JP2022184812A - 特には航空機にて収納コンパートメントを吊り下げて取付けるための締結機構 - Google Patents

特には航空機にて収納コンパートメントを吊り下げて取付けるための締結機構 Download PDF

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Abstract

【課題】航空機等にて、収納コンパートメントを吊り下げて取付けるための締結機構10において、短時間での有利な取付け・設置を可能にするとともに、部品の製造コストや重量を軽減でき、位置・姿勢の微調整が容易であり、支持構造物上に大量に形成される凝縮水が収納コンパートメントとキャビンの内部に到達するのを防止する。【解決手段】支持構造物13に締結される第1締結部材12と、物品を受け入れる収納コンパートメント11に締結される第2締結部材14と、第1締結部材12に面締結される接続デバイス15とを含み、接続デバイス15及び第2締結部材14は、締結ボルト18を受け入れる支持アイレット16,17を含み、第1締結部材12および接続デバイス15は、相互締結のための締結面12a,22aを有するので、締結面12a,22a同士の間、および/または、支持構造物13と第1締結部材12との間には、水や湿気の伝達を防ぐ遮断・分離層21を配置可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、特には航空機にて、収納コンパートメントを吊り下げて取付けるための締結機構に関する。
民間航空機のキャビンなどの、輸送手段の乗員エリア(passenger areas)では、通常、吊り下げて取り付けられ得る収納コンパートメントが備え付けられる。これは、主として、手荷物並びに衣類及びその他の乗員関連物品の荷物ボックスとしての役割を果たし、オーバーヘッド収納コンパートメント(overhead stowage compartments; OHSC)またはハットラック(hatrack)と呼ばれる。締結機構(fastening systems)は、収納コンパートメントを航空機の支持構造物に締結するのに用いられるのであり、これでもって、収納コンパートメントを吊り下げて取り付けることができ、このようにして、例えば乗員キャビン内に天井取付けコンテナを形成することができる。
多くの場合、収納コンパートメントは非常に大きく、たとえば多数の乗員の手荷物を収容するために、高い耐荷重能力を備えている必要がある。それにもかかわらず、収納コンパートメントの組み付けおよび取り外しは、可能な限り迅速に、可能な限り少ない人員で、また可能であれば工具を使用せずに実行できる必要がある。さらに、収納コンパートメントまたは荷棚(ラゲッジラック)の締結機構は、荷物を積み込んだ状態にて、飛行中に発生する力および関連する負荷に耐え、したがって収納コンパートメントがしっかりと締結されることを保証するために、高負荷に耐える必要がある。
収納コンパートメントを支持構造物に吊り下げ式で取り付けるには、通常、次のような締結機構(締結システム)でもって行われる。すなわち、それぞれに一対の支持アイレット(吊り下げ用のリング形成部)と、2つの支持アイレットに挿入されてそれらを相互に接続するボルトとを備える。この目的のために、例えば、一つの支持アイレットが、締結部材の側面に配置され、他の一つの支持アイレットが収納コンパートメントの側面に配置される。この支持アイレット対の支持アイレットにボルトを挿入するために、2つの支持アイレットは互いに整列される。
EP2563659B1は、支持構造物に取り付け可能か、または、天井取付けコンテナに取り付け可能な支持アイレットに、天井取付けコンテナを吊り下げ式に取付けるための締結機構であって、一対の支持アイレットと、取り外し可能なメインボルトとを備えたものについて記載している。このメインボルトは、メインボルトガイド中にて、第1支持アイレットの側へと弾性的にプレストレスが掛けられており、天井取付けコンテナがまだ取り付けられていない場合は、終端位置にある。この終端位置にて、メインボルトは、メインボルトガイドから突き出て延びる。弾性的なプレストレスにより、メインボルトは、天井取り付けコンテナが、取り付けられた位置へと上向きに移動している間に、第1支持アイレットに形成された傾斜ランプの助けでもって、第1支持アイレットの受入部へと延びており、この受入部にて、メインボルトは、嵌め合わされて確実にロックされうる。ここで、ストッパーは中央に配置されたピンとして構成され、メインボルトには、このピンを収容できる補完的な穴が備えられる。
