JP3279542B2 - Ｏｎｕの起動方式 - Google Patents
Ｏｎｕの起動方式Info
- Publication number
- JP3279542B2 JP3279542B2 JP17449499A JP17449499A JP3279542B2 JP 3279542 B2 JP3279542 B2 JP 3279542B2 JP 17449499 A JP17449499 A JP 17449499A JP 17449499 A JP17449499 A JP 17449499A JP 3279542 B2 JP3279542 B2 JP 3279542B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- distance measurement
- distance
- onu
- subscriber
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＯＮＵの起動方式
に関し、特に、１台の局側装置（ＯＬＴ:OpticalLine T
erminal)に複数の加入者側装置（ＯＮＵ:Optical Netwo
rk Unit)が接続された構成の光通信システムにおけるＯ
ＮＵの起動方式に関する。
に関し、特に、１台の局側装置（ＯＬＴ:OpticalLine T
erminal)に複数の加入者側装置（ＯＮＵ:Optical Netwo
rk Unit)が接続された構成の光通信システムにおけるＯ
ＮＵの起動方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ネットワークシステムにおいては、電
話、データ機器、映像機器等の端末機器の１又は複数が
接続された加入者側装置（ＯＮＵ）が、このＯＮＵの１
台乃至複数台が接続された局側装置（ＯＬＴ）に接続し
た構成がとられている。ＯＬＴには、交換機、サーバ、
ＣＡＴＶ等が接続されている。
話、データ機器、映像機器等の端末機器の１又は複数が
接続された加入者側装置（ＯＮＵ）が、このＯＮＵの１
台乃至複数台が接続された局側装置（ＯＬＴ）に接続し
た構成がとられている。ＯＬＴには、交換機、サーバ、
ＣＡＴＶ等が接続されている。
【０００３】ＯＬＴに複数のＯＮＵが接続されている場
合、一般に、ＯＬＴに対する各ＯＮＵの伝送路（光ファ
イバ）の長さ（距離）は不同である。したがって、ＯＬ
ＴがＯＮＵに主信号を送信するように指示をしたとき、
ＯＮＵから送信された主信号がＯＬＴに受信されるタイ
ミングは、伝送路距離の長いＯＮＵほど長く（遅く）な
る。したがって、ＯＬＴから複数のＯＮＵに対して時間
差を付けて送信したとしても、複数のＯＮＵからの受信
が同一タイミングで受信される可能性がある。そこで、
ＯＬＴと各ＯＮＵ間の伝送路の距離に応じてＯＮＵ毎に
遅延時間をＯＮＵに挿入し、ＯＬＴで受信される各ＯＮ
Ｕからの信号の順番に狂いがないようにしている。
合、一般に、ＯＬＴに対する各ＯＮＵの伝送路（光ファ
イバ）の長さ（距離）は不同である。したがって、ＯＬ
ＴがＯＮＵに主信号を送信するように指示をしたとき、
ＯＮＵから送信された主信号がＯＬＴに受信されるタイ
ミングは、伝送路距離の長いＯＮＵほど長く（遅く）な
る。したがって、ＯＬＴから複数のＯＮＵに対して時間
差を付けて送信したとしても、複数のＯＮＵからの受信
が同一タイミングで受信される可能性がある。そこで、
ＯＬＴと各ＯＮＵ間の伝送路の距離に応じてＯＮＵ毎に
遅延時間をＯＮＵに挿入し、ＯＬＴで受信される各ＯＮ
Ｕからの信号の順番に狂いがないようにしている。
【０００４】この遅延時間の設定には、各ＯＮＵまでの
伝送路の距離を測定する必要がある。まず、ＯＬＴは最
初のＯＮＵに対して距離測定ウィンドウを設定した後、
所定の制御信号（又は、距離測定用セル）を送信する。
この制御信号を受信したＯＮＵは、ＯＬＴへ距離測定セ
ルを送信する。ついで、２番目のＯＮＵに対して同様に
距離測定ウィンドウを設定した後、所定の制御信号を送
信し、ＯＬＴは２番目のＯＮＵから距離測定セルが来る
のを待つ。以後、同様にして、最後のＯＮＵが終了する
まで繰り返す。各ＯＮＵからの距離測定セルの受信タイ
ミングにより、ＯＬＴの送信から距離測定セルの受信ま
でに要した時間がわかり、この時間と光の速度とから伝
送路の１往復の距離が算出される。以上の処理を１台の
ＯＬＴに繋がれている全ＯＮＵについて実施し、算出し
た遅延時間をＯＮＵ毎に割り当てる。各ＯＮＵは、与え
られた遅延時間を考慮して上り信号を送信する。上記距
