本開示は、添付の図面を参照してさまざまな実施形態をより完全に記載する。本明細書において、幾つかの実施形態が示され、記載されてはいるが、全ての実施形態が示され、記載されているわけではないことを理解されたい。実際、実施形態は、多くの異なる形態を取る場合があり、したがって、この開示は、本明細書で説明された実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろこれら実施形態は、この開示が適用されうる法的要件を充足するように提供される。全体を通して、同様の番号は、同様の要素を表す。
[概要]
グループベース通信システムでは、ユーザ同士は、無数の方法で通信しうる。例えば、ユーザは、1つ以上のグループベース通信ワークスペースのメンバであってもよく、各グループベース通信ワークスペースは、定義されたメンバリスト(すなわち、認証されたユーザプロファイルの定義されたリスト)を有する特定の組織グループまたはチーム専用である。この点で、グループベース通信ワークスペースのメンバはそれぞれ、特定のグループ識別子および/または特定の組織識別子と関連付けられうる。
各グループベース通信ワークスペースは、複数のグループベース通信チャネルを含みうる。関連付けられたグループベース通信チャネルと対話するためにグループベース通信インタフェースにアクセスすると、ユーザは(クライアントデバイスを介して)、1つ以上のメッセージング通信を生成し、グループベース通信インタフェース内にレンダリングされるグループベース通信サーバに送信しうる。また、ユーザは、特定のグループベース通信チャネルの他のメンバによりグループベース通信サーバに送信され、グループベース通信チャネルに関連付けられたグループベース通信インタフェース内にレンダリングされた1つ以上のメッセージング通信をレンダリングし、応答しかつ/または何らかの方法で対話しうる。
特定の例では、グループベース通信チャネル内の特定の組織のユーザがグループベース通信チャネル内の組織外の1名以上のユーザと通信することが望ましい場合がある。例として、特定の会社または商業企業に関連付けられたユーザは、「法律事項」と題されたグループベース通信チャネルのメンバであってもよく、「法律事項」チャネルにおいて会社の外部の(すなわち、異なる組織識別子に関連付けられた)1名以上の法律担当者と通信することが有益であることがわかる場合がある。この点で、メンバは、その会社の組織識別子と関連付けられてよく、一方、法律担当者は、法律事務所の組織識別子と関連付けられてよい。別の例として、特定の組織に関連付けられたユーザは、「サプライヤ通信」と題されたグループベース通信チャネルのメンバであってもよく、「サプライヤ通信」チャネルにおいて組織に商品およびサービスを提供する会社の外部の1つ以上のベンダおよび/またはサプライヤと通信することが有益であることがわかる場合がある。この点で、メンバは、その組織の組織識別子と関連付けられてよく、一方、1つ以上のサプライヤはそれぞれ、各会社の組織識別子と関連付けられてよい。外部共有チャネルのさらなる例は、例えば、2017年7月20日付にて出願された米国特許出願第15/655634号明細書、発明の名称“METHOD, APPARATUS AND COMPUTER PROGRAM PRODUCT FOR GENERATING EXTERNALLY SHARED COMMUNICATION CHANNELS”、2017年11月17日付にて出願された米国特許出願第15/816925号明細書、発明の名称“METHOD, APPARATUS AND COMPUTER PROGRAM PRODUCT FOR GENERATING EXTERNALLY SHARED COMMUNICATION CHANNELS”、2019年9月19日付にて出願された米国特許出願第16/576086号明細書、発明の名称“METHOD, APPARATUS AND COMPUTER PROGRAM PRODUCT FOR GENERATING EXTERNALLY SHARED COMMUNICATION CHANNELS”、2018年10月30日付にて出願された米国特許出願第16/206578明細書、発明の名称“METHOD, APPARATUS AND COMPUTER PROGRAM PRODUCT FOR GENERATING EXTERNALLY SHARED COMMUNICATION CHANNELS”および2019年6月12日付にて出願された米国特許出願第16/438957号明細書、発明の名称“METHOD, APPARATUS AND COMPUTER PROGRAM PRODUCT FOR GENERATING EXTERNALLY SHARED COMMUNICATION CHANNELS”に提供されている。これらの文献はそれぞれ、その全体がここで参照によって援用される。
外部ユーザとグループベース通信チャネルを共有するのに代えてまたはそれに加えて、特定の組織のユーザは、グループベース通信システムに関連付けられた1つ以上の他のリソースを外部で共有することを望む場合がある。例えば、ユーザは、特定のグループベース通信チャネルだけでなく、グループベース通信ワークスペース全体を、組織外の1名以上のユーザと外部で共有することを望む場合がある。別の例として、ユーザは、1つ以上のグループベース通信リソース、例えば、1つ以上のダイレクトメッセージ、複数人のダイレクトメッセージ等を外部で共有することを望む場合がある。
しかしながら、グループベース通信システムのメンバは、メンバがその特定の組織の外部の1名以上のメンバとデータを通信しかつ/または共有しうるグループベース通信チャネルまたは他のリソースのセットアップを開始する際に困難を経験することがある。例えば、グループベース通信チャネルを外部で共有しようと試みる場合、グループベース通信チャネルのメンバは、メンバの組織外のユーザをグループベース通信チャネルに招待する前に、グループベース通信チャネルの管理ユーザに最初にコンタクトする必要がある場合がある。加えて、管理ユーザとのコンタクト後、メンバは、共有グループベース通信チャネルの開始を追跡するのに管理ユーザに頼る必要がある場合がある。この点で、管理ユーザは、共有グループベース通信チャネルの1つ以上のプロパティ、ポリシーまたは設定を定義し、組織外のユーザに招待または通知を提供する必要がある場合がある。このプロセスは、共有グループベース通信チャネルを設定する要求がコンテキストなしに到着しうるため、管理ユーザに負担をかける場合がある。加えて、共有グループベース通信チャネルを要求するメンバには、特定の組織に適したポリシーおよびプロセスがどのようなものであるべきなのかが明確でない場合があり、明確でないために、管理ユーザによる拒否につながり、遅延およびフラストレーションが発生する場合がある。応答しないまたは遅延しやすい管理ユーザは、ユーザ混乱および応答されない要求の形態の連続的なデータ送信につながり、ネットワーク上の負荷を不必要に増大させる場合がある。これは、特に、時間が組織外部のユーザとのグループベース通信リソースの通信または共有において本質的なものである場合に、組織間のネガティブな関係につながる場合がある。
本開示のさまざまな実施形態は、エンドユーザ(例えば、非管理ユーザ)が共有可能なリソースの生成を開始して、グループベース通信システムにおける異なる組織のメンバ間の通信および/またはグループベース通信リソースの共有を効率的に認可するのを可能にするように構成されている、改善されたグループベース通信装置を対象としている。
[定義]
本明細書で使用する場合、「データ」、「コンテンツ」、「デジタルコンテンツ」、「デジタルコンテンツオブジェクト」、「情報」なる語および類似する語は、本開示の実施形態により送信され、受信されかつ/または記憶されることが可能なデータを表すのに互換的に使用されうる。このため、このような語の使用はいずれも、本開示の実施形態の精神および範囲を限定するものと解釈されるべきではない。さらに、本明細書において、コンピュータデバイスが別のコンピュータデバイスからデータを受信すると記載されている場合、データは、別のコンピュータデバイスから直接受信されてもよいしまたは1つ以上の中間コンピュータデバイス、例えば、1つ以上のサーバ、リレー、ルータ、ネットワークアクセスポイント、ベースステーション、ホスト等(本明細書において、「ネットワーク」と呼ぶ場合がある)を介して間接的に受信されてもよいと理解されたい。同様に、本明細書において、コンピュータデバイスが、別のコンピュータデバイスにデータを送信すると記載されている場合、データは、別のコンピュータデバイスに直接送信されてもよいしまたは1つ以上の中間コンピュータデバイス、例えば、1つ以上のサーバ、リレー、ルータ、ネットワークアクセスポイント、ベースステーション、ホスト等を介して間接的に送信されてもよいと理解されたい。
「クライアントデバイス」なる語は、サーバにより利用可能にされたサービスにアクセスするよう構成されているコンピュータハードウェアおよび/またはソフトウェアを表す。サーバは、多くの場合(ただし常にではない)、別のコンピュータシステム上に存在し、この場合、クライアントデバイスは、ネットワークを介してサービスにアクセスする。クライアントデバイスは、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウェアラブル、パーソナルコンピュータ、エンタープライズコンピュータ等を含みうるが、これらに限定されない。
「ユーザ」なる語は、個人、個人のグループ、企業、組織等を表すと理解されたい。本明細書で言及されたユーザは、クライアントデバイスを使用してグループベース通信システムにアクセスすることが可能である。グループベース通信システムの各ユーザは、少なくとも1つの「グループ識別子」と関連付けられる。各グループ識別子は、グループが固有に識別されうるデータの1つ以上の項目でありうる。例えば、一実施形態では、グループ識別子は、64ビット符号なし整数として記憶されてもよく、base-34符号化文字列として外部的に(メモリの外部で)表現されてもよい。他の実施形態では、グループ識別子は、ASCII文字の組み合わせを含みうる。
本明細書において、「グループベース」は、定義されたユーザのグループだけにアクセス可能であるように十分なセキュリティを有する、システム、チャネル、通信、メッセージまたは仮想環境を表すのに使用される。グループは、共通のアクセス資格情報、例えば、組織または商業企業のアクセス資格情報により定義されうる。アクセスは、参加するための有効化要求またはあるグループメンバユーザにより他の非メンバユーザに送信された参加するための招待によりさらに促進されうる。グループまたはチーム識別子(以下で定義)は、データ、情報、メッセージ、ユーザ、グループベース通信チャネル等を以下で定義されるグループベース通信システムの特定のグループと関連付けるのに使用される。
「グループベース通信システム」なる語は、複数のグループベース通信ワークスペースおよび全ての関連する機能をサポートし、維持するように構成されている通信ソフトウェアプラットフォームおよび関連するハードウェアを表す。グループベース通信システムユーザは、組織グループに編成され(例えば、異なる会社の従業員は、別々の組織グループでありうる)、各グループは、各グループベース通信ワークスペースを介してシステムと対話する。例えば、グループベース通信システムは、とりわけ、Slack Corporationグループベース通信ワークスペースおよびACME Corporationグループベース通信ワークスペースをサポートしうる。例示的なグループベース通信システムは、サポートサーバ、クライアントデバイスおよびサードパーティリソースを含む。
「ユーザプロファイル」なる語は、ユーザに関連付けられたグループベース通信システム情報を表す。これは、例えば、ユーザ識別子、役割識別子、ユーザがアクセスを認められたグループベース通信チャネルに関連付けられた1つ以上のグループベース通信チャネル識別子、ユーザが関連付けられているグループについての1つ以上のグループ識別子、ユーザがグループベース通信チャネルのうちのいずれかの所有者であるかについてのレンダリング、ユーザがグループベース通信チャネル制限のうちのいずれかを有するかについてのレンダリング、複数のメッセージ、複数の絵文字、複数の会話、複数の会話トピック、アバター、電子メールアドレス、実名(例えば、John Doe)、ユーザ名(例えば、jdoe)、パスワード、実名、タイムゾーン、ステータス等を含む。ユーザプロファイル詳細は、ユーザ資格情報の部分集合指定、例えば、ユーザのユーザ名およびパスワードを含むユーザについてのログイン情報等を含みうる。
本明細書で使用する場合、「ユーザ識別子」なる語は、ユーザおよびこのユーザの対応するユーザプロファイルがグループベース通信システム内で識別されうるデータの1つ以上の項目を表す。例えば、ユーザ識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレスまたは他の固有識別子を含みうる。
「役割識別子」は、ユーザの役割が識別可能であって、ユーザプロファイルと関連付けられうるデータの1つ以上の項目を表す。ユーザの役割は、グループベース通信チャネル内のユーザのステータス、ユーザもしくはグループに関連付けられた会社または他の種類の役割を表しうる。例えば、特定の商業組織に関連付けられたユーザを含むチャネルは、「従業員」、「アソシエート」、「クライアント」、「スーパーバイザ」等の役割を含みうる。例えば、役割識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレスまたは他の固有識別子を含みうる。
「チーム識別子」なる語は、グループベース通信システム内のグループまたはワークスペースが識別されうるデータの1つ以上の項目を表す。例えば、チーム識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含みうる。チーム識別子は、あるグループベース通信ワークスペースに関連付けられたグループベース通信チャネル、メッセージ、ファイル、メンバ等を、別のグループベース通信ワークスペースと区別するのに使用される。
