JP2022518537A - ランダムアクセス伝送方法及び端末 - Google Patents

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Abstract

本開示は、ランダムアクセス伝送方法及び端末を開示しており、当該方法は、ランダムアクセス用のリソース割当情報であって、前記リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得することと、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択することと、ターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージを送信することとを含む。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2019年1月25日に中国で出願された中国特許出願第201910075313.6の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本願に組み込まれる。
本開示は、通信の技術分野に関し、特に、ランダムアクセス伝送方法及び端末に関する。
新しいラジオNR(New Radio)システムとも呼ばれる第五世代5G(5th Generation)移動通信システムは、多様なシーン及びサービス要件に適応する必要がある。上り伝送モードでは、端末は、上りデータを送信する必要がある場合、最初にランダムアクセス手順を通して上りタイミング同期を取らなければならず、即ち、ネットワーク機器から上りタイミングアドバンスTA(Timing Advance)情報を得なければならない。上り同期を取った後、端末は、動的スケジューリング又は準静的スケジューリングを通して上りデータを送信可能となる。上りデータパケットが小さい場合、リソース及び電力の消費を削減するために、端末は、非同期状態で上りデータを送信することが可能である。端末が非同期状態で上りデータを送信する場合、例えば端末が非同期状態で物理上り共有チャネルPUSCH(Physical Uplink Share Channel)を送信する場合は、ランダムアクセス手順を通して実現可能である。
そのうち、ランダムアクセス手順は、4ステップランダムアクセス又は2ステップランダムアクセス手順によって実現可能である。2ステップランダムアクセスの場合、図1に示すように、ネットワーク機器は、2ステップランダムアクセスチャネルRACH(2-step Random Access Channel、2-step)の設定情報を端末の為に設定し、端末は、2ステップRACH手順をトリガすると、ランダムアクセス要求メッセージMsgA(Massage A)をネットワーク機器に送信する。ここで、MsgAは、PUSCH又は物理ランダムアクセスチャネルPRACH(Physical Random Access Channel)を介して送信可能である。ネットワーク機器は、MsgAを受信すると、ランダムアクセス確認メッセージMsgB(Massage B)を端末に送信する。端末がMsgBの受信に失敗した場合、端末は、MsgAを再送信する。そのうち、ネットワーク機器は、ランダムアクセス手順用のリソースを端末の為に複数設定でき、端末は、2ステップRACH手順をトリガした場合、いずれのリソースを通してランダムアクセス要求メッセージを送信するかについて、特定することができない。
本開示の実施例は、ランダムアクセス手順におけるランダムアクセスリソース選択の問題を解決するためのランダムアクセス伝送方法及び端末を提供する。
第一局面において、本開示の実施例は、端末側に適用されるランダムアクセス伝送方法であって、
ランダムアクセス用のリソース割当情報であって、リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得することと、
プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択することと、
ターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージを送信することとを含む、ランダムアクセス伝送方法を提供している。
第二局面において、本開示の実施例は、
ランダムアクセス用のリソース割当情報であって、リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得するための取得モジュールと、
プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択するための選択モジュールと、
ターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージを送信するための送信モジュールとを含む、端末を更に提供している。
第三局面において、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶されてプロセッサ上で動作するコンピュータプログラムとを含み、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のランダムアクセス伝送方法が実現される、端末を提供している。
第四局面において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のランダムアクセス伝送方法が実現される、コンピュータ読取可能な記憶媒体を提供している。
こうして、本開示の実施例に係る端末は、ランダムアクセス手順中に複数の候補ランダムアクセスリソースの位置を考慮してランダムアクセスリソースを選択しており、端末は、ランダムアクセスメッセージをできるだけ早く送信し、ランダムアクセス遅延を低減することができるとともに、複数の候補ランダムアクセスリソースの何れにも、選択される機会があることを保証し、ランダムアクセスの成功率及びリソースの利用率を向上させることもできる。
本開示の実施例の技術案をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の説明に必要な図面を簡単に紹介するが、明らかなことに、以下で説明される図面は、あくまでも本開示のいくつかの実施例であり、当業者にとっては、創造的な労働を払わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
2ステップランダムアクセス手順のフロー模式図を示すものである。 本開示の実施例に適用可能な移動通信システムのブロック図を示すものである。 本開示の実施例に係るランダムアクセス伝送方法のフロー模式図を示すものである。 時間領域で連続するリソースのマッピングの模式図を示すものである。 時間領域で連続するリソースのマッピングの模式図を示すものである。 周波数領域で連続するリソースのマッピングの模式図を示すものである。 周波数領域で連続するリソースのマッピングの模式図を示すものである。 時間領域及び周波数領域の両方で連続するリソースのマッピングの模式図を示すものである。 時間領域及び周波数領域の両方で連続するリソースのマッピングの模式図を示すものである。 本開示の実施例に係る端末のモジュール構造の模式図を示すものである。 本開示の実施例に係る端末のブロック図を示すものである。
以下、図面を参照しながら、本開示の例示的な実施例をより詳しく説明する。本開示の例示的な実施例が図面に示されているが、本開示は、様々な形態で実現可能であり、本明細書に記載の実施例によって制限されないことを理解されたい。むしろ、これらの実施例は、本開示をより徹底的に理解可能にするとともに、本開示の範囲を当業者に完全に伝えることを可能にするために提供されている。
本願の明細書及び特許請求の範囲における「第一」、「第二」などの用語は、類似しているオブジェクトを区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の順序や前後順番を記述するために使用されるとは限らない。そのように使用されるデータは、適切な状況において互いに交換可能で、それによって、本明細書において記述される本願の実施例は、本明細書において図示又は記述される順序以外の順序で実施可能であることを理解されたい。また、用語「含む」及び「有する」、並びにそれらのあらゆる変体は、非排他的な包含をカバーするものであり、例えば、一連のステップやユニットを含む手順、方法、システム、製品や機器は、明示的に列挙されているこれらのステップやユニットのみを含むことに限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、或いは、これらの手順、方法、製品や機器に固有の他のステップやユニットを含んでもよい。なお、明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」とは、接続対象のうち、少なくとも1つを表すものである。
本明細書に記載の技術は、長期進化型LTE(Long Term Evolution)/LTEの進化LTE-A(LTE-Advanced)システムに限定されず、様々な無線通信システム、例えば符号分割多元接続CDMA(Code Division Multiple Access)、時間分割多元接続TDMA(Time Division Multiple Access)、周波数分割多元接続FDMA(Frequency Division Multiple Access)、直交周波数分割多元接続OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、シングルキャリア周波数分割多元接続SC-FDMA(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access)、及び他のシステムにも使用可能である。用語「システム」と「ネットワーク」とは、互換的に用いられることが多い。CDMAシステムは、例えばCDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセスUTRA(Universal Terrestrial Radio Access)等のラジオ技術を実現できる。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))及び他のCDMA変形態を含む。TDMAシステムは、例えばグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションGSM(Global System for Mobile Communication)などのラジオ技術を実現できる。OFDMAシステムは、例えばウルトラモバイルブロードバンドUMB(Ultra Mobile Broadband)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDM等のラジオ技術を実現できる。UTRA及びE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステムUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。LTE及びより高度なLTE(例えば、LTE-A)は、E-UTRAを用いた新しいUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3rd Generation Partnership Project、3GPP)とい名前の組織からの文献に記載されている。CDMA2000及びUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名前の組織からの文献に記載されている。本明細書に記載の技術は、上記のシステム及びラジオ技術に使用可能であるし、他のシステム及びラジオ技術にも使用可能である。ところで、以下の説明では、例示的な目のでNRシステムを説明し、以下の説明の大部分では、NR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム以外にも適用可能である。
