JP2022501972A - 方法、装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

好適な実施形態の一例は、装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断することと、前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの満了を処理することとを含む。【選択図】図2

Description

様々な例は方法、装置及びコンピュータプログラムに関する。より詳細には、様々な例は、5Gネットワークへのサービス要求におけるユーザ装置(UE)における異常ケースの扱いに関する。
背景
通信システムは、通信経路に関与する2つ又はそれ以上の要素(例えばユーザ端末、基地局、その他のノード)の間にキャリアを提供することにより、これらの間に通信セッションを実現する手段であると考えられる。通信システムは、例えば、通信ネットワークと、相互に互換性のある一つ又は複数の通信デバイスによって、提供されることができる。通信セッションは例えば、音声やビデオ,電子メール(email),テキストメッセージ,マルチメディア及び/又はコンテンツデータ等の通信を行うデータ通信を含んでもよい。こうしたサービスの非限定的な実施例として、双方向または多方向通話やデータ通信,マルチメディアサービス、インターネット等のデータネットワークシステムへ接続がある。
無線通信システムでは、少なくとも二つの局間での通信セッションの少なくとも一部は、無線リンクを介して行われる。無線システムの例として、地上波公共移動通信ネットワーク(PLMN)や衛星ベースの通信システム,無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)等の別の無線ローカルネットワークがある。無線システムはセルに分割されるため、セルラシステムと呼ばれることも多い。
ユーザは、適切な通信デバイス又は端末を用いて通信システムに接続できる。ユーザの通信デバイスは、ユーザ装置(UE)やユーザデバイスと呼ばれることがある。通信デバイスは、(通信ネットワークへアクセスしたり、他のユーザと直接通信したりするような)通信を可能にするために、適切な信号を受信し送信する装置を備える。通信デバイスは、基地局やセル等の局が提供するキャリアに接続し、そのキャリアを介して通信を送受信できる。
通信システムと関連デバイスは通常、そのシステムに関連する種々のエンティティに対して許容される動作や行うべき動作を明示する所定の標準や規格に従って動作する。通信に使われるべき通信プロトコルやパラメータも規定されることが多い。通信システムの一例はUTRAN(3G無線)である。通信システムの別の例には、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System,UMTS)無線アクセステクノロジーや、5G又はNew Radio(NR)と呼ばれるネットワークがある。NRは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)で標準化されつつある。
5Gの側面の一つにサービス要求(Service request)手続がある。サービス要求手続は、5GMM(5GS Mobility Management,5GSモビリティ管理)モードのIDLE(アイドル)からCONNECTED(接続)への変更を規定すると共に、ユーザプレーンリソースを確立するための対応する要求(request)を規定する。
この場合、UEがネットワーク側へ、"SERVICE REQUEST"(サービス要求)メッセージを送信するように構成される。この手続を開始する標準的な原因は、例えば、UE又はネットワークが保留中のシグナリングやユーザデータを有していると共に、UEが5GMM-IDLEモードにあることである。しかし、この手続はまた、UEが上層レイヤから緊急サービスフォールバック(Emergency Services Fallback, ESFB)の要求を受信し、ESFBを実行する時に起動される。
ESFBデータセッションは、救急車や警察、消防隊のための電話のような、重要な通信のためのデバイスの間で確立されてもよい。
摘要
第1の捉え方によれば、次のような装置が提供される。この装置は、
前記装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断する手段と;
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段と;
を備える。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプである場合は、少なくとも1つの緊急サービスアクセスを開始し、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプでない場合は、前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する、
手段であってもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定し、
前記装置が5Gコアネットワークに接続されたNRセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのE-UTRA接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がE-UTRAを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定し、
前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することを試み、
前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みる、
手段であってもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定し、
前記装置が5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのNRアクセス接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がNRアクセスを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定し、
前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することを試み、
前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みる、
手段であってもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定し、
前記5Gコアネットワークに接続されたNRセル、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセル、EPCに接続されたE-UTRAセル、のいずれかを選択することを試みる、
手段であってもよい。ここで前記選択は、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定すること、及び、少なくとも次のいずれか:
・ 3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータ;
・ 前記装置の現在のセルの無線アクセステクノロジー(E-UTRA又はNR);
・ E-UTRAを通じて5Gコアネットワークにアクセスする能力;
・ EPCを通じたアクセス(S1モード)のサポート;
・ 前記5Gコアネットワークに接続された適切なNRセルか、前記5Gコアネットワークに接続された適切なE-UTRAセルか、EPCに接続された適切なE-UTRAセルの利用可能性;
・ 3GPPアクセスのための緊急サービスフォールバックインジケータ;
に基づく。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルか、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルの適切な選択の決定に基づいて、緊急PDUセッションを作成するために、5Gモビリティ管理特有の手続及び5Gサービス管理手続を実行するか、又は、
前記EPCに接続された適切なE-UTRAセルの適切な選択の決定に基づいて、緊急ベアラサービスのためのPDN接続を作成するために適切なEMM(evolved mobility management)特有の手続及びESM(evolved service management)手続を実行する、
手段であってもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、モビリティ管理モード(mobility management mode)に基づいて前記サービス要求タイマーの満了を処理する手段であってもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断及びモビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、前記モビリティ管理モードはアイドルモビリティ管理モード(idle mobility management mode)であり、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプは緊急サービスフォールバックではないと決定する手段であってもよく、更に該決定に基づいて、
・ サービス要求手続を中断し、
・ ローカルに割り当てられたリソースを解放し、
・ サービス要求カウンタを選択的にインクリメントするが、前記サービス要求手続が緊急サービスのためのPDUセッションを確立するように構成されているか、前記装置が緊急サービスのためのPDUセッションを既に確立しているか、前記装置が高い優先度のアクセスのために構成されているか、前記サービス要求がネットワークからのページング又は通知に応じている場合には、前記サービス要求カウンタはインクリメントせず、
・ 前記サービス要求試行カウンタが定められた閾値以上であることに基づいて、別のタイマーを開始すると共に、前記サービス要求がMO MMTELボイスコールのためのものである場合は、該サービス要求が受け入れられなかったことの通知を、少なくとも1つの上層レイヤに提供する、
手段であってもよい。このとき前記装置は、次のいずれか:
・ 前記別のサービス要求がネットワークからのページング又は通知に応じるものである;
・ 前記装置が高い優先度のアクセスのために構成されている;
・ 前記別のサービス要求が緊急サービスのためのPDUセッションを確立するように構成されている;
・ 前記装置が緊急サービスのためのPDUセッションを既に確立している;
・ 前記装置が新しいPLMNに登録される;
