JP2022505296A - データ送信方法および端末デバイス - Google Patents

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Abstract

Figure 2022505296000001
本出願は、データ送信待ち時間を短縮し、データ送信の信頼性を改善するために、データ送信方法および端末デバイスを提供する。本方法は、基地局によって構成されたグラントフリーGFリソースを端末デバイスによって取得するステップ、端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得するステップ、および現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して送信データを送信するか、もしくは端末デバイスによって、GBリソースを使用して送信データを送信するステップであって、第1のチャネル品質は、第1の範囲内にある、ステップ、または現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して送信データを送信することをスキップするステップであって、第2のチャネル品質は、第2の範囲内にある、ステップを含み、第1のチャネル品質は、第2のチャネル品質よりも良好であり、第1の範囲は、第2の範囲とは異なる。

Description

本出願は、2018年10月17日に中国国家知識産権局に提出された「データ送信方法および装置」と題された中国特許出願第201811210887.1号の優先権を主張し、2018年12月18日に中国国家知識産権局に提出された「データ送信方法および端末デバイス」と題された中国特許出願第201811551314.5号の優先権を主張し、これらの全体は、参照によりここに組み込まれる。
本出願は、通信分野、特にデータ送信方法および端末デバイスに関する。
LTEシステムでは、端末デバイスがアップリンク(Uplink、UL)データを送信する必要があるとき、端末デバイスは、データが送信される必要があることを基地局に通知するために、最初にスケジューリング要求(Scheduling Request、SR)コマンドを送信し得る。SRコマンドを受信した後、基地局は、アップリンクスケジューリングメッセージを端末デバイスに送信する。通常、SRコマンドの送信から端末デバイスによるアップリンクスケジューリングメッセージの受信までのプロセスにはスケジューリング待ち時間があり、次に、端末デバイスによるアップリンクスケジューリングメッセージの受信からアップリンクデータの送信までのプロセスには送信待ち時間がある。言い換えれば、端末デバイスによるデータ送信要求の送信からアップリンクデータの実際の送信までのプロセスにはスケジューリング待ち時間および送信待ち時間がある。このアップリンクデータ送信モードは、グラントベース(Grant-based、UL Transmission with grantまたはScheduled Grantとも呼ばれる、以下では簡単にGBと呼ばれる)送信方法と呼ばれ、これは、以下では簡単にGB送信と呼ばれる。
第5世代(5th Generation、5G)移動通信システムでは、グラントフリー(Configured Grant、Grant-free、Grantless、Grant-less、またはUL Transmission without grantなどとも呼ばれる)送信方法が導入されている。具体的には、基地局は、最初に、端末デバイスのためにグラントフリー(Configured Grant、GF)送信リソースを構成し、GFリソースは、周期的なリソースである。端末デバイスが送信を実行する必要があるとき、端末デバイスは、基地局によって構成されたグラントフリー送信リソースでデータを直接送信し、SRを送信する、または基地局によるスケジューリングを待つ必要がなく、その結果、スケジューリング待ち時間および送信待ち時間が短縮され、シグナリングオーバヘッドが削減される。
現在の5G規格によれば、端末デバイスがGFリソースを使用してデータを送信した後、端末デバイスが、基地局によって送信されたフィードバックを受信しなかった場合、端末デバイスは、基地局がデータを正しく受信したと考える。端末デバイスが送信データを送信したときに、端末デバイスによって送信されたすべての送信データが送信プロセスで失われた場合、特に、基地局が端末デバイスの送信された信号を検出しなかったとき、基地局は、当然ながら、データ受信ステータスを端末デバイスにフィードバックしない。しかしながら、前述の規則によれば、端末デバイスは、データが基地局によって正常に受信されたと考え、したがって、データを再送信しない。これにより、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が低下することは明らかである。
本出願は、データ送信待ち時間を短縮し、データ送信の信頼性を改善するために、データ送信方法および端末デバイスを提供する。
これを考慮して、第1の態様によれば、本出願は、データ送信方法であって、
基地局によって構成されたグラントフリーGFリソースを端末デバイスによって取得するステップ、端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得するステップ、および現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して送信データを送信するか、もしくは端末デバイスによって、GBリソースを使用して送信データを送信するステップであって、第1のチャネル品質は、第1の範囲内にある、ステップ、または現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して送信データを送信することをスキップするステップであって、第2のチャネル品質は、第2の範囲内にある、ステップを含み、第1のチャネル品質は、第2のチャネル品質よりも良好であり、第1の範囲は、第2の範囲とは異なる、データ送信方法を提供する。
本出願の本実施形態では、基地局は、端末デバイスのためにGFリソースを構成し、GFリソースは、GF送信に使用され得る。GFリソースは、送信に使用され得るチャネルおよびチャネルパラメータなどを含み得る。現在のチャネル品質を検出した後、端末デバイスは、現在のチャネル品質と、事前設定された第1の範囲および事前設定された第2の範囲とを比較し得る。現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、すなわち、現在のチャネル品質が第1の範囲内にある場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得るし、または端末デバイスは、GBリソースを使用して送信データを送信し得る。現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、すなわち、現在のチャネル品質が第2の範囲内にある場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。さらに、第1のチャネル品質は、第2のチャネル品質よりも良好である。したがって、現在のチャネル品質は比較的良好であると判定した場合、端末デバイスは、この場合、GFリソースを使用して送信を実行し得、このため、送信は比較的安定し、データ損失は容易に発生しない。現在のチャネル品質は比較的悪いと判定した場合、端末デバイスは、データ損失を回避するために、この場合、GFリソースを使用して送信を実行してはならない。したがって、本出願の本実施形態では、送信データがGFリソースを使用して送信され得るかどうかを判定するために、現在のチャネル品質が判定され、これにより、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善され得る。
本出願の任意選択の実施態様では、端末デバイスによって、GBリソースを使用して送信データを送信するステップの前に、本方法は、
基地局によって構成されたGBリソースを端末デバイスによって受信するステップ
をさらに含み得る。
本出願の本実施形態では、端末デバイスがGBリソースを使用して送信データを送信する場合、端末デバイスは、送信データを送信するために、基地局によって構成されたGBリソースをさらに受信し得る。
本出願の任意選択の実施態様では、現在のチャネル品質に関連するパラメータは、
チャネルの参照信号受信電力RSRP、参照信号受信品質RSRQ、参照信号キャリア対干渉および雑音比RS-CINR、または経路損失PLのうちの少なくとも1つを含み得る。
本出願の本実施形態では、現在のチャネルのチャネル品質は、RSRP、RSRQ、RS-CINR、およびPLを使用して測定され得、これにより、現在のチャネル品質は、現在のチャネルのチャネル品質をより良く反映し得、現在のチャネルのチャネル品質がより正確に判定され、GFリソースを使用して送信データがより確実に送信される。
本出願の任意選択の実施態様では、
第1のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいこと、またはPLが第4の閾値よりも小さいことのうちの少なくとも1つを満たし、
第2のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも小さいこと、RSRQが第2の閾値よりも小さいこと、RS-CINRが第3の閾値よりも小さいこと、またはPLが第4の閾値よりも大きいことのうちの少なくとも1つを満たす。
本出願の本実施形態では、第1のチャネル品質および第2のチャネル品質に関連するパラメータは、RSRP、RSRQ、RS-CINR、およびPLのうちの1つ以上を含み得、第1のチャネル品質および第2のチャネル品質はそれぞれ、現在のチャネル品質に対応するパラメータを含む。例えば、現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRPである場合、第1のチャネル品質は、RSRPが第1の閾値よりも大きいことを満たし、第2のチャネル品質は、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを満たす。したがって、本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質が判定され得、現在のチャネルのチャネル品質は、RSRP、RSRQ、RS-CINR、およびPLを使用して測定され、これにより、現在のチャネルのチャネル品質の判定がより正確になり、GFリソースを使用して送信データがより確実に送信される。
本出願の任意選択の実施態様では、
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRPを含む場合、第1の範囲は、RSRPが第1の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを含み、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、第1の範囲は、RSRQが第2の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RSRQが第2の閾値よりも小さいことを含み、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、第1の範囲は、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RS-CINRが第3の閾値よりも小さいことを含み、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがPLを含む場合、第1の範囲は、PLが第4の閾値よりも小さいことを含み、第2の範囲は、PLが第4の閾値よりも大きいことを含む。
本出願の任意選択の実施態様では、
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRPを含む場合、第1のチャネル品質のRSRPは第1の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRSRPは第1の閾値よりも小さく、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、第1のチャネル品質のRSRQは第2の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRSRQは第2の閾値よりも小さく、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、第1のチャネル品質のRS-CINRは第3の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRS-CINRは第3の閾値よりも小さく、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがPLを含む場合、第1のチャネル品質のPLは第4の閾値よりも小さく、第2のチャネル品質のPLは第4の閾値よりも大きい。
本出願の任意選択の実施態様では、
基地局によって構成されたグラントフリーGFリソースを端末デバイスによって取得するステップは、基地局によって送信されたGF構成情報を端末デバイスによって受信するステップを含み得る。さらに、本方法は、第1の範囲および第2の範囲を決定するために、端末デバイスによってGF構成情報に基づいて計算を実行するステップをさらに含み得る。
本出願の本実施形態では、端末デバイスは、基地局によってGF構成情報を送信することによって、基地局によって構成されたGFリソースを判定し得る。さらに、端末デバイスは、GF構成情報を使用して第1の範囲および第2の範囲をさらに決定し得る。例えば、端末デバイスは、GF構成情報に基づいて、RSRPに対応する第1の閾値、RSRQに対応する第2の閾値、RS-CINRに対応する第3の閾値、およびPLに対応する第4の閾値などの複数の閾値のうちの1つ以上を計算し得る。1つ以上の閾値が決定された後、第1の範囲および/または第2の範囲が実際に決定され得る(例えば、第1の範囲が、RSRPが第1の閾値よりも大きいことであると決定された後、第1の範囲および第2の範囲が正反対である場合、第2の範囲が、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを含むことが実際に決定される)。このようにして、端末デバイスは、現在のチャネル品質をより正確に分類し、GFリソースを使用して送信データをより確実に送信する。
本出願の任意選択の実施態様では、第1の範囲が、RSRPが第1の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲が、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを含む場合、第1の範囲および第2の範囲を決定するために、端末デバイスによってGF構成情報に基づいて計算を実行するステップは、
第1の閾値を取得するために、端末デバイスによって、端末デバイスの最大送信電力PCMAX、ダウンリンク信号の参照送信電力PT,RS、およびGF構成情報に基づいて第1の事前設定された式に従って計算を実行するステップ
を含み得る。
本出願の任意選択の実施態様では、第1の事前設定された式は、
Figure 2022505296000002
を含み、ただし、
RSRP_thrは第1の閾値であり、Poはダウンリンク信号の受信電力であり、aは経路損失影響係数であり、μはサブキャリア間隔インジケータであり、Mはアップリンク送信リソースサイズであり、Δは事前設定されたパラメータであり、fは動的電力制御パラメータであり、delta_RSRPは事前設定されたパラメータであり、delta_RSRP>=0である。
本出願の任意選択の実施態様では、現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRPを含む場合、端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得するステップは、
RSRPの値を取得するために、端末デバイスによってダウンリンク信号を測定するステップ
を含み得る。ダウンリンク信号は、基地局によって定期的に送信されるダウンリンク参照信号であり得るか、または基地局によって送信されるダウンリンクデータ信号もしくはダウンリンク制御信号などであり得る。
本出願の本実施形態では、端末デバイスは、RSRPの値を取得するために、基地局によって送信されたダウンリンク信号を直接測定し得る。RSRPの値は、現在のチャネル品質を測定するために使用され得、その後、GFリソースを使用して送信データを送信するかどうかを決定するために使用され、これにより、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データをより確実に送信する。
本出願の任意選択の実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得するステップは、
RSRPの値を取得するために、端末デバイスによってダウンリンク信号を測定するステップであって、ダウンリンク信号は、基地局によって定期的に送信されるダウンリンク参照信号であり得るか、または基地局によって送信されるダウンリンクデータ信号もしくはダウンリンク制御信号などであり得る、ステップと、参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、端末デバイスによって受信帯域幅の信号を検出するステップと、RSRQの値を取得するために、端末デバイスによって、RSRPの値およびRSSIの値に基づいて第2の事前設定された式に従って計算を実行するステップであって、第2の事前設定された式は、RSRQ=N*RSRP/RSSIを含み、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数である、ステップと
を含み得る。
本出願の本実施形態では、端末デバイスは、RSRQの値を計算するために、ダウンリンク信号のRSRPおよび受信帯域幅のRSSIを測定し得る。RSRQの値は、現在のチャネルのチャネル品質を測定するために使用され得、その後、GFリソースを使用して送信データを送信するかどうかを決定するために使用され、これにより、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データをより確実に送信する。
本出願の任意選択の実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得するステップは、
RSRPの値を取得するために、端末デバイスによってダウンリンク信号を測定するステップと、参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、端末デバイスによって受信帯域幅の信号を検出するステップと、RSRQの値を取得するために、端末デバイスによって、RSRPおよびRSSIに基づいて第3の事前設定された式に従って計算を実行するステップであって、第3の事前設定された式は、RS-CINR=N*RSRP/(RSSI-N*RSRP)を含み、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数である、ステップとを含み得る。
本出願の本実施形態では、端末デバイスは、その後のRS-CINRの値を計算するために、ダウンリンク信号のRSRPおよび受信帯域幅のRSSIを測定し得る。RS-CINRの値は、現在のチャネルのチャネル品質を測定するために端末デバイスによって使用され得、その後、GFリソースを使用して送信データを送信するかどうかを決定するために使用される。RS-CINRの値が第3の閾値よりも大きいとき、この場合、データ送信は比較的安定し、送信は、GFリソースを使用して実行され得、このため、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データをより確実に送信する。
本出願の任意選択の実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがPLを含む場合、端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得するステップは、
端末デバイスによってダウンリンク信号の参照送信信号電力PT,RSの値を取得するステップと、端末デバイスによってダウンリンク信号の受信電力PR,RSの値を測定するステップと、PLの値を取得するために、端末デバイスによって、PT,RSおよびPR,RSに基づいて第4の事前設定された式に従って計算を実行するステップであって、第4の事前設定された式は、PL=PT,RS-PR,RSを含む、ステップとを含み得る。
本出願の本実施形態では、PLの値、すなわち、ダウンリンク信号の送信時に失われた電力は、測定により端末デバイスによって取得された取得されたPT,RSおよびPR,RSを使用して計算され得、現在のチャネルのチャネル品質は、PLの値を使用して測定される。PLの値が第4の閾値よりも小さい場合、ダウンリンク信号の送信時に失われた電力は比較的低く、チャネル品質は比較的良好である。この場合、送信データを送信するためにGFリソースが選択され得る。
本出願の任意選択の実施態様では、本方法は、
現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、端末デバイスによって、グラントベースGBリソースを使用して送信データを送信するステップ
をさらに含み得る。
本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、現在のチャネル品質は比較的悪いことが理解され得る。この場合、端末デバイスは、送信プロセスで送信データの損失を回避し、データ送信の信頼性を改善するために、GBリソースをスケジュールするように基地局に要求し、GBリソースを使用して送信データを送信し得る。
本出願の任意選択の実施態様では、本方法は、
現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、端末デバイスによって、事前設定された期間内に、更新されたチャネル品質を取得するステップと、更新されたチャネル品質が第1のチャネル品質である場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して送信データを送信するステップとをさらに含み得る。
本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、端末デバイスは、現在のチャネル品質は比較的悪いと判定し得、端末デバイスは、現在のチャネル品質を継続的に監視し得る。更新されたチャネル品質が事前設定された期間内に第1のチャネル品質になった場合、端末デバイスは、現在のチャネル品質が比較的良好であると判定し得、GFリソースを使用して送信データを送信し得、これにより、送信データは、安定したGFリソースを使用して送信され得、データ送信の安定性が改善される。
本出願の任意選択の実施態様では、端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得するステップの前に、本方法は、
端末デバイスによって、送信データに対応するサービスを取得するステップ、および端末デバイスが、サービスが事前設定されたリスト内にないと判定した場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して送信データを送信するステップ、または端末デバイスが、サービスが事前設定されたリスト内にあると判定した場合に、端末デバイスによって、現在のチャネル品質を取得するステップを実行するステップをさらに含む。
本出願の本実施形態では、端末デバイスは、送信データに対応するサービスが事前設定されたリスト内にあるかどうかを判定し得、その場合、事前設定されたリストは、ホワイトリストとして理解され得る。サービスが事前設定されたリスト内にない場合、端末デバイスは、GBリソースを使用して送信データを直接送信し得る。サービスが事前設定されたリスト内にある場合、端末デバイスは、現在のチャネル品質を取得するステップを実行し得る。したがって、比較的高い待ち時間および信頼性の要求を有するサービスの場合、現在のチャネル品質を取得するステップおよびその後の判定ステップが実行され得る。低い待ち時間または信頼性の要求を有するサービスの場合、送信は、GBリソースを使用して直接実行され得るし、または送信は、判定なしでGFリソースを使用して直接実行され得る。したがって、本出願の本実施形態では、比較的高い待ち時間および信頼性の要求を有するサービスのデータを送信する信頼性が改善され得、GFリソースを使用してデータを送信することによって、データ送信待ち時間が短縮され得る。
第2の態様によれば、本出願は、端末デバイスであって、
基地局によって構成されたグラントフリーGFリソースを取得するように構成されたトランシーバユニットと、
現在のチャネル品質を取得するように構成された処理ユニットと
