JP2022505451A - 解剖学的データを用いた活動的な画像の再構成 - Google Patents

解剖学的データを用いた活動的な画像の再構成 Download PDF

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Abstract

Figure 2022505451000001
医用画像を再構成する方法であって、解剖学的画像に基づいて、被検者の身体中の複数の臓器を識別することと、解剖学的画像に基づいて、複数の臓器のそれぞれに対して、身体中の複数の体積要素を関連付けることと、複数の臓器のそれぞれに対して関連付けられた体積要素に対して、それぞれ異なる処置を用いて身体の活動的な画像を再構成することと、を含む。

Description

「関連出願の相互参照」
本出願は、2018年10月23日に出願された米国仮出願第16号/167,819号に基づく優先権を主張するものであり、上記仮特許出願の開示内容を参照により本明細書に援用するものである。
本開示内容は、概して医用画像化に関し、より具体的には、機能的画像化に解剖学的画像化技術を組み合わせたシステムに関する。
がんや心臓病の検出を可能にするものとして、ポジトロン断層法(PET:positron-emission-tomography)がある。PET画像は、機能的画像化法として考えられている。何故なら、PET画像では、画像化(撮像)された臓器(器官)の異なる領域における放射性トレーサの濃度を経時的に示すことができるからである。放射性トレーサは、既知の位置(例えば、大動脈)で、被検者に内に注入される。センサ(例えば、シリコン光電子増倍管、SiPM)は、様々な場所で陽電子(ポジトロン)対の消滅を経時的に検出する。この消滅の事象は、関心の組織中での血液の流れと放射性トレーサの取り込みを示すことができる。
空間的な解剖学的画像、例えば、コンピュータ断層撮影(CT:computed tomography)または磁気共鳴画像法(MRI:magnetic resonance imagery)と比較して、PET画像は空間的な分解能が低く、信号対ノイズ比が低く、ぼやけ(不鮮明さ)が多めに生じることがある。また、PET画像はより長期間にわたって撮影されるため、被検者の動きに起因するアーチファクトを有することが起こり得る。その結果、CT画像とMR画像での臓器間の境界は、PET画像と比べてより鮮明である。
多くの医用画像システムでは、CTまたはMR画像化からの空間的情報をPET画像再構成中に組み込むことで、解剖学的境界をより明確にし、画質を向上させることが図られている。
幾つかの実施形態では、医用画像を再構成する方法であって、解剖学的画像に基づいて、被検者の身体中の複数の臓器を識別することと;解剖学的画像に基づいて、複数の臓器のそれぞれに対して、身体中の複数の体積要素(ボクセル)を関連付けることと;複数の臓器のそれぞれに対して関連付けられた体積要素に対して、それぞれ異なる処置(プロセス)を用いて身体の活動的な画像を再構成することと;とを含む、方法を提供する。
幾つかの実施形態では、医用画像を再構成するためのシステムであって、医用画像データを受信するように接続された非一時的な機械可読の記憶媒体を含む。機械可読の記憶媒体は、指示を含む。指示を実行するために機械可読の記憶媒体に対してプロセッサが接続される。指示はプロセッサに対して方法を実行させるように構成され、その方法は、解剖学的画像に基づいて、被検者の身体中の複数の臓器を識別することと;解剖学的画像に基づいて、複数の臓器のそれぞれに対して、身体中の複数の体積要素を関連付けることと;複数の臓器のそれぞれに対して関連付けられた体積要素に対して、それぞれ異なる処置を用いて身体の活動的な画像を再構成することと、を含む、システムを提供する。
幾つかの実施形態では、指示を含む、非一時的な機械可読の記憶媒体であって、プロセッサが指示を実行するとき、指示は、プロセッサが医用画像を再構成するようにし、この際、解剖学的画像に基づいて、被検者の身体中の複数の臓器を識別することと;解剖学的画像に基づいて、複数の臓器のそれぞれに対して、身体中の複数の体積要素を関連付けることと、複数の臓器のそれぞれに対して関連付けられた体積要素に対して、それぞれ異なる処置を用いて身体の活動的な画像を再構成することと、を行う、記憶媒体を提供する。
図1Aは、人の解剖学的マップ図を3次元(3D)的に示した図である。 図1Bは、図1Aのセグメント化されたの解剖学的マップ中の体積要素を、コンピュータ断層撮影(CT)スキャナを用いて被検者から収集された解剖学的データに対してマッピングした図である。 図2は、類似性マップを用いて活動的な画像を再構成する際に解剖学的データを適用する方法のフローチャートである。 図3A-3Cは、脳の画像を再構成する際に先立つMR解剖学的構造のデータを適用した例を示している。 図4A-4Cは、脳の画像を再構成する際に先立つCT解剖学的構造のデータを適用した例を示している。 図5A-5Dは、類似性マップを用いて全身の画像を再構成する際に、先立つCT解剖学的構造のデータを適応的に適用した例を示している。 図6A-6Dは、適応的な正則化を用いて全身の画像を再構成する際に、先立つCT解剖学的構造のデータを適用した例を示している。 図7Aは、異なる臓器について異なる動態モデルを示した模式図である。 図7Bは、与えられた体積要素について適用可能な動態モデルを決定するために参照されるテーブルを示した模式図である。 図8は、異なる臓器の活動的な画像を再構成する際に、異なる動態モデルを適用する方法のフローチャートである。 図9は、異なる臓器の活動的な画像を再構成する際に、異なる動態モデルを適用する方法の実施形態のフローチャートである。 図10は、図9の方法の一実施形態例のフローチャートである。 図11A-11Eは、大動脈のパラメトリック画像に対するCTデータの適用を示している。 図12A-12Dは、肝臓のパラメトリック画像に対するCTデータの適用を示している。 図13は、PET/CTスキャン用の装置の模式図である。
