JP2022516373A - 新型ポリペプチド及びその治療用途 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ポリペプチド化学分野に関し、具体的には、ポリペプチド化合物及び医療における用途に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、ポリペプチド化合物及びその医療における用途に関する。
代謝症候群は、2型糖尿病、アテローム性血管疾患、心疾患、脳卒中を発症するリスクを高めるさまざまな医学的病状の組み合わせである。代謝症候群を定義する医学的パラメーターは、糖尿病、耐糖能異常、空腹時血糖の上昇、インスリン抵抗性、中心性肥満、高血圧、総コレステロール及びトリグリセリドの上昇、低比重コレステロールの上昇、及び高比重コレステロールの低下を含む。糖尿病は1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病等を含む。世界保健機関(WHO)のデータによると、先進国の糖尿病有病率は5%~10%であり、2030年までに世界の糖尿病患者数は2000年から2倍になる。世界の未診断の糖尿病患者数が50%を超え、また、糖尿病前症の人数は糖尿病患者数よりもさらに多い。例えば、中国の糖尿病患者数は1億1,400万人に達し、さらに5億人が耐糖能異常、血糖調節障害を抱えており、糖尿病患者になりつつである。半数以上の患者が自分の病気に気づいていない。糖尿病の大きな危害は、主に重篤な合併症と高死亡率にある。データに示すように、糖尿病は下肢切断及び成人の新規発症失明の主な原因である。
肥満は医学的病気であり、体内に過剰な脂肪が蓄積すると、健康と平均余命に悪影響を与える可能性があり、成人と子供に益々多く見られるため、現代の予防可能な死因の1つになった。心疾患、2型糖尿病、閉塞性睡眠時無呼吸症、ある特定の種類の癌及び骨関節症を含むさまざまな他の病気を発症する可能性を増加し、過剰な食物摂取、エネルギー消耗の減少及び遺伝性素因等の組合せによって引き起こされることが多い。同じボディマスインデックス(BMI)では、アジア人は白人よりも内臓脂肪量が多いため、アジア人は白人よりもさらに重篤なインスリン抵抗性が存在し、アジア人の正常体重の2型糖尿病患者は非糖尿病患者に比べてインスリン感受性が明らかに低い。過剰な脂肪はインスリン抵抗性とβ細胞への損傷を引き起こし、血糖調節機能を破壊する。肥満に関連する多種の代謝異常は心血管疾患のリスクを明らかに増大させる。臨床統計によると、2型糖尿病患者の70%以上の病気になる原因は過体重である。そのため、糖尿病患者の体重と体脂肪を減らすことは、糖尿病の進行を効果的にコントロールしたり、回復したりする重要なアプローチである。既存の低分子量減量薬の副作用はいずれも非常に大きい。グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬の医薬品は、インスリン分泌の促進、インスリン感受性の向上、及びグルカゴン放出の減少により血糖をコントロールする効果に達する。そのため、GLP-1薬は代謝性疾患、特に糖尿病の治療に適する。GLP-1受容体作動薬エキセナチド、リラグルチド等は、いずれも動物試験と臨床試験で減量の効果が示され、比較的副作用が少ない。リラグルチドは米国で糖尿病及び肥満症の治療薬として既に承認されており、2つの病状に使用できる唯一の医薬品になる。
しかし、既存のGLP-1薬にはいずれも胃腸反応が大きい副作用がある。これらの副作用は患者の服薬アドヒアランスを影響し、医薬品の使用量及び使用者数を減少させる。GLP-1受容体の生理学的機序によると、GLP-1薬は減量に対する効果が遅く、肥満症の臨床治療では糖尿病治療よりも高い投与量が必要となり、胃腸反応が大きい副作用がより顕著になる。多数の患者の減量は平均5%以下であり、休薬後に体重が明らかに増加した。
そのため、血糖を低下できると同時に、血中脂質と体脂肪量を低下し、体重を減らすことができる薬が臨床的に必要とされている。
糖尿病患者は心血管疾患を発症するリスクが高いため、糖尿病患者は血中脂質パラメーターを厳格にコントロールする必要がある。臨床研究では、スタチンの長期使用は使用者が糖尿病を発症するリスクを上昇させる可能性が示されている。スタチン及びフィブラートの脂質低下薬には明らかな副作用があり、いずれも受け付けない人を有する。現時点では、非アルコール性脂肪性肝に対する理想的な治療薬はない。本発明のポリペプチド化合物は、血糖を低下することができるだけではなく、トリグリセリドと総コレステロール、特に低比重コレステロール(LDL)を明らかに低下させることができ、「高血圧、高血糖と高脂血症」における高血糖と高脂血症の2つの問題を同時に解決することが有望であり、使用者の心血管健康に明らかに有益であることが期待される。本発明のポリペプチドは、スタチンよりも糖尿病又は糖尿病前症の患者に適している。本発明のポリペプチドは、これらの疾患の治療に新たな選択肢を提供する可能性がある。本発明のポリペプチドは、高脂血症、非アルコール性脂肪肝等を含む脂質代謝異常に起因するさまざまな疾患に適している。本発明のポリペプチドは、高血圧症、動脈硬化症、冠動脈性心疾患、末梢動脈疾患、脳卒中等の疾患、又はこれらの疾患の任意の組み合わせにおいても使用することができる。
糖尿病患者のほとんどは中年を過ぎた人であり、多剤投与が必要である。これは必ず薬間の適合性とマッチングにつながる。医薬品の交差反応性と複数の医薬品がより多い副作用をもたらす可能性のあることに加え、異なる医薬品の有効時間及び投与頻度も異なるため、患者に苦痛をもたらす。そのため、本発明のポリペプチドは、治療効果を高め、副作用を軽減するだけでなく、患者にとっても便利であり、それによって治療効果を向上させるのに有益である。
本発明のポリペプチドはGLP-1薬のように糖尿病の治療に用いることができる。これらのポリペプチドは、体重と体脂肪量を減らし、インスリン抵抗性を改善するため、血糖低下効果に優れるに加え、糖尿病患者の中の高い割合である過体重に起因する糖尿病患者に対して特に効果があるべきである。人々の中で過体重又は肥満である人の多くは、医学的には糖尿病と定性されていないが、耐糖能異常、食後高血糖等の糖尿病前症状を発症し、本発明のポリペプチドは糖尿病前症の人々に適している。
一態様において、本発明は、式(VII)を有するペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物に関し、
Y-aib-E-G-T-F-X11-S-D-X1-S-X12-X2-L-X3-X4-E-A-X5-X6-X13-F-X7-X8-W-L-X9-A-G-X10 式(VII)
X1はL又はYから選択されるアミノ酸を表し、X2はQ、A、aib又はYから選択されるアミノ酸を表し、X3はD又はEから選択されるアミノ酸を表し、X4はE又はKから選択されるアミノ酸を表し、X5はV又はAから選択されるアミノ酸を表し、X6はK、R又はQから選択されるアミノ酸を表し、X7はI又はVから選択されるアミノ酸を表し、X8はE、Q、N又はAから選択されるアミノ酸を表し、X9はI又はLから選択されるアミノ酸を表し、X10は存在しなく又はGPSSGAPPP、GPPSGAPPP、GPSSGKPPP、GPSSGEPPP、GPSSaibAPPP、GPSSGAPP、GPSSGAP、GPSSGA、GPSSG、GPSS、GPS、GP、Gを表し、X11はT又はIのアミノ酸を表し、X12は、I、S又はKのアミノ酸を表し、X13はL、E、又はDのアミノ酸を表し、
任意に、X10のC末端に、S又は側鎖にアミノ基又はチオール基を含むアミノ酸から選択された1つ又は2つを添加し、C末端アミノ酸のカルボキシル基は、任意にC末端アミドにアミド化され、前記アミノ酸は、
Figure 2022516373000002
又は、
Figure 2022516373000003
を有し、
波線は隣接する基に結合された結合ポイントを表し、n1は1~7の整数であり、II又はIIIがC末端アミノ酸である場合、そのカルボキシル基部分はCOOH又はCONHであり、好ましくは、側鎖アミノ基を含むアミノ酸はリジンであり、側鎖チオール基を含むアミノ酸はシステインであり、
任意に、X10のC末端に添加された側鎖アミノ酸を含むアミノ酸は、その側鎖アミノ基に長時間作用性基により修飾されており、好ましくは、前記長時間作用性基は式(IV)の構造を有し、
O1-O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-(IV)、
O1は式(V)又は(VI)の構造を表し、
Figure 2022516373000004
又は
Figure 2022516373000005
n2は6~24の整数であり、好ましくは10~24、さらに好ましくは16~22の整数であり、
波線は隣接する基に結合されたアミノ基の結合ポイントを表し、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はリンカーを表し、O2~O8のそれぞれは、α-Glu、γ-Glu、α-Asp、β-Asp、α-hGlu、δ-hGlu、Gly、Ala、β-Ala、GABA又はPEG2のアミノ酸残基又は長鎖構造のうちのいずれかの1つによって独立に表され、又は1つ以上のO2~O8が存在しなく、その条件はO2~O8には少なくとも2つが存在することであり、好ましくは、O2~O8には少なくとも1つの負電荷付きの部分を含む。
一態様において、本発明は、式(I)を有するペプチド化合物、又はその塩又は溶媒和物に関し、
Y-aib-E-G-T-F-T-S-D-X1-S-I-X2-L-X3-X4-E-A-X5-X6-L-F-X7-X8-W-L-X9-A-G-X10 式(I)
X1はL又はYから選択されるアミノ酸を表し、X2はQ、A、aib又はYから選択されるアミノ酸を表し、X3はD又はEから選択されるアミノ酸を表し、X4はE又はKから選択されるアミノ酸を表し、X5はV又はAから選択されるアミノ酸を表し、X6はK又はRから選択されるアミノ酸を表し、X7はI又はVから選択されるアミノ酸を表し、X8はE、A、Q又はNから選択されるアミノ酸を表し、X9はI又はLから選択されるアミノ酸を表し、X10は存在しなく又はGPSSGAPPP、GPPSGAPPP、GPSSGKPPP、GPSSGEPPP、GPSSaibAPPP、GPSSGAPP、GPSSGAP、GPSSGA、GPSSG、GPSS、GPS、GP、Gを表し、
任意に、X10のC末端に、S又は側鎖にアミノ基又はチオール基を含むアミノ酸から選択された1つ又は2つを添加し、C末端アミノ酸のカルボキシル基は、任意に、C末端アミドにアミド化され、前記アミノ酸は、
Figure 2022516373000006
又は
Figure 2022516373000007
を有し、
波線は隣接する基に結合した結合ポイントを表し、n1は1~7の整数であり、II又はIIIがC末端アミノ酸である場合、そのカルボキシル基部分はCOOH又はCONHであり、
任意に、X10のC末端に添加された側鎖アミノ酸を含むアミノ酸は、その側鎖アミノ基に長時間作用性基により修飾されており、好ましくは、前記長時間作用性基は式(IV)の構造を有し、
O1-O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-(IV)、
O1は式(V)又は(VI)の構造を表し、
Figure 2022516373000008
又は
Figure 2022516373000009
n2は6~24の整数であり、好ましくは10~24、さらに好ましくは16~22の整数であり、
波線は隣接する基に結合されたアミノ基の結合ポイントを表し、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はリンカーを表し、O2~O8のそれぞれは、α-Glu、γ-Glu、α-Asp、β-Asp、α-hGlu、δ-hGlu、Gly、Ala、β-Ala、GABA又はPEG2のアミノ酸残基又は長鎖構造のうちのいずれかの1つによって独立に表され、又は1つ以上のO2~O8が存在しなく、その条件はO2~O8には少なくとも2つが存在することであり、好ましくは、O2~O8には少なくとも1つの負電荷付きの部分を含む。
前記いずれかの態様のペプチド化合物により、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はγGlu-PEG2-γGlu-、γGlu-PEG2-2×γGlu-、γGlu-PEG2-、γGlu-2×PEG2-、γGlu-3×PEG2-、γGlu-PEG2-γGlu-PEG2-、γGlu-2×PEG2-γGlu-、γGlu-2×PEG2-2×γGlu-、2×γGlu-、2×γGlu-PEG2-、2×γGlu-PEG2-γGlu-、2×γGlu-PEG2-γGlu-PEG2-、2×γGlu-2×PEG2-、2×γGlu-2×PEG2-γGlu-、2×γGlu-2×PEG2-2×γGlu-から選択されるリンカーを表す。
前記いずれかの態様のペプチド化合物により、いくつかの実施形態において、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-は、γGlu-PEG2-、γGlu-2×PEG2-、γGlu-3×PEG2-から選択されるリンカーを表し、O1は式(V)又は(VI)の構造を表す。
前記いずれかの態様のペプチド化合物により、いくつかの実施形態において、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-は、γGlu-PEG2-、γGlu-2×PEG2-、γGlu-3×PEG2-から選択されるリンカーを表し、O1は式(V)の構造を表す。
前記いずれかの態様のペプチド化合物により、いくつかの実施形態では、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はγGlu-2×PEG2-、γGlu-3×PEG2-から選択されるリンカーを表し、O1は式(V)の構造を表す。
前記いずれかの態様のペプチド化合物により、いくつかの実施形態では、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はリンカーγGlu-2×PEG2-を表し、O1は式(V)の構造を表す。
前記いずれかの態様のペプチド化合物により、いくつかの実施形態では、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はリンカーγGlu-2×PEG2-を表し、O1は式(V)の構造を表し、n2は16~22の整数であり、
任意に、X10のC末端に添加された側鎖チオール基を含むアミノ酸は、その側鎖チオール基が式(IV)の長時間作用性基により修飾されており、任意に、C末端アミノ酸の側鎖チオール基と長時間作用基の間には、必要に応じてチオール基と反応して共有結合を生成できる反応基を添加することができる。
いくつかの実施形態では、側鎖チオール基を含むアミノ酸の側鎖チオール基と長時間作用性基との結合関係は、側鎖チオール基を含むアミノ酸の側鎖チオール基-チオール基反応基-選択可能なリンカー基L-長時間作用性基である。
いくつかの実施形態では、前記側鎖チオール基を含むアミノ酸の側鎖チオール基は、マイケル反応受容体(例えば、マレイミド又はビニルスルホン)又はメルカプタン反応性基(例えばヨード酢酸又はブロモ酢酸)と反応した後、リンカー基Lの一端に結合し、好ましくは、前記リンカー基Lの他端はさらに式IVの長時間作用基と共有結合を形成する。
いくつかの実施形態において、前記リンカー基Lは、構造の必要に応じて、-(CHn3-と-(CHCHO)n4-を配列して組み合わせ、共有結合によって共に結合した長鎖であり、又は、-(CHn3-、-(CHCHO)n4-の一端又は両端には、任意に、アミノ基又はカルボキシル基を含み、アミド結合によって共に結合して形成された長鎖であり、例えば、前記リンカー基Lは、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-NH-、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-CO-、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-NHCO-(CHn8-、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-NHCO-(CHn8-NH-、又はその任意の組合せから選択され、n3、n4、n5、n6、n7、n8は、それぞれ、例えば、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10のような0~10の整数である。
いくつかの実施形態では、Lは-NH-CH-(CHCHO)-(CH-NH-である。
いくつかの実施形態では、マイケル反応受容体又はメルカプタン反応性基のリンカー基Lに結合された非限定的な実施例は以下を含む。
Figure 2022516373000010
上記例示的なマイケル反応受容体又はメルカプタン反応性基と、側鎖チオール基を含むアミノ酸の側鎖チオール基との反応後の構造は以下の通りである。
Figure 2022516373000011
波線は式(IV)の長時間作用性基との結合ポイントであり、例えば、O8に結合することである。*は側鎖チオール基を含むアミノ酸の側鎖チオール基とアミノ酸の他の部分との結合ポイントである。
任意に、X10が表されるポリペプチド断片のいずれかのアミノ基は、側鎖にアミノ基又はチオール基を有するアミノ酸で置換してもよく、前記アミノ基は式(II)又は式(III)の構造を有する。任意に、側鎖アミノ基を含むアミノ酸は、その側鎖アミノ基に、長時間作用性基により修飾されており、任意に、前記長時間作用基は式(IV)の構造を有し、任意に、側鎖チオール基を含むアミノ酸は、その側鎖チオール基に、長時間作用性基によって修飾されており、好ましくは、前記長時間作用基は、式(IV)の構造を有し、好ましくは、側鎖チオール基と長時間作用基との間には、必要に応じてチオール基と反応して共有結合を形成できる反応基を添加することができる。
