JP2022187712A - 生産管理装置および生産管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産が切り替わるときに、単位生産を識別する適切な識別情報を使用可能な生産管理装置および生産管理方法を開示する。
【解決手段】生産管理装置は、判断部と、規制部とを備える。判断部は、基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産を複数含む生産計画に基づいて基板製品が生産されるときに、単位生産が切り替わる所定タイミングであるか否かを判断する。規制部は、判断部によって所定タイミングであると判断されたときに、基板製品が切り替わり前の単位生産によって生産されることを示す第一識別情報の使用を規制すると共に基板製品が切り替わり後の単位生産によって生産されることを示す第二識別情報の使用を許容する。
【選択図】図4
【解決手段】生産管理装置は、判断部と、規制部とを備える。判断部は、基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産を複数含む生産計画に基づいて基板製品が生産されるときに、単位生産が切り替わる所定タイミングであるか否かを判断する。規制部は、判断部によって所定タイミングであると判断されたときに、基板製品が切り替わり前の単位生産によって生産されることを示す第一識別情報の使用を規制すると共に基板製品が切り替わり後の単位生産によって生産されることを示す第二識別情報の使用を許容する。
【選択図】図4
Description
本明細書は、生産管理装置および生産管理方法に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の生産管理計算システムは、製品を製造するための設備に対する製造条件を、工程コード、規格コードおよび設備コードによって相互に関連付けて管理する。なお、工程コードは、製造工程を特定する。また、規格コードは、製品の品種もしくはロットによって決まる工程仕様を特定する。さらに、設備コードは、使用可能な設備を特定する。
生産計画は、対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産を複数含む。複数の単位生産の各々には、識別情報が付与され、複数の単位生産を識別することができる。しかしながら、識別情報の運用が不適切な場合、所定の単位生産が切り替わった後に、切り替わり前の識別情報が使用され続ける可能性がある。
このような事情に鑑みて、本明細書は、対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産が切り替わるときに、単位生産を識別する適切な識別情報を使用可能な生産管理装置および生産管理方法を開示する。
本明細書は、判断部と、規制部とを備える生産管理装置を開示する。前記判断部は、基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産を複数含む生産計画に基づいて前記基板製品が生産されるときに、前記単位生産が切り替わる所定タイミングであるか否かを判断する。前記規制部は、前記判断部によって前記所定タイミングであると判断されたときに、前記基板製品が切り替わり前の前記単位生産によって生産されることを示す第一識別情報の使用を規制すると共に前記基板製品が切り替わり後の前記単位生産によって生産されることを示す第二識別情報の使用を許容する。
また、本明細書は、判断工程と、規制工程とを備える生産管理方法を開示する。前記判断工程は、基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産を複数含む生産計画に基づいて前記基板製品が生産されるときに、前記単位生産が切り替わる所定タイミングであるか否かを判断する。前記規制工程は、前記判断工程によって前記所定タイミングであると判断されたときに、前記基板製品が切り替わり前の前記単位生産によって生産されることを示す第一識別情報の使用を規制すると共に前記基板製品が切り替わり後の前記単位生産によって生産されることを示す第二識別情報の使用を許容する。
上記の生産管理装置によれば、判断部および規制部を備える。これにより、生産管理装置は、単位生産が切り替わるときに、単位生産を識別する適切な識別情報を使用することができる。生産管理装置について上述されていることは、生産管理方法についても同様に言える。
1.実施形態
1-1.対基板作業ラインWL0の構成例
対基板作業ラインWL0は、基板90に所定の対基板作業を行う少なくとも一つの対基板作業機WM0を備えている。対基板作業ラインWL0を構成する対基板作業機WM0の種類および数は、限定されない。図1に示すように、本実施形態の対基板作業ラインWL0は、印刷機WM1、印刷検査機WM2、部品装着機WM3、リフロー炉WM4および外観検査機WM5の複数(5つ)の対基板作業機WM0を備えており、基板90は、基板搬送装置によって、この順に搬送される。
1-1.対基板作業ラインWL0の構成例
対基板作業ラインWL0は、基板90に所定の対基板作業を行う少なくとも一つの対基板作業機WM0を備えている。対基板作業ラインWL0を構成する対基板作業機WM0の種類および数は、限定されない。図1に示すように、本実施形態の対基板作業ラインWL0は、印刷機WM1、印刷検査機WM2、部品装着機WM3、リフロー炉WM4および外観検査機WM5の複数(5つ)の対基板作業機WM0を備えており、基板90は、基板搬送装置によって、この順に搬送される。
印刷機WM1は、基板90の複数の部品91の装着位置に、はんだを印刷する。印刷検査機WM2は、印刷機WM1によって印刷されたはんだの印刷状態を検査する。図2に示すように、部品装着機WM3は、印刷機WM1によってはんだが印刷された基板90に複数の部品91を装着する。部品装着機WM3は、一つであっても良く、複数であっても良い。部品装着機WM3が複数設けられる場合は、複数の部品装着機WM3が分担して、複数の部品91を装着することができる。
リフロー炉WM4は、部品装着機WM3によって複数の部品91が装着された基板90を加熱し、はんだを溶融させて、はんだ付けを行う。外観検査機WM5は、部品装着機WM3によって装着された複数の部品91の装着状態などを検査する。このように、対基板作業ラインWL0は、複数(5つ)の対基板作業機WM0を用いて、基板90を順に搬送し、検査処理を含む生産処理を実行して基板製品900を生産することができる。なお、対基板作業ラインWL0は、例えば、機能検査機、バッファ装置、基板供給装置、基板反転装置、シールド装着装置、接着剤塗布装置、紫外線照射装置などの対基板作業機WM0を必要に応じて備えることもできる。
対基板作業ラインWL0を構成する複数(5つ)の対基板作業機WM0および管理装置HC0は、通信部によって通信可能に接続されている。通信部は、有線または無線によって、これらを通信可能に接続することができ、通信方法は、種々の方法をとり得る。本実施形態では、複数(5つ)の対基板作業機WM0および管理装置HC0によって、構内情報通信網(LAN:Local Area Network)が構成されている。よって、複数(5つ)の対基板作業機WM0は、通信部を介して、互いに通信することができる。また、複数(5つ)の対基板作業機WM0は、通信部を介して、管理装置HC0と通信することができる。
管理装置HC0は、対基板作業ラインWL0を構成する複数(5つ)の対基板作業機WM0の制御を行い、対基板作業ラインWL0の動作状況を監視する。管理装置HC0には、複数(5つ)の対基板作業機WM0を制御する種々の制御データが記憶されている。管理装置HC0は、複数(5つ)の対基板作業機WM0の各々に制御データを送信する。また、複数(5つ)の対基板作業機WM0の各々は、管理装置HC0に動作状況および生産状況を送信する。
管理装置HC0には、記憶装置ST0が設けられている。記憶装置ST0は、対基板作業機WM0が取得した種々の取得データを保存することができる。例えば、対基板作業機WM0によって撮像された種々の画像データは、取得データに含まれる。また、対基板作業機WM0によって取得された稼働状況の記録(ログデータ)などは、取得データに含まれる。取得データの情報は、後記されるトレーサビリティ情報に含まれる。
なお、記憶装置ST0は、基板製品900の生産に関する種々の情報を保存することができる。また、生産設備が複数の対基板作業ラインWL0を備える場合、対基板作業ラインWL0ごとにライン管理装置を設けることもできる。この場合、管理装置HC0について上記されている事項は、ライン管理装置が行う。管理装置HC0は、複数のライン管理装置を管理する。
1-2.部品装着機WM3の構成例
部品装着機WM3は、基板90に複数の部品91を装着する。図2に示すように、部品装着機WM3は、基板搬送装置11、部品供給装置12、部品移載装置13、部品カメラ14、基板カメラ15および制御装置16を備えている。
部品装着機WM3は、基板90に複数の部品91を装着する。図2に示すように、部品装着機WM3は、基板搬送装置11、部品供給装置12、部品移載装置13、部品カメラ14、基板カメラ15および制御装置16を備えている。
基板搬送装置11は、例えば、ベルトコンベアなどによって構成され、基板90を搬送方向(X軸方向)に搬送する。基板90は、回路基板であり、電子回路、電気回路、磁気回路などが形成される。基板搬送装置11は、部品装着機WM3の機内に基板90を搬入し、機内の所定位置に基板90を位置決めする。基板搬送装置11は、部品装着機WM3による複数の部品91の装着処理が終了した後に、基板90を部品装着機WM3の機外に搬出する。
部品供給装置12は、基板90に装着される複数の部品91を供給する。部品供給装置12は、基板90の搬送方向(X軸方向)に沿って設けられる複数のフィーダ12aを備えている。複数のフィーダ12aの各々は、複数の部品91が収納されているキャリアテープをピッチ送りさせて、フィーダ12aの先端側に位置する供給位置において部品91を採取可能に供給する。また、部品供給装置12は、チップ部品などと比べて比較的大型の電子部品(例えば、リード部品など)を、トレイユニットのトレイ上に配置した状態で供給することもできる。
部品移載装置13は、ヘッド駆動装置13aおよび移動台13bを備えている。ヘッド駆動装置13aは、直動機構によって移動台13bを、X軸方向およびY軸方向(水平面においてX軸方向と直交する方向)に移動可能に構成されている。移動台13bには、クランプ部材によって装着ヘッド20が着脱可能(交換可能)に設けられている。装着ヘッド20は、少なくとも一つの保持部材30を用いて、部品供給装置12によって供給される部品91を採取し保持して、基板搬送装置11によって位置決めされた基板90に部品91を装着する。保持部材30は、例えば、吸着ノズル、チャックなどを用いることができる。
部品カメラ14および基板カメラ15は、公知の撮像装置を用いることができる。部品カメラ14は、光軸が鉛直方向(X軸方向およびY軸方向と直交するZ軸方向)の上向きになるように、部品装着機WM3の基台に固定されている。部品カメラ14は、保持部材30に保持されている部品91を下方から撮像することができる。基板カメラ15は、光軸が鉛直方向(Z軸方向)の下向きになるように、部品移載装置13の移動台13bに設けられている。基板カメラ15は、基板90を上方から撮像することができる。部品カメラ14および基板カメラ15は、制御装置16から送出される制御信号に基づいて撮像を行う。部品カメラ14および基板カメラ15によって撮像された画像の画像データは、制御装置16に送信される。
制御装置16は、公知の演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている。制御装置16には、部品装着機WM3に設けられる各種センサから出力される情報、画像データなどが入力される。制御装置16は、制御プログラムおよび予め設定されている所定の装着条件などに基づいて、各装置に対して制御信号を送出する。
例えば、制御装置16は、基板搬送装置11によって位置決めされた基板90を基板カメラ15に撮像させる。制御装置16は、基板カメラ15によって撮像された画像の画像データを画像処理して、基板90の位置決め状態を認識する。また、制御装置16は、部品供給装置12によって供給された部品91を保持部材30に採取させ保持させて、保持部材30に保持されている部品91を部品カメラ14に撮像させる。制御装置16は、部品カメラ14によって撮像された画像の画像データを画像処理して、部品91の保持姿勢を認識する。
制御装置16は、制御プログラムなどによって予め設定される装着予定位置の上方に向かって、保持部材30を移動させる。また、制御装置16は、基板90の位置決め状態、部品91の保持姿勢などに基づいて装着予定位置を補正して、実際に部品91を装着する装着位置を設定する。装着予定位置および装着位置は、位置(X軸座標およびY軸座標)の他に回転角度を含む。
制御装置16は、装着位置に合わせて、保持部材30の目標位置(X軸座標およびY軸座標)および回転角度を補正する。制御装置16は、補正された目標位置において補正された回転角度で保持部材30を下降させて、基板90に部品91を装着する。制御装置16は、上記のピックアンドプレースサイクルを繰り返すことによって、基板90に複数の部品91を装着する装着処理を実行する。
1-3.生産管理装置50の構成例
図3は、生産計画に含まれる複数の単位生産70の一例を示している。例えば、単位生産70は、生産日(日付)、基板製品900の種類、生産数、ロット、対基板作業ラインWL0、基板90の表面の生産または裏面の生産、依頼主などを単位として任意に設定することができる。
図3は、生産計画に含まれる複数の単位生産70の一例を示している。例えば、単位生産70は、生産日(日付)、基板製品900の種類、生産数、ロット、対基板作業ラインWL0、基板90の表面の生産または裏面の生産、依頼主などを単位として任意に設定することができる。
例えば、番号1の単位生産70は、日付M1/D1で示される生産日(月M1および日D1)に、基板種Aの基板製品900が生産数N1、生産され、当該生産は、ロットL1であることを示している。また、番号1の単位生産70には、基板製品900が番号1の単位生産70によって生産されることを示す識別情報PA1が付与されている。番号1の単位生産70について上述されていることは、番号2以降の単位生産70についても同様に言える。
このように、生産計画は、対基板作業機WM0を用いた所定数の基板製品900の生産が予定されている単位生産70を複数含む。複数の単位生産70の各々には、識別情報が付与され、複数の単位生産70を識別することができる。識別情報は、複数の単位生産70を識別することができれば良く、種々の形態をとり得る。例えば、識別情報は、一次元コード、二次元コードなどを用いることができる。また、識別情報は、例えば、基板90に付すことができ、作業者の作業予定が記載されている作業予定表などに付すこともできる。
しかしながら、識別情報の運用が不適切な場合、所定の単位生産70が切り替わった後に、切り替わり前の識別情報が使用され続ける可能性がある。例えば、作業者が単位生産70の識別情報を設定画面などで入力する場合を想定する。例えば、図3の番号1の単位生産70から番号2の単位生産70に切り替わるときに、作業者が識別情報の入力を忘れると、切り替わり前の識別情報PA1が使用され続け、識別情報PB1が使用されない可能性がある。そこで、本実施形態では、生産管理装置50が設けられている。
生産管理装置50は、種々の制御装置に設けることができる。例えば、生産管理装置50は、対基板作業機WM0の制御装置、管理装置HC0、ライン管理装置などに設けることができる。生産管理装置50は、クラウド上に形成することもできる。図4に示すように、本実施形態の生産管理装置50は、部品装着機WM3の制御装置16に設けられている。
生産管理装置50は、制御ブロックとして捉えると、判断部51と、規制部52とを備えている。生産管理装置50は、記憶部53を備えることもできる。生産管理装置50は、照合部54を備えることもできる。生産管理装置50は、案内部55を備えることもできる。生産管理装置50は、更新部56を備えることもできる。図4に示すように、本実施形態の生産管理装置50は、判断部51と、規制部52と、記憶部53と、照合部54と、案内部55と、更新部56とを備えている。
また、生産管理装置50は、図5および図6に示すフローチャートに従って、制御を実行する。判断部51は、ステップS11に示す判断を行う。規制部52は、ステップS12、ステップS13およびステップS14に示す処理を行う。記憶部53は、ステップS15およびステップS16に示す処理を行う。照合部54は、ステップS21に示す処理およびステップS22に示す判断を行う。案内部55は、ステップS23に示す処理を行う。更新部56は、ステップS24に示す処理を行う。
1-3-1.判断部51
判断部51は、対基板作業機WM0を用いた所定数の基板製品900の生産が予定されている単位生産70を複数含む生産計画に基づいて基板製品900が生産されるときに、単位生産70が切り替わる所定タイミングであるか否かを判断する(図5に示すステップS11)。
判断部51は、対基板作業機WM0を用いた所定数の基板製品900の生産が予定されている単位生産70を複数含む生産計画に基づいて基板製品900が生産されるときに、単位生産70が切り替わる所定タイミングであるか否かを判断する(図5に示すステップS11)。
判断部51は、単位生産70が切り替わるタイミングを判断することができれば良く、種々の形態をとり得る。例えば、所定タイミングは、対基板作業機WM0によって生産する基板製品900の種類が切り替わったタイミングにすることができる。これにより、判断部51は、生産する基板製品900の種類が切り替わったタイミングで、単位生産70の切り替わりを判断することができる。なお、判断部51は、例えば、対基板作業機WM0の制御プログラムの実行状態などから、生産する基板製品900の種類が切り替わったタイミングを知得することができる。
また、例えば、基板製品900の所定のロットの生産が終了すると、図1に示す対基板作業機WM0に電力を供給する電源PU0が停止され、次の単位生産70の開始時に電源PU0が再投入される場合がある。そこで、所定タイミングは、対基板作業機WM0に電力を供給する電源PU0が再投入されたタイミングにすることができる。これにより、判断部51は、電源PU0が再投入されたタイミングで、単位生産70の切り替わりを判断することができる。なお、判断部51が制御装置16に設けられる場合、電源PU0が停止されても、制御装置16に電力を供給する制御電源は、制御装置16に電力を供給し続ける。
さらに、例えば、ロットは、一日を単位として設定される場合がある。そこで、所定タイミングは、対基板作業機WM0が複数日に亘って基板製品900を生産する場合に日付が変わったタイミングにすることができる。これにより、判断部51は、日付が変わったタイミングで、単位生産70の切り替わりを判断することができる。
また、例えば、所定の基板製品900の生産が終了すると、段取り替え、交代勤務の作業者の入れ替えなどが行われる場合がある。これらの事象が発生すると、対基板作業機WM0に基板90が搬入されない状態が所定時間以上、継続し易くなる。そこで、所定タイミングは、対基板作業機WM0に搬入された最後の基板90が搬出されてから、対基板作業機WM0に次の基板90が搬入されない状態が所定時間、経過したタイミングにすることができる。これにより、判断部51は、所定時間が経過したタイミングで、単位生産70の切り替わりを判断することができる。なお、所定時間は、単位生産70において対基板作業機WM0に基板90が順次、搬入されるときの搬入時間(一の基板90が搬入されてから次の基板90が搬入されるまでの時間)と比べて、十分に長く設定される。
さらに、例えば、単位生産70は、生産数を単位として設定される場合がある。そこで、所定タイミングは、所定数の基板製品900の生産が完了したタイミングにすることができる。これにより、判断部51は、所定数の基板製品900の生産が完了したタイミングで、単位生産70の切り替わりを判断することができる。
なお、例えば、基板製品900の不良などによって基板90が途中で除去されて、実際の基板製品900の生産数が生産予定数よりも少なくなる可能性がある。逆に、基板製品900の不良などを想定して、実際の基板製品900の生産数が生産予定数よりも多くなる可能性がある。そこで、所定タイミングは、生産予定の所定数の基板製品900に対して増産または減産した実際の生産数の基板製品900の生産が完了したタイミングにすることもできる。これにより、判断部51は、実際の生産数の基板製品900の生産が完了したタイミングで、単位生産70の切り替わりを判断することができる。
また、例えば、作業者ごとに単位生産70が割り振られる場合がある。作業者によって作業不良の発生頻度、作業効率などが異なるので、これらを認識したいという要望もある。そのため、単位生産70は、作業者を単位として設定される場合がある。そこで、所定タイミングは、複数の作業者が基板製品900の生産に関与する場合に作業者が交代するタイミングにすることができる。これにより、判断部51は、作業者が交代するタイミングで、単位生産70の切り替わりを判断することができる。
なお、所定タイミングは、上記の条件を組み合わせた条件に設定することもできる。例えば、所定タイミングは、対基板作業機WM0によって生産する基板製品900の種類が切り替わり、且つ、対基板作業機WM0に電力を供給する電源PU0が再投入されたタイミングにすることができる。上述されていることは、上記の条件を組み合わせた他の条件についても同様に言える。
また、所定タイミングは、上記の条件および上記の条件を組み合わせた条件に限定されない。既述したように、単位生産70は、対基板作業ラインWL0、基板90の表面の生産または裏面の生産、依頼主などを単位として設定することもできる。例えば、所定タイミングは、生産設備が複数の対基板作業ラインWL0を備える場合に基板製品900を生産する対基板作業ラインWL0が切り替わったタイミングにすることができる。また、所定タイミングは、基板90の表面の生産または裏面の生産に切り替わったタイミングにすることもできる。さらに、所定タイミングは、基板製品900の生産を依頼する依頼主が切り替わったタイミングにすることもできる。
1-3-2.規制部52
規制部52は、判断部51によって所定タイミングであると判断されたときに(図5に示すステップS11でYesの場合)、第一識別情報71の使用を規制すると共に第二識別情報72の使用を許容する(ステップS12)。第一識別情報71は、基板製品900が切り替わり前の単位生産70によって生産されることを示す識別情報である。第二識別情報72は、基板製品900が切り替わり後の単位生産70によって生産されることを示す識別情報である。
規制部52は、判断部51によって所定タイミングであると判断されたときに(図5に示すステップS11でYesの場合)、第一識別情報71の使用を規制すると共に第二識別情報72の使用を許容する(ステップS12)。第一識別情報71は、基板製品900が切り替わり前の単位生産70によって生産されることを示す識別情報である。第二識別情報72は、基板製品900が切り替わり後の単位生産70によって生産されることを示す識別情報である。
例えば、既述した図3の番号1の単位生産70から番号2の単位生産70に切り替わる場合、第一識別情報71は、識別情報PA1であり、第二識別情報72は、識別情報PB1である。この場合、規制部52は、第一識別情報71である識別情報PA1の使用を規制すると共に第二識別情報72である識別情報PB1の使用を許容する。これにより、単位生産70の切り替わり前の識別情報PA1の使用が抑制される。また、単位生産70の切り替わり後の識別情報PB1が使用可能になる。上述されていることは、他の単位生産70の切り替わりについても同様に言える。
なお、規制部52は、判断部51によって所定タイミングであると判断されないときに(図5に示すステップS11でNoの場合)、第一識別情報71の使用を許容すると共に第二識別情報72の使用を規制する(ステップS13)。上記の例では、規制部52は、第一識別情報71である識別情報PA1の使用を許容すると共に第二識別情報72である識別情報PB1の使用を規制する。これにより、単位生産70の切り替わり前の識別情報PA1が使用可能である。また、単位生産70の切り替わり後の識別情報PB1の使用が抑制される。上述されていることは、他の単位生産70の切り替わりについても同様に言える。
また、規制部52は、判断部51によって所定タイミングであると判断されたときに、作業者に第二識別情報72を指定させることができる(図5に示すステップS14)。例えば、規制部52は、図2に示す表示装置DP0に第二識別情報72を指定させる設定画面を表示させて、作業者に第二識別情報72を指定させることができる。表示装置DP0は、作業者に第二識別情報72を指定させることができれば良く、公知の機器を用いることができる。本実施形態の表示装置DP0は、タッチパネルにより構成されており、設定画面を表示する出力装置および作業者による種々の操作を受け付ける入力装置として機能する。なお、表示装置DP0は、管理装置HC0、ライン管理装置などの他の制御装置に設けることもできる。
例えば、既述した図3の番号1の単位生産70から番号2の単位生産70に切り替わる場合、作業者は、第二識別情報72を指定させる設定画面において、第二識別情報72である識別情報PB1を指定可能であり、第一識別情報71である識別情報PA1を指定することはできない。よって、作業者が第二識別情報72を設定画面などで入力する形態において、生産管理装置50は、作業者による第二識別情報72の入力忘れ、誤入力などを抑制することができる。
また、規制部52は、判断部51によって所定タイミングであると判断されたときに、第二識別情報72を設定することもできる。上記の例では、規制部52は、第二識別情報72として識別情報PB1を設定する。なお、例えば、生産予定の基板製品900の生産と異なる臨時生産が生じる可能性がある。この場合、必ずしも事前に識別情報が決定されているとは限らない。
そこで、規制部52は、判断部51によって所定タイミングであると判断されたときに、第二識別情報72を生成することもできる(図5に示すステップS14)。規制部52は、第二識別情報72として固有の識別情報を生成することができれば良く、生成する識別情報は、種々の形態をとり得る。例えば、規制部52は、単位生産70を実施する日付に、単位生産70の実施順に連続して採番される連続番号などを付加した第二識別情報72を生成することができる。規制部52は、単位生産70に関する種々の情報(例えば、基板製品900の種類、ロットなど)を付加して第二識別情報72を生成することもできる。
例えば、既述した図3の番号1の単位生産70から番号2の単位生産70に切り替わる場合に、番号2の単位生産70の識別情報が未設定であったと仮定する。この場合、規制部52は、単位生産70を実施する日付M1/D1に連続番号01を付加した識別情報M1D101を第二識別情報72として生成することができる。同日に複数(例えば、2つ)の単位生産70が生じた場合、規制部52は、単位生産70の実施順に、識別情報M1D101、識別情報M1D102を第二識別情報72として生成することができる。
1-3-3.記憶部53
記憶部53は、切り替わり前の単位生産70における対基板作業をトレース可能な第一トレーサビリティ情報81と第一識別情報71とを関連付けて記憶装置ST0に記憶させる(図5に示すステップS16)。また、記憶部53は、切り替わり後の単位生産70における対基板作業をトレース可能な第二トレーサビリティ情報82と第二識別情報72とを関連付けて記憶装置ST0に記憶させる(ステップS15)。
記憶部53は、切り替わり前の単位生産70における対基板作業をトレース可能な第一トレーサビリティ情報81と第一識別情報71とを関連付けて記憶装置ST0に記憶させる(図5に示すステップS16)。また、記憶部53は、切り替わり後の単位生産70における対基板作業をトレース可能な第二トレーサビリティ情報82と第二識別情報72とを関連付けて記憶装置ST0に記憶させる(ステップS15)。
トレーサビリティ情報(第一トレーサビリティ情報81および第二トレーサビリティ情報82)は、単位生産70における対基板作業をトレース可能な情報であれば良く、種々の情報が含まれる。例えば、基板情報、機器情報、作業情報、物品情報などは、トレーサビリティ情報に含まれる。基板情報は、基板90に関する情報である。機器情報は、対基板作業において使用される使用機器に関する情報である。作業情報は、対基板作業の作業条件および作業結果に関する情報である。物品情報は、対基板作業において基板90に付加される物品に関する情報である。
例えば、基板90に付されている識別コードから読み取られる情報(基板90を特定する識別情報など)、基板90に設けられている位置決め基準部の位置情報および形状情報、基板90の搬送速度などは、基板情報に含まれる。また、例えば、対基板作業機WM0が部品装着機WM3の場合を想定する。この場合、部品装着機WM3を特定する情報、フィーダ12aを特定する情報、フィーダ12aの部品供給装置12における搭載位置(部品91の吸着位置)を特定する情報、装着ヘッド20および保持部材30を特定する情報などは、機器情報に含まれる。さらに、トレイユニット、トレイ、部品カメラ14および基板カメラ15を特定する情報などは、機器情報に含まれる。
また、例えば、制御装置16に記憶されている制御プログラムおよび予め設定されている装着条件などは、作業条件に関する作業情報に含まれる。例えば、制御プログラムのバージョン情報、部品91の装着順序、部品91が基板90に装着されるときの回路番号、部品91の吸着位置および許容値、部品91の装着位置、フィーダ12aのキャリアテープの送り回数および送り補正量などは、作業条件に関する作業情報に含まれる。さらに、例えば、装着ヘッド20および保持部材30の移動速度、種類、部品カメラ14および基板カメラ15の撮像条件などは、作業条件に関する作業情報に含まれる。
また、部品移載装置13のヘッド駆動装置13aは、例えば、ボールねじなどの直動機構により移動台13bを、X軸方向およびY軸方向に移動させる。この場合、ボールねじの温度によって熱膨張の程度が異なるので、制御装置16は、ボールねじの温度に応じて移動量を補正する。移動台13bの熱膨張に対する補正量は、作業条件に関する作業情報に含まれる。
さらに、例えば、基板カメラ15によって撮像された画像の画像データを画像処理して、基板90の位置決め状態を認識した認識結果(良好または不良、エラーコードなど)は、作業結果に関する作業情報に含まれる。部品カメラ14によって撮像された画像の画像データを画像処理して、部品91の保持姿勢を認識した認識結果(良好または不良、エラーコードなど)は、作業結果に関する作業情報に含まれる。また、外観検査機WM5によって撮像された画像の画像データを画像処理して、部品91の装着状態を検査した検査結果(良好または不良、エラーコードなど)は、作業結果に関する作業情報に含まれる。
また、例えば、部品装着機WM3によって基板90に装着される部品91に関する情報は、物品情報に含まれる。例えば、部品91が基板90に装着されるときの回路番号、部品91の吸着位置、部品91の装着位置、部品91の部品種、部品91の製造メーカ、部品91の製造ロット、部品91の外形形状(外形寸法)および供給方法などは、物品情報に含まれる。なお、トレーサビリティ情報は、基板情報、機器情報、作業情報および物品情報の複数の情報に含まれる場合もある。例えば、部品91の吸着位置は、機器情報に含まれると共に、作業情報および物品情報にも含まれる。
図7は、既述した図3の番号1の単位生産70から番号2の単位生産70に切り替わる場合におけるトレーサビリティ情報と識別情報の関係の一例を示している。同図では、図示の便宜上、基板情報、機器情報、作業情報および物品情報のうちの少なくとも一つを含むトレーサビリティ情報が、トレーサビリティ情報TB1およびトレーサビリティ情報TB2で示されている。また、既述したように、第一識別情報71は、識別情報PA1であり、第二識別情報72は、識別情報PB1である。
この場合、記憶部53は、第一トレーサビリティ情報81であるトレーサビリティ情報TB1と、第一識別情報71である識別情報PA1とを関連付けて記憶装置ST0に記憶させる(図5に示すステップS16)。また、記憶部53は、第二トレーサビリティ情報82であるトレーサビリティ情報TB2と、第二識別情報72である識別情報PB1とを関連付けて記憶装置ST0に記憶させる(ステップS15)。
これより、単位生産70の切り替わり前のトレーサビリティ情報TB1と、単位生産70の切り替わり前の識別情報PA1とが関連付けられて記憶装置ST0に記憶される。また、単位生産70の切り替わり後のトレーサビリティ情報TB2と、単位生産70の切り替わり後の識別情報PB1とが関連付けられて記憶装置ST0に記憶される。よって、単位生産70の切り替わり後のトレーサビリティ情報TB2と、単位生産70の切り替わり前の識別情報PA1とが誤って関連付けられて記憶装置ST0に記憶されることが抑制される。このように、生産管理装置50は、トレーサビリティ情報と識別情報とを適切に関連付けて記憶装置ST0に記憶させることができ、対基板作業のトレースが容易になる。
なお、図5に示すように、ステップS16に示す処理が終了すると、制御は、ステップS11に示す判断に戻る。そして、判断部51によって所定タイミングであると判断されるまで、ステップS13およびステップS16に示す処理が繰り返される。また、ステップS15に示す処理が終了すると、制御は、一旦、終了する。
1-3-4.照合部54、案内部55および更新部56
ここで、対基板作業機WM0を管理する管理装置HC0が取得している第二識別情報72を上位側識別情報72aとする。対基板作業機WM0が取得している第二識別情報72を下位側識別情報72bとする。例えば、第二識別情報72の誤設定、未設定などによって、上位側識別情報72aと下位側識別情報72bが異なる可能性がある。
ここで、対基板作業機WM0を管理する管理装置HC0が取得している第二識別情報72を上位側識別情報72aとする。対基板作業機WM0が取得している第二識別情報72を下位側識別情報72bとする。例えば、第二識別情報72の誤設定、未設定などによって、上位側識別情報72aと下位側識別情報72bが異なる可能性がある。
そこで、照合部54は、上位側識別情報72aと下位側識別情報72bとを照合する(図6に示すステップS21)。図8は、既述した図3の番号2の単位生産70における上位側識別情報72aと下位側識別情報72bの関係の一例を示している。同図に示す例では、上位側識別情報72aである識別情報PB2と、下位側識別情報72bである識別情報PB1とが異なっている。
案内部55は、照合部54によって上位側識別情報72aと下位側識別情報72bの不一致が判明したときに(図6に示すステップS22でYesの場合)、作業者に上位側識別情報72aと下位側識別情報72bの不一致を案内する(ステップS23)。案内部55は、作業者に上位側識別情報72aと下位側識別情報72bの不一致を案内することができれば良く、種々の形態をとり得る。例えば、案内部55は、既述した表示装置DP0において、上位側識別情報72aと下位側識別情報72bの不一致を案内することができる。
図9は、上位側識別情報72aおよび下位側識別情報72bの不一致の案内例を示している。同図では、上位側識別情報72aである識別情報PB2と、下位側識別情報72bである識別情報PB1とが比較可能に表示されている。これにより、作業者は、上位側識別情報72aと下位側識別情報72bの不一致を容易に認識することができる。なお、照合部54によって上位側識別情報72aと下位側識別情報72bの一致が判明した場合(図6に示すステップS22でNoの場合)、制御は、一旦、終了する。
更新部56は、照合部54によって上位側識別情報72aと下位側識別情報72bの不一致が判明したときに(図6に示すステップS22でYesの場合)、上位側識別情報72aおよび下位側識別情報72bのうちの少なくとも一方を、作業者によって取得された第二識別情報72で書き換える(ステップS24)。
例えば、作業者は、作業予定表などに記載されている第二識別情報72を、バーコードリーダなどの読み取り装置を用いて読み取る。読み取り装置は、部品装着機WM3の制御装置16と通信可能に設けられている。読み取り装置によって読み取られた第二識別情報72は、制御装置16に送信され、更新部56は、第二識別情報72を取得することができる。
図9は、更新部56による更新例を示している。同図では、上位側識別情報72aである識別情報PB2と、下位側識別情報72bである識別情報PB1と、作業者によって取得された第二識別情報72である識別情報PB2とが比較可能に表示されている。例えば、作業者は、第二識別情報72である識別情報PB2で書き換える情報(上位側識別情報72aおよび下位側識別情報72bのうちの少なくとも一方)にチェックを入れる。同図では、下位側識別情報72bにチェックが入っており、下位側識別情報72bである識別情報PB1が、作業者によって取得された第二識別情報72である識別情報PB2で書き換えられる(更新される)。
なお、更新部56は、作業者によって取得された第二識別情報72で書き換える際の優先度を設定することもできる。例えば、上位側識別情報72aは、管理装置HC0が取得している情報(マスターデータ)であり、下位側識別情報72bと比べて書き換えによる影響が大きい。よって、更新部56は、下位側識別情報72bと比べて、上位側識別情報72aを書き換える優先度を低く設定することができる。また、更新部56は、作業者によって取得された第二識別情報72の信頼度に応じて、当該第二識別情報72で書き換える際の優先度を設定することもできる。
例えば、更新部56は、管理者が取得している第二識別情報72と、作業者によって取得された第二識別情報72とが一致するときに、作業者によって取得された第二識別情報72の信頼度が高いと判断することができる。更新部56は、管理者が取得している第二識別情報72と、作業者によって取得された第二識別情報72とが一致しないときに、作業者によって取得された第二識別情報72の信頼度が低いと判断することができる。更新部56は、作業者によって取得された第二識別情報72の信頼度が高いときに、第二識別情報72の信頼度が低い場合と比べて、当該第二識別情報72で書き換える際の優先度を高く設定することができる。
2.生産管理方法
生産管理装置50について既述されていることは、生産管理方法についても同様に言える。具体的には、生産管理方法は、判断工程と、規制工程とを備える。判断工程は、判断部51が行う制御に相当する。規制工程は、規制部52が行う制御に相当する。また、生産管理方法は、記憶工程を備えることもできる。記憶工程は、記憶部53が行う制御に相当する。生産管理方法は、照合工程を備えることもできる。照合工程は、照合部54が行う制御に相当する。生産管理方法は、案内工程を備えることもできる。案内工程は、案内部55が行う制御に相当する。生産管理方法は、更新工程を備えることもできる。更新工程は、更新部56が行う制御に相当する。
生産管理装置50について既述されていることは、生産管理方法についても同様に言える。具体的には、生産管理方法は、判断工程と、規制工程とを備える。判断工程は、判断部51が行う制御に相当する。規制工程は、規制部52が行う制御に相当する。また、生産管理方法は、記憶工程を備えることもできる。記憶工程は、記憶部53が行う制御に相当する。生産管理方法は、照合工程を備えることもできる。照合工程は、照合部54が行う制御に相当する。生産管理方法は、案内工程を備えることもできる。案内工程は、案内部55が行う制御に相当する。生産管理方法は、更新工程を備えることもできる。更新工程は、更新部56が行う制御に相当する。
3.実施形態の効果の一例
生産管理装置50によれば、判断部51および規制部52を備える。これにより、生産管理装置50は、単位生産70が切り替わるときに、単位生産70を識別する適切な識別情報を使用することができる。生産管理装置50について上述されていることは、生産管理方法についても同様に言える。
生産管理装置50によれば、判断部51および規制部52を備える。これにより、生産管理装置50は、単位生産70が切り替わるときに、単位生産70を識別する適切な識別情報を使用することができる。生産管理装置50について上述されていることは、生産管理方法についても同様に言える。
50:生産管理装置、51:判断部、52:規制部、53:記憶部、54:照合部、
70:単位生産、71:第一識別情報、72:第二識別情報、72a:上位側識別情報、
72b:下位側識別情報、81:第一トレーサビリティ情報、
82:第二トレーサビリティ情報、90:基板、900:基板製品、
WM0:対基板作業機、HC0:管理装置、PU0:電源、ST0:記憶装置。
70:単位生産、71:第一識別情報、72:第二識別情報、72a:上位側識別情報、
72b:下位側識別情報、81:第一トレーサビリティ情報、
82:第二トレーサビリティ情報、90:基板、900:基板製品、
WM0:対基板作業機、HC0:管理装置、PU0:電源、ST0:記憶装置。
Claims (12)
- 基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産を複数含む生産計画に基づいて前記基板製品が生産されるときに、前記単位生産が切り替わる所定タイミングであるか否かを判断する判断部と、
前記判断部によって前記所定タイミングであると判断されたときに、前記基板製品が切り替わり前の前記単位生産によって生産されることを示す第一識別情報の使用を規制すると共に前記基板製品が切り替わり後の前記単位生産によって生産されることを示す第二識別情報の使用を許容する規制部と、
を備える生産管理装置。 - 切り替わり前の前記単位生産における前記対基板作業をトレース可能な第一トレーサビリティ情報と前記第一識別情報とを関連付けて記憶装置に記憶させ、切り替わり後の前記単位生産における前記対基板作業をトレース可能な第二トレーサビリティ情報と前記第二識別情報とを関連付けて記憶装置に記憶させる記憶部を備える請求項1に記載の生産管理装置。
- 前記所定タイミングは、前記対基板作業機によって生産する前記基板製品の種類が切り替わったタイミングである請求項1または請求項2に記載の生産管理装置。
- 前記所定タイミングは、前記対基板作業機に電力を供給する電源が再投入されたタイミングである請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の生産管理装置。
- 前記所定タイミングは、前記対基板作業機が複数日に亘って前記基板製品を生産する場合に日付が変わったタイミングである請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の生産管理装置。
- 前記所定タイミングは、前記対基板作業機に搬入された最後の前記基板が搬出されてから、前記対基板作業機に次の前記基板が搬入されない状態が所定時間、経過したタイミングである請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の生産管理装置。
- 前記所定タイミングは、前記所定数の前記基板製品の生産が完了したタイミングである請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の生産管理装置。
- 前記所定タイミングは、複数の作業者が前記基板製品の生産に関与する場合に前記作業者が交代するタイミングである請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の生産管理装置。
- 前記規制部は、前記判断部によって前記所定タイミングであると判断されたときに、作業者に前記第二識別情報を指定させる請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の生産管理装置。
- 前記規制部は、前記判断部によって前記所定タイミングであると判断されたときに、前記第二識別情報を生成する請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の生産管理装置。
- 前記対基板作業機を管理する管理装置が取得している前記第二識別情報である上位側識別情報と、前記対基板作業機が取得している前記第二識別情報である下位側識別情報とを照合する照合部を備える請求項1~請求項10のいずれか一項に記載の生産管理装置。
- 基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機を用いた所定数の基板製品の生産が予定されている単位生産を複数含む生産計画に基づいて前記基板製品が生産されるときに、前記単位生産が切り替わる所定タイミングであるか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程によって前記所定タイミングであると判断されたときに、前記基板製品が切り替わり前の前記単位生産によって生産されることを示す第一識別情報の使用を規制すると共に前記基板製品が切り替わり後の前記単位生産によって生産されることを示す第二識別情報の使用を許容する規制工程と、
を備える生産管理方法。
Priority Applications (1)
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JP2021095854A JP2022187712A (ja) | 2021-06-08 | 2021-06-08 | 生産管理装置および生産管理方法 |
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JP2021095854A Pending JP2022187712A (ja) | 2021-06-08 | 2021-06-08 | 生産管理装置および生産管理方法 |
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