JP2022183876A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2室内機の空調運転中に第1室内機での洗浄運転が要求されたときに、第2室内機が設置された部屋にいるユーザの不快感を軽減する。【解決手段】待機突入条件が満たされると(S12:YES、S21~S24:YES)、A室の室内機を洗浄運転が実行されない待機状態としてB室の室内機での空調運転を継続する(S13)。待機解除条件が満たされるとA室の室内機の洗浄運転を実行する。【選択図】 図5

Description

本開示は、空気調和機に関する。
空気中の水分を室内熱交換器の表面に結露又は着霜させ、その水分で室内熱交換器を洗浄処理する空気調和機が知られている。また、特許文献1には、1台の室外機と複数台の室内機とを有するマルチ型空気調和機において、所定の条件が成立すると、複数の室内熱交換器での洗浄処理を行う時間帯の少なくとも一部を重ねるようにすることが開示されている。
特許第6786019号公報
特許文献1には、複数の室内熱交換器で洗浄処理(洗浄運転)中である場合に、その中の一台の室内機に空調運転の指令があれば、複数の室内熱交換器での洗浄運転を中止し、指令を受けた室内機の空調運転を実行することが開示されている。しかし、特許文献1には、ある室内機での空調運転中に別の室内機に対して洗浄運転が要求されたときの処理について記載がない。このような場合、空調運転を即座に中断して後から要求された洗浄運転を実行すると、空調運転中の室内機が設置された部屋にいるユーザに不快感を与えることがある。
本開示の目的は、空調運転中の室内機が設置された部屋にいるユーザの不快感を軽減することができる空気調和機を提供することである。
本開示に係る空調室内機は、室外熱交換器を含む室外機と、前記室外機に冷媒配管を介して接続されており、第1室内熱交換器を含む第1室内機と、前記室外機に前記冷媒配管を介して接続されており、第2室内熱交換器を含む第2室内機と、制御部と、を備えている。前記制御部は、前記第1室内熱交換器を蒸発器として機能させて前記第1室内熱交換器を洗浄することを含む、前記第1室内機での洗浄運転と、前記第1室内熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転、及び、前記第1室内熱交換器を蒸発器として機能させる冷房運転を含む、前記第1室内機での空調運転と、前記第2室内熱交換器を蒸発器として機能させて前記第2室内熱交換器を洗浄することを含む、前記第2室内機での洗浄運転と、前記第2室内熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転、及び、前記第2室内熱交換器を蒸発器として機能させる冷房運転を含む、前記第2室内機での空調運転とを実行可能であり、前記第2室内機の前記空調運転中に前記第1室内機での前記洗浄運転が要求された場合に、待機突入条件が満たされると、前記第1室内機を前記洗浄運転が実行されない待機状態として前記第2室内機での前記空調運転を継続し、待機解除条件が満たされると前記第1室内機の前記洗浄運転を実行する。
本開示によると、待機突入条件が満たされた場合に、第2室内機での空調運転を停止することなく継続できる。したがって、第2室内機での空調運転を即座に停止する場合に比べて、第2室内機が設置された場所にいるユーザの不快感を軽減することができる。
前記待機突入条件は、前記第2室内機の前記暖房運転中であることであり、前記待機解除条件は、前記第2室内機での前記暖房運転が終了することであってよい。これにより、暖房運転の実行が終了すると洗浄運転を開始できる。
前記待機解除条件は、前記第1室内機での前記洗浄運転の要求から第1所定時間が経過することであってもよい。これにより、ユーザが空調運転を終了させない場合等でも洗浄運転を開始させることができる。
前記第1室内機が前記待機状態である期間内に、前記第2室内機での前記空調運転の能力を要求能力よりも増大させてよい。これにより、待機解除条件が満たされて第2室内機の空調運転を停止する場合であっても、空調運転が停止する前に部屋を十分に暖めておく又は冷やしておくことによって、空調運転停止後のユーザの不快感をさらに軽減することができる。
前記待機突入条件は、前記第2室内機が前記冷房運転中であり且つ前記冷房運転の冷房負荷が一定値以上であることであり、前記待機解除条件は、前記冷房負荷が前記一定値未満であることであってもよい。第2室内機の冷房運転中であっても第1室内機の室内熱交換器に十分な量の水分付着が見込めない場合には待機状態とするが、冷房負荷が小さくなって十分な量の水分付着が見込めるようになると洗浄運転を開始させることができる。
前記第1室内機及び前記第2室内機を含む3台以上の室内機が前記冷媒配管を介して接続されており、前記待機突入条件は、前記冷房運転中の前記室内機の数が前記第2室内機を含む一定数以上であることであり、前記待機解除条件は、前記冷房運転中の前記室内機の数が前記一定数未満の所定数であることであってもよい。これによると、冷房運転中の室内機の数が少なくなって、十分な量の水分付着が見込めるようになると洗浄運転を開始させることができる。待機突入条件及び待機解除条件を満たすかの判断が容易である。
前記待機解除条件は、前記第2室内機の前記空調運転が終了することであってもよい。これにより、洗浄運転が第2室内機の運転によって阻害されることがなくなる。
前記待機突入条件は、前記第2室内機の前記冷房運転中であり且つ前記第1室内機が設置された場所の室温が一定値未満であることであり、前記待機解除条件は、前記室温が前記一定値以上となることであってもよい。第2室内機の冷房運転中であっても第1室内機の室内熱交換器に十分な量の水分付着が見込めない場合には待機状態とするが、室温が高くなって十分な量の水分付着が見込めるようになると洗浄運転を開始させることができる。
前記待機突入条件は、前記第2室内機の前記冷房運転中であり且つ前記第1室内機が設置された場所の湿度が一定値未満であることであり、前記待機解除条件は、前記湿度が一定値以上となることであってもよい。第2室内機の冷房運転中であっても第1室内機の室内熱交換器に十分な量の水分付着が見込めない場合には待機状態とするが、湿度が高くなって十分な量の水分付着が見込めるようになると洗浄運転を開始させることができる。
前記第1室内機が報知部を有していてもよく、この場合、前記制御部は、前記待機解除条件が満たされて前記第1室内機が前記洗浄運転を実行する際に、前記報知部を動作させてもよい。これにより、洗浄運転の開始をユーザに知らせることができる。
前記第2室内機の前記空調運転中に前記第1室内機での前記洗浄運転が要求された場合に、前記待機突入条件が満たされなければ、前記第1室内機での前記洗浄運転を実行しつつ前記第2室内機での前記空調運転を継続してよい。これにより、第1室内機での洗浄運転と第2室内機での空調運転を同時に実行できる。
前記洗浄運転時における冷媒の蒸発温度は、前記冷房運転時における冷媒の蒸発温度よりも低くてよい。これにより、洗浄運転時に室内熱交換器への水分の付着を促進することができる。
