JP2022511963A - 接続スリーブを有する人工歯 - Google Patents

接続スリーブを有する人工歯 Download PDF

Info

Publication number
JP2022511963A
JP2022511963A JP2021533345A JP2021533345A JP2022511963A JP 2022511963 A JP2022511963 A JP 2022511963A JP 2021533345 A JP2021533345 A JP 2021533345A JP 2021533345 A JP2021533345 A JP 2021533345A JP 2022511963 A JP2022511963 A JP 2022511963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
connecting sleeve
inner guide
attachment element
artificial tooth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021533345A
Other languages
English (en)
Inventor
レゼール クリストフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3CI GMBH (IG)
Original Assignee
3CI GMBH (IG)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3CI GMBH (IG) filed Critical 3CI GMBH (IG)
Publication of JP2022511963A publication Critical patent/JP2022511963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • A61C8/0063Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers with an internal sleeve
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/08Artificial teeth; Making same
    • A61C13/082Cosmetic aspects, e.g. inlays; Determination of the colour
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • A61C8/0054Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers having a cylindrical implant connecting part
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • A61C8/0062Catch or snap type connection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • A61C8/0068Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers with an additional screw
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/005Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers
    • A61C8/0074Connecting devices for joining an upper structure with an implant member, e.g. spacers with external threads
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars
    • A61C8/0075Implant heads specially designed for receiving an upper structure

Abstract

本発明は、顎骨(1)に埋め込んで固定される人工歯(100)であって、インプラント体(111)と上部アタッチメント要素(112)とを有する歯科用インプラント(110)、歯部(120)内に配置された、特に歯部(120)を貫通するインナーガイド部(122)を有する歯部(120)、および、人工歯(100)をシーリングするために、歯部(120)内に配置された、特に歯部(120)を貫通するインナーガイド部(122)の内部に配置可能な封止体(130)を含んだ人工歯(100)に関する。封止体(130)と歯部(120)のインナーガイド部(122)との間に接続スリーブ(140)が配置されており、これを利用して、歯部(120)と歯科用インプラント(110)とを間接的に、特に離脱を可能として互いに接続可能である、および/または、これを利用して、封止体(130)を、歯部(120)内に配設される、特に歯部(120)を貫通するインナーガイド部(122)の内部で、離脱を可能としてロック可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、顎骨に埋め込んで固定される人工歯であって、インプラント体と上部アタッチメント要素とを有する歯科用インプラント、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部を有する歯部、および、人工歯をシーリングするために、歯部を貫通するインナーガイド部の内部に配置可能な封止体を含んだ人工歯に関する。本発明はほかにも、人工歯、特に顎骨に埋め込んで固定される人工歯をシーリングするための、封止体と接続スリーブとを有する組立キットに関する。
本発明は、歯科インプラント補綴分野に位置づけられる。自分の歯根を失ったケースでは、歯科用インプラントが、歯部または補綴物とも呼ばれる本来の人工歯、例えばクラウンを取り付ける可能性をもたらす。歯科用インプラントは、患者の顎骨に植立されて、そこで人工歯根兼歯部用担体として機能する。歯科用インプラントの構造は、一般にはチタンから作製される、スクリューのねじ山を利用して顎骨に回し入れられるインプラント体と、顎骨に歯部、特にクラウンを取り付けるために顎骨から突出している、アバットメントとも呼ばれる上部アタッチメント要素とから成っている。ここではアバットメントまたは上部アタッチメント要素が、歯部を担持して、例えば噛んだり齧ったりする際に人工歯に作用する力およびモーメントを受け止めてインプラント体に伝達する、いわゆる支台部品として利用される。基本的に、ワンピースタイプの歯科用インプラントとツーピースタイプの歯科用インプラントとは区別される。ワンピースタイプの歯科用インプラントでは、インプラント体と上部アタッチメント要素とが、一体式に、すなわちシングルピースとして、構成されている。ツーピースタイプの歯科用インプラントでは、インプラント体と上部アタッチメント要素とが、二つのシングルピースとして互いから切り離された仕様となっている。ここでは、顎骨に埋入されたインプラント体のオッセオインテグレーションが完了した後に初めて、インプラント体が、連結要素、一般には歯科用インプラントスクリューを介して、上部アタッチメント要素に連結される。このためにはインプラント体も、また上部アタッチメント要素も、内側に位置する、賢明にも雌ねじが切られた連結部を有している。引き続いて歯部、特にクラウンが上部アタッチメント要素と接続される。しかしながらツーピースタイプのインプラントを使用した場合は、インプラント体とアバットメントまたは上部アタッチメント要素との間のスクリュー締結部が弱点となることが判明している。例えばアバットメントまたは上部アタッチメント要素に作用する力およびモーメントに起因して、歯科用インプラントスクリューによく緩みを来し、それにより、このスクリューには一種の「グラ付き」が生じる。
歯部またはクラウンに関しても、基本的に二つの慣用タイプは区別される。一方のタイプでは、歯部の下側に上部アタッチメント要素に対して相補的に構成されたリセスが設けられて、歯部は上部アタッチメント要素に接着される。ここでは、歯部を後から取り外したり交換したりするのは不可能または顎骨に埋め込まれて固定されたインプラントに著しい負荷をかけない限り不可能である。インプラントが上述のようにインプラントスクリューにしばしば緩みを来すことがあるツーピースタイプの仕様であるケースでは、そのような接着部が特段の短所であることが判明している。詳しく言うと、上部アタッチメント要素とインプラント体との間の連結部を修正する、すなわち具体的には連結スクリューを増し締めするためには、歯部を上述のように取り外すことが要求され、これは、大半のケースにおいて歯部および/またはそれどころか上部アタッチメント要素の損傷または損壊を伴う。
