JP2022187260A - 施工管理方法及び施工管理装置 - Google Patents

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圭二 竹内
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豊 小野
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徹 小野
Toru Ono
哲治 久家
Tetsuji Hisaie
隆之 鈴木
Takayuki Suzuki
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Abstract

Figure 2022187260000001
【課題】管理対象物の設置が施工図面通りに行われたか否かを容易に把握可能な施工管理方法を提供する。
【解決手段】施工図面に沿った設備工事現場での管理対象物の設置前に、前記管理対象物の設置予定位置に対応する墨出し位置と、所定長さを有する第1基準尺とを含む第1画像を撮像する第1撮像工程(ステップS101)と、前記管理対象物の設置後に、設置された前記管理対象物と、所定長さを有する第2基準尺とを含む第2画像を撮像する第2撮像工程(ステップS102)と、前記施工図面に示された前記管理対象物の設置予定位置と、前記第1画像に含まれる前記墨出し位置と、前記第2画像に含まれる前記管理対象物の設置位置とを表示装置に表示する表示工程(ステップS103)と、を含む。
【選択図】図1

Description

本開示は、施工管理方法及び施工管理装置に関する。
特許文献1には、「施工対象の施工を管理する施工管理システムであって、前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している仕様データ記憶部と、実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している実施工データ記憶部と、前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工の進捗状況を表す進捗データを生成するデータ生成部と、前記進捗データを出力するデータ出力部と、を備える施工管理システム」が記載されている。
特開2020-140257号公報(請求項1)
設備工事現場では、設備が施工図面通りに設置されたか否かが管理される。設備の一例であるスリーブは、例えばコンクリート、鉄骨等建物等の躯体に、配管、ダクト、ケーブル等を通すために設置される。床面のスリーブは建物上下階の配管等を通す貫通孔であり、この位置がずれると建物の構造強度及び設備工事の工程に大きな影響を及ぼす。また、スリーブに限らず、管理を要する設備である管理対象物の設置管理を容易に行えることが好ましい。
特許文献1に記載の技術では、3次元レーザスキャナにより得られた建物の実空間データと、施工検査データとに基づき、施工検査で不具合があった箇所を重ねて表示するための施工検査結果データが生成される(段落0079)。しかし、特許文献1に記載の技術では、実際の設備工事現場での撮像により得られた情報に基づき、スリーブ等の管理対象物が施工図面通りに設置されか否かを判断することは記載されていない。
本開示は、管理対象物の設置が施工図面通りに行われたか否かを容易に把握可能な施工管理方法及び施工管理装置の提供である。
本開示の施工管理方法は、設備工事現場での管理対象物の設置前に、前記管理対象物の設置予定位置に対応する墨出し位置と、所定長さを有する第1基準尺とを含む第1画像を撮像する第1撮像工程と、前記管理対象物の設置後に、設置された前記管理対象物と、所定長さを有する第2基準尺とを含む第2画像を撮像する第2撮像工程と、施工図面に示された前記管理対象物の設置予定位置と、前記第1画像に含まれる前記墨出し位置と、前記第2画像に含まれる前記管理対象物の設置位置とを表示装置に表示する表示工程と、を含むことを特徴とする。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
本開示によれば、管理対象物の設置が施工図面通りに行われたか否かを容易に把握可能な施工管理方法及び施工管理装置を提供できる。
施工管理方法の概略を説明するフローチャートである。 第1撮像工程を説明する図であり、墨出し位置のマーキング方法を説明する図である。 第1撮像工程を説明する図であり、墨出し位置への模擬プレートの配置方法を説明する図である。 識別情報を有する目印の例である。 識別情報を有する目印の例である。 識別情報を有する目印の例である。 識別情報を有する目印の例である。 識別情報を有する目印の例である。 識別情報を有する目印の例である。 識別情報を有する目印の例である。 識別情報を有する目印の例である。 第1撮像工程後のデッキ面の様子を示す図である。 第2撮像工程を説明する図である。 第2撮像工程が第1撮像工程での撮像高さとは異なる撮像高さ位置で行われる場合を説明する図である。 表示工程で表示される画像を説明する図である。 第2画像から抽出されたスリーブの形状及び寸法を示す画像の一例である。 施工管理装置システムの機能ブロック図である。 施工管理方法を説明するフローチャートである。 施工管理方法を説明するフローチャートであって、図11に引き続いて行われるフローである。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態(実施形態と称する)を説明する。以下の一の実施形態の説明の中で、適宜、一の実施形態に適用可能な別の実施形態の説明も行う。本開示は以下の一の実施形態に限られず、異なる実施形態同士を組み合わせたり、本開示の効果を著しく損なわない範囲で任意に変形したりできる。また、同じ部材については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。更に、同じ機能を有するものは同じ名称を付すものとする。図示の内容は、あくまで模式的なものであり、図示の都合上、本開示の効果を著しく損なわない範囲で実際の構成から変更したり、図面間で一部の部材の図示を省略したり変形したりすることがある。