の場合を除いて、前記別のタイマーが満了するまで別のサービス要求を試みないように構成されてもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断及びモビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、前記モビリティ管理モードはコネクテッドモビリティ管理モード(connected mobility management mode)であり、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプは緊急サービスフォールバックではないと決定する手段であってもよく、更に該決定に基づいて、
・ サービス要求手続を中断し、
・ 前記装置のモビリティ管理モードを接続モード(コネクテッドモード,connected mode)にセットする、
手段であってもよい。
前記装置は更に、定められた長さ値を有するサービス要求タイマーを開始する手段を備えてもよい。前記定められた長さ値は、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプの前記決定に基づく。
前記装置はユーザ装置であってもよい。
第2の捉え方によれば、次のような装置が提供される。この装置は、少なくとも一つのプロセッサと、コンピュータプログラム命令を格納する少なくとも一つのメモリを備える装置であって、前記コンピュータプログラム命令は、前記少なくとも一つのプロセッサに実行されると、前記装置に少なくとも:
前記装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断することと;
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することと;
を遂行させるように構成される。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理するようにされる前記装置は、更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプである場合は、少なくとも1つの緊急サービスアクセスを開始することと;
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプでない場合は、前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することと;
を遂行するように構成される。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理するようにされる前記装置は、更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定することと;
前記装置が5Gコアネットワークに接続されたNRセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのE-UTRA接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がE-UTRAを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定することと;
前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みることと;
前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みることと;
を遂行するように構成される。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理するようにされる前記装置は、更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定することと;
前記装置が5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのNRアクセス接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がNRアクセスを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定することと;
前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することを試みることと;
前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みることと;
を遂行するように構成される。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理するようにされる前記装置は、更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定することと;
前記5Gコアネットワークに接続されたNRセル、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセル、EPCに接続されたE-UTRAセルのいずれかを選択することを試みることと;
を遂行するように構成されてもよい。ここで前記選択は、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定すること、及び、少なくとも次のいずれか:
・ 3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータ;
・ 前記装置の現在のセルの無線アクセステクノロジー(E-UTRA又はNR);
・ E-UTRAを通じて5Gコアネットワークにアクセスする能力;
・ EPCを通じたアクセス(S1モード)のサポート;
・ 前記5Gコアネットワークに接続された適切なNRセルか、前記5Gコアネットワークに接続された適切なE-UTRAセルか、EPCに接続された適切なE-UTRAセルの利用可能性;
・ 3GPPアクセスのための緊急サービスフォールバックインジケータ;
に基づいてもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理するようにされる前記装置は、更に、
前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルか、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルの適切な選択の決定に基づいて、緊急PDUセッションを作成するために、5Gモビリティ管理特有の手続及び5Gサービス管理手続を実行すること;
前記EPCに接続された適切なE-UTRAセルの適切な選択の決定に基づいて、緊急ベアラサービスのためのPDN接続を作成するために適切なEMM(evolved mobility management)特有の手続及びESM(evolved service management)手続を実行すること;
を遂行するように構成されてもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理するようにされる前記装置は、更に、モビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの満了を処理するように構成されてもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断及びモビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する前記装置は、更に、前記モビリティ管理モードはアイドルモビリティ管理モード(idle mobility management mode)であり、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプは緊急サービスフォールバックではないと決定するように構成され、更に該決定に基づいて、
・ サービス要求手続を中断することと、
・ ローカルに割り当てられたリソースを解放することと、
・ サービス要求カウンタを選択的にインクリメントするが、前記サービス要求手続が緊急サービスのためのPDUセッションを確立するように構成されているか、前記装置が緊急サービスのためのPDUセッションを既に確立しているか、前記装置が高い優先度のアクセスのために構成されているか、前記サービス要求がネットワークからのページング又は通知に応じている場合には、前記サービス要求カウンタはインクリメントしないことと、
・ 前記サービス要求試行カウンタが定められた閾値以上であることに基づいて、別のタイマーを開始すると共に、前記サービス要求がMO MMTELボイスコールのためのものである場合は、該サービス要求が受け入れられなかったことの通知を、少なくとも1つの上層レイヤに提供することと、
を遂行するように構成されてもよい。このとき前記装置は、次のいずれか:
・ 前記別のサービス要求がネットワークからのページング又は通知に応じるものである;
・ 前記装置が高い優先度のアクセスのために構成されている;
・ 前記別のサービス要求が緊急サービスのためのPDUセッションを確立するように構成されている;
・ 前記装置が緊急サービスのためのPDUセッションを既に確立している;
・ 前記装置が新しいPLMNに登録される;
の場合を除いて、前記別のタイマーが満了するまで別のサービス要求を試みないように構成されてもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断及びモビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する前記装置は、更に、
前記モビリティ管理モードはコネクテッドモビリティ管理モードあり、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプは緊急サービスフォールバックではないと決定することを含み、更に該決定に基づいて、
・ サービス要求手続を中断することと;
・ 前記装置のモビリティ管理モードを接続モードにセットすることと;
を遂行するように構成されてもよい。
前記装置は更に、定められた長さ値を有するサービス要求タイマーを開始するように構成されてもよい。ここで前記定められた長さ値は、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプの前記決定に基づく。
前記装置はユーザ装置でもよい。
第3の捉え方によれば、次のような装置が提供される。この装置は、
前記装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断するように構成されるサービス要求タイマー回路と;
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理するように構成されるサービス要求タイマー満了回路と;
を備える。
第4の捉え方によれば、次のような方法が提供される。この方法は、
装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断することと;
