JP2022187786A - 健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラム - Google Patents

健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2022187786A
JP2022187786A JP2021095961A JP2021095961A JP2022187786A JP 2022187786 A JP2022187786 A JP 2022187786A JP 2021095961 A JP2021095961 A JP 2021095961A JP 2021095961 A JP2021095961 A JP 2021095961A JP 2022187786 A JP2022187786 A JP 2022187786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
body temperature
health
biometric authentication
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021095961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7211663B2 (ja
Inventor
健祥 上村
Kenshiyo Kamimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2021095961A priority Critical patent/JP7211663B2/ja
Publication of JP2022187786A publication Critical patent/JP2022187786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7211663B2 publication Critical patent/JP7211663B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの出勤可否を判断するための当該ユーザの健康状態を簡便に取得できる健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラムを提供すること。【解決手段】本開示の健康管理システム1は、生体認証手段10と健康管理手段30とを備える。生体認証手段10は、ユーザを認証するための生体認証情報を取得すると共に、当該生体認証情報の取得処理に応じてユーザの体温情報を測定し、取得する。健康管理手段30は、体温情報に基づいてユーザの健康が正常であるか否かを判定し、ユーザの健康の判定結果に基づいてユーザの出勤の可否を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラムに関する。
オフィス環境での感染症の蔓延が危惧されている中、自宅などのテレワーク環境での業務が推奨され、自己申告やその場での体温測定機器の利用によりオフィス環境における入場制限が行われている。例えば、特許文献1では、パンデミック発生時に、出勤自粛の判断をユーザ各自に委ねることなく自動的に出勤可否を判断可能とするシステムが開示されている。当該システムでは、サーバは、ユーザの端末から取得したユーザの健康状態情報に基づいて、当該ユーザの出勤可否を判断し、当該ユーザの出勤可否に基づいて組織内入場用のドアのロック及び解錠を制御する。
特開2011-065540号広報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、サーバからの要求に従って、ユーザは所定の時刻に端末にユーザの申告による健康状態の入力が必要とされ、ユーザに対して作業の負荷がかかる。つまり、健康管理システムでは、ユーザの出勤可否を判断するための当該ユーザの健康状態が簡便に取得できないという課題があった。
本開示は、ユーザの出勤可否を判断するための当該ユーザの健康状態を簡便に取得できる健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の健康管理システムは、
ユーザを認証するための生体認証情報を取得すると共に、当該生体認証情報の取得処理に応じて前記ユーザの体温情報を測定し、取得する生体認証手段と、
前記体温情報に基づいて前記ユーザの健康が正常であるか否かを判定し、前記ユーザの健康の判定結果に基づいて前記ユーザの出勤の可否を判定する健康管理手段と、を備える。
本開示の生体認証装置は、
ユーザを認証するための生体認証情報を取得する生体認証情報取得部と、
前記生体認証情報の取得と共に、当該生体認証情報の取得処理に応じて前記ユーザの体温情報を測定し、取得する体温情報取得部と、
前記生体認証情報と前記体温情報とを外部に送信する通信部と、を備える。
本開示の健康管理方法は、