他方のタイプでは、インナーガイド部、特に円筒状に構成されたチャネルが歯部を貫通しており、歯部は、上部アタッチメント要素とインプラント体とが互いに連結される前に、上部アタッチメント要素に接着される。その後、チャネルまたはインナーガイド部に、連結用として予定されたスクリューが通されてねじ込まれる。細菌の侵入を回避するために、歯部が取り付けられた後には、チャネルを封止しなければならない。これは一般には、変形可能な状態でチャネル内に充填され、引き続いてその中で硬化されるポリマーセメントを利用して実現される。ポリマーセメントでは、チャネルがシーリングされるだけでなく、スクリューも同時にチャネルの内部で合着され、それによりクラウンの非破壊除去が最早不可能となる点が短所となっている。
従来技術、詳しく言うとドイツ実用新案登録第202013105551号明細書から、チャネルの内部に配置される連結要素を介して互いに取り付けられている上部構造と歯科用インプラントとを有している、しっかりと嵌まり込んで動かない人工歯が知られている。チャネルを封止するために封止要素が備えられており、この封止要素は、いわゆる着脱式シーリング装置を利用して、同様に着脱自在に上部構造内に取り付けることができる。シーリング装置と上部構造間のこの着脱式接続部はねじ山を利用して実現されており、その際にはシーリング装置が雄ねじを有しており、また上部構造自体には雌ねじが備えられている。
また刊行物・米国特許第5,890,902号明細書も、歯根部とクラウン部とを有する人工歯であって、クラウン部がクラウンを受け入れるように備えられている人工歯に関する。クラウンは、チャネル状のキャビティを有しており、これに通して、クラウンまたはクラウン部を歯根部と接続するために、接続ロッドが取り廻されている。キャビティを封止して唾液に対してシールするために、その周りを取り囲むように雄ねじが切られたディスク状の本体を有する封止要素が備えられている。封止要素の上側には、レンチビットを嵌め合わせることができるように構成された凹所が作り込まれている。これにより封止要素をキャビティ内にねじ込む、またはクラウンから再び取り去ることもできる。
従来技術から知られる封止要素では、それぞれの封止体を取り付けるために、上部構造またはクラウン本体自体に雌ねじを切らなければならない点が短所となっている。正にセラミックス材料製のクラウンまたは同様の人工歯の場合は、要求される正確度と要求される精密度とを兼ね備えたねじ切り加工は、特に工数を要する上にコスト集中的となっている。このために不可欠な、そのような小型仕様のツール、特にダイヤモンドツールは、入手がそもそも不可能であるかまたは困難であることが多い。
したがって本発明の課題は、従来技術から知られる人工歯を改良すること、特により低コストの可能性をもたらすこと、歯部を歯冠インプラントから非破壊方式で取り外すことができることである。それと同時に、既存の人工歯へも、シーリング用の組立キットを後付けできるようにする。
この課題は、請求項1にしたがった人工歯および請求項14にしたがった組立キットにより解決される。冒頭でより詳細に説明した種類の本発明にしたがった人工歯は、封止体と歯部のインナーガイド部との間に接続スリーブが配置されて、これを利用して、歯部と歯科用インプラントとを間接的に、特に離脱を可能として、互いに接続可能である、および/または、封止体を、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部の内部で、離脱を可能としてロック可能であることを特徴とする。
本発明によれば、単独の、特に一体型の追加構成部品として、歯部のインナーガイド部の内部に封止体を取り囲むように配置される接続スリーブは、幾つかの機能を果たす。一方では、歯部または補綴物、特にクラウンを、接続スリーブによって歯科用インプラントに間接的に接続することが目論まれている。従来技術において知られているものとは異なり、歯部は、歯科用インプラントまたはその上部アタッチメント要素自体に最早直接接続されることはなく、接続スリーブを介して間接的に接続され、それにより歯部と上部アタッチメント要素との間のセメント合着部が回避される。この間接的な接続部は、好適にも離脱を可能として実施されている。他方ではその代わりに、またはそれに追加して、接続スリーブにより、封止体もまた歯部の内部で固定されてもよく、それにより歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部をシーリングすることで、唾液、汚物、または細菌の侵入が低減されるか、または最善の場合それどころか完全に回避されるようになる。本発明によれば、封止体は接続スリーブを利用して歯部の内部で離脱を可能としてロックされ、それにより歯部を非破壊方式で、すなわち、歯部、特にクラウン、または歯科用インプラントを損傷することなく取り去ることができるために、その下側に位置する歯科用インプラントおよび場合によっては歯科用インプラントスクリューへのアクセスも可能になる。さらに接続スリーブにより、作製に特に工数を要する上に高コストを伴う人工歯の構成要素、詳しく言うと歯部および歯科用インプラントが、損傷から守られる。
全体として本発明により、人工歯の個々の構成要素である、歯部もしくは補綴物、上部アタッチメント要素もしくはアバットメント、および/またはそれどころかインプラント体は、必要な場合には選択により患者の口腔または顎骨から取り出して、場合によってはそれぞれの交換部品と交換することができる、フレキシブルな構成が可能になる。その後には、人工歯のそれ以外の構成要素を、経費節減のため再び使用することができる。
従属クレームには有利な実施形態が請求されており、以下ではこれらについてより詳しく解説する。
例えば本発明の有利な一実施例によれば、歯科用インプラントは、ツーピースタイプの仕様となっており、インプラント体と、アバットメントとも呼ばれる上部アタッチメント要素とを貫通する連結部、および連結部の内部に配置可能な連結要素を有しており、その際には封止体を、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイドの内部に、上部アタッチメント要素を貫通する連結部に合流するように配置できるようになっている。
冒頭で説明したように、歯科用インプラントがツーピースタイプの仕様である場合は、インプラント体は連結要素を介して上部アタッチメント要素に連結されている。このためにインプラント体も、また上部アタッチメント要素も、連結部を一つずつ有し、一般にはインプラント体の連結部は雌ねじとして構成され、連結要素はスクリューとなっている。封止体が上部アタッチメント要素の連結部に合流すると、すなわち、上部アタッチメント要素の内部に突出していると、特に好都合である。こうすることによって、一方では、歯科用インプラントに関しても、また歯部に関しても、封止体の軸方向への精確な配向を保証することができる。他方では、それに追加して、封止体は、歯科用インプラント用、または上部アタッチメント要素とインプラント体との間の連結スクリュー用の、スクリューリテーナーまたは回り止めとして作用できる。例えば、封止体の下側部分にバネ状の突起を備え、これが、連結スクリューのスクリューヘッドの溝または同様の凹所に形状同士を係合させて嵌まり込むようにすることが考えられる。
接続スリーブが、特に回転対称形の中空円筒として構成されており、この中空円筒が、外筒面と内筒面を有しており、その際には外筒面が内筒面を好適には共軸で取り巻いており、さらに歯部の噛み合わせ面と組み合わされる上側環状面と、上部アタッチメント要素および/または歯科用インプラントと組み合わされる下側環状面とを有しており、その際には特に上側環状面と下側環状面とが互いに対して平行に配向されている、一実施形態も有利である。
幾何形状がシンプルなこの形態により、例えば接続スリーブを、半製品、特に中空円筒状の切り売り商品から製造するか、またはそこから軸方向に切り落とすことができることによって、特に低コストでの製造が可能になる。
この実施形態の展開構成例においては、接続スリーブを、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部内で、上部アタッチメント要素に対して共軸に配向可能であり、その際には、軸方向で接続スリーブの下側環状面が上部アタッチメント要素の上端部のところもしくはその上方で終端しているか、または、接続スリーブが上部アタッチメント要素により特に完全に取り囲まれており、その際には特に接続スリーブの上側環状面が上部アタッチメント要素の上端部のところもしくはその下方で終端しているか、のいずれかとすることが企図されている。
