JP2022181902A - 骨関節疾患の画像診断装置、画像診断装置の作動方法及びプログラム - Google Patents

骨関節疾患の画像診断装置、画像診断装置の作動方法及びプログラム Download PDF

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Toshihiro Shimizu
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Hidenori Koyano
寛和 清水
Hirokazu Shimizu
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Daisuke Takahashi
伸哉 田中
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倫政 岩崎
Tomomasa Iwasaki
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Abstract

Figure 2022181902000001
【課題】骨関節疾患の簡便かつ正確な診断を支援する画像診断装置、画像診断装置の作動方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】診断装置100は、被検者の骨関節の画像を取得する取得部152と、取得部152で取得された画像の各ピクセルのピクセル値に基づいて、互いに交差する方向に直線状に延び、骨関節の稜線を示す一対の補助線を画像上に設定する補助線設定部155と、補助線設定部155で設定された一対の補助線のなす角に基づいて、被検者における骨関節疾患の有無を判定する判定部156と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、骨関節疾患の画像診断装置、画像診断装置の作動方法及びプログラムに関する。
超音波検査は、被検者への被曝がなく、場所を選ばずに実施できるため、実臨床での重要性が年々増加している。整形外科分野においても、近年、被検者の骨関節の解剖学的な位置異常や変形、損傷などを把握するため、超音波検査が広く行われている。他方で、超音波検査には、診断結果が検者の検査技術に左右されやすいという弱点があり、診断の正確性を向上させるため開発が進められている。例えば、特許文献1には、被検者の発育状態や健康状態を正確に把握するため、被検者の超音波画像を画像処理して大腿骨長を計測する方法が開示されている。
特開2018-157961号公報
特許文献1の方法では、被検者の大腿骨長を計測するだけであるため、被検者の発育状態や健康状態については、熟練した医師等が自身の経験に基づいて診断する必要があり、熟練者以外が骨関節疾患を簡便かつ正確に診断する点で改善の余地がある。そして、このような問題は、被験者の大腿骨を撮影した超音波画像に基づいて疾患の有無を診断する場合のみならず、他の骨関節部位を撮影した他の画像に基づいて疾患の有無を診断する場合にも存在している。
本発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、骨関節疾患の簡便かつ正確な診断を支援する画像診断装置、画像診断装置の作動方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る画像診断装置は、
被検者の骨関節の画像を取得する取得部と、
前記取得部で取得された画像の各ピクセルのピクセル値に基づいて、互いに交差する方向に直線状に延び、骨関節の稜線を示す一対の補助線を前記画像上に設定する補助線設定部と、
前記補助線設定部で設定された一対の補助線のなす角に基づいて、被検者における骨関節疾患の有無を判定する判定部と、
を備える。
前記補助線設定部は、前記画像において骨関節の骨輪郭が変化する特徴点を検出し、検出された特徴点に基づいて前記画像上に前記一対の補助線を設定してもよい。
前記画像診断装置は、
前記取得部により取得された画像に基づいて骨関節の特徴点として推定特徴点を推定する特徴点推定部と、
前記取得部により取得された画像においてピクセル値が極大値となるピクセルである極大点を検出する極大点検出部と、をさらに備え、
前記補助線設定部は、前記特徴点推定部により推定された推定特徴点と、前記極大点検出部により検出された極大点とに基づいて、前記一対の補助線を前記画像上に設定してもよい。
前記補助線設定部は、前記特徴点推定部により推定された推定特徴点に基づいて、前記画像において極大点を探索する探索エリアを設定し、前記極大点検出部により検出された極大点のうち前記探索エリア内に存在する極大点を抽出し、前記探索エリア内で抽出された極大点に基づいて各補助線を設定してもよい。
前記特徴点推定部は、画像の入力に対して推定特徴点の座標を出力するモデルに基づいて、前記取得部により取得された画像から推定特徴点の座標を推定してもよい。
前記画像診断装置は、機械学習により前記モデルを生成する学習部、をさらに備え、
前記特徴点推定部は、前記学習部により生成された前記モデルに基づいて、前記取得部により取得された画像から推定特徴点の座標を推定してもよい。
前記骨関節疾患は、乳児股関節の寛骨臼形成不全であり、
前記特徴点は、腸骨下極点であってもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る画像診断装置の作動方法は、
取得部と補助線設定部と判定部とを備える画像診断装置の作動方法であって、
前記取得部が被検者の骨関節の画像を取得する工程と、
前記補助線設定部が前記取得部で取得された画像の各ピクセルのピクセル値に基づいて、互いに交差する方向に直線状に延び、骨関節の稜線を示す一対の補助線を前記画像上に設定する工程と、
前記判定部が前記補助線設定部で設定された一対の補助線のなす角に基づいて、被検者における骨関節疾患の有無を判定する工程と、
を含む。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
被検者の骨関節の画像を取得する取得手段、
前記取得手段で取得された画像の各ピクセルのピクセル値に基づいて、互いに交差する方向に直線状に延び、骨関節の稜線を示す一対の補助線を前記画像上に設定する補助線設定手段、
前記補助線設定手段で設定された一対の補助線のなす角に基づいて、被検者における骨関節疾患の有無を判定する判定手段、
として機能させる。
本発明によれば、骨関節疾患の簡便かつ正確な診断を支援する画像診断装置、画像診断装置の作動方法及びプログラムを提供できる。