図2は、天井取付けコンテナ120の既知の締結機構を示しており、天井取付けコンテナ120は、航空機のキャビン内におけるオーバーヘッド収納コンパートメント(OHSC)または頭上収納棚(overhead bin)もしくはハットラックを形成する。既知の締結機構は、例えば、上記の特許公報に詳細に記載されているように構成されている。この締結機構は、支持構造物または航空機のフレーム部材102に締結するために使用される、板状の第1締結部材101を備える。第2締結部材103が、第1締結部材101にネジ接続されている。
第2締結部材103は、ネジ107を用いて第3締結部材106にネジ接続されている。第3締結部材106は、二重支持アイレット108を備えており、その両側に、さらなる支持アイレット109、110がそれに整列して配置されている。ボルトは、支持アイレット109、110のそれぞれに配置され、ボルトは、両側から中央の二重支持アイレット108に挿入されることによって、天井取付けコンテナ120を第3締結部材106に締結する。締結のためには、パッチン留め・スナップフィット機構(clip-in and snap-fit system)が備えられる。
既知の締結機構は、短い設置時間内にて有利な取付けを可能にすることを目的としている。しかしながら、不利な点は、例えば、その部品が製造するのに比較的高価であり、そして比較的重いことである。パッチン留め・スナップフィット機能を有効にするには、取り付けの際に、ハットトラック(hatrack)またはオーバーヘッド収納コンパートメント(OHSC)も振れ動かされる必要がある。さらには、フレーム構造物内における制御されていない力を避けるために、別の装具が必要である。さらに、非常に複雑な精密調整が必要であり、例えば、使用する締結機構ごとに15分以上かかりうる。
さらなる問題は、特には航空機がさまざまな高度を通過するときに、支持構造物上に大量に形成される凝縮水である。締結機構の領域の凝縮水は、収納コンパートメントとキャビンの内部に到達する可能性がある。
本発明は、上記の不利な点を克服するということを課題としている。特には、収納コンパートメントまたはオーバーヘッド収納コンパートメントを吊り下げて設置するための締結機構であって、これにより、支持構造物上に形成される凝縮水の内部領域への侵入が効果的に防止されるものを作成しようとする。さらに、締結機構について軽量化を可能にしようとする。さらには、特には取付けの際に、締結機構について時間とコストを節約できるようにしようとする。
この目的は、請求項1に記載の締結機構によって達成される。有利な構成は、従属請求項の記載事項である。
本発明は、特には航空機において、収納コンパートメントを吊り下げて取付けるための締結機構であって、以下を含むものを提供する。すなわち、支持構造物に締結するように構成された第1締結部材と、物品を収容するための収納コンパートメントに締結されるように構成された第2締結部材と、第1締結部材への面定着がなされるように構成された接続デバイスとを含む。ここで、接続デバイスおよび第2締結部材は、それぞれ、接続デバイスを第2締結部材に締結するための、締結ボルトを受け入れるための支持アイレットを含む。また、第1締結部材および接続デバイスは、それぞれ、相互締結のための締結面を有するので、支持構造物を遮断・分離するための、切れ目がなく連続する遮断・分離層を、締結面同士の間、及び/または、支持構造物と第1締結部材との間に配置することができる。このようにして、支持構造物から接続デバイスを全面的に遮断・分離することができる。
これにより、遮断・分離層に切れ目や開口を設けることなく、一次構造物(取付け前の本来の構造物;支持構造物)を遮断・分離するための層を設置することが可能になる。このようにすることで、凝縮水がキャビン中へと入るのを防ぐ。
本発明により、支持構造物は、例えば、第1締結部材とともに、接続デバイスから全面的に遮断・分離することができる。例えば、この目的のために、第1締結部材および接続デバイスは、それらの相互接続がネジ止め接続でなされ得るように構成されている。例えば、第1締結部材は、特にはリベット留めによって、支持構造物に解除不能に接続されている。
しかしながら、第1締結部材は、支持構造物にネジ止め接続され得るように有利に構成され得る。このネジ止め接続により、遮断・分離層は、支持構造物または一次構造物と、第1締結部材との間に挟み込まれうる。
このように、本発明は、遮断・分離層を取付ける際の柔軟性を向上させる。なぜなら、遮断・分離層は、締結機構の領域にて、支持構造物から収納コンパートメントへと、水分が入らないように、それぞれの要件に従って、配置および取り付けができるからである。
接続デバイスは、好ましくは、第1の接続部材と、少なくとも1つの第2の接続部材とを含み、これらの位置は、互いに対して調整および固定することができる。
これにより、第1の支持アイレットの位置を、第2の支持アイレットの位置に対して迅速に調整することができる。
有利なことに、接続部材は、それぞれ、相互締結のための歯付き部を備えた接続面を備える。
これにより、接続部材を相互に締結する際に接続面が噛み合わせ・連動することができる。このことにより、接続部材の相互の位置を迅速かつ確実に調整できるようになり、接続デバイスの支持アイレットの位置を迅速に調整できるようになる。このようにして、特に荷重を受けることができる調整可能な接続が作り出される。
接続デバイスは、好ましくはプラスチックでできている。
その結果、航空機の収納ボックスの締結具の重量が大幅に軽減される。
有利には、締結機構は、プラスチック製の歯付き部を備える歯付きプレートを含み、この歯付きプレートは、プラスチックでできている。
特に、歯付きプレートは、接続部材の1つの歯付き側面に締結されうる。このようにして、相互の歯付き部によって、歯付きプレートと、他の接続デバイスとの間の接続部材を所望の位置・姿勢にて固定されるようにする。
プラスチックは、好ましくは、炭素繊維強化プラスチックおよび/またはガラス繊維強化プラスチックである。
特に、第1締結部材はアルミニウムでできている。
締結機構は、有利には、支持アイレットの少なくとも1つに配置された振動ダンパーを備える。
接続構成は、好ましくは、射出成形および/またはオーバーモールディングによって製造される。
歯付きプレートは、好ましくは、射出成形および/またはオーバーモールディングによって製造される。
締結機構が組み立てられた状態にて、好ましくは、接続部材の接続面は、第1締結部材を支持構造物に締結するための締結面に平行となるように向けられる。
締結機構が組み立てられた状態にて、好ましくは、接続部材の接続面は、第1締結部材と第1の接続部材との間の締結面に平行となるように向けられる。
締結機構が組み立てられた状態にて、好ましくは、接続部材の接続面は、また、第1締結部材と第1の接続部材との間の締結面に対して、垂直となるように向けられる。
第2の接続部材は、好ましくは、少なくとも部分的な領域にて、プレートの形態に構成される。
例えば、接続配置の支持アイレットは、第2の接続部材におけるプレート状の領域に形成される。
第2の接続部材は、好ましくはフラットに構成される。例えば、第1の接続部材への接続に用いられる接続面の領域での比較的広い部分から、接続デバイスの支持アイレットが形成されることが好ましい比較的狭い部分へと徐々に移行する。
ノッチや小さな穴などのマーキングが、個々の部品もしくは締結具または接続部材に組み込まれていることが好ましい。これにより、部品を組み付ける際における事前の位置合わせが保証される。これらのマーキングが一致する場合、部品同士が最適に事前に位置合わせされているため、組み付けが容易になる。この後に、すなわち、たとえばハットラックとして構成されている収納コンパートメントが位置合わせされる際に、必要に応じて、以前の位置合わせから外れるのでありうる。
本発明の好ましい実施形態は、添付の図面を参照して以下にて、より詳細に説明される。
本発明の好ましい実施形態による締結機構を、正面より斜めから見た概略図として示している。 導入部で説明したように、天井取付けコンテナ用の既知の締結機構の概略図を示す。 本発明の特に好ましい実施形態による締結機構を、その前面の概略図として示す。 図3に示される締結機構を概略的な分解図にて示す。 図3及び4に示される締結機構の背面についての概略図を示す。 支持構造物に締結された図3~5に示される締結機構についての概略的な側面図を示す。 図3~5に示される締結機構、並びに、収納コンパートメントに締結するための締結部材についての概略的な側面図を示す。 本発明の別の好ましい実施形態による、支持構造物に締結される締結機構を、正面より斜めから見た概略的な斜視図で示している。
図中における同一または相互に対応する部材は、それぞれ同一の参照符号で示されているため、適切と思われる場合を除き、繰り返し説明することはない。明細書全体に含まれる開示は、同一の参照符号または同一の部材符号を有する同一の部品に移し替えることができる。上方、下方、側方など、明細書にて選択された位置・姿勢の情報は、直接に記載されたか示された図面を参照しており、位置が変更された場合は、同様となるように新しい位置・姿勢へと移し替える必要がある。さらに、示されて記載された相異なる例示的な実施形態からの、個々の特徴または特徴の組み合わせは、また、独立して、本発明の解決手段または本発明による解決手段を構成しうる。
図1は、本発明の好ましい実施形態による締結機構10を、その前面に対して傾斜した方向から見た3次元の概略図にて示している。締結機構10は、航空機の収納コンパートメント11を吊り下げて取付けるために使用される。収納コンパートメント11は、例えば、頭上収納棚(overhead bin)、天井取付けコンテナ(ceiling-mounted containers)、荷物コンパートメント(baggage compartments)、荷物コンテナ(baggage containers)、収納コンテナ(stowage containers)などであり得るのであり、これらは、例えば、航空機のキャビン内に、吊り下げられて、取り付けられているか、または取り付けられ得るのであって、特には、いわゆる、オーバーヘッド収納コンパートメントまたはハットラックをなす。
締結機構10は、支持構造物13に締結されるように構成された第1締結部材12を備える。この目的のために、第1締結部材12は、それが支持構造物13に締結される締結面25を有する。支持構造物13は、例えば、航空機の胴体のフレーム部材である。
さらに、締結機構10は、吊り下げ方式で取り付けられる収納コンパートメント11に締結するように構成された第2締結部材14を備えており、その一部が図1に示されている。接続デバイス15は、第1締結部材12と第2締結部材14との間に備えられ、第1締結部材12上への面締結を行うべく構成されている。
接続デバイス15は支持アイレット16を含み、第2締結部材14は支持アイレット17を含む。これら支持アイレット16、17は、締結ボルト18を受け入れるように構成されている。その結果、締結ボルト18が、支持アイレット16および17に受け入れられることによって、接続デバイス15は、第2の締結部材14に締結される。この締結は、支持アイレット16、17が互いに整列して配置されているときに行われる。
ここに示す例では、第2締結部材14の支持アイレット17が、支持アイレット16の両側に配置されている。しかしながら、第2の締結部材14の支持アイレット17を片側だけに配置することも可能である。
第1締結部材12および接続デバイス15は、それぞれ、締結面12aまたは22aを含み、この締結面を通じて、接続デバイス15は、第1締結部材12に締結可能であるか、または締結されている。この締結は、ネジ20でもって行われる。
このようであることから、取付けの際に、次のことが可能である。すなわち、支持構造物13を遮断・分離するために、図6に示される連続的な遮断・分離層21が、取付けの際に、締結面12a、22aの間に配置可能であって設置可能である。結果として、遮断・分離層21にスロットや開口・抜き部などを設けなくても、支持構造物13、並びに、支持構造物13に締結された第1の締結部材12は、接続構成15から、全体にわたって、遮断・分離されうる。
取付けの際、ネジ20のみが遮断・分離層21を通り抜けて押し込まれる。その結果、これらネジ20は、第1の締結部材12と、接続デバイス15との間の領域にて、遮断・分離層21によって一つの面内にて取り囲まれ、湿気に対して密封される。このようであることから、例えば異なる飛行高度で支持構造物13上に大量に形成される凝縮水が、遮断・分離層21の空白・裂け目、または遮断・分離層21に作られた開口部を通して、収納コンパートメントの締結領域に浸透して客室領域に入り込むということはありえない。
接続デバイス15は、第1の接続部材22および第2の接続部材23を含み、それらの位置・姿勢について、互いに対して調整および固定することができる。したがって、締結機構10は、第1締結部材12と、第2締結部材14と、第1の接続部材22および第2の接続部材23を備えた接続デバイス15とを備える。
第1締結部材12は、いわゆるAブラケットとして、すなわち、クラスAのホルダーとして構成されており、航空機の支持構造物に締結することができ、いわゆるBブラケット(すなわちクラスBのホルダー)に締結するように構成されている。
接続デバイス15またはその第1の接続部材22は、Bブラケットとして構成されている。このBブラケットは、ネジ20でもって、Aブラケット、または、第1締結部材12に締結可能である。
接続デバイス15の第2の接続部材23は、同様に、Bブラケットとして構成されている。取付けの際、第2の接続部材23は、ネジ24でもって第1の接続部材22に接続される。第2の接続部材23は、2方向に移動可能なように、第1の接続部材22に取り付けられている。ここで、2つの移動の方向は、互いに垂直をなすように向けられており、図中にて、二重矢印により表示されている。
このようにして、第1の接続部材22に対する、したがって支持構造物13に対する、支持アイレット16の位置・姿勢は、締結手段24を使用して適切に締結する前に、2つの自由度にて設定または調整することができる。このような設定または調整により、収納コンパートメント11は、適切に位置・姿勢を調整することができる。このことは、結果として生じる機械的改善に加えて、このように取り付けられた複数の収納コンパートメントによる、一貫して均一に延びる視覚的なラインをももたらす。
第1の接続部材22と第2の接続部材23との間の接続の領域において、第1の接続部材22及び第2の接続部材23は、それぞれ、接続面22bまたは23aを有しており、これらの接続面22b,23aは、取付けの際に互いに向き合わされるのであり、それぞれ、歯付き部が備えられている。このことにより、第1の接続部材22に対する第2の接続部材23の位置・姿勢を調整することができる。また、これに続いて、接続面22b、23aの歯付き部は、ネジ24を締めることによって互いに噛み合わされるのであり、このことにより、接続部材22、23同士の、押し当てと摩擦による接続、及び、噛み合わせによる接続が実現される。このことにより、接続が特に安定し、その結果、特に重い負荷がかかった場合でも、調整された位置・姿勢が維持される。
第1締結部材12はアルミニウム製であり、例えばリベット留めによって、支持構造物13または航空機の胴体のフレーム部材に締結される。接続デバイス15と、その接続部材22、23は、プラスチックでできている。好ましくは、繊維強化または炭素繊維強化および/またはガラス繊維強化プラスチックでできている。特には、接続部材22、23または接続デバイス15が、射出成形プロセスによって製造されうる。
ここに示す例示的な実施形態において、接続部材22および23の接続面22b、23aは、締結面12a、22aに対して垂直を向いている。これにより、接続デバイス15は、その第1接続部材22を通じて、第1の締結部材12に締結されているか、または締結され得る。
本発明の別の好ましい実施形態による締結機構10について、図3~5を参照して以下に詳細に説明される。図3は、締結機構10を前面から見た概略図として示し、図4および5は、締結機構10を、概略分解図またはその背面から見た概略図として示している。簡単にするために、第2締結部材14が、これらの図には示されていない。いくつかの違いを除いて、締結機構は、図1のものと同一にまたは類似するように構成される。
図1を参照して上述したように、プレート状に構成された第1締結部材12は、支持構造物13への面締結に使用される。図5にて見てとることができ、締結面を構成する、締結部材12の背面25は、支持構造物13に締結される。すなわち、例えば、フレーム部材の側面に締結される。
接続デバイス15の第1の接続部材22は、図3にて見てとれるように、第1締結部材12の前面26にあるネジ20でもってネジ止めされる。この目的のために、第1締結部材12の前面26は、第1の接続部材22を締結するための締結面12aを形成する。したがって、締結面22aは、第1の接続部材22の背面27に備えられる(図5を参照)。このことに対応して、この締結面22aは、第1締結部材12の締結面12aと向き合うように配置されている。
接続デバイス15の第2の接続部材23は、ネジ24でもって第1の接続部材22に締結されている。この目的のために、第2の接続部材23に接続するための接続面22bが、第1の接続部材22の背面27に形成される(図5を参照)。
第1の接続部材22と第2の接続部材23との間の接続は、次のように構成される。すなわち、2つの接続部材22、23は、図4の二重矢印によって示されるように、互いに直交するように向けられた2つの方向にて、互いに移動できるように構成される。その結果、第2の接続部材23の位置は、第1の接続部材22に対して調整することができ、その後、ネジ24を締めることにより、適切な位置でしっかりと確実に固定することができる。
第1の接続部材22に対して移動することができる第2の接続部材23について所望の位置に調整および固定するために、第1の接続部材22の背面27に形成された歯付き部も使用される。このことに対応して、図4から見てとれるように第2の接続部材23に向き合うように配置された、接続面23aにも歯付部が形成されている。
締結ネジ20及び/またはそれらに関連するナットを締めることにより、第2の接続部材23は、第1の接続部材22上の適切なまたは所望の位置・姿勢にて締結される。この位置・姿勢にて、これら接続部材22,23における、対応するかまたは補完し合う接続面22b、23aの歯付き部が噛み合わされ、このことによって高い安定性が確保される。
さらに、第1の接続部材22の反対側にて、すなわち前面28にて、さらなる接続面が形成されており、図3及び4にて見てとれるように、歯付きプレート29が備え付けられている。歯付きプレート29は、第1の接続部材22を向いた側で、ここでは見えない側に、同様に歯付き部が備え付けられている。第1の接続部材22の前面28における、対応するかまたは補完的な歯付き部と噛み合うために、備え付けられているのである。
したがって、第1の接続部材22は、第2の接続部材23との間の歯付け部、及び、歯付きプレート29との間の歯付き部を通じて、両側で、面締結されている。この締結は、第2の接続部材23の位置・姿勢を調整した後、締結ネジ24を締めることによって行われる。締結ネジ24は、第2の接続部材23、第1の接続部材22および歯付きプレート29を突き抜けるようにして延びており、関連するナットと噛み合わされる(図4を参照)。
振動ダンパー30は、第2の接続部材23の支持アイレット16に備え付けられ、締め付けリング31によって固定される。結果として、航空機の収納コンパートメント11および他の内部構成部材は、騒音および振動から切り離される。
図1に示される実施形態のように、第1締結部材12は、アルミニウム製のAブラケットまたはAホルダーである。上記のように、第1の接続部材22および第2の接続部材23は、BブラケットまたはBホルダーとして構成され、プラスチックでできており、好ましくは炭素繊維強化またはガラス繊維強化プラスチックでできている。これらの解決策とここに示す構造物により、非常に高い耐荷重で、特に軽量の締結機構10が達成される。
図6および7は、締結機構10について、これが締結される支持構造物13とともに、側面図で示している。さらに、図7も、第2の締結部材14の2つの支持アイレット17の間における接続配置15の支持アイレット16の締結について示している。第2の締結部材14には、収納コンパートメント11の構成体が締結されている。この締結機構10は、図3~5を参照して上述したように構成される。
図6に示されるように、支持構造物13または航空機胴体のフレームは、それに取り付けられた第1の締結部材12と共に遮断・分離層21によって取り囲まれている。締結面12a、22aの領域において、またこれらの外側において、遮断・分離層21は、接続構成15における第1の締結部材12と第1の接続部材22との間に連続して(切れ目や裂け目がなしに)延びている。このようにして、支持構造物13、及び、これに締結された第1の締結部材12は、接続デバイス15およびこれに保持された収納コンパートメント11から、全面的に、かつ、途切れることなしに遮断・分離されている。遮断・分離層21は、熱および湿気を遮断・分離するように構成されている。
図3~7に示される締結機構10の実施形態では、接続部材22、23の相互締結のための接続面22b、23aは、組み立てられた状態の締結機構10における、第1締結部材12と第1接続部材22との間の締結面12a、22aに平行となるように向けられている。
図8は、締結機構10のさらなる実施形態を示す。上記の実施形態と同様に、接続構成15は、第1の接続部材22および第2の接続部材23を含む。これら接続部材22及び23は、図4に示し上述したように、2つの自由度で、互いに対して移動することができる。しかしながら、図8に示される実施形態では、第1の接続部材22は、第2の接続部材23と第1締結部材12との間にフラットに備え付けられた比較的薄いプレートの形態である。
第1締結部材12に備えられる、支持構造物13に締結するための締結面25と、接続デバイス15または第1の接続部材22を締結するための締結面12aとの間には、位置ずれ(オフセット)がある。
ここでも、図6を参照して上述したように、遮断・分離層21は、接続デバイス15における第1の接続部材22と、第1締結部材12との間に、連続的に配置または設置することができる。取り付けられた状態にて、接続デバイス15に対して、第1締結部材12、及び、これに締結された支持構造物13を、連続的に(切れ目や裂け目がなしに)、完全に遮断・分離するべく、配置または設置することができるのである。
これに代えて、図6に示される遮断・分離層21は、支持構造物13と、第1の締結部材12との間に挟み込まれうる。この目的のために、第1締結部材12は、支持構造物13にネジ接続されている。
接続部材22、23を互いに接続するための接続面は、第1の接続部材22の一方の側の面22bによって、および第2の接続部材23の反対側の面23aによって形成される。これらの接続面22b、23aは、支持構造物13上の第1締結部材12の締結面25に平行となるように整列されている。これらの接続面22b、23aは、また、第1の接続部材22を第1締結部材12に締結するために使用される接続面12a、22aに平行となるように形成されている。
この実施形態においても、第1締結部材12はAホルダーとして構成され、第2の接続部材23は、収納コンパートメント11に締結されるべくBホルダーとして構成される。接続部材22、23、及び、収納コンパートメント11に締結されるように構成された第2の締結部材14は、プラスチックでできており、好ましくは、繊維強化の、特には炭素繊維強化および/またはガラス繊維強化のプラスチックでできている。
本発明は、特に以下の利点を提供する。
締結機構10を、AブラケットとBブラケットとに、またはAホルダーとBホルダーとに分割することにより、遮断・分離層の切れ目の形成を回避しながら、2つのブラケットまたはホルダーの間に、一次構造物を遮断・分離するための層を設置することが可能である。これにより、凝縮水がキャビンに入るのを防ぐ。
本発明はまた、締結機構が、好ましくは互いに垂直である、2つの方向に位置・姿勢が調整され得るというさらなる利点を提供する。互いに向き合う歯付き部により、天井取付けコンテナまたはオーバーヘッドストレージコンパートメント(OHSC)への接続部分(interface)について、位置・姿勢を調整することができる。
さらに、内部部品はノイズや振動から切り離されている。これは、振動ダンパーによって可能になる。振動ダンパーは、Bホルダーまたは接続部材に組付けられ、単純なスナップフィット締付リングによってBホルダーに固定されることが好ましい。このような固定により、耐用年数に達した後の振動ダンパーの交換が非常に簡単になる。
締結機構10およびその部品を取付けるために、市販の標準部品が使用される。すなわち、特別な締結手段または特別に開発されたベアリングは必要とされない。
本発明は、特にブラケットまたは締結のコンセプトでの3つの部分に基づいており、これらの各部分は、特には射出成形プロセスによって、繊維強化プラスチックから有利に製造することができる。
炭素繊維強化プラスチックとアルミニウムとの組み合わせによって発生する可能性のある腐食のリスクを回避するために、本発明によれば、互いに組み合わせることができる2つの可能な解決策が提案されている。一方では、非導通性材料層を炭素繊維強化プラスチックとアルミニウムとの間に配置して、材料を分離することができる。一方では、炭素繊維強化の代わりにガラス繊維強化とすることができる。
締結機構の耐荷重力と耐荷重能力をさらに高めるために、オーバーモールディング技術でもって、追加されたファイバーインサートを製造することができる。このオーバーモールディング技術により、ホルダーまたは締結機構の部材の耐荷重能力がさらに向上する。オーバーモールディングは、一の材料が、第2の材料上に成形される射出成形プロセスである。第2の材料は、典型的には、硬い樹脂・プラスチック材料である。これにより、オーバーモールディングされた熱可塑性材料が、プラスチックと強力な結合を形成し、ユーザー環境で維持されうる。
もう1つの利点は、収納コンパートメントまたは天井取付けコンテナへの接続が、単純な標準ボルトを使用して行えることである。これらのボルトが、2つの収納コンパートメントまたはオーバーヘッド収納コンパートメント(OHSC)を、ブラケットまたはホルダーに締結するのが好ましい。
10 締結機構
11 収納コンパートメント
12 第1締結部材
12a 接続デバイスへの締結面
13 支持構造物
14 第2締結部材
15 接続デバイス
16 支持アイレット
17 支持アイレット
18 締結ボルト
20 ネジ
21 遮断・分離層
22 第1接続部材
22a 第1締結部材に締結するための締結面
22b 第2締結部材への締結面
23 第2締結部材
23a 第1締結部材への締結面
24 締結具またはネジ
25 第1締結部材の背面または締結面
26 第1接続部材の前面
27 第1接続部材の背面
28 第1接続部材の前面または接続面
29 歯付きプレート
120 天井取付けコンテナ
101 第1締結部材
102 支持構造物またはフレーム
103 第2締結部材
106 第3締結部材
107 ネジ
108 ダブル支持アイレット
109、110 さらなる支持アイレット109、110

Claims (15)

  1. 航空機またはその他にて、収納コンパートメントを吊り下げて取付けるための締結機構であって、
    支持構造物(13)に締結されるように構成された第1締結部材(12)と、
    物品を受け入れるための収納コンパートメント(11)に締結されるように構成された第2締結部材(14)と、
    第1締結部材(12)に面締結されるように構成された接続デバイス(15)と、を含み、
    接続デバイス(15)を第2締結部材(14)に締結するために、接続デバイス(15)及び第2締結部材(14)は、それぞれ、締結ボルト(18)を受け入れるための支持アイレット(16、17)を含み、
    第1締結部材(12)および接続デバイス(15)は、それぞれ、相互締結のための締結面(12a、22a)を有し、その結果、締結面(12a、22a)同士の間、および/または、支持構造物(13)と第1締結部材(12)との間には、支持構造物(13)を接続デバイス(15)から、全面にわたって遮断・分離すべく、支持構造物(13)を遮断・分離するための連続して延びる遮断・分離層(21)を配置することができる締結機構。
  2. 接続デバイス(15)は、第1の接続部材(22)と、少なくとも1つの第2の接続部材(23)とを備え、これら接続部材(22、23)は、互いに位置・姿勢を、調整可能で固定可能であることを特徴とする、請求項1に記載の締結機構。
  3. 接続部材(22、23)は、それぞれ、相互に締結するための、歯付き部を備えた接続面(22b、23a)を備えることを特徴とする、請求項2に記載の締結機構。
  4. 接続デバイス(15)がプラスチックでできていることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の締結機構。
  5. 歯付き部を備えた歯付きプレート(29)を備え、
    歯付きプレート(29)は、プラスチック製であり、接続部材(22、23)における歯付き部の面(28)に締結することができ、
    このようにして、接続部材(22)は、歯付きプレート(29)と、他の接続部材(23)との間で、所望の位置・姿勢にて、歯付き部同士が噛み合うことによって固定されることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の締結機構。
  6. プラスチックが、炭素繊維強化プラスチックおよび/またはガラス繊維強化プラスチックであることを特徴とする、請求項4または5に記載の締結機構。
  7. 第1締結部材(12)がアルミニウムでできていることを特徴とする、前記請求項1~6のいずれかに記載の締結機構。
  8. 支持アイレット(16、17)の少なくとも1つに備え付けられた振動ダンパー(30)を備えることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の締結機構。
  9. 接続デバイス(15)が、射出成形および/またはオーバーモールディングによって製造されたものであることを特徴とする、請求項1~8のいずれかに記載の締結機構。
  10. 歯付きプレート(29)が射出成形および/またはオーバーモールディングによって製造されものであることを特徴とする、請求項5~9のいずれか一項に記載の締結機構。
  11. 締結機構(10)が組み立てられた状態にて、接続部材(22、23)同士の接続面(22b、23a)は、第1の締結部材(12)を支持構造物(13)に締結するための締結面(25)に平行となるように向けられていることを特徴とする、請求項2~10のいずれかに記載の締結機構。
  12. 締結機構(10)が組み立てられた状態にて、接続部材(22、23)同士の接続面(22b、23a)は、第1の締結部材(12)と第1の接続部材(22)との間の締結面(12a、22a)に平行となるように向けられていることを特徴とする、請求項2~11のいずれかに記載の締結機構。
  13. 締結機構(10)が組み立てられた状態にて、接続部材(22、23)同士の接続面(22b、23a)は、第1の締結部材(12)と第1の接続部材(22)との間の締結面(12a、22a)に垂直となるように向けられていることを特徴とする、請求項2~11のいずれかに記載の締結機構。
  14. 第2の接続部材(23)は、少なくとも部分的な領域にて板状に形成され、
    前記接続デバイス(15)の支持アイレット(16)は、第2の接続部材(23)の板状の領域中に形成されることを特徴とする、前記請求項1~13のいずれかに記載の締結機構。
  15. 第2の接続部材(23)は、平坦に形成され、
    第2の接続部材(23)における、第1の接続部材(22)への接続のための接続面(23a)の領域内の比較的広い部分から、接続デバイス(15)の支持アイレット(16)が形成される比較的狭い部分へと、連続的に狭くなっていくことを特徴とする、請求項1~14のいずれかに記載の締結機構。
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