離測定は、ＯＮＵをシステムの新規構築時、更新時、Ｏ
ＮＵの入れ替え等により起動が必要になったときに実施
される。また、経年変化により伝送路の諸特性が変化
（例えば、長さが変化する等）する場合があり、そのよ
うな懸念があるときにも実施される。
伝送路の距離を測定する必要がある。まず、ＯＬＴは最
初のＯＮＵに対して距離測定ウィンドウを設定した後、
所定の制御信号（又は、距離測定用セル）を送信する。
この制御信号を受信したＯＮＵは、ＯＬＴへ距離測定セ
ルを送信する。ついで、２番目のＯＮＵに対して同様に
距離測定ウィンドウを設定した後、所定の制御信号を送
信し、ＯＬＴは２番目のＯＮＵから距離測定セルが来る
のを待つ。以後、同様にして、最後のＯＮＵが終了する
まで繰り返す。各ＯＮＵからの距離測定セルの受信タイ
ミングにより、ＯＬＴの送信から距離測定セルの受信ま
でに要した時間がわかり、この時間と光の速度とから伝
送路の１往復の距離が算出される。以上の処理を１台の
ＯＬＴに繋がれている全ＯＮＵについて実施し、算出し
た遅延時間をＯＮＵ毎に割り当てる。各ＯＮＵは、与え
られた遅延時間を考慮して上り信号を送信する。上記距
離測定は、ＯＮＵをシステムの新規構築時、更新時、Ｏ
ＮＵの入れ替え等により起動が必要になったときに実施
される。また、経年変化により伝送路の諸特性が変化
（例えば、長さが変化する等）する場合があり、そのよ
うな懸念があるときにも実施される。
【０００５】上記した１連の距離測定は２回実行（３回
以上も可）される。距離測定を２回行い、１回目と２回
目の結果を比較することにより、測定精度を上げること
ができる。仮に、１回だけだと伝送路の偶発的なタイミ
ングで距離測定が達成される場合がある。しかし、距離
測定を２回行うことにより、正確を期することができ
る。具体的には、１回目の距離測定による距離測定セル
到着タイミングと、２回目の距離測定による距離測定セ
ル到着タイミングとの差が規定範囲内であれば、距離測
定が正常に完了したものと判定される。
以上も可）される。距離測定を２回行い、１回目と２回
目の結果を比較することにより、測定精度を上げること
ができる。仮に、１回だけだと伝送路の偶発的なタイミ
ングで距離測定が達成される場合がある。しかし、距離
測定を２回行うことにより、正確を期することができ
る。具体的には、１回目の距離測定による距離測定セル
到着タイミングと、２回目の距離測定による距離測定セ
ル到着タイミングとの差が規定範囲内であれば、距離測
定が正常に完了したものと判定される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のＯＮＵ
の起動方式によると、ＯＮＵ毎に距離測定ウィンドウを
設定し、ＯＮＵからの距離測定セルを受信する動作をＯ
ＮＵの数だけ繰り返して距離測定を行っているため、Ｏ
ＮＵの台数分の距離測定処理が延々と実行される。この
ため、ＯＮＵの台数が増えるほど、全ＯＮＵの起動まで
に多大の時間を要することになる。光通信においては、
或る１台のＯＮＵに対して距離測定が行われている場
合、他のＯＮＵからＯＬＴに対してセルを送信すること
はできない。したがって、ＯＬＴに接続されているＯＮ
Ｕの台数が多くなるほど、また、距離測定が行われる回
数が多いほど上り方向を使用できなくなり、帯域の無駄
が増加する。
の起動方式によると、ＯＮＵ毎に距離測定ウィンドウを
設定し、ＯＮＵからの距離測定セルを受信する動作をＯ
ＮＵの数だけ繰り返して距離測定を行っているため、Ｏ
ＮＵの台数分の距離測定処理が延々と実行される。この
ため、ＯＮＵの台数が増えるほど、全ＯＮＵの起動まで
に多大の時間を要することになる。光通信においては、
或る１台のＯＮＵに対して距離測定が行われている場
合、他のＯＮＵからＯＬＴに対してセルを送信すること
はできない。したがって、ＯＬＴに接続されているＯＮ
Ｕの台数が多くなるほど、また、距離測定が行われる回
数が多いほど上り方向を使用できなくなり、帯域の無駄
が増加する。
【０００７】したがって、本発明の目的は、距離測定に
起因する帯域の無駄使いを低減し、かつＯＮＵの高速起
動を実現するＯＮＵの起動方式を提供することにある。
起因する帯域の無駄使いを低減し、かつＯＮＵの高速起
動を実現するＯＮＵの起動方式を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、端末機器が接続される複数の加入者側装
置（ＯＮＵ）が１台の局側装置（ＯＬＴ）に接続され、
前記局側装置と前記複数の加入者側装置のそれぞれとの