図1は、施工管理方法の概略を説明するフローチャートである。本開示の施工管理方法は、第1撮像工程であるステップS101と、第2撮像工程であるステップS102と、表示工程であるステップS103とを含む。はじめに、施工管理方法について主に図1~図9を参照して説明し、次に、施工管理方法のうちの施工管理装置100(図10)を使用した部分については、施工管理装置100の構成とともに主に図10~図12を参照して説明する。
ステップS101は、設備工事現場Sでのスリーブ10の設置前に、スリーブ10(図6)の設置予定位置に対応する墨出し位置11と、所定長さを有する第1基準尺41,42(図3)とを含む第1画像を撮像する工程である。墨出し位置11は、施工図面(例えばCAD図面、PDF図面等)に基づいて付される。本明細書では、管理対象物としてスリーブ10を例示するが、管理対象物はスリーブに限定されない。
図2は、ステップS101を説明する図であり、墨出し位置11のマーキング方法を説明する図である。躯体工事現場等の設備工事現場Sへのスリーブ10の設置時、例えばデッキ面60(図7)等の設置場所に墨出しが行われる。図示の例では、複数のスリーブ10が設置されることで、スリーブ群15(図6)が構成される。墨出しは、トータルステーション等の適宜な測量機器を使用して、施工図面に示された設置場所に対応する位置に適宜な印を付すことにより行われる。墨出し位置11は、例えばX軸方向に延在する梁22及びY軸方向に延在する梁23から所定距離だけ離れた位置に付されることになる。なお、梁22,23は、それぞれ、梁22,23の通り芯である基準線24,25を有する。墨出し位置11は、例えば二本の線分を直交するように配置することで行われる。スリーブ10が例えば円管である場合、二本の線分の交点を円管の軸中心と重なるように、墨出し位置11が決定される。
図示の例では、第1画像に含まれる位置、例えば基準線24,25の近くに、スリーブ10の設置予定位置である墨出し位置11を通るように基準線12,13が引かれる。基準線12,13は、例えばペン21を使用して、それぞれ、基準線24,25に平行になるように引かれる。平行にすることで、第1画像において、基準線24,25からの墨出し位置11を把握できる。
図3は、ステップS101を説明する図であり、墨出し位置11への模擬プレート31の配置方法を説明する図である。ステップS101において、墨出し位置11を第1画像中で認識する目印30を墨出し位置11に付した状態で、設備工事現場Sが撮像される。このため、デッキ面60(図7)に形成された墨出し位置11には、墨出し位置11を第1画像中で認識する目印30が付される。これにより、目印30を手掛かりとして、墨出し位置11を第1画像中で認識できる。目印30は、図示の例では、スリーブ10(図6)の上面視での形状及び寸法を模した目印であり、例えば、透明樹脂製の矩形状の模擬プレート31の表面に配置される。このような目印30を使用することで、第1画像においてスリーブ10の形状及び寸法を把握し易くできる。
目印30は、例えばスリーブ10が円管である場合、例えば円管と同じ外径として描かれた円環により構成できる。この場合、目印30は、目印30の中心と墨出し位置11の交点とが一致するように、配置される。
目印30は、第1画像において認識可能な色により表示されることが好ましい。具体的には、目印30は、例えばデッキ面60(図7)等の設備工事現場Sの色とは大きく異なる色であることが好ましい。また、例えば、目印30は、上記のように模擬プレート31に表示されてもよいが、例えばデッキ面の墨出し位置11に直接付されてもよい。また、目印30は、例えば、シール、印刷、塗装等の任意の方法で配置できる。
目印30は、更に、目印30を付した墨出し位置11の識別情報を有することが好ましい。このようにすることで、第1画像において、目印30を付した墨出し位置11を識別できる。特に、墨出し位置11が複数ある場合、その墨出し位置11の場所、配置されるスリーブ10の寸法又は形状等の情報を識別できる。
図4A~図4Hは、識別情報を有する目印30の例である。図4A~図4Hに示す目印30は、いずれも、スリーブ10の上面視での形状を模した上記円環を基本的な骨格として有する。
図4Aに示す目印30は、円環の内部に、円環の直径方向に延在する線分を配置した形状を有する。図4Bに示す目印30は、円環の中心に、1つの正方形の目印を配置した形状を有する。図4Cに示す目印30は、完全な円環ではなく、円環の一部が切断される形状を有する。図4Dは、完全な円環ではなく、円環の周方向で等間隔に4カ所で切断した形状を有する。図4Eに示す目印30は、円環の内部に、円環の直径方向に延在する第1線分と、第1線分に直交する第2線分との2つの線分を配置した形状を有する。図4Fに示す目印30は、円環の中心に2つの正方形の目印を、各正方形の1つの角同士が接触するように斜めに配置した形状を有する。図4Gに示す目印30は、完全な円環ではなく、円環の周方向で等間隔に2カ所で切断した形状を有する。図4Hに示す目印30は、図4Dに示す目印30の形状に加え、更に、円環の中心に1つの正方形の目印を配置した形状を有する、
このように、スリーブ10の上面視での形状及び寸法を損なわない範囲での上記円環に対する変形により、目印30に識別情報を付与できる。なお、図示はしないが、識別情報を有する目印30は、例えばQRコード(登録商標)等の二次元バーコードでもよい。二次元バーコードに対し、識別情報とともに、例えばスリーブ10の形状及び寸法を格納することで、スリーブ10の識別と、形状及び寸法の把握ができる。なお、識別情報を有する目印30は、上記円環の例えば内部に、識別情報を示す文字を配置してもよい。ただし、目印30において、例えば墨出し位置11と目印30の中心位置とを特定の方法で合わせる等の表示方法を行えば、必ずしも円環等の外形を表示する必要はない。また、目印30としては、他にも、1次元バーコード、記号等、識別情報を付与可能な形式であれば任意の形式を採用できる。
図3に戻って、ステップS101の撮像時、第1基準尺41,42が、所定の基準線24,25(通り芯)と同方向で、かつ、墨出し位置11の所定位置である例えば交点を通る方向に配置される。第1基準尺41,42は、所定長さを有し、第1画像上でピクセル当たりの距離の基準となるものである。図示の例では、基準線24,25と同方向で、かつ、墨出し位置11の所定位置である交点を通る基準線12,13(返り芯)に、第1基準尺41,42の中心線がずれなく重なるように、これらが配置される。この位置に配置することで、基準線24,25(通り芯)から墨出し位置11までの距離を、第1基準尺41,42に基づいて把握できる。
基準線12,13は、設備工事現場Sに実際に引かれた線でもよく、実際には引かれない仮想的な線でもよい。ただし、基準線12,13を実際に引くことで、基準線12,13の位置に基づく第2基準尺55,56の配置を容易に実行できる。また、実際には引かれない仮想的な線の場合、例えば、墨出し位置11に、所定の基準線24,25(通り芯)に対して第1基準尺41,42を例えば平行(目測での平行でよい)に配置することで、仮想的な基準線12,13に第1基準尺41,42を配置できる。
ステップS101では、例えば図3に示す画角で、墨出し位置11及び第1基準尺41,42を含むように、設備工事現場Sを撮像できる。撮像は、複数の画角で2枚以上の第1画像を取得することが好ましい。撮像は、単眼カメラを用いて行ってもよく、ステレオカメラを用いて行ってもよい。
図5は、ステップS101後のデッキ面60(図7)を示す図である。ただし、図示の便宜上、目印30を付した模擬プレート31に代えて、目印30のみが図示される。詳細は後記するが、撮像により得られた第1画像は、施工管理装置100(図10)に送信され、画像処理により墨出し位置11と目印30とのずれの有無が確認される。一方で、設備工事現場Sでは、使用した第1基準尺41,42の除去により、図5に示すデッキ面60(図7)の状態が得られる。これらのうち、基準線12,13は、スリーブ10の設置後に行われるステップS102に再配置される第2基準尺53,54,55,56(図6)の配置場所を示すマーカーとなる。
図6は、ステップS102(図1)を説明する図である。ステップS102は、模擬プレート31を撤去し、墨出し位置11(図2)へのスリーブ10の設置後に、設置されたスリーブ10と、所定長さを有する第2基準尺53,54,55,56とを含む第2画像を撮像する工程である。
第2基準尺53,54,55,56は、名称が異なること以外は、第1基準尺41,42(図3)と同様の機能を有する。第2基準尺53,54,55,56は、通り芯である所定の基準線24,25と同方向で、かつ、スリーブ10の所定位置である上面視での中心を通る方向に配置される。これにより、第2画像において、基準線24,25から第2基準尺53,54,55,56までの距離を測定して、基準線24,25からスリーブ10までの距離を把握できる。
第2基準尺53,54は、図示の例では、それぞれ、第2基準尺53,54の位置合わせに使用される基準線12,13と重なるように配置される。図示の例では、基準線12,13は、スリーブ10の中心と重なる。このため、スリーブ10の中心真横に第2基準尺53,54を配置することで、第2基準尺53,54を容易に基準線12,13に重なるように配置できる。
第2基準尺55,56は、基準線12,13に平行(目測での平行でよい)に配置され、かつ、カメラ50による撮像範囲51,52に全体が含まれる位置に配置される。撮像は、少なくとも第2基準尺53,54の2本を画角に入れて行われる。言い換えると、第2基準尺53,54の最低限2本が撮影画角に入っていれば、本開示の効果が奏される。ただし、認識精度向上のため、第2基準尺53~56の本数は多いことが好ましく、図示のように第2基準尺53,54,55,56の4本を使用した撮像が好ましい。第2基準尺53,43に加えて第2基準尺55,56の使用により、例えば光の明暗による影響で認識できない場合、資材等の影響(影等)により第2基準尺53,54が撮影画角内で認識できない場合等に、第2基準尺53,54,55,56の何れか少なくとも2本を認識できる。なお、撮像範囲51,52の撮像により、第2画像が2枚得られる。
ステップS102は、基本的にはステップS101と同様にできる。ステップS102において、スリーブ10を第2画像中で認識する目印30(図3。図6では不図示)を設置されたスリーブ10に付した状態で、設備工事現場Sが撮像される。これにより、目印30の位置を認識してスリーブ10の設置位置を認識し易くできる。目印30は、例えば、スリーブ10の上面に配置できる。
目印30は、ステップS101で説明した内容と同様に、スリーブ10の上面視での形状及び寸法を模した目印である。これにより、第2画像において、スリーブ10の形状及び寸法を認識し易くできる。また、目印30は、ステップS101で説明した内容と同様に、更に、目印30を付したスリーブ10の識別情報を有する。これにより、目印30を付したスリーブ10を識別できる。
図7は、ステップS102がステップS101での撮像高さとは異なる撮像高さ位置で行われる場合を説明する図である。上記のように、ステップS101は例えばデッキ面60で行われるため、ステップS102も、ステップS101と同じくデッキ面60で行われることが好ましい。しかし、現場工程の都合で、デッキ面60の上方に例えばスラブ筋(不図示)を組み、スラブ筋の上でステップS102が行われることがある。この場合、スラブ筋によって第2基準尺53,54,55,56が傾斜して配置されることがあり、ステップS102を適切に行えないことがある。そこで、図7に示す方法により、ステップS101及びステップS102を行うことができる。
図7に示す例では、ステップS101時の床面であるデッキ面60を基準とした所定高さ位置に第2基準尺53,54,55,56が設置される。なお、1つの載置台63には何れか1つの第2基準尺53,54,55,56が配置される。図示の例では、第2基準尺53,54,55,56は、デッキ面60から高さH0の位置にある載置台63上に配置される。これにより、第2基準尺53,54,55,56が鉄筋面61のスラブ筋により傾斜して配置される事で発生する不具合を抑制できる。
この状態で、デッキ面60でステップS101が、鉄筋面61でステップS102が行われる。これにより、デッキ面60の影響を受けずに、第2基準尺53,54,55,56を配置できる。デッキ面60には、高さH0の載置台63と、高さHsのスリーブ10とが配置される。載置台63は、デッキ面60に対し着脱できる。スラブ筋を構成する鉄筋面61は、デッキ面60を基準とする高さH0よりも低い位置に配置され、スリーブ10は鉄筋面61を貫通する。
デッキ面60からスリーブ10の上端面までの高さ(スリーブ10の高さ方向寸法)は、基準とするデッキ面60(ステップS101時の床面)からの第2基準尺53,54,55,56の高さ方向位置である高さH0と、ステップS101時のデッキ面60の高さ方向位置と、ステップS102時の鉄筋面61の高さ方向位置と、に基づき、計算できる。例えば、高さH0が250mmである場合、デッキ面60から第2基準尺53,54,55,56までの高さは250mmである。載置台63に配置された第2基準尺53,54,55,56の上面からスリーブ10上面までの高さΔZsは、以下の式(1)により、計算できる。なお、第2基準尺53,54,55,56は、同じ厚さd(例えば5mm)を有する。
Hs=ΔZs+H0+d=ΔZs+250mm+5mm …式(1)
従って、第2画像に基づき計算された高さΔZsに、高さH0(例えば250mm)及び厚さd(例えば5mm)を加えることで、デッキ面60を基準としたスリーブ10の高さを計算できる。このようにすれば、第1撮像工程時の床面と第2撮像工程時の床面との高さ位置が異なっていても、スリーブ10の高さを計算できる。
図8は、ステップS103(図1)で表示される画像を説明する図である。ステップS103は、CADデータ等の施工図面に示されるスリーブ10の設置予定位置70と、ステップS101で得た第1画像に含まれる墨出し位置11と、ステップS102で得た第2画像に含まれるスリーブ10の設置位置32とを、表示装置120(図10)に表示する工程である。ステップS103により、各位置を比較し易くでき、ずれを把握し易くできる。これらは、例えば表示装置120に重畳して表示される。これにより、重畳した画像上で各位置を比較し易くでき、ずれをより把握し易くできる。
墨出し位置11は、例えば模擬プレート31(図3)に付された目印30(図3)を手掛かりに決定される。設置位置32は、例えば、設置したスリーブ10の例えば上面に付された目印30(例えば図4A~図4H)を手掛かりに決定される。表示装置120には、施工図面、第1画像、及び第2画像が表示される。ただし、本実施形態では、第1画像及び第2画像の一例として、オルソ変換した第1画像及び第2画像である第1オルソ画像及び第2オルソ画像(いずれも後記)が表示される。また、施工図面、第1画像、及び第2画像に加え、更に、スリーブ10の形状(外径)及び寸法(実測寸法)も表示される。
図9は、第2画像から抽出されたスリーブ10の形状及び寸法を示す画像の一例である。なお、図9では、説明の都合上、上記図1~図8とは異なる位置について、示している。
例えば、紙面左上に示すスリーブ10の外径は矩形であり、横L1及び縦L2の寸法を有する。紙面右上に示すスリーブ10の外径も矩形であり、横L4及び縦L5の寸法を有する。左上のスリーブ10の角P1から右上のスリーブ10の角P2迄の距離はL3である。また、矩形のスリーブ10の紙面下方には、中心P3,P4,P5を有する円形のスリーブ10が配置される。さらに、中心P3,P4,P5を有する円形のスリーブ10の紙面下方にも、中心P6,P7,P8を有する円形のスリーブ10が配置される。図示はしないが、これらの6つの円形のスリーブ10のそれぞれについて、実測外寸(直径)がそれぞれのスリーブ10の近傍に示される。
各スリーブ10から基準線24,25までの距離も示される。例えば、中心P4,P5を有する各スリーブ10と、基準線25に載った点P10,P11との間の各距離、中心P6,P7,P8を有する各スリーブ10と、基準線24に載った点P9との間の各距離が表示される。
上記図7を参照して説明したように、ステップS102がステップS101での撮像高さとは異なる撮像高さ位置で行われた場合、ステップS103では更に以下の内容も表示される。即ち、ステップS103では、図7を参照して説明した方法により、スリーブ10の高さ方向寸法を計算し、例えばデッキ面60(図7)を基準とした高さ方向寸法が表示される。これにより、床面の高さ位置が変動してもスリーブ10の高さ方向寸法を正確に把握できる。
図10は、施工管理システム1000の機能ブロック図である。施工管理システム1000は、カメラ50と、施工管理装置100とを備える。カメラ50は、撮像部57と保存部58(例えばSDカード等の取り外し可能な記憶媒体)と通信部59(例えばWiFi通信装置、USB(Universal serial Bus)端子等)とを備える。撮像部57での撮像により得られた第1画像及び第2画像は、保存部58及び通信部59を通じて施工管理装置100に送信される。
施工管理装置100は、通信部101と、画像入力部102と、入力部103と、記録部104と、印刷部105と、制御部110と、表示装置120とを備える。通信部101は、通信部59との間で通信するものであり、例えばWiFi通信装置、USB端子(いずれも不図示)等により構成できる。画像入力部102は、保存部58から第1画像及び第2画像を入力されるものであり、例えば上記記憶媒体を取り付け可能なスロット(不図示)により構成できる。入力部103は、外部からの入力を受け付けるものであり、例えばキーボード、マウス(いずれも不図示)等により構成できる。記録部104は、制御部110での処理結果を記録するものである。印刷部105は、制御部110での処理結果(例えば帳票等)を印刷するものである。表示装置120は、表示部121とタッチパネル122とを備える。
施工管理システム1000では、例えば、通常はWiFi通信装置(通信部59,101の一例)を通じてカメラ50からの第1画像及び第2画像が取得される。一方で、例えば、WiFi環境が良くないときには、USB端子(通信部59,101の一例)を使用した取得、又は、保存部58から取り外した記憶媒体中の第1画像及び第2画像の、画像入力部102を通じた取得等でもよい。
制御部110は、認識部111と、判断部112と、演算部113と、変換部114と、画像生成部115と、表示制御部116と、外部プログラム制御部117と、帳票生成部118とを備える。
認識部111は、第1画像及び第2画像の各画像中の墨出し位置11、スリーブ10の設置位置、第1基準尺41,42(図3)、及び第2基準尺53,54,55,56(図6)を認識するものである。第1画像は、施工図面に沿った設備工事現場S(図6)でのスリーブ10(図6)の設置前に撮像された画像であり、スリーブ10の設置予定位置70(図8)に対応する墨出し位置11(図3)と所定長さを有する第1基準尺41,42とを含む画像である。第2画像は、スリーブ10の設置後に撮像された画像であり、設置されたスリーブ10と所定長さを有する第2基準尺53,54,55,56とを含む画像である。
認識部111は、例えば、墨出し位置11及びスリーブ10のそれぞれに付された目印30を手掛かりにこれらを認識できる。例えば第1基準尺41,42及び第2基準尺53,54,55,56に、目印30と同様の目印(不図示)が付されている場合、認識部111は、これらを認識し易くできる。目印30が上記の識別情報を有する場合、認識部111は、墨出し位置11、スリーブ10、第1基準尺41,42及び第2基準尺53,54,55,56の規格上の種類、形状、寸法等も識別できる。
認識部111は、例えば、前記第2画像のピクセル毎に、輝度、色相、彩度又は明度の少なくとも何れか1種である指標値と、前記管理対象物を認識可能な前記指標値である第1閾値と比較することでスリーブ10を認識する。第1閾値は、例えば、スリーブ10等に付された目印30を含むピクセルは超えるが、それ以外の例えば鉄筋面61を含むピクセルは超えない値にできる。
認識部111は、少なくとも、第2画像(例えば第2オルソ画像)中のスリーブ10の形状を決定する。目印30が識別情報を含む場合においても、識別情報に基づく規格上の形状及び寸法ではなく、撮像されたスリーブ10の形状及び寸法に基づき、これらが決定される。これにより、詳細は後記する帳票生成部118が図面を生成できる。
認識部111は、第1オルソ画像及び第2オルソ画像に基づき、墨出し位置11(図8)、スリーブ10の設置位置32(図8)、第1基準尺41,42(図8)、及び第2基準尺53,54,55,56(図6)を認識する。第1オルソ画像及び第2オルソ画像は、上記のように、オルソ変換された第1画像及び第2画像であり、第1画像及び第2画像の一例である。オルソ変換は、後記する変換部114により実行される。これにより、第1オルソ画像及び第2オルソ画像のそれぞれにおいて、第1基準尺41,42、及び第2基準尺53,54,55,56に基づき、墨出し位置11、スリーブ10の設置位置及び形状を容易に把握できる。
判断部112は、認識部111での認識により、実際に設置したスリーブ10、第1基準尺41,42、及び第2基準尺53,54,55,56が、正しく認識できたか否かを判断するものである。判断部112を備えることで、スリーブ10、第1基準尺41,42、及び第2基準尺53,54,55,56の誤検出を抑制でき、処理精度を向上できる。判断は、例えば、管理者に対し確認画面を表示装置120に表示することで、行うことができる。
判断部112は、第1画像中の墨出し位置11又は第2画像中のスリーブ10を認識できない場合に、使用者に対し、第1画像中の墨出し位置又は第2画像でのスリーブ10の再認識操作を受け付ける受付画面を表示装置120に表示する。撮像時の光の反射等に起因して第1画像及び第2画像に白抜け等が発生すると、墨出し位置11又はスリーブ10が認識されない場合がある。そこで、判断部112は、この場合には使用者に対し、墨出し位置11又はスリーブ10の再認識操作を受け付ける受付画面を表示装置120に表示する。これにより、墨出し位置11又はスリーブ10を再認識でき、以降の処理を実行できる。使用者が受付画面を操作することで、認識部111は墨出し位置11又はスリーブ10の認識処理を再度行う。
再認識の具体的方法として、判断部112は、スリーブ10の認識のために予め定められた上記ピクセル毎の第1閾値を、スリーブ10を認識可能な第2閾値に変更する。これにより、変更前の第1閾値との比較では認識できなかったスリーブ10を認識できる。第2閾値は、例えば、第1閾値との比較よりも緩い基準でスリーブ10を認識可能な指標値であり、例えば第1閾値よりも小さな値である。なお、再認識の具体的方法としては、例えば、欠落した部分のデータ補間でもよい。
演算部113は、第1画像及び第2画像のオルソ変換に使用されるパラメータを計算するものである。また、演算部113は、第2画像中のスリーブ10の寸法を決定するものである。
変換部114は、第1画像及び第2画像のオルソ変換を行うものである。オルソ変換の具体的な手法は特に制限されず、任意の方法により実行できる。例えば、設備工事現場Sに任意の方法で水平位置及び高さの基準となる評定点を設置し、この状態で撮像することで、第1画像及び第2画像を得ることができる。そして、得られた第1画像及び第2画像をオルソ変換すればよい。
画像生成部115は、変換部114による変換結果に基づき第1オルソ画像及び第2オルソ画像を生成するものである。第1オルソ画像は、第1画像のオルソ変換により生成する。第2オルソ画像は、第2画像のオルソ変換により生成する。変換部114及び画像生成部115を備えることで、第1オルソ画像及び第2オルソ画像により位置及び寸法を計算できるため、容易に画像処理できる。
表示制御部116は、施工図面に示されたスリーブ10の設置予定位置70(図8)と、認識部111により認識された墨出し位置11及びスリーブ10の設置位置32(いずれも図8)と、を表示装置120に表示させるものである。表示制御部116により、上記図8に示す画像が表示される。表示制御部116は、他にも、制御部110による処理結果を表示装置120に表示する。
表示制御部116は、施工図面と、画像生成部115により生成された第1オルソ画像及び第2オルソ画像とを表示装置120に重畳表示する。これにより、表示制御部116は、設置予定位置70(図8)と墨出し位置11(図8)とスリーブ10の設置位置32(図8)とを同一画面に表示する。また、表示制御部116は、認識部111及び演算部113により決定された第2オルソ画像中のスリーブ10の形状及び寸法も、設置予定位置70と墨出し位置11とスリーブ10の設置位置とを表示した同一画面に重畳表示する。このような表示制御部116によれば、スリーブ10の実際の設置位置32が施工図面の設置予定位置70及び墨出し位置11に存在するかどうかを直感的に把握できる。これにより、施工図面と、第1オルソ画像及び第2オルソ画像と、第2オルソ画像に基づき把握されたスリーブ10の形状及び寸法を重ね合わせて確認できるため、スリーブ10の設置位置の誤りを把握し易くできる。
表示制御部116は、電子黒板を作成して表示装置120に表示する。電子黒板を作成して表示するため、撮影箇所の情報を事前に入力でき、設備工事現場Sでの作業時間を短縮できる。
外部プログラム制御部117は、例えば制御部110による処理結果を利用可能な外部プログラム(不図示)を制御するものである。
帳票生成部118は、認識部111及び演算部113により決定されたスリーブ10の形状及び寸法に基づき、第2画像中のスリーブ10の形状及び寸法を抽出した図面を作成するものである。形状及び寸法を抽出した図面を生成することで、形状及び図面に着目した比較ができるようになり、ずれを把握し易くできる。帳票生成部118は、例えば上記図9に示した図面を生成する。他にも、帳票生成部118は、制御部110による処理結果を示した帳票印刷データを生成する。
施工管理装置100は、何れも図示はしないが、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、記憶媒体等を備えて構成される。記憶媒体は、例えばROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hrd Disk Drive)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等である。記憶媒体に格納されている所定の制御プログラム(施工管理装置100をコンピュータに実現させるためのプログラム)が例えばRAMに展開され、例えばCPUによって実行されることにより、施工管理装置100が具現化される。
図11は、施工管理方法を説明するフローチャートである。図11に示すフローは、特に断らない限り、図10に示した施工管理装置100により実行される。
設備工事現場Sでの管理者は、施工管理装置100の入力部103への入力により、撮像を、デッキ面60での墨出し位置11について行うか、設置したスリーブ10の寸法及び形状の計測のために行うか、鉄筋面61の上で行うか、の何れかを選択する(ステップS1)。管理者は、入力部103の操作により表示制御部116を起動して、電子黒板を作成して表示部121に表示する(ステップS2)。管理者は、設備工事現場Sを、カメラ50により撮像する(ステップS3)。撮像は、少なくとも、スリーブ10の設置前である墨出し位置11及び第1基準尺41,42を含む撮像と、スリーブ10の設置後であるスリーブ10の目印30及び第2基準尺53,54,55,56を含む撮像との2回行われる。それぞれの撮像は、変換部114によるオルソ変換のため、異なる角度から複数回行われることが好ましい。撮像により得られた第1画像及び第2画像は、施工管理装置100により自動で又は使用者により手動で、施工管理装置100に転送処理される(ステップS4)。
