本発明は受動光ネットワークの分野に関し、具体的には、受動光ネットワークシステムのデータ処理方法、装置及び受動光ネットワークシステムに関する。
受動光ネットワーク(Passive Optical Network、略称:PON)アーキテクチャは、ポイントツーマルチポイントのネットワークアーキテクチャである。受動光ネットワークは光回線終端装置(Optical Line Terminal、略称:OLT)、光分配ネットワーク(Optical Distribute Network、略称:ODN)及び光ネットワークユニット(Optical Network Unit、略称:ONU)からなる。
図1は関連技術に係る受動光ネットワークのアーキテクチャ模式図であり、図1に示すように、1つの光回線終端装置は光分配ネットワークを介して複数の光ネットワークユニットに接続可能であり、各光ネットワークユニットと光回線終端装置との距離が異なる。受動光ネットワークシステムは光ネットワークユニットと光回線終端装置との最大距離、及び各光ネットワークユニットと光回線終端装置との最大距離差を制限可能である。
受動光ネットワークシステムでは、光ネットワークユニットは通常、光回線終端装置とともに登録プロセスを行う必要があり、光回線終端装置は光ネットワークユニットの情報を取得し、光回線終端装置は光ネットワークユニットとの論理距離をテストすることを含んでもよいが、これらに限定されない。
光ネットワークユニットの登録中、光回線終端装置は、光ネットワークユニットとの論理距離を事前に把握できないため、光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームがいつ光回線終端装置に到達するかを決定できない。
光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームは1つの時間ウィンドウ内で光回線終端装置に到達する。該時間ウィンドウの開始時刻は光回線終端装置に最も近い光ネットワークユニットが登録情報フレームを光回線終端装置に送信する最も早い時刻であり、終了時刻は光回線終端装置から最も遠い光ネットワークユニットが登録情報フレームを光回線終端装置に送信する最も遅い時刻である。
該時間ウィンドウ内で、登録済みで正常に動作している光ネットワークユニットがアップリンクデータフレームを送信すると、登録中の光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームと衝突する可能性があり、その結果、正常に動作している光ネットワークユニットによって送信されるアップリンクデータフレームが損傷して光回線終端装置で正確に解析できず、さらに伝送データのロスを引き起こしてしまう。したがって、従来の受動光ネットワークシステムでは、該時間ウィンドウ内で、登録光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームとの衝突を回避するように、正常に動作している光ネットワークユニットはアップリンクデータフレームを送信しない。
図2は関連技術に係る受動光ネットワークシステムに使用されるクワイエットウインドウの模式図であり、図2に示すように、従来の受動光ネットワークシステムでは、それぞれ光回線終端装置、光回線終端装置に最も近い光ネットワークユニット、正常に動作している光ネットワークユニット、登録光ネットワークユニット及び光回線終端装置から最も遠い光ネットワークユニットがある。前記正常に動作している光ネットワークユニットがアップリンクデータフレームを送信すると、登録中の光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームと衝突する可能性がある時間ウィンドウは通常、クワイエットウインドウ又は静かなウィンドウ(quiet window)と呼ばれる。
従来の受動光ネットワークシステムでは、一方では、光回線終端装置と光ネットワークユニットとの最大距離差が20キロメートルである場合、クワイエットウインドウは少なくとも200マイクロ秒である。
光回線終端装置と光ネットワークユニットとの最大距離差が10キロメートルである場合、クワイエットウインドウは少なくとも100マイクロ秒である。他方では、従来の受動光ネットワークシステムは同一のクワイエットウインドウにおける複数の光ネットワークユニットの登録を許可するため、複数の光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームの衝突を引き起こしやすい。
複数の光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームが衝突すると、光回線終端装置がこれらの登録情報フレームを解析できず、その結果、これらの光ネットワークユニットが登録情報フレームを再送信して登録する必要があり、したがって、これらの光ネットワークユニットの登録完了時間が遅延してしまう。
前記分析によると、受動光ネットワークシステムの登録完了時間が遅延し、且つ登録を必要とする光ネットワークユニットの数が多いほど、受動光ネットワークシステムの登録完了時間が長い。光ネットワークユニットの迅速な登録を実現し、ユーザー体験を向上させるために、光回線終端装置は通常、クワイエットウインドウを周期的にオープンして、光ネットワークユニットにより多くの登録チャンスを与える必要がある。
また、従来の受動光ネットワークシステムでは、光ネットワークユニットの登録中にオープンされるクワイエットウインドウにより、正常に動作している光ネットワークユニットのデータ送信に遅延が発生する。動作光ネットワークユニットには、ちょうどクワイエットウインドウの開始時に送信を必要とするアップリンクデータがある場合、アップリンクデータの送信はクワイエットウインドウ終了後まで待機する必要がある。以上からわかるように、正常に動作している光ネットワークユニットのアップリンクデータによる遅延は少なくともクワイエットウインドウのサイズであり、且つクワイエットウインドウが通常周期的にオープンされるため、光ネットワークユニットの登録プロセスにより、正常に動作している光ネットワークユニットのデータ送信に遅延が頻繁に発生する。
モバイルサービスの発展に伴い、受動光ネットワークシステムは徐々にモバイルサービスのベアラ技術の1つになり、モバイルサービスはベアラネットワークの伝送遅延に対してより厳しい要件を求めている。
たとえば、現在、業界では第五世代モバイル通信技術(5G)のフロントホールサービスをベアラする受動光ネットワークシステムの伝送遅延用件を100マイクロ秒以下に制御する。しかし、前記分析から見て、受動光ネットワークにおける光回線終端装置と光ネットワークユニットとの最大距離差が10キロメートルである場合、光ネットワークユニットの登録中のクワイエットウインドウにより、正常に動作している光ネットワークユニットのデータ送信に少なくとも100マイクロ秒の遅延が発生する。
受動光ネットワークシステムでは、クワイエットウインドウによる光ネットワークのデータ伝送の遅延に加えて、光ファイバ伝送、動的帯域幅割当等によるデータ伝送の遅延もある。したがって、従来の受動光ネットワークシステムがモバイルサービスに必要な伝送遅延用件を満たすことは困難である。
本発明の少なくとも一部の実施例は、受動光ネットワークシステムのデータ処理方法、装置及び受動光ネットワークシステムを提供し、関連技術に係る受動光ネットワークシステムの光ネットワークユニットの登録中にクワイエットウインドウによる受動光ネットワークシステムの伝送遅延のため、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たすことができないという問題を少なくとも解決する。
本発明の一実施例によれば、受動光ネットワークシステムのデータ処理方法を提供し、
第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるステップと、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するステップと、を含む。
オプションとして、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するステップは、第1時間ウィンドウ内の第1部分帯域幅を除く第2部分帯域幅内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するステップを含む。
オプションとして、第1時間ウィンドウの対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信するステップは、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して、第1データフレームを取得するステップを含む。
オプションとして、第1時間ウィンドウの対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信するステップは、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップをさらに含む。
オプションとして、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得した後、後続の第1時間ウィンドウ内で第1部分帯域幅を割り当て、第1部分帯域幅の対応する時間は衝突位置を含まず、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出し、衝突位置を再特定するステップをさらに含む。
オプションとして、前記方法は、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得するステップをさらに含む。
オプションとして、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得した後、第1距離情報に基づいて第2光ネットワークユニットに対して第2時間ウィンドウをオープンし、第2光ネットワークユニットの登録を完了するステップをさらに含み、第2時間ウィンドウは第2光ネットワークユニットの認証情報を取得し、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットとの第2距離情報を測定することに用いられる。
オプションとして、第1時間ウィンドウ内で第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるステップは、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すことを第1光ネットワークユニットに通知するステップをさらに含む。
オプションとして、冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、第1光ネットワークユニットが第1データフレームのペイロードに対して採用した所定の符号化方式によって第1データフレームに誤りが発生したことが検出された場合、第1データフレームを復元し、衝突位置を特定するステップを含み、第2データフレームと第1データフレームが衝突する損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
オプションとして、冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、第1光ネットワークユニットにより延長処理されたプリアンブルに対して信号振幅検出と信号クロック復元を行い、信号振幅及び/又は信号クロックに異常が発生したことが検出された場合、信号振幅及び/又は信号クロックを復元し、衝突位置を特定するステップを含む。
オプションとして、冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、第1光ネットワークユニットにより延長変更処理された区切りから誤りが検出された場合、区切り中の少なくとも1つの部分を正確に識別し、区切りに誤りが発生する位置を取得し、衝突位置を特定し、ペイロードの開始位置を取得するステップを含む。
オプションとして、第1部分帯域幅内で第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する前、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信するステップをさらに含み、登録要求メッセージは、第2データフレームの送信を第2光ネットワークユニットに通知することに用いられ、登録要求メッセージに少なくとも第1認証情報が含まれている。
オプションとして、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信する前、認証情報に基づいて第2光ネットワークユニットの登録プロセスを開始するように、第1光ネットワークユニットと第2光ネットワークユニットの認証情報を記憶するステップをさらに含み、認証情報は各光ネットワークユニットの身元情報及び/又は光ネットワークユニットのユーザーの身元情報を含む。
オプションとして、登録要求メッセージには、遅延時間を待機した後に第2データフレームを送信することを第2光ネットワークユニットに指示するための遅延時間がさらに含まれている。
本発明の別の実施例によれば、別の受動光ネットワークシステムのデータ処理方法をさらに提供し、
光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得するステップと、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するステップと、を含み、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
オプションとして、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信する前、光回線終端装置から第1データフレームに対して冗長保護措置を施す通知を取得するステップと、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップと、をさらに含む。
オプションとして、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、所定の符号化方式を用いて第1データフレーム中のペイロードを符号化処理するステップを含み、第2データフレームの損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
オプションとして、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、第1データフレーム中のプリアンブルを延長し、衝突の発生時に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うための延長処理済みのプリアンブルを得るステップを含む。
オプションとして、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、第1データフレーム中の区切りを延長変更し、衝突の発生時に光回線終端装置が少なくとも区切りの一部を識別できるための延長処理済みの区切りを得るステップを含み、区切りは光回線終端装置が第1データフレームの開始位置を識別することに用いられる。
オプションとして、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するステップは、第2光ネットワークユニットは光回線終端装置に第2データフレームを能動的に送信するステップ、第2光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求メッセージを取得した後、第2データフレームを送信するステップ、及び第2光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求メッセージ及び遅延時間を取得した後、遅延時間待機して第2データフレームを送信するステップのうちのいずれかを含む。
本発明のさらに別の実施例によれば、受動光ネットワークシステムのデータ処理装置を提供し、
第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるように構成される割当モジュールと、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するように構成される処理モジュールと、を備える。
オプションとして、処理モジュールは、第1時間ウィンドウ内の第1部分帯域幅を除く第2部分帯域幅内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するように構成される。
オプションとして、処理モジュールは、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して、第1データフレームを取得するように構成される。
オプションとして、処理モジュールはさらに、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するように構成される。
オプションとして、前記装置は、後続の第1時間ウィンドウ内で第1部分帯域幅を割り当て、第1部分帯域幅の対応する時間は衝突位置を含まず、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出し、衝突位置を再特定するように構成される特定モジュールをさらに備える。
オプションとして、前記装置は、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得するように構成される取得モジュールをさらに備える。
オプションとして、前記装置は、第1距離情報に基づいて第2光ネットワークユニットに対して第2時間ウィンドウをオープンし、第2光ネットワークユニットの登録を完了するように構成される登録モジュールをさらに備え、第2時間ウィンドウは第2光ネットワークユニットの認証情報を取得し、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットとの第2距離情報を測定することに用いられる。
オプションとして、前記装置は、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すことを第1光ネットワークユニットに通知するように構成される通知モジュールをさらに備える。
オプションとして、処理モジュールはさらに、第1光ネットワークユニットが第1データフレームのペイロードに対して採用した所定の符号化方式によって第1データフレームに誤りが発生したことが検出された場合、第1データフレームを復元し、衝突位置を特定するように構成され、第2データフレームと第1データフレームが衝突する損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
オプションとして、処理モジュールはさらに、第1光ネットワークユニットにより延長処理されたプリアンブルに対して信号振幅検出と信号クロック復元を行い、信号振幅及び/又は信号クロックに異常が発生したことが検出された場合、信号振幅及び/又は信号クロックを復元し、衝突位置を特定するように構成される。
オプションとして、処理モジュールはさらに、第1光ネットワークユニットにより延長変更処理された区切りから誤りが検出された場合、区切り中の少なくとも1つの部分を正確に識別し、区切りに誤りが発生する位置を取得し、衝突位置を特定し、ペイロードの開始位置を取得するように構成される。
オプションとして、前記装置は、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信するように構成される送信モジュールをさらに備え、登録要求メッセージは、第2データフレームの送信を第2光ネットワークユニットに通知することに用いられ、登録要求メッセージに少なくとも第1認証情報が含まれている。
オプションとして、前記装置は、認証情報に基づいて第2光ネットワークユニットの登録プロセスを開始するように、第1光ネットワークユニットと第2光ネットワークユニットの認証情報を記憶するように構成される記憶モジュールをさらに備え、認証情報は各光ネットワークユニットの身元情報及び/又は光ネットワークユニットのユーザーの身元情報を含む。
オプションとして、登録要求メッセージには、遅延時間を待機した後に第2データフレームを送信することを第2光ネットワークユニットに指示するための遅延時間がさらに含まれている。
本発明のさらに別の実施例によれば、別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置をさらに提供し、
光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得するように構成される取得モジュールと、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するように構成される処理モジュールと、を備え、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
オプションとして、前記装置は、光回線終端装置から第1データフレームに対して冗長保護措置を施す通知を取得するように構成される取得モジュールと、通知メッセージに応答して、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すように構成される保護モジュールと、をさらに備える。
オプションとして、保護モジュールは、所定の符号化方式を用いて第1データフレーム中のペイロードを符号化処理するように構成され、第2データフレームの損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
オプションとして、保護モジュールは、第1データフレーム中のプリアンブルを延長し、衝突の発生時に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うための延長処理済みのプリアンブルを得るように構成される。
オプションとして、保護モジュールは、第1データフレーム中の区切りを延長変更し、衝突の発生時に光回線終端装置が少なくとも区切りの一部を識別できるための延長処理済みの区切りを得るように構成され、区切りは光回線終端装置が第1データフレームの開始位置を識別することに用いられる。
オプションとして、処理モジュールは、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するステップは、光回線終端装置に第2データフレームを能動的に送信するステップ、光回線終端装置により送信される登録要求メッセージを取得した後、第2データフレームを送信するステップ、及び光回線終端装置により送信される登録要求メッセージ及び遅延時間を取得した後、遅延時間待機して第2データフレームを送信するステップのうちのいずれかを含むように構成される。
本発明のさらに別の実施例によれば、受動光ネットワークシステムをさらに提供し、光回線終端装置及び複数の光ネットワークユニットを備え、光回線終端装置は前記受動光ネットワークシステムのデータ処理装置を備え、複数の光ネットワークユニットのうちの少なくとも1つの光ネットワークユニットは前記別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置を備える。
本発明のさらに別の実施例によれば、記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、実行されると、前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される。
本発明のさらに別の実施例によれば、電子装置をさらに提供し、メモリ及びプロセッサを備え、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される。
本発明の少なくとも一部の実施例によれば、第1光ネットワークユニットは第2光ネットワークユニットの登録中にデータフレームを送信でき、即ち、登録している第2光ネットワークユニットが存在する場合、第1光ネットワークユニットは、第1時間ウィンドウ内の帯域幅を十分に利用するようにデータを送信できる。したがって、関連技術に係る受動光ネットワークシステムの光ネットワークユニットの登録中にクワイエットウインドウによる受動光ネットワークシステムの伝送遅延のため、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たすことができない問題を解決し、受動光ネットワークシステムの伝送遅延を減らし、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たす効果を達成する。
