JP2022186300A - ろ過装置及び灌水設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】灌水部材の散水孔の目詰まりを抑制することができるろ過装置を提供することを課題とする。【解決手段】原水をろ過処理して農業用水とするろ過装置であって、前記原水を通過させつつ前記原水に含まれる異物を捕捉するフィルタと、該フィルタに捕捉されることによって該フィルタ上にろ過層を形成するろ過助剤とを有し、前記ろ過助剤が、セルロース系ろ過助剤を含む、ろ過装置。【選択図】図1

Description

本発明は、ろ過装置及び灌水設備に関し、より具体的には、地下水等の原水をろ過処理して農業用水とするためのろ過装置及び該ろ過装置を備える灌水設備に関する。
従来、農業用の灌水設備では、地下水等の原水をろ過装置によってろ過処理して得られる農業用水が農作物等への散水に用いられている。また、農作物等に農業用水を散水するために、農業用水を散水可能な散水孔が形成された灌水部材が用いられている。該灌水部材としては、灌水チューブ、スプリンクラー、又はシャワー等が広く用いられている。
例えば、特許文献1には、ろ過装置と、該ろ過装置のろ過処理によって得られる農業用水を散水する灌水チューブとを備える灌水設備が記載されている。また、該ろ過装置は、原水を通過させつつ原水に含まれる異物を捕捉するフィルタを備え、該フィルタが合成繊維により形成された布や不織布等によって構成されたものとなっている。かかるフィルタによれば、原水として利用する地下水や河川水に含まれる砂や藻等の比較的大きな異物を捕捉することができ、このような異物による散水孔の目詰まりが抑止される。
特開2006-320317号公報
しかしながら、従来の灌水設備では、灌水部材の散水孔に目詰まりが生じる場合がある。本発明者らの検討によれば、この目詰まりは、灌水部材の内壁に被膜が形成することによって生じることがわかっており、また、該被膜には、鉄やマンガン等の金属成分が含まれることがわかっている。すなわち、従来のろ過装置では原水に含まれる鉄やマンガン等の金属成分を捕捉することが困難であり、これらの金属成分が散水停止中の散水装置の中で空気に接触して酸化物に変換される等して灌水部材の内壁に被膜を形成し、散水孔に目詰まりを生じさせるという問題点がある。
上記問題点に鑑み、本発明は、灌水部材の散水孔の目詰まりを抑制することができるろ過装置を提供することを課題とする。
本発明に係るろ過装置は、原水をろ過処理して農業用水とするろ過装置であって、
前記原水を通過させつつ前記原水に含まれる異物を捕捉するフィルタと、該フィルタに捕捉されることによって該フィルタ上にろ過層を形成するろ過助剤とを有し、
前記ろ過助剤が、セルロース系ろ過助剤を含む。
ここで、セルロース系ろ過助剤は、珪藻土系ろ過助剤等と比較して、金属成分を捕捉する性能に優れている。よって、上記構成によれば、原水に含まれる鉄やマンガンなどの金属成分がセルロース系ろ過助剤に捕捉されるため、これらの金属成分が原因となる、灌水部材の内壁における被膜の形成が抑制され、延いては、散水孔の目詰まりが抑制される。
また、本発明に係るろ過装置は、好ましくは、
前記フィルタは、上下方向に沿うように配されたろ過面を有し、該ろ過面上に前記ろ過層を形成させるように構成されており、
前記上下方向において前記ろ過面よりも下方に配され、前記ろ過面から落下する前記ろ過助剤を受け入れる受部をさらに備える。
斯かる構成によれば、原水の供給を一時的に停止させて、ろ過面上にろ過層を形成していたろ過助剤を、捕捉した泥や砂利等の異物とともにろ過面から落下させ、受部に受け入れさせることができる。その後、再度原水を供給すると、その水流によって、泥や砂利等と比較して軽いセルロース系ろ過助剤を優先して上方へ浮遊させつつろ過面に到達させることができる。よって、上記構成によれば、原水の供給が間欠的に行われる間欠運転時において、内部に溜まった泥や砂利等の異物によるフィルタの閉塞を抑制することができる。
また、本発明に係るろ過装置は、好ましくは、
前記フィルタの上流側の位置にて流路の外部と内部とを連通させる連通路が形成された連通部と、前記連通路を開閉可能にする開閉部とをさらに備えている。