好ましくは、X10が表されるポリペプチド断片GPPSGAPPP、GPSSGKPPP、GPSSGEPPP、GPSSaibAPPPは、断片C末端から断片N末端に1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つのアミノ酸を減少させることができる。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はIである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はYである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAibである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X3はDである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X3はEである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X4はEである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X4はKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X5はVである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X5はAである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X6はKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X6はRである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X7はIである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X7はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X8はEである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X8はNである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X8はQである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X8はAである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X9はIである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X9はLである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X9はAibである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X9はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10は存在しない。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAPPPSKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAPPPSCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAPPPCである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAPPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSSGである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によれば、いくつかの実施形態では、X10はGPSSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGPSです。前記いずれかの態様のペプチド化合物によれば、いくつかの実施形態では、X10はGPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X10はGである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSGAPPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSGAPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSGAPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSGAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSGである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X10はGである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSGAPPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSGAPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSGAPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSGAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSGである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPSSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQ、X10はGPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X10はGである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSGAPPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSGAPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSGAPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSGAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSGである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X10はGである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSGAPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSGAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSGである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X10はGである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSGAPPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSGAPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSGAPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSGAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSGである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X10はGである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSGAPPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSGAPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSGAPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSGAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSGである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X10はGである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSGAPPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSGAPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSGAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSGである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGPである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X10はGである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X5はVである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X5はVである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X9はLである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はQであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X9はLである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はAであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X9はLである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X2はaibであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPSである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPKである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLであり、X10はGPSSGAPPPCである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はQである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はAibである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はYである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X4はKであり、X9はLである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X4はKであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はYであり、X4はKであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はYであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はYであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はYであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はYであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X8はNであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はYであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はVであり、X8はNであり、X9はIである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はYであり、X2はYであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X8はEであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X9はIである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はQであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X8はEであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はAであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X8はEであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はaibであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVであり、X7はIであり、X8はEであり、X9はLである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はYである。前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はYであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はYであり、X3はEであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、いくつかの実施形態では、X1はLであり、X2はYであり、X3はEであり、X4はKであり、X5はVである。
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、前記ペプチド化合物は以下から選択される。
配列は以下の通りである。
化合物1. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物2. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物3. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKLFVQWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
Figure 2022516373000012
Figure 2022516373000013
Figure 2022516373000014
化合物31. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物32. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物33. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物34. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物35. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物36. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物37. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物38. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物39. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物40. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物41. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAG-NH2
化合物42. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAG-NH2
