JP2022185447A - 画像形成装置、情報処理装置及びプログラム - Google Patents
画像形成装置、情報処理装置及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022185447A JP2022185447A JP2021093147A JP2021093147A JP2022185447A JP 2022185447 A JP2022185447 A JP 2022185447A JP 2021093147 A JP2021093147 A JP 2021093147A JP 2021093147 A JP2021093147 A JP 2021093147A JP 2022185447 A JP2022185447 A JP 2022185447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test
- image
- sheet
- images
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】測色精度の劣化を抑える技術を提供する。【解決手段】画像形成装置は、画像データに基づきシートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像データに基づき前記画像形成手段によって前記画像が形成され、かつ、搬送方向に搬送される前記シートを測色する測色手段と、第1画像データに基づき前記画像形成手段によって第1画像が形成される第1シートの測色領域を指定するユーザ入力を受け付ける受付手段と、前記画像形成手段を制御して、前記ユーザ入力により指定された前記測色領域に対応するテスト画像を第2シートに形成し、前記測色手段を制御して、前記第2シートに形成された前記テスト画像を測色する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記搬送方向とは直交する幅方向おける前記第1シートの前記測色領域の第1範囲に基づき、前記第2シートにおいて前記測色領域に対応するテスト画像を形成する前記幅方向の第2範囲を決定する。【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置により画像が形成されたシートの測色技術に関する。
近年、電子写真方式の画像形成装置(以下、単に、画像形成装置と表記する)は、オフィスに加えて商業印刷においても使用されている。これは、画像形成装置は、オフセット印刷機と比較して、少部数・多品種の印刷要求に対して、より短期間、かつ、低コストで対応できることに起因している。これに伴い、画像形成装置が形成する画像の画像品質に対する要求、特に色再現性に対する要求が高くなっている。
色再現性を高めるための一つの方法は、画像形成装置に設けた測色部を使用して、色再現性を高くする様に画像形成条件を調整するキャリブレーションを行うことである。具体的には、画像形成装置により画像が形成されたシート(以下、成果物と表記する。)を搬送方向に搬送しながら測色部により測色し、測色結果に基づき色再現性に関する画像形成条件を調整することである。ここで、分光測色器は、色の絶対値を測定可能であるが、スポット測定のため、シートの搬送方向とは直交する方向(以下、幅方向と表記する。)における任意の領域を測色するには不向きである。一方、複数の受光素子を幅方向において一列に配列したコンタクトイメージセンサ(CIS)は、色の絶対値を測定できないが、幅方向における任意の領域を測色することができる。
このため、特許文献1は、テスト画像を分光測色器及びCISの両方で読み取り、両者の読取結果を関連づけることで、CISによる読取結果を色の絶対値に近づける構成を開示している。
特許文献1の構成は、幅方向の所定範囲に形成したテスト画像を分光測色器及びCISの両方で読み取ることで、CISによる読取結果を色の絶対値に近づけるものである。しかしながら、幅方向において複数の受光素子を配置したCISでは、幅方向における読取輝度ムラが生じ得る。したがって、テスト画像を形成する幅方向の範囲が、成果物における色の検品領域(測色領域)の幅方向における範囲と異なる場合、CISの幅方向における読取輝度ムラによりCISによる検品領域の測色には誤差が生じ得る。
本発明は、測色精度の劣化を抑える技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、画像形成装置は、画像データに基づきシートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像データに基づき前記画像形成手段によって前記画像が形成され、かつ、搬送方向に搬送される前記シートを測色する測色手段と、第1画像データに基づき前記画像形成手段によって第1画像が形成される第1シートの測色領域を指定するユーザ入力を受け付ける受付手段と、前記画像形成手段を制御して、前記ユーザ入力により指定された前記測色領域に対応するテスト画像を第2シートに形成し、前記測色手段を制御して、前記第2シートに形成された前記テスト画像を測色する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記搬送方向とは直交する幅方向おける前記第1シートの前記測色領域の第1範囲に基づき、前記第2シートにおいて前記測色領域に対応するテスト画像を形成する前記幅方向の第2範囲を決定することを特徴とする。
本発明によると、測色精度の劣化を抑えることができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
図1は、画像形成装置100を含む画像形成システムの構成図である。画像形成システムは、画像形成装置100と、ホストコンピュータ101と、を備える。画像形成装置100とホストコンピュータ101は、ネットワーク105を介して相互に通信可能である。ネットワーク105は、例えば、LANやWANである。図1においては、1つの画像形成装置100と、1つのホストコンピュータ101がネットワーク105に接続されているが、複数の画像形成装置100や、複数のホストコンピュータ101を、ネットワーク105に接続することができる。