換言すると、接続スリーブと上部アタッチメント要素とは、軸方向に関して、常に上下に互いに並ぶか、もしくは、左右に互いに隣接するかのいずれかで配置されて、その際に接続スリーブが、噛み合わせ面に関して、上部アタッチメント要素よりも上方に位置していることが企図されている。またはただし、上部アタッチメント要素と接続スリーブとが、軸方向に沿って互いに重なり合うか、もしくは互いに取り囲むように配置されているケースでは、接続スリーブが、常に、特に完全に、上部アタッチメント要素の内部に位置決めされているか、もしくは、常に、特に完全に、上部アタッチメント要素により取り囲まれることが企図されている。
上部アタッチメント要素に対する接続スリーブの上記二通りの配置の可能性では、接続スリーブを、そもそも噛むおよび/または齧る際に発生する力を受け止めるように企図されている上部アタッチメント要素とは異なり、耐荷重部品として機能させるようにはなっていない。
これとは逆に上部アタッチメント要素は、冒頭でも従来技術について説明したように、歯部を支持するように企図されている。歯部から上部アタッチメント要素への力および/またはモーメントの伝達は、一般には歯部の内側面または内筒面から、そこから形状同士を係合させて連続している上部アタッチメント要素の外側面または外筒面に向かって行われる。本発明の展開構成例にしたがって企図される配設方式の代替例においては、力および/またはモーメントの伝達が、接続スリーブを介することなく、引き続いて上部アタッチメント要素と歯部との間だけで行われることが、いずれも保証される。
これとの関連で指摘しておくが、そのような接続スリーブは、封止体と一緒に、解剖学的人工歯、特に解剖学的クラウンを対象に、汎用的に使用できる。これにより、患者の顎骨に既に植立されたインプラントシステムに後付けすることも可能になる。
さらに接続スリーブは、人工歯の領域に、特に人工歯の領域だけに限定して配置されるものであり、したがって、インプラントの構成要素ではなく、人工歯の構成要素であると看做すことができる。
上述した配置の可能性においては、追加機能として、接続スリーブを、連結部、特にインプラントスクリュー用のスクリューリテーナーとして、冒頭で説明したこのスクリューの緩みを回避するために利用できる。
この機能のためには、一変形実施例にしたがって、封止体が雄ねじを、また接続スリーブが最低でも一つの雌ねじを備えることによって、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部の内部で、離脱を可能として封止体をロックするようにすると、有利である。
封止体の雄ねじと、接続スリーブの最低でも一つの雌ねじは、一緒にねじ締結部を構成するが、これを利用して、封止体を接続スリーブ内に回し入れたり、そこから再び回して取り出したりすることも可能である。したがって雌ねじは、歯部自体に備えられる代わりに、接続スリーブに備えられる。この対処法では、封止体と接続スリーブとを、相互チューニングをはかって作製することが可能であり、その後で歯部の規格品と一緒に使用可能である点が、特に有利である。それに追加して、ねじ締結部により歯科用インプラントに向かって軸方向の押圧力がかかり、それにより、例えばインプラント体と上部アタッチメント要素との間に万一マイクロギャップが生じたとしても、それが狭められ、特に閉じられて、全体としてより良好な、好適にもバクテリアおよび/または病原菌が入り込まない人工歯のはまり合いに到達する。接続スリーブと、歯部、より正確にはそのインナーガイド部との間には、封止体を回し入れることにより、プレス嵌め部および/または摩擦嵌め部が構成される。ここでは接続スリーブが好適にも一種のドエルピンのように機能して、回し入れられた封止体により、半径方向外向きの、取り囲んでいる歯部に向かった押圧力を加える。したがって同時に、封止体と接続スリーブとの間のねじ締結部またはスクリュー締結部に基づいて、歯部との、離脱を可能とする接続部をもたらすことができる。封止体が接続スリーブから取り去られると、接続スリーブもまた歯部のインナーガイド部から再び取り出すことができる。あるいは、接続スリーブを歯部のインナーガイド部にセメント合着部を介して固定式に接続することも賢明である。
上述のねじ締結部に追加して、またはそのオプションとして、有用な一実施形態にしたがって、封止体と接続スリーブとの間をスナップイン式接続部とすることも考えられる。このためには、封止体が最低でも一つのばね要素を、また接続スリーブが最低でも一つの相補的な凹所または溝を備えることによって、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部の内部で、離脱を可能として封止体をロックできるようにしてもよい。
また、歯科用インプラントを離脱を可能として接続スリーブに接続するために、上部アタッチメント要素が、接続スリーブの最低でも一つの雌ねじと噛み合う雄ねじ部を備える場合も有利である。
そのように有利な一実施形態にしたがって、接続スリーブに例えば二つの雌ねじが備えられていてもよい。その場合は第1の雌ねじが封止体との接続に利用されてもよく、これに対して第1の雌ねじの下側に配置される第2の雌ねじは、上部アタッチメント要素の雄ねじとの接続に利用できる。上部アタッチメント要素が封止体とは異なる直径を有する限りにおいて、第2の雌ねじが第1の雌ねじに対して、半径方向に、詳しく言うと、上部アタッチメント要素の方が小径である場合は内側に向かって、また上部アタッチメント要素の方が大径である場合は外側に向かって、オフセットされて配置されていてもよい。接続スリーブと上部アタッチメント要素との間にねじ締結部が追加されることによって、歯科用インプラントに向かって作用する軸方向の押圧力を増大することができる。それと同時に接続スリーブは、封止体にも、また上部アタッチメント要素または歯科用インプラントにも、離脱を可能として接続される。それに追加して、歯部に向かって半径方向外向きに作用する押圧力により、接続スリーブと歯部との間のプレス嵌め部および/または摩擦嵌め部を得ることができる。
本発明のオプションとしての構成例では、歯部と歯科用インプラントとを接続スリーブを利用して離脱を可能として互いに接続するために、接続スリーブと歯科用インプラントの上部アタッチメント要素との間に、歯部のカラー部が配置されていることが目論まれている。
すなわち歯部は、好適にもその下側の歯科用インプラントと組み合わされる端部に、内向きのカラー部を有している、換言するとインナーガイド部は、内向きの段部を備えて構成されている。歯部のカラー部は、歯科用インプラント、特に上部アタッチメント要素の対応するフランジ部と、接続スリーブとの間に配置されてもよい。言い換えると、まず歯部が、上部アタッチメント要素のフランジ部と隣接するように上部アタッチメント要素の上から押し付けられて、引き続いて接続スリーブが、歯部のインナーガイド部内に押し込まれ、その際にその下端部は、歯部のカラー部上に支持される。封止体が、接続スリーブ内に回し入れられるか、またはスナップイン式接続部を利用してスナップイン式に嵌まり込むことによって、ねじ締結部および/またはスクリュー締結部により、歯科用インプラントに向かう軸方向の押圧力が加えられて、歯部はこのように接続スリーブにより間接的に、また着脱自在に、歯科用インプラント上に固定される。
封止体と接続スリーブとの間には、最低でも一つのシールが配置されていると特に有利である。
例えば一種のシーリングワッシャ、シーリングコーン、Оリング、またはその他の有用なシール仕様のシールにより、封止体と接続スリーブ間の液密性をさらに高めることができる。オプションとして、追加のシールを、接続スリーブと上部アタッチメント要素および/または歯部との間に配置することも考えられる。あるいは、特にコーン状に構成されたシール面を、封止体自体と接続スリーブとの間に構成することも考えられる。このためには封止体と接続スリーブとが、それらの上側領域に、互いに対して相補的に配置されているコーン状の外側面または内側面をそれぞれ備えて構成されていてもよい。
有利な一変形例によると、封止体には、コア要素、特にセットスクリュー、および/またはシリコンコアを受け入れるためのインナーリセス、特に雌ねじが含まれている。
封止体が、例えばセットスクリュー、好適には六角穴付きセットスクリューを受け入れるための雌ねじを有することによって、封止体をセットスクリューを利用して回して接続スリーブから取り外すことができる。このためにはセットスクリューを、例えば六角レンチを用いて、封止体またはその雌ねじに、その下側部分が連結要素、すなわちインプラントスクリューの上に載置されるまで、ねじ込んでもよく、それにより、セットスクリューをさらにねじ込むことによって、封止体が回されて接続スリーブから外に出るようになる。封止体と接続スリーブとの間に構成されている、二つのコーン状のシール面の形態をとるシール部、すなわちコーン接続部もまた、これと同じようにして離脱させることができる。