化合物43. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物44. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物45. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物46. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物47. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物48. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物49. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物50. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物51. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物52. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物53. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物54. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物55. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物56. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物57. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物58. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物59. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物60. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物61. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物62 Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物 63 Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物 64 Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物 65 Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物 66 Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物 67 Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物 68 Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物 69 Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物70. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物71. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物72. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物73. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物74. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物75. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物76. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物77. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物78. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物79. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物80. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物81. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物82. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物83. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物84. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPSK-NH2
化合物85. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物86. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPSC-NH2
化合物87. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPC-NH2
化合物88. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAG-NH2
化合物89. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFVNWLLAG-NH2
化合物90. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFVNWLLAG-NH2
化合物91. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFVNWLLAG-NH2
化合物92. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGA-NH2
化合物93. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物94. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAP-NH2
化合物95. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPP-NH2
化合物96. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPP-NH2
化合物97. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPSSGAP-NH2
化合物98. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIAWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物99. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGG-NH2
化合物100. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSGAP-NH2
化合物101. Y(aib)EGTFTSDLSKALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物102. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFIEWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物103. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSGA-NH2
化合物104. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKEFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物105. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物106. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGG-NH2
化合物107. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物108. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSGAP-NH2
化合物109. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPSSG-NH2
化合物110. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSGA-NH2
化合物111. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGA-NH2
化合物112. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGP-NH2 (9)
化合物113. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物114. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物115. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGA-NH2
化合物116. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSS-NH2
化合物117. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物118. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物119. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPS-NH2
化合物120. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSS-NH2
化合物121. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPP-NH2
化合物122. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGP-NH2
化合物123. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物124. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGG-NH2
化合物125. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLIAGGPSSGAPPP-NH2
化合物126. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物127. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物128. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPP-NH2
化合物129. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKEFIAWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物130. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGP-NH2
化合物131. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAP-NH2
化合物132. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPSSGA-NH2
化合物133. Y(aib)EGTFISDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物134. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGP-NH2
化合物135. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPSS-NH2
化合物136. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKEFIAWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物137. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGA-NH2
化合物138. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSG-NH2
化合物139. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPS-NH2
化合物140. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSS-NH2
化合物141. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPP-NH2
化合物142. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAP-NH2
化合物143. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSSG-NH2
化合物144. Y(aib)EGTFTSDYSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物145. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPSS-NH2
化合物146. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSG-NH2
化合物147. Y(aib)EGTFISDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物148. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPSSG-NH2
化合物149. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKEFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物150. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPP-NH2
化合物151. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物152. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGP-NH2
化合物153. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGPS-NH2
化合物154. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPP-NH2
化合物155. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGG-NH2
化合物156. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGGP-NH2
化合物157. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVQDFVNWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物158. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPS-NH2
化合物159. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAP-NH2
化合物160. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物161. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIAWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物162. Y(aib)EGTFTSDYSIQLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物163. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKEFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物164. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLIAGGPS-NH2
化合物165. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSG-NH2
化合物166. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVQDFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物167. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAP-NH2
化合物168. Y(aib)EGTFTSDLSK(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物169. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKEFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物170. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPP-NH2
化合物171. Y(aib)EGTFTSDYSIALDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物172. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物173. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAP-NH2
化合物174. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGG-NH2
化合物175. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGA-NH2
化合物176. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPS-NH2
化合物177. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物178. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPS-NH2
化合物179. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPP-NH2
化合物180. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSG-NH2
