JP2022185852A - 基地局、無線通信方法、及び、無線通信システム - Google Patents

基地局、無線通信方法、及び、無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】端末-基地局間の通信品質を向上できる基地局、無線通信方法、及び、無線通信システムの提供に資する。【解決手段】基地局は、基地局の設置位置の周辺の空間における電波伝搬に関する空間情報を用いて設定された複数の基地局間の協調制御に関する規定に基づいて、協調制御を行う制御部と、制御部の制御により、端末に対する信号の送受信を行う通信部と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、基地局、無線通信方法、及び、無線通信システムに関する。
セルラネットワークのような無線通信システムにおいて、干渉制御技術が検討される。
例えば、端末が受信信号の品質測定結果を基地局に報告し、報告された受信品質に基づいて基地局間で協調した制御を行うことによって、セル間の干渉を抑制する技術が検討される。
特開2013-34053号公報
しかしながら、品質測定結果に基づく協調制御では、例えば、品質測定結果には必ずしも反映されない端末-基地局間の空間的な条件によって、端末-基地局間の通信品質が劣化することがあり得る。そのため、端末-基地局間の通信品質を向上する通信制御について検討の余地がある。
本開示の非限定的な実施例は、端末-基地局間の通信品質を向上できる基地局、無線通信方法、及び、無線通信システムの提供に資する。
本開示の一実施例に係る基地局は、基地局-端末間の通信品質に関する情報と、端末に送信する信号の電波伝搬に変動を与え得る空間的な条件に関する情報とに基づいて、他の基地局と協調して前記端末に対する通信を制御する制御部と、前記制御部の制御に従って、前記端末と通信する通信部と、を備える。
本開示の一実施例に係る無線通信方法は、基地局が、基地局-端末間の通信品質に関する情報と、端末に送信する信号の電波伝搬に変動を与え得る空間的な条件に関する情報とに基づいて、他の基地局と協調して前記端末に対する通信を制御し、前記制御部の制御に従って、前記端末と通信する。
本開示の一実施例に係る無線通信システムは、第1の基地局と、第2の基地局と、端末と、を備え、前記第1の基地局は、前記第1の基地局と前記端末との間の通信品質に関する情報と、前記端末に送信する信号の電波伝搬に変動を与え得る空間的な条件に関する情報とに基づいて、前記第2の基地局と協調して前記端末に対する通信を制御する制御部と、前記制御部の制御に従って、前記端末と通信する通信部と、を備える。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又は、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の非限定的な実施例によれば、端末-基地局間の通信品質を向上できる。
本開示の一実施例における更なる利点及び効果は、明細書及び図面から明らかにされる。かかる利点及び/又は効果は、いくつかの実施形態並びに明細書及び図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つ又はそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
2つの基地局がカバーするエリアの第1の例を示す図 2つの基地局がカバーするエリアの第2の例を示す図 2つの基地局がカバーするエリアの第3の例を示す図 一実施の形態における協調制御の第1の例を示す図 一実施の形態における協調制御の第2の例を示す図 一実施の形態に係る無線通信システムの第1の構成例を示す図 一実施の形態に係る無線通信システムの第2の構成例を示す図 一実施の形態に係る無線通信システムの第3の構成例を示す図 基地局の配置例を示す図 空間情報を用いない場合の調停エリア設計の例を示す図 空間情報を用いる場合のエリア設計の第1の例を示す図 空間情報を用いる場合のエリア設計の第2の例を示す図 一実施の形態における調停判断の例を示す図 一実施の形態における調停判断の流れを示すシーケンス図 調停条件の決定の一例を示すフローチャート 空間情報を位置推定に用いる基地局の構成例を示す図
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(一実施の形態)
<本開示に至った知見>
例えば、無線通信システムにおいて、基地局は、無線通信のエリア(例えば、セル)を形成し、当該エリアに位置する端末は、基地局と無線によって通信する。無線通信システムにおいて、複数の基地局のそれぞれが形成するエリアの一部が重複することがある。重複したエリアには、複数の基地局からの信号が到達し得る。このようなエリアにおいては、基地局間において協調して基地局-端末間の通信を制御することが検討される。
例えば、基地局が、セル内の特定のエリアに指向性を有するビームを形成し、当該エリアに存在する端末と通信を行う場合、複数の基地局のそれぞれが形成するビームによってカバーするエリアが、重複することがある。このようなエリアに存在する端末との通信では、端末と通信を行う基地局及び当該基地局が使用するビームとが、基地局間において決定される。以下、端末と通信を行う基地局及び当該基地局が使用するビームを基地局間において決定する処理は、「調停」と記載される場合がある。複数の基地局それぞれのビームを用いて送信される信号が到達し得るエリアは、「調停対象エリア」と称される場合がある。
図1は、2つの基地局がカバーするエリアの第1の例を示す図である。図1には、基地局#1及び基地局#2が示される。
図1において、基地局#1がカバーするエリア#1と、基地局#2がカバーするエリア#2とは、部分的に重複する。この重複したエリア(例えば、調停対象エリア)に位置する端末に対して、基地局#1と基地局#2とがそれぞれ信号を送信する場合、端末において干渉が生じる可能性がある。また、基地局#1と基地局#2とが、重複したエリアに位置する端末から信号を受信する場合、基地局#1と#2との少なくとも一方において干渉が生じる可能性がある。あるいは、基地局#1と基地局#2との一方が、重複したエリアに位置する端末に信号を送信し、基地局#1と基地局#2との他方が、重複したエリアに位置する端末から信号を受信する場合、基地局及び/又は端末において干渉が生じる可能性がある。
基地局間の協調制御では、複数の基地局(又はセル)が信号を送受信する場合に、干渉を回避するための技術が適用され得る。
例えば、3rd generation partnership project(3GPP)においては、Inter-Cell Interference Coordination(ICIC)、coordinated multipoint transmission(CoMP)、eICIC、eCoMPといったセル間干渉回避技術が検討される。