ユーザを認証するための生体認証情報を取得すると共に、当該生体認証情報の取得処理に応じて前記ユーザの体温情報を測定し、取得することと、
前記体温情報に基づいて前記ユーザの健康が正常であるか否かを判定し、前記ユーザの健康の判定結果に基づいて前記ユーザの出勤の可否を判定することと、を含む。
本開示のプログラムは、
ユーザを認証するための生体認証情報を取得する処理と、
前記生体認証情報の取得と共に、当該生体認証情報の取得処理に応じて前記ユーザの体温情報を測定し、取得する処理と、
前記生体認証情報と前記体温情報とを外部に送信する処理と、をコンピュータに実行させる。
本開示によって、ユーザの出勤可否を判断するための当該ユーザの健康状態を簡便に取得できる健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る健康管理システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る健康管理システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る健康管理システムの動作を示すシークエンス図である。 第2の実施形態に係る健康管理システムの動作を示すシークエンス図である。 第3の実施形態に係る健康管理システムの構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る健康管理システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るコンピュータの構成を示すブロック図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
(第1の実施形態)
続いて、図1を用いて、第1の実施形態に係る健康管理システム1の構成を説明する。
健康管理システム1は、生体認証手段10と健康管理手段30とを備える。生体認証手段10は、ユーザを認証するための生体認証情報を取得すると共に、当該生体認証情報の取得処理に応じてユーザの体温情報を測定し、取得する。健康管理手段30は、体温情報に基づいてユーザの健康が正常であるか否かを判定し、ユーザの健康の判定結果に基づいてユーザの出勤の可否を判定する。
健康管理システム1は、ユーザを認証するための生体認証情報を取得すると共に、当該生体認証情報の取得処理に応じてユーザの体温情報を測定し、取得する。したがって、健康管理システム1は、ユーザの申告による体温などの健康状態の入力を必要とせず、ユーザに対する作業の負荷を低減できるなどユーザの出勤可否を判断するための当該ユーザの健康状態を簡便に取得できる。
また、特許文献1のように体温情報を申告する場合には、ユーザの誤操作やユーザの意図的な操作による実測値とは異なる体温情報の入力が発生する可能性がある。健康管理システム1は、ユーザの認証に応じて体温情報を測定するため、ユーザによる実測値とは異なる体温情報の入力の発生を低減することができる。
(第2の実施形態)
続いて、図2を用いて、第2の実施形態に係る健康管理システム2の構成を説明する。健康管理システム2は、健康管理システム1を具体化したものであり、生体認証手段(生体認証装置)10、アクセス認証手段20、健康管理手段30、入退場管理手段40、端末60、通信手段70及び業務システム80(以下、各構成)を備える。
健康管理システム2において、各構成は、テレワーク環境とオフィス環境とのいずれかに含まれる。テレワーク環境は、ユーザの自宅などユーザがオフィス以外で業務を実行する場所を示す。テレワーク環境には、生体認証手段10及び端末60が設置される。また、オフィス環境は、ユーザが所属する会社などのオフィスを示す。オフィス環境には、アクセス認証手段20、健康管理手段30、入退場管理手段40、通信手段70及び業務システム80が設置される。
以下、各構成が接続される場合、各構成は無線LAN(Wireless Local Area Network)などの無線通信方式又はイーサネットなどの有線通信方式によって通信する。
端末60は、ユーザが用いる端末であり、例えばPC(Personal Computer)などの設置型の端末、スマートフォンやタブレットなどの非設置型の端末である。端末60は、生体認証手段10と接続し、生体認証手段10、インターネット(通信網)N及び通信手段70を介して、業務システム80と接続する。業務システム80は、ユーザが所属する会社の業務に関連するシステムである。ここで、端末60が業務システム80にアクセスするためには、後述する通信手段70におけるアクセス権限が必要である。
通信手段70は、例えばルータなどの通信装置であり、オフィス環境に設置される例えばアクセス認証手段20、健康管理手段30及び業務システム80などの構成のインターネットNへの接続を中継する。また、通信手段70は、端末60からのインターネットNを介した業務システム80へのアクセスを制限している。端末60が業務システム80へアクセスするには当該端末60にアクセス権限が設定される必要がある。
