JP2022190863A - 牛肉品質判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】牛枝肉のおいしさを多面的かつ容易に評価できる牛肉品質判定装置を提供する。【解決手段】牛肉品質判定装置1は、評価対象牛枝肉のロース芯部分の画像データを取得する撮像手段2と、該画像データに基づいて評価対象牛枝肉の評価値を取得する評価値取得部3とを備える。評価値取得部3は、該画像データの少なくともLab色空間におけるa成分の平均値又は標準偏差を構成要素とする色データを取得する色成分取得部4と、予め複数の牛枝肉のサンプルについて重回帰分析を行うことにより得られた回帰式に、評価対象牛枝肉についての色データを適用して評価値を算出する評価値算出部5とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、牛枝肉のロース芯部分の画像データに基づいて牛枝肉を評価する牛肉品質判定装置に関する。
従来、牛肉の品質は、歩留等級と肉質等級により評価される。歩留等級は、一頭から肉が取れる肉の量を3段階の等級に分けて評価するものである。肉質等級は、脂肪交雑、肉の色沢、肉の締まり及びきめ、脂肪の色沢と質の4項目それぞれを1~5の等級に分けて評価したうちの最も低い等級である。肉質等級は、脂肪交雑、肉の色沢、肉の締り及びきめ、脂肪の色沢の各項目について評価される。
脂肪交雑については、12段階で評価され、1~5等級に分類される。この12段階の評価は、各段階に対応するNo.1ないしNo.12の基準となる写真画像と、評価対象の牛枝肉の対象部位(ロース芯の断面)とを格付員が肉眼によって対比することにより行われる。
一方、特許文献1においては、かかる格付員の肉眼による格付け動作を自動化する技術が開示されている。この技術においては、予め、肉取引規格の脂肪交雑基準の肉質等級毎の評価対象部位における既知のデジタルRGB画像に基づき、デジタル化された肉質等級の品質基準が取得される。
肉質の評価に際しては、評価対象部位のデジタルRGB画像が撮像される。そして、撮像したデジタルRGB画像のRGB情報から、上述の品質基準取得の場合と同様にしてデジタル化されたデータを取得し、このデータと該品質基準とを比較することにより、評価対象部位の肉質等級が確定される。
特開2020―76644号公報
上述のようにして得られる脂肪交雑についての肉質等級は、脂肪組織が筋肉全体に不規則な網目状に沈着している状態、すなわち霜降り度(BMS;ビーフ・マーブリング・スタンダード)を、上述のように12段階で評価して1~5等級に分類したものであり、肉質評価における重要な指標の1つである。そして、この指標は、牛肉のおいしさを判定する際の不可欠な尺度でもある。
しかし、牛肉の真のおいしさを評価する場合には、上述の霜降り度のみならず、旨味や、甘味、油のくちどけも重要な評価要素となる。このような、多面的な観点から牛肉のおいしさを予め枝肉の段階で、しかも容易に判定できるとすれば、牛枝肉の取引をさらに活性化するのに貢献できると考えられる。
本発明の目的は、かかる課題に鑑み、牛枝肉のおいしさを多面的かつ容易に評価できる牛肉品質判定装置を提供することにある。
本発明の牛肉品質判定装置は、
評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分の画像データを取得する撮像手段と、
前記撮像手段により得られる画像データに基づいて前記評価対象牛枝肉の評価値を取得する評価値取得部とを備え、
前記評価値取得部は、
前記撮像手段により得られる画像データの少なくともLab色空間におけるa成分の平均値又は標準偏差を構成要素とする色データを取得する色成分取得部と、
予め複数の牛枝肉のサンプルについて、通常の方法で得られた前記評価値、及び該サンプルの前記ロース芯部分の画像データから取得された前記色データに基づいて、該色データの各構成要素を説明変数とし、該評価値を目的変数とする重回帰分析を行うことにより得られた回帰式に、前記評価対象牛枝肉について前記色成分取得部により得られる前記色データを適用して前記評価値を算出する評価値算出部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分の画像データにおける少なくともLab色空間のa成分(赤又はマゼンタと緑との間の位置)の平均値又は標準偏差を構成要素とする色データに基づき、評価対象牛枝肉について、通常の方法で得られる評価値を、上記の回帰式により良好に予測した評価値を、得ることができる。なお、通常の方法とは、回帰式を用いて評価値を算出する以外の格付員による判定や実際の測定により評価値を取得する方法を意味する。