CoMPには、例えば、基地局間で協調してスケジューリングを行うCoordinated Scheduling(CS)、基地局間で協調してビームフォーミングを行うCoordinated Beamforming(CB)、複数の基地局間で最も条件の良い1つの基地局が端末と通信を行うように、基地局(又は基地局のビーム)を切り替えるDynamic Point Selection(DPS)、複数の基地局のそれぞれが互いに干渉とならず、ゲインを高め合うように1つの端末に対して伝送を行うJoint Transmission(JT)といった技術がある。
例えば、干渉回避技術では、基地局と端末との間の通信品質に関する情報(通信品質情報)に基づいて、干渉を回避する制御を行う技術である。通信品質情報は、例えば、端末において測定され、その測定結果が通信品質情報として端末から基地局へフィードバック(あるいは報告)されてよい。
例えば、CBでは、通信品質情報に基づいて、複数の基地局の中で1つの基地局が選択され、選択された基地局において端末との通信に用いるビームが選択される。また、DPSでは、通信品質情報に基づいて、複数の基地局の中から端末との通信を行う基地局が選択される。
しかしながら、通信品質情報に基づく制御では、通信品質情報の精度が劣化した場合に適切な制御が行えず、干渉の回避が困難になり得る。
また、通信品質情報に基づく制御では、チャネルの確率的な変動に伴って判定結果(例えば、基地局の選択結果)が確率的に変動し、干渉の回避が困難になり得る。
図2Aは、2つの基地局がカバーするエリアの第2の例を示す図である。図2Bは、2つの基地局がカバーするエリアの第3の例を示す図である。図2A、図2Bには、図1と同様に、基地局#1がカバーするエリア#1と、基地局#2がカバーするエリア#2とが示される。
例えば、図2Aの場合、ビルのような障害物xの影響によって、基地局#1から見通し外(non-line of sight(NLOS))となるエリアにおいて、伝搬特性が劣化し、障害物yの影響によって、基地局#2から見通し外(non-line of sight(NLOS))となるエリアにおいて、伝搬特性が劣化する。また、図2Bの場合、壁のような障害物の影響によって、基地局#1及び#2からNLOSとなるエリアにおいて伝搬特性が劣化する。
このようなケースにおいて、2つの基地局間において協調した制御をどのように行うかを決定する調停方法には検討の余地がある。
本実施の形態では、基地局が設けられる位置の周辺の空間に関する情報(空間情報)に基づく調停を用いて、適切な協調制御を実現する。
空間情報は、基地局が端末に送信する信号(又は端末が基地局に送信する信号)の電波伝搬に変動を与え得る空間的な条件に関する情報の一例である。空間情報には、電波伝搬に関する空間情報が含まれる。例えば、空間情報には、基地局の設置位置に関する位置情報、基地局の設置位置の周囲に存在し、電波伝搬の障害となる障害物に関する障害物情報、調停対象エリアに関する情報が含まれる。
空間情報には、基地局が設けられる設置位置と、設置位置の周辺に存在する物体との位置関係が含まれてよい。ここで、物体には、位置が固定された構造物(例えば、建物、地形)と、位置が変わる移動物体(例えば、車、人)が含まれてよい。空間情報には、構造物の固定的な物理条件(例えば、比誘電率、透過率及び反射率)、及び、移動物体(例えば、車、人)の物理条件が含まれてよい。また、空間情報には、基地局の設置位置周辺の伝搬媒体である空間の物理条件が含まれてよい。例えば、伝搬媒体である空間の物理条件とは、天候に関する情報(例えば、降雨又は降雪の有無、霧、雷、気温に関する情報、あ、降雨又は降雪の量に関する情報)であってよい。
障害物情報には、障害物の位置、大きさ、形状、素材に関する情報が含まれてよい。また、障害物を構成する素材の比誘電率等の電波伝搬に関するパラメータ情報が含まれてよい。
空間情報の取得方法については、特に限定されない。例えば、位置が固定された構造物に関する情報は、外部のサーバが提供する地図情報、地形情報等から取得されてよい。移動物体に関する情報は、基地局の周辺を撮影するカメラの映像(画像)から画像処理によって抽出されてよいし、外部のサーバが提供する交通情報、global positioning system(GPS)情報から取得されてよい。例えば、交通情報から、車両の混雑状況に関する情報が取得されてもよいし、カメラ等の画像情報から移動物体の量が推定されてもよい。天候に関する情報は、外部のサーバが提供する天候情報(例えば、天気予報)から取得されてよいし、基地局の周辺を撮影するカメラの映像(画像)から画像処理によって抽出されてよい。
図3Aは、本実施の形態における協調制御の第1の例を示す図である。図3Bは、本実施の形態における協調制御の第2の例を示す図である。
図3Aは、図2Aに示した例において、適切な協調制御が実行された場合の2つの基地局がカバーするエリアの例を示す。図3Aには、基地局1-1がカバーするエリア#1aと、基地局1-2がカバーするエリア#2aとが示される。図3Bは、図2Bに示した例に対して、適切な協調制御が実行された場合の2つの基地局がカバーするエリアの例を示す。図3Aには、基地局1-1がカバーするエリア#1bと、基地局1-2がカバーするエリア#2bとが示される。
図2A、図2Bにおいて、基地局#1から見てNLOSとなるエリアが、図3A、図3Bでは、基地局1-2がカバーするエリアに変わっている。また、図2A、図2Bにおいて、基地局#2から見てNLOSとなるエリアが、図3A、図3Bでは、基地局1-1がカバーするエリアに変わっている。
例えば、図2Aでは、基地局#1から見てNLOSとなる位置に存在する端末が、基地局#1と無線接続を確立してしまい、端末の通信品質が劣化する可能性がある。一方で、図3Aでは、空間情報に基づく調停を用いることによって、基地局1-1から見てNLOSとなる位置に存在する端末は、基地局1-1ではなく、基地局1-2との無線接続を確立するため、端末の通信品質の劣化を回避できる。
本実施の形態によれば、空間情報に基づいて、適切な基地局のカバーエリアを設計でき、基地局間の調停による協調制御を実現できる。
例えば、空間情報に基づいて、調停データが生成される。調停データは、例えば、基地局間又は基地局それぞれが形成するビーム間での調停方法を示すデータである。なお、調停データについては、後述する。
調停データは、情報処理装置によって基地局を設置する前に、生成されてもよい。あるいは、調停データは、情報処理装置によって、基地局が設置され基地局が動作中に、生成されてもよい。調停データを生成する機能は、基地局に組み込まれてもよい。