ここで説明される図面は本発明をさらに理解するためのものであり、本願の一部として組み込まれており、本発明の例示的な実施例及びその説明は本発明を説明することに用いられ、本発明を不適切に限定しない。
図1は関連技術に係る受動光ネットワークのアーキテクチャ模式図である。
図2は関連技術に係る受動光ネットワークシステムに使用されるクワイエットウインドウの模式図である。
図3は本発明の一実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理方法のフローチャートである。
図4は本発明の選択可能な実施例に係る動作光ネットワークユニットがアップリンクデータを送信し、登録光ネットワークユニットが登録信号を送信するプロセスの模式図である。
図5は本発明の選択可能な実施例に係るアップリンクデータフレーム及び登録信号の模式図である。
図6は本発明の一実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理方法のフローチャートである。
図7は本発明の一実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図である。
図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図である。
図9は本発明の一実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図である。
図10は本発明の選択可能な実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図である。
以下、図面及び実施例を参照しながら本発明を詳細に説明する。なお、矛盾しない限り、本願の実施例及び実施例の特徴を互いに組み合わせることができる。
なお、本発明の明細書、請求の範囲及び前記図面における「第1」、「第2」等の用語は類似する対象を区別するためのものであり、特定の順序や順番を表さない。
実施例1
本願の実施例1に係る方法実施例は、光回線終端装置又は光ネットワークユニットにおいて実行できる。光回線終端装置又は光ネットワークユニットは、1つ又は複数のプロセッサ(プロセッサはマイクロプロセッサ(MCU)又はプログラマブルロジックデバイス(FPGA)等の処理装置を含むが、これらに限定されない)、及びデータを記憶するメモリを備えてもよい。
オプションとして、前記光回線終端装置又は光ネットワークユニットは通信機能用の伝送ユニット及び入力出力ユニットをさらに備えてもよい。勿論、当業者であれば、前記構造は単に例示的な説明であり、前記光回線終端装置又は光ネットワークユニットの構造を限定するものではないと理解できる。
たとえば、光回線終端装置又は光ネットワークユニットは前記構造よりも多い又は少ないユニットを備えてもよく、又は前記構造と異なる構成を有してもよい。
メモリは、たとえば、アプリケーションソフトウェアのソフトウェアプログラム及びモジュールのようなコンピュータプログラム、たとえば本発明の実施例における受動光ネットワークシステムのデータ処理方法に対応するコンピュータプログラムを記憶できる。
プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することによって、各種の機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、前記受動光ネットワークシステムのデータ処理方法を実現する。メモリは高速ランダムアクセスメモリを含み、たとえば1つ又は複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、又はほかの不揮発性ソリッドステートメモリのような不揮発性メモリをさらに含んでもよい。いくつかの例では、メモリはさらにプロセッサに対して遠隔に設置されるメモリを含んでもよく、これらのリモートメモリはネットワークを介して光回線終端装置又は光ネットワークユニットに接続されうる。
前記ネットワークの例はインターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
伝送ユニットは、1つのネットワークを介してデータを受信又は送信する。前記ネットワークの具体例は光回線終端装置又は光ネットワークユニットの通信事業者により提供される無線ネットワークを含んでもよい。一例では、伝送ユニットは1つのネットワークインタフェースコントローラ(Network Interface Controller、略称:NIC)を含み、無線方式でインターネットと通信する。別の例では、伝送ユニットは無線周波数(Radio Frequency、略称:RF)モジュールであってもよく、無線方式でインターネットと通信する。
本実施例では、光回線終端装置に実行される受動光ネットワークシステムのデータ処理方法を提供し、図3は本発明の一実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理方法のフローチャートであり、図3に示すように、該フローは以下のステップを含む。
ステップS31、第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てる。
受動光ネットワークシステムの光ネットワークユニットの登録中のクワイエットウインドウによる遅延問題を解決するために、本発明の実施例は受動光ネットワークシステム及び光ネットワークユニット登録メカニズムを提供し、受動光ネットワークシステムの伝送遅延を減らす。
なお、本発明はクワイエットウインドウ内で動作光ネットワークユニット(前記第1光ネットワークユニットに相当する)によるデータ送信を制限しないため、本発明の実施例は、クワイエットウインドウのかわりにノイズウィンドウ(noisy window、前記第1時間ウィンドウに相当する)を採用する。ノイズウィンドウの開始時刻はクワイエットウインドウの開始時刻に一致し、ノイズウィンドウの終了時刻はクワイエットウインドウの終了時刻に一致する。
即ち、前記第1時間ウィンドウの開始時刻は光回線終端装置に最も近い光ネットワークユニットにより送信されるデータフレームが光回線終端装置に到達する最も早い時刻であり、第1時間ウィンドウの終了時刻は光回線終端装置から最も遠い光ネットワークユニットにより送信されるデータフレームが光回線終端装置に到達する最も遅い時刻である。動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内でデータを送信できる。
ステップS34、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する。
登録光ネットワークユニット(前記第2光ネットワークユニットに相当する)により送信される登録信号(前記第2データフレームに相当する)に対して、光回線終端装置は空き帯域幅又はデータ帯域幅内で登録信号を検出する。登録している光ネットワークユニット又は登録しようとする光ネットワークユニットが存在する場合、登録光ネットワークユニットは登録信号を送信してノイズウィンドウ内で光回線終端装置に到達させる。
光回線終端装置はノイズウィンドウ内の部分帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てて、アップリンクデータの送信に使用し、この部分帯域幅はデータ帯域幅であり、部分帯域幅は割り当てられておらず、この部分帯域幅は空き帯域幅である。動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で取得した割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータを送信し、登録光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で登録信号を送信する。光回線終端装置はノイズウィンドウ内で登録信号を検出する。
オプションとして、前記ステップの実行主体は光回線終端装置等であってもよいが、これに限定されない。
選択可能な実施形態では、前記第1時間ウィンドウはすべの時間であってもよく、第1ONUは第1データフレームを送信でき、第2ONUは第2データフレームを随時送信できる。
選択可能な実施形態では、第2ONUにより送信される第2データフレームは第1時間ウィンドウ内の第1部分帯域幅を除く第2部分帯域幅内でOLTに到達する必要がある。即ち、第1ONUにより送信される第1データフレームと第2ONUにより送信される第2データフレームはそれぞれ第1時間ウィンドウ内の異なる帯域幅内でOLTに到達する。
また、前記OLT及び複数のONUからなる受動光ネットワークシステムでは、異なるONUにより送信されるデータがOLT側で衝突することを許可し、OLTは少なくとも1つのONUにより送信されるデータを復元できる。
前記ステップによれば、第1光ネットワークユニットは第2光ネットワークユニットの登録中にデータフレームを送信でき、即ち、登録している第2光ネットワークユニットが存在する場合、第1光ネットワークユニットは、第1時間ウィンドウ内の帯域幅を十分に利用するようにデータを送信できる。したがって、関連技術に係る受動光ネットワークシステムの光ネットワークユニットの登録中にクワイエットウインドウによる受動光ネットワークシステムの伝送遅延のため、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たすことができない問題を解決し、受動光ネットワークシステムの伝送遅延を減らし、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たす効果を達成する。
登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信される動作データフレームと衝突する可能性があり、登録信号と動作データフレームが衝突する場所、即ち衝突位置で、登録信号が動作データフレームに一定範囲の損傷を与え、動作データフレームに対応する誤りが発生し、したがって、衝突の発生時、登録信号による動作データフレームの損傷範囲を減らすために、登録信号はなるべく短いものとすべきである。
登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は1つのバースト信号であり、通常、光モジュールの発光オン部分、登録情報部分及び光モジュールの発光オフ部分を含んでもよい。光モジュールの発光オン部分と光モジュールの発光オフ部分は受動光ネットワーク標準において定義されている。
たとえば、国際電気通信連合・電気通信標準部門(ITU−T)ギガビット受動光ネットワーク(Gigabit Passive Optical Network、略称:GPON)標準には、光ネットワークユニットの光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分はいずれも12.8ナノ秒/4バイトであることが規定されている。
一方、ITU−T 10ギガビット対称型受動光ネットワーク(10−Gigabit−capable Symmetric Passive Optical Network、略称:XGS−PON)標準には、光ネットワークユニットの光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分はいずれも25.7ナノ秒/32バイトであることが規定されている。
また、光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分はさらに光モジュールの具体的な実現に関連し、具体的に実現される光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分は標準よりも優れる又は短いようにしてもよい。
たとえば、光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分は5−10ナノ秒に達し、2つの部分の合計は、GPONでは約4−7バイトに対応し、XGS−PONでは約13−25バイトに対応する。
登録情報部分は、光回線終端装置により検出できればよく、たとえば、10Gbpsの速度では、長さが3バイトの登録信号は、光回線終端装置の光モジュールにより検出できる。光回線終端装置が登録情報を正確に解析する必要がない場合、登録情報部分はプリアンブル、区切り等を含まなくてもよい。
勿論、登録情報部分がプリアンブル、区切り等の内容を含む場合、光回線終端装置は登録情報を正確に解析することができ、登録信号の衝突による損傷を受ける動作データフレームを復元することもできる。
以上のように、現在の標準及び実現可能な条件では、XGS−PONを例に、光ネットワークユニットの登録信号は最長で67バイト、最短で16バイトである。
なお、本発明の実施例では、光ネットワークユニットにより送信される登録信号及び係る光モジュールの発光オン部分、光モジュールの発光オフ部分、光モジュール検出用の登録情報部分について、関連する標準定義及び具体的な実現は単に本発明の技術案の完全性を説明し、本発明を限定するものではなく、関連する標準定義、具体的な実現の可能な変更は、本発明に適用できる限り、本発明の保護範囲に属する。
オプションとして、ステップS34では、第1部分帯域幅内で第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する前、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS33、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信し、登録要求メッセージは、第2データフレームの送信を第2光ネットワークユニットに通知することに用いられ、登録要求メッセージに少なくとも第1認証情報が含まれている。
光回線終端装置側は光回線終端装置の光ネットワークユニット認証情報又は認証情報ライブラリを取得し、光ネットワークユニット認証情報(即ち、前記第1認証情報)は、光ネットワークユニットのシリアル番号、光ネットワークユニットのメディアアクセス制御(MAC)アドレス、光ネットワークユニットのユーザーの登録情報(即ち、registration ID)を含んでもよいが、これらに限定されない。光回線終端装置は登録済みの光ネットワークユニット及び登録を完了していない光ネットワークユニットをそれぞれマークする。
光回線終端装置は登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録を開始し、以下のステップを含んでもよい。光回線終端装置は光ネットワークユニットの認証情報と登録命令(前記登録要求メッセージに相当する)を登録光ネットワークユニットに送信して、登録信号の送信を該光ネットワークユニットに通知し、該登録信号は光回線終端装置により指定されてもよく、光ネットワークユニットにより自ら決定されてもよい。それとともに、光回線終端装置はノイズウィンドウ内の部分帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てし、部分帯域幅は割り当てられていない。
オプションとして、ステップS33では、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信する前、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS32、認証情報に基づいて第2光ネットワークユニットの登録プロセスを開始するように、第1光ネットワークユニットと第2光ネットワークユニットの認証情報を記憶し、認証情報は各光ネットワークユニットの身元情報及び/又は光ネットワークユニットのユーザーの身元情報を含む。
光ネットワークユニットの登録中、光回線終端装置は光ネットワークユニットを認証する。認証が成功すると、光ネットワークユニットは光回線終端装置にアクセスできる。光回線終端装置が光ネットワークユニットを認証する情報は、光ネットワークユニットの身元情報、光ネットワークユニットのユーザーの身元情報を含む。光回線終端装置にアクセスされる光ネットワークユニットの認証情報は1つの光ネットワークユニット認証情報ライブラリを形成する。光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されてもよく、より上位層のシステム(たとえば、受動光ネットワーク管理システム)に記憶されてもよい。
光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリに基づいて、1つ又は複数の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始することで、1つのノイズウィンドウ内に登録する光ネットワークユニットの数量を制御し、それにより登録情報同士が衝突する確率を低減させ、動作中の光ネットワークにより送信されるデータの損傷範囲を減らす。
オプションとして、前記登録要求メッセージには、遅延時間を待機した後に第2データフレームを送信することを第2光ネットワークユニットに指示するための遅延時間がさらに含まれている。
登録光ネットワークユニットは電源がオンになると、光回線終端装置が登録プロセスを開始するのを待機する。自機の登録命令を受信すると、登録命令に遅延時間が含まれていない場合、光ネットワークユニットは直ちに光回線終端装置に登録信号を送信し、又は、登録命令に遅延時間が含まれている場合、光回線終端装置が指定する遅延時間を待機した後、光回線終端装置に登録信号を送信する。
図4は本発明の選択可能な実施例に係る動作光ネットワークユニットがアップリンクデータを送信し、登録光ネットワークユニットが登録信号を送信するプロセスの模式図であり、図4に示すように、光回線終端装置はノイズウィンドウ内で登録信号を検出し、以下のステップを含んでもよい。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号を検出し、距離測定結果を計算し、又は、該光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウをオープンして高精度の距離測定を行う。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータフレームの誤りを検出し、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータを復元し、誤りの位置が登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号に起因するものであると推定し、該光ネットワークユニットの論理距離を大まかに特定し、さらに該光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウをオープンして高精度の距離測定を行う。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号の一部を検出し、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータの誤りを検出し、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータを復元し、その後、これらの情報を組み合わせて、該光ネットワークユニットの論理距離を大まかに特定し、該光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウをオープンして高精度の距離測定を行う。
光回線終端装置はノイズウィンドウ内で登録情報を検出していないと、該光ネットワークユニットをマークし、該光ネットワークユニットは登録を開始しておらず、又は該光ネットワークにより送信される登録信号は弱くて、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータに影響を与えておらず、光回線終端装置はノイズウィンドウ内の帯域幅割当を調整した後、該光ネットワークユニットに対して登録プロセスを再開する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号をノイズウィンドウ内で検出すると、登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の論理距離を大まかに推定し、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信するように、小さなクワイエットウインドウをオープンし、光回線終端装置は光ネットワークユニットの身元を確認し、距離測定結果を計算し、登録プロセスを完了する。
ノイズウィンドウ内で登録情報が検出されていない光ネットワークユニットは、再登録を行ってもよく、ほかの光ネットワークユニットの登録を完了した後に登録を行ってもよい。
光回線終端装置は、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号が弱いと判断した場合、以下の措置を施すことができる。光回線終端装置はノイズウィンドウ内の空き帯域幅と動作帯域幅の位置を調整し、空き帯域幅内で登録信号を検出する新しい機会を作る。光回線終端装置はランダムな遅延を生成し、該遅延後に登録信号を送信することを登録光ネットワークユニットに通知し、それにより光回線終端装置は空き帯域幅内で登録信号を検出する新しい機会を作る。
光回線終端装置は、登録光ネットワークユニットが登録を開始していないと判断された場合、登録戦略を変更でき、たとえば、動作光ネットワークユニットへの影響を軽減するように、より長い時間待機した後、該光ネットワークユニットに対して登録を開始する。
オプションとして、ステップS34では、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信するステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS341、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して、第1データフレームを取得する。
異なるONUにより送信されるデータがOLT側で衝突する場合、OLTが少なくとも1つのONUにより送信されるデータを復元できることを確保するために、動作ONUは送信したデータフレームに対して冗長保護措置を施す必要があり、それによりOLTは動作ONUにより送信したデータを冗長保護措置によって復元できる。
オプションとして、ステップS34では、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信するステップは、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS342、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得する。
動作ONUにより送信されるデータをなるべく復元することに加えて、OLTは前記冗長保護措置によって、動作ONUにより送信されるデータフレームに誤りが発生すると決定した場合、動作ONUと登録ONUとの間に衝突が発生する実際位置を大まかに特定できる。
オプションとして、ステップS342では、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得した後、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS343、後続の第1時間ウィンドウ内で第1部分帯域幅を割り当て、第1部分帯域幅の対応する時間は衝突位置を含まず、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出し、衝突位置を再特定する。
即ち、OLTは後続の時間ウィンドウ内で動作ONUに部分帯域幅を割り当てる際に、衝突位置に帯域幅を割り当てないことにより、後続で検出を繰り返し、前回決定した衝突位置を繰り返し比較し、さらに衝突位置を特定/確認する。
オプションとして、ステップS31では、第1時間ウィンドウ内で第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるステップは、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS30、アップリンクデータに対して冗長保護措置を施すことを第1光ネットワークユニットに通知する。
必要に応じて、光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにノイズウィンドウ内の帯域幅を割り当てる際に、さらにデータの送信時に冗長保護を行うことを動作光ネットワークユニットに通知する。動作光ネットワークユニットは光回線終端装置により割り当てられるノイズウィンドウ内の帯域幅を受信する。動作光ネットワークユニットはこれらの帯域幅内でデータを送信する時にデータに対して冗長保護を行う必要がある。
