JP2022504867A - 無線通信システムにおける妨害緩和 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022504867000001
分散アンテナシステムのための通信エレメントの妨害緩和方法が開示される。通信エレメントは、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられる。本方法は、通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報を収集することと、収集されたチャネル条件情報に基づいて、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することとを含む。本方法は、グループの各々について、収集されたチャネル条件情報に基づいて、それぞれのプリコーディング重みを決定することであって、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従って決定される、それぞれのプリコーディング重みを決定することをも含む。さらに、本方法は、複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号を送信することであって、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルが、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる、信号を送信することを含む。無線通信デバイスの対応する方法、ならびに対応する装置、通信エレメント、分散アンテナシステム、無線通信デバイスおよびコンピュータプログラム製品も開示される。
【選択図】図2

Description

本開示は、一般に無線通信の分野に関する。より詳細には、本開示は、無線通信システムにおける妨害緩和(disturbance mitigation)に関する。
従来のセルラネットワークは、一般に、各々が1つまたは複数のアンテナポートを形成する、コロケートされた(co-located)アンテナエレメントのアレイを装備した基地局のセットを備える。一方、完全分散通信ネットワーク(分散アンテナシステム)はセルフリー(cell-free)システムと見なされ得る。
WO2018/103897A1は、分散アンテナシステムの様々な実装形態について説明している。たとえば、複数のアンテナデバイスを備え、フレキシブル構造と細長い形状とを有する、本体を備えるアンテナ構成が説明される。
アンテナデバイスは通信エレメントと呼ばれることがあり、各々が、一般に、1つまたは複数のアンテナエレメントを備える。通信エレメントは、基地局(BS)の従来のアクセスポイント(AP)と比較して、機能のサブセットをもつAPまたはBSとして働き得る。通信エレメントによって、すなわち、アンテナエレメントの直近傍において、各アンテナデバイスの受信処理および送信処理が実施される。分散アンテナデバイスの総数は一般に大きいので(たとえば数百)、各アンテナエレメントの無線周波数送信電力は一般に極めて低くなり得る。
アンテナ構成は「無線ストライプ(radio stripe)」と呼ばれることがあり、通信エレメントは、たとえば、たとえば、ケーブル、(発光ダイオード(LED)ストライプなどの)ストライプ、または別の細長い形状の保護ケーシング内部の回路搭載チップであり得る。無線ストライプは、たとえば、テープまたは接着剤を含み得る。他の例がWO2018/103897A1において説明される。
無線ストライプは、たとえば、分散アンテナシステム展開を提供するのに好適であり得る。そのような分散アンテナシステム展開は、たとえば、工場の建物、アリーナ、モールなどにおいて、良好な無線コミュニケータカバレッジを提供するために使用され得る。一般に、無線ストライプを採用する分散アンテナシステム展開は、改善された屋内カバレッジを提供するのに好適であり得る。
分散アンテナシステムにおける妨害緩和は、各通信エレメントがローカルに妨害緩和を実施する、分散処理原理に基づき得る。代替的に、分散アンテナシステムにおける妨害緩和は、中央協調装置(central coordination apparatus)がグローバル妨害緩和を実施する、中央処理原理に基づき得る。
分散処理原理の1つの欠点は、通信デバイスのアンテナエレメントの数を超えない数の無線通信デバイスのためにのみ、通信エレメントが高度妨害緩和を実施することが可能であり得ることであり、通信デバイスのアンテナエレメントの数は一般に小さい。さらに、通信デバイスのアンテナエレメントの数が適度に多い場合でも、通信エレメントは、いずれにせよ、高度妨害緩和を実施するための十分な処理容量を有しないことがある。したがって、分散処理原理は、あまり高度でない妨害緩和のみが適用され得るような、限定を課し得る。
中央処理原理の1つの欠点は、通信エレメントから中央協調装置への追加のシグナリング(たとえば、チャネル条件情報)および中央協調装置から通信エレメントへの追加のシグナリング(たとえば、妨害緩和のためのプリコーディング重み)が必要とされることである。中央処理原理の別の欠点は、中央処理原理が、本質的に、チャネル条件情報が通信エレメントにおいて収集される時点と、そのチャネル条件情報から導出された妨害緩和が適用され得る時点との間の、時間遅延をもたらすことである。後者は、妨害緩和を、あまり正確でないものにし得る。
したがって、分散アンテナシステムのための妨害緩和の代替手法が必要である。
本明細書で使用される(「含む(includes)/含む(including)」によって交換可能な)「備える、含む(comprises)/備える、含む(comprising)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、または構成要素の存在を明示するものととられるが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、構成要素、またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことが強調されるべきである。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。
概して、本明細書で構成が言及されるとき、その構成は、物理的製品、たとえば、装置として理解されるべきである。物理的製品は、1つまたは複数のコントローラ、1つまたは複数のプロセッサなどの形態の制御回路など、1つまたは複数の部品を備え得る。
いくつかの実施形態の目的は、上記または他の欠点のうちの少なくともいくつかを解決または緩和するか、軽減するか、あるいは除去することである。
第1の態様によれば、これは、分散アンテナシステムのための通信エレメントの妨害緩和方法であって、通信エレメントが、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられる、妨害緩和方法によって達成される。
本方法は、通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報を収集することと、収集されたチャネル条件情報に基づいて、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することとを含む。
本方法は、グループの各々について、収集されたチャネル条件情報に基づいて、それぞれのプリコーディング重みを決定することであって、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従って決定される、それぞれのプリコーディング重みを決定することをも含む。
さらに、本方法は、複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号を送信することであって、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルが、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる、信号を送信することを含む。
(少なくとも2つの無線通信デバイスの各々と2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間にそれぞれのチャネルがある)いくつかの実施形態では、チャネル条件情報を収集することは、少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号を受信することと、それぞれのチャネルの各々について、アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づいて、チャネル推定値を決定することとを含む。
(少なくとも2つの無線通信デバイスの各々が、同じアップリンクパイロット信号を割り振られた無線通信デバイスのセットに属し、無線通信デバイスの各セットと2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間に複合チャネルがある)いくつかの実施形態では、チャネル条件情報を収集することは、少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号を受信することと、複合チャネルの各々について、アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づいて、チャネル推定値を決定することとを含む。
いくつかの実施形態では、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することは、同じアップリンクパイロット信号が割り振られた無線通信デバイスを同じグループに区分することを含む。
いくつかの実施形態では、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することは、第1の無線通信デバイスの関連する信号強度が、他のグループの無線通信デバイスのそれぞれの関連する信号強度よりも高いとき、第1の無線通信デバイスを第1のグループに区分することを含む。
いくつかの実施形態では、グループのうちの1次グループについてそれぞれのプリコーディング重みを決定するための妨害緩和手法が干渉抑圧手法である。
いくつかの実施形態では、グループのうちの2次グループについてそれぞれのプリコーディング重みを決定するための妨害緩和手法がチャネル利得補償手法である。
(特定の無線通信デバイスが、通信エレメントによっておよび分散アンテナシステムの少なくとも1つのさらなる通信エレメントによってサーブされる)いくつかの実施形態では、特定の無線通信デバイスのグループの決定されたプリコーディング重みは、特定の無線通信デバイスにおいて、特定の無線通信デバイスを対象とするシンボルの強め合う組合せを行うように設定される。
第2の態様は、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされる無線通信デバイスの妨害緩和方法であって、通信エレメントの各々が、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられ、通信エレメントの各々が、無線通信デバイスを、少なくとも2つのグループのうちのそれぞれのグループに区分するように設定された、妨害緩和方法である。
本方法は、2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報を収集することと、グループ化情報に基づいて、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータを決定することとを含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、無線通信デバイスを対象とするシンボルと1つまたは複数の他の無線通信デバイスを対象とするシンボルとを含む信号を受信するために、決定された受信ビームフォーミングパラメータを使用することをさらに含み、シンボルが、それぞれのグループプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従い、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる。
いくつかの実施形態では、本方法は、チャネル推定のためのアップリンクパイロット信号を送信するために、決定された送信ビームフォーミングパラメータを使用することをさらに含む。
第3の態様は、プログラム命令を備えるコンピュータプログラムをその上に有する、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。コンピュータプログラムは、データ処理ユニットにロード可能であり、コンピュータプログラムがデータ処理ユニットによって稼働されたとき、第1の態様または第2の態様のいずれかによる方法を実行するように設定される。
第4の態様は、分散アンテナシステムのための通信エレメントのための妨害緩和装置であって、通信エレメントが、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定された、妨害緩和装置である。
本装置は、通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報の収集と、収集されたチャネル条件情報に基づく、複数の無線通信デバイスの、少なくとも2つのグループへの区分とを行うように設定された、制御回路を備える。
制御回路は、グループの各々についての、収集されたチャネル条件情報に基づく、それぞれのプリコーディング重みの決定であって、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従って決定される、それぞれのプリコーディング重みの決定を行うようにも設定される。