「組織識別子」なる語は、グループベース通信システム内の組織が固有に識別されうるデータの1つ以上の項目を表す。実施形態において、組織は、企業または会社を含みうる。例えば、組織識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含みうる。
「グループベース通信装置」または「グループベース通信サーバ」なる語は、グループベース通信システムのさまざまなグループベース通信ワークスペース(以下で定義)へのアクセスを管理するように構成されているソフトウェアプラットフォームおよび関連するハードウェア(例えば、サーバ等)を指す。グループベース通信装置は、グループベース通信システムのアプリケーション製品ロジックにアクセスし、維持し、サポートし、1つ以上のデータリポジトリ、例えば、グループベース通信リポジトリにアクセスするように構成されている。
「グループベース通信ワークスペース」なる語は、グループベース通信システムとのユーザインタラクションを容易にするように構成されている仮想通信環境を表す。各グループベース通信ワークスペースは、ユーザの選択されたグループ、例えば、ビジネスまたは組織の従業員のグループにアクセス可能であり、(以下で定義されるグループベース通信インタフェースとして)閲覧可能である(例えば、Slack Corp.インタフェースは、Slackの従業員にアクセス可能であり閲覧可能であろうが、ACME Corporationグループベース通信ワークスペースは、Slackの従業員にはアクセス可能でなく閲覧可能でもないであろう)。グループベース通信ワークスペースは、本明細書で定義された複数のグループベース通信チャネル(例えば、マーケティングチャネル、販売チャネル、会計チャネル等)を含む。さまざまな実施形態では、共通グループ識別子(以下で定義)を共有するユーザプロファイルは、共通グループベース通信ワークスペースの一部を形成する。
「グループベース通信インタフェース」なる語は、ユーザがグループベース通信ワークスペースを閲覧し、開始できるように構成されている、グループベース通信システムのグラフィカルユーザインタフェースである。グループベース通信インタフェースは、グループベース通信システムにより提供されるデータおよび命令に基づいて、クライアントデバイスにレンダリングされる。幾つかの実施形態では、このようなデータおよび命令は、クライアントデバイス上で実行される専用ソフトウェアアプリケーションにより容易になる。他の実施形態では、このようなデータおよび命令は、クライアントデバイス上で実行されるウェブブラウザを介して提供される。各グループベース通信インタフェースは、サイドバーペインとメッセージペインを定義するように視覚的に構成されている。「サイドバーペイン」は、グループベース通信チャネルおよび/または共有グループベース通信チャネルのリストを表示するように構成されており、典型的には、グループ定義タイトル(以下で定義)により編成される。「メッセージペイン」は、サイドバーペインからのグループベース通信チャネルのユーザ選択に基づいて、グループベース通信チャネルの1つ以上のメッセージを表示するように構成されている。
「グループベース通信チャネル」なる語は、チャネルのメンバのみが閲覧可能なチャネルメンバ(例えば、クライアントデバイスを使用して環境にアクセスしている有効化ユーザ)により投稿されたメッセージング通信をレンダリングするように構成されている仮想通信環境またはフィードを表す。グループベース通信チャネルのフォーマットは、グループベース通信チャネルの異なるメンバに対して異なって見える場合があり、一方、グループベース通信チャネルのコンテンツ(すなわち、メッセージング通信)は、グループベース通信チャネルの各メンバに表示されるであろう。例えば、グループベース通信チャネルのコンテンツ(すなわち、メッセージング通信)がグループベース通信チャネルのメンバ毎に変化しないであろうように、グループベースメッセージング通信の共通セットが、各グループベース通信チャネルの各メンバに表示されるであろう。グループベース通信チャネルは、典型的には、グループ定義タイトルに基づいて、グループベース通信インタフェースのサイドバー内でリスト形式に編成される。「グループ定義タイトル」は、グループベース通信チャネルの全てのメンバに共通の識別のためにグループベース通信チャネルが形成される際に概念化され、記憶されるチャネル名またはテキスト文字列である。多くの実施形態では、グループ定義タイトルは、グループメンバが任意の関連付けられたグループベース通信チャネルの目的を容易に理解しうるように、グループ全体の命名法/手順に基づいて作成される。例示的なグループ定義タイトルは、#accounting-audit 2019、#accounting-payroll、#HR-onboarding procedure、#food truck frenzy等を含む。共有グループベース通信チャネルは、共有グループベース通信チャネルに関連付けられた各ユーザ識別子および/またはグループ識別子に固有のグループ定義タイトルを有しうる。
「共有グループベース通信チャネル」なる語は、異なる組織または商業企業に関連付けられたメンバを有するグループベース通信チャネルを表す。この点で、共有グループベース通信チャネルは、異なる組織識別子に関連付けられたユーザによりアクセス可能であり、閲覧可能である。グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたテーブルデータに共有承認指示を少なくとも追加するように、グループベース通信装置がグループベース通信リポジトリを更新するインスタンスにおいて、共有グループベース通信チャネルが生成されうる。
「グループベース通信チャネル識別子」または「チャネル識別子」なる語は、グループベース通信チャネルまたは共有グループベース通信チャネルが識別されうるデータの1つ以上の項目を表す。例えば、グループベース通信チャネル識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含みうる。
「メッセージング通信」なる語は、クライアントデバイスを使用して、ユーザにより提供される電子的に生成された任意のデジタルコンテンツオブジェクトを表し、グループベース通信チャネル内で表示されるように構成されている。ある例では、メッセージング通信は、グループベース通信サーバにより自動生成されうる。メッセージ通信は、ユーザにより(クライアントデバイスを使用して)提供される任意のテキスト、画像、ビデオ、オーディオまたはそれらの組み合わせを含みうる。例えば、ユーザは、メッセージコンテンツとしてのメッセージング通信内にテキストならびに画像およびビデオを含むメッセージング通信を提供しうる。このような場合には、テキスト、画像およびビデオは、メッセージング通信を含むであろう。グループベース通信システムのグループベース通信チャネルに送信されまたは投稿された各メッセージング通信は、以下:送信ユーザ識別子、メッセージ識別子、グループ識別子およびグループベース通信チャネル識別子を含むメッセージメタデータを含む。幾つかの実施形態では、メッセージメタデータは、メッセージング通信がグループベース通信チャネルに転送された(すなわち、送信された)または投稿された時点を識別するタイムスタンプも含む。前述の識別子はそれぞれ、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含みうる。メッセージメタデータに加えて、メッセージング通信は、テキスト、画像、ファイル、ビデオ等を含む本体データも含む。
「送信ユーザ識別子」は、特定のユーザにより送信される(すなわち、特定のユーザ、ユーザ識別子またはユーザプロファイルに関連付けられたクライアントデバイスにより送信される)メッセージング通信または要求の収集と関連付けられる。これらメッセージング通信は、ユーザに関するコンテキストを決定するのに分析されまたは解析されうる(例えば、あるトピックにおけるユーザの専門知識または興味は、そのようなメッセージ内のそのトピックまたはそのトピックに関連付けられたキーワードの言及の頻度に基づいて決定されうる)。送信ユーザ識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含みうる。
グループベース通信システムのユーザは、グループベース通信チャネルに参加しうる。あるグループベース通信チャネルは、そのユーザプロファイルに関連付けられた特定の組織グループ識別子を有するユーザ(すなわち、組織のメンバであるユーザ)がグローバルにアクセス可能でありうる。あるグループベース通信チャネルへのアクセスは、指定されたグループのメンバに制限されてもよく、それにより、グループベース通信チャネルは、そのユーザプロファイルに関連付けられた特定のグループ識別子を有するユーザにアクセス可能である。グループベース通信チャネル識別子は、メッセージング通信のためのアクセスコントロールを容易にするのに使用されうる(例えば、メッセージング通信へのアクセスは、ユーザプロファイルに関連付けられたグループベース通信チャネル識別子を有するユーザまたはグループベース通信チャネルに参加する能力を有するユーザに制限されうる)。グループベース通信チャネル識別子は、メッセージング通信のためのコンテキストを決定するのに使用されうる(例えば、グループベース通信チャネルの記述、例えば、グループベース通信チャネルで検討されたプロジェクトの記述は、グループベース通信チャネル識別子と関連付けられうる)。
「メッセージメタデータ」なる語は、メッセージング通信を記述するデータを表し、グループベース通信システム内でメッセージング通信をインデクス付けし、レンダリングし、照会しまたは編成するのに使用される。グループベース通信システムのグループベース通信チャネルに送信されまたは投稿される各メッセージング通信は、以下:送信ユーザ識別子、メッセージ識別子、グループ識別子およびグループベース通信チャネル識別子を含むメッセージメタデータを含む。幾つかの実施形態では、メッセージメタデータは、メッセージング通信のタイミングを識別するタイムスタンプを含む。(例えば、絵文字または反応として)グラフィックオブジェクトが、選択されたメッセージ通信に追加されまたは添付されると、グループベース通信システムは、そのような追加されたグラフィックオブジェクトに関連付けられたグラフィックオブジェクト識別子を、選択されたメッセージング通信に関連付けられたメッセージメタデータに加えるように構成されている。
「チャネル共有インタフェース要求」なる語は、共有グループベース通信チャネルの作成に関連付けられたインタフェース要素とユーザが関与するときに、クライアントデバイスにより作成される要求または命令を表す。チャネル共有インタフェース要求は、チャネル共有インタフェース要求を開始したユーザに関連付けられた送信ユーザ識別子および共有されるグループベース通信チャネルに関連付けられたグループベース通信チャネル識別子を含む。チャネル共有インタフェース要求は、グループベース通信装置をトリガして、チャネル共有インタフェース要求に基づいて共有可能なリソースを生成するように構成されている。
「リソース共有インタフェース要求」なる語は、外部共有グループベース通信リソースの作成に関連付けられたインタフェース要素とユーザが関与するときに、クライアントデバイスにより作成される要求または指示を表す。リソース共有インタフェース要求は、リソース共有インタフェース要求を開始したユーザに関連付けられた送信ユーザ識別子および共有されるグループベース通信チャネルに関連付けられたグループベース通信チャネル識別子を含む。リソース共有インタフェース要求は、グループベース通信装置をトリガして、リソース共有インタフェース要求に基づいて共有可能なリソースを生成するように構成されている。
「グループベース通信リソース」なる語は、ユーザがグループベース通信のために利用しかつ/または共有しうる、グループベース通信システムにより提供される任意の要素を表す。グループベース通信リソースの例は、グループベース通信ワークスペース、グループベース通信チャネル、ダイレクトメッセージ、複数人のダイレクトメッセージ、ファイル、グループベース通信データオブジェクト等を含む。「共有リソース」なる語は、メンバを有しかつ/または異なる組織識別子に関連付けられたユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信リソースを表す。この点で、共有グループベース通信リソースは、異なるグループ識別子、組織識別子等に関連付けられたクライアントデバイスを有するユーザによりアクセス可能であり、閲覧可能である。グループベース通信リソース識別子に関連付けられたテーブルデータに共有承認指示を少なくとも加えるように、グループベース通信装置がグループベース通信リポジトリを更新する場合において、共有グループベース通信リソースが生成されうる。
「グループベース通信リソース識別子」なる語は、グループベース通信システム内の特定のリソースが識別されうるデータの1つ以上の項目を表す。例えば、グループ識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含みうる。グループベース通信リソース識別子の例は、グループベース通信チャネル識別子、グループベース通信ワークスペースまたはチーム識別子等を含む。
「共有可能なリソース」なる語は、1名以上のユーザと共有可能なデータ構造を表し、リソース共有インタフェース要求に関する詳細を含む。共有可能なリソースは、リソース共有インタフェース要求を受信したことに応じて、グループベース通信装置により生成される。グループベース通信装置は、送信ユーザおよび/またはチャネル共有インタフェース要求に関連付けられた1名以上の受信ユーザに共有可能なリソースを提供しうる。共有可能なリソースは、送信ユーザ識別子、グループベース通信リソース識別子、グループベース通信リソース識別子に関連付けられたグループベース通信リソース(例えば、グループベース通信チャネル)を管理する1つ以上のポリシーに関連付けられたデータおよびグループベース通信システムに関連付けられたウェブページの一様なリソースロケータを含む。