前記制御部は、前記第1室内機が前記待機状態となってから前記洗浄運転が実行されずに経過した時間が第2所定時間を超えると、その後に前記待機解除条件が満たされても前記第1室内機での前記洗浄運転を実行しなくてよい。これにより、洗浄運転がユーザの予期せぬ時期に開始するのを防止できる。
前記第1室内機が報知部を有していてもよく、この場合、前記制御部は、前記第1室内機が前記待機状態になったとき、前記第1室内機での前記洗浄運転が開始される時点を設定することを促す報知を前記報知部が行うように、前記報知部を制御してよい。これにより、待機状態になると報知部が報知を行うので、この報知に従って設定することで、ユーザが洗浄運転の開始時点の設定を後から行う手間を軽減することができる。
前記制御部は、前記待機解除条件が満たされて前記第1室内機の前記洗浄運転が開始された後も、前記第2室内機の前記冷房運転を継続してよい。このように、第2室内機の冷房運転を継続することでユーザの不快感をより軽減することができる。
本開示の一実施形態に係るマルチ型空気調和機の構成図である。 図1に示す室内機の斜め下方から見た外観図である。 図1に示すマルチ型空気調和機のブロック図である。 洗浄運転のフローチャートである。 図1に示すマルチ型空気調和機において、室内機での洗浄運転の要求があったときの動作を説明するフローチャートである。 図1に示すマルチ型空気調和機において、室内機が待機状態にあるときの動作を説明するフローチャートである。
(全体構造)
以下、本開示の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1には、本開示の一実施形態に係るマルチ型空気調和機1の構成図が示されている。マルチ型空気調和機1は、図1に示すように、室外機10と、3つの室内機20A、20B、20Cとを含んでおり、各室内機20A、20B、20Cが、冷媒が通過する冷媒配管を介して室外機10と接続されている。室内機20Aは、A室熱交換器24A及びA室ファン25Aを有している。室内機20Bは、B室熱交換器24B及びB室ファン25Bを有している。室内機20Cは、C室熱交換器24C及びC室ファン25Cを有している。なお、本実施形態では、室内機を3台としているが、室内機の台数は2台以上の任意の数とすることができる。また、以下の説明において、室内機20Aが設置された部屋をA室、20Bが設置された部屋をB室、20Cが設置された部屋をC室と称することとする。
室外機10は、圧縮機11と、四路切換弁12と、室外熱交換器13と、室外ファン15と、アキュムレータ16と、3つの電動膨脹弁EVA、EVB、EVCとを含んでいる。四路切換弁12の4つのポートの1つが圧縮機11の吐出側に接続され、別の1つが室外熱交換器13の一端に接続され、さらに別の1つがアキュムレータ16の一端に接続され、さらに別の1つが3つの冷媒配管接続部18A、18B、18Cを介して3つのA室熱交換器24A、B室熱交換器24B及びC室熱交換器24Cの一端に接続されている。室外熱交換器13の他端は、3つの電動膨脹弁EVA、EVB、EVCの一端に接続されている。3つの電動膨脹弁EVA、EVB、EVCの他端は、それぞれ、3つの冷媒配管接続部17A、17B、17Cを介して、A室熱交換器24A、B室熱交換器24B及びC室熱交換器24Cの他端に接続されている。アキュムレータ16の他端は、圧縮機11の吸入側に接続されている。A室熱交換器24A、B室熱交換器24B、C室熱交換器24Cの近傍には、A室ファン25A、B室ファン25B、C室ファン25Cがそれぞれ配置されている。A室ファン25Aは、室内ファンモータ26A(図3参照)によって駆動される。B室ファン25B、C室ファン25Cも、それぞれ図示しない室内ファンモータによって駆動される。
圧縮機11と、四路切換弁12と、室外熱交換器13と、電動膨脹弁EVA、EVB、EVCと、A室熱交換器24A、B室熱交換器24B及びC室熱交換器24Cと、アキュムレータ16とが、冷媒配管によって接続されて冷媒回路3が形成されている。この冷媒回路3には、冷媒として例えば微燃性のR32が用いられている。
圧縮機11の吐出側には、吐出管温度センサ31が配置されている。また、室外熱交換器13には室外熱交換器温度を検出する室外熱交換器温度センサ32が配置されていると共に、室外熱交換器13の近傍には室外温度を検出する室外温度センサ33が配置されている。
A室熱交換器24Aには、室内熱交換器温度を検出するA室熱交換器温度センサ45Aが配置され、A室熱交換器24Aの近傍には、室内温度を検出するA室温度センサ46A及び室内湿度を検出するA室湿度センサ47Aが配置されている。B室熱交換器24Bには、室内熱交換器温度を検出するB室熱交換器温度センサ45Bが配置され、B室熱交換器24Bの近傍には、室内温度を検出するB室温度センサ46B及び室内湿度を検出するB室湿度センサ47Bが配置されている。また、C室熱交換器24Cには、室内熱交換器温度を検出するC室熱交換器温度センサ45Cが配置され、C室熱交換器24Cの近傍には、室内温度を検出するC室温度センサ46C及び室内湿度を検出するC室湿度センサ47Cが配置されている。
図2は、室内機20Aを斜め下方から見た斜視図である。室内機20Aは、天井カセットタイプ(天井埋め込み型)の室内機である。なお、本実施形態において、3つの室内機20A、20B、20Cはすべて天井カセットタイプの室内機であるが、一部又は全部が壁掛型や床置き型の室内機であってもよい。
室内機20Aは、図2に示すように、ケーシング本体101と、ケーシング本体101の下側に取り付けられた矩形状のパネル102と、パネル102に着脱可能に取り付けられたグリル103とを含んでいる。なお、図2では図示省略しているが、パネル102の表面には、発光ダイオード(LED)を有しており、光や文字、図形などによってユーザへの報知を行うA室表示部28A(図3参照)が設けられている。
パネル102の長手方向の一方に、パネル102の短辺に沿って吹出口110が設けられている。また、パネル102には、フラップ120が取り付けられている。フラップ120は、A室フラップ駆動モータ27A(図3参照)によって駆動されることで所定角度範囲内でパネル102に対して回転可能であり、これによって吹出口110を開閉できる。図3は、フラップ120により吹出口110が閉じられた状態を示す。
ケーシング本体101の側壁からは、ドレンソケット107が突出している。ドレンソケット107には外部からドレンホース(図示せず)が接続される。さらに、ケーシング本体101の側壁からは、配管接続部105、106が突出している。配管接続部105、106には、外部から冷媒配管(図示せず)が接続される。ケーシング本体101からは、吊り金具111~113が側方に突出している。また、ケーシング本体101の近傍には、電装品部108が配置されている。
(制御系統)
次に、マルチ型空気調和機1の制御系統について説明する。図3は、本実施形態に係る空気調和機1のブロック図である。なお、本実施形態において3台の室内機20A、20B、20Cは同じ構造を有しているため、ここでは室内機20Aを中心に説明することとする。また、図3において室内機20B、20Cの図示を簡略化している。