さらに、制御回路は、複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号の送信であって、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルが、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる、信号の送信を行うように設定される。
第5の態様は、分散アンテナシステムのための通信エレメントであって、本通信エレメントが、第4の態様の装置を備え、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定された、通信エレメントである。
いくつかの実施形態では、本通信エレメントは、2つまたはそれ以上のアンテナをさらに備える。
第6の態様は、2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに各々関連付けられる、第5の態様による複数の通信エレメントを備える、分散アンテナシステムである。
いくつかの実施形態では、複数の通信エレメントは、フレキシブル構造と細長い形状とを有するアンテナ構成体中に備えられる。
第7の態様は、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされるように設定された無線通信デバイスのための妨害緩和装置である。通信エレメントの各々は、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、通信エレメントの各々は、無線通信デバイスを、少なくとも2つのグループのうちのそれぞれのグループに区分するように設定される。
本装置は、2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報の収集と、グループ化情報に基づく、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータの決定とを行うように設定された、制御回路を備える。
第8の態様は、第7の態様の装置を備える無線通信デバイスである。
いくつかの実施形態では、上記の態様のいずれかが、さらに、他の態様のいずれかについて上記で説明されたような様々な特徴のいずれかと同等のまたはそれらの特徴のいずれかに対応する特徴を有し得る。
いくつかの実施形態の利点は、分散アンテナシステムのための妨害緩和の代替手法が提供されることである。
いくつかの実施形態の別の利点は、通信エレメントの各々のアンテナエレメントの数(すなわち、アクセスポイントごとのアンテナエレメントの数)が比較的少ない場合でも、高度妨害緩和が分散処理原理を介して達成され得ることである。
いくつかの実施形態の別の利点は、通信エレメントと中央協調装置との間のシグナリングの量が低減されることである。
また、いくつかの実施形態の利点は、チャネル条件情報の収集と妨害緩和の適用との間の時間遅延が低減されることである。
いくつかの実施形態のまた別の利点は、妨害緩和正確さが改善され得ることである。
いくつかの実施形態のまた別の利点は、スペクトル効率が改善され得ることである。
いくつかの実施形態のまた別の利点は、通信エレメントにおける(たとえば、大きいエリアにわたって分散されたアクセスポイントとして動作する通信エレメントを備える無線ストライプシステムにおける)構成要素の動作温度が減少され得ることである。この利点は、構成要素が(旧来の集中型大規模MIMO(massive MIMO)の場合のように)集中型ロケーション中に、たとえば、中央協調装置中に配置されるソリューションと比較して、特に顕著であり得る。
さらに、マルチユーザ干渉が十分に緩和されるので、および/または、サーブされるユーザの数が、通信エレメントのアンテナエレメントの数によって限定されないので、無線通信デバイスのスケジューリングの必要が一般に低減される。
添付の図面を参照しながら、実施形態の以下の詳細な説明から、さらなる目的、特徴および利点が明らかになろう。図面は必ずしも一定の縮尺であるとは限らず、代わりに、例示的な実施形態を示すことに重きが置かれる。
いくつかの実施形態による、例示的な通信システムを示す概略図である。 いくつかの実施形態による、例示的な方法ステップを示すフローチャートである。 いくつかの実施形態による、例示的な方法ステップを示すフローチャートである。 いくつかの実施形態による、例示的な方法ステップおよびシグナリングを示す、組み合わせられたフローチャートおよびシグナリング図である。 いくつかの実施形態による、例示的な方法ステップおよびシグナリングを示す、組み合わせられたフローチャートおよびシグナリング図である。 いくつかの実施形態に従って達成可能な例示的な結果を示すプロットである。 いくつかの実施形態による、例示的な構成を示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態による、例示的な構成を示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態による、例示的な構成を示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態による、例示的な構成を示す概略ブロック図である。 いくつかの実施形態による、例示的なコンピュータ可読媒体を示す概略図である。
本出願に至るプロジェクトは、補助金契約第641985号の下で、欧州連合のホライズン2020研究およびイノベーションプログラム(European Union’s Horizon 2020 research and innovation programme)から資金提供を受けた。
上記ですでに述べられたように、本明細書で使用される(「含む(includes)/含む(including)」によって交換可能な)「備える、含む(comprises)/備える、含む(comprising)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、または構成要素の存在を明示するものととられるが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、構成要素、またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことが強調されるべきである。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。
本開示の実施形態が、添付の図面を参照しながら以下でより十分に説明および例示される。しかしながら、本明細書で開示されるソリューションは、多くの異なる形態で実現され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。
分散アンテナシステムは、一般に、複数の通信エレメント(アクセスポイント(AP))における信号共同処理(signal co-processing)、および/またはマクロダイバーシティを使用して、妨害を緩和し(たとえば、干渉を軽減し)、それにより、高いスペクトル効率を達成し得る。
分散アンテナシステムにおいて、各通信エレメントが、1つまたは複数のアンテナエレメントに関連付けられる(たとえば、1つまたは複数のアンテナエレメントを備えるか、または1つまたは複数のアンテナエレメントに接続される)。一般に、各通信エレメントは、たとえば、多入力多出力(MIMO)の原理に従って、通信エレメントにおいてローカルに空間多重化することを可能にするために、2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられ得る。
分散アンテナシステム(または分散アンテナシステムの一部)は、ローカル空間多重化を用いるまたは用いない、システムレベルでの大規模MIMOを可能にするために、使用され得る。分散アンテナシステムを使用してセルフリー大規模MIMOを実装することの利点は、システムスケーラビリティである。
図1は、いくつかの実施形態による、例示的な通信システム100を概略的に示す。通信システム100は、複数の通信エレメント(アクセスポイント(AP))121、122、123、131、132、133、141、142、143を備える分散アンテナシステムである。この例では、各通信エレメントは、2つのアンテナエレメントに関連付けられる。
通信エレメントは、空間において(一般に大きいエリアまたはボリュームにわたって)広がっており、通信エレメントは、接続120、130、140を介して中央協調装置(中央ユニット(CU))110に接続される。そのような構造を達成するための1つのやり方は、WO2018/103897A1において説明される原理を適用することである。その場合、通信エレメント121、122、123と一緒の接続120は、WO2018/103897A1において説明される本体中に備えられ、それぞれ通信エレメント121、122、123および131、132、133と一緒の接続130および140についても同様であり得る。したがって、通信エレメント121、122、123と一緒の接続120は、分散アンテナシステムのためのアンテナ構成であって、アンテナ構成が、複数のアンテナデバイス(通信エレメント)を備える本体を備え、フレキシブル構造と細長い形状とを有する、アンテナ構成中に備えられ、それぞれ通信エレメント121、122、123および131、132、133と一緒の接続130および140についても同様であり得る。
中央協調装置110は、通信エレメント121、...、143の各々においていくつかの制御機構がローカルに実施され得る間、システムの中央制御を提供するように設定され得る。中央協調装置110は、いくつかの実施形態では、中央処理ユニット(CPU)を備え得る。
通信エレメント121、...、143のうちの1つまたは複数の圏内に位置する無線通信デバイス191、192、193が、分散アンテナシステムによってカバレッジを提供され得る。無線通信デバイスは、分散アンテナシステムの通信エレメントのうちの1つ、いくつか、またはすべてによってサーブされ得る。
無線通信デバイス、ユーザ、およびユーザ機器(UE)という用語は、本明細書では互換的に使用される。
概して、分散アンテナシステムは、1つの中央協調装置110、または2つまたはそれ以上の中央協調装置110、110’、110”を備え得る。2つ以上の中央協調装置があるとき、それらの各々が、分散アンテナシステムのそれぞれの部分を協調させるように設定され得、それらの部分は、分離しているか、あるいは部分的にまたは完全に重複していることがある。
上述のように、分散アンテナシステムにおける妨害緩和は、分散処理原理または中央処理原理に基づき得る。分散処理原理の欠点は、通信エレメントに関連付けられたアンテナエレメントの数によっておよび/または通信エレメントの処理能力によって、高度妨害緩和が限定されることを含む。中央処理原理の欠点は、シグナリングオーバーヘッドおよび/または遅延を含む。両方の原理は、(たとえば、スペクトル効率に関する)妨害緩和の不良な結果という欠点がある。次に、これらの欠点がさらに例示される。
セルフリー大規模MIMOシステムは、極めて基本的な形態では、共役ビームフォーミングとしても知られる、最大比送信(MRT:maximum ratio transmission)プリコーディングの形態の妨害緩和を実施する単一アンテナAPを備え得る。MRT手法は、計算量的に単純(受信信号に共役チャネル応答を乗算すること)であるので、および、分散様式で、すなわち、各APにおいて別個に実施され得るので、MRT手法は魅力的である。しかしながら、MRT手法は、マルチユーザ干渉消去のための機構を提供しない。したがって、MRTは、干渉制限シナリオにおいて効率的でない。
ゼロフォーシング(ZF)手法は、マルチユーザ干渉を除去する(または少なくとも緩和する)ための最も単純なプリコーディング方式のうちの1つである。マルチユーザチャネルの擬似逆行列をプリコーダとして利用することによって、ZF手法は、送信機における干渉を完全に事前消去し得る。
しかしながら、中央ZFを実装することは、チャネル条件情報(たとえばチャネル状態情報(CSI)がAPからCUに送られ、ここで、ZFプリコーダが計算され、APにフィードバックされることを必要とする。このシグナリングは、扱いにくいフロントホーリングトラフィック、性能劣化、および(アンテナの数および/またはユーザの数を増大させる)スケーラブルでないアーキテクチャのうちの1つまたは複数を生じ得る。
(フルパイロットZF(F-ZF:full-pilot ZF)としても知られる)分散手法では、各APは、代わりに、ローカルチャネル条件情報(たとえばチャネル状態情報(CSI))のみを活用することによって、そのAPのローカルZFプリコーダを設計し得る。この手法は、システムスケーラビリティを保証し得、一般に、フロントホーリングオーバーヘッドを増加させない。
しかしながら、そのような手法はマルチアンテナAPを必要とする。より詳細には、この手法は、(ローカルマルチユーザチャネルの擬似逆行列が存在することを確実にするために)APごとのアンテナの数がユーザの数以上であることを必要とする。したがって、APごとのアンテナエレメントの数は、APが干渉を抑圧することができるユーザの最大数を決定する。多数のアンテナエレメントをもつAPを設計することは、コストがかかる。その上、通信エレメントによってサーブされるべきユーザの数を限定するユーザスケジューリングストラテジーが必要とされ得る。
以下で、代替妨害緩和手法が提供される実施形態が説明される。いくつかの実施形態の主要な原理は2つのエレメントを含む。