しかし封止体は、ほかにもシリコンコア用のインナーリセスを有してもよい。この場合に特に有利なのは、封止体自体を接続スリーブ内にねじ込むか、または回して取り外すために、封止体が、例えばその上側領域、すなわちインナーリセスの上側領域に、レンチビットおよび/または六角レンチを係合させるための工具穴を有し得ることである。インナーリセスをシリコンコアで満たすことによって、工具穴をシーリングすることができるために、ここでは何よりもバクテリアまたは病原菌の侵入が回避される。工具穴へのアクセスを確保するためには、シリコンコアを、シリコン材料の弾性特性に基づいて、押し込むか、または圧縮することができる。シリコンコアは、引き続いてその当初の位置に撥ね戻る。それ以外にも、適切な歯科医ツールを利用して、シリコンコアを簡単に取り去ることができる。
基本的には、接続スリーブと歯部のインナーガイド部との間を、形状同士の係合による接続部とすることが考えられるとはいえ、接続スリーブが、平坦な、特に平滑な外側面を、および/または、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部が、平坦な、特に平滑な表面を有すると有利である。
こうすることによって、歯部またはインナーガイド部の表面を損傷することなく、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部内に、接続スリーブを、特にぴたりと嵌め合わせて、滑るように押し込んだり、またそこから再び取り去ったりすることが可能になることが保証され得る。その後で、上述のように半径方向の押圧力と、それにより得られるプレス嵌め部および/または摩擦嵌め部とを利用して、接続スリーブと歯部との接続を実現することができる。それ以外にもまた、平滑で平坦な表面を有するインナーガイド部を備える歯部の方が、例えば雌ねじが切られる歯部よりも、作製に必要な工数が低減される。
さらに、有利な一実施例では、歯部の材料の硬さ値よりも硬さ値が小さい材料を接続スリーブに含ませることが企図される。接続スリーブは、プラスチックから製作されると好適であるが、ほかにもセラミックス材料または金属材料を含有していてもかまわない。硬さ値が小さい材料、特にプラスチックを使用することにより、接続スリーブに低コストで、また僅かな工数で、雌ねじを備えることができる。それ以外の接続要素も、例えば切削加工により、または射出成型方案で、簡単に実現することができる。ほかにも少なくとも部分的に弾性を示す材料を使用することによって、接続スリーブと、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部との間に、より優れた液密性をもたらすことができる。接続スリーブの材料の硬さ値を、歯部、特にセラミックスクラウンの材料の硬さ値よりも小さくすることによって、接続スリーブをその上、基準破断パーツとして実施することができるために、歯部の組立および/または分解時に発生する機械荷重がかかる過程で万一損傷することがあったとしても、それが生じるのは接続スリーブに限定される。結果的に接続スリーブは、最もシンプルな実施例においては、単純なプラスチックチューブに雌ねじを切ったものとしてもよい。
最後に本発明の例示的な一形態にしたがって、歯部、スリーブ、および/または封止体は、それぞれの、好適には同じ、歯の天然色に相当する配色を施して構成されている。
歯の色は、例えばVITAシェードガイドのA1~D4であってもよい。これにより、歯部、特にクラウン、および、歯部と一緒に人工歯の表面を形成する封止体が、互いに調和のとれた外観を呈するとともに、同様の、特に同一の材料特性を有する、という長所がもたらされる。それ以外にも、材料の総必要量を低減することも可能になる。例えば歯部は、封止体ともども、天然色の色特性を持つ染色済みの単一のセラミックスブロックから、NC旋盤により切削加工されてもよいかもしれない。そのような旋盤加工方案は、例えばCAD/CAM機、および/または3Dプロッタ等を利用して、実行されてもよい。
材料としては、歯部および封止体用にはセラミックスまたはガラスセラミックス(例えば二ケイ酸リチウム系ガラスセラミックス)、特に酸化ジルコニウムが、歯科用インプラント用にはチタン化合物が、また接続スリーブ用にはプラスチックが使用されると好適である。しかしほかにも、歯科医療部門で認可された、それ以外のどのような材料であれ、使用することができる。
人工歯、特に患者の顎骨に埋め込んで固定される人工歯に後付けするための、すなわちこれを後からシーリングするための組立キットは、本発明による理念の範疇に包摂されている。組立キットには、封止体と接続スリーブとが含まれており、その際には接続スリーブを、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部の内部に着脱自在に配置でき、さらに封止体を、接続スリーブの内部で、離脱を可能としてロックできる。
本発明にしたがった組立キットにより、例えばインプラントと一緒に使用されるようになっている既に旋盤加工済みのセラミックスクラウンへの後付けおよびシーリングを行うことができる。
組立キットに、インナーガイド部が内部を貫通している歯部が追加で含まれており、その際には接続スリーブの外側面がインナーガイド部の表面と少なくとも部分的に接着されている、および/またはインナーガイド部内に圧入されていると、特に有利である。
さらに歯部も組立キットに追加で含まれている一実施形態において、接続スリーブが既に歯部と固定式に接続されている、すなわち歯部内にセメント固定されていると、特に有用である。接続スリーブが、はんだ付け、特にガラスはんだ付けを利用して、歯部に接続されるのは特に有利である。その場合は応用にあたって、歯部の完成品を、セメント固定された、および/または圧入された、および/またははんだ付けされた接続スリーブとともに、上から歯科用インプラントに、特にその上部アタッチメント要素に被せ、引き続いて人工歯をシーリングするために、封止体を接続スリーブ内にスナップイン式に嵌め合わせる、および/または回し入れてもよいであろう。引き続いて歯科医は、歯部から突出している封止体の上側部分をその場で削り落として、歯部の噛み合わせ面と同じ高さにもっていくことができる。その上、この実施形態によって、再び、既述のように歯部と封止体を共通のセラミックスブロックから旋盤加工することが可能である、という長所がもたらされる。
最後に本発明にしたがった組立キットのオプションとしての一変形例にしたがって、上部アタッチメント要素が追加で包含されていてもよく、この上部アタッチメント要素は、連結要素を介してインプラント体に連結可能であり、また接続スリーブは、歯部内に配置された、特に歯部を貫通するインナーガイド部内で、上部アタッチメント要素に対して共軸に配向可能であり、その際には、接続スリーブの下側環状面が軸方向で上部アタッチメント要素の上端部のところもしくはその上方で終端しているか、または、接続スリーブが上部アタッチメント要素により共軸で、特に完全に取り囲まれているとともに、特に接続スリーブの上側の環状面が、上部アタッチメント要素の上端部のところもしくはその下方で終端しているか、のいずれかである。
この実施形態においては、インプラントのインプラント体が患者の顎骨に既に埋入されており、またオッセオインテグレーションプロセスが完了している、と考えることができる。歯部を挿入する際には、まず組立セットに包含される上部アタッチメント要素が被せられ、引き続いて、好適にはこの上部アタッチメント要素に対して相補的に成形された歯部が被せられる。連結要素、好適にはスクリューを差し込むことによって、上部アタッチメント要素は、離脱を可能として封止体と接続される。接続スリーブは、その後歯部内に押し込まれ得るか、または既に歯部と接着もしくは歯部内に圧入されているか、のいずれかである。締め括りとして、封止体を接続スリーブに回し入れる、および/またはスナップイン式に嵌め合わせることによって、人工歯は封止体によりシーリングされる。
本発明をベースとした、その他の細部、特徴、特徴の(小)結合、長所および作用は、本発明の好ましい実施例の以下の説明および図面から明らかにされる。