「共有可能なリソースアクセス要求」なる語は、共有可能なリソースの一様なリソースロケータに関連付けられたウェブページにクライアントデバイスがアクセスしたことに応じて、共有可能なリソースを受信したクライアントデバイスにより生成される要求または命令を表す。共有可能なリソースアクセス要求は、グループベース通信装置により送受信される。共有可能なリソースアクセス要求は、一様なリソースロケータに関連付けられたハイパーリンクに、関連付けられたクライアントデバイスがアクセスしたことに応じて受信される。
「共有チャネル候補要求」なる語は、共有可能なリソースのターゲットユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイスからの確認指示を受信したことに応じて、グループベース通信装置により生成される要求または命令を表す。共有チャネル候補要求は、グループベース通信チャネル識別子、送信ユーザ識別子、1つ以上の受信ユーザ識別子およびグループベース通信チャネル識別子に関連付けられたグループベース通信チャネルを管理する1つ以上のポリシーに関連付けられたデータを含む、共有可能なリソースに含まれるデータに類似するデータを含む。共有チャネル候補要求に関連付けられたデータは、共有チャネル候補要求のグループベースチャネル識別子に関連付けられた管理ユーザに関連付けられた管理クライアントデバイスにレンダリングされうる。
「共有リソース候補要求」なる語は、共有可能なリソースのターゲットユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイスからの確認指示を受信したことに応じて、グループベース通信装置により生成される要求または命令を表す。共有チャネル候補要求は、特定のグループベース通信リソースに関連付けられた識別子、送信ユーザ識別子、1つ以上の受信ユーザ識別子および特定のリソース識別子に関連付けられたグループベース通信リソースを管理する1つ以上のポリシーに関連付けられたデータを含む、共有可能なリソースに含まれるデータに類似するデータを含む。共有リソース候補要求に関連付けられたデータは、共有リソース候補要求の組織識別子に関連付けられた管理ユーザに関連付けられた管理クライアントデバイスにレンダリングされうる。幾つかの実施形態では、共有リソース候補要求は、共有チャネル候補要求を含みうる。
「認可インタフェース」なる語は、共有リソース候補要求と関連付けられて実行されるアクションの管理ユーザ選択を可能にするように構成されている、モーダル、ウィンドウ、メニュー、ペインまたは他のグラフィカルユーザインタフェース要素を表す。本明細書で検討されたさまざまな実施形態では、グループベース通信装置は、共有リソース候補要求に関連付けられたデータを認可インタフェースにレンダリングするように構成されている。
「管理ユーザ」なる語は、グループベース通信チャネルまたはワークスペースおよび関連付けられたリソースを管理し、さまざまな保守タスクに関して他の加入者に代わって決定する権限を有するグループベース通信チャネルまたはワークスペースの加入者を表す。例えば、管理ユーザは、通信チャネルを「パブリック」または「プライベート」のいずれかに設定する権限を有しうる。別の例として、外部共有通信チャネルまたは他のリソースを作成する要求を受信するとき、管理ユーザのみが、グループに代わって要求を受け入れる権限を有する。
「管理クライアントデバイス」なる語は、サーバにより利用可能になったサービスにアクセスするように構成されているコンピュータハードウェアおよび/またはソフトウェアを表す。サーバは、多くの場合(ただし常にではない)、別のコンピュータシステム上にある。この場合、管理クライアントデバイスは、ネットワーク経由でサービスにアクセスする。管理クライアントデバイスは、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウェアラブル、パーソナルコンピュータ、エンタープライズコンピュータ等を含みうるが、これらに限定されない。管理クライアントデバイスは、管理ユーザに関連付けられたクライアントデバイスである。管理クライアントデバイスは、管理ユーザ識別子と関連付けられる。
「トリーティデータ」なる語は、2つ以上の組織識別子に関連付けられたデータを表す。トリーティデータは、1つ以上の管理クライアントデバイスからのトリーティ認可インタフェースに関連付けられた認可確認を受信したことに応じて、グループベース通信装置により生成される。トリーティデータは、グループベース通信装置によりグループベース通信リポジトリに記憶されてもよく、リソース共有インタフェース要求が2つ以上の組織識別子に関連付けられたユーザ間に共有チャネルおよび/または他のリソースを作成するための管理承認のための共有リソース候補要求の生成を必要としないことを合図するのに使用されてもよい。この点で、グループベース通信装置によるグループベース通信リポジトリ内のトリーティデータの存在の判定は、グループベース通信リポジトリに、リソース共有インタフェース要求のグループベース通信リソース識別子に関連付けられたテーブルデータに共有承認指示を少なくとも加えるように、グループベース通信リポジトリを更新するように合図しうる。
「グループベース通信リポジトリ」なる語は、1つ以上のグループベース通信チャネルおよび他のグループベース通信リソースに関連付けられたデータ等のデータが記憶される場所、例えば、メモリデバイスを表す。グループベース通信リポジトリは、専用デバイスおよび/またはより大きなリポジトリの一部でありうる。グループベース通信リポジトリは、動的に更新されてもよくまたは静的であってもよい。例えば、テーブルデータは、共有リソースインタフェース要求の生成および/または共有リソースインタフェース要求に関連付けられた確認指示の生成と同時に、グループベース通信リポジトリにアップロードされうる。代替的には、データは、生成と同時にアップロードされなくてもよく、代わりに、時間隔(例えば、15分毎にアップロードが行われる)、ユーザ開始(例えば、ユーザはアップロードを開始するためにボタンを押してもよい)等に基づく他の要因に基づいてバッチアップロードされてもよい。グループベース通信リポジトリは、データおよび関連付けられた関与データの不正アクセスを制限するために暗号化されうる。
「共有承認指示」なる語は、グループベース通信装置によりグループベース通信リポジトリに記憶され、グループベース通信チャネル識別子または特定の共有リソースの別の識別子に関連付けられたインジケータ、例えば、フラグを表す。共有承認指示は、1つ以上の管理クライアントデバイスから1つ以上の認可確認を受信したことに応じて、グループベース通信装置により記憶される。グループベース通信リポジトリにおける共有承認指示の存在は、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたチャネルおよび/または特定のリソース識別子に関連付けられたリソースが2つ以上の組織(例えば、組織識別子)間で共有されることを示す。「承認タイムスタンプ」なる語は、共有リソース候補要求が1名以上の管理ユーザにより承認された日付を表すデータを表す。幾つかの実施形態では、共有承認指示は、承認タイムスタンプを含む。
「トリーティ認可インタフェース」なる語は、2つ以上の組織識別子に関連付けられたトリーティデータに関連付けられて実行されるアクションのユーザ選択を可能にするように構成されている、モーダル、ウィンドウ、メニュー、ペインまたは他のグラフィカルユーザインタフェース要素を表す。本明細書で検討されたさまざまな実施形態では、グループベース通信装置は、認可インタフェースにトリーティデータをレンダリングするように構成されている。
「確認指示」なる語は、クライアントデバイスが共有可能なリソースを受信し、クライアントデバイスに関連付けられたユーザがその後要求を承認したことに応じて、クライアントデバイスにより生成され、グループベース通信装置に送信される要求または命令を表す。確認指示は、共有可能なリソースに関連付けられたデータ、例えば、送信ユーザ識別子、グループベース通信チャネル識別子、確認指示の生成を開始したユーザに関連付けられた受信ユーザ識別子および幾つかの実施形態では、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたワークスペースに関連付けられたデータを含みうる。
「認可確認」なる語は、管理クライアントデバイスが共有リソース候補要求を受信し、管理クライアントデバイスに関連付けられた管理ユーザがその後要求を承認したことに応じて、管理クライアントデバイスにより生成され、グループベース通信装置に送信される要求または指示を表す。
「テーブルデータ」なる語は、グループベース通信チャネル識別子またはグループベース通信リポジトリにテーブル形式で記憶された他のリソース識別子に関連付けられたデータを表す。テーブルデータは、グループベース通信装置、1つ以上のクライアントデバイスおよび/または1つ以上の管理クライアントデバイスにより記憶されうる。テーブルデータは、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたデータを含み、1つ以上のユーザ識別子、1つ以上の管理ユーザ識別子、共有承認指示、1つ以上の組織識別子、1つ以上のタイムスタンプおよび/またはグループベース通信チャネル識別子に関連付けられた1つ以上のポリシーに関連付けられたデータを含みうる。テーブルデータは、グループベース通信装置、クライアントデバイスおよび/または管理クライアントデバイスにより、グループベース通信リポジトリから取得されうる。
「閾値」なる語は、特定のイベントが発生するために満たされるかまたは超えられなければならない値を表す。閾値は、グループベース通信装置、クライアントデバイスおよび/または管理クライアントデバイスにより予め定義されてもよく、グループベース通信リポジトリに記憶されてもよい。
「ポリシー」なる語は、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられた1つ以上のルール、許可、セキュリティアグリーメント等を表す。ポリシーは、グループベース通信チャネルを作成した組織(例えば、組織識別子)および/またはユーザ(例えば、管理または非管理ユーザ)により決定されうる。ポリシーに関連付けられたデータは、グループベース通信チャネルのどのメンバが特定のアクションの実行を許可されるか、例えば、グループベース通信チャネルへのメッセージング通信の投稿、ファイルの共有、新規メンバの招待等を許可されるかを示しうる。
[システム概要]
本開示の方法、装置およびコンピュータプログラム製品は、各種デバイスのいずれかにより実現されうる。例えば、例示的な実施形態の方法、装置およびコンピュータプログラム製品は、1つ以上のデバイス、例えば、1つ以上のクライアントデバイスと通信するように構成されているネットワークデバイス(例えば、エンタープライズプラットフォーム)、例えば、サーバまたは他のネットワークエンティティにより実現されうる。付加的にまたは代替的に、コンピュータデバイスは、固定されたコンピュータデバイス、例えば、パーソナルコンピュータまたはコンピュータワークステーションを含みうる。さらに例示的な実施形態は、各種モバイルデバイス、例えば、携帯デジタルアシスタント(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェアラブルのいずれかまたは前述のデバイスの任意の組み合わせにより実現されうる。
図1に、本開示の実施形態が動作しうる例示的なコンピュータシステム100を示す。ユーザは、クライアントデバイス108A~108Nを使用した通信ネットワーク112を介して、グループベース通信システム200にアクセスしうる。実施形態において、クライアントデバイス108A~108Nは、1つ以上の管理クライアントデバイスを含みうる。グループベース通信システム200は、少なくとも1つのグループベース通信リポジトリ206と通信するグループベース通信装置205を備えうる。
通信ネットワーク112は、任意の有線もしくは無線通信ネットワーク(例えば、有線または無線のローカルエリアネットワーク(LAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)等を含む)と、それを実現するのに必要な任意のハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェア(例えば、ネットワークルータ等)とを含みうる。例えば、通信ネットワーク112は、セルラー式電話、802.11、802.16、802.20および/またはWiMaxネットワークを含みうる。さらに、通信ネットワーク112は、公衆ネットワーク、例えば、インターネット、プライベートネットワーク、例えば、イントラネットまたはそれらの組み合わせを含んでもよく、現在利用可能なまたは将来開発される各種ネットワーキングプロトコル(TCP/IPベースのネットワーキングプロトコルを含むが、これには限定されない)を利用しうる。例えば、ネットワーキングプロトコルは、グループベース通信システムの要求に合うようにカスタマイズされうる。幾つかの実施形態では、プロトコルは、ウェブソケットチャネルを介して送信されるJSON(JavaScript Object Natation)オブジェクトのカスタムプロトコルである。幾つかの実施形態では、プロトコルは、JSON over RPC(“remote procedural call”)、JSON over REST(“Representational State Transfer”)/HTTP(“HyperText Transfer Protocol”)等である。
グループベース通信装置205は、1つ以上のコンピュータとして実現されうる。グループベース通信装置205は、さまざまなソースからの電子データの受信を提供しうる。同ソースは、クライアントデバイス108A~108Nを含むが、必ずしもこれらに限定されない。例えば、グループベース通信装置205は、クライアントデバイス108A~108Nにより提供されるグループベースメッセージング通信を送受信するように動作可能でありうる。