生体認証手段10は、ユーザの生体認証機能と体温測定機能とを有する装置であり、インターネットN及び通信手段70を介して、アクセス認証手段20、健康管理手段30、業務システム80と接続する。
生体認証手段10は、生体認証情報取得部11、体温情報取得部12、通信部13、認証結果出力部14を備える。
生体認証情報取得部11は、ユーザの生体認証情報を取得する。生体認証情報は、例えばユーザの顔の情報やユーザの静脈などのユーザを認証するための情報である。生体認証手段10は、カメラを用いてユーザの顔の情報を取得する。また、生体認証情報取得部11は、センサを用いてユーザの静脈の情報を取得する。そして、生体認証情報取得部11は、取得した生体認証情報をアクセス認証手段20に送信する。
体温情報取得部12は、当該生体認証情報の取得処理に応じてユーザの体温情報を測定し、取得する。具体的には、体温情報取得部12は、生体認証情報を取得したタイミングでユーザの体温情報を測定し、取得する。体温情報は、ユーザの体温の情報である。体温情報取得部12は、ユーザの顔の情報を取得する場合、サーマルカメラを用いて体温情報を取得する。また、体温情報取得部12は、ユーザの静脈の情報を取得する場合、接触型温度センサを用いて体温情報を取得する。そして、体温情報取得部12は、取得した体温情報を健康管理手段30に送信する。
通信部13は、ルータの機能を有し、無線通信方式又は有線通信方式で通信する通信インターフェースであり、インターネットN又はユーザの端末60と接続する。例えば、通信部13は、生体認証情報と体温情報とを外部に送信する。
また、認証結果出力部14は、後述するアクセス認証手段20におけるユーザの認証結果をアクセス認証手段20から受信し、ディスプレイやスピーカなどに出力する。そうすることによって、ユーザの認証が成功した場合、ユーザは、端末60の業務システム80へのアクセスが許可されたことを把握することができる。
アクセス認証手段20は、例えばサーバであり、インターネットN及び通信手段70を介して、生体認証手段10と接続する。
アクセス認証手段20は、生体認証手段10からユーザの生体認証情報を受信する。アクセス認証手段20は、受信した生体認証情報に基づいてユーザを認証する。アクセス認証手段20は、各ユーザの認証用の生体認証情報を記録しており、取得したユーザの生体認証情報と記録された認証用の生体認証情報とを比較することによってユーザの認証を行う。ここで、アクセス認証手段20は、取得したユーザの生体認証情報と記録された認証用の生体認証情報とが一致した場合、ユーザの認証が成功したと判断する。一方で、アクセス認証手段20は、取得したユーザの生体認証情報と記録された認証用の生体認証情報とが一致しなかった場合、ユーザの認証が失敗したと判断する。
そして、アクセス認証手段20は、ユーザの認証結果に基づいてユーザと対応する端末60が業務システム80にアクセスすることを許可するか否か決定する。この際、アクセス認証手段20は、ユーザの認証が成功した場合、端末60が業務システム80にアクセスすることを許可する。アクセス認証手段20は、アクセスすることを許可した場合、端末60の業務システム80へのアクセス権限を通信手段70に設定する。一方、アクセス認証手段20は、ユーザの認証が失敗した場合、端末60が業務システム80にアクセスすることを許可しない。ここで、アクセス認証手段20は、ユーザと対応する端末60を予め紐づけて記憶されるユーザの識別情報(IDなど)と端末60の識別情報とを用いて認証が成功したユーザの端末60を特定する。
健康管理手段30は、例えばサーバであり、インターネットN及び通信手段70を介して、生体認証手段10と接続する。また、健康管理手段30は、入退場管理手段40と接続する。
健康管理手段30は、生体認証手段10からユーザの体温情報を受信する。健康管理手段30は、受信したユーザの体温情報を用いてユーザの健康が正常であるか異常であるかを判定し、ユーザの健康の判定結果を用いて、ユーザの出勤の可否を判定する。健康管理手段30は、ユーザの健康が異常であると判定した場合、ユーザの出勤を不可とし、当該ユーザがオフィス環境に入場することを制限する。そして、健康管理手段30は、入場が制限されたユーザの情報を示す入場制限情報を入退場管理手段40に送信する。一方、健康管理手段30は、ユーザの健康が正常であると判定した場合、ユーザの出勤を可とする。
入退場管理手段40は、健康管理手段30と接続する。入退場管理手段40は、オフィス環境への入場を制限する物理的な自動開閉式ゲートである。入退場管理手段40は、入場許可を持たない人間をオフィス環境に入場させない機能に加えて、健康管理手段30によって健康が異常であると判定されたユーザをオフィス環境に入場させない機能を有する。具体的には、入退場管理手段40は、健康管理手段30から入場が制限されたユーザの情報を示す入場制限情報を取得する。入退場管理手段40は、入場制限情報に基づいて該当するユーザのオフィス環境への入場を制限する。例えば、入退場管理手段40は、自動開閉式ゲートをロックすることによってユーザがオフィス環境に入場できなくする。