ねじ締結部が備えられている、本発明にしたがった人工歯の第1実施例の断面略図である。 スナップイン式接続部が備えられている、本発明にしたがった人工歯の第2実施例の断面略図である。 二重のねじ締結部が備えられている、本発明にしたがった人工歯の第3実施例の断面略図である。 接続スリーブと上部アタッチメント要素とが一体式に構成されている、本発明にしたがった人工歯の第4実施例の断面略図である。 封止体のインナーリセスとセットスクリューとが備えられている、本発明にしたがった人工歯の第5実施例の断面略図である。 封止体のインナーリセスとシリコンコアとが備えられている、本発明にしたがった人工歯の第6実施例の断面略図である。 ワンピースタイプの歯科用インプラントが備えられている、本発明にしたがった人工歯の第7実施例の断面略図である。 封止体のインナーリセスとセットスクリューとワンピースタイプの歯科用インプラントとが備えられている、本発明にしたがった人工歯の第8実施例の断面略図である。 人工歯が上部アタッチメント要素に固定式に接続されている、特に接着されている、本発明にしたがった人工歯の第9実施例の断面略図である。
これらの図は、あくまでも例示的な性質のものであって、本発明を理解するためだけに利用される。原則として同じ要素には同じ符号が付されている。
図1から、断面略図を手掛かりにして本発明にしたがった人工歯100の第1実施例を読み取ることができる。人工歯100には、歯科用インプラント110と歯部120が含まれる。歯科用インプラント110もまた、インプラント体111と上部アタッチメント要素112とを有しており、ここにはこれらがツーピースタイプの仕様として描かれている。上部アタッチメント要素112にも、またインプラント体111にも、それぞれ連結部113が含まれており、その際にはインプラント体111の連結部113に雌ねじ114が備えられている。歯科用インプラント110の雌ねじ114には、連結要素115、特に連結スクリューまたはインプラントスクリューの対応する雄ねじ116が噛み合っている。インプラント体111にも雄ねじ117が含まれ、これは、患者の顎骨1に回し入れられてこれと固定式に接続されている。歯科用インプラント110は、特にチタン化合物を含有している金属材料製、および/または酸化ジルコニウム製であると好適である。
上部アタッチメント要素112は、この実施例においてはフランジ部118を有しており、その上に、ここでは例示的にクラウンである歯部120の下側の歯科用インプラント110と組み合わされる端部が支持されることによって、噛む際および/または齧る際に発生する力およびモーメントが伝達される。歯部120の上端部は、噛み合わせ面121として構成されている。実質的に円筒形状に構成されたインナーガイド部122は、歯部120をその縦軸に沿って軸方向に貫通するとともに、歯部120の下端部の領域内に、半径方向内側を指し示すカラー部123を有し、このカラー部も同様に噛む際および/または齧る際に発生する力およびモーメントが伝達されるように、上部アタッチメント要素112と半径方向に面一に終端しているか、またはこれに形状同士を係合させて隣接している。上部アタッチメント要素112上の歯部120の座面は、円錐形状に構成されていると好適である。インナーガイド部122の内部には、接続スリーブ140が配置されて、オプションとしてインナーガイド部122の表面に固定式に接着されている。接続スリーブ140の半径方向外側の外側面は、インナーガイド部122の内側を指し示す表面と同様に、平坦に、特に平滑に構成されており、その表面粗さの値は極微小となっている。接続スリーブ140は内側に第1の雌ねじ141を有している。接続スリーブ140は、硬さ値が歯部120の材料よりも小さいプラスチック材料から構成されていると好適である。別の一変形例において、例えば歯部120がガラスセラミックス(例えば二ケイ酸リチウム系ガラスセラミックス)から成る場合は、歯部120を安定化させるために、接属スリーブ140は、歯部120の材料、例えば安定化酸化ジルコニウムよりも高い硬さ値および/または剛性を備えて構成されていてもよい。この変形例においては、歯部120を接続スリーブ140上に締まり嵌めすることを想定することができる。
接続スリーブ140の内部に配置された封止体130は、接続スリーブ140の第1の雌ねじ141と噛み合う雄ねじ131を相補的に有している。封止体130の上側部分133は、咬合面または噛み合わせ面として、歯部130の上端部と面一に構成されている。封止体130の下側部分132は、歯科用インプラント110の連結部113に合流しており、特に連結要素115と面一に終端している。連結要素115が連結スクリューとして実施されている限りにおいて、封止体130の下側部分132をばね要素または突起を備えて構成して、この突起がスクリュー溝に形状同士を係合させて嵌まり込むことによって、封止体130を同時に連結要素115用の回り止めとして機能させることが考えられる。封止体130の上側部分133は接続スリーブ140から突出しており、例えば患者の口腔内で擦り落として、歯部120の噛み合わせ面121の高さにもっていくことができる。ねじ締結部131、141を利用して封止体130を接続スリーブ140に回し入れることによって、一方では下向きに歯科用インプラント110に向かう、軸方向の押圧力Fが加えられ、それにより歯部120、より正確にはそのカラー部123が、接続スリーブ140と、上部アタッチメント要素112、より正確にはフランジ部118との間に挟持される。他方では外向きに歯部120に向かう、半径方向の押圧力Fが加えられ、それにより接続スリーブ140はプレス嵌めおよび/または摩擦嵌めされて、離脱を可能として歯部120に接続される。これにより、好適にもあらゆるセメント合着部を廃止することができる。
この実施形態においては、接続スリーブ140を、歯部120を貫通するインナーガイド部122内で、上部アタッチメント要素112に対して共軸に配向可能である。接続スリーブ140は、(上側の)噛み合わせ面121に関して、上部アタッチメント要素112よりも軸方向で上方に配置されており、その際に接続スリーブ140の下側環状面147は、上部アタッチメント要素112の上端部112aに軸方向に連続している。
力および/またはモーメントの伝達は、歯部120の下側のカラー部123内だけで、その内側面124とその底面125とを介して、形状同士を係合させて隣接している、支台部品として構成された上部アタッチメント要素112の外側支持面112cに対して行われる。
封止体130および歯部120が、同一のセラミックス材料から成る、および/または共通のセラミックスブロックから旋盤加工されたものであると、特に有利である。
図2には、本発明にしたがった人工歯100の第2実施例が断面略図として示されている。ここに描かれている人工歯100は、基本的に上述の第1実施例と同一であるために、以下では相違点だけをより詳細に解説する。本発明にしたがった人工歯100の第2実施例は、封止体130と接続スリーブ140との間の離脱を可能とする接続部の形態により、上述の第1実施例とは実質的に相違しており、ここでは接続部がスナップイン式接続部として実行されている。接続スリーブ140の内側には、環状溝143が設けられており、これは、封止体130の相補的に配置されたばね要素134が係合するように構成されている。封止体130が歯部120のインナーガイド部122の内部に配置された接続スリーブ140内に入れられると、ばね要素134は半径方向内側に向かって撓んで、溝143に到達すると、その中にスナップイン式に嵌まり込む。スナップイン式接続部に基づいて、一方では、半径方向の押圧力Fが外向きに、歯部120に向かって加えられる。半径方向の押圧力Fに基づいて、ここでも再び接続スリーブ140と歯部120との間には、プレス嵌め部および/または摩擦嵌め部が得られる。他方では、軸方向の押圧力Fが下向きに、歯科用インプラント110に向かって作用する。封止体130と接続スリーブ140との間には、封止体130の下側部分132および/または上側部分133の領域内にそれぞれシールスリット135が構成されている。封止体130と接続スリーブ140との間のシール性を向上させるために、これらのシールスリット135の内部、特に接続スリーブの溝143の内部には、(ここには描かれていない)例えばシーリングワッシャ、シーリングコーン、Оリング、またはその他の有用なシール仕様の形態をとるシールが配設されてもよい。これらのシールは、何よりも半径方向の押圧力Fに基づいて、それぞれのシールスリット135の内部に保持される。
図3に断面図として概略的に描かれている第3実施例もまた、図1による本発明にしたがった人工歯100の第1実施例と基本的に似通っている。接続スリーブ140には、第1雌ねじ141が含まれている。第1雌ねじ141は、図1による第1実施例におけるように、封止体130の雄ねじ131と噛み合うために備えられている。封止体130は、この実施形態においては、その下側部分132にコーン状の形状または円錐台を有している。歯部120のインナーガイド部122は、ここではカラー部123(図1を参照)を設けずに連続した輪郭を描いているが、歯部120との接続は、ここでも再び接続スリーブ140を介して実施される。このために接続スリーブ140の外側面は、歯部120のインナーガイド部122の内表面と接着され得るか、および/または圧接され得るか、のいずれかであるが、基本的には歯部120に向かって作用する半径方向の押圧力Fに基づくプレス嵌めおよび/または摩擦嵌めによる接続部も可能である。