以下、基地局を設置する前に、調停データが情報処理装置によって生成され、基地局に保持される構成例(以下、第1の構成例)、基地局が設置され基地局が動作中に、調停データが情報処理装置によって生成される構成例(以下、第2の構成例)、及び、調停データを生成する機能が基地局に組み込まれる構成例(以下、第3の構成例)を説明する。
図4は、本実施の形態に係る無線通信システムの第1の構成例を示す図である。図4には、2つの基地局1-1及び基地局1-2が示される。なお、基地局1-1と基地局1-2とは同様の構成を有してよい。以下では、基地局1-1の構成例について説明する。
基地局1-1は、無線通信部11と、基地局間通信部12と、制御部13と、を有する。
無線通信部11は、制御部13の制御により、端末と無線通信を行う。無線通信部11は、例えば、制御部13の制御により、端末が存在する方向に指向性を有するビームを形成し、形成したビームを用いて、端末に対して信号を送信し、端末から信号を受信する。
基地局間通信部12は、Xnインターフェイスを介して、他の基地局1-2の基地局間通信部12と接続する。基地局通信部12は、例えば、制御部13から、基地局間調停情報を取得し、取得した基地局間調停情報を基地局1-2の基地局間通信部12に送信する。あるいは、基地局通信部12は、例えば、基地局1-2の基地局間通信部12から基地局間調停情報を受信し、制御部13に受信した基地局間調停情報を出力する。
なお、基地局間通信部12は、Xnインターフェイスを介して接続する例を示したが、本開示はこれに限定されない。基地局間通信部12は、Xnインターフェイスと異なるインターフェイスを介して、他の基地局間通信部12と接続してよい。なお、基地局間通信部12の間の接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。また、基地局間通信部12は、2以上の他の基地局間通信部12と接続してもよい。この場合の基地局間通信部12の間の接続は、有線接続と無線接続とが混在してもよい。
制御部13は、端末との無線通信の制御を行う。例えば、制御部13は、端末との無線通信において、他の基地局との間で協調制御を行う場合に、基地局間協調制御のための情報の生成、及び、送受信を行う。
制御部13は、受信品質管理部131と、調停データ記憶部132と、第1調停部133と、第2調停部134と、ビーム管理部135と、を有する。
受信品質管理部131は、端末が送信し基地局が受信した信号の受信品質(以下、BS(Base Station)受信品質)と、基地局が送信し端末が受信した信号の受信品質(以下、MS(Mobile Station)受信品質)とを管理する。例えば、受信品質管理部131は、無線通信部11を介して、基地局1-1が受信した信号を取得し、BS受信品質を算出する。また、受信品質管理部131は、無線通信部11を介して、基地局1-1から端末へ受信品質測定用信号(参照信号)を送信する。そして、受信品質管理部131は、無線通信部11を介して、端末からMS受信品質の情報を含むフィードバック信号を受信し、端末から報告されるMS受信品質を取得する。受信品質管理部131は、算出したBS受信品質、及び、取得したMS受信品質を記憶する。
なお、MS受信品質及び/又はBS受信品質は、基地局1-1が形成するビームのそれぞれに対して算出されてよい。
調停データ記憶部132は、空間情報に基づいて決定された調停データ(空間情報調停データ)を記憶する。調停データは、予め、外部の情報処理装置等によって算出されたデータであってよい。なお、調停データは、空間情報調停データ、または、調停計画データと称されてもよい。
第1調停部133は、BS受信品質及び/又はMS受信品質に基づいて、第1の調停判断を実行する。第1調停部133は、第1の調停判断の結果を、第2調停部134へ出力する。
第2調停部134は、調停データと第1の調停判断の結果とに基づいて、第2の調停判断を実行する。第2調停部134は、第2の調停判断の結果をビーム管理部135へ出力する。
ビーム管理部135は、第2調停部134から得られた第2の調停判断の結果に基づき、無線通信部11によって使用されるビームを制御する。
図5は、本実施の形態に係る無線通信システムの第2の構成例を示す図である。なお、図5において、図4と同様の構成については、同一の符番を付し説明を省略する。図5には、2つの基地局1-1及び基地局1-2が示される。なお、基地局1-1と基地局1-2とは同様の構成を有してよい。
図4と図5との相違点は、図4における調停データ記憶部132では、事前に生成された調停データが記憶されるのに対し、図5における調停データ記憶部132では、コアネットワーク2において生成される調停データが記憶され、コアネットワーク2によって調停データ逐次更新される。
コアネットワーク2は、CU(centralized unit)21と、DU(distributed unit)22とを有する。
CU21は、空間情報を外部の装置から取得し、調停データを生成する。空間情報は、例えば、基地局1-1及び/又は基地局1-2の周囲に存在する障害物に関する情報を含む。また、空間情報には、基地局1-1及び/又は基地局1-2の周囲の電波伝搬に関する情報が含まれてよい。
DU22は、調停データを、基地局1-1及び基地局1-2の調停データ記憶部132に送信する。
図5に示す第2の構成例によれば、電波伝搬に影響を与える情報の時間的な変動に追従して調停データを更新できる。
図6は、本実施の形態に係る無線通信システムの第3の構成例を示す図である。なお、図6において、図4と同様の構成については、同一の符番を付し説明を省略する。図6には、2つの基地局1-1及び基地局1-2が示される。なお、基地局1-1と基地局1-2とは同様の構成を有してよい。以下では、基地局1-1の構成例について説明する。
図6では、調停データ生成部331が追加された点で、図4と相違する。そして、図4における調停データ記憶部132では、事前に生成された調停データが記憶されるのに対し、図6における調停データ記憶部132では、調停データ生成部331において生成される調停データが記憶され、調停データ生成部331によって調停データが逐次更新される。
調停データ生成部331は、空間情報を外部の装置から取得し、調停データを生成する。調停データ生成部331は、調停データを調停データ記憶部132へ出力する。
図6に示す第3の構成例によれば、電波伝搬に影響を与える情報の時間的な変動に追従して調停データを更新できる。
次に、本実施の形態における空間情報に基づく調停の例を説明する。図7は、基地局配置の例を示す図である。
基地局1-1の設置位置は、Location1と記載され、基地局1-2の設置位置は、Location2と記載される。なお、基地局が設置される前に調停データが生成される場合、設置位置は、設置される予定の位置であってよい。