室外機10は、演算装置と記憶装置とを含むマイクロコンピュータ及び入出力回路などからなる室外制御部51を含んでいる。室内機20A、20B、20Cは、それぞれ、演算装置と記憶装置とを含むマイクロコンピュータ及び入出力回路などからなる室内制御部52A、52B、52Cを含んでいる。室外制御部51と室内制御部52Aとは通信線LAによって接続され、室外制御部51と室内制御部52Bとは通信線LBによって接続され、室外制御部51と室内制御部52Cとは通信線LCによって接続されている。室外制御部51と3つの室内制御部52A、52B、52Cとが通信線LA、LB、LCを介して通信を行うことによって、室外制御部51及び室内制御部52A、52B、52Cがマルチ型空気調和機1の制御部50として動作する。
室外制御部51には、吐出管温度センサ31、室外熱交換器温度センサ32、及び、室外温度センサ33からの温度検出信号が供給される。また、室外制御部51は、圧縮機11、四路切換弁12、室外ファンモータ14、及び、電動膨脹弁EVA、EVB、EVCなどを制御する。
室内制御部52Aには、A室熱交換器温度センサ45A、A室温度センサ46A及びA室湿度センサ47Aからの検出信号が供給される。また、室内制御部52Aは、A室ファンモータ26A、A室フラップ駆動モータ27A、A室表示部28A及びA室通信ユニット29Aなどを制御する。A室通信ユニット29Aは、ユーザによる操作可能な図示しないリモートコントローラ(以下、「リモコン」と言う)との間で無線通信を行う。制御部50は、リモコンからの指令を受けて空気調和機1の動作を制御する。空気調和機1の一部であるリモコンは液晶表示ユニット又は発光ダイオード(LED)を有しており、光や文字、図形などによってユーザへの報知を行うことができる。なお、リモコンは、液晶表示ユニット又は発光ダイオードに加えて又はこれらに代えて、音でユーザに報知するスピーカを有していてもよい。以下において、A室表示部28A及びA室のリモコンのスピーカ等をまとめて報知部と称することがある。また、空気調和機用の制御アプリケーションがインストールされたスマートフォンなどの携帯端末を、空気調和機1の一部であるリモコンとして用いることも可能である。この場合には、携帯端末を報知部として機能させることができる。
本実施形態に係るマルチ型空気調和機1において、制御部50は、各室内機において、冷房運転及び暖房運転を含む空調運転、A室ファン25A、B室ファン25B及びC室ファン25Cを回転させる送風運転のほか、後述する洗浄運転を実行できる。
本実施形態に係るマルチ型空気調和機1において、室内機20Aで冷房運転を行う場合、室外制御部51は、四路切換弁12を図1に示す点線の位置に切り換えて、圧縮機11の運転を開始する。このとき、室外制御部51は、電動膨脹弁EVAを所定の開度に開く一方で、電動膨脹弁EVB、EVCは閉じた状態とする。そして、圧縮機11から吐出した高温高圧のガス冷媒は、室外制御部51が室外ファン15を回転させることで、凝縮器として機能する室外熱交換器13において室外空気との熱交換により凝縮して液冷媒となる。次に、室外熱交換器13からの液冷媒は、電動膨脹弁EVAで減圧された後、A室熱交換器24Aに到達する。室内制御部52AがA室ファン25Aを運転することで、減圧された液冷媒は、蒸発器として機能するA室熱交換器24Aにおいて室内空気との熱交換により蒸発してガス冷媒となり、圧縮機11の吸入側に戻る。また、室内制御部52Aがフラップ120を吹出口110が開く位置に移動させることにより、A室熱交換器24Aによって冷やされた空気が吹出口110から排出される。
一方、室内機20Aで暖房運転を行う場合、室外制御部51は、四路切換弁2を図1に示す実線の位置に切り換えて、圧縮機11の運転を開始する。このとき、室外制御部51は、すべての電動膨脹弁EVA、EVB、EVCをそれぞれ所定の開度に開く。したがって、室内機20Aで暖房運転を行うと、それ以外の室内機20B、20Cにも高温冷媒が流れ込む。これは暖房運転を実行しない室内機20B、20C及びその前後の冷媒配管内に冷媒が滞留しないようにするためである。そして、圧縮機11から吐出した高温高圧のガス冷媒は、室内制御部52AがA室ファン25Aを運転することで、凝縮器として機能するA室熱交換器24Aで室内空気との熱交換により凝縮して液冷媒となる。次に、A室熱交換器24A、B室熱交換器24B及びC室熱交換器24Cからの冷媒は、電動膨脹弁EVA、EVB、EVCで減圧された後、室外熱交換器13に到達する。室外制御部51が室外ファン15を回転させることで、減圧された冷媒は、蒸発器として機能する室外熱交換器13において室外空気との熱交換により蒸発してガス冷媒となり、圧縮機11の吸入側に戻る。また、室内制御部52Aがフラップ120を吹出口110が開く位置に移動させることにより、A室熱交換器24Aによって暖められた空気が吹出口110から排出される。
制御部50による室外機10及び室内機20A、20B、20Cの制御内容は、リモコンからの指令によって変更される。ユーザは、リモコンを操作することで、暖房運転と冷房運転の選択、運転開始、運転停止、室内温度及び風量の設定、洗浄運転の開始と停止をマルチ型空気調和機1に対して要求できる。
(洗浄運転)
次に、本実施形態においてマルチ型空気調和機1が実行する洗浄運転の詳細について、図4をさらに参照しつつ説明する。なお、以下の説明は、すべての室内機が運転を停止した状態で1台の室内機20Aに対して洗浄運転が要求され、洗浄運転が終了するまで他の室内機20B、20Cに対して空調運転及び洗浄運転が要求されないことを前提としている。
まず、室内機20Aのリモコンが操作されて、室内機20Aに対して洗浄運転が要求されると、ステップS1において、制御部50は、洗浄運転の蒸発器フェーズを実行する。詳細には、四路切換弁12を図1に示す点線の位置に切り換えて圧縮機11の運転を開始する。また、制御部50は、A室ファンモータ26Aを駆動してA室ファン25Aを所定回転数で回転させ、A室フラップ駆動モータ27Aを駆動してフラップ120を吹出口110が開く位置に移動させる。なお、このとき吹出口110を閉じる位置にフラップ120を位置させてもよい。このとき、制御部50は、電動膨脹弁EVAを所定の開度に開く一方で、電動膨脹弁EVB、EVCは閉じた状態とする。これによって、冷房運転時と同様に、A室熱交換器24Aが蒸発器として機能し、洗浄運転の蒸発器フェーズが開始する。A室熱交換器24Aの温度が0℃よりも高く露点温度以下になると、A室熱交換器24Aの表面に空気中の水分が結露し始める。この結露水によってA室熱交換器24Aの表面に付着した汚れを洗浄できる。なお、このときA室熱交換器24Aの温度が氷点以下となるようにして、A室熱交換器24Aの表面に空気中の水分を着霜させてもよい。本実施形態において、蒸発器フェーズの長さは、所定時間としている。蒸発器フェーズの長さは、制御部50が環境条件(A室の室内温度と湿度、室外温度のうちの1つ以上)から計算して求めた、洗浄に必要な量の水分がA室熱交換器24A上に結露又は着霜するまでの時間であってもよい。蒸発器フェーズが終わると、制御部50は、圧縮機11の運転を停止させる。