第1のエレメントは、各通信エレメントにおいて、サーブされるユーザを2つまたはそれ以上のグループ、少なくとも1次(第1の)グループおよび2次(第2の)グループに区分することである。1次グループに区分されるユーザの数は、(一般に、通信エレメントに関連付けられたアンテナエレメントの数に等しい)最大数に限定される。
第2のエレメントは、異なるグループについて異なる妨害緩和技法を適用することである。一般に、1次グループの妨害緩和のために、干渉抑圧手法(たとえば、ZF)が適用され得、2次グループの妨害緩和のために、チャネル利得補償手法(たとえば、MRT)が適用され得る。
したがって、アンテナエレメントの数が、サーブされ得るユーザの数を限定することなしに、ローカル干渉抑圧の利点が達成され得る。
図2は、いくつかの実施形態による、例示的な妨害緩和方法200を示す。方法200は、分散アンテナシステムの通信エレメントのためのものである。したがって、方法200は、たとえば、図1の通信エレメント121、...143のいずれかによって実施され得る。
通信エレメントは、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられる。たとえば、通信エレメントは、2つまたはそれ以上のアンテナエレメントを備え得る。代替的に、通信エレメントは、2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに接続可能であり(たとえば、接続され)得る。
ステップ210において、通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報が収集される。チャネル条件情報は、たとえば、信号強度推定、チャネル推定、およびチャネル状態情報のうちの1つまたは複数を含み得る。
少なくとも2つの無線通信デバイスは、通信エレメントによってサーブされるすべての通信デバイスであり得るか、または通信エレメントによってサーブされる通信デバイスのサブセットであり得る。
概して、チャネル条件情報は、チャネルに関連付けられた任意の好適な情報、たとえば、チャネル状態情報(CSI)、パスロス、受信信号強度、雑音情報、干渉情報などを含み得る。
いくつかの実施形態では、チャネル条件情報を収集することは、(たとえば、中央協調装置からまたは1つまたは複数の他の通信エレメントから)チャネル条件情報を指示する信号を受信することを含み得る。
しかしながら、チャネル条件情報を収集することは、一般に、通信エレメントにおいて行われた測定に基づいて(たとえば、少なくとも2つの無線通信デバイスから受信されたパイロット信号に基づいて)、チャネル条件情報を決定することを含む。
いくつかの実施形態では、通信エレメントによってサーブされる無線通信デバイスは、互いに区別可能であるパイロット信号を送信するように設定され得る。代替的に、通信エレメントによってサーブされる無線通信デバイスのうちのいくつかが、互いに区別可能でないパイロット信号を送信するように設定され得る。たとえば、少なくとも2つの無線通信デバイスの各々が、同じアップリンクパイロット信号を割り振られた無線通信デバイスのセットに属し得る。
少なくとも2つの無線通信デバイスの各々と2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間にそれぞれのチャネルがある。無線通信デバイスのセットが、同じアップリンクパイロット信号を割り振られたとき、無線通信デバイスの各セットと2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間に複合チャネルがある。
チャネル条件情報を収集することは、少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号を受信することと、適用可能な場合、それぞれのチャネルの各々についておよび/または複合チャネルの各々について、アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づいて、チャネル推定値を決定することとを含み得る。
概して、チャネル推定値は、チャネルに関係する任意の好適なメトリック(たとえば、パスロス、フェージングなど)の推定を含み得る。一般に、チャネル推定値は、チャネル応答の推定を含み、これは、パスロスおよびシャドーイングを考慮する大規模フェージング(large-scale fading)係数と、高速フェージングを考慮する小規模フェージング係数とを含む。
ステップ220において、通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスは、収集されたチャネル条件情報に基づいて、少なくとも2つのグループに区分される。グループは一般に分離している。
いくつかの実施形態では、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することは、第1の無線通信デバイスの関連する信号強度(または任意の他の好適な信号品質メトリック)が、他のグループの無線通信デバイスのそれぞれの関連する信号強度(または任意の他の好適な信号品質メトリック)よりも高いとき、第1の無線通信デバイスを第1の(1次)グループに区分することを含む。
たとえば、最も高い信号強度(または任意の他の好適な信号品質メトリック)に関連付けられた無線通信デバイスは、1次グループに区分され得、残りの無線通信デバイスは2次グループに区分され得る。無線通信デバイスに関連付けられた信号強度は、任意の好適な手法に従ってチャネル条件情報から決定され得る。たとえば、無線通信デバイスに関連付けられた信号強度は、受信されたパイロット信号の信号強度として、および/または推定されたチャネル応答(チャネル利得)の大きさとして決定され得る。
無線通信デバイスの、グループへの区分は、各無線通信デバイスの信号品質メトリックを(静的または動的)しきい値と比較し、信号品質メトリックがしきい値の第1の側に(たとえば、しきい値より上に)入るとき、無線通信デバイスを1次グループに区分し、他の場合、無線通信デバイスを2次グループに区分することを含み得る。
無線通信デバイスの、グループへの区分は、(たとえば、通信エレメントに関連付けられたアンテナエレメントの数に等しい)最大数の無線通信デバイスを1次グループに区分することを含み得る。
無線通信デバイスのセットが、同じアップリンクパイロット信号を割り振られたとき、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することは、一般に、同じアップリンクパイロット信号が割り振られた無線通信デバイスを同じグループに区分することを含む。
ステップ230において、収集されたチャネル条件情報に基づいて、グループの各々について、それぞれのプリコーディング重みが決定される。異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みは、異なる妨害緩和手法に従って決定される。
一般に、グループのうちの1次グループについてそれぞれのプリコーディング重みを決定するための妨害緩和手法は干渉抑圧手法(たとえば、ZF)であり、グループのうちの2次グループについてそれぞれのプリコーディング重みを決定するための妨害緩和手法はチャネル利得補償手法(たとえば、MRT、共役ビームフォーミング、マッチドフィルタ処理)である。
収集されたチャネル条件情報に基づく、プリコーディング重みの決定は、プリコーディング重みを決定するための任意の好適な技法に従い得る。マルチユーザチャネルについて説明する行列の擬逆元が、1次グループにおけるプリコーディング重みとして使用され得る。収集されたチャネル応答推定値の複素共役が、2次グループにおけるプリコーディング重みとして使用され得る。
ステップ240において、複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号が送信される。各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルが、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために(一般に時間領域において)重ね合わせられる。
概して、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられることは、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、(たとえば、時間領域、周波数領域、コード領域、および空間領域のうちの1つまたは複数において)少なくとも1つの送信リソースを共有することを指し得る。
特定の無線通信デバイスが、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされるとき、特定の無線通信デバイスのグループの決定されたプリコーディング重みは、特定の無線通信デバイスを対象とするシンボルが、特定の無線通信デバイスにおいて強め合うように組み合わせられるように、選択され得る。この手法は、2つまたはそれ以上の通信エレメントが位相同期されることを必要とし得る。
図3は、いくつかの実施形態による、例示的な妨害緩和方法300を示す。方法300は、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされる無線通信デバイスのためのものである。方法200は、たとえば、図1の無線通信デバイス191、192、193のいずれかによって実施され得る。
無線通信デバイスをサーブする通信エレメントの各々が、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられる。たとえば、通信エレメントは、2つまたはそれ以上のアンテナエレメントを備え得る。代替的に、通信エレメントは、2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに接続可能であり(たとえば、接続され)得る。
さらに、無線通信デバイスをサーブする通信エレメントの各々は、たとえば、図2のステップ220に関して上記で説明されたように、無線通信デバイスを、少なくとも2つのグループのうちのそれぞれのグループに区分するように設定される。
ステップ310において、グループ化情報が収集される。グループ化情報は、2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する。
グループ化情報は、たとえば、無線通信デバイスをサーブする通信エレメントのうちの1つまたは複数からのおよび/または(一般に、通信エレメントからそのような情報を受信した)中央協調装置からのシグナリングの受信によって収集され得る。そのようなシグナリングは、無線通信デバイスをサーブする通信エレメントのうちの1つまたは複数によって、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示し得る。
たとえば、シグナリングは、無線通信デバイスをサーブする通信エレメントの各々から受信され得、それにより、通信エレメントの各々は、その通信エレメントによってどのグループに無線通信デバイスが区分されるかを指示する。
グループ化情報は、代替または追加として、無線通信デバイスをサーブする通信エレメントの各々による、無線通信デバイスのあり得る区分を決定することによって、収集され得る。そのような決定は、たとえば、通信エレメントから受信されたパイロット信号の信号強度に基づき得る(たとえば、受信されたパイロットの信号強度がしきい値を超える通信エレメントによって、無線通信デバイスがおそらく第1のグループに区分されると決定し、他の通信エレメントによって、無線通信デバイスがおそらく非1次、たとえば、2次グループに区分されると決定し得る)。
ステップ320において、グループ化情報に基づいて、送信および/または受信のためのビームフォーミングパラメータが決定される。ビームフォーミングパラメータは、たとえば、送信ビームおよび/または受信ビームが、無線通信デバイスを1次グループに区分した通信エレメントのほうへ空間的に向けられるように、決定され得る。
決定されたビームフォーミングパラメータは、次いで、ステップ330に示されているように、送信および/または受信のために使用される。
いくつかの実施形態では、決定されたビームフォーミングパラメータは、ステップ330において、無線通信デバイスを対象とするシンボルと1つまたは複数の他の無線通信デバイスを対象とするシンボルとを含む信号、たとえば、図2のステップ240において送信された信号のような信号を受信するために、使用され得る。
代替または追加として、決定されたビームフォーミングパラメータは、ステップ330において、チャネル推定のためのアップリンクパイロット信号、たとえば、図2のステップ210に関して説明されたようなパイロット信号を送信するために、使用され得る。
したがって、様々な実施形態によれば、分散セルフリー大規模MIMOシステムにおける適用に好適な部分的ゼロフォーシング(P-ZF:partial zero-forcing)手法が提供される。
いくつかの実施形態によれば、各APは、最も強いUE(たとえば、おそらく最も干渉する、最も強いチャネル利得をもつUE)に対して各APが行う干渉のみを抑圧し、最も弱いUEに対して引き起こされる干渉は許容できると仮定される。
より詳細には、任意のAPについて、アクティブUEのセットが2つまたはそれ以上の独立サブセット(グループ)、すなわち、すべての強いUEを集める1次サブセットと弱いUEを集める(1つまたは複数の)2次サブセットとに分割され得る。次いで、各APは、1次サブセットに属するUEをサーブするために干渉抑圧プリコーディング方式(たとえば、F-ZF)を採択し、(1つまたは複数の)2次サブセットに属するUEをサーブするためにマッチドフィルタ処理(またはチャネル利得ベースの)方式(たとえば、最大比送信)を採択し得る。