以下の説明は、例を提供するものであり、請求項において説明される範囲、適用性又は設定を限定するものではない。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能及び配置について変更がなされ得る。様々な例は、必要に応じて、様々なプロシージャ又は構成要素を省略、置換、又は追加し得る。例えば、説明される方法は、説明されるものとは異なる順序で実行可能であるとともに、様々なステップの追加、省略、又は組み合わせも可能である。さらに、特定の例に関連して説明される特徴は、他の例において組み合わされ得る。
図2を参照して、図2は、本開示の実施例に適用可能な無線通信システムのブロック図を示すものである。無線通信システムは、端末21及びネットワーク機器22を含む。端末21は、端末機器又はユーザ端末UE(User Equipment)と称されてもよい。端末21は、携帯電話、タブレットPC(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタントPDA(Personal Digital Assistant)、モバイルインターネット装置MID(Mobile Internet Device)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器等の端末側機器であってもよいが、説明すべきなのは、本開示の実施例では、端末21の具体的なタイプが限定されない。ネットワーク機器22は、基地局又はコアネットワークであってもよい。そのうち、上記基地局は、5G及びそれ以降のバージョンの基地局(例えば、gNB、5G NR NB等)、又は他の通信システムにおける基地局(例えば、eNB、WLANアクセスポイント、又は他のアクセスポイント等)であってもよく、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、基地送受信局BTS(Base Transceiver Station)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、基本サービスセットBSS(Basic Service Set)、拡張サービスセットESS(Extended Service Set)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、ホームBノード、ホーム進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード又は前記分野における他の適切な用語で称されてもよいが、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限定されない。なお、本開示の実施例では、NRシステムにおける基地局のみが例として取り上げられているが、基地局の具体的なタイプが限定されない。
基地局は、基地局コントローラの制御の下で端末21と通信可能であり、様々な例では、基地局コントローラは、コアネットワーク又はいくつかの基地局の一部であってもよい。いくつかの基地局は、バックホールを介して制御情報又はユーザデータをコアネットワークと通信可能である。いくつかの例では、これらの基地局のうちのいくつかは、バックホールリンクを介して直接的又は間接的に相互通信可能であり、バックホールリンクは、有線又は無線通信リンクであってもよい。無線通信システムは、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)での操作をサポート可能である。マルチキャリア送信機は、これら複数のキャリアで変調された信号を同時に送ることができる。例えば、通信リンクの各々は、様々な無線技術によって変調されたマルチキャリア信号とされてもよい。変調された信号の各々は、異なるキャリアで送信可能であるとともに、制御情報(例えば、参照信号、制御チャネル等)、オーバーヘッド情報、データ等を付帯可能である。
基地局は、1つ又は複数のアクセスポイントアンテナを介して、端末21と無線通信可能である。基地局の各々は、それに応じたカバレージエリアに通信カバレージを提供できる。アクセスポイントのカバレージエリアは、当該カバレージエリアの一部のみを構成するセクタに分割可能である。無線通信システムは、異なるタイプの基地局(例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、又はピコ基地局)を含み得る。基地局は、例えばセルラー又はWLANラジオアクセス技術など、異なる無線技術を利用することも可能である。基地局は、同じ又は異なるアクセスネットワーク又は事業者展開に関連付けられてもよい。異なる基地局のカバレージエリア(同じ又は異なるタイプの基地局のカバレージエリア、同じ又は異なるラジオ技術を利用したカバレージエリア、若しくは、同じ又は異なるアクセスネットワークに属するカバレージエリアを含む)は、重複してもよい。
無線通信システムにおける通信リンクは、上りリンクUL(Uplink)伝送(例えば、端末21からネットワーク機器22への伝送)を搬送するための上りリンク、又は、下りリンクDL(Downlink)伝送(例えば、ネットワーク機器22から端末21への伝送)を搬送するための下りリンクを含み得る。UL伝送は、リバースリンク伝送とも呼称可能である。その一方、DL伝送は、フォワードリンク伝送とも呼称可能である。下りリンク伝送は、ライセンス周波数帯域、アンライセンス周波数帯域、又はその両方を用いて行われてもよい。同様に、上りリンク伝送は、ライセンス周波数帯域、アンライセンス周波数帯域、又はその両方を用いて行われてもよい。
本開示の実施例は、端末側に適用されるランダムアクセス伝送方法を提供しており、図3に示すように、当該方法は、以下のステップ31~33を含む。
ステップ31:ランダムアクセス用のリソース割当情報であって、リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得する。
本開示の実施例におけるリソース割当情報は、事前定義されたもの、例えばプロトコルによって定められたものであってもよいし、端末によってネットワーク機器側から受信されたものであってもよく、即ち、ネットワーク機器によって、ランダムアクセス用のリソースが端末の為に設定されてもよい。ここで、候補ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス手順に使用可能となる選択的なリソースを意味する。さらには、当該候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソース、例えばデータ送信用のPUSCH候補リソースのみが含まれてもよい。また、当該候補ランダムアクセスリソースには、制御情報送信候補リソース、例えばPRACH候補リソースが更に含まれてもよい。そのうち、制御情報送信候補リソースには、ランダムアクセスチャネルの時間周波数リソース候補位置、及び/又は、ランダムアクセスチャネルのプリアンブル(PRACH preamble)が含まれてもよいが、これらに限定されない。ランダムアクセスチャネルの時間周波数リソース候補位置には、ランダムアクセスチャネル機会PRO(PRACH Occasion)が含まれる。PUSCH候補リソースとPRACH候補リソースとは、1対1の対応であってもよいし、複数のPUSCH候補リソースが同じPRACH候補リソースに対応してもよく、又は、複数のPRACH候補リソースが同じPUSCH候補リソースに対応してもよい。
ステップ32:プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択する。
そのうち、当該プリセット選択ルールは、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースの位置に関連しており、つまり、端末は、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースの位置情報に応じて、これら少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択することが可能である。言及に値するのは、候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソースのみが含まれる場合、端末は、少なくとも2つのデータ送信候補リソースの位置情報に応じて、ターゲットランダムアクセスリソースを選択する。候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソース及び制御情報送信候補リソースの両方が含まれる場合、端末は、データ送信候補リソースの位置情報及び制御情報送信候補リソースの位置情報のそれぞれに応じて、ターゲットランダムアクセスリソースを選択する。又は、端末は、関連付け関係を持つデータ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとを全体として見なし、全体の位置情報に応じてターゲットランダムアクセスリソースを選択する。言及に値するのは、候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソース及び制御情報送信候補リソースの両方が含まれる場合、端末によって選択されるターゲットランダムアクセスリソースに含まれるデータ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとは、関連付け関係を持つものである。
ステップ33:ターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージを送信する。
端末は、選択されたターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージ(MsgA)を送信する。それに応じて、ネットワーク機器は、受信されたMsgAに応じて、ランダムアクセス確認メッセージ(MsgB)を端末にフィードバックする。候補ランダムアクセスリソースは、MsgAの送信リソースとも呼称可能である。
本開示の実施例では、リソース割当情報は、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースのみが含まれてもよいし、候補ランダムアクセスリソースには、関連付け関係を持つデータ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとの両方が含まれてもよい。具体的に、リソース割当情報には、
データ送信候補リソースの第一リソース割当情報であって、当該第一リソース割当情報は、データ送信リソース割当情報とも呼称可能であり、データ送信用のPUSCHの候補リソースを指示する第一リソース割当情報と、
データ送信候補リソースに対応する制御情報送信候補リソースの第二リソース割当情報であって、当該第二リソース割当情報は、制御情報送信リソース割当情報とも呼称可能であり、データ送信候補リソースに対応する制御情報送信リソース、例えばPRACHの候補リソースを指示する第二リソース割当情報と、
データ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとの関連付け関係を指示するための第一指示情報であって、当該第一指示情報は、制御情報送信候補リソースとデータ送信候補リソースとの間の関連付け関係の指示用であり、当該関連付け関係は、1つ又は複数の制御情報送信候補リソースが1つのデータ送信候補リソースに対応付けられるか、或いは、1つ又は複数のデータ送信候補リソースが1つの制御情報送信候補リソースに対応付けられることであり得る第一指示情報と、