本実施形態において、洗浄運転の蒸発器フェーズを実行可能な室温には、下限温度(例えば10℃)が設定されており、制御部50は、室温が下限温度未満では蒸発器フェーズを開始せず、実行中の場合には中断する。これは、室温が非常に低い場合には空気中の水蒸気量が非常に少なく、A室熱交換器24Aの表面に付着させることができる水分量も少なくなるため、十分な洗浄効果が発揮できないと考えられるからである。また、冷房運転を実行可能な室温にも下限温度が設けられている。本実施形態において、洗浄運転の蒸発器フェーズを実行可能な室温の下限温度は、冷房運転を実行可能な室温の下限温度よりも低い。
また、本実施形態において、A室熱交換器24Aの表面への水分の付着を促進するために、同じ環境条件(室温、湿度、室外温度)及び運転条件(設定温度、風量)で比較した際に、洗浄運転の蒸発器フェーズにおける冷媒の蒸発温度は、冷房運転時における冷媒の蒸発温度よりも低い。また、洗浄運転の蒸発器フェーズにおける冷媒の蒸発温度の下限値は、冷房運転時における冷媒の蒸発温度の下限値よりも低い。
次に、ステップS2において、制御部50は、洗浄運転の送風フェーズを実行する。詳細には、ステップS1から引き続いて、A室ファンモータ26Aを駆動してA室ファン25Aを回転させる。そして、フラップ120の位置をステップS1時と同じ位置に維持する。送風フェーズでは、圧縮機11が停止しているため、A室熱交換器24Aの温度が蒸発器フェーズにおけるA室熱交換器24Aの温度よりも上昇している。そして、通常、A室熱交換器24Aの温度は露点温度を超える。A室ファン25Aを回転させることによって、A室熱交換器24A上に結露した水分の蒸発を促進できる。本実施形態において、A室ファン25Aの回転数及び送風時間(送風フェーズの長さ)は、一定値に固定されている。なお、送風フェーズでは、A室熱交換器24Aの温度が蒸発器フェーズにおけるA室熱交換器24Aの温度よりも上昇していれば、圧縮機11を停止させなくてもよい。
ステップS3において、制御部50は、洗浄運転の凝縮器フェーズを実行する。詳細には、四路切換弁12を図1に示す実線の位置に切り換えて圧縮機11の運転を開始する。また、制御部50は、ステップS2から引き続いて、A室ファンモータ26Aを駆動してA室ファン25Aを所定回転数で回転させ、そして、フラップ120の位置をステップS1時と同じ位置に維持する。このとき、制御部50は、すべての電動膨脹弁EVA、EVB、EVCをそれぞれ所定の開度に開く。これによって、暖房運転時と同様に、A室熱交換器24Aが凝縮器として機能し、洗浄運転の凝縮器フェーズが開始する。凝縮器フェーズにおいては、A室熱交換器24Aの温度が送風フェーズにおけるA室熱交換器24Aの温度よりも上昇している。そのため、A室熱交換器24Aの表面に残っている水分の蒸発をより一層促進できる。凝縮器フェーズの長さは、所定時間であってよい。凝縮器フェーズが終わると、制御部50は、圧縮機11及びA室ファン25Aを停止させ、A室フラップ駆動モータ27Aを駆動してフラップ120を吹出口110が閉じる位置に移動させる。なお、凝縮器フェーズは、例えばステップS2の送風フェーズを十分に長くした場合には省略できる。
(洗浄運転要求時の動作)
次に、本実施形態に係るマルチ型空気調和機1において、A室に設置された室内機20Aでの洗浄運転が要求されたときの動作を、図5のフローチャートをさらに参照して説明する。以下の各ステップは制御部50によって実行される。
室内機20Aでの洗浄運転が要求されると、ステップS11において、制御部50は、B室及びC室に設置された室内機20B、20Cの少なくともいずれかが空調運転中であるかを判断する。洗浄運転が要求された時点で、室内機20Aは空調運転を実行していてもよいし、いずれの運転も実行していなくてもよい。以下の説明においては室内機20B、20Cが洗浄運転中又は送風運転中である場合を省略している。
この条件を満たす場合(S11:YES)、ステップS12に進む。制御部50は、ステップS12において、室内機20B、20Cの少なくともいずれかが暖房運転中であるかを判断する。本実施形態において、洗浄運転が要求された室内機以外の室内機が暖房運転中であることは、待機突入条件の1つである。
この条件を満たす場合(S12:YES)、ステップS13に進む。以下では、室内機20Cは休止状態で運転されておらず、室内機20Bだけが暖房運転中であると仮定して説明する。制御部50は、ステップS13において、室内機20Aが待機状態(待機解除条件が満たされると洗浄運転を開始する状態)になったことを設定(室外制御部51又は室内制御部52A内のRAM(Random Access Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)で構成された記憶部に室内機20Aが待機状態であることを記憶)する。さらに制御部50は、室内機20Bでの暖房運転を継続するとともに、室内機20Aが待機状態となった時点で、室内機20Bが暖房運転中であったことを記憶部に記憶する。また、制御部50は、A室の報知部を用いて表示又は音声によって、「洗浄運転の待機状態となりました。待機解除条件が満たされると洗浄運転を開始します。」という待機状態となった旨の報知、及び、「ご希望の場合は、洗浄運転開始のタイマー予約ができます。」という旨のタイマー予約入力を推奨する報知を行う。
次に、ステップS14において、制御部50は、リモコンから洗浄運転開始のタイマー情報が入力されたかを判断する。そして、入力された場合(S14:YES)、制御部50は、ステップS15に進んで洗浄運転開始のタイマーを設定(記憶部にタイマー情報を記憶)する。タイマー情報が入力されなかった場合(S14:NO)には、ステップS15を実行せずにステップS16に進む。
ステップS16において、制御部50は、室内機20Bに暖房運転の切タイマー(空調運転の終了時点を指定するタイマー)が設定されているか(室外制御部51又は室内制御部52B内の記憶部に暖房運転の終了時点が記憶されているか)を判断する。切タイマーが設定されている場合(S16:YES)、制御部50は、ステップS17において、A室の報知部を用いて表示又は音声によって、「遅くともX時間後までに洗浄運転を開始します。」という旨の報知を行う。このときのX時間は、現時点から暖房運転の終了時点までの時間である。
次に、制御部50は、ステップS18において、現時点から暖房運転終了時点までの期間が所定時間(例えば10分)よりも短いかを、この条件が満たされるまで繰り返して判断する。そして、この条件を満たす場合(S18:YES)、ステップS19に進む。ステップS19において、制御部50は、室内機20Bの暖房能力を要求能力よりも増大させる。具体的には、圧縮機11の周波数を増大させ、B室ファン25Bの回転数を増加させる。これによって、B室の室温は設定温度よりも高くなる。なお、室内機20Bの切タイマーにおける暖房運転の終了時点が後で説明する第1所定時間(S38)経過時点よりも後であれば、ステップS18及びステップS19を省略してもよい。