基地局1-1は、ビーム1(n)を用いて、エリア1(n)に存在する端末と通信を行う。なお、nは、ビームを識別する識別子であり、ビーム1(n)は、基地局1-1が形成するビームのうち、識別子nに対応するビームを示す。例えば、基地局1-1が、N本(Nは1以上の整数)のビームを形成可能な場合、nは、1以上N以下の整数であり、基地局1-1は、ビーム1(1)~ビーム(N)を形成可能である。
基地局1-2は、ビーム2(m)を用いて、エリア2(m)に存在する端末と通信を行う。なお、mは、ビームを識別する識別子を表し、ビーム2(m)は、基地局1-2が形成するビームのうち、識別子mに対応するビームを表す。例えば、基地局1-2が、M本(Mは1以上の整数)のビームを形成可能な場合、mは、1以上M以下の整数であり、基地局1-2は、ビーム2(1)~ビーム2(M)を形成可能である。なお、NとMとは、同じであってもよいし、異なってもよい。
図7では、エリア1(n)とエリア2(m)とが重複する。例えば、このエリアは、調停対象エリアに相当する。このエリアに対しては、調停が行われてよい。
図8は、空間情報を用いない場合の調停エリア設計の例を示す図である。
図8の横軸は、距離を示す。横軸の左の「Location1」は、基地局1-1の位置に対応し、横軸の右の「Location2」は、基地局1-2の位置に対応する。図8の縦軸は、信号の電力を示す。
図8のLine1は、基地局1-1から受信点(例えば、端末の位置)までの距離と、基地局1-1がビーム1(n)を用いて送信した信号の受信電力との関係を示す。図8のLine2は、基地局1-2から受信点(例えば、端末の位置)までの距離と、基地局1-2がビーム2(m)を用いて送信した信号の受信電力との関係を示す。なお、図8に示す距離と受信電力との関係は、見通し内(line of sight(LOS))環境を想定して算出される。
また、図8には、干渉調停レベルが示される。算出される受信電力が干渉調停レベル以下のエリアが、干渉調停エリア(図7におけるエリア1(n)とエリア2(m))に該当する。
図9は、空間情報を用いる場合のエリア設計の第1の例を示す図である。
図9の横軸は、距離を示す。横軸の左の「Location1」は、基地局1-1の位置に対応し、横軸の右の「Location2」は、基地局1-2の位置に対応する。図9の縦軸は、信号の電力を示す。
図9のLine3は、基地局1-1から受信点(例えば、端末の位置)までの距離と、基地局1-1がビーム1(n)を用いて送信した信号の受信電力との関係を示す。図9のLine2は、基地局1-2から受信点(例えば、端末の位置)までの距離と、基地局1-2がビーム2(m)を用いて送信した信号の受信電力との関係を示す。なお、図9に示す実線の距離と受信電力との関係は、基地局1-1から見てNLOS環境を想定して算出される。また、図9には、図8と同様に、LOS環境を想定して算出されたLine1が破線にて示される。
図9のLine3では、「Location x」の位置に存在する障害物xにおいて生じる電力減衰が含まれた、基地局1-1から受信点までの距離と受信電力との関係が示される。
また、NLOS環境を想定するため、LOS環境と比べて、受信電力の値が不安定になり、また、遅延スプレッドなども大きい。そのため、図9の実線では、基地局1-1の位置から「Location x」よりも遠い位置までの距離の範囲において、受信電力に幅を有する。
図9の例では、干渉調停レベル(A)よりも低い干渉調停レベル(B)が設定される。そして、算出される受信電力が干渉調停レベル(B)以下のエリアが、干渉調停エリアに該当する。
障害物xを考慮せずにLOS環境を想定した図8と、障害物xを考慮したNLOS環境を想定した図9とでは、干渉調停エリアの範囲が異なる。
具体的には、図8では、干渉調停エリアに属していた範囲が、図9では、基地局1-2が優先されるエリアに含まれる。また、図9では、図8と比較して、干渉調停エリアが、基地局1-2から離れた範囲にシフトしている。
図10は、空間情報を用いる場合のエリア設計の第2の例を示す図である。
図10の横軸は、距離を示す。横軸の左の「Location1」は、基地局1-1の位置に対応し、横軸の右の「Location2」は、基地局1-2の位置に対応する。図10の縦軸は、信号の電力を示す。
図10のLine4は、基地局1-1から受信点(例えば、端末の位置)までの距離と、基地局1-1がビーム1α(n)を用いて送信した信号の受信電力との関係を示す。図10のLine2は、基地局1-2から受信点(例えば、端末の位置)までの距離と、基地局1-2がビーム2(m)を用いて送信した信号の受信電力との関係を示す。なお、図10に示す距離と受信電力との関係は、NLOS環境を想定して算出される。また、図10には、図8と同様に、LOS環境を想定して算出されたLine1が破線にて示される。
図9では、基地局1-1がビーム1(n)を用いるのに対し、図10では、基地局1-1がビーム1α(n)を用いる。ビーム1α(n)は、ビーム1(n)と同様の方向に指向性を有し、ビーム1(n)よりも小さい電力によって形成される。
図10のLine4では、「Location x」の位置に存在する障害物xにおいて生じる電力減衰が含まれた、距離と受信電力との関係が示される。
図10の例では、干渉調停レベル(A)よりも低い干渉調停レベル(C)が設定される。そして、算出される受信電力が干渉調停レベル(C)以下のエリアが、干渉調停エリアに該当する。
図10では、ビーム1(n)よりも電力が小さいビーム1α(n)を用いるため、図10の実線では、基地局1-1の位置から「Location x」よりも遠い位置までの距離の範囲が、基地局1-2の優先エリアに該当する。別言すると、基地局1-1の位置から「Location x」よりも遠い位置までの距離の範囲には、干渉調停エリアが設定されない。
このように、基地局1-2の優先エリアに該当するように、干渉調停レベルおよび/またはビームの電力が調整されることによって、基地局1-1から見てNLOS環境となる範囲で、かつ、他の基地局1-2から見てLOS環境となる範囲では、干渉調停エリアではなく、LOS環境となる基地局1-2の優先エリアに設定できる。
図9、図10では、基地局から受信点(例えば、端末の位置)までの距離と、基地局が或るビームを用いて送信した信号の受信電力との関係を表す曲線を図示したが、空間情報を用いた調停判断では、調停対象エリアに対応する基地局のビームについての伝搬特性の予測値を表す数値を用いてよい。以下では、伝搬特性を表すパスロスと、NLOSと、通信品質との関係に基づく調停判断の例を説明する。
図11は、本実施の形態における調停判断の例を示す図である。図11には、例示的に、基地局1-1のビーム1(n)がカバーするエリア1(n)と、基地局1-2のビーム2(m)がカバーするエリア2(m)とが重複するエリアが調停対象エリアである場合における調停判断の例を示す図である。