間の伝送路の各距離を測定する際、前記局側装置から前
記複数の加入者側装置へ順番に距離測定セルの送信を促
し、前記複数の加入者側装置は前記局側装置へ距離測定
セルを送信し、前記局側装置は前記複数の加入者側装置
からのそれぞれの距離測定セルの着信状態に基づいて前
記各距離を測定するＯＮＵの起動方式において、前記距
離測定の結果、前記複数の加入者側装置の中で距離が同
一になる加入者側装置が生じなかったとき、共通の１つ
の距離測定ウィンドウ内で前記複数の加入者側装置の次
回の距離測定を同時に行う処理手段を備えることを特徴
とするＯＮＵの起動方式を提供する。
達成するため、端末機器が接続される複数の加入者側装
置（ＯＮＵ）が１台の局側装置（ＯＬＴ）に接続され、
前記局側装置と前記複数の加入者側装置のそれぞれとの
間の伝送路の各距離を測定する際、前記局側装置から前
記複数の加入者側装置へ順番に距離測定セルの送信を促
し、前記複数の加入者側装置は前記局側装置へ距離測定
セルを送信し、前記局側装置は前記複数の加入者側装置
からのそれぞれの距離測定セルの着信状態に基づいて前
記各距離を測定するＯＮＵの起動方式において、前記距
離測定の結果、前記複数の加入者側装置の中で距離が同
一になる加入者側装置が生じなかったとき、共通の１つ
の距離測定ウィンドウ内で前記複数の加入者側装置の次
回の距離測定を同時に行う処理手段を備えることを特徴
とするＯＮＵの起動方式を提供する。
【０００９】この方式によれば、複数の加入者側装置に
対して個別に距離測定セルを返信させ、その結果に基づ
いて局側装置との間の距離が同一になる加入者側装置が
存在するか否かを調査し、全ての加入者側装置の距離が
互いに異なっていれば、次回の距離測定は設定した距離
測定ウィンドウにおいて同時に求め、加入者側装置毎の
距離測定ウィンドウは設定しない。これにより、次回に
行われる複数の加入者側装置の距離測定を１つの距離測
定ウィンドウ内で実施でき、距離測定ウィンドウの全体
の設定数を減らすことができ、距離測定の終了時間を短
縮することができ、全ての加入者側装置の起動に要する
時間を大幅に短縮することが可能になる。また、空き時
間が増えるため、伝送量の増加を図ることができる。
対して個別に距離測定セルを返信させ、その結果に基づ
いて局側装置との間の距離が同一になる加入者側装置が
存在するか否かを調査し、全ての加入者側装置の距離が
互いに異なっていれば、次回の距離測定は設定した距離
測定ウィンドウにおいて同時に求め、加入者側装置毎の
距離測定ウィンドウは設定しない。これにより、次回に
行われる複数の加入者側装置の距離測定を１つの距離測
定ウィンドウ内で実施でき、距離測定ウィンドウの全体
の設定数を減らすことができ、距離測定の終了時間を短
縮することができ、全ての加入者側装置の起動に要する
時間を大幅に短縮することが可能になる。また、空き時
間が増えるため、伝送量の増加を図ることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を基に説明する。図１は本発明によるＯＮＵの起
動方式の構成を示す。局側装置（ＯＬＴ）１にはスター
カプラ２が接続され、このスターカプラ２に複数（ｎ）
の加入者側装置（ＯＮＵ）３−１，３−２・・・３
−（ｎ−１），３−ｎが接続されている。
て図面を基に説明する。図１は本発明によるＯＮＵの起
動方式の構成を示す。局側装置（ＯＬＴ）１にはスター
カプラ２が接続され、このスターカプラ２に複数（ｎ）
の加入者側装置（ＯＮＵ）３−１，３−２・・・３
−（ｎ−１），３−ｎが接続されている。
【００１１】ＯＬＴ１と各ＯＮＵとの間の距離測定は、
最初に、ＯＬＴ１から１番目のＯＮＵに向けて距離測定
開始用のセル（又は指令信号）を送信し、これを受信し
た１番目のＯＮＵから距離測定セルが上り信号として送
信され、ＯＬＴ１に受信される。次に、２番目のＯＮＵ
に向けて距離測定開始用のセル（又は指令信号）を送信
し、これを受信した２番目のＯＮＵから距離測定セルが
送信され、ＯＬＴ１に受信される。以後、同様にして、
ｎ番目のＯＮＵから距離測定セルが送信されるまで、繰
り返し距離測定が実行される。
最初に、ＯＬＴ１から１番目のＯＮＵに向けて距離測定
開始用のセル（又は指令信号）を送信し、これを受信し
た１番目のＯＮＵから距離測定セルが上り信号として送
信され、ＯＬＴ１に受信される。次に、２番目のＯＮＵ
に向けて距離測定開始用のセル（又は指令信号）を送信
し、これを受信した２番目のＯＮＵから距離測定セルが
送信され、ＯＬＴ１に受信される。以後、同様にして、
ｎ番目のＯＮＵから距離測定セルが送信されるまで、繰
