なプロセスを表す流れ図である。示されるように、610で、WTRUは、初期CWサイズおよび1つまたは複数の閾値の値で構成されてよい。初期CWサイズおよび/または閾値の値は、準静的なシグナリングを介して構成されても、または動的に判定されてもよい。620で、WTRUは、例えば、上で説明された方法に従って、複数のHARQステータスの平均値または重み付けされた平均値を計算することができる。HARQステータスの平均値または重み付けされた平均値が閾値よりも低い場合、WTRUは、CWを初期CWSで維持することを判定することができる。計算された平均が閾値の値に等しい、または閾値の値を超過する場合、630で示されるように、WTRUは、CWS調整ステップを適用することによって、CWSを増加させることを判定することができる。例えば、CW調整に関係して広く上の段落で説明されたように、WTRUは、調整ステップのセットS={W1,W2,…,WN}で構成されてよい。いくつかの実施形態において、例えば、WTRUは、以前に実施された調整の数に依存して、連続した調整ステップW1またはW2を適用することができる。別の実施形態において、WTRUは、計算された平均または重み付けされた平均が、最初のものを越えたさらなる閾値の値を超過するかどうかに依存して、連続した調整ステップを適用することができる。
解決策において、WTRUは、ダウンリンク測定値、例えば、パスロス計算、RSSI、無線リソース管理(RRM)パラメータ、またはCO値に基づいて、CWSを判定するように構成されてよく、それらのうちのいずれかは、アップリンクSINRを推定するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、WTRUは、3つのCWS値と共に、2つの閾値の値T1およびT2で構成されてよい。したがって、CQI推定に基づいて、WTRUは、推定されたCQIを構成された閾値と比較することによって、3つの予め構成されたCWS値のうちの1つを選択することができる。
代替的解決策において、WTRUは、スケジュールされたアップリンク送信のためのMCSなどの別の構成されたパラメータに基づいて、CWSを判定するように構成されてもよい。1つのケースにおいて、WTRUは、例えば、3つのCWS値と共に、2つの閾値の値T1およびT2で構成されてよい。近時または即時のスケジュールされたアップリンク送信のための構成されたMCSに基づいて、WTRUは、例えば、構成されたMCSを構成された閾値と比較することによって、3つの予め構成されたCWS値のうちの1つを選択することができる。
いくつかの解決策において、WTRUは、gNBのCOT特性に基づいて、コンテンションウィンドウサイズを調整することができる。例えば、gNBのCOT時間長に依存して、WTRUは、CWSをそれに応じて調整することができる。gNBのCOT時間長が比較的大きい(例えば、10ms)場合、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)などの他のRATを使用するノード間での公平さを確実にするために、WTRUは、アクセスチャネル手順の間にCWSを増加させるように構成されてもよい。
ダウンリンク送信のためのCW調整に向けられた実施形態が本明細書で説明される。ダウンリンク送信は、gNBによって生成されたいかなる送信も含むことができる。限定ではなく例として、ダウンリンク送信は、PDCCH、PDSCH、PBCH、PSS/SSS、DMRS、またはCSI-RSを使用する送信を含むことができる。以下の提案される解決策は、単独で、または組み合わせてのいずれかで適用されてよい。
いくつかの解決策において、gNBは、基準スロット内で実施された以前の送信のHARQ-ACKステータスに基づいて、送信のコンテンションウィンドウサイズを調整することができる。解決策の1つのグループにおいて、gNBは、各ACK/NACKフィードバックの到着時間に基づいて、HARQ-ACKフィードバックをグループ化することができる。例えば、同じ時間インスタンスに、または同じサブスロット内に、若しくは同じスロット内に到着する各HARQ-ACKは、同じグループに関連付けられてよい。そのようなフィードバックは、同じHARQ-ACKタイミングを共有するものとみなされてよい。
一例示的な解決策において、同じHARQ-ACKタイミングを有するNACKのグループが平均されてよい。次いでHARQ-ACKタイミングごとに取得された平均から、重み付けされた平均が計算されることが可能である。HARQタイミンググループごとに適用される重みは、WTRUの測定値報告に基づいて、準静的に構成される、または動的に適応されることが可能である。1つのシナリオにおいて、gNBは、重み付けされた平均が構成された閾値を上回る場合に、CWSを調整することができる。