したがって、色データの構成要素として、Lab色空間におけるa成分の平均値又は標準偏差に加え、さらに霜降度や、旨味、甘味、油のくちどけを説明するのに適切な要素を採用することにより、牛枝肉のおいしさを、霜降度や、旨味、甘味、油のくちどけなどの多面的観点から容易に評価することができる。
本発明において、前記評価値は、BMSナンバーであり、前記色データは、Lab色空間におけるL成分及びa成分の各平均値並びにa成分の標準偏差を構成要素とするものであってもよい。
これによれば、評価値として、通常の方法により得られるBMSナンバー(例えば格付員により得られるBMSナンバー)を回帰式で良好に予測したBMSナンバーを、評価対象部位の切開面におけるロース芯部分の画像データを撮像手段により取得し、評価値算出部に供給するだけで、容易に取得することができる。
得られる評価値は、該ロース芯部分について格付員による評価値を良好に予測した値に対応する値となる。したがって、評価対象牛枝肉について、霜降り度の観点から、良好に評価することができる。
本発明において、前記評価値は、イノシン酸の含有量に対応する値であり、前記色データは、Lab色空間におけるa成分の標準偏差、並びにRGB色空間におけるR成分の平均値とR成分の標準偏差との積、及びR成分の平均値とG成分の標準偏差との積をG成分の平均値で除した値を構成要素とするものであってもよい。
これによれば、評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分のイノシン酸の含有量に対応する評価値を、該ロース芯部分の画像データを取得し、該画像データを評価値算出部に供給するだけで、容易に取得することができる。得られる評価値は、該ロース芯部分について実測した場合に得られるであろうイノシン酸の含有量を良好に予測した値に対応する値となる。したがって、評価対象牛枝肉について、イノシン酸の含有量が影響する旨味の観点から、容易かつ良好に評価を行うことができる。
本発明において、前記評価値は、グリコーゲンの含有量に対応する値であり、前記色データは、Lab色空間におけるa成分の平均値、及びb成分の平均値をa成分の平均値で除した値、並びにRGB色空間におけるR成分の標準偏差とG成分の標準偏差との積をB成分の標準偏差で除した値、及びR成分の平均値とR成分の標準偏差との積をB成分の平均値で除した値を構成要素とするものであってもよい。
これによれば、評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分のグリコーゲンの含有量に対応する評価値を、該ロース芯部分の画像データを取得し、該画像データを評価値取得部に供給するだけで、容易に取得することができる。
得られる評価値は、該ロース芯部分について実測した場合に得られるであろうグリコーゲンの含有量を良好に予測した値に対応する値となる。したがって、評価対象牛枝肉について、グリコーゲンの含有量が影響する甘味の観点から、容易かつ良好に評価を行うことができる。
本発明において、前記評価値は、オレイン酸の含有量に対応する値であり、前記色データは、Lab色空間におけるa成分の平均値、並びにRGB色空間におけるR成分の平均値からG成分の平均値を減じた値をR成分の平均値にG成分の平均値を加えた値で除した値、G成分の平均値からB成分の平均値を減じた値をG成分の平均値にB成分の平均値を加えた値で除した値、及びG成分の平均値にG成分の標準偏差を乗じた値を構成要素とするものであってもよい。
これによれば、評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分のオレイン酸の含有量に対応する評価値を、該ロース芯部分の切開面の画像データを取得し、該画像データを評価値取得部に供給するだけで、容易に取得することができる。
得られる評価値は、該ロース芯部分について実測した場合に得られるであろうオレイン酸の含有量を良好に予測した値に対応する値となる。したがって、評価対象牛枝肉について、オレイン酸の含有量が影響する油のくちどけの観点から、容易かつ良好に評価を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る牛肉品質判定装置を示すブロック図である。 図1の牛肉品質判定装置の評価値算出部で使用されるBMSナンバーを予測する回帰式を得るための重回帰分析を行った結果を示す図である。 複数の牛枝肉のサンプルについて、図2に係る回帰式を用いて予測したBMSナンバー(BMS予測値)を縦軸とし、同サンプルについて格付員によって得られたBMSナンバー(BMS観測値)を横軸とする散布図である。 