り返し距離測定が実行される。
【００１２】ＯＬＴ１は、ｎ個のＯＮＵから１回目の距
離測定が取得されると、この結果に基づいてｎ個のＯＮ
Ｕに対する２回目の距離測定が行われる。この２回目の
距離測定は、１回目の距離測定の結果、同一距離になっ
たＯＮＵが有ったか否かにより異なる方法がとられる。
距離測定用セルの到着位置（到着時間）は、ＯＬＴ１と
ＯＮＵ３−１〜３−ｎ間の距離に対応している。したが
って、ＯＬＴ１とＯＮＵ３−１〜３−ｎのそれぞれが異
なる距離になっていれば、距離測定ウィンドウ内で距離
測定セルが衝突することはない。このような衝突が無か
ったとすれば、従来のように、２回目の距離測定はＯＮ
Ｕの１台毎に行う必要はなく、１つの距離測定ウィンド
ウ内において、複数のＯＮＵの距離測定をまとめて行う
ことが可能になる。
離測定が取得されると、この結果に基づいてｎ個のＯＮ
Ｕに対する２回目の距離測定が行われる。この２回目の
距離測定は、１回目の距離測定の結果、同一距離になっ
たＯＮＵが有ったか否かにより異なる方法がとられる。
距離測定用セルの到着位置（到着時間）は、ＯＬＴ１と
ＯＮＵ３−１〜３−ｎ間の距離に対応している。したが
って、ＯＬＴ１とＯＮＵ３−１〜３−ｎのそれぞれが異
なる距離になっていれば、距離測定ウィンドウ内で距離
測定セルが衝突することはない。このような衝突が無か
ったとすれば、従来のように、２回目の距離測定はＯＮ
Ｕの１台毎に行う必要はなく、１つの距離測定ウィンド
ウ内において、複数のＯＮＵの距離測定をまとめて行う
ことが可能になる。
【００１３】図２は全てのＯＮＵの距離が互いに異な
り、同一距離になるＯＮＵが存在しない場合の１回目の
距離測定結果を示す。図２には、距離測定ウィンドウ４
内でＯＮＵ３−１〜３−ｎの内の複数又は全部を起動さ
せた場合の距離測定セル５−１ 〜５−ｎの相互の位置関
係（時間関係）が示されている。図２から明らかなよう
に、ＯＬＴ１からのＯＮＵ３−１〜３−ｎのそれぞれの
距離が互いに異なる場合、ＯＮＵ３−１〜３−ｎからの
距離測定セル５−１〜５−ｎは異なる到着位置（到着時
間）になり、セル同士の衝突がない。このため、距離測
定ウィンドウ４内でＯＮＵ３−１〜３−ｎの距離測定が
可能であり、距離測定ウィンドウ４が成立している間に
ＯＮＵ３−１〜３−ｎの距離測定が行え、ＯＮＵ３−１
〜３−ｎの全てを同時に起動することができる。
り、同一距離になるＯＮＵが存在しない場合の１回目の
距離測定結果を示す。図２には、距離測定ウィンドウ４
内でＯＮＵ３−１〜３−ｎの内の複数又は全部を起動さ
せた場合の距離測定セル５−１ 〜５−ｎの相互の位置関
係（時間関係）が示されている。図２から明らかなよう
に、ＯＬＴ１からのＯＮＵ３−１〜３−ｎのそれぞれの
距離が互いに異なる場合、ＯＮＵ３−１〜３−ｎからの
距離測定セル５−１〜５−ｎは異なる到着位置（到着時
間）になり、セル同士の衝突がない。このため、距離測
定ウィンドウ４内でＯＮＵ３−１〜３−ｎの距離測定が
可能であり、距離測定ウィンドウ４が成立している間に
ＯＮＵ３−１〜３−ｎの距離測定が行え、ＯＮＵ３−１
〜３−ｎの全てを同時に起動することができる。
【００１４】距離測定は少なくとも２回行われる。１回
目の距離測定で得られた距離測定セルの到着タイミング
と、続いて行われた２回目の距離測定により得られた距
離測定セル到着タイミングとの差が規定範囲内であれ
ば、距離測定は成功と見なされる。なお、位置情報が無
いＯＮＵ（距離測定の対象でなかったＯＮＵ）に対して
は、位置情報を持つ他のＯＮＵの距離測定用セルと衝突
する恐れがある。そこで、位置情報が無いＯＮＵは、距
離測定ウィンドウ４とは別の距離測定ウィンドウを設定
し、これを用いて距離測定を行う。
目の距離測定で得られた距離測定セルの到着タイミング
と、続いて行われた２回目の距離測定により得られた距
離測定セル到着タイミングとの差が規定範囲内であれ
ば、距離測定は成功と見なされる。なお、位置情報が無
いＯＮＵ（距離測定の対象でなかったＯＮＵ）に対して
は、位置情報を持つ他のＯＮＵの距離測定用セルと衝突
する恐れがある。そこで、位置情報が無いＯＮＵは、距
離測定ウィンドウ４とは別の距離測定ウィンドウを設定
し、これを用いて距離測定を行う。
【００１５】上記のようにして、ＯＮＵ３−１〜３−ｎ
のＯＮＵ毎に行われた距離測定の結果により、ＯＬＴ１
とＯＮＵ３−１〜３−ｎ間の距離情報が得られる。そこ
で、この距離情報に基づいて、距離測定ウィンドウ４内
で距離測定セルの衝突を起こさずに距離測定が可能なＯ