続いて、図3を用いて、第2の実施形態に係る健康管理システム2のユーザ認証動作を説明する。
まず、テレワーク環境において、ユーザは、業務システム80にアクセスするため、生体認証手段10を用いて生体認証を用いた認証操作を実行する。
生体認証手段10の生体認証情報取得部11は、ユーザの生体認証情報を取得する(ステップS101)。そして、生体認証情報取得部11は、通信部13、インターネットN及び通信手段70を介して、取得したユーザの生体認証情報をアクセス認証手段20に送信する(ステップS102)。
アクセス認証手段20は、受信したユーザの生体認証情報を用いて、当該ユーザの認証を実行する(ステップS103)。具体的には、アクセス認証手段20は、各ユーザの認証用の生体認証情報を記録しており、取得したユーザの生体認証情報と記録された認証用の生体認証情報とを比較することによってユーザの認証を行う。ここで、アクセス認証手段20は、取得したユーザの生体認証情報と記録された認証用の生体認証情報とが一致した場合、ユーザの認証が成功したと判断する。一方で、アクセス認証手段20は、取得したユーザの生体認証情報と記録された認証用の生体認証情報とが一致しなかった場合、ユーザの認証が失敗したと判断する。
アクセス認証手段20は、ユーザの認証が成功したと判断した場合(ステップS104 YES)、端末60が業務システム80にアクセスすることを許可する(ステップS105)。アクセス認証手段20は、アクセスすることを許可した場合、端末60の業務システム80へのアクセス権限を通信手段70に設定する。ここで、アクセス認証手段20は、ユーザと対応する端末60を予め紐づけて記憶されるユーザの識別情報(IDなど)と端末60の識別情報とを用いて認証が成功したユーザの端末60を特定する。一方、アクセス認証手段20は、ユーザの認証が失敗したと判断した場合、(ステップS104 NO)、健康管理システム2は、ステップS105の処理を実行しない。
次に、アクセス認証手段20は、ユーザの認証が成功した否かを示す認証結果情報をインターネットN及び通信手段70を介して、生体認証手段10に送信する(ステップS106)。
次に、生体認証手段10の認証結果出力部14は、認証結果情報を受信し、受信された認証結果情報を視覚的又は聴覚的にユーザに対して通知を行う(ステップS107)。そうすることによって、ユーザは、認証結果情報におけるユーザの認証が成功した否かの情報から業務システム80へのアクセスが可能か否かを知ることができる。そして、ユーザは、業務システム80へのアクセスが可能と判断した場合、端末60を用いて業務システム80にアクセスし、テレワーク業務を行うことができる。
続いて、図4を用いて、第2の実施形態に係る健康管理システム2の出勤可否判定動作を説明する。
生体認証手段10は、図3に示すユーザ認証動作ではユーザの生体認証情報を用いた生体認証を利用することから、ユーザの生体認証情報の取得と同じタイミングで体温情報を取得することが可能となる。
まず、生体認証手段10の体温情報取得部12は、ステップS101において生体認証情報を取得したタイミングでユーザの体温情報を取得する(ステップS201)。そして、体温情報取得部12は、通信部13、インターネットN及び通信手段70を介して、取得したユーザの体温情報を健康管理手段30に送信する(ステップS202)。
次に、健康管理手段30は、ユーザの体温情報を受信する。そして、健康管理手段30は、受信したユーザの体温情報を用いてユーザの健康が正常であるか否かを判定する(ステップS203)。
具体的には、健康管理手段30は、ユーザの体温が閾値を超えた期間が予め定められた期間続いた場合、ユーザの健康が異常であるとする。一方、健康管理手段30は、ユーザの体温が閾値を超えた期間が予め定められた期間続かない場合、ユーザの健康が正常であるとする。つまり、健康管理手段30は、ユーザの体温が閾値を超えた回数が予め定められた回数連続して続いた場合、ユーザの健康が異常であるとする。一方、健康管理手段30は、ユーザの体温が閾値を超えた回数が予め定められた回数連続して続かない場合、ユーザの健康が正常であるとする。
また、健康管理手段30は、初期値として36.5±0.5℃未満を平熱の範囲(体温の範囲)として、ユーザの体温が平熱より高い場合にユーザの健康が異常と判定する。一方、健康管理手段30は、ユーザの体温が平熱の範囲内である場合にユーザの健康が異常と判定する。また、健康管理手段30は、ユーザの経時的な体温情報を記憶する。健康管理手段30は、所定の期間における判定対象のユーザについて取得されたユーザの体温を統計することによって平熱の範囲(体温の範囲)を算出する。健康管理手段30は、ユーザの体温が平熱より高い場合にユーザの健康が異常と判定する。一方、健康管理手段30は、ユーザの体温が平熱の範囲内である場合にユーザの健康が正常と判定する。なお、前述した一例において、健康管理手段30は、ユーザの体温が平熱の範囲より低い場合でもユーザの健康が異常であると判定してもよい。また、健康管理手段30は、複数のユーザの経時的な体温情報を記憶し、所定の期間における複数のユーザについて取得されたユーザの体温を統計することによって平熱の範囲(体温の範囲)を算出してもよい。