図1は、画像形成装置100を含む画像形成システムの構成図である。画像形成システムは、画像形成装置100と、ホストコンピュータ101と、を備える。画像形成装置100とホストコンピュータ101は、ネットワーク105を介して相互に通信可能である。ネットワーク105は、例えば、LANやWANである。図1においては、1つの画像形成装置100と、1つのホストコンピュータ101がネットワーク105に接続されているが、複数の画像形成装置100や、複数のホストコンピュータ101を、ネットワーク105に接続することができる。
情報処理装置であるホストコンピュータ101は、ネットワーク105を介して、画像形成装置100に印刷ジョブを送信する。印刷ジョブには、形成する画像の画像データ、印刷を行う(画像形成を行う)シートの種類、印刷枚数、両面印刷であるか片面印刷であるか等、印刷に必要な各種情報が含まれている。
画像形成装置100は、ホストコンピュータ101から受信する印刷ジョブに基づいてシートに画像を形成する。シートとは、記録紙やOHPシート等、画像形成装置100による画像形成対象であり、その材質は任意である。画像形成装置100は、システムバス116を介して相互に通信可能な、コントローラ110、操作パネル120、給送装置140、プリンタ150、及び、読取装置160を備える。
コントローラ110の不揮発性メモリであるROM112は、各種制御プログラムを記憶する。RAM113は揮発性メモリであり、ROM112に記憶された制御プログラムを読み出して記憶するシステムワークメモリとして機能する。CPU114は、RAM113に読み出された制御プログラムを実行して、画像形成装置100全体を統括的に制御する。HDD115は大容量記憶装置である。HDD115は、制御プログラムや画像形成処理(印刷処理)に用いる画像データ等の各種データを格納する。I/O制御部111は、ネットワーク105を介して、ホストコンピュータ101等と通信を行うインタフェースである。なお、コントローラ110内のこれら各機能ブロックも、システムバス116を介して相互に通信可能である。
操作パネル120は、ユーザインタフェースを提供する。図2に示す様に、操作パネル120は、操作ボタン121及び表示部122を有する。操作ボタン121は、ユーザが画像形成装置100を操作するための入力インタフェースであり、ユーザ入力を受け付ける受付部として機能する。また、表示部122は、画像形成装置の状態等をユーザに表示する出力インタフェースである。なお、表示部122がタッチパネルである場合、表示部122は入力インタフェースも提供し、よって受付部としても機能する。
図1に戻り、給送装置140は、シートを収容する複数の給送ユニットを備え、給送ユニットのシートをプリンタ150に給送する。プリンタ150は、例えば、ホストコンピュータ101から受信し、HDD115に格納された画像データに基づいて、給送装置140により給送されたシートに画像を形成する。なお、プリンタ150の構成の詳細については図2を用いて後述する。読取装置160は、シートの表面を読み取って、読取結果をコントローラ110に出力する。
図2は、画像形成装置100の構成図である。画像形成装置100は、給送装置140と、プリンタ150と、読取装置160と、フィニッシャ190と、を備えている。
プリンタ150は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの画像を形成する4つの画像形成ユニット222を備える。各画像形成ユニット222の構成は、基本的には共通である。画像形成ユニットの感光体153は、画像形成時、図の反時計回り方向に回転駆動される。帯電器220は、感光体153の表面を帯電させる。露光装置223は、画像データに基づき感光体153を露光し、感光体153に静電潜像を形成する。現像器152は、現像剤(トナー)を用いて感光体153の静電潜像を現像する。これにより、感光体153の静電潜像が顕像化されて、感光体153に画像が形成される。
中間転写ベルト154は、画像形成時、図の時計回り方向に回転駆動される。各画像形成ユニット222により形成された画像は、中間転写ベルト154に転写される。なお、各画像形成ユニット222により形成された画像を重ねて中間転写ベルト154に転写することで、中間転写ベルト154にフルカラーの画像を形成することができる。中間転写ベルト154に転写された画像は、転写ローラ221の対向位置に向けて搬送される。
給送装置140は、シートを収容する給送ユニット140a、140b、140c、140d及び140eを有する。給送装置140は、いずれかの給送ユニットのシートをプリンタ150に給送する。プリンタ150は、給送されたシートを転写ローラ221の対向位置に向けて搬送する。転写ローラ221は、中間転写ベルト154の画像をシートに転写する。
プリンタ150は、シートに転写された画像を加熱及び加圧して、シートに画像を定着させる第1定着器155及び第2定着器156を有する。第1定着器155は、内部にヒータを有する定着ローラと、シートを定着ローラに圧接させるための加圧ベルトと、を備える。これらローラは不図示のモータにより駆動されてシートを搬送する。第2定着器156は、シートの搬送方向において第1定着器よりも下流側に配置される。第2定着器156は、第1定着器155を通過したシート上の画像のグロスを増加させるためや、定着性を担保するために設けられる。第2定着器156は、内部にヒータを有する定着ローラと、内部にヒータを有する加圧ローラと、を備える。シートの種類によっては第2定着器156を使用する必要がない。この場合、シートは搬送経路130に搬送され、第2定着器156を経由しない。フラッパ131は、シートを搬送経路130へ誘導するか、第2定着器156へ誘導するかを切り替える。
フラッパ132は、シートを搬送経路135へ誘導するか、排出経路139へ誘導するかを切り替える。フラッパ132は、例えば、両面印刷モードにおいて、第1面に画像が形成されたシートを搬送経路135へ誘導する。また、フラッパ132は、例えば、フェイスアップ排紙モードにおいて、第1面に画像が形成されたシートを排出経路139へ誘導する。さらに、フラッパ132は、例えば、フェイスダウン排紙モードにおいて、第1面に画像が形成されたシートを搬送経路135へ誘導する。