化合物181. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSG-NH2
化合物182. Y(aib)EGTFTSDYSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物183. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物184. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSS-NH2
化合物185. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGA-NH2
化合物186. Y(aib)EGTFTSDYSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物187. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGG-NH2
化合物188. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAP-NH2
化合物189. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKLFVNWLIAGGPS-NH2
化合物190. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物191. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物192. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSG-NH2
化合物193. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPS-NH2
化合物194. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSS-NH2
化合物195. Y(aib)EGTFTSDLSK(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物196. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSG-NH2
化合物197. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPP-NH2
化合物198. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPS-NH2
化合物199. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGP-NH2
化合物200. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGP-NH2
化合物201. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGG-NH2
化合物202. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物203. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSS-NH2
化合物204. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGP-NH2
化合物205. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGPSS-NH2
化合物206. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFIEWLLAGG-NH2
化合物207. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物208. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGGP-NH2
化合物209. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物210. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPP-NH2
化合物211. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGA-NH2
化合物212. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVKLFVNWLLAGG-NH2
化合物213. Y(aib)EGTFTSDYSI(aib)LDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物214. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSS-NH2
化合物215. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPP-NH2
化合物216. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
化合物217. Y(aib)EGTFTSDLSSALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
化合物218. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGG-NH2
化合物219. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
前記いずれかの態様のペプチド化合物によると、前記ペプチド化合物は天然アミノ酸のみを含む。
一態様において、本発明は、医薬組成物に関し、前記請求項のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物と、薬学的に許容されるベクター又は賦形剤とを含む。
一態様において、本発明は、耐糖能異常(IGT)、高血糖症、1型糖尿病、2型糖尿病、肥満症、代謝症候群及び神経変性疾患を治療又は予防する方法に関し、特に2型糖尿病における疾患進行を遅延又は予防させ、耐糖能異常から2型糖尿病への進行を遅延させ、2型糖尿病からインスリンを必要とする糖尿病への進行を遅延させ、代謝症候群を治療し、食欲を調節し、満腹感を誘発し、食物摂取を減少し、エネルギー消耗を増加し、肥満症の治療又は過体重の予防に用いられ、減量成功後の体重再増加を予防し、過体重又は肥満症に関連する疾患又は状態を治療し、過食症を治療し、暴食を治療し、脂質異常症、アテローム性動脈硬化症、高血圧、冠動脈性心疾患、β遮断薬中毒を治療し、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD、non-alcoholicfattyliverdisease)(単純性脂肪肝(SFL)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)及び関連肝硬変に分けられることができる)の治療又は予防に用いられ、胃腸管の動きを抑制し、X線、CT、NMRスキャンの技術を用いた胃腸管の検査と併用し、前記方法は、患者に前記いずれかの態様のペプチド化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物又は医薬組成物の有効量を投与することを含む。
一態様において、本発明は、前記いずれかの態様のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物が、又は医薬組成物が、血糖の低下又は糖尿病の治療のための医薬品の調製における用途に関する。
一態様において、本発明は、前記いずれかの態様のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物が、又は医薬組成物が、減量のための医薬品の調製における用途に関する。
一態様において、本発明は、前記いずれかの態様のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物が、又は医薬組成物が、脂質を低下するための医薬品の調製における用途に関する。
一態様において、本発明は前記いずれかの態様のペプチド化合物の調製方法に関し、前記調製方法は化学合成による方法である。
本発明者は、GLP-1受容体作動薬ペプチド誘導体に対して一連の再構成を行い、特定のアミノ酸に対する選択、又はペプチドのC末端に新型アミノ酸の導入、又はペプチドのC末端アミノ酸残基に対する置換を含み、また、独特な長時間作用基を、ポリペプチドC末端のシステイン残基の側鎖チオール基又はリジン残基の側鎖アミノ基を介して、ポリペプチドにリンクさせて新型ペプチド化合物が得られた。予想外の技術的成果を取得した。
本発明の化合物1、2、8、16、18、19、24及び36がdb/dbマウスの血糖を低下させる試験である。 本発明の化合物31、35、38、44及び49がdb/dbマウスの血糖を低下させる試験である。 本発明の化合物6、13、14及び26の腹腔内ブドウ糖負荷試験(IPGTT)である。 本発明の化合物4、11、17、20及び23の減量試験である。 本発明の化合物4、11、17、20及び23の空腹時血糖の変化である。 本発明の化合物4、11、17、20及び23がTC濃度を効果的に低減することである。 本発明の化合物4、11、17、20及び23がTG濃度を効果的に低減することである。 本発明の化合物21、22、27、28、29及び30の空腹時血糖の試験である。 本発明の化合物42、115及び178がdb/dbマウスの血糖を低下させる試験である。 本発明の化合物27及び29が効果的に減量することである。 本発明の化合物27及び29が効果的に摂食量を低減することである。 本発明の化合物27及び29が、低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)を効果的に低下することである。 本発明の化合物35及び40が効果的に脂肪組織量を減少させることである。
別段に説明しない限り、以下の定義が本発明の全文に適用される。定義されていない用語は、業界で確立された定義に従って理解できる。
「アミノ酸」は、アミノ基とカルボキシル基の両方を同時に含む分子を指し、α-アミノ酸のアミノ基とカルボキシル基が同じ炭素原子(α炭素)に結合している。α炭素には1~2つの追加の有機置換基を有することができる。アミノ酸はL及びD異性体とラセミ混合物を含む。特に記載されていない限り、本発明のポリペプチド配列におけるアミノ酸残基はいずれもL異性体、すなわちL-アミノ酸であり、D-アミノ酸は、アミノ酸名又は略語の前に小文字の「d」を追加して表示し、例えば、dKである。
本発明のアミノ酸配列は、天然に存在するアミノ酸に用いる通常の1文字又は3文字コード、及びその他のアミノ酸に用いる一般に認められる3文字コードを含み、例えば、Tic(1、2、3、4-テトラヒドロナフタレン-3-カルボン酸)、Aib(α-アミノイソ酪酸)又はGABA(γ-アミノ酪酸)である。一般的に使用される分子構造の略称コードは、以下を含む。
hGluは高グルタミン酸であり、
α-hGluは-HNCH(CO-)CHCHCHCOOHのL異性体であり、
δ-hGluは-HNCH(COOH)CHCHCHCO-のL異性体であり、
α-Gluは-HNCH(CO-)CHCHCOOHのL異性体であり、
γ-Glu又はgGluは-HNCH(COOH)CHCHCO-のL異性体であり、
α-Aspは-HNCH(CO-)CHCOOHのL異性体であり、
β-Aspは-HNCH(COOH)CHCO-のL異性体であり、
β-Alaは-HN-CH-CH-COOHであり、
PEG2は2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)酢酸(CAS No.134978-97-5)である。
本発明のポリペプチドのアミノ酸成分は、その生物活性に実質的な影響を与えることなく変化することができる。例えば、ポリペプチド配列は、1つ以上の保存アミノ酸置換を含むことができる。保存アミノ酸置換は、1つのアミノ酸残基が、類似する側鎖を有する別のアミノ酸残基に置換されることである。文献において、アミノ酸残基側鎖の性質により、アミノ酸残基を分類する。塩基性側鎖を含むアミノ酸残基には、リジン、アルギニン、ヒスチジンがあり、酸性側鎖及びそのアミド側鎖を含むアミノ酸残基には、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミンがあり、小脂肪族、無極性又は弱極性の側鎖アミノ酸残基には、グリシン、アラニン、スレオニン、セリン、プロリンがあり、大脂肪族、無極性の側鎖アミノ酸残基には、ロイシン、イソロイシン、バリンがあり、芳香族アミノ酸残基にはフェニルアラニン、トリプトファン、チロシンがあり、硫黄側鎖を含むアミノ酸残基にはシステイン、メチオニンがある。
いくつかの実施形態において、前記誘導体は、親油性部分及び選択可能な1~3つの負電荷付きの部分を含む置換基を含み、前記負電荷付きの部分のうちの1つが親油性部分の遠位にある。いくつかの実施形態では、前記置換基は配列のC末端のアミノ酸の側鎖に結合している。配列のC末端がリジンである場合、リジン残基のεアミノ基に結合している。
本文に使用されるように、「発現ベクター」は、プロモーター領域のような、このようなDNA断片の発見を影響することができる調節配列に操作可能に結合されたDNAを発見することができるベクターを含む。このような追加の断片は、プロモーター及びターミネーター配列を含むことができ、好ましくは、1つ以上の複製起点、1つ以上の選択可能なマーカー、エンハンサー、ポリアデニル化信号等を含むことができる。発現ベクターは一般にプラスミド又はウイルスDNAに由来するか、又はその両方の要素を含むことができる。そのため、発現ベクターは、例えば、プラスミド、ファージ、組み換えウイルス又は他のベクター等の組み換えDNA又はRNA構築物を指し、適切な宿主細胞が導入される場合、クローニングDNAを発現させる。適切な発現ベクターは当業者によく知られたものであり、真核生物及び/又は原核生物細胞で複製可能な発現ベクターと、遊離のままの発見ベクター又は宿主細胞ゲノムに組み込まれた発現ベクターを含む。一実施形態において、すなわち、化合物は遺伝的にコードされたアミノ酸残基を含む場合、本発明はさらに、前記化合物をコードする核酸(DNA又はRNAであってもよい)、このような核酸を含むベクター、及びこのような核酸又は発現ベクターを含む宿主細胞を提供する。
本文に使用されるように、用語「治療」には、既存の症状又は病気の進行又は重症度に対する抑制、遅延、停止、又は回復がある。そのため、治療は予防、治療、及び/又は治癒を含む。予防とは、基礎疾患の予防及び/又は症状の悪化又は病気の進行に対する予防を指す。
本文に使用されるように、「治癒効果」とは、病気又は病気の症状を変化させたり、一般的に改良又は改善させたり、又は病気又は病気の症状を治癒させたりする個人の治療によって得られる効果を表す。
本文に使用されるように、「治療有効量」又は「治療作用用量」とは、被験者に投与した後に少なくとも治療効果を効くのに十分な物質、化合物、材料又は化合物を含む組成物の量を指す。そのため、それは、病気又は病気の症状を予防、治癒、改善、遮断又は部分的に遮断するために必要な量である。
本文に使用されるように、「予防有効量」又は「予防作用用量」とは、被験者に投与した場合に所望の予防効果を有することができる物質、化合物、材料又は化合物を含む組成物の量を指し、例えば、病気又は症状の発生又は再発を予防又は遅延させ、病気又は症状の発症又は再発の可能性を低減することである。完全予防の作用用量は1つの用量によって発生する必要なく、一連の用量を投与した後にのみ発生することができる。そのため、予防有効量は1回以上の投与で投与することができる。
本文に使用されるように、用語「患者」とは、ヒト等の哺乳類を指す。
Holst(Holst、J.J.Physiol.Rev.2007、87、1409)とMeier(Meier、J.J.Nat.Rev.Endocrinol.2012、8、728)は、例えば、GLP-1、リラグルチド、エクセンディン-4等のGLP-1受容体作動薬が記載される。
本発明のある化合物は、一般に広い用量範囲内で効果がある。例えば、毎週1回の投与量は毎週1人あたり約0.05~約30mgの範囲内であることができる。本発明のある化合物は毎日投与することができる。また、本発明のある化合物は毎週1回投与することができる。
前記実施形態による治療剤は、薬学的に許容される適切なベクター、賦形剤、及び改善された移行、送達、忍容性等を提供するために、他の製剤に取り込まれる試薬と共に投与することが理解すべきである。大量の適切な製剤は、全ての製薬化学者に知られている薬局方であるRemington’sPharmaceuticalSciences(第15版、MackPublishingCompany、Easton、Pa.(1975))、特にBlaug、Seymourの第87章に見つけることができる。これらの製剤は、例えば、粉末、糊状、ペースト、ゲル、ワックス、油、脂質、脂質を有する(カチオン又はアニオン)ベクター(例えば、LipofectinTM)、DNA共役体、無水スラリー、水中油及び油中水エマルジョン、エマルジョンポリエチレングリコール(さまざまな分子量のポリエチレングリコール)、半固体ゲル、及びポリエチレングリコールを含む半固体混合物を含む。上記の混合物のいずれも、製剤中の活性成分が製剤によって不活化されず、製剤が生理学的に適合であり、投与経路を許容するという条件で、本発明による治療又は治療法に適することができる。
本文に使用されるように、用語「薬学的に許容されるベクター」は、医薬品投与に適合するあらゆる溶媒、分散媒、コーティング剤、抗菌と抗真菌剤、等張剤、吸収遅延剤等を含むことを目的とする。適切なベクターは、当業者の標準参考文献であるRemington’sPharmaceuticalSciencesの最新版に記載されており、ここでは参考として本文に組み込まれている。このようなベクター又は希釈剤の好ましい例には、水、生理食塩水、リンゲル液、ブドウ糖溶液及び5%の人血清アルブミンがあるが、これらに限定されない。リポソームと非水性ベクター(例えば、固定化油等)も使用できる。このような媒体と試薬を医薬活性物質に使用することは当業者ではよく知られていることである。
臨床での体内投与に使用待ちの製剤は無菌でなければならない。これは除菌膜による濾過で簡単に達成できる。