なお、健康管理手段30は、平熱より高い体温が予め定めた回数継続した場合に異常と判定してもよい。また、健康管理手段30は、ユーザの体温が予め定めた回数継続して平熱である場合にユーザの健康が正常であると判定してもよい。
健康管理手段30は、ユーザの健康が異常である場合(ステップS203 NO)、ユーザの出勤を不可とし、当該ユーザがオフィス環境に入場することを制限する。そして、健康管理手段30は、入場が制限されたユーザの情報を示す入場制限情報を入退場管理手段40に送信する(ステップS204)。健康管理手段30は、ユーザの健康が正常である場合(ステップS203 YES)、ユーザの出勤を可とし、健康管理システム2は処理を終了する。
入退場管理手段40は、入場制限情報を健康管理手段30から受信し、受信した入場制限情報から入場が制限されたユーザのオフィス環境への入場を制限する(ステップS205)。例えば、入退場管理手段40は、自動開閉式ゲートをロックすることによってユーザがオフィス環境に入場できなくする。なお、入退場管理手段40は、健康が異常であると判定したユーザの情報をリスト化した出社制限情報を用いてユーザのオフィス環境への入場を制限してもよい。そうすることによって、健康に異常のあるユーザが誤ってオフィス環境に出勤すると、入場ゲートにて入場が制限される。
第2の実施形態に係る健康管理システム2は、ユーザを認証するための生体認証情報を取得すると共に、当該生体認証情報の取得処理に応じてユーザの体温情報を測定し、取得する。したがって、健康管理システム2は、ユーザの申告による体温などの健康状態の入力を必要とせず、ユーザに対する作業の負荷を低減できるなどユーザの出勤可否を判断するための当該ユーザの健康状態を簡便に取得できる。健康管理システム2は、ユーザの認証に応じて体温情報を測定するため、ユーザによる実測値とは異なる体温情報の入力の発生を低減することができる。
また、健康管理システム2は、取得された体温情報を用いてユーザの出勤の可否を判定する。健康管理システム2は、健康上の異常と判断したユーザのオフィス環境への入場制限を行なうことで、健康上問題のある状態のユーザが出勤してしまい、社内で感染症を蔓延させてしまう危険を防ぐことができる。
また、近年、オフィス環境ではなくテレワーク環境でのユーザによる業務が盛んになっている。健康管理システム2は、テレワーク環境において、ユーザが端末60を用いて業務システム80にアクセスして業務を実施するタイミングでユーザの体温情報も同時に取得することができる。したがって、健康管理システム2は、近年テレワーク環境での業務が盛んになっている状況と合わさって、ユーザの出勤可否を判断するための当該ユーザの健康情報を簡便に取得できる。
(第3の実施形態)
続いて、図5を用いて、第3の実施形態に係る健康管理システム3の構成を説明する。健康管理システム3は、第2の実施形態に係る健康管理システム2とは次の点で構成が異なる。
図3に示す健康管理システム2では、生体認証手段10及び端末60はテレワーク環境に設置されている。一方で、健康管理システム3では、生体認証手段10及び端末60はオフィス環境に設置されている。この際、生体認証手段10は、インターネットNを介さずに通信手段70と接続できる。
第3の実施形態に係る健康管理システム3は、オフィス環境にてユーザの生体認証情報と共に当該ユーザの体温情報を取得する。そして、健康管理システム3は、体温情報を用いてユーザの出勤の可否を判定する。したがって、健康管理システム3は、オフィス環境でもユーザの出勤可否を判断するための当該ユーザの健康状態を簡便に取得できる。
(第4の実施形態)
続いて、図6を用いて、第4の実施形態に係る健康管理システム4の構成を説明する。健康管理システム4は、第2の実施形態に係る健康管理システム2とは次の点で構成が異なる。
具体的には、生体認証手段10及びアクセス認証手段20の機能が異なる。生体認証手段10は、認証部15をさらに備える。認証部15は、生体認証情報に基づいてユーザを認証する。認証部15は、当該ユーザの認証用の生体認証情報を記録しており、取得したユーザの生体認証情報と記録された認証用の生体認証情報とを比較することによってユーザの認証を行う。認証部15は、ユーザの認証結果に基づいてユーザと対応する端末60が業務システム80にアクセスすることを許可するか否か決定する。この際。アクセス認証手段20は、ユーザの認証が成功した場合、端末60が業務システム80にアクセスすることを許可し、アクセス認証手段20にユーザIDやパスワードなどのアクセス用の識別情報を送信する。一方、アクセス認証手段20は、ユーザの認証が失敗した場合、端末60が業務システム80にアクセスすることを許可しない。