を含み、トランシーバユニットは、現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合に、GFリソースを使用して送信データを送信するか、もしくはGBリソースを使用して送信データを送信し、第1のチャネル品質は、第1の範囲内にある、ようにさらに構成され、または
トランシーバユニットは、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、GFリソースを使用して送信データを送信することをスキップし、第2のチャネル品質は、第2の範囲内にある、ようにさらに構成され、
第1のチャネル品質は、第2のチャネル品質よりも良好であり、第1の範囲は、第2の範囲とは異なる、端末デバイスを提供する。
本出願の任意選択の実施態様では、
トランシーバユニットは、トランシーバユニットがGBリソースを使用して送信データを送信する前に、基地局によって構成されたGBリソースを受信するようにさらに構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、現在のチャネル品質に関連するパラメータは、
チャネルの参照信号受信電力RSRP、参照信号受信品質RSRQ、参照信号キャリア対干渉および雑音比RS-CINR、または経路損失PLのうちの少なくとも1つを含む。
本出願の任意選択の実施態様では、
第1のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいこと、またはPLが第4の閾値よりも小さいことのうちの少なくとも1つを満たし、
第2のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも小さいこと、RSRQが第2の閾値よりも小さいこと、RS-CINRが第3の閾値よりも小さいこと、またはPLが第4の閾値よりも大きいことのうちの少なくとも1つを満たす。
本出願の任意選択の実施態様では、
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRPを含む場合、第1の範囲は、RSRPが第1の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを含み、または
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、第1の範囲は、RSRQが第2の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RSRQが第2の閾値よりも小さいことを含み、または
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、第1の範囲は、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RS-CINRが第3の閾値よりも小さいことを含み、または
現在のチャネル品質に関連するパラメータがPLを含む場合、第1の範囲は、PLが第4の閾値よりも小さいことを含み、第2の範囲は、PLが第4の閾値よりも大きいことを含む。
本出願の任意選択の実施態様では、
現在のチャネル品質がRSRPを含む場合、第1のチャネル品質のRSRPは第1の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRSRPは第1の閾値よりも小さく、または
現在のチャネル品質がRSRQを含む場合、第1のチャネル品質のRSRQは第2の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRSRQは第2の閾値よりも小さく、または
現在のチャネル品質がRS-CINRを含む場合、第1のチャネル品質のRS-CINRは第3の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRS-CINRは第3の閾値よりも小さく、または
現在のチャネル品質がPLを含む場合、第1のチャネル品質のPLは第4の閾値よりも小さく、第2のチャネル品質のPLは第4の閾値よりも大きい。
本出願の任意選択の実施態様では、
トランシーバユニットは、基地局によって送信されたGF構成情報を受信するように特に構成され、
処理ユニットは、第1の範囲および第2の範囲を決定するために、GF構成情報に基づいて計算を実行するようにさらに構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、
第1の範囲が、RSRPが第1の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲が、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを含む場合、処理ユニットは、第1の閾値を取得するために、端末デバイスの最大送信電力PCMAX、ダウンリンク信号の参照送信電力PT,RS、およびGF構成情報に基づいて第1の事前設定された式に従って計算を実行するように特に構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、第1の事前設定された式は、
Figure 2022505296000003
を含み、ただし、
RSRP_thrは第1の閾値であり、Poはダウンリンク信号の受信電力であり、aは経路損失影響係数であり、μはサブキャリア間隔インジケータであり、Mはアップリンク送信リソースサイズであり、Δは事前設定されたパラメータであり、fは動的電力制御パラメータであり、delta_RSRPは事前設定されたパラメータであり、delta_RSRP>=0である。
本出願の任意選択の実施態様では、
処理ユニットは、RSRPの値を取得するために、トランシーバユニットを使用してダウンリンク信号を測定するように特に構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、処理ユニットは、
RSRPの値を取得するために、トランシーバユニットを使用してダウンリンク信号を測定し、
参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、トランシーバユニットを使用して受信帯域幅の信号を検出し、
RSRQの値を取得するために、RSRPの値およびRSSIの値に基づいて第2の事前設定された式に従って計算を実行し、第2の事前設定された式は、RSRQ=N*RSRP/RSSIを含み、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数である、
ように特に構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、処理ユニットは、
RSRPの値を取得するために、トランシーバユニットを使用してダウンリンク信号を測定し、
参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、トランシーバユニットを使用して受信帯域幅の信号を検出し、
RSRQの値を取得するために、RSRPおよびRSSIに基づいて第3の事前設定された式に従って計算を実行し、第3の事前設定された式は、RS-CINR=N*RSRP/(RSSI-N*RSRP)を含み、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数である、
ように特に構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがPLを含む場合、処理ユニットは、
ダウンリンク信号の参照送信信号電力PT,RSの値を取得し、ダウンリンク信号の受信電力PR,RSの値を取得し、PLの値を取得するために、PT,RSおよびPR,RSに基づいて第4の事前設定された式に従って計算を実行し、第4の事前設定された式は、PL=PT,RS-PR,RSを含む、ように特に構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、
トランシーバユニットは、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、グラントベースGBリソースを使用して送信データを送信するようにさらに構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、端末デバイスは、
処理ユニットが、端末デバイスが現在のチャネル品質を取得する前に、送信データに対応するサービスを取得するようにさらに構成されること、および
トランシーバユニットが、処理ユニットがサービスが事前設定されたリスト内にないと判定した場合に、GFリソースを使用して送信データを送信するようにさらに構成されること、または
処理ユニットが、処理ユニットがターゲットサービスが事前設定されたリスト内にあると判定した場合に、現在のチャネル品質を取得するステップを実行するようにさらに構成されること
をさらに含む。
第3の態様によれば、本出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、
1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、バス、および入力/出力インターフェースを含み得、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、および入力/出力インターフェースは、バスを使用して接続され、1つ以上のメモリは、プログラムコードを記憶するように構成され、メモリ内のプログラムコードを呼び出すとき、1つ以上のプロセッサは、本出願の第1の態様または第1の態様の実施態様のいずれか1つに従って端末デバイスによって実行されるステップを実行する。
第4の態様によれば、本出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、および1つ以上のトランシーバを含み得、
1つ以上のトランシーバは、データを受信および送信するように構成され、
1つ以上のメモリは、命令を記憶するように構成され、
1つ以上のプロセッサは、端末デバイスが本出願の第1の態様または第1の態様の実施態様のいずれか1つに従って端末デバイスによって実行されるステップを実行するように、1つ以上のメモリ内の命令を呼び出して実行するよう構成される。
第5の態様によれば、本出願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。本質的に本出願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実施され得ることに留意されたい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、前述のデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成される。コンピュータソフトウェア命令は、第1の態様または第1の態様の実施態様のいずれか1つに従って端末デバイスのために設計されたプログラムを含む。
記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(英語の頭字語:ROM、英語の完全名称:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(英語の頭字語:RAM、英語の完全名称:Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶し得る任意の媒体を含む。
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、本出願の第1の態様または第1の態様の任意選択の実施態様のいずれか1つによる方法を実行することが可能である。
第7の態様によれば、本出願は、装置を提供する。本装置は、端末デバイスに適用され得る。本装置は、1つ以上のメモリに結合され、端末デバイスが第1の態様または第1の態様の実施態様のいずれか1つによる方法を実施するように、1つ以上のメモリに記憶された命令を読み出して実行するように構成される。1つ以上のメモリは、本装置に統合されてもよいし、または本装置から独立していてもよい。
本出願の任意選択の実施態様では、本装置は、チップまたはシステムオンチップ(SoC、System on a Chip)であり得る。
本出願の実施形態では、送信データを送信する前に、端末デバイスは、現在のチャネル品質を検出し、その場合、第1のチャネル品質は、第2のチャネル品質よりも良好である。現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、この場合、チャネル品質は比較的良好であり、送信は安定していることが理解され得、したがって、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得るし、またはGBリソースを使用して送信データを送信し得る(これは、チャネル品質が比較的良好である場合、端末デバイスは、要求に基づいてGFリソースおよびGBリソースのいずれかを選択し得、GFリソースとGBリソースのどちらを使用して送信データを送信するかを選択し得ることとして理解され得る)。端末デバイスがGFリソースを使用して送信データを送信する場合でも、チャネル品質は比較的良好であり、送信が安定しているため、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性も改善され得る。現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、この場合、チャネル品質は比較的悪く、送信は不安定であることが理解され得、したがって、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない(これは、チャネル品質が比較的悪い場合、端末デバイスが、GFリソースを使用して送信データを送信すると、信頼できない送信により、送信の失敗または送信待ち時間が発生し得るため、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを選択してはならないこととして理解され得る)。したがって、不安定なチャネル品質によって発生する送信データの損失が回避され得、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善され得る。
本出願によるデータ送信方法の適用シナリオの概略図である。 本出願によるデータ送信方法の可能な概略フローチャートである。 本出願によるデータ送信方法の別の可能な概略フローチャートである。 本出願によるデータ送信方法の別の可能な概略フローチャートである。 本出願によるデータ送信方法の別の可能な概略フローチャートである。 本出願によるデータ送信方法の別の可能な概略フローチャートである。 本出願による端末デバイスの可能な概略構造図である。 本出願による端末デバイスの別の可能な概略構造図である。 本出願による端末デバイスの別の可能な概略構造図である。 本出願による端末デバイスの別の可能な概略構造図である。 本出願による端末デバイスに対応する基地局の可能な概略構造図である。
本出願は、データ送信待ち時間を短縮し、データ送信の信頼性を改善するために、データ送信方法および端末デバイスを提供する。
本出願で提供されるデータ送信方法の適用シナリオが、最初に図1に示され得る。基地局は、1つ以上の端末デバイス、例えば、図1の端末デバイス1、端末デバイス2、および端末デバイス3にアクセスし得る。端末デバイスは、以下では端末と呼ばれる場合もある。本出願の端末および端末デバイスは、同じデバイスとして理解され得る。図1の3つの端末デバイスは、説明のための単なる例である。基地局は、より多くのまたはより少ない端末デバイスにさらにアクセスし得る。ここでは詳細は説明されない。
本出願の基地局は、各通信システムの基地局、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)のeノードB(eNodeB、eNB)または新無線(New Radio、NR)のgノードB(gNodeB、gNB)などを含み得る。例えば、製品形態の観点から、基地局は、中央制御機能を有するデバイス、例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、ピコ(pico)セル、フェムト(Femto)セル、送信ポイント(TP)、中継器(Relay)、およびアクセスポイント(Access Point、AP)であり、これらは、まとめてネットワークデバイスと呼ばれ得る。UEは、基地局からスケジューリングおよび指示情報を受信し得るデバイスであり、端末デバイス、例えば携帯電話、コンピュータ、バンド、スマートウォッチ、データカード、センサ、およびステーション(Station、STA)であり得、これらは、まとめて端末デバイスと呼ばれ得る。Sidelink(サイドリンク、すなわちD2D)の場合、例えば、バンド-携帯電話-基地局におけるバンドと携帯電話との間のリンクの場合、バンドはUEと考えられ得、携帯電話は基地局と考えられ得る。
本出願の端末デバイスは、1つ以上の通信システム、例えば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communication、GSM)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)移動通信システム、LTE、またはNRの基地局(base station、BS)にアクセスし得る。本出願の端末デバイスは、代替的にユーザ機器(user equipment、UE)を含み得ることを理解されたい。
本出願では、GB送信またはGF送信は、端末デバイスと基地局との間で実行され得る。
GB送信手順は、以下を含み得る。端末デバイスは、データが送信される必要があることを基地局に通知するために、最初にSRコマンドを基地局に送信する。SRコマンドを受信した後、基地局は、端末デバイスにスケジューリングメッセージを送信し、これにより、端末は、端末デバイスに割り当てられたGBリソースを判定し、端末デバイスは、GBリソースを使用して送信データを送信する。GB送信時、通常、端末デバイスによるSRコマンドの送信からスケジューリングメッセージの受信までのプロセスにスケジューリング待ち時間がある。端末デバイスがアップリンク送信を実行するとき、送信待ち時間がある。したがって、GB送信時、少なくともスケジューリング待ち時間および送信待ち時間がある。例えば、LTEシステムでは、端末デバイスによるSRコマンドの送信からスケジューリングメッセージの受信までのプロセスに少なくとも4msのスケジューリング待ち時間があり、次に、端末デバイスによるスケジューリングメッセージの受信からアップリンクデータの送信までのプロセスに4msの送信待ち時間がある。言い換えれば、端末デバイスによるデータ送信要求の送信からアップリンクデータの実際の送信までのプロセスに少なくとも8msの待ち時間がある。
GF送信手順は、以下を含み得る。基地局は、端末デバイスのためにGFリソースを事前に構成し、GFリソースは、周期的なリソースである。端末デバイスがデータを送信する必要があるとき、端末デバイスは、基地局によって構成されたGFリソースで送信を直接実行し得る。端末デバイスはSRコマンドを送信する必要も、基地局によるスケジューリングを待つ必要もないため、GF送信は、GB送信と比較してスケジューリング待ち時間を短縮し得る。GFリソースは通常、物理アップリンク共有チャネル(Physical UL Shared Channel、PUSCH)リソースであり得る。
GF送信は、データ送信待ち時間を短縮し、データ送信効率を改善するために、5Gの超高信頼低待ち時間通信(Ultra-Reliable and low latency communications、URLLC)に適用され得るし、または大規模マシンタイプ通信(massive machine type communication、mMTC)をサポートし得るし、またはモバイルブロードバンド(mobile broadband、MBB)サービスなどに適用され得る。
現在の5G規格によれば、端末デバイスが送信データをGF方式で送信した後、端末デバイスが事前設定された期間内にアップリンクスケジューリンググラント(UL Grant)を受信しなかった場合、端末デバイスは、基地局が送信データを正常に受信したと考える。端末デバイスが、事前設定された期間内に、基地局によって送信されたUL Grantを受信すると、端末デバイスは、基地局が送信データを正しく受信しなかったと考え、UL GrantによってスケジュールされたGBリソースを使用して送信データを再送信する。しかしながら、端末デバイスが送信データを送信したときに、送信プロセスですべての送信データが失われた場合、特に基地局が端末デバイスの送信された信号を検出しなかったとき、基地局は、当然ながら端末デバイスにフィードバックを送信しない。しかしながら、前述の規則によれば、端末デバイスは、データが基地局によって正常に受信されたと考え、したがって、データを再送信しない。これがGFリソースに基づく端末デバイスによるデータを送信する信頼性を低下させることは明らかである。例えば、端末デバイスが送信データを送信しているときにチャネル品質が突然変化した場合、例えば、端末デバイスがエレベータに入った場合、突然遮蔽された場合、または閉じた空間に入った場合、送信データは正常に送信され得ず、基地局は、完全な送信データを受信し得ないか、または信号を検出することさえし得ない。
したがって、GF送信の信頼性を改善するために、本出願は、データ送信方法を提供する。本出願で提供されるデータ送信方法は、GFリソースを使用してデータが送信される5G通信システムまたは別の通信システムに適用され得る。
具体的には、本出願で提供されるデータ送信方法の手順は、図2に示され得、以下のステップを含み得る。
201:端末デバイスは、基地局によって構成されたGFリソースを判定する。
最初に、端末デバイスがGF送信を実行する前、基地局は、端末デバイスのためにGFリソースを構成する。GFリソースは、基地局によって端末デバイスに割り当てられたアップリンクチャネルの時間領域リソースおよび周波数領域リソースなどの関連パラメータを含み得、これにより、端末デバイスは、GFリソースを使用してGF送信を実行し得る。
例えば、GF送信は、物理アップリンク共有チャネル(physical UL shared channel、PUSCH)に基づいて実行され得る。したがって、GFリソースは、PUSCH関連情報、例えば、PUSCHの時間周波数リソースおよび送信期間を含み得る。PUSCHは、端末デバイスのアップリンクサービスデータなどを搬送するために使用され得る。端末デバイスは、PUSCHを介してGF送信を実行し得る。
202:端末デバイスは、現在のチャネル品質を取得し、現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、ステップ203を実行し、または現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、ステップ204を実行する。
本出願の本実施形態では、端末デバイスが送信データを送信する前に、端末デバイスは、最初に現在のチャネル品質を取得し得る。次に、端末デバイスは、現在のチャネル品質の判定を実行する。現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、端末デバイスは、ステップ203を実行する、すなわち、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信する。現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、端末デバイスは、ステップ204を実行する、すなわち、GFリソースを使用して送信データを送信しない。さらに、第1のチャネル品質は第1の範囲内にあり、第2のチャネル品質は第2のチャネル品質範囲内にあり、第1のチャネル品質は第2のチャネル品質よりも良好であり、第1の範囲は第2の範囲とは異なる。
第1の範囲が第2の範囲と異なることは、第1の範囲と第2の範囲とが共通部分を有さないこと、または第1の範囲が第2の範囲と異なるが、第1の範囲および第2の範囲がそれぞれ臨界値を含み得ることであり得る。例えば、第1の範囲が、RSRPが第1の閾値以上であることであり、第2の範囲が、RSRPが第1の閾値以下であることである場合に、RSRPが第1の閾値と等しいとき、RSRPは、第1の範囲内にあり得るし、第2の範囲内にあり得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。ここでのRSRPは、説明のための単なる例である。第1の範囲および第2の範囲は、RSRQおよびPLなどの他のパラメータにさらに関連し得る。ここでは詳細は説明されない。
一実施態様では、端末デバイスが現在のチャネル品質を取得することは、端末デバイスが、ダウンリンクチャネル品質を取得するために、基地局によって配信される参照信号を定期的に測定し得ることを含み得る。したがって、端末デバイスは、基地局によって配信される参照信号を定期的に測定することによって取得されるチャネル品質から、事前設定された期間内に測定されたチャネル品質を直接取得し得、測定されたチャネル品質を現在のチャネル品質として使用する、例えば、基地局によって配信される参照信号を定期的に測定することによって取得されるチャネル品質から、最後に測定されたチャネル品質を取得し得、最後に測定されたチャネル品質を現在のチャネル品質として使用する。