図1の牛肉品質判定装置の評価値算出部で使用されるイノシン酸の含有量を予測する回帰式を得るための重回帰分析を行った結果を示す図である。 複数の牛枝肉のサンプルについて、図4に係る回帰式を用いて予測したイノシン酸含有量(イノシン酸予測値)を縦軸とし、同サンプルについて実測したイノシン酸含有量(イノシン酸観測値)を横軸とする散布図である。 図1の牛肉品質判定装置の評価値算出部で使用されるグリコーゲンの含有量を予測する回帰式を得るための重回帰分析を行った結果を示す図である。 複数の牛枝肉のサンプルについて、図6に係る回帰式を用いて予測したグリコーゲン含有量(グリコーゲン予測値)を縦軸とし、同サンプルについて実測したグリコーゲン含有量(グリコーゲン観測値)を横軸とする散布図である。 図1の牛肉品質判定装置の評価値算出部で使用されるオレイン酸の含有量を予測する回帰式を得るための重回帰分析を行った結果を示す図である。 複数の牛枝肉のサンプルについて、図8に係る回帰式を用いて予測したオレイン酸含有量(オレイン酸予測値)を縦軸とし、同サンプルについて実測したオレイン酸含有量(オレイン酸観測値)を横軸とする散布図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る牛肉品質判定装置を示す。図1に示すように、この牛肉品質判定装置1は、評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分の画像データを取得する撮像手段2と、撮像手段2により得られる画像データに基づいて評価対象牛枝肉の評価値を取得する評価値取得部3とを備える。撮像手段2としては、例えば、市販のデジタルカメラを用いることができる。
評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分としては、例えば、牛枝肉の肉質等級を判定する際の判定部位である第6~第7肋骨間切開面における胸最長筋の切開面におけるロース芯部分が該当する。背半棘筋や頭半棘筋の切開面のロース芯部分であってもよい。
評価値取得部3は、撮像手段2により得られる画像データの少なくともLab色空間におけるa成分の平均値a又は標準偏差asdを構成要素とする色データを取得する色成分取得部4と、この色データを予め得られた回帰式に適用して評価対象牛枝肉の評価値を算出する評価値算出部5とを備える。評価値算出部5により算出される評価値は、評価値出力部6を介してディスプレイ7に表示される。
なお、撮像手段2により得られる画像データからのLab色空間における各成分の取得は、該画像データのRGB色空間のデータを、Lab色空間のデータに画像処理プログラムで変換することにより行うことができる。Lab色空間としては、例えばCIELAB色空間を採用することができる。
上記回帰式は、複数の牛枝肉のサンプルについて、通常の方法で得られた前記評価値、及び各サンプルの前記ロース芯部分の画像データから取得された前記色データに基づいて、該色データの各構成要素を説明変数とし、該評価値を目的変数とする重回帰分析により得られる。なお、「通常の方法」とは、重回帰分析により得られる回帰式を用いて評価値を得る以外の格付員によって評価値を得る方法や、実際にイノシン酸等の含有量を測定して評価値を得る方法を意味する。
[実施例1]
一般に、牛枝肉の脂肪交雑の等級は、12段階で評価され、1~5等級に分類される。この12段階の評価に際しては、各段階に対応するNo.1ないしNo.12の基準となる写真画像と、評価対象の牛枝肉の上記ロース芯部分とを格付員が肉眼によって対比し、対応する写真画像のNo.1~No.12のいずれかの番号(以下、「BMSナンバー」という。)を付与することにより行われる。本実施例では、牛肉品質判定装置1により、評価値として、このBMSナンバーが取得される。
図2は、複数の牛枝肉のサンプルについて、各牛枝肉の上記ロース芯部分の画像データから得られたLab空間におけるL成分の平均値L、a成分の平均値a、及びa成分の標準偏差asdを構成要素する色データと、各牛枝肉について格付員により得られたBMSナンバーとで構成されるサンプルデータに基づき、重回帰分析を行った結果を示す。この重回帰分析では、上記色データを構成するL成分の平均値L、a成分の平均値a、及びa成分の標準偏差asdを説明変数とし、BMSナンバーを目的変数としている。