そして、アクセス認証手段20は、生体認証手段10からアクセス用の識別情報を取得した後、端末60の業務システム80へのアクセス権限を通信手段70に設定する。
第4の実施形態に係る健康管理システム4では、アクセス認証手段20で実行していた処理を代わりに生体認証手段10で実行することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
(変形例1)
上述した健康管理システム2から健康管理システム4では、端末60は、生体認証手段10と接続し、生体認証手段10、インターネットN及び通信手段70を介して、業務システム80と接続する。変形例1では、端末60は、生体認証手段10と接続せず、インターネットN及び通信手段70又は通信手段70を介して、業務システム80と接続してもよい。
(変形例2)
上述した健康管理システム2から健康管理システム4では、生体認証手段10、アクセス認証手段20、健康管理手段30が個々の装置として構成されている。変形例2では、生体認証手段10、アクセス認証手段20、健康管理手段30を単体の装置として構成する。例えば、生体認証手段10は、アクセス認証手段20及び健康管理手段30の機能を有する健康管理装置として構成されてもよい。
<ハードウェア構成>
続いて、図7を用いて、健康管理システム1から健康管理システム4に係る各構成のコンピュータ1000のハードウェア構成例を説明する。図7においてコンピュータ1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002とを有している。プロセッサ1001は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1001は、複数のプロセッサを含んでもよい。メモリ1002は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1002は、プロセッサ1001から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1001は、図示されていないI/Oインターフェースを介してメモリ1002にアクセスしてもよい。
また、上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。上述の実施形態における各構成の機能(処理)を、コンピュータにより実現してもよい。例えば、メモリ1002に実施形態における方法を行うためのプログラムを格納し、各機能を、メモリ1002に格納されたプログラムをプロセッサ1001で実行することにより実現してもよい。
これらのプログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
1-4 健康管理システム
10 生体認証手段(生体認証装置)
11 生体認証情報取得部
12 体温情報取得部
13 通信部
14 認証結果出力部
15 認証部
20 アクセス認証手段
30 健康管理手段
40 入退場管理手段
60 端末
70 通信手段
80 業務システム
1000 コンピュータ
1001 プロセッサ
1002 メモリ
N インターネット(通信網)

Claims (10)

  1. ユーザを認証するための生体認証情報を取得すると共に、当該生体認証情報の取得処理に応じて前記ユーザの体温情報を測定し、取得する生体認証手段と、
    前記体温情報に基づいて前記ユーザの健康が正常であるか否かを判定し、前記ユーザの健康の判定結果に基づいて前記ユーザの出勤の可否を判定する健康管理手段と、を備える
    健康管理システム。
  2. 前記生体認証手段は、
    前記ユーザの前記生体認証情報を取得するタイミングで前記ユーザの前記体温情報を測定し、取得する
    請求項1に記載の健康管理システム。
  3. 前記健康管理手段は、
    前記ユーザの体温が閾値を超えた回数が予め定められた回数連続して続いた場合、前記ユーザの健康が異常であるとし、
    前記ユーザの体温が閾値を超えた回数が予め定められた回数連続して続かない場合、前記ユーザの健康が正常であるとし、
    請求項1又は2に記載の健康管理システム。
  4. 前記健康管理手段は、
    前記判定対象のユーザについて取得された体温情報の統計結果に基づいて前記ユーザの平熱を示す体温の範囲を設定し、
    前記ユーザの体温が前記設定された体温の範囲より高い場合、前記ユーザの健康が異常であるとし、
    前記ユーザの体温が前記設定された体温の範囲内である場合、前記ユーザの健康が正常であるとする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の健康管理システム。
  5. 前記生体認証手段はテレワーク環境に設置され、
    前記健康管理手段はオフィス環境に設置され、