一実施態様では、端末デバイスは、代替的に、基地局によって送信されたダウンリンク信号を受信し、ダウンリンク信号に基づいて現在のチャネル品質を測定し得る。ダウンリンク信号は、基地局によって端末デバイスに送信されるダウンリンクデータ信号またはダウンリンク制御信号などであり得る。
本出願の本実施形態では、端末デバイスは、基地局によって送信されたダウンリンク信号を測定することによって、取得される現在のチャネル品質を測定し得ることを理解されたい。これは、ダウンリンクチャネルのチャネル品質を直接反映する。ダウンリンクチャネルおよびアップリンクチャネルは通常、相互関係を有する。例えば、ダウンリンクチャネルのチャネル品質が悪い場合、通常、アップリンクチャネルのチャネル品質は悪くなる。したがって、現在のチャネル品質は、アップリンクチャネルの現在のチャネル品質として理解され得る。
203:端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信する。
端末デバイスが、現在のチャネル品質は第1のチャネル品質であると判定した場合、端末デバイスは、基地局によって構成されたGFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信し得る。
現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、現在のチャネル品質は比較的良好であり、データ損失(すなわち、端末はGFリソースを使用して送信を実行するが、基地局が信号を検出しない)の確率は比較的低いことが理解され得る。したがって、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得るし、またはGBリソースを使用して送信データを送信することを選択し得る。
具体的には、端末デバイスのために基地局によって構成されたGFリソースは、送信時間周波数リソースおよび送信期間などのパラメータを含み得る。例えば、基地局が、GF送信に使用されるPUSCHチャネルの期間リソースを端末デバイスのために構成する場合、端末デバイスは、PUSCHチャネルを介して送信データのGF送信を実行し得る。
本出願の本実施形態では、基地局は、端末のためにアップリンクリソースを構成することを理解されたい。アップリンクリソースは、PUSCHチャネルまたは別のアップリンクチャネルなどであり得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得、ここでは限定されない。
一実施態様では、データ送信待ち時間をさらに短縮するために、最初にチャネル品質が判定される必要がある送信データが、ホワイトリストを事前設定することによって決定され得る。例えば、ホワイトリストが確立され得、ホワイトリストは、比較的高い待ち時間および信頼性の要求を有するサービスを含み得る。送信データに対応するサービスがホワイトリスト内にある場合、現在のチャネル品質が取得され得る。現在のチャネル品質は、ダウンリンク信号を測定することによって直接取得され得るし、または端末デバイスによって定期的に実行される測定によって取得されるチャネル品質から取得され得る。現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信し得る。送信データに対応するサービスがホワイトリスト内にない場合、端末デバイスは、現在のチャネル品質に基づいて、GF送信が実行され得るかどうかを判定する必要がなく、GFリソースを使用して送信を直接実行してもよいし、またはGB送信などを直接実行してもよい。したがって、本出願の本実施形態では、ホワイトリストが確立され得、チャネル品質の判定は、ホワイトリスト内のサービスに対応するデータに対してのみ実行され、これにより、ホワイトリスト内のサービスに対応するデータはより確実に送信され得、送信待ち時間がより短くなり、ユーザ体験が改善される。ホワイトリスト内にないサービスの場合、GFリソースを使用して送信が実行され得るかどうかが、チャネル品質に基づいて判定される必要がなく、このため、ユーザ体験に影響を及ぼすことなく計算のオーバヘッドが削減される。
204:端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
端末デバイスが、現在のチャネル品質は第2のチャネル品質であると判定した場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、現在のチャネル品質は比較的悪く、データ損失(すなわち、端末はGFリソースを使用して送信を実行するが、基地局が信号を検出しない)の確率は比較的高いことが理解され得る。したがって、データ送信の信頼性を改善するために、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
一実施態様では、端末デバイスがGFリソースを使用して送信データを送信しない場合、端末デバイスは、データ送信の信頼性を改善するために、GBリソースを使用して送信データを送信し得る。
一実施態様では、端末デバイスがGBリソースを使用して送信データを送信する前に、端末デバイスは、基地局によって構成されたGBリソースをさらに受信し得る。端末デバイスは、基地局によって送信されたGBリソースを使用して、端末デバイスのために基地局によって構成された周波数領域リソースおよび時間領域リソースなどの情報を判定し得、これにより、端末デバイスは、GBリソースを使用して送信データを送信し得る。GBリソースは通常、基地局によって物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)で送信されるDCI(Downlink Control)によって示される。
一実施態様では、端末デバイスがGFリソースを使用して送信データを送信しない場合、端末デバイスは、チャネル品質を監視し得る。一定期間後にチャネル品質が第1のチャネル品質に変化しており、送信データがまだ送信されていない(例えば、端末デバイスがGBリソースの取得にずっと失敗している)場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを引き続き選択し得、これにより、端末デバイスは、低待ち時間経路を介して送信データを送信し得るため、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善される。
本出願の本実施形態では、送信データを送信する前に、端末デバイスは、現在のチャネル品質を取得し得る。第1のチャネル品質は、第2のチャネル品質よりも良好である。現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、チャネル品質は比較的良好であり、この場合、送信は安定し、したがって、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得ることが理解され得る。現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、チャネル品質は比較的悪く、この場合、送信は不安定であり、したがって、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならないことが理解され得る。したがって、本出願の本実施形態では、端末デバイスは、チャネル品質が比較的良好であるシナリオでのみ、GFリソースを使用して送信データを送信することを選択する。これにより、不安定なチャネル品質により送信データが失われる状況が回避されて、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善され得る。
本出願では、チャネル品質を反映するために、現在のチャネル品質に関連するパラメータは、1つ以上のパラメータを含み得る。これに対応して、第1のチャネル品質および第2のチャネル品質もまた、現在のチャネル品質に対応する1つ以上の関連パラメータに関連し得る。例えば、現在のチャネル品質に関連するパラメータは、参照信号受信電力(reference signal receiving power、RSRP)、参照信号受信品質(reference signal receiving quality、RSRQ)、参照信号キャリア対干渉および雑音比(reference signal-carrier to interference plus noise ratio、RS-CINR)、またはダウンリンク信号を測定することによって取得される経路損失(path loss、PL)のうちの任意の1つ以上を含み得る。より多くのパラメータは、2つ以上のパラメータである。これに対応して、第1のチャネル品質は、現在のチャネル品質に対応する以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいこと、またはPLが第4の閾値よりも小さいことなどのうちの少なくとも1つを満たし得る。第2のチャネル品質は、現在のチャネル品質に対応する以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも小さいこと、RSRQが第2の閾値よりも小さいこと、RS-CINRが第3の閾値よりも小さいこと、またはPLが第4の閾値よりも大きいことなどのうちの少なくとも1つを満たし得る。
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRPを含む場合、第1の範囲は、RSRPが第1の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを含み、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、第1の範囲は、RSRQが第2の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RSRQが第2の閾値よりも小さいことを含み、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、第1の範囲は、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RS-CINRが第3の閾値よりも小さいことを含み、または現在のチャネル品質に関連するパラメータがPLを含む場合、第1の範囲は、PLが第4の閾値よりも小さいことを含み、第2の範囲は、PLが第4の閾値よりも大きいことを含むことが理解され得る。
さらに、これに対応して、現在のチャネル品質がRSRPを含む場合、第1のチャネル品質のRSRPは第1の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRSRPは第1の閾値よりも小さく、または現在のチャネル品質がRSRQを含む場合、第1のチャネル品質のRSRQは第2の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRSRQは第2の閾値よりも小さく、または現在のチャネル品質がRS-CINRを含む場合、第1のチャネル品質のRS-CINRは第3の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRS-CINRは第3の閾値よりも小さく、または現在のチャネル品質がPLを含む場合、第1のチャネル品質のPLは第4の閾値よりも小さく、第2のチャネル品質のPLは第4の閾値よりも大きい。
以下では、本出願で提供されるデータ送信方法で現在のチャネル品質に基づいて送信モードを選択する特定のステップについてさらに説明する。
最初に、現在のチャネル品質がパラメータRSRPに関連する場合、本出願の実施形態によるデータ送信方法の別の概略フローチャートである図3を参照されたい。本方法は、以下のステップを含み得る。
301:端末デバイスは、基地局によって送信されたGF構成情報を受信する。
端末デバイスは、最初に、基地局によって送信されたGF構成情報を受信し得る。GF構成情報は、GFリソースに関連するパラメータを含み得る。例えば、GF構成情報は、ターゲット受信電力、経路損失影響係数、アップリンク送信リソースサイズ、および動的電力制御パラメータなどを含み得る。端末デバイスは、端末デバイスのために基地局によって構成されたGFリソースを、GF構成情報に基づいて判定し得る。GFリソースは、端末デバイスに割り当てられたアップリンクPUSCHチャネルなどを含む。GFリソースは、送信データを送信するために使用され得る。
GF構成情報は、1つの情報を使用して基地局によって送信され得るか、または複数の情報を使用して基地局によって端末デバイスに送信され得る。例えば、ターゲット受信電力および経路損失影響係数は、無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングを使用して基地局によって送信され得、動的電力制御パラメータは、ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を使用して基地局によって端末デバイスに送信され得る。GF構成情報を送信する特定の方法は、実際の適用シナリオに基づいて調整され得、異なる通信システムの送信方法は、同じであっても異なっていてもよい。これは、ここでは限定されない。
302:端末デバイスは、第1の閾値を取得するために、GF構成情報に基づいて計算を実行する。
GF構成情報を受信した後、端末デバイスは、第1の閾値を取得するために、GF構成情報に基づいて計算を実行し得る。第1の閾値は、RSRPに対応する閾値である。
例えば、第1の閾値を計算する特定の方法は以下の通りであり得る。
現在の5G規格のGF送信時、GFリソースは、実際にはPUSCHチャネルに属する。したがって、端末デバイスの送信電力は、頻繁に使用されるPUSCHの電力決定規則:
P_PUSCH=Min{PCMAX’ P0+10*1g(2μ*M)+a*PL+Δ+f}
に準拠し得る。
ここで、P_PUSCHは、PUSCHチャネルを介して送信が実行される電力であり、PCMAXは、端末デバイスの最大送信電力であり、P0は、ターゲット受信電力であり、aは、経路損失影響係数であり、P0およびaの両方は、RRCシグナリングを使用して基地局によって構成される。μは、サブキャリア間隔インジケータであり、現在のアップリンク送信リソースによって使用されるスケーラブルなヌメロロジ(numerology)に関連する。例えば、現在のGFリソースのサブキャリア間隔は、2μ+15kHzであり得、ただし、μ=0,2,3,4,…であり、μの値は、基地局によって構成され得る。Mは、アップリンク送信リソースサイズであり、例えば、基地局によって構成されたアップリンク送信リソースのリソースブロック(resource block、RB)の数である。Δは、アップリンク送信の変調および符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)に関連する。例えば、ユニットリソースで送信されるより多くのデータ量は、より大きなΔの値を示す。fは、動的電力制御パラメータであり、DCIを使用して構成により基地局によって取得される。PLは、ダウンリンク参照信号に基づく測定によりUEによって取得されるダウンリンク経路損失であり、例えば、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB)またはチャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI-RS)などに基づいて測定され得る。より具体的には、PLを測定する特定の方法は、以下の通りであり得、端末デバイスは、基地局によって送信されたダウンリンク参照信号の送信電力PT,RSを取得し得、端末デバイスは、ダウンリンク参照信号に基づく測定によりダウンリンク参照信号の受信電力PR,RSをさらに取得し得、端末デバイスは、計算によってダウンリンク経路損失PL=PT,RS-PR,RSを取得する。ダウンリンク参照信号の送信電力PT,RSは、通常、基地局の総送信電力PBSならびにシステム帯域幅に含まれるサブキャリアの数M(システム帯域幅およびサブキャリア間隔に関連する)に基づく計算によって取得され、すなわち、PT,RS=PBSである。基地局の総送信電力PBSは通常、事前設定され、例えば、PBS=43dBmである。
基地局からの現在のGF構成情報が決定されるシナリオでは、前述の式のP0、a、μ、M、およびfは変更されないままであり得る。このシナリオにおいて、前述の式による計算によって取得されたUEの送信電力が、PCMAXに達したとき、すなわち、PPUSCH=PCMAX PPUSCH=PCMAXであるとき、この場合、ダウンリンク経路損失PL0は、
Figure 2022505296000004
であり、すなわち、UEの送信電力が最大値に達したときに取得される経路損失である。
ダウンリンク参照信号の各サブキャリアの送信電力がPT,RSであると想定すると、この場合、ダウンリンク参照信号に基づく測定によって端末デバイスによって取得されるRSRPの値は、PR,RSである。すなわち、
Figure 2022505296000005
である。
第1の閾値RSRP_thrは、PR0,RSであり得る、すなわち、RSRP_thr=PR0,Rであり得る。
さらに、信頼性を考慮して、穏当な観点から、第1の閾値RSRP_thrは、代替的に以下であってもよい。
RSRP_thr=PR0,RS+delta_RSRPここで、delta_RSRPは、事前設定された値であり、delta_RSRP>=0である。
したがって、第1の閾値は、
Figure 2022505296000006
であり、これは第1の事前設定された式であり、ただし、delta_RSRP>=0である。
基地局によって送信されたGF構成情報が受信された後、頻繁に使用されるPUSCHの電力決定規則によれば、端末デバイスが基地局から離れる方向に端末デバイスが移動し、ある瞬間の送信電力が端末デバイスの最大値に達する、すなわち、端末デバイスが、最大送信電力を使用して送信を実行することが想定されることが理解され得る。この場合、端末デバイスは、この場合、計算によってダウンリンクPLを取得し、PL、すなわち第1の閾値に基づく計算によってダウンリンク信号の受信電力を取得し得る。受信電力は、データ送信が安定状態にあるときに取得される最小受信電力として理解され得る。端末デバイスによって受信されるダウンリンク信号の受信電力が最小受信電力よりも小さい場合、データ送信が不安定であり、データ損失が容易に発生すると考えられ得る。
303:端末デバイスは、ダウンリンク信号のRSRPを測定する。
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRPを含む場合、端末デバイスはさらに、ダウンリンク信号のRSRPの値を測定する必要がある。ダウンリンク信号は、基地局によって端末デバイスに定期的に送信される信号(例えば、ダウンリンク参照信号)であり得るか、または端末デバイスに情報を送信するために基地局によって使用される信号(例えば、ダウンリンクデータ信号)であり得る。
具体的には、端末デバイスは、RSRPの値を決定するために受信ダウンリンク信号電力を直接測定し得る。
本出願の本実施形態では、ステップ302が最初に実行されてもよいし、またはステップ303が最初に実行されてもよいし、またはステップ302およびステップ303は同時に実行されてもよいことに留意されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得、ここでは限定されない。
304:端末デバイスは、RSRPが第1の閾値よりも大きいかどうかを判定し、RSRPが第1の閾値よりも大きい場合、ステップ305を実行し、またはRSRPが第1の閾値よりも小さい場合、ステップ306を実行する。
端末デバイスがRSRPの値および第1の閾値を取得した後、端末デバイスは、RSRPが第1の閾値よりも大きいかどうかを判定する。RSRPが第1の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、ステップ305を実行する。具体的には、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信する。RSRPが第1の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、ステップ306を実行する。具体的には、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
305:端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信する。
RSRPが第1の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信し得る。
具体的には、端末デバイスのために基地局によって構成されたGFリソースは、送信時間周波数リソースおよび送信期間などのパラメータを含み得る。例えば、基地局が端末デバイスのためにGFリソースをPUSCHに構成する場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データのGF送信を実行し得る。
具体的には、送信データがGFリソースを使用して送信され得る場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得る。しかしながら、決定アルゴリズムを使用して端末デバイスの媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)層で計算が実行された後、端末デバイスが、送信データはGFリソースを使用して送信されないと判定した場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならず、例えば、GB方式で送信データを送信する。
306:端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
RSRPが第1の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
ステップ302で第1の閾値を計算するための式によれば、端末デバイスの送信電力がPCMAXに達すると、この場合、端末デバイスの送信電力は最大値に達することが理解され得る。それでも端末デバイスの送信電力が送信電力要求を満足し得ない場合、送信データの送信失敗の確率が高くなり、送信の信頼性が低下する。したがって、RSRPが第1の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、送信データを送信する信頼性を改善するために、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。
さらに、RSRPが第1の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、事前設定された期間内に、GFリソースを使用して送信リソースを送信してはならない。端末デバイスは、チャネル品質を監視し得る。事前設定された期間内に、更新されたRSRPの値が第1の閾値よりも大きくなった場合、チャネル品質は比較的良好であり、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを引き続き選択し得ることが理解され得る。例えば、一定期間後にRSRPが第1の閾値よりも大きくなっていて、送信データがまだ送信されていない(例えば、端末デバイスがGBリソースの取得にずっと失敗している)場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを引き続き選択し得、これにより、端末デバイスは、低待ち時間経路を介して送信データを送信し得るため、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善される。
本出願の本実施形態では、RSRPの値が第1の閾値に等しい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してもよいし、またはGFリソースを使用して送信データを送信しなくてもよいし、または送信データを送信するためにGBリソースおよびGFリソースから一方をランダムに決定してもよいことに留意されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。RSRPの値が第1の閾値に等しい場合、現在のチャネル品質は、第1のチャネル品質であってもよいし、もしくは第2のチャネル品質であってもよいし、または現在のチャネル品質が第2のチャネル品質と第2のチャネル品質のどちらであるかがランダムに決定されてもよいことが理解され得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。