本発明の実施の形態に係る診断システムの構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による骨関節疾患の有無を診断する手法を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係る診断装置のハードウェア構成を示すブロック図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係る画像データ記憶部のデータテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る学習用データを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置により推定特徴点の推定に用いられるニューラルネットワークの概念図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による第1の補助線の構成点の候補を探索する条件を示す図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による第1の補助線の構成点の候補を示す図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による第1の補助線の構成点を抽出する様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る本発明の実施の形態に係る診断装置による真の特徴点の候補を探索する条件を示す図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による真の特徴点の候補を抽出する様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による第1の補助線を設定する様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による第2の補助線の構成点の候補を探索する条件を示す図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による第2の補助線の構成点を抽出する様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置による第2の補助線を設定する様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る診断処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る第1の補助線設定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る第1の補助線設定処理の流れの続きを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る第2の補助線設定処理の流れを示すフローチャートである。 (a)、(b)は、いずれも本発明の変形例における野球肘の有無を診断するために複数の補助線を設定する様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像診断装置、画像診断装置の作動方法及びプログラムを、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面では、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。実施の形態では、「骨関節」との用語は、骨又は関節の一方又は両方を意味するものとする。また、「画像」との用語は、超音波画像、X線画像、CT(Computed Tomography)画像、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像のような医療用画像を含むものとする。
図1は、実施の形態に係る診断システム1の構成を示す概略図である。診断システム1は、診断装置100と、超音波検査装置200と、を備える。超音波検査装置200は、被検者の特定部位を撮影し、被検者の画像を取得する画像撮影装置の一例である。超音波検査装置200は、被検者に向けて超音波を出力し、被検者から反射された超音波を捕捉する超音波プローブを備える。超音波検査装置200では、超音波プローブが医師等の検者により操作されることで、被検者の所望の部位における超音波画像を取得する。診断装置100と超音波検査装置200とは、有線又は無線の通信回線を介して通信可能に接続され、診断装置100は、超音波検査装置200から送信された超音波画像データを受信する。
診断装置100は、骨関節疾患の画像に処理を施して被検者の骨関節に疾患が存在するかどうかを診断する画像診断装置の一例である。具体的には、骨関節の画像に基づいて骨関節の画像上に一対の補助線を設定し、一対の補助線に基づいて被検者に骨関節疾患が存在するかどうかを診断する。以下、乳児股関節の超音波画像を用いて乳児股関節に寛骨臼形成不全が存在するかどうかを診断する場合を例に説明する。
図2は、実施の形態に係る診断装置100による骨関節疾患の有無を診断する手法を示す図である。図2では、乳児股関節の超音波画像上に診断装置100により設定された推定特徴点(記号★)、真の特徴点(記号●)、第1の補助線及び第2の補助線を図示している。乳児股関節の超音波画像は、乳児をベッドに横たえた状態で腹側から背側に向けて腸骨に超音波プロープを当てて撮影したものである。以下、超音波画像の横軸をX軸、縦軸をY軸とする2次元座標系を使用する。
特徴点は、骨関節部位において骨輪郭が変化する解剖学的な特徴を有する点であり、乳児股関節における寛骨臼形成不全の有無を診断する場合であれば、腸骨下極点を特徴点として設定する。推定特徴点は、機械学習により生成された学習済みモデルに基づいて、被検者の超音波画像上の特徴点として推定される点である。他方、真の特徴点は、被検者の超音波画像に一連の画像処理を施すことで検出される特徴点である。真の特徴点は、推定特徴点の近傍において一連の画像処理により検出されるが、推定特徴点と真の特徴点とは必ずしも一致しない。
第1の補助線及び第2の補助線は、真の特徴点に基づいて設定され、いずれも骨の稜線上に延びる線である。骨の稜線は、骨の表面において山の峰のように連続して延びる部分である。腸骨上に設定された第1の補助線及び第2の補助線のなす角に基づいて、乳児股関節に寛骨臼形成不全が存在するかどうかを診断する。なお、図2では、第1の補助線と第2の補助線とのなす角が65.7°であるため、被検者に寛骨臼形成不全が生じていないと診断できる。
図3(a)は、実施の形態に係る診断装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。診断装置100は、例えば、汎用コンピュータである。診断装置100は、操作部110と、表示部120と、通信部130と、記憶部140と、制御部150と、を備える。診断装置100の各部は、内部バス(図示せず)を介して相互に接続されている。
操作部110は、検者等のユーザの指示を受け付け、受け付けた操作に対応する操作信号を制御部150に供給する。操作部110は、例えば、マウス、キーボードを備える。
表示部120は、制御部150から供給される画像データに基づいて、ユーザに向けて各種の画像を表示する。表示部120は、例えば、超音波検査装置200で撮影された被検者の超音波画像を表示する。
操作部110と表示部120とは、タッチパネルによって構成されてもよい。タッチパネルは、所定の操作を受け付ける操作画面を表示すると共に、操作画面において測定者が接触操作を行った位置に対応する操作信号を制御部150に供給する。
通信部130は、例えば、インターネットのような通信ネットワークに接続することが可能なインターフェースである