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することと;
を含む。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは、更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプである場合は、少なくとも1つの緊急サービスアクセスを開始することと;
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプでない場合は、前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することと;
を含む。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは、更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定することと;
前記装置が5Gコアネットワークに接続されたNRセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのE-UTRA接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がE-UTRAを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定することと;
前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みることと;
前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みることと;
を含む。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは、更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定することと;
前記装置が5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのNRアクセス接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がNRアクセスを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定することと;
前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することを試みることと;
前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みることと;
を含む。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは、更に、
前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定することと;
前記5Gコアネットワークに接続されたNRセル、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセル、EPCに接続されたE-UTRAセルのいずれかを選択することを試みることと;
を含んでもよい。ここで前記選択は、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定すること、及び、少なくとも次のいずれか:
・ 3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータ;
・ 前記装置の現在のセルの無線アクセステクノロジー(E-UTRA又はNR);
・ E-UTRAを通じて5Gコアネットワークにアクセスする能力;
・ EPCを通じたアクセス(S1モード)のサポート;
・ 前記5Gコアネットワークに接続された適切なNRセルか、前記5Gコアネットワークに接続された適切なE-UTRAセルか、EPCに接続された適切なE-UTRAセルの利用可能性;
・ 3GPPアクセスのための緊急サービスフォールバックインジケータ;
に基づいてもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは、更に、
前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルか、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルの適切な選択の決定に基づいて、緊急PDUセッションを作成するために、5Gモビリティ管理特有の手続及び5Gサービス管理手続を実行すること;
前記EPCに接続された適切なE-UTRAセルの適切な選択の決定に基づいて、緊急ベアラサービスのためのPDN接続を作成するために適切なEMM(evolved mobility management)特有の手続及びESM(evolved service management)手続を実行すること;
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは、更に、モビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの満了を処理すること、
を含んでもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断及びモビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは、更に、前記モビリティ管理モードはアイドルモビリティ管理モードであり、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプは緊急サービスフォールバックではないと決定することを含んでもよい。また該決定に基づいて、
・ サービス要求手続を中断することと、
・ ローカルに割り当てられたリソースを解放することと、
・ サービス要求カウンタを選択的にインクリメントするが、前記サービス要求手続が緊急サービスのためのPDUセッションを確立するように構成されているか、前記装置が緊急サービスのためのPDUセッションを既に確立しているか、前記装置が高い優先度のアクセスのために構成されているか、前記サービス要求がネットワークからのページング又は通知に応じている場合には、前記サービス要求カウンタはインクリメントしないことと、
・ 前記サービス要求試行カウンタが定められた閾値以上であることに基づいて、別のタイマーを開始すると共に、前記サービス要求がMO MMTELボイスコールのためのものである場合は、該サービス要求が受け入れられなかったことの通知を、少なくとも1つの上層レイヤに提供することと、
を含んでもよい。このとき前記装置は、次のいずれか:
・ 前記別のサービス要求がネットワークからのページング又は通知に応じるものである;
・ 前記装置が高い優先度のアクセスのために構成されている;
・ 前記別のサービス要求が緊急サービスのためのPDUセッションを確立するように構成されている;
・ 前記装置が緊急サービスのためのPDUセッションを既に確立している;
・ 前記装置が新しいPLMNに登録される;
の場合を除いて、前記別のタイマーが満了するまで別のサービス要求を試みないように構成されてもよい。
前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断及びモビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは、更に、前記モビリティ管理モードはコネクテッドモビリティ管理モード(connected mobility management mode)であり、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプは緊急サービスフォールバックではないと決定することを含み、更に該決定に基づいて、
・ サービス要求手続を中断することと;
・ 前記装置のモビリティ管理モードを接続モードにセットすることと;
を含んでもよい。
前記方法は、定められた長さ値を有するサービス要求タイマーを開始することを含んでもよい。ここで前記定められた長さ値は、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプの前記決定に基づく。
第5の捉え方によれば、少なくとも次の事項を装置に遂行させる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。
・ 前記装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断すること;
・ 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理すること。
第6の捉え方によれば、少なくとも次の事項を装置に遂行させるプログラム命令を含む不揮発性コンピュータ可読媒体が提供される。
・ 前記装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断すること;
・ 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理すること。
第7の捉え方によれば、少なくとも次の事項を装置に遂行させる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。
・ 前記装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断すること;
・ 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理すること。
以上、本発明の様々な捉え方を開示してきた。しかし、これらの捉え方を複数組み合わせた更なる捉え方が存在しうることを理解されたい。
他の様々な捉え方や更なる実施形態が、以下の説明及び添付の特許請求の範囲において開示される。
本願の開示事項の理解に資すために、またいくつかの実施形態がどのように実装されるかを示すために、例示として添付図面を参照する。
ある実施形態が組み入れられうるシステムの例を説明するための図である。 ある実施形態に従って、サービス要求を要求し、タイマーの満了を扱うためのメッセージフローの例を説明するための図である。 ある実施形態に従って、5GMMモード及びサービスタイプに基づくタイマーの満了を扱うフローを説明するための図である。 図3に示されるある実施形態に従う、アイドル非緊急サービスフォールバック(idle-non emergency services fallback,idle-non ESFB)ベースの、5GMMモード及びサービスタイプに基づくタイマーの満了の取り扱いを説明するための図の第1部である。 図3に示されるある実施形態に従う、コネクテッド非緊急サービスフォールバック(connected-non emergency services fallback,connected-non ESFB)ベースの、5GMMモード及びサービスタイプに基づくタイマーの取り扱いを説明するための図の第2部である。 図3に示されるある実施形態に従う、緊急サービスフォールバックベースの、タイマーの満了の取り扱いを説明するための図の第3部である。 図3に示されるある実施形態に従う、緊急サービスフォールバックベースの、タイマーの満了の取り扱いを説明するための図の第3部の次である。 ある実施形態に従うタイマーの満了の取り扱いを実装するのに適した装置の例を説明するための図である。