以下の例示的な実施形態の説明は、添付図面を参照して読まれることを意図している。これら図面は、本詳細な説明の全体の一部を成すと考えることができる。
単一の、静的または動的な、ポジトロン断層法(PET:PositronEmission Tomography)画像の再構成アルゴリズムを適用することで、全容積(例えば、被検者の全胴体、または被検者の胴体と頭部)を再構成することができる。このことには、画像全体にわたって均一な正則化強度(regularization strength)を適用することと、画像中のすべての臓器内で均一なパトラック(Patlak)モデルを用いることが含まれ得る。
本明細書に記載の実施形態は、解剖学的マップに基づく静的/パラメトリックな画像の再構成中に、臓器に基づく正則化または臓器に基づく動態モデル(カイネテックモデル)を適用する。幾つかの実施形態では、エミッション(発光)画像の再構成を適応的に正則化するために、解剖学的マップを用いることができる。例えば、解剖学的マップは、各体積要素(ボクセル)をそれぞれの臓器に割り当てることができ、そして、各臓器は、画像再構成用にそれぞれの正則化強度(例えば、0%、100%、または0%と100%の間の値)を有することができる。または、解剖学的マップは各体積要素をそれぞれの臓器に割り当てることができ、そして、各臓器をそれぞれの動態モデルに割り当てることができる。解剖学的マップに従って、各体積要素に対応するそれぞれの動態モデルを適用することによって、PET画像を再構成することができる。
幾つかの実施形態では、本明細書に記載のように、再構成用のパラメータまたはアルゴリズムは、人の解剖学的構造に従って適応することができる。臓器が異なれば、生理学や解剖学的構造も相違する。動的再構成では、異なる臓器が異なる動態モデルに従うことがある。例えば、脳の画像化では、コンピュータ断層撮影(CT)情報と磁気共鳴(MR)情報のどちらを用いるかによって、先立つ解剖学的構造が異なる可能性がある。例えば、点拡がり関数(PSF:point spread function)の再構成では、脳の領域と胴体の領域とでは、それぞれ異なるPSFの幅を適用することができる。また、最大事後確率(MAP:maximum a posteriori)の画像再構成では、異なる臓器に対してそれぞれ異なる正則化強度を適用することができる。
活動的な画像の再構成に解剖学的構造マップを組み込むことで、より優れた(よりインテリジェントな)再構成アルゴリズムを提供することができる。例えば、画像化対象の臓器が解剖学的画像(アナトミー・イメージ)と良好な相関を有するか否かによって、再構成では、先立つ解剖学的構造を適用することができる。MR/PETでは、T1画像を用いることで、MR/PET中に事前の解剖学的構造を適用することができる。PET/CTの脳の画像化では、先立つ解剖学的構造をオフにすることは可能である。
図13を参照すると、医用画像化システム1の概略図が示されている。幾つかの実施形態では、本システム1は、解剖学的画像スキャナ2aと、活動的な(エミッション)画像スキャナ2bとを含む。解剖学的画像スキャナ2aは、コンピュータ断層撮影(CT)スキャナまたは磁気共鳴(MR)スキャナとすることができる。活動的な(エミッション)画像スキャナ2bは、ポジトロン断層法(PET)スキャナまたは単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)スキャナとすることができる。本システム1は、これらスキャナ2a、2bの開口部5を通して移動可能となるように、被検者(患者)4を載せるための検査台3と、制御装置6と、プロセッサ(処理装置)7と、駆動装置8と、を含む。制御装置6は、スキャナ2を起動させて、スキャナ2a、2bによって読み取られる信号を(スキャナ2a、2bから)受信する。スキャナ2aは、(スキャナ2aがCTスキャナの場合)X線を読み取り、または(スキャナ2aがMRスキャナの場合)電波を読み取る。スキャナ2bを用いることで、(スキャナ2bがPETスキャナまたはSPECTスキャナの場合)ガンマ線を収集することができる。また、スキャナ2a、2b内には、検出器(デテクタ)ブロック9a,9b(総称して9と呼ぶ)のリングが配置されていて、検出器ブロック9a,9b内での電子と陽電子(ポジトロン)の消滅によって生成される光子を取得する。図13には、見やすさのために検出器ブロック9a、9bが2つだけ示されているが、スキャナ2a、2bは、複数の検出器ブロック9をこれらスキャナ2a、2bの周囲にシリンダ内に配置することができる。さらに、制御装置6は、検出器ブロック9a、9bから信号を受信するように動作可能であり、PETまたはSPECT画像を作成するためにこれらの信号を評価することができる。さらに、制御装置6は駆動装置8を動作させて、スキャナ2a、2bの開口部5を通して、被検者4とともに検査台3を符号Zで示す方向に移動させる。制御装置6とプロセッサ7は、例えば、スクリーン(画面)、キーボード、非一時的な機械可読の記憶媒体12(以下、「記憶媒体」と参照)を有するコンピューターシステムを備えることができ、記憶媒体12には電子的に可読な制御情報が記憶されていて、この記憶媒体12がプロセッサ7と制御装置6と共に使用されるときに、以下に説明する方法が実行されるようにしている。
シーメンス社(Siemens)による米国特許出願公開第2018/0260951Al号及び米国特許出願公開第2018/0260957A1号に記載の装置を利用することは可能である(これら双方の開示内容は参照により本明細書に援用されている)。この装置は、解剖学的画像から臓器を正確にセグメント化(分割)することができる(図1Aおよび図1B参照)。この装置が基づく解剖学的アルゴリズムは、適当なランドマークを検出して、3DのCT/MR容積から臓器をセグメント化するが、その際、深層(ディープ)イメージ対イメージのネットワーク(DI2IN:deep image-to-image network)を用いて、マルチレベルの特徴量の連続と深層スーパービジョンと結合された畳み込みエンコーダ-デコーダ構造を利用する。
