JP2022184540A - 排水ユニット - Google Patents

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哲朗 河上
Tetsuro KAWAKAMI
真 千葉
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【課題】エンジンを収容する排水ユニットを施工する現場において施工期間を短縮する。【解決手段】ポンプ設備を構成する排水ユニット1であって、ポンプの主軸を回転させるエンジン11と、エンジン11に付帯するエンジン付帯設備と、を備える。【選択図】図1A

Description

本発明は、排水ユニットに関する。
排水機場のポンプ設備は、主ポンプ、減速機、原動機、弁類、系統設備、電気設備など多数の機器を組み合わせることで構成されている。ポンプ設備を新設する場合、各機器は工場製作後、各々現地に搬入され、予め配置検討された通りに現地で据付されていくが、各機器を支持するための基礎コンクリートや鋼製架台の構築や、定められた精度で各機器同士を接続、調整する必要があり、各機器の搬入、据付、調整には相当な時間が必要である。
特開2007-231873号公報
一方、近年、気候変動に伴い以前と比べ降雨量が増大し、排水機場の排水能力を超え、雨水を排水しきれずに河川の氾濫や都市の浸水被害が発生することが増えてきている。排水能力を増強するためには、既存設備より大型の排水ポンプ設備を設置する必要があるが、既存のスペースに既存ポンプより大きなポンプを配置することは容易ではない。また大型ポンプを設置した場合、ポンプ設備の整備時や故障時に排水能力が著しく低下するため、危険分散の観点においても課題がある。
それらの課題に対し、既存ポンプ設備に比べて標準的に設計及び製作可能で既存ポンプ設備より小型のポンプ設備を、台数を増やして設けることにより、排水能力の増強、危険分散する方法が考えられる。しかし、既存設備の能力を維持しつつ、小型ポンプ設備を新設していくには、各機器の据付工数から考えると施工期間不足(非出水期期間に既存設備の撤去と複数台のポンプ設備の新設を行うことが困難)となり、施工期間の短縮が望まれる。また、既存ポンプ設備に小型ポンプ設備を増設する場合も考えられるが、限られた敷地内に吸込水槽などの土木構造を設けずに設置可能なポンプ設備も望まれる。
現場施工期間の短縮を行うため、ポンプ、減速機、原動機、系統設備などを、それぞれ工場で予めユニット化し、排水ユニット単位で現場施工することが考えられる。しかし、エンジン(例えば、ディーゼルエンジン)を収容する排水ユニットにおいては、始動系統、燃料系統、排気系統が必要となり、ディーゼルエンジンのみをユニット化しても、現場で各系統との取り合いが必要となり、現場の施工期間を短縮できないという課題が残る。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、エンジンを収容する排水ユニットを施工する現場において施工期間を短縮可能とする排水ユニットを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る排水ユニットは、ポンプ設備を構成する排水ユニットであって、ポンプの主軸を回転させるエンジンと、前記エンジンに付帯するエンジン付帯設備と、を備える。
この構成によれば、エンジン付帯設備を一つの排水ユニット内に設置することで、現地での付帯設備の据付作業が不要となり、現場における施工期間を短縮することができる。更に更新時などに、ポンプ運転停止期間を短縮できる。
本発明の第2の態様に係る排水ユニットは、第1の態様に係る排水ユニットであって、前記エンジン付帯設備は、空気を収容し前記エンジンを始動するための空気を供給するための空気槽と、燃料を蓄え前記エンジンに燃料を供給するための燃料小出槽と、前記エンジンの冷却用に用いられた空気を当該排水ユニットの外に排出するための排風ダクトと、を有してもよい。
本発明の第3の態様に係る排水ユニットは、第2の態様に係る排水ユニットであって、前記空気槽に圧縮空気を供給する空気圧縮機を更に備えてもよい。