本発明の化合物は、様々な無機酸又は有機酸のいずれかと反応して、薬学的に許容される酸付加塩を形成することができる。薬学的に許容される塩及びそれらを調製する一般的な方法は、当業者でよく知られていることである。例えば、HandbookofPharmaceuticalSalts:Properties、SelectionandUse.第2次改訂版(Wiley-VCH,2011)、S.M.Bergeらの「PharmaceuticalSalts」、JournalofPharmaceuticalSciences、Vol.66、No.1、1977年1月を参照する。一般に使用される薬学的に許容される塩には、トリフルオロ酢酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、塩酸塩等がある。
前記実施形態の医薬組成物を、その所望した投与経路に適合するように調製する。投与経路の例としては、例えば、静脈内投与、皮内投与、皮下投与、経口投与(例えば、吸入)、経皮投与(即ち、局所投与)、粘膜投与、直腸投与のような非経口投与を含む。非経口投与、皮内投与、又は皮下投与のための溶液又は懸濁液には、例えば、水、塩水、固定油、ポリエチレングリコール、グリセロール、プロピレングリコール、又は他の合成溶剤のような注射用滅菌希釈剤と、例えば、ベンジルアルコール、メチルパラベン、フェノール、又はm-クレゾールのような抗菌剤と、例えば、アスコルビン酸又は重亜硫酸ナトリウム等の抗酸化剤と、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)のようなキレート剤と、例えば、酢酸塩、クエン酸塩又はリン酸塩のような緩衝剤と、例えば、塩化ナトリウム又は右旋性グルコースのような浸透圧を調節する試薬との成分を含む。pHは、例えば、塩酸又は水酸化ナトリウムのような酸又は塩基で調節できる。非経口製剤をアンプル、バイアル、使い捨て注射器、ガラス製又はプラスチック製の複数回投与バイアル又は注射ペンに包装することができる。注射ペンには、主に、内には薬剤が入っており、薬剤カートリッジの入れ替えをせずに、使用済後、使い捨てることができるプレフィルドペンと、注射ペンと薬剤カートリッジにより構成され、使用済後、カートリッジを入れ替えれば、続けて使用することができるもっと一般に使用される耐久性の注射ペンとの2つのタイプを有する。
注射用途に適した医薬組成物は、無菌の水溶液(ここでは水溶性)又は分散液、及び滅菌注射液又は分散液を即時に調製するための無菌粉末を含む。静脈内投与に対し、適したベクターには、生理食塩水、静菌水、CremophorELTM(BASF、Parsippany、N.J.)、又はリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を含む。いずれの場合でも、組成物は無菌であり、その流動性が注射しやすい程度に達しなければならない。製造と保管条件下で安定しており、細菌と真菌のような微生物による汚染を防止しなければならない。ベクターは、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、液体ポリエチレングリコール等)の溶媒又は分散媒、及びそれらの適切な混合物を含む場合がある。例えば、レシチン等のコーティングを使用し、分散液の状況で必要とする粒径サイズを維持し、及び、界面活性剤を使用することで、適切な流動性を維持することができる。微生物学的作用の防止は、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、m-クレゾール、アスコルビン酸、チオマーサル等の様々な抗菌と抗真菌剤によって実現することができる。多くの場合、好ましくは、組成物には、例えば、糖類、ポリオール(例えば、マンニトール、ソルビトール)、塩化ナトリウムのような等張剤が含まれる。注射用組成物の遅延吸収は、前記組成物にモノステアリン酸アルミニウムとゼラチンのような吸収を遅延する試薬を含むことによって達成できる。
必要に応じて、必要とする本発明の化合物を、上記の成分の1つ又は組み合わせ(必要に応じて)を有する適切な溶媒に取り込むことにより無菌注射液を調製することができ、その後、濾過して殺菌する。一般に、本発明の化合物を分散媒と上記のそれらの必要とする他の成分を有する無菌ベクターに取り込むことによって分散液を調製する。無菌注射液の調製に使用される無菌粉体に対し、調製方法は、粉末の真空乾燥と凍結乾燥を取得することであり、該粉末は上記のこれらの成分の無菌濾過液に由来する活性成分といずれかの別の所望成分を含む。
吸入投与に対し、二酸化炭素等のガスのような適切な推進剤を含む加圧容器又は分配器又はスパージャーからエアゾールスプレーで化合物を送達する。
さらに、粘膜又は経皮的手段を介して全身投与することもできる。粘膜又は経皮投与に対し、製剤に障壁を浸透するのに適する浸透剤が使用される。このような浸透剤は、当業者にとって一般に知られているものであり、例えば、粘膜投与に用いる洗剤、胆汁塩とフシジン酸誘導体を含む。粘膜投与は、鼻スプレー又は坐薬を使用することで達成できる。経皮投与に対し、前記本発明の化合物の1つ以上を、当業者に一般に知られているペースト、軟膏、ゲル又はクリームのように調製することができる。
さらに、化合物を、坐剤(例えば、ココアバター又は他のグリセリドのような通常の坐剤マトリックスを有するもの)又は滞留かん腸剤の形で直腸送達のために調製することもできる。
一実施形態では、上記の本発明の化合物は、例えば、インプラント及びマイクロカプセル化送達システムを含む徐放性/放出制御製剤のような身体によって急速に排除されるのを防ぐベクターを用いて調製することができる。例えば、エチレン-酢酸ビニル、ポリ無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、ポリ乳酸のような生分解性、生体適合性のポリマーを使用することができる。このような製剤の調製方法は当業者には明らかである。
例えば、これらの活性成分は、例えば、それぞれコロイド投与システム(例えば、リポソーム、アルブミン小球体、マイクロエマルション、ナノ粒子及びナノカプセル)又は大エマルジョンにおけるヒドロキシメチル繊維素又はゼラチンマイクロカプセル及びポリ(メタクリル酸メチル)マイクロカプセルのような凝縮技術又は界面重合法によって調製されたマイクロカプセルにカプセル化することができる。
徐放製剤を調製することができる。適切な徐放性製剤の例としては、例えば、膜又はマイクロカプセルのような成形品の形である、本発明の化合物の疎水性固体ポリマーを含む透光性マトリックスを含む。徐放性マトリックスの例には、ポリエステル、ヒドロゲル(例えば、ポリ(2-エトキシ-プロピオン酸メチル)、又はポリ(ビニルアルコール))、ポリラクチド(米国特許NO.3,773,919号)、L-グルタミン酸とγエチル基-L-グルタミン酸塩の共重合体、非分解性のエチレン-酢酸ビニル、例えばLUPRONDEPOTTM(乳酸-グリコール酸共重合体と酢酸ロイプロリドにより構成された注射用ミクロスフェア)のような分解性の乳酸-グリコール酸共重合体、ポリ-D-(-)-3-ヒドロキシ酪酸を含む。例えば、エチレン-酢酸ビニルと乳酸-グリコール酸のような重合体は100日以上に分子を放出することができるが、一部の親水性ゲルのタンパク質の放出期間が短い。ポリ乳酸(PLA)とポリ乳酸グリコール酸共重合体(PLGA)は、近年の研究のホットスポットとなっている。また、さらに、アルブミンミクロスフェア、キトサンミクロスフェア、ゼラチンミクロスフェア等がある。
リポソーム懸濁液は、薬学的に許容されるベクターとしても使用できる。これらは、例えば、米国特許No.4,522,811号に記載されているように、当業者に知られている方法によって調製することができる。
特に有利なのは、投与を容易にし、投与の一貫性のために、非経口組成物を単位用量で調製することである。本文に使用されるように、単位用量は、治療待ちの被験者に用いられ、単位用量として適切である物理的に分離可能な単位を指し、各単位は、計算により、必要とする薬物ベクターと結合して所望の治療効果を生み出す所定量の1つ以上の前記本発明の化合物を含む。前記実施形態の単位用量の仕様は、本発明の化合物の独特の特性と実現待ちの具体的な治療効果、及び個人の治療のためのこのような本発明の化合物の製剤化分野に内在する限界によって示され、直接依存している。
前記医薬組成物は、投与指示書とともに容器、包装、又は分配器に入れることができる。
本発明は、このような治療を必要とする患者に、本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の有効量を投与することを含む、2型糖尿病の患者の治療方法を提供する。本発明は、さらに、このような治療を必要とする患者に、本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の有効量を投与することを含む、2型糖尿病の患者の治療方法を提供し、その投与は皮下投与である。本発明は、さらに、このような治療を必要とする患者に、本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩の有効量を投与し、及び1つ以上の他の活性成分の有効量を同時に、別々に、又は順次に投与することを含む、2型糖尿病の患者の治療方法を提供する。一実施形態では、他の1つ以上の活性成分が現在入手可能な経口血糖低下薬であり、前記医薬品は投与前に看護基準と見なされている薬物のクラスに由来する(例えば、米国糖尿病学会(AmericanDiabetesAssociation)の業界向けガイダンスにより決定)。
本発明は、さらに、耐糖能異常(IGT)、高血糖症、1型糖尿病、2型糖尿病、肥満症、代謝症候群及び神経変性疾患を治療又は予防する方法を提供し、特に2型糖尿病における疾患進行を遅延させ、耐糖能異常から2型糖尿病への進行を遅延させ、2型糖尿病からインスリンを必要とする糖尿病への進行を遅延させ、代謝症候群を治療し、食欲を調節し、満腹感を誘発し、食物摂取を減少し、エネルギー消耗を増加し、肥満症の治療又は過体重の予防に用いられ、減量成功後の体重再増加を予防し、過体重又は肥満症に関連する疾患又は状態を治療し、過食症を治療し、暴食を治療し、脂質異常症、アテローム性動脈硬化症、高血圧、冠動脈性心疾患、β遮断薬中毒を治療し、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD、non-alcoholicfattyliverdisease)(単純性脂肪肝(SFL)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)及びその関連肝硬変に分けられることができ)の治療又は予防に用いられ、胃腸管の動きを抑制し、X線、CT、NMRスキャンの技術を用いた胃腸管の検査と併用する。前記方法は、このような治療を必要とする患者に、本発明の化合物、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物の有効量を投与し、及び有効量の1つ以上の他の有効成分を同時に、別々に、又は順次に投与することを含む。
さらに好ましい医療用途には、神経変性を治療又は予防することを含み、特にアルツハイマー病(Alzheimer’sdisease)、パーキンソン病(Parkinson’sdisease)、ハンチントン病(Huntington’sdisease)、運動失調(例えば、脊髄小脳運動失調)、球脊髄性筋萎縮症(Kennedydisease)、筋強直性ジストロフィー、レビー小体認知症(Lewybodydementia)、多系統萎縮症(multi-systemicatrophy)、筋萎縮性側索硬化症、原発性側索硬化症、脊髄性筋萎縮症、プリオン関連疾患(例えば、クロイツフェルトヤコブ病(Creutzfeldt-Jacobdisease))、多発性硬化症、毛細血管拡張症、バテン病(Battendisease)、大脳皮質基底核変性症(corticobasaldegeneration)、脊髄亜急性連合変性症、背癆、テイサックス病(Tay-Sachsdisease)、中毒性脳症、乳児レフスム病(infantileRefsumdisease)、ラフスム病、神経細胞症、ニーマン-ピック病(Niemann-Pickdisease)、ライム病(Lymedisease)、マシャドジョセフ病(Machado-Josephdisease)、サンドホフ病(Sandhoffdisease)、シャイドレーガー症候群(Shy-Dragersyndrome)、ハリネズミふらつき症候群(wobblyhedgehogsyndrome)、プロテオパシー(proteopathy)、脳βアミロイド脳血管疾患、緑内障における網膜神経節細胞変性症、シヌクレイン病(synucleinopathies)、タウオパチー(tauopathies)、前頭側頭葉変性症(FTLD)、認知症、Cadasil症候群、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、アレクサンダー病(Alexanderdisease)、seipinopathies、家族性アミロイドニューロパチー、老人性全身性アミロイドーシス(senilesystemicamyloidosis)、seipinopathies、AL(軽鎖)アミロイドーシス(原発性全身性アミロイドーシス)、AH(重鎖)アミロイドーシス、AA(続発性)アミロイドーシス、大動脈内アミロイドーシス(aorticmedialamyloidosis)、ApoAIアミロイドーシス、ApoAIIアミロイドーシス、ApoAIVアミロイドーシス、フィンランド家族性アミロイドーシス(FAF)、リゾチームアミロイドーシス、フィブリノゲン原発性アミロイドーシス、透析アミロイドーシス、封入体筋炎/ミオパチー、白内障、ロドプシン変異を伴う網膜色素変性症、甲状腺髄様癌、心房アミロイドーシス、下垂体プロラクチン産生腫瘍、遺伝性格子状角膜変性症(Hereditarylatticecornealdystrophy)、皮膚苔癬アミロイドーシス、マロリー体(Mallorybodies)、角膜ラクトフェリンアミロイドーシス、肺胞タンパク症(pulmonaryalveolarproteinosis)、歯原性(Pindborg)腫瘍アミロイド、嚢胞性線維症、鎌状赤血球症又は重症疾患筋疾患(CIM))のような神経変性である。さらなる医薬用途は、骨粗鬆症又は変形性関節症等の骨関連疾患の病症の治療を含み、骨形成の増加と骨吸収(boneresorption)の減少が有益である可能性がある。
略語
保護基:
Aloc又はAOC、allyloxycarbonyl:アリルオキシカルボニル;Bom、benzyloxymethyl:ベンジルオキシメチル;2-Br-Z、2-bromobenzyloxycarbonyl:2-ブロモベンジルオキシカルボニル;tBu、t-butyl:タートブチル;Bz、benzoyl:ベンゾイル;Bzl、benzyl:ベンジル;Boc、tert-butoxycarbonyl:tert-ブトキシカルボニル;CHO、formyl:ホルミル;cHx、cyclohexyl:シクロヘキシル;Cbz又はZ、benzyloxycarbonyl:ベンジルオキシカルボニル;2-Cl-Z、2-chlorobenzyloxycarbonyl:2-クロロベンジルオキシカルボニル;Fm、9-fluorenylmethyl:9-フルオレニルメチル;Fmoc、9-fluorenylmethoxycarbonyl:9-フルオレニルメチルオキシカルボニル;Mtt、4-methyltrityl:4-メチルトリチル;Pmc、(2,2,5,7,8-pentametylchroman-6-sulphonyl:2,2,5,7,8-ペンタメチル-6-ヒドロキシクロマン;Tos、4-toluenesulphonyl:P-トルエンスルホニル;Trt、tripheylmethyl:トリチル;Xan、xanthyl:キサン、キサンチル。
試薬と溶剤:
ACN、acetonitrile:アセトニトリル;BOP、benzotriazol-1-yloxytris(dimethylamino)phosphoniumhexafluorophosphate:ベンゾトリアゾール-1-イルオキシトリス-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(カストロ試薬);DCC、N,N’-Dicyclohexylcarbodiimide:ジシクロヘキシルカルボジイミド;DCM:ジクロロメタン;DEPBT、3-(Diethoxyphosphoryloxy)-1,2,3-benzotriazin-4(3H)-one:3-(ジエトキシホスホリルオキシ)-1,2,3-ベンゾトリアジン-4(3H)-オン;DIC、N,N’-Diisopropylcarbodiimide:N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド;DIPEA(又はDIEA)、diisopropylethylamine:ジイソプロピルエチルアミン;DMF:N,N-ジメチルホルムアミド;DMSO:ジメチルスルホキシド;EDC又はEDCI、1-ethyl-3-(3-dimethylaminopropyl)carbodiimide:1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;EtOAc:酢酸エチル;HATU、1-[Bis(dimethylamino)methylene]-1H-1,2,3-triazolo[4,5-b]pyridinium3-oxidehexafluorophosphate:1-[ジ(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート;HBTU、O-(1H-benzotriazole-1-yl)-N,N,N’,N’-tetramethyluroniumhexafluoro phosphate:O-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルイソ尿素六フッ化リン;HOAT、1-Hydroxy-7-azabenzotriazole:1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール;HOBT、1-hydroxybenzotriazole:1-ヒドロキシベンゾトリアゾール;Cl-HOBT:6-クロロ-1-ヒドロキシ-ベンゾトリアゾール;NMM、N-Methylmorpholine:N-メチルモルホリン;NMP、N-methylpyrrolidinone:N-メチルピロリジノン;Su、succinimide:スクシンイミド;TEA、triethylamine:トリエチルアミン;TFA、trifluoroaceticacid:トリフルオロ酢酸;TIS、triisopropylsilane:トリイソプロピルシラン。
ポリペプチドの化学合成法