図1Aを参照すると、3Dレンダリングでの解剖学的マップは、1つ以上のCT画像またはMR画像と重ね合わせることができ、その結果、図1Bに示すように、PETまたは単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)画像の各体積要素は、解剖学的画像データに基づいてその体積要素が割り当てられる臓器に従って再構成することができる。
セグメント化(分割)後、各臓器を識別表に割り当てることができる。例えば、各臓器にはそれぞれ整数を割り当てることができる(表1参照)。各臓器に対応する整数は、それぞれの動態モデル、先立つ解剖学的構造、正則化強度、または同様物、さらにはそれらの組合せに対してマッピングすることができる。解剖学的構造上のマップは、データベースを保存する非一時的な機械可読の記憶媒体を含むことができる。幾つかの実施形態では、データベースは、三次元(3D)配列を含むことができ、その中で、配列の各要素は、それぞれの体積要素を表すとともに、その体積要素が属する臓器を表す識別子(例えば、整数)を含むことができる。
Figure 2022505451000002
幾つかの実施形態では、各整数は、その整数と関連付けられた臓器をモデル化するために用いられるパラメータ(例えば、K、V)を定める各表または表エントリーを参照するために使用されてもよい。他の実施形態では、モデルのパラメータは、セグメント化表(分割表)に組み込むことができ、それによって、全ての体積要素がそれぞれの識別子(例えば、整数)を含むエントリーと動態モデルパラメータのセットを有するようにしてもよい。
この解剖学的マップによって、適応性のある正則化中にエミッション画像再構成を導くことや(図2参照)、及び/または、異なる臓器に対して異なる動態モデルを用いることができる(図7A-図8参照)。
ここで図2を参照すると、ステップ200では、エミッション・データが収集される。幾つかの実施形態では、単一の医用画像化システムは、解剖学的画像を収集するためのMRスキャナまたはCTスキャナと、放射性トレーサ濃度を表すエミッション・データを収集するためのPETスキャナまたはSPECTスキャナとを含む。幾つかの実施形態では、解剖学的構造データと活動データ(例えば、PETデータとCTデータ)の両方とも、被検者がスキャナのベッド上にとどまっていて、ベッドから離れていない間に収集される。
ステップ202では、解剖学的データ(MRデータまたはCTデータ)は、臓器に関してセグメント化(分割)される。各体積要素はそれぞれの臓器で識別される。例えば、セグメント化は、訓練された検査官によって識別された事前の被検者の臓器のセットを用いて訓練されたニューラルネットワークを用いることで、機械学習(マシーンラーニング)によって実施されてもよい。ニューラルネットワークは、各体積要素を特定の臓器に帰属させる分類を行うように訓練されている。他の実施形態では、画像認識アルゴリズム(例えば、特徴量の抽出)またはクラスタ化アルゴリズムを用いて、体積要素を臓器に割り当てることができる。
ステップ204では、それぞれの体積要素が属する臓器に対応して、各体積要素にそれぞれの識別子(例えば、整数)が割り当てられる。
ステップ206では、本システムは、各体積要素について解剖学的構造(MRまたはCT)画像に基づいて類似性マップを構築する(以下の数(1)から数(4)に従う)。幾つかの実施形態では、類似性マップは、先立つ解剖学的構造が適用されない1以上の臓器に割り当てられる体積要素を除外する。例えば、幾つかの実施形態では、本システムは、機能的(PETまたはSPECT)画像値が解剖学的(MRまたはCT)画像値と相関しているか否かについて決定する。
類似性マップは、ラジアル・ガウシアン・カーネル(radial Gaussiankernel)を用いて構築することができる。ピクセル(画素)j、kでのPET画像値xは、次の数(1)から求めることができる。
Figure 2022505451000003

この際、カーネルKは、数(2)によって定められ、αは、数(3)によって定められる係数画像(coefficient image)である。
解剖学的画素j、kの各対のカーネル関数K(fj,fk)は、次の数(2)で定められる。
Figure 2022505451000004

この際、fjとfkは、画素jとkについてのそれぞれの解剖学的特徴量ベクトルであり、Kは、カーネル関数であり、かつパラメータσは、エッジ感度を制御する。
期待値最大化(EM:expectation maximization)のために、係数画像は次の数(3)によって定められる。
Figure 2022505451000005
Figure 2022505451000006

数3aは、システム行列であって、この際、pijは、デテクタ(検出器)の対i中の体積要素jで発生する事象を検出する確率を示し、rは、ランダムでかつ散乱した事象を包含するベクトルであり、そして、MとNは、検出器のビンと体積要素(ボクセル)の数をそれぞれ表す。Aは、減衰補正係数であり、Nは、正規化係数であり、Sは、シミュレートされた散乱サイノグラムである。ある臓器についての類似性行列(マップ)Kは、次の数(4)によって与えられる。
Figure 2022505451000007
再び図2を参照すると、ステップ208では、類似性マップは、反復的画像再構成中に適用され、例えば、数(3)中で、サブセット化による期待値最大化法(OSEM:ordered subset expectationmaximization method)のアルゴリズムを用いる。
ステップ210では、システムは再構成された画像を出力する。
図1Bの解剖学的マップと表1は、数(4)に従って、類似性マトリックスを構築する際に、活性(活動的)と減衰マップとの間に良好な相関を有する臓器を特に識別するために使用することができる。
数(4)では、解剖学的構造と活性との間で良好な相関を有する臓器中の体積要素fjについて、隣接する体積要素fk との類似値を算出するが、解剖学的構造と活性との間に良好な相関を有しない臓器中の体積要素については類似値を算出する必要はない。例えば、脳に関するPETデータとCTデータは相関が悪いことが知られているため、脳の中の体積要素については類似値を算出する必要はない。この類似度行列の適応性の算出は、数(4)中のファクター臓器(fj)によって制御することができるが、それは、臓器(fj)がどの臓器に体積要素fjが属しているのかを追跡しているためである。