いくつかの実施形態によるソリューションによる1つの利点は、各APにおいて、P-ZFがローカルに実施され、P-ZFが、CSIがAPとCUとの間で交換されることを必要としないことである。したがって、このソリューションは、追加のフロントホーリングオーバーヘッドをもたらさない。
実装されるために、P-ZFは、マルチアンテナAPを必要とする。ただし、APごとのアンテナの数が、少なくとも、(意図的に、UEの総数よりも少ない)強いUEのセットのカーディナリティ(cardinality)に等しくなければならない。いくつかの実施形態によるソリューションによる1つの利点は、P-ZFが、干渉抑圧の機構を保証しながら、少数のアンテナエレメントを装備したAPの展開を可能にすることである。
いくつかの実施形態によるソリューションによる1つの利点は、UEスケジューリングストラテジーが必要でないことである。すべてのUEが同時にサーブされ得る。UEグループ化基準が、AP設計(すなわち、APアンテナの数)に基づいて強いUEのセットのカーディナリティを選択する。
いくつかの実施形態によるソリューションによる1つの利点は、P-ZFが、任意の他の従来のプリコーディング方式よりも大きいスペクトル効率を提供することである。
本明細書で開示されるいくつかの実施形態の有効性を例示するために、すべてのアクティブUEがすべてのAPによって同時にサーブされる、時分割複信(TDD)モードで動作するセルフリー大規模MIMOシステムの例示的な分析が提供される。L、M、Kが、LM≫Kの場合の、それぞれ、APの数、APごとのアンテナエレメントの数、およびアクティブUEの数を示すと仮定され、UEは、単一アンテナを装備していると仮定される。
k番目のUEとl番目のAPとの間のチャネル応答が、
Figure 2022504867000002
によって示され、ここで、βl,kは大規模フェージングを表し、gl,kは小規模フェージングを表す。この例では、小規模フェージングはレイリー分布(Rayleigh distribution)に従うと仮定される。l番目のAPについてのチャネル行列は
Figure 2022504867000003
によって示される。
従来のセルフリー大規模MIMO動作によれば、アップリンクチャネルは、アップリンクトレーニング間隔中に各UEによって送られたパイロットに基づいて、各APによって推定される(パイロットは、通信リンクの両端において知られるシーケンスである)。k番目のUEとl番目のAPとの間のそのようなチャネル推定値は
Figure 2022504867000004
によって示される。
APは、同じパイロットを有するUEに関係するチャネル推定値が線形従属であることになるので、それらのUEを区別することができない。したがって、いくつかのUEが、同じパイロットを共有する場合(パイロット再使用)、チャネル推定行列
Figure 2022504867000005
はランク落ち(rank-deficient)である。線形独立である
Figure 2022504867000006
の行/列からなる対応するフルランク(full-rank)行列が、
Figure 2022504867000007
によって示され得る。したがって、この行列は、l番目のAPによって使用されて、アクティブUEのための、l番目のAPのローカルP-ZFプリコーダを規定する。
どのUEも、同じパイロットを共有しない場合、チャネル推定値は線形独立であることになる。したがって、パイロット再使用がない場合、
Figure 2022504867000008
はフルランク行列である。
P-ZFのある単純な設定では、任意のAP lについてのアクティブUEのセットが2つの独立サブセット、すなわち、(i)強いUE- 1次グループと、(ii)弱いUE- 2次グループとに分割され、ここで、S⊂{1、...、K}およびW⊂{1、...、K}は、それぞれ、強いUEおよび弱いUEのインデックスのセットを示す。たとえば、図1のシナリオでは、AP132は、UE192および193が1次グループに属し、UE191が2次グループに属すると見なし得、AP131は、UE191および192が1次グループに属し、UE193が2次グループに属すると見なし得る。
この例では、P-ZFは、AP lが、Sに属するすべてのUEをサーブするために、プリコーディング重み
Figure 2022504867000009
をもつF-ZFを採択し、Wに属するすべてのUEをサーブするために、プリコーディング重み
Figure 2022504867000010
をもつ最大比送信を採択するように、実装され得る。したがって、P-ZFを使用するAP lによって送信される信号xは、
Figure 2022504867000011
によって与えられ得、
ここで、qおよびqは、それぞれ、UE kおよびjを対象とするデータシンボルを示し、ρl,kおよびρl,jは電力制御係数であり、i,i∈{1、...、τ}は、それぞれ、UE kおよびjによって使用されるパイロットのインデックスを示す。
この例では、パイロットシーケンスは、互いに直交し、τシンボル長であると仮定される。UE kのパイロットシーケンスが
Figure 2022504867000012
によって示されるとし、P⊂{1、...、K}が、UE kと同じパイロットを送信するUEの(kを含む)インデックスのセットを示すとすると、
Figure 2022504867000013
である。
一般に、2つまたはそれ以上のUEが、同じパイロットを割り振られ、これらのUEのうちの1つがS中にあるとき、APがそれらのUEを空間的に分離することが可能でないので、自動的に、それらのUEのすべてがSに属する。また、
Figure 2022504867000014
が、UE∈Sによって使用される異なるパイロットの数を示し、
Figure 2022504867000015
が、対応するパイロットインデックスのセットとして規定されると仮定される。
この例ではさらなる行列
Figure 2022504867000016
が規定され、ここで、
Figure 2022504867000017
は、
Figure 2022504867000018
(サイズτの単位行列)のrl,i番目の列である。
Figure 2022504867000019
が、UE k∈Sによって使用されるパイロットのインデックスを示す場合、
Figure 2022504867000020
のjl,k番目の列が
Figure 2022504867000021
で示され得、これは、
Figure 2022504867000022
であることを伴う。
すべてのUE∈Pに向けてAP lによって使用されるフルパイロットゼロフォーシングプリコーディングベクトルが、
Figure 2022504867000023
として規定され得、
ここで、cは、プリコーダをユニタリー電力(unitary power)でセットするために使用され得る正規化係数である。フルパイロットゼロフォーシングプリコーディングベクトルについての表現が、従来のフルパイロットゼロフォーシング(cF-ZF)プリコーダの表現に収束し、
Figure 2022504867000024
として規定され、
UEグループ化がないとき、S={1、...K}および
Figure 2022504867000025
が生じる。
すべてのUE∈Pに向けてAP lによって使用される最大比送信プリコーディングベクトルが、
Figure 2022504867000026
として規定され、
ここで、dは、プリコーダをユニタリー電力でセットするために使用され得る正規化係数である。
P-ZFの場合の、UE kについての達成可能なダウンリンクスペクトル効率が、log(1+SINR)によって与えられ、ここで、SINRは、UE kにおける信号対干渉プラス雑音比(signal-to-interference-plus-noise)、すなわち、
Figure 2022504867000027
であり、
ここで、γl,kは、チャネル推定値
Figure 2022504867000028
の分散であり、
Figure 2022504867000029
図4は、いくつかの実施形態による、例示的な方法ステップおよびシグナリングを示す、組み合わせられたフローチャートおよびシグナリング図400である。図4は、分散アンテナシステムのための例示的な妨害緩和手法を示す。
図4に示されている手法は、中央処理ユニット(CPU)401を備える中央協調装置(たとえば、図1の中央協調装置110)と、通信エレメント(AP)402(たとえば、図1の通信エレメント121、...143のいずれか)と、通信エレメントによってサーブされるK個の無線通信デバイス(UE、...、UE、...、UE)407、408、409(たとえば、図1の無線通信デバイス191、192、193のうちの1つまたは複数)とを伴う。
ステップ440において、中央協調装置は、アップリンクパイロット使用を割り振り、協調させる。たとえば、ステップ440は、いくつかの利用可能なパイロット信号のうちのどれを各無線通信デバイスが送信するべきであるかを判断することを含み得る。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスのうちの2つまたはそれ以上が、図2に関して上記で詳述されたように、同じパイロット信号を割り振られ得る。他の実施形態では、通信エレメント402によってサーブされるすべての無線通信デバイスが、異なるパイロット信号を割り振られる。中央協調装置は、通信エレメントおよび(一般に通信エレメントを介して)無線通信デバイスに、ステップ440に関して示されたようなパイロット信号割り振りを通知する。
ステップ457、458、459において、無線通信デバイス407、408、409の各々は、割り振られたパイロット信号を送信し、その送信は、ステップ450において、通信エレメント402によって使用されて、UEごとのチャネル情報を取得する(図2のステップ210と比較されたい)。
ステップ460において、通信エレメント402は、チャネル情報に基づいて、UE407、408、409を2つのグループ(1次グループSおよび2次グループW)に区分する(図2のステップ220と比較されたい)。
ステップ470および480において、通信エレメント402は、1次グループに区分されたUEのための干渉抑圧(たとえば、ZF)ベースプリコーダを算出し、2次グループに区分されたUEのためのチャネル利得(たとえば、MRT)ベースプリコーダを算出する(図2のステップ230と比較されたい)。
ステップ490において、通信エレメントは、ステップ470および480のプリコーダを使用して、UEの1次グループおよび2次グループにデータ信号の重ね合わせを送信し(図2のステップ240と比較されたい)、送信されたデータは、ステップ497、498、499において、それぞれのUEによって受信される。
UEが送信および/または受信のためにビームフォーミングを適用することが可能であるとき(すなわち、UEが、複数のアンテナ要素と、他の必要とされるビームフォーミング機能とを装備しているとき)、UEは、UEが、図4に示されているものなどの実施形態において行うよりもアクティブに、通信に関与することができる。
たとえば、UEは、どのAPがUEを1次グループに区分したかに関する知識を取得し得る。そのような情報は、UEによって、たとえば、UEが1次グループ中にあると見なすAPのほうへUEのULパイロット送信および/またはUEのDLデータ受信をビームフォーミングするために、使用され得る。
そのような実施形態がどのように実装され得るかの一例が、図5に示されており、図5は、いくつかの実施形態による、例示的な方法ステップおよびシグナリングを示す、組み合わせられたフローチャートおよびシグナリング図500を示す。図5は、分散アンテナシステムのための例示的な妨害緩和手法を示す。
図5に示されている手法は、中央処理ユニット(CPU)501を備える中央協調装置(たとえば、図1の中央協調装置110)と、L個の通信エレメント(AP、...、AP、...、AP)502、503、504(たとえば、図1の通信エレメント121、...143のいずれか)と、通信エレメントによってサーブされる無線通信デバイス(UE)507(たとえば、図1の無線通信デバイス191、192、193のいずれか)とを伴う。
ステップ510において、中央協調装置は、ダウンリンクパイロット使用を割り振り、協調させる。たとえば、ステップ510は、いくつかの利用可能なパイロット信号のうちのどれを各通信エレメントが送信するべきであるかを判断することを含み得る。中央協調装置は、通信エレメントおよび無線通信デバイスに、ステップ510に関して示されたようなパイロット信号割り振りを通知する。
ステップ522、523、524において、通信エレメント502、503、504の各々は、割り振られたパイロット信号を送信し、その送信は、ステップ520において、無線通信デバイス507によって使用されてAPごとのチャネル情報を取得する。
ステップ530において、無線通信デバイス507は、通信エレメント502、503、504の各々について、どのグループに無線通信デバイスが区分されるか、すなわち、1次グループSおよび2次グループWに関する情報を取得する(図3のステップ310と比較されたい)。そのようなグループ化情報は、たとえば、(たとえば、前に実施されたステップ590に基づいて)通信エレメントから受信され得るか、または(たとえば、ステップ520において受信されたパイロット信号に基づいて)無線通信デバイスによって推定され得る。
したがって、ステップ530は、異なるやり方で実装され得る。1つのやり方は、中央協調装置が、すべてのAPから情報を集め、帯域内制御情報を使用してUE507に通知することである(図5に図示せず)。別のやり方は、UEが、APからDL中で送信された参照信号(たとえば、パイロットまたは他の信号)に対する測定を使用して、単独で情報を推定することを試み得ることである。