ポリペプチドの固相化学合成法は十分に発展された方法論であり、例えば、R.C. Sheppard, Solid Phase Peptide Synthesis. A Practical Approach, Oxford-IRL Press, New York, 1989のような文献を参照することができる。
線状ポリペプチドはBoc固相ポリペプチド合成法又はFmoc固相ポリペプチド合成法を使用する。Fmocを使用してC末端がカルボキシル基であるポリペプチドを化学合成する場合、一般的にWang樹脂を選択し、C末端がアミドであるポリペプチドは一般的にRink amide樹脂(本文におけるRink amide樹脂はRink Amide-AM樹脂、Rink Amide-MBHA樹脂等の同類の樹脂を含む)を選択する。Bocを使用してC末端がカルボキシル基であるポリペプチドを化学合成する場合、一般的にPam樹脂を選択し、C末端がアミドであるポリペプチドは一般的にMBHA樹脂を選択する。一般に使用される縮合剤と活性化剤はDICとHOBTであり、その他の選択可能なペプチド結合縮合剤はBOP、HBTU、DEPBT等を含む。アミノ酸は5倍過剰である。縮合時間は1時間である。ポリペプチドは手動合成することができ、ポリペプチド固相合成装置を使用して合成することもできる。
Fmoc保護基は20%のピペリジン/DMFで除去される。Boc保護基はTFAで除去される。ペプチド結合縮合反応はニンヒドリン(Ninhydrin、2,2-Dihydroxyindane-1,3-dione)試薬で監視される。
固相合成はC末端アミノ酸が予めローディングされた樹脂を選択し、又はアミノ酸がローディングされていない樹脂を選択することができる。
Rink Amide樹脂に第1のアミノ酸をローディングする方法は業界の慣行を参照することができる。一般的な方法の簡単な説明は以下のとおりである。適量の樹脂を計量し、固相合成チューブに20%のピペリジン/DMFでFmoc保護基(15mL/gの樹脂、30分間X2)を除去し、DMFで樹脂を洗浄する。樹脂のアミノ基の5倍当量に相当するFmocアミノ酸、HATU、HOATと10倍当量のNMMを計量し、DMFを加えて均一に混合した後に固相合成チューブに移す。一晩反応させた後、DMFで樹脂を洗浄する。固相合成チューブに1:1の無水酢酸/ピリジン(v/v)を加えて、30分間後に空にし、DMFで樹脂を洗浄する。第1のアミノ酸のローディングが完了した。
Fmoc固相ポリペプチド合成法を使用する時、一般に使用されるアミノ酸及び保護基は以下のとおりである。
Fmoc-Cys(Trt)-OH、Fmoc-Asp(OtBu)-OH、Fmoc-Glu(OtBu)-OH、Fmoc-His(Trt)-OH、Fmoc-Lys(Boc)-OH、Fmoc-Asn(Trt)-OH、Fmoc-Gln(Trt)-OH、Fmoc-Arg(Pmc)-OH、Fmoc-Ser(tBu)-OH、Fmoc-Thr(tBu)-OH、Fmoc-Trp(Boc)-OH、Fmoc-Tyr(tBu)-OH
合成過程において、例えば、上記標準アミノ酸、Fmoc-8-アミノ基-3,6-ジオキサオクタン酸(CAS No.166108-71-0)、Fmoc-Glu-OtBu(CAS No.84793-07-7)のような適切に保護された構造単位を採用する。脂肪酸部分の導入は、例えば、エイコサン二酸モノ-t-ブチルエステルであるが、これに限らない構造単位を使用して実現することができる。各カップリングステップの後、未反応のペプチド中間体は無水酢酸(10当量)と過剰コリジン(20当量)でエンドキャッピングすることができる。
ポリペプチドを固相Fmoc化学合成した後、一般に使用される切断試薬はTFAである。乾燥した樹脂を振とうフラスコに入れて、適量な90:4:2:2:2(v)のトリフルオロ酢酸:トリイソプロピルシラン:1,2-エタンジチオール:水:チオアニソール(10~25mL/g樹脂)が含まれる切断液を加えて、蓋をして、室温で断続的な回転振動を実行する。2時間後、樹脂を吸引濾過し、新しいTFAで樹脂を2~3回洗浄し、ろ液を合わせて、8~10倍体積の無水エーテルを滴下する。最後、沈殿した粗ポリペプチドを遠心収集する。
Boc固相ポリペプチド合成法を使用する時、一般に使用されるアミノ酸及び保護基は、Boc-Cys(4-MeBzl)-OH、Boc-Asp(OcHx)-OH、Boc-Glu(OcHx)-OH、Boc-His(Bom)-OH、Boc-Lys(2-Cl-Z)-OHとBoc-Asn(Xan)-OH、Boc-Arg(Tos)-OH、Boc-Ser(Bzl)-OH、Boc-Thr(Bzl)-OH、Boc-Trp(CHO)-OH和Boc-Tyr(2-Br-Z)-OHである。
リジンの側鎖アミノ基がラクタムの合成又はアシル化反応に用いられる場合、リジンの側鎖アミノ基はアリルオキシカルボニル(aloc)保護又はFmoc保護を使用することができる。アスパラギン酸又はグルタミン酸の側鎖カルボキシル基がラクタムの合成又はアシル化反応に用いられる場合、カルボキシル基は、例えば、Boc-Glu(OAllyl)-OH、Boc-Glu(Ofm)-OHのようなアリルエステル又は9-フルオレニルメチル保護に変換すべきである。
ポリペプチドを固相Boc化学合成した後、PAM、MBHA樹脂に対し、一般的にHFで切断し、0.1ミリモルの樹脂あたり5ミリリットルのHFを加えて、同時にp-クレゾール、p-メルカプトフェノール又はアニソール等の試薬を加えて、混合物を氷浴条件で1時間攪拌する。HFを真空排出した後、ポリペプチドを無水エーテルで沈殿し、沈殿を遠心収集し、HPLCで分離精製し、冷凍乾燥し最後の製品を取得する。
精製
粗ペプチドを水とアセトニトリル(例えば、水/アセトニトリル(3:1))の適切な混合物に溶けて、反転分取HPLC(例えば、AKTA purifier、島津LC-20AR等)で精製し、ローディングされた粗ペプチドの量と極性の大きさにより、例えば、C8又はC18セミプレパレーションカラム又はプレパレーションカラムのような異なる充填材と大きさのカラムを選択する。緩衝液Aは0.1%のTFA水溶液であり、緩衝液Bは0.1%のTFAのアセトニトリルである。緩衝液Bの勾配が上昇して溶出し、分析型HPLCにより関連するフラクション(fraction)を検査する。ZORBAX 300 SB-C18(4.6X250mm、5μM)カラムを使用し、緩衝液Aは0.1%のTFAの水溶液であり、緩衝液Bは0.1%のTFAのアセトニトリルである。流速1ml/min、波長210nmで検査する。純粋な目的ペプチドを含むフラクションを混合して冷凍乾燥し、白色固体であるペプチドトリフルオロアセテートを取得する。製品をガラスバイアルに分けて保存する。
調製方法
本発明の化合物は直鎖ペプチドである。ポリペプチド配列によってC末端からN末端までの順に各アミノ酸を段階的にカップリングさせて、ポリペプチド主鎖を得ることができる。プロセスは、まず、アミノ基がブロック基で保護されたアミノ酸を固相ベクターに共有結合させ、第1のアミノ酸のアミノ保護基を除去することにより、第1のアミノ酸が固相ベクターに結合される。その後、アミノ基がブロックされた第2のアミノ酸のカルボキシル基が活性化された後、既に固相ベクターに結合した第1のアミノ酸のアミノ基と反応してペプチド結合を形成し、このように固相ベクターに保護基を有するジペプチドが生成される。上記のペプチド結合形成反応を繰り返し、必要とするペプチド鎖を生成するまで、ペプチド鎖をC末端からN末端まで延長させる。最後に、保護基を除去し、ペプチド鎖と固相ベクターの共有結合を加水分解して、合成したペプチドが得られた。
本発明の一部の化合物は、側鎖にアミノ基又はチオール基を含むアミノ酸の側鎖アミノ基又はチオール基により、長時間作用基又は修飾基と共役している。化合物27を例として合成経路と方法を説明する。
化合物27の合成は以下のステップを含む。
ステップAであって、Lys(PG)と樹脂をカップリングさせてLys(PG)-樹脂を得て、PGはリジン側鎖アミノ基の保護基である。
ステップBであって、Lys(PG)-樹脂を第1段階によってアミノ酸又はアミノ酸誘導体にカップリングさせ、配列が化合物27の主ペプチド鎖に示される第1ペプチド樹脂を得る。
ステップCであって、化合物27の主ペプチド鎖に示される第1ペプチド樹脂におけるLysの側鎖保護基PGのような配列を除去した後、第2段階によって2-(2-(2-アンモニアエトキシ)エトキシ)酢酸、2-(2-(2-アンモニアエトキシ)エトキシ)酢酸、γ-Glu、オクタデカンジオ酸をカップリングさせて第2ペプチド樹脂を得る。
ステップDであって、第2ペプチド樹脂を熱分解、精製して化合物27を得る。
好ましくは、ステップAの樹脂は、Rink Amide樹脂、又はRink Amide-AM樹脂、Rink Amide-MBHA樹脂等の同類樹脂である。好ましくは、ステップAのカップリングに採用する活性化剤は、DICとHOBt、又はHATUとHOAT、又はBOP、PyBOP、PyAOP、HBTU、TBTU、DEPBT等から選択される。好ましくは、Lysの側鎖保護基はaloc、Dde又はivDdeである。
ステップBにおける第1段階的カップリングである時、化合物27の配列に基づいて、Fmoc-Pro-OH、Fmoc-Pro-OH、Fmoc-Pro-OH、Fmoc-Ala-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-Ser(tBu)-OH、Fmoc-Ser(tBu)-OH、Fmoc-Pro-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-Ala-OH、Fmoc-Leu-OH、Fmoc-Leu-OH、Fmoc-Trp(Boc)-OH、Fmoc-Glu(OtBu)-OH、Fmoc-Ile-OH、Fmoc-Phe-OH、Fmoc-Leu-OH、Fmoc-Arg(Pbf)-OH、Fmoc-Val-OH、Fmoc-Ala-OH、Fmoc-Glu(OtBu)-OH、Fmoc-Lys(Boc)-OH、Fmoc-Glu(OtBu)-OH、Fmoc-Leu-OH、Fmoc-Ala-OH、Fmoc-Ile-OH、Fmoc-Ser(tBu)-OH、Fmoc-Leu-OH、Fmoc-Asp(OtBu)-OH、Fmoc-Ser(tBu)-OH、Fmoc-Thr(tBu)-OH、Fmoc-Phe-OH、Fmoc-Thr(tBu)-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-Glu(OtBu)-OH、Fmoc-Aib-OH及びBoc-Tyr(tBu)-OHを段階的にカップリングする。
ステップBにおける第1段階的カップリング及びステップCにおける第2段階的カップリングに用いられるカップリング剤は、DICとHOBtの混合液、PyBOP、HOBt及びDIEAの混合液、又はHATU、HOAt及びDIEAの混合液、又はDEPBTとDIEAの混合液、又はHBTU及びDIEAの混合液であってもよい縮合剤と、DMF、DCM、NMP、又はDMSOのうちの1つ又は2つ以上の混合液である反応溶媒とを含む。
PGがalocである場合、ステップCで除去に使用される試薬は、1~20当量のモルホリノ(又はモルホリノの代わりに1~20当量のフェニルシラン)及び0.05~3当量のPd(PPhで除去する。好ましくは、5~10当量のモルホリノ(又はモルホリンの代わりに5~10当量のフェニルシラン)と0.1~0.3当量のPd(PPhを用いて、aloc保護基を除去する。保護基除去反応は毎回10~30分で2回を行うことができ、好ましくは、CHClを溶媒として選択する。
Aloc保護基を除去する別の方法は、触媒量のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)と、37:2:1の比率のDCM、氷酢酸、及びNMM(15mL/gの樹脂)を用いてアルゴン雰囲気で、室温で2時間攪拌することである。反応後、各グラムの樹脂を0.5%のDIPEA/DMF(10mL)、0.5%のジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム/DMF(3×10mL)、1:1DCM:DMF(5×10mL)で洗浄する。
PGがDde又はivDdeである場合、ステップCで保護基を除去するために使用される試薬は、ヒドラジン水和物/DMFの混合液である。2%(w/v)のヒドラジン水和物のDMF溶液(25mL/gの樹脂)を調製し、樹脂を加え、5分後に吸湿乾燥し、DMFで樹脂を洗浄する。2%のヒドラジン水和物/DMFによる保護基の除去とDMFによる洗浄過程を3回繰り返す。
ステップCにおける第2段階的カップリングである時、化合物27配列に基づいて、Fmoc-8-アミノ基-3,6-ジオキソオクタン酸(CAS No.166108-71-0)、Fmoc-Glu-OtBu(CAS No.84793-07-7)とオクタデカン二酸モノ-tert-ブチルエステルHOOC-(CH16-COOtBuを段階的にカップリングする。
ステップDにおける熱分解に使用される試薬は、TFA、PhSMe、PhOMe、EDT、HO、TIS、PhOHの1つ又は2つ以上の化合物を含む。例えば、熱分解に使用される試薬は、体積比が90:5:3:2であるTFA、チオアニソール、硫化ジメチル、EDTの混合液である。好ましくは、熱分解に用いる試薬は、TFA、HO及びTISの混合液であり、その体積比が90:2.5:2.5である。
本発明は、さらに、本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を合成するために使用することができる新型中間体及び方法を含む。本発明の中間体及び化合物は、当業者に知られている様々な方法で調製することができる。特に、以下の実施形態において、化学合成を用いる方法を例として説明した。説明された各経路の具体的な合成ステップは、異なる形態の組合せによって本発明の化合物とその塩を調製することができる。試薬と原料は、当業者が容易に入手できるものである。
実施例
実施例を参照し、さらに本発明を説明する。これらの実施例は、保護を請求する本発明の範囲を限定するものではない。当業者は、本発明の内容を参考して、適当にプロセスパラメーターを改善し、本発明に記載の方法及び応用に対して変更し、又は適当に変更又は組み合わせることにより、本発明の技術を実現し、応用することができる。全ての類似な置換及び変更は、当業者にとって明らかであり、いずれも本発明に含まれるとみなされる。
アミノ酸原料、縮合試薬等はジル生化学(上海)有限公司から購入した。Rink Amide樹脂は、上虞ポア会社と天津南開和成技術有限公司から購入した。
実施例1 ポリペプチド2の合成
予めローディングされた中・低荷重のFmoc-Ser(tBu)-Rink Amide樹脂(例えば、0.4mmole/g)を選択し、30%のピペリジン/DMFでFmoc保護基を除去し(2×10分)、DMFで樹脂を3回洗浄する。Fmoc固相ポリペプチド合成法を使用する。アミノ酸(樹脂アミノ酸の荷重に対して10当量)をDMFに溶解して0.3M溶液を調製する。溶液にHOBTとDIC(樹脂アミノ酸の荷重に対して10当量)を加え、均質に振とう混合した後、樹脂を加え、室温で60分間カップリングさせる。固相反応チューブから溶液を空にし、DMFで樹脂を3回洗浄する。これまで、合成単位のカップリングが完了する。C末端からN末端までのポリペプチドの各合成ユニットはいずれも同じカップリング法を使用し、アミノ酸残基は「ポリペプチド固相化学合成法」の一部に列挙されているFmoc固相合成に一般に使用される保護基又は他の本配列に適する保護基を使用する。
ペプチド鎖合成後の樹脂をDCMで洗浄し、90:4:2:2:2:2(v/v)のトリフルオロ酢酸:トリイソプロピルシラン:1,2-エタンジチオール:水:チオアニソール(10~25mL/gの樹脂)を含む切断液を加え、室温で2時間振とうし、無水エーテルで沈殿させる。粗ペプチドを0.1%のTFA、30%のアセトニトリル水溶液に溶解し、分取RP-HPLC、C8、5μMの逆相カラムを通過する。緩衝液Aは0.1%のTFA水溶液であり、緩衝液Bは0.1%のTFAのアセトニトリルである。緩衝液Bの勾配が段階的に上昇して溶出し、正しいフラクション(fraction)を合わせて低温で凍結乾燥し、白色固体を取得する。ポリペプチドの構造は質量分析とアミノ酸配列によって決定する。本発明のC末端がセリンである化合物は、いずれも実施例1の方法によって合成することができる。
実施例2 ポリペプチド7の合成
予めローディングされたFmoc-Gly-Rink Amide樹脂を選択する。残りの合成法及びステップは実施例1と類似である。本発明のC末端がグリシンである化合物は、いずれも実施例2の方法によって合成することができる。
実施例3 化合物23の合成
予めローディングされた低荷重Fmoc-Lys(Aloc)-Rink Amide樹脂(例えば、0.29mmole/g)を選択する。C末端からN末端までのポリペプチドの各合成単位はいずれも実施例1のカップリング法を使用し、C末端リジンを除く以外のアミノ酸残基は「ポリペプチド固相化学合成法」の一部に列挙されているFmoc固相合成に一般に使用される保護基を使用する。ペプチド鎖合成後、C末端リジン側鎖のアリルオキシカルボニル基の除去は、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)と、37:2:1の比率のDCM、氷酢酸、NMM(15mL/gの樹脂)を用いて、アルゴン雰囲気下で、室温で2時間攪拌することができる。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)は1当量までの触媒量を使用することができる。反応後、各グラムの樹脂を0.5%のDIPEA/DMF(10mL)、0.5%のジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム/DMF(3×10mL)、1:1DCM:DMF(5×10mL)で洗浄する。Aloc保護基は5~10当量のモルホリノ(又は5~10当量のフェニルシラン)と0.1~0.3当量のPd(PPhで除去することができる。保護基除去反応は毎回30分で2回行うことができ、CHClを溶媒として選択する。側鎖Aloc保護基を除去した後、このリジン側鎖置換基の合成は構造単位Fmoc-8-アミノ基-3,6-ジオキサオクタン酸(CAS No.166108-71-0)、Fmoc-Glu-OtBu(CAS No.84793-07-7)及びオクタデカン二酸モノ-tert-ブチルエステルHOOC-(CH16-COOtBuを使用する。側鎖置換基の各構造単位の用量は10当量の樹脂アミノ酸荷重であり、各ステップのカップリング時間は4時間である。残りの合成法及びステップは実施例1と類似である。