図2中の「回帰式の精度」の欄では、この重回帰分析で得られた回帰式の精度を表す各種指標を示している。すなわち、同欄中の「R」は重相関係数であり、決定係数(R2乗)の平方根に等しい。0から1の間の値をとり、1に近いほど分析の精度が高いことを示す。本実施例では、「R」の値が0.8485となっており、分析精度が高いことがわかる。
「修正R」は、サンプルサイズに対する説明変数の数の割合が多くなるほど重相関係数の値は過大評価されやすいため、この点を調整した重相関係数である。本実施例では、「修正R」は0.8246となっている。
「R2乗」は、決定係数であり、0から1の間の値をとり、1に近いほど分析の精度が高いことを意味する。本実施例では、「R2乗」は0.7199となっており、分析の精度が高いことがわかる。「修正R2乗」は、説明変数の数が増えるほど決定係数も大きくなるので、説明変数の数を考慮して修正した決定係数である。本実施例では「修正R2乗」は0.6799となっている。なお、回帰式の評価には「修正R2乗」を用いるのがよい。
「ダービンワトソン比」は、誤差項間(実測値と理論値との差)の自己相関の有無を判別するための指標であり、0以上4以下の値をとり、2前後であれば自己相関なしと判断できる。本実施例では、「ダービンワトソン比」は1.3661となっており、ある程度の自己相関があることがわかる。なお、重回帰分析では誤差項間に自己相関がないことを仮定している。「AIC」(赤池情報量基準)は、その値が小さいほど、回帰式の精度が高いことを表し、回帰式間で相対的に精度を比較するために用いられる。本実施例では「AIC」は、13.9917となっている。
同欄からわかるように、サンプルデータに基づき、L成分の平均値L、a成分の平均値a、及びa成分の標準偏差asdを説明変数とし、BMSナンバーを目的変数として重回帰分析を行った場合、決定係数「R2乗」は0.7199であり、得られる回帰式は良好な精度を有する。
図2中の「回帰式に含まれる変数」の欄では、図2に係る回帰式の偏回帰係数等が示される。すなわち、同欄中の「偏回帰係数」は、回帰式における各説明変数の係数及び定数項の値である。「標準誤差」は、偏回帰係数の推定誤差である。「標準偏回帰係数」は、データを標準化して重回帰分析を行った場合の偏回帰係数であり、各説明変数の目的変数への影響度を比較するのに用いられる。
「F値」、「t値」、「P値」は、偏回帰係数の有意性を検定するための値である。例えば、t値の絶対値が2より小さいとき、目的変数に影響しないと判断される。「判定」の欄には、P値に基づき、有意性があると判定された場合には「*」、より高い有意性がある場合には「**」が記載される。「判定」の欄から、変数L及びaには有意性があり、変数asd及び定数項には高い有意性があることがわかる。
図2中の「回帰式の優位性」の欄では、回帰式の有意性を示す分散分析表が示される。同欄中の「P値」の欄には、「回帰変動」と「残差変動」の2つの「自由度」に基づくF分布における観測された分散比である「F値」の上側確率、すなわち有意確率が示されている。「P値」は「0.0000」であるから、回帰式は、有意水準5%で有意であることがわかる。
図3は、上述の複数の牛枝肉のサンプルについて、上記重回帰分析により得られた回帰式を用いて評価値算出部5により算出した評価対象牛枝肉の評価値としてのBMSナンバー(BMS予測値)を縦軸とし、同サンプルについて上述の格付員によって得られたBMSナンバー(BMS観測値)を横軸とする散布図である。
図3に示すように、各サンプルのBMS観測値とBMS予測値については、その回帰直線(y=0.7199x+2.711)及び決定係数(R=0.7199)で示されるように、BMS予測値は、BMS観測値との相関が高く、BMS観測値を良好に予測していることがわかる。
評価対象牛枝肉の評価に際しては、評価対象部位の上記ロース芯部分の画像データがデジタルカメラ等の撮像手段2により取得され、評価値取得部3に供給される。評価値取得部3では、色成分取得部4によりこの画像データのLab色空間におけるL成分の平均値L、a成分の平均値a、及びa成分の標準偏差asdを構成要素とする色データが取得される。
この色データが、評価値算出部5において上記の重回帰分析により得られた回帰式に適用され、評価対象牛枝肉の評価値が、1~12のBMSナンバーとして算出される。このBMSナンバーが、評価値出力部6により、評価値としてディスプレイ7に表示される。
これにより、格付員が判定するBMSナンバーを良好に予測したBMSナンバーを、格付員によらずに、容易に取得し、霜降り度を評価することができる。
[実施例2]
牛肉の旨味にはイノシン酸の含有量が影響する。本実施例では、牛肉品質判定装置1により、評価値として、このイノシン酸の含有量に対応する値が取得される。