図3Aから図3Cを参照すると、先立つ解剖学的構造を持たない(機能的) PET画像再構成(図3A参照)と脳の先立つMR解剖学的構造の画像(図3B参照)との間に良好な相関がある例を示している。図3Aと図3Bの双方では、脳の軟組織が詳細に示されている。その結果、図3BのMR画像からの先立つ解剖学的構造の情報を用いて、図3AのPET画像データを再構成すると、図3Cに示すようなより滑らかな画像が得られる。同様に、胴体の解剖学的構造とエミッション情報の間には、MRデータとCTデータのどちらがその胴体について用いられたかにかかわらず、良好な相関がある(図3Aから図3Cには示されていない)。
図4Aから図4Cを参照すると、先立つ解剖学的構造を持たない脳の(活動的) PET画像再構成(図4A参照)と、脳の先立つ解剖学的構造のCTの画像(図4B参照)との間に相関が乏しい例が示されている。図4Aには脳の軟組織の詳細が示されているが、図4BではCT画像には骨のみが示されている。結果的に、図4B中のCT画像から先立つ解剖学的構造の情報を用いて図4AのPET画像データを再構成することによって、図4Cに示すように画像が相当に滑らかにされており、ノイズを減少させながら詳細を喪失させている。したがって、図2のステップ206では、脳に関する類似性マップから、頭蓋骨に関する先立つ解剖学的構造のCTのデータを除外することが有利となり得る。
図5Aから図5Dを参照すると、減衰マップに基づいて脳の外側に位置する全ての体積要素について、類似性マトリックスが構築されている。本方法では、異なる減衰特性を有する領域を区別して、それらに対して線形減衰係数を割り当てて、減衰マップを提供することで、再構築中のPETエミッション・データを補正する。脳の外側の領域に先立つ減衰マップをうまく適用することができる。再建された脳は滑らかではない。
図5Aを参照すると、先立つ解剖学的構造を用いない、SUV(standarduptake value)の再構成の結果を示している。画像の胴体部分にはノイズがある。
図5Bを参照すると、図5AからのPETデータが示されているが、これは、胴体と脳に対して対応するCT画像から先立つ解剖学的構造データを用いて再構成されている。画像の胴部分は、詳細を許容可能に保持しながらノイズ低減によって改善されているが、画像の脳の部分では詳細は失われている。何故なら、脳の解剖学的構造(CT)データは脳の活動的(PET)データと相関しないためである。
図5Cを参照すると、脳の外側に位置する全ての体積要素について、類似性行列を用いて再構成された画像が示されている。画像の胴体部分は、図5Bの胴体と同様に、ノイズ低減の利益を得ているが、脳の部分は、図5Aの脳の部分と同様に、詳細を保持している。この例では、図5Cの脳の中で詳細を保持する利点は、脳の中での先行ノイズ低減のコストを上回っている。
図5Dを参照すると、CTデータと重ねられた解剖学的マップが示されている。MR/CTからの解剖学的マップは、どの臓器に各体積要素が属しているのかを知ることによって、より優れた再構成アルゴリズムを設計するために用いることができる。
本システムは、様々な実施形態で、個々の各臓器について解剖学的構造と活動的データとの間の相関に基づいて、PET画像またはSPECT画像を再構成するための先立つ解剖学的データを選択的及び/または可変的に適用することができる。本システムは、異なる臓器に対して、異なる正則化または先立つ解剖学的構造を適用することができる。
幾つかの実施形態では、本システムは、精度と、シグナル対ノイズ比とを高めるために、パラメトリック画像化のために異なる臓器に対して異なる動態モデルを適用することができる。
図6Aから図6Dを参照すると、二次の先立つ、適応性のある正規化強度を用いた別の例が示されている。上述のように、解剖学的データと活動的データとが高い相関を示す場合には、MRまたはCTの先立つ解剖学的構造を用いることが有利であり、また、解剖学的データと活性データとが非常に低い相関を示す場合には、先立つ解剖学的構造を用いずにPET画像を再構成することが有利である。適応性のある正則化強度は、解剖学的データと活動的データとの間の中間の相関のために、CTの先立つ解剖学的構造に基づいて低減された正則化強度を使用可能にする。適応性のある正規化は、ノイズの低減と詳細の保持との間のバランスをとることができる。
図6Aと図6Bを参照すると、均一な正則化強度を用いて再構成された被検者のコロナル図とサジタル図である。胴体については、100%の正則化強度(CTデータに基づく)であり、脳については、100%の正則化強度(CTデータに基づく)である。画像の脳の部分が過度に滑らかにされている。図6Cと図6Dを参照すると、適応性のある正則化強度を用いて、図6Aと図6Bと同じPETデータから画像を再構成する別の方法が示されている。図6Cと図6Dを参照すると、脳に適用された正則化強度は、人体の残りの部分に適用されたものの3分の1である。図6Cと図6Dでは、低減された正則化強度を用いることで、脳の領域ではより良好な分解能が保持され(図6Aと図6Bと比較して)、一方では許容可能なノイズレベルが得られた。これは一例に過ぎず、任意の他の臓器に適用される正則化強度は、0%から100%の間の任意の値で変えることができる。
または、解剖学的マップをパラメトリック画像化に適用することもできる。例えば、腫瘍(ホットスポット)画像化では、パトラック・モデルは十分であろう。しかし、パラメトリック画像(KiとDv)は、SUV画像と比較してノイズが大きく、線形パトラック・モデルは、一部の臓器のパラメトリック画像化には正確ではないかもしれない。幾つかの実施形態では、本システムは、異なる臓器に対して異なる動態モデルを適用することができる。異なる臓器に対して異なる動態モデルを適用することによって、パラメトリック画像の信号対ノイズ比を向上させることが可能となる。
幾つかの実施形態では、各体積要素がどの臓器に割り当てられるかを決定するために、解剖学的マップまたは分割(セグメント化)テーブルが使用されて、各臓器はそれぞれの動態モデルに対して割り当てられる。図7Aと図7Bを参照すると、与えられた臓器の動態モデルに含められるパラメータを決定するためのインデックス法が概略的に示されている。例えば、図7Bに示すように、与えられた体積要素に対応する分割テーブルのレコードが整数1を含む場合、その体積要素についてのモデルのパラメータは、モデルテーブルの最初のエントリ(例えば、行または列)で識別される。この場合、モデルテーブルの最初の横列は、線形モデルが使用されることを示し、パラメータKとVが識別され、パラメトリックKとVの画像が再構成される。同様に、モデルテーブルの残りのエントリ(行または列)は、他の臓器に使用されるモデルのパラメータを識別する。
例えば、パラメトリック画像化システムの幾つかの実装では、画像内の体積要素のすべてに対してパトラック・モデルが適用された。パトラック・モデルは、次の数(5)に基づく線形モデルである。
Figure 2022505451000008

この際、Rは関心領域内のトレーサの量を示し、Cp(t)は血液中のトレーサの濃度を示し、Kは周辺(不可逆的な)区画への進入の割合を示し、Vは中央(可逆的な)区画へのトレーサの分布量を示している。
数(5)のモデルは、体積要素がどの臓器に該当しているかにかかわらず、すべての体積要素が線形モデルに従うと仮定している。ただし、多くの臓器はより複雑な挙動を示す。例えば、図7Aを参照すると、大動脈、心筋、脳、および肝臓のそれぞれについての4つの異なる概略モデルが示されている。大動脈は通り抜け型と考えられ、トレーサの取り込みはなく、大動脈への入口と大動脈からの出口との間でのトレーサの濃度の変化はない。心筋は、1つの可逆の区画C1を有するものとしてモデル化することができ、各定数K1とK2は、それぞれトレーサの流入および流出を定める。脳は、可逆の区画C1と不可逆の区画C2を有するようにモデル化することができる。パラメータK3が追加されており、不可逆の区画C2による取り込みを示している。肝臓は、C1とC2の2つの可逆の区画を持つものとしてモデル化することができる。肝臓の流出パラメータK4が追加されている。
解剖学的マップは、臓器に特徴的なパラメトリック画像化も可能にしており、パラメトリック画像の信号対ノイズ比の向上を可能にしている。解剖学的マップは、高分解能MR画像またはCT画像から導出することができる。静的またはパラメトリックなエミッション画像の再構成では、解剖学的構造(例えば、MR及び/またはCT)とエミッション(PETまたはSPECT)画像との間の相関情報は、より正確な動態モデリングを可能にし、パラメトリック画像のノイズを除去し、医用需要に適応するより望ましい補正効果を提供できるようにする。
図8を参照すると、動的な画像化中に、異なる臓器に対して異なる動態モデルを適用する方法のフローチャートが示されている。ステップ800では、エミッション・データが収集される。幾つかの実施形態では、単一の医用画像化システムは、解剖学的構造の画像を収集するためのMRスキャナまたはCTスキャナと、放射性トレーサ濃度を表すエミッション・データを収集するためのPETスキャナまたはSPECTスキャナとを含む。
ステップ802では、解剖学的データ(MRデータまたはCTデータ)は、臓器へと分割(セグメント化)される。各体積要素はそれぞれの臓器で識別される。この際、図2のステップ202に関して上述したように、任意の分割法を用いることができる。
ステップ804では、その体積要素が属する臓器に対応して、各体積要素にそれぞれの識別子(例えば、整数)が割り当てられる。
ステップ806では、本システムは、各識別子(例えば整数)をそれぞれの動態モデルにマッピングする。例えば、図7Aまたは図7Bに示すようにマッピングしてもよい。
ステップ808では、本方法は、各臓器についてループし、各体積要素に対応するそれぞれの動態モデルを適用する。
ステップ810では、本システムは、モデルのパラメータの各々についてパラメトリック画像を出力する。
図9を参照すると、異なる動態モデルをそれぞれの臓器に適用する例示的な実施形態が示されている。
ステップ900では、動的シノグラム・データ、臓器セグメンテーション・マップ、減衰マップ、及び血液入力機能がシステムに入力される。幾つかの実施形態では、シノグラム・データと臓器セグメンテーション・マップは、PETまたはSPECT収集スキャナと、CTまたはMRIスキャナとを有するスキャナを用いて得ることができる。他の実施形態では、シノグラム・データと臓器セグメンテーション・マップは、非一時的な機械可読の記憶媒体からアクセスされる、事前に保存されたデータでもよい。
ステップ902では、各臓器がそれぞれの動態モデルに割り当てられる。説明を簡略にするため、図10の残りのステップは線形パトラック・モデルに基づくが、他の例では、マルチ・コンパートメント・モデルおよび/または非線形モデル等の1つ以上の他のモデルが使用される。
ステップ904では、各パラメトリック画像が初期化される。例えば、各パラメトリック画像についての体積要素の全ては、最初に均一な値に設定できる(例えば、全て黒色にする、全て白色にする、または全て灰色にする等)。
ステップ908からステップ916は、主ループを実行する。
ステップ908では、本システムは、期待値最大化を用いてフレーム・エミッション画像を計算する。フレーム・エミッション画像は、シノグラム・データが収集される各時点でのそれぞれのSUV画像を含む。最初の時点のステップ908が実施されると、ステップ904からの初期のパラメータ値を用いてフレーム・エミッション画像が計算される。続いて、主ループの前回の反復からのパラメトリック画像を用いて、ステップ908の各反復が実行される。
ステップ910では、以前の時点のステップの推定に基づいて、各フレーム画像(スキャン中の各収集時点に対応するSUV画像)が更新される。例えば、第1の時点に対応するフレーム画像に基づいて、第2の時点に対応するフレーム画像が更新される。
ステップ912とステップ914は、動態モデリングを行うためのインナー・ループを形成する。インナー・ループは、フレーム画像に基づいてパラメトリック画像を更新する。
ステップ912では、フレーム・エミッション画像を用いて、それぞれの割り当てられた動態モデルに基づいて、臓器のパラメトリック画像(例えば、KiとDv画像)を更新する。各体積要素について、(各臓器に割り当てられたそれぞれのモデルに応じて)線または曲線が、全ての時点で、その体積要素のフレーム画像データに当てはめられて、パラメータ値(例えば、KiとDv)が決定される。
ステップ914では、各臓器について、ステップ912でのパラメトリック画像への更新が繰り返される。
ステップ916では、所望の数の反復が実行されるまで、ステップ908からステップ916まで主ループが繰り返される。
ステップ918では、一度所望の反復回数が実行されると、各臓器についてのそれぞれのパラメトリック画像が出力される。
図10を参照すると、それぞれの臓器に対して異なる動態モデルを適用する例示的な実施形態が示されている。この際、臓器には、少なくとも大動脈が含まれている。
ステップ1000では、動的シノグラム・データ、臓器セグメンテーション・マップ、減衰マップ、及び血液入力機能がシステムに入力される。幾つかの実施形態では、スキャナは、連続的ベッド・モーション(CBM:continuous bed motion)モードで動作される。他の実施形態では、ステップ・アンド・スキャン・モードが用いられる。幾つかの実施形態では、シノグラム・データと臓器セグメンテーション・マップは、PETまたはSPECT収集スキャナと、CTまたはMRIスキャナとを有するスキャナとを用いて取得できる。他の実施形態では、シノグラム・データと臓器セグメンテーション・マップは、非一時的な機械可読の記憶媒体からアクセスされる、事前に保存されたデータでもよい。
ステップ1002では、スキャン(走査)の各軸方向のスライスについて、各時点で、血液トレーサ濃度C(t)と、C(t)の積分とを計算する。幾つかの実施形態では、パラメトリックPETについて複数のスキャン・パスの画像スライス参照時間を計算する方法は、細かくサンプリングされた「ベッド・タグ」に基づく。ベッド・タグは、スキャンを通じてベッドの位置と時間の情報を正確に符号化するための座標の対である。CBMモードでスキャンするシステムでは、ベッド・タグを定期的に記録することができ、ベッドの速度と加速度に関係なく位置対時間の正確な記録を提供する。他の実施形態では、本システムは、ステップ・アンド・シュート(撮影)モードでスキャンする。
ステップ1004では、各パラメトリック画像(例えば、KiとDV)が初期化される。例えば、各パラメトリック画像について全ての体積要素を最初に均一な値に設定することができる(例えば、全て黒色にする、全て白色にする、または全て灰色にする等)。
ステップ1005からステップ1016は、主ループを実行する。
ステップ1005とステップ1007は、正則化ステップを構成する。ステップ1005では、本システムは、各臓器の体積要素について、各パラメータ(例えば、Ki、DV)の平均パラメータ値を計算する。図10の例では、大動脈に平均パラメータ値が割り当てられている。KiとDVは、それぞれ、以下の数(6)と数(7)を用いて体積要素ごとに計算される。
Figure 2022505451000009

Figure 2022505451000010
体積要素jが解剖学的マップ中で大動脈に属する場合、平均値(mean)は次のように計算される。
ij =mean(Kij(大動脈))
DVj =mean(DVj(大動脈))
ステップ1007では、全ての体積要素について計算された平均パラメータ値が、各臓器中の各体積要素に割り当てられる。図10の例では、ステップ1005で計算された平均パラメータ値KiとDVに各体積要素が設定される。
ステップ1008では、本システムは、パトラック(Patlak)の数(8)を用いて、フレーム・エミッション画像を計算する。
Figure 2022505451000011
フレーム・エミッション画像は、シノグラム・データが収集される各時点でのそれぞれのSUV画像を含む。最初の時点でのステップ1008が実行され、ステップ1004からの初期パラメトリック画像を用いて、フレーム・エミッション画像が計算される。続いて、主ループの前の反復(ステップ1005からステップ1016)からのパラメトリック画像を用いて、ステップ1008の各反復が実行される。
ステップ1010では、各フレーム画像(スキャン中の各収集時点に対応するSUV画像)が、ステップ1008からの推定に基づいて更新される。更新は、次の数(9)に従って行われる。
Figure 2022505451000012
ステップ1012とステップ1014は、動態モデリングを行うインナー・ループを形成する。
ステップ1012では、フレーム・エミッション画像を用いて、それぞれに割り当てられた動態モデルに基づいて、臓器についてパラメトリック画像(例えば、KiとDv画像)を更新する。各体積要素について、全ての時点で、その体積要素のフレーム画像データに対して線または曲線が当てはめられて、パラメータ値(例えば、KiとDv)が決定される。
ステップ1014では、各臓器について、ステップ1012でのパラメトリック画像への更新が繰り返される。
ステップ1016では、所望の数の反復が実行されるまで、ステップ1008からステップ1016までの主ループが繰り返される。
ステップ1017では、一度所望の数の反復が実行されると、プロセッサは、KiとDVパラメトリック画像を出力する。
図11Aから図11Eを参照すると、大動脈の解剖学的マップの適用の前後で、同一の被検者のパラメトリック画像が比較される。
図11Aを参照すると、被検者のサジタル図のCT画像が示されている。大動脈はラベル付けされていて、周囲の臓器から容易に区別することができる。図11AのCT画像は、ノイズが低い。
図11Bを参照すると、図11Aの大動脈のマップ情報を適用することなく、同一の被検者のサジタル図のKiパラメトリック画像が示されている。大動脈は、図11Bではラベル付けされているが、その画像にはノイズが多く含まれている。
図11Cを参照すると、図11Aの大動脈のマップ情報を適用した後の、同一の被検者のサジタル図のKiパラメトリック画像が示されている。大動脈は図11Cではラベル付けされている。図11Bと比較してノイズは相当に減らされており、大動脈の画質が向上されている。
図11Dを参照すると、図11Aの大動脈のマップ情報を適用することなく、同一の被検者のサジタル図のDVパラメトリック画像が示されている。大動脈は図11Dではラベル付けされている。その画像にはノイズが多く含まれている。
図11Eを参照すると、図11Aの大動脈のマップ情報を適用した後の、同一の被検者のサジタル図のDVパラメトリック画像が示されている。大動脈は図11Eではラベル付けされている。ノイズは相当に減らされており、大動脈の画質が向上されている。
図12Aから図12Dを参照すると、PETパラメトリック画像の処置に対して、肝臓のマップを適用することで得られた肝臓のパラメトリック画像での同様の改善例が示されている。
図12Aを参照すると、肝臓のマップを適用することなく、被検者の前方図のKiパラメトリック画像が示されている。肝臓は、図12Aではラベル付けされているが、その画像にはノイズが多く含まれている。
図12Bを参照すると、肝臓のマップの情報を適用した後の、同一の被検者のサジタル図のKiパラメトリック画像が示されている。肝臓は、図12Bではラベル付けされている。図12Aと比較して、ノイズは相当に減らされており、肝臓の画質が向上されている。
図12Cを参照すると、肝臓のマップを適用することなく、被検者の前方図のDVパラメトリック画像が示されている。肝臓は、図12Cではラベル付けされているが、その画像にははノイズが多く含まれている。
図12Dを参照すると、肝臓のマップの情報を適用した後の、同一の被検者のサジタル図のDVパラメトリック画像が示されている。肝臓は、図12Dではラベル付けされている。図12Cと比較して、ノイズは相当に減らされており、肝臓の画質が向上されている。
このように、入れ子(ネスト)状のパトラック画像の再構成中に大動脈または肝臓(または他の関心の臓器)の解剖学的情報を含めることで、パラメトリック画像の大動脈または肝臓の領域における信号対ノイズの比を改善することができる。上記の技術は、他の臓器のパラメトリック画像化にも適用できる。
解剖学的マップは、運動(モーション)補正、散乱(スカッタ)補正、点拡がり関数(SPF)等、他のデータ補正方法でも用いることができる。また、様々な実施形態では、解剖学的マップは、以下の観点で、単独で、または任意の組合せで使用することができる。
(a) 最大事後確率(MAP)画像再構成中に、異なる臓器に対して、それぞれ異なる正則化強度を適用すること。
(b) データ補正アルゴリズムを適応的に適用すること。例えば、脳のプロトコルでは、点拡がり関数(PSF)をオフにし、全身のプロトコルでは、PSFをオンにしてもよい。このシステムは、人体の異なる領域に対して異なる補正方法(例えば、点拡がり関数、散乱スケーリング等)を適用することができる。
(c) 人体の異なる部分に対して異なるPSF幅を適用すること。例えば、脳については、本方法は、より小さな点拡がり関数を使用し、胴体領域については、点拡がり関数のより大きな幅を使用してもよい。放射線科医は、多くの詳細を有する領域(例えば、脳)に対して、点拡がり関数のより小さな幅を用いて、脳内を見る際のぼやけを少なくしてもよい。胴体については、放射線科医は、ノイズを減らすようにより大きな幅の点拡がり関数を用いて、詳細がより少ない場所では、より一層ノイズを削減してもよい。
(d) 運動補正をより知的に適用すること。運動補正のために、一度セグメンテーション・マップが得られたら、本システムは、すべての体積要素に対してそれらが属する正確な臓器と関連付けることができる。本システムでは、運動を行う(動きを有する)可能性の高い臓器内の体積要素に対して運動補正を適用し、運動を行う可能性の低い臓器に対して運動補正を省略してもよい。例えば、被検者4がベッド3上で静止している場合、脳にはあまり動きが生じないが、肺と心臓には呼吸中に実質的な動きが生じるため、本システムは、胴体内の臓器(例えば、肺と心臓等)に関連付けられた体積要素に対しては運動補正を適用するが、脳に関連付けられた体積要素に対しては運動補正を適用しなくてもよい。
(e) 病変に関する解剖学的情報を適用すること。病変の情報が入手可能であれば、本システムは、解剖学的マップ中に病変の情報を含めることができ、そして、画像領域をより良好に再構築することができる。例えば、病変(例えば、悪性腫瘍)は、解剖学的マップ中では別の臓器として扱うことができ、本システムは、その病変が位置する臓器に対して用いられる動態モデルとは異なる動態モデルをその病変に適用してもよい。このようにして、本システムは、病変に関してより正確な血液活性情報を得ることができる。
本明細書に記載した方法およびシステムは、コンピュータ実装による処置と、それらの処置を行うための装置の形態として、少なくとも部分的に具体化され得る。また、本開示の方法は、コンピュータープログラムコードを符号化した、有形で非一時的な機械可読の記憶媒体の形態として、少なくとも部分的に具体化され得る。この媒体は、例えば、RAM、ROM、CD-ROM、DVD-ROM、BD-ROM、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、または他の任意の非一時的な機械可読の記憶媒体を含むことができ、コンピュータープログラムコードがコンピュータに備えられて実行されると、コンピュータは、この方法を実施する装置として機能する。また、本方法は、コンピュータープログラムコードを備え、及び/又は実行できるコンピュータの形態として、少なくとも部分的に具体化することができる。それによって、コンピュータは、本方法を実施するための特別な目的を有するコンピュータとなり得る。コンピュータープログラムコードセグメントは、汎用プロセッサを用いて実装されると、特定の論理回路を作成するように、そのプロセッサを構成する。また本方法は、本方法を実施するための特別な集積回路を適用して形成されたデジタル・シグナル・プロセッサにおいて、少なくとも部分的に具体化され得る。