もう一つの方法は、予めローディングされた低荷重Fmoc-Lys(ivDde)-Rink Amide樹脂を選択することである。主ペプチド鎖の合成法は、前項のFmoc-Lys(Aloc)-Rink Amide樹脂を使用する方法と同様である。主ペプチド鎖合成後、C末端リジン側鎖のivDde保護基を2%のヒドラジン水和物/DMFで除去する。2%(w/v)のヒドラジン水和物溶液のDMF溶液(25mL/gの樹脂)を調製し、樹脂を加え、5分後に吸湿乾燥し、DMFで樹脂を洗浄する。2%のヒドラジン水和物/DMFによる保護基の除去とDMFによる洗浄過程を3回繰り返す。このリジン側鎖置換基の合成法は、前項のFmoc-Lys(Aloc)-Rink Amide樹脂の側鎖結合法と同様である。
本発明のC末端はリジンであり、側鎖アミノ基が、長時間作用基に結合した、例えば、化合物4、6、11、13、14、17、21~23、27~30のような化合物であってもよく、実施例3の方法で合成することができる。
実施例4 ポリペプチド33の合成
予めローディングされたFmoc-Cys(Trt)-Rink Amide樹脂を選択する。残りの合成法及びステップは実施例1と類似である。本発明のC末端がシステインである化合物は、いずれも実施例4の方法によって合成することができる。
実施例5 ポリペプチド95の合成
予めローディングされたFmoc-Pro-Rink Amide樹脂を選択する。残りの合成法及びステップは実施例1と類似である。本発明のC末端がプロリンである化合物は、いずれも実施例5の方法によって合成することができる。
実施例6 ポリペプチド110の合成
予めローディングされたFmoc-Ala-Rink Amide樹脂を選択する。残りの合成法及びステップは実施例1と類似である。本発明のC末端がアラニンである化合物は、いずれも実施例6の方法によって合成することができる。
Figure 2022516373000015
質量分析による分子量及びアミノ酸配列の結果によって、ポリペプチドの構造が正確であることが証明される。
ポリペプチドを生理食塩水(pH7.4)に溶解して原液(stock solution)を調製する。原液におけるポリペプチド濃度は、Bradford法、紫外分光光度法等の通常の方法で定量化されている。動物薬力学試験前に、投与量に応じて必要用量を含むポリペプチド原液を取り、緩衝生理食塩水(PBS、pH7.4)で希釈して注射剤を調製する。各動物に適した注射量は5mL/kg体重である。これにより、調製する必要とする注入量を計算することができる。
動物実験の全てのデータはExcelファイルに入力され、mean±S.E.Mで表示され、多群間の差異はgraphpad Prism 6ソフトウェアで一元配置分散分析(One-way analysis of variance(ANOVA))Dunnett’s方法を使用して比較し、2群間の差異は対応のないT-Test方法を使用し、P値が0.05以下である場合、明らかな差異を有すると認められる。
実施例7
本発明におけるポリペプチドの生体内効果は当該分野で公知の如何なる適切な動物モデル及び臨床試験から測定することができる。例えば、db/dbマウスは適切な糖尿病動物モデルである。
db/dbマウスは環境状況が厳重に制御されている動物飼育室に飼育され、飼育室の温度は20~24℃、湿度は40~70%に維持される。温湿度計により飼育室の温度と湿度をリアルタイム監視し、温度と湿度を1日2回(朝に1回、午後に1回)記録する。動物飼育室の採光は電子定時点灯システムによって制御され、毎日12時間点灯し、12時間消灯する(午前7:00に点灯し、午後19:00に消灯する)。実験過程において、動物は個室に飼育され、各ケージ内のマウスに玩具を提供する。実験過程において、動物は自由に水を飲む。db/db雄マウス(6週齢)は実験環境を1週間適応する。試験前の3日間(-3日~-1日)に基準値の血糖と体重を記録する。3日間の血糖値と体重に基づいてマウスをランダムに群分け、各群に6匹ずつである。マウスは、午前10:00に生理食塩水(5ml/kg、対照群)又はポリペプチド化合物1、2、8、16、18、19、24と36(30nmol/kg)を皮下注射し、投与前0時間と投与後1、2、4、6、8と10時間に採血し、ジョンソン・アンド・ジョンソンのワンタッチウルトラ血糖測定装置及び対応のテストストリップを使用し血糖を測定する。時間を横軸とし、異なる時点の血糖値を縦軸とし、血糖曲線を作成し、曲線下面積(AUC)を計算し、ポリペプチド化合物の血糖低下作用の時間と効果を比較する。
結果、図1に示すように、化合物1、2、8、16、18、19、24と36はいずれも2型糖尿病マウスの血糖を大幅に低下することができることを示し、対照群と統計学的に有意な差が認められた。これらの化合物は糖尿病治療薬になる可能性がある。
実施例8
db/dbマウスの飼育条件は実施例7と同じである。db/db雄マウス(8週齢)は実験環境を1週間適応する。試験前の3日間(-3日~-1日)に基準値の血糖と体重を記録する。3日間の血糖と体重に基づいてマウスをランダムに群分け、各群に6匹ずつである。マウスは、午前10:00に生理食塩水(5ml/kg、対照群)又はポリペプチド化合物31、35、38、44と49(30nmol/kg)を皮下注射し、投与前0時間と投与後1、2、4、6、8と10時間に採血し、ジョンソン・アンド・ジョンソンのワンタッチウルトラ血糖測定装置及び対応のテストストリップを使用し血糖を測定する。時間を横軸とし、異なる時点の血糖値を縦軸とし、血糖低下作用の時間効果曲線を作成し、血糖低下作用の曲線下面積(AUC)を計算する。
結果、図2に示すように、化合物31、35、38、44と49はいずれも2型糖尿病マウスの血糖を大幅に低下することができることを示し、対照群と統計学的に有意な差が認められた。これらの化合物は糖尿病治療薬になる可能性がある。
実施例9
db/dbマウスの飼育条件は実施例7と同じである。試験前の3日間(-3日~-1日)にdb/db雄マウス(6週齢)の基準値の血糖と体重を記録する。3日間の血糖値と体重に基づいてマウスをランダムに群分け、各群に6匹ずつである。実験前日(-1日)の18:00に試験動物に生理食塩水(5ml/kg、対照群)又は化合物6、13、14と26(3nmol/kg)を皮下注射する。試験当日、動物は6時間(8:00~14:00)断食し、腹腔内ブドウ糖負荷試験(IPGTT)を行う。動物は、14:00にブドウ糖(1.5g/kg)水溶液を単回腹腔内注射し、ブドウ糖投与時間を0ポイントとして記録する。ブドウ糖投与前0分、ブドウ糖投与後15、30、60、120と180分に動物に血糖を測定し、時間を横軸とし、異なる時点の血糖値を縦軸とし、血糖曲線を作成する。
結果、図3に示すように、化合物6、13、14と26はいずれも2型糖尿病マウスの血糖を大幅に低下することができることを示し、体内作用時間の遅延が示され、長時間作用型糖尿病治療薬になる可能性がある。
実施例10
本発明におけるポリペプチドの生体内効果は当該分野で公知の如何なる適切な動物モデル及び臨床試験から測定することができる。食餌性肥満(DIO)マウスは肥満症、インスリン抵抗性と高脂血症の動物モデルである。
5週齢雄C57BL/6マウスは環境状況が厳重に制御されている動物飼育室に飼育され、飼育室の温度は20~24℃で、湿度は30~70%に維持される。温湿度計により飼育室の温度と湿度をリアルタイム監視し、温度と湿度を1日2回(朝に1回、午後に1回)記録する。動物飼育室の採光は電子定時点灯システムによって制御され、毎日12時間点灯し、12時間消灯する(午前6:00に点灯し、午後18:00に消灯する)。実験過程において、動物は個室に飼育され、各ケージ内のマウスに玩具を提供する。動物は6週齢から高脂質飼料で飼育する(各栄養成分の重量比は、タンパク質26.2%、炭水化物26.3%、脂肪36.9%であり、提供されるカロリーのパーセンテージはそれぞれ20%、20%と60%である)。飼育過程において、動物は自由に水を飲む。25週齢、平均体重約49グラムの雄DIOマウスを選択して試験する。動物は1週間のつかみ適応、皮下注射適応を行う。実験前に3日間連続して体重と摂餌量を計量し、実験の1日前に動物の血糖を測定し、動物の血糖と体重に基づいて群分け、各群に6匹ずつである。
実験期間では、対照群とリラグルチド群の動物は、生理食塩水又はリラグルチド(100nmol)を毎日1回皮下注射する。他の5群の動物は1、3、5、7、9、11、13日にそれぞれポリペプチド4、11、17、20と23(25nmol)を1回皮下注射する。14日間の実験期間に、動物の体重及び摂餌量を毎日計量する。体重変化のパーセンテージは[(最終体重-開始体重)/開始体重]*100である。
実験開始の前日及び15日目に血糖測定装置で動物の空腹時血糖値を測定する。空腹時血糖を測定する時、動物の断食時間は午前9:00~午後15:00であり、測定時間は午後15:00である。
16日目、動物は6時間(8:00~14:00)断食し、安楽死術を施し、動物を解剖し、心臓から採血し、主要項目がトリグリセリド(TG)とコレステロール(TC)を含む生化学レベルを測定するために、血漿に遠心分離する。生化学基準の分析は日立シリーズの自動生化学分析装置(HITACHI 7180)を使用する。他に動物の肝臓を収集し、肝臓のトリグリセリドとコレステロールを測定する。
動物の14日間の体重変化結果は図4に示されるとおりである。対照群に比べ、投与群の体重は明らかに低下し、14日目の体重は対照群と統計学的に有意な差があったが、ポリペプチド4、11、17、20と23の体重を低下させる能力は減量薬であるリラグルチドより大幅に優れている。
空腹時血糖(試験開始前と完成後の空腹時血糖比較)変化は図5に示されるとおりであり、対照群に比べ、投与群の空腹時血糖は明らかに低下し、ポリペプチド4、11、17、20と23群はリラグルチドより優れていることを示す。空腹時血糖の低下は投与群の動物の血糖に対する調節能力が改善されることを示している。
図6と7に示すように、対照群に比べ、投与群動物のコレステロールとトリグリセリドがいずれも明らかに低下し、ポリペプチド4、11、17、20と23群の低下幅はいずれもリラグルチドより大幅に優れている。
実施例11
db/db雄マウス(江蘇集萃薬康生物、6週齢)は施設に到着した後、環境状況が厳重に制御されている動物飼育室に飼育され、飼育室の温度は20~24℃で、湿度は40~70%に維持される。温湿度計により飼育室の温度と湿度をリアルタイム監視し、温度と湿度を1日2回(朝に1回、午後に1回)記録する。動物飼育室の採光は電子定時点灯システムによって制御され、毎日12時間点灯し、12時間消灯する(午前7:00に点灯し、午後19:00に消灯する)。実験過程において、動物は個室に飼育され、各ケージ内のマウスに玩具を提供する。実験過程において、動物は自由に水を飲む。動物は環境を2週間適応する。試験の3日前(-3日~-1日)に、動物が午前9:00に6時間断食した後、15:00に空腹時血糖を測定する。3日間の空腹時血糖と体重に基づいてマウスをランダムに群分け、各群に6匹ずつである。試験目標は化合物がマウスの空腹時血糖値を低下させる能力を測定することである。実験期間の動物の断食時間は午前9:00~午後21:00である。試験初日、マウスは予め6時間(9:00~15:00)断食させ、その後、生理食塩水(5ml)又は化合物21、22、27、28、29と30(5nmol)を皮下注射し、投与前0時間と投与後1、3、6、24、30と48時間に採血し、ジョンソン・アンド・ジョンソンのワンタッチウルトラ血糖測定装置及び対応のテストストリップを使用し血糖を測定する。時間を横軸とし、異なる時点の血糖値を縦軸とし、血糖低下作用の時間効果曲線を作成する。
結果、図8に示すように、化合物21、22、27、28、29と30はいずれもdb/dbマウスの血糖を大幅に低下させることができ、対照群と統計学的に有意な差が認められた。これらの化合物は糖尿病治療薬になる可能性がある。また、3対の化合物21と22、27と28、29と30は、化合物のC末端リジン側鎖が長時間作用基に結合する時、隣接するセリン欠損が化合物の有効性を著しく高め、予想外の効果をもたらすことを示した。
実施例12
db/dbマウスの飼育条件は実施例7と同じである。db/db雄マウス(江蘇集萃薬康生物、7週齢)は試験環境を1週間適応する。試験前の3日間(-3日~-1日)に基準値の血糖と体重を記録する。3日間の血糖値と体重に基づいてマウスをランダムに群分け、各群に6匹ずつである。マウスは、午前10:00に生理食塩水(5ml/kg、対照群)又はポリペプチド化合物42、115、178(35nmol/kg)を皮下注射し、投与前0時間と投与後1.5、4、7、10時間に採血し、ジョンソン・アンド・ジョンソンのワンタッチウルトラ血糖測定装置及び対応のテストストリップを使用し血糖を測定する。時間を横軸とし、異なる時点の血糖値を縦軸とし、血糖曲線を作成し、曲線下面積(AUC)を計算し、ポリペプチド化合物の血糖低下作用の時間と効果を比較する。
結果、図9に示すように、化合物42、115、178はいずれも2型糖尿病マウスの血糖を大幅に低下することができることを示した。これらの化合物は糖尿病治療薬になる可能性がある。
実施例13
DIO肥満マウスの試験は、上海薬明康徳新薬開発有限公司によって完了した。雄C57BL/6マウスを5週齢から25週間高脂質飼料(商品番号:D12492i、Research Diets、Inc)で飼育する。動物は30週齢で1週間のつかみ適応と皮下注射適応を行い。実験前3日間連続して体重と摂餌量を計量し、実験1日前に動物の空腹時血糖を測定し、高血糖の動物を取り除き、動物のランダム血糖と体重(体重を主な基準指標とし)に基づいて群分け、各群に5匹ずつである。実験期間では、動物に群別に生理食塩水、化合物27、化合物29(3nmol/kg)を毎日1回皮下注射し、投与周期は10日間である。実験期間では、毎日動物の体重と摂餌量を測定する。実験終了後、動物を6時間断食し、安楽死術を施し、動物を解剖し、心臓から血液を採取し、生化学的レベル検出のために血漿に遠心分離する。
図10に示すように、対照群に比べ、投与群の動物の体重は明らかに減少した。11日目には、投与群動物の体重は、同群の動物の初期体重と統計学的に有意な差を有し、対照群の動物の体重にも統計学的に有意な差を有する(P<0.0001)。
図11に示すように、対照群に比べ、投与群の動物の摂餌量が明らかに減少した。動物の10日間の累積摂食量は対照群に比べて統計学的に有意な差(P<0.0001)があるため、化合物27と化合物29には食欲抑制作用があることが示される。
図12に示すように、化合物27と化合物29は、実験動物の低比重リポタンパクコレステロール(LDL-C)を大幅に低下させ、対照群と統計学的に有意な差が認められた(P<0.0001)。LDL-C値は心血管疾患と強く関連するため、化合物27及び29は高脂血症の治療に使用され、心血管疾患のリスクを低減する可能性がある。
実施例14
DIO肥満マウスの試験は、上海薬明康徳新薬開発有限公司によって完了した。動物の飼育条件は実施例13と同じである。動物は40週齢に1週間のつかみ適応と皮下注射適応を行い。実験前3日間連続して体重と摂餌量を計量し、実験1日前に動物の空腹時血糖を測定し、高血糖の動物を取り除き、動物のランダム血糖と体重(体重を主な基準指標とし)に基づいて群分け、平均体重は47グラムであり、各群に6匹ずつである。実験期間では、動物に群別に生理食塩水、又は各動物に1.5nmoleの化合物35又は化合物40を毎日1回皮下注射し、投与周期は14日間である。実験前後に動物の体脂肪含量をEchoMRI体脂肪計で測定する。
DIO肥満マウスの実験開始前(0日目)と終了後(15日目)の脂肪組織量と除脂肪組織量の変化結果は図13に示したとおりである。対照群に比べ、投与群の動物の脂肪体重は明らかに減少し、対照群と統計学的に有意な差があったが、除脂肪組織量は基本的に不変であり、化合物35と化合物40が比較的理想的な方法で減量できることが示された。

Claims (13)

  1. 式(VII)を有するペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物であって、
    Y-aib-E-G-T-F-X11-S-D-X1-S-X12-X2-L-X3-X4-E-A-X5-X6-X13-F-X7-X8-W-L-X9-A-G-X10 (VII)
    X1はL又はYから選択されるアミノ酸を表し、X2はQ、A、aib又はYから選択されるアミノ酸を表し、X3はD又はEから選択されるアミノ酸を表し、X4はE又はKから選択されるアミノ酸を表し、X5はV又はAから選択されるアミノ酸を表し、X6はK、R又はQから選択されるアミノ酸を表し、X7はI又はVから選択されるアミノ酸を表し、X8はE、Q、N又はAから選択されるアミノ酸を表し、X9はI又はLから選択されるアミノ酸を表し、X10は存在しなく又はGPSSGAPPP、GPPSGAPPP、GPSSGKPPP、GPSSGEPPP、GPSSaibAPPP、GPSSGAPP、GPSSGAP、GPSSGA、GPSSG、GPSS、GPS、GP、Gを表し、X11はT又はIのアミノ酸を表し、X12は、I、S又はKのアミノ酸を表し、X13はL、E、又はDのアミノ酸を表し、
    任意に、X10のC末端に、S又は側鎖にアミノ基又はチオール基を含むアミノ酸から選択された1つ又は2つを添加し、C末端アミノ酸のカルボキシル基は、任意にC末端アミドにアミド化され、前記アミノ酸は、
    Figure 2022516373000016
    又は
    Figure 2022516373000017
    を有し、
    波線は隣接する基に結合された結合ポイントを表し、n1は1~7の整数であり、II又はIIIがC末端アミノ酸である場合、そのカルボキシル基部分はCOOH又はCONHであり、好ましくは、側鎖アミノ基を含むアミノ酸はリジンであり、側鎖チオール基を含むアミノ酸はシステインであり、
    任意に、X10のC末端に添加された側鎖アミノ酸を含むアミノ酸は、その側鎖アミノ基に長時間作用性基により修飾されており、好ましくは、前記長時間作用性基は式(IV)の構造を有し、
    O1-O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-(IV)、
    O1は式(V)又は(VI)の構造を表し、
    Figure 2022516373000018
    又は
    Figure 2022516373000019
    n2は6~24の整数であり、好ましくは10~24、さらに好ましくは16~22の整数であり、
    波線は隣接する基に結合されたアミノ基の結合ポイントを表し、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はリンカーを表し、O2~O8のそれぞれは、α-Glu、γ-Glu、α-Asp、β-Asp、α-hGlu、δ-hGlu、Gly、Ala、β-Ala、GABA又はPEG2のアミノ酸残基又は長鎖構造のうちのいずれかの1つによって独立に表され、又は1つ以上のO2~O8が存在しなく、その条件はO2~O8には少なくとも2つが存在することであり、好ましくは、O2~O8には少なくとも1つの負電荷付きの部分を含む、ことを特徴とするペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