詳細説明
いくつかの例が、緊急データセッションの関係で提供される。
前述のように、UEが"SERVICE REQUEST"(サービス要求)をネットワーク側に送信するように構成されることになる処理と、異常事態の取り扱いが、現在議論になっている。
この「異常事態」(abnormal case)の1つが、業界の議論においてT3517として定義されているサービス要求タイマーが満了することである。T3517タイマーは、UEによってSERVICE REQUESTメッセージが送信されるときはいつでも開始し、通常は、ネットワークからの応答が受信されたときに停止する。
T3517タイマーが満了するときは、すなわちUEがネットワークから応答を受信しなかったときには、UEが従うべき手続が規定されている。しかしこれまでのところ、全ての手続は、サービス要求が、「普通の」原因(例えば未処理のシグナリングやデータ)によって発生する時にのみ定義されている。サービス要求が、緊急サービスフォールバック(ESFB)によって発生するような事態については、定義されていない。
以下で詳細に説明する事項は、タイマー(T3517)の満了の適切な取り扱いに関するものであり、言い換えれば、UEがネットワークから応答を受信しない事態の適切な取り扱いに関するものである。これは、緊急サービスフォールバックの要件によってサービス要求が発生したときに考慮に入れるべき事項である。以下で詳細に説明するように、本発明の実施形態を実装するユーザ装置のような装置は、そのようなタイマーの満了によって生じうる緊急セッション(emergency session)を扱うことができ、また緊急セッションの失敗を防ぐことができる。
本願で開示される実施形態は、サービス要求手続が緊急サービスフォールバック(ESFB)によって生じ、タイマー(T3517)の満了によって発生するという特定の事態を取り扱うメカニズムを記述するものであり、緊急セッション(emergency session)を確立するための幾つかの方法を開示するものである。例えば、5Gコアネットワーク(5GCN)に接続されたNRセルを選択し、次いで5GCNに接続されたE-UTRA(evolved UTRA,進化型UTRA)セルを選択し、次いでEPCに接続されたE-UTRAセルを選択する。
図1に描かれるような無線通信システム100において、移動通信デバイスまたはユーザ装置(UE)102,104,105は、少なくとも一つの基地局又は同様の装置(無線送信及び/又は受信ノード又はポイント)を介して、無線アクセスを提供されている。基地局は、動作するために、また基地局と通信する移動通信デバイスの管理を可能にするために、通常、少なくとも一つ適切な制御装置で制御される。そのような制御装置は、例えば無線通信システム100のような無線アクセスネットワークに位置してもよく、図示されないコアネットワーク(CN)に位置していてもよい。また、単一の装置として実装されてもよく、その機能が複数の装置に分散して実装されてもよい。制御装置は基地局の一部として実装される場合もあれば、無線ネットワークコントローラー(Radio Network Controller, RNC)のような別の要素として提供される場合もある。図1において、制御装置108,109は、それぞれ、マクロレベルの基地局106,107を制御する。基地局の制御装置は他の制御エンティティと相互接続されてもよい。制御装置は通常、メモリ機能および少なくとも一つのデータプロセッサを備える。制御装置とその機能は、複数の制御ユニットに分散配置されてもよい。システムによっては、追加的に又は代替的に、前記制御装置は、無線ネットワークコントローラ(RNC)に設けられてもよい。
図1では、基地局106と107は、ゲートウェイ112を介して広域通信ネットワーク113に接続しているように描かれている。更なるゲートウェイ機能が、他のネットワークに接続するために、提供されてもよい。
また、例えば別のゲートウェイ機能を介して、及び/又はマクロレベルの局コントローラ経由で、小型の基地局116,118,120がネットワーク113に接続されてもよい。小型の基地局116,118,120は、ピコレベル又はフェムトレベルの基地局又は同様のものであってもよい。例えば、基地局116はゲートウェイ111経由で接続され、基地局120は制御装置108経由で接続されてもよい。実施形態によっては、小型の基地局は提供されなくてもよい。小型の基地局116,118,120は、第2のネットワーク、例えばWLANの一部であってもよく、また、WLANのアクセスポイントであってもよい。
通信デバイス102,104,105は、符号分割多元接続(CDMA)や広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))等の様々な接続技術に基づく通信システムに接続できてもよい。他の非限定例として、時分割多元接続(TDMA)や周波数分割多元接続(FDMA)、更にインターリーブ周波数分割多元接続(IFDMA),単キャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA),直交周波数分割多元接続(OFDMA),空間分割多元接続(SDMA)等の様々な方式がある。
無線通信システムの例は、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)で標準化された各種アーキテクチャである。3GPPの最新の成果は、しばしば、ユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)無線接続技術のロングターム・エボリューション(LTE)と呼ばれる。3GPPの標準の様々な開発ステージはリリースと呼ばれる。LTEの最新の発展版は、LTE-Advanced(LTE-A)と呼ばれている。LTE(LTE-A)は、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)として知られる移動無線アーキテクチャと、EPC(Evolved Packet Core,進化型パケットコア)として知られるコアネットワークを用いる。こうしたシステムの基地局は進化型又は拡張型ノードB(eNB)と呼ばれる。eNBは、ユーザプレーンのパケットデータ・コンバージェンス・プロトコル/無線接続制御プロトコル/メディア接続制御プロトコル/物理層プロトコル(PDCP/RLC/MAC/PHY)と、通信装置に対する制御プレーンの無線リソース制御(RRC)プロトコル端末といったE-UTRANの機能を提供する。無線接続システムの他の実施例には、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)および/またはWiMAX(登録商標)等の技術に基づくシステムの基地局が提供するものが含まれる。基地局のサービスエリアはセル全体又は同様の無線サービス範囲をカバーしうる。コアネットワークは、MME(Mobility Management Entity,モビリティ管理エンティティ)、S-GW(Serving Gateway,サービスゲートウェイ)、P-GW(Packet Gateway,パケットゲートウェイ)を含む。
適切な通信システムの一例として、上記のような5G又はNRコンセプトがある。NRのネットワーク・アーキテクチャは、LTE-Advancedのものと似ていることができる。NRシステムの基地局は、gNB(next generation Node B,次世代ノードB)として知られる。ネットワーク・アーキテクチャの変更は、様々な無線技術をサポートする必要性や、きめ細かなQoSサポート、あるオンデマンドの要求に依存しうる。(オンデマンドの要求の例として、ユーザの観点からのQoEをサポートするQoSレベルなどがある。)また、ネットワークを用いたサービスやアプリケーション、又はサービスやアプリケーションを用いたネットワークが、アーキテクチャの変更をもたらすこともある。これらは、ICN(Information Centric Network,情報指向型ネットワーク)やUC-CDN(User-Centric Content Delivery Network,ユーザ指向型コンテンツ配信ネットワーク)のアプローチに関係している。NRはMIMO(multiple input - multiple output)アンテナを使うことができる。NRはまた、LTEより多くの基地局又はノードを使うことができる。これをスモールセルコンセプトといい、複数の小型基地局と協働するマクロサイトを含む。また、サービスエリアを広くし、データ転送レートを上げるために、様々な無線技術を用いることもある。
将来のネットワークは、ネットワーク機能仮想化(network functions virtualization,NFV)を利用することもできるだろう。これは、サービスを提供すべく協働するように接続又はリンクされた構成要素(building block)又はエンティティに、ネットワークノード機能を仮想化することを提案するネットワーク・アーキテクチャのコンセプトである。仮想化ネットワーク機能(virtualized network function,VNF)は、カスタマイズされたハードウェアの代わりに、標準的又は一般的なタイプのサーバを使って実行されるコンピュータプログラム命令である1つ又は複数の仮想マシンを含む。クラウドコンピューティングやクラウドデータストレージも利用されうる。無線技術において、これは、ノードの動作の少なくとも一部がサーバやホスト、リモート無線ヘッドと協働するノードで実行されることを意味する。ノードの機能を、複数のサーバやノード、ホストに分散することもできる。コアネットワークにおける処理と基地局における処理との間の機能分散の形態は、LTEや別の無線技術のものとは異なりうる。
5Gのコアネットワーク(core network,CN)の例は、機能エンティティ(functional entity)を含む。CNは、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)を通じてUEに接続される。UPF(User Plane Function,ユーザプレーン機能)の役割は、PSA(PDU Session Anchor,PDUセッションアンカー)と呼ばれる。DN(data network,データネットワーク)とトラフィックをやりとりするUEに向けて、5Gを越えてトンネルが確立されるが、UPFは、DNとこのトンネルとの間でフレームをやりとりするための役割を果たす。