ステップ535において、無線通信デバイス507は、無線通信デバイスを1次グループに区分したすべての通信エレメントについて、送信ビームフォーミングパラメータを決定する(図3のステップ320と比較されたい)。
ステップ535も、異なるやり方で実装され得る。UE507は、たとえば、最初に、UEがグループS中にある場合、各APについて(たとえばMRTに基づいて)好適なAP固有ビームを決定し、次いで、送信および/または受信のために使用されるべきビームを前記AP固有ビームの線形組合せとして構築し得る。
ステップ540において、中央協調装置は、アップリンクパイロット使用を割り振り、協調させ(図4のステップ440と比較されたい)、ステップ540に関して示されているように、通信エレメントおよびそれの無線通信に通知する。
ステップ557において、無線通信デバイス507は、割り振られたパイロット信号を送信し、その送信は、ステップ550において、通信エレメント502、503、504によって使用されて、UEごとのチャネル情報を取得する(図2のステップ210および図4のステップ457、458、459、450と比較されたい)。ステップ535において決定された送信ビームフォーミングパラメータは、ステップ557において、無線通信デバイスを1次グループに区分した通信エレメントについて使用され得る。
ステップ590において、通信エレメント502、503、504は、チャネル情報に基づいて、UEを2つのグループ(1次グループSおよび2次グループW)に区分し、1次グループに区分されたUEのための干渉抑圧ベースプリコーダと、2次グループに区分されたUEのためのチャネル利得ベースプリコーダとを算出し、それらのプリコーダを使用して、UEの1次グループおよび2次グループにデータ信号の重ね合わせを送信し(図2のステップ220、230、240および図4のステップ460、470、480、490と比較されたい)、送信されたデータは、ステップ597において、UE507によって受信される。
図6は、いくつかの実施形態のための性能評価の例示的な結果を示す。以下の表で説明されるセルフリー大規模MIMOシステムは、K=40個のUEとL=128個のAPとがあり、APが、各々、M=24個のアンテナを装備していると仮定される。
Figure 2022504867000030
パスロスについて、3勾配モデルが使用され、すなわち、ある好適なdおよびdについて、(dmkによって示される)m番目のAPとk番目のユーザとの間の距離がdよりも大きいとき、パスロス指数は3.5に等しく、d≧dmk>dであるとき、パスロス指数は2に等しく、dmk≦dであるとき、パスロス指数は0に等しい。dmk>dであるとき、Hata-COST231伝搬モデルが採用される。より正確には、Hata-COST231伝搬モデルによれば、dB単位のパスロス(PL)が
Figure 2022504867000031
によって与えられ、
ここで、
L=46.3+33.9log10(f)-13.82log10(hAP)-
-(1.1log10(f)-0.7)h+(1.56log10(f)-0.8)、
ここで、fはキャリア周波数を示し、hAPは、アクセスポイントアンテナエレメントのアンテナ高さを示し、hは、UEアンテナエレメントのアンテナ高さを示す。
この例では、ダウンリンクにおいて、最大最小公平性(MMF:max-min fairness)電力制御ポリシが実施され、MMFに従って、各APによって放射される電力(すなわち、電力制御係数{ρl,k})が、ネットワークにおける最小スペクトル効率を最大化するように選定されると仮定される。このポリシの目的は、すべてのUEに同じスペクトル効率を与えること、およびレートを最大化することであり、これは、ネットワークにおける一様に良好なUEサービスにつながる。この例では、主要な性能メトリックとして、95%の可能性の、ユーザごとのダウンリンクスペクトル効率、すなわち、ネットワークにおけるアクティブUEの95%に提供され得る最小スペクトル効率に焦点が当てられることになる。
これらのシミュレーションにおいて採択されるUEグループ化基準は、最も大きい大規模フェージング係数に基づく。より詳細には、各APは、以下のように、1次グループに属すべき、最も大きい大規模フェージング係数をもつUEを選択する。
Figure 2022504867000032
ここで、
Figure 2022504867000033
は、降順でソートされた大規模フェージング係数のセットであり、α%は90%にセットされる。したがって、合わせてAP lに対する総チャネル品質の少なくとも90%に寄与する、UEのみが選択される。
図6は、3つの異なるプリコーディング方式について、ビット/Hz/ユーザ単位の、ユーザごとのダウンリンクスペクトル効率の累積分布関数(CDF:cumulative distribution function)を示し、いくつかの実施形態によって提案されるプリコーディング方式(P-ZF)が破線によって示され、従来技術による従来のフルパイロットゼロフォーシングプリコーディング(cF-ZF)が実線によって示され、従来技術による最大比送信(MRT)が点線によって示されている。
従来技術による追加の方式が、正則化ゼロフォーシングプリコーディングである。正則化ゼロフォーシングプリコーディングは、背景雑音に対する影響を考慮し、このシナリオにおけるcF-ZFと同じことを実施する、拡張された処理である。
95%の可能性の、ユーザごとのダウンリンクスペクトル効率を見ると、その結果は、P-ZFが、cF-ZFよりも約30%優れており、MRTよりも約25%優れていることを示す。さらに、および前述したように、cF-ZFは、APがM≧τ個のアンテナを装備していることを必要とするが、P-ZFは
Figure 2022504867000034
のみを必要とする。
Figure 2022504867000035
であるので、P-ZFは、あまり厳密でないAP設計要件を可能にし、AP設計要件は、それに応じて(セットSのカーディナリティを決定する)αをセットすることによって、容易に満たされ得る。したがって、TDDフレーム中でサーブすべきUEの最大数をハンドリングするためのスケジューリング機構が必要とされない。
図7は、いくつかの実施形態による、例示的な装置700を概略的に示す。例示的な装置は、分散アンテナシステムのための通信エレメントのための妨害緩和装置であり、通信エレメントは、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定される。したがって、装置700は、図1、図4および図5に関して説明された通信エレメント121、122、123、131、132、133、141、142、143、402、502、503、504のいずれかの中に備えられ得、ならびに/または、装置700は、図2、図4および図5に関して説明された方法のいずれかの方法ステップを実施するように設定され得る。装置は、制御回路(CNTR、たとえばコントローラまたは制御ユニット)710を備える。
制御回路は、通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報の収集を行うように設定される(図2のステップ210と比較されたい)。この目的で、制御回路は、収集回路(ACQ、たとえば、収集器または収集ユニット)711を備えるか、またはさもなければ、収集回路711に関連付けられ得る(たとえば、収集回路711に接続可能であるか、または接続され得る)。収集回路は、通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報を収集するように設定され得る(図2のステップ210と比較されたい)。
制御回路は、収集されたチャネル条件情報に基づく、複数の無線通信デバイスの、少なくとも2つのグループへの区分を行うようにも設定される(図2のステップ220と比較されたい)。この目的で、制御回路は、区分回路(PART、たとえば、区分器または区分ユニット)712を備えるか、またはさもなければ、区分回路712に関連付けられ得る(たとえば、区分回路712に接続可能であるか、または接続され得る)。区分回路は、収集されたチャネル条件情報に基づいて、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分するように設定され得る(図2のステップ220と比較されたい)。
制御回路は、グループの各々についての、収集されたチャネル条件情報に基づく、それぞれのプリコーディング重みの決定を行うようにさらに設定され、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みは、異なる妨害緩和手法に従って決定される(図2のステップ230と比較されたい)。この目的で、制御回路は、決定回路(DET、たとえば、決定器または決定ユニット)713を備えるか、またはさもなければ、決定回路713に関連付けられ得る(たとえば、決定回路713に接続可能であるか、または接続され得る)。決定回路は、収集されたチャネル条件情報に基づいて、それぞれのプリコーディング重みを決定するように設定され得、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みは、異なる妨害緩和手法に従って決定される(図2のステップ230と比較されたい)。決定回路713は、たとえば、プリコーディング回路であり得る。
制御回路は、複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号の送信を行うようにさらに設定され、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルは、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルは、信号を形成するために重ね合わせられる(図2のステップ240と比較されたい)。この目的で、制御回路は、送信回路(TX、たとえば、送信機または送信ユニット)を備えるか、またはさもなければ、送信回路に関連付けられ得る(たとえば、送信回路に接続可能であるか、または接続され得る)。図7では、送信回路は、送受信機回路(TX/RX)720の一部として示されている。送信回路は、複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号を送信するように設定され得、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルは、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルは、信号を形成するために重ね合わせられる(図2のステップ240と比較されたい)。
図8は、いくつかの実施形態による、例示的な構成800を概略的に示す。例示的な構成は、分散アンテナシステムのための通信エレメントのための妨害緩和構成であり、通信エレメントは、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定される。したがって、構成800は、図1、図4および図5に関して説明された通信エレメント121、122、123、131、132、133、141、142、143、402、502、503、504のいずれかの中に備えられ得、ならびに/または、構成800は、図2、図4および図5に関して説明された方法のいずれかの方法ステップを実施するように設定され得る。
構成800は、通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報を収集するように設定された収集ユニット(Acq.)810を備える(図2のステップ210と比較されたい)。
構成800は、収集されたチャネル条件情報に基づいて、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分するように設定された区分ユニット(Part.)820をも備える(図2のステップ220と比較されたい)。
構成800は、収集されたチャネル条件情報に基づいて、それぞれのプリコーディング重みを決定するように設定された決定ユニット(Det.)830をさらに備え、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みは、異なる妨害緩和手法に従って決定される(図2のステップ230と比較されたい)。
構成は、複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号を送信するように設定された送信ユニット(Transm.)840をも備え、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルは、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルは、信号を形成するために重ね合わせられる(図2のステップ240と比較されたい)。
図9は、いくつかの実施形態による、例示的な装置900を概略的に示す。例示的な装置は、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされるように設定された無線通信デバイスのための妨害緩和装置であり、各通信エレメントは、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定される。したがって、装置900は、図1、図4および図5に関して説明された無線通信デバイス191、192、193、407、408、409、507のいずれかの中に備えられ得、ならびに/または、装置900は、図3、図4および図5に関して説明された方法のいずれかの方法ステップを実施するように設定され得る。装置は、制御回路(CNTR、たとえばコントローラまたは制御ユニット)910を備える。