グループベース通信リポジトリ206は、データ記憶装置、例えば、1つ以上のネットワーク接続記憶(NAS)デバイスとしてまたは1つ以上の別個のデータベースサーバとして実現されうる。グループベース通信リポジトリ206は、グループベース通信システム200の動作を容易にするために、グループベース通信装置205によりアクセスされ、格納される情報を含む。例えば、グループベース通信リポジトリ206は、複数のグループベース通信チャネル間で編成された複数のメッセージング通信、1名以上のユーザに関連付けられたさまざまなデータ、グループベース通信チャネルおよび/またはワークスペース等を含みうるが、これらに限定されない。
クライアントデバイス108A~108Nは、上記定義された任意のコンピュータデバイスでありうる。クライアントデバイス108A~108Nからグループベース通信装置205により受信される電子データは、さまざまな形態で、さまざまな方法を介して提供されうる。例えば、クライアントデバイスおよび/または管理クライアントデバイス108A~108Nは、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、ネットブック、タブレットコンピュータ、ウェアラブル等を含みうる。
クライアントデバイス108A~108Nが、モバイルデバイス、例えば、スマートフォンまたはタブレットで幾つかの実施形態では、クライアントデバイス108A~108Nは、グループベース通信システム200と対話するための「アプリ」を実行しうる。このようなアプリは、典型的には、モバイルデバイス、例えば、タブレットまたはスマートフォン上で実行されるように設計される。例えば、アプリは、モバイルデバイスオペレーティングシステム、例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)またはWindows(登録商標)上で実行されるように提供されうる。これらのプラットフォームは、典型的には、アプリ同士が通信しかつアプリがモバイルデバイスの特定のハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントと通信するのを可能にするフレームワークを提供する。例えば、上記命名されたモバイルオペレーティングシステムはそれぞれ、ロケーションサービス回路、有線および無線ネットワークインタフェース、ユーザコンタクトならびに他のアプリケーションと対話するためのフレームワークを提供する。アプリの外部で実行されるハードウェアおよびソフトウェアモジュールとの通信は、典型的には、モバイルデバイスオペレーティングシステムにより提供されるアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介して提供される。
付加的にまたは代替的に、クライアントデバイス108A~108Nは、ウェブブラウザを介して、グループベース通信システム200と対話しうる。別の例として、クライアントデバイス108A~108Nは、グループベース通信システム200とインタフェースするように設計されたさまざまなハードウェアまたはファームウェアを含みうる。
例示的なグループベース通信システム200の幾つかの実施形態では、メッセージング通信は、クライアントデバイス108A~108Nからグループベース通信システム200に送信されうる。さまざまな実現形態において、メッセージング通信は、クライアントデバイス108A~108Nにより、直接通信ネットワーク112を介して、グループベース通信システム200に送信されうる。メッセージング通信は、中継点、例えば、メッセージサーバ等を介して、グループベース通信システム200に送信されうる。例えば、クライアントデバイス108A~108Nは、クライアントアプリケーション(例えば、グループベース通信アプリ)を実行しているデスクトップ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン等でありうる。一実現形態において、メッセージング通信は、メッセージ識別子、送信ユーザ識別子、グループ識別子、グループベース通信チャネル識別子、本文コンテンツデータ(例えば、テキスト、絵文字、画像、リンク)、添付物(例えば、ファイル)、メッセージ階層データ(例えば、メッセージング通信は、別のメッセージへの返信でありうる)、サードパーティのメタデータ等のデータを含みうる。
一実施形態では、クライアントデバイス108A~108Nは、以下に提供されるように、エクステンシブルマークアップランゲージ(「XML」)でフォーマットされたデータを含む(セキュア)ハイパーテキストトランスファプロトコル(「HTTP(S)」)POSTメッセージの形式を実質的にとる、下に挙げる、以下の例示的なメッセージング通信を提供し得る。
グループベース通信システム200は、グループベース通信リポジトリ206におけるメッセージインデクス付けおよび記憶を容易にするために、受信したメッセージング通信に基づいて記憶メッセージを作成しうる少なくとも1つのグループベース通信装置205を備える。一実現形態において、記憶メッセージは、メッセージ識別子、グループ識別子、グループベース通信チャネル識別子、送信ユーザ識別子、トピック、応答、メッセージコンテンツ(すなわち、本文コンテンツデータ)、添付物、メッセージ階層データ、サードパーティのメタデータ、会話プリミティブデータ等のデータを含みうる。例えば、グループベース通信装置205は、以下に提供されるように、XMLフォーマットされたデータを含むHTTP(S) POSTメッセージの形式を実質的にとる、下に挙げる、以下の例示的な記憶メッセージを提供しうる。
実施形態において、送信ユーザ識別子は、メッセージング通信と関連付けられうる。一実現形態において、メッセージング通信に関連付けられたメッセージメタデータは、メッセージを送信したユーザの送信ユーザ識別子を決定するために、(例えば、PHP-すなわち、Personal Home Page Toolsから導出されたスクリプト言語-コマンドを使用して)解析されうる。
実施形態において、メッセージング通信は、メッセージング通信において検討されたトピックを決定するために解析されうる(例えば、PHPコマンドを使用して)。例えば、メッセージ内のハッシュタグは、メッセージに関連付けられたトピックを示しうる。別の例では、特殊文字(例えば、「@」)は、ユーザ識別子に関連付けられたテキストオブジェクトを示しうる。別の例では、メッセージング通信は、メッセージング通信に関連付けられたトピックを決定するために、(例えば、それ自体により、会話プリミティブにおける他のメッセージング通信と共に)分析されてよく、または機械学習技術、例えば、トピックモデリングを使用して解析されてもよい。
実施形態において、応答を示すデータは、メッセージング通信と関連付けられうる。例えば、他のユーザによるメッセージング通信への応答は、応答(例えば、グラフィックオブジェクト、例えば、メッセージング通信に関連付けられた絵文字の選択、メッセージに関連付けられた「いいね」ボタンの選択)、メッセージング通信に埋め込まれたハイパーリンクのクリック、メッセージング通信へのリプライ(例えば、メッセージング通信に応答してグループベース通信チャネルにメッセージング通信を投稿する)、メッセージング通信に関連付けられたファイルのダウンロード、あるグループベース通信チャネルから別のグループベース通信チャネルへのメッセージング通信の共有、メッセージング通信のピン止め、メッセージング通信の星付け等を含みうる。一実現形態において、他のユーザによるメッセージング通信への応答に関するデータは、メッセージング通信に含ませることができ、そのメッセージング通信は、応答を決定するために、(例えば、PHPコマンドを使用して)解析されうる。別の実現形態では、メッセージング通信への応答に関するデータは、データベースから取得されうる。例えば、メッセージング通信への応答に関するデータは、次のようなMySQLデータベースコマンドを介して取得されうる。
例えば、メッセージング通信への応答に関するデータは、メッセージング通信のためのコンテキスト(例えば、あるユーザの観点からのメッセージング通信のためのソーシャルスコア)を決定するために使用されうる。別の例では、メッセージング通信への応答に関するデータは、ユーザに関するコンテキストを決定する(例えば、トピックにおけるユーザの専門知識は、トピックに関するユーザのメッセージング通信への応答に基づいて決定されうる)ために分析されうる。
実施形態において、メッセージング通信に添付物を含ませることができる。添付物がある場合は、ファイルは、メッセージング通信と関連付けられうる。一実現形態において、メッセージング通信は、添付物のファイル名を決定するために(例えば、PHPコマンドを使用して)解析されうる。例えば、ファイルの内容を分析して、メッセージング通信のコンテキストを決定しうる(例えば、特許ポリシー文書は、メッセージング通信がトピック「特許」と関連付けられていることを示しうる)。
実施形態において、メッセージメタデータは、メッセージング通信と関連付けられうる。例えば、メッセージメタデータは、会社、グループ、グループベース通信ワークスペース、グループベース通信チャネル等に固有のメッセージング通信またはユーザに関する追加のコンテキストを提供しうる。一実現形態において、メッセージング通信は、メッセージメタデータを決定するために(例えば、PHPコマンドを使用して)解析されうる。例えば、メッセージメタデータは、メッセージング通信を送信したユーザがグループベース通信チャネルの認可された代表者であるかどうかを示しうる(例えば、認可された代表者は、グループベース通信チャネルにおける質問に応答することを会社により認可されうる)。
実施形態において、会話プリミティブは、メッセージング通信と関連付けられうる。一実現形態において、会話プリミティブは、メッセージング通信を分析し、記憶する等に使用される要素である。例えば、メッセージング通信は、それ自身が分析されてもよく、それ自身の会話プリミティブを形成してもよい。別の例では、メッセージング通信は、会話を構成する他のメッセージング通信と共に分析されてよく、会話を構成するメッセージング通信は、会話プリミティブを形成してもよい。一実現形態において、会話プリミティブは、当該メッセージング通信、特定の数(例えば、2つ)の先行メッセージング通信および特定の数(例えば、2つ)の後続メッセージング通信として決定されうる。別の実現形態では、会話プリミティブは、(例えば、グループベース通信チャネルにおいて)当該メッセージング通信および他のメッセージング通信で議論されているトピックおよび/またはこれらメッセージの近接性(例えば、メッセージング通信送信順序の近接性、メッセージング通信送信時刻の近接性)の分析に基づいて決定されうる。
[本開示の実施形態を実施するための例示的な装置]
グループベース通信装置205は、1つ以上のコンピュータシステム、例えば、図2に示したグループベース通信装置205等により実現されうる。グループベース通信装置205は、プロセッサ202、メモリ204、入力/出力回路203、通信回路208、グループベース通信回路210および共有チャネル回路215を備えうる。装置205は、回路203、208、210および215のうちの1つ以上を使用して、本明細書に記載された動作を実行するように構成されうる。
コンポーネントは、機能限定に関して記載されているが、特定の実現形態は、必ず特定のハードウェアの使用を含むことを理解されたい。また、本明細書に記載されたコンポーネントのうちの幾つかは、同様または共通のハードウェアを含みうることも理解されたい。例えば、2組の回路は両方とも、同じプロセッサ、ネットワークインタフェース、記憶媒体等を利用して、それらの関連する機能を実行しうる。その結果、各組の回路に重複するハードウェアを必要としない。したがって、本明細書で使用する場合、当該装置のコンポーネントに関して「回路」なる語の使用は、本明細書に記載された特定の回路に関連付けられた機能を実行するように構成されている特定のハードウェアを含むと理解されたい。
「回路」なる語は、ハードウェア、および幾つかの実施形態ではハードウェアを構成するためのソフトウェアを含むものと広く理解されるべきである。例えば、幾つかの実施形態では、「回路」は、処理回路、記憶媒体、ネットワークインタフェース、入力/出力デバイス等を含みうる。幾つかの実施形態では、装置200の他の要素は、特定の回路の機能を提供しまたは補足しうる。例えば、プロセッサ202は処理機能を提供しうるものであり、メモリ204は記憶機能を提供しうるものであり、通信回路208はネットワークインタフェース機能を提供しうるものである、等である。
幾つかの実施形態では、プロセッサ202(および/またはコプロセッサもしくはプロセッサを補助しまたは何らかの方法でプロセッサに関連付けられた任意の他の処理回路)は、装置のコンポーネント間で情報を渡すためのバスを介して、メモリ204と通信しうる。メモリ204は非一時的であってもよく、例えば、1つ以上の揮発性および/または不揮発性メモリを含んでもよい。すなわち、例えば、メモリは、電子記憶デバイス(例えば、コンピュータ可読記憶媒体)でありうる。メモリ204は、グループベース通信装置205が本開示の例示的な実施形態に従ってさまざまな機能を実行することを可能にする情報、データ、コンテンツ、アプリケーション、命令等を記憶するように構成されうる。
プロセッサ202は、複数の異なる方法で具現化されてもよく、例えば、独立して実行するように構成された1つ以上の処理デバイスを含んでもよい。付加的にまたは代替的に、プロセッサは、命令の独立した実行、パイプライン処理および/またはマルチスレッディングを可能にするようにバスを介して並列に構成された1つ以上のプロセッサを含みうる。「処理回路」なる語の使用は、装置の内部にあるシングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、マルチプロセッサおよび/またはリモートもしくは「クラウド」プロセッサを含むと理解されうる。