UPFは、PCF (Policy Control Function,ポリシー制御機能)からポリシーを受け取るSMF (Session Management Function,セッション管理機能) によって制御される。CNはまた、AMF (Access & Mobility Function,アクセス&モビリティ機能)を含んでもよい。
図2は、実施形態の実装の様子を概略的に示す。図2において、UE202は、要求タイマーを開始するように構成される。以下において、この要求タイマーはT3517と定義されることがある。この状況は図2においてステップ201で示される。要求タイマー(T3517)の値は、サービス要求(service request)を送信する理由によって異なりうる。例えば、T3517のデフォルト値は、サービス要求が緊急サービスフォールバックのために送信される場合は10秒であり、そうでない理由のために送信される場合は15秒でありうる。
UE202はまた、サービス要求を生成し、AMF(アクセス&モビリティ機能)204に送信するように構成されることができる。この状況はステップ203に示されている。
図2のステップ205に示されるように、定められた時間の後、タイマー(T3517)は満了する。
するとユーザ機器202は、図2のステップ207に示されるように、現在の5GMM(5G mobility management,5Gモビリティ管理)モードを決定すると共に、サービス要求タイプを決定するように構成される。この決定は、これらのパラメータをUEが実際に決定する場合は、明示的な決定とみなすことができるが、これらのパラメータの値が(以前に検索されて)UE内に格納されている場合は、非明示的な決定とみなすことができる。
続いてユーザ装置202は、図2のステップ209に示されるように、サービスタイプに加えて5GMMモード(値)に基づいて、タイマー(T3517)の満了を扱うように構成される。
図3は、図2のステップ209に示される、サービスタイプに加えて5GMMモード(値)に基づいてタイマー(T3517)の満了を扱う処理であって、ある実施形態に従う処理を、より詳細に示している。
図3のステップ301に示されるように、実施形態によっては、タイマー満了の処理は、UEを5GMM-Registered状態に入らせる。
実施形態によっては、UEは次に、5GMMモード及びサービスタイプのチェックを行うように構成される(図3のステップ303)。
5GMMモード及びサービスタイプのチェックによって、5GMMモードが5GMM-Idleモードであり、サービス要求タイプが緊急サービスフォールバックではないと決定されると、ユーザ装置は、Idle-Non ESFB処理を遂行するように構成されてもよい(図3のステップ305)。
5GMMモード及びサービスタイプのチェックによって、5GMMモードが5GMM-Connectedモードであり、サービス要求タイプが緊急サービスフォールバックではないと決定されると、ユーザ装置は、Connected-Non ESFB処理を遂行するように構成されてもよい(図3のステップ307)。
5GMMモード及びサービスタイプのチェックによって、サービス要求タイプが緊急サービスフォールバックであると決定されると、ユーザ装置は、ESFB処理を遂行するように構成されてもよい(図3のステップ309)。
図3のステップ305のIdle-Non ESFB処理に関連する処理の更なる詳細が、図4に示されている。
実施形態によっては、Idle-Non ESFB処理を遂行するユーザ装置は、サービス要求カウンタ(service requestカウンタ)をインクリメントし、実行中の手続を中断し、ローカルに割り当てられた全てリソースを解放するように構成される。
UEが、5GMM-IDLEモードにおいてサービス要求手続をトリガし、SERVICE REQUESTメッセージのサービス要求タイプが"emergency services fallback"(緊急サービスフォールバック)にセットされていなければ、5GMMのサブレイヤは、次に説明する場合を除いてサービス要求試行カウンタ(service request attemptカウンタ)をインクリメントし、
サービス要求手続のために実行していた手続を中断し、サービス要求手続のためにローカルに割り当てられた全てリソースを解放すべきである(図4のステップ401)。
サービス要求手続が緊急サービス(emergency service,ES)のためのPDUセッションを確立するために開始された場合や、確立された緊急サービスのためのPDUセッションをUEが有していたり、選択されたPLMNにおいてUEが高い優先度のアクセスのために構成されていたり、ネットワークからのページングや通知に応じてサービス要求が開始されたりする場合には、実施形態によっては、サービス要求試行カウンタはインクリメントされない。
実施形態によっては、UEは次に、サービス要求試行カウンタが5以上であるか否かをチェックするように構成される(図4のステップ403)。
サービス要求試行カウンタが5以上である場合、図4のステップ405に示されるように、UEは、別のタイマーを開始するように構成される。以下の説明において、このタイマーはT3525タイマーであると定義されてもよい。
実施形態によってはUEは更に、サービス要求が、MO(management object,管理オブジェクト)MMTEL(multimedia telephony,マルチメディア電話)ボイスコールのために開始されたものであるかどうかを決定してもよい(図4のステップ407)。サービス要求がMO MMTELボイスコールである場合、UEは、UEは既に別のタイマー(T3525)を開始しているためサービス要求は受け入れられない旨の通知を生成し、上層のレイヤに送る(図4のステップ409)。実施形態によっては、この通知は上層のレイヤにおいて、実装に特有のメカニズムを要求することをもたらしうる。例えば、別のIP-CAN(IP接続アクセスネットワーク)へ向けてのMMTELボイスコールの試行や、回路交換(CS)式のボイスコール(がサポートされていてCSドメインにおいて試行されていなければ)の確立を要求することをもたらしうる。
実施形態によっては、UEは、次のいずれかの条件が満たされない限り、上記別のタイマー(T3525)が満了するまでサービス要求を行わないように構成される。
1)サービス要求が、ネットワークからのページングや通知に応じて開始される。
2)UEが、選択されたPLMNにおいて高い優先度のアクセスのために構成されている。
3)サービス要求が、緊急サービスのためのPDUセッションを確立するために開始される。
4)UEが、確立された緊急サービスのためのPDUセッションを有している。
5)UEが、新しいPLMN(public land mobile network,公衆陸上移動体通信網)に登録される。
ネットワークが認証確認に失敗したとUEがみなす場合、実施形態によっては、NAS(non-access stratum,非アクセス層)シグナリング接続が解放されてもよい。
図3のステップ307のConnected-Non ESFB処理に関連する処理の更なる詳細が、図5に示されている。
実施形態によっては、Connected-Non ESFB処理を遂行しようとするUEは、5GMMサブレイヤ手続を中断するように構成される(図5のステップ501)。
実施形態によっては、UEは更に、5GMM-Connectedモードに留まるように構成される(図5のステップ503)。
図3のステップ309のESFB処理に関連する第1の例示的手続のセットの更なる詳細が、図6に示されている。
実施形態によっては、Connected-Non ESFB処理を遂行しようとするユーザ機器は、5Gコアネットワークに接続するときにどのタイプのセルにキャンプオンするかを決定するように構成される(図6のステップ601)。
UEが、5GCNに接続されたNRセルにキャンプオンする場合、UEは、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータ(emergency services support indicator)が、"emergency services supported in E-UTRA connected to 5GCN only"(緊急サービスは5GCNに接続されたE-UTRAにおいてのみサポートされる)と示しているか、オプション(1)を示しているかを判断するように構成される。そうでなければ、UEは、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータが"emergency services not supported"(緊急サービスはサポートされていない)と示しているか、UEはE-UTRAを介しては5GCNにアクセスすることはできないことを示しているか、オプション(2)を示しているかを判断するように構成される。この判断は図6においてステップ603で示されていてもよい。
判断結果がオプション(1)なら、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータは、"emergency services supported in E-UTRA connected to 5GCN only"を示しており、UEは、E-UTRAを介して5GCNにアクセスする能力を有するかどうかを判断するように構成され、能力を有すると判断した場合は、UEは更に、5GCNに接続されたE-UTRAセルの選択を試みるように構成される。
UEが、5GCNに接続された適切なE-UTRAセルを見つけられなかった場合で、UEがS1モードをサポートしている場合は、UEは、EPC(Evolved Packet Core,進化型パケットコア)に接続されたE-UTRAセルの選択を試みるように構成される。
これらの処理は、図6においてステップ605で示される。
判断結果がオプション(2)なら、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータは、"emergency services not supported"を示しているか、UEはE-UTRAを介しては5GCNにアクセスすることはできないことを示している。UEがS1モードをサポートしている場合は、UEは、EPCに接続されたE-UTRAセルの選択を試みるべきである(図6のステップ607)。ただし、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータが"emergency services not supported"を示していても、
・ UEがE-UTRAを介して5GCNにアクセスする能力を有していて、
・ 3GPPアクセスのための緊急サービスフォールバックインジケータが、"Emergency services fallback supported in NR connected to 5GCN and E-UTRA connected to 5GCN"(5GCN に接続されたNR及び5GCN に接続されたE-UTRAにおいて緊急サービスフォールバックがサポートされている)を示している場合、
UEは、5GCNに接続されたE-UTRAセルにおいてESFBを実行するために、5GCNに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みてもよい。この場合、5GCNに接続された適切なE-UTRAセルをUEが見つけられなかった場合で、UEがS1モードをサポートしている場合は、UEは、EPCに接続されたE-UTRAセルの選択を試みるように構成される。
UEが、5GCNに接続されたE-UTRAセルにキャンプオンする場合、UEは、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータ(emergency services support indicator)が、"emergency services supported in NR connected to 5GCN only"(緊急サービスは5GCN に接続されたNRにおいてのみサポートされる)と示しているか、オプション(3)を示しているかを判断するように構成される。そうでなければ、UEは、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータが"emergency services not supported"(緊急サービスはサポートされていない)と示しているか、UEはNRを介しては5GCNにアクセスすることはできないことを示しているか、オプション(4)を示しているかを判断するように構成される。この判断は図6においてステップ604で示されていてもよい。
判断結果がオプション(3)なら、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータは、"emergency services supported in NR connected to 5GCN only"を示しており、UEは、E-UTRAを介して5GCNにアクセスする能力を有するかどうかを判断するように構成され、能力を有すると判断した場合は、UEは更に、5GCNに接続されたNRセルの選択を試みるように構成される。
UEが、5GCNに接続された適切なNRセルを見つけられなかった場合で、UEがS1モードをサポートしている場合は、UEは、EPCに接続されたE-UTRAセルの選択を試みるように構成される。
これらの処理は、図6においてステップ606で示される。
判断結果がオプション(4)なら、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータは、"emergency services not supported"を示しているか、UEはNRを介しては5GCNにアクセスすることはできないことを示している。UEがS1モードをサポートしている場合は、UEは、EPCに接続されたE-UTRAセルの選択を試みるべきである(図6のステップ607)。ただし、3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータが"emergency services not supported"を示していても、
・ UEがNRを介して5GCNにアクセスする能力を有していて、
・ 3GPPアクセスのための緊急サービスフォールバックインジケータが、"Emergency services fallback supported in NR connected to 5GCN and E-UTRA connected to 5GCN"(5GCN に接続されたNR及び5GCN に接続されたE-UTRAにおいて緊急サービスフォールバックがサポートされている)を示している場合、
UEは、5GCNに接続されたNRセルにおいてESFBを実行するために、5GCNに接続されたNRセルを選択することを試みてもよい。この場合、5GCNに接続された適切なNRセルをUEが見つけられなかった場合で、UEがS1モードをサポートしている場合は、UEは、EPCに接続されたE-UTRAセルの選択を試みるように構成される。
UEが、5GCNに接続された適切なNRセルか、5GCNに接続された適切なE-UTRAセルか、EPCに接続された適切なE-UTRAセルを見つけた場合、UEは次のことを行うように構成される。
・ 緊急PDUセッションを作成するために適切な5GMM特有の手続及び5GSM の手続を実行する。又は、
・ 緊急ベアラサービスのためのPDN接続を作成するために適切なEMM(EPS mobility management,EPSモビリティ管理)特有の手続を実行すると共に、必要であれば、ESM(EPS session management,EPSセッション管理)手続を実行する。
適切な5GMM又はEMM/ESM手続を行うことは、図6のステップ608で示されている。
図3のステップ309のESFB処理に関連する更なる例示的手続のセットが、図7に示されている。
実施形態によっては、Connected-Non ESFBを遂行しようとするユーザ機器は、次の少なくともいずれかに基づいて、5GCNに接続されたNRセルか、5GCNに接続されたE-UTRAセルか、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択するように構成される。
1)3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータ;
2)現在のセルの無線アクセステクノロジー(E-UTRAかNR);
3)E-UTRAを介して5GCNにアクセスするUEの能力;
4)S1モードについてのUEのサポート;
5)5GCNに接続された適切なNRセルか、5GCNに接続された適切なE-UTRAセルか、EPCに接続された適切なE-UTRAセルの利用可能性;
6)3GPPアクセスのための緊急サービスフォールバックインジケータ。
5GCNに接続されたNRセルか、5GCNに接続されたE-UTRAセルか、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することは、図7のステップ701に示されている。
UEが、5GCNに接続された適切なNRセルか、5GCNに接続された適切なE-UTRAセルか、EPCに接続された適切なE-UTRAセルを見つけた場合、UEは次のことを行うように構成される。
・ 緊急PDUセッションを作成するために適切な5GMM特有の手続及び5GSM の手続を実行する。又は、
・ 緊急ベアラサービスのためのPDN接続を作成するために適切なEMM(EPS mobility management,EPSモビリティ管理)特有の手続を実行すると共に、必要であれば、ESM(EPS session management,EPSセッション管理)手続を実行する。
適切な5GMM又はEMM/ESM手続を行うことは、図7のステップ608で示されている。
実施形態によっては、UEは更に、異常イベントの決定に基づいて、その他の事項を制御するように構成されてもよい。
図8は、本発明の実施形態が適用されうる装置850の一例を示す。装置850は、図1に描かれるシステムの要素であってもよい。実施例によっては、装置850は、有線及び/又は無線通信機能を具備する通信機器として(またはそのような通信機器に含まれる要素として)具現化されることができる。例示的装置は、1つ又は複数のプロセッサ852、メモリデバイス854、入力/出力(I/O)インタフェース856、通信インタフェース858、ユーザインタフェース860を備えてもよく、又はこれらと通信していてもよい。図8において、これらが例として示されている。装置によって実装される図1の要素に応じて、装置は他の要素を備えてもよいし、逆に上記の要素の1つ又は複数を備えていなくともよい。例えばユーザインタフェースは備えていなくともよい。
装置850はユーザ装置(UE)であってもよい。
プロセッサ852は、本発明の例示的実施形態の様々な機能を実装する様々な手段として具現化されうる。例えばマイクロプロセッサ、コプロセッサ、コントローラ、ASICのような特定目的の集積回路、FPGA、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、ハードウェアアクセラレータ、処理回路、その他の同様のハードウェア等の、1つ又は複数として具現化されうる。ある例示的実施形態では、プロセッサは、独立して動作する又は協働する複数のプロセッサや、一つ又は複数のマルチコアプロセッサを表してもよい。
ハードウェアだけにより構成されるか、またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納される命令により構成されるか、またはこれらの組み合わせにより構成されるかに関わらず、プロセッサ852は、本発明の様々な実施形態に従う処理を遂行するように構成される装置でありうる。従って、プロセッサがASICやFPGAとして(またはその一部として)具現化される例示的実施形態では、プロセッサは、本明細書により説明される処理を遂行するために特別に構成されたハードウェアと考えられうる。
また、プロセッサが、コンピュータ可読記憶媒体に格納される命令の実行要素である例においては、当該命令は、プロセッサを、本明細書で説明されるアルゴリズムや処理を実行するように、特別に構成する。ある例示的実施形態において、プロセッサは、本発明の例示的実施形態を取り入れるように構成された特定のデバイスのプロセッサである。本明細書で説明されるアルゴリズムや方法、処理を遂行するために、実行された命令によりプロセッサを構成することにより、本発明の例示的実施形態を取り入れる。
メモリデバイス854は、一つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体であってもよく、揮発性及び/又は不揮発性のメモリを含んでもよい。ある例示的実施形態では、メモリデバイスは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよく、ダイナミック及び/又はスタティックRAM、オンチップ又はオフチップのキャッシュメモリ等を含んでもよい。さらに、メモリデバイスは、内蔵及び/又は着脱可能な不揮発性メモリであってもよく、また、例えばリード・オンリー・メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、磁気記憶デバイス(例えばハードディスクやフレキシブルディスクドライブ、磁気テープなど)、光ディスクドライブ及び/又は光ディスクメディア、不揮発性のランダムアクセスメモリ(NVRAM)等を含んでもよい。メモリデバイスは、データの一時的な記憶のためのキャシュエリアを含んでもよい。なお、メモリデバイスの全部又は少なくとも一部は、プロセッサ852の中に実装されていてもよい。
メモリデバイス854は、プロセッサ852及び装置例850が本明細書に記載される本発明の例示的実施形態に従う様々な機能を実行しうるように、情報、データ、アプリケーション、コンピュータ読み取り可能なプログラムコード命令等を格納するように構成されてもよい。例えば、メモリデバイスは、プロセッサが処理する入力データをバッファするように構成することもできる。あるいは又は加えて、メモリデバイスは、プロセッサによって実行される命令を格納するように構成することもできる。メモリは安全に保護されていてもよく、格納されるデータの完全性が保証されるようなものであってもよい。これに関して、データアクセスが、アクセス制御ポリシーに基づく認証・認可によってチェックされてもよい。
I/Oインタフェース856は、プロセッサ852と他の回路やデバイスを接続する如何なる手段であってもよく、デバイス、回路、ハードウェアに内蔵された手段、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ等、如何なるものでもよい。例えば通信インタフェース858やユーザインタフェース860であってもよい。ある例示的実施形態においては、プロセッサは、I/Oインタフェースを介してメモリデバイスに接続される。I/Oインタフェースは、信号やデータを、プロセッサにより解釈されうる形に変換する。I/Oインタフェースは、プロセッサの動作を助けるために、入力及び出力のバッファリングを行ってもよい。ある例示的実施形態によれば、プロセッサ及びI/Oインタフェースは、単一のチップや集積回路に結合され、例示的実施形態の様々な機能を実行したり、又は装置に実行させるように構成される。
通信インタフェース858は、1つ又は複数のネットワーク864や、例示的装置850と通信可能なデバイスやモジュールとの間で、データを受信及び/又は送信するように構成されたデバイスや回路であってもよい。こうしたデバイスや回路は、ハードウェアやソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せなどとして具現化される。プロセッサは、例えば通信インタフェース内のハードウェアを制御することを通じて、通信インタフェースを介する通信を助けるように構成されてもよい。これに関して、通信インタフェースは、一つ又は複数のアンテナ、送信機、受信機、送受信機等を備えてもよく、また、通信を可能にするプロセッサのようなサポートハードウェアを含んでいてもよい。通信インタフェースを通じて、例示的装置は、他の様々なネットワーク要素とD2Dの形及び/又は間接的通信で、通信してもよい。
通信インタフェース858は、複数の有線・無線通信規格に従った通信を提供するように構成されてもよい。通信インタフェースは、MIMO(multiple input multiple output)のような、複数のアンテナ環境に従った通信をサポートするように構成されてもよい。また通信インタフェースは、直交周波数分割多重方式(OFDM)の通信をサポートするように構成されてもよい。実施例によっては、通信インタフェースは、様々な技術に従った通信をサポートするように構成されてもよい。例えば、第二世代(2G)、第三世代(3G)、第四世代(4G)、これらより新しい世代の通信技術や、RF(高周波)等の、様々な無線ネットワーク技術の1つ又は複数の通信をサポートするように構成されてもよい。通信インタフェースはまた、インターネットプロトコル(IP)を含む、ネットワークレイヤの通信をサポートするように構成されてもよい。ユーザインタフェース860は、ユーザ862からユーザインタフェースを介してユーザ入力を受け取ったり、聴覚や視覚に関する出力や、機械的又はその他の出力をユーザに提供するために、プロセッサ852と通信状態にあってもよい。ユーザインタフェースは、例えば、キーボードやマウス、ジョイスティック、ディスプレイ(例えばタッチスクリーン)、マイクロフォン、スピーカー、その他の入力又は出力機構のいずれか一つ以上を有していてもよい。さらにプロセッサは、ユーザ入力インタフェースの一つ又は複数の要素の少なくともいずれかの機能を制御するように構成される、ユーザインタフェース回路を備えていてもよい(又はそのような回路と通信していてもよい)。プロセッサ及び/又はユーザインタフェース回路は、コンピュータプログラム命令を通じて、ユーザインタフェースの一つ又は複数の要素の一つ又は複数の機能を制御するように構成されてもよい。そのようなコンピュータプログラム命令は、例えばメモリデバイス854のような、プロセッサがアクセス可能なメモリに格納される、例えばソフトウェアやファームウェアであることができる。ある例示的実施形態において、ユーザインタフェース回路は、装置850の少なくとも一つの機能をユーザがディスプレイを使って制御することを助け、また、ユーザの入力に応答するように構成されてもよい。プロセッサはまた、ユーザインタフェースの少なくとも一部分を表示するように構成されるディスプレイ回路を備えてもよい(又はそのような回路と通信してもよい)。ディスプレイ及びディスプレイ回路は、装置の少なくともいずれかの機能をユーザが制御することを容易にするように構成されてもよい。
実施形態によっては、装置850は、チップまたはチップセットとして実装されてもよい。実施例によっては、チップ又はチップセットは、本明細書で説明された1つ又は複数の方法の1つ又は複数の処理を遂行するようにプログラムされていてもよい。また例えば、プロセッサ852、メモリデバイス854、I/Oインタフェース856、その他の回路要素の1つ又は複数を1つ又は複数の物理パッケージ(例えばチップ)の中に組み込んだ形で備えていてもよい。例として、物理パッケージは、1つ又は複数の部材やコンポーネント、及び/又は基板などの構造物アセンブリ上のワイヤなどを含み、物理的強度、サイズの保持、及び/又は電気的相互作用の抑制などを提供する。実施形態によっては、チップ又はチップセットが単一のチップとして実装されうる。実施形態によっては、チップセットまたはチップが、単一の「システム・オン・チップ」に実装されうることも想定される。さらに実施形態によっては、別個のASICが用いられず、例えば、本明細書で説明される全ての重要な機能が1つ又は複数のプロセッサで実行されうる。チップやチップセット、又はその一部は、本明細書で説明された1つ又は複数の方法の1つ又は複数の処理を遂行する手段を構成しうる。
一般に、紹介された実施例は、ハードウェアまたは特定用途向け回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの組み合わせで実装されうる。一部の態様をハードウェアに、他の態様をコントローラ、マイクロプロセッサ、またはその他のコンピューティングデバイスによって実行可能なファームウェアやソフトウェアに実装してもよいが、本発明はこれらに限定されない。種々の形態はブロック図やフローチャート、他の図的記述を使用して記述ないし図示される。ここで記述されるブロックや装置、システム、技術、方法は、非限定的な例としてハードウェアやソフトウェア、ファームウェア、特定用途向け回路又はロジック、汎用ハードウェア、コントローラ、他のコンピュータデバイス、又はこれらの組合せで実装されてもよいと理解されるべきである。
実施形態によっては、移動デバイスのデータプロセッサによって実行可能なコンピュータソフトウェア,ハードウェア,またはソフトウェアとハードウェアの組合せによって実装されてもよい。コンピュータソフトウェア又はプログラムは、プログラム・プロダクトとも呼ばれることがある。これらはソフトウェアルーチンやアプレット、マクロも服舞う。これらは装置可読記憶媒体に格納されてもよい。これらは特定のタスクを遂行させるためのプログラム命令を有する。コンピュータプログラム・プロダクトは、プログラムが実行されると、本明細書に記載の方法を遂行させるように構成される一つ又は複数のコンピュータ実行可能な要素を含んでもよい。この一つ又は複数のコンピュータ実行可能な要素は、少なくとも一つのソフトウェアコードであってもよいし、またその一部であってもよい。
またこの点に関して、添付する図面に示される論理フローの任意のブロックが、プログラムのステップや相互接続された論理回路・ブロック・機能、またはプログラムのステップ、論理回路・ブロック・機能の組合せを表現してもよいことに留意されたい。ソフトウェアは、メモリチップ等の物理メディアやプロセッサ内に実装されるメモリブロック,ハードディスクやフレキシブルディスク等の磁気メディア,DVDやそのデータ異形態であるCD等の光学式メディアに格納されてもよい。物理メディアは非揮発性メディアである。
メモリは、ローカルな技術環境に適したあらゆる種類のものであってよい。例えば、半導体ベースのメモリデバイス,磁気メモリデバイス・システム,光学式メモリデバイス・システム,固定式・移動式メモリ等の様々な適合するデータ格納技術を用いて実装されてもよい。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適したあらゆるタイプのものであってよく、非限定的な例として、一つ以上の汎用コンピュータ,特定用途向けコンピュータ,マイクロプロセッサ,デジタル信号プロセッサ(DSP),特定用途向け集積回路(ASIC),FPGA,ゲートレベル回路,マルチコアプロセッサ・アーキテクチャに基づくプロセッサを含んでもよい。
開示された実施形態の例は、集積回路モジュールのような、様々な要素でも実施可能である。集積回路の設計は、概して高度に自動化されたプロセスである。論理レベルの設計を、半導体基板上にエッチングおよび形成するための半導体回路設計に変換する複雑で強力なソフトウェアツールが利用可能である。
本明細書で開示された例は、本発明の実施形態の説明に役立つ実例であると理解されたい。より多くの実施形態や例が存在すると想定されたい。一つ又は複数の実施形態や例に関連して本明細書で説明された特徴はいずれも、単独で、又は他の特徴と一緒に、使用されうる。また、ある実施形態や例に関連して説明された特徴はいずれも、他の実施形態や例の1つ又は複数の特徴や、他の実施形態や例の如何なる組み合わせとも、組み合わせて使用されうる。更に、ここで開示されなかった均等構成や変形も、特許請求の範囲に特定される発明の範囲内で実施可能でありうる。

Claims (14)

  1. 装置であって、
    前記装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断する手段と;
    前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段と;
    を備える、装置。
  2. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
    ・ 前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプである場合は、少なくとも1つの緊急サービスアクセスを開始し、
    ・ 前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプでない場合は、前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する、
    手段である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
    ・ 前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定し、