本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質は、RSRPに関連し得る。端末デバイスは、ダウンリンク信号のRSRPを測定し得る。RSRPの値が第1の閾値よりも大きい場合、現在のチャネル品質は比較的良好であり、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得ると考えられ得る。RSRPの値が第1の閾値よりも小さい場合、現在のチャネル品質は比較的悪く、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならないと考えられ得る。したがって、端末デバイスは、チャネル品質が比較的良好で、送信が安定している場合にのみ、GFリソースを使用して送信データを送信する。端末デバイスは、チャネル品質が比較的悪く、送信が不安定な場合、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。このようにして、送信データの損失の確率が低くなり得、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善され得る。
本出願では、現在のチャネル品質は、RSRPに加えてRSRQを使用して測定され得る。具体的には、図4は、本出願の実施形態によるデータ送信方法の別の概略フローチャートである。本方法は、以下のステップを含み得る。
401:端末デバイスは、基地局によって送信されたGF構成情報を受信する。
本出願の本実施形態のステップ401は、図3のステップ301と同様である。ここでは詳細は再度説明されない。
402:端末デバイスは、第2の閾値を取得するために、GF構成情報に基づいて計算を実行する。
GF構成情報を受信した後、端末デバイスは、第2の閾値を取得するために、GF構成情報に基づいて計算を実行し得る。本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質は、RSRPを使用して測定され得る。したがって、第2の閾値は、RSRQに対応する閾値である。
具体的には、RSRQを計算するための第2の事前設定された式は、RSRQ=N*RSRP/RSSIであり得る。ここで、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数である。端末デバイスは、RSRPの値を取得するために、受信帯域幅で送信されたダウンリンク信号のうちの1つを測定する。端末デバイスは、参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、受信帯域幅で送信されたすべてのダウンリンク信号を検出し得る。したがって、ステップ302で第1の閾値を計算する方法を参照して、RSRPの第1の閾値は、計算によって取得され得、第1の閾値は、RSRPの最小値として理解され得る。この場合、第2の閾値は、第2の事前設定された式RSRQ=N*RSRP_thr/RSSIに従って取得され得る。
すなわち、
Figure 2022505296000007
である。
403:端末デバイスは、ダウンリンク信号の参照信号受信品質RSRQを測定する。
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、端末デバイスはさらに、ダウンリンク信号のRSRQの値を測定する必要がある。ダウンリンク信号は、基地局によって端末デバイスに定期的に送信される信号であり得るか、または端末デバイスに情報を送信するために基地局によって使用される信号であり得る。
具体的には、ダウンリンク信号のRSRQを取得する方法は、第2の事前設定された式RSRQ=N*RSRP/RSSIによる計算によってRSRQを取得することであり得る。ここで、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数であり、受信帯域幅を直接測定することにより端末デバイスによって取得され得る。RSRPの値は、ダウンリンク信号を直接測定することにより端末デバイスによって取得され得る。RSSIの値は、受信帯域幅のすべてのダウンリンク信号を測定することにより、端末デバイスによって取得される。RSSIは、受信帯域幅のすべてのダウンリンク信号の総受信電力として理解され得、dBの単位で表される。例えば、端末デバイスは、受信帯域幅の送信信号の総受信電力(mwの単位の)を測定し、RSSIの値を計算し得る。特定の計算式は、RSSI=10*log(W)であり得、RSSIは、dBmの単位である。ここで、Wは、送信信号の測定された電力である。
具体的に、本出願の本実施形態では、ステップ402が最初に実行されてもよいし、またはステップ403が最初に実行されてもよいし、またはステップ402およびステップ403は同時に実行されてもよいことに留意されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得、ここでは限定されない。
404:端末デバイスは、RSRQが第2の閾値よりも大きいかどうかを判定し、RSRQが第2の閾値よりも大きい場合、ステップ405を実行し、またはRSRQが第2の閾値よりも小さい場合、ステップ406を実行する。
端末デバイスがRSRQの値および第2の閾値を取得した後、端末デバイスは、RSRQが第2の閾値よりも大きいかどうかを判定する。RSRQが第2の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、ステップ405を実行する。具体的には、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信する。RSRQが第2の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、ステップ406を実行する。具体的には、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
本出願の本実施形態では、RSRQの値が第2の閾値に等しい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してもよいし、またはGFリソースを使用して送信データを送信しなくてもよいことに留意されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。RSRQの値が第2の閾値に等しい場合、現在のチャネル品質は、第1のチャネル品質であってもよいし、もしくは第2のチャネル品質であってもよいし、または現在のチャネル品質が第1のチャネル品質と第2のチャネル品質のどちらであるかがランダムに決定されてもよいことが理解され得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。
405:端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信する。
RSRQが第2の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信し得る。具体的には、現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、すなわち、現在のチャネル品質が第1の範囲内にある場合、端末デバイスは、送信データを送信するためにGFリソースまたはGBリソースを選択する。
具体的には、端末デバイスのために基地局によって構成されたGFリソースは、送信チャネルおよび送信期間などのパラメータを含み得る。例えば、基地局が、端末デバイスのためにPUSCHチャネルを構成する場合、端末デバイスは、PUSCHチャネルを介して送信データのGF送信を実行し得る。
具体的には、ステップ402で計算された第2の閾値は、安定したデータ送信のためのRSRQの最小値として理解され得る。RSRQが第2の閾値よりも大きい場合、現在のチャネル品質は比較的良好であり、データ損失の確率は比較的低く、送信は比較的安定していると考えられ得る。この場合、端末デバイスは、データ送信待ち時間を短縮するために、GFリソースを使用して送信データを送信することを選択し得る。
送信データがGFリソースを使用して送信され得る場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得ることに留意されたい。しかしながら、決定アルゴリズムを使用して端末デバイスのMAC層で計算が実行された後、端末デバイスが、送信データはGFリソースを使用して送信されないと判定した場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならず、例えば、GB方式で送信データを送信する。
406:端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
RSRQが第2の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。具体的には、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、すなわち、現在のチャネル品質が第2の範囲内にある場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
具体的には、ステップ402で計算された第2の閾値は、安定したデータ送信のためのRSRQの最小値として理解され得る。RSRQが第2の閾値よりも小さい場合、現在のチャネル品質は比較的悪く、データ損失の確率は比較的高く、送信は不安定であると考えられ得る。この場合、端末デバイスは、データ損失を回避するために、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。
端末デバイスの送信電力がPCMAXに達すると、この場合、端末デバイスの送信電力は最大値に達する。それでも端末デバイスの送信電力が送信電力要求を満足し得ない場合、送信データの送信失敗の確率が高くなり、送信の信頼性が低下する。したがって、RSRQが第2の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、送信データを送信する信頼性を改善するために、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。
さらに、RSRQが第2の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、事前設定された期間内に、GFリソースを使用して送信リソースを送信してはならない。端末デバイスは、チャネル品質を監視し得る。事前設定された期間内に、更新されたRSRQが第2の閾値よりも小さくなった場合、チャネル品質は比較的良好であり、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを引き続き選択し得ることが理解され得る。例えば、一定期間後にRSRQが第2の閾値よりも大きくなっていて、送信データがまだ送信されていない(例えば、端末デバイスがGBリソースの取得にずっと失敗している)場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを引き続き選択し得、これにより、端末デバイスは、低待ち時間経路を介して送信データを送信し得るため、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善される。
本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質は、RSRQに関連し得る。端末デバイスは、ダウンリンク信号のRSRQを測定し得る。RSRQの値が第2の閾値よりも大きい場合、現在のチャネル品質は比較的良好であり、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得ると考えられ得る。RSRQの値が第2の閾値よりも小さい場合、現在のチャネル品質は比較的悪く、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならないと考えられ得る。したがって、端末デバイスは、チャネル品質が比較的良好で、送信が安定している場合にのみ、GFリソースを使用して送信データを送信する。端末デバイスは、チャネル品質が比較的悪く、送信が不安定な場合、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。このようにして、送信データの損失の確率が低くなり得、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善され得る。
現在のチャネル品質は、RS-CINRを使用しても測定され得る。具体的には、図5は、本出願の実施形態によるデータ送信方法の別の概略フローチャートである。本方法は、以下のステップを含み得る。
501:端末デバイスは、基地局によって送信されたGF構成情報を受信する。
本出願の本実施形態のステップ501は、図3のステップ301と同様である。ここでは詳細は再度説明されない。
502:端末デバイスは、第3の閾値を取得するために、GF構成情報に基づいて計算を実行する。
端末デバイスがGF構成情報を取得した後、端末デバイスは、第3の閾値を取得するために、GF構成情報に基づいて計算を実行する。本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質は、RS-CINRを使用して測定され得る。したがって、第3の閾値は、RS-CINRに対応する閾値である。
具体的には、RS-CINRを計算するための第3の事前設定された式は、RS-CINR=N*RSRP/(RSSI-N*RSRP)であり得る。図3のステップ302の計算によって取得される第1の閾値を参照すると、第1の閾値は、RSRPの最小値として理解され得、RS-CINRに対応する第3の閾値は、第1の閾値に基づいて取得され得る。
すなわち、CINR_thr=N*RSRP_thr/(RSSI-N*RSRP_thr)であり、ただし、RSRP_thrは、図3のステップ302の計算によって取得される
Figure 2022505296000008
であり得、delta_RSRP>=0である。
503:端末デバイスは、ダウンリンク信号の参照信号キャリア対干渉および雑音比RS-CINRを測定する。
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、端末デバイスは、ダウンリンク信号のRS-CINRをさらに測定し得る。
具体的には、ダウンリンク信号のRSRQの値を取得する方法は、ステップ502の第3の事前設定された式RS-CINR=N*RSRP/(RSSI-N*RSRP)による計算によってRS-CINRの値を取得することであり得る。ここで、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数であり、受信帯域幅を直接測定することにより端末デバイスによって取得され得る。RSRPの値は、ダウンリンク信号を直接測定することにより端末デバイスによって取得され得る。RSSIの値は、受信帯域幅の信号を測定することにより、端末デバイスによって取得される。例えば、基地局は、受信帯域幅の送信信号の電力を測定し、送信信号の電力に基づいてRSSIの値を計算し得る。特定の計算式は、RSSI=10*log(W)であり得、RSSIは、dBmの単位である。ここで、Wは、送信信号の測定された電力である。
具体的に、本出願の本実施形態では、ステップ502が最初に実行されてもよいし、またはステップ503が最初に実行されてもよいし、またはステップ502およびステップ503は同時に実行されてもよいことに留意されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得、ここでは限定されない。
504:端末デバイスは、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいかどうかを判定し、RS-CINRが第3の閾値よりも大きい場合、ステップ505を実行し、またはRS-CINRが第3の閾値よりも小さい場合、ステップ506を実行する。
端末デバイスがRS-CINRの値および第3の閾値を取得した後、端末デバイスは、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいかどうかを判定する。RS-CINRが第3の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、ステップ505を実行する。具体的には、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信する。RS-CINRが第3の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、ステップ506を実行する。具体的には、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
本出願の本実施形態では、RS-CINRの値が第3の閾値に等しい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してもよいし、またはGFリソースを使用して送信データを送信しなくてもよいことに留意されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。RS-CINRの値が第3の閾値に等しい場合、現在のチャネル品質は、第1のチャネル品質であってもよいし、もしくは第2のチャネル品質であってもよいし、または現在のチャネル品質が第1のチャネル品質と第2のチャネル品質のどちらであるかがランダムに決定されてもよいことが理解され得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。
505:端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信する。
RS-CINRが第3の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信し得る。具体的には、現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、すなわち、現在のチャネル品質が第1の範囲内にある場合、端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信する。
具体的には、端末デバイスのために基地局によって構成されたGFリソースは、送信時間周波数リソースおよび送信期間などのパラメータを含み得る。例えば、基地局が、端末デバイスのためにPUSCHチャネルを構成する場合、端末デバイスは、PUSCHチャネルを介して送信データのGF送信を実行し得る。
具体的には、第3の閾値は、ステップ502で計算され、第3の閾値は、安定したデータ送信のためのRS-CINRの最小値として理解され得る。RS-CINRが第3の閾値よりも大きい場合、現在のチャネル品質は比較的良好であり、データ損失の確率は比較的低く、送信は比較的安定していると考えられ得る。この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを選択し得る。
送信データがGFリソースを使用して送信され得る場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得ることに留意されたい。しかしながら、決定アルゴリズムを使用して端末デバイスのMAC層で計算が実行された後、端末デバイスが、送信データはGFリソースを使用して送信されないと判定した場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならず、例えば、GB方式で送信データを送信する。
506:端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
RS-CINRが第3の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。具体的には、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、すなわち、現在のチャネル品質が第2の範囲内にある場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
第3の閾値は、ステップ502で計算され、第3の閾値は、安定したデータ送信のためのRS-CINRの最小値として理解され得る。RS-CINRが第3の閾値よりも小さい場合、現在のチャネル品質は比較的良好であり、データ損失が容易に発生すると考えられ得る。この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。
端末デバイスの送信電力がPCMAXに達すると、この場合、端末デバイスの送信電力は最大値に達する。それでも端末デバイスの送信電力が送信電力要求を満足し得ない場合、送信データの送信失敗の確率が高くなり、送信の信頼性が低下する。したがって、RS-CINRが第3の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、送信データを送信する信頼性を改善するために、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。
さらに、RS-CINRが第3の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、事前設定された期間内に、GFリソースを使用して送信リソースを送信してはならない。端末デバイスは、チャネル品質を監視し得る。事前設定された期間内に、RS-CINRが更新されて第3の閾値よりも小さくなった場合、チャネル品質は比較的良好であり、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを引き続き選択し得ることが理解され得る。例えば、一定期間後にRS-CINRが第3の閾値よりも大きくなっていて、送信データがまだ送信されていない(例えば、端末デバイスがGBリソースの取得にずっと失敗している)場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを引き続き選択し得、これにより、端末デバイスは、低待ち時間経路を介して送信データを送信し得るため、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善される。
本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質は、RS-CINRに関連し得る。端末デバイスは、ダウンリンク信号のRS-CINRを測定し得る。RS-CINRが第3の閾値よりも大きい場合、現在のチャネル品質は比較的良好であり、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得ると考えられ得る。RS-CINRが第3の閾値よりも小さい場合、現在のチャネル品質は比較的悪く、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならないと考えられ得る。したがって、端末デバイスは、チャネル品質が比較的良好で、送信が安定している場合にのみ、GFリソースを使用して送信データを送信する。端末デバイスは、チャネル品質が比較的悪く、送信が不安定な場合、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。このようにして、送信データの損失の確率が低くなり得、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性が改善され得る。
現在のチャネル品質は、PLを使用しても測定され得る。具体的には、図6は、本出願の実施形態によるデータ送信方法の別の概略フローチャートである。本方法は、以下のステップを含み得る。
601:端末デバイスは、基地局によって送信されたGF構成情報を受信する。
本出願の本実施形態のステップ601は、図3のステップ301と同様である。ここでは詳細は再度説明されない。
602:端末デバイスは、第4の閾値を取得するために、GF構成情報に基づいて計算を実行する。
本出願の本実施形態では、基地局によって送信されたGF構成情報を受信した後、端末デバイスは、構成情報に基づいて第4の閾値を計算し得る。現在のチャネル品質に関連するパラメータは、PLを含み、したがって、第4の閾値は、PLに対応する閾値である。
具体的には、第4の閾値を計算する方法は、
ステップ302で計算によって最大経路損失PL0を取得することであり得る。
すなわち、第4の閾値は、
Figure 2022505296000009
、または
Figure 2022505296000010
である。
ここで、delta_RSRP>=0である。
603:端末デバイスは、ダウンリンク信号の経路損失PLを測定する。
現在のチャネル品質に関連するパラメータは、PLを含み、したがって、端末デバイスは、ダウンリンク信号のPLの値を測定し得る。
具体的には、計算は、第4の事前設定された式に従って実行され得、ただし、第4の事前設定された式は、PL=PT,RS-PR,RSである。ここで、PT,RSは、ダウンリンク信号の送信電力であり、基地局によって端末デバイスに送信されるか、または基地局の総送信電力PBSならびにシステム帯域幅に含まれるサブキャリアの数M(システム帯域幅およびサブキャリア間隔に関連する)に基づく計算によって取得される。PR,RSは、基地局によって測定されたダウンリンク信号の受信電力である。PT,RSとPR,RSとの差が、送信時に失われる電力、すなわちPLであることが理解され得る。