例示的な実施形態では、プロセッサ202は、メモリ204に記憶された命令または何らかの方法でプロセッサにアクセス可能な命令を実行するように構成されうる。代替的にはまたは加えて、プロセッサは、ハードコードされた機能を実行するように構成されうる。したがって、ハードウェアもしくはソフトウェアの方法またはそれらの組み合わせにより構成されるかに関わらず、プロセッサは、そのように構成されている間は、本開示の実施形態による操作を実行可能なエンティティ(例えば、回路として物理的に具現化される)を表しうる。代替的には、別の例として、プロセッサが、ソフトウェア命令の実行者として具現化される場合、これら命令は、命令が実行されるときに、本明細書に記載されたアルゴリズムおよび/または操作を実行するように、プロセッサを具体的に構成しうる。
ほんの一例として、プロセッサ202は、(図1に示した)複数のクライアントデバイス108A~108Nを接続する1つ以上の通信チャネルを維持して、それらの間でのメッセージング通信の共有を可能にするように構成されうる。プロセッサ202により、特定の通信チャネル内のクライアントデバイス108A~108N間での交換が意図されたメッセージング通信が、クライアントデバイス108A~108Nを介して提供された各メッセージペイン内で表示されるように、それらクライアントデバイス108A~108Nに適切に配布されることが確実となる。
さらに、プロセッサ202は、特定の通信チャネル上で交換されたメッセージング通信を、メッセージの記憶のために、データベースと同期するように構成されうる。幾つかの実施形態では、プロセッサ202は、クライアントデバイス108A~108Nへの配布のために、記憶されたメッセージを提供しうる。また、プロセッサ202は、本明細書で検討されたさまざまなグループベース通信ワークスペースおよび関連付けられたグループベース通信チャネルにわたって、このような記憶されたメッセージを配信することを提供しうる。
幾つかの実施形態では、グループベース通信装置205は、入力/出力回路203を含みうる。次に、これは、出力をユーザに提供し、また幾つかの実施形態では、ユーザ入力の指示を受信するために、プロセッサ202と通信しうる。入力/出力回路203は、ユーザインタフェース(例えば、グループベース通信インタフェース)を備えてもよく、表示を含んでもよく、ウェブユーザインタフェース、モバイルアプリケーション、クライアントデバイス、キオスク等を含んでもよい。幾つかの実施形態では、入力/出力回路203は、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、タッチエリア、ソフトキー、マイクロフォン、スピーカまたは他の入力/出力機構も含みうる。プロセッサおよび/またはプロセッサを備えるユーザインタフェース回路は、プロセッサにアクセス可能であるメモリ(例えば、メモリ204等)に記憶されたコンピュータプログラム命令(例えば、ソフトウェアおよび/またはファームウェア)を通して、1つ以上のユーザインタフェース要素の1つ以上の機能を制御するよう構成されうる。
通信回路208は、グループベース通信装置205と通信するネットワークおよび/または任意の他のデバイス、回路もしくはモジュールからデータを受信しかつ/またはこれらにデータを送信するように構成されている、ハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせのいずれかで具現化されるデバイスまたは回路等の任意の手段でありうる。この点で、通信回路208は、例えば、有線または無線の通信ネットワークとの通信を可能にするネットワークインタフェースを含みうる。例えば、通信回路208は、1つ以上のネットワークインタフェースカード、アンテナ、バス、スイッチ、ルータ、モデムならびにサポートするハードウェアおよび/もしくはソフトウェアまたはネットワークを介した通信を可能にするのに適した任意の他のデバイスを含みうる。付加的にまたは代替的に、通信インタフェースは、アンテナを介して信号を送信しまたはアンテナを介して受信した信号の受信を扱うために、アンテナと相互作用するための回路を含みうる。
グループベース通信回路210は、グループベース通信システム200をサポートするように構成されているハードウェアおよびソフトウェアを含む。グループベース通信回路210は、これらのアクションを実行するために処理回路、例えば、プロセッサ202を利用しうる。グループベース通信回路210は、グループベース通信リポジトリ206にデータを送信しかつ/またはこれからデータを受信しうる。幾つかの実施形態では、送信されかつ/または受信されたデータは、複数のグループベース通信チャネル間で編成されたグループベース通信オブジェクト(例えば、メッセージ、ファイル、リンク等)でありうる。また、幾つかの実施形態では、グループベース通信回路210は、別個のプロセッサ、特別に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)を含みうることも理解されたい。
共有チャネル回路215は、グループベース通信システム200の共有グループベース通信チャネルに関連する機能、特徴および/またはサービスをサポートするように構成されているハードウェアおよびソフトウェアを含む。共有チャネル回路215は、これらのアクションを実行するために処理回路、例えば、プロセッサ202を利用しうる。グラフィックオブジェクト提案回路215は、グループベース通信リポジトリ206にデータを送信しかつ/またはこれからデータを受信しうる。ある実現形態では、送信されかつ/または受信されたデータは、1つ以上のグループベース通信チャネルおよび/またはユーザと関連付けられるように構成されているデータでありうる。また、幾つかの実施形態では、共有チャネル回路215は、別個のプロセッサ、特別に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)を含みうることも理解されたい。
また、本明細書で検討された情報の全部または一部は、グループベース通信装置205の1つ以上のコンポーネントにより受信され、生成されかつ/または維持されるデータにも基づきうることにも留意される。また、幾つかの実施形態では、1つ以上の外部システム(例えば、リモートクラウドコンピュータおよび/またはデータ記憶システム、1つ以上の外部リソース110A~110N)は、本明細書で検討された機能の少なくとも一部を提供するのにも活用されうる。
上記され、この開示に基づいて理解されるであろうように、本開示の実施形態は、方法、モバイルデバイス、フロントエンドグラフィカルユーザインタフェース、バックエンドネットワークデバイス等として構成されうる。したがって、実施形態は、全体としてハードウェアを含むまたはソフトウェアとハードウェアとの任意の組み合わせを含むさまざまな手段を備えうる。さらに、実施形態は、記憶媒体内に具現化されたコンピュータ可読プログラム命令(例えば、コンピュータソフトウェア)を有する、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態を取りうる。同様に、実施形態は、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムコードの形態を取りうる。任意の適切なコンピュータ可読記憶媒体が利用されうる。同媒体は、非一時的ハードディスク、CD-ROM、フラッシュメモリ、光学記憶デバイスまたは磁気記憶デバイスを含む。
理解されるであろうように、任意のこのようなコンピュータプログラム命令および/または他のタイプのコードは、コンピュータ、プロセッサまたは他のプログラム可能な装置の回路にロードされて、その機械上でコードを実行するコンピュータ、プロセッサまたは他のプログラム可能な回路が、本明細書に記載されたものを含むさまざまな機能を実現する手段を形成するような機械が作り出されうる。
本明細書に記載されたコンピュータシステムは、クライアントおよびサーバを含みうる。クライアントおよびサーバは、一般的には、互いに離れており、典型的には、通信ネットワークを介して相互作用する。クライアントとサーバとの関係は、各コンピュータ上で実行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムにより生じる。幾つかの実施形態では、サーバは、(例えば、クライアントデバイスと対話するユーザに情報/データを表示する目的および同ユーザからのユーザ入力を受信する目的で)情報/データ(例えば、HTMLページ)をクライアントデバイスに送信する。クライアントデバイスで生成された情報/データ(例えば、ユーザインタラクションの結果)は、クライアントデバイスからサーバに受信されうる。
この明細書には、多くの具体的な実現形態の詳細が含まれるが、これらは、いずれかの発明または特許請求されうる発明の範囲の限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の発明の特定の実施形態に固有の特徴の説明として解釈されるべきである。また、別個の実施形態の文脈で本明細書に記載された特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせても実施しうる。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されたさまざまな特徴は、複数の実施形態で別々にまたは任意の適切な部分的な組み合わせでも実施しうる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで動作するものとして上記されており、そのようなものとして最初に特許請求されてもよいが、特許請求される組み合わせからの1つ以上の特徴は、場合によっては、その組み合わせから削除されてもよく、特許請求される組み合わせは、部分的な組み合わせまたは部分的な組み合わせの変形例を対象にしうる。
同様に、動作は、特定の順序で図面に示されているが、これは、特に断らない限り、望ましい結果を達成するために、このような動作が図示の特定の順序でもしくは順次の順序で実行されることまたは図示の全ての動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスクおよび並列処理が有利でありうる。さらに、上記された実施形態におけるさまざまなシステムコンポーネントの分離は、全ての実施形態においてこのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、記載されたプログラム構成要素およびシステムは、一般的には、単一のソフトウェア製品に共に統合されうるかまたは複数のソフトウェア製品にパッケージ化されうることを理解されたい。本明細書に示した1つ以上のフロー図において破線で示された任意の動作工程は、図示した実施形態の目的で任意選択である。
このように、主題の特定の実施形態を説明した。他の実施形態は、下記特許請求の範囲の範囲内にある。場合によっては、特許請求の範囲で言及されたアクションは、異なる順序で実行されてもよく、依然として望ましい結果を達成することができる。加えて、添付の図面に示したプロセスは、特に断らない限り、所望の結果を達成するために、必ずしも図示の特定の順序または順次の順序を必要としない。ある実現形態では、マルチタスクおよび並列処理が有利でありうる。
[本開示の実施形態を実施するための例示的なプロセス]
実施形態において、グループベース通信装置205は、図3Aの方法300のプロセスブロックに従って、グループベース通信リポジトリ内の共有グループベース通信チャネルおよび/または他のグループベース通信リソースの生成を認可し、共有グループベース通信チャネルおよび/または他のグループベース通信リソースに関連付けられたデータを更新するように構成されている。
図示のプロセスは、ブロック310で始まり、グループベース通信装置205は、リソース共有インタフェース要求を受信する。グループベース通信装置205は、第1組織識別子に関連付けられた非管理ユーザ(例えば、送信ユーザ)に関連付けられたクライアントデバイス108Aから、通信回路208および/またはネットワーク112を介して、リソース共有インタフェース要求を受信しうる。一実施形態では、リソース共有インタフェース要求は、グループベース通信インタフェース、例えば、図4Aに示した例示的なグループベース通信インタフェースの1つ以上のユーザインタフェース要素と対話するユーザに応じて受信される。
図4Aに、本開示のさまざまな実施形態により構成された例示的なグループベース通信インタフェース400を示す。図示のグループベース通信インタフェース400は、サイドバーペイン410およびメッセージペイン430を含む。サイドバーペイン410は、図示のように、垂直に配置された許可グループベース通信チャネルセット420を含む。図示の許可グループベース通信チャネルセット420は、各グループ定義タイトルに基づいて、サイドバーペイン410内に(例えば、アルファベット順に)配置されうる。図示の許可グループベース通信チャネルセット420は、図示のグループベース通信インタフェース400にアクセスするユーザがグループベース通信システムによりアクセス権限を付与されているプライベートグループベース通信チャネルおよびパブリックグループベース通信チャネルを含む。
許可グループベース通信チャネルセット420の各グループ定義タイトルは、各グループベース通信チャネルに関連付けられたグループベース通信オブジェクト(例えば、メッセージング通信、ファイル等)にアクセスするために構成されているユーザ関与リンクを表す。ユーザが、グループ定義タイトルリンクをクリックし、関与し、タッチしまたは何らかの方法で選択すると、メッセージング通信または選択されたグループベース通信チャネルに関連付けられた他のデータが、メッセージペイン430にレンダリングされる。図示の実施形態では、グループ定義タイトルリンク425が選択され、選択されたグループベース通信チャネル“#account-annies-arcades”に関連付けられたメッセージが、メッセージペイン430にレンダリングされる。他のグループベース通信オブジェクト(例えば、ファイル、画像、アプリ等)は、メッセージペイン430またはメッセージペイン430内に埋め込まれたリンクを介してアクセス可能である。