選択可能な実施形態では、第1時間ウィンドウ内で第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てることに加えて、第1光ネットワークユニットが第1データフレームを繰り返し送信するための第3部分帯域幅を第1光ネットワークユニットに割り当ててもよい。
光回線終端装置は、ノイズウィンドウ内で動作光ネットワークユニットに正常帯域幅を割り当てることに加えて、追加帯域幅(前記第3部分帯域幅に相当する)を割り当て、それにより、動作光ネットワークユニットは正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを追加帯域幅内で繰り返し送信する。
動作光ネットワークユニットは光回線終端装置により割り当てられるノイズウィンドウ内の正常帯域幅及び冗長帯域幅を受信した後、正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを冗長帯域幅内で繰り返し送信する。動作光ネットワークユニットは正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを追加帯域幅内で繰り返し送信し、このように、一方のデータが衝突による損傷を受けたとしても、他方のデータは衝突による損傷を免れており、それにより光回線終端装置は衝突による損傷を免れるデータからアップリンクデータを復元できる。ノイズウィンドウ内の空き帯域幅が多い場合、このような冗長保護措置を採用できる。
オプションとして、ステップS342では、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS3421、第1光ネットワークユニットが第1データフレームのペイロードに対して採用した所定の符号化方式によって第1データフレームに誤りが発生したことが検出された場合、第1データフレームを復元し、衝突位置を特定し、第2データフレームと第1データフレームが衝突する損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で割り当てられる帯域幅内でデータを送信し、前方誤り訂正(Forward Error Correction、略称:FEC)等の符号化を用いて冗長保護を行う。登録信号の損傷範囲は符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にあり、光回線終端装置は衝突による損傷を受けたデータを復元でき、且つ誤りが発生するビット位置を特定できる。
たとえば、FECがリード・ソロモンRS(255,223)を採用する場合、FECブロックの誤り訂正能力は(255−223)/2=16バイトである。したがって、登録信号の損傷能力が16バイト以下である場合、光ネットワークユニットはこのような冗長保護措置を採用できる。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で割り当てられる帯域幅内でデータを送信し、FEC等の符号化を採用して冗長保護を行い、且つ符号化ブロックをランダムにインターリーブし、衝突が集中する誤りを複数の符号化ブロックに分散させる。受信プロセスでは、光回線終端装置は、まず、インターリーブされた符号化ブロックのデインターリーブを行い、各符号化ブロックを復元し、各符号化ブロックに対してそれぞれチェック及び誤り訂正を行い、さらに符号化ブロックのインターリーブを行い、それにより誤りの位置を判断する。
RS(255,223)を例に、各FECブロックは255バイトであり、2つのFECブロックのインターリーブ順序は、1番目のFECブロックの1番目のビット、2番目のFECブロックの2番目のビット、1番目のFECブロックの2番目のビット、2番目のFECブロックの2番目のビット、…1番目のFECブロックの255番目のビット、2番目のFECブロックの255番目のビットであり、1つの510バイトのFECインターリーブブロックを形成する。
登録信号によるFECインターリーブブロックの損傷範囲が16バイトである場合、損傷がFECインターリーブブロック中の2つのFECブロックに分散し、各FECブロックが8バイトの損傷を受ける。勿論、より多くのFECブロックのインターリーブを実現でき、且つインターリーブプロセスは1ビットを単位としてもよく、複数のビットを単位としてもよい。ここでは詳細説明をしない。
オプションとして、ステップS342では、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS3422、第1光ネットワークユニットにより延長処理されたプリアンブルに対して信号振幅検出と信号クロック復元を行い、信号振幅及び/又は信号クロックに異常が発生したことが検出された場合、信号振幅及び/又は信号クロックを復元し、衝突位置を特定する。
動作光ネットワークユニットにより送信されるデータは1つのバーストデータフレームであり、該データフレームの前部にプリアンブル、区切り等のフィールドがさらに含まれる。図5は本発明の選択可能な実施例に係るアップリンクデータフレーム及び登録信号の模式図であり、図5に示すように、プリアンブルは主に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うことに用いられ、通常、1つの固定ビットシーケンスを繰り返して得られる。
区切りは光回線終端装置がバーストデータフレームの開始位置を識別することに用いられ、通常、1つの固定のビットシーケンスである。プリアンブルや区切りが損傷を受けると、光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームを正確に解析できない可能性があり、したがって、プリアンブル、区切りの冗長保護も必要であり、プリアンブル延長、区切り延長変更等を含む。
選択可能な実施形態として、プリアンブルを元のプリアンブルの2倍と1つの登録信号の長さとの合計に延長し、登録信号が延長プリアンブルの任意の位置に出現する。光回線終端装置は延長プリアンブルで信号振幅検出及び信号クロック復元を完了でき、光回線終端装置はアップリンクデータフレーム信号検出時点、信号クロック復元完了時点、取得した区切り位置等の情報を組み合わせて登録信号の衝突位置を大まかに判断することができる。
別の選択可能な実施形態として、光回線終端装置は延長プリアンブルの前部で信号振幅検出を複数回行い、信頼性の高い信号振幅を選択して後続の信号に対してレベル判定を行う。別の選択可能な実施形態として、光回線終端装置は延長プリアンブルで信号振幅検出を完了した後、信号振幅を長時間ロックする。
オプションとして、ステップS342では、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS3423、第1光ネットワークユニットにより延長変更処理された区切りから誤りが検出された場合、区切り中の少なくとも1つの部分を正確に識別し、区切りに誤りが発生する位置を取得し、衝突位置を特定し、ペイロードの開始位置を取得する。
動作光ネットワークユニットは元の区切りを延長変更することができ、登録信号と延長変更済み区切りとの衝突がどの位置に出現するかにかかわらず、光回線終端装置は少なくとも延長変更済み区切りの1つの正確な部分を検索でき、該正確な部分に基づいて登録信号の衝突位置を大まかに判断できるとともに、ペイロードの開始位置を取得する。
以下、以下の選択可能な実施例を参照しながら登録信号が動作データフレームと衝突し且つ損傷を引き起こすという点から、複数種の異なる場合に分けて説明する。
場合1、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のペイロードに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得した後、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、さらにノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、後続のデータストリームを受信し続け、延長変更済み区切りを識別してアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
複数の独立したFECブロック内に誤りが検出して特定された場合、複数の独立したFECブロック内の誤りをFECインターリーブにしたがって関連付け、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームの誤り発生位置を特定し、さらに該誤り発生位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信でき、光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合2、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のプリアンブルに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、該登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、さらにノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理する時、アップリンクデータフレーム信号の検出位置、信号振幅検出完了位置、信号クロック復元位置、繰り返し区切り位置、ペイロード開始点等を取得し、これらの位置間の差を計算する。
これらの位置差のうちの1つ又は複数が正常位置差と大きく異なる場合、登録信号の衝突位置を大まかに推定でき、さらに登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)と組み合わせて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定し、後続のデータストリームを受信し続け、繰り返し区切りを識別してアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、さらに正確なFECデータを取得する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信でき、光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行う。該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合3、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中の区切りに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それによりノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長変更済み区切り中の少なくとも1つの正確な部分を識別し、該正確な部分に基づいて延長変更済み区切りと登録信号が衝突して誤りが発生する位置を判断し、その後、該誤り発生位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行う。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信でき、光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合4、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号の一部は空き帯域幅にあり、一部は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のプリアンブルに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それによりノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、アップリンクデータフレームの前の空き帯域幅内で登録信号を検出した。アップリンクデータフレームのプリアンブルから登録信号が検出された場合、そのうちの1つ又は2つに基づいて、登録信号の衝突位置を推定し、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)を組み合わせて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
光回線終端装置は信号振幅検出、信号クロック復元を完了し、繰り返し区切りを識別してアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合5、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のプリアンブル及び繰り返し区切りに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それによりノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、一部のプリアンブルが固定ビットシーケンスに一致しない位置を検出し、延長変更済み区切り中の少なくとも1つの正確な部分を識別し、延長変更済み区切りに誤りが発生する位置を検出し、そのうちの一方又は両方に基づいて登録信号に衝突による誤りが発生する位置を大まかに推定し、その後、該誤り発生位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
さらにアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行う。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信でき、光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合6、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中の繰り返し区切り、ペイロードに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長変更済み区切りの前部の少なくとも1つの正確な部分を識別し、アップリンクデータフレームのペイロード開始点を算出し、延長変更済み区切りの誤り発生位置に基づいて、登録情報と衝突する位置を大まかに推定し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
複数の独立したFECブロック内に誤りが検出して特定された場合、複数の独立したFECブロック内の誤りを関連付け、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームに誤りが発生する位置を特定し、繰り返し区切りにより推定された登録信号位置及びペイロードの誤り発生位置のうちの少なくとも一方、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)を組み合わせて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合7、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号の一部は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のペイロードに誤りが発生することを引き起こし、一部は空き帯域幅内にある。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長変更済み区切りを識別してアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
複数の独立したFECブロック内に誤りが検出して特定された場合、複数の独立したFECブロック内の誤りを関連付け、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームに誤りが発生する位置を特定する。
アップリンクデータフレームの後の空き帯域幅内で登録情報を検出し、FECブロックのインターリーブに誤りが発生する位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)を組み合わせて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定し、光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
さらに、本発明の別の選択可能な実施例では、光ネットワークユニット登録メカニズムを簡略化するために、アップリンクデータフレームに誤りが発生する場合、誤り訂正のみを行い、衝突信号の位置を判断せず、空き帯域幅内のみで登録信号を検出する。空き帯域幅で登録信号が検出されていない場合、ノイズウィンドウ内の帯域幅割当を調整して、光ネットワークユニットを再登録する。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、延長プリアンブルに対してフォールトトレランス、誤り訂正処理を行い、信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長変更済み区切りに対してフォールトトレランス、誤り訂正処理を行った後、繰り返し区切りの一部又は全部を識別し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号を検出し、空き帯域幅内での登録信号の位置を推定する。
たとえば、光モジュールはノイズウィンドウの空き帯域幅内で信号検出プロンプトを出力する。光回線終端装置は、信号検出プロンプトの位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の論理距離を推定する。光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
さらに、本発明の別の選択可能な実施例では、アップリンクデータフレームに誤りが発生する場合、誤り訂正を行い、誤り訂正位置に基づいて衝突信号の位置を判断し、空き帯域幅内でも登録信号を検出する。空き帯域幅にもアップリンクデータフレームにも登録信号が検出されてない場合、ノイズウィンドウ内の帯域幅割当を調整して、光ネットワークユニットを再登録する。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、サイズが割り当てられた帯域幅に一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、延長プリアンブルに対してフォールトトレランス、誤り訂正処理を行い、信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長プリアンブルに対して誤り訂正処理を行った場合、登録信号位置を取得し、延長変更済み区切りに対してフォールトトレランス、誤り訂正処理を行った後、延長変更済み区切りを識別する。
延長変更済み区切りに対して誤り訂正処理を行った場合、登録信号位置を取得し、延長変更済み区切りに基づいてアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
複数のFECブロックに対して誤り訂正処理を行った場合、誤り訂正処理に基づいて登録信号位置を取得する。その後、延長プリアンブルの誤り訂正処理、延長変更済み区切りの誤り訂正処理、ペイロードの誤り訂正処理により取得された登録信号位置をまとめて、該誤り発生位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号を検出し、空き帯域幅内での登録信号の位置を推定する。
たとえば、光モジュールはノイズウィンドウの空き帯域幅内で信号検出プロンプトを出力する。光回線終端装置は、信号検出プロンプトの位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の論理距離を推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
オプションとして、前記方法は、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS35、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得する。
オプションとして、ステップS35では、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得した後、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS36、第1距離情報に基づいて第2光ネットワークユニットに対して第2時間ウィンドウをオープンし、第2光ネットワークユニットの登録を完了し、第2時間ウィンドウは第2光ネットワークユニットの認証情報を取得し、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットとの第2距離情報を測定することに用いられる。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でデータを送信し、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号と衝突して損傷を受ける可能性がある。したがって、動作光ネットワークユニットがノイズウィンドウ内で送信するデータに冗長保護を行う必要があり、それにより、これらのデータが衝突による損傷を受けたとしても、光回線終端装置はこれらのデータを復元できる。
登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号が動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータと衝突する場合、光回線終端装置は冗長保護措置によって、衝突を受けた動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータを復元し、衝突位置を特定し、光ネットワークユニットのラウンドトリップタイム(Round Trip Time、略称:RTT)を初歩的に取得し、光回線終端装置は該ラウンドトリップタイムにより決定された初期距離情報(即ち、前記第1距離情報)に基づいて登録光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウ(前記第2時間ウィンドウに相当する)をオープンし、登録光ネットワークユニットの情報を取得し、高精度の距離測定を行い、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットの高精度の距離情報(即ち、前記第2距離情報)を取得する。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置からの高精度の距離測定命令を受信した後、光回線終端装置に自機の認証情報を送信する。
また、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号が完全にノイズウィンドウ内の割り当てられていない帯域幅(前記第2部分帯域幅に相当する)内にある場合、光回線終端装置は登録信号を検出し、光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを初歩的に取得し、光回線終端装置は該ラウンドトリップタイムにより決定された初期距離情報(即ち、前記第1距離情報)基づいて登録光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウ(前記第2時間ウィンドウに相当する)をオープンし、登録光ネットワークユニットの情報を取得し、高精度の距離測定を行い、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットの高精度の距離情報(即ち、前記第2距離情報)を取得する。登録光ネットワークユニットは光回線終端装置からの高精度の距離測定命令を受信した後、光回線終端装置に自機の認証情報を送信する。
以下、選択可能な実施例を参照しながら、登録信号が空き帯域幅内で光回線終端装置に到達することをさらに詳細に説明する。
この選択可能な実施例では、登録信号は空き帯域幅内で光回線終端装置に到達する。登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号はノイズウィンドウ内の空き帯域幅内で光回線終端装置に到達し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突しない。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、サイズが割り当てられた帯域幅に一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号を検出し、空き帯域幅内での登録信号の位置を推定する。