ＮＵの数を抽出する。ＯＬＴ１からの距離が等しくなる
ＯＮＵの存在がないとすると、距離情報を獲得後のＯＮ
Ｕ３−１〜３−ｎの全てに対する距離測定は、距離測定
ウィンドウ４内で行えるようになる。以下、具体例を示
して説明する。
のＯＮＵ毎に行われた距離測定の結果により、ＯＬＴ１
とＯＮＵ３−１〜３−ｎ間の距離情報が得られる。そこ
で、この距離情報に基づいて、距離測定ウィンドウ４内
で距離測定セルの衝突を起こさずに距離測定が可能なＯ
ＮＵの数を抽出する。ＯＬＴ１からの距離が等しくなる
ＯＮＵの存在がないとすると、距離情報を獲得後のＯＮ
Ｕ３−１〜３−ｎの全てに対する距離測定は、距離測定
ウィンドウ４内で行えるようになる。以下、具体例を示
して説明する。
【００１６】図３はＯＮＵ６中に同一距離になるものが
存在していない場合の１回目の距離測定結果（ａ）及び
２回目の距離測定（ｂ）を示す。ここでは、例えば、３
２台のＯＮＵ（３−１〜３−３２）が図１のＯＬＴ１に
接続されているものとする。図中のＯＮＵ３−１〜３
−３２は１回目の測定結果を示し、（ａ）では、３２個
のＯＮＵの距離測定を同一時間で行った様に示している
が、これは説明の便宜のために示したもので、実際に
は、３−１→３−２→３−３・・・３−３１→３− ３２
の順番にそれぞれ距離測定ウィンドウを設定し、個々に
距離測定が行われる。図３に示す様に、ＯＮＵ３−１〜
ＯＮＵ３−３２について順次１回目の距離測定を実施し
た結果、図３の（ａ）に示すように、ＯＮＵ３−１〜３
−３２の距離測定ウィンドウ４内に存在する距離測定セ
ル６−１〜６−３２が互いに異なる位置に現れ、同一距
離に存在するものは１つも無かったとする。この場合に
は、図３の（ｂ）に示すように、２回目の距離測定セル
６−１〜６−３２を１つの距離測定ウィンドウ４（１回
目、２回目共に同じ条件でよい）内で３２台のＯＮＵ３
−１〜３−３２の２回目の距離測定（今回の距離測定セ
ル６−１〜６３２の測定、及び今回の測定結果と前回の
測定結果との比較）をまとめて行うことができ、距離測
定のために無駄時間を生じさせることがない。
存在していない場合の１回目の距離測定結果（ａ）及び
２回目の距離測定（ｂ）を示す。ここでは、例えば、３
２台のＯＮＵ（３−１〜３−３２）が図１のＯＬＴ１に
接続されているものとする。図中のＯＮＵ３−１〜３
−３２は１回目の測定結果を示し、（ａ）では、３２個
のＯＮＵの距離測定を同一時間で行った様に示している
が、これは説明の便宜のために示したもので、実際に
は、３−１→３−２→３−３・・・３−３１→３− ３２
の順番にそれぞれ距離測定ウィンドウを設定し、個々に
距離測定が行われる。図３に示す様に、ＯＮＵ３−１〜
ＯＮＵ３−３２について順次１回目の距離測定を実施し
た結果、図３の（ａ）に示すように、ＯＮＵ３−１〜３
−３２の距離測定ウィンドウ４内に存在する距離測定セ
ル６−１〜６−３２が互いに異なる位置に現れ、同一距
離に存在するものは１つも無かったとする。この場合に
は、図３の（ｂ）に示すように、２回目の距離測定セル
６−１〜６−３２を１つの距離測定ウィンドウ４（１回
目、２回目共に同じ条件でよい）内で３２台のＯＮＵ３
−１〜３−３２の２回目の距離測定（今回の距離測定セ
ル６−１〜６３２の測定、及び今回の測定結果と前回の
測定結果との比較）をまとめて行うことができ、距離測
定のために無駄時間を生じさせることがない。
【００１７】図３の（ｂ）のような測定方法にすれば、
従来の様に１回目及び２回目ともに３２台のＯＮＵを１
台づつ距離測定をしていた場合に比べ、大幅にＯＮＵの
起動までの時間を短縮することができる。すなわち、従
来方式では、ＯＮＵの起動に際し、個々のＯＮＵ毎に距
離測定を行っており、ＯＮＵが３２台の場合、トータル
で最低６４回の距離測定を行う必要がある。しかし、本
発明によれば、２回目の距離測定は、距離測定ウィンド
ウ４において３２台分を纏めて行えるため、最速、１回
で完了することが可能になる。したがって、１回目の距
離測定が３２回であれば、３２＋１＝３３となり、合計
３３回の距離測定によってＯＮＵ３−１ 〜３−３２の起
動を完了することができる。つまり、従来方式と比較す
ると、距離測定の回数を約半分まで短縮できることにな
る。
従来の様に１回目及び２回目ともに３２台のＯＮＵを１
台づつ距離測定をしていた場合に比べ、大幅にＯＮＵの
起動までの時間を短縮することができる。すなわち、従
来方式では、ＯＮＵの起動に際し、個々のＯＮＵ毎に距
離測定を行っており、ＯＮＵが３２台の場合、トータル
で最低６４回の距離測定を行う必要がある。しかし、本