候補ランダムアクセスリソースとキャリアとの間の関連付け関係を指示するための第二指示情報であって、候補ランダムアクセスリソースとキャリアとの間の関連付け関係は、1つ又は複数の候補ランダムアクセスリソースが1つの上りキャリアに対応するか、或いは、1つの候補ランダムアクセスリソースが2つ以上の上りキャリアに対応付することであり得る第二指示情報と、
候補ランダムアクセスリソースと信号との間の関連付け関係を指示するための第三指示情報であって、候補ランダムアクセスリソースと信号との間の関連付け関係は、1つ又は複数の候補ランダムアクセスリソースが1つの信号に対応するか、或いは、1つの候補ランダムアクセスリソースが2つ以上の信号に対応することであり得る第三指示情報とのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
ここでいう信号は、同期信号ブロックSSB(Synchronous Signal Block)、及び/又は、チャネル状態情報参照信号CSI-RS(Channel State Information-Reference Signal)を含んでもよいが、これらに限定されない。
具体的に、候補ランダムアクセスリソースにおけるPRACH候補リソースは、特定キャリア及び/又は特定信号に関連付けられる。又は、候補ランダムアクセスリソースにおけるPUSCH候補リソースは、特定キャリア及び/又は特定信号に関連付けられる。又は、候補ランダムアクセスリソースにおけるPRACH候補リソース及びPUSCH候補リソースの両方が特定キャリア及び/又は特定信号に関連付けられる。例えば、候補ランダムアクセスリソース1は、上りキャリア1及びSSB1に対応する。言及に値するのは、M個の候補ランダムアクセスリソースが特定キャリア及び/又は特定信号に関連付けられる場合は、ターゲットランダムアクセスリソースを選択する際、特定キャリア及び/又は特定信号を選択してから、当該特定キャリア及び/又は特定信号に関連付けられた候補ランダムアクセスリソースを選択する必要がある。
以下、本開示の実施例は、それぞれ、候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソースのみが含まれ得るシーン、及び候補ランダムアクセスリソースに、関連付け関係を持つデータ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとの両方が含まれるシーンについて更に説明する。
シーン1、候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソースのみが含まれ得る。
このシーンでは、プリセット選択ルールは、リソースが連続する場合、連続するリソースから1つをランダムに選択することを含む。それに応じて、ステップ32は、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースのデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択することと、ターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定することとを含む。具体的に、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースのデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択するステップは、少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続する場合、端末が、連続するデータ送信候補リソースから、1つを選択してターゲットデータ送信リソースとして特定することを含む。このように設定された候補ランダムアクセスリソースの何れにも、選択される機会があり、ランダムアクセスの成功率及びリソースの利用率が向上される。
又は、プリセット選択ルールは、リソースが連続しない場合、連続しないリソースから、直近の利用可能なものを1つ選択することを更に含んでもよい。ここでいうリソースが連続しない場合は、リソースが連続する以外の全ての場合を含んでもよく、又は、リソース位置が某条件を満たす場合を含んでもよい。それに応じて、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースのデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択するステップは、少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続しない場合、端末が、これら少なくとも2つのデータ送信候補リソースから、直近の利用可能なものを、ターゲットデータ送信リソースとして1つ選択することを含む。こうして、端末がMsgAの送信をできるだけ早く完了することを保証できる。
シーン2、候補ランダムアクセスリソースに、関連付け関係を持つデータ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとの両方が含まれる。
このシーンでは、端末は、それぞれプリセット選択ルールに従って、データ送信候補リソース及び制御情報送信候補リソースを順次に選択してもよいし、プリセット選択ルールに従って、互いに関連付けられたデータ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとを全体として選択してもよい。
方式一、端末は、先にデータ送信候補リソースから選択し、次に制御情報送信候補リソースから選択する。
この方式では、ステップ32は、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースのデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択することと、プリセット選択ルールに従って、ターゲットデータ送信リソースに対応する制御情報送信候補リソースから、ターゲット制御情報送信リソースを選択することと、ターゲットデータ送信リソース及びターゲット制御情報送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定することとを含む。
言及に値するのは、ここでいうプリセット選択ルールは、リソースが連続する場合、連続するリソースから1つをランダムに選択するか、或いは、リソースが連続しない場合、連続しないリソースから、直近の利用可能なものを1つ選択することを含む。この方式では、連続するデータ送信候補リソースに対して、端末は、連続するデータ送信候補リソースから、1つのデータ送信候補リソースをターゲットデータ送信リソースとしてランダムに選択する。他の場合のデータ送信候補リソース(即ち、連続しないデータ送信候補リソース)に対して、端末は、直近の利用可能なデータ送信候補リソース(例えば、ランダムアクセスリソース選択をトリガした時刻から、直後の次の利用可能なデータ送信候補リソース)を、ターゲットデータ送信リソースとして選択する。端末がターゲットデータ送信リソースを選択した後、当該ターゲットデータ送信リソースに対応する制御情報送信候補リソースが複数ある場合、連続する制御情報送信候補リソースに対して、端末は、連続する制御情報送信候補リソースから、1つをターゲット制御情報送信リソースとしてランダムに選択する。他の場合の制御情報送信候補リソース(即ち、連続しない制御情報送信候補リソース)に対して、端末は、直近の利用可能な制御情報送信候補リソース(例えば、ランダムアクセスリソース選択をトリガした時刻から、直後の次の利用可能な制御情報送信候補リソース)を、ターゲット制御情報送信リソースとして選択する。端末は、ターゲットデータ送信リソース及びターゲット制御情報送信リソースを選択した後、それをターゲットランダムアクセスリソースとして特定する。
方式二、端末は、先に制御情報送信候補リソースから選択し、次にデータ送信候補リソースから選択する。
この方式では、ステップ32は、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースの制御情報送信候補リソースから、ターゲット制御情報送信リソースを選択することと、プリセット選択ルールに従って、ターゲット制御情報送信リソースに対応するデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択することと、ターゲット制御情報送信リソース及びターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定することとを含む。
言及に値するのは、ここでいうプリセット選択ルールは、リソースが連続する場合、連続するリソースから1つをランダムに選択するか、或いは、リソースが連続しない場合、連続しないリソースから、直近の利用可能なものを1つ選択することを含む。この方式では、連続する制御情報送信候補リソースに対して、端末は、連続する制御情報送信候補リソースから、1つをターゲット制御情報送信リソースとしてランダムに選択する。他の場合の制御情報送信候補リソース(即ち、連続しない制御情報送信候補リソース)に対して、端末は、直近の利用可能な制御情報送信候補リソース(例えば、ランダムアクセスリソース選択をトリガした時刻から、直後の次の利用可能な制御情報送信候補リソース)を、ターゲット制御情報送信リソースとして選択する。端末がターゲット制御情報送信リソースを選択した後、当該ターゲット制御情報送信リソースに対応する利用可能なデータ送信候補リソースが複数ある場合、連続するデータ送信候補リソースに対して、端末は、連続するデータ送信候補リソースから、1つをターゲットデータ送信リソースとしてランダムに選択する。他の場合のデータ送信候補リソース(即ち、連続しないデータ送信候補リソース)に対して、端末は、直近の利用可能なデータ送信候補リソース(例えば、ランダムアクセスリソース選択をトリガした時刻から、直後の次の利用可能なデータ送信候補リソース)を、ターゲットデータ送信リソースとして選択する。端末は、ターゲット制御情報送信リソース及びターゲットデータ送信リソースを選択した後、それをターゲットランダムアクセスリソースとして特定する。
方式三、端末は、ターゲット制御情報送信リソース及びターゲットデータ送信リソースを同時に選択する。
この方式では、ステップ32は、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲット制御情報送信リソース及びターゲットデータ送信リソースを選択することと、ターゲット制御情報送信リソース及びターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定することとを含む。
言及に値するのは、ここでいうプリセット選択ルールは、リソースが連続する場合、連続するリソースから1つをランダムに選択するか、或いは、リソースが連続しない場合、連続しないリソースから、直近の利用可能なものを1つ選択することを含む。この方式では、連続する候補ランダムアクセスリソースに対して、端末は、連続する候補ランダムアクセスリソースから、関連付けられたターゲットデータ送信リソースとターゲット制御情報送信リソースとの対を、ターゲットランダムアクセスリソースとして1つ選択する。他の場合の候補ランダムアクセスリソース(即ち、連続しない候補ランダムアクセスリソース)に対して、端末は、連続しない候補ランダムアクセスリソースから、送信終了位置の最も早くなる、関連付けられたターゲットデータ送信リソースとターゲット制御情報送信リソースとの対を、ターゲットランダムアクセスリソースとして選択する。