図4は、複数の牛枝肉のサンプルについて、各牛枝肉における上述のロース芯部分の画像データから得られたLab色空間におけるa成分の標準偏差asd、並びにRGB色空間におけるR成分の平均値RとR成分の標準偏差Rsdとの積RRsd、及びR成分の平均値RとG成分の標準偏差Gsdとの積RGsdをG成分の平均値Gで除した値RGsd/Gを構成要素とする色データと、各ロース芯部分におけるイノシン酸の含有量の測定値とで構成されるサンプルデータに基づき、重回帰分析を行った結果を示す。この重回帰分析では、該色データの各構成要素を説明変数とし、イノシン酸の含有量を目的変数としている。
図4中の「回帰式の精度」の欄では、この重回帰分析で得られた回帰式の精度を表す各種指標が示される。重相関係数「R」の値が0.7169、「修正R」の値が0.6668、決定係数「R2乗」は、0.5140、「修正R2乗」が0.4446となっており、分析精度が高いことがわかる。
「ダービンワトソン比」は0.9826となっており、自己相関があることがわかる。「AIC」(赤池情報量基準)は、-32.2392であり、回帰式の精度が高いことがわかる。
図4中の「回帰式に含まれる変数」の欄では、この回帰式の「偏回帰係数」、「標準誤差」、「標準偏回帰係数」、及び「偏回帰係数の優位性の検定」(「F値」、「t値」、「P値」)が示されている。「判定」の欄からは、変数asd、RGsd/G、及び定数項には高い有意性があり、変数RRsdには有意性があることがわかる。
図4中の「回帰式の優位性」の欄では、回帰式の有意性を示す分散分析表が示される。表中の「P値」の欄には、「回帰変動」と「残差変動」の2つの「自由度」に基づくF分布における観測された分散比である「F値」の上側確率、すなわち有意確率が示されており、この「P値」の値は0.0014であるから、回帰式は、有意水準5%で有意であることがわかる。
図5は、上述の複数の牛枝肉のサンプルについて得られたイノシン酸観測値(単位:μmol/g)を横軸とし、イノシン酸予測値(単位:μmol/g)を縦軸とする散布図である。イノシン酸観測値は、各サンプルの上記ロース芯部分におけるイノシン酸含有量の実測値である。イノシン酸予測値は、撮像手段2により得られた各サンプルの上記ロース芯部分の画像データに基づき、重回帰分析により得られた回帰式を用いて評価値取得部3により取得されたイノシン酸含有量の予測値である。
図5に示すように、各サンプルのイノシン酸観測値とイノシン酸予測値については、その回帰直線(y=0.514x+1.4922)及び決定係数(R=0.514)で示されるように、イノシン酸予測値は、イノシン酸観測値との相関が高く、イノシン酸観測値を良好に予測していることがわかる。
評価対象牛枝肉の評価に際しては、評価対象部位の上記ロース芯部分の画像データがデジタルカメラ等の撮像手段2により取得され、評価値取得部3に供給される。評価値取得部3は、色成分取得部4によりこの画像データのLab色空間におけるa成分の標準偏差asd、並びにRGB色空間におけるR成分の平均値RとR成分の標準偏差Rsdとの積RRsd、及びR成分の平均値RとG成分の標準偏差Gsdとの積をG成分の平均値Gで除した値RGsd/Gを構成要素とする色データを取得する。
この色データが、評価値算出部5において上記の重回帰分析により得られた回帰式に適用され、評価対象牛枝肉の評価値が、イノシン酸の含有量として算出される。この含有量が、評価値出力部6により、ディスプレイ7に表示される。
したがって、評価対象牛枝肉の評価対象部位の上記ロース芯部分について、デジタルカメラで撮像し、画像データを評価値取得部3に供給するだけで、イノシン酸の含有量を実測することなく、イノシン酸の含有量を予測することができる。これにより、評価対象牛枝肉の旨味を推定することができる。
[実施例3]
牛肉の甘味にはグリコーゲンの含有量が影響する。本実施例では、牛肉品質判定装置1により、評価値として、このグリコーゲンの含有量に対応する値が取得される。
図6は、複数の牛枝肉のサンプルについて、各牛枝肉における上述のロース芯部分の画像データから得られたLab色空間におけるa成分の平均値a、b成分の平均値bをa成分の平均値aで除した値b/a、RGB色空間におけるR成分の標準偏差RsdとG成分の標準偏差Gsdとの積をB成分の標準偏差Bsdで除した値RsdGsd/Bsd、並びにR成分の平均値RとR成分の標準偏差Rsdとの積をB成分の平均値Bで除した値RRsd/Bを構成要素とする色データと、各ロース芯部分におけるグリコーゲンの含有量の測定値とで構成されるサンプルデータに基づき、重回帰分析を行った結果を示す。この重回帰分析では、該色データの各構成要素を説明変数とし、イノシン酸の含有量を目的変数としている。
図6中の「回帰式の精度」の欄では、この重回帰分析で得られた回帰式の精度を表す各種指標が示される。重相関係数「R」の値が0.6620、「修正R」の値が0.5708、決定係数「R2乗」は、0.4382、「修正R2乗」が0.3258となっており、分析精度が高いことがわかる。
「ダービンワトソン比」は2.2519となっており、自己相関があることがわかる。「AIC」(赤池情報量基準)は、-1.5386であり、回帰式の精度が高いことがわかる。
図6中の「回帰式に含まれる変数」の欄では、この回帰式の「偏回帰係数」、「標準誤差」、「標準偏回帰係数」、及び「偏回帰係数の優位性の検定」(「F値」、「t値」、「P値」)が示されている。「判定」の欄からは、変数b/a、RsdGsd/Bsd、及び定数項には有意性があり、変数RRsd/Bには高い有意性があることがわかる。
図6中の「回帰式の優位性」の欄では、回帰式の有意性を示す分散分析表が示される。表中の「P値」の欄には、「回帰変動」と「残差変動」の2つの「自由度」に基づくF分布における観測された分散比である「F値」の上側確率、すなわち有意確率が示されており、この「P値」の値は0.0169であるから、回帰式は、有意水準5%で有意であることがわかる。
図7は、上述の複数の牛枝肉のサンプルについて得られたグリコーゲン観測値(単位:mg/g)を横軸とし、グリコーゲン予測値(単位:mg/g)を縦軸とする散布図である。グリコーゲン観測値は、各サンプルの前記ロース芯部分についてのグリコーゲン含有量の実測値である。グリコーゲン予測値は、撮像手段2により得られた各サンプルの前記ロース芯部分の画像データに基づき、重回帰分析により得られた回帰式を用いて評価値取得部3により取得されたグリコーゲン含有量の予測値である。
図7に示すように、各サンプルのグリコーゲン観測値とグリコーゲン予測値については、その回帰直線(y=0.4382x+4.0311)及び決定係数(R=0.4382)で示されるように、グリコーゲン予測値は、グリコーゲン観測値との相関が高く、グリコーゲン観測値を良好に予測していることがわかる。
評価対象牛枝肉の評価に際しては、評価対象部位の上記ロース芯部分の画像データがデジタルカメラ等の撮像手段2により取得され、評価値取得部3に供給される。評価値取得部3は、色成分取得部4によりこの画像データのLab色空間におけるa成分の平均値a、b成分の平均値bをa成分の平均値aで除した値b/a、RGB色空間におけるR成分の標準偏差RsdとG成分の標準偏差Gsdとの積をB成分の標準偏差Bsdで除した値RsdGsd/Bsd、並びにR成分の平均値RとR成分の標準偏差Rsdとの積をB成分の平均値Bで除した値RRsd/Bを構成要素とする色データを取得する。
この色データが、評価値算出部5において上記の重回帰分析により得られた回帰式に適用され、評価対象牛枝肉の評価値が、グリコーゲンの含有量として算出される。この含有量が、評価値出力部6により、ディスプレイ7に表示される。
したがって、評価対象牛枝肉の評価対象部位の上記ロース芯部分について、デジタルカメラで撮像し、画像データを評価値取得部3に供給するだけで、グリコーゲンの含有量を実測することなく、グリコーゲンの含有量を予測することができる。これにより、評価対象牛枝肉の甘味を推定することができる。
[実施例4]
牛肉における油のくちどけにはオレイン酸の含有量が影響する。本実施例では、牛肉品質判定装置1により、評価値として、このオレイン酸の含有量に対応する値が取得される。
図8は、複数の牛枝肉のサンプルについて、各牛枝肉における上述のロース芯部分の画像データから得られたLab色空間におけるa成分の平均値a、並びにRGB色空間におけるR成分の平均値RからG成分の平均値Gを減じた値をR成分の平均値RにG成分の平均値Gを加えた値で除した値(R-G)/(R+G)、G成分の平均値GからB成分の平均値Bを減じた値をG成分の平均値GにB成分の平均値Bを加えた値で除した値(G-B)/(G+B)、及びG成分の平均値GにG成分の標準偏差Gsdを乗じた値GGsdを構成要素とする色データと、各ロース芯部分におけるオレイン酸の含有量の測定値とで構成されるサンプルデータに基づき、重回帰分析を行った結果を示す。この重回帰分析では、該色データの各構成要素を説明変数とし、オレイン酸の含有量を目的変数としている。
図8中の「回帰式の精度」の欄では、この重回帰分析で得られた回帰式の精度を表す各種指標が示される。重相関係数「R」の値が0.7199、「修正R」の値が0.6495、決定係数「R2乗」は、0.5182、「修正R2乗」が0.4218となっており、分析精度が高いことがわかる。
「ダービンワトソン比」は1.9396となっており、自己相関があることがわかる。「AIC」(赤池情報量基準)は、47.3392であり、回帰式の精度が高いことがわかる。
図8中の「回帰式に含まれる変数」の欄では、この回帰式の「偏回帰係数」、「標準誤差」、「標準偏回帰係数」、及び「偏回帰係数の優位性の検定」(「F値」、「t値」、「P値」)が示されている。「判定」の欄から、変数GGsd以外の他の変数及び定数項には高い有意性があることがわかる。
図8中の「回帰式の優位性」の欄では、回帰式の有意性を示す分散分析表が示される。表中の「P値」の欄には、「回帰変動」と「残差変動」の2つの「自由度」に基づくF分布における観測された分散比である「F値」の上側確率、すなわち有意確率が示されており、この「P値」の値は0.0042であるから、回帰式は、有意水準5%で有意であることがわかる。
図9は、上述の複数の牛枝肉のサンプルについて得られたオレイン酸観測値(単位:%)を横軸とし、オレイン酸予測値(単位:%)を縦軸とする散布図である。オレイン酸観測値は、各サンプルの前記ロース芯部分についてのオレイン酸含有量(個体により脂肪酸量が異なるのでオレイン酸の割合として比較)の実測値である。オレイン酸予測値は、撮像手段2により得られた各サンプルの前記ロース芯部分の画像データに基づき、重回帰分析により得られた回帰式を用いて評価値取得部3により取得されたオレイン酸含有量の予測値である。
図9に示すように、各サンプルのオレイン酸観測値とオレイン酸予測値については、その回帰直線(y=0.5182x+26.035)及び決定係数(R=0.5182)で示されるように、オレイン酸予測値は、オレイン酸観測値との相関が高く、オレイン酸観測値を良好に予測していることがわかる。
評価対象牛枝肉の評価に際しては、評価対象部位の上記ロース芯部分の画像データがデジタルカメラ等の撮像手段2により取得され、評価値取得部3に供給される。評価値取得部3は、色成分取得部4によりこの画像データのLab色空間におけるa成分の平均値a、並びにRGB色空間におけるR成分の平均値RからG成分の平均値Gを減じた値をR成分の平均値RにG成分の平均値Gを加えた値で除した値(R-G)/(R+G)、G成分の平均値GからB成分の平均値Bを減じた値をG成分の平均値GにB成分の平均値Bを加えた値で除した値(G-B)/(G+B)、及びG成分の平均値GにG成分の標準偏差Gsdを乗じた値GGsdを構成要素とする色データを取得する。
この色データが、評価値算出部5において上記の重回帰分析により得られた回帰式に適用され、評価対象牛枝肉の評価値が、オレイン酸の含有量として算出される。この含有量が、評価値出力部6により、ディスプレイ7に表示される。
したがって、評価対象牛枝肉の評価対象部位の上記ロース芯部分について、デジタルカメラで撮像し、画像データを評価値取得部3に供給するだけで、オレイン酸の含有量を実測することなく、オレイン酸の含有量を予測することができる。これにより、評価対象牛枝肉における油のくちどけを推定することができる。
以上のように、本実施形態に係る牛肉品質判定装置1によれば、評価対象牛枝肉の評価対象部位の上記ロース芯部分について、デジタルカメラ等の撮像手段2で撮像し、画像データを評価値取得部3に供給するだけで、BMSナンバーや、イノシン酸、グリコーゲン、オレイン酸の含有量を予測することができる。これにより、霜降り度に加え、旨味や、甘味、油のくちどけが関与する赤身のおいしさも容易に評価することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、色成分取得部4は、撮像手段2により得られる画像データの色を、ロース芯部分における脂肪部分の白色を基準にして調整し、使用する撮像手段2の機種等の相違による誤差を補正してから色データを取得してもよい。また、撮像手段2と評価値取得部3とは相互に遠隔の場所に位置し、相互に通信手段により接続してもよい。その場合、評価値取得部3により得られた評価値を撮像手段2等に返送してもよい。
また、上記実施例1~4に従った評価値の取得を、撮像手段2による1回の撮像で得られる画像データに基づいて同時に行ってもよい。また、評価値出力部6によるディスプレイ7への評価値の出力に際しては、評価値に対応する表示を出力してもよい。
例えば、「霜降り度、旨味、甘味、くちどけのいずれも上位10%に入る」という文言の表示や、霜降り度、旨味、甘味、くちどけに関する各評価値を棒グラフなどで表示してもよい。霜降り度、旨味、甘味、くちどけを総合して得られる1つの評価値を表した表示を行うものであってもよい。