図11におけるパスロス(Path Loss)は、空間情報に基づいて算出されたパスロスを示す。
L1は、基地局1-1が、ビーム1(n)を用いて信号を送信した場合のエリア1(n)におけるパスロスの大きさを示し、L2は、基地局1-2が、ビーム2(m)を用いて信号を送信した場合のエリア2(m)におけるパスロスの大きさを示す。例えば、L1≧L2のケースは、基地局1-1がビーム1(n)を用いて送信した信号に対するパスロスが、基地局1-2がビーム2(m)を用いて送信した信号に対するパスロス以上のケースである。パスロスが大きいほど、通信品質が悪くなるため、L1≧L2の場合、基地局1-2との通信が優先される可能性がある。
図11におけるNLOSは、空間情報に基づいて算出されたNLOSの大きさを示す。例えば、NLOSは、パスロスの一部に含まれてよい。また、NLOSは、フェージング、マルチパス、遅延スプレッド、各種クラッタ要因などの、通信品質の不確実性を増長するものであってよい。
NL1は、基地局1-1が、ビーム1(n)を用いて信号を送信した場合のエリア1(n)におけるNLOSの大きさを示し、NL2は、基地局1-2が、ビーム2(m)を用いて信号を送信した場合のエリア2(m)におけるNLOSの大きさを示す。例えば、NL1≧NL2のケースは、基地局1-1がビーム1(n)を用いて送信した信号に対するNLOSが、基地局1-2がビーム2(m)を用いて送信した信号に対するNLOS以上のケースである。NLOSが大きいほど、通信品質が悪くなるため、NL1≧NL2の場合、基地局1-2との通信が優先される可能性がある。
パスロス及びNLOSは、空間情報によって算出される。図11には、パスロスの大小関係とNLOSの大小関係の違いに応じて4つのケースに分類される。
RSRQ(Reference Signal Received Quality)は、受信品質を示す。例えば、Q1は、エリア1(n)に存在する端末が、基地局1-1がビーム1(n)を用いて送信した信号を受信し、測定した受信品質を示し、Q2は、エリア2(m)に存在する端末が、基地局1-2がビーム2(m)を用いて送信した信号を受信し、測定した受信品質を示す。
以下、パスロスの大小関係とNLOSの大小関係の違いに応じた4つのケースのそれぞれにおいて、RSRQを用いた調停判断の例を説明する。
例えば、L1≧L2、かつ、NL1≧NL2のケースでは、Q1≧Q2の場合、端末との通信は、基地局1-2によって実行され、Q1<Q2の場合、端末との通信は、基地局1-2によって実行される。つまり、L1≧L2、かつ、NL1≧NL2のケースでは、パスロス及びNLOSの両方の条件において、基地局1-1と端末との間の通信が基地局1-2と端末との通信よりも品質が悪い可能性が高い。そのため、端末からの受信品質の報告において、Q1≧Q2であったとしても、報告された受信品質に基づく調停を採用せずに、空間情報に基づく調停が実行される。
例えば、L1≧L2、かつ、NL1<NL2のケースでは、Q1≧Q2の場合、端末との通信は、基地局1-1によって実行され、Q1<Q2の場合、端末との通信は、基地局1-1又は基地局1-2によって実行される。このケースでは、L1≧L2であっても、NL1<NL2、かつ、Q1≧Q2であることによって、端末との通信は、基地局1-1によって実行される。また、例えば、Q1<Q2の場合、L1-L2の大きさ、NL1―NL2の大きさ、及び、Q1-Q2の大きさの少なくとも1つに基づいて、端末との通信を実行する基地局が選択される。例えば、L1-L2の大きさが閾値以上であり、かつ、NL1-NL2の大きさが閾値未満である場合に、基地局1-2が選択され、L1-L2の大きさが閾値未満であり、かつ、NL1-NL2の大きさが閾値以上である場合に、基地局1-1が選択され、何れの条件も満たさない場合、基地局がランダムに選択されてよい。
例えば、L1<L2、かつ、NL1<NL2のケースでは、Q1<Q2の場合、端末との通信は、基地局1-1によって実行され、Q1≧Q2の場合、端末との通信は、基地局1-1によって実行される。つまり、L1<L2、かつ、NL1<NL2のケースでは、パスロス及びNLOSの両方の条件において、基地局1-2と端末との間の通信が基地局1-1と端末との通信よりも品質が悪い可能性が高い。そのため、端末からの受信品質の報告において、Q1<Q2であったとしても、報告された受信品質に基づく調停を採用せずに、空間情報に基づく調停が実行される。
例えば、L1<L2、かつ、NL1≧NL2のケースでは、Q1<Q2の場合、端末との通信は、基地局1-2によって実行され、Q1≧Q2の場合、端末との通信は、基地局1-1又は基地局1-2によって実行される。このケースでは、L1<L2であっても、NL1≧NL2、かつ、Q1<Q2であることによって、端末との通信は、基地局1-2によって実行される。また、例えば、Q1≧Q2の場合、L1-L2の大きさ、NL1―NL2の大きさ、及び、Q1-Q2の大きさの少なくとも1つに基づいて、端末との通信を実行する基地局が選択される。例えば、L1-L2の大きさが閾値以上であり、かつ、NL1-NL2の大きさが閾値未満である場合に、基地局1-2が選択され、L1-L2の大きさが閾値未満であり、かつ、NL1-NL2の大きさが閾値以上である場合に、基地局1-1が選択され、何れの条件も満たさない場合、基地局がランダムに選択されてよい。
なお、図11では、2つの基地局の調停において、2つのパスロスの大小関係および2つのNLOSの大小関係によって4通りの受信品質に関する情報の扱いが存在する例が示されるが、本開示はこれに限定されない。例えば、2つのパスロスの差が3段階以上に区分され、2つのNLOSの差が3段階以上に区分されてもよい。この場合、9通りの受信品質に関する情報の扱いが存在してもよいし、RSRQ以外の品質情報を調停判断条件選択に加えてもよい。
また、図11では、2つの基地局のビーム(基地局1-1のビーム1(n)と基地局1-2のビーム2(m))間の調停の例を示したが、調停の対象となる基地局のビームの数は3つ以上であってもよい。この場合、空間情報に基づいて、合計3つのビーム間での調停が行うため、3つの値のパスロス、および、3つの値のNLOSが存在してよい。
また、図11では、2つの基地局それぞれの1つのビームによってカバーされるエリアが調停の対象である例を示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、基地局1-1が形成するビーム1(n)及びビーム1(p)という2つのビームによってカバーするエリアと、基地局1-2が形成するビーム2(m)及びビーム2(q)という2つのビームによってカバーするエリアとが重複する場合の重複エリアが調停の対象であってもよい。この場合、合計4つのビーム間での調停が行うため、4つの値のパスロス、および、4つの値のNLOSが存在してよい。