メッセージペイン430は、少なくとも1つのメッセージング通信440を含みうる。図示の実施形態では、メッセージング通信440は、グループベース通信サーバに送信され、グループベース通信チャネルに関連付けられた他のユーザが閲覧しかつ/または対話するために、ユーザ“Kenneth Kole”によりグループベース通信チャネルに関連付けられたグループベース通信インタフェース内にレンダリングされた例示的なメッセージング通信である。
また、グループベース通信インタフェース400は、メッセージング通信入力要素450を含みうる。ユーザは、メッセージング通信入力要素450にユーザ関与を提供することにより、グループベース通信チャネルに関連付けられたグループベース通信インタフェース内にレンダリングするために、グループベース通信サーバへの送信のためのメッセージング通信入力要素450にデータ(例えば、テキスト、絵文字、リンク、ハッシュタグ等)を入力しうる。メッセージング通信がグループベース通信サーバに送信されると、これは、グループベース通信インタフェース400のメッセージペイン430にレンダリングされる。
グループベース通信インタフェース400は、さらに、1つ以上のグラフィカルユーザインタフェース要素460を含みうる。図示の実施形態では、グラフィカルユーザインタフェース要求要素460は、1名以上のユーザを“#account-annies-arcades”チャネルに追加しかつ/または招待することと関連付けられている。単独のボタンとして示されているが、グラフィカルユーザ要求要素460は、図4Dに示したドロップダウンメニュー470内の選択可能な選択肢、メッセージング通信内の選択可能なハイパーリンク等の他の形態で具現化されうることを理解されたい。この点で、グラフィカルユーザインタフェース要求要素460のユーザ選択(例えば、タッチ、マウスクリック等)により、グループベース通信装置205は、ダイアログボックス、例えば、図4Bに示したダイアログボックスの形式でグラフィカルユーザインタフェース要素をインタフェース400にレンダリングする。ダイアログボックスとして示されているが、グラフィカルユーザインタフェース要素は、データを表示するための任意のユーザインタフェース要素、例えば、モーダル、ウィンドウ、メニュー、ペイン等の形式を取りうることを理解されたい。加えて、下記段落では、グループベース通信チャネル(例えば、チャネル共有インタフェース要求)を外部で共有することに関連付けられた実施形態が強調されているが、下記は、任意のグループベース通信リソース、例えば、グループベース通信ワークスペース、ダイレクトメッセージ、複数人のダイレクトメッセージを外部で共有するために適用されうることを理解されたい。この点で、グラフィカルユーザ要求要素460は、グループベース通信チャネルとは異なるグループベース通信リソースを外部で共有するために、1名以上のユーザを招待することと関連付けられうる。
加えて、図4A~図4Cに示した実施形態には、既存のグループベース通信チャネルに関連付けられたさまざまなダイアログボックスおよびチャネル共有インタフェース要求が記載されているが、チャネル共有インタフェース要求は、新たなグループベース通信チャネルの作成と関連付けられて送信されうることを理解されたい。
図4Bに、前記ユーザがグラフィカルユーザインタフェース要求要素460を選択したことに応じて、グループベース通信装置205によりクライアントデバイスでユーザ(例えば、送信ユーザ)のグループベース通信インタフェースにレンダリングされうる例示的なグラフィカルユーザインタフェース要素(ダイアログボックスとして示される)を示す。ダイアログボックスは、グループベース通信チャネルに1名以上のユーザを追加しかつ/または招待するためのさまざまな選択肢を表示しうる。図4Bに示している実施形態では、ユーザは、グループベース通信チャネルに追加されるユーザの1つ以上の氏名を入力しうる。ダイアログボックスは、さらに、特定のリソース、例えば、グループベース通信チャネルを、送信ユーザの組織識別子に関連付けられた組織外のユーザと共有するための選択肢を含みうる。図4Bに示している実施形態では、この選択肢は、ハイパーリンク465の形態にあるグラフィカルユーザインタフェース要素として提示される。幾つかの実施形態では、ダイアログボックスは、特定のリソースが組織外のユーザと共有可能であることを示すためのツールチップ485等をさらに含みうる。ユーザがハイパーリンク465の選択(例えば、タッチ、マウスクリック等)を提供すると、送信ユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイスは、リソース共有インタフェース要求を生成し、そのリソース共有インタフェース要求をグループベース通信装置205に(例えば、ネットワーク112および/または通信回路210を介して)送信しうる。リソース共有インタフェース要求がチャネル共有インタフェース要求を含む幾つかの実施形態では、ダイアログボックスは、グループベース通信チャネルの現在のメンバのリスト、グループベース通信チャネルの1つ以上のポリシーに関連付けられたデータ等の追加データをさらに含みうる。
リソース共有インタフェース要求は、メタデータを含みうる。例えば、リソース共有インタフェース要求は、リソース共有インタフェース要求を開始したユーザのユーザ識別子(すなわち、送信ユーザ識別子)およびユーザが共有しようとしている特定のグループベース通信リソースに関連付けられたグループベース通信リソース識別子を含むメタデータを含みうる。例えば、リソース共有インタフェース要求がチャネル共有インタフェース要求を含む場合には、関連付けられたリソース識別子は、グループベース通信チャネル識別子でありうる。別の例として、リソース共有インタフェース要求が、グループベース通信ワークスペースを外部で共有することと関連付けられている場合、関連付けられたリソース識別子は、グループベース通信ワークスペース識別子でありうる。この点で、グループベース通信装置205は、送信ユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイスから、通信回路を介して、リソース共有インタフェース要求を受信するように構成されている。
リソース共有インタフェース要求がチャネル共有インタフェース要求である一部の実施形態では、グループベース通信装置205がチャネル共有インタフェース要求を受信したことに応じて、グループベース通信リポジトリ内のテーブルデータは、グループベース通信装置により更新されうる。例えば、図8Aに示しているように、グループベース通信装置は、テーブル“shared_channel_invites_v2”内に行を作成してもよく、共有可能なリソースに基づいて行の1つ以上のフィールドを更新してもよい。例えば、“channel_id”フィールドは、チャネル共有インタフェース要求のグループベース通信チャネル識別子を含むように更新されうる。別の例として、“date_create”フィールドは、チャネル共有インタフェース要求が受信された日付により更新されうる。幾つかの実施形態では、グループベース通信装置205は、確認コード(例えば、ランダム化された一連の数字、文字、記号等)を生成し、“conf_code”フィールドに関連付けられた確認コードを記憶しうる。幾つかの実施形態では、グループベース通信装置は、グループベース通信リポジトリからテーブルデータ(例えば、テーブルデータの行)にアクセスし、取得しうる。
上記されたように、幾つかの実施形態では、チャネル共有インタフェース要求は、新たなグループベース通信チャネルの作成と関連付けられて送信されうる。図4Eに示しているように、新たなグループベース通信チャネルにグループ定義タイトルを割り当て、作成ボタン475を選択した後、グループベース通信装置205は、グループベース通信チャネルを外部ユーザと共有するためのダイアログボックス等(例えば、図4Bのダイアログボックス)をレンダリングしうる。
ブロック320において、リソース共有インタフェース要求を受信したことに応じて、グループベース通信装置205は、リソース共有インタフェース要求に少なくとも部分的に基づいて、共有可能なリソースを生成しうる。この点で、グループベース通信装置205は、共有チャネル回路215を介して、リソース共有インタフェース要求に少なくとも部分的に基づいて共有可能なリソースを生成するように構成されている。実施形態において、上記定義されたように、共有可能なリソースは、1つ以上のクライアントデバイスと共有可能なデータ構造(例えば、オブジェクト等)でありうる。例えば、リソース共有インタフェース要求を受信すると、グループベース通信装置205は、リソース共有インタフェース要求のメタデータにアクセスして、送信ユーザ識別子および特定のグループベース通信リソース識別子、例えば、グループベース通信チャネル識別子を決定しうる。チャネル共有インタフェース要求の例では、グループベース通信チャネル識別子に基づいて、グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリ206にアクセスし、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたグループベース通信チャネルに関するさらなる情報を取得しうる。例えば、1つ以上のポリシー、許可、プライバシー設定および/またはトリーティデータに関連付けられたデータは、グループベース通信チャネル識別子と関連付けられてグループベース通信リポジトリ206に記憶されうる。グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリ206にアクセスして、チャネル共有インタフェース要求の送信ユーザ識別子に関連付けられた各組織識別子を取得しうる。同様に、リソース共有インタフェース要求の特定のグループベース通信リソース識別子に基づいて、グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリ206にアクセスして、グループベース通信リソース識別子に関連付けられた特定のグループベース通信リソースに関するさらなる情報を取得しうる。
グループベース通信リポジトリ206からデータを取得した後、グループベース通信装置205は、共有可能なリソースを生成しうる。例えば、共有可能なリソースは、リソース共有インタフェース要求に関連付けられたデータ、例えば、送信ユーザ識別子および各組織識別子、グループベース通信チャネル識別子等を含むメタデータと、チャネル共有インタフェース要求の例では、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたグループベース通信チャネルの1つ以上のポリシーに関連付けられたデータおよび/またはトリーティデータとを含むメタデータとを含みうる。幾つかの実施形態では、共有可能なリソースは、グループベース通信プラットフォームに関連付けられたウェブページの一様なリソースロケータ(URL)をさらに含みうる。この点で、グループベース通信装置205は、送信ユーザ識別子と、リソース共有インタフェース要求に関連付けられたグループベース通信リソース識別子とに基づいて、URLを生成するように構成されうる。すなわち、URLは、送信ユーザ識別子に関連付けられたユーザに固有でありうる。幾つかの実施形態では、グループベース通信装置205は、共有可能なリソースをメモリ204に一時的に記憶するように構成されうる。実施形態において、共有可能なリソースは、グループベース通信リポジトリに記憶された確認コードをさらに含みうる。
実施形態において、グループベース通信装置205が、共有可能なリソースを生成した後、グループベース通信装置205は、共有可能なリソースに関連付けられたデータを、リソース共有インタフェース要求の送信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信インタフェースにレンダリングしうる。この点で、グループベース通信装置は、グループベース通信リポジトリ内のグループベース通信チャネル識別子に関連付けられたテーブルデータの行にアクセスしうる。例えば、共有可能なリソースに関連付けられたデータは、ユーザインタフェース要素、例えば、図4Cに示したダイアログボックス内にレンダリングされうる。図示の実施形態では、ダイアログボックスは、共有可能なリソースのURLに関連付けられたハイパーリンクテキストを含む。上記されたように、URLは、送信ユーザに固有でありうる。この点で、送信ユーザは、異なる組織識別子に関連付けられた1名以上のユーザ(例えば、送信ユーザの組織外のユーザ)にURLを提供しうる。例えば、図4Cに示しているように、ユーザは、URLテキストをコピーして、1名以上の受信ユーザに提供するために、URLを選択しうる。実施形態において、グループベース通信装置205は、URLテキストが送信ユーザのグループベース通信インタフェースにコピーされた指示をレンダリングしうる。別の実施形態では、グループベース通信装置は、共有可能なリソースに関連付けられたデータを、各受信ユーザ識別子に関連付けられた1つ以上のグループベース通信インタフェースにレンダリングしうる。例えば、グループベース通信装置205は、メッセージング通信、ダイアログボックス、電子メール等を介して、共有可能なリソースに関連付けられたURLテキスト(例えば、選択可能なハイパーリンクの形式)を、受信ユーザ(例えば、送信ユーザがグループベース通信リソースを共有することを識別したユーザ)の受信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信インタフェースに直接レンダリングしうる。
少なくとも1つの受信ユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイスが共有可能なリソースに関連付けられたURLを受信する方法にかかわらず、グループベース通信装置205は、少なくとも1つの受信ユーザ識別子および第2組織識別子(例えば、送信ユーザの組織識別子とは異なる組織識別子)に関連付けられたクライアントデバイス108から、ネットワーク112を介して、URLに関連付けられたウェブページが少なくとも1つの受信ユーザ識別子に関連付けられたユーザによりアクセスされたことを示すデータを含む共有可能なリソースアクセス要求を受信するように構成されうる。例えば、共有可能なリソースアクセス要求は、受信ユーザ識別子およびURLに関連付けられた確認コードを含みうる。幾つかの実施形態では、共有可能なリソースアクセス要求を受信したことに応じて、グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリからURLに関連付けられた確認コードを取得し、取得した確認コードと共有可能なリソースアクセス要求に関連付けられた確認コードとを比較しうる。