認識部111は、第1画像及び第2画像について、墨出し位置11及びスリーブ10の認識処理を行う(ステップS5)。認識処理の結果、判断部112は、認識処理が正常に機能したか否かを判断する(ステップS6)。正常であれば、(ステップS6のYes)、基準尺の認識処理を確定する(ステップS7)。ここでいう基準尺は、第1画像であれば第1基準尺41,42であり、第2画像であれば第2基準尺53,54,55,56である。一方で、ステップS6での判断の結果、異常、即ち認識できなければ(ステップS6のNo)、判断部112は、表示装置120に、墨出し位置11又はスリーブ10の再認識操作を受け付ける受付画面を表示する。
受付画面を確認した管理者は、再認識操作の有無を判断する。管理者は、施工管理装置100は異常と判断したものの、実際には正常に認識されており、再認識操作の必要が無いと判断した場合、その旨がタッチパネル122を通じて入力される(ステップS9のNo)。これにより、再度ステップS6が行われる。一方で、管理者は、実際に認識が異常と判断し場合には、タッチパネル122を通じて再認識操作が入力され、これにより認識部111が再認識処理を行う(ステップS10)。この後、再度ステップS6が行われる。
図12は、施工管理方法を説明するフローチャートであって、図11に引き続いて行われるフローである。演算部113、変換部114及び画像生成部115は、協働して、第1画像及び第2画像から第1オルソ画像及び第2オルソ画像(いずれもオルソ画像の一例)を生成する(ステップS11)。認識部111は、第2オルソ画像中のスリーブ10の形状を決定し、演算部113は、第2オルソ画像中のスリーブ10の寸法を決定する(ステップS12)。表示制御部116は、施工図面と、画像生成部115により生成された第1オルソ画像及び前記第2オルソ画像とを表示装置120に重畳表示する(ステップS13)。表示制御部116は、認識部111及び演算部113により決定された第2オルソ画像中のスリーブ10の形状及び寸法を、設置予定位置70(図8)と墨出し位置11とスリーブ10の設置位置32(図8)とを表示した同一画面に重畳表示する(ステップS13)。
重畳表示された表示装置120を確認した使用者は、拡大、縮小、回転又は移動が必要か否かを判断し、必要な場合にはタッチパネル122を操作する。これにより、操作が受け付られ(ステップS14のYes)、表示制御部116は、操作内容に沿って、第1オルソ画像及び第2オルソ画像を拡大、縮小、回転、又は移動する(ステップS16)。これにより、第1画像と、第2画像と、施工図面とを適切に重畳表示できる。一方で、操作が受け付けられなければ(ステップS14のNo)、上記のステップS9,S10と同様にして、ステップS15,S18が行われる。
一方で、必要無ければ(ステップS15のNo)、表示制御部116は、データ保存の有無を確認する画面を表示装置120に表示する(ステップS17)。必要であれば(ステップS17のYes)、管理者はタッチパネル122の操作により記録部104を起動して、記録部104はデータ保存処理を行う(ステップS20)。一方で、必要無ければ(ステップS17のNo)、表示制御部116は、印刷の有無を確認する画面を表示装置120に表示する(ステップS19)。印刷が必要であれば(ステップS19のYes)、管理者はタッチパネル122の操作により帳票生成部118を起動し、帳票生成部118は、例えば上記図9に示した図面を作成し、印刷部105は当該図面を印刷する(ステップS22)。ただし、他の図面、画面、画像等が印刷されてもよい。
最後に、表示制御部116は、処理終了を確認する画面を表示装置120に表示する(ステップS21)。終了であれば(ステップS21のYes)、管理者はタッチパネル122の操作により終了の旨を支持することで施工管理装置100は待機状態となる。一方で、継続であれば(ステップS21のNo)、ステップS13以降が繰り返される。
以上の施工管理方法及び施工管理装置100によれば、スリーブ10の設置が施工図面通りに行われたか否かを容易に把握できる。また、第1画像及び第2画像に基づいて形状及び寸法を把握できるため、設備工事現場Sでの確認回数を低減できる。これにより、スリーブ10の設置の管理工数及び検査工数を削減できる。また、施工図面と、第1画像及び第2画像と、寸法及び形状とを重畳表示し、更には帳票出力も可能なため、別途記録用の帳票を作成する作業を削減できる。更に、電子黒板機能を組み込みことで、撮像箇所の情報を事前に入力できるため、設備工事現場Sでの作業時間を短縮できる。
10 スリーブ
100 施工管理装置
1000 施工管理システム
101 通信部
102 画像入力部
103 入力部
104 記録部
105 印刷部
11 墨出し位置
110 制御部
111 認識部
112 判断部
113 演算部
114 変換部
115 画像生成部
116 表示制御部
117外部プログラム制御部
118 帳票生成部
12 基準線(返り芯)
120 表示装置
121 表示部
122 タッチパネル
13 基準線(返り芯)
15 スリーブ群
20 ロッド
21 ペン
22,23 梁
24,25 基準線
30 目印
31 模擬プレート
32 設置位置
41,42 第1基準尺
50 カメラ
51,52 撮像範囲
53,54,55,56 第2基準尺
57 撮像部
58 保存部
59 通信部
60 デッキ面
61 鉄筋面
63 載置台
70 施工図面に記された設置予定位置
S 設備工事現場
S101 ステップ(第1撮像工程)
S102 ステップ(第2撮像工程)
S103 ステップ(表示工程)

Claims (15)