次に、本実施の形態における調停判断の流れを説明する。図12は、本実施の形態における調停判断の流れを示すシーケンス図である。図12に示すシーケンス図に示す処理は、例えば、基地局1-1、1-2を設置する前に実行されてもよいし、基地局1-1、1-2を設置した後に実行されてもよい。
基地局1-1の設置位置が設定される(S101)。基地局1-1の位置は、Location1と記載される。
基地局1-2の設置位置が設定される(S102)。基地局1-2の位置は、Location2と記載される。
ビーム1(n)の伝搬エリアが決定される(S103)。ビーム1(n)の伝搬エリアは、エリア1(n)に相当する。なお、nは、1以上N以下であり、N本のビームのそれぞれについて、伝搬エリアが決定される。
ビーム2(m)の伝搬エリアが決定される(S104)。ビーム2(m)の伝搬エリアは、エリア2(m)に相当する。なお、mは、1以上M以下であり、M本のビームのそれぞれについて、伝搬エリアが決定される。
設定した基地局の位置(Location1及びLocation2)及びビームの伝搬エリアの情報が、基地局1-1と基地局1-2との間で共有される(S105)。ここで、共有される情報は、調停エリア共有情報と記載される場合がある。例えば、それぞれの基地局の伝搬エリアの情報(例えば、エリア1(1)~エリア2(N)と、エリア2(1)~エリア2(M))を照合し、エリア1(n)とエリア2(m)とが重複する場合、これらの重複するエリアが調停エリアと称されてよい。なお、調停エリアは、1つ(1組)に限られない。
次に、基地局1-1は、エリア1における、空間情報を取得する(S106)。基地局1-2は、エリア2における、空間情報を取得する(S107)。
次に、基地局1-1は、取得した空間情報に基づいて、ビーム1(n)の伝搬特性を算出する(S108)。N本のビームのそれぞれについて、伝搬特性が算出されてよい。あるいは、N本のビームのうち、調停エリアを形成するビーム1(n)の伝搬特性が算出されてよい。
基地局1-2は、取得した空間情報に基づいて、ビーム2(m)の伝搬特性を算出する(S109)。M本のビームのそれぞれについて、伝搬特性が算出されてよい。あるいは、M本のビームのうち、調停エリアを形成するビーム2(m)の伝搬特性が算出されてよい。
算出された伝搬特性は、基地局1-1と基地局1-2との間で共有される(S110)。ここで、共有される情報は、調停エリア伝搬特性共有情報と記載される場合がある。
調停エリア伝搬特性共有情報に基づいて、調停条件が決定される(S111)。なお、この処理は、基地局1-1と基地局1-2との何れか一方によって実行されて共有されてよい。調停条件とは、受信品質に基づく調停判断のルールに相当してよい。また、S111の処理の例については後述する。
基地局それぞれの調停に関する設定情報が決定され、通知される(S112)。例えば、調停に関する設定情報には、受信品質に基づく調停判断のルールに関する設定が含まれてよい。なお、この処理は、基地局1-1と基地局1-2との何れか一方によって実行されてよい。
基地局1-1は、ビーム1(n)の調停条件を設定する(S113)。基地局1-2は、ビーム2(m)の調停条件を設定する(S114)。
上述したS101~S114の1通りの処理は、基地局1-1及び基地局1-2が設置されてから、基地局1-1及び基地局1-2が端末と通信を開始する前に、1回実行されてもよいし、複数回実行されてもよい。例えば、S101~S114の1通りの処理が、複数回実行される場合、周期的に実行されてもよいし、空間情報に変化がある度に実行されてもよい。
また、上述したS101~S114の処理は、基地局1-1及び基地局#と異なる装置によって実行されてもよい。例えば、図5の例では、事前に、外部の装置によって実行され、図6の例では、CN2によって実行されてよい。
以降に説明するS201~S204の処理は、例えば、調停エリアに存在する端末との通信を行う場合に実行される。なお、以下では、基地局1-1のビーム1(n)と基地局1-2のビーム2(m)とに対応する調停エリアに存在する端末に対する協調制御の調停が行われる例を示す。
基地局1-1は、端末から通信品質情報を受信する(S201)。基地局1-2は、端末から通信品質情報を受信する(S202)。受信する通信品質情報は、測定レポートは、MS測定レポート又はUS測定レポートと称されてもよい。通信品質情報には、端末が基地局1-1から受信した信号の受信品質の情報が含まれてよい。例えば、受信品質の情報は、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、CSI(Channel State Information)など標準仕様の少なくとも1つであってよい。
第1の調停が実行される(S203)。第1の調停は、受信品質の情報に基づく調停である。第1の調停は、基地局1-1によって実行され、基地局1-2は基地局1-1から結果を取得してもよい。
第2の調停が実行される(S204)。第2の調停は、第1の調停の結果及び空間情報に基づく調停である。第2の調停は、基地局1-1によって実行され、基地局1-2は基地局1-1から結果を取得してもよい。第2の調停の結果に基づいて、基地局1-1と基地局1-2とは、協調制御を行う。例えば、第2の調停の結果、基地局1-1と基地局1-2との一方が選択されている場合、選択された一方が、調停の対象となったビームを用いて調停対象エリアに存在する端末と通信を行う。
以上の説明において、図13を用いて、調停判断のルール(調停条件)の決定の一例を説明する。図13は、調停条件の決定の一例を示すフローチャートである。例えば、図13に示すフローは、S111によって実行されてよい。また、図13に示すフローは、図11に示した例に対応する。
L1がL2以上か否かが判定される(S301)。なお、図11に示した例と同様に、L1は、基地局1-1がビーム1(n)を用いて信号を送信した場合のエリア1(n)におけるパスロスの大きさを示し、L2は、基地局1-2がビーム2(m)を用いて信号を送信した場合のエリア2(m)におけるパスロスの大きさを示す。
L1がL2以上である場合(S301にてYES)、NL1がNL2以上か否かが判定される(S302)。なお、図11に示した例と同様に、NL1は、基地局1-1が、ビーム1(n)を用いて信号を送信した場合のエリア1(n)におけるNLOSの大きさを示し、NL2は、基地局1-2が、ビーム2(m)を用いて信号を送信した場合のエリア2(m)におけるNLOSの大きさを示す。
NL1がNL2以上である場合(S302にてYES)、基地局1-1のビーム1(n)と、基地局1-2のビーム2(m)との間で、基地局1-2(図13では「BS2」)がビーム2(m)を使用して通信を行う、と判定する(S303)。そして、図13に示すフローは終了する。