切タイマーが設定されていない場合(S16:NO)、制御部50は、ステップS20において、室内機20Bの暖房能力を要求能力よりも増大させる。なお、この場合、室内機20Bの暖房運転が、ステップS20の処理後も長時間継続されることが考えられる。そこで、B室の室温が設定温度よりも高くなりすぎるのを防止するために、ステップS20では、室内機20Bの暖房能力を要求能力よりも増大させる期間と要求能力通りとする期間とを交互に繰り返すようにしてもよい。或いは、ステップS20での暖房能力の要求能力からの増加分を、ステップS19での暖房能力の要求能力からの増加分よりも小さくなるようにしてもよいし、ステップS20を省いてもよい。
ステップS12の条件に該当しない場合(S12:NO)、ステップS21に進む。上述のように本実施形態ではA室以外の室内機が洗浄運転中又は送風運転中である場合を省略しているので、この場合は、室内機20B及び室内機20Cの一方又は両方が冷房運転をしていることになる。ステップS21において、制御部50は、室内機20B及び室内機20Cの両方が冷房運転中であるかを判断する。本実施形態において、洗浄運転が要求された室内機以外の2台以上の室内機が冷房運転中であることは、待機突入条件の1つである。
両方が冷房運転中である場合(S21:YES)、ステップS13に進む。制御部50は、ステップS13において、室内機20Aを待機状態とし、室内機20B及び室内機20Cでの冷房運転を継続する。さらに、制御部50は、室内機20Aが待機状態となった時点で、室内機20B及び室内機20Cが冷房運転中であったことを記憶部に記憶する。さらに、制御部50は、A室の報知部により、待機状態となった旨の報知、及び、タイマー予約入力を推奨する報知を行う。
この場合も、ステップS12からステップS13に進んだときと同様に、ステップS14からステップS20の処理を行う。ただし、ステップS16では、制御部50は、室内機20B及び室内機20Cの両方に冷房運転の切タイマーが設定されているかを判断する。そして、ステップS17では、制御部50は、室内機20B及び室内機20Cのうち、冷房運転の終了時点が遅い方までの時間を報知する。さらに、ステップS19及びステップS20では、制御部50は、室内機20B及び室内機20Cの冷房能力を要求能力よりも増大させる。
室内機20B及び室内機20Cの一方だけ(以下の説明では室内機20Bとする)が冷房運転中である場合(S21:NO)、ステップS22に進む。ステップS22において、制御部50は、冷房運転中の室内機20Bの冷房負荷が一定値以上か否かを判断する。冷房負荷は、実際の室温と設定温度との差及び風量から求められる。本実施形態において、洗浄運転が要求された室内機以外の1台又は2台以上の冷房運転中の室内機の合計冷房負荷が一定値以上であることは、待機突入条件の1つである。
室内機20Bの冷房負荷が一定値以上である場合(S22:YES)、ステップS13に進む。制御部50は、室内機20Aを待機状態とし、室内機20Bでの冷房運転を継続し、室内機20Bが冷房運転中であったことを記憶し、上述したのと同様にユーザへの待機状態となった旨の報知及びタイマー予約入力を推奨する報知を行う。さらに、制御部50は、ステップS14からステップS20の処理を行う。この場合、ステップS16では、制御部50は、室内機20Bに冷房運転の切タイマーが設定されているかを判断する。そして、ステップS17では、制御部50は、室内機20Bでの冷房運転の終了時点までの時間を報知する。さらに、ステップS19及びステップS20では、制御部50は、室内機20Bの冷房能力を要求能力よりも増大させる。
室内機20Bの冷房負荷が一定値未満である場合(S22:NO)、ステップS23に進む。ステップS23において、制御部50は、室内温度センサ46Aによって検出されたA室の室温が一定値未満か否かを判断する。本実施形態において、冷房運転中の室内機があり且つ洗浄運転が要求された室内機が設置された場所の室温が一定値未満であることは、待機突入条件の1つである。
A室の室温が一定値未満である場合(S23:YES)、ステップS13に進む。制御部50は、室内機20Aを待機状態とし、室内機20Bでの冷房運転を継続し、室内機20Bが冷房運転中であったことを記憶し、上述したのと同様にユーザへの待機状態となった旨の報知及びタイマー予約入力を推奨する報知を行う。さらに、制御部50は、ステップS14からステップS20の処理を行う。詳細はステップS22からステップS13に進んだ場合と同じである。
A室の室温が一定値以上である場合(S23:NO)、ステップS24に進む。ステップS24において、制御部50は、室内湿度センサ47Aによって検出されたA室の湿度が一定値未満か否かを判断する。本実施形態において、冷房運転中の室内機があり且つ洗浄運転が要求された室内機が設置された場所の湿度が一定値未満であることは、待機突入条件の1つである。
A室の湿度が一定値未満である場合(S24:YES)、ステップS13に進む。制御部50は、室内機20Aを待機状態とし、室内機20Bでの冷房運転を継続し、室内機20Bが冷房運転中であったことを記憶し、上述したのと同様にユーザへの待機状態となった旨の報知及びタイマー予約入力を推奨する報知を行う。さらに、制御部50は、ステップS14からステップS20の処理を行う。詳細はステップS22からステップS13に進んだ場合と同じである。
A室の湿度が一定値以上である場合(S24:NO)、ステップS25に進む。この場合、いずれの待機突入条件も満たされなかったため、ステップS25において、制御部50は、室内機20Aでの洗浄運転を開始するとともに、室内機20Bでの冷房運転を継続する。この後、室内機20Aでの洗浄運転の凝縮器フェーズが開始する時点でB室の冷房運転が終了していなかった場合は、事前に設定された一方を実行し、他方を実行しない。
ステップS11の条件に該当しない場合(S11:NO)、ステップS26に進む。この場合、室内機20B及び室内機20Cの両方が運転しておらず、上述したいずれの待機突入条件も満たさないため、ステップS26において、制御部50は、室内機20Aでの洗浄運転を開始する。
(A室待機状態中の動作)
次に、本実施形態に係るマルチ型空気調和機1において、室内機20Aが待機状態中の動作を、図6のフローチャートをさらに参照して説明する。以下の各ステップは制御部50によって実行される。
ステップS31において、制御部50は、室内機20Bについて設定された切タイマーに係る暖房運転の終了時点となったかを判断する。本実施形態において、暖房運転の終了がタイマーによって設定されているときに、タイマーによって設定された時点になることは、待機解除条件の1つである。