    ・ 前記装置が5Gコアネットワークに接続されたNRセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのE-UTRA接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がE-UTRAを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定し、
    ・ 前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することを試み、
    ・ 前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みる、
    手段である、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
    ・ 前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定し、
    ・ 前記装置が5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのNRアクセス接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がNRアクセスを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定し、
    ・ 前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することを試み、
    ・ 前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択する、
    手段である、請求項1から3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
    ・ 前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定し、
    ・ 前記5Gコアネットワークに接続されたNRセル、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセル、EPCに接続されたE-UTRAセルのいずれかを選択することを試みる、
    手段であり、ここで前記選択は、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定すること、及び、少なくとも次のいずれか:
    ・ 3GPPアクセスのための緊急サービスサポートインジケータ;
    ・ 前記装置の現在のセルの無線アクセステクノロジー(E-UTRA又はNR);
    ・ E-UTRAを通じて5Gコアネットワークにアクセスする能力;
    ・ EPCを通じたアクセス(S1モード)のサポート;
    ・ 前記5Gコアネットワークに接続された適切なNRセルか、前記5Gコアネットワークに接続された適切なE-UTRAセルか、EPCに接続された適切なE-UTRAセルの利用可能性;
    ・ 3GPPアクセスのための緊急サービスフォールバックインジケータ;
    に基づく、請求項1又は2に記載の装置。
  6. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
    前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルか、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルの適切な選択の決定に基づいて、緊急PDUセッションを作成するために、5Gモビリティ管理特有の手続及び5Gサービス管理手続を実行する手段、又は、
    前記EPCに接続された適切なE-UTRAセルの適切な選択の決定に基づいて、緊急ベアラサービスのためのPDN接続を作成するために適切なEMM特有の手続及びESM手続を実行する手段、
    である、請求項3から6のいずれかに記載の装置。
  7. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、モビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの満了を処理する手段である、請求項1から7のいずれかに記載の装置。
  8. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断及びモビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
    前記モビリティ管理モードはアイドルモビリティ管理モードであり、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプは緊急サービスフォールバックではないと決定する手段であり、更に該決定に基づいて、
    ・ サービス要求手続を中断し、
    ・ ローカルに割り当てられたリソースを解放し、
    ・ サービス要求カウンタを選択的にインクリメントするが、前記サービス要求手続が緊急サービスのためのPDUセッションを確立するように構成されているか、前記装置が緊急サービスのためのPDUセッションを既に確立しているか、前記装置が高い優先度のアクセスのために構成されているか、前記サービス要求がネットワークからのページング又は通知に応じている場合には、前記サービス要求カウンタはインクリメントせず、
    ・ 前記サービス要求試行カウンタが定められた閾値以上であることに基づいて、別のタイマーを開始すると共に、前記サービス要求がMO MMTELボイスコールのためのものである場合は、該サービス要求が受け入れられなかったことの通知を、少なくとも1つの上層レイヤに提供する、
    手段であり、ここで前記装置は、次のいずれか:
    ・ 前記別のサービス要求がネットワークからのページング又は通知に応じるものである;
    ・ 前記装置が高い優先度のアクセスのために構成されている;
    ・ 前記別のサービス要求が緊急サービスのためのPDUセッションを確立するように構成されている;
    ・ 前記装置が緊急サービスのためのPDUセッションを既に確立している;
    ・ 前記装置が新しいPLMNに登録される;
    の場合を除いて、前記別のタイマーが満了するまで別のサービス要求を試みないように構成される、請求項8に記載の装置。
  9. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断及びモビリティ管理モードに基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理する手段は更に、
    前記モビリティ管理モードはコネクテッドモビリティ管理モードであり、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプは緊急サービスフォールバックではないと決定する手段であって、更に該決定に基づいて、
    ・ サービス要求手続を中断し、
    ・ 前記装置のモビリティ管理モードを接続モードにセットする、
    手段である、請求項8又は9に記載の装置。
  10. 定められた長さ値を有するサービス要求タイマーを開始する手段を備え、前記定められた長さ値は、前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプの前記決定に基づく、請求項1から10のいずれかに記載の装置。
  11. 装置からのサービス要求メッセージに関連して生成されたサービス要求タイマーの満了を判断することと;
    前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することと;
    を含む、方法。
  12. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは更に、
    前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプである場合は、少なくとも1つの緊急サービスアクセスを開始することと、
    前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプが緊急サービスフォールバックタイプでない場合は、前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  13. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは更に、
    ・ 前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定することと、
    ・ 前記装置が5Gコアネットワークに接続されたNRセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのE-UTRA接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がE-UTRAを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定することと、
    ・ 前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することを試みることと、
    ・ 前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することと、
    を含む、請求項12又は13に記載の方法。
  14. 前記サービス要求メッセージのサービスタイプの判断に基づいて前記サービス要求タイマーの前記満了を処理することは更に、
    ・ 前記サービス要求メッセージの前記サービスタイプを緊急サービスフォールバックタイプであると決定することと、
    ・ 前記装置が5Gコアネットワークに接続されたE-UTRAセルにキャンプオンしていること、アクセスのための緊急サービスサポートインジケータが、前記5GコアネットワークへのNRアクセス接続についてのみ緊急サービスがサポートされていることを示していること、前記装置がNRアクセスを介して前記5Gコアネットワークにアクセスする能力を有すること、を決定することと、
    ・ 前記決定に基づいて、前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することを試みることと、
    ・ 前記決定によれば前記装置が前記5Gコアネットワークに接続されたNRセルを選択することができず、前記装置がEPCを通じたアクセス(S1モード)をサポートするように構成される場合、EPCに接続されたE-UTRAセルを選択することと、
    を含む、請求項12から14のいずれかに記載の方法。
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