たとえば、光モジュールはノイズウィンドウの空き帯域幅内で信号検出プロンプトを出力する。光回線終端装置は、信号検出プロンプトの位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の論理距離を推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
本発明の選択可能な実施例では、光回線終端装置は、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号が検出されていない場合、ノイズウィンドウ内の動作光ネットワークユニットに割り当てられた帯域幅及び割り当てられていないアップリンク帯域幅を調整し、それにより登録光ネットワークユニットは登録信号を再送信し、又は光回線終端装置は登録光ネットワークユニットをランダムに遅延させた後、登録信号を送信し、又は光回線終端装置は該光ネットワークユニットの登録を一時的に停止し、まず、ほかの光ネットワークユニットを登録した後に、該光ネットワークユニットの登録を再開し、又は所定時間待機した後、光回線終端装置は該光ネットワークユニットの登録を再開する。
以下、選択可能な実施例を参照しながら、複数種の場合に分けて光回線終端装置により登録信号が検出されていないことをさらに詳細に説明する。
場合1、登録信号は動作データフレームと重なるが、動作データフレームに影響しない。
該実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと重なるが、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームに影響しない。
説明を簡略化するために、本実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されており、光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含み、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、そのうちの光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断し、一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、サイズが割り当てられた帯域幅に一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、最後に、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信される動作データフレームと重なるが、動作データフレームに影響せず、光回線終端装置は動作データフレームを正確に解析でき、誤りが検出されていない。光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、繰り返し区切りを識別し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行う。
登録光ネットワークユニットが動作光ネットワークユニットよりも光回線終端装置から遥かに遠い場合、登録信号は動作データフレーム信号よりも遥かに弱く、本実施例における場合が出現する可能性があるが、本実施例及び本発明を限定するものではない。
光回線終端装置は、ノイズウィンドウの空き帯域幅の位置を調整し又は遅延時間を変更し、該登録光ネットワークユニットを再登録することができ、又は光回線終端装置は該光ネットワークユニットの登録を一時的に停止し、ほかの光ネットワークユニットの登録を完了した後、該光ネットワークユニットを登録することができる。
場合2、光ネットワークユニットは登録に応答していない。
該実施例では、登録光ネットワークユニットは光回線終端装置の登録要求に応答しておらず、登録信号を送信していない。
説明を簡略化するために、本実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されており、光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含み、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置に登録信号を送信しておらず、たとえば、登録光ネットワークユニットは電源がオンしておらず、又は登録光ネットワークユニットは起動中であり、光回線終端装置に応答できず、又は登録光ネットワークユニットは非正常状態で動作し、光回線終端装置に応答できない等である。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、サイズが割り当てられた帯域幅に一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、最後に、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は動作データフレームを正確に解析でき、誤りが検出されておらず、光回線終端装置はノイズウィンドウ内の空き帯域幅内で登録信号が検出されていない。光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、後続のデータストリームを受信し続け、繰り返し区切りを識別し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行う。
光回線終端装置は、ノイズウィンドウの空き帯域幅の位置を調整し又は遅延時間を変更し、該登録光ネットワークユニットを再登録することができ、又は光回線終端装置は該光ネットワークユニットの登録を一時的に停止し、ほかの光ネットワークユニットの登録を完了した後、該光ネットワークユニットを登録することができる。
本実施例では、動作光ネットワークユニットにより実行される別の受動光ネットワークシステムのデータ処理方法をさらに提供し、図6は本発明の一実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理方法のフローチャートであり、図6に示すように、該プロセスは以下のステップを含む。
ステップS61、光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得する。
ステップS64、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信し、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
選択可能な実施形態では、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するステップは、以下の方式のいずれかを含んでもよいが、これらに限定されない。
方式1、第2光ネットワークユニットは、光回線終端装置に第2データフレームを能動的に送信する。
方式2、第2光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を取得した後、第2データフレームを送信する。
方式3、第2光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求メッセージ及び遅延時間を取得した後、遅延時間待機して第2データフレームを送信する。
本発明の実施例に係る受動光ネットワークシステムでは、動作光ネットワークユニットは登録光ネットワークユニットの登録中にデータフレームを送信できる。光回線終端装置は登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号を空き帯域幅内で検出することができ、登録信号と動作データが衝突する場合、登録信号を検出し、衝突する動作データを復元し、登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の距離情報を大まかに推定することもできる。
受動光ネットワークでは、登録する光ネットワークユニットが存在する場合、動作光ネットワークユニットはデータを送信でき、ノイズウィンドウ内の帯域幅を十分に利用し、帯域幅の利用率を高め、光ネットワークユニットの登録プロセスにおけるノイズウィンドウによる遅延を減らしさらに解消し、それにより受動光ネットワークシステムの伝送遅延を減らす。
オプションとして、前記ステップの実行主体は動作光ネットワークユニット等であってもよいが、これに限定されない。
オプションとして、ステップS64では、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信する前、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS62、光回線終端装置から第1データフレームに対して冗長保護措置を施す通知を取得する。
ステップS63、第1データフレームに対して冗長保護措置を施す。
必要に応じて、光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにノイズウィンドウ内の帯域幅を割り当てる際に、さらにデータの送信時に冗長保護を行うことを動作光ネットワークユニットに通知する。動作光ネットワークユニットは光回線終端装置により割り当てられるノイズウィンドウ内の帯域幅を受信する。動作光ネットワークユニットはこれらの帯域幅内でデータを送信する時にデータに対して冗長保護を行う必要がある。
選択可能な実施形態では、光回線終端装置は、ノイズウィンドウ内で動作光ネットワークユニットに正常帯域幅を割り当てることに加えて、追加帯域幅を割り当て、それにより、動作光ネットワークユニットは正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを追加帯域幅内で繰り返し送信する。
動作光ネットワークユニットは光回線終端装置により割り当てられるノイズウィンドウ内の正常帯域幅及び冗長帯域幅を受信した後、正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを冗長帯域幅内で繰り返し送信する。動作光ネットワークユニットは正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを追加帯域幅内で繰り返し送信し、このように、一方のデータが衝突による損傷を受けたとしても、他方のデータは衝突による損傷を免れており、それにより光回線終端装置は衝突による損傷を免れるデータからアップリンクデータを復元できる。ノイズウィンドウ内の空き帯域幅が多い場合、このような冗長保護措置を採用できる。
オプションとして、ステップS63では、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS631、所定の符号化方式を用いて第1データフレーム中のペイロードを符号化処理し、第2データフレームの損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で割り当てられる帯域幅内でデータを送信し、FEC等の符号化を用いて冗長保護を行う。登録信号の損傷範囲は符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にあり、光回線終端装置は衝突による損傷を受けたデータを復元でき、且つ誤りが発生するビット位置を特定できる。たとえば、FECがリード・ソロモンRS(255,223)を採用する場合、FECブロックの誤り訂正能力は(255−223)/2=16バイトである。したがって、登録信号の損傷能力が16バイト以下である場合、光ネットワークユニットはこのような冗長保護措置を採用できる。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で割り当てられる帯域幅内でデータを送信し、FEC等の符号化を採用して冗長保護を行い、且つ符号化ブロックをランダムにインターリーブし、衝突が集中する誤りを複数の符号化ブロックに分散させる。
受信プロセスでは、光回線終端装置は、まず、インターリーブされた符号化ブロックのデインターリーブを行い、各符号化ブロックを復元し、各符号化ブロックに対してそれぞれチェック及び誤り訂正を行い、さらに符号化ブロックのインターリーブを行い、それにより誤りの位置を判断する。
RS(255,223)を例に、各FECブロックは255バイトであり、2つのFECブロックのインターリーブ順序は、1番目のFECブロックの1番目のビット、2番目のFECブロックの2番目のビット、1番目のFECブロックの2番目のビット、2番目のFECブロックの2番目のビット、…1番目のFECブロックの255番目のビット、2番目のFECブロックの255番目のビットであり、1つの510バイトのFECインターリーブブロックを形成する。
登録信号によるFECインターリーブブロックの損傷範囲が16バイトである場合、損傷がFECインターリーブブロック中の2つのFECブロックに分散し、各FECブロックが8バイトの損傷を受ける。勿論、より多くのFECブロックのインターリーブを実現でき、且つインターリーブプロセスは1ビットを単位としてもよく、複数のビットを単位としてもよい。ここでは詳細説明をしない。
オプションとして、ステップS63では、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS632、第1データフレーム中のプリアンブルを延長し、衝突の発生時に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うための延長処理済みのプリアンブルを得る。
動作光ネットワークユニットにより送信されるデータは1つのバーストデータフレームであり、該データフレームの前部にプリアンブル、区切り等のフィールドがさらに含まれる。プリアンブルは主に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うことに用いられ、通常、1つの固定ビットシーケンスを繰り返して得られる。
区切りは光回線終端装置がバーストデータフレームの開始位置を識別することに用いられ、通常、1つの固定のビットシーケンスである。プリアンブルや区切りが損傷を受けると、光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームを正確に解析できない可能性があり、したがって、プリアンブル、区切りの冗長保護も必要であり、プリアンブル延長、区切り延長変更等を含む。
選択可能な実施形態として、プリアンブルを元のプリアンブルの2倍と1つの登録信号の長さとの合計に延長し、登録信号が延長プリアンブルの任意の位置に出現する。光回線終端装置は延長プリアンブルで信号振幅検出及び信号クロック復元を完了でき、光回線終端装置はアップリンクデータフレーム信号検出時点、信号クロック復元完了時点、取得した区切り位置等の情報を組み合わせて登録信号の衝突位置を大まかに判断することができる。
別の選択可能な実施形態として、光回線終端装置は延長プリアンブルの前部で信号振幅検出を複数回行い、信頼性の高い信号振幅を選択して後続の信号に対してレベル判定を行う。別の選択可能な実施形態として、光回線終端装置は延長プリアンブルで信号振幅検出を完了した後、信号振幅を長時間ロックする。
オプションとして、ステップS63では、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS633、第1データフレーム中の区切りを延長変更し、衝突の発生時に光回線終端装置が少なくとも区切りの一部を識別できるための延長処理済みの区切りを得て、区切りは光回線終端装置が第1データフレームの開始位置を識別することに用いられる。
動作光ネットワークユニットは、少なくとも登録信号よりも1つの元の区切り長さ分大きくなるまで、元の区切りを複数回変更して繰り返すことができ、登録信号と繰り返し区切りとの衝突がどの位置に出現するかにかかわらず、光回線終端装置は少なくとも1つの正確な部分を検索でき、それにより、検索した少なくとも1つの正確な部分に基づいて、登録信号の衝突位置を大まかに判断できる。
以上の実施形態についての説明を通じて、当業者は、前記実施例に係る方法はソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現でき、勿論、ハードウェアによって実現できるが、多くの場合、前者は好ましい実施形態であることを明確に理解できる。この理解に基づいて、本発明の技術案は本質的には、又は従来技術に貢献する部分はソフトウェア製品の形態で具現化でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体(たとえば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末装置(たとえば、携帯電話、コンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための複数の命令を含む。
実施例2
本実施例では、受動光ネットワークシステムのデータ処理装置をさらに提供し、該装置は前記実施例及び好ましい実施形態を実現することに用いられ、説明されたことについて、重複説明をしない。以下で使用される「モジュール」のような用語は、所定の機能を実現できるソフトウェア及び/又はハードウェアの組み合わせである。以下の実施例で説明される装置は好ましくはソフトウェアによって実現されるが、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせによる実現も可能であり、且つ想到される。
図7は本発明の一実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図7に示すように、該装置は、第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるように構成される割当モジュール10と、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するように構成される処理モジュール20と、を備える。
オプションとして、処理モジュール20は、第1時間ウィンドウ内の第1部分帯域幅を除く第2部分帯域幅内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するように構成される。
オプションとして、処理モジュール20は、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して、第1データフレームを取得するように構成される。
オプションとして、処理モジュール20はさらに、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するように構成される。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、後続の第1時間ウィンドウ内で第1部分帯域幅を割り当て、第1部分帯域幅の対応する時間は衝突位置を含まず、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出し、衝突位置を再特定するように構成される特定モジュール30をさらに備える。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得するように構成される取得モジュール40をさらに備える。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、第1距離情報に基づいて第2光ネットワークユニットに対して第2時間ウィンドウをオープンし、第2光ネットワークユニットの登録を完了するように構成される登録モジュール50をさらに備え、第2時間ウィンドウは第2光ネットワークユニットの認証情報を取得し、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットとの第2距離情報を測定することに用いられる。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すことを第1光ネットワークユニットに通知するように構成される通知モジュール60をさらに備える。
オプションとして、処理モジュール20はさらに、第1光ネットワークユニットが第1データフレームのペイロードに対して採用した所定の符号化方式によって第1データフレームに誤りが発生したことが検出された場合、第1データフレームを復元し、衝突位置を特定するように構成され、第2データフレームと第1データフレームが衝突する損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
オプションとして、処理モジュール20はさらに、第1光ネットワークユニットにより延長処理されたプリアンブルに対して信号振幅検出と信号クロック復元を行い、信号振幅及び/又は信号クロックに異常が発生したことが検出された場合、信号振幅及び/又は信号クロックを復元し、衝突位置を特定するように構成される。
オプションとして、処理モジュール20はさらに、第1光ネットワークユニットにより延長変更処理された区切りから誤りが検出された場合、区切り中の少なくとも1つの部分を正確に識別し、区切りに誤りが発生する位置を取得し、衝突位置を特定し、ペイロードの開始位置を取得するように構成される。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信するように構成される送信モジュール70をさらに備え、登録要求メッセージは、第2データフレームの送信を第2光ネットワークユニットに通知するように構成され、登録要求メッセージには少なくとも第1認証情報が含まれている。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、認証情報に基づいて第2光ネットワークユニットの登録プロセスを開始するように、第1光ネットワークユニットと第2光ネットワークユニットの認証情報を記憶するように構成される記憶モジュール80をさらに備え、認証情報は各光ネットワークユニットの身元情報及び/又は光ネットワークユニットのユーザーの身元情報を含む。
オプションとして、登録要求メッセージには、遅延時間を待機した後に第2データフレームを送信することを第2光ネットワークユニットに指示するための遅延時間がさらに含まれている。
図9は本発明の一実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図9に示すように、該装置は、光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得するように構成される取得モジュール90と、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するように構成される処理モジュール92と、を備え、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
オプションとして、図10は本発明の選択可能な実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図10に示すように、図9に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、光回線終端装置から第1データフレームに対して冗長保護措置を施す通知を取得するように構成される取得モジュール94と、通知メッセージに応答して、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すように構成される保護モジュール96と、をさらに備える。
オプションとして、保護モジュール96は、所定の符号化方式を用いて第1データフレーム中のペイロードを符号化処理するように構成され、第2データフレームの損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
オプションとして、保護モジュール96は、第1データフレーム中のプリアンブルを延長し、衝突の発生時に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うための延長処理済みのプリアンブルを得るように構成される。
オプションとして、保護モジュール96は、第1データフレーム中の区切りを延長変更し、衝突の発生時に光回線終端装置が少なくとも区切りの一部を識別できるための延長処理済みの区切りを得るように構成され、区切りは光回線終端装置が第1データフレームの開始位置を識別することに用いられる。
オプションとして、処理モジュール92は、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するステップは、光回線終端装置に第2データフレームを能動的に送信するステップ、光回線終端装置により送信される登録要求メッセージを取得した後、第2データフレームを送信するステップ、及び光回線終端装置により送信される登録要求メッセージ及び遅延時間を取得した後、遅延時間待機して第2データフレームを送信するステップのうちのいずれかを含むように構成される。
なお、前記各モジュールはソフトウェア又はハードウェアによって実現でき、後者の場合、以下の形態によって実現できるが、これらに限定されない。前記モジュールはいずれも同一プロセッサに位置し、又は、前記各モジュールは任意の組み合わせの形態でそれぞれ異なるプロセッサに位置する。
実施例3
本発明の実施例は記憶媒体をさらに提供し、該記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、該コンピュータプログラムは、実行されると、前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される。
オプションとして、本実施例では、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように構成されてもよい。
ステップS1、第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てる。
ステップS2、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する。
オプションとして、本実施例では、前記記憶媒体はさらに、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように構成されてもよい。
ステップS1、光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得する。
ステップS2、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信し、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
オプションとして、本実施例では、前記記憶媒体は、Uディスク、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、略称:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略称:RAM)、モバイルハードディスク、磁気ディスク又は光ディスクなどコンピュータプログラムを記憶できる様々な媒体を含んでもよいが、これらに限定されない。
実施例4
本発明の実施例は電子装置をさらに提供し、メモリ及びプロセッサを備え、該メモリにはコンピュータプログラムが記憶されており、該プロセッサは、コンピュータプログラムを実行して前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される。
オプションとして、前記電子装置は伝送装置及び入力出力装置をさらに備えてもよく、該伝送装置は前記プロセッサに接続され、該入力出力装置は前記プロセッサに接続される。
オプションとして、本実施例では、前記プロセッサは、コンピュータプログラムによって以下のステップを実行するように構成されてもよい。
ステップS1、第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てる。
ステップS2、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する。
オプションとして、本実施例では、前記プロセッサはさらに、コンピュータプログラムによって以下のステップを実行するように構成されてもよい。
ステップS1、光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得する。
ステップS2、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信し、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
オプションとして、本実施例における具体例は、前記実施例及び選択可能な実施形態で説明された例を参照でき、本実施例では重複説明をしない。
明らかなように、当業者は、前記本発明の各モジュール又は各ステップは汎用コンピューティング装置によって実現でき、1つのコンピューティング装置に集中し、又は複数のコンピューティング装置からなるネットワークに分散してもよいことを理解すべきであり、オプションとして、コンピューティング装置によって実行可能なプログラムコードで実現でき、それにより、記憶装置に記憶されコンピューティング装置により実行され、場合によっては、示される又は説明されるステップをここでの順序と異なる順序で実行し、又は、それらを集積回路モジュールとして個別に作製する、又は、複数のモジュール又はステップを1つの集積回路モジュールとして作製することによって実現できる。
このように、本発明は特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせに限定されない。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明に対して種々の変更や変形を行うことができる。本発明の原則を逸脱せずに行われる変更、同等置換、改良等はすべて本発明の保護範囲に属する。
本発明は受動光ネットワークの分野に関し、具体的には、受動光ネットワークシステムのデータ処理方法、装置及び受動光ネットワークシステムに関する。
受動光ネットワーク(Passive Optical Network、略称:PON)アーキテクチャは、ポイントツーマルチポイントのネットワークアーキテクチャである。受動光ネットワークは光回線終端装置(Optical Line Terminal、略称:OLT)、光分配ネットワーク(Optical Distribute Network、略称:ODN)及び光ネットワークユニット(Optical Network Unit、略称:ONU)からなる。
図1は関連技術に係る受動光ネットワークのアーキテクチャ模式図であり、図1に示すように、1つの光回線終端装置は光分配ネットワークを介して複数の光ネットワークユニットに接続可能であり、各光ネットワークユニットと光回線終端装置との距離が異なる。受動光ネットワークシステムは光ネットワークユニットと光回線終端装置との最大距離、及び各光ネットワークユニットと光回線終端装置との最大距離差を制限可能である。
受動光ネットワークシステムでは、光ネットワークユニットは通常、光回線終端装置とともに登録プロセスを行う必要があり、光回線終端装置は光ネットワークユニットの情報を取得し、光回線終端装置は光ネットワークユニットとの論理距離をテストすることを含んでもよいが、これらに限定されない。
光ネットワークユニットの登録中、光回線終端装置は、光ネットワークユニットとの論理距離を事前に把握できないため、光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームがいつ光回線終端装置に到達するかを決定できない。
光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームは1つの時間ウィンドウ内で光回線終端装置に到達する。該時間ウィンドウの開始時刻は光回線終端装置に最も近い光ネットワークユニットが登録情報フレームを光回線終端装置に送信する最も早い時刻であり、終了時刻は光回線終端装置から最も遠い光ネットワークユニットが登録情報フレームを光回線終端装置に送信する最も遅い時刻である。
該時間ウィンドウ内で、登録済みで正常に動作している光ネットワークユニットがアップリンクデータフレームを送信すると、登録中の光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームと衝突する可能性があり、その結果、正常に動作している光ネットワークユニットによって送信されるアップリンクデータフレームが損傷して光回線終端装置で正確に解析できず、さらに伝送データのロスを引き起こしてしまう。したがって、従来の受動光ネットワークシステムでは、該時間ウィンドウ内で、登録光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームとの衝突を回避するように、正常に動作している光ネットワークユニットはアップリンクデータフレームを送信しない。
図2は関連技術に係る受動光ネットワークシステムに使用されるクワイエットウインドウの模式図であり、図2に示すように、従来の受動光ネットワークシステムでは、それぞれ光回線終端装置、光回線終端装置に最も近い光ネットワークユニット、正常に動作している光ネットワークユニット、登録光ネットワークユニット及び光回線終端装置から最も遠い光ネットワークユニットがある。前記正常に動作している光ネットワークユニットがアップリンクデータフレームを送信すると、登録中の光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームと衝突する可能性がある時間ウィンドウは通常、クワイエットウインドウ又は静かなウィンドウ(quiet window)と呼ばれる。
従来の受動光ネットワークシステムでは、一方では、光回線終端装置と光ネットワークユニットとの最大距離差が20キロメートルである場合、クワイエットウインドウは少なくとも200マイクロ秒である。
光回線終端装置と光ネットワークユニットとの最大距離差が10キロメートルである場合、クワイエットウインドウは少なくとも100マイクロ秒である。他方では、従来の受動光ネットワークシステムは同一のクワイエットウインドウにおける複数の光ネットワークユニットの登録を許可するため、複数の光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームの衝突を引き起こしやすい。
複数の光ネットワークユニットによって送信される登録情報フレームが衝突すると、光回線終端装置がこれらの登録情報フレームを解析できず、その結果、これらの光ネットワークユニットが登録情報フレームを再送信して登録する必要があり、したがって、これらの光ネットワークユニットの登録完了時間が遅延してしまう。
前記分析によると、受動光ネットワークシステムの登録完了時間が遅延し、且つ登録を必要とする光ネットワークユニットの数が多いほど、受動光ネットワークシステムの登録完了時間が長い。光ネットワークユニットの迅速な登録を実現し、ユーザー体験を向上させるために、光回線終端装置は通常、クワイエットウインドウを周期的にオープンして、光ネットワークユニットにより多くの登録チャンスを与える必要がある。
また、従来の受動光ネットワークシステムでは、光ネットワークユニットの登録中にオープンされるクワイエットウインドウにより、正常に動作している光ネットワークユニットのデータ送信に遅延が発生する。動作光ネットワークユニットには、ちょうどクワイエットウインドウの開始時に送信を必要とするアップリンクデータがある場合、アップリンクデータの送信はクワイエットウインドウ終了後まで待機する必要がある。以上からわかるように、正常に動作している光ネットワークユニットのアップリンクデータによる遅延は少なくともクワイエットウインドウのサイズであり、且つクワイエットウインドウが通常周期的にオープンされるため、光ネットワークユニットの登録プロセスにより、正常に動作している光ネットワークユニットのデータ送信に遅延が頻繁に発生する。
モバイルサービスの発展に伴い、受動光ネットワークシステムは徐々にモバイルサービスのベアラ技術の1つになり、モバイルサービスはベアラネットワークの伝送遅延に対してより厳しい要件を求めている。
たとえば、現在、業界では第五世代モバイル通信技術(5G)のフロントホールサービスをベアラする受動光ネットワークシステムの伝送遅延用件を100マイクロ秒以下に制御する。しかし、前記分析から見て、受動光ネットワークにおける光回線終端装置と光ネットワークユニットとの最大距離差が10キロメートルである場合、光ネットワークユニットの登録中のクワイエットウインドウにより、正常に動作している光ネットワークユニットのデータ送信に少なくとも100マイクロ秒の遅延が発生する。
受動光ネットワークシステムでは、クワイエットウインドウによる光ネットワークのデータ伝送の遅延に加えて、光ファイバ伝送、動的帯域幅割当等によるデータ伝送の遅延もある。したがって、従来の受動光ネットワークシステムがモバイルサービスに必要な伝送遅延用件を満たすことは困難である。
本発明の少なくとも一部の実施例は、受動光ネットワークシステムのデータ処理方法、装置及び受動光ネットワークシステムを提供し、関連技術に係る受動光ネットワークシステムの光ネットワークユニットの登録中にクワイエットウインドウによる受動光ネットワークシステムの伝送遅延のため、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たすことができないという問題を少なくとも解決する。
本発明の一実施例によれば、受動光ネットワークシステムのデータ処理方法を提供し、
第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるステップと、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するステップと、を含む。
本発明の別の実施例によれば、別の受動光ネットワークシステムのデータ処理方法をさらに提供し、
光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得するステップと、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するステップと、を含み、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
本発明のさらに別の実施例によれば、受動光ネットワークシステムのデータ処理装置を提供し、
第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるように構成される割当モジュールと、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するように構成される処理モジュールと、を備える。
本発明のさらに別の実施例によれば、受動光ネットワークシステムをさらに提供し、光回線終端装置及び複数の光ネットワークユニットを備え、光回線終端装置は前記受動光ネットワークシステムのデータ処理装置を備え、複数の光ネットワークユニットのうちの少なくとも1つの光ネットワークユニットは前記別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置を備える。
本発明のさらに別の実施例によれば、記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、実行されると、前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される。
本発明のさらに別の実施例によれば、電子装置をさらに提供し、メモリ及びプロセッサを備え、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される。
本発明の少なくとも一部の実施例によれば、第1光ネットワークユニットは第2光ネットワークユニットの登録中にデータフレームを送信でき、即ち、登録している第2光ネットワークユニットが存在する場合、第1光ネットワークユニットは、第1時間ウィンドウ内の帯域幅を十分に利用するようにデータを送信できる。したがって、関連技術に係る受動光ネットワークシステムの光ネットワークユニットの登録中にクワイエットウインドウによる受動光ネットワークシステムの伝送遅延のため、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たすことができない問題を解決し、受動光ネットワークシステムの伝送遅延を減らし、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たす効果を達成する。
ここで説明される図面は本発明をさらに理解するためのものであり、本願の一部として組み込まれており、本発明の例示的な実施例及びその説明は本発明を説明することに用いられ、本発明を不適切に限定しない。
図1は関連技術に係る受動光ネットワークのアーキテクチャ模式図である。
図2は関連技術に係る受動光ネットワークシステムに使用されるクワイエットウインドウの模式図である。
図3は本発明の一実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理方法のフローチャートである。
図4は本発明の選択可能な実施例に係る動作光ネットワークユニットがアップリンクデータを送信し、登録光ネットワークユニットが登録信号を送信するプロセスの模式図である。
図5は本発明の選択可能な実施例に係るアップリンクデータフレーム及び登録信号の模式図である。
図6は本発明の一実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理方法のフローチャートである。
図7は本発明の一実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図である。
図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図である。
図9は本発明の一実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図である。
図10は本発明の選択可能な実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図である。
以下、図面及び実施例を参照しながら本発明を詳細に説明する。なお、矛盾しない限り、本願の実施例及び実施例の特徴を互いに組み合わせることができる。
なお、本発明の明細書、請求の範囲及び前記図面における「第1」、「第2」等の用語は類似する対象を区別するためのものであり、特定の順序や順番を表さない。
実施例1
本願の実施例1に係る方法実施例は、光回線終端装置又は光ネットワークユニットにおいて実行できる。光回線終端装置又は光ネットワークユニットは、1つ又は複数のプロセッサ(プロセッサはマイクロプロセッサ(MCU)又はプログラマブルロジックデバイス(FPGA)等の処理装置を含むが、これらに限定されない)、及びデータを記憶するメモリを備えてもよい。
オプションとして、前記光回線終端装置又は光ネットワークユニットは通信機能用の伝送ユニット及び入力出力ユニットをさらに備えてもよい。勿論、当業者であれば、前記構造は単に例示的な説明であり、前記光回線終端装置又は光ネットワークユニットの構造を限定するものではないと理解できる。
たとえば、光回線終端装置又は光ネットワークユニットは前記構造よりも多い又は少ないユニットを備えてもよく、又は前記構造と異なる構成を有してもよい。
メモリは、たとえば、アプリケーションソフトウェアのソフトウェアプログラム及びモジュールのようなコンピュータプログラム、たとえば本発明の実施例における受動光ネットワークシステムのデータ処理方法に対応するコンピュータプログラムを記憶できる。
プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することによって、各種の機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、前記受動光ネットワークシステムのデータ処理方法を実現する。メモリは高速ランダムアクセスメモリを含み、たとえば1つ又は複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、又はほかの不揮発性ソリッドステートメモリのような不揮発性メモリをさらに含んでもよい。いくつかの例では、メモリはさらにプロセッサに対して遠隔に設置されるメモリを含んでもよく、これらのリモートメモリはネットワークを介して光回線終端装置又は光ネットワークユニットに接続されうる。
前記ネットワークの例はインターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
伝送ユニットは、1つのネットワークを介してデータを受信又は送信する。前記ネットワークの具体例は光回線終端装置又は光ネットワークユニットの通信事業者により提供される無線ネットワークを含んでもよい。一例では、伝送ユニットは1つのネットワークインタフェースコントローラ(Network Interface Controller、略称:NIC)を含み、無線方式でインターネットと通信する。別の例では、伝送ユニットは無線周波数(Radio Frequency、略称:RF)モジュールであってもよく、無線方式でインターネットと通信する。
本実施例では、光回線終端装置に実行される受動光ネットワークシステムのデータ処理方法を提供し、図3は本発明の一実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理方法のフローチャートであり、図3に示すように、該フローは以下のステップを含む。
ステップS31、第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てる。
受動光ネットワークシステムの光ネットワークユニットの登録中のクワイエットウインドウによる遅延問題を解決するために、本発明の実施例は受動光ネットワークシステム及び光ネットワークユニット登録メカニズムを提供し、受動光ネットワークシステムの伝送遅延を減らす。
なお、本発明はクワイエットウインドウ内で動作光ネットワークユニット(前記第1光ネットワークユニットに相当する)によるデータ送信を制限しないため、本発明の実施例は、クワイエットウインドウのかわりにノイズウィンドウ(noisy window、前記第1時間ウィンドウに相当する)を採用する。ノイズウィンドウの開始時刻はクワイエットウインドウの開始時刻に一致し、ノイズウィンドウの終了時刻はクワイエットウインドウの終了時刻に一致する。
即ち、前記第1時間ウィンドウの開始時刻は光回線終端装置に最も近い光ネットワークユニットにより送信されるデータフレームが光回線終端装置に到達する最も早い時刻であり、第1時間ウィンドウの終了時刻は光回線終端装置から最も遠い光ネットワークユニットにより送信されるデータフレームが光回線終端装置に到達する最も遅い時刻である。動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内でデータを送信できる。
ステップS34、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する。
登録光ネットワークユニット(前記第2光ネットワークユニットに相当する)により送信される登録信号(前記第2データフレームに相当する)に対して、光回線終端装置は空き帯域幅又はデータ帯域幅内で登録信号を検出する。登録している光ネットワークユニット又は登録しようとする光ネットワークユニットが存在する場合、登録光ネットワークユニットは登録信号を送信してノイズウィンドウ内で光回線終端装置に到達させる。
光回線終端装置はノイズウィンドウ内の部分帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てて、アップリンクデータの送信に使用し、この部分帯域幅はデータ帯域幅であり、部分帯域幅は割り当てられておらず、この部分帯域幅は空き帯域幅である。動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で取得した割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータを送信し、登録光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で登録信号を送信する。光回線終端装置はノイズウィンドウ内で登録信号を検出する。
オプションとして、前記ステップの実行主体は光回線終端装置等であってもよいが、これに限定されない。
選択可能な実施形態では、前記第1時間ウィンドウはすべの時間であってもよく、第1ONUは第1データフレームを送信でき、第2ONUは第2データフレームを随時送信できる。
選択可能な実施形態では、第2ONUにより送信される第2データフレームは第1時間ウィンドウ内の第1部分帯域幅を除く第2部分帯域幅内でOLTに到達する必要がある。即ち、第1ONUにより送信される第1データフレームと第2ONUにより送信される第2データフレームはそれぞれ第1時間ウィンドウ内の異なる帯域幅内でOLTに到達する。
また、前記OLT及び複数のONUからなる受動光ネットワークシステムでは、異なるONUにより送信されるデータがOLT側で衝突することを許可し、OLTは少なくとも1つのONUにより送信されるデータを復元できる。