暖房運転の終了時点となった場合(S31:YES)、ステップS32に進む。ステップS32において、制御部50は、室内機20Bでの暖房運転を停止させるとともに、室内機20Aでの洗浄運転を開始する。詳細には、B室ファン25Bを停止させ、室内機20Bのフラップ120を吹出口110が閉じる位置に移動させる。さらに、電動膨脹弁EVBを閉じ且つ四路切換弁2を図1に示す点線の位置に切り換え、そして、圧縮機11の回転数、室外ファン15の回転数、A室ファン25Aの回転数を室内機20Aでの洗浄運転の蒸発器フェーズに適した値に調整し、室内機20Aのフラップ120を吹出口110が開く位置に移動させる。これによって、洗浄運転の蒸発器フェーズが開始される。さらに、このとき制御部50は、A室の報知部を用いて表示(例えばA室表示部28AのLED点滅)又は音声(例えば携帯端末のスピーカからの発音)によって、「これから洗浄運転を開始します。」という旨の報知を行う。この後、室内機20Aでの洗浄運転は、図4で説明した送風フェーズ(S2)、凝縮器フェーズ(S3)へと順次移行する。
室内機20Bについて切タイマーが設定されていない場合及び切タイマーに係る暖房運転の終了時点となっていない場合(S31:NO)、ステップS33に進む。ステップS33において、制御部50は、室内機20Aでの洗浄運転開始のタイマー(S15)が設定されているかを判断する。タイマーが設定されている場合(S33:YES)、制御部50は、ステップS34においてタイマーで設定された時点となるのを待つ。
室内機20Aでの洗浄運転開始のタイマーが設定されていないとき(S33:NO)及びタイマーで設定された時点になったとき(S34:YES)、ステップS35に進む。ステップS35において、制御部50は、室内機20Aが待機状態となった時点で室内機20B又は室内機20Cが暖房運転中及び冷房運転中のいずれであったかを、記憶部の記憶内容に基づいて判断する。暖房運転中であった場合(S35:YES)、ステップS36に進む。ステップS36において、制御部50は、室内機20Aが待機状態となった時点で室内機20Bで実行されていた暖房運転が終了したかを判断する。本実施形態において、室内機20A以外の室内機での暖房運転が終了することは、待機解除条件の1つである。
暖房運転が終了した場合(S36:YES)、制御部50は、ステップS37において、室内機20Aでの洗浄運転を開始する。さらに、このとき制御部50は、A室の報知部を用いて表示又は音声によって、「これから洗浄運転を開始します。」という旨の報知を行う。暖房運転が終了していない場合(S36:NO)、ステップS38に進む。ステップS38において、制御部50は、室内機20Aでの洗浄運転が要求されてから第1所定時間が経過したかを判断する。本実施形態において、室内機20Aでの洗浄運転が要求されてから第1所定時間が経過することは、待機解除条件の1つである。
第1所定時間が経過した場合(S38:YES)、ステップS39において、制御部50は、室内機20Bの暖房運転を停止するとともに、室内機20Aでの洗浄運転を開始する。詳細はステップS32において説明したとおりであるが、さらにステップS39では、B室表示部及びB室のリモコンのスピーカ等を含むB室の報知部により、「他室での洗浄運転を開始するために暖房運転を中止する」旨のユーザへの報知を行う。第1所定時間が経過していない場合(S38:NO)、ステップS31に戻る。
室内機20Aが待機状態となった時点で室内機20B又は室内機20Cが冷房運転中であった場合(S35:NO)、ステップS40に進む。ステップS40において、制御部50は、室内機20B及び室内機20Cの両方が冷房運転を停止したかを判断する。本実施形態において、室内機20A以外の室内機での冷房運転が終了することは、待機解除条件の1つである。
この条件を満たす場合(S40:YES)、ステップS37に進む。そして、制御部50は、室内機20Aでの洗浄運転を開始する。この条件を満たさない場合(S40:NO)、ステップS41に進む。ステップS41において、制御部50は、室内機20B及び室内機20Cでの冷房運転の合計負荷が一定値未満であるかを判断する。本実施形態において、室内機20A以外の室内機での合計冷房負荷が一定値未満であることは、待機解除条件の1つである。
この条件を満たす場合(S41:YES)、ステップS42に進む。そして、制御部50は、ステップS42において、室内機20Aでの洗浄運転を開始するとともに、室内機20B及び/又は室内機20Cでの冷房運転を継続する。さらに、このとき制御部50は、A室の報知部を用いて表示又は音声によって、「これから洗浄運転を開始します。」という旨の報知を行う。この条件を満たさない場合(S41:NO)、ステップS43に進む。ステップS43において、制御部50は、室内温度センサ46Aによって検出されたA室の室温が一定値以上か否かを判断する。本実施形態において、室内機20Aが設置されたA室の室温が一定値以上であることは、待機解除条件の1つである。
この条件を満たす場合(S43:YES)、ステップS42に進む。この条件を満たさない場合(S43:NO)、ステップS44に進む。ステップS44において、制御部50は、室内湿度センサ47Aによって検出されたA室の湿度が一定値以上か否かを判断する。本実施形態において、室内機20Aが設置されたA室の湿度が一定値以上であることは、待機解除条件の1つである。
この条件を満たす場合(S44:YES)、ステップS42に進み、この条件を満たさない場合(S44:NO)、ステップS45に進む。ステップS45において、制御部50は、室内機20Aでの洗浄運転が要求されてから第2所定時間が経過したかを判断する。第2所定時間は第1所定時間より長くても短くても同じであってもよい。
第2所定時間が経過した場合(S45:YES)、ステップS46において、制御部50は、室内機20Aの待機状態を解除(室外制御部51又は室内制御部52A内の記憶部に記憶された室内機20Aが待機状態であるというデータを削除)する。これによって、この後に待機解除条件が満たされたとしても、室内機20Aでの洗浄運転が開始されることはなくなる。第2所定時間が経過していない場合(S45:NO)、ステップS31に戻る。
なお、以上の説明から理解できるように、本実施形態において、待機解除条件が満たされたときに、待機突入条件が満たされなくなってもよいし(例えば、洗浄運転が要求された室内機以外の室内機が暖房運転中であることが待機突入条件(S12)であり、洗浄運転が要求された室内機以外の室内機での暖房運転が終了することが待機解除条件(S36)である場合)、待機解除条件が満たされたときに、待機突入条件が満たされたままであってもよい(例えば、洗浄運転が要求された室内機以外の室内機が暖房運転中であることが待機突入条件(S12)であり、室内機20Aでの洗浄運転が要求されてから第1所定時間が経過することが、待機解除条件(S38)である場合)。また、待機解除条件が満たされたときに、待機突入条件が満たされたままであってもよい変形例として、ステップS22での待機突入条件の判断基準となる「一定値」が、ステップS43での待機解除条件の判断基準となる「一定値」よりも小さい場合がある。
(実施形態の効果)