1…牛肉品質判定装置、2…撮像手段、3…評価値取得部、4…色成分取得部、5…評価値算出部、6…評価値出力部。
本発明の牛肉品質判定装置は、
評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分の画像データを取得する撮像手段と、
前記撮像手段により得られる画像データに基づいて前記評価対象牛枝肉の評価値を取得する評価値取得部とを備え、
前記評価値取得部は、
前記撮像手段により得られる画像データの少なくともLab色空間におけるa成分の平均値又は標準偏差を構成要素とする色データを取得する色成分取得部と、
予め複数の牛枝肉のサンプルについて、通常の方法で得られた前記評価値、及び該サンプルの前記ロース芯部分の画像データから取得された前記色データに基づいて、該色データの各構成要素を説明変数とし、該評価値を目的変数とする重回帰分析を行うことにより得られた回帰式に、前記評価対象牛枝肉について前記色成分取得部により得られる前記色データを適用して前記評価値を算出する評価値算出部とを備える。
得られる評価値は、該ロース芯部分について実測した場合に得られるであろうオレイン酸の含有量を良好に予測した値に対応する値となる。したがって、評価対象牛枝肉について、オレイン酸の含有量が影響する油のくちどけの観点から、容易かつ良好に評価を行うことができる。
そして、本発明は、前記評価値取得部は、前記撮像手段による1回の撮像で得られる画像データに基づき、上述の各評価値、すなわちBMSナンバー、イノシン酸の含有量に対応する値、グリコーゲンの含有量に対応する値、及びオレイン酸の含有量に対応する値を、各評価値に対応する上述の色データを用いて、同時に取得するものであることを特徴とする

Claims (5)

  1. 評価対象牛枝肉の評価対象部位の切開面におけるロース芯部分の画像データを取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により得られる画像データに基づいて前記評価対象牛枝肉の評価値を取得する評価値取得部とを備え、
    前記評価値取得部は、
    前記撮像手段により得られる画像データの少なくともLab色空間におけるa成分の平均値又は標準偏差を構成要素とする色データを取得する色成分取得部と、
    予め複数の牛枝肉のサンプルについて、通常の方法で得られた前記評価値、及び該サンプルの前記ロース芯部分の画像データから取得された前記色データに基づいて、該色データの各構成要素を説明変数とし、該評価値を目的変数とする重回帰分析を行うことにより得られた回帰式に、前記評価対象牛枝肉について前記色成分取得部により得られる前記色データを適用して前記評価値を算出する評価値算出部とを備えることを特徴とする牛肉品質判定装置。
  2. 前記評価値は、BMSナンバーであり、
    前記色データは、Lab色空間におけるL成分及びa成分の各平均値並びにa成分の標準偏差を構成要素とするものであることを特徴とする請求項1に記載の牛肉品質判定装置。
  3. 前記評価値は、イノシン酸の含有量に対応する値であり、
    前記色データは、Lab色空間におけるa成分の標準偏差、並びにRGB色空間におけるR成分の平均値とR成分の標準偏差との積、及びR成分の平均値とG成分の標準偏差との積をG成分の平均値で除した値を構成要素とするものであることを特徴とする請求項1に記載の牛肉品質判定装置。
  4. 前記評価値は、グリコーゲンの含有量に対応する値であり、
    前記色データは、Lab色空間におけるa成分の平均値、及びb成分の平均値をa成分の平均値で除した値、並びにRGB色空間におけるR成分の標準偏差とG成分の標準偏差との積をB成分の標準偏差で除した値、及びR成分の平均値とR成分の標準偏差との積をB成分の平均値で除した値を構成要素とするものであることを特徴とする請求項1に記載の牛肉品質判定装置。
  5. 前記評価値は、オレイン酸の含有量に対応する値であり、
    前記色データは、Lab色空間におけるa成分の平均値、並びにRGB色空間におけるR成分の平均値からG成分の平均値を減じた値をR成分の平均値にG成分の平均値を加えた値で除した値、G成分の平均値からB成分の平均値を減じた値をG成分の平均値にB成分の平均値を加えた値で除した値、及びG成分の平均値にG成分の標準偏差を乗じた値を構成要素とするものであることを特徴とする請求項1に記載の牛肉品質判定装置。
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