発明によれば、２回目の距離測定は、距離測定ウィンド
ウ４において３２台分を纏めて行えるため、最速、１回
で完了することが可能になる。したがって、１回目の距
離測定が３２回であれば、３２＋１＝３３となり、合計
３３回の距離測定によってＯＮＵ３−１ 〜３−３２の起
動を完了することができる。つまり、従来方式と比較す
ると、距離測定の回数を約半分まで短縮できることにな
る。
【００１８】図４はＯＮＵの中に距離が同一になるもの
が存在した場合の１回目の距離測定結果及び２回目の距
離測定を示す。この場合も、３２台のＯＮＵがＯＬＴ１
に接続されているものとする。そして、図４の（ａ）の
ＯＮＵ３−１〜３−３２は１回目の距離測定の結果を示
し、説明の便宜上、３２個のＯＮＵの距離測定の開始時
間を同一にして図示している。図４においては、３２台
のＯＮＵの内、各２台が同一距離、すなわち、全体で４
台が同一距離になった場合を示している。この場合も、
ＯＮＵ毎に距離測定ウィンドウを設定して１回目の距離
測定を行った後、順次距離測定を実施する。その結果、
図４の（ａ）のように、まず、３２台のＯＮＵ３−１〜
３−３２の内の２箇所で、距離測定セル６−１と６
−３１、及び６−３と６−３０が同一距離になったとす
る。この場合の２回目の距離測定は、図４の（ｂ）に示
すように、距離測定ウィンドウ４から距離測定セル６
−３１と６−３０を除外し、距離測定ウィンドウ４では
距離測定セル６−１〜６−２９，６−３２のみを２回目
の距離測定の対象とし、距離測定セル６−３１と６
−３０ の２回目の距離測定は、距離測定ウィンドウ４と
は別に設定した距離測定ウィンドウ７において実施す
る。このようにすると、図３の場合に比べ、ＯＮＵ３
−１ 〜３−３２を起動させるのに若干の時間を要する
が、従来に比べれば大幅にＯＮＵの起動までの時間を短
縮することができる。なお、同一距離に３以上の距離測
定セルが存在した場合、その衝突の重なった数分だけ距
離測定ウィンドウの数を設定する。
が存在した場合の１回目の距離測定結果及び２回目の距
離測定を示す。この場合も、３２台のＯＮＵがＯＬＴ１
に接続されているものとする。そして、図４の（ａ）の
ＯＮＵ３−１〜３−３２は１回目の距離測定の結果を示
し、説明の便宜上、３２個のＯＮＵの距離測定の開始時
間を同一にして図示している。図４においては、３２台
のＯＮＵの内、各２台が同一距離、すなわち、全体で４
台が同一距離になった場合を示している。この場合も、
ＯＮＵ毎に距離測定ウィンドウを設定して１回目の距離
測定を行った後、順次距離測定を実施する。その結果、
図４の（ａ）のように、まず、３２台のＯＮＵ３−１〜
３−３２の内の２箇所で、距離測定セル６−１と６
−３１、及び６−３と６−３０が同一距離になったとす
る。この場合の２回目の距離測定は、図４の（ｂ）に示
すように、距離測定ウィンドウ４から距離測定セル６
−３１と６−３０を除外し、距離測定ウィンドウ４では
距離測定セル６−１〜６−２９，６−３２のみを２回目
の距離測定の対象とし、距離測定セル６−３１と６
−３０ の２回目の距離測定は、距離測定ウィンドウ４と
は別に設定した距離測定ウィンドウ７において実施す
る。このようにすると、図３の場合に比べ、ＯＮＵ３
−１ 〜３−３２を起動させるのに若干の時間を要する
が、従来に比べれば大幅にＯＮＵの起動までの時間を短
縮することができる。なお、同一距離に３以上の距離測
定セルが存在した場合、その衝突の重なった数分だけ距
離測定ウィンドウの数を設定する。
【００１９】なお、上記の説明では、伝送路として光フ
ァイバを例にしたが、導電線路（電線）による伝送路に
対しても本発明を適用可能である。
ァイバを例にしたが、導電線路（電線）による伝送路に
対しても本発明を適用可能である。
【００２０】
【発明の効果】以上説明した通り、加入者側装置のそれ
ぞれからの前記距離測定セルに基づいてそれぞれの距離
を測定した後、その測定結果に基づいて局側装置は距離
測定ウィンドウを設定するウィンドウ設定手段と、前記
距離測定ウィンドウを設定後、前回の距離測定で距離が
同一になる加入者側装置が生じなかったとき、前記距離
測定ウィンドウ内で前記複数の加入者側装置の次回の距
離測定を同時に行うようにしたので、距離測定ウィンド
ウの全体の設定数を減らすことができ、距離測定の終了
時間を短縮することができ、全加入者側装置の起動に要
する時間を大幅に短縮することが可能になる。また、空
き時間が増えるため、伝送量の増加を図ることができ
る。
ぞれからの前記距離測定セルに基づいてそれぞれの距離