上述のように、本実施形態では、室内機20Aでの洗浄運転が要求されたときに、室内機20B、20Cの暖房運転又は冷房運転を即座に停止することなく継続できる(S13)。したがって、室内機20B、20Cが設置された部屋にいるユーザの不快感を軽減することができる。また、待機解除条件が満たされると室内機20Aでの洗浄運転が実行されるので(S32,S37,S39,S42)、室内機20Aでの洗浄運転をさせるためにユーザに再度操作を求める必要がなく、利便性に優れている。
また、本実施形態では、室内機20Aでの洗浄運転の要求時に室内機20Bの暖房運転中であれば室内機20Aが待機状態となり、室内機20Bでの暖房運転が終了すると洗浄運転を開始できる(S37)。
さらに、本実施形態では、室内機20Aでの洗浄運転の要求から第1所定時間が経過することを待機解除条件としているので(S38)、ユーザが空調運転を終了させない場合でも洗浄運転を開始させることができる。
加えて、本実施形態では、室内機20Aが待機状態である期間内に、室内機20Bの暖房能力を要求能力よりも増大させるので(S19,S20)、待機解除条件が満たされた際に室内機20Bの暖房運転を停止する場合であっても、暖房運転が停止する前に部屋を十分に暖めておくことによって、暖房運転停止後のユーザの不快感をさらに軽減することができる。
また、本実施形態では、室内機20B及び/又は室内機20Cが冷房運転中であり且つ冷房運転の合計冷房負荷が一定値以上であることを待機突入条件とし(S22)、合計冷房負荷が前記一定値未満であることを待機解除条件としている(S41)。したがって、室内機20B及び/又は室内機20Cの冷房運転中であっても室内機20AのA室熱交換器24Aに十分な量の水分付着が見込めない場合には待機状態とし、合計冷房負荷が小さくなってA室熱交換器24Aに十分な量の水分付着が見込めるようになると洗浄運転を開始させることができる。
さらに、本実施形態では、冷媒回路に3台の室内機20A、20B、20Cが冷媒配管を介して接続されている。そして、冷房運転中の室内機の数が一定数以上であることを待機突入条件とし(S21)、冷房運転中の室内機の数が前記一定数未満の所定数であることを待機解除条件としている(S40)。したがって、冷房運転中の室内機の数が少なくなって、室内機20AのA室熱交換器24Aに十分な量の水分付着が見込めるようになると洗浄運転を開始させることができる。また、冷房運転中の室内機の数に基づく判断を行うので、待機突入条件及び待機解除条件を満たすの判断が容易である。
このとき、本実施形態では、前記一定数が2であり、前記所定数がゼロである。したがって、2台の室内機が冷房運転をしているときに待機突入条件となり、冷房運転中の室内機の数がゼロになると洗浄運転を開始させることができる。
また、本実施形態では、室内機20B及び室内機20Cの空調運転が終了することを待機解除条件としているので(S36,S40)、室内機20B及び室内機20Cの運転によって室内機20Aの洗浄運転が阻害されない。
さらに、本実施形態では、室内機20B及び/又は室内機20Cが冷房運転中であり且つA室の室温が一定値未満であることを待機突入条件とし(S23)、A室の室温が前記一定値以上となることを待機解除条件としている(S43)。したがって、室内機20B及び/又は室内機20Cが冷房運転中であっても室内機20AのA室熱交換器24Aに十分な量の水分付着が見込めない場合には待機状態とするが、A室の室温が高くなって室内機20AのA室熱交換器24Aに十分な量の水分付着が見込めるようになると洗浄運転を開始させることができる。
また、本実施形態では、室内機20B及び/又は室内機20Cが冷房運転中であり且つA室の湿度が一定値未満であることを待機突入条件とし(S24)、A室の湿度が前記一定値以上となることを待機解除条件としている(S44)。したがって、室内機20B及び/又は室内機20Cが冷房運転中であっても室内機20AのA室熱交換器24Aに十分な量の水分付着が見込めない場合には待機状態とするが、A室の湿度が高くなって室内機20AのA室熱交換器24Aに十分な量の水分付着が見込めるようになると洗浄運転を開始させることができる。
また、本実施形態において、各室内機が報知部を有しており、制御部50は、待機解除条件が満たされて室内機20Aが洗浄運転を実行する際に報知部を動作させる(S32,S37,S39,S42)。したがって、室内機20Aでの洗浄運転の開始をユーザに知らせることができる。
また、本実施形態では、室内機20B及び/又は室内機20Cの空調運転中に室内機20Aでの洗浄運転が要求された場合に、待機突入条件が満たされなければ、室内機20Aでの洗浄運転を実行しつつ室内機20B及び/又は室内機20Cでの空調運転を継続する(S25)。この場合、室内機20Aでの洗浄運転と室内機20B及び/又は室内機20Cでの空調運転を同時に実行できる。
さらに、本実施形態では、洗浄運転時における冷媒の蒸発温度は、冷房運転時における冷媒の蒸発温度よりも低いので、洗浄運転時に室内熱交換器への水分の付着を促進することができる。
また、本実施形態では、制御部50は、室内機20Aが待機状態となってから洗浄運転が実行されずに経過した時間が第2所定時間を超えると(S45:YES)、その後に待機解除条件が満たされても室内機20Aでの洗浄運転を実行しない。これによって、洗浄運転がユーザの予期せぬ時期に開始するのを防止できる。
加えて、本実施形態では、各室内機が報知部を有しており、制御部50は、室内機20Aが待機状態になったとき、室内機20Aでの洗浄運転が開始される時点を設定することを促す報知を報知部が行うように、報知部を制御する(S13)。このように、待機状態になると報知部が報知を行うので、この報知に従って設定することで、ユーザが洗浄運転の開始時点の設定を後から行う手間を軽減することができる。
また、本実施形態では、制御部50は、待機解除条件が満たされて室内機20Aの洗浄運転が開始された後も、室内機20B及び/又は室内機20Cの冷房運転を継続する(S42)。これにより、室内機20B及び/又は室内機20Cの冷房運転が停止される場合と比較して、ユーザの不快感をより軽減することができる。
また、本実施形態では、室内機20B及び/又は室内機20Cに切タイマーが設定されている場合、報知部を用いた報知を行うことで(S17)、洗浄運転が遅くともいつまでに開始されるかをユーザに知らせることができる。
(変形例)
上述した実施形態において、ステップS44の条件を満たさない場合に、ステップS45ではなく、ステップS38に進んで第1所定時間が経過したかを判断してもよい。この場合、ステップS39において、制御部50は、室内機20B及び/又は室内機20Cの冷房運転を停止するとともに、室内機20Aでの洗浄運転を開始する。また、ステップS36の条件を満たさない場合に、ステップS38ではなく、ステップS45に進んで第2所定時間が経過したかを判断してもよい。さらに、ステップS36の条件を満たさない場合及びステップS44の条件を満たさない場合について、それぞれステップS31に戻ってもよい。