制御回路は、2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報の収集を行うように設定される(図3のステップ310と比較されたい)。この目的で、制御回路は、収集回路(ACQ、たとえば、収集器または収集ユニット)911を備えるか、またはさもなければ、収集回路911に関連付けられ得る(たとえば、収集回路911に接続可能であるか、または接続され得る)。収集回路は、2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報を収集するように設定され得る(図3のステップ310と比較されたい)。
制御回路は、グループ化情報に基づく、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータの決定を行うようにさらに設定される(図3のステップ320と比較されたい)。この目的で、制御回路は、決定回路(DET、たとえば、決定器または決定ユニット)913を備えるか、またはさもなければ、決定回路913に関連付けられ得る(たとえば、決定回路913に接続可能であるか、または接続され得る)。決定回路は、グループ化情報に基づいて、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータを決定するように設定され得る(図3のステップ320と比較されたい)。決定回路913は、たとえば、ビームフォーミング回路であり得る。
制御回路は、受信および/または送信のための、決定された受信ビームフォーミングパラメータの使用を行うようにさらに設定される(図3のステップ330と比較されたい)。この目的で、制御回路は、受信および/または送信回路(TX/RX、たとえば、送受信機または送受信機ユニット)920を備えるか、またはさもなければ、受信および/または送信回路920に関連付けられ得る(たとえば、受信および/または送信回路920に接続可能であるか、または接続され得る)。送受信回路は、受信および/または送信のために、決定された受信ビームフォーミングパラメータを使用するように設定され得る(図3のステップ330と比較されたい)。
図10は、いくつかの実施形態による、例示的な構成1000を概略的に示す。例示的な装置は、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされるように設定された無線通信デバイスのための妨害緩和装置であり、各通信エレメントは、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定される。したがって、装置900は、図1、図4および図5に関して説明された無線通信デバイス191、192、193、407、408、409、507のいずれかの中に備えられ得、ならびに/または、装置900は、図3、図4および図5に関して説明された方法のいずれかの方法ステップを実施するように設定され得る。
構成1000は、2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報を収集するように設定された収集ユニット(Acq.)1010を備える(図3のステップ310と比較されたい)。
構成1000は、グループ化情報に基づいて、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータを決定するように設定された決定ユニット(Det.)1020をさらに備える(図3のステップ320と比較されたい)。
構成は、受信および/または送信のために、決定された受信ビームフォーミングパラメータを使用するように設定された送信ユニット(Transm.)1030aと受信ユニット(Rec.)1030bとをも備える(図3のステップ330と比較されたい)。
本明細書で開示される例は、干渉抑圧のための1次グループへの区分と、チャネル利得補償のための2次グループへの区分とについて説明する。これは、限定するものではなく、例示にすぎないことが強調される。
他の変形態は、2つ以上の1次グループの適用を含み、異なる1次グループについて異なる干渉抑圧技法が適用される。追加または代替として、2つ以上の2次グループの適用が考慮され得、異なる2次グループについて異なるチャネル利得補償技法が適用される。
概して、本明細書で構成が言及されるとき、その構成は、物理的製品、たとえば、装置として理解されるべきである。物理的製品は、1つまたは複数のコントローラ、1つまたは複数のプロセッサなどの形態の制御回路など、1つまたは複数の部品を備え得る。
説明される実施形態およびそれらの等価物は、ソフトウェアまたはハードウェアあるいはそれらの組合せで実現され得る。実施形態は、汎用回路によって実施され得る。汎用回路の例は、デジタル信号プロセッサ(DSP)、中央処理ユニット(CPU)、コプロセッサユニット、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および他のプログラマブルハードウェアを含む。代替または追加として、実施形態は、特定用途向け集積回路(ASIC)などの特殊な回路によって実施され得る。汎用回路および/または特殊な回路は、たとえば、無線通信デバイス、または分散アンテナシステムのための通信エレメント(たとえば、アクセスポイント)など、装置に関連付けられるか、または装置中に備えられ得る。
実施形態は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる、構成、回路、および/または論理を備える(無線通信デバイス、または分散アンテナシステムのための通信エレメントなどの)電子装置内に現れ得る。代替または追加として、(無線通信デバイス、または分散アンテナシステムのための通信エレメントなどの)電子装置は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる方法を実施するように設定され得る。
いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラム製品が、たとえば、ユニバーサルシリアルバス(USB)メモリ、プラグインカード、組込みドライブ、または読取り専用メモリ(ROM)など、コンピュータ可読媒体を備える。図11は、コンパクトディスク(CD)ROM1100の形態の例示的なコンピュータ可読媒体を示す。コンピュータ可読媒体は、プログラム命令を備えるコンピュータプログラムをその上に記憶している。コンピュータプログラムは、たとえば、無線通信デバイス、または分散アンテナシステムのための通信エレメント1110中に備えられ得る、データプロセッサ(PROC)1120にロード可能である。データ処理ユニットにロードされたとき、コンピュータプログラムは、データ処理ユニットに関連付けられるか、またはデータ処理ユニット中に備えられるメモリ(MEM)1130に記憶され得る。いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラムは、データ処理ユニットにロードされ、データ処理ユニットによって稼働されたとき、たとえば、図2~図5に示されている、またはさもなければ本明細書で説明される方法のいずれかによる、方法ステップの実行を引き起こし得る。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。
様々な実施形態への参照が本明細書で行われた。ただし、当業者は、特許請求の範囲内に依然として入るであろう、説明される実施形態への多数の変形形態を認識するであろう。
たとえば、本明細書で説明される方法実施形態は、ある順序で実施されるステップを通して例示的な方法を開示する。しかしながら、特許請求の範囲から逸脱することなく、イベントのこれらのシーケンスが別の順序で行われ得ることを認識されたい。さらに、いくつかの方法ステップは、順次実施されるものとして説明されたが、それらの方法ステップは並列に実施され得る。したがって、本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。
同様の様式で、実施形態の説明において、特定のユニットへの機能ブロックの区分は決して限定的なものとして意図されないことに留意されたい。これに反して、これらの区分は例にすぎない。1つのユニットとして本明細書で説明される機能ブロックは、2つまたはそれ以上のユニットに分けられ得る。さらに、2つまたはそれ以上のユニットとして実装されるものとして本明細書で説明される機能ブロックは、より少数の(たとえば、単一の)ユニットにマージされ得る。
本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、好適であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同じように、実施形態のうちのいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。
したがって、説明される実施形態の詳細は、説明の目的のために提案された例にすぎず、特許請求の範囲内に入るすべての変形形態は、その範囲に包含されるものとすることを理解されたい。
例示的な項目のリスト
1. 分散アンテナシステムのための通信エレメントの妨害緩和方法であって、通信エレメントが、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられ、方法は、
通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報を収集することと、
収集されたチャネル条件情報に基づいて、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することと、
グループの各々について、収集されたチャネル条件情報に基づいて、それぞれのプリコーディング重みを決定することであって、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従って決定される、それぞれのプリコーディング重みを決定することと、
複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号を送信することであって、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルが、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる、信号を送信することと
を含む、妨害緩和方法。
2. 少なくとも2つの無線通信デバイスの各々と2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間にそれぞれのチャネルがあり、チャネル条件情報を収集することが、
少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号を受信することと、
それぞれのチャネルの各々について、アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づいて、チャネル推定値を決定することと
を含む、項目1に記載の方法。
3. 少なくとも2つの無線通信デバイスの各々が、同じアップリンクパイロット信号を割り振られた無線通信デバイスのセットに属し、無線通信デバイスの各セットと2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間に複合チャネルがあり、チャネル条件情報を収集することが、
少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号を受信することと、
複合チャネルの各々について、アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づいて、チャネル推定値を決定することと
を含む、項目1に記載の方法。
4. 複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することが、同じアップリンクパイロット信号が割り振られた無線通信デバイスを同じグループに区分することを含む、項目3に記載の方法。
5. 複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することは、第1の無線通信デバイスの関連する信号強度が、他のグループの無線通信デバイスのそれぞれの関連する信号強度よりも高いとき、第1の無線通信デバイスを第1のグループに区分することを含む、項目1から4のいずれか1つに記載の方法。
6. グループのうちの1次グループについてそれぞれのプリコーディング重みを決定するための妨害緩和手法が干渉抑圧手法である、項目1から5のいずれか1つに記載の方法。
7. グループのうちの2次グループについてそれぞれのプリコーディング重みを決定するための妨害緩和手法がチャネル利得補償手法である、項目1から6のいずれか1つに記載の方法。
8. 特定の無線通信デバイスが、通信エレメントによっておよび分散アンテナシステムの少なくとも1つのさらなる通信エレメントによってサーブされ、特定の無線通信デバイスのグループの決定されたプリコーディング重みが、特定の無線通信デバイスにおいて、特定の無線通信デバイスを対象とするシンボルの強め合う組合せを行うように設定された、項目1から7のいずれか1つに記載の方法。
9. 分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされる無線通信デバイスの妨害緩和方法であって、通信エレメントの各々が、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられ、通信エレメントの各々が、無線通信デバイスを、少なくとも2つのグループのうちのそれぞれのグループに区分するように設定され、方法は、