図4による本発明にしたがった人工歯100の第4実施例は、図1に描かれている第1実施例と実質的に合致している。第1実施例とは異なり、この実施形態においては、接続スリーブ140の外筒面145と上部アタッチメント要素112の外筒面とが互いに面一に連続している。したがって連結要素115、特にインプラントスクリューは、接続スリーブ140をインプラント体111に直接連結する。こうすることによって、人工歯100の必要な個々の構成部品および構成部品間の接続部の数を全体として低減することができる。
図5には、本発明にしたがった人工歯100の第5実施例が描かれており、これは図2に示される第2実施例と実質的に合致している。しかしながらここに示される封止体130は、それに追加してインナーリセス136を有しており、その中にコア要素、具体的な実施例においてはセットスクリュー137が配置されている。コア要素またはセットスクリュー137は、封止体130のインナーリセス136の内部の雌ねじにねじ付けられている。コア要素またはセットスクリュー137の下端部は、連結要素115またはインプラントスクリューの方向を指し示している。コア要素またはセットスクリュー137がさらに封止体130内に、すなわち歯科用インプラント110に向かってねじ込まれると、その下端部は連結要素115またはインプラントスクリューに接して支持され、それにより封止体130が上に向かって「ねじ回されて」接続スリーブ140から外に出る。コア要素またはセットスクリュー137は、その上端部に工具穴139を有しており、歯科医は、この工具穴に例えば六角レンチを係合させることによって、封止体130を接続スリーブ140から取り去り、そのようにしてその下に位置する歯科用インプラント110へのアクセスを確保することができるであろう。あるいは、ここには図示されないが、接続スリーブ140と封止体130をいずれもコーン状に構成することによって、共通シール面が作り出されてもよい。その場合はコーン状の封止体130が、コア要素またはセットスクリュー137を利用して回されて接続スリーブ140から取り出され得るであろう。
図6に示される本発明にしたがった人工歯100の第6実施例は、同様に、封止体130がインナーリセス136を有する点で、図3による第3実施例とは相違しており、インナーリセス136は、ここではコア要素、特にはシリコンコア138を受け入れるために備えられている。封止体130は、接続スリーブ140内にねじ込まれており、またその上側部分133に、ここには破線で示唆される工具穴139を有しており、これに対応する工具、特に六角レンチを係合させることによって、封止体130を回して接続スリーブ140から取り外すことができるようになっている。コア要素またはシリコンコア138は、工具穴139を保護および/またはシーリングするために利用される。工具穴139へのアクセスを確保するために、コア要素またはシリコンコア138は圧縮され得るが、その後には当初の位置に撥ね戻る。あるいは、コア要素またはシリコンコア138は、適切な工具を用いてインナーリセス136から完全に取り去られ得る。
図7による本発明にしたがった人工歯100の第7実施例は、図2に描かれている第2実施例と実質的に合致している。これとは異なり、インプラント体111と上部アタッチメント要素112とは、一体型のおよび/またはワンピースタイプの歯科用インプラント110として実施されている。それに追加して、接続スリーブ140は、その下側の歯科用インプラント110の方向を指し示した領域内に、内向きのカラー部を有しており、このため接続スリーブ140は、このカラー部を介して、連結要素115、特にインプラントスクリューを利用して、歯科用インプラント110に接続できるようになっている。この実施形態は、特殊な治療法を可能とし、その際には例えばまず仮補綴物、すなわち仮歯が、連結要素115と接続スリーブ140とを利用して歯科用インプラント110に接続される。そして最終的な歯部120、例えばクラウンが作製された後には、スクリュー締結部を利用して仮補填物を簡単に取り去って、クラウンと置き換えることができる。最終的な歯部120またはクラウンは、選択により、および/または必要に応じて、同様に締結されるか、または上部アタッチメント要素111にセメント合着されてもよい。
結局、図8には、本発明にしたがった人工歯100の第8実施例が描かれており、これは図1に示される第1実施例と実質的に合致している。ここに示される封止体130にも再び、インナーリセス136と、その中に配置されセットスクリューとして実施されたコア要素137とが備えられている。コア要素またはセットスクリュー137の下側の歯科用インプラント110と対向した端部は、回転しないように、特に形状同士を係合させて、連結要素115の上端部の内部に、すなわちインプラントスクリューのスクリューヘッドの内部に突出している。この実施形態においては、歯科用インプラント110が、一体型および/もしくはワンピースタイプ、または選択によりツーピースタイプの仕様となっている。接続スリーブ140と封止体130とは互いにねじ付けられており、その際には封止体130の内径部が、インプラントスクリュー、すなわち連結要素115のスクリューヘッドの上に載置されている。したがって、封止体130および/または接続スリーブ140を歯部120から取り外すためには、まずコア要素またはセットスクリュー137が取り去られてもよい。引き続いて連結要素115が歯科用インプラント110から回して取り出され、その上端部またはスクリューヘッドにより、封止体130が、場合によっては接続スリーブ140と一緒に、歯部120の内側から外へ押し出される。歯部120が接続スリーブ140に合着されている限り、これを同時に一緒に取り去ることができる。
図9には、本発明にしたがった人工歯100の第9実施例が描かれている。この実施例においては、歯部120が、その下側の歯科用インプラント110と組み合わされる領域内に配置されるインナーガイド部122を有している。インナーガイド部122は、ここではリセスの形状に形成されており、歯部120を完全には貫通していない。インナーガイド部122の内部には、上部アタッチメント要素112が配置されている。この実施形態においては、完全に貫通するインナーガイド部122が備えられないために、歯部120またはインナーガイド部122の内側面124およびその底面125を、上部アタッチメント要素112と、またはその支持面112cと接着することが要求される。ここでは上部アタッチメント要素112に、または歯科用インプラント110に後からアクセスすることは予定されていない。連結要素113、ここではインプラントスクリューが緩んでしまうという冒頭で述べた問題を回避するために、接続スリーブ140は封止体130と一緒に、上部アタッチメント要素112の内部に、この図においてはそれどころか上部アタッチメント要素112の完全に内部に、配置されているか、または上部アタッチメント112により完全に取り囲まれている。
この実施例を利用して、噛むかまたは齧る際に発生する力の、接続スリーブ140への、または間接的に接続スリーブ140を介しての、力および/またはモーメントの伝達が行われることを、同様に回避することができる。
それぞれの実施形態において説明した特徴は、技術的に有意となるように、随意互いに組み合わせることができる。
総じて本発明にしたがった人工歯100により、特に、歯科用インプラント110、歯部120、および/または封止体130間のあらゆる接続部が、間接的に、または接続スリーブ140を介して直接的に、特に離脱を可能として実施されているという長所がもたらされる。これらの接続部は、ねじ締結部131、141;119、142、スナップイン式接続部134、143、または相応の押圧力F、F利用して実現されていてもよい。好適にもセメント接着部は完全に廃止される。
本発明によれば後付けのための組立キットも目論まれており、この組立キットには少なくとも、それぞれ説明される実施例の内の一つにしたがった封止体130と接続スリーブ140とが含まれる。それ以外にも組立キットには、さらにそれに追加して、歯部120および/または上部アタッチメント要素112が、場合によっては連結要素115と一緒に、包含されていてもよい。
1 顎骨
100 人工歯
110 歯科用インプラント
111 インプラント体
112 上部アタッチメント要素(アバットメント)
112a 上部アタッチメント要素の上端部