  2. 前記ペプチド化合物は、式(I)の構造を有し、
    Y-aib-E-G-T-F-T-S-D-X1-S-I-X2-L-X3-X4-E-A-X5-X6-L-F-X7-X8-W-L-X9-A-G-X10 式(I)
    X1はL又はYから選択されるアミノ酸を表し、X2はQ、A、aib又はYから選択されるアミノ酸を表し、X3はD又はEから選択されるアミノ酸を表し、X4はE又はKから選択されるアミノ酸を表し、X5はV又はAから選択されるアミノ酸を表し、X6はK又はRから選択されるアミノ酸を表し、X7はI又はVから選択されるアミノ酸を表し、X8はE、Q、又はNから選択されるアミノ酸を表し、X9はI又はLから選択されるアミノ酸を表し、X10は存在しなく又はGPSSGAPPPを表し、
    任意に、X10のC末端に、S又は側鎖にアミノ基又はチオール基を含むアミノ酸から選択された1つ又は2つを添加し、C末端アミノ酸のカルボキシル基は、任意にC末端アミドにアミド化され、前記アミノ酸は、
    Figure 2022516373000020
    又は
    Figure 2022516373000021
    を有し、
    波線は隣接する基に結合された結合ポイントを表し、n1は1~7の整数であり、好ましくは、側鎖アミノ基を含むアミノ酸はリジンであり、側鎖チオール基を含むアミノ酸はシステインであり、
    任意に、X10のC末端に添加された側鎖アミノ酸を含むアミノ酸は、その側鎖アミノ基に長時間作用性基により修飾されており、好ましくは、前記リジン側鎖アミノ基をリンクする長時間作用性基は式(IV)の構造を有し、
    O1-O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-(IV)、
    O1は式(V)又は(VI)の構造を表し、
    Figure 2022516373000022
    又は
    Figure 2022516373000023
    n2は6~24の整数であり、好ましくは10~24、さらに好ましくは16~22の整数であり、
    波線は隣接する基に結合されたアミノ基の結合ポイントを表し、O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はリンカーを表し、O2~O8のそれぞれは、α-Glu、γ-Glu、α-Asp、β-Asp、α-hGlu、δ-hGlu、Gly、Ala、β-Ala、GABA又はPEG2のアミノ酸残基又は長鎖構造のうちのいずれかの1つによって独立に表され、又は1つ以上のO2~O8が存在しなく、その条件はO2~O8には少なくとも2つが存在することであり、好ましくは、O2~O8には少なくとも1つの負電荷付きの部分を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
  3. O2-O3-O4-O5-O6-O7-O8-はγGlu-PEG2-γGlu-、γGlu-PEG2-2×γGlu-、γGlu-PEG2-、γGlu-2×PEG2-、γGlu-3×PEG2-、γGlu-PEG2-γGlu-PEG2、γGlu-2×PEG2-γGlu-、γGlu-2×PEG2-2×γGlu-、2×γGlu-、2×γGlu-PEG2-、2×γGlu-PEG2-γGlu-、2×γGlu-PEG2-γGlu-PEG2-、2×γGlu-2×PEG2-、2×γGlu-2×PEG2-γGlu、2×γGlu-2×PEG2-2×γGlu-から選択されるリンカーを表す、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
  4. X10のC末端に添加される側鎖チオール基を含むアミノ酸はその側鎖チオール基に式(IV)の長時間作用性基により修飾されており、前記側鎖チオール基を含むアミノ酸の側鎖チオール基がマイケル反応受容体又はメルカプタン反応性基を介してリンカー基Lの一端に結合し、好ましくは、前記リンカーLの他端が、さらに、アミノ基又はカルボキシル基によって式(IV)の長時間作用性基と共有結合を形成し、好ましくは、前記リンカー基Lが、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-NH-、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-CO-、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-NHCO-(CHn8-、-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-NHCO-(CHn8-NH-、又はその任意の組合せから選択し、n3、n4、n5、n6、n7、n8はそれぞれ0~10の整数であり、さらに好ましくは、Lは-NH-CH-(CHCHO)-(CH-NH-又は-NH-(CHn5-(CHCHO)n6-(CHn7-NHCO-(CHn8-である、ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
  5. X5はVであり、又はX2はAであり、又はX2はAib、又はX2はAであり、X5はVであり、又はX2はAibであり、X5はVである、ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
  6. 前記ペプチド化合物は以下から選択され、
    配列は以下の通りである、ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
    化合物1. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFVNWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物2. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKLFVNWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物3. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVKLFVQWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
    Figure 2022516373000024
    Figure 2022516373000025
    Figure 2022516373000026
    化合物31. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物32. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
    化合物33. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
    化合物34. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
    化合物35. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
    化合物36. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物37. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
    化合物38. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
    化合物39. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
    化合物40. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
    化合物41. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAG-NH2
    化合物42. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAG-NH2
    化合物43. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物44. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
    化合物45. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
    化合物46. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
    化合物47. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
    化合物48. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物49. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
    化合物50. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSK-NH2
    化合物51. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
    化合物52. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFIEWLLAGGPSSGAPPPSC-NH2
    化合物53. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物54. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
    化合物55. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPC-NH2
    化合物56. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
    化合物57. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPK-NH2
    化合物58. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物59. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物60. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物61. Y(aib)EGTFTSDYSIYLDEEAVRLFIEWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
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    化合物149. Y(aib)EGTFTSDYSIYLEKEAVKEFIAWLIAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物150. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPP-NH2
    化合物151. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
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    化合物214. Y(aib)EGTFTSDLSIALEKEAVRLFIEWLLAGGPSS-NH2
    化合物215. Y(aib)EGTFTSDLSIYLDEEAVRLFVNWLLAGGPSSGAPP-NH2
    化合物216. Y(aib)EGTFTSDLSI(aib)LEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
    化合物217. Y(aib)EGTFTSDLSSALEKEAVRLFIEWLLAGGPSSGAPPPK-NH2
    化合物218. Y(aib)EGTFTSDLSIYLEKEAVRLFIEWLLAGG-NH2
    化合物219. Y(aib)EGTFTSDLSIQLEKEAVKLFVNWLLAGGPSSGAPPPS-NH2
  7. 医薬組成物であって、前記請求項のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物と、薬学的に許容されるベクター又は賦形剤とを含む、ことを特徴とする医薬組成物。
  8. 前記請求項1~6のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物、又は請求項7に記載の医薬組成物の第1の医薬用途である。
  9. 前記請求項1~6のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物、又は請求項7に記載の医薬組成物が、耐糖能異常(IGT)、高血糖症、1型糖尿病、2型糖尿病、肥満症、代謝症候群及び神経変性疾患を治療又は予防する医薬品の調製における用途であって、特に2型糖尿病における疾患進行を遅延又は予防させ、耐糖能異常から2型糖尿病への進行を遅延させ、2型糖尿病からインスリンを必要とする糖尿病への進行を遅延させ、代謝症候群を治療し、食欲を調節し、満腹感を誘発し、食物摂取を減少し、エネルギー消耗を増加し、肥満症の治療又は過体重の予防に用いられ、減量成功後の体重再増加を予防し、過体重又は肥満症に関連する疾患又は状態を治療し、過食症を治療し、暴食を治療し、脂質異常症、アテローム性動脈硬化症、高血圧、冠動脈性心疾患、β遮断薬中毒を治療し、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD、non-alcoholicfattyliverdisease)(単純性脂肪肝(SFL)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)及びその関連肝硬変に分けられることができ)の治療又は予防に用いられ、胃腸管の動きを抑制し、神経変性病、例えば、アルツハイマー病(Alzheimer’sdisease)、パーキンソン病(Parkinson’sdisease)、ハンチントン病(Huntington’sdisease)、運動失調(例えば、脊髄小脳運動失調)、球脊髄性筋萎縮症(Kennedydisease)、筋強直性ジストロフィー、レビー小体認知症(Lewybodydementia)、多系統萎縮症(multi-systemicatrophy)、筋萎縮性側索硬化症、原発性側索硬化症、脊髄性筋萎縮症、プリオン関連疾患(例えば、クロイツフェルトヤコブ病(Creutzfeldt-Jacobdisease))、多発性硬化症、毛細血管拡張症、バテン病(Battendisease)、大脳皮質基底核変性症(corticobasaldegeneration)、脊髄亜急性連合変性症、背癆、テイサックス病(Tay-Sachsdisease)、中毒性脳症、乳児レフスム病(infantileRefsumdisease)、ラフスム病、神経細胞症、ニーマン-ピック病(Niemann-Pickdisease)、ライム病(Lymedisease)、マシャドジョセフ病(Machado-Josephdisease)、サンドホフ病(Sandhoffdisease)、シャイドレーガー症候群(Shy-Dragersyndrome)、ハリネズミふらつき症候群(wobblyhedgehogsyndrome)、プロテオパシー(proteopathy)、脳βアミロイド脳血管疾患、緑内障における網膜神経節細胞変性症、シヌクレイン病(synucleinopathies)、タウオパチー(tauopathies)、前頭側頭葉変性症(FTLD)、認知症、Cadasil症候群、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血、アレクサンダー病(Alexanderdisease)、seipinopathies、家族性アミロイドニューロパチー、老人性全身性アミロイドーシス(senilesystemicamyloidosis)、serpinopathies、AL(軽鎖)アミロイドーシス(原発性全身性アミロイドーシス)、AH(重鎖)アミロイドーシス、AA(続発性)アミロイドーシス、大動脈内アミロイドーシス(aorticmedialamyloidosis)、ApoAIアミロイドーシス、ApoAIIアミロイドーシス、ApoAIVアミロイドーシス、フィンランド家族性アミロイドーシス(FAF)、リゾチームアミロイドーシス、フィブリノゲン原発性アミロイドーシス、透析アミロイドーシス、封入体筋炎/ミオパチー、白内障、ロドプシン変異を伴う網膜色素変性症、甲状腺髄様癌、心房アミロイドーシス、下垂体プロラクチン産生腫瘍、遺伝性格子状角膜変性症(Hereditarylatticecornealdystrophy)、皮膚苔癬アミロイドーシス、マロリー体(Mallorybodies)、角膜ラクトフェリンアミロイドーシス、肺胞タンパク症(pulmonaryalveolarproteinosis)、歯原性(Pindborg)腫瘍アミロイド、嚢胞性線維症、鎌状赤血球症又は重症疾患筋疾患(CIM)、骨格関連疾患を治療又は予防するのに用いられる。
  10. 前記用途は減量のための医薬品を調製することである、ことを特徴とする請求項9に記載の用途。
  11. 前記請求項1~6のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物、又は請求項7に記載の医薬組成物が血中脂肪を減らすための医薬品の調製における用途であって、好ましくは、コレステロール、トリグリセリド、遊離脂肪酸、低比重リポタンパクから選択される血中脂質成分を低下させ、さらに好ましくは低比重リポ蛋白コレステロールを低下させる。
  12. 前記請求項1~6のいずれか1項に記載のペプチド化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物、又は請求項7に記載の医薬組成物が、血糖の低下又は糖尿病の治療のための医薬品の調製における用途である。
  13. 前記調製方法は化学合成による方法である、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のペプチド化合物の調製方法。
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