あるいは、gNBは、CW調整ステップに各々1つが対応する、重み付けされた平均閾値のセットで構成されてもよい。対応するシナリオにおいて、gNBは、スロットnにおいてチャネルにアクセスすることを試行することができ、基準スロットは、n-3の相対的なタイミングを有してよい。gNBは、それがスロットn-2でのフィードバックを予期するスロットn-3において、M1 PDSCH送信を実施していることがある。gNBはまた、それがスロットn-1でのフィードバックを予期するスロットn-3において、M2 PDSCH送信を実施していることがある。最後に、gNBは、スロットnでのフィードバックを予期しているスロットn-3において、M3 PDSCH送信を実施していることがある。この例において、重み付けされた平均は、以下のように計算されることが可能である。
Figure 2022520805000003
別の解決策において、gNBは、PDSCH送信の時間長に基づいて、および/またはスロット内のPDSCH送信の位置に基づいて、HARQ-ACKフィードバックをグループ化することができる。一定の開始位置および/または時間長に関連付けられた各HARQ-ACKの値が平均されてよい。次いで重み付けされた平均が、HARQ-ACKグループごとに取得された平均の間で計算されてよい。各HARQグループの重みは、WTRUによって報告される上で言及されたダウンリンク測定値のいずれかに基づいて、準静的に構成される、または動的に適応されることが可能である。
解決策のセットにおいて、CWを調整するために、gNBは、一定のチャネルアクセスカテゴリおよび/または優先度を使用したWTRUによって送信されたHARQ-ACKフィードバックのステータスを検討することができる。一例において、gNBは、短いスイッチングギャップの後の即時送信を規定するチャネルアクセスカテゴリを使用したWTRUからのHARQ-ACKステータスを検討することができる。別の例において、gNBは、ランダムバックオフなしにチャネルアクセスカテゴリを使用したWTRUからのHARQ-ACKステータスを検討することができる。別の例において、gNBは、WTRUによって使用されたチャネルアクセスカテゴリに基づいて、HARQ-ACKステータスをグループ化することができる。重み付けされた平均は、異なる重みを有する各グループによるグループの間で計算されてよい。例えば、短いスイッチングギャップの後の即時送信でチャネルアクセスカテゴリを使用したWTRUからのHARQ-ACKステータスのグループは、ランダムバックオフなしにチャネルアクセスを実施したWTRUからのHARQ-ACKフィードバックと比較して、高い重みを有することができる。
他の解決策において、gNBは、スケジュールされたのではなく、DCIによってトリガされたHARQ-ACKフィードバックを検討することができる。例えば、これらの解決策は、gNBがHARQ-ACKタイミングを提供することなくトランスポートブロックをスケジュールし、例えば、スケジュールされたトランスポートブロックに対応するHARQ-ACKフィードバックの送信を後続のスロットにおいて後でトリガする場合に、適用することができる。そのようなHARQ-ACKフィードバックは、より高い優先度、または重み付けされた平均を計算するために使用されるときのより高い重み付け係数を有することができる。
いくつかの解決策において、gNBは、1つまたは複数の条件に基づいて、所与の送信についてNACKが示されていることを判定することがある。1つの例示的な条件において、gNBは、WTRUからNACKを単純に受信することがある。別の例示的な条件においては、HARQ-ACKフィードバックが受信されない、またはK個の数のスロットおよび/若しくはシンボルについてDTXが検出される。別の事象においては、スケジュールされたHARQ-ACKタイムフレーム内でHARQ-ACKフィードバックが受信されず、しかし、1つ若しくは複数の後続のスロットまたはシンボルにおいて1つ若しくは複数のアップリンク送信がWTRUから受信されることがある。アップリンク送信は、スケジューリング要求、PRACH送信、構成されたグラントのPUSCH送信、および/またはグラントベースのPUSCH送信を含むことができる。別の条件においては、トランスポートブロックのCBGごとに受信されたNACKの数が、閾値を超過することがある。
いくつかの解決策において、gNBは、CBGごとのHARQ-ACKステータスを検討しながら、コンテンションウィンドウサイズを調整することができる。解決策の第1のセットにおいて、gNBは、TBごとのHARQ-ACKステータスとCBGごとのHARQ-ACKステータスとを異なって検討することができる。例えば、gNBは、CBGごとのHARQ-ACKフィードバックに割り当てられたより低い重みで、全てのACK/NACK値にわたって重み付けされた平均を実施することができる。解決策の他のセットにおいて、gNBは、TBごとおよびCBGごとの両方のHARQ-ACKステータスに、同じ重みを割り当てることができる。例えば、gNBは、CBGをサブ帯域全体にマップすることができる。そのようなケースにおいて、CBGごとのHARQ-ACKステータスは、サブ帯域全体のチャネル条件を示すことができる。