ここまで、異なるシーンでのターゲットランダムアクセスリソースの異なる選択方式が紹介され、上記選択方式の何れにおいても、リソース位置に関連するプリセット選択ルールが言及されている。以下、本実施例は、更に図面と併せて、プリセット選択ルールに係るリソースの連続及びリソースの不連続について更に説明する。
プリセット選択ルールに言及されたリソースが連続する場合は、以下のうち、少なくとも1つの場合を含む。
1つ目は、候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続する場合である。例えば、候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソースのみが含まれると、少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続すれば、候補ランダムアクセスリソースが連続すると見なされる。又は、例えば、候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソース及び制御情報送信候補リソースの両方が含まれると、少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続すれば、候補ランダムアクセスリソースが連続すると見なされる。
2つ目は、候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つの制御情報送信候補リソースが連続する場合である。例えば、候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソース及び制御情報送信候補リソースの両方が含まれると、少なくとも2つの制御情報送信候補リソースが連続すれば、候補ランダムアクセスリソースが連続すると見なされる。
3つ目は、候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つの前記データ送信候補リソース及び少なくとも2つの前記制御情報送信候補リソースの両方が連続する場合である。例えば、候補ランダムアクセスリソースにデータ送信候補リソース及び制御情報送信候補リソースの両方が含まれると、少なくとも2つの制御情報送信候補リソースが連続するとともに、連続する制御情報送信候補リソースに対応するデータ送信候補リソースも連続する場合に限って、候補ランダムアクセスリソースが連続すると見なされる。又は、少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続するとともに、連続するデータ送信候補リソースに対応する制御情報送信候補リソースも連続する場合に限って、候補ランダムアクセスリソースが連続すると見なされる。
さらには、本開示の実施例で言及されたリソースが連続することは、以下のうち、1つを含む。
1つ目は、リソースが時間領域で連続することであり、例えば、候補ランダムアクセスリソースは、時間的に連続するMsgA送信リソースである。
2つ目は、リソースが周波数領域で連続することであり、例えば、候補ランダムアクセスリソースは、周波数的に連続するMsgA送信リソースである。
3つ目は、リソースが時間領域及び周波数領域の両方で連続することであり、例えば、候補ランダムアクセスリソースは、時間的及び周波数的に連続するMsgA送信リソースである。
1、リソースが時間領域で連続することは、隣接するリソースが時間的に完全に連続するか、或いは、隣接するリソース間の時間領域間隔が第一閾値未満であることを含む。ここで、隣接するリソースが時間的に完全に連続するとは、隣接するリソースのうち、前のリソースの時間領域終了位置が次のリソースの時間領域開始位置となるか、或いは、隣接するリソースのうち、前のリソースの時間領域終了位置が次のリソースの時間領域開始位置の後にあることを意味する。隣接するリソース間の時間領域間隔が第一閾値未満であるとは、隣接するリソースのうち、前のリソースの時間領域終了位置と次のリソースの時間領域開始位置との間の時間間隔が第一閾値未満であることを意味する。ここで、第一閾値によって指示される時間間隔が小さく、この第一閾値は、プロトコルによって定められるか、或いはネットワーク機器によって設定されてもよい。
データ送信候補リソースを例にして、データ送信候補リソースにPUSCH機会PUO(PUSCH Occasion)が含まれ、リソース割当情報は、ランダムアクセス手順用の候補ランダムアクセスリソースには、PUO1、PUO2、PUO3、PUO4、PUO5及びPUO6が含まれることを指示する。図4に示すように、PUO1の時間領域終了位置は、PUO2の時間領域開始位置となり、PUO3の時間領域終了位置は、PUO4の時間領域開始位置の後にあり、PUO5の時間領域終了位置とPUO6の時間領域開始位置との間の時間間隔は、第一閾値未満である。この場合、PUO1とPUO2とは、リソースが連続すると見なせ、PUO3とPUO4とは、リソースが連続すると見なせ、PUO5とPUO6とは、リソースが連続すると見なせ、即ち、3つのPUO組はそれぞれ連続するが、各リソース組間は連続しないと見なせる。すると、端末は、プリセット選択ルールに従ってターゲットデータ送信リソースを選択するとき、これら3つのPUO組から、直近の利用可能なPUO1とPUO2とからなるPUO組を選択し、次に、連続するPUO1とPUO2とから、1つをターゲットデータ送信リソースとしてランダムに選択する。
データ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとを全体として見なす場合を例にして、データ送信候補リソースにPUOが含まれ、制御情報送信候補リソースにPROが含まれ、リソース割当情報は、ランダムアクセス手順用の候補ランダムアクセスリソースには、PUO1、PUO2、PUO3、PUO4、PUO5及びPUO6と、上記6個のPUOにそれぞれ対応するPRO1、PRO2、PRO3、PRO4、PRO5及びPRO6とが含まれることを指示する。図5に示すように、PRO1とPUO1との全体時間領域終了位置は、PRO2とPUO2との全体時間領域開始位置となり、PRO3とPUO3との全体時間領域終了位置は、PRO4とPUO4との全体時間領域開始位置の後にあり、PRO5とPUO5との全体時間領域終了位置と、PRO6とPUO6との全体時間領域開始位置との間の時間間隔は、第一閾値未満である。この場合、これら3つのPRO+PUO組は、何れもリソースが連続すると見なせるが、各PRO+PUO組間は連続しないと見なせる。すると、端末は、プリセット選択ルールに従ってターゲットデータ送信リソースを選択するとき、これら3つのPRO+PUO組から、直近の利用可能なPRO1+PUO1とPRO2+PUO2とからなるPUO組を選択し、次に、連続するPRO1+PUO1とPRO2+PUO2とから、1つをターゲットデータ送信リソースとしてランダムに選択する。
ここで、言及に値するのは、隣接するリソースが時間領域で連続するとき、周波数領域で連続してもよいし、連続しなくてもよい。
2、リソースが周波数領域で連続することは、隣接するリソースが周波数的に完全に連続するか、或いは、隣接するリソース間の周波数領域間隔が第二閾値未満であることを含む。ここで、隣接するリソースが周波数的に完全に連続するとは、隣接するリソースのうち、前のリソースの周波数領域終了位置が次のリソースの周波数領域開始位置となるか、或いは、隣接するリソースのうち、前のリソースの周波数領域終了位置が次のリソースの周波数領域開始位置の後にあることを意味する。隣接するリソース間の周波数領域間隔が第二閾値未満であるとは、隣接するリソースのうち、前のリソースの周波数領域終了位置と次のリソースの周波数領域開始位置との間の周波数領域間隔が第二閾値未満であることを意味する。ここで、第二閾値によって指示される周波数領域間隔が小さく、この第二閾値は、プロトコルによって定められるか、或いはネットワーク機器によって設定されてもよい。
データ送信候補リソースを例にして、データ送信候補リソースにPUOが含まれ、リソース割当情報は、ランダムアクセス手順用の候補ランダムアクセスリソースには、PUO1、PUO2、PUO3、PUO4、PUO5及びPUO6が含まれることを指示する。図6に示すように、PUO1の周波数領域終了位置は、PUO2の周波数領域開始位置となり、PUO3の周波数領域終了位置は、PUO4の周波数領域開始位置の後にあり、PUO5の周波数領域終了位置とPUO6の周波数領域開始位置との間の周波数領域間隔は、第二閾値未満である。この場合、PUO1とPUO2とは、リソースが連続すると見なせ、PUO3とPUO4とは、リソースが連続すると見なせ、PUO5とPUO6とは、リソースが連続すると見なせ、即ち、3つのPUO組はそれぞれ連続するが、各リソース組間は連続しないと見なせる。すると、端末は、プリセット選択ルールに従ってターゲットデータ送信リソースを選択するとき、これら3つのPUO組から、時間領域で直近の利用可能なPUO1とPUO2とからなるPUO組を選択し、次に、連続するPUO1とPUO2とから、1つをターゲットデータ送信リソースとしてランダムに選択する。
データ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとを全体として見なす場合を例にして、データ送信候補リソースにPUOが含まれ、制御情報送信候補リソースにPROが含まれ、リソース割当情報は、ランダムアクセス手順用の候補ランダムアクセスリソースには、PUO1、PUO2、PUO3、PUO4、PUO5及びPUO6と、上記6個のPUOにそれぞれ対応するPRO1、PRO2、PRO3、PRO4、PRO5及びPRO6とが含まれることを指示する。図7に示すように、PRO1とPUO1との全体周波数領域終了位置は、PRO2とPUO2との全体周波数領域開始位置となり、PRO3とPUO3との全体周波数領域終了位置は、PRO4とPUO4との全体周波数領域開始位置の後にあり、PRO5とPUO5との全体周波数領域終了位置と、PRO6とPUO6との全体周波数領域開始位置との間の周波数領域間隔は、第二閾値未満である。この場合、これら3つのPRO+PUO組は、何れもリソースが連続すると見なせるが、各PRO+PUO組間は連続しないと見なせる。すると、端末は、プリセット選択ルールに従ってターゲットデータ送信リソースを選択するとき、これら3つのPRO+PUO組から、時間領域で直近の利用可能なPRO1+PUO1とPRO2+PUO2とからなるPUO組を選択し、次に、連続するPRO1+PUO1とPRO2+PUO2とから、1つをターゲットデータ送信リソースとしてランダムに選択する。
ここで、言及に値するのは、隣接するリソースが周波数領域で連続するとき、時間領域で連続してもよいし、連続しなくてもよい。
3、リソースが時間領域及び周波数領域の両方で連続することは、隣接するリソースが時間的に完全に連続するとともに、周波数的にも完全に連続するか、或いは、隣接するリソースは、周波数的に完全に連続するが、時間領域間隔が第三閾値未満であるか、或いは、隣接するリソースは、時間的に完全に連続するが、周波数領域間隔が第四閾値未満であるか、或いは、隣接するリソース間の時間領域間隔が第三閾値未満であるとともに、周波数領域間隔が第四閾値未満であることを含む。ここで、第三閾値によって指示される時間間隔が小さく、第四閾値によって指示される周波数領域間隔も小さく、これら2つの閾値は、プロトコルによって定められてもよいし、ネットワーク機器によって設定されてもよい。