搬送経路135へ搬送されたシートは、反転部136へ搬送される。反転部136に搬送後、シートの搬送方向は、反転される。フラッパ133は、反転部136のシートを搬送経路138へ誘導するか、搬送経路135へ誘導するかを切り替える。フラッパ133は、例えば、両面印刷モードにおいてはシートを搬送経路138へ誘導する。また、フラッパ133は、例えば、フェイスダウン排紙モードにおいて、スイッチバックしたシートを搬送経路135へ誘導する。フラッパ133により搬送経路135へ搬送されたシートはフラッパ134によって排出経路139へ誘導される。フラッパ133により搬送経路138へ搬送されたシートは、再度、転写ローラ221の対向位置に搬送され、これにより、シートの両面に画像が形成される。
排出経路139に誘導されたシートは、読取装置160の搬送経路313に沿って搬送される。読取装置160の原稿検知センサ311は、搬送経路313に沿って搬送されるシートを検出する。原稿検知センサ311は、例えば、発光素子と受光素子とを有する光学センサである。ラインセンサユニット312aは、流し読みガラス314aを介してシートの一方の面を読み取る。ラインセンサユニット312bは、流し読みガラス314bを介してシートの他方の面を読み取る。なお、コントローラ110は、原稿検知センサ311によるシート先端の検出タイミングに基づいてラインセンサユニット312a及び312bの読取タイミングを制御する。
読取装置160を通過したシートは、フィニッシャ190を介して画像形成装置100の外部に排出される。フィニッシャ190は、プリンタ150の印刷物に対して後処理を行う後処理装置である。フィニッシャ190は、印刷ジョブに従い、画像が形成された複数のシートに対するステイプル処理やソート処理を行うことができる。
図3は、読取装置160の機能ブロック図である。ラインセンサユニット312a及び312bの構成は、同様であり、それぞれ、メモリ300と、ラインセンサ301と、アナログデジタル変換器(ADC)302と、を有する。ラインセンサ301は、例えば、密着イメージセンサ(CIS)である。図4は、ラインセンサ301の構成図である。LED400a及び400bは、光源であり、白色光を射出する。LED400a及び400bは、それぞれ、導光体402aの長手方向における異なる端部に配置される。なお、長手方向が、幅方向と平行となる様にラインセンサ301は配置される。なお、以下では、幅方向を主走査方向とも呼び、シートの搬送方向を副走査方向とも呼ぶものとする。LED400a及び400bが発した光は、導光体402a内部を主走査方向に拡散し、導光体402aの主走査方向の全体からシートを照射する。シートでの反射光は、レンズアレイ403aを介して、主走査方向に沿って配置された複数の受光素子401aに入射する。なお、各受光素子401aに入射する反射光のシートでの反射位置を画素とも呼ぶ。複数の受光素子401aは、赤(R)、緑(G)及び青(B)のカラーフィルタが塗布された3ライン構成である。本実施形態のラインセンサ301は、副走査方向においてレンズアレイ403aの両側から光を照射する"両側照明構成"になっている。
図3に戻り、メモリ300には、対応するラインセンサ301の複数の受光素子401aの受光量のばらつき等を補正するための補正情報が格納される。ラインセンサ301は、各受光素子401aの受光量を補正情報で補正し、各受光素子401aの補正後の受光量を示すアナログ信号を画素の受光量として順にADC302に出力する。この様に、補正情報より、複数の受光素子401aの光量ばらつきを低減させるが、補正情報が理想的ではない場合には、主走査方向における読取輝度ムラが生じる。ADC302は、対応するラインセンサ301が出力するアナログ信号をデジタル信号へ変換し、読取データとして濃度検出処理部305に出力する。読取データは、各画素の赤(R)、緑(G)及び青(B)の輝度値を示す。ラインセンサ301は、シートが搬送されている間、繰り返し、主走査方向の1ライン分の画像を読み取ることでシート全体の画像を読み取ることができる。
濃度検出処理部305は、シート全体のRGBの読取データから、測色領域の色情報を検出色情報としてCPU114に出力する。なお、測色領域は、キャリブレーション時においては、テスト画像が形成された領域であり、色検品処理時においては、ユーザが指定した検品領域である。なお、いずれの場合でも測色領域はCPU114から通知される。濃度検出処理部305は、FPGA、ASIC、それらの組み合わせ等で構成され得る。画像メモリ303は、濃度検出処理部305における処理において読取データを一時的に記憶するために使用される。この様に、読取装置160は、シートの測色領域を測色する測色装置でもある。但し、読取装置160そのものは、分光測色器とは異なり、色の絶対値を測定できない。したがって、本実施形態では、読取装置160による色の測定結果が当該色の絶対値に近づく様に、つまり、測色精度を高めるためにキャリブレーションを行う。
本実施形態のキャリブレーションにおいて、ユーザは、ホストコンピュータ101又は画像形成装置100の操作パネル120を介して成果物の検品領域を指定する。CPU114は、指定された検品領域に基づきテストシートを形成する。テストシートとは、1つ以上のパッチ画像を含むテスト画像が形成されたシートである。読取装置160は、テストシートのパッチ画像を読み取り、読取結果であるパッチ画像の検出色情報をCPU114に出力する。また、テストシートのパッチ画像は、後述する分光測色器1100(図12)によっても測色される。読取装置160が読み取ったパッチ画像の検出色情報と、分光測色器1100による当該パッチ画像の測色結果を示す測色情報と、に基づき、読取装置160による読取データを補正するためのルックアップテーブル(LUT)が生成される。なお、LUTの生成は、画像形成装置100が行う構成であっても、ホストコンピュータ101が行う構成であっても良い。生成されたLUTは、画像形成装置100の例えばHDD115に格納される。これによりキャリブレーションが完了する。
その後、ユーザが画像形成装置により成果物を生成する際に、色検品処理が実行される。色検品処理において、読取装置160は、成果物の検品領域の読取結果である検出色情報をCPU114に出力する。CPU114は、HDD115に格納されたLUTに基づき検出色情報を補正することで、測色結果を色の絶対値に近づける。なお、検出色情報のLUTによる補正を濃度検出処理部305が実行する構成とすることもできる。ユーザは、LUTに基づき補正された測色結果に基づき成果物の検品領域の画像品質を判定することができる。