を測定した後、その測定結果に基づいて局側装置は距離
測定ウィンドウを設定するウィンドウ設定手段と、前記
距離測定ウィンドウを設定後、前回の距離測定で距離が
同一になる加入者側装置が生じなかったとき、前記距離
測定ウィンドウ内で前記複数の加入者側装置の次回の距
離測定を同時に行うようにしたので、距離測定ウィンド
ウの全体の設定数を減らすことができ、距離測定の終了
時間を短縮することができ、全加入者側装置の起動に要
する時間を大幅に短縮することが可能になる。また、空
き時間が増えるため、伝送量の増加を図ることができ
る。
【図１】本発明によるＯＮＵの起動方式の構成を示す接
続図である。
続図である。
【図２】全てのＯＮＵの距離が互いに異なり、同一距離
になるＯＮＵが存在しない場合の１回目の距離測定結果
を示す説明図である。
になるＯＮＵが存在しない場合の１回目の距離測定結果
を示す説明図である。
【図３】ＯＮＵの中に同一距離になるものが存在してい
ない場合の１回目の距離測定結果及び２回目の距離測定
を示す説明図である。
ない場合の１回目の距離測定結果及び２回目の距離測定
を示す説明図である。
【図４】ＯＮＵの中に距離が同一になるものが存在した
場合の１回目の距離測定結果及び２回目の距離測定を示
す説明図である。
場合の１回目の距離測定結果及び２回目の距離測定を示
す説明図である。
１ ＯＬＴ（局側装置） ２ スターカプラ ３−１〜３−ｎ，３−１〜３−３２ ＯＮＵ（加入者
側装置） ４，７ 距離測定ウィンドウ ５−１〜５−ｎ，６−１〜６−３２ 距離測定セル
側装置） ４，７ 距離測定ウィンドウ ５−１〜５−ｎ，６−１〜６−３２ 距離測定セル
Claims (2)
- 【請求項１】 端末機器が接続される複数の加入者側装
置（ＯＮＵ）が１台の局側装置（ＯＬＴ）に接続され、
前記局側装置と前記複数の加入者側装置のそれぞれとの
間の伝送路の各距離を測定する際、前記局側装置から前
記複数の加入者側装置へ順番に距離測定セルの送信を促
し、前記複数の加入者側装置は前記局側装置へ距離測定
セルを送信し、前記局側装置は前記複数の加入者側装置
からのそれぞれの距離測定セルの着信状態に基づいて前
記各距離を測定するＯＮＵの起動方式において、 前記距離測定の結果、前記複数の加入者側装置の中で距
離が同一になる加入者側装置が生じなかったとき、共通
の１つの距離測定ウィンドウ内で前記複数の加入者側装
置の次回の距離測定を同時に行う処理手段を備えること
を特徴とするＯＮＵの起動方式。 - 【請求項２】 前記処理手段は、前記複数の加入者側装
置の中で前回の距離測定で距離が同一になる前記距離測
定セルが生じたとき、前記距離が同一になった距離測定
セルの一方を前記距離測定ウィンドウとは異なる１又は
複数の距離測定ウィンドウを設定して次回の距離測定を
行うことを特徴とする請求項１記載のＯＮＵの起動方
式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17449499A JP3279542B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | Ｏｎｕの起動方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17449499A JP3279542B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | Ｏｎｕの起動方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001007832A JP2001007832A (ja) | 2001-01-12 |
| JP3279542B2 true JP3279542B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=15979482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17449499A Expired - Fee Related JP3279542B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | Ｏｎｕの起動方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3279542B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009232077A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Nec Corp | 局側終端装置、通信システム、加入者装置管理方法、および局側終端装置のプログラム |