本出願の本実施形態では、ステップ602が最初に実行されてもよいし、またはステップ603が最初に実行されてもよいし、またはステップ602およびステップ603は同時に実行されてもよいことに留意されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得、ここでは限定されない。
604:端末デバイスは、PLが第4の閾値よりも小さいかどうかを判定し、PLが第4の閾値よりも小さい場合、ステップ605を実行し、またはPLが第4の閾値よりも大きい場合、ステップ606を実行する。
端末デバイスがPLの値および第4の閾値を取得した後、端末デバイスは、PLが第4の閾値よりも大きいかどうかを判定する。PLが第4の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、ステップ605を実行する。具体的には、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信する。PLが第4の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、ステップ606を実行する。具体的には、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
本出願の本実施形態では、PLの値が第4の閾値に等しい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してもよいし、またはGFリソースを使用して送信データを送信しなくてもよいことに留意されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。PLの値が第4の閾値に等しい場合、現在のチャネル品質は、第1のチャネル品質であってもよいし、もしくは第2のチャネル品質であってもよいし、または現在のチャネル品質が第2のチャネル品質と第2のチャネル品質のどちらであるかがランダムに決定されてもよいことが理解され得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。
605:端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信する。
PLが第4の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、GFリソースまたはGBリソースを使用して送信データを送信し得る。具体的には、現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合、すなわち、現在のチャネル品質が第1の範囲内にある場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信する。
具体的には、PLが第4の閾値よりも小さい場合、現在のチャネルで送信されるデータの電力損失は比較的小さく、データ送信ブランチは比較的良好であり、データ損失の確率は比較的低いことが理解され得る。したがって、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得る。
具体的には、端末デバイスのために基地局によって構成されたGFリソースは、送信チャネルおよび送信期間などのパラメータを含み得る。例えば、基地局が、端末デバイスのためにPUSCHチャネルを構成する場合、端末デバイスは、PUSCHチャネルを介して送信データのGF送信を実行し得る。
送信データがGFリソースを使用して送信され得る場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信し得ることに留意されたい。しかしながら、決定アルゴリズムを使用して端末デバイスのMAC層で計算が実行された後、端末デバイスが、送信データはGFリソースを使用して送信されないと判定した場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信してはならず、例えば、GBリソースを使用して送信データを送信する。
606:端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
PLが第4の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。具体的には、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合、すなわち、現在のチャネル品質が第2の範囲内にある場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信しない。
具体的には、PLが第4の閾値よりも大きい場合、現在のチャネルで送信されるデータの電力損失は比較的大きく、データ送信ブランチは比較的悪く、データ損失の確率は比較的高く、全部または一部のデータが容易に失われることが理解され得る。したがって、端末デバイスは、データ損失を回避するために、GFリソースを使用して送信データを送信してはならない。
さらに、RS-CINRが第4の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、事前設定された期間内に、GFリソースを使用して送信リソースを送信してはならない。端末デバイスは、チャネル品質を監視し得る。事前設定された期間内に、更新されたPLが第4の閾値よりも大きくなった場合、チャネル品質は比較的良好であり、この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを引き続き選択し得ることが理解され得る。
本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質は、PLに関連し得、したがって、端末デバイスは、ダウンリンク信号のPLを測定し得る。PLが第4の閾値よりも小さい場合、チャネルで送信されるデータの電力損失は比較的小さく、チャネル品質は比較的良好であり、送信データの損失の確率は比較的低いことが理解され得る。この場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信データを送信することを選択し得る。PLが第4の閾値よりも大きい場合、チャネルで送信されるデータの電力損失は比較的大きく、チャネル品質は比較的悪く、送信データは容易に失われることが理解され得る。この場合、端末デバイスは、データ損失を回避するために、GFリソースを使用して送信データを送信しないことを選択し得る。したがって、本出願の本実施形態では、チャネル品質は、PLを使用して測定され、これにより、送信データの損失が回避され得、データ送信の信頼性が改善され得る。
図2から図6において、端末デバイスがGFリソースを使用して送信データを送信するステップの特定のプロセスは類似し得、端末デバイスがGFリソースを使用して送信データを送信しない特定のプロセスも類似し得ることに留意されたい。
図3から図6は、GFリソースを使用して送信データを送信するかどうかを選択するために現在のチャネル品質が、RSRP、RSRQ、RS-CINR、およびPLを使用して個々に測定されることを示していることに留意されたい。さらに、チャネル品質を測定するために使用され得る別のパラメータが、GFリソースを使用して送信データを送信するかどうかを決定するためにさらに使用され得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。これは、ここでの説明のための単なる例であり、限定されない。
本出願では、RSRP、RSRQ、RS-CINR、およびPLのうちの1つに加えて、現在のチャネル品質に関連するパラメータは、RSRP、RSRQ、RS-CINR、およびPLのうちのより多くを含み得ることにさらに留意されたい。例えば、GFリソースを使用して送信データを送信することを選択するかどうかは、RSRPおよびRS-CINRを参照して決定され得るし、または、GFリソースを使用して送信データを送信することを選択するかどうかは、RSRPおよびRSRQを参照して決定され得るし、または、GFリソースを使用して送信データを送信することを選択するかどうかは、RSRP、RSRQ、およびPLを一緒に参照して決定され得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得、本出願では限定されない。
本出願の任意選択の実施形態では、現在のチャネル品質に関連するパラメータが、RSRP、RSRQ、RS-CINR、およびPLのうちのより多くを含み得る場合、より多くのパラメータは、2つ以上のパラメータである。これに対応して、第1のチャネル品質および第2のチャネル品質によって満たされる条件のパラメータは、代替的に、現在のチャネル品質に関連する少なくとも2つのパラメータに対応するパラメータであり得る。例えば、現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRP、RSRQ、およびPLを含む場合、第1のチャネル品質に含まれる条件は、RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、およびPLが第4の閾値よりも小さいことであり得、第2のチャネル品質に含まれる条件は、RSRPが第1の閾値よりも小さいこと、RSRQが第2の閾値よりも小さいこと、およびPLが第4の閾値よりも大きいことであり得る。本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質は、複数のパラメータに関連し得る。現在のチャネル品質は、複数のパラメータを参照して判定され、これにより、判定の取得された結果はより正確になり得る。
本出願の任意選択の実施形態では、現在のチャネル品質のすべてのパラメータが第1のチャネル品質の対応する条件を満たす場合、現在のチャネル品質は第1のチャネル品質であることが理解され得る。現在のチャネル品質のすべてのパラメータが第1のチャネル品質の対応する条件を満たしていない場合、現在のチャネル品質は第2のチャネル品質であることが理解され得る。本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質に関連するすべてのパラメータが、第1のチャネル品質によって満たされる条件を満たす場合にのみ、現在のチャネル品質は第1のチャネル品質であり、これにより、GFリソースを使用してデータを送信する信頼性がさらに改善され得る。
本出願の任意選択の実施形態では、現在のチャネル品質に関連するすべてのパラメータが第1のチャネル品質のすべての条件を満たす場合、または現在のチャネル品質に関連するすべてのパラメータが第1のチャネル品質の条件のうちの1つ以上を満たし得る場合、現在のチャネル品質は第1のチャネル品質であると考えられ得る。例えば、第1のチャネル品質に含まれる条件が、RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、およびPLが第4の閾値よりも小さいことであり得る場合に、現在のチャネル品質が、以下のうちのいずれか1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも大きく、かつRSRQが第2の閾値よりも大きいこと、RSRPが第1の閾値よりも大きく、かつPLが第4の閾値よりも小さいこと、またはRSRQが第2の閾値よりも大きく、かつPLが第4の閾値よりも小さいことのうちのいずれか1つを満たし得るとき、現在のチャネル品質は第1のチャネル品質であると考えられ得、または現在のチャネル品質が前述のシナリオを満たしていないとき、現在のチャネル品質は第2のチャネル品質であると考えられる。別の例として、第1のチャネル品質に含まれる条件が、RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、およびPLが第4の閾値よりも小さいことであり得る場合に、現在のチャネル品質に関連するパラメータが、第1のチャネル品質に含まれる条件のうちの1つを満たすならば、現在のチャネル品質は第1のチャネル品質であると考えられ得、または現在のチャネル品質に関連するパラメータが第1のチャネル品質に含まれる条件のうちのいずれか1つも満たしていないとき、現在のチャネル品質は第2のチャネル品質であると考えられ得る。したがって、本出願の本実施形態では、現在のチャネル品質に関連する一部のパラメータが第1のチャネル品質の条件のうちの1つ以上を満たす場合、現在のチャネル品質は第1のチャネル品質であると考えられ得、これにより、送信モードを選択する効率が改善され得、比較的良好なチャネル品質が測定誤差により比較的悪いチャネル品質として判定されるという問題が回避され得、リソースの浪費が回避され得る。
本出願の一部の実施形態では、データ送信の信頼性を改善するために、データ送信方法が提供される。本方法は、
チャネルのチャネル品質を取得するために、端末デバイスによってチャネルのダウンリンク信号を測定するステップであって、グラントフリーGFリソースは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成される、ステップ、およびチャネル品質が第1の閾値よりも大きい場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信するステップ、またはチャネル品質が第1の閾値よりも小さい場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信することをスキップするステップを含み得、その場合、端末デバイスは、チャネル品質が比較的悪いときに実行されるGF送信によって発生する信頼できない送信および待ち時間の増加の問題を回避するために、現在のチャネル品質と第1の閾値との比較関係に基づいて、データがGFリソースを使用して送信され得るかどうかを判定し得る。
一実施態様では、端末デバイスによって、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信することをスキップするステップは、
端末デバイスによって、グラントベースGB方式で第1のアップリンクデータを送信するか、またはチャネル品質が第1の閾値よりも大きくなった場合に、端末デバイスによって、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信するステップ
を含み得る。
チャネル品質が比較的悪い場合、端末デバイスは、GF送信を実行し得ないが、それでもGB方式で送信を実行し得る。これにより、端末デバイスがアップリンク送信経路を常に有することが保証される。
一実施態様では、チャネル品質は、チャネルの、ダウンリンク信号のRSRP、ダウンリンク信号のRSRQ、ダウンリンク信号のCINR、または経路損失である。
チャネル品質は、RSRP、RSRP、CINR、または経路損失を使用して測定され得る。
一実施態様では、チャネル品質がRSRP、RSRQ、またはCINRである場合、
チャネル品質が第1の閾値よりも大きいことは、RSRP、RSRQ、またはCINRが第1の閾値よりも大きいことを含み、
チャネル品質が第1の閾値よりも小さいことは、RSRP、RSRQ、またはCINRが第1の閾値よりも小さいことを含む。
チャネル品質がRSRP、RSRQ、またはCINRを使用して測定され、チャネル品質の測定値が第1の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、チャネル品質は比較的良好であると考え、GF送信を実行し得る。
一実施態様では、チャネル品質がチャネルの経路損失である場合、
チャネル品質が第1の閾値よりも大きいことは、経路損失が第1の閾値よりも小さいことを含み、
チャネル品質が第1の閾値よりも小さいことは、経路損失が第1の閾値よりも大きいことを含む。
チャネル品質が経路損失を使用して測定され、チャネル品質の測定値が第1の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、チャネル品質は比較的良好であると考え、GF送信を実行し得る。
一実施態様では、チャネル品質がダウンリンク信号のRSRPである場合、第1の閾値PR0,RSが、端末デバイスの最大送信電力PCMAX、ダウンリンク信号の各サブキャリアの送信電力PT,RS、および端末デバイスのためのGF構成情報に基づく計算によって取得される。
チャネル品質がRSRPを使用して測定される場合、端末デバイスは、PCMAX、PT,RS、およびGF構成情報に基づいて第1の閾値を決定し得る。
一実施態様では、端末デバイスのためのGF構成情報は、以下のパラメータのうちの1つ以上、すなわち、アップリンクターゲット受信電力PO、経路損失係数α、サブキャリア間隔インジケータμ、MCS構成、GFリソースサイズインジケータM、および動的電力制御TPCインジケータのうちの1つ以上を含む。
GF構成情報は、通常、送信電力を計算するために端末デバイスによって使用され、本出願では第1の閾値を決定するために使用される。
一実施態様では、第1の閾値PR0,RSが、端末デバイスの最大送信電力PR0,RS、ダウンリンク信号の各サブキャリアの送信電力PT,RS、および端末デバイスのためのGF構成情報に基づく計算によって取得されることは、
Figure 2022505296000011
、または
Figure 2022505296000012
を含む。
ここで、fは、動的電力制御TPCインジケータに関連し、Δは、MCS構成に関連し、delta_RSRPは、正の値である。
本実施形態は、端末デバイスによって第1の閾値を決定するための特定の方法を提供する。
一実施態様では、端末デバイスによって、チャネルのダウンリンク信号を測定する前に、本方法は、
ネットワークデバイスによって送信されたGF構成情報を端末デバイスによって受信するステップ
を含む。
第1の閾値を決定する前に、端末デバイスは、最初に、基地局によって送信されたGF構成情報を受信する必要があり、次に、GF構成情報を使用して第1の閾値を計算する。
一実施態様では、チャネル品質が第1の閾値に等しい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信し得る。
一実施態様では、チャネル品質が第1の閾値に等しい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信してはならない。
以下では、特定の適用シナリオを使用して、本出願で提供されるデータ送信方法についてより詳細に説明する。
現在の5G NR規格では、GF送信は、暗黙的なハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat reQuest、HARQ)方式で実行される。これにより、一部のシナリオでは、GF送信時に低い信頼性および高い待ち時間の問題が発生し得る。GF送信は通常、比較的高い信頼性および待ち時間の要求があるシナリオで使用される。これらの問題がユーザ体験に深刻な影響を及ぼすこととは明らかである。本出願は、前述の問題を効果的に回避するために、新しい送信方法を提供し、その結果、データ送信の信頼性を改善し、送信待ち時間を短縮する。
端末デバイスは、基地局によって構成されたGFリソースを受信する。GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信する前に、端末デバイスはチャネルを検出し、チャネル品質が第1の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信し得、またはチャネル品質が第1の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信してはならない。
端末デバイスがGFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信してはならないことは、具体的には、端末デバイスが、グラントベースの方式で第1のアップリンクデータを送信し得ること、または端末デバイスが、チャネル品質が改善した後に(例えば、チャネル品質が第1の閾値よりも大きくなったときに)、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信することを含み得る。
端末デバイスが、GF送信モードおよびGB送信モードの2つの送信モードから選択し得る場合、GF方式の暗黙的なHARQは、信頼できない送信および高い待ち時間をもたらし得るため、GF方式で送信を実行する前に、端末デバイスは、最初に、現在のチャネル品質がGF方式で送信を実行するための条件を満たすかどうかを判定する必要がある。現在のチャネル品質がこの条件を満たす場合、端末デバイスは、GF方式で送信を実行し得、または現在のチャネル品質がこの条件を満たしていない場合、端末デバイスは、GB方式で送信を実行するか、もしくはチャネル品質が改善した後にGF方式で送信を実行する。
チャネル品質が第1の閾値に等しい場合、処理は、前述の2つの処理方式のどちらで実行されてもよいことに特に留意されたい。一実施形態では、チャネル品質が第1の閾値以上である場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信し得、またはチャネル品質が第1の閾値よりも小さい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信してはならない。別の実施形態では、チャネル品質が第1の閾値よりも大きい場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信し得、またはチャネル品質が第1の閾値以下である場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して第1のアップリンクデータを送信してはならない。説明を簡単にするために、チャネル品質が第1の閾値に等しい状況は、以下の部分では特に説明されず、チャネル品質が第1の閾値よりも大きい状況と小さい状況の2つの状況のみが説明される。「等しい」および「よりも大きい」または「よりも小さい」は処理のための1つの状況として考えられ得ることが容易に理解される。
チャネル品質は、様々なパラメータを使用して測定され得、具体的には、以下のうちの1つ以上であり得る。
ダウンリンクRSRPを使用してのチャネル品質の測定:端末デバイスは、基地局のダウンリンク参照信号を検出することによってダウンリンクRSRPを取得し得、その場合、ダウンリンクRSRPは、PR,RSとして表される。PR,RS>RSRP_thrである場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信を実行し得、またはPR,RS<RSRP_thrである場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信を実行しない。RSRP_thrは、第1の閾値である。
ダウンリンクRSRQを使用してのチャネル品質の測定:端末デバイスは、基地局のダウンリンク参照信号を検出することによってダウンリンクRSRPを取得し、受信帯域幅全体の信号を検出することによってRSSIを取得して、ダウンリンクRSRPおよびRSSIに基づく計算によってRSRQを取得し得、その場合、RSRQ=N*RSRP/RSSIであり、RSRQは、RSRQRとして表される。ここで、Nは、測定帯域幅におけるサブキャリアの数である。RSRQR>RSRQ_thrである場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信を実行し得、またはRSRQR<RSRQ_thrである場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信を実行しない。RSRQ_thrは、第1の閾値である。
ダウンリンクRS-CINRを使用してのチャネル品質の測定:端末デバイスは、基地局のダウンリンク参照信号を検出することによってダウンリンクRSRPを取得し、受信帯域幅全体の信号を検出することによってRSSIを取得して、ダウンリンクRSRPおよびRSSIに基づく計算によってRS-CINRを取得し得、その場合、RS-CINR=N*RSRP/(RSSI-N*RSRP)であり、RS-CINRは、CINRRとして表される。CINRR>CINR_thrである場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信を実行し得、またはCINRR<CINR_thrである場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信を実行しない。CINR_thrは、第1の閾値である。本出願では、RS-CINRは、簡単にCINRと呼ばれる。
ダウンリンク経路損失を使用してのチャネル品質の測定:ダウンリンク参照信号の送信電力がPT,RS(基地局によって端末デバイスに通知される)であり、端末デバイスが、ダウンリンク参照信号に基づく測定によってダウンリンク参照信号の受信電力PR,RSをさらに取得し得ると想定すると、端末デバイスは、計算によってダウンリンク経路損失PL=PT,RS-PR,RSを取得する。PL<PL_thrである場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信を実行し得、またはPL>PL_thrである場合、端末デバイスは、GFリソースを使用して送信を実行しない。PL_thrは、第1の閾値である。