本発明の第4の態様に係る排水ユニットは、第1の態様に係る排水ユニットであって、前記エンジン付帯設備は、前記エンジンを始動するための始動電流を供給する電源と、前記エンジンに燃料を供給するための燃料小出槽と、前記エンジンの冷却用に用いられた空気を当該ユニットの外に排出するための排風ダクトと、を有してもよい。
本発明の第5の態様に係る排水ユニットは、第1から4のいずれかの態様に係る排水ユニットであって、前記燃料小出槽は、前記エンジンの出力に応じて予め決められた期間連続運転可能な燃料を収容可能な容量を有してもよい。
本発明の第6の態様に係る排水ユニットは、第1から5のいずれかの態様に係る排水ユニットであって、外部の燃料供給源から前記燃料小出槽に燃料を移送可能な燃料移送ポンプを更に備えてもよい。
本発明の第7の態様に係る排水ユニットは、第1から6のいずれかの態様に係る排水ユニットであって、前記エンジンの排気ガスを当該排水ユニットの外に排出する排気管を更に備え、前記排気管は、前記エンジンから延びる第1の配管と、当該第1の配管の吐出口で上方向に分岐する第1の分岐配管と下方向に分岐するプール部とを有し、前記第1の分岐配管の吐出口から当該排気ガスが排出されるように、当該吐出口は当該排水ユニットの外に露出しており、前記第1の分岐配管の直径より、前記プール部の直径が長くてもよい。
本発明の第8の態様に係る排水ユニットは、第7の態様に係る排水ユニットであって、前記第1の配管の吐出口の周辺に、水切りつばが設けられていてもよい。
本発明の第9の態様に係る排水ユニットは、第7の態様に係る排水ユニットであって、前記第1の配管は、前記プール部に向かって下方に傾斜していてもよい。
本発明の第10の態様に係る排水ユニットは、第7の態様に係る排水ユニットであって、前記第1の配管は、階段状もしくは逆U字状の立ち上げ部分を有してもよい。
本発明の第11の態様に係る排水ユニットは、第1から10のいずれかの態様に係る排水ユニットであって、換気するための換気ファンを更に備えてもよい。
本発明の第12の態様に係る排水ユニットは、第1から11のいずれかの態様に係る排水ユニットであって、前記エンジン及び前記エンジン付帯設備を覆う構造体と、前記構造体に設けられた開閉可能な扉と、を更に備えてもよい。
本発明の第13の態様に係る排水ユニットは、第2または4の態様に係る排水ユニットであって、一端部が前記燃料小出槽に連通する通気管を更に備え、前記通気管は、当該排水ユニットに沿って立ち上がるように設けられており、地表レベルから所定の高さ以上のところで、先端部が所定の角度以上曲げられて開放されていてもよい。
本発明の一態様によれば、エンジン付帯設備を一つの排水ユニット内に設置することで、現地での付帯設備の据付作業が不要となり、現場工程の短縮を図ることができる。更にエンジン更新時などに、ポンプ運転停止期間を短縮できる。
第1の実施形態に係る排水ユニットの概略平面図である。 図1AのA-A断面図である。 第1の実施形態の変形例に係る排水ユニットの概略平面図である。 図2AのB-B断面図である。 第2の実施形態に係る排水ユニットの概略平面図である。 図3AのC-C断面図である。 第2の実施形態の変形例に係る排水ユニットの概略平面図である。 図4AのD-D断面図である。 排気管の配置の第1の例を示す概略斜視図である。 排気管の配置の第2の例を示す概略斜視図である。 排気管の第1の構成例を示す概略断面図である。 排気管の第2の構成例を示す概略断面図である。 排気管の第3の構成例を示す概略断面図である。 排気管の第4の構成例を示す概略断面図である。 搬入口の一例を示す概略斜視図である。 通気管の構成の一例を示す概略斜視図である。
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
上記課題を解決するために、各実施形態では、エンジンの一例であるディーゼルエンジンに付帯する設備を、ディーゼルエンジンと合わせてユニット化する。これにより、エンジン付帯設備を一つの排水ユニット内に設置することで、現地での付帯設備の据付作業が不要となり、現場における施工期間を短縮することができる。更にエンジン更新時などに、ポンプ運転停止期間を短縮できる。