室内機20Aが待機状態のとき、室内機20Aのタイマーで設定された時点になると(S34:YES)、ステップS35に進まずに、室内機20Aでの洗浄運転を開始してもよい。このとき、まだ室内機20Bでの暖房運転中であればこれを停止し、室内機20B及び/又は室内機20Cでの冷房運転中であればこれを停止させる。
図5に示した待機突入条件が満たされたかの4つの判断処理(S20、S21、S22、S23)は順序を入れ替えてもよい。また、これら4つの判断処理(S20、S21、S22、S23)のうちの1つから3つを行ってもよい。また、図6に示した待機解除条件に関する4つの判断処理(S40、S41、S43、S44)は順序を入れ替えてもよい。また、これら4つの判断処理(S40、S41、S43、S44)のうちの1つ、2つ又は3つを行ってもよい。また、ステップS45の条件を室内機20Aでの洗浄運転が要求されてから第2所定時間が経過することとしているが、ステップS45の条件をこれ以外の条件(例えばユーザが所定の操作をしたこと)としてもよい。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
3 冷媒回路
10 室外機
11 圧縮機
12 四路切換弁
13 室外熱交換器
16 アキュムレータ
17A、17B、17C 冷媒配管接続部
18A、18B、18C 冷媒配管接続部
20A、20B、20C 室内機
24A A室熱交換器
24B B室熱交換器
24C C室熱交換器
25A A室ファン
25B B室ファン
25C C室ファン
31 吐出管温度センサ
32 室外熱交換器温度センサ
33 室外温度センサ
45A A室熱交換器温度センサ
45B B室熱交換器温度センサ
45C C室熱交換器温度センサ
46A A室温度センサ
46B B室温度センサ
46C C室温度センサ
EVA、EVB、EVC 電動膨脹弁

Claims (15)

  1. 室外熱交換器を含む室外機と、
    前記室外機に冷媒配管を介して接続されており、第1室内熱交換器を含む第1室内機と、
    前記室外機に前記冷媒配管を介して接続されており、第2室内熱交換器を含む第2室内機と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1室内熱交換器を蒸発器として機能させて前記第1室内熱交換器を洗浄することを含む、前記第1室内機での洗浄運転と、前記第1室内熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転、及び、前記第1室内熱交換器を蒸発器として機能させる冷房運転を含む、前記第1室内機での空調運転と、前記第2室内熱交換器を蒸発器として機能させて前記第2室内熱交換器を洗浄することを含む、前記第2室内機での洗浄運転と、前記第2室内熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転、及び、前記第2室内熱交換器を蒸発器として機能させる冷房運転を含む、前記第2室内機での空調運転とを実行可能であり、
    前記第2室内機の前記空調運転中に前記第1室内機での前記洗浄運転が要求された場合に、待機突入条件が満たされると、前記第1室内機を前記洗浄運転が実行されない待機状態として前記第2室内機での前記空調運転を継続し、待機解除条件が満たされると前記第1室内機の前記洗浄運転を実行する空気調和機。
  2. 前記待機突入条件は、前記第2室内機の前記暖房運転中であることであり、前記待機解除条件は、前記第2室内機での前記暖房運転が終了することである請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記待機解除条件は、前記第1室内機での前記洗浄運転の要求から第1所定時間が経過することである請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記第1室内機が前記待機状態である期間内に、前記第2室内機での前記空調運転の能力を要求能力よりも増大させる請求項1~3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記待機突入条件は、前記第2室内機が前記冷房運転中であり且つ前記冷房運転の冷房負荷が一定値以上であることであり、前記待機解除条件は、前記冷房負荷が前記一定値未満であることである請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記第1室内機及び前記第2室内機を含む3台以上の室内機が前記冷媒配管を介して接続されており、
    前記待機突入条件は、前記冷房運転中の前記室内機の数が前記第2室内機を含む一定数以上であることであり、前記待機解除条件は、前記冷房運転中の前記室内機の数が前記一定数未満の所定数であることである請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記待機解除条件は、前記第2室内機の前記空調運転が終了することである請求項1に記載の空気調和機。
  8. 前記待機突入条件は、前記第2室内機の前記冷房運転中であり且つ前記第1室内機が設置された場所の室温が一定値未満であることであり、前記待機解除条件は、前記室温が前記一定値以上となることである請求項1に記載の空気調和機。
  9. 前記待機突入条件は、前記第2室内機の前記冷房運転中であり且つ前記第1室内機が設置された場所の湿度が一定値未満であることであり、前記待機解除条件は、前記湿度が前記一定値以上となることである請求項1に記載の空気調和機。
  10. 前記第1室内機は報知部を有しており、
    前記制御部は、前記待機解除条件が満たされて前記第1室内機が前記洗浄運転を実行する際に、前記報知部を動作させる請求項1~9のいずれか1項に記載の空気調和機。
  11. 前記第2室内機の前記空調運転中に前記第1室内機での前記洗浄運転が要求された場合に、前記待機突入条件が満たされなければ、前記第1室内機での前記洗浄運転を実行しつつ前記第2室内機での前記空調運転を継続する請求項1~10のいずれか1項に記載の空気調和機。
  12. 前記洗浄運転時における冷媒の蒸発温度は、前記冷房運転時における冷媒の蒸発温度よりも低い請求項1~11のいずれか1項に記載の空気調和機。
  13. 前記制御部は、前記第1室内機が前記待機状態となってから前記洗浄運転が実行されずに経過した時間が第2所定時間を超えると、その後に前記待機解除条件が満たされても前記第1室内機での前記洗浄運転を実行しない請求項1~12のいずれか1項に記載の空気調和機。
  14. 前記第1室内機は報知部を有しており、
    前記制御部は、前記第1室内機が前記待機状態になったとき、前記第1室内機での前記洗浄運転が開始される時点を設定することを促す報知を前記報知部が行うように、前記報知部を制御する請求項1~13のいずれか1項に記載の空気調和機。
  15. 前記制御部は、前記待機解除条件が満たされて前記第1室内機の前記洗浄運転が開始された後も、前記第2室内機の前記冷房運転を継続する請求項5、6、8及び9のいずれか1項に記載の空気調和機。
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