図5は、本実施形態によるキャリブレーション処理のフローチャートである。図5のS101~S107までの処理は、検品対象の成果物に対する1つ以上の検品領域をユーザが指定する処理である。図5のS108の処理は、ユーザが指定した1つ以上の検品領域に基づき、1つ以上の検品領域それぞれに対応するテスト画像をテストシートに形成する処理である。なお、本実施形態において、テストシートとの用語は、テスト画像の形成対象のシートと、テスト画像が形成されたシートとの両方の意味で使用される。図5のS109の処理は、テストシートを読取装置160に読み取らせて読取結果を取得する処理である。図5の処理の終了後、テストシートを分光測色器1100で測色して測色結果を取得し、読取結果と測色結果とに基づきLUTが生成される。以下では、画像形成装置100の操作パネル120を介して成果物の検品領域を指定する場合を例にして、各処理ステップについて説明する。
S101で、検品対象の成果物を生成するための画像データが画像形成装置100に入力される。画像データは、例えば、ホストコンピュータ101からネットワークを介して画像形成装置100に入力される。CPU114は、入力された画像データをHDD115に格納する。また、CPU114は、当該画像データにより形成される画像を、操作パネル120の表示部122に表示する。
S102において、ユーザは、表示部122に表示されている画像に基づき、操作パネル120の操作ボタン121を操作して成果物の検品領域(測色領域)を指定するユーザ入力を行う。図6は、表示部122に表示されている画像上の領域600をユーザが検品領域として指定した状態を示している。なお、画像データが示す領域600内の色値の変動量が所定量より大きい場合、CPU114は、色値の変動量が所定量より大きいことをユーザに警告し、検品領域の再指定をユーザに促す構成とすることができる。
CPU114は、S103で、最初に指定された検品領域であるか否かを判定する。最初に指定された検品領域である場合、CPU114は、S106において、テスト画像を形成する副走査方向の範囲を指定するユーザ入力を受け付ける。その後、CPU114は、S107において、検品領域の設定の完了を示すユーザ入力が入力されたか否かを判定する。検品領域の設定の完了を示すユーザ入力が入力されていない場合、CPU114は、S102から処理を繰り返す。これにより、ユーザは、複数の検品領域を指定できる。
また、S102で2番目以降の検品領域が指定された場合、CPU114は、S104で、今回指定された検品領域に対応するテスト画像を、以前に指定された検品領域に対応するテスト画像と同じテストシートに配置可能であるか否かを判定する。当該判定は、今回指定された検品領域に対応するテスト画像の主走査方向における範囲が、既に指定された検品領域に対応するテスト画像の主走査方向における範囲と重複するか否かに基づく。具体的には、重複しない場合、CPU114は、配置可能と判定し、重複する場合、CPU114は、配置不可能と判定する。配置可能である場合、CPU114は、S106に処理を進める。
一方、配置不可能である場合、CPU114は、S105において、複数枚のテストシートの形成が許可されているか否かを判定する。複数枚のテストシートの形成の許可・不許可は、ユーザが指定する。複数枚のテストシートの形成の許可・不許可を示す設定情報は、例えば、予めHDD115に格納されている。また、S104の判定がNoである場合、CPU114が、S105においてユーザに複数枚のテストシートの形成の許可・不許可を問い合わせる画面を表示部122に表示して設定情報をユーザに入力させる構成とすることもできる。複数枚のテストシートの形成が許可されている場合、CPU114は、S106に処理を進める。一方、複数枚のテストシートの形成が許可されていない場合、CPU114は、今回指定された検品領域を受け付けることができないことを表示部122に表示し、今回指定された検品領域をキャンセルして処理をS107に進める。
S107において、検品領域の設定の完了を示すユーザ入力が入力された場合、CPU114は、S108において、S102~S106の処理で指定された検品領域それぞれに対応するテスト画像をテストシートに形成する。テスト画像が形成されたテストシートは、読取装置160によって読み取られ、テスト画像の1つ以上のパッチ画像の検出色情報がCP114に出力される。その後、ユーザは、分光測色器1100によりテスト画像の1つ以上のパッチ画像を測色して測色情報を取得する。そして、1つ以上のパッチ画像それぞれの検出色情報及び測色情報に基づきLUTが生成される。
図7は、1つの検品領域601が設定された際にS108で形成されるテストシート700を示している。テストシート700は、検品領域601に対応するテスト画像701を有する。テスト画像701は、少なくとも1つのパッチ画像を含む。テスト画像701が複数のパッチ画像を含む場合、これら複数のパッチ画像の色値は異なり、かつ、これら複数のパッチ画像は副走査方向に沿って配置される。なお、テスト画像701の副走査方向における範囲は、S106でユーザが指定した範囲である。したがって、テスト画像701に含まれるパッチ画像の数は、S106でユーザが指定した範囲により決定される。なお、図5のS106の処理を省略し、テスト画像を形成する副走査方向の範囲を所定値とする構成とすることもできる。
また、テスト画像701の1つ以上のパッチ画像それぞれの色値を、測色領域601の色値に基づきCPU114が決定する構成とすることができる。なお、測色領域601の色値は、検品対象の成果物を生成するための画像データに基づき判定される。一例として、CPU114は、テスト画像701の1つ以上のパッチ画像それぞれの色値と、測色領域601に対応するデータ部分が示す色値との色差が、所定の閾値より小さくなる様に、テスト画像701の1つ以上のパッチ画像それぞれの色値を決定する。なお、CPU114は、テスト画像701の1つ以上のパッチ画像の内の1つのパッチ画像の色値を、測色領域601に対応するデータ部分が示す色値と同じにすることができる。CPU114は、この様に、測色領域601に対応するデータ部分の色値に基づき、テスト画像701の1つ以上のパッチ画像それぞれの色値を決定し、決定した各色値を示すパッチ画像データを生成し、これにより、図5のS108においてテストシートを形成する。