112b 上部アタッチメント要素の下端部
112c 上部アタッチメント要素の支持面
113 連結部
114 歯科用インプラントの雌ねじ
115 連結要素(インプラントスクリュー)
116 連結要素の雄ねじ
117 インプラント体の雄ねじ
118 フランジ部
119 上部アタッチメント要素の雄ねじ
120 歯部
121 噛み合わせ面
122 インナーガイド部
123 カラー部
124 インナーガイド部の表面、内側面
125 歯部の底面
130 封止体
131 封止体の雄ねじ
132 封止体の下側部分
133 封止体の上側部分
134 ばね要素
135 シールスリット
136 封止体のインナーリセス
137 コア要素(セットスクリュー)
138 コア要素(シリコンコア)
139 工具穴
140 接続スリーブ
141 接続スリーブの第1雌ねじ
142 接続スリーブの第2雌ねじ
143 溝
144 接続スリーブの内筒面
145 接続スリーブの外側面、外筒面
146 接続スリーブの上側環状面
147 接続スリーブの下側環状面
軸方向の押圧力
半径方向の押圧力

Claims (17)

  1. 顎骨(1)に埋め込んで固定される人工歯(100)であって、
    - インプラント体(111)と上部アタッチメント要素(112)とを有する歯科用インプラント(110)、
    - 歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通するインナーガイド部(122)を有する前記歯部(120)、および、
    - 前記人工歯(100)をシーリングするために、前記歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通する前記インナーガイド部(122)の内部に配置可能な封止体(130)
    を含んだ人工歯(100)において、
    前記封止体(130)と前記歯部(120)の前記インナーガイド部(122)との間に接続スリーブ(140)が配置されており、これを利用して、
    - 前記歯部(120)と前記歯科用インプラント(110)とを間接的に、特に離脱を可能として互いに接続可能である、および/または、
    - 前記封止体(130)を、前記歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通する前記インナーガイド部(122)の内部で、離脱を可能としてロック可能である
    ことを特徴とする、人工歯(100)。
  2. 前記歯科用インプラント(110)が、ツーピースタイプの仕様であって、前記インプラント体(111)と前記上部アタッチメント要素(112)とを貫通する連結部(113)、および前記連結部(113)の内部に配置可能な連結要素(115)を有しており、その際には前記封止体(130)を、前記歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通する前記インナーガイド部(122)の内部で、前記上部アタッチメント要素(112)を貫通する前記連結部(113)に合流するように配置可能であることを特徴とする、請求項1に記載の人工歯(100)。
  3. 前記接続スリーブ(140)が、外筒面(145)および内筒面(144)、ならびに、前記歯部(120)の噛み合わせ面(121)と組み合わされる上側環状面(146)と前記上部アタッチメント要素(112)および/または前記歯科用インプラント(110)と組み合わされる下側環状面(147)とを備えた、特に回転対称形の中空円筒として構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の人工歯(100)。
  4. 前記接続スリーブ(140)を、前記歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通する前記インナーガイド(122)内で、前記上部アタッチメント要素(112)に対して共軸に配向可能であり、その際には前記接続スリーブ(140)の前記下側環状面(147)が、軸方向で前記上部アタッチメント要素(112)の上端部(112a)のところもしくはその上方で終端するか、または、前記接続スリーブ(140)が前記上部アタッチメント要素(112)により特に完全に取り囲まれているとともに、特に前記接続スリーブ(140)の前記上側環状面(146)が、前記上部アタッチメント要素(112)の前記上端部(112a)のところもしくはその下方で終端するか、のいずれかであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  5. 前記封止体(130)を、前記歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通する前記インナーガイド部(122)の内部で離脱を可能としてロックするために、前記封止体(130)が雄ねじ(131)を、また前記接続スリーブ(140)が最低でも一つの雌ねじ(141,142)を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  6. 前記封止体(130)を、前記歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通する前記インナーガイド部(122)の内部で、離脱を可能としてロックするために、前記封止体(130)が最低でも一つのばね要素(134)を、また前記接続スリーブ(140)が最低でも一つの相補的なリセスまたは溝(143)を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  7. 前記歯科用インプラント(110)を前記接続スリーブ(140)と離脱を可能として接続するために、前記上部アタッチメント要素(112)が前記接続スリーブ(140)の最低でも一つの雌ねじ(141,142)と噛み合う雄ねじ(119)を有することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  8. 前記歯部(120)と前記歯科用インプラント(110)とを、前記接続スリーブ(140)を利用して、離脱を可能として互いに接続するために、前記歯部(120)のカラー部(123)が前記接続スリーブ(140)と前記歯科用インプラント(110)の前記上部アタッチメント要素(112)との間に配置されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  9. 前記封止体(130)と前記接続スリーブ(140)との間に最低でも一つのシールが配置されていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  10. 前記封止体(130)が、コア要素(137,138)を受け入れるためのインナーリセス(136)を、特に雌ねじを有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  11. 前記接続スリーブ(140)が、平坦な、特に平滑な外側面もしくは外筒面(145)を、および/または、前記歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通する前記インナーガイド部(122)が、平坦な、特に平滑な表面を有することを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  12. 前記接続スリーブ(140)が、前記歯部(120)の材料の硬さ値よりも硬さ値が小さい材料を含有することを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  13. 前記歯部(120)、前記接続スリーブ(140)、および/または前記封止体(130)が、それぞれの、特には同じ、歯の天然色に相当する配色の材料コンポーネントを備えて構成されていることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の人工歯(100)。
  14. 人工歯(100)、特に顎骨(1)に埋め込まれて固定される人工歯(100)をシーリングするための、封止体(130)と接続スリーブ(140)とを有する組立キットであって、前記接続スリーブ(140)が、前記人工歯(100)内に配置された、特に前記人工歯(100)を貫通するインナーガイド部(122)の内部に配置可能であるとともに、前記封止体(130)を、前記接続スリーブ(140)の内部で、離脱を可能としてロック可能である、組立キット。