NL1がNL2以上ではない場合(S302にてNO)、基地局1-1のビーム1(n)と、基地局1-2のビーム2(m)との間で、通信を行う基地局(及びビーム)は、通信品質に基づく判断(つまり、第1の調停の判断)を採用する、と判定する(S304)。そして、図13に示すフローは終了する。
L1がL2以上ではない場合(S301にてNO)、NL1がNL2以上か否かが判定される(S305)。
NL1がNL2以上である場合(S305にてYES)、基地局1-1のビーム1(n)と、基地局1-2のビーム2(m)との間で、通信を行う基地局(及びビーム)は、通信品質に基づく判断(つまり、第1の調停の判断)を採用する、と判定する(S306)。そして、図13に示すフローは終了する。
NL1がNL2以上ではない場合(S305にてNO)、基地局1-1のビーム1(n)と、基地局1-2のビーム2(m)との間で、基地局1-2(図13では「BS1」)がビーム1(n)を使用して通信を行う、と判定する(S307)。そして、図13に示すフローは終了する。
なお、基地局1-1が形成するビームと、基地局1-2が形成するビームとの間で、調停対象エリアを形成するビームの組が複数存在した場合、各組において、図13に示したフローに基づいて調停判断のルール(調停条件)が決定されてよい。
以上説明したように、本実施の形態では、基地局1は、基地局-端末間の通信品質に関する情報と、端末に送信する信号の電波伝搬に変動を与え得る空間的な条件に関する情報とに基づいて、他の基地局と協調して端末に対する通信を制御する制御部13と、制御部13の制御に従って、端末と通信する無線通信部11と、を備える。この構成により、端末から報告される通信品質のレポート(MS通信品質レポートと称されてもよい)の信頼性が低い場合であっても、適切な協調制御が行えるため、通信品質を向上する協調制御を実現できる。
また、本実施の形態では、複数の基地局間の端末に対する通信の協調制御に関する設定(調停データ)が、事前に設定されてよい。これにより、基地局の処理負荷の増加を抑制できる。
また、本実施の形態では、調停データが、コアネットワークによって動的に、または、静的に設定される。これにより、空間情報が変動した場合または変更された場合であっても、調停データを変更できるため、通信品質を向上する協調制御を実現できる。
ここで、空間情報が変動した場合とは、空間情報が意図せずに勝手に変わる場合に相当してよい。例えば、空間情報が変動した場合とは、構造物(例えば、建物)が増えたり、減ったりする場合、天候が変わった場合、及び、交通量が増加したり、減少したりする場合の少なくとも1つを含む。また、空間情報が変更された場合とは、空間情報が無線通信システムのユーザ(例えば、置局設計を行う管理者)によって意図的に変えられる場合に相当してよい。例えば、空間情報が変更された場合とは、基地局の位置に関する情報が変更される場合を含む。なお、空間情報が変動した場合または変更された場合とは、空間情報が変化する場合に相当してもよい。また、空間情報が変動した場合または変更された場合とは、2通りの空間情報(例えば、異なる2時点での空間情報)の間に違い(差分)が生じた場合に相当してもよい。
また、本実施の形態では、調停データが、基地局によって動的に、または、静的に設定される。これにより、空間情報が変動した場合または変更された場合であっても、調停データを変更できるため、通信品質を向上する協調制御を実現できる。
また、本実施の形態によれば、空間情報を用いることによって、通信品質に基づく制御ではカバーできない動作、仕様、実装が実現できる。また、空間情報を用いることによって、通信品質ベースの調停アルゴリズムにおいて、品質測定に係る処理を省略でき、初期の収束に係る時間を削減できる。また、通信品質ベースの調停アルゴリズムと空間情報とを併用して調停を学習し、最適化を行う場合に、最適な解への収束精度を向上できる。
なお、上記の例では、空間情報が協調制御のための調停に用いられる例を示したが、本開示はこれに限定されない。
例えば、空間情報は、端末の位置推定に用いられてもよい。例えば、position reference signal(PRS)及び/又はreference signal time difference(RSTD)を用いたTime Of Arrival(TOA)またはTime Difference Of Arrivalによる端末の位置推定の推定精度を向上するために空間情報が用いられてもよい。
図14は、空間情報を位置推定に用いる基地局の構成例を示す図である。図14では、位置推定にかかる構成が示され、位置推定と異なる処理にかかる構成が省略される。また、図14において、図4と同様の構成については同一の付番を付し説明を省略する。
図14の制御部13は、位置情報管理部431と、遅延データ記憶部432と、TDOA算出部433と、位置推定部434とを有する。
位置情報管理部431は、端末の位置情報を記憶し、管理する。例えば、位置情報管理部431は、基地局1-1と無線接続する端末の位置情報を、端末の識別情報と対応づけて記憶する。
遅延データ記憶部432は、空間情報に基づいて決定された遅延スプレッドなど伝搬特性予測に関する情報を記憶する。
TDOA算出部433は、端末から受信した参照信号に基づいて、TDOAを算出する。
位置推定部434は、遅延スプレッドを用いて、端末から受信した参照信号の到達時間(TOA)を補正することによって、TDOAを補正する。位置推定部434は、補正後のTDOAに基づいて、端末の位置を推定する。
このように、空間情報によって算出された遅延スプレッドに基づく補正によって、補正後の到達時間を用いた位置推定の推定精度を向上できる。
なお、上述した実施の形態における「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・アッセンブリ」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。
上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部又は全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示は、通信機能を持つあらゆる種類の装置、デバイス、システム(通信装置と総称)において実施可能である。通信装置は無線送受信機(トランシーバー)と処理/制御回路を含んでもよい。無線送受信機は受信部と送信部、またはそれらを機能として、含んでもよい。無線送受信機(送信部、受信部)は、RF(Radio Frequency)モジュールと1または複数のアンテナを含んでもよい。RFモジュールは、増幅器、RF変調器/復調器、またはそれらに類するものを含んでもよい。通信装置の、非限定的な例としては、電話機(携帯電話、スマートフォン等)、タブレット、パーソナル・コンピューター(PC)(ラップトップ、デスクトップ、ノートブック等)、カメラ(デジタル・スチル/ビデオ・カメラ等)、デジタル・プレーヤー(デジタル・オーディオ/ビデオ・プレーヤー等)、着用可能なデバイス(ウェアラブル・カメラ、スマートウオッチ、トラッキングデバイス等)、ゲーム・コンソール、デジタル・ブック・リーダー、テレヘルス・テレメディシン(遠隔ヘルスケア・メディシン処方)デバイス、通信機能付きの乗り物又は移動輸送機関(自動車、飛行機、船等)、及び上述の各種装置の組み合わせがあげられる。