| CN110944247B (zh) | 2018-09-25 | 2022-06-17 | 中兴通讯股份有限公司 | 无源光网络系统的数据处理方法、装置及无源光网络系统 |
-
1999
- 1999-06-21 JP JP17449499A patent/JP3279542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001007832A (ja) | 2001-01-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101401365B (zh) | Pon系统和终端操作注册方法 | |
| US7616899B2 (en) | Synchronizing method in optical access network, optical switching device, center device, and remote device | |
| CA1234435A (en) | Tdma point-to-multipoint communications system | |
| KR101359812B1 (ko) | 광통신망에 지국을 도입하는 방법 및 그 지국 | |
| JP4340692B2 (ja) | 受動光網システムおよびその運用方法 | |
| EP0262409B1 (en) | An optical bus type communication system | |
| US9686036B2 (en) | Method, apparatus and system for transmitting upstream burst data in PON system | |
| CN1075298C (zh) | 光学网络及其操作方法 | |
| GB2128058A (en) | Multiple access data communication system | |
| US8971699B2 (en) | Optical network failure recovery method | |
| US6665315B1 (en) | Transmission apparatus automatically acquiring identifying information and independently measuring propagation delay | |
| US9287981B2 (en) | Station-side apparatus and PON system | |
| JP3279542B2 (ja) | Ｏｎｕの起動方式 | |
| CN101577590A (zh) | 一种信号传输方法、中继设备以及无源光网络系统 | |
| Gerla et al. | U-Net: A unidirectional fiber bus network | |
| WO2017061667A1 (ko) | 수동형 광네트워크를 위한 중계장치 및 중계방법 | |
| JP3473698B2 (ja) | Ａｔｍ−ｐｏｎシステムにおける距離測定方法及びプログラム | |
| KR100475440B1 (ko) | 이피오엔 시스템의 알티티 측정 방법 | |
| US7496294B2 (en) | Optical multi-branch communication system | |
| JPH06350580A (ja) | 光スイッチを用いた光ピンポン伝送方法 | |
| CN104469557B (zh) | 一种提高无源光网络的上行带宽的方法 | |
| US6922742B2 (en) | Node device for a serial databus connecting a number of devices | |
| JP2002300180A (ja) | Ｉｐパケット通信可能なｐｏｎシステムとこのｐｏｎシステムのｉｐパケット通信方法 | |
| JP4750736B2 (ja) | 通信システムおよび送受信装置 | |
| US20040208563A1 (en) | Ranging in the physical layer |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |