JP2022500964A - 通信装置における干渉低減方法 - Google Patents

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Abstract

通信装置(30)において無線ネットワーク(1)のアクセスノード(20)にビームレポート(823)を送信する方法であって、受信ビーム間の干渉低減を行う能力を通知するために、無線ネットワークに能力表示(820)を送信するステップ(810、817)と、アクセスノードビームスイープ(802)の第1のビーム(50)及び第2のビーム(51)を受信するステップ(812)と、受信ビームについての第1のリンク品質測定基準を特定するステップ(814)と、通信装置において適用された干渉低減に基づいて受信ビームについての第2のリンク品質測定基準を特定するステップ(815)と、第1及び第2のリンク品質測定基準のうちの少なくとも1つに基づいてビームレポート(823)を送信するステップ(817)とを含む、方法。【選択図】図10

Description

本発明は、無線通信システムの操作方法、特に干渉低減方法に関する。より詳細には、本発明は、MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)技術による無線通信システムの操作に関し、通信装置は干渉を低減可能である。本発明はさらに、当該方法に対応するアクセスノード及び無線通信システムに関する。
携帯音声データ通信の使用の増大により、利用可能な無線周波数資源をより効率的に利用することが求められる。データ伝送の性能及び信頼性を高めるために、装置間で、たとえば、基地局(本明細書においてアクセスノードとも呼ぶ)とユーザー装置(User Equipment:UE)(本明細書において通信装置とも呼ぶ)との間で情報を伝送する無線電気通信システムにおいて、いわゆるMIMO技術が使用されうる。UEには、携帯電話、モバイルコンピューター、タブレット型コンピューター、又はウェアラブルデバイスなどのモバイル機器、及びパーソナルコンピューターや金銭登録機などの固定式機器が含まれる。MIMO技術を用いるシステムにおいて、機器は複数の送受信アンテナを使用してもよい。たとえば、基地局及びUEにはそれぞれ、複数の送受信アンテナが含まれる。MIMO技術は、情報の伝送に時間、スペクトル、及び空間次元を用いる符号化法の基盤となる。高度な符号化がMIMOシステムで提供されることで、無線通信のスペクトル及びエネルギー効率が向上しうる。
空間次元は空間多重化により用いられることがある。空間多重化は、複数の送信アンテナのそれぞれ又は組み合わせからデータ信号、いわゆるストリームを伝送するための、MIMO通信における伝送技術である。したがって、空間次元は複数回、再利用又は多重化される。さらに、これらのストリームは独立し、別々に符号化されてもよい。
いわゆるFDMIMO(Full Dimensional MIMO)は、3次元で複数の受信機に電力を供給可能なビームの形でアンテナに送信される信号を配置する技術を指す。たとえば、基地局には、2次元の格子上に多数の能動アンテナ素子が含まれることがあり、FDMIMO技術を用いることで、同一の時間/周波数資源ブロックにおいて空間的に分離された多くのユーザーを同時にサポートできる。これにより、重複する送信から他の受信機への干渉が低減され、信号の電力が増大する。ビームは、基地局に鑑みて動的であっても静的であってもよい仮想セクターを形成することがある。基地局の多数のアンテナは、無線エネルギーを送信時に空間的に集束させるとともに、指向性かつ高感度の受信を可能にし、スペクトル効率及び放射エネルギー効率を向上させる。基地局の個別のアンテナにおける送信信号を、現在動作状態である受信UEに従って適合させるために、基地局ロジックは、UEと基地局のアンテナとの間の無線チャネル特性についての情報を必要とする場合がある。逆に、UEの個別のアンテナにおける送信信号を適合させるために、UEロジックは、基地局とUEのアンテナとの間の無線チャネル特性についての情報を必要とする場合がある。この目的で、UEと基地局との間の無線チャネル特性を明確にするために、いわゆるチャネルサウンディングを実施してもよい。チャネルサウンディングには、あらかじめ定義されたパイロット信号の送信が含まれてもよく、これにより、基地局とUEは、無線エネルギーを集束するために信号を送信する、又は特定の方向から無線信号を受信する構成アンテナパラメーターを設定できる。
標準仕様が発展する中、たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)1 Release 15において、基地局がビーム状の同期信号(いわゆるSSバースト)を報知することが規定されている。時間の経過とともに各ビームが各サブバンドにおいて発生しているように、時間領域及び周波数領域において、異なる方向又は偏波を対象とした異なるSSバーストが配信される。UEは、SSバーストを待ち受けてもよく、受信信号を用いて周波数及びタイミングを調整してもよい。UEは、最も強力なSSバーストに関連する方向を見つけるために、受信ビームを走査又は調整してもよい。基地局は、専用の資源においてビームスイープを繰り返し実行してもよい。送信される各ビームには、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information-Reference Signal:CSI−RS)(パイロット)、同期情報、及びビーム識別情報(ビームID)が含まれる。
接続されたすべてのUEの輻輳が集積することは、特に都市部において問題となる。より小さなセクターにセルを分割するというMIMOの解決策は、基地局の解像度を上げる可能性があり、ビームフォーミングを用いることで空間領域においてユーザーを分けることができる。基本的に、セルは仮想のサブセルに分割され、別々のUEは同一の時間/周波数資源を使用して、同時対応が可能である。
ビームフォーミングの概念に関連する課題は、基地局から送信される種々のビームにおける漏洩である。具体的には、低い周波数で、UE及び基地局の両方において各アンテナ素子のサイズが大きい場合、UEのアンテナが基地局に向けて電力を送出する能力は限定され、アンテナの物理的なサイズが限定されるため、基地局からのビーム幅も広くなる。また、少なくとも特定の周波数で、UEは、たとえば2条のビーム間の境界において、隣接したビームからの干渉を引き起こす及び/又は干渉を受けることがある。図2及び3は、発生しうる課題を模式的に示す図である。基地局ビーム50、51が示され、基地局ビームの受信用のUE30において定められる装置ビーム36が二重線で描かれている。図2は、そのような課題となるシナリオの1つを示していて、UE30は、2条の基地局ビーム50、51間の境界に位置し、UEは、ミリ波のシナリオなどにおいて、基地局に向けて装置ビーム36をビームフォームする。図3は、別のシナリオを示していて、隣接したビーム51の、物体又は表面3からの反射がUE30に干渉しているため、アンテナパターンの指向性がより低い(周波数が低い)。そうでなければ、UEは装置ビーム36において基地局端末からのビーム50を検出可能である。
上記に鑑みて、従来のMIMOシステムの上記欠点のうち少なくとも一部に対処する方法及び装置が当該技術分野において必要である。特に、当該技術分野において、基地局とUEとの間の通信時に異なる基地局のビーム間で発生する干渉に関する課題を軽減するために、無線通信システムの通信装置及び基地局の動作を改善する必要がある。
本発明によれば、独立請求項の特徴を組み合わせることにより、上記及びその他の課題を解決する本目的が達成される。従属請求項は、発明の実施形態を定義するものである。
第1の態様によれば、通信装置において使用するために、無線ネットワークのアクセスノードにビームレポートを送信する方法が提供され、この方法は、
受信ビーム間の干渉低減を行う能力を通知するために、前記無線ネットワークに能力表示を送信するステップと、
アクセスノードビームスイープの第1のビーム及び第2のビームを受信するステップと、
前記通信装置において前記第2のビームに優先して前記第1のビームの受信を選択するために、適用された干渉低減に基づいて前記受信ビームについてのリンク品質測定基準を特定するステップと、
少なくとも当該リンク品質測定基準に基づいてビームレポートを送信するステップと
を含む。
一実施形態において、前記方法は、
前記通信装置における受信ビームの干渉低減を報告するために、前記アクセスノードから要求信号を受信するステップを含み、前記ビームレポートは、当該要求信号を受信するステップに応じて、当該リンク品質測定基準に基づいて送信される。
一実施形態において、前記通信装置は、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ列を備え、当該能力表示には、前記通信装置がビームについて分解可能な角度方向の数の表示が含まれる。
一実施形態において、前記方法は、
通信用ビーム選択、及び前記通信装置において干渉低減を適用する命令を示す、前記アクセスノードからの制御信号を受信するステップを含む。
一実施形態において、前記方法は、
当該適用された干渉低減に基づいて、当該第1及び第2のビームのうちの少なくとも1つの想定される減衰の基準を特定するステップを含み、当該ビームレポートは当該基準を示す。
一実施形態において、前記通信装置はビームフォーミング用に構成されたアンテナ列を備え、前記干渉低減は当該アンテナ列のコードブックエントリーの変更により行われる。
一実施形態において、前記通信装置はビームフォーミング用に構成されたアンテナ列を備え、前記干渉低減は当該アンテナ列のビーム角度の調整により行われる。
一実施形態において、前記通信装置はビームフォーミング用に構成されたアンテナ列を備え、前記干渉低減はゼロフォーシング(Zero Forcing:ZF)により行われる。
一実施形態において、前記第1のアクセスノードビームの選択に関係する当該リンク品質測定基準は一次リンク品質測定基準であり、この方法は、
前記通信装置において前記第1のビームに優先して前記第2のビームの受信を選択するために、適用された干渉低減に基づいて前記受信ビームについての二次リンク品質測定基準を特定するステップをさらに含み、
当該ビームレポートには、当該一次及び当該二次リンク品質測定基準が含まれる。
第2の態様によれば、無線ネットワークのアクセスノードにおいて使用するために、ビームスイープの複数のビームで無線信号を送信する方法が提供され、この方法は、
第1のビーム及び第2のビームを送信するステップと、
通信装置が干渉低減を行う能力を検出するステップと、
前記通信装置における受信ビームの干渉低減を報告するために、要求信号を前記通信装置に送信するステップと、
前記通信装置において適用された干渉低減に基づいて、前記第1及び第2のビームについてのリンク品質測定基準を含む、前記通信装置からのビームレポートを受信するステップと
を含む。
一実施形態において、前記方法は、
少なくとも当該ビームレポートに基づいて、前記通信装置との通信用に少なくとも1つのビームを選択するステップと、
ビーム選択、及び前記通信装置において干渉低減を適用する命令を示す制御信号を前記通信装置に送信するステップと
を含む。
第3の態様によれば、無線ネットワークのアクセスノードと通信するように構成された通信装置が提供され、この通信装置は、
‐アクセスノードから複数のビームで送信される無線信号を受信し、無線信号を送信するために、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ配置と、
‐前記アンテナ配置に接続されたロジックと、
を備え、このロジックは、
受信ビーム間の干渉低減を行う能力を通知するために、前記無線ネットワークに能力表示を送信し、
アクセスノードビームスイープの第1のビーム及び第2のビームを受信し、
前記通信装置において前記第2のビームに優先して前記第1のビームの受信を選択するために、適用された干渉低減に基づいて前記受信ビームについてのリンク品質測定基準を特定し、
少なくとも当該リンク品質測定基準に基づいてビームレポートを送信する
ように構成される。
一実施形態において、前記ロジックは、
前記通信装置における受信ビームの干渉低減を報告するために、前記アクセスノードから要求信号を受信し、
当該要求信号を受信するステップに基づいて、前記ビームレポートに前記第2のリンク品質測定基準を含む
ように構成される。
一実施形態において、当該能力表示には、ビーム受信のために前記通信装置が分解可能な角度方向の数の表示が含まれる。
一実施形態において、前記ロジックは、
通信用ビーム選択を示す、前記アクセスノードからの制御信号を受信し、
当該制御信制御信号の情報に基づいて、前記通信装置において干渉低減を適用する
ように構成される。
第4の態様によれば、無線ネットワークのアクセスノードが提供され、このアクセスノードは、
‐ビームスイープの複数のビームで無線信号を送信し、通信装置からの無線信号を受信するために、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ配置と、
‐前記アンテナ配置に接続されたロジックと、
を備え、このロジックは、
第1のビーム及び第2のビームを送信し、
通信装置が干渉低減を行う能力を検出し、
前記通信装置における受信ビームの干渉低減を報告するために、要求信号を前記通信装置に送信し、
前記通信装置において適用された干渉低減に基づいて、前記第1及び第2のビームについてのリンク品質測定基準を含む、前記通信装置からのビームレポートを受信する
ように構成される。
一実施形態において、前記ロジックは、
少なくとも当該ビームレポートに基づいて、前記通信装置との通信用に少なくとも1つのビームを選択し、
ビーム選択、及び前記通信装置において干渉低減を適用する命令を示す制御信号を前記通信装置に送信する
ように構成される。
第5の態様によれば、通信装置が無線ネットワークのアクセスノードにビームレポートを送信する方法が提供され、この方法は、
受信ビーム間の干渉低減を行う能力を通知するために、前記無線ネットワークに能力表示を送信するステップと、
アクセスノードビームスイープの第1のビーム及び第2のビームを受信するステップと、
前記受信ビームについての第1のリンク品質測定基準を特定するステップと、
前記通信装置において適用された干渉低減に基づいて前記受信ビームについての第2のリンク品質測定基準を特定するステップと、
第1及び第2のリンク品質測定基準のうちの少なくとも1つに基づいてビームレポートを送信するステップと
を含む。
本発明の特定の実施形態及び態様に関連して記載される上記の発明の概要及び下記の発明を実施するための形態において、特定の特徴が説明されるが、特に記載した場合を除き、例示的な実施形態及び態様の特徴を互いに組み合わせてもよいことを理解されたい。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る無線通信システムを模式的に示す図である。 図2は、複数のビームで伝送するように構成された、アクセスノードの隣接した2つの異なるビームによる信号の送信、及び通信装置における検出を模式的に示す図である。 図3は、アクセスノードの2つの異なるビームによる信号の送信を模式的に示す図であり、両ビームが通信装置で受信されるように一方のビームが反射される。 図6は、一実施形態に係る通信装置における干渉低減のシミュレーションを模式的に示す図であり、1つのビームを優先し、他の2つのビームを選択的に減衰する。 図7Aは、種々の実施形態に係るビームレポートに含まれるデータを模式的に示す図である。 図7Bは、種々の実施形態に係るビームレポートに含まれるデータを模式的に示す図である。 図7Cは、種々の実施形態に係るビームレポートに含まれるデータを模式的に示す図である。 図8は、種々の実施形態に係る通信端末において実施されるステップを含むフローチャートを模式的に示す図である。 図9は、種々の実施形態に係るアクセスノードにおいて実施されるステップを含むフローチャートを模式的に示す図である。 図10は、種々の実施形態に係る通信装置及びアクセスノードを備える無線システムにおいて実施されるステップを含むフローチャートを模式的に示す図である。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。発明の実施形態の全部ではなく一部を示すものである。実際、本発明はさまざまな形式で具体化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすよう提示される。全体を通して、同じ符号は同じ構成要素を示している。
また、可能な限り、本明細書に記載及び/又は企図される本発明のいずれの実施形態の優位性、特徴、機能、装置、及び/又は動作態様も、本明細書に記載及び/又は企図される本発明の他の実施形態のいずれかにも含まれていてもよく、及び/又はその逆も同様であることを理解されたい。加えて、特に明示した場合を除き、可能な限り、本明細書において単数形で表されるいかなる用語にも複数形が含まれ、複数形で表されるいかなる用語にも単数形が含まれる。本明細書では、「少なくとも1つの」は「1又は複数の」を意味するものとし、これらの表現は同義で用いられる。したがって、本明細書において「1又は複数の」又は「少なくとも1つの」という表現も用いられているが、「1つの」という言葉は「少なくとも1つ」又は「1又は複数の」を意味するものとする。本明細書では、明確な言葉又は必然的な含意により、文脈上、他の意味に解釈すべき場合を除き、「含む」という言葉やその変形は、包括的な意味で用いられる。すなわち、発明の種々の実施形態において、さらなる特徴の存在や付加を除外するのではなく、定められた特徴が存在することを明示するために用いられる。本明細書では、「1式」の要素は、1又は複数の要素を備えることを意味する。
さらに、種々の要素を説明するために、本明細書において「第1の」、「第2の」といった言葉が用いられるが、これらの言葉によって要素が限定されるわけではないことを理解されたい。これらの言葉は、要素を互いに区別するためにのみ用いられる。たとえば、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶこともでき、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶこともできる。本明細書では、「及び/又は」という言葉には、1又は複数の列挙された関連する要素のあらゆる組み合わせが含まれる。
図1を参照すると、一般に無線通信やその他の電磁波通信により動作する、無線通信システム10における無線通信の状況での解決策を説明している。無線通信システム10は、アクセスノード20を介して無線ネットワーク1と通信するように構成された、少なくとも1つの無線通信装置30、40を備えている。ネットワーク1は、コアネットワーク2と、コアネットワーク2に接続された複数のアクセスノード20、20’とを備えてもよい。種々の実施形態において、無線システム10は、セルラー無線ネットワークを備えてもよく、複数のアクセスノード20、20’は、隣接したエリアをカバーし、無線通信装置30が1つのセルから別のセルへ移動するのに伴って1つのから別のアクセスノードへ通信又は接続を引き渡すように構成されてもよい。このようなシステムにおいて、アクセスノードは一般に基地局と呼ばれる。3GPPシステムにおいて、LTE(Long Term Evolution)にはeNB(evolved Node B)という用語が使用され、5G NR(New Radio)にはgNB(next Generation Node B)という用語が使用されている。あるいは、アクセスノード20は、連続しない、又は相関関係のないカバレッジを形成し、たとえば、1又は複数の3GPP 802.11規格に基づいたWi−Fi(Wireless Fidelity)アクセスポイント又はホットスポットとして機能してもよい。
本明細書において、アクセスノードという用語は通常、無線通信装置との通信用エアインターフェイスを確立し制御するために使用される、無線ネットワークのエンティティーを示すために用いられる。さらに、通信装置は、アクセスノードと、場合によっては直接又は他の通信装置を介して通信するように構成された無線装置に用いられる用語となる。3GPPの規格において、このような通信装置は一般にユーザー装置(User Equipment:UE)と呼ばれる。
図1は、一実施形態に係る無線通信システム10を示す図である。無線通信システム10は、少なくとも1つのアクセスノード20と、複数の通信装置とを備えている。図1には、2台の通信装置30及び40が示されている。アクセスノード20は、いわゆるMIMO技術に対応していてもよく、したがって、アクセスノード20は多数のアンテナ(たとえば、数十の、又は100を上回るアンテナ)を有していてもよい。
アクセスノード20には、図1において円で図示されている複数のアンテナを含む、アンテナ配置22が含まれる。複数のアンテナのうち1つの例示的なアンテナが、符号23として参考に示されている。アンテナ23は、キャリアに2次元又は3次元アンテナ列で配置してもよい。アクセスノード20には、アンテナ23用の関連する(図示せず)トランシーバーがさらに含まれてもよい。アクセスノード20には、アクセスノードロジック21がさらに含まれる。アクセスノードロジック21はアンテナ配置22に接続され、アクセスノードロジック21には、たとえば、コントローラー、コンピューター、又はマイクロプロセッサーが含まれる。コンピューター可読記憶媒体を備えるように構成されたデータ記憶装置がロジック21に含まれてもよく、又はロジック21に接続されてもよい。データ記憶装置は、メモリーを備えてもよく、たとえば、バッファー、フラッシュメモリー、ハードドライブ、取り外し可能媒体、揮発性メモリー、不揮発性メモリー、ランダムアクセスメモリー(Random Access Memory:RAM)、又はその他の好適な装置のうちの1又は複数であってもよい。通常の配置において、データ記憶装置は、長期のデータ保存のための不揮発性メモリーと、制御部のシステムメモリーとして機能する揮発性メモリーとを備えている。データ記憶装置は、データバスを介してロジック21のプロセッサーとデータをやりとりしてもよい。データ記憶装置は、非一時的コンピューター可読媒体であると考えられる。ロジック21の1又は複数のプロセッサーは、本明細書で述べるようにアクセスノード20の操作を行うために、データ記憶装置又は別個のメモリーに格納された命令を実行してもよい。アクセスノード20には、さらに他の構成要素(たとえば、電源)が含まれてもよいが、その構成要素は、わかりやすくするために図1には図示していない。図1には1つのアンテナ配置22のみ示しているが、アクセスノード20には、複数のアンテナ配置(たとえば、2、3、4、又はそれ以上、たとえば、数十個のアンテナ配置)が含まれてもよく、それらは互いに連携してもよく、互いに近接して配置されても離間して配置されてもよい。
アンテナ配置22は、特定の方向に、本明細書においてビームと呼ばれる、無線周波数信号(略して無線信号)を送信するように構成されてもよい。5条のビームが図1に図示され、符号50〜54として示されている。ビームの構成は静的であっても動的であってもよい。特定の方向への無線周波数信号の送信は、MIMO技術において既知のビームフォーミング技術により実現されうる。接続モードにおいて、通信装置30は、1条のビーム、又は場合によっては複数のビームを通じてアクセスノード20と通信可能であってもよい。しかし、アクセスノード20は、ビームスイーピングによりビームを継続的に通知してもよく、ビームは、1条ずつなど、異なる資源において個別に通知され、その後、通信装置は、1又は複数の検出されたビームを示すレポートをアクセスノード20に返す機会が与えられる。これは、ビームスイーピングと呼ばれることがある。
アンテナ配置22には、デュアル偏波アンテナが装備されていてもよいため、あらゆる偏波、たとえば、第1の偏波及び第2の偏波(第1の偏波と第2の偏波とが互いに直交する)の信号を受信及び/又は送信する能力を有してもよい。さらに、特に、空間的に分布したアンテナ配置は、第1の偏波と直交し、第2の偏波と直交する第3の偏波を有する無線周波数信号を送信可能であってもよい。
通信システム10において、図1に示すように、携帯電話、モバイルコンピューター、据え置き型コンピューター、タブレット型コンピューター、スマートウェアラブルデバイス、又はスマートモバイル機器などの複数の通信装置が配置されてもよい。2台の例示的な通信装置30及び40が図1に示されている。通信装置30及び40はそれぞれ、アクセスノード20と通信するように構成されてもよい。
以下に、通信装置30を詳細に説明する。ただし、通信装置40には通信装置30と同様の特徴が含まれてもよいため、同様に機能してもよい。通信装置30には、1又は複数のアンテナが含まれる。図1に示す例示的な実施形態において、通信装置30には、2本のアンテナ32及び33が含まれる。たとえば、アンテナ32、33にはそれぞれ、アンテナパネル又はアンテナ列が含まれてもよいし、アンテナ32、33は複数のアンテナを含むアンテナ列により形成されてもよい。さらに、通信装置30には、ロジック31が含まれる。ロジック31には、たとえば、コントローラーやマイクロプロセッサーが含まれてもよい。コンピューター可読記憶媒体を備えるように構成されたデータ記憶装置がロジック31に含まれてもよく、又はロジック31に接続されてもよい。データ記憶装置は、メモリーを備えてもよく、たとえば、バッファー、フラッシュメモリー、ハードドライブ、取り外し可能媒体、揮発性メモリー、不揮発性メモリー、RAM、又はその他の好適な装置のうちの1又は複数であってもよい。通常の配置において、データ記憶装置は、長期のデータ保存のための不揮発性メモリーと、制御部のシステムメモリーとして機能する揮発性メモリーとを備えている。データ記憶装置は、データバスを介してロジック31のプロセッサーとデータをやりとりしてもよい。データ記憶装置は、非一時的コンピューター可読媒体であると考えられる。ロジック31の1又は複数のプロセッサーは、本明細書で述べるように通信装置30の操作を行うために、データ記憶装置又は別個のメモリーに格納された命令を実行してもよい。通信装置30には、さらに他の構成要素(たとえば、グラフィカルユーザーインターフェイスやバッテリー)が含まれてもよいが、その構成要素は、わかりやすくするために図1には図示していない。通信装置30のアンテナ32、33は、互いに離間して配置されてもよく、たとえば、2本のアンテナ32及び33は、端部に近い通信装置の上面に配置されてもよい。代わりに、1又は複数のアンテナが上面に配置されてもよく、その他のアンテナが通信装置30の底面に配置されてもよい。2本以上のアンテナ32、33がアンテナ配置を形成することで、通信装置30は、複数の装置ビーム34、35(たとえば、複数の受信ビーム及び複数の送信ビーム。本明細書において単に装置ビーム34、35と呼ばれる)で無線信号を受信するように構成されてもよい。たとえば、ある装置ビーム34は、第1の移相による無線信号の受信及び/又は送信用に構成されてもよく、第2の装置ビーム35は、第2の移相による無線信号の受信及び/又は送信用に構成されてもよい。種々の実施形態において、これは、第1のビーム34は第1の方向に無線信号を受信及び/又は送信するように構成されるのに対して、第2のビームは第2の方向に無線信号を受信及び/又は送信するように構成されることを意味してもよい。それにより、通信装置30は、空間的な指向性を持った通信用に構成される。こうした方向は、アンテナ構成、又はアンテナ配置32、33に接続された1又は複数の移相器による位相適応によって設定されてもよい。通信装置30は移動可能であってもよく、アクセスノード20に対して回転可能であるため、装置ビームの適応及び/又は選択が繰り返し求められてもよい。
本明細書において提供される解決策は、アクセスノード20が、受信モードで種々のアクセスノードビーム50、51から検出され、場合によっては送信モードでアクセスノード20に引き起こされる干渉を低減する通信装置30の能力のメリットを得るという概念に基づいている。なお、時分割複信(Time Division Duplex:TDD)システムにおいて、受信時と送信時の両方に同じ技法が適用されうる理由は、相反性が想定されている場合が多い。この概念では、通信装置30が、複数のアクセスノードビーム50、51の干渉チャネル、又は方向を検出できることが求められる。
3GPPにより提案されているNR及び3GPP−LTEのFD−MIMOなどのMIMOにより動作する無線システムにおいて、アクセスノード20は、報知されるビームスイープを実行する。アクセスノード20の範囲内にある通信装置30は、異なるアクセスノードビームを継続的に調査し、最も高強度のものを候補として選択する。MIMOの場合、これは複数のビームであってもよい。ビームレポートがアクセスノード20に送信される。ビームレポートには通常、候補リストが含まれる。1又は複数の組のビームは、最終的にアクセスノード20によって選択される。報知される各アクセスノードビーム50、51において、アクセスノードビームの識別情報が伝達され、通信装置30により検出されてもよい。このアクセスノードビームの識別情報は、端末により利用される、チャネルサウンディング信号など(たとえば、CSI−RS)のパイロット信号の形をとってもよい。通信装置30がビームフォーミング機能を有する場合、アクセスノードの識別情報は、少なくとも、ある特定のアクセスノードビーム50の受信用に、装置ビーム36の方向(コードブック及びパイロット規定プリコーダーの両方)を規定するために使用されてもよい。通信端末30はさらに、通信装置30において受信される、隣接するビーム51から検出したアクセスノードの識別情報を用いて、方向、位相、強度、偏波といった干渉特性を推定してもよい。種々の実施形態において、通信装置30はさらに、1又は複数の当該ビーム50、51、特に、より好適なアクセスノードビーム50よりも低いリンク品質で受信される隣接するビーム51からの信号を減衰するように構成されてもよい。種々の実施形態において、これは、ロジック31により取得されてもよい。ロジック31は、たとえば、装置30がプリコーダー又はビームフォーマーを選択する対象となる、コードブックのエントリーを再設計/修正するように構成されてもよく、通信装置30の動作部を形成する。コードブックベースのプリコーディングにおいて、第1のコードブックエントリーは、広範囲にわたる検索又はその他の好適なアルゴリズムにより、受信電力の最適化に基づいて選択されてもよい。コードブックの再選択には、通信装置30が、たとえば、広範囲にわたる検索又はその他のアルゴリズムにより、特定の干渉が抑圧される拡張コードブックからもおそらく、別のコードブックエントリーを識別することも含まれてもよい。この操作において、受信電力よりも信号対干渉雑音比(Signal-to-Interference-plus-Noise Ratio:SINR)の最適化が優先されてもよい。ある受信アクセスノードビーム50を選択的に用いるために、1又は複数のビームを減衰する別の技法には、アンテナ配置32、33のビーム角度の調整が含まれてもよい。アクセスノードビーム50は、受信されるダウンリンク(DownLink:DL)電力に基づいて、最も強力なリンクをもたらすものが選択されてもよい。干渉を抑圧するために、通信装置30は、SINRを改善するため、装置ビームのビーム方向を調整するように構成されてもよい。さらに他の実施形態において、ZF法、すなわちヌルステアリングが用いられてもよい。通信装置30は、異なるDLパイロットの信号強度に基づいてビームを選択し、たとえば、アクセスノードビーム50に関連する、最も強力なパイロットのみに基づいて、プリコーダーW1=h*を計算してもよい。そして、干渉ビーム51のうちの少なくとも1つからのパイロットに基づいて、通信装置30は、干渉ビームをゼロにする新しいプリコーダーを計算する。通信装置30は、異なるビームからパイロットを受信するため、行が通信装置30のアンテナで、列が到来する基地局(Base Station:BS)ビームであるチャネル行列Hを計算してもよい。ZFプリコーダーは、W2=H^(H)*(H*H^(H))^(−1)、又は異なる表記法でH’/(H’H)により求められてもよい。また、正規化ZFは、ノイズを考慮して干渉ビームを減衰させるために、干渉を最小化するのではなく、SINRを最大化することが考えられる。アンテナ配置32、33に関連してロジック31により干渉を低減する好適な技法を用いることで、たとえば、記載の例のいずれかにより、少なくともアクセスノードビーム50、51の受信について(すなわち、DLにおいて)干渉が低減されてもよいが、送信について(すなわち、アップリンク(UpLink:UL)において)干渉を低減するために適用されてもよい。
図4は、図2と同様のシナリオを模式的に示す図である。ただし、干渉低減が適用されている。同様に、図5は、図3と同様のシナリオを示す図である。ただし、干渉低減が適用されている。これらの図面は、非常に模式的であり、選択的な干渉低減により達成される目的を示すために描かれている。干渉低減は、たとえば、前述の技法のいずれかにより、通信装置におけるアンテナ配置32、33のアンテナパターンを調整することで達成されてもよい。通信装置におけるデジタルビームフォーミングにより、アンテナ配置32、33を用いて、たとえば、検出されたCSI−RSに基づいて、受信アクセスノードビーム50、51の方向を算出してもよい。アクセスノードビーム50、51の方向の検出には、アンテナ配置32、33により規定される1又は複数のビームやローブのスイーピングが含まれてもよい。また、2つ以上のアンテナパネル32、33における共通のアクセスノードビームの別個の検出は、受信アクセスノードビームの方向を特定するために用いられてもよい。受信アクセスノードビームの検出された方向に基づいて、通信装置30の受信ローブ又はビーム36は、選択的な干渉低減が達成するため(すなわち、あるアクセスノードビーム50の受信が他の(1又は複数の)アクセスノードビーム51に優先して選択される)、別のアクセスノードビーム51の受信を抑圧しながら、1つのアクセスノードビーム50において受信を有利にするように適合されてもよい。これは、たとえば、前述の干渉低減の技法のいずれかを採用して達成されてもよい。一般に、この概念は、相反性が想定されるTDDシステムで機能する。周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)の場合、ULとDLとの間の周波数オフセットに応じて、角度方向及びチャネル強度が同じままであってもよい。
図6は、通信装置30の4つのアンテナ列32、33に基づくシミュレーションを示す図である。この例において、所望のビーム50は60度で、xの印が付いており、2条の干渉ビーム51、52はそれぞれ15度と−17度で、〇の印が付いている。縦軸は減衰を表し、これは、アクセスノードビームのさまざまな角度における、無線信号の少なくとも受信についてのリンク品質測定基準又は値に対応してもよい。グラフ61は、干渉低減のためのアンテナ配置の操作なしの、受信についての第1のリンク品質測定基準を表す。第2のグラフ62は、ZFによる干渉低減後の、受信についての第2のリンク品質測定基準を表す。グラフから明らかなように、この例では、60度の所望のビーム50は約3dB低下する一方で、干渉ビーム51、52は完全に無効になる。前に述べたように、ZF以外の干渉低減の形が他の実施形態において採用されてもよい。
無線通信システム10での動作において、通信装置30は通常、検出されたアクセスノードビーム50、51について、信号強度、ゲイン、又はチャネル値などのリンク品質測定基準を、ビームレポートによりアクセスノード20に報告することが求められる。ビームレポートは、ビーム候補リストと呼ばれてもよい。ビームレポートには、受信アクセスノードビーム50の識別情報と、通信装置30により特定された、当該ビーム50の受信についての検出されたリンク品質測定基準とが含まれることが好ましい。種々の実施形態において、通信装置は、プリコーディング(たとえば、ZF)などの干渉低減が適用される前又は後のリンク品質測定基準を報告するように構成されてもよいし、報告することを選択できてもよい。しかし、アクセスノード20は、複数端末のシナリオにおいてシステムを最適化するために、セルにおいて、通信装置から送信されるレポートの種類を把握する必要がある。したがって、アクセスノード20が通信装置30の状態を認識している場合を除いて、この情報を伝達する必要がある。好適な実施形態において、通信装置は、たとえば、プリコーディングにより干渉低減を行うことができ、UEの能力としてこれを通知する。この通知は、ネットワーク1のいずれかのアクセスノードとの通信により、ネットワーク1への最初のアタッチで行われてもよい。他の実施形態において、この能力は、フラグ、コード、又はビットにより通知されてもよいし、干渉低減が適用されていない状態で、受信ビームの品質測定基準を含むビームレポートなど、ビームレポートに含まれたり添付されたりしてもよい。
種々の実施形態において、通信装置30における操作について、無線ネットワーク1のアクセスノード20にビームレポートを送信する方法が提供される。この方法には、受信ビーム間の干渉低減を行う能力を通知するために、無線ネットワークに能力表示を送信するステップが含まれてもよい。通信装置は、アクセスノードビームスイープの第1のビーム50及び第2のビーム51など、アクセスノードから複数のビームを受信及び検出してもよい。通信装置30のロジック31は、信号強度など、受信ビームについての第1のリンク品質測定基準を特定するように構成されてもよい。ロジック31はさらに、通信装置30において適用された干渉低減に基づいて、受信ビーム50、51についての第2のリンク品質測定基準を特定するように構成されてもよい。通信装置はさらに、第1及び第2のリンク品質測定基準のうちの少なくとも1つに基づいてビームレポートを送信するように構成されている。種々の実施形態において、通信装置30は、干渉低減が適用されていない状態で、受信ビームについてのリンク品質測定基準を常に含むように構成される。種々の実施形態において、通信装置30は、干渉低減が適用された状態でも、リンク品質測定基準を常に含むように構成される。
種々の実施形態において、通信装置30は、通信装置30における受信ビームの干渉低減を報告するために、アクセスノード20から要求信号を受信するように構成されてもよい。通常、このような要求信号は、当該能力表示の検出に応じて、アクセスノードから送信されてもよく、干渉低減の必要性又は要請がアクセスノード20において特定される。このような要請又は必要性は、アクセスノード20が提供するセルにおけるトラフィックの全体的な状況に基づいてもよい。一般に、通信端末30は、干渉低減なしで最強のビーム50、51を選択することでメリットを得る。なぜなら、このような干渉低減は、隣接するビームからの干渉を低減するだけでなく、最良のビームを減衰することがあるからである。このような要求信号が通信装置30で受信される場合、通信装置30は、ビームレポートに第2のリンク品質測定基準を含むように構成されてもよい。
種々の実施形態において、第2のリンク品質測定基準を特定するように通信装置30を構成するために、アクセスノード20からの要求信号は、通信装置30に対して、あるアクセスノードビームを表示してもよく、他のビームの干渉低減は、当該表示されたビームを優先するように適用される。これは、たとえば、最も強力な、又は最良に受信された第1のビーム50と、許容できるが弱い第2のビーム51とを含むビームレポートを通信装置30が提供した場合に有益となるであろう。トラフィックの全体的な状況及び別の通信装置40からのビームレポートに基づいて、アクセスノード20は、少なくとも、通信装置30において受信されたビームの想定される減衰の基準と、結果として得られる第2の品質リンク測定値に基づいて、その別の通信装置40にビーム50を割り当てるように選択してもよい。通信装置30はさらに、ビームの想定される減衰の基準に基づいて、第2のビーム51に割り当てられてもよい。
図7Aは、図6に示した候補ビーム50、51、52を含む例示的なビームレポートを模式的に示す図である。報告されるビームそれぞれについて、アクセスノードビーム識別情報72が提供される(たとえば、ビーム50は9、ビーム51は3、ビーム52は1)。アクセスノードビーム識別情報72は、受信ビームで検出される、チャネルサウンディング信号など(たとえば、CSI−RS)のパイロット信号の形をとってもよいし、又はアクセスノード20が特定のビームと見なすその他の識別情報であってもよい。受信ビームに基づいて通信装置30が特定した、リンク品質測定基準73も提供される(たとえば、各ビームの受信に関連する信号強度又はゲイン値)。リンク品質測定基準73は、干渉低減が適用されていない状態での検出に関連する(たとえば、少なくとも1つのビーム50についての最も高いリンク品質測定基準、その他の受信ビーム51、52について検出される、関連するリンク品質測定基準)。図7Aにおいて、第2のリンク品質測定基準74も提供される。これは、適用される干渉低減に基づいて、たとえば、前述の技法のいずれかにより特定され、最良の受信ビーム9を選択することが好ましい。図7Bは、図7Aの実施形態の変形例を示す図である。第1のリンク品質測定基準に基づいて、ビームレポートに列挙されるビーム1、3、9の想定される減衰の基準として、第2のリンク品質測定基準75が提供される。
図8〜図10は、本明細書において説明する実施形態の方法ステップを示す。
図8は、無線ネットワーク1のアクセスノード20と通信するように構成された通信装置30において実施されるステップを開示する。通信装置30には、アクセスノード20から複数のビームで送信される無線信号を受信し、無線信号を送信するために、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ配置32、33と、アンテナ配置に接続されたロジック31とが含まれる。
図9は、無線ネットワーク1のアクセスノード20において実施されるステップを開示する。アクセスノード20には、ビームスイープの複数のビームで無線信号を送信し、通信装置30からの無線信号を受信するために、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ配置22と、アンテナ配置に接続されたロジック21とが含まれる。
図10は、図8及び9で説明したステップを共通のフローチャートに示し、通信装置30及びアクセスノード20の両方により実施されるステップと、両者間で送信される信号とを含む。図10のステップ826により、ビームの報告は繰り返されるのが好適であるのに対して、ビームの選択及び割り当てはビームレポートごとに行われる必要はないことが示されている。
図8及び10を参照すると、種々の実施形態は、通信装置30において無線ネットワーク1のアクセスノード20にビームレポート823を送信する方法に関係してもよい。この方法には、受信ビーム間の干渉低減を行う能力を通知するために、無線ネットワークに能力表示820を送信するステップ810、817が含まれてもよい。この能力は、ネットワークアタッチにおいてUEの能力を信号で送信するステップ810によりネットワーク1のアクセスノード20、20’に伝達されてもよい。他の実施形態において、能力表示は別の信号として、又はビームレポート823の一部として、アクセスノード20に伝達されてもよい。
この方法には、共通のアクセスノード20から、アクセスノードビームスイープ802の第1のビーム50及び第2のビーム51など、複数のビーム50〜55を受信するステップ812と、受信ビームについての第1のリンク品質測定基準を特定するステップ814とが含まれてもよい。
この方法には、通信装置において適用された干渉低減に基づいて受信ビームについての第2のリンク品質測定基準を特定するステップ815が含まれてもよい。通信装置には、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ列32、33が含まれてもよく、干渉低減は、たとえば、当該アンテナ列のコードブックエントリーの変更及び/又は当該アンテナ列のビーム角度の調整により、及び/又はZFの適用により行われてもよい。種々の実施形態において、適用された干渉低減に基づいて受信ビームについての第2のリンク品質測定基準を特定するステップ815は、ビームレポートサイクル826ごとにデフォルトで行われる必要はなく、干渉低減を特定及び/又は報告するために、アクセスノード20からの命令又は要求822の受信に応じて行われる。
この方法には、第1及び第2のリンク品質測定基準のうちの少なくとも1つに基づいてビームレポート823を送信するステップ817が含まれてもよい。すなわち、アクセスノードからの要求を検出しなければ、又は2条以上のアクセスノードビーム50、51の受信に任意のレベルの干渉が存在することを通信装置30で検出しなければ、ビームレポート823には、減衰なしの最も強力な受信信号(すなわち、第1のリンク品質測定基準)のみが含まれるのが一般的である。
この方法には、通信装置30における受信ビームの干渉低減を報告するために、アクセスノード20から要求信号822を受信するステップ816が含まれてもよく、第2のリンク品質測定基準は、当該要求信号を受信するステップに基づいて、ビームレポート823に含まれる。他の実施形態において、通信装置30は、ステップ816において2条以上のアクセスノードビーム50、51の受信に任意のレベルの干渉が存在することを単独で特定することにより、ビームレポート823に第2のリンク品質測定基準を含めてもよい。
一実施形態において、ビームレポート823は、想定される干渉低減について、さらなる情報を伝達する書式に設定される。これは図7Cにおいて模式的に示されている。このため、通信装置は、第2のビーム51に優先して第1のビーム50の受信を選択するために、適用された干渉低減に基づいて受信ビーム50、51についてのリンク品質測定基準741を特定815するように構成されてもよい。ここで、第1のアクセスノードビーム50はアクセスノードビーム識別情報9に関連付けられてもよく、第2のアクセスノードビーム51はアクセスノードビーム識別情報3に関連付けられてもよい。このため、通信装置は、第1のビーム50に優先して第2のビーム51の受信を選択するために、適用された干渉低減に基づいて受信ビーム50、51についてのリンク品質測定基準742を特定815するように構成されてもよい。第2のリンク品質測定基準74には、リンク品質測定基準741、742の両方が含まれ、送信817されるビームレポート823にこれらが含まれる。この状況において、リンク品質測定基準741は、第1のアクセスノードビーム50の選択に関係するため、一次リンク品質測定基準741と呼ばれてもよい。リンク品質測定基準742は、第2のアクセスノードビーム50の選択に関係するため、二次リンク品質測定基準742と呼ばれてもよい。
この方法は、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ列32、33を含む通信装置30において行われてもよく、当該能力表示820には、ビーム受信のために通信装置が分解可能な角度方向の数の表示が含まれる。これは、アンテナ配置32、33を用いることで、少なくともDLにおいて通信装置30が分解又は抑圧可能な放射角(Angle of Departure:AoD)又は到来角(Angle of Arrival:AoA)の数に関連付けられる。これは、通信装置がビーム受信を抑圧可能な角度方向の数にも関係する。
この方法には、通信用ビーム選択、及び通信装置30において干渉低減を適用する命令を示す、アクセスノードからの制御信号824を受信するステップ818が含まれてもよい。
この方法には、当該適用された干渉低減に基づいて、当該第1及び第2のビームのうちの少なくとも1つの想定される減衰の基準を特定するステップ815が含まれてもよく、当該ビームレポート823は当該基準を示す。
図9及び10を参照すると、種々の実施形態は、無線ネットワーク1のアクセスノード20においてビームスイープの複数のビームで無線信号を送信する方法に関係してもよい。この方法には、第1のビーム50及び第2のビーム51を含む、ビームスイープの複数のビームを送信するステップ802が含まれてもよい。この方法には、通信装置30が干渉低減を行う能力を検出するステップ800、806が含まれてもよい。これは、通信装置からネットワーク1へのUE能力の信号送信により検出され、その後、ネットワーク1に格納されてもよい。あるいは、この能力は、通信装置30から受信されるビームレポート823により検出されてもよい。
この方法には、通信装置30における受信ビームの干渉低減を報告するために、要求信号822を通信装置30に送信するステップ804が含まれてもよい。この要求信号は、通信装置30において特定された干渉低減を常に報告するために、又は任意の期間内にビームレポートごとに干渉低減を報告するために、あるいは後続のビームレポート823に対して、命令として送信されてもよい。
この方法には、通信装置30において適用された干渉低減に基づいて、第1及び第2のビーム50、51についてのリンク品質測定基準を含む、通信装置30からのビームレポート823を受信するステップ806が含まれてもよい。
この方法には、少なくとも当該ビームレポートに基づいて、通信装置30との通信用に少なくとも1つのビームを選択するステップ807と、ビーム選択、及び通信装置30において干渉低減を適用する命令を示す、通信装置への制御信号824を送信するステップ808とが含まれてもよい。
提案した方法により、セルにおける通信装置の取り扱いについて、ネットワーク1、具体的にはアクセスノード20に対して、さらなる知識が提供される。具体的には、これは、トラフィックの負荷が比較的高い場合に有益となり、種々の通信装置へのビームの割り当ては、通信装置30において認識される干渉状況に基づいて決定されてもよい。

Claims (17)

  1. 通信装置(30)において無線ネットワーク(1)のアクセスノード(20)にビームレポート(823)を送信する方法であって、
    受信ビーム間の干渉低減を行う能力を通知するために、前記無線ネットワークに能力表示(820)を送信するステップ(810、817)と、
    アクセスノードビームスイープ(802)の第1のビーム(50)及び第2のビーム(51)を受信するステップ(812)と、
    前記通信装置において前記第2のビーム(51)に優先して前記第1のビーム(50)の受信を選択するために、適用された干渉低減に基づいて前記受信ビーム(50、51)についてのリンク品質測定基準(74)を特定するステップ(815)と、
    少なくとも当該リンク品質測定基準(74)に基づいてビームレポート(823)を送信するステップ(817)と
    を含む、方法。