通信装置は、持ち運び可能又は移動可能なものに限定されず、持ち運びできない又は固定されている、あらゆる種類の装置、デバイス、システム、例えば、スマート・ホーム・デバイス(家電機器、照明機器、スマートメーター又は計測機器、コントロール・パネル等)、自動販売機、その他IoT(Internet of Things)ネットワーク上に存在し得るあらゆる「モノ(Things)」をも含む。
また、近年、IoT(Internet of Things)技術において、フィジカル空間とサイバー空間の情報連携により新たな付加価値を作りだすという新しいコンセプトであるCPS(Cyber Physical Systems)が注目されている。上記の実施の形態においても、このCPSコンセプトを採用することができる。
すなわち、CPSの基本構成として、例えば、フィジカル空間に配置されるエッジサーバと、サイバー空間に配置されるクラウドサーバとを、ネットワークを介して接続し、双方のサーバに搭載されたプロセッサにより、処理を分散して処理することが可能である。ここで、エッジサーバまたはクラウドサーバにおいて生成される各処理データは、標準化されたプラットフォーム上で生成されることが好ましく、このような標準化プラットフォームを用いることで、各種多様なセンサ群やIoTアプリケーションソフトウェアを含むシステムを構築する際の効率化を図ることができる。
通信には、セルラーシステム、無線LANシステム、通信衛星システム等によるデータ通信に加え、これらの組み合わせによるデータ通信も含まれる。
また、通信装置には、本開示に記載される通信機能を実行する通信デバイスに接続又は連結される、コントローラやセンサ等のデバイスも含まれる。例えば、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスが使用する制御信号やデータ信号を生成するような、コントローラやセンサが含まれる。
また、通信装置には、上記の非限定的な各種装置と通信を行う、あるいはこれら各種装置を制御する、インフラストラクチャ設備、例えば、基地局、アクセスポイント、その他あらゆる装置、デバイス、システムが含まれる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
以上、本開示の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示の一実施例は、無線通信システムに好適である。
1 基地局
2 コアネットワーク
11 無線通信部
12 基地局間通信部
13 制御部
21 CU
22 DU
131 受信品質管理部
132 調停データ記憶部
133 第1調停部
134 第2調停部
135 ビーム管理部
331 調停データ生成部

Claims (13)

  1. 基地局-端末間の通信品質に関する情報と、端末に送信する信号の電波伝搬に変動を与え得る空間的な条件に関する情報とに基づいて、他の基地局と協調して前記端末に対する通信を制御する制御部と、
    前記制御部の制御に従って、前記端末と通信する通信部と、
    を備える基地局。
  2. 前記制御部は、前記空間的な条件に関する情報を用いて前記基地局-端末間の電波伝搬を予測し、予測結果に基づいて前記端末に対する通信を制御する、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記制御部は、前記空間的な条件に関する情報の変化に基づいて、前記端末に対する通信を制御する、
    請求項2に記載の基地局。
  4. 前記制御部は、前記空間的な条件に関する情報を用いて前記基地局-端末間の電波伝搬を予測する情報処理装置から、前記端末に対する通信に関する設定情報を取得する、
    請求項1に記載の基地局。
  5. 前記端末に対する通信に関する設定情報は、前記基地局が設置される前に記憶部に記憶される、
    請求項1に記載の基地局。
  6. 前記制御部は、
    前記通信品質に基づいて、前記端末に対する通信の調停判断を行い、
    前記空間的な条件に関する情報に基づいて、前記調停判断の結果を補正する、
    請求項1に記載の基地局。
  7. 前記通信部は、前記制御部の指向性制御により、指向性を有するビームを形成し、
    前記制御部は、前記他の基地局と協調するビームに関する情報に基づいて、前記端末に対する通信を制御する、
    請求項1に記載の基地局。
  8. 前記他の基地局と協調するビームに関する情報は、前記複数の基地局のそれぞれが形成するビームの中で、地理的なエリアが重複するビームを示す、
    請求項7に記載の基地局。
  9. 前記制御部は、前記空間的な条件に関する情報に基づいて、前記他の基地局と協調するビームの電力を調整する、
    請求項8に記載の基地局。
  10. 前記制御部は、前記空間的な条件に関する情報に基づいて、前記他の基地局と協調するか否かの判定に用いる閾値を調整する、
    請求項1に記載の基地局。
  11. 前記制御部は、前記空間的な条件に関する情報に基づいて、前記基地局から前記端末までの距離に関する情報を補正し、補正後の前記距離に関する情報を用いて前記端末の位置を推定する、
    請求項1に記載の基地局。
  12. 基地局が、
    基地局-端末間の通信品質に関する情報と、端末に送信する信号の電波伝搬に変動を与え得る空間的な条件に関する情報とに基づいて、他の基地局と協調して前記端末に対する通信を制御し、
    前記制御部の制御に従って、前記端末と通信する、
    無線通信方法。
  13. 第1の基地局と、
    第2の基地局と、
    端末と、を備え、
    前記第1の基地局は、
    前記第1の基地局と前記端末との間の通信品質に関する情報と、前記端末に送信する信号の電波伝搬に変動を与え得る空間的な条件に関する情報とに基づいて、前記第2の基地局と協調して前記端末に対する通信を制御する制御部と、
    前記制御部の制御に従って、前記端末と通信する通信部と、
    を備える無線通信システム。
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