    前記生体認証手段と前記健康管理手段とは通信網を介して通信する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の健康管理システム。
  6. 前記生体認証情報に基づいてユーザを認証し、前記ユーザの認証結果に基づいて前記ユーザと対応する端末が業務システムにアクセスすることを許可するか否か決定するアクセス認証手段をさらに備え、
    前記アクセス認証手段は、
    前記ユーザの認証が成功した場合、前記端末が前記業務システムにアクセスすることを許可し、
    前記ユーザの認証が失敗した場合、前記端末が前記業務システムにアクセスすることを許可しない、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の健康管理システム。
  7. 前記健康管理手段は、
    前記ユーザの健康が正常であると判定した場合、前記ユーザの出勤を制限せず、
    前記ユーザの健康が異常であると判定した場合、前記ユーザの出勤を制限する
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の健康管理システム。
  8. ユーザを認証するための生体認証情報を取得する生体認証情報取得部と、
    当該生体認証情報の取得処理に応じて前記ユーザの体温情報を測定し、取得する体温情報取得部と、
    前記生体認証情報と前記体温情報とを外部に送信する通信部と、を備える
    生体認証装置。
  9. ユーザを認証するための生体認証情報を取得すると共に、当該生体認証情報の取得処理に応じて前記ユーザの体温情報を測定し、取得することと、
    前記体温情報に基づいて前記ユーザの健康が正常であるか否かを判定し、前記ユーザの健康の判定結果に基づいて前記ユーザの出勤の可否を判定することと、を含む
    健康管理方法。
  10. ユーザを認証するための生体認証情報を取得する処理と、
    当該生体認証情報の取得処理に応じて前記ユーザの体温情報を測定し、取得する処理と、
    前記生体認証情報と前記体温情報とを外部に送信する処理と、をコンピュータに実行させる
    プログラム。
JP2021095961A 2021-06-08 2021-06-08 健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラム Active JP7211663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021095961A JP7211663B2 (ja) 2021-06-08 2021-06-08 健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021095961A JP7211663B2 (ja) 2021-06-08 2021-06-08 健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022187786A true JP2022187786A (ja) 2022-12-20
JP7211663B2 JP7211663B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=84531998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021095961A Active JP7211663B2 (ja) 2021-06-08 2021-06-08 健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7211663B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011065540A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Hitachi Solutions Ltd パンデミック対応健康管理システム
JP2020062198A (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 鹿島建設株式会社 状態判定システム
JP3230653U (ja) * 2020-11-11 2021-02-12 修 片山 生体認証に連動するvpn接続制御装置
CN112887373A (zh) * 2021-01-13 2021-06-01 五八到家有限公司 数据处理方法、系统、客户端设备及服务端设备

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011065540A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Hitachi Solutions Ltd パンデミック対応健康管理システム