前記ステップによれば、第1光ネットワークユニットは第2光ネットワークユニットの登録中にデータフレームを送信でき、即ち、登録している第2光ネットワークユニットが存在する場合、第1光ネットワークユニットは、第1時間ウィンドウ内の帯域幅を十分に利用するようにデータを送信できる。したがって、関連技術に係る受動光ネットワークシステムの光ネットワークユニットの登録中にクワイエットウインドウによる受動光ネットワークシステムの伝送遅延のため、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たすことができない問題を解決し、受動光ネットワークシステムの伝送遅延を減らし、モバイルサービスをベアラする低遅延用件を満たす効果を達成する。
登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信される動作データフレームと衝突する可能性があり、登録信号と動作データフレームが衝突する場所、即ち衝突位置で、登録信号が動作データフレームに一定範囲の損傷を与え、動作データフレームに対応する誤りが発生し、したがって、衝突の発生時、登録信号による動作データフレームの損傷範囲を減らすために、登録信号はなるべく短いものとすべきである。
登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は1つのバースト信号であり、通常、光モジュールの発光オン部分、登録情報部分及び光モジュールの発光オフ部分を含んでもよい。光モジュールの発光オン部分と光モジュールの発光オフ部分は受動光ネットワーク標準において定義されている。
たとえば、国際電気通信連合・電気通信標準部門(ITU−T)ギガビット受動光ネットワーク(Gigabit Passive Optical Network、略称:GPON)標準には、光ネットワークユニットの光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分はいずれも12.8ナノ秒/4バイトであることが規定されている。
一方、ITU−T 10ギガビット対称型受動光ネットワーク(10−Gigabit−capable Symmetric Passive Optical Network、略称:XGS−PON)標準には、光ネットワークユニットの光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分はいずれも25.7ナノ秒/32バイトであることが規定されている。
また、光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分はさらに光モジュールの具体的な実現に関連し、具体的に実現される光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分は標準よりも優れる又は短いようにしてもよい。
たとえば、光モジュールの発光オン部分及び発光オフ部分は5−10ナノ秒に達し、2つの部分の合計は、GPONでは約4−7バイトに対応し、XGS−PONでは約13−25バイトに対応する。
登録情報部分は、光回線終端装置により検出できればよく、たとえば、10Gbpsの速度では、長さが3バイトの登録信号は、光回線終端装置の光モジュールにより検出できる。光回線終端装置が登録情報を正確に解析する必要がない場合、登録情報部分はプリアンブル、区切り等を含まなくてもよい。
勿論、登録情報部分がプリアンブル、区切り等の内容を含む場合、光回線終端装置は登録情報を正確に解析することができ、登録信号の衝突による損傷を受ける動作データフレームを復元することもできる。
以上のように、現在の標準及び実現可能な条件では、XGS−PONを例に、光ネットワークユニットの登録信号は最長で67バイト、最短で16バイトである。
なお、本発明の実施例では、光ネットワークユニットにより送信される登録信号及び係る光モジュールの発光オン部分、光モジュールの発光オフ部分、光モジュール検出用の登録情報部分について、関連する標準定義及び具体的な実現は単に本発明の技術案の完全性を説明し、本発明を限定するものではなく、関連する標準定義、具体的な実現の可能な変更は、本発明に適用できる限り、本発明の保護範囲に属する。
オプションとして、ステップS34では、第1部分帯域幅内で第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する前、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS33、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信し、登録要求メッセージは、第2データフレームの送信を第2光ネットワークユニットに通知することに用いられ、登録要求メッセージに少なくとも第1認証情報が含まれている。
光回線終端装置側は光回線終端装置の光ネットワークユニット認証情報又は認証情報ライブラリを取得し、光ネットワークユニット認証情報(即ち、前記第1認証情報)は、光ネットワークユニットのシリアル番号、光ネットワークユニットのメディアアクセス制御(MAC)アドレス、光ネットワークユニットのユーザーの登録情報(即ち、registration ID)を含んでもよいが、これらに限定されない。光回線終端装置は登録済みの光ネットワークユニット及び登録を完了していない光ネットワークユニットをそれぞれマークする。
光回線終端装置は登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録を開始し、以下のステップを含んでもよい。光回線終端装置は光ネットワークユニットの認証情報と登録命令(前記登録要求メッセージに相当する)を登録光ネットワークユニットに送信して、登録信号の送信を該光ネットワークユニットに通知し、該登録信号は光回線終端装置により指定されてもよく、光ネットワークユニットにより自ら決定されてもよい。それとともに、光回線終端装置はノイズウィンドウ内の部分帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てし、部分帯域幅は割り当てられていない。
オプションとして、ステップS33では、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信する前、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS32、認証情報に基づいて第2光ネットワークユニットの登録プロセスを開始するように、第1光ネットワークユニットと第2光ネットワークユニットの認証情報を記憶し、認証情報は各光ネットワークユニットの身元情報及び/又は光ネットワークユニットのユーザーの身元情報を含む。
光ネットワークユニットの登録中、光回線終端装置は光ネットワークユニットを認証する。認証が成功すると、光ネットワークユニットは光回線終端装置にアクセスできる。光回線終端装置が光ネットワークユニットを認証する情報は、光ネットワークユニットの身元情報、光ネットワークユニットのユーザーの身元情報を含む。光回線終端装置にアクセスされる光ネットワークユニットの認証情報は1つの光ネットワークユニット認証情報ライブラリを形成する。光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されてもよく、より上位層のシステム(たとえば、受動光ネットワーク管理システム)に記憶されてもよい。
光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリに基づいて、1つ又は複数の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始することで、1つのノイズウィンドウ内に登録する光ネットワークユニットの数量を制御し、それにより登録情報同士が衝突する確率を低減させ、動作中の光ネットワークにより送信されるデータの損傷範囲を減らす。
オプションとして、前記登録要求メッセージには、遅延時間を待機した後に第2データフレームを送信することを第2光ネットワークユニットに指示するための遅延時間がさらに含まれている。
登録光ネットワークユニットは電源がオンになると、光回線終端装置が登録プロセスを開始するのを待機する。自機の登録命令を受信すると、登録命令に遅延時間が含まれていない場合、光ネットワークユニットは直ちに光回線終端装置に登録信号を送信し、又は、登録命令に遅延時間が含まれている場合、光回線終端装置が指定する遅延時間を待機した後、光回線終端装置に登録信号を送信する。
図4は本発明の選択可能な実施例に係る動作光ネットワークユニットがアップリンクデータを送信し、登録光ネットワークユニットが登録信号を送信するプロセスの模式図であり、図4に示すように、光回線終端装置はノイズウィンドウ内で登録信号を検出し、以下のステップを含んでもよい。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号を検出し、距離測定結果を計算し、又は、該光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウをオープンして高精度の距離測定を行う。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータフレームの誤りを検出し、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータを復元し、誤りの位置が登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号に起因するものであると推定し、該光ネットワークユニットの論理距離を大まかに特定し、さらに該光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウをオープンして高精度の距離測定を行う。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号の一部を検出し、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータの誤りを検出し、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータを復元し、その後、これらの情報を組み合わせて、該光ネットワークユニットの論理距離を大まかに特定し、該光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウをオープンして高精度の距離測定を行う。
光回線終端装置はノイズウィンドウ内で登録情報を検出していないと、該光ネットワークユニットをマークし、該光ネットワークユニットは登録を開始しておらず、又は該光ネットワークにより送信される登録信号は弱くて、動作光ネットワークユニットにより送信されるデータに影響を与えておらず、光回線終端装置はノイズウィンドウ内の帯域幅割当を調整した後、該光ネットワークユニットに対して登録プロセスを再開する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号をノイズウィンドウ内で検出すると、登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の論理距離を大まかに推定し、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信するように、小さなクワイエットウインドウをオープンし、光回線終端装置は光ネットワークユニットの身元を確認し、距離測定結果を計算し、登録プロセスを完了する。
ノイズウィンドウ内で登録情報が検出されていない光ネットワークユニットは、再登録を行ってもよく、ほかの光ネットワークユニットの登録を完了した後に登録を行ってもよい。
光回線終端装置は、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号が弱いと判断した場合、以下の措置を施すことができる。光回線終端装置はノイズウィンドウ内の空き帯域幅と動作帯域幅の位置を調整し、空き帯域幅内で登録信号を検出する新しい機会を作る。光回線終端装置はランダムな遅延を生成し、該遅延後に登録信号を送信することを登録光ネットワークユニットに通知し、それにより光回線終端装置は空き帯域幅内で登録信号を検出する新しい機会を作る。
光回線終端装置は、登録光ネットワークユニットが登録を開始していないと判断された場合、登録戦略を変更でき、たとえば、動作光ネットワークユニットへの影響を軽減するように、より長い時間待機した後、該光ネットワークユニットに対して登録を開始する。
オプションとして、ステップS34では、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信するステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS341、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して、第1データフレームを取得する。
異なるONUにより送信されるデータがOLT側で衝突する場合、OLTが少なくとも1つのONUにより送信されるデータを復元できることを確保するために、動作ONUは送信したデータフレームに対して冗長保護措置を施す必要があり、それによりOLTは動作ONUにより送信したデータを冗長保護措置によって復元できる。
オプションとして、ステップS34では、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信するステップは、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS342、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得する。
動作ONUにより送信されるデータをなるべく復元することに加えて、OLTは前記冗長保護措置によって、動作ONUにより送信されるデータフレームに誤りが発生すると決定した場合、動作ONUと登録ONUとの間に衝突が発生する実際位置を大まかに特定できる。
オプションとして、ステップS342では、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得した後、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS343、後続の第1時間ウィンドウ内で第1部分帯域幅を割り当て、第1部分帯域幅の対応する時間は衝突位置を含まず、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出し、衝突位置を再特定する。
即ち、OLTは後続の時間ウィンドウ内で動作ONUに部分帯域幅を割り当てる際に、衝突位置に帯域幅を割り当てないことにより、後続で検出を繰り返し、前回決定した衝突位置を繰り返し比較し、さらに衝突位置を特定/確認する。
オプションとして、ステップS31では、第1時間ウィンドウ内で第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるステップは、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS30、アップリンクデータに対して冗長保護措置を施すことを第1光ネットワークユニットに通知する。
必要に応じて、光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにノイズウィンドウ内の帯域幅を割り当てる際に、さらにデータの送信時に冗長保護を行うことを動作光ネットワークユニットに通知する。動作光ネットワークユニットは光回線終端装置により割り当てられるノイズウィンドウ内の帯域幅を受信する。動作光ネットワークユニットはこれらの帯域幅内でデータを送信する時にデータに対して冗長保護を行う必要がある。
選択可能な実施形態では、第1時間ウィンドウ内で第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てることに加えて、第1光ネットワークユニットが第1データフレームを繰り返し送信するための第3部分帯域幅を第1光ネットワークユニットに割り当ててもよい。
光回線終端装置は、ノイズウィンドウ内で動作光ネットワークユニットに正常帯域幅を割り当てることに加えて、追加帯域幅(前記第3部分帯域幅に相当する)を割り当て、それにより、動作光ネットワークユニットは正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを追加帯域幅内で繰り返し送信する。
動作光ネットワークユニットは光回線終端装置により割り当てられるノイズウィンドウ内の正常帯域幅及び冗長帯域幅を受信した後、正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを冗長帯域幅内で繰り返し送信する。動作光ネットワークユニットは正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを追加帯域幅内で繰り返し送信し、このように、一方のデータが衝突による損傷を受けたとしても、他方のデータは衝突による損傷を免れており、それにより光回線終端装置は衝突による損傷を免れるデータからアップリンクデータを復元できる。ノイズウィンドウ内の空き帯域幅が多い場合、このような冗長保護措置を採用できる。
オプションとして、ステップS342では、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS3421、第1光ネットワークユニットが第1データフレームのペイロードに対して採用した所定の符号化方式によって第1データフレームに誤りが発生したことが検出された場合、第1データフレームを復元し、衝突位置を特定し、第2データフレームと第1データフレームが衝突する損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で割り当てられる帯域幅内でデータを送信し、前方誤り訂正(Forward Error Correction、略称:FEC)等の符号化を用いて冗長保護を行う。登録信号の損傷範囲は符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にあり、光回線終端装置は衝突による損傷を受けたデータを復元でき、且つ誤りが発生するビット位置を特定できる。
たとえば、FECがリード・ソロモンRS(255,223)を採用する場合、FECブロックの誤り訂正能力は(255−223)/2=16バイトである。したがって、登録信号の損傷能力が16バイト以下である場合、光ネットワークユニットはこのような冗長保護措置を採用できる。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で割り当てられる帯域幅内でデータを送信し、FEC等の符号化を採用して冗長保護を行い、且つ符号化ブロックをランダムにインターリーブし、衝突が集中する誤りを複数の符号化ブロックに分散させる。受信プロセスでは、光回線終端装置は、まず、インターリーブされた符号化ブロックのデインターリーブを行い、各符号化ブロックを復元し、各符号化ブロックに対してそれぞれチェック及び誤り訂正を行い、さらに符号化ブロックのインターリーブを行い、それにより誤りの位置を判断する。
RS(255,223)を例に、各FECブロックは255バイトであり、2つのFECブロックのインターリーブ順序は、1番目のFECブロックの1番目のビット、2番目のFECブロックの2番目のビット、1番目のFECブロックの2番目のビット、2番目のFECブロックの2番目のビット、…1番目のFECブロックの255番目のビット、2番目のFECブロックの255番目のビットであり、1つの510バイトのFECインターリーブブロックを形成する。
登録信号によるFECインターリーブブロックの損傷範囲が16バイトである場合、損傷がFECインターリーブブロック中の2つのFECブロックに分散し、各FECブロックが8バイトの損傷を受ける。勿論、より多くのFECブロックのインターリーブを実現でき、且つインターリーブプロセスは1ビットを単位としてもよく、複数のビットを単位としてもよい。ここでは詳細説明をしない。
オプションとして、ステップS342では、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS3422、第1光ネットワークユニットにより延長処理されたプリアンブルに対して信号振幅検出と信号クロック復元を行い、信号振幅及び/又は信号クロックに異常が発生したことが検出された場合、信号振幅及び/又は信号クロックを復元し、衝突位置を特定する。
動作光ネットワークユニットにより送信されるデータは1つのバーストデータフレームであり、該データフレームの前部にプリアンブル、区切り等のフィールドがさらに含まれる。図5は本発明の選択可能な実施例に係るアップリンクデータフレーム及び登録信号の模式図であり、図5に示すように、プリアンブルは主に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うことに用いられ、通常、1つの固定ビットシーケンスを繰り返して得られる。
区切りは光回線終端装置がバーストデータフレームの開始位置を識別することに用いられ、通常、1つの固定のビットシーケンスである。プリアンブルや区切りが損傷を受けると、光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームを正確に解析できない可能性があり、したがって、プリアンブル、区切りの冗長保護も必要であり、プリアンブル延長、区切り延長変更等を含む。
選択可能な実施形態として、プリアンブルを元のプリアンブルの2倍と1つの登録信号の長さとの合計に延長し、登録信号が延長プリアンブルの任意の位置に出現する。光回線終端装置は延長プリアンブルで信号振幅検出及び信号クロック復元を完了でき、光回線終端装置はアップリンクデータフレーム信号検出時点、信号クロック復元完了時点、取得した区切り位置等の情報を組み合わせて登録信号の衝突位置を大まかに判断することができる。
別の選択可能な実施形態として、光回線終端装置は延長プリアンブルの前部で信号振幅検出を複数回行い、信頼性の高い信号振幅を選択して後続の信号に対してレベル判定を行う。別の選択可能な実施形態として、光回線終端装置は延長プリアンブルで信号振幅検出を完了した後、信号振幅を長時間ロックする。
オプションとして、ステップS342では、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS3423、第1光ネットワークユニットにより延長変更処理された区切りから誤りが検出された場合、区切り中の少なくとも1つの部分を正確に識別し、区切りに誤りが発生する位置を取得し、衝突位置を特定し、ペイロードの開始位置を取得する。
動作光ネットワークユニットは元の区切りを延長変更することができ、登録信号と延長変更済み区切りとの衝突がどの位置に出現するかにかかわらず、光回線終端装置は少なくとも延長変更済み区切りの1つの正確な部分を検索でき、該正確な部分に基づいて登録信号の衝突位置を大まかに判断できるとともに、ペイロードの開始位置を取得する。
以下、以下の選択可能な実施例を参照しながら登録信号が動作データフレームと衝突し且つ損傷を引き起こすという点から、複数種の異なる場合に分けて説明する。
場合1、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のペイロードに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得した後、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、さらにノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、後続のデータストリームを受信し続け、延長変更済み区切りを識別してアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
複数の独立したFECブロック内に誤りが検出して特定された場合、複数の独立したFECブロック内の誤りをFECインターリーブにしたがって関連付け、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームの誤り発生位置を特定し、さらに該誤り発生位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信でき、光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合2、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のプリアンブルに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、該登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、さらにノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理する時、アップリンクデータフレーム信号の検出位置、信号振幅検出完了位置、信号クロック復元位置、繰り返し区切り位置、ペイロード開始点等を取得し、これらの位置間の差を計算する。