上記の通り、テスト画像701の1つ以上のパッチ画像の色値を、検品対象の成果物の検品領域の色値に近い色値とすることで、検品領域の色値の測色精度を高くすることができる。しかしながら、様々な色のパッチ画像を形成し、読取装置160及び分光測色器1100にこれらのパッチ画像を測色させてルックアップテーブル(LUT)を生成することで、LUTを使用しない場合より読取装置160の測色精度を高くすることができる。したがって、本発明は、検品対象の成果物の検品領域の色値に基づきテスト画像701の1つ以上のパッチ画像の色値を決定することに限定されない。例えば、1つ以上のパッチ画像の色値を予め決めておく構成とすることもできる。
図8は、検品領域601の主走査方向における範囲と、テスト画像701の主走査方向における範囲と、の関係を示している。CPU114は、まず、検品対象の成果物を生成するための画像データに基づき、検品領域601の主走査方向における2つの端部の位置d2及びd3を判定する。なお、主走査方向における位置の原点は、所定の基準位置710である。CPU114は、テスト画像701の主走査方向における2つの端部の位置d1及びd4を、d1=d2-s1及びd4=d3+s2として決定する。ここで、s1及びs2は、実際に形成されるテスト画像701の位置が変動し得ることを考慮したマージンである。s1及びs2は、例えば、0より大きい値であり、予め決定して画像形成装置100のHDD115に格納しておく。なお、s1及びs2の値は同じであっても、異なっていても良い。さらに、s1及びs2の値を0とすることもできる。この様に、本実施形態では、テスト画像の主走査方向の範囲が、検品領域の主走査方向の範囲と同じ、或いは、検品領域の主走査方向の範囲を包含する様に決定する。なお、テスト画像の主走査方向の範囲が、検品領域の主走査方向の範囲を包含する様に設定する場合、2つの範囲の長さの差は、所定値となる様に設定することができる。なお、所定値は、本例においてはs1+s2である。また、1つのテストシートにおいて副走査方向に並べるテスト画像の数(図9参照)に基づき、CPU114が、2つの範囲の長さの差を、例えば、0からs1+s2の範囲内において動的に決定する構成とすることもできる。以上、検品領域に対応するテスト画像の主走査方向の範囲を、当該検品領域の主走査方向の範囲と同じ、或いは、包含する様に設定する。この構成により、読取装置160のラインセンサ301の主走査方向における読取輝度ムラにより測色誤差が大きくなることを抑えることができ、ラインセンサ301により検品領域を精度良く測色することが可能になる。
図9は、2つの検品領域602及び603が設定された際にS108で形成されるテストシート700の例を示している。テストシート700は、検品領域602に対応するテスト画像702と、検品領域603に対応するテスト画像703と、を有する。上述した様に、検品領域602に対応するテスト画像702の1つ以上のパッチ画像それぞれの色値については、検品領域602の色値に基づき決定することができる。同様に、検品領域603に対応するテスト画像703の1つ以上のパッチ画像それぞれの色値については、検品領域603の色値に基づき決定することができる。さらに、上述した様に、検品領域602及び603の色値に拘わらず、テスト画像702及びテスト画像703それぞれの1つ以上のパッチ画像それぞれの色値を、予め決定した所定値とすることができる。なお、検品領域と、当該検品領域に対応するテスト画像との主走査方向における位置関係は図8と同様である。本例において、2つのテスト画像702及び703は、主走査方向において重複する区間を有さない。つまり、図9は、S104の判定がYesとなった場合にS108で形成されるテストシート700を示している。
一方、図10は、S104の判定がNoとなる例を示している。検品領域603及び検品領域604の主走査方向の範囲は重複している。よって、図8で説明した様に、検品領域603及び検品領域604それぞれに対応する2つのテスト画像の主走査方向の範囲も重複する。この場合において、複数枚のテストシートの形成が許可されていると、CPU114は、検品領域603に対応するテスト画像を第1テストシートに形成し、検品領域604に対応するテスト画像を第1テストシートとは異なる第2テストシートに形成する。
本実施形態では、上述した様に、テスト画像の主走査方向における範囲が、対応する検品領域の主走査方向における範囲と等しい様に、又は、包含する様にテスト画像を形成する。ここで、読取装置160による測色精度を高くするには、パッチ画像の数を増やす必要がある。しかしながら、テスト画像に含まれるパッチ画像の数は、最大でもシートの副走査方向の長さにより制限される。したがって、シートの副走査方向の長さにより制限される数よりも多いパッチ画像を1つのシートに形成したい場合、例えば、図11に示す様に、1つの検品領域606に対応する複数のテスト画像を副走査方向に並べて配置する構成とすることができる。なお、1つの検品領域に対応する1つのテスト画像を形成する(図7及び図9)か、1つの検品領域に対応する複数のテスト画像を形成する(図11)かについては、ユーザ設定により制御される。
図11においては、1つの検品領域606に対応する4つのテスト画像706-1~706-4がテストシート700に形成されている。ここで、テスト画像706-2と検品領域606の主走査方向における位置関係は図8で説明した通りである。4つのテスト画像706-1~706-4は、主走査方向において連続する様に、或いは、互いに接する様に並べる構成とすることができる。なお、テスト画像706-1、706-3及び706-4の主走査方向における長さ(図8のd4-d1の値)は、テスト画像706-2の主走査方向における長さと同じであっても、異なっていても良い。
1つの検品領域に対応する複数のテスト画像を形成する場合、CPU114は、画像データに基づき検品領域606の色値を判定する。CPU114は、テスト画像706-2の1つ以上のパッチ画像それぞれの色値と検品領域606の色値との色差が、他の3つのテスト画像それぞれの1つ以上のパッチ画像それぞれの色値と検品領域606の色値との色差より小さくなる様にする。より簡単に述べると、CPU114は、検品領域606の主走査方向における範囲を包含する様に形成されるテスト画像706-2には、検品領域606の範囲を包含しない他のテスト画像より検品領域606の色値に近い色値のパッチ画像を配置する。