データ送信候補リソースを例にして、データ送信候補リソースにPUOが含まれ、リソース割当情報は、ランダムアクセス手順用の候補ランダムアクセスリソースには、PUO1、PUO2、PUO3、PUO4、PUO5、PUO6、PUO7、PUO8、PUO9、PUO10、PUO11、PUO12、PUO13、PUO14、PUO15及びPUO16が含まれることを指示する。図8に示すように、PUO1と、PUO2と、PUO3と、PUO4とは、時間領域及び周波数領域の両方で完全に連続し、PUO5と、PUO6と、PUO7と、PUO8とは、周波数領域で完全に連続するとともに、時間領域間隔が第三閾値未満であり、PUO9と、PUO10と、PUO11と、PUO12とは、時間領域で完全に連続するとともに、周波数領域間隔が第四閾値未満であり、PUO13と、PUO14と、PUO15と、PUO116とは、時間領域間隔が第三閾値未満であるとともに、周波数領域間隔が第四閾値未満である。これら4つのPUO組はそれぞれ連続するが、各リソース組間は連続しないと見なせる。すると、端末は、プリセット選択ルールに従ってターゲットデータ送信リソースを選択するとき、これら4つのPUO組から、直近の利用可能なPUO1と、PUO2と、PUO3と、PUO4とからなるPUO組を選択し、次に、連続するPUO1と、PUO2と、PUO3と、PUO4とから、1つをターゲットデータ送信リソースとしてランダムに選択する。
データ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとを全体として見なす場合を例にして、データ送信候補リソースにPUOが含まれ、制御情報送信候補リソースにPROが含まれ、リソース割当情報は、ランダムアクセス手順用の候補ランダムアクセスリソースには、PUO1、PUO2、PUO3、PUO4、PUO5、PUO6、PUO7、PUO8、PUO9、PUO10、PUO11、PUO12、PUO13、PUO14、PUO15及びPUO16と、上記16個のPUOにそれぞれ対応するPRO1、PRO2、PRO3、PRO4、PRO5、PRO6、PRO7、PRO8、PRO9、PRO10、PRO11、PRO12、PRO13、PRO14、PRO15及びPRO16とが含まれることを指示する。図9に示すように、PRO1+PUO1と、PRO2+PUO2と、PRO3+PUO3と、PRO4+PUO4とは、時間領域及び周波数領域の両方で完全に連続し、PRO5+PUO5と、PRO6+PUO6と、PRO7+PUO7と、PRO8+PUO8とは、周波数領域で完全に連続するとともに、時間領域間隔が第三閾値未満であり、PRO9+PUO9と、PRO10+PUO10と、PRO11+PUO11と、PRO12+PUO12とは、時間領域で完全に連続するとともに、周波数領域間隔が第四閾値未満であり、PRO13+PUO13と、PRO14+PUO14と、PRO15+PUO15と、PRO16+PUO16とは、時間領域間隔が第三閾値未満であると共に、周波数領域間隔が第四閾値未満である。これら4つのPRO+PUO組はそれぞれ連続するが、各リソース組間は連続しないと見なせる。すると、端末は、プリセット選択ルールに従ってターゲットデータ送信リソースを選択するとき、これら4つのPRO+PUO組から、直近の利用可能なPRO1+PUO1と、PRO2+PUO2と、PRO3+PUO3と、PRO4+PUO4とからなるPRO+PUO組を選択し、次に、連続するPRO1+PUO1と、PRO2+PUO2と、PRO3+PUO3と、PRO4+PUO4とから、1つをターゲットデータ送信リソースとしてランダムに選択する。
本開示の実施例に係るランダムアクセス伝送方法では、端末は、ランダムアクセス手順中に複数の候補ランダムアクセスリソースの位置を考慮してランダムアクセスリソースを選択しており、端末は、ランダムアクセスメッセージをできるだけ早く送信し、ランダムアクセス遅延を低減することができるとともに、複数の候補ランダムアクセスリソースの何れにも、選択される機会があることを保証し、ランダムアクセスの成功率及びリソースの利用率を向上させることもできる。
上記実施例は、異なるシーンでのランダムアクセス伝送方法を紹介したが、以下、図面と併せて、それに対応する端末について更に紹介する。
図10に示すように、本開示の実施例に係る端末1000は、上記実施例におけるランダムアクセス用のリソース割当情報であって、リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得し、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択し、ターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージを送信する方法の詳細を実現し、同じ効果を達成することができる。当該端末1000は、具体的に、以下の機能モジュールを含み、即ち、
ランダムアクセス用のリソース割当情報であって、リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得するための取得モジュール1010と、
プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択するための選択モジュール1020と、
ターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージを送信するための送信モジュール1030とを含む。
そのうち、選択モジュール1020は、
プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおけるデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択するための第一選択サブモジュールと、
ターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定するための第一特定サブモジュールとを含む。
そのうち、候補ランダムアクセスリソースには、制御情報送信候補リソースが更に含まれる。
そのうち、選択モジュール1020は、
プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおけるデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択するための第二選択サブモジュールと、
プリセット選択ルールに従って、ターゲットデータ送信リソースに対応する制御情報送信候補リソースから、ターゲット制御情報送信リソースを選択するための第三選択サブモジュールと、
ターゲットデータ送信リソース及びターゲット制御情報送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定するための第二特定サブモジュールとを含む。
そのうち、選択モジュール1020は、
プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおける制御情報送信候補リソースから、ターゲット制御情報送信リソースを選択するための第四選択サブモジュールと、
プリセット選択ルールに従って、前記ターゲット制御情報送信リソースに対応するデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択するための第五選択サブモジュールと、
ターゲット制御情報送信リソース及びターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定するための第三特定サブモジュールとを含む。
そのうち、プリセット選択ルールは、
リソースが連続する場合、連続するリソースから1つをランダムに選択するか、
或いは、
リソースが連続しない場合、連続しないリソースから、直近の利用可能なものを1つ選択することを含む。
ここで、リソースが連続する場合は、
候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続する場合と、
候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つの制御情報送信候補リソースが連続する場合と、
候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つのデータ送信候補リソース及び少なくとも2つの制御情報送信候補リソースの両方が連続する場合とのうち、少なくとも1つを含む。
そのうち、リソースが連続することは、
リソースが時間領域で連続することと、
リソースが周波数領域で連続することと、
リソースが時間領域及び周波数領域の両方で連続することとのうち、1つを含む。
ここで、リソースが時間領域で連続することは、隣接するリソース間の時間領域間隔が第一閾値未満であることを含む。
ここで、リソースが周波数領域で連続することは、隣接するリソース間の周波数領域間隔が第二閾値未満であることを含む。
ここで、リソースが時間領域及び周波数領域の両方で連続することは、隣接するリソース間の時間領域間隔が第三閾値未満であるとともに、周波数領域間隔が第四閾値未満であることを含む。
そのうち、リソース割当情報には、
データ送信候補リソースの第一リソース割当情報と、
データ送信候補リソースに対応する制御情報送信候補リソースの第二リソース割当情報と、
データ送信候補リソースと制御情報送信候補リソースとの関連付け関係を指示するための第一指示情報と、
候補ランダムアクセスリソースとキャリアとの間の関連付け関係を指示するための第二指示情報と、
候補ランダムアクセスリソースと信号との間の関連付け関係を指示するための第三指示情報とのうち、少なくとも1つの情報が含まれる。
言及に値するのは、本開示の実施例に係る端末は、ランダムアクセス手順中に複数の候補ランダムアクセスリソースの位置を考慮してランダムアクセスリソースを選択しており、端末は、ランダムアクセスメッセージをできるだけ早く送信し、ランダムアクセス遅延を低減することができるとともに、複数の候補ランダムアクセスリソースの何れにも、選択される機会があることを保証し、ランダムアクセスの成功率及びリソースの利用率を向上させることもできる。
なお、上記の端末の各モジュールに対する分割は、論理機能での分割に過ぎず、実際の実現のとき、一部又は全てのモジュールは、1つの物理エンティティへ統合されてもよいし、物理的に分離されていてもよいことに留意されたい。そして、これらのモジュールは、全てソフトウェアで処理要素の呼び出しの形で実現されてもよいし、全てハードウェアにより実現されてもよく、また、一部のモジュールは、処理要素によりソフトウェアを呼び出す形で実現されるとともに、他の一部のモジュールは、ハードウェアにより実現されてもよい。例えば、特定モジュールは、独立して設けられた処理要素であってもよいし、上記装置の某チップ内への統合により実現されてもよい。さらに、特定モジュールは、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに記憶され、上記装置の某処理要素により呼び出されることで、上記特定モジュールの機能を実行してもよい。他のモジュールの実現は、特定モジュールと同様である。それに、これらのモジュールは、全て又は一部が統合されてもよいし、個別に実現されてもよい。本明細書に記載の処理要素は、信号の処理能力を有する集積回路であってもよい。実現のとき、上記方法の各ステップ又は上記各モジュールは、プロセッサ要素内のハードウェアの統合された論理回路を用いることにより、又は、ソフトウェア形式のコマンドを用いることにより実現されてもよい。