これらの位置差のうちの1つ又は複数が正常位置差と大きく異なる場合、登録信号の衝突位置を大まかに推定でき、さらに登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)と組み合わせて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定し、後続のデータストリームを受信し続け、繰り返し区切りを識別してアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、さらに正確なFECデータを取得する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信でき、光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行う。該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合3、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中の区切りに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それによりノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長変更済み区切り中の少なくとも1つの正確な部分を識別し、該正確な部分に基づいて延長変更済み区切りと登録信号が衝突して誤りが発生する位置を判断し、その後、該誤り発生位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行う。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信でき、光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合4、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号の一部は空き帯域幅にあり、一部は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のプリアンブルに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それによりノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、アップリンクデータフレームの前の空き帯域幅内で登録信号を検出した。アップリンクデータフレームのプリアンブルから登録信号が検出された場合、そのうちの1つ又は2つに基づいて、登録信号の衝突位置を推定し、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)を組み合わせて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
光回線終端装置は信号振幅検出、信号クロック復元を完了し、繰り返し区切りを識別してアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合5、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のプリアンブル及び繰り返し区切りに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それによりノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、一部のプリアンブルが固定ビットシーケンスに一致しない位置を検出し、延長変更済み区切り中の少なくとも1つの正確な部分を識別し、延長変更済み区切りに誤りが発生する位置を検出し、そのうちの一方又は両方に基づいて登録信号に衝突による誤りが発生する位置を大まかに推定し、その後、該誤り発生位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
さらにアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行う。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信でき、光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合6、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中の繰り返し区切り、ペイロードに誤りが発生することを引き起こす。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長変更済み区切りの前部の少なくとも1つの正確な部分を識別し、アップリンクデータフレームのペイロード開始点を算出し、延長変更済み区切りの誤り発生位置に基づいて、登録情報と衝突する位置を大まかに推定し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
複数の独立したFECブロック内に誤りが検出して特定された場合、複数の独立したFECブロック内の誤りを関連付け、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームに誤りが発生する位置を特定し、繰り返し区切りにより推定された登録信号位置及びペイロードの誤り発生位置のうちの少なくとも一方、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)を組み合わせて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
場合7、この選択可能な実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号の一部は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレーム中のペイロードに誤りが発生することを引き起こし、一部は空き帯域幅内にある。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長変更済み区切りを識別してアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
複数の独立したFECブロック内に誤りが検出して特定された場合、複数の独立したFECブロック内の誤りを関連付け、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームに誤りが発生する位置を特定する。
アップリンクデータフレームの後の空き帯域幅内で登録情報を検出し、FECブロックのインターリーブに誤りが発生する位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)を組み合わせて、登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定し、光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンし、登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
さらに、本発明の別の選択可能な実施例では、光ネットワークユニット登録メカニズムを簡略化するために、アップリンクデータフレームに誤りが発生する場合、誤り訂正のみを行い、衝突信号の位置を判断せず、空き帯域幅内のみで登録信号を検出する。空き帯域幅で登録信号が検出されていない場合、ノイズウィンドウ内の帯域幅割当を調整して、光ネットワークユニットを再登録する。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、割り当てられた帯域幅のサイズに一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、延長プリアンブルに対してフォールトトレランス、誤り訂正処理を行い、信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長変更済み区切りに対してフォールトトレランス、誤り訂正処理を行った後、繰り返し区切りの一部又は全部を識別し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号を検出し、空き帯域幅内での登録信号の位置を推定する。
たとえば、光モジュールはノイズウィンドウの空き帯域幅内で信号検出プロンプトを出力する。光回線終端装置は、信号検出プロンプトの位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の論理距離を推定する。光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
さらに、本発明の別の選択可能な実施例では、アップリンクデータフレームに誤りが発生する場合、誤り訂正を行い、誤り訂正位置に基づいて衝突信号の位置を判断し、空き帯域幅内でも登録信号を検出する。空き帯域幅にもアップリンクデータフレームにも登録信号が検出されてない場合、ノイズウィンドウ内の帯域幅割当を調整して、光ネットワークユニットを再登録する。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、サイズが割り当てられた帯域幅に一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、延長プリアンブルに対してフォールトトレランス、誤り訂正処理を行い、信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、延長プリアンブルに対して誤り訂正処理を行った場合、登録信号位置を取得し、延長変更済み区切りに対してフォールトトレランス、誤り訂正処理を行った後、延長変更済み区切りを識別する。
延長変更済み区切りに対して誤り訂正処理を行った場合、登録信号位置を取得し、延長変更済み区切りに基づいてアップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行い、正確なFECデータを取得する。
複数のFECブロックに対して誤り訂正処理を行った場合、誤り訂正処理に基づいて登録信号位置を取得する。その後、延長プリアンブルの誤り訂正処理、延長変更済み区切りの誤り訂正処理、ペイロードの誤り訂正処理により取得された登録信号位置をまとめて、該誤り発生位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。
光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号を検出し、空き帯域幅内での登録信号の位置を推定する。
たとえば、光モジュールはノイズウィンドウの空き帯域幅内で信号検出プロンプトを出力する。光回線終端装置は、信号検出プロンプトの位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の論理距離を推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
オプションとして、前記方法は、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS35、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得する。
オプションとして、ステップS35では、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得した後、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS36、第1距離情報に基づいて第2光ネットワークユニットに対して第2時間ウィンドウをオープンし、第2光ネットワークユニットの登録を完了し、第2時間ウィンドウは第2光ネットワークユニットの認証情報を取得し、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットとの第2距離情報を測定することに用いられる。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でデータを送信し、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号と衝突して損傷を受ける可能性がある。したがって、動作光ネットワークユニットがノイズウィンドウ内で送信するデータに冗長保護を行う必要があり、それにより、これらのデータが衝突による損傷を受けたとしても、光回線終端装置はこれらのデータを復元できる。
登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号が動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータと衝突する場合、光回線終端装置は冗長保護措置によって、衝突を受けた動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータを復元し、衝突位置を特定し、光ネットワークユニットのラウンドトリップタイム(Round Trip Time、略称:RTT)を初歩的に取得し、光回線終端装置は該ラウンドトリップタイムにより決定された初期距離情報(即ち、前記第1距離情報)に基づいて登録光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウ(前記第2時間ウィンドウに相当する)をオープンし、登録光ネットワークユニットの情報を取得し、高精度の距離測定を行い、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットの高精度の距離情報(即ち、前記第2距離情報)を取得する。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置からの高精度の距離測定命令を受信した後、光回線終端装置に自機の認証情報を送信する。
また、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号が完全にノイズウィンドウ内の割り当てられていない帯域幅(前記第2部分帯域幅に相当する)内にある場合、光回線終端装置は登録信号を検出し、光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムを初歩的に取得し、光回線終端装置は該ラウンドトリップタイムにより決定された初期距離情報(即ち、前記第1距離情報)基づいて登録光ネットワークユニットに対して小さなクワイエットウインドウ(前記第2時間ウィンドウに相当する)をオープンし、登録光ネットワークユニットの情報を取得し、高精度の距離測定を行い、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットの高精度の距離情報(即ち、前記第2距離情報)を取得する。登録光ネットワークユニットは光回線終端装置からの高精度の距離測定命令を受信した後、光回線終端装置に自機の認証情報を送信する。
以下、選択可能な実施例を参照しながら、登録信号が空き帯域幅内で光回線終端装置に到達することをさらに詳細に説明する。
この選択可能な実施例では、登録信号は空き帯域幅内で光回線終端装置に到達する。登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号はノイズウィンドウ内の空き帯域幅内で光回線終端装置に到達し、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと衝突しない。
説明を簡略化するために、この選択可能な実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されている。光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含む。また、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、その中の光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断する。一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、サイズが割り当てられた帯域幅に一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、それにより、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置はノイズウィンドウの空き帯域幅内で登録信号を検出し、空き帯域幅内での登録信号の位置を推定する。
たとえば、光モジュールはノイズウィンドウの空き帯域幅内で信号検出プロンプトを出力する。光回線終端装置は、信号検出プロンプトの位置、登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する遅延時間(ある場合)に基づいて登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の論理距離を推定する。
光回線終端装置は推定された登録光ネットワークユニットのラウンドトリップタイムに基づいて、後続の帯域幅割当プロセスで登録光ネットワークユニットに対して正確なクワイエットウインドウをオープンする。登録光ネットワークユニットは該クワイエットウインドウ内で自機の認証情報を送信できる。光回線終端装置は該クワイエットウインドウ内で登録光ネットワークユニットの認証情報を取得でき、該光ネットワークユニットに対して距離測定を行い、該光ネットワークユニットと光回線終端装置は協力してさらに登録プロセスを完了する。
ここでは、クワイエットウインドウは割り当てられていない空き帯域幅であってもよく、光回線終端装置が全体帯域幅割当アルゴリズムで取得した空き帯域幅であってもよい。
光回線終端装置は必要に応じて、ほかの登録を完了していない光ネットワークユニットの登録を行うことができる。
本発明の選択可能な実施例では、光回線終端装置は、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号が検出されていない場合、ノイズウィンドウ内の動作光ネットワークユニットに割り当てられた帯域幅及び割り当てられていないアップリンク帯域幅を調整し、それにより登録光ネットワークユニットは登録信号を再送信し、又は光回線終端装置は登録光ネットワークユニットをランダムに遅延させた後、登録信号を送信し、又は光回線終端装置は該光ネットワークユニットの登録を一時的に停止し、まず、ほかの光ネットワークユニットを登録した後に、該光ネットワークユニットの登録を再開し、又は所定時間待機した後、光回線終端装置は該光ネットワークユニットの登録を再開する。
以下、選択可能な実施例を参照しながら、複数種の場合に分けて光回線終端装置により登録信号が検出されていないことをさらに詳細に説明する。
場合1、登録信号は動作データフレームと重なるが、動作データフレームに影響しない。
該実施例では、登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームと重なるが、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームに影響しない。
説明を簡略化するために、本実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されており、光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含み、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置により送信される登録要求を受信した後、そのうちの光ネットワークユニット認証情報、遅延時間(登録要求が該情報を含む場合)を解析し、自機の認証情報が登録要求中の光ネットワークユニット認証情報に一致するか否かを判断し、一致する場合、直接又は指定する遅延時間待機した後、登録要求に応答し、光回線終端装置に登録信号を送信する。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、サイズが割り当てられた帯域幅に一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、最後に、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号は動作光ネットワークユニットにより送信される動作データフレームと重なるが、動作データフレームに影響せず、光回線終端装置は動作データフレームを正確に解析でき、誤りが検出されていない。光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、繰り返し区切りを識別し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行う。
登録光ネットワークユニットが動作光ネットワークユニットよりも光回線終端装置から遥かに遠い場合、登録信号は動作データフレーム信号よりも遥かに弱く、本実施例における場合が出現する可能性があるが、本実施例及び本発明を限定するものではない。
光回線終端装置は、ノイズウィンドウの空き帯域幅の位置を調整し又は遅延時間を変更し、該登録光ネットワークユニットを再登録することができ、又は光回線終端装置は該光ネットワークユニットの登録を一時的に停止し、ほかの光ネットワークユニットの登録を完了した後、該光ネットワークユニットを登録することができる。
場合2、光ネットワークユニットは登録に応答していない。
該実施例では、登録光ネットワークユニットは光回線終端装置の登録要求に応答しておらず、登録信号を送信していない。
説明を簡略化するために、本実施例では、光ネットワークユニット認証情報ライブラリは光回線終端装置に記憶されており、光回線終端装置は光ネットワークユニット認証情報ライブラリ中の認証情報に対応する光ネットワークユニットに対して1つずつ登録プロセスを開始し、毎回、そのうちの1つの登録を完了していない光ネットワークユニットに対して登録プロセスを開始する。
光回線終端装置は登録光ネットワークユニットに登録要求を送信し、登録要求は、たとえば、登録光ネットワークユニットのシリアル番号又は光ネットワークユニットのユーザーの登録シーケンスのような登録光ネットワークユニットの認証情報を含み、登録要求は登録光ネットワークユニットが登録情報を送信する前の所要の遅延時間をさらに含んでもよい。光回線終端装置は動作光ネットワークユニットの帯域幅のニーズを満たすように、さらにノイズウィンドウ内の一部のアップリンク帯域幅を動作光ネットワークユニットに割り当てる。
登録光ネットワークユニットは光回線終端装置に登録信号を送信しておらず、たとえば、登録光ネットワークユニットは電源がオンしておらず、又は登録光ネットワークユニットは起動中であり、光回線終端装置に応答できず、又は登録光ネットワークユニットは非正常状態で動作し、光回線終端装置に応答できない等である。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅を取得し、サイズが割り当てられた帯域幅に一致するアップリンクデータフレームを構築し、アップリンクデータフレームのプリアンブルの長さは正常データフレームのプリアンブルの2倍と登録信号の長さとの合計であり、アップリンクデータフレームの区切りは正常区切りを延長変更し、区切りの長さは少なくとも登録信号よりも1つの元の区切りの長さ分大きく、アップリンクデータフレームの区切りの後のペイロードに対してFECチェックを追加し、FECブロックのインターリーブを行い、最後のアップリンクデータフレームを形成し、最後に、ノイズウィンドウ内の割り当てられた帯域幅内でアップリンクデータフレームを送信する。
光回線終端装置は動作データフレームを正確に解析でき、誤りが検出されておらず、光回線終端装置はノイズウィンドウ内の空き帯域幅内で登録信号が検出されていない。光回線終端装置は、動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームをノイズウィンドウ内で受信し、プリアンブルを処理して信号振幅を取得し、信号クロックを復元し、後続のデータストリームを受信し続け、繰り返し区切りを識別し、アップリンクデータフレームのペイロードを取得し、アップリンクデータフレームのペイロード中のインターリーブされたFECブロックを、独立したFECブロックに復元し、独立したFECブロックに対してチェック・誤り訂正を行う。