以上、本発明の主題は、例示的な実施形態の観点から説明されているが、それらに限定されない。むしろ、特許請求の範囲は、当業者によって実施可能な他の変更や実施形態を含むように、広く解釈することができる。
1 医用画像化システム
2a CTスキャナ、MRスキャナ(解剖学的画像スキャナ)
2b PETスキャナ、SPECTスキャナ(活動的な(エミッション)画像スキャナ
3 検査台(ベッド)
4 被検者
5 開口部
6 制御装置
7 プロセッサ(処理装置)
8 駆動装置

Claims (20)

  1. 医用画像を再構成する方法であって、
    解剖学的画像に基づいて、被検者の身体中の複数の臓器を識別することと、
    前記解剖学的画像に基づいて、前記複数の臓器のそれぞれに対して、身体中の複数の体積要素を関連付けることと、
    前記複数の臓器のそれぞれに対して関連付けられた前記体積要素に対して、それぞれ異なる処置を用いて身体の活動的な画像を再構成することと、
    とを含む方法。
  2. 前記解剖学的画像は、身体のコンピュータ断層撮影(CT)画像または磁気共鳴(MR)画像であり、かつ前記活動的な画像は、ポジトロン断層法(PET)画像または単光子放出型コンピュータ断層撮影(SPECT)画像である、請求項1記載の方法。
  3. 前記解剖学的画像はCT画像であり、前記活動的な画像はPET画像であり、かつ前記再構成には、
    前記解剖学的画像からの情報を用いて、脳を含む前記解剖学的画像の一部を再構成することと、
    前記解剖学的画像からの情報を用いずに、身体の胴体内の臓器を含む前記画像の一部を再構成することと、
    を含む、請求項1記載の方法。
  4. 前記再構成は、前記解剖学的画像からの情報に基づいて1以上の選択された臓器について正則化を行うことを含む、請求項1記載の方法。
  5. 前記選択された臓器は、前記解剖学的画像の体積要素値と前記活動的な画像の体積要素値との間の相関に基づいて選択される、請求項4記載の方法。
  6. 前記正則化は、各体積要素が割り当てられた臓器に基づいて適応的に行われる、請求項4記載の方法。
  7. さらに、複数の臓器のそれぞれ異なるものに対して割り当てられた体積要素に対して、それぞれ異なる動態モデルを適用することを含む、請求項1記載の方法。
  8. さらに、複数の臓器のそれぞれ異なるものに対して割り当てられた体積要素に対して、それぞれ異なる画像補正を適用することを含む、請求項1記載の方法。
  9. 前記それぞれ異なる画像補正は、それぞれ異なる点拡がり関数(PSF)を含む、請求項8記載の方法。
  10. 前記それぞれ異なる画像補正は、それぞれ異なる散乱スケーリングを含む、請求項8記載の方法。
  11. 前記それぞれ異なる画像補正は、それぞれ異なる運動補正を含む、請求項8記載の方法。
  12. 医用画像を再構成するためのシステムであって、
    前記医用画像データを受信するように接続され、かつ指示を含む、非一時的な機械可読の記憶媒体と、
    前記指示を実行するために前記機械可読の記憶媒体に接続されたプロセッサであって、前記指示は前記プロセッサに対して方法を実行させるように構成され、前記方法は、
    解剖学的画像に基づいて、被検者の身体中の複数の臓器を識別することと、
    前記解剖学的画像に基づいて、前記複数の臓器のそれぞれに対して、身体中の複数の体積要素を関連付けることと、
    前記複数の臓器のそれぞれに対して関連付けられた前記体積要素に対して、それぞれ異なる処置を用いて身体の活動的な画像を再構成することと、
    を含む、システム。
  13. 前記解剖学的画像はCT画像であり、前記活動的な画像はPET画像であり、かつ前記再構成には、
    前記解剖学的画像からの情報を用いて、脳を含む前記解剖学的画像の一部を再構成することと、
    前記解剖学的画像からの情報を用いずに、身体の胴体内の臓器を含む前記画像の一部を再構成することと、
    を含む、請求項12記載のシステム。
  14. 前記再構成は、前記解剖学的画像からの情報に基づいて1以上の選択された臓器について正則化を行うことを含む、請求項12記載のシステム。
  15. 前記選択された臓器は、前記解剖学的画像の体積要素値と前記活動的な画像の体積要素値との間の相関に基づいて選択される、請求項14記載のシステム。
  16. 前記正則化は、各体積要素が割り当てられた臓器に基づいて適応的に行われる、請求項14記載のシステム。
  17. さらに、複数の臓器のそれぞれ異なるものに割り当てられた体積要素に対して、それぞれ異なる動態モデルを適用することを含む、請求項12に記載のシステム。
  18. 指示を含む、非一時的な機械可読の記憶媒体であって、プロセッサが前記指示を実行するとき、前記指示は、前記プロセッサが医用画像を再構成するようにし、この際、
    解剖学的画像に基づいて、被検者の身体中の複数の臓器を識別することと、
    前記解剖学的画像に基づいて、前記複数の臓器のそれぞれに対して、身体中の複数の体積要素を関連付けることと、
    前記複数の臓器のそれぞれに対して関連付けられた前記体積要素に対して、それぞれ異なる処置を用いて身体の活動的な画像を再構成することと、
    を行う、非一時的な機械可読の記憶媒体。
  19. 前記解剖学的画像はCT画像であり、前記活動的な画像はPET画像であり、かつ前記再構成には、
    前記解剖学的画像からの情報を用いて、脳を含む前記解剖学的画像の一部を再構成することと、
    前記解剖学的画像からの情報を用いずに、身体の胴体内の臓器を含む前記画像の一部を再構成することと、
    を含む、請求項18記載の非一時的な機械可読の記憶媒体。
  20. さらに、複数の臓器のそれぞれ異なるものに割り当てられた体積要素に対して、それぞれ異なる動態モデルを適用することを含む、請求項18記載の非一時的な機械可読の記憶媒体。
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