チャネル品質を測定するために使用される4つのパラメータのうち、RSRPは、端末デバイスによって測定により取得され、他の3つのパラメータは、測定に基づく計算によって取得される。RSRPを計算するには、ダウンリンク参照信号のみが測定される必要があるが、RSRQおよびRS-CINRを計算するには、ダウンリンク参照信号に加えて、チャネル全体の信号(ダウンリンク参照信号およびダウンリンクデータ信号などを含む)が測定される必要がある。通常、端末デバイスは、チャネル品質を取得するために信号を測定する。これらの信号は、まとめてダウンリンク信号と呼ばれる。チャネル品質を測定するために使用される異なるパラメータに関して、測定される必要がある特定のダウンリンク信号は異なり得る。例えば、RSRPを測定するには、ダウンリンク参照信号のみが測定される必要がある。
端末デバイスは、前述のパラメータのいずれか1つを使用してチャネル品質を測定し得るし、または別のパラメータを使用してチャネル品質を測定し得る。
端末デバイスは、代替的に、複数のパラメータを組み合わせることによってチャネル品質を測定し得る。例えば、PR0,RS>RSRP_thrまたはCINRR>CINR_thrである場合、端末デバイスは、チャネル品質が許容可能であると考え、GF方式で送信を実行し得る。PR0,RS<RSRP_thrかつCINRR>CINR_thrである場合、端末デバイスは、チャネル品質は比較的悪いと考え、GF方式でデータを送信してはならない。
以下では、チャネル品質がRSRPを使用して測定される例を使用して、RSRP_thrを具体的に決定する方法について説明する。
GF送信時、端末デバイスの送信電力PPUSCHは、一般的なPUSCHの電力決定規則:
(1)PUSCH=Min{PCMAX’ P0+10*1g(2μ*M)+a*PL+Δ+f}
に準拠する。
ここで、PCMAXは、端末デバイスの最大送信電力であり、Poは、ターゲット受信電力であり、aは、経路損失影響係数であり、Poおよびaの両方は、RRCシグナリングを使用して基地局によって構成される。μは、サブキャリア間隔インジケータであり、現在のアップリンク送信リソースによって使用されるヌメロロジに関連する。具体的には、現在のGFリソースのサブキャリア間隔は、2μ+15kHzであり、ただし、μ=0,1,2,3,4,…であり、μの値は、基地局によって構成される。Mは、アップリンク送信リソースサイズ、例えば、基地局によって構成されたアップリンク送信リソースのRBの数である。Δは、アップリンク送信のためのMCSに関連し、MCSも、基地局によって構成される。fは、動的電力制御パラメータであり、DCIを使用して基地局によって構成される。PLは、ダウンリンク参照信号に基づく測定により端末デバイスによって取得されるダウンリンク経路損失であり、ダウンリンク参照信号は、例えば、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block、SSB)またはチャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI-RS)である。具体的には、端末デバイスが、基地局によって通知された、ダウンリンク参照信号の送信電力PT,RSを取得し得、端末デバイスが、ダウンリンク参照信号に基づく測定によりダウンリンク参照信号の受信電力PR0,RSをさらに取得し得る場合、端末デバイスは、計算によってダウンリンク経路損失PL=PT,RS-PR,RSを取得する。結論として、PLがダウンリンク参照信号を測定することにより端末デバイスによって取得されることを除いて、前述の電力計算式の他のパラメータは、基地局の構成に基づいて決定される。
基地局からの現在のGF構成が決定される場合、前述の式のP0、a、μ、M、およびfは変更されないままである。この場合、ある瞬間に前述の式による計算によって取得される端末デバイスの送信電力が、PCMAXに達する、すなわち、PPUSCH=PCMAXになるまで、端末デバイスが基地局から離れる方向に端末デバイスが移動したと想定すると、この場合のダウンリンク経路損失PL0は、
(2)
Figure 2022505296000013
である。
ダウンリンク参照信号の各サブキャリアの送信電力がPT,RSであると想定すると、この場合、端末デバイスのダウンリンク参照信号の受信電力(すなわち、RSRP)は、PR0,RSである。詳細は以下の通りである。
(3)
Figure 2022505296000014
式(2)において、右の式のPCMAXを除くすべてのパラメータ情報が、基地局によって構成される。GFに関して、パラメータ情報は、GF構成情報と呼ばれ得る。したがって、第1の閾値を計算する前に、端末デバイスは、最初に、基地局によって送信されたGF構成情報を受信する必要がある。
RSRP_thrは、PR0,RSであり得る。詳細は以下の通りである。
(4)RSRP_thr=PR0,RS
式(4)の物理学的意味は、現在のGF構成において、RSRP<PR0,RSである場合、それは、式(1)による計算によって端末デバイスによって取得される送信電力が必ずPCMAXであることを意味することである。言い換えれば、端末デバイスの送信電力は、この場合、最大値に達しているが、それでも送信電力要求を満たし得ない。その結果、送信の失敗の確率が高くなり、送信の信頼性が低下する。これに基づいて、この場合、端末デバイスはGF送信を実行しない。PR,RS=PR0,RSは、臨界的な状況である。ダウンリンクRSRPが臨界値よりも小さくなると、端末デバイスは、GF送信を実行しなくなる。
穏当な観点から、RSRP_thは、代替的にPR0,RS+delta_RSRPであってもよい。詳細は以下の通りである。
(5)RSRP_thr=PR0,RS+delta_RSRP
ここで、delta_RSRPは、正の整数である。式(5)の物理学的意味は、ダウンリンクRSRPと臨界値PR0,RSとの差がdelta_RSRPになった瞬間から端末デバイスがGF送信を実行しなくなることである。これにより、シャドウフェージングなどによるチャネル品質の急激な低下によって発生する信頼できないアップリンク送信が効果的に回避され得る。
チャネル品質が、ダウンリンク経路損失を使用して測定される場合、経路損失閾値PL_thrは、式(2)のPL0 PL0またはPL0+delta_RSRPであり得る。
第1のアップリンクデータがGF方式で送信され得ることは、UEが必ず、第1のアップリンクデータをGF方式で送信する必要があることを意味しておらず、第1のアップリンクデータをGF方式とGB方式のどちらで送信するかをUEが要求に基づいて決定し得ることを意味することに特に留意されたい。特定の方式は、決定アルゴリズムを使用してUEのMAC層で決定され得る。第1のアップリンクデータがGF方式で送信され得ないことは、チャネル品質が再び第1の閾値よりも大きくなるまで、UEが第1のアップリンクデータをGB方式でしか送信し得ないことを意味する。もちろん、一定期間後にチャネル品質が改善し(第1の閾値よりも大きくなり)、この期間にGB方式での第1のアップリンクデータの送信が失敗した場合、それでも基地局は、第1のアップリンクデータをGF方式で送信することを選択し得る。
本出願で提供されるデータ送信方法は、すべての通信サービス、特に、特定の待ち時間および信頼性の要求を有するサービスに適用可能である。第1の閾値を計算するには計算オーバヘッドが必要とされるため、計算オーバヘッドを削減するために、妥協的な解決策が考えられ得、UEは、待ち時間および信頼性の要求を有するサービス(例えば、QCIに基づいて決定される)をホワイトリストに追加し、現在の送信データがホワイトリスト内のサービスに属する場合、端末デバイスは、GF方式が利用可能かどうかを判定するために前述の解決策を実行し、または現在の送信データがホワイトリスト内のサービスに属さない場合、端末デバイスは、前述の解決策を実行しない(すなわち、端末デバイスは、現在のチャネル品質を判定することなく常にGF送信を実行し得る)。
本出願は、GFメカニズムにおいて特殊なシナリオでHARQのACKが失敗するという問題に解決策を提供して、この問題によって発生する送信の信頼性の低下および待ち時間の増加を回避する。
以上は、本出願で提供される方法を詳細に説明しているが、以下では、本出願で提供される装置を説明する。
本出願は、最初に端末デバイスを提供する。図7を参照すると、端末デバイスは、
基地局によって構成されたグラントフリーGFリソースを取得するように構成されたトランシーバユニット701(具体的には1つ以上のトランシーバであり得る)と、
現在のチャネル品質を取得するように構成された処理ユニット702(具体的には1つ以上のプロセッサ)と
を含み得、トランシーバユニット701は、現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合に、GFリソースを使用して送信データを送信するか、もしくはGBリソースを使用して送信データを送信し、第1のチャネル品質は、第1の範囲内にある、ようにさらに構成され、または
トランシーバユニット701は、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、GFリソースを使用して送信データを送信することをスキップし、第2のチャネル品質は、第2の範囲内にある、ようにさらに構成され、第1のチャネル品質は、第2のチャネル品質よりも良好であり、第1の範囲は、第2の範囲とは異なる。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、
トランシーバユニット701は、トランシーバユニット701がGBリソースを使用して送信データを送信する前に、基地局によって構成されたGBリソースを受信するようにさらに構成される。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、現在のチャネル品質に関連するパラメータは、
チャネルの参照信号受信電力RSRP、参照信号受信品質RSRQ、参照信号キャリア対干渉および雑音比RS-CINR、または経路損失PLのうちの少なくとも1つを含む。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、
第1のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいこと、またはPLが第4の閾値よりも小さいことのうちの少なくとも1つを満たし、
第2のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、RSRPが第1の閾値よりも小さいこと、RSRQが第2の閾値よりも小さいこと、RS-CINRが第3の閾値よりも小さいこと、またはPLが第4の閾値よりも大きいことのうちの少なくとも1つを満たす。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRPを含む場合、第1の範囲は、RSRPが第1の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを含み、または
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、第1の範囲は、RSRQが第2の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RSRQが第2の閾値よりも小さいことを含み、または
現在のチャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、第1の範囲は、RS-CINRが第3の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲は、RS-CINRが第3の閾値よりも小さいことを含み、または
現在のチャネル品質に関連するパラメータがPLを含む場合、第1の範囲は、PLが第4の閾値よりも小さいことを含み、第2の範囲は、PLが第4の閾値よりも大きいことを含む。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、
現在のチャネル品質がRSRPを含む場合、第1のチャネル品質のRSRPは第1の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRSRPは第1の閾値よりも小さく、または
現在のチャネル品質がRSRQを含む場合、第1のチャネル品質のRSRQは第2の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRSRQは第2の閾値よりも小さく、または
現在のチャネル品質がRS-CINRを含む場合、第1のチャネル品質のRS-CINRは第3の閾値よりも大きく、第2のチャネル品質のRS-CINRは第3の閾値よりも小さく、または
現在のチャネル品質がPLを含む場合、第1のチャネル品質のPLは第4の閾値よりも小さく、第2のチャネル品質のPLは第4の閾値よりも大きい。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、
トランシーバユニット701は、基地局によって送信されたGF構成情報を受信するように特に構成され、
処理ユニット702は、第1の範囲および第2の範囲を決定するために、GF構成情報に基づいて計算を実行するようにさらに構成される。一実施態様では、処理ユニット702が、第1の範囲および第2の範囲を決定するために、GF構成情報に基づいて計算を実行するようにさらに構成されることは、処理ユニット702が、第1の閾値から第4の閾値のうちの1つ以上を決定するために、GF構成情報に基づいて計算を実行するようにさらに構成されることとして理解され得る(1つ以上の閾値が決定された後、第1の範囲および第2の範囲が実際に決定される)。第1の範囲および第2の範囲を決定する特定の実施態様では、1つ以上の閾値のみが決定され得、現在のチャネル品質が1つ以上の閾値と比較された後、現在のチャネル品質と閾値との関係が取得され得る、言い換えれば、現在のチャネル品質が第1の範囲(この範囲内のチャネル品質が第1のチャネル品質と呼ばれ得る)内と第2の範囲(この範囲内のチャネル品質が第2のチャネル品質と呼ばれ得る)内のどちらにあるかが判定されることに留意されたい。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、
第1の範囲が、RSRPが第1の閾値よりも大きいことを含み、第2の範囲が、RSRPが第1の閾値よりも小さいことを含む場合、処理ユニット702は、第1の閾値を取得するために、端末デバイスの最大送信電力PCMAX、ダウンリンク信号の参照送信電力PT,RS、およびGF構成情報に基づいて第1の事前設定された式に従って計算を実行するように特に構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、第1の事前設定された式は、
Figure 2022505296000015
を含み、ただし、
RSRP_thrは第1の閾値であり、Poはダウンリンク信号の受信電力であり、aは経路損失影響係数であり、μはサブキャリア間隔インジケータであり、Mはアップリンク送信リソースサイズであり、Δは事前設定されたパラメータであり、fは動的電力制御パラメータであり、delta_RSRPは事前設定されたパラメータであり、delta_RSRP>=0である。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、
処理ユニット702は、RSRPの値を取得するために、トランシーバユニットを使用してダウンリンク信号を測定するように特に構成される。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがRSRQを含む場合、処理ユニット702は、
RSRPの値を取得するために、トランシーバユニットを使用してダウンリンク信号を測定し、
参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、トランシーバユニットを使用して受信帯域幅の信号を検出し、
RSRQの値を取得するために、RSRPの値およびRSSIの値に基づいて第2の事前設定された式に従って計算を実行し、第2の事前設定された式は、RSRQ=N*RSRP/RSSIを含み、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数である、
ように特に構成される。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがRS-CINRを含む場合、処理ユニット702は、
RSRPの値を取得するために、トランシーバユニットを使用してダウンリンク信号を測定し、
参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、トランシーバユニットを使用して受信帯域幅の信号を検出し、
RSRQの値を取得するために、RSRPおよびRSSIに基づいて第3の事前設定された式に従って計算を実行し、第3の事前設定された式は、RS-CINR=N*RSRP/(RSSI-N*RSRP)を含み、Nは、受信帯域幅におけるサブキャリアの数である、
ように特に構成される。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、チャネル品質に関連するパラメータがPLを含む場合、処理ユニット702は、
ダウンリンク信号の参照送信信号電力PT,RSの値を取得し、ダウンリンク信号の受信電力PR,RSの値を取得し、PLの値を取得するために、PT,RSおよびPR,RSに基づいて第4の事前設定された式に従って計算を実行し、第4の事前設定された式は、PL=PT,RS-PR,RSを含む、ように特に構成される。
本出願の一部の可能な実施態様において、一実施態様では、
トランシーバユニット701は、現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、グラントベースGBリソースを使用して送信データを送信するようにさらに構成される。
本出願の任意選択の実施態様では、
処理ユニット702は、端末デバイスが現在のチャネル品質を取得する前に、送信データに対応するサービスを取得するようにさらに構成され、および
トランシーバユニット702は、処理ユニット702がサービスが事前設定されたリスト内にないと判定した場合に、GFリソースを使用して送信データを送信するようにさらに構成され、または
処理ユニット702は、処理ユニット702がターゲットサービスが事前設定されたリスト内にあると判定した場合に、現在のチャネル品質を取得するステップを実行するようにさらに構成される。
図8に示されているように、本出願の実施形態は、別の端末デバイスをさらに提供する。説明を簡単にするために、本出願の本実施形態に関連する部分のみが説明される。開示されていない特定の技術的詳細については、本出願の実施形態における方法の部分を参照されたい。端末デバイスは、携帯電話、タブレットコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、POS(Point of Sales、販売時点情報管理)、または車載コンピュータなどを含む任意の端末デバイスであり得る。例えば、端末デバイスは携帯電話である。
図8は、本出願の実施形態による本出願の任意の方法の実施形態を実行し得る端末デバイス(例えば、携帯電話)の部分構造のブロック図である。図8を参照すると、携帯電話は、無線周波数(Radio Frequency、RF)回路810、メモリ820、入力ユニット830、表示ユニット840、センサ850、音声回路860、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、WiFi)モジュール870、プロセッサ880、および電源890などのコンポーネントを含む。当業者は、図8に示されている携帯電話の構造が、携帯電話に対する制限を構成するものではなく、携帯電話は、図に示されているものよりも多いもしくは少ないコンポーネントを含み得るし、またはいくつかのコンポーネントを組み合わせ得るし、または異なるコンポーネントの配置を有し得ることを理解し得る。
以下では、図8を参照して携帯電話の構成要素について詳細に説明する。
RF回路810は、情報受信/送信プロセスまたは通話プロセスで信号を受信および送信するように構成され得る。特に、基地局からダウンリンク情報を受信した後、RF回路810は、処理のためにダウンリンク情報をプロセッサ880に送信する。さらに、RF回路810は、予定されたアップリンクデータを基地局に送信する。通常、RF回路810は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier、LNA)、およびデュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。さらに、RF回路810は、ワイヤレス通信によってネットワークおよび別のデバイスとさらに通信し得る。ワイヤレス通信には、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メール、およびショートメッセージサービス(Short Messaging Service、SMS)などを含むが、これらに限定されない任意の通信規格またはプロトコルが使用され得る。
メモリ820は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成され得る。プロセッサ880は、メモリ820に記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することによって、携帯電話の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行する。メモリ820は、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を主に含み得る。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、および少なくとも1つの機能(音響再生機能または画像再生機能など)によって必要とされるアプリケーションプログラムなどを記憶し得る。データ記憶領域は、携帯電話の使用などに基づいて生成されるデータ(音声データまたは電話帳など)を記憶し得る。さらに、メモリ820は、高速ランダムアクセスメモリを含んでいてもよいし、または少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイスなどの不揮発性メモリ、フラッシュメモリデバイス、または別の揮発性固体記憶デバイスを含んでいてもよい。
入力ユニット830は、入力された数字または文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成するように構成され得る。具体的には、入力ユニット830は、タッチパネル831および他の入力デバイス832を含み得る。タッチ画面とも呼ばれるタッチパネル831は、ユーザによってタッチパネル831上でまたはその近くで実行されるタッチ操作(例えば、指またはスタイラスなどの任意の適切な物体または付属品を使用してユーザによってタッチパネル831上でまたはタッチパネル831の近くで実行される操作)を収集し、事前設定されたプログラムに基づいて対応する接続装置を駆動し得る。任意選択で、タッチパネル831は、2つの部分、すなわち、タッチ検出装置およびタッチコントローラを含み得る。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向を検出し、タッチ操作によって生成された信号を検出し、この信号をタッチコントローラに転送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報を接触座標に変換し、次に接触座標をプロセッサ880に送信する。タッチコントローラは、プロセッサ880によって送信されたコマンドを受信して実行し得る。さらに、タッチパネル831は、抵抗型、容量型、赤外線型、および表面弾性波型など、複数のタイプで実施され得る。入力ユニット830は、タッチパネル831に加えて、他の入力デバイス832を含み得る。具体的には、他の入力デバイス832は、物理キーボード、ファンクションキー(例えば、音量制御キーまたはオン/オフキー)、トラックボール、マウス、およびジョイスティックなどのうちの1つ以上を含み得るが、これに限定されない。
表示ユニット840は、ユーザによって入力される情報またはユーザに提供される情報および携帯電話の様々なメニューを表示するように構成され得る。表示ユニット840は、表示パネル841を含み得る。任意選択で、表示パネル841は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)または有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で構成され得る。さらに、タッチパネル831は、表示パネル841を覆い得る。タッチパネル831上またはその近くでのタッチ操作を検出した後、タッチパネル831は、タッチイベントのタイプを判定するためにタッチ操作に関する情報をプロセッサ880に送信する。その後、プロセッサ880は、タッチイベントのタイプに基づいて対応する視覚出力を表示パネル841に提供する。タッチパネル831および表示パネル841は、図8では、携帯電話の入力および入力機能を実施するために2つの独立した部分として使用されているが、一部の実施形態では、タッチパネル831および表示パネル841は、携帯電話の入力および出力機能を実施するために統合されてもよい。