取得された確認コードが、共有可能なリソースアクセス要求に関連付けられた確認コードと一致しない場合、グループベース通信装置205は、共有可能なリソースアクセス要求を拒否し、共有可能なリソースアクセス要求を開始したクライアントデバイスのグループベース通信インタフェースに否定の指示をレンダリングするように構成されうる。
アクセス要求を受信したことに応じて、また幾つかの実施形態では確認コードの一致を確認したことに応じて、グループベース通信装置は、共有可能なリソースに関連付けられたデータを、少なくとも1つの受信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信インタフェースにレンダリングしうる。この点で、共有可能なリソースに関連付けられたデータは、1つ以上のグラフィカルユーザインタフェース要素、例えば、図5A~図5Cに示したダイアログボックスを介してレンダリングされうる。他の実施形態では、共有可能なリソースに関連付けられたデータは、ウェブページ(例えば、URLに関連付けられたウェブページ)にレンダリングされ、ウェブブラウザを介して、少なくとも1つの受信ユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイスによりアクセスされうる。
図5Aに、共有可能なリソースの受信ユーザ識別子に関連付けられた受信ユーザのグループベース通信インタフェースにレンダリングされた例示的なグラフィカルユーザインタフェース要素を示す。例えば、受信ユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイス108から共有可能なリソースアクセス要求を受信すると、グループベース通信装置205は、共有可能なリソースに関連付けられたデータを、受信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信インタフェースにレンダリングするように構成しうる。図5Aに示しているように、ダイアログボックスは、ユーザ識別子(例えば、“Kenneth Kerr”)の送信に関連付けられたデータ、送信ユーザ識別子に関連付けられた組織識別子(例えば、“Luminary”)および共有されるグループベース通信チャネル識別子(“#account-annies-arcades”)に関連付けられたデータを含む、受信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信インタフェースにレンダリングされる。装置205。図5A~図5Cに、共有グループベース通信チャネルに関する例示的なリソース共有を示すが、類似のプロセスおよびダイアログボックスは、異なるリソース、例えば、グループベース通信ワークスペース、ダイレクトメッセージ、複数人のダイレクトメッセージ等が共有されている場合において提示されうる。
図5Aに示した例示的なダイアログボックスでは、受信ユーザは、グループベース通信チャネル識別子が関連付けられるために、受信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信ワークスペースを選択しうる。この点で、グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリ206から、受信ユーザ識別子に関連付けられた1つ以上のグループベース通信ワークスペースに関連付けられたデータを取得し、1つ以上のグループベース通信ワークスペースに関連付けられたデータを受信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信インタフェースにレンダリングしうる。図5Aに示している実施形態では、ダイアログボックスは、受信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信ワークスペースのリストを含む。幾つかの実施形態では、図5Aに示しているように、ダイアログボックスは、受信ユーザがリストに表示されていないグループベース通信ワークスペースにサインインしかつ/または関連付けられたグループベース通信チャネル識別子のための新たなグループベース通信ワークスペースを作成するための選択肢をさらに含みうる。実施形態において、図5Aのダイアログボックスは、ユーザ選択(例えば、タッチ、マウスクリック)に応じて、第2ダイアログボックス、例えば、図5Bにより例示されるダイアログボックスをレンダリングするように、グループベース通信装置205をトリガするためにリストされた各グループベース通信ワークスペースに関連付けられたグラフィカルユーザインタフェース要素(矢印ボタン515)をさらに含みうる。
図5Bに示した例示的なダイアログボックスでは、受信ユーザは、招待を受け入れる前に、共有可能なリソースに関連付けられたデータと、受信ユーザが追加されるであろうグループベース通信チャネルとを閲覧しうる。この点で、グループベース通信装置205は、共有可能なリソースに関連付けられたデータを、少なくとも1つの受信ユーザ識別子に関連付けられたグループベース通信インタフェースにレンダリングしうる。図5Bに示している実施形態では、ダイアログボックスは、送信ユーザ識別子に関連付けられた組織識別子(例えば、“Luminary”)に関連付けられたデータと、グループベース通信チャネル識別子が関連付けられるであろうグループベース通信ワークスペース(例えば、Annie’s Arcade)と、グループベース通信チャネル識別子(例えば、“#account-annies-Arcade”)に関連付けられたデータとを含む。一実施形態では、ダイアログボックスは、少なくとも1名の受信ユーザがグループベース通信チャネルのグループ定義タイトルを編集するための選択肢をさらに含みうる。この点で、少なくとも1名の受信ユーザは、最初に割り当てられたグループ定義タイトルとは異なるグループ定義タイトルを、グループベース通信チャネルに割り当てうる。例えば、少なくとも1名の受信ユーザは、グループベース通信チャネルのグループ定義タイトル“#channel-with-luminary”の名前を変更することができ、一方、送信ユーザは依然として、グループベース通信チャネルのグループ定義タイトルを“account-annies-arcade”として見ることができる。
追加データ、例えば、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたポリシーに関連付けられたデータ等が、ダイアログボックスにレンダリングされうることを理解されたい。実施形態において、図5Bのダイアログボックスは、ユーザ選択(例えば、タッチ、マウスクリック)のためのグラフィカルユーザインタフェース要素、例えば、招待受諾ボタン520をさらに含みうる。ユーザが招待受諾ボタン520を選択すると、クライアントデバイス108は、確認指示をグループベース通信装置205に送信しうる。この点で、ブロック330において、グループベース通信装置205は、受信ユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイスから、通信回路208を介して、共有可能なリソースに関連付けられた確認指示を受信するように構成されている。確認指示は、共有可能なリソースに関連付けられたデータ、例えば、送信ユーザ識別子、グループベース通信リソース識別子(例えば、グループベース通信チャネル識別子)、確認指示の生成を開始したクライアントデバイスに関連付けられた受信ユーザ識別子ならびにグループベース通信チャネル識別子および/または他のグループベース通信リソース識別子と関連付けるようにグループベース通信ワークスペース、例えば、図5Bに示したダイアログボックスで受信ユーザにより選択されたグループベース通信ワークスペースに関連付けられたデータを含みうる。幾つかの実施形態では、確認指示を受信したことに応じて、グループベース通信装置205は、第3ダイアログボックス、例えば、図5Cに示した例示的なダイアログボックスをレンダリングするように構成されうる。第3ダイアログボックスは、確認指示がグループベース通信装置205により受信され、リソースがユーザ管理承認を受けて共有されうるという受信ユーザに対する指示および/またはメッセージを含みうる。付加的にまたは代替的に、第3ダイアログボックスに関連付けられたデータは、図5Dに示しているように、グループベース通信装置205により、メッセージ通信530の形態で、1名以上の受信ユーザのグループベース通信インタフェースにレンダリングされうる。
実施形態において、確認指示を受信したことに応じて、グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリ内のテーブルデータを更新しうる。例えば、図8Bに示しているように、グループベース通信装置は、グループベース通信リポジトリ206内の“shared_channel_approvals”テーブルに、受信した確認指示に関連付けられたテーブルデータの行を生成しうる。この点で、各管理デバイスから受信された特定の共有リソース候補要求に関連付けられた各確認指示について、グループベース通信装置205は、各確認指示に関連付けられたテーブルデータの行を生成しうる。
ブロック340において、グループベース通信装置205は、共有リソース候補要求を生成しうる。この点で、送信ユーザ識別子に関連付けられた第1クライアントデバイスからのリソース共有インタフェース要求および受信ユーザ識別子に関連付けられた第2クライアントデバイスからの確認指示を受信したことに応じて、グループベース通信装置205は、共有チャネル回路215を介して、共有リソース候補要求を生成するように構成されうる。
幾つかの実施形態では、共有リソース候補要求は、1つ以上の管理クライアントデバイスのグループベース通信インタフェースへの認可インタフェースのレンダリングを含みうる。この点で、ブロック350において、グループベース通信装置は、共有チャネル回路215、グループベース通信回路210、通信回路208等を介して、共有リソース候補要求に関連付けられた認可インタフェースを、グループベース通信リソース識別子に関連付けられた管理ユーザ識別子に関連付けられた管理クライアントデバイスに送信しうる。例えば、グループベース通信装置205は、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられた管理ユーザ識別子に関連付けられた管理クライアントデバイスに、共有チャネル候補要求に関連付けられた認可インタフェースを送信しうる。例示的な認可インタフェース600は、図6に示されている。幾つかの実施形態では、認可インタフェースは、ダイアログボックス、メニュー等の形態でレンダリングされうる。図6に示しているように、例示的な認可インタフェースは、グループベースチャネル識別子に関連付けられた管理ユーザ識別子に関連付けられた管理クライアントデバイスのグループベース通信インタフェースのメッセージングペイン内のメッセージング通信の形式でレンダリングされる。付加的にまたは代替的に、図6Bに示しているように、認可インタフェースに関連付けられたデータは、管理ユーザ識別子に関連付けられた保留中の共有グループベース通信チャネル承認のリストが表示される別個のインタフェース、例えば、モーダルの形態でレンダリングされうる。
認可インタフェース600は、管理ユーザが共有リソース候補要求を承認するかまたは拒否するかをレビューし、決定するためのデータを含む。例えば、認可インタフェースは、リソース共有インタフェース要求を開始した送信ユーザに関連付けられたデータ(例えば、送信ユーザ識別子)、確認指示を提供した受信ユーザに関連付けられたデータ(例えば、1つ以上の受信ユーザ識別子)および/または共有グループベース通信リソースに関する詳細を含みうる。例えば、共有リソース候補要求が、共有チャネル候補要求を含む場合に、認可インタフェース600は、共有グループベース通信チャネルに関する詳細、例えば、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたデータ(例えば、チャネルの名称、チャネルに関連付けられた組織等)を含みうる。幾つかの実施形態では、グループベース通信チャネルの1つ以上のポリシー、例えば、許可、プライバシー設定等に関連付けられたデータが、認可インタフェース600内に含まれ、レンダリングされうる。
幾つかの実施形態では、認可インタフェースの共有リソース候補要求および関連するレンダリングは、2つ以上の管理デバイスに送信されうる。例えば、共有リソース候補要求が、共有チャネル候補要求を含む場合に、グループベースチャネル識別子に関連付けられた管理ユーザに関連付けられた管理デバイスに認可インタフェースを送信するのに加えて、グループベース通信装置205は、受信ユーザ識別子に関連付けられた組織識別子に関連付けられた1つ以上の管理デバイスに、共有チャネル要求に関連付けられた認可インタフェースを送信しうる。この点で、共有チャネル候補要求の全サイド(all sides)における管理ユーザ、すなわち、送信ユーザ識別子に関連付けられた管理ユーザおよび1つ以上の受信ユーザ識別子に関連付けられた1名以上の管理ユーザは、各認可インタフェースをレビューし、共有チャネル候補要求を承認するかまたは拒否しうる。
幾つかの実施形態では、1つ以上の管理デバイスは、各管理ユーザが認可インタフェースに関連付けられたグラフィカルユーザインタフェース要素(例えば、「承認」ボタン605、「拒否」ボタン615等)を(例えば、タッチ、マウスクリック等により)選択することにより、共有リソース候補要求の認可確認または拒否をグループベース通信装置205にそれぞれ送信しうる。この点で、ブロック360において、グループベース通信装置205は、通信回路208を介して、管理クライアントデバイスからの共有リソース候補要求に関連付けられた認可確認を受信するように構成されている。