解決策において、WTRUは、構成された基準信号または別の信号の測定値に基づいたCWSで構成されてよい。測定値は、SNR、SINR、CO、RSSI、または別のメトリックの形式であってよい。いくつかの解決策において、gNBは、基準スロットにおいて受信されたWTRUのCQI報告、または基準スロット内若しくはスロットのセットにおけるWTRUによる測定値に基づいて、CWS調整に先立ってCWSを調整することができる。例えば、gNBは、基準スロット内またはスロットのセット内で異なるWTRUによって報告された平均CQIを計算することができる。
WTRUは、適用可能なCWSを判定するために、1つまたは複数の閾値および1つまたは複数のCWS値で構成されてよい。判定は、WTRU測定値に基づいても、またはgNBによって指示されてもよい。
いくつかの解決策において、WTRUは、CSI-RSまたはDMRSなどのダウンリンク測定値に基づいてCWSを判定し、ダウンリンクCQIまたはSINRを推定するように構成されてよい。1つのケースにおいて、WTRUは、3つのCWS値と共に、2つの閾値の値T1およびT2で構成されてよい。したがって、そのCQI推定に基づいて、WTRUは、推定されたCQIを構成された閾値と比較することによって、3つの予め構成されたCWS値のうちの1つを選択することができる。
代替的解決策において、WTRUは、スケジュールされた送信のためのMCSなどの別の構成されたパラメータに基づいて、CWSを判定するように構成されてもよい。典型的なケースにおいて、WTRUは、3つのCWS値と共に、2つの閾値の値T1およびT2で構成されてよい。近時または即時のスケジュールされた送信のためのその構成されたMCSに基づいて、WTRUは、構成されたMCSを構成された閾値と比較することによって、3つの予め構成されたCWS値のうちの1つを選択することができる。他のケースにおいて、より大きい若しくはより小さい数の閾値の値、および/または、より大きい若しくはより小さい数のCWS値が実装されてもよい。
WTRUは、隠れノードの存在を報告するように構成されてもよい。WTRUは、場合により、干渉測定値の関数として隠れノードの存在を判定することができる。別の方法において、WTRUは、WTRUによる過去の試行に基づいて、隠れノードの存在を判定して、LBT手順を実施することができる。例えば、WTRUは、構成可能な時間インスタンスでLBT手順を実施し、その視点から、チャネルが空いているかどうかを判定することができる。WTRUは次いで、そのような結果を、場合により、今後の送信において報告することができる。
特徴および要素が個別の組合せにおいて上で説明されたが、当業者は、各特徴または要素が、単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで使用され得ることを認識するであろう。加えて、本明細書で説明された方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されてよい。コンピュータ可読媒体の例は、(有線または無線接続上で送信された)電子信号、およびコンピュータ可読ストレージ媒体を含む。コンピュータ可読ストレージ媒体の例は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体、並びにCD-ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体を含むが、これらに限定はされない。ソフトウェアに関連付けられたプロセッサが、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおける使用のために、無線周波数トランシーバを実装するために使用されてよい。

Claims (18)

  1. 無認可帯域上の無線通信の方法であって、
    複数のスロットの各スロットにおいてトランスポートブロックを送信するステップと、
    送信されたトランスポートブロックの各々についてハイブリッド自動再送要求(HARQ)ステータスを判定するステップと、
    判定されたHARQステータスの各々について重み付け係数を判定するステップと、
    判定されたHARQステータスおよび重み付け係数に基づいて、送信されたトランスポートブロックについてのHARQステータスの重み付けされた平均を計算するステップと、
    HARQステータスの計算された重み付けされた平均に基づいて、リッスンビフォアトーク(LBT)コンテンションウィンドウサイズを調整するステップと
    を備える方法。
  2. 前記重み付け係数は、送信持続時間、開始送信時間、または前記送信されたトランスポートブロックのそれぞれに対応するLBTカテゴリのうちの少なくとも1つに関連付けられる、請求項1の方法。
  3. 前記HARQステータスをグループ化するステップをさらに備え、前記判定されたHARQステータスの各々について重み付け係数を判定するステップは、同じ重み付け係数をHARQステータスのグループにおける全てのHARQステータスに関連付けることをさらに備える、請求項1の方法。