光回線終端装置は、ノイズウィンドウの空き帯域幅の位置を調整し又は遅延時間を変更し、該登録光ネットワークユニットを再登録することができ、又は光回線終端装置は該光ネットワークユニットの登録を一時的に停止し、ほかの光ネットワークユニットの登録を完了した後、該光ネットワークユニットを登録することができる。
本実施例では、動作光ネットワークユニットにより実行される別の受動光ネットワークシステムのデータ処理方法をさらに提供し、図6は本発明の一実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理方法のフローチャートであり、図6に示すように、該プロセスは以下のステップを含む。
ステップS61、光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得する。
ステップS64、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信し、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
選択可能な実施形態では、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するステップは、以下の方式のいずれかを含んでもよいが、これらに限定されない。
方式1、第2光ネットワークユニットは、光回線終端装置に第2データフレームを能動的に送信する。
方式2、第2光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求を取得した後、第2データフレームを送信する。
方式3、第2光ネットワークユニットは、光回線終端装置により送信される登録要求メッセージ及び遅延時間を取得した後、遅延時間待機して第2データフレームを送信する。
本発明の実施例に係る受動光ネットワークシステムでは、動作光ネットワークユニットは登録光ネットワークユニットの登録中にデータフレームを送信できる。光回線終端装置は登録光ネットワークユニットにより送信される登録信号を空き帯域幅内で検出することができ、登録信号と動作データが衝突する場合、登録信号を検出し、衝突する動作データを復元し、登録光ネットワークユニットと光回線終端装置の距離情報を大まかに推定することもできる。
受動光ネットワークでは、登録する光ネットワークユニットが存在する場合、動作光ネットワークユニットはデータを送信でき、ノイズウィンドウ内の帯域幅を十分に利用し、帯域幅の利用率を高め、光ネットワークユニットの登録プロセスにおけるノイズウィンドウによる遅延を減らしさらに解消し、それにより受動光ネットワークシステムの伝送遅延を減らす。
オプションとして、前記ステップの実行主体は動作光ネットワークユニット等であってもよいが、これに限定されない。
オプションとして、ステップS64では、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信する前、以下の実行ステップをさらに含んでもよい。
ステップS62、光回線終端装置から第1データフレームに対して冗長保護措置を施す通知を取得する。
ステップS63、第1データフレームに対して冗長保護措置を施す。
必要に応じて、光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにノイズウィンドウ内の帯域幅を割り当てる際に、さらにデータの送信時に冗長保護を行うことを動作光ネットワークユニットに通知する。動作光ネットワークユニットは光回線終端装置により割り当てられるノイズウィンドウ内の帯域幅を受信する。動作光ネットワークユニットはこれらの帯域幅内でデータを送信する時にデータに対して冗長保護を行う必要がある。
選択可能な実施形態では、光回線終端装置は、ノイズウィンドウ内で動作光ネットワークユニットに正常帯域幅を割り当てることに加えて、追加帯域幅を割り当て、それにより、動作光ネットワークユニットは正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを追加帯域幅内で繰り返し送信する。
動作光ネットワークユニットは光回線終端装置により割り当てられるノイズウィンドウ内の正常帯域幅及び冗長帯域幅を受信した後、正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを冗長帯域幅内で繰り返し送信する。動作光ネットワークユニットは正常帯域幅内でデータを送信し、正常帯域幅内で送信するデータを追加帯域幅内で繰り返し送信し、このように、一方のデータが衝突による損傷を受けたとしても、他方のデータは衝突による損傷を免れており、それにより光回線終端装置は衝突による損傷を免れるデータからアップリンクデータを復元できる。ノイズウィンドウ内の空き帯域幅が多い場合、このような冗長保護措置を採用できる。
オプションとして、ステップS63では、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS631、所定の符号化方式を用いて第1データフレーム中のペイロードを符号化処理し、第2データフレームの損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で割り当てられる帯域幅内でデータを送信し、FEC等の符号化を用いて冗長保護を行う。登録信号の損傷範囲は符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にあり、光回線終端装置は衝突による損傷を受けたデータを復元でき、且つ誤りが発生するビット位置を特定できる。たとえば、FECがリード・ソロモンRS(255,223)を採用する場合、FECブロックの誤り訂正能力は(255−223)/2=16バイトである。したがって、登録信号の損傷能力が16バイト以下である場合、光ネットワークユニットはこのような冗長保護措置を採用できる。
動作光ネットワークユニットはノイズウィンドウ内で割り当てられる帯域幅内でデータを送信し、FEC等の符号化を採用して冗長保護を行い、且つ符号化ブロックをランダムにインターリーブし、衝突が集中する誤りを複数の符号化ブロックに分散させる。
受信プロセスでは、光回線終端装置は、まず、インターリーブされた符号化ブロックのデインターリーブを行い、各符号化ブロックを復元し、各符号化ブロックに対してそれぞれチェック及び誤り訂正を行い、さらに符号化ブロックのインターリーブを行い、それにより誤りの位置を判断する。
RS(255,223)を例に、各FECブロックは255バイトであり、2つのFECブロックのインターリーブ順序は、1番目のFECブロックの1番目のビット、2番目のFECブロックの2番目のビット、1番目のFECブロックの2番目のビット、2番目のFECブロックの2番目のビット、…1番目のFECブロックの255番目のビット、2番目のFECブロックの255番目のビットであり、1つの510バイトのFECインターリーブブロックを形成する。
登録信号によるFECインターリーブブロックの損傷範囲が16バイトである場合、損傷がFECインターリーブブロック中の2つのFECブロックに分散し、各FECブロックが8バイトの損傷を受ける。勿論、より多くのFECブロックのインターリーブを実現でき、且つインターリーブプロセスは1ビットを単位としてもよく、複数のビットを単位としてもよい。ここでは詳細説明をしない。
オプションとして、ステップS63では、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS632、第1データフレーム中のプリアンブルを延長し、衝突の発生時に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うための延長処理済みのプリアンブルを得る。
動作光ネットワークユニットにより送信されるデータは1つのバーストデータフレームであり、該データフレームの前部にプリアンブル、区切り等のフィールドがさらに含まれる。プリアンブルは主に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うことに用いられ、通常、1つの固定ビットシーケンスを繰り返して得られる。
区切りは光回線終端装置がバーストデータフレームの開始位置を識別することに用いられ、通常、1つの固定のビットシーケンスである。プリアンブルや区切りが損傷を受けると、光回線終端装置は動作光ネットワークユニットにより送信されるアップリンクデータフレームを正確に解析できない可能性があり、したがって、プリアンブル、区切りの冗長保護も必要であり、プリアンブル延長、区切り延長変更等を含む。
選択可能な実施形態として、プリアンブルを元のプリアンブルの2倍と1つの登録信号の長さとの合計に延長し、登録信号が延長プリアンブルの任意の位置に出現する。光回線終端装置は延長プリアンブルで信号振幅検出及び信号クロック復元を完了でき、光回線終端装置はアップリンクデータフレーム信号検出時点、信号クロック復元完了時点、取得した区切り位置等の情報を組み合わせて登録信号の衝突位置を大まかに判断することができる。
別の選択可能な実施形態として、光回線終端装置は延長プリアンブルの前部で信号振幅検出を複数回行い、信頼性の高い信号振幅を選択して後続の信号に対してレベル判定を行う。別の選択可能な実施形態として、光回線終端装置は延長プリアンブルで信号振幅検出を完了した後、信号振幅を長時間ロックする。
オプションとして、ステップS63では、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すステップは、以下の実行ステップを含んでもよい。
ステップS633、第1データフレーム中の区切りを延長変更し、衝突の発生時に光回線終端装置が少なくとも区切りの一部を識別できるための延長処理済みの区切りを得て、区切りは光回線終端装置が第1データフレームの開始位置を識別することに用いられる。
動作光ネットワークユニットは、少なくとも登録信号よりも1つの元の区切り長さ分大きくなるまで、元の区切りを複数回変更して繰り返すことができ、登録信号と繰り返し区切りとの衝突がどの位置に出現するかにかかわらず、光回線終端装置は少なくとも1つの正確な部分を検索でき、それにより、検索した少なくとも1つの正確な部分に基づいて、登録信号の衝突位置を大まかに判断できる。
以上の実施形態についての説明を通じて、当業者は、前記実施例に係る方法はソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現でき、勿論、ハードウェアによって実現できるが、多くの場合、前者は好ましい実施形態であることを明確に理解できる。この理解に基づいて、本発明の技術案は本質的には、又は従来技術に貢献する部分はソフトウェア製品の形態で具現化でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体(たとえば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末装置(たとえば、携帯電話、コンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための複数の命令を含む。
実施例2
本実施例では、受動光ネットワークシステムのデータ処理装置をさらに提供し、該装置は前記実施例及び好ましい実施形態を実現することに用いられ、説明されたことについて、重複説明をしない。以下で使用される「モジュール」のような用語は、所定の機能を実現できるソフトウェア及び/又はハードウェアの組み合わせである。以下の実施例で説明される装置は好ましくはソフトウェアによって実現されるが、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせによる実現も可能であり、且つ想到される。
図7は本発明の一実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図7に示すように、該装置は、第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てるように構成される割当モジュール10と、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するように構成される処理モジュール20と、を備える。
オプションとして、処理モジュール20は、第1時間ウィンドウ内の第1部分帯域幅を除く第2部分帯域幅内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出するように構成される。
オプションとして、処理モジュール20は、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して、第1データフレームを取得するように構成される。
オプションとして、処理モジュール20はさらに、第1光ネットワークユニットが第1データフレームに対して施した冗長保護措置を利用して第1データフレームに誤りが発生したことが識別された場合、第2データフレームと第1データフレームの衝突位置を取得するように構成される。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、後続の第1時間ウィンドウ内で第1部分帯域幅を割り当て、第1部分帯域幅の対応する時間は衝突位置を含まず、第1時間ウィンドウ内で第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出し、衝突位置を再特定するように構成される特定モジュール30をさらに備える。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、第2光ネットワークユニットの第1距離情報を取得するように構成される取得モジュール40をさらに備える。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、第1距離情報に基づいて第2光ネットワークユニットに対して第2時間ウィンドウをオープンし、第2光ネットワークユニットの登録を完了するように構成される登録モジュール50をさらに備え、第2時間ウィンドウは第2光ネットワークユニットの認証情報を取得し、光回線終端装置と第2光ネットワークユニットとの第2距離情報を測定することに用いられる。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すことを第1光ネットワークユニットに通知するように構成される通知モジュール60をさらに備える。
オプションとして、処理モジュール20はさらに、第1光ネットワークユニットが第1データフレームのペイロードに対して採用した所定の符号化方式によって第1データフレームに誤りが発生したことが検出された場合、第1データフレームを復元し、衝突位置を特定するように構成され、第2データフレームと第1データフレームが衝突する損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
オプションとして、処理モジュール20はさらに、第1光ネットワークユニットにより延長処理されたプリアンブルに対して信号振幅検出と信号クロック復元を行い、信号振幅及び/又は信号クロックに異常が発生したことが検出された場合、信号振幅及び/又は信号クロックを復元し、衝突位置を特定するように構成される。
オプションとして、処理モジュール20はさらに、第1光ネットワークユニットにより延長変更処理された区切りから誤りが検出された場合、区切り中の少なくとも1つの部分を正確に識別し、区切りに誤りが発生する位置を取得し、衝突位置を特定し、ペイロードの開始位置を取得するように構成される。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、第2光ネットワークユニットに登録要求メッセージを送信するように構成される送信モジュール70をさらに備え、登録要求メッセージは、第2データフレームの送信を第2光ネットワークユニットに通知するように構成され、登録要求メッセージには少なくとも第1認証情報が含まれている。
オプションとして、図8は本発明の選択可能な実施例に係る受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図8に示すように、図7に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、認証情報に基づいて第2光ネットワークユニットの登録プロセスを開始するように、第1光ネットワークユニットと第2光ネットワークユニットの認証情報を記憶するように構成される記憶モジュール80をさらに備え、認証情報は各光ネットワークユニットの身元情報及び/又は光ネットワークユニットのユーザーの身元情報を含む。
オプションとして、登録要求メッセージには、遅延時間を待機した後に第2データフレームを送信することを第2光ネットワークユニットに指示するための遅延時間がさらに含まれている。
図9は本発明の一実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図9に示すように、該装置は、光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得するように構成される取得モジュール90と、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するように構成される処理モジュール92と、を備え、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
オプションとして、図10は本発明の選択可能な実施例に係る別の受動光ネットワークシステムのデータ処理装置の構造ブロック図であり、図10に示すように、図9に示すすべてのモジュールに加えて、該装置は、光回線終端装置から第1データフレームに対して冗長保護措置を施す通知を取得するように構成される取得モジュール94と、通知メッセージに応答して、第1データフレームに対して冗長保護措置を施すように構成される保護モジュール96と、をさらに備える。
オプションとして、保護モジュール96は、所定の符号化方式を用いて第1データフレーム中のペイロードを符号化処理するように構成され、第2データフレームの損傷範囲は所定の符号化方式の符号化冗長保護ブロックの誤り訂正範囲内にある。
オプションとして、保護モジュール96は、第1データフレーム中のプリアンブルを延長し、衝突の発生時に光回線終端装置が信号振幅検出及び信号クロック復元を行うための延長処理済みのプリアンブルを得るように構成される。
オプションとして、保護モジュール96は、第1データフレーム中の区切りを延長変更し、衝突の発生時に光回線終端装置が少なくとも区切りの一部を識別できるための延長処理済みの区切りを得るように構成され、区切りは光回線終端装置が第1データフレームの開始位置を識別することに用いられる。
オプションとして、処理モジュール92は、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信するステップは、光回線終端装置に第2データフレームを能動的に送信するステップ、光回線終端装置により送信される登録要求メッセージを取得した後、第2データフレームを送信するステップ、及び光回線終端装置により送信される登録要求メッセージ及び遅延時間を取得した後、遅延時間待機して第2データフレームを送信するステップのうちのいずれかを含むように構成される。
なお、前記各モジュールはソフトウェア又はハードウェアによって実現でき、後者の場合、以下の形態によって実現できるが、これらに限定されない。前記モジュールはいずれも同一プロセッサに位置し、又は、前記各モジュールは任意の組み合わせの形態でそれぞれ異なるプロセッサに位置する。
実施例3
本発明の実施例は記憶媒体をさらに提供し、該記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、該コンピュータプログラムは、実行されると、前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される。
オプションとして、本実施例では、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように構成されてもよい。
ステップS1、第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てる。
ステップS2、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する。
オプションとして、本実施例では、前記記憶媒体はさらに、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように構成されてもよい。
ステップS1、光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得する。
ステップS2、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信し、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
オプションとして、本実施例では、前記記憶媒体は、Uディスク、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、略称:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略称:RAM)、モバイルハードディスク、磁気ディスク又は光ディスクなどコンピュータプログラムを記憶できる様々な媒体を含んでもよいが、これらに限定されない。
実施例4
本発明の実施例は電子装置をさらに提供し、メモリ及びプロセッサを備え、該メモリにはコンピュータプログラムが記憶されており、該プロセッサは、コンピュータプログラムを実行して前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される。
オプションとして、前記電子装置は伝送装置及び入力出力装置をさらに備えてもよく、該伝送装置は前記プロセッサに接続され、該入力出力装置は前記プロセッサに接続される。
オプションとして、本実施例では、前記プロセッサは、コンピュータプログラムによって以下のステップを実行するように構成されてもよい。
ステップS1、第1時間ウィンドウ内で、登録済みで動作状態にある第1光ネットワークユニットに第1部分帯域幅を割り当てる。
ステップS2、第1部分帯域幅の対応する時間内に第1光ネットワークユニットからの第1データフレームを受信し、第1時間ウィンドウ内で、登録を完了していない第2光ネットワークユニットからの第2データフレームを検出する。
オプションとして、本実施例では、前記プロセッサはさらに、コンピュータプログラムによって以下のステップを実行するように構成されてもよい。
ステップS1、光回線終端装置により割り当てられる第1部分帯域幅を取得する。
ステップS2、第1部分帯域幅内で光回線終端装置に第1データフレームを送信し、所定の条件を満たす場合、光回線終端装置に第2データフレームを送信し、第1データフレームは登録済みで動作状態にある光ネットワークユニットにより送信されるサービスデータフレームであり、第2データフレームは登録を完了していない光ネットワークユニットにより送信される登録信号フレームである。
オプションとして、本実施例における具体例は、前記実施例及び選択可能な実施形態で説明された例を参照でき、本実施例では重複説明をしない。
明らかなように、当業者は、前記本発明の各モジュール又は各ステップは汎用コンピューティング装置によって実現でき、1つのコンピューティング装置に集中し、又は複数のコンピューティング装置からなるネットワークに分散してもよいことを理解すべきであり、オプションとして、コンピューティング装置によって実行可能なプログラムコードで実現でき、それにより、記憶装置に記憶されコンピューティング装置により実行され、場合によっては、示される又は説明されるステップをここでの順序と異なる順序で実行し、又は、それらを集積回路モジュールとして個別に作製する、又は、複数のモジュール又はステップを1つの集積回路モジュールとして作製することによって実現できる。
このように、本発明は特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせに限定されない。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明に対して種々の変更や変形を行うことができる。本発明の原則を逸脱せずに行われる変更、同等置換、改良等はすべて本発明の保護範囲に属する。