主走査方向において検品領域606を包含する様に形成されるテスト画像706-2に、他のテスト画像より検品領域606の色値に近い色値のパッチ画像を含めることで、ラインセンサ301の読取輝度ムラの影響を抑えて測色精度を高くすることができる。
図12は、画像形成装置100のキャリブレーションに使用する分光測色器1100の例示的な構成図である。白色LED1101は、シート1108に形成されたパッチ画像1107に光を照射する。回折格子1102は、パッチ画像1107での反射光を波長毎に分光する。受光素子1103-1~1103-nそれぞれは、所定波長の反射光を受光し、受光量を演算部1104に出力する。演算部1104は、各波長の反射光の受光量と、メモリ1105に格納されている各種データに基づきパッチ画像1107の色値を判定する。なお、パッチ画像1107での反射光を回折格子に集光するレンズ1106を設ける構成とすることもできる。
なお、図5のフローチャートでは、複数の検品領域に対応する複数のテスト画像が主走査方向において重複する場合、CPU114はS105において設定情報に基づき複数枚のテストシートの形成が許可されているかを判定していた。そして、許可されている場合にのみ、CPU114は、複数のテスト画像を複数枚のテストシートに分散させて形成していた。しかしながら、複数枚のテストシートの形成を常に許可する構成とすることもできる。この場合、CPU114は、ユーザが複数の検品領域を指定すると、各検品領域に対応する複数のテスト画像を1つのテストシートに形成可能であれば、これら複数のテスト画像を1つのテストシートに形成する。一方、各検品領域に対応する複数のテスト画像を1つのテストシートに形成可能でなければ、これら複数のテスト画像を複数のテストシートに分散させて形成する。
なお、画像形成装置100の操作パネル120を介して成果物の検品領域を指定する場合を例にして図5の説明を行ったが、検品領域の指定をホストコンピュータ101により行う構成とすることもできる。ホストコンピュータ101は、ディスプレイ等の出力デバイスと、キーボード、マウスなどの入力デバイスと、CPU及びメモリ等で構成される制御部と、を有する。検品領域の指定をホストコンピュータ101により行う場合、図5のS101は、ホストコンピュータ101が保持している画像データから、検品対象の成果物を形成するための画像データを選択する処理になる。また、ホストコンピュータ101は、画像データが選択されると、当該画像データで形成される画像をディスプレイに表示する。
そして、図5のS102~S107の処理により、ユーザはホストコンピュータ101に1つ以上の検品領域を指定するユーザ入力を行う。この場合、S108及びS109の処理は、ユーザが指定した1つ以上の検品領域それぞれに対応するテスト画像をテストシートに形成するためのテスト画像データを生成して画像形成装置に印刷ジョブとして送信する処理になる。テスト画像データは、テスト画像に含まれる1つ以上のパッチ画像を形成するためのパッチ画像データと、パッチ画像が形成される主走査方向及び副走査方向の領域(測色領域)を示す情報を含む。画像形成装置は、印刷ジョブに従いテスト画像をテストシートに形成し、読取装置160に測色領域を通知して各パッチ画像を読み取らせる。また、ホストコンピュータ101は、検品対象の成果物を形成するための画像データを含む印刷ジョブを画像形成装置に送信する場合、検品領域を示す情報を印刷ジョブに含める。
さらに、上記実施形態により画像形成装置の読取装置160の調整処理(キャリブレーション)で使用するテスト画像データの生成方法及び画像形成装置100によるテスト画像の形成方法が提供される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
150:プリンタ、160:読取装置、120:操作パネル、110:コントローラ
Claims (20)
- 画像データに基づきシートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像データに基づき前記画像形成手段によって前記画像が形成され、かつ、搬送方向に搬送される前記シートを測色する測色手段と、
第1画像データに基づき前記画像形成手段によって第1画像が形成される第1シートの測色領域を指定するユーザ入力を受け付ける受付手段と、
前記画像形成手段を制御して、前記ユーザ入力により指定された前記測色領域に対応するテスト画像を第2シートに形成し、前記測色手段を制御して、前記第2シートに形成された前記テスト画像を測色する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記搬送方向とは直交する幅方向おける前記第1シートの前記測色領域の第1範囲に基づき、前記第2シートにおいて前記測色領域に対応するテスト画像を形成する前記幅方向の第2範囲を決定することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2範囲は前記第1範囲と同じ、又は、前記第2範囲は前記第1範囲を包含することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第2範囲の長さと前記第1範囲の長さとの差は所定値より小さいことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記テスト画像は、1つ以上のパッチ画像を含み、
前記テスト画像が複数のパッチ画像を含む場合、当該複数のパッチ画像それぞれは、前記搬送方向に沿って前記第2シートに形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1画像データに基づき前記測色領域の色値を判定し、前記測色領域の色値に基づき、前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値を決定して、前記1つ以上のパッチ画像それぞれを形成するためのパッチ画像データを生成することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段が決定する前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値と前記測色領域の色値との色差は、閾値より小さいことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記ユーザ入力により複数の測色領域が指定された場合、前記複数の測色領域それぞれに対応する複数のテスト画像が前記幅方向において重複するか否かを判定し、前記複数のテスト画像が前記幅方向において重複しない場合、前記画像形成手段を制御して前記複数のテスト画像を1つの前記第2シートに形成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記複数のテスト画像が前記幅方向において重複する場合、前記複数のテスト画像が前記幅方向において重複しない様に、前記複数のテスト画像を複数の第2シートに分散させて形成することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記ユーザ入力により第1測色領域が指定された場合、前記第1測色領域に対応する第1テスト画像が、前記第1測色領域より前に指定された1つ以上の第2測色領域に対応する1つ以上の第2テスト画像と前記幅方向において重複するか否かを判定し、前記第1テスト画像が前記1つ以上の第2テスト画像と前記幅方向において重複し、かつ、複数の前記第2シートに前記テスト画像を形成することが許可されている場合、前記第1テスト画像と、前記1つ以上の第2テスト画像と、を異なる第2シートに形成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1テスト画像が前記1つ以上の第2テスト画像と前記幅方向において重複し、かつ、複数の第2シートに前記テスト画像を形成することが許可されていない場合、前記第1測色領域を指定する前記ユーザ入力をキャンセルすることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記画像形成手段を制御して、前記ユーザ入力により指定された前記測色領域に対応する複数のテスト画像を前記幅方向に沿って前記第2シートに形成し、前記測色手段を制御して、前記第2シートに形成された前記複数のテスト画像を測色し、
前記制御手段は、前記複数のテスト画像の内の第1テスト画像の前記第2範囲を前記第1範囲と同じ、又は、前記第1範囲を包含する様に決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記複数のテスト画像それぞれは、前記搬送方向に沿って前記第2シートに形成される1つ以上のパッチ画像を含み、
前記制御手段は、前記第1画像データに基づき前記測色領域の色値を判定し、前記第1テスト画像の前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値と、前記測色領域の色値との第1色差が、前記複数のテスト画像の内の前記第1テスト画像とは異なるテスト画像の前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値と、前記測色領域の色値との第2色差より小さくなる様に、前記複数のテスト画像それぞれの前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値を決定することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。 - 前記測色手段は、
前記シートに光を照射する光源と、
前記幅方向に沿って設けられた複数の受光素子と、
を備えていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - シートに画像を形成し、前記画像が形成された前記シートを搬送方向に搬送しながら測色する画像形成装置と通信可能に構成された情報処理装置であって、
第1画像データに基づき前記画像形成装置によって第1画像が形成される第1シートの測色領域を指定するユーザ入力を受け付ける受付手段と、
前記ユーザ入力により指定された前記測色領域に基づき、前記画像形成装置が第2シートに前記測色領域に対応するテスト画像を形成するためのテスト画像データを生成する生成手段と、
前記テスト画像データを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記生成手段は、前記搬送方向とは直交する幅方向おける前記第1シートの前記測色領域の第1範囲に基づき、前記第2シートにおいて前記測色領域に対応するテスト画像を形成する前記幅方向の第2範囲を決定することを特徴とする情報処理装置。 - 前記第2範囲は前記第1範囲と同じ、又は、前記第2範囲は前記第1範囲を包含することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
- 前記テスト画像は、1つ以上のパッチ画像を含み、
前記生成手段は、前記第1画像データに基づき前記測色領域の色値を判定し、前記測色領域の色値に基づき、前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値を決定して、前記テスト画像データを生成することを特徴とする請求項14又は15に記載の情報処理装置。 - 前記生成手段は、前記ユーザ入力により複数の測色領域が指定された場合、前記複数の測色領域それぞれに対応する複数のテスト画像が前記幅方向において重複するか否かを判定し、前記複数のテスト画像が前記幅方向において重複する場合、前記複数のテスト画像が前記幅方向において重複しない様に、前記複数のテスト画像を複数の第2シートに分散させて形成するための前記テスト画像データを生成することを特徴とする請求項14から16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記測色領域に対応するテスト画像は、複数のテスト画像であり、
前記生成手段は、前記複数のテスト画像の内の第1テスト画像の前記第2範囲を前記第1範囲と同じ、又は、前記第1範囲を包含する様に決定することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。 - 前記複数のテスト画像それぞれは、前記搬送方向に沿って前記第2シートに形成される1つ以上のパッチ画像を含み、
前記生成手段は、前記第1画像データに基づき前記測色領域の色値を判定し、前記第1テスト画像の前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値と、前記測色領域の色値との第1色差が、前記複数のテスト画像の内の前記第1テスト画像とは異なるテスト画像の前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値と、前記測色領域の色値との第2色差より小さくなる様に、前記複数のテスト画像それぞれの前記1つ以上のパッチ画像それぞれの色値を決定して前記テスト画像データを生成することを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。 - 1つ以上のプロセッサを有するコンピュータで実行されると、当該コンピュータを請求項14から19のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021093147A JP2022185447A (ja) | 2021-06-02 | 2021-06-02 | 画像形成装置、情報処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021093147A JP2022185447A (ja) | 2021-06-02 | 2021-06-02 | 画像形成装置、情報処理装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022185447A true JP2022185447A (ja) | 2022-12-14 |
Family
ID=84438715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021093147A Pending JP2022185447A (ja) | 2021-06-02 | 2021-06-02 | 画像形成装置、情報処理装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022185447A (ja) |
-
2021
- 2021-06-02 JP JP2021093147A patent/JP2022185447A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9838568B2 (en) | Image reading apparatus and image forming system | |
JP6598568B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9207125B2 (en) | Image forming apparatus | |
US8681371B2 (en) | Image forming apparatus and image forming method | |
JP2011186087A (ja) | カラー画像形成装置 | |
US9888152B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP7229782B2 (ja) | 測定装置及び画像形成システム | |
US20090154944A1 (en) | Image forming apparatus and method of controlling the same | |
US10264162B2 (en) | Image forming system, image reading apparatus, and image forming apparatus including means for determining a temperature distribution in a paper medium | |
US9229405B2 (en) | Image forming apparatus | |
US20220075306A1 (en) | Image forming apparatus | |
US11402784B2 (en) | Image forming apparatus and image formation method | |
US20230120867A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2022185447A (ja) | 画像形成装置、情報処理装置及びプログラム | |
US11836399B2 (en) | Information processing apparatus with which deterioration of colorimetric accuracy is suppressed, image forming system including the information processing apparatus, and computer readable storage medium | |
US11953852B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2022162412A (ja) | 情報処理装置、当該情報処理装置を含む画像形成システム及びプログラム | |
US11726421B2 (en) | Image forming apparatus | |
US11143997B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2022149192A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2022184135A (ja) | 画像形成システムおよび測色装置 | |
JP2022117153A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2022138597A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2021101214A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2022162666A (ja) | 画像形成装置 |