  2. 前記通信装置(30)における受信ビームの干渉低減を報告するために、前記アクセスノード(20)から要求信号(822)を受信するステップ(816)を含み、前記ビームレポート(823)は、当該要求信号を受信するステップに応じて、当該リンク品質測定基準に基づいて送信される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記通信装置は、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ列(32、33)を備え、当該能力表示(820)には、前記通信装置がビームについて分解可能な角度方向の数の表示が含まれる、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 通信用ビーム選択、及び前記通信装置(30)において干渉低減を適用する命令を示す、前記アクセスノードからの制御信号(824)を受信するステップ(818)
    を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 当該適用された干渉低減に基づいて、当該第1及び第2のビームのうちの少なくとも1つの想定される減衰の基準(74、75)を特定するステップ(815)
    を含み、当該ビームレポート(823)は当該基準を示す、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記通信装置はビームフォーミング用に構成されたアンテナ列(32、33)を備え、前記干渉低減は当該アンテナ列のコードブックエントリーの変更により行われる、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記通信装置はビームフォーミング用に構成されたアンテナ列(32、33)を備え、前記干渉低減は当該アンテナ列のビーム角度の調整により行われる、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  8. 前記通信装置はビームフォーミング用に構成されたアンテナ列(32、33)を備え、前記干渉低減はゼロフォーシングの適用により行われる、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  9. 前記第1のアクセスノードビーム(50)の選択に関係する当該リンク品質測定基準は一次リンク品質測定基準(741)であって、
    前記通信装置において前記第1のビーム(51)に優先して前記第2のビーム(50)の受信を選択するために適用された干渉低減に基づいて、前記受信ビーム(50、51)についての二次リンク品質測定基準(742)を特定するステップ(815)をさらに含み、
    当該ビームレポートには、当該一次(741)及び当該二次(742)のリンク品質測定基準が含まれる、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 無線ネットワーク(1)のアクセスノード(20)においてビームスイープの複数のビームで無線信号を送信する方法であって、
    第1のビーム(50)及び第2のビーム(51)を送信するステップ(802)と、
    通信装置(30)が干渉低減を行う能力を検出するステップ(800、806)と、
    前記通信装置(30)における受信ビームの干渉低減を報告するために、要求信号(822)を前記通信装置(30)に送信するステップ(804)と、
    前記通信装置(30)において適用された干渉低減に基づいて、前記第1及び第2のビーム(50、51)についてのリンク品質測定基準(74)を含む、前記通信装置(30)からのビームレポート(823)を受信するステップ(806)と
    を含む、方法。
  11. 少なくとも当該ビームレポートに基づいて、前記通信装置(30)との通信用に少なくとも1つのビームを選択するステップ(807)と、
    ビーム選択、及び前記通信装置(30)において干渉低減を適用する命令を示す、前記通信装置への制御信号(824)を送信するステップ(808)とを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 無線ネットワーク(1)のアクセスノード(20)と通信するように構成された通信装置(30)であって、
    ‐アクセスノード(20)から複数のビームで送信される無線信号を受信し、無線信号を送信するために、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ配置(32、33)と、
    ‐前記アンテナ配置に接続されたロジック(31)と、
    を備え、当該ロジックは、
    受信ビーム間の干渉低減を行う能力を通知するために、前記無線ネットワークに能力表示(820)を送信し(810、817)、
    アクセスノードビームスイープ(802)の第1のビーム(50)及び第2のビーム(51)を受信し(812)、
    前記通信装置において前記第2のビーム(51)に優先して前記第1のビーム(50)の受信を選択するために適用された干渉低減に基づいて、前記受信ビーム(50、51)についてのリンク品質測定基準(74)を特定し(815)、
    少なくとも当該リンク品質測定基準(74)に基づいてビームレポート(823)を送信する(817)ように構成された、通信装置。
  13. 前記ロジックは、
    前記通信装置(30)における受信ビームの干渉低減を報告するために、前記アクセスノード(20)から要求信号(822)を受信し(816)、
    当該要求信号を受信するステップに基づいて、前記ビームレポート(823)に前記第2のリンク品質測定基準を含むように構成された、請求項12に記載の通信装置。
  14. 当該能力表示(820)には、ビーム受信のために前記通信装置が分解可能な角度方向の数の表示が含まれる、請求項12又は13に記載の通信装置。
  15. 前記ロジックは、
    通信用ビーム選択を示す、前記アクセスノードからの制御信号(824)を受信し(818)、
    当該制御信号の情報に基づいて、前記通信装置(30)において干渉低減を適用するように構成された、請求項12〜14のいずれかに記載の通信装置。
  16. ‐ビームスイープの複数のビームで無線信号を送信し、通信装置(30)からの無線信号を受信するために、ビームフォーミング用に構成されたアンテナ配置(22)と、
    ‐前記アンテナ配置に接続されたロジック(21)と、
    を備え、当該ロジックは、
    第1のビーム(50)及び第2のビーム(51)を送信し(802)、
    前記通信装置(30)が干渉低減を行う能力を検出し(800、806)、
    前記通信装置(30)における受信ビームの干渉低減を報告するために、要求信号(822)を前記通信装置(30)に送信し(804)、
    前記通信装置(30)において適用された干渉低減に基づいて、前記第1及び第2のビーム(50、51)についてのリンク品質測定基準を含む、前記通信装置(30)からのビームレポート(823)を受信する(806)ように構成された、無線ネットワーク(1)のアクセスノード(20)。
  17. 前記ロジックは、
    少なくとも当該ビームレポートに基づいて、前記通信装置(30)との通信用に少なくとも1つのビームを選択し(807)、
    ビーム選択、及び前記通信装置(30)において干渉低減を適用する命令を示す制御信号(822)を前記通信装置に送信する(804)ように構成された、請求項16に記載のアクセスノード。
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