例えば、上記モジュールは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、1つ又は複数のマイクロプロセッサDSP(digital signal processor)、若しくは、1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイFPGA(Field Programmable Gate Array)など、上記方法を実現する1つ又は複数の集積回路として設定されてもよい。他の例として、上記の某モジュールは、処理要素によりプログラムコードを呼び出す形で実現される場合、当該処理要素は、中央演算処理装置CPU(Central Processing Unit)などの汎用プロセッサ、又は、プログラムコードを呼び出すことが可能な他のプロセッサであってもよい。さらなる例として、これらのモジュールは、一緒に統合されてもよいし、システムオンチップSOC(system-on-a-chip)の形式で実現されてもよい。
上記目的をより好適に達成するため、さらに、図11は、本開示の各実施例に係る端末を実現するハードウェア構造の模式図であり、当該端末110は、無線周波数RF(Radio Frequency)ユニット111、ネットワークモジュール112、オーディオ出力ユニット113、入力ユニット114、センサ115、表示ユニット116、ユーザ入力ユニット1111、インターフェースユニット118、メモリ119、プロセッサ1110、及び電源511等の部品を含むが、これらに限定されない。当業者であれば理解できるように、図11に示す端末構造は、端末に対する限定を構成するものではなく、端末は、図示されるものよりも多いか或いは少ない部品を含んでもよいし、いくつかの部品の組み合せ、又は異なる配置の部品を含んでもよい。本開示の実施例では、端末には、携帯電話、タブレットPC、ノートPC、パームトップ型PC、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計等が含まれるが、これらに限定されない。
そのうち、無線周波数ユニット111は、ランダムアクセス用のリソース割当情報であって、リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得するためのものであり、
プロセッサ1110は、プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択し、ターゲットランダムアクセスリソースでランダムアクセス要求メッセージを送信するように無線周波数ユニット111を制御するためのものである。
本開示の実施例に係る端末は、ランダムアクセス手順中に複数の候補ランダムアクセスリソースの位置を考慮してランダムアクセスリソースを選択しており、端末は、ランダムアクセスメッセージをできるだけ早く送信し、ランダムアクセス遅延を低減することができるとともに、複数の候補ランダムアクセスリソースの何れにも、選択される機会があることを保証し、ランダムアクセスの成功率及びリソースの利用率を向上させることもできる。
理解されたいのは、本開示の実施例では、無線周波数ユニット111は、情報の送受信、又は通話中の信号の受信及び送信に用いられることが可能であり、具体的に、基地局からの下りデータを受信した後に、プロセッサ1110に処理させ、また、上りデータを基地局に送信する。通常、無線周波数ユニット111は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサ等を含むが、これらに限定されない。加えて、無線周波数ユニット111は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することが可能である。
端末は、ネットワークモジュール112によって、ワイヤレスブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供しており、例えばユーザによる電子メールの送受信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセス等を支援する。
オーディオ出力ユニット113は、無線周波数ユニット111又はネットワークモジュール112によって受信されたか、或いはメモリ119に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することが可能である。更に、オーディオ出力ユニット113は、端末110によって実行される特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、呼信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することも可能である。オーディオ出力ユニット113は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
入力ユニット114は、オーディオ又はビデオ信号を受信するためのものである。入力ユニット114は、グラフィックスプロセッサGPU(Graphics Processing Unit)1141、及びマイク1142を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ1141は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって取得された静止画又はビデオの画像データを処理するものである。処理された画像フレームは、表示ユニット116に表示されることが可能である。グラフィックスプロセッサ1141によって処理された画像フレームは、メモリ119(又は他の記憶媒体)に記憶されるか、或いは無線周波数ユニット111又はネットワークモジュール112を介して送信されることが可能である。マイク1142は、音声を受信可能であるとともに、このような音声をオーディオデータとなるように処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードの場合、無線周波数ユニット111を介して移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力されることが可能である。
端末110は、例えば光センサ、動きセンサ及び他のセンサなど、少なくとも1つのセンサ115を更に含む。具体的に、光センサは、周囲光センサ及び近接センサを含み、そのうち、周囲光センサは、周囲光の明暗に応じて表示パネル1161の輝度を調節することができ、近接センサは、端末110が耳付近に移動された場合、表示パネル1161及び/又はバックライトをオフにすることができる。動きセンサの一種として、加速度計センサは、様々な方向(通常は3軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止時には、重力の大きさ及び方向を検出でき、端末の姿勢の識別(例えば、横/縦画面切替、関連ゲーム、磁力計の姿勢校正)、振動識別関連機能(例えば、歩数計やタッピング)等に用いられることが可能であり、センサ115は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等を更に含んでもよいが、ここで繰り返して説明しない。
表示ユニット116は、ユーザにより入力された情報、又はユーザに提供される情報を表示するためのものである。表示ユニット116は、表示パネル1161を含んでもよく、表示パネル1161は、液晶ディスプレイLCD(Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオードOLED(Organic Light-Emitting Diode)等の形態で設定されてもよい。
ユーザ入力ユニット117は、入力された数字や文字の情報を受信し、並びに、端末のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成するためのものである。具体的に、ユーザ入力ユニット117は、タッチパネル1171及び他の入力デバイス1172を含む。タッチパネル1171は、タッチスクリーンとも呼ばれており、ユーザがその上又は付近で行ったタッチ操作(例えば、ユーザが指やタッチペン等の任意の適切な物体や付属品を用いて、タッチパネル1171上又はタッチパネル1171付近で行った操作)を受け付けることができる。タッチパネル1171は、タッチ検出装置とタッチコントローラとの2部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作に起因した信号を検出して、その信号をタッチコントローラに送るものであり、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ1110に送り、プロセッサ1110から発されたコマンドを受信して実行するものである。なお、タッチパネル1171は、抵抗型、容量型、赤外線型及び表面弾性波型等の複数のタイプで実現可能である。ユーザ入力ユニット117は、タッチパネル1171に加え、他の入力デバイス1172を更に含んでもよい。具体的に、他の入力デバイス1172には、物理キーボード、機能キー(例えば、音量制御キーやオン/オン・オフキー等)、トラックボール、マウス、ジョイスティックが含まれてもよいが、ここで繰り返して説明しない。
更に、タッチパネル1171は、表示パネル1161を覆っていてもよく、タッチパネル1171は、その上又は付近のタッチ操作を検出すると、タッチイベントのタイプを特定するためにプロセッサ1110に送り、その後、プロセッサ1110は、タッチイベントのタイプに従って、対応する視覚出力を表示パネル1161で提供する。図11において、タッチパネル1171と表示パネル1161とは、2つの独立した部品として端末の入力及び出力機能を実現しているが、いくつかの実施例において、タッチパネル1171と表示パネル1161とを統合させて端末の入力及び出力機能を実現してもよく、ここでは、具体的に限定しない。
インターフェースユニット118は、外部装置と端末110とを接続するためのインターフェースである。例えば、外部装置には、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又はバッテリ充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを持つ装置と接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等が含まれてもよい。インターフェースユニット118は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信するとともに、受信した入力を端末110内の1つ又は複数の要素に送るために用いられてもよいし、或いは、端末110と外部装置との間のデータ伝送に用いられてもよい。
メモリ119は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータの記憶に用いられることが可能である。メモリ119は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよく、そのうち、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステムや、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能や画像再生機能等)に必要なアプリケーションプログラム等を記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えばオーディオデータや電話帳等)を記憶することができる。なお、メモリ119は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、更に、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含んでもよく、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスを含んでもよい。