携帯電話は、少なくとも1つのセンサ850、例えば光センサ、モーションセンサ、および別のセンサをさらに含み得る。具体的には、光センサは、周囲光センサおよび近接センサを含み得る。周囲光センサは、周囲光の明るさに基づいて表示パネル841の輝度を調整し得る。近接センサは、携帯電話が耳に移動したときに表示パネル841および/またはバックライトをオフにし得る。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、全方向(通常は3軸)の加速度の値を検出し得、携帯電話が静止しているときの重力の値および方向を検出し得る。加速度計センサは、携帯電話の姿勢を識別するためのアプリケーション(横向きモードと縦向きモードとの切り替え、関連するゲーム、もしくは磁力計の姿勢較正など)、または振動識別に関連する機能(歩数計またはノックなど)などに適用され得る。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、または赤外線センサなどの別のセンサが、携帯電話にさらに構成されてもよい。ここでは詳細は説明されない。
音声回路860、スピーカ861、およびマイクロフォン862は、ユーザと携帯電話との間の音声インターフェースを提供し得る。音声回路860は、受信された音声データを電気信号に変換し、次に電気信号をスピーカ861に送信し得、スピーカ861は、出力のために電気信号を音響信号に変換する。さらに、マイクロフォン862は、収集された音響信号を電気信号に変換する。音声回路860は、電気信号を受信し、電気信号を音声データに変換し、次に、処理のために音声データをプロセッサ880に出力して、RF回路810を介して音声データを例えば別の携帯電話に送信するか、またはさらなる処理のために音声データをメモリ820に出力する。
Wi-Fiは、短距離ワイヤレス送信技術である。携帯電話は、Wi-Fiモジュール870を使用して、ユーザが電子メールを受信および送信し、ウェブページを閲覧し、ストリーミングメディアにアクセスすることなどを助け得る。Wi-Fiモジュール870は、ユーザにワイヤレスブロードバンドインターネットアクセスを提供する。図8は、Wi-Fiモジュール870を示しているが、Wi-Fiモジュール870は、携帯電話の必須のコンポーネントではなく、本出願の本質を変えることなく、要求に基づいて省略され得ることが理解され得る。
プロセッサ880は、携帯電話の制御センタであり、様々なインターフェースおよび配線を使用して携帯電話全体のすべての部分に接続され、携帯電話の全体的な監視を実行するために、メモリ820に記憶されているソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを動作させるまたは実行することによって、またメモリ820に記憶されているデータを呼び出すことによって、携帯電話の様々な機能およびデータ処理を実行する。任意選択で、プロセッサ880は、1つ以上の処理ユニットを含み得る。好ましくは、アプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサは、プロセッサ880に統合され得る。アプリケーションプロセッサは、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース、およびアプリケーションプログラムなどを主に処理する。モデムプロセッサは、ワイヤレス通信を主に処理する。モデムプロセッサはプロセッサ880に統合されていなくてもよいことを理解されたい。
1つ以上のプロセッサ880が存在し得、より多くのプロセッサは2つ以上のプロセッサであることを理解されたい。これは、具体的には、実際の用途に基づいて調整され得、ここでは限定されない。1つ以上のメモリ820が存在し得、より多くのメモリは、2つ以上のメモリである。これは、具体的には、実際の用途に基づいて調整され得、ここでは限定されない。
携帯電話は、すべての部分に電力を供給する電源890(例えば、バッテリ)をさらに含む。好ましくは、電源は、電力管理システムを使用して充電管理、放電管理、および消費電力管理などの機能を実施するために、電力管理システムを使用してプロセッサ880に論理的に接続され得る。
図示されていないが、携帯電話は、カメラおよびブルートゥースモジュールなどをさらに含み得る。ここでは詳細は説明されない。
一部の実施形態では、端末デバイスに含まれるプロセッサ880は、図2から図6の端末デバイスによって実行されるステップを実行するように構成され得る。
さらに、例えば、端末デバイスに搭載され得るシステムは、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Microsoft(登録商標)、Linux(登録商標)、または別のオペレーティングシステムなどを含み得る。これは、本出願の本実施形態では限定されない。
Android(登録商標)オペレーティングシステムを搭載した端末デバイス100が、例として使用される。図9に示されているように、端末デバイス100は、ハードウェア層21、オペレーティングシステム161、およびアプリケーション層31に論理的に分割され得る。ハードウェア層21は、アプリケーションプロセッサ101、マイクロコントローラユニット103、モデム107、Wi-Fiモジュール111、センサ114、および測位モジュール150などのハードウェアリソースを含む。アプリケーション層31は、1つ以上のアプリケーションプログラム、例えばアプリケーションプログラム163を含む。アプリケーションプログラム163は、ソーシャルアプリケーション、電子商取引アプリケーション、またはブラウザなどの任意のタイプのアプリケーションプログラムであり得る。オペレーティングシステム161は、ハードウェア層21とアプリケーション層31との間のソフトウェアミドルウェアとして使用され、ハードウェアおよびソフトウェアリソースを管理および制御するためのコンピュータプログラムである。
一実施形態では、オペレーティングシステム161は、カーネル23、ハードウェア抽象化層(hardware abstraction layer、HAL)25、ライブラリおよびランタイム(libraries and runtime)27、ならびにフレームワーク(framework)29を含む。カーネル23は、基礎的なシステムコンポーネントおよびサービス、例えば電力管理、メモリ管理、スレッド管理、またはハードウェアドライバを提供するように構成される。ハードウェアドライバは、Wi-Fiドライバ、センサドライバ、または測位モジュールドライバなどを含む。ハードウェア抽象化層25は、カーネルドライバをカプセル化し、フレームワーク29にインターフェースを提供し、下位層の実装の詳細を保護する。ハードウェア抽象化層25は、ユーザスペースで実行され、カーネルドライバは、カーネルスペースで実行される。
ライブラリおよびランタイム27は、ランタイムライブラリとも呼ばれ、実行時に、必要なライブラリファイルおよび実行環境を実行可能プログラムに提供する。ライブラリおよびランタイム27は、アンドロイドランタイム(Android Runtime、ART)271およびライブラリ273などを含む。ART271は、アプリケーションプログラムのバイトコードをマシンコードに変換し得る仮想マシンまたは仮想マシンインスタンスである。ライブラリ273は、実行時に実行可能プログラムにサポートを提供するプログラムライブラリであり、ブラウザエンジン(例えば、Webkit)、スクリプト実行エンジン(例えば、JavaScriptエンジン)、およびグラフィック処理エンジンなどを含む。
フレームワーク29は、アプリケーション層31のアプリケーションプログラムに、ウィンドウ管理および位置管理などの様々な基本的な共通コンポーネントおよびサービスを提供するように構成される。フレームワーク29は、電話マネージャ291、リソースマネージャ293、および位置マネージャ295などを含み得る。
上で説明されたオペレーティングシステム161内のコンポーネントのすべての機能は、メモリ105に記憶されたプログラムを実行することにより、アプリケーションプロセッサ101によって実施され得る。
当業者は、端末デバイス100が、図9に示されているものよりも少ないまたは多いコンポーネントを含み得ることを理解し得る。図9に示されている端末デバイスは、本出願の実施形態で開示されている複数の実施態様により関連するコンポーネントを含むに過ぎない。
本出願は、別の端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスは、
1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、およびトランシーバを含む。
トランシーバは、データを受信および送信するように構成される。
メモリは、命令を記憶するように構成される。
1つ以上のプロセッサは、図2から図6の前述の実施形態のいずれか1つの方法を実行するために、1つ以上のメモリ内の命令を実行するように構成される。
一実施態様では、トランシーバは、
送信機および受信機を含む。
受信機は、ネットワークデバイスによって送信される、図2から図6の前述の実施形態のいずれか1つにおける任意のダウンリンク信号およびGF構成情報を受信するように構成される。
送信機は、図2から図6の前述の実施形態のいずれか1つにおける任意の送信データ、すなわちアップリンクデータを送信するように構成される。
より具体的には、本出願の実施形態は、別の端末デバイスをさらに提供する。端末デバイスは、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおける端末デバイスの動作を実施する機能を有する。この機能は、ハードウェアによって実施され得るし、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、この機能のサブ機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。任意選択で、端末デバイスは、ユーザ機器であってもよい。
本出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおける端末デバイスに関連する方法の手順が実施される。具体的には、コンピュータは、前述の端末デバイスであり得る。
本出願の実施形態は、コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおける端末デバイスに関連する方法の手順を実施することが可能である。具体的には、コンピュータは、前述の端末デバイスであり得る。
本出願の実施形態は、処理モジュールと通信インターフェースとを含むチップをさらに提供する。処理モジュールは、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおける端末デバイスに関連する方法の手順を実行し得る。チップは、記憶モジュール(例えば、メモリ)をさらに含み得る。記憶モジュールは、命令を記憶するように構成され、処理モジュールは、記憶モジュールに記憶された命令を実行するように構成され、記憶モジュールに記憶された命令の実行により、処理モジュールは、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおける端末デバイスに関連する方法の手順を実行することが可能である。
本出願の本実施形態の端末デバイスは、図10に示されているUE1000であり得る。
図10を参照すると、UE1000、プロセッサ1001、メモリ1002、トランシーバ1003、およびバス1004を含む。プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003は、バス1004を使用して相互接続される。バス1004は、PCIバスまたはEISAバスなどであり得る。バス1004は、アドレスバス、データバス、および制御バスなどに分類され得る。表現を簡単にするために、図10ではバス1004を表すために1本の太線のみが使用されているが、これは、1つのバスしかないことまたは1つのタイプのバスしかないことを意味していない。
本出願の本実施形態では、1つ以上のプロセッサが存在し得ることを理解されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。これは、ここでの説明のための単なる例であり、限定されない。本出願の本実施形態には、1つ以上のメモリが存在し得る。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。これは、ここでの説明のための単なる例であり、限定されない。
本出願の実施形態は、不揮発性記憶媒体をさらに提供する。不揮発性記憶媒体は、1つ以上のプログラムコードを記憶する。UE1000内のプロセッサ1001がプログラムコードを実行するとき、UE1000は、本出願の図2から図6の方法の実施形態のいずれか1つにおいてUEによって実行される関連する方法のステップを実行する。
本発明の本実施形態で提供されるUE1000のモジュールの詳細な説明、および本発明の任意の方法の実施形態においてUEによって実行される関連する方法のステップをモジュールが実行した後にもたらされる技術的効果については、本出願の図2から図6の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
さらに、本出願の本実施形態では、UEに対応する基地局の構造は、図11に示されている基地局1100であり得る。
図11を参照すると、基地局1100、プロセッサ1101、メモリ1102、トランシーバ1103、およびバス1104を含む。プロセッサ1101、メモリ1102、およびトランシーバ1103は、バス1104を使用して相互接続される。バス1104は、周辺コンポーネント相互接続(英語:Peripheral Component Interconnect、略してPCI)バスまたは拡張業界標準アーキテクチャ(英語:Extended Industry Standard Architecture、略してEISA)バスなどであり得る。バス1104は、アドレスバス、データバス、および制御バスなどに分類され得る。表現を簡単にするために、図11ではバス1104を表すために1本の太線のみが使用されているが、これは、1つのバスしかないことまたは1つのタイプのバスしかないことを意味していない。
本出願の本実施形態では、1つ以上のプロセッサまたはメモリが存在し得ることを理解されたい。これは、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて調整され得る。これは、ここでの説明のための単なる例であり、限定されない。
本出願の実施形態は、不揮発性記憶媒体をさらに提供する。不揮発性記憶媒体は、1つ以上のプログラムコードを記憶する。基地局1100内のプロセッサ1101がプログラムコードを実行するとき、基地局1100は、本出願の図2から図6の方法の実施形態のいずれか1つにおいて基地局によって実行される関連する方法のステップを実行する。
本出願の本実施形態で提供される基地局1100は、本発明の任意の方法の実施形態において基地局によって実行される関連する方法のステップを実行し得る。基地局1100内のモジュールまたはユニットの詳細な説明、および本発明の任意の方法の実施形態において基地局によって実行される関連する方法のステップをモジュールまたはユニットが実行した後にもたらされる技術的効果については、本出願の図2から図6の実施形態の関連する説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
本出願の実施形態で言及されたプロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってもよいし、または別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、またはプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
本出願の実施形態で言及されたメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであってもよいし、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含んでよいことをさらに理解されたい。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であり得、外部キャッシュとして使用される。限定的な説明ではなく一例では、多くの形態のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブル・データ・レート・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンク・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバス・ランダム・アクセス・メモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が使用され得る。
本明細書で説明されたメモリは、これらのメモリおよび別の適切なタイプの任意のメモリを含むが、これらに限定されないことを意図されていることに留意されたい。
本明細書における第1、第2、および様々な数値は、説明を簡単にするための区別のためのものに過ぎず、本出願の範囲を限定することを意図されていないことをさらに理解されたい。
前述のプロセスの連続番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことを理解されたい。一部または全部のステップは同時にまたは順番に実行され得る。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実施プロセスに対する制限として解釈されるべきではない。
当業者は、本明細書に開示されている実施形態を参照して説明された例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施され得ることを認識し得る。機能がハードウェアとソフトウェアのどちらによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、説明された機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、その実施が本出願の範囲を超えると考えられるべきでない。
簡便な説明のために、前述の説明されたシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照し得ることが、当業者によって明確に理解され得る。ここでは詳細は再度説明されない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法が別の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、前述の説明された装置の実施形態は、単なる例である。例えば、ユニットへの分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、実際の実施態様では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに組み合わされてもよい、もしくは統合されてもよいし、またはいくつかの機能は無視されてもよい、もしくは実行されなくてもよい。さらに、提示されたまたは述べられた相互結合または直接的な結合もしくは通信接続は、いくつかのインターフェースを使用して実施されてもよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子的な、機械的な、または別の形態で実施されてもよい。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして提示された部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、また、1つの位置に配置されてもよいし、または複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要求に基づいて選択されてもよい。
さらに、本出願の実施形態の機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、または各ユニットは、物理的に単独で存在してもよいし、または2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態における方法のステップの全部または一部を実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、または端末デバイスなどであり得る)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶し得る任意の媒体を含む。
本出願の方法の実施形態間の関連する部分については、互いに参照が行われ得る。各装置の実施形態で提供される装置は、対応する方法の実施形態で提供される方法を実行するように構成される。したがって、各装置の実施形態は、関連する方法の実施形態の関連する部分を参照して理解され得る。
本出願の装置の実施形態で提供される装置の構造図は、対応する装置の簡略化された設計を示しているに過ぎない。実際の用途では、装置は、本出願の装置の実施形態の装置によって実行される機能または動作を実施するために、任意の数の送信機、受信機、プロセッサ、およびメモリなどを含み得、本出願を実施し得るあらゆる装置は、本出願の保護範囲内にある。
本出願の実施形態で提供されるメッセージ/フレーム/指示情報、モジュール、またはユニットなどの名前は単なる例であり、メッセージ/フレーム/指示情報、モジュール、またはユニットなどが同じ機能を有するならば、他の名前が使用されてもよい。
本出願の実施形態で使用されている用語は、特定の実施形態を示すためのものに過ぎず、本発明を限定することを意図されていない。また、本出願の実施形態および実施形態で使用されている単数形の「a」、「the」、および「the」の語は、文脈上別段の明記がない限り、複数形を含むことを意図されている。本明細書で使用されている「および/または」の語は、1つ以上の関連する列挙された項目のありとあらゆる可能な組み合わせを示し、また含むことをさらに理解されたい。さらに、本明細書における記号「/」は、通常、関連する対象間の「または」関係を示す。
文脈に応じて、例えば、ここで使用されている「~の場合」または「~の場合」という単語は、「~のとき」もしくは「~のとき」または「判定に応答して」もしくは「検出に応答して」として説明され得る。同様に、文脈に応じて、「判定した場合」または「検出した場合(述べられた状態または事象を)」という句は、「判定したとき」もしくは「判定に応答して」または「検出したとき(述べられた状態もしくは事象を)」もしくは「検出(述べられた状態もしくは事象の)に応答して」として説明され得る。
当業者は、前述の実施形態における方法のステップの全部または一部が、関連するハードウェアに命令するプログラムによって実施され得ることを理解し得る。プログラムは、デバイスの可読記憶媒体に記憶され得る。プログラムが実行されるときに、ステップの全部または一部が含まれる。記憶媒体は、フラッシュまたはEEPROMなどを含む。
前述の特定の実施態様では、本発明の目的、技術的解決策、および有益な効果が詳細にさらに説明されている。異なる実施形態が組み合わされ得ることを理解されたい。前述の説明は、本出願の特定の実施態様に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図されていない。本発明の精神および原理から逸脱することなくなされる任意の組み合わせ、修正、同等の置換、または改良などは、本発明の保護範囲内にあるものとする。
21 ハードウェア層
23 カーネル
25 ハードウェア抽象化層
27 ライブラリおよびランタイム
29 フレームワーク
31 アプリケーション層
100 端末デバイス
101 アプリケーションプロセッサ
103 マイクロコントローラユニット
105 メモリ
107 モデム
111 Wi-Fiモジュール
114 センサ
150 測位モジュール
161 オペレーティングシステム
163 アプリケーションプログラム
271 アンドロイドランタイム
273 ライブラリ
291 電話マネージャ
293 リソースマネージャ
295 位置マネージャ
701 トランシーバユニット
702 処理ユニット
810 RF回路
820 メモリ
830 入力ユニット
831 タッチパネル
832 他の入力デバイス
840 表示ユニット
841 表示パネル
850 センサ
860 音声回路
861 スピーカ
862 マイクロフォン
