JP2022186144A - 通線ロボット - Google Patents
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Abstract
Description
特に、電線を押し込む側では、電線管内における電線の摩擦や、曲管における抵抗が大きいと、単に電線を電線管内で波打たせるだけで、通線作業に寄与しなくなってしまう。例えば、現場によっては引き込む側に作業者が2~3人の全体重をかけても通線が困難な場合も報告されている。
また、電線管内への通線作業では,作業場所が狭所,暗所であることが多く、前述のような負担を高所,暗所で複数人により行うことは、怪我の原因にもつながりかねない。
本構成によれば、通線ロボットが電線管内において電線を牽引するため、通線作業に係る負担を軽減することができる。
また、通線時に、流体流通管が電線管内を通線方向に貫通して設けられる構成とした。
本構成によれば、流体流通管を従来のガイドケーブルのような通線用の呼び線として利用することができ、作業者及び通線ロボットの共同による通線作業ができるので、通線作業に作業者の通線作業に係る負担を軽減することができる。
また、駆動部は、電線管を貫通して設けられるガイドケーブルを備える構成とした。
本構成によれば、電線管と電線との摩擦が大きい場合であっても、作業者及び通線ロボットの共同による通線作業ができるので、通線作業に作業者の通線作業に係る負担を軽減することができる。
また、把持ユニット、牽引ユニット及び連結ユニットは、ガイドケーブルの貫通を許容する中空空間を有する構成とした。
本構成によれば、ガイドケーブルに電線を直接取り付けることが可能となり、作業者による力が電線に直接伝達可能となるとともに、通線ロボットによる牽引力により電線を牽引できるので、通線作業に作業者の通線作業に係る負担を軽減することができる。
駆動部1Aは、電線管2の内壁面との間に摩擦力を生じさせる把持ユニット10と、電線6に対して牽引力を生じさせる牽引ユニット40と、把持ユニット10及び牽引ユニット40とを連結する連結ユニット80とを備える。
また、内筒12は、上記構成に限定されず、軸方向に伸縮が可能であり、外周からの圧力に対して半径方向にはほとんど拡縮が見られない筒体として構成されていれば良い。
把持ユニット10は、図3(a)に示すように、流体室S1に空気圧が印加されていない状態から、給排孔30を介して空気を供給し、流体室S1に空気圧を印加することにより、流体室S1に供給された空気が内筒12及び外筒14を半径方向に押圧する。前述のように、内筒12は径方向には収縮しない構成である一方で、外筒14はその弾性によって径方向への変形を許容する構成である。
このため、流体室S1に印加された空気圧は、外筒14を内周側から外周側へと押圧する。一方で、外筒14には、該外筒14の軸方向への伸長を拘束すべく繊維が内包されているため、その変形が制限される。外筒14の変形は、内包された繊維が固定部材28;28によって端部部材16;18に固定されているため、固定部材28;28を起点として、図3(b)に示すように、繊維の延長経路を弓なりに変化させながら半径方向に外径をD1(10)からD2(10)へと膨張しつつ、軸方向の長さをL1(10)からL2(10)へと収縮することになる。
そして、把持ユニット10は、膨張時の外筒14の外径が電線管の内径以上となるに構成されることで、電線管の内壁との間に摩擦を生じさせ、内壁を把持することができる。
また、流体室S1に供給された空気を給排孔30を介して排出することにより、外筒14の弾性及び内筒12のコイルばね20の弾性による復元力により、図3(a)に示すように、半径方向に収縮しつつ軸方向に伸長して元の状態に戻る。
以下の説明では、把持ユニット10が軸方向に収縮し、径方向に膨張した状態を把持状態といい、この状態を把持開放状態という場合がある。
これにより、内筒42の外周と外筒44の内周との間に閉塞された流体室S2が形成される。
このチューブ104は、把持ユニット10及び連結ユニット80の内周側の空間を貫通して給排孔60に連結される。
なお、駆動部1Aへの電線6の取り付け方法は、これに限定されず、適宜変更すれば良い。
牽引ユニット40は、図4(a)に示すように、流体室S2に空気圧が印加されていない状態から、給排孔60を介して空気を供給し、流体室S2に空気圧を印加することにより、流体室S2に供給された空気が内筒42及び外筒44を半径方向に押圧する。前述のように、内筒42は径方向には収縮しない構成であり、外筒44はその弾性によって径方向への変形を許容する構成である。
このため、流体室S2に印加された空気圧は、外筒44を内周側から外周側へと押圧する。一方で、外筒44には、該外筒44の軸方向への伸長を拘束すべく繊維が内包されているため、その変形が制限される。外筒44の変形は、内包された繊維が固定部材58;58によって端部部材46;48に固定され、外周に複数の拘束部材64が設けられているため、固定部材58;58及び複数の拘束部材64を起点として、図4(b)に示すように、繊維の延長経路を波状に変化させながら半径方向に外径をD1(40)からD2(40)へと膨張しつつ、軸方向の長さをL1(40)からL2(40)へと収縮することになる。外筒44の軸方向への収縮は、内筒42を構成するコイルばね50の軸方向外向きの付勢力に打ち勝ち、内筒42も軸方向に収縮させる。
そして、牽引ユニット40は、膨張時の外筒44の外径が電線管の内径より小さくなるように構成されることで、電線管の内壁との間に摩擦を生じさせることなく、電線管内において牽引力を生み出すことができる。
また、流体室S2に供給された空気を給排孔30を介して排出することにより、外筒44の弾性及び内筒42のコイルばね50の弾性による復元力により、図4(a)に示すように、半径方向に収縮しつつ軸方向に伸長して元の状態に戻る。