2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報を収集することと、
グループ化情報に基づいて、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータを決定することと
を含む、妨害緩和方法。
10. 無線通信デバイスを対象とするシンボルと1つまたは複数の他の無線通信デバイスを対象とするシンボルとを含む信号を受信するために、決定された受信ビームフォーミングパラメータを使用することをさらに含み、シンボルが、それぞれのグループプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従い、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる、項目9に記載の方法。
11. チャネル推定のためのアップリンクパイロット信号を送信するために、決定された送信ビームフォーミングパラメータを使用することをさらに含む、項目9または10に記載の方法。
12. プログラム命令を備えるコンピュータプログラムをその上に有する、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムは、データ処理ユニットにロード可能であり、コンピュータプログラムがデータ処理ユニットによって稼働されたとき、項目1から11のいずれか1つに記載の方法を実行するように設定された、コンピュータプログラム製品。
13. 分散アンテナシステムのための通信エレメントのための妨害緩和装置であって、通信エレメントが、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、装置は、
通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報の収集と、
収集されたチャネル条件情報に基づく、複数の無線通信デバイスの、少なくとも2つのグループへの区分と、
グループの各々についての、収集されたチャネル条件情報に基づく、それぞれのプリコーディング重みの決定であって、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従って決定される、それぞれのプリコーディング重みの決定と、
複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号の送信であって、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルが、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる、信号の送信と
を行うように設定された制御回路を備える、妨害緩和装置。
14. 少なくとも2つの無線通信デバイスの各々と2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間にそれぞれのチャネルがあるとき、制御回路が、
少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号の受信と、
各それぞれのチャネルについての、アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づく、チャネル推定値の決定と
を行うことによって、チャネル条件情報の収集を行うように設定された、項目13に記載の装置。
15. 少なくとも2つの無線通信デバイスの各々が、同じアップリンクパイロット信号を割り振られた無線通信デバイスのセットに属するとき、および、無線通信デバイスの各セットと2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間に複合チャネルがあるとき、制御回路が、
少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号の受信と、
各複合チャネルについての、アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づく、チャネル推定値の決定と
を行うことによって、チャネル条件情報の収集を行うように設定された、項目13に記載の装置。
16. 制御回路が、同じアップリンクパイロット信号を割り振られた無線通信デバイスの、同じグループへの区分を行うことによって、複数の無線通信デバイスの、少なくとも2つのグループへの区分を行うように設定された、項目15に記載の装置。
17. 制御回路は、第1の無線通信デバイスの関連する信号強度が、他のグループの無線通信デバイスのそれぞれの関連する信号強度よりも高いとき、第1の無線通信デバイスの、第1のグループへの区分を行うことによって、複数の無線通信デバイスの、少なくとも2つのグループへの区分を行うように設定された、項目13から16のいずれか1つに記載の装置。
18. グループのうちの1次グループについてそれぞれのプリコーディング重みを決定するための妨害緩和手法が干渉抑圧手法である、項目13から17のいずれか1つに記載の装置。
19. グループのうちの2次グループについてそれぞれのプリコーディング重みを決定するための妨害緩和手法がチャネル利得補償手法である、項目13から18のいずれか1つに記載の装置。
20. 特定の無線通信デバイスが、通信エレメントによっておよび分散アンテナシステムの少なくとも1つのさらなる通信エレメントによってサーブされるとき、特定の無線通信デバイスのグループの決定されたプリコーディング重みが、特定の無線通信デバイスにおいて、特定の無線通信デバイスを対象とするシンボルの強め合う組合せを行うように設定された、項目13から19のいずれか1つに記載の装置。
21. 分散アンテナシステムのための通信エレメントのための妨害緩和装置であって、通信エレメントが、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、装置は、
通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報を収集するように設定された収集ユニットと、
収集されたチャネル条件情報に基づいて、複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分するように設定された区分ユニットと、
グループの各々について、収集されたチャネル条件情報に基づいて、それぞれのプリコーディング重みを決定するように設定された決定ユニットであって、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従って決定される、決定ユニットと、
複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号を送信するように設定された送信ユニットであって、各グループの無線通信デバイスを対象とするシンボルが、グループの決定されたそれぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる、送信ユニットと
を備える、妨害緩和装置。
22. 分散アンテナシステムのための通信エレメントであって、通信エレメントが、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、通信エレメントが、項目13から21のいずれか1つに記載の装置を備える、通信エレメント。
23. 2つまたはそれ以上のアンテナをさらに備える、項目22に記載の通信エレメント。
24. 2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに各々関連付けられる、項目22または23に記載の複数の通信エレメントを備える、分散アンテナシステム。
25. 複数の通信エレメントが、フレキシブル構造と細長い形状とを有するアンテナ構成体中に備えられる、項目24に記載の分散アンテナシステム。
26. 分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされるように設定された無線通信デバイスのための妨害緩和装置であって、通信エレメントの各々が、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、通信エレメントの各々が、無線通信デバイスを、少なくとも2つのグループのうちのそれぞれのグループに区分するように設定され、装置は、
2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報の収集と、
グループ化情報に基づく、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータの決定と
を行うように設定された制御回路を備える、妨害緩和装置。
27. 制御回路が、無線通信デバイスを対象とするシンボルと1つまたは複数の他の無線通信デバイスを対象とするシンボルとを含む信号の受信のための、決定された受信ビームフォーミングパラメータの使用を行うようにさらに設定され、シンボルが、それぞれのグループプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、異なるグループのそれぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従い、グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされたシンボルが、信号を形成するために重ね合わせられる、項目26に記載の装置。
28. 制御回路が、チャネル推定のためのアップリンクパイロット信号の送信のための、決定された送信ビームフォーミングパラメータの使用を行うようにさらに設定された、項目26または27に記載の装置。
29. 分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされるように設定された無線通信デバイスのための妨害緩和装置であって、通信エレメントの各々が、分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、通信エレメントの各々が、無線通信デバイスを、少なくとも2つのグループのうちのそれぞれのグループに区分するように設定され、装置は、
2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、少なくとも2つのグループのうちのどれに無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報を収集するように設定された収集ユニットと、
グループ化情報に基づいて、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータを決定するように設定された決定ユニットと
を備える、妨害緩和装置。
30. 項目26から29のいずれか1つに記載の装置を備える無線通信デバイス。
P-ZFの場合の、UE kについての達成可能なダウンリンクスペクトル効率が、log(1+SINR)によって与えられ、ここで、SINRは、UE kにおける信号対干渉プラス雑音比(signal-to-interference-plus-noise)、すなわち、
(数6)
Figure 2022504867000047
であり、
ここで、γl,kは、チャネル推定値
Figure 2022504867000048
の分散であり、
(数7)
Figure 2022504867000049

Claims (28)

  1. 分散アンテナシステムのための通信エレメントの妨害緩和方法であって、前記通信エレメントが、前記分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられ、前記方法は、
    前記通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイスのうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報を収集すること(210、450、550)と、
    収集された前記チャネル条件情報に基づいて、前記複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分すること(220、460、590)と、
    前記グループの各々について、収集された前記チャネル条件情報に基づいて、それぞれのプリコーディング重みを決定すること(230、470、480、590)であって、異なるグループの前記それぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従って決定される、それぞれのプリコーディング重みを決定すること(230、470、480、590)と、
    前記複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号を送信すること(240、490、590)であって、各グループの無線通信デバイスを対象とする前記シンボルが、前記グループの決定された前記それぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、前記グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされた前記シンボルが、前記信号を形成するために重ね合わせられる、信号を送信すること(240、490、590)と
    を含む、妨害緩和方法。
  2. 少なくとも2つの前記無線通信デバイスの各々と前記2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間にそれぞれのチャネルがあり、チャネル条件情報を収集することが、
    前記少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号を受信することと、
    前記それぞれのチャネルの各々について、前記アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づいて、チャネル推定値を決定することと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも2つの無線通信デバイスの各々が、同じアップリンクパイロット信号を割り振られた無線通信デバイスのセットに属し、無線通信デバイスの各セットと前記2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間に複合チャネルがあり、チャネル条件情報を収集することが、
    前記少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号を受信することと、
    前記複合チャネルの各々について、前記アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づいて、チャネル推定値を決定することと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することが、前記同じアップリンクパイロット信号が割り振られた無線通信デバイスを同じグループに区分することを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記複数の無線通信デバイスを少なくとも2つのグループに区分することは、第1の無線通信デバイスの関連する信号強度が、他のグループの無線通信デバイスのそれぞれの関連する信号強度よりも高いとき、前記第1の無線通信デバイスを第1のグループに区分することを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記グループのうちの1次グループについて前記それぞれのプリコーディング重みを決定するための前記妨害緩和手法が干渉抑圧手法である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記グループのうちの2次グループについて前記それぞれのプリコーディング重みを決定するための前記妨害緩和手法がチャネル利得補償手法である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 特定の無線通信デバイスが、前記通信エレメントによっておよび前記分散アンテナシステムの少なくとも1つのさらなる通信エレメントによってサーブされ、前記特定の無線通信デバイスの前記グループの決定された前記プリコーディング重みが、前記特定の無線通信デバイスにおいて、前記特定の無線通信デバイスを対象とする前記シンボルの強め合う組合せを行うように設定された、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上の通信エレメントによってサーブされる無線通信デバイスの妨害緩和方法であって、前記通信エレメントの各々が、前記分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられ、前記通信エレメントの各々が、前記無線通信デバイスを、少なくとも2つのグループのうちのそれぞれのグループに区分するように設定され、前記方法は、
    前記2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、前記少なくとも2つのグループのうちのどれに前記無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報を収集すること(310、530)と、
    前記グループ化情報に基づいて、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータを決定すること(320、535)と
    を含む、妨害緩和方法。
  10. 前記無線通信デバイスを対象とするシンボルと1つまたは複数の他の無線通信デバイスを対象とするシンボルとを含む信号を受信する(597)ために、決定された前記受信ビームフォーミングパラメータを使用すること(330)をさらに含み、前記シンボルが、それぞれのグループプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、異なるグループの前記それぞれのグループプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従い、前記グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされた前記シンボルが、前記信号を形成するために重ね合わせられる、請求項9に記載の方法。
  11. チャネル推定のためのアップリンクパイロット信号を送信する(557)ために、決定された前記送信ビームフォーミングパラメータを使用すること(330)をさらに含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. プログラム命令を備えるコンピュータプログラムをその上に有する、非一時的コンピュータ可読媒体(1100)を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラムは、データ処理ユニットにロード可能であり、前記コンピュータプログラムが前記データ処理ユニットによって稼働されたとき、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実行するように設定された、コンピュータプログラム製品。
  13. 分散アンテナシステム(100)のための通信エレメント(121、122、123、131、132、133、141、142、143、402、502、503、504)のための妨害緩和装置であって、前記通信エレメントが、前記分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、前記装置は、
    前記通信エレメントによってサーブされる複数の無線通信デバイス(191、192、193、407、408、409、507)のうちの少なくとも2つに関連付けられたチャネル条件情報の収集と、
    収集された前記チャネル条件情報に基づく、前記複数の無線通信デバイスの、少なくとも2つのグループへの区分と、
    前記グループの各々についての、収集された前記チャネル条件情報に基づく、それぞれのプリコーディング重みの決定であって、異なるグループの前記それぞれのプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従って決定される、それぞれのプリコーディング重みの決定と、
    前記複数の無線通信デバイスのうちの対応する無線通信デバイスを対象とするそれぞれのシンボルを含む信号の送信であって、各グループの無線通信デバイスを対象とする前記シンボルが、前記グループの決定された前記それぞれのプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、前記グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされた前記シンボルが、前記信号を形成するために重ね合わせられる、信号の送信と
    を行うように設定された制御回路(710、800)を備える、妨害緩和装置。
  14. 少なくとも2つの前記無線通信デバイスの各々と前記2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間にそれぞれのチャネルがあるとき、前記制御回路が、
    前記少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号の受信と、
    各それぞれのチャネルについての、前記アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づく、チャネル推定値の決定と
    を行うことによって、チャネル条件情報の前記収集を行うように設定された、請求項13に記載の装置。
  15. 前記少なくとも2つの無線通信デバイスの各々が、同じアップリンクパイロット信号を割り振られた無線通信デバイスのセットに属するとき、および、無線通信デバイスの各セットと前記2つまたはそれ以上のアンテナエレメントの各々との間に複合チャネルがあるとき、前記制御回路が、
    前記少なくとも2つの無線通信デバイスによって送信されたアップリンクパイロット信号の受信と、
    各複合チャネルについての、前記アップリンクパイロット信号に対して実施された測定に基づく、チャネル推定値の決定と
    を行うことによって、チャネル条件情報の前記収集を行うように設定された、請求項13に記載の装置。
  16. 前記制御回路が、前記同じアップリンクパイロット信号を割り振られた無線通信デバイスの、同じグループへの区分を行うことによって、前記複数の無線通信デバイスの、少なくとも2つのグループへの前記区分を行うように設定された、請求項15に記載の装置。
  17. 前記制御回路は、第1の無線通信デバイスの関連する信号強度が、他のグループの無線通信デバイスのそれぞれの関連する信号強度よりも高いとき、前記第1の無線通信デバイスの、第1のグループへの区分を行うことによって、前記複数の無線通信デバイスの、少なくとも2つのグループへの前記区分を行うように設定された、請求項13から16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記グループのうちの1次グループについて前記それぞれのプリコーディング重みを決定するための前記妨害緩和手法が干渉抑圧手法である、請求項13から17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 前記グループのうちの2次グループについて前記それぞれのプリコーディング重みを決定するための前記妨害緩和手法がチャネル利得補償手法である、請求項13から18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 特定の無線通信デバイスが、前記通信エレメントによっておよび前記分散アンテナシステムの少なくとも1つのさらなる通信エレメントによってサーブされるとき、前記特定の無線通信デバイスの前記グループの決定された前記プリコーディング重みが、前記特定の無線通信デバイスにおいて、前記特定の無線通信デバイスを対象とする前記シンボルの強め合う組合せを行うように設定された、請求項13から19のいずれか一項に記載の装置。
  21. 分散アンテナシステムのための通信エレメントであって、前記通信エレメントが、前記分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、前記通信エレメントが、請求項13から20のいずれか一項に記載の装置を備える、通信エレメント。
  22. 2つまたはそれ以上のアンテナをさらに備える、請求項21に記載の通信エレメント。
  23. 2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに各々関連付けられる、請求項21または22に記載の複数の通信エレメントを備える、分散アンテナシステム。
  24. 前記複数の通信エレメントが、フレキシブル構造と細長い形状とを有するアンテナ構成体中に備えられる、請求項23に記載の分散アンテナシステム。
  25. 分散アンテナシステム(100)の2つまたはそれ以上の通信エレメント(121、122、123、131、132、133、141、142、143、402、502、503、504)によってサーブされるように設定された無線通信デバイス(191、192、193、407、408、409、507)のための妨害緩和装置であって、前記通信エレメントの各々が、前記分散アンテナシステムの2つまたはそれ以上のアンテナエレメントに関連付けられるように設定され、前記通信エレメントの各々が、前記無線通信デバイスを、少なくとも2つのグループのうちのそれぞれのグループに区分するように設定され、前記装置は、
    前記2つまたはそれ以上の通信エレメントの各々について、前記少なくとも2つのグループのうちのどれに前記無線通信デバイスが区分されるかを指示する、グループ化情報の収集と、
    前記グループ化情報に基づく、送信ビームフォーミングパラメータおよび/または受信ビームフォーミングパラメータの決定と
    を行うように設定された制御回路(910、1000)を備える、妨害緩和装置。
  26. 前記制御回路が、前記無線通信デバイスを対象とするシンボルと1つまたは複数の他の無線通信デバイスを対象とするシンボルとを含む信号の受信のための、決定された前記受信ビームフォーミングパラメータの使用を行うようにさらに設定され、前記シンボルが、それぞれのグループプリコーディング重みを使用してプリコーディングされ、異なるグループの前記それぞれのグループプリコーディング重みが、異なる妨害緩和手法に従い、前記グループのうちの少なくとも2つのプリコーディングされた前記シンボルが、前記信号を形成するために重ね合わせられる、請求項25に記載の装置。
  27. 前記制御回路が、チャネル推定のためのアップリンクパイロット信号の送信のための、決定された前記送信ビームフォーミングパラメータの使用を行うようにさらに設定された、請求項25または26に記載の装置。
  28. 請求項25から27のいずれか一項に記載の装置を備える無線通信デバイス。
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