870 Wi-Fiモジュール
880 プロセッサ
890 電源
1000 UE
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 トランシーバ
1004 バス
1100 基地局
1101 プロセッサ
1102 メモリ
1103 トランシーバ
1104 バス

Claims (36)

  1. データ送信方法であって、
    基地局によって構成されたグラントフリーGFリソースを端末デバイスによって取得するステップ、
    前記端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得するステップ、および
    前記現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合に、前記端末デバイスによって、前記GFリソースを使用して送信データを送信するか、もしくは前記端末デバイスによって、GBリソースを使用して前記送信データを送信するステップであって、前記第1のチャネル品質は、第1の範囲内にある、ステップ、または
    前記現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、前記端末デバイスによって、前記GFリソースを使用して前記送信データを送信することをスキップするステップであって、前記第2のチャネル品質は、第2の範囲内にある、ステップ
    を含み、前記第1のチャネル品質は、前記第2のチャネル品質よりも良好であり、前記第1の範囲は、前記第2の範囲とは異なる、データ送信方法。
  2. 前記端末デバイスによって、前記GBリソースを使用して前記送信データを送信する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記基地局によって構成された前記GBリソースを前記端末デバイスによって受信するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載のデータ送信方法。
  3. 前記現在のチャネル品質に関連するパラメータは、
    前記チャネルの参照信号受信電力RSRP、参照信号受信品質RSRQ、参照信号キャリア対干渉および雑音比RS-CINR、または経路損失PLのうちの少なくとも1つ
    を含む、請求項1または2に記載のデータ送信方法。
  4. 前記第1のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、前記RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、前記RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、前記RS-CINRが第3の閾値よりも大きいこと、または前記PLが第4の閾値よりも小さいことのうちの少なくとも1つを満たし、
    前記第2のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、前記RSRPが前記第1の閾値よりも小さいこと、前記RSRQが前記第2の閾値よりも小さいこと、前記RS-CINRが前記第3の閾値よりも小さいこと、または前記PLが前記第4の閾値よりも大きいことのうちの少なくとも1つを満たす、
    請求項3に記載のデータ送信方法。
  5. 前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRPを含む場合、前記第1の範囲は、前記RSRPが前記第1の閾値よりも大きいことを含み、前記第2の範囲は、前記RSRPが前記第1の閾値よりも小さいことを含み、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRQを含む場合、前記第1の範囲は、前記RSRQが前記第2の閾値よりも大きいことを含み、前記第2の範囲は、前記RSRQが前記第2の閾値よりも小さいことを含み、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RS-CINRを含む場合、前記第1の範囲は、前記RS-CINRが前記第3の閾値よりも大きいことを含み、前記第2の範囲は、前記RS-CINRが前記第3の閾値よりも小さいことを含み、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記PLを含む場合、前記第1の範囲は、前記PLが前記第4の閾値よりも小さいことを含み、前記第2の範囲は、前記PLが前記第4の閾値よりも大きいことを含む、
    請求項4に記載のデータ送信方法。
  6. 前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRPを含む場合、前記第1のチャネル品質のRSRPは前記第1の閾値よりも大きく、前記第2のチャネル品質のRSRPは前記第1の閾値よりも小さく、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRQを含む場合、前記第1のチャネル品質のRSRQは前記第2の閾値よりも大きく、前記第2のチャネル品質のRSRQは前記第2の閾値よりも小さく、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RS-CINRを含む場合、前記第1のチャネル品質のRS-CINRは前記第3の閾値よりも大きく、前記第2のチャネル品質のRS-CINRは前記第3の閾値よりも小さく、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記PLを含む場合、前記第1のチャネル品質のPLは前記第4の閾値よりも小さく、前記第2のチャネル品質のPLは前記第4の閾値よりも大きい、
    請求項4に記載のデータ送信方法。
  7. 基地局によって構成されたグラントフリーGFリソースをユーザ機器端末デバイスによって取得する前記ステップは、前記基地局によって送信されたGF構成情報を前記端末デバイスによって受信するステップを含み、
    前記方法は、前記第1の範囲および前記第2の範囲を決定するために、前記端末デバイスによって前記GF構成情報に基づいて計算を実行するステップをさらに含む、
    請求項4から6のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  8. 前記第1の範囲が、前記RSRPが前記第1の閾値よりも大きいことを含み、前記第2の範囲が、前記RSRPが前記第1の閾値よりも小さいことを含む場合、前記第1の範囲および前記第2の範囲を決定するために、前記端末デバイスによって前記GF構成情報に基づいて計算を実行する前記ステップは、
    前記第1の閾値を取得するために、前記端末デバイスによって、前記端末デバイスの最大送信電力PCMAX、ダウンリンク信号の参照送信電力PT,RS、および前記GF構成情報に基づいて第1の事前設定された式に従って計算を実行するステップ
    を含む、請求項7に記載のデータ送信方法。
  9. 前記第1の事前設定された式は、
    Figure 2022505296000016
    を含み、ただし、
    RSRP_thrは前記第1の閾値であり、Poは前記ダウンリンク信号の受信電力であり、aは経路損失影響係数であり、μはサブキャリア間隔インジケータであり、Mはアップリンク送信リソースサイズであり、Δは事前設定されたパラメータであり、fは動的電力制御パラメータであり、delta_RSRPは事前設定されたパラメータであり、delta_RSRP>=0である、請求項8に記載のデータ送信方法。
  10. 前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRPを含む場合、前記端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得する前記ステップは、
    前記RSRPの値を取得するために、前記端末デバイスによって前記ダウンリンク信号を測定するステップ
    を含む、請求項2から9のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  11. 前記チャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRQを含む場合、前記端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得する前記ステップは、
    前記RSRPの前記値を取得するために、前記端末デバイスによって前記ダウンリンク信号を測定するステップと、
    参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、前記端末デバイスによって受信帯域幅の信号を検出するステップと、
    前記RSRQの値を取得するために、前記端末デバイスによって、前記RSRPの前記値および前記RSSIの前記値に基づいて第2の事前設定された式に従って計算を実行するステップであって、前記第2の事前設定された式は、RSRQ=N*RSRP/RSSIを含み、Nは、前記受信帯域幅におけるサブキャリアの数である、ステップと
    を含む、請求項2から10のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  12. 前記チャネル品質に関連する前記パラメータが前記RS-CINRを含む場合、前記端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得する前記ステップは、
    前記RSRPの前記値を取得するために、前記端末デバイスによって前記ダウンリンク信号を測定するステップと、
    前記参照信号強度インジケータRSSIの前記値を取得するために、前記端末デバイスによって前記受信帯域幅の前記信号を検出するステップと、
    前記RSRQの前記値を取得するために、前記端末デバイスによって、前記RSRPおよび前記RSSIに基づいて第3の事前設定された式に従って計算を実行するステップであって、前記第3の事前設定された式は、RS-CINR=N*RSRP/(RSSI-N*RSRP)を含み、Nは、前記受信帯域幅における前記サブキャリアの数である、ステップと
    を含む、請求項2から11のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  13. 前記チャネル品質に関連する前記パラメータが前記PLを含む場合、前記端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得する前記ステップは、
    前記端末デバイスによって前記ダウンリンク信号の参照送信信号電力PT,RSの値を取得するステップと、
    前記端末デバイスによって前記ダウンリンク信号の受信電力PR,RSの値を測定するステップと、
    前記PLの値を取得するために、前記端末デバイスによって、PT,RSおよびPR,RSに基づいて第4の事前設定された式に従って計算を実行するステップであって、前記第4の事前設定された式は、PL=PT,RS-PR,RSを含む、ステップと
    を含む、請求項2から12のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  14. 前記方法は、
    前記現在のチャネル品質が前記第2のチャネル品質である場合に、前記端末デバイスによって、前記グラントベースGBリソースを使用して前記送信データを送信するステップ
    をさらに含む、請求項1から13のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  15. 前記端末デバイスによって現在のチャネル品質を取得する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記端末デバイスによって、前記ターゲットデータに対応するターゲットサービスを取得するステップ、および
    前記端末デバイスが、前記ターゲットサービスが事前設定されたリスト内にないと判定した場合に、前記端末デバイスによって、前記GFリソースを使用して前記ターゲットデータを送信するステップ、または
    前記端末デバイスが、前記ターゲットサービスが前記事前設定されたリスト内にあると判定した場合に、前記端末デバイスによって、現在のチャネル品質を取得する前記ステップを実行するステップ
    をさらに含む、請求項1から14のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  16. 端末デバイスであって、
    基地局によって構成されたグラントフリーGFリソースを取得するように構成されたトランシーバユニットと、
    現在のチャネル品質を取得するように構成された処理ユニットと
    を備え、前記トランシーバユニットは、前記現在のチャネル品質が第1のチャネル品質である場合に、前記GFリソースを使用して送信データを送信するか、もしくはグラントベースGBリソースを使用して前記送信データを送信し、前記第1のチャネル品質は、第1の範囲内にある、ようにさらに構成されており、または
    前記トランシーバユニットは、前記現在のチャネル品質が第2のチャネル品質である場合に、前記GFリソースを使用して前記送信データを送信することをスキップし、前記第2のチャネル品質は、第2の範囲内にある、ようにさらに構成されており、
    前記第1のチャネル品質は、前記第2のチャネル品質よりも良好であり、前記第1の範囲は、前記第2の範囲とは異なる、端末デバイス。
  17. 前記トランシーバユニットは、
    前記トランシーバユニットが前記GBリソースを使用して前記送信データを送信する前に、前記基地局によって構成された前記GBリソースを受信する
    ようにさらに構成されている、請求項16に記載の端末デバイス。
  18. 前記現在のチャネル品質に関連するパラメータは、
    前記チャネルの参照信号受信電力RSRP、参照信号受信品質RSRQ、参照信号キャリア対干渉および雑音比RS-CINR、または経路損失PLのうちの少なくとも1つ
    を含む、請求項16または17に記載の端末デバイス。
  19. 前記第1のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、前記RSRPが第1の閾値よりも大きいこと、前記RSRQが第2の閾値よりも大きいこと、前記RS-CINRが第3の閾値よりも大きいこと、または前記PLが第4の閾値よりも小さいことのうちの少なくとも1つを満たし、
    前記第2のチャネル品質は、以下のうちの少なくとも1つ、すなわち、前記RSRPが前記第1の閾値よりも小さいこと、前記RSRQが前記第2の閾値よりも小さいこと、前記RS-CINRが前記第3の閾値よりも小さいこと、または前記PLが前記第4の閾値よりも大きいことのうちの少なくとも1つを満たす、
    請求項18に記載の端末デバイス。
  20. 前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRPを含む場合、前記第1の範囲は、前記RSRPが前記第1の閾値よりも大きいことを含み、前記第2の範囲は、前記RSRPが前記第1の閾値よりも小さいことを含み、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRQを含む場合、前記第1の範囲は、前記RSRQが前記第2の閾値よりも大きいことを含み、前記第2の範囲は、前記RSRQが前記第2の閾値よりも小さいことを含み、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記RS-CINRを含む場合、前記第1の範囲は、前記RS-CINRが前記第3の閾値よりも大きいことを含み、前記第2の範囲は、前記RS-CINRが前記第3の閾値よりも小さいことを含み、または
    前記現在のチャネル品質に関連する前記パラメータが前記PLを含む場合、前記第1の範囲は、前記PLが前記第4の閾値よりも小さいことを含み、前記第2の範囲は、前記PLが前記第4の閾値よりも大きいことを含む、
    請求項19に記載の端末デバイス。
  21. 前記現在のチャネル品質が前記RSRPを含む場合、前記第1のチャネル品質のRSRPは前記第1の閾値よりも大きく、前記第2のチャネル品質のRSRPは前記第1の閾値よりも小さく、または
    前記現在のチャネル品質が前記RSRQを含む場合、前記第1のチャネル品質のRSRQは前記第2の閾値よりも大きく、前記第2のチャネル品質のRSRQは前記第2の閾値よりも小さく、または
    前記現在のチャネル品質が前記RS-CINRを含む場合、前記第1のチャネル品質のRS-CINRは前記第3の閾値よりも大きく、前記第2のチャネル品質のRS-CINRは前記第3の閾値よりも小さく、または
    前記現在のチャネル品質が前記PLを含む場合、前記第1のチャネル品質のPLは前記第4の閾値よりも小さく、前記第2のチャネル品質のPLは前記第4の閾値よりも大きい、
    請求項19に記載の端末デバイス。
  22. 前記トランシーバユニットは、前記基地局によって送信されたGF構成情報を受信するように特に構成されており、
    前記処理ユニットは、前記第1の範囲および前記第2の範囲を決定するために、前記GF構成情報に基づいて計算を実行するようにさらに構成されている、
    請求項19から21のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  23. 前記第1の範囲が、前記RSRPが前記第1の閾値よりも大きいことを含み、前記第2の範囲が、前記RSRPが前記第1の閾値よりも小さいことを含む場合、前記処理ユニットは、前記第1の閾値を取得するために、前記端末デバイスの最大送信電力PCMAX、ダウンリンク信号の参照送信電力PT,RS、および前記GF構成情報に基づいて第1の事前設定された式に従って計算を実行するように特に構成されている、
    請求項22に記載の端末デバイス。
  24. 前記第1の事前設定された式は、
    Figure 2022505296000017
    を含み、ただし、
    RSRP_thrは前記第1の閾値であり、Poは前記ダウンリンク信号の受信電力であり、aは経路損失影響係数であり、μはサブキャリア間隔インジケータであり、Mはアップリンク送信リソースサイズであり、Δは事前設定されたパラメータであり、fは動的電力制御パラメータであり、delta_RSRPは事前設定されたパラメータであり、delta_RSRP>=0である、請求項23に記載の端末デバイス。
  25. 前記処理ユニットは、前記RSRPの値を取得するために、前記トランシーバユニットを使用して前記ダウンリンク信号を測定するように特に構成されている、
    請求項17から24のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  26. 前記チャネル品質に関連する前記パラメータが前記RSRQを含む場合、前記処理ユニットは、
    前記RSRPの前記値を取得するために、前記トランシーバユニットを使用して前記ダウンリンク信号を測定し、
    参照信号強度インジケータRSSIの値を取得するために、前記トランシーバユニットを使用して受信帯域幅の信号を検出し、
    前記RSRQの値を取得するために、前記RSRPの前記値および前記RSSIの前記値に基づいて第2の事前設定された式に従って計算を実行し、前記第2の事前設定された式は、RSRQ=N*RSRP/RSSIを含み、Nは、前記受信帯域幅におけるサブキャリアの数である、
    ように特に構成されている、請求項17から25のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  27. 前記チャネル品質に関連する前記パラメータが前記RS-CINRを含む場合、前記処理ユニットは、
    前記RSRPの前記値を取得するために、前記トランシーバユニットを使用して前記ダウンリンク信号を測定し、
    前記参照信号強度インジケータRSSIの前記値を取得するために、前記トランシーバユニットを使用して前記受信帯域幅の前記信号を検出し、
    前記RSRQの前記値を取得するために、前記RSRPおよび前記RSSIに基づいて第3の事前設定された式に従って計算を実行し、前記第3の事前設定された式は、RS-CINR=N*RSRP/(RSSI-N*RSRP)を含み、Nは、前記受信帯域幅における前記サブキャリアの数である、
    ように特に構成されている、請求項17から26のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  28. 前記チャネル品質に関連する前記パラメータが前記PLを含む場合、前記処理ユニットは、
    前記ダウンリンク信号の前記参照送信信号電力PT,RSの値を取得し、
    前記ダウンリンク信号の受信電力PR,RSの値を取得し、
    前記PLの値を取得するために、PT,RSおよびPR,RSに基づいて第4の事前設定された式に従って計算を実行し、前記第4の事前設定された式は、PL=PT,RS-PR,RSを含む、
    ように特に構成されている、請求項17から27のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  29. 前記トランシーバユニットは、前記現在のチャネル品質が前記第2のチャネル品質である場合に、前記グラントベースGBリソースを使用して前記送信データを送信するようにさらに構成されている、
    請求項16から28のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  30. 前記端末デバイスは、
    前記処理ユニットが、前記端末デバイスが前記現在のチャネル品質を取得する前に、前記送信データに対応するサービスを取得するようにさらに構成されていること、および
    前記トランシーバユニットが、前記処理ユニットが前記サービスが事前設定されたリスト内にないと判定した場合に、前記GFリソースを使用して前記送信データを送信するようにさらに構成されていること、または
    前記処理ユニットが、前記処理ユニットが前記ターゲットサービスが前記事前設定されたリスト内にあると判定した場合に、現在のチャネル品質を取得するステップを実行するようにさらに構成されていること
    をさらに含む、請求項16から29のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  31. メモリおよび1つ以上のプロセッサを備える端末デバイスであって、
    前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶しており、
    前記プロセッサは、前記端末デバイスが請求項1から15のいずれか一項に記載のデータ送信方法において前記端末デバイスによって実行されるステップを実行するように、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを呼び出して実行するよう構成されている、端末デバイス。
  32. 端末デバイスであって、前記端末は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のメモリ、および1つ以上のトランシーバを備え、
    前記1つ以上のトランシーバは、データを受信および送信するように構成されており、
    前記1つ以上のメモリは、命令を記憶するように構成されており、
    前記1つ以上のプロセッサは、前記端末デバイスが請求項1から15のいずれか一項に記載のデータ送信方法において前記端末デバイスによって実行されるステップを実行するように、前記1つ以上のメモリ内の前記命令を呼び出して実行するよう構成されている、端末デバイス。
  33. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令を記憶しており、コンピュータが前記コンピュータ可読命令を読み出して実行するとき、前記コンピュータは、請求項1から15のいずれか一項に記載のデータ送信方法において前記端末デバイスによって実行されるステップを実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
  34. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、コンピュータによって読み出されて実行されるとき、請求項1から15のいずれか一項に記載のデータ送信方法において前記端末デバイスによって実行されるステップが実行され得る、コンピュータプログラム製品。
  35. 端末デバイスに適用される装置であって、前記装置は、メモリに結合されており、前記端末デバイスが請求項1から15のいずれか一項に記載のデータ送信方法において前記端末デバイスによって実行されるステップを実施するように、前記メモリに記憶された命令を読み出して実行するよう構成されている、装置。
  36. 前記装置が、チップまたはシステムオンチップである、請求項35に記載の装置。
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