  1. 設備工事現場での管理対象物の設置前に、前記管理対象物の設置予定位置に対応する墨出し位置と、所定長さを有する第1基準尺とを含む第1画像を撮像する第1撮像工程と、
    前記管理対象物の設置後に、設置された前記管理対象物と、所定長さを有する第2基準尺とを含む第2画像を撮像する第2撮像工程と、
    施工図面に示された前記管理対象物の設置予定位置と、前記第1画像に含まれる前記墨出し位置と、前記第2画像に含まれる前記管理対象物の設置位置とを表示装置に表示する表示工程と、を含む
    ことを特徴とする施工管理方法。
  2. 前記第1撮像工程において、前記墨出し位置を前記第1画像中で認識する目印を前記墨出し位置に付した状態で撮像するとともに、
    前記第2撮像工程において、前記管理対象物を前記第2画像中で認識する前記目印を設置された前記管理対象物に付した状態で撮像する
    ことを特徴とする請求項1に記載の施工管理方法。
  3. 前記目印は、前記管理対象物の上面視での形状及び寸法を模した目印である
    ことを特徴とする請求項2に記載の施工管理方法。
  4. 前記目印は、更に、前記目印を付した前記墨出し位置及び前記管理対象物の識別情報を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の施工管理方法。
  5. 前記第1基準尺及び前記第2基準尺は、所定の基準線と同方向で、かつ、前記墨出し位置及び前記管理対象物の所定位置を通る方向に配置される
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の施工管理方法。
  6. 前記基準線は通り芯である
    ことを特徴とする請求項5に記載の施工管理方法。
  7. 前記第1撮像工程時の床面を基準とした所定高さ位置に前記第2基準尺を設置して前記第2撮像工程を行い、
    前記表示工程では、基準とする前記床面からの前記第2基準尺の高さ方向位置と、前記第1撮像工程時の床面の高さ方向位置と、前記第2撮像工程時の床面の高さ方向位置とに基づき、前記管理対象物の高さ方向寸法を計算して表示する
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の施工管理方法。
  8. 設備工事現場での管理対象物の設置前に撮像された、前記管理対象物の設置予定位置に対応する墨出し位置と所定長さを有する第1基準尺とを含む第1画像、及び、前記管理対象物の設置後に撮像された、設置された前記管理対象物と所定長さを有する第2基準尺とを含む第2画像の各画像中の前記墨出し位置、前記管理対象物の設置位置、前記第1基準尺、及び前記第2基準尺を認識する認識部と、
    施工図面に示された前記管理対象物の設置予定位置と、前記認識部により認識された前記墨出し位置及び前記管理対象物の設置位置と、を表示装置に表示させる表示制御部とを備える
    ことを特徴とする施工管理装置。
  9. 前記第1画像及び前記第2画像のオルソ変換を行う変換部と、
    前記変換部による変換結果に基づき第1オルソ画像及び第2オルソ画像を生成する画像生成部と、を備え、
    前記認識部は、前記第1オルソ画像及び前記第2オルソ画像に基づき、前記墨出し位置、前記管理対象物の設置位置、前記第1基準尺、及び前記第2基準尺を認識する
    ことを特徴とする請求項8に記載の施工管理装置。
  10. 前記第2画像中の前記管理対象物の寸法を決定する演算部を備え、
    前記認識部は、少なくとも、前記第2画像中の前記管理対象物の形状を決定し、
    前記表示制御部は、
    前記施工図面と、前記第1オルソ画像及び前記第2オルソ画像とを前記表示装置に重畳表示することにより、前記設置予定位置と前記墨出し位置と前記設置位置とを同一画面に表示するとともに、
    前記認識部及び前記演算部により決定された前記第2オルソ画像中の前記管理対象物の形状及び寸法を、前記同一画面に表示する
    ことを特徴とする請求項9に記載の施工管理装置。
  11. 前記認識部での認識により、実際に設置した前記管理対象物、前記第1基準尺及び前記第2基準尺が、正しく認識できたか否かを判断する判断部を備える
    ことを特徴とする請求項8~10の何れか1項に記載の施工管理装置。
  12. 前記判断部は、前記第1画像中の前記墨出し位置、又は、前記第2画像中の前記管理対象物を認識できない場合に、使用者に対し、前記第1画像中の前記墨出し位置、又は、前記第2画像での前記管理対象物の再認識操作を受け付ける受付画面を前記表示装置に表示する
    ことを特徴とする請求項11に記載の施工管理装置。
  13. 前記認識部は、前記第2画像のピクセル毎に、輝度、色相、彩度又は明度の少なくとも何れか1種である指標値と、前記管理対象物を認識可能な前記指標値である第1閾値と比較することで前記管理対象物を認識し、
    前記判断部は、前記管理対象物の認識のために予め定められた前記ピクセル毎の前記第1閾値を、前記管理対象物を認識可能な第2閾値に変更する
    ことを特徴とする請求項12に記載の施工管理装置。
  14. 前記表示制御部は、位置基準である通り芯から所定間隔で引いた基準線を前記表示装置に表示する
    ことを特徴とする請求項8~10の何れか1項に記載の施工管理装置。
  15. 前記認識部は、少なくとも、前記第2画像中の前記管理対象物の形状を決定し、
    前記第2画像中の前記管理対象物の寸法を決定する演算部と、
    前記第2画像中の前記管理対象物の形状及び寸法を抽出した図面を作成する帳票生成部と、を備える
    ことを特徴とする請求項8~10の何れか1項に記載の施工管理装置。
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