JP2020062198A (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 鹿島建設株式会社 状態判定システム
JP3230653U (ja) * 2020-11-11 2021-02-12 修 片山 生体認証に連動するvpn接続制御装置
CN112887373A (zh) * 2021-01-13 2021-06-01 五八到家有限公司 数据处理方法、系统、客户端设备及服务端设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP7211663B2 (ja) 2023-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10009327B2 (en) Technologies for secure storage and use of biometric authentication information
US10390222B2 (en) Technologies for touch-free multi-factor authentication
JP5287712B2 (ja) ユーザ認証制御装置、ユーザ認証装置、データ処理装置、及びユーザ認証制御方法等
US11348395B2 (en) Physical zone pace authentication
JP2019200503A (ja) 入退室管理システム及びプログラム
BR112016006755B1 (pt) Método e sistema de controle de acesso com emprego de dispositivos eletrônicos portáteis e meio de armazenamento
WO2015120084A1 (en) Methods and systems configured to detect and guarantee identity
CN110998573A (zh) 用于终端的访问控制的计算机实现的方法和计算机程序产品
US10148631B1 (en) Systems and methods for preventing session hijacking
US9779225B2 (en) Method and system to provide access to secure features of a device
US11528265B2 (en) Multi-factor authentication methods and related systems
US10630679B2 (en) Methods providing authentication during a session using image data and related devices and computer program products
JP4453570B2 (ja) 連携制御装置
JP7211663B2 (ja) 健康管理システム、生体認証装置、健康管理方法及びプログラム
CN112464213B (zh) 一种操作系统访问控制方法、装置、设备及存储介质
US20220385653A1 (en) Methods and devices for granting temporary remote access via biometric data
CN109766679B (zh) 身份认证方法、装置、存储介质和电子设备
JPWO2009041387A1 (ja) 認証装置、機器認証システムおよびプログラム
KR102289969B1 (ko) 장정맥을 이용한 사물인터넷 기반의 도어락 제어 방법, 장치 및 시스템
JP7435632B2 (ja) 認証装置、認証方法及び認証装置用プログラム
KR102480453B1 (ko) 개인정보 수집주체를 통한 개인정보 공유장치
US20240098113A1 (en) Mitigating risk from multi-factor authentication fatigue attacks
Alagar Fundamental Issues in the Design of Smart Home for Elderly Healthcare
KR20180060483A (ko) 인증프로세스의 단계분할과 생채인증을 접목한 개인정보침해 방어 방법 및 시스템
US20210099455A1 (en) Security tool for considering multiple security contexts

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230105

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7211663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151