基部82Aは、牽引ユニット40との連結を可能とするユニット連結部83を備える。ユニット連結部83は、基部82Aの軸線に沿って一端側から他端側に貫通し、把持ユニット10の連結部32及び牽引ユニット40の連結部62との連結を可能なねじ孔として形成される。
結合部84aは、8角形状をなす外周側において、中心線と平行な平面状に形成され、各取付体82から延長する突片82B;82Bで挟み込み可能に4箇所設けられる。各結合部84aには、法線方向に延長する軸86が設けられる。各結合部84aに設けられる軸86は、対向関係にある結合部84a同士において同軸となるように配置される。
図4(a)に示す状態は、通線ロボット1が動作していない初期状態を示している。
まず、図4(a)の状態から、把持ユニット10にのみ空気圧を印加し、図4(b)に示すように、把持ユニット10を半径方向へ膨張させて電線管2を把持させる。
次に、把持ユニット10の膨張状態を維持したまま、牽引ユニット40に空気圧を印加することで、図4(c)に示すように軸方向へ収縮させ、電線6を牽引する。
次に、牽引ユニット40の軸方向への収縮状態を維持したまま、把持ユニット10への空気圧の印加を停止し、把持ユニット10から空気を排出することで、図4(d)に示すように把持ユニット10の半径方向への膨張を収縮させて電線管2の把持を開放する。
次に、牽引ユニット40への空気圧の印加を停止し、把持ユニット10から空気を排出することで、図4(e)に示すように牽引ユニット40の軸方向への収縮状態を解除する。この収縮状態の解除に伴い、電線6と電線管2との間に生じる摩擦力を反力として、ロボット全体が前進する。図4(a)~(e)(実質的には図4(a)~(d))の動作を繰り返すことで電線6の施工を補助(アシスト)することができる。
そして、電線管2内における電線6の摩擦や、曲管における抵抗が大きくなり、電線6を押し込む側において、電線6を電線管2内で波打たせてしまう場合であっても、通線ロボット1が波打った電線6を電線管2の奥へと牽引できるので、従来であれば通線作業に寄与しなくなる状況であっても、作業者と協働して効率良く電線6の通線作業を行うことができ、作業者の負担を軽減することができる。
したがって、通線作業に必要とされる作業者の人数を減少しつつ、作業場所が狭所や暗所、高所等であっても安全に通線作業を行うことができる。
また、ガイドケーブル4を把持ユニット10の内周側を貫通させて、連結ユニット80のいずれかに取り付けても良く、また、把持ユニット10及び連結ユニット80の内周側を貫通させ、牽引ユニット40の進行方向前側、或いは後側の端部部材48に取り付けるようにしても良い。
このように構成しても、牽引ユニット40により得られる牽引力を電線管2内においてガイドケーブル4を介して電線6に伝達することができる。
また、呼び線を利用した作業者による通線操作をなくし、通線ロボット1のみによって通線作業を実行するようにしても良い。
4 ガイドケーブル、10 把持ユニット、40 牽引ユニット、
80 連結ユニット。
Claims (4)
- 電線管内に電線を通線させるための通線ロボットであって、
流体の供給により、電線管の内壁に達するように軸方向に収縮しつつ径方向に膨張し、電線管の内壁との間に摩擦を生じさせて内壁を把持する把持ユニットと、
流体の供給により、電線管の内壁に達することなく軸方向に収縮しつつ径方向に膨張し、電線を電線管内に引き込む牽引力を作用させる牽引ユニットと、
把持ユニットと牽引ユニットとを屈曲可能に連結する連結ユニットと、
把持ユニット及び牽引ユニットを膨張させるための流体が流通する流体流通管と、を有する駆動部を備え、
前記駆動部は、前記把持ユニットを通線方向に向けて電線管内に配置され、
前記電線が、牽引ユニットに固定され、通線方向逆側に延長した状態で、把持ユニット及び牽引ユニットを所定の順に膨張させて電線管に通線することを特徴とする通線ロボット。 - 通線時に、前記流体流通管が電線管内を通線方向に貫通して設けられることを特徴とする請求項1に記載の通線ロボット。
- 前記駆動部は、電線管を貫通して設けられるガイドケーブルを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通線ロボット。
- 前記把持ユニット、前記牽引ユニット及び前記連結ユニットは、前記ガイドケーブルの貫通を許容する中空空間を有することを特徴とする請求項3に記載の通線ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021094222A JP2022186144A (ja) | 2021-06-04 | 2021-06-04 | 通線ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021094222A JP2022186144A (ja) | 2021-06-04 | 2021-06-04 | 通線ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022186144A true JP2022186144A (ja) | 2022-12-15 |
Family
ID=84442381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021094222A Pending JP2022186144A (ja) | 2021-06-04 | 2021-06-04 | 通線ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022186144A (ja) |
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2021
- 2021-06-04 JP JP2021094222A patent/JP2022186144A/ja active Pending
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