  4. LBTコンテンションウィンドウサイズを調整するステップは、前記HARQステータスの計算された重み付けされた平均がしきい値を超えるという条件で前記コンテンションウィンドウサイズを増大させることを備える、請求項1の方法。
  5. 前記判定されたHARQステータスの各々についての前記重み付け係数は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して構成される、請求項1の方法。
  6. 前記送信されたトランスポートブロックのそれぞれは、帯域幅部分のサブバンドに関連付けられており、前記方法は、前記サブバンドに関連付けられる前記HARQステータスの計算された重み付けされた平均に基づいて前記サブバンドのLBTコンテンションウィンドウサイズを調整することをさらに備える、請求項1の方法。
  7. 無認可帯域上で通信するように構成された無線送受信ユニット(WTRU)であって、
    複数のスロットの各スロットにおいてトランスポートブロックを送信し、
    送信されたトランスポートブロックの各々についてハイブリッド自動再送要求(HARQ)ステータスを判定し、
    判定されたHARQステータスの各々について重み付け係数を判定し、
    判定されたHARQステータスおよび重み付け係数に基づいて、送信されたトランスポートブロックについてのHARQステータスの重み付けされた平均を計算し、
    HARQステータスの計算された重み付けされた平均に基づいて、リッスンビフォアトーク(LBT)コンテンションウィンドウサイズを調整する
    ように構成されたWTRU。
  8. 前記重み付け係数は、送信持続時間、開始送信時間、または前記送信されたトランスポートブロックのそれぞれに対応するLBTカテゴリのうちの少なくとも1つに関連付けられる、請求項7のWTRU。
  9. 前記HARQステータスをグループ化し、同じ重み付け係数をHARQステータスのグループにおける全てのHARQステータスに関連付けるようにさらに構成される、請求項7のWTRU。
  10. 前記HARQステータスの計算された重み付けされた平均がしきい値を超えるという条件で前記コンテンションウィンドウサイズを増大させるようにさらに構成される、請求項7のWTRU。
  11. 前記判定されたHARQステータスの各々についての重み付け係数を、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信するようにさらに構成される、請求項7のWTRU。
  12. 前記送信されたトランスポートブロックのそれぞれは、帯域幅部分のサブバンドに関連付けられており、前記WTRUは、前記サブバンドに関連付けられる前記HARQステータスの計算された重み付けされた平均に基づいて前記サブバンドのLBTコンテンションウィンドウサイズを調整するようにさらに構成される、請求項7のWTRU。
  13. 無認可帯域上で通信するように構成されたネットワークノードであって、
    複数のスロットの各スロットにおいてトランスポートブロックを送信し、
    送信されたトランスポートブロックの各々についてハイブリッド自動再送要求(HARQ)ステータスを判定し、
    判定されたHARQステータスの各々について重み付け係数を判定し、
    判定されたHARQステータスおよび重み付け係数に基づいて、送信されたトランスポートブロックについてのHARQステータスの重み付けされた平均を計算し、
    HARQステータスの計算された重み付けされた平均に基づいて、リッスンビフォアトーク(LBT)コンテンションウィンドウサイズを調整する
    ように構成されたネットワークノード。
  14. 前記重み付け係数は、送信持続時間、開始送信時間、または前記送信されたトランスポートブロックのそれぞれに対応するLBTカテゴリのうちの少なくとも1つに関連付けられる、請求項13のネットワークノード。
  15. 前記HARQステータスをグループ化し、同じ重み付け係数をHARQステータスのグループにおける全てのHARQステータスに関連付けるようにさらに構成される、請求項13のネットワークノード。
  16. 前記HARQステータスの計算された重み付けされた平均がしきい値を超えるという条件で前記コンテンションウィンドウサイズを増大させるようにさらに構成される、請求項13のネットワークノード。
  17. 前記判定されたHARQステータスの各々についての重み付け係数を、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信するようにさらに構成される、請求項13のネットワークノード。
  18. 前記送信されたトランスポートブロックのそれぞれは、帯域幅部分のサブバンドに関連付けられており、前記ネットワークノードは、前記サブバンドに関連付けられる前記HARQステータスの計算された重み付けされた平均に基づいて前記サブバンドのLBTコンテンションウィンドウサイズを調整するようにさらに構成される、請求項13のネットワークノード。
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