ここで、ろ過助剤を交換する際には、フィルタ(具体的にはろ過面)からろ過助剤の方向に向かって水を流すことによって、フィルタに付着したろ過助剤をこれが捕捉した異物とともに剥離させつつ外部に排出させる洗浄方法(逆洗浄)を採用することが、フィルタを外部に取り出しての洗浄(分解洗浄)と比較して、手間がかからず好ましい。この点、上記構成によれば、連通部を開閉部によって開状態とすることによって、連通部から逆洗浄時の水を排出させることが可能となるため、逆洗浄を容易に実施することができる。また、逆洗浄後には、開状態の連通部からセルロース系ろ過助剤を投入し且つ連通部を開閉部によって閉状態とすることによって、原水の水流によってセルロース系ろ過助剤をフィルタに到達させフィルタ上にろ過層を形成させることが可能となる。すなわち、上記構成によれば、ろ過層の再形成を容易に実施することも可能となる。
以上の通り、本発明によれば、灌水チューブの散水孔の目詰まりを抑制することができるろ過装置を提供することができる。
図1は、一実施形態に係るろ過装置を備える灌水設備の概略図である。 図2は、図1のろ過装置の内部を示す図である。 図3は、図1のろ過装置の断面図である。 図4は、図1のろ過装置が備えるフィルタの正面図である。 図5は、図4のフィルタが有するディスクの平面図である。 図6は、図4のフィルタの概略的な一部拡大図である。 図7は、布帛によって構成されたフィルタの概略的な正面図である。 図8は、一実施形態に係るろ過装置が備える配管部及び連通部を示す概略図である。 図9は、配管部及び連通部の別の形態を示す概略図である。 図10は、より好ましい形態のろ過装置を示す概略図である。 図11は、図1の灌水チューブの一部拡大図であり、通水されていないときの状態を示す。 図12は、図1の灌水チューブの一部拡大図であり、通水されているときの状態を示す。 図13は、別の実施形態に係るろ過装置を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るろ過装置ついて、該ろ過装置が灌水設備に用いられる場合を例示して説明する。
図1に示されるように、灌水設備100は、地下水等の原水Aを汲み上げる給水ポンプ1と、給水ポンプ1によって汲み上げられた原水Aをろ過処理して農業用水Bとするろ過装置2と、ろ過装置2のろ過処理によって得られた農業用水Bを農作物等に散水する灌水部材としての灌水チューブ3とを備えている。灌水チューブ3には、農業用水Bを散水するための散水孔303が複数形成されている。灌水設備100の各構成要素は、配管4を介してつながっている。本実施形態の灌水設備100は、ろ過装置2が地面に設置されている。よって、以下では、地面から離れる方向を上方、地面に近付く方向を下方、これらを合わせて上下方向などと称することがある。
地下水等の原水Aは、通常、泥や砂利等の粒状の異物、及び、藻等の繊維状の異物を含んでおり、これらは水に懸濁した状態となる不溶性の異物である。また、原水Aは、鉄やマンガン等の金属成分を含む。該金属成分は、水に溶解した状態となる溶解性の成分(具体的にはFe2+、Fe3+、Mn2+)、及び、酸化物等に変換されて析出した状態の不溶性の成分(具体的にはFe(OH)、Mn(OH))を含む。
給水ポンプ1は、特に限定されず、従来公知のものを使用することができる。
図2~3に示されるように、本実施形態のろ過装置2は、原水Aを通過させつつ原水Aに含まれる異物を捕捉する円筒状のフィルタ21と、フィルタ21を支持する支持部22と、支持部22とともにフィルタ21を収容するカプセル型のハウジング部23と、原水Aをフィルタ21に通過させるように原水Aをハウジング部23の内部に供給する給水部24と、フィルタ21を通過して得られる農業用水Bをハウジング部23の外部に排出するろ液排出部25とを備えている。
フィルタ21は、所定の大きさの目開きが形成されたろ過面211を有しており、ろ過面211にろ過助剤を捕捉させてろ過面211上にろ過層を形成するように構成されている。そして、ろ過助剤がセルロース系ろ過助剤を含むことが重要である。珪藻土系ろ過助剤と比較してセルロース系ろ過助剤は金属成分を捕捉する性能に優れるため、ろ過助剤がセルロース系ろ過助剤を含むことによって、灌水チューブ3の内壁における被膜の形成が抑制され、延いては、散水孔303の目詰まりが抑制される。より具体的には、農業用水Bに上記のような金属成分が含まれると、灌水停止中において、灌水チューブ3に残存した農業用水Bに含まれる金属成分が空気と接触することによって灌水チューブ3の内壁に被膜を形成し、これによって、散水孔303に目詰まりが生じるおそれがある。これに対して、セルロース系ろ過助剤を用いることによって農業用水Bにおける金属成分の含有量が低減されるため、このような目詰まりを抑制することができる。また、珪藻土系ろ過助剤と比較して、セルロース系ろ過助剤は、廃棄処分が容易であるという利点も有する。
本実施形態のフィルタ21は、ろ過面211が上下方向に沿って延びるように配されている。フィルタ21は、外側面又は内側面のいずれか一方がろ過面211を構成するものである。本実施形態では、フィルタ21の外側面がろ過面211を構成している。ろ過面211の垂直方向に対する傾斜角度は±10°の範囲内であることが好ましい。
フィルタ21は、下方に開口した下端部212と、上方に開口した上端部213とを有している。
フィルタ21のメッシュサイズは、20メッシュ以上であることが好ましく、80メッシュ以上であることがより好ましく、120メッシュ以上であることがさらに好ましい。これによって、フィルタ21が前記セルロース系ろ過助剤を確実に捕捉することができるようになる。
ここで、前記異物には、通常、散水孔303の目詰まりには影響しないような微細な不溶性の異物も含まれている。このような異物を捕捉可能なメッシュサイズを有するフィルタ21を用いると、フィルタ21に目詰まりが生じ易くなるため、フィルタ21の洗浄を頻繁に実施する必要が生じる。また、洗浄回数が多くなるほど、フィルタ21の寿命も短くなる。このようなことから、フィルタ21のメッシュサイズは400以下が好ましく、200以下であることがさらに好ましい。
図4~6に示されるように、本実施形態のフィルタ21は、円環状の複数のディスク214がこれらの間に複数の開口215を形成しつつ積層されることによって構成されたディスクフィルタ21である。各ディスク214の両表面(上面及び下面)には複数の溝216が放射状に形成されている。各溝216は、径方向に延びるように各表面に形成されている。言い換えれば、各溝216は、ディスク214の内側面から外側面にまで延びるように形成されている。また、図6に示されるように、各溝216は、側面視において三角形状に形成されている。これによって、ディスクフィルタ21は、隣接するディスク214の間に、側面視において四角形状の開口215が複数形成されたものとなっている。すなわち、ディスクフィルタ21は、四角形状の開口215が複数形成されたろ過面211を有するものとなっている。
ディスク214の径(内側面から外側面までの長さ)の大きさは、10~50mmであることが好ましい。
ディスク214は、樹脂製であることが好ましい。ディスク214を構成する樹脂としては、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂が好ましい。
フィルタ21は、図7に示されるような、化学繊維や天然繊維により形成された布帛によって構成されていてもよい。また、フィルタ21は、上記のようなディスクフィルタのろ過面が該布帛によりさらに被覆されることによって構成されていてもよい。このような二重構造を有するフィルタ21の場合、フィルタ21のメッシュサイズは、より細かくメッシュが形成された部材のメッシュサイズを意味するものとする。
ディスクフィルタ21が用いられる場合、比較的大きな不溶性の異物(砂利等)が開口215に目詰まりを生じさることが問題となる。また、開口215に詰まった砂利などの異物は、逆洗浄によっては取り除くことが困難である。このため、開口215から該異物を取り除くためには、ディスクフィルタ21を取り出して分解洗浄する必要があるが、かかる分解洗浄は、ディスク214の数等を勘案すると非常に手間のかかる操作を要する。また、上記のような二重構造のフィルタ21を使用することによって、ディスクフィルタの目詰まりは抑制されることとなる一方で、ディスクフィルタを被覆する布帛に目詰まりが生じることとなるため、結局のところ分解洗浄が必要となる。これに対して、ディスクフィルタ21のろ過面211にセルロース系ろ過助剤によるろ過層が形成されることによって、開口215の閉塞が抑制され、しかも、異物を捕捉したろ過層は、逆洗浄によって比較的容易に剥離させることができるため、分解洗浄の回数を顕著に低減させることが可能となる。さらに、水に分散された際に繊維状となるセルロース系ろ過助剤は、上記のようなメッシュサイズのフィルタ21に十分に捕捉されろ過層を形成することができる。一方、珪藻土系ろ過助剤のような粒子状のろ過助剤は、平均粒子径が50μm以下の微粒子から構成されており、上記のようなメッシュサイズのフィルタ21では十分に捕捉されず、ろ過層を形成することが困難となる。
前記化学繊維としては、例えば、ナイロン等のポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維等のポリオレフィン繊維、及びポリビニルアルコール繊維等が挙げられる。
本実施形態の前記セルロース系ろ過助剤は、微細な粒子のセルロース繊維が集合した粉末状、又はセルロース繊維が綿状に絡まったろ過助剤である。該セルロース系ろ過助剤は、通常、水に添加されると(分散前は粒子状であっても)セルロース繊維が繊維状となって均一に分散する。なお、前記セルロース系ろ過助剤は、レーヨンのような再生セルロース繊維によって構成されていてもよい。
前記セルロース系ろ過助剤の平均繊維長は、50~50,000μmであることが好ましく、150~2,000μmであることがより好ましい。また、前記セルロース系ろ過助剤の平均繊維径は、1~20μmであることが好ましい。これによって、前記セルロース系ろ過助剤が上記のようなメッシュサイズのフィルタ21により確実に捕捉され、且つ、前記セルロース系ろ過助剤が形成するろ過層によって不溶性の異物の通過がより確実に阻止される。
なお、前記平均繊維長は質量加重平均繊維長を意味し、前記平均繊維径は長さ加重平均繊維幅を意味し、これらはバルメット社製の測定装置(Valmet FS-5)を用いて測定することができる。
前記セルロース系ろ過助剤は、これに含まれるセルロース分子が有する一部の水酸基が化学修飾されることによって変性した変性セルロース系ろ過助剤を含むことが好ましい。なお、以下では、化学修飾されていないセルロース分子からなるセルロース系ろ過助剤を未変性セルロース系ろ過助剤と称することがある。
前記変性セルロース系ろ過助剤に含まれるセルロース分子は、前記金属成分との配位結合等の化学結合を形成し得る官能基であれば特に限定されないが、カルボキシル基、アミノ基、チオール基、及びリン酸基を有していることが好ましい。また、該セルロース分子は、カルボキシル基及びアミノ基のいずれか一方を有することが好ましく、カルボキシル基及びアミノ基の両方を有することがより好ましい。
カルボキシル基を有するセルロース分子としては、一部の水酸基にカルボキシメチル基(-CHCOOH)が導入されたカルボキシメチルセルロースが好ましい。
アミノ基を有するセルロース分子としては、一部の水酸基にアミノエチル基(-CHCHNH)等の第1級アミノアルキル基が導入されたアミノセルロースが好ましい。
カルボキシル基及びアミノ基の両方を有するセルロース分子としては、例えば、一部の水酸基に下記化学式(1)で表されるイミノジ酢酸基が導入されたアミノポリカルボン酸セルロースであることが好ましい。イミノジ酢酸基は鉄やマンガンとキレートを形成することによってこれらを捕捉することができるため、前記変性セルロース系ろ過助剤がアミノポリカルボン酸セルロースを含むことによって、原水に含まれる鉄やマンガンをより捕捉し易くなる。
Figure 2022186300000002
上記の他、前記アミノポリカルボン酸セルロースとしては、例えば、一部の水酸基に下記化学式(2)で表される、イミノジ酢酸構造を末端に有するセルロースが挙げられる。
Figure 2022186300000003
さらに、前記変性セルロース系ろ過助剤に含まれるセルロース分子は、一部の水酸基がグラフト化されることによってグラフト部が形成され、該グラフト部に上記のような官能基が導入されたグラフト化セルロースであることがより好ましい。該グラフト化セルロースとしては、例えば、下記化学式(3)又は化学式(4)で表されるものが挙げられる。グラフト部を介して結合した前記官能基は、セルロース分子の表面に表出し易くなるため、前記変性セルロース系ろ過助剤がグラフト化セルロースを含むことによって、鉄やマンガンの吸着性能(特に吸着速度)がより向上する。
Figure 2022186300000004
Figure 2022186300000005
前記グラフト部は、セルロース分子の水酸基に、例えば、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル等をレドックス触媒存在下にて作用させることによって形成することができる。また、形成したグラフト部に、イミノジ酢酸、エチレンジアミン二酢酸、エチレンジアミン三酢酸、チオグリコール酸、又はリン酸等を作用させることによって、前記グラフト部に前記官能基を導入させ、前記グラフト化セルロースを調製することができる。
原水Aに含まれる金属成分の含有量は地域により大きくバラツキがある。従って、前記ろ過助剤の総質量に対する前記セルロース系ろ過助剤の質量割合は、原水Aに含まれる金属成分の濃度や、セルロース系ろ過助剤のコスト等により0~100質量%まで適宜調整することが可能である。同様に、前記セルロース系ろ過助剤の総質量に対する前記変性セルロース系ろ過助剤の質量割合も、上記事情に鑑みて、0~100質量%まで適宜調整することが可能である。
図3に示されるように、本実施形態の支持部22は、フィルタ21の下端部212と接するようにフィルタ21を載置し且つ下端部212の開口と連通する開口を有するように円環状に形成された下側フランジ部221と、フィルタ21の内側面を支持するように上下方向及び水平方向に延びる骨格を複数ずつ有するメッシュ状の骨格部222と、フィルタ21における上端部213の開口を閉塞するように形成された上側フランジ部223とを有している。また、支持部22は、上側フランジ部223を下側フランジ部221に向かって付勢可能に構成されたねじ部224を有している。このように構成された支持部22は、内部に円柱状の空間Iを形成するものとなる。
支持部22は、下側フランジ部221及びフィルタ21における下端部212の間に配され得るリング状の第1シール材225と、フィルタ21の上端部213及び上側フランジ部223の間に配され得るリング状の第2シール材226とを有している。
支持部22は、各構成要素が分離可能に構成されていることが好ましい。具体的には、支持部22は、少なくとも、ねじ部224、上側フランジ部223、及び第2シール材226が分離可能に構成されていることが好ましい。これによって、フィルタ21の支持部22からの着脱が容易になる。
ハウジング部23は、フィルタ21及び支持部22との間に空間Oを形成しつつ、これらを全体的に覆うように形成されている。空間Oは、フィルタ21のろ過面211及び支持部22の骨格部222を介して、空間Iと流体的に(水が往来可能なように)つながっている。
本実施形態のハウジング部23は、上下に分割可能なカプセル状に形成されている。具体的には、ハウジング部23は、上端部が閉塞し且つ下端部が開口した上側ハウジング部231と、下端部が閉塞し且つ上端部が開口した下側ハウジング部232とを有している。また、上側ハウジング部231の下端部と、下側ハウジング部232の上端部とは、それぞれが密着するように係合可能に構成されている。本実施形態では、上側ハウジング部231がその下端部の外壁に雌ねじ部233を有し、下側ハウジング部232がその上端部の内壁に雄ねじ部234を有し、雌ねじ部233と雄ねじ部234とが螺合可能となっている。
給水部24は、内部に原水Aの流入路241を形成するように管状に形成されている。給水部24は、ハウジング部23を基端として外方に向かって延びている。流入路241は、ハウジング部23とフィルタ21との間の空間Oに直接的につながっている。給水部24は、ハウジング部23におけるフィルタ21よりも下方の部分につながっていることが好ましい。これによって、給水部24に導入された原水Aの水流によって、セルロース系ろ過助剤が下方から上方に向かって移動し易くなるため、ろ過面211の上下方向にわたってろ過層を形成させ易くなる。
ろ液排出部25は、内部に水の排水路251を形成するように管状に形成されている。ろ液排出部25は、支持部22の底部から外方に向かって延びている。また、排水路251は、フィルタ21内の空間Iと直接的につながっている。
給水部24の流入路241とろ液排出部25の排水路251とは、フィルタ21を介して間接的につながっている。
上記構成に加えて、本実施形態のろ過装置2は、ろ過面211よりも下方に配され、ろ過面211から落下し得るろ過助剤を受け入れる受部26を備えている。本実施形態では、ろ過面211よりも下方に配された下側ハウジング部232の底面部が受部26を構成している。また、フィルタ21(の下端部212)と受部26との間には、空間Rが形成されている。原水Aの供給が間欠的に行われる間欠運転においては、原水Aの供給停止中、ろ過助剤がろ過面211から自然に剥離して落下し得る。また、使用者によりろ過装置2に意図的に加えられる振動によって、ろ過助剤がろ過面211から剥離して落下し得る。このとき、受部26が受け皿のように機能し、落下したろ過助剤を受け入れる。その後、原水Aの供給が再開されると、受部26に受け入れられたセルロース系ろ過助剤が泥や砂利等の異物よりも優先的に下方から上方に向かって移動することとなり、ろ過面211に優先的に到達する。よって、間欠運転において、泥や砂利等がろ過面211に突き刺さる等して生じるフィルタ21の性能の低下が抑制される。特に、ディスクフィルタ21においては、開口215の閉塞が抑制されることとなり好ましい。
受部26は、空間Rを外部と連通させる排出部261を有していることが好ましい。これによって、受け入れたろ過助剤や異物を排出することが容易になる。
また、本実施形態のろ過装置2は、図2に示されるように、給水部24から供給された水の流れ方向を空間O内において上方旋回させる旋回発生部27を備えている。旋回発生部27は、フィルタ21よりも下方に配され、水平方向に対して傾斜するように配された板状の傾斜部271を複数有している。旋回発生部27を通過した水は、空間O内において上方に旋回するように流れることとなるため、ろ過面211上の特定の位置にろ過助剤や異物が偏在することが抑制される。
本実施形態の旋回発生部27は、支持部22における下側フランジ部221の側面に密着している円環状の内側枠部272、及び、下側ハウジング部232の内壁に密着している円環状の外側枠部273を有しており、内側枠部272と外側枠部273とを接続するように、板状の複数の傾斜部271が一定の隙間を空けつつ且つ互いの傾斜方向が並行するように周方向(フィルタ21の周方向)に沿って並んでいる。
図8に示されるように、ろ過装置2は、給水部24に直接的に接続された配管部28と、配管部28から分岐して設けられフィルタ21の上流側の位置にて流路の外部と内部とを連通させる連通路291が形成された連通部29と、連通路291を開閉可能にする開閉部30とを有していることが好ましい。
連通部29は、配管部28を基端として上方に延びるように形成された筒状部292と、筒状部292を基端として下方から上方に向かうにつれて拡径するように形成され且つ上方に開口した拡径部293とを有している。また、連通部29は、拡径部293における開口を閉塞する蓋部294を有していることが好ましい。蓋部294は、拡径部293の先端部にヒンジを介して取り付けられている。このような連通部29が設けられることによって、ろ過装置2における流路の内部へのろ過助剤の投入作業が容易になる。
連通部29は、フィルタ21の上流側に設けられていればよく、例えば、給水部24から分岐するように設けられていてもよく、ハウジング部23(好ましくは上側ハウジング部231の上面部)を基端として上方に延びるように設けられていてもよい。
開閉部30としては、例えば、連通路291を開閉可能にするボールバルブ等が挙げられる。
また、配管部28及び連通部29は、図9に示されるように構成されてもよい。図9では、配管部28は、連通部29に直接的に接続されていることによって連通部29に投入されたろ過助剤が投入されるろ過助剤配管部281と、連通部29よりも上流側の位置にてろ過助剤配管部281から分岐し且つ連通部29よりも下流側の位置にてろ過助剤配管部281に再接続している迂回配管部282とを有していることが好ましい。この場合、ろ過助剤配管部281は、迂回配管部282との上流側接続部分と連通部29との接続部分との間に配された第1バルブ部283、及び、連通部29との接続部分と迂回配管部282との下流側接続部分との間に配された第2バルブ部284を有していることが好ましい。これによって、原水Aをフィルタ21によってろ過処理しながら、ろ過助剤を流路に投入することが可能となる。
ろ過助剤の流路への投入方法としては、ろ過助剤を水に懸濁させた状態で投入することが好ましく、これによって、ろ過助剤の周囲への飛散が抑制される。このような投入が容易になるように、連通部29は、開閉部30(第1開閉部31)の下方に、空気及び水抜き用の第2開閉部32を有していることが好ましい。
ここで、セルロース系ろ過助剤を用いるその他の利点としては、該セルロース系ろ過助剤が劣化した場合に、ろ過装置2を分解せずともろ過装置2へ水を供給することにより、劣化したセルロース系ろ過助剤をろ過装置2の外部に容易に排出させることができることが挙げられる。具体的には、フィルタ21からろ過助剤の方向に向かって水を流す逆洗浄によって、フィルタ21に付着したろ過助剤をこれが捕捉した異物とともに剥離させつつ外部に排出させることができる。
このような逆洗浄を容易にする上では、ろ過装置2は、図10のように構成されることが好ましい。具体的には、ろ過装置2は、給水部24に直接的に接続された第3バルブ部285と、ろ液排出部25に直接的に接続された第4バルブ部286と、第3バルブ部285の上流側にて第3バルブ部285に直接的に接続された配管部から分岐し且つろ液排出部25に接続している第2迂回配管部287と、第2迂回配管部287の流路の開閉を操作するための第5バルブ部288と、排出部261に直接的に接続された第3開閉部33とを有していることが好ましい。このような構成において、第5バルブ部288及び第3開閉部33を開状態とし、且つ、第3バルブ部285及び第4バルブ部286を閉状態とすることによって、灌水設備100の各構成要素を分解せずとも、原水Aを用いて、容易に逆洗浄を実施することが可能となる。
また、図10のろ過装置2によれば、給水部24から供給される原水Aによってろ過面211に沿った水流を発生させることにより、フィルタ21からセルロース系ろ過助剤及び捕捉した異物を剥離する順洗浄を実施することも容易になる。具体的には、第3バルブ部285及び第3開閉部33を開状態とし、且つ、第4バルブ部286及び第5バルブ部288を閉状態とすることによって、灌水設備100の各構成要素を分解せずとも、原水Aを用いて、容易に順洗浄を実施することが可能となる。また、水及び空気抜きのために、ろ過装置2の内部空間と外部とを開閉可能に連通させる第4開閉部(図示せず)が、フィルタ21よりも上方に(より具体的には上側ハウジング部231の上面部に)設けられていることが好ましく、この場合、該第4開閉部が開状態にされることが好ましい。これによって、比較的軽いセルロース系ろ過助剤は、該第4開閉部から排出され易くなり、比較的重い砂利等の異物は、第3開閉部33から排出され易くなる。さらに、順洗浄の実施後に際しては、該第4開閉部を閉状態とし且つ原水Aの供給を停止させると、開状態の第3開閉部33を通ってろ過装置2の内部に空気が導入されることとなる。該空気は気泡となって上昇し、ろ過装置2の内部(具体的には空間O内)の水を撹拌するように作用する。これによって、フィルタ21が捕捉したセルロース系ろ過助剤や異物を比較的容易に剥離させることができる。
なお、図10のろ過装置2の通常運転時には、第3バルブ部285及び第4バルブ部286を開状態とし、第5バルブ部288及び第3開閉部33を閉状態とすればよい。
図11~12に示されるように、灌水チューブ3は、長片状の対をなす樹脂シートを備えている。また、灌水チューブ3は、前記対をなす樹脂シートにおける長さ方向の両側端部どうしがヒートシールにより接着された接着部301と、非接着により内部に通水可能な非接着部302とを有している。非接着部302には、内部の水を外部に排出させる複数の散水孔303が形成されている。本実施形態の灌水チューブ3は、通水されていない自然状態では、非接着部302が平坦な状態(図11)となり、通水された状態においては、水圧によって非接着部302が円筒状に膨らむような(図12)可撓性を有している。
一般的な灌水チューブ3の散水孔303の孔径は、100~2,000μmである。
なお、本発明に係るろ過装置は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。また、本発明に係るろ過装置は、上記した作用効果により限定されるものでもない。本発明に係るろ過装置は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、フィルタ21のろ過面211が上下方向に沿って延びるように配されているが、これに限定されず、フィルタ21のろ過面211は、垂直方向に対して例えば45°程度傾斜するように配されていてもよく、水平方向に沿って配されていてもよい。
また、上記実施形態は、フィルタ21の外側面がろ過面211を構成するものであるが、これに限らず、フィルタ21の内側面がろ過面211を構成してもよい。この場合、給水部24をろ液排出部25とし、ろ液排出部25を給水部24として用いればよい。
また、上記実施形態では、灌水部材として灌水チューブを例示したが、上記のような散水孔303が形成されている灌水部材であればよく、例えば、スプリンクラーやシャワー等であってもよい。また、円筒状ゴムホース等に散水孔を形成したものや、該散水孔に点滴ノズルや散水ノズルが装着されたものであってもよい。
また、上記実施形態では、ディスクフィルタ21等を例示したが、これに限定されず、フィルタ21は、ウェッジワイヤによって構成されたウェッジワイヤスクリーン21であってもよい。ウェッジワイヤスクリーン21は、例えば、1本のウェッジワイヤが隙間を空けつつコイル状に巻回されることによって形成される。該ウェッジワイヤとしては、上流側から下流側に向かって先細りとなる三角形状に形成されているものが好ましい。上記のようなセルロース系ろ過助剤の通過を阻止する上では、該隙間の大きさは300μm以下であることが好ましく、150μm以下であることがより好ましい。また、該隙間の大きさは10μm以上であることが好ましい。
また、図13に示されるような別の実施形態のろ過装置2であってもよい。具体的には、本実施形態のろ過装置2は、灌水チューブ3に直接的に接続されるろ過装置2であって、灌水チューブ3の上流側端部に接続可能な灌水チューブ接続部289を有する配管部28と、灌水チューブ3の内部に配され得るフィルタ21とを備えている。なお、図13は、ろ過装置2が灌水チューブ3に接続される前の取り付けの段階を示している。フィルタ21は、上流側端部が開口した袋状に形成されており、灌水チューブ接続部289よりも下流側に配された部分がろ過面211を形成することとなる。また、フィルタ21は、灌水チューブ3における上流側端部の内壁と灌水チューブ接続部289の外壁との間の隙間に配され得る厚みを有している。
次に、実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明する。
[実施例1]
塩化鉄(III)六水和物(富士フィルム和光純薬製、試薬特級)を超純水に溶解し、1.0×10-3mol/LのFe(III)水溶液を調製した。Fe(III)水溶液20mLに未変性セルロース系ろ過助剤(日本製紙株式会社製KCフロック、W-50、質量加重平均繊維長316μm、長さ加重平均繊維径13μm)0.5gを添加し、振とう後、シリンジフィルタ(孔径0.45μm)を用いて上澄み液をろ過した。得られたろ液におけるFe濃度をフレーム原子吸光法によって測定した。なお、ろ液の調製は(ろ過助剤の添加から)3回行い、各ろ液におけるFe濃度の測定値を平均することによって平均Fe濃度を求め、該平均Fe濃度について評価した。
[比較例1]
セルロース系ろ過助剤に代えて珪藻土系ろ過助剤(巴工業株式会社製、FW-50)を用いた以外は、実施例1と同様にしてろ液を調製し、そのFe濃度を測定した。
Figure 2022186300000006
表1に示されるように、セルロース系ろ過助剤を用いた場合には、Fe濃度が50%以上低下していることが認められた。一方、珪藻土系ろ過助剤を用いた場合には、Fe濃度の減少率は10%程度であった。この結果から、セルロース系ろ過助剤は金属成分を捕捉する性能に優れており、延いては、灌水チューブにおける散水孔の目詰まりを抑制可能であることが示唆された。
1:給水ポンプ、2:ろ過装置、21:フィルタ、211:ろ過面、212:下端部、213:上端部、214:ディスク、215:開口、216:溝、22:支持部、221:下側フランジ部、222:骨格部、223:上側フランジ部、224:ねじ部、225:第1シール材、226:第2シール材、23:ハウジング部、231:上側ハウジング部、232:下側ハウジング部、233:雌ねじ部、234:雄ねじ部、24:給水部、241:流入路、25:ろ液排出部、251:排水路、26:受部、261:排出部、27:旋回発生部、271:傾斜部、272:内側枠部、273:外側枠部、28:配管部、281:ろ過助剤配管部、282:迂回配管部、283:第1バルブ部、284:第2バルブ部、285:第3バルブ部、286:第4バルブ部、287:第2迂回配管部、288:第5バルブ部、289:灌水チューブ接続部、29:連通部、291:連通路、292:筒状部、293:拡径部、294:蓋部、30:開閉部、31:第1開閉部、32:第2開閉部、33:第3開閉部、3:灌水チューブ、301:接着部、302:非接着部、303:散水孔、100:灌水設備、A:原水、B:農業用水、I:空間、O:空間、R:空間

Claims (4)

  1. 原水をろ過処理して農業用水とするろ過装置であって、
    前記原水を通過させつつ前記原水に含まれる異物を捕捉するフィルタと、該フィルタに捕捉されることによって該フィルタ上にろ過層を形成するろ過助剤とを有し、
    前記ろ過助剤が、セルロース系ろ過助剤を含む、ろ過装置。
  2. 前記フィルタは、上下方向に沿うように配されたろ過面を有し、該ろ過面上に前記ろ過層を形成させるように構成されており、
    前記上下方向において前記ろ過面よりも下方に配され、前記ろ過面から落下する前記ろ過助剤を受け入れる受部をさらに備える、請求項1に記載のろ過装置。
  3. 前記フィルタの上流側の位置にて流路の外部と内部とを連通させる連通路が形成された連通部と、前記連通路を開閉可能にする開閉部とをさらに備える、請求項1又は2に記載のろ過装置。
  4. 農業用の灌水設備であって、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のろ過装置と、該ろ過装置のろ過処理によって得られる前記農業用水を散水可能な散水孔が形成された灌水部材とを備える、灌水設備。
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