各実施形態に係る排水ユニットは、一般的に流通している輸送トラックで搬出入が可能な大きさであることが好ましい。以下、各実施形態に係る排水ユニットについて説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、排水ユニットに収容されるエンジン(ここでは一例としてディーゼルエンジン)の始動方法が空気設備の場合について説明する。エンジンの始動方法が空気始動の場合に、排水ユニットに収容されるエンジン付帯設備について説明する。
図1Aは、第1の実施形態に係る排水ユニットの概略平面図である。図1Bは、図1AのA-A断面図である。第1の実施形態におけるエンジン冷却方式は機付ラジエータとし、ラジエータ用の排風ダクトも含める。
図1A、図1Bに示すように、エンジンの始動方法が空気始動の場合、排水ユニットは始動系統として、空気を収容しエンジンを始動するための空気を供給するための空気槽、及び一端が空気槽に連通し他端がエンジンに連通する空気配管を有する。また、排水ユニットは燃料系統として、燃料を蓄えエンジンに燃料を供給するための燃料小出槽、及び一端が燃料小出槽に連通し他端がエンジンに連通する燃料配管を有する。
また排水ユニットは排気系統として、エンジンの冷却用に用いられた空気を当該排水ユニットの外に排出するための排風ダクトと、エンジンの排気ガスを当該排水ユニットの外に排出する排気管を有する。更に排水ユニットは換気系統として、換気するための換気ファンを有する。
図1A、図1Bに示すように、排水ユニット1は、一例として、四角柱状の形状を有する構造体を有し、この構造体は、不図示のポンプの主軸を回転させるエンジン11と、エンジン11に付帯するエンジン付帯設備と、を内部に収容する。エンジン11は一例としてディーゼルエンジンである。構造体は一例として、四面の側板31~34と底板35と天板36によって構成され、この側板32には、ポンプの主軸を通すための開口であるポンプ側軸貫通開口321が設けられている。
このエンジン付帯設備は、エンジン11を冷却する機付ラジエータ12と、エンジン11の冷却用に用いられた空気を当該排水ユニット1の外に排出するための排風ダクト13を備える。
更にエンジン付帯設備は、燃料を蓄えエンジン11に燃料を供給するための燃料小出槽14と、燃料小出槽を支持する架台16と、この架台16の周りに設けられえた防油堤15と、換気するための換気口17とを備える。換気口17は例えばガラリであり、このガラリは室内の様子が外部に見えないようにしつつ換気をする通気口であり、例えば細長い斜めの板を等間隔に並べてブラインドのようになっている。防油堤15はコンクリートなどで設置することが好ましい。また例えば、各要素について消防法で規定される必要離隔距離を満たし、防油堤15について消防法で規定される容量を満たすように設計されている。
更にエンジン付帯設備は、空気を収容しエンジン11を始動するための空気を供給するための空気槽18と、換気するための換気ファン19とを備える。
燃料小出槽14は、エンジン11の出力に応じて予め決められた期間(例えば、2日間)連続運転可能な燃料を収容可能な容量(第1の容量ともいう)を有する。例えば、第1の実施形態に係る排水ユニット1のように燃料移送ポンプが収容されていない場合、外部から燃料を随時移送することができないので、例えば100kWのエンジン11を24時間連続運転するのに必要な燃料が950Lである場合、48時間(すなわち2日)連続運転可能な燃料を収容可能な容量は1950Lであるから、燃料小出槽14の容量は、1950L以上が好ましい。
以上、第1の実施形態に係る排水ユニット1は、ポンプ設備を構成する排水ユニットであって、ポンプの主軸を回転させるエンジン11と、エンジン11に付帯するエンジン付帯設備と、を備える。このエンジン付帯設備は、空気を収容しエンジン11を始動するための空気を供給するための空気槽と、燃料を蓄えエンジン11に燃料を供給するための燃料小出槽と、エンジン11の冷却用に用いられた空気を当該排水ユニットの外に排出するための排風ダクトと、を有する。
この構成によれば、エンジン11を空気始動可能にするとともに、エンジン付帯設備を一つの排水ユニット内に設置することで、現地での付帯設備の据付作業が不要となり、現場工程の短縮を図ることができる。更にエンジン更新時などに、ポンプ運転停止期間を短縮できる。
<第1の実施形態の変形例>
なお、エンジン11を収容する排水ユニット1が2ユニット以上設置されない場合、補機類としての空気圧縮機及び燃料移送ポンプについても、1ユニット内に設置してもよい。図2Aは、第1の実施形態の変形例に係る排水ユニットの概略平面図である。図2Bは、図2AのB-B断面図である。
図2Aに示すように、第1の実施形態の変形例に係る排水ユニット1bは、第1の実施形態に係る排水ユニット1に比べて、更にエンジン付帯設備として、燃料移送ポンプ22と、燃料移送ポンプ22の下部周囲に設けられた防油堤23と、空気圧縮機24とを備える。燃料移送ポンプ22は、外部の燃料供給源(図示せず、例えば燃料貯油槽)から燃料小出槽14に燃料を移送可能である。空気圧縮機24は、圧縮空気を生成し空気槽18に圧縮空気を供給する。
第1の実施形態の変形例のように、排水ユニット1bが燃料移送ポンプ22を備える場合は、燃料小出槽14は、例えば2時間運転分以上の容量があれば良いので、上記第1の容量以下にすることができる。例えば、エンジン11の電力量によっては、燃料小出槽14に必要な容量は、消防法における指定数量(具体的には出願時では400L)未満となるので、消防法の制約を受けずに施工することが可能である。また、消防への申請が不要になるという利点もある。この場合、一つの排水ユニット内に常用予備の燃料移送ポンプ2台であることが好ましい。このように、排水ユニット1bの内部に燃料移送ポンプを設置する場合、排水ユニット1bとは別置きする燃料貯油槽の容量によるため、連続運転時間の制約がなくなる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、排水ユニットに収容されるエンジンの始動方法が電気始動の場合について説明する。エンジンの始動方法が電気始動の場合に、排水ユニットに収容されるエンジン付帯設備について説明する。
図3Aは、第2の実施形態に係る排水ユニットの概略平面図である。図3Bは、図3AのC-C断面図である。第2の実施形態におけるエンジン冷却方式は機付ラジエータとし、ラジエータ用の排風ダクトも含める。
図3A、図3Bに示すように、エンジンの始動方法が電気始動の場合、排水ユニットは始動系統として、エンジンを始動するための始動電流を供給する電源の一例である直流電源装置を有する。また、排水ユニットは燃料系統として、燃料を蓄えエンジンに燃料を供給するための燃料小出槽、及び一端が燃料小出槽に連通し他端がエンジンに連通する燃料配管を有する。
また排水ユニットは排気系統として、エンジンの冷却用に用いられた空気を当該排水ユニットの外に排出するための排風ダクトと、エンジンの排気ガスを当該排水ユニットの外に排出する排気管を有する。更に排水ユニットは換気系統として、換気するための換気ファンを有する。
図3A、図3Bに示すように、排水ユニット1cは、一例として、四面の側板31~34と底板35と天板36によって囲まれた四角柱状の形状を有し、不図示のポンプの主軸を回転させるエンジン11と、エンジン11に付帯するエンジン付帯設備と、を内部に収容する。エンジン11は一例としてディーゼルエンジンである。
第2の実施形態に係るエンジン付帯設備は、第1の実施形態に係るエンジン付帯設備に比べて、空気槽18が直流電源装置21に変更されたものになっている。第1の実施形態と同様に、燃料小出槽14は、エンジン11の出力に応じて予め決められた期間連続運転可能な燃料を収容可能な容量を有する。また第1の実施形態と同様に、例えば、各要素について消防法で規定される必要離隔距離を満たし、防油堤について消防法で規定される容量を満たすように設計されている。
以上、第2の実施形態に係る排水ユニット1cは、ポンプ設備を構成する排水ユニットであって、ポンプの主軸を回転させるエンジン11と、エンジン11に付帯するエンジン付帯設備と、を備える。このエンジン付帯設備は、エンジン11を始動するための始動電流を供給する電源の一例である直流電源装置21と、エンジン11に燃料を供給するための燃料小出槽14と、エンジン11の冷却用に用いられた空気を当該ユニットの外に排出するための排風ダクト13と、を有する。
この構成によれば、エンジン11を電気始動可能にするとともに、エンジン付帯設備を一つの排水ユニット内に設置することで、現地での付帯設備の据付作業が不要となり、現場工程の短縮を図ることができる。更に更新時などに、ポンプ運転停止期間を短縮できる。
<第2の実施形態の変形例>
なお、エンジン11を収容する排水ユニット1が2ユニット以上設置されない場合、補機類としての空気圧縮機及び燃料移送ポンプについても、1ユニット内に設置してもよい。図4Aは、第2の実施形態の変形例に係る排水ユニットの概略平面図である。図4Bは、図4AのD-D断面図である。
図2Aに示すように、第2の実施形態の変形例に係る排水ユニット1dは、第2の実施形態に係る排水ユニット1cに比べて、更にエンジン付帯設備として、燃料移送ポンプ22と、燃料移送ポンプ22の下部周囲に設けられた防油堤23とを備える。燃料移送ポンプ22は、外部の燃料供給源(図示せず、例えば燃料貯油槽)から燃料小出槽14に燃料を移送可能である。
第2の実施形態の変形例のように、排水ユニット1dが燃料移送ポンプ22を備える場合は、燃料小出槽14は、例えば2時間運転分以上の容量があれば良いので、上記第1の容量以下にすることができる。例えば、エンジン11の電力量によっては、燃料小出槽14に必要な容量は、消防法における指定数量(具体的には出願時では400L)未満となるので、消防法の制約を受けずに施工することが可能である。また、消防への申請が不要になるという利点もある。この場合、一つの排水ユニット内に常用予備の燃料移送ポンプ2台であることが好ましい。このように、排水ユニット1dの内部に燃料移送ポンプを設置する場合、排水ユニット1dとは別置きする燃料貯油槽の容量によるため、連続運転時間の制約がなくなる。
以上、各実施形態に係る排水ユニット1、1b、1c、1dは、ポンプ設備を構成する排水ユニットであって、ポンプの主軸を回転させるエンジン11と、エンジン11に付帯するエンジン付帯設備と、を備える。この構成によれば、エンジン付帯設備を一つの排水ユニット内に設置することで、現地での付帯設備の据付作業が不要となり、現場における施工期間を短縮することができる。更にエンジン更新時などに、ポンプ運転停止期間を短縮できる。
<排気管の吐出口の位置について(雨水対策)>
排気管からは400℃以上の高温のガスが排気される。排水ユニット外側に、人が通る場所がないか、物が無ければ問題はないが、現地特性によっては、人が通る可能性、物が近くにある可能性がある。そのため、排気管出口を高い位置にする必要があり、排水ユニット外に高所排気するための排気管を設置することはやむを得ない。屋外に排気管を設置する場合、エンジン11の機関内に雨水が侵入しないように雨水侵入対策が必要であるが、雨水侵入対策を予めユニット内に施しておくことによって現地施工時の簡素化を図ることができる。以下、雨水収入対策の構成について説明する。
図5は、排気管の配置の第1の例を示す概略斜視図である。図6は、排気管の配置の第2の例を示す概略斜視図である。排気管の吐出し位置については、図5のように排水ユニットの側面であってもよいし、図6のように、排水ユニットの上部であってもよい。図5には、排気管40は、エンジン11から延びる第1の配管41と、当該第1の配管41の吐出口で上方向に分岐する第1の分岐配管42と下方向に分岐するプール部43と、プール部43に連通する第2の分岐配管44と、第2の分岐配管44に設けられた逆止弁45とを有する。第1の分岐配管42は、側板32bに設けられた排気管用開口322を通っており、その吐出口は排水ユニット1eの外部に露出している。このように、第1の分岐配管42の吐出口から当該排気ガスが排出されるように、当該吐出口は排水ユニット1eの外に露出している。
図6では、図5と比べて、第1の分岐配管42は、天板36bに設けられた排気管用開口361を通っており且つその吐出口は排水ユニット1fの外部に露出している点が異なっている。
<排気管の雨水対策>
続いて、図5の場合において排気管の四つの構成例について順に説明する。
<排気管の第1の構成例>
図7Aは、排気管の第1の構成例を示す概略断面図である。図7Aに示すように、排気管40の第1の分岐配管42の直径L1より、プール部43の直径L2が長い。この構成により、上、第1の分岐配管42を伝って落ちる雨水を、エンジン11側に流れないようにすることができる。図7Aに示すように、併せて、第1の配管41の吐出口の周辺に、水切りつば46が設けられていてもよい。これにより、第1の分岐配管42を伝って落ちる雨水が、エンジン11側に流れないようにすることができる。
<排気管の第2の構成例>
図7Bは、排気管の第2の構成例を示す概略断面図である。図7Aでは排気管40を構成する第1の配管41が水平に設けられていたのに対し、図7Bでは排気管40bを構成する第1の配管41bは、プール部43に向かって下方に傾斜している。このように、第1の配管41bに勾配を設けることで、雨水がエンジン11側に流れないようにすることができる。
<排気管の第3の構成例>
図7Cは、排気管の第3の構成例を示す概略断面図である。図7Aでは排気管40を構成する第1の配管41が水平に設けられていたのに対し、図7Cでは、排気管40cを構成する第1の配管41cは、階段状(もしくは乙字状)の立ち上げ部分を有する。このように、第1の配管41cに階段状(もしくは乙字状)の立ち上げ部分を設けることで、雨水がエンジン11側に流れないようにすることができる。
<排気管の第4の構成例>
図7Dは、排気管の第4の構成例を示す概略断面図である。図7Aでは排気管40を構成する第1の配管41が水平に設けられていたのに対し、図7Cでは、排気管40dを構成する第1の配管41dは、逆U字状の立ち上げ部分を有する。このように、第1の配管41dに逆U字状の立ち上げ部分を設けることで、雨水がエンジン11側に流れないようにすることができる。
<点検口・搬入口>
各実施形態において、点検口及び/または搬入口が設けられていてもよい。図8は、搬入口の一例を示す概略斜視図である。図8に示すように、側板31に開閉可能な扉311が設けられていてもよいし、側板34に開閉可能な扉341が設けられていてもよいし、天板36に開閉可能な扉362が設けられていてもよい。また排水ユニットの側板33の外表面に梯子331が設けられている。
このように、点検のために人が入る目的、エンジン更新に伴う機器搬出入のための搬入口として扉341及び/または扉362を、排水ユニットに設けてもよい。搬入口の位置については、底板35と、ポンプ側軸貫通開口321を有する側板32を除き、いずれの面でも可とする。搬入口を天板36に設ける場合は、梯子を別途設けることことが好ましい。
このように、各実施形態に係る排水ユニットは、エンジン及び前記エンジン付帯設備を覆う構造体と、この構造体に設けられた開閉可能な扉311、341及び/または362と、を備える。この構成によれば、点検に入ることができ、且つ/またはエンジン更新に伴って機器搬出入をすることができる。
<通気管の構成例>
各実施形態において適用可能な通気管の構成例について説明する。図9は、通気管の構成の一例を示す概略斜視図である。図9に示すように、一端部が燃料小出槽14に連通する通気管141が設けられており、通気管141は、排水ユニットに沿って立ち上がるように設けられており(ユニットの外側、内側いずれでもよい)、地表レベルGLから所定の高さ(例えば4m)以上のところで、先端部142が所定の角度以上(例えば45°以上)曲げられて開放されている。
通気管141の先端部142が、排水ユニットの外部において地表レベルGLより所定の高さ(例えば4m)以上の高さ、且つ建築物の窓、出入口等の開口部から所定距離(例えば1m)以上離隔をとって設けられている。通気管141を支持する支持部材143は、天板36に固定されている。具体的には例えば、支持部材143の固定用の孔を天板36に加工し、不図示の固定用部材と天板で支持部材143を挟んだ状態で、固定用部材を、固定用の孔にボルトを通しナットで固定することによって、支持部材143が天板36に固定されてもよい。
また各実施形態において排水ユニット内の燃料小出槽と他の付帯設備との間の離隔距離が、所定の距離以上である。これにより、排水ユニット内部の構成が消防規制を満足することができる。
なお、各実施形態に係る排水ユニットは、一例として、四角柱状の形状として説明したが、これに限らず、三角柱であってもよいし、多角柱の形状であってもよいし、円柱であってもよいし、四角錐台であってもよいし、形状は特に限定されるものではない。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1、1b、1c、1d、1e、1f 排水ユニット
11 エンジン
12 機付ラジエータ
13 排風ダクト
14 燃料小出槽
141 通気管
142 先端部
143 支持部材
15 防油堤
16 架台
17 換気口
18 空気槽
19 換気ファン
21 直流電源装置
22 燃料移送ポンプ
23 防油堤
24 空気圧縮機
31~34、32b、 側板
311、341、361 扉
321 ポンプ側軸貫通開口
322、361 排気管用開口
331 梯子
35 底板
36、36b 天板
362 扉
40、40b、40c、40d 排気管
41、41b、41c、41d 第1の配管
42 第1の分岐配管
43 プール部
44 第2の分岐配管
45 逆止弁
46 水切りつば

Claims (13)

  1. ポンプ設備を構成する排水ユニットであって、
    ポンプの主軸を回転させるエンジンと、
    前記エンジンに付帯するエンジン付帯設備と、
    を備える排水ユニット。
  2. 前記エンジン付帯設備は、
    空気を収容し前記エンジンを始動するための空気を供給するための空気槽と、
    燃料を蓄え前記エンジンに燃料を供給するための燃料小出槽と、
    前記エンジンの冷却用に用いられた空気を当該排水ユニットの外に排出するための排風ダクトと、
    を有する請求項1に記載の排水ユニット。
  3. 前記空気槽に圧縮空気を供給する空気圧縮機を更に備える
    請求項2に記載の排水ユニット。
  4. 前記エンジン付帯設備は、
    前記エンジンを始動するための始動電流を供給する電源と、
    前記エンジンに燃料を供給するための燃料小出槽と、
    前記エンジンの冷却用に用いられた空気を当該ユニットの外に排出するための排風ダクトと、
    を有する請求項1に記載の排水ユニット。
  5. 前記燃料小出槽は、前記エンジンの出力に応じて予め決められた期間連続運転可能な燃料を収容可能な容量を有する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の排水ユニット。
  6. 外部の燃料供給源から前記燃料小出槽に燃料を移送可能な燃料移送ポンプを備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載の排水ユニット。
  7. 前記エンジンの排気ガスを当該排水ユニットの外に排出する排気管を更に備え、
    前記排気管は、前記エンジンから延びる第1の配管と、当該第1の配管の吐出口で上方向に分岐する第1の分岐配管と下方向に分岐するプール部とを有し、
    前記第1の分岐配管の吐出口から当該排気ガスが排出されるように、当該吐出口は当該排水ユニットの外に露出しており、
    前記第1の分岐配管の直径より、前記プール部の直径が長い
    請求項1から6のいずれか一項に記載の排水ユニット。
  8. 前記第1の配管の吐出口の周辺に、水切りつばが設けられている
    請求項7に記載の排水ユニット。
  9. 前記第1の配管は、前記プール部に向かって下方に傾斜している
    請求項7に記載の排水ユニット。
  10. 前記第1の配管は、階段状もしくは逆U字状の立ち上げ部分を有する
    請求項7に記載の排水ユニット。
  11. 換気するための換気ファンを更に備える
    請求項1から10のいずれか一項に記載の排水ユニット。
  12. 前記エンジン及び前記エンジン付帯設備を覆う構造体と、
    前記構造体に設けられた開閉可能な扉と、
    を更に備える請求項1から11のいずれか一項に記載の排水ユニット。
  13. 一端部が前記燃料小出槽に連通する通気管を更に備え、
    前記通気管は、当該排水ユニットに沿って立ち上がるように設けられており、地表レベルから所定の高さ以上のところで、先端部が所定の角度以上曲げられて開放されている
    請求項2または4に記載の排水ユニット。
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