プロセッサ1110は、端末の制御中心であり、様々なインターフェース及び回線を用いて端末全体の各部分を接続しており、メモリ119に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを起動又は実行し、並びに、メモリ119に記憶されたデータを呼び出して端末の各種機能を実行してデータを処理することにより、端末全体の監視制御を行う。プロセッサ1110は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択的に、プロセッサ1110には、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサが統合されてもよく、そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラム等を取り扱い、モデムプロセッサは、主に無線通信を取り扱う。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1110に統合されなくてもよい。
端末110は、各部品に電力を供給する電源1111(例えばバッテリ)を更に含んでもよく、選択的に、電源1111は、電源管理システムによる充放電管理や電力消費管理等の機能が実現されるように、電源管理システムを介してプロセッサ1110と論理的に接続されてもよい。
また、端末110は、いくつかの不図示の機能モジュールを含むが、ここで繰り返して説明しない。
選択的に、本開示の実施例は、プロセッサ1110と、メモリ119と、メモリ119に記憶されて前記プロセッサ1110上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む端末を更に提供しており、当該コンピュータプログラムがプロセッサ1110によって実行されると、上記ランダムアクセス伝送方法の実施例の各手順が実現され、同じ技術的効果も達成できるが、重複を回避するために、ここで繰り返して説明しない。そのうち、端末は、無線端末又は有線端末であってもよい。無線端末は、音声及び/又は他のサービスデータ接続をユーザに提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は、無線モデムに接続される他の処理デバイスであってもよい。無線端末は、ラジオアクセスネットワークRAN(Radio Access Network)を介して、1つ又は複数のコアネットワークと通信してもよい。無線端末は、携帯電話(「セルラ」フォンとも称される)などのモバイル端末、モバイル端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵又は車載のモバイル装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換する。例えば、無線端末は、パーソナル通信サービスPCS(Personal Communication Service)電話、コードレス電話、セッションイニシエーションプロトコルSIP(Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループWLL(Wireless Local Loop)局又はパーソナルデジタルアシスタントPDA(Personal Digital Assistant)などのデバイスであってもよい。無線端末は、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者ステーション(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、モバイルコンソール(Mobile)、リモート局(Remote Station)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)又はユーザデバイス(User Device又はUser Equipment)と称されてもよいが、ここで限定しない。
本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体を更に提供しており、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記ランダムアクセス伝送方法の実施例の各手順が実現され、同じ技術的効果も達成できるが、重複を回避するために、ここで繰り返して説明しない。そのうち、前記コンピュータ読取可能な記憶媒体は、例えば読取専用メモリROM(Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
当業者であれば、本明細書に開示の実施例と併せて説明した各例におけるユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実現できることに気づき得る。これらの機能がハードウェアによって実現されるか、それともソフトウェアによって実現されるかは、技術案の特定適用及び設計制約要件に依存する。当業者は、特定の適用ごとに、説明した機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、このような実現形態は、本開示の範囲外と見なされるべきではない。
説明の便宜及び簡潔のために、上記で説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な作業手順については、上記の方法実施例における対応する手順を参照することができ、ここでは、繰り返して説明しないことを当業者には明確に理解されよう。
本願による実施例において、開示された装置及び方法が他の方式で実現され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明した装置実施例は、例示的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの分割は、論理機能での分割に過ぎず、実際の実現のとき、他の分割方式もあり得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされるか、或いは統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されるか、或いは実現されなくてもよい。さらに、掲示又は説明した相互結合、直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを用いて実現されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、又は他の形態であってもよい。
別個の部品として説明したユニットは、物理的に分離されていても、そうでなくてもよく、ユニットとして掲示した部品は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、同じ場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本実施例に係る技術案の目的を達成するために、実際のニーズに応じて、一部又は全てのユニットを選択すればよい。
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットは、物理的に単独で存在してもよく、更に、2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。
上記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の技術案の本質的部分、又は関連技術に対する貢献をもたらす部分、又は当該技術案の部分は、ソフトウェア製品の形で具現化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法における全て又は一部のステップを、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであり得る)に実行させるためのいくつかのコマンドを含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、ポータブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができるあらゆる媒体を含む。
なお、本開示の装置及び方法において、明らかなことに、各部品又は各ステップは、分解および/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解および/又は再度の組み合わせは、本開示の同等技術案と見なされるべきである。そして、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順の通りに時間順で実行されてもよいが、必ず時間順で実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、又は、互いに独立して実行されてもよい。当業者であれば理解できるように、本開示の方法および装置の全て又は任意のステップや部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)や計算装置のネットワークにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせによって実現され得る。これは、当業者が本開示の説明を閲読した上で、自らの基本的なプログラミング技能を活用して実現できることである。
したがって、本開示の目的は、任意の計算装置で1つ又は一連のプログラムを実行することによっても実現され得る。前記計算装置は、周知の汎用装置であってもよい。したがって、本開示の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラム製品の提供のみでも実現され得る。つまり、このようなプログラム製品も本開示を構成し、しかもこのようなプログラム製品を記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかなことに、前記記憶媒体は、任意の周知の記憶媒体又は将来開発されうる任意の記憶媒体であってもよい。なお、本開示の装置及び方法において、各部品又は各ステップは、分解および/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解および/又は再度の組み合わせは、本開示の同等技術案と見なされるべきである。そして、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順の通りに時間順で実行されてもよいが、必ず時間順で実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、又は、互いに独立して実行されてもよい。
上述したのは、本開示の選択的な実施形態であり、注意すべきことは、当業者にとって、本開示に記載の原理を逸脱しない前提で、若干の改良及び潤色を更に行うことが可能であり、これらの改良及び潤色も本開示の保護範囲内であると見なされるべきである。

Claims (26)

  1. 端末側に適用されるランダムアクセス伝送方法であって、
    ランダムアクセス用のリソース割当情報であって、前記リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、前記候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得することと、
    プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択することと、
    前記ターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージを送信することとを含む、ランダムアクセス伝送方法。