  15. それに追加して歯部(120)が含まれており、前記歯部(120)がインナーガイド部(122)を有しており、および/または、インナーガイド部(122)が前記歯部(120)を貫通しており、その際には前記接続スリーブ(140)の外側面(145)が、前記インナーガイド部(122)の表面と少なくとも部分的に接着されている、および/または、前記インナーガイド部(122)内に圧入されていることを特徴とする、請求項14に記載の組立キット。
  16. それに追加して上部アタッチメント要素(112)が含まれており、前記上部アタッチメント要素(112)が連結要素(115)を介してインプラント体(111)に連結可能であるとともに、前記接続スリーブ(140)を、前記歯部(120)内に配置された、特に前記歯部(120)を貫通する前記インナーガイド(122)内で、前記上部アタッチメント要素(112)に対して共軸に配向可能であり、その際には前記接続スリーブ(140)の前記下側環状面(147)が、軸方向で前記上部アタッチメント要素(112)の上端部(112a)のところもしくはその上方で終端するか、または、前記接続スリーブ(140)が前記上部アタッチメント要素(112)により共軸で、特に完全に取り囲まれているとともに、特に前記接続スリーブ(140)の前記上側の環状面(146)が、前記上部アタッチメント要素(112)の前記上端部(112a)のところもしくはその下方で終端するか、のいずれかであることを特徴とする、請求項14または15に記載の組立キット。
  17. 前記連結要素(115)を利用して、前記接続スリーブ(140)および/または前記封止体(130)を、前記人工歯(100)内に配置された、特に前記人工歯(100)を貫通する前記インナーガイド部(122)から取り外すことができることを特徴とする、請求項16に記載の組立キット。
JP2021533345A 2018-12-11 2019-12-09 接続スリーブを有する人工歯 Pending JP2022511963A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18211513.9 2018-12-11
EP18211513.9A EP3666224B1 (de) 2018-12-11 2018-12-11 Zahnersatz mit verbindungshülse und bausatz
PCT/EP2019/084200 WO2020120389A1 (de) 2018-12-11 2019-12-09 Zahnersatz mit verbindungshülse

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022511963A true JP2022511963A (ja) 2022-02-01

Family

ID=64664634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021533345A Pending JP2022511963A (ja) 2018-12-11 2019-12-09 接続スリーブを有する人工歯

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220087785A1 (ja)
EP (2) EP3666224B1 (ja)
JP (1) JP2022511963A (ja)
CN (1) CN113164233A (ja)
BR (1) BR112021011151A2 (ja)
WO (1) WO2020120389A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020121126A1 (de) 2020-08-11 2022-02-17 3 C I GmbH Verbindungshülse mit Innenkonus für Zahnimplantate

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4854872B1 (en) * 1987-09-24 1995-06-27 Steven G Detsch Prosthetic implant attachment system and method
US5116225A (en) * 1990-10-17 1992-05-26 Riera Juan C A Angulated abutment for osseointegrated implants
US5890902A (en) 1997-09-19 1999-04-06 Sapian; Schubert L. Implant bone locking mechanism and artificial periodontal ligament system
US6939135B2 (en) * 2002-06-03 2005-09-06 Schubert L. Sapian Growth factor releasing biofunctional dental implant
KR100668368B1 (ko) * 2005-09-16 2007-01-16 경북대학교 산학협력단 치과용 임플란트
JP5285021B2 (ja) * 2009-09-02 2013-09-11 株式会社アルツロ 人体インプラント構造
DE202013105551U1 (de) 2012-12-07 2014-01-14 Heinrich Steger Festsitzender Zahnersatz

Also Published As

Publication number Publication date
EP3893802A1 (de) 2021-10-20
CN113164233A (zh) 2021-07-23
EP3666224C0 (de) 2023-07-12
BR112021011151A2 (pt) 2021-08-31
EP3666224A1 (de) 2020-06-17
WO2020120389A1 (de) 2020-06-18
EP3666224B1 (de) 2023-07-12
US20220087785A1 (en) 2022-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101881421B1 (ko) 어버트먼트 조립체
KR100646771B1 (ko) 치과용 임플란트 장치 및 이에 사용되는 보정장치
KR100537218B1 (ko) 나사/시멘트 유지형 임플란트용 어버트먼트
KR101160121B1 (ko) 치과용 임플란트
US20060121416A1 (en) Multiple use impression coping
US9308059B2 (en) Implant bite registration jig and bite impression fabrication method using the jig
US20120264082A1 (en) Device and method intended for holding a prosthesis in dental implantology
JP2012517861A (ja) インプラントと共に使用される構成要素、および関連する方法
EP2713938B1 (en) Two-part dental component
CN101489501A (zh) 具有可加工构造的牙种植体
KR101869348B1 (ko) 임플란트 고정체의 제조방법 및 그에 의한 임플란트 고정체
KR101273394B1 (ko) 탈부착식 픽스쳐 레벨 및 어뷰트먼트 레벨 임플란트 아날로그
US20150216635A1 (en) Blank and process for producing a dental restoration by subtractive machining
KR101026775B1 (ko) 임플란트용 지대주
KR101307411B1 (ko) 치과용 임플란트
JP2022511963A (ja) 接続スリーブを有する人工歯
KR101997044B1 (ko) 일체형 임플란트 및 그 제작방법
KR101259940B1 (ko) 임플란트용 어버트먼트
US20210161624A1 (en) Dental prosthesis
JP2006520248A (ja) ネジ/セメント維持型補綴の施術方法、およびネジ/セメント維持型補綴用アバットメント
KR101729247B1 (ko) 코핑 및 이를 구비하는 임플란트
JP5749911B2 (ja) 歯科用インプラント
KR101858624B1 (ko) 어버트먼트 블랭크
KR101269237B1 (ko) 임플란트용 어버트먼트 소재
WO2022171689A1 (en) Abutment arrangement