1つ以上の管理クライアントデバイスから認可確認を受信したことに応じて、グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリ206内のグループベース通信リソースに関連付けられたテーブルデータを更新しうる。
この点で、ブロック370において、グループベース通信装置205は、共有チャネル回路215を介して、グループベース通信リソース識別子に関連付けられたテーブルデータに共有承認指示を少なくとも加えるように、グループベース通信リポジトリ206を更新するように構成されうる。例えば、共有チャネル候補要求に関連付けられた認可確認に応じて、グループベース通信装置205は、グループベース通信チャネル識別子に関連付けられたテーブルデータに共有承認指示を少なくとも加えるように、グループベース通信リポジトリ206を更新しうる。幾つかの実施形態では、共有承認指示は、グループベース通信リソースが異なる組織識別子に関連付けられた特定のユーザに関連付けられた共有グループベース通信リソースであることを示すためのデータ上のフラグでありうる。一実施形態では、共有承認指示は、1つ以上の管理クライアントデバイスが共有リソース候補要求に関連付けられた各認可確認をグループベース通信装置に送信した1つ以上の日付を含む1つ以上の承認タイムスタンプを含みうる。この点で、グループベース通信リソース識別子に関連付けられたグループベース通信リポジトリに記憶されたテーブルデータは、共有承認指示を含むように更新されうる。図8Bに示しているように、例えば、テーブル“shared_channel_approvals”内のグループベース通信チャネル識別子に関連付けられたデータの行は、共有承認指示により更新されうる。図示の実施形態では、“channel_id”フィールドがグループベース通信チャネル識別子を含む行について、“date_approve”および“target_date_approve”フィールドは、各承認タイムスタンプ(例えば、日付)を含むように更新されうる。
グループベース通信リポジトリ206内のグループベース通信チャネル識別子に関連付けられたテーブルデータが共有承認指示を含む実施形態では、グループベース通信装置205は、共有グループベース通信チャネルに関連付けられたグループベース通信インタフェースを、チャネル共有候補要求の1つ以上の受信ユーザ識別子の1つ以上の各クライアントデバイスにレンダリングし、それにより、1つ以上の受信ユーザ識別子に関連付けられた1名以上の受信ユーザが共有グループベース通信チャネル内の他のメンバと対話することを可能にするように構成されうる。管理ユーザの承認および上述されたグループベース通信リポジトリのその後の更新に応じて、グループベース通信装置205は、共有グループベース通信リソースに関連付けられたデータを、送信ユーザおよび/または1名以上の受信ユーザのグループベース通信インタフェースにレンダリングするように構成されうる。例えば、図6Cに示しているように、グループベース通信装置205は、特定のグループベース通信リソース(例えば、グループベース通信チャネル)が2つ以上の組織間で現在共有されていることを示すメッセージング通信を送信しうる。
図3Bは、方法300により表される例示的なデータフローの信号図である。方法300は、少なくとも2つのクライアントデバイス108Aおよび108B、グループベース通信装置205ならびに少なくとも1つの管理クライアントデバイス108Cにより実行されるものとして記載されている。これらのデバイスは、図1に関して先に検討されたものと同様でありうる。
実施形態において、1つ以上のグループベース通信リソースを以前に互いに共有した1つ以上の組織は、組織が将来共有することを望む任意のグループベース通信リソースに対する管理者ユーザ承認を得るのを回避することを望む場合がある。このようにして、ネットワーク112および/またはグループベース通信システム200に対する負荷を、共有グループベース通信リソース、例えば、グループベース通信チャネル、グループベース通信ワークスペース等の管理者承認に関連付けられた送信を低減することにより低減しうる。グループベース通信リソースの効率的な共有を可能にするために、2つ以上の組織に関連付けられたトリーティデータを生成し、記憶することに関連付けられた動作を、図7に詳述する。
ブロック710において、グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリ内のグループベース通信リソース識別子(例えば、グループベース通信チャネル識別子)に関連付けられたテーブルデータにアクセスするように構成されうる。実施形態において、テーブルデータは、2つ以上のユーザ識別子および各組織識別子を含みうる。また、テーブルデータは、グループベース通信チャネル識別子または2つ以上のユーザ識別子が関連付けられている他のグループベース通信リソース識別子に関連付けられた共有承認指示も含みうる。ついで、グループベース通信装置205は、テーブルデータがトリーティデータを含むかどうかを判定しうる。
例えば、グループベース通信装置205は、テーブルデータにアクセスして、テーブルデータが共有承認インジケータにより更新されたのに応じて、テーブルデータがトリーティデータを含むかどうかを判定しうる。すなわち、共有グループベース通信チャネル(例えば、共有承認指示の記憶)または他の共有グループベース通信リソースの作成後に、グループベース通信装置205は、トリーティデータが2つ以上のユーザ識別子の間に存在するかどうかを判定しうる。別の例として、グループベース通信装置205は、テーブルデータにアクセスして、2つ以上のユーザ識別子に関連付けられた各組織識別子間の共有グループベース通信チャネルの作成の予め定義された閾値を満たすのに応じて、テーブルデータがトリーティデータを含むかどうかを判定しうる。すなわち、例えば、2つ以上の組織識別子が、予め定義された数の共有グループベース通信チャネルおよび/または他の共有グループベース通信リソースを確立した後、グループベース装置205は、テーブルデータにアクセスして、テーブルデータがトリーティデータを含むかどうかを判定するように構成されうる。この点で、テーブルデータは、グループベース通信リポジトリに記憶された2つ以上の組織識別子に関連付けられた共有承認指示の予め定義された閾値に基づいてアクセスされうる。
グループベース通信装置205は、テーブルデータがトリーティデータを含まないと判定した場合、グループベース通信装置205は、ブロック720において、トリーティ認可インタフェースを、2つ以上のユーザ識別子の各ユーザ識別子に関連付けられた少なくとも1つのクライアントデバイスに送信しうる。この点で、トリーティ認可インタフェースは、図6に示した認可インタフェースと同様でありうる。幾つかの実施形態では、トリーティ認可インタフェースは、ダイアログボックス、メニュー、メッセージング通信等の形態で、少なくとも1つのクライアントデバイスにレンダリングされうる。トリーティ認可インタフェースは、グループベース通信装置205が2つ以上のユーザ識別子に関連付けられた組織識別子を含むトリーティデータを記憶できるようにする選択肢を表示するように構成されうる。例えば、トリーティ認可インタフェースは、テーブルデータに関連付けられたデータ、例えば、トリーティデータに関与する組織識別子、組織識別子に関連付けられた以前の共有グループベース通信リソースデータ等を含みうる。このようにして、第1クライアントデバイスに関連付けられた各ユーザまたは管理ユーザは、トリーティ認可インタフェースを介して、トリーティデータのユーザ識別子および/または組織識別子に関連付けられたユーザおよび/または組織がいかなる共有グループベース通信リソースの将来の生成に際しても管理ユーザの承認を必要としないことを確認しうる。この点で、トリーティデータのユーザ識別子および/または組織識別子に関連付けられた共有グループベース通信リソースの将来の生成は、管理クライアントデバイスからの共有チャネル候補要求またはあらゆる認可確認の生成を必要としないであろう。
幾つかの実施形態では、ユーザ(例えば、管理ユーザ)は、認可インタフェースに関連付けられたグラフィカルユーザインタフェース要素(例えば、「承認」ボタン605、「拒否」ボタン615等)を選択する(例えば、タッチ、マウスクリック等により)ことにより、グループベース通信装置205に、トリーティ認可インタフェースに関連付けられた認可確認または拒否を送信しうる。この点で、ブロック730において、グループベース通信装置205は、第1クライアントデバイス108から、通信回路208を介して、トリーティ認可インタフェースに関連付けられた第1認可確認を受信するように構成されている。
実施形態において、グループベース通信装置205は、ブロック720において、上記されたように、第1ユーザ識別子に関連付けられた第1クライアントデバイスへのトリーティ認可インタフェースのレンダリングと同様に、ユーザ識別子に関連付けられた1つ以上のさらなるクライアントデバイスにトリーティ認可インタフェースを送信しうる。例えば、グループベース通信装置205は、トリーティデータをグループベース通信リポジトリ206に記憶する前に、トリーティデータに関連付けられた2つ以上のユーザ識別子の各ユーザ識別子に関連付けられたクライアントデバイスからの認可確認を要求しうる。この点で、グループベース通信装置205は、第2ユーザ識別子に関連付けられた第2クライアントデバイスから、トリーティ認可インタフェースに関連付けられた第2認可確認を受信するように構成されうる。
2つ以上の認可確認を受信したことに応じて、ブロック740において、グループベース通信装置205は、共有チャネル回路215を介して、グループベース通信リポジトリ206を更新して、認可確認に関連付けられたトリーティデータを含むように構成されうる。
ブロック750において、グループベース通信装置205は、少なくとも1つのクライアントデバイスから、図5Bに関して記載された確認指示と同様に、共有可能なリソースに関連付けられた少なくとも1つの確認指示を受信しうる。少なくとも1つの確認指示を受信すると、ブロック760において、グループベース通信装置205は、グループベース通信リポジトリ206にアクセスして、グループベース通信リポジトリ206が共有可能なリソースの送信ユーザ識別子および少なくとも1つの確認指示の少なくとも1つの受信ユーザ識別子に関連付けられたトリーティデータを含むかどうかを判定しうる。
グループベース通信リポジトリ206が送信ユーザ識別子および1つ以上の受信ユーザ識別子に関連付けられたトリーティデータを含むことをグループベース通信装置205が判定した場合、ブロック770において、グループベース通信装置205は、リソース共有インタフェース要求のグループベース通信リソース識別子に関連付けられたテーブルデータに共有承認指示を少なくとも加えるように、グループベース通信リポジトリを更新するように更新されうる。例えば、グループベース通信リポジトリ206が送信ユーザ識別子および1つ以上の受信ユーザ識別子に関連付けられたトリーティデータを含むとの判定に応じて、グループベース通信装置205は、グループベース通信リソース識別子に関連付けられたテーブルデータに共有承認指示を少なくとも加えるように、グループベース通信リポジトリを更新することを含めて、図3Aの動作の実行を継続しうる。この点で、グループベース装置205は、図3Aのブロック340~360に関して上述したように、共有チャネル候補要求を生成し、1つ以上の管理デバイスから認可確認を受信する必要がない。換言すれば、トリーティデータがグループベース通信リポジトリ206内で確立されると、少なくとも1つの受信ユーザ識別子のクライアントデバイスからの確認指示がグループベース通信装置により受信されたときに、共有グループベース通信チャネルまたは他の共有グループベース通信リソースが作成されうる。
図7Bは、方法700により表される例示的なデータフローの信号図である。方法700は、少なくとも2つのクライアントデバイス108Aおよび108B、グループベース通信装置205ならびにグループベース通信リポジトリ206により実行されるものとして説明される。これらは、図1に関して先で検討されたものと同様でありうる。
図9A~図9Cに、1つ以上のグループベース通信チャネルおよび/またはグループベース通信ワークスペースの管理ユーザに関連付けられた例示的な設定および許可を示す。図示の実施形態では、管理ユーザは、特定のグループベース通信チャネルまたはグループベース通信ワークスペース内でグループベース通信リソースを共有するための要求を無効にする選択肢を有しうる。加えて、管理ユーザは、任意のユーザが共有チャネル要求を承認できるようにする選択肢を有しうる。例えば、一実施形態では、共有グループベース通信リソースの管理承認を無効にして、非管理ユーザが要求を承認できるようにしうる。
図9Bに示しているような別の実施形態では、共有グループベース通信リソースの承認は、管理ユーザおよび特定の非管理ユーザによってのみ許可されうる。図示の実施形態では、管理ユーザに加えて、複数の非管理ユーザ(例えば、“Annie Li”、“Doug Martino”、“Jim Duncan”および“Sarah Green”)に、共有リソース要求を承認する許可が与えられている。図9Cに、選択肢が1つ以上のダイアログボックスを介して提示される代替的な実施形態を示す。
[結論]
多くの改変および他の実施形態には、本開示が関連する技術における当業者であれば、前述の説明および関連する図面に提示した教示を利用して想到することができるであろう。したがって、本開示は、開示した特定の実施形態に限定されるべきではなく、修正形態および他の実施形態が添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図されていることを理解されたい。本明細書で特定の語を利用しているが、それらは、包括的かつ説明のためにのみ使用しており、限定を目的としていない。