  2. プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択することは、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおけるデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択することと、
    前記ターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定することとを含む、請求項1に記載のランダムアクセス伝送方法。
  3. 前記候補ランダムアクセスリソースには、制御情報送信候補リソースが更に含まれる、請求項1に記載のランダムアクセス伝送方法。
  4. プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択することは、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおけるデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択することと、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記ターゲットデータ送信リソースに対応する制御情報送信候補リソースから、ターゲット制御情報送信リソースを選択することと、
    前記ターゲットデータ送信リソース及び前記ターゲット制御情報送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定することとを含む、請求項3に記載のランダムアクセス伝送方法。
  5. プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択することは、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおける制御情報送信候補リソースから、ターゲット制御情報送信リソースを選択することと、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記ターゲット制御情報送信リソースに対応するデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択することと、
    前記ターゲット制御情報送信リソース及び前記ターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定することとを含む、請求項3に記載のランダムアクセス伝送方法。
  6. 前記プリセット選択ルールは、
    リソースが連続する場合、連続するリソースから1つをランダムに選択するか、
    或いは、
    リソースが連続しない場合、連続しないリソースから、直近の利用可能なものを1つ選択することを含む、請求項1~5の何れか一項に記載のランダムアクセス伝送方法。
  7. 前記リソースが連続する場合は、
    前記候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続する場合と、
    前記候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つの制御情報送信候補リソースが連続する場合と、
    前記候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つの前記データ送信候補リソース及び少なくとも2つの前記制御情報送信候補リソースの両方が連続する場合とのうち、少なくとも1つを含む、請求項6に記載のランダムアクセス伝送方法。
  8. 前記リソースが連続することは、
    リソースが時間領域で連続することと、
    リソースが周波数領域で連続することと、
    リソースが時間領域及び周波数領域の両方で連続することとのうち、1つを含む、請求項6に記載のランダムアクセス伝送方法。
  9. 前記リソースが時間領域で連続することは、隣接するリソース間の時間領域間隔が第一閾値未満であることを含む、請求項8に記載のランダムアクセス伝送方法。
  10. 前記リソースが周波数領域で連続することは、隣接するリソース間の周波数領域間隔が第二閾値未満であることを含む、請求項8に記載のランダムアクセス伝送方法。
  11. 前記リソースが時間領域及び周波数領域の両方で連続することは、隣接するリソース間の時間領域間隔が第三閾値未満であるとともに、周波数領域間隔が第四閾値未満であることを含む、請求項8に記載のランダムアクセス伝送方法。
  12. 前記リソース割当情報には、
    前記データ送信候補リソースの第一リソース割当情報と、
    前記データ送信候補リソースに対応する制御情報送信候補リソースの第二リソース割当情報と、
    前記データ送信候補リソースと前記制御情報送信候補リソースとの関連付け関係を指示するための第一指示情報と、
    前記候補ランダムアクセスリソースとキャリアとの間の関連付け関係を指示するための第二指示情報と、
    前記候補ランダムアクセスリソースと信号との間の関連付け関係を指示するための第三指示情報とのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項1~5の何れか一項に記載のランダムアクセス伝送方法。
  13. ランダムアクセス用のリソース割当情報であって、前記リソース割当情報が、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースを指示し、前記候補ランダムアクセスリソースには、データ送信候補リソースが含まれるリソース割当情報を取得するための取得モジュールと、
    プリセット選択ルールに従って、少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースから、ターゲットランダムアクセスリソースを選択するための選択モジュールと、
    前記ターゲットランダムアクセスリソースで、ランダムアクセス要求メッセージを送信するための送信モジュールとを含む、端末。
  14. 前記選択モジュールは、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおけるデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択するための第一選択サブモジュールと、
    前記ターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定するための第一特定サブモジュールとを含む、請求項13に記載の端末。
  15. 前記候補ランダムアクセスリソースには、制御情報送信候補リソースが更に含まれる、請求項13に記載の端末。
  16. 前記選択モジュールは、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおけるデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択するための第二選択サブモジュールと、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記ターゲットデータ送信リソースに対応する制御情報送信候補リソースから、ターゲット制御情報送信リソースを選択するための第三選択サブモジュールと、
    前記ターゲットデータ送信リソース及び前記ターゲット制御情報送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定するための第二特定サブモジュールとを含む、請求項15に記載の端末。
  17. 前記選択モジュールは、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記少なくとも2つの候補ランダムアクセスリソースにおける制御情報送信候補リソースから、ターゲット制御情報送信リソースを選択するための第四選択サブモジュールと、
    前記プリセット選択ルールに従って、前記ターゲット制御情報送信リソースに対応するデータ送信候補リソースから、ターゲットデータ送信リソースを選択するための第五選択サブモジュールと、
    前記ターゲット制御情報送信リソース及び前記ターゲットデータ送信リソースを、ターゲットランダムアクセスリソースとして特定するための第三特定サブモジュールとを含む、請求項15に記載の端末。
  18. 前記プリセット選択ルールは、
    リソースが連続する場合、連続するリソースから1つをランダムに選択するか、
    或いは、
    リソースが連続しない場合、連続しないリソースから、直近の利用可能なものを1つ選択することを含む、請求項13~17の何れか一項に記載の端末。
  19. 前記リソースが連続する場合は、
    前記候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つのデータ送信候補リソースが連続する場合と、
    前記候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つの制御情報送信候補リソースが連続する場合と、
    前記候補ランダムアクセスリソースにおける少なくとも2つの前記データ送信候補リソース及び少なくとも2つの前記制御情報送信候補リソースの両方が連続する場合とのうち、少なくとも1つを含む、請求項18に記載の端末。
  20. 前記リソースが連続することは、
    リソースが時間領域で連続することと、
    リソースが周波数領域で連続することと、
    リソースが時間領域及び周波数領域の両方で連続することとのうち、1つを含む、請求項18に記載の端末。
  21. 前記リソースが時間領域で連続することは、隣接するリソース間の時間領域間隔が第一閾値未満であることを含む、請求項20に記載の端末。
  22. 前記リソースが周波数領域で連続することは、隣接するリソース間の周波数領域間隔が第二閾値未満であることを含む、請求項20に記載の端末。
  23. 前記リソースが時間領域及び周波数領域の両方で連続することは、隣接するリソース間の時間領域間隔が第三閾値未満であるとともに、周波数領域間隔が第四閾値未満であることを含む、請求項20に記載の端末。
  24. 前記リソース割当情報には、
    前記データ送信候補リソースの第一リソース割当情報と、
    前記データ送信候補リソースに対応する制御情報送信候補リソースの第二リソース割当情報と、
    前記データ送信候補リソースと前記制御情報送信候補リソースとの関連付け関係を指示するための第一指示情報と、
    前記候補ランダムアクセスリソースとキャリアとの間の関連付け関係を指示するための第二指示情報と、
    前記候補ランダムアクセスリソースと信号との間の関連付け関係を指示するための第三指示情報とのうち、少なくとも1つの情報が含まれる、請求項13~17の何れか一項に記載の端末。
  25. プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作するコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1~12の何れか一項に記載のランダムアクセス伝送方法が実現される、端末。
  26. コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~12の何れか一項に記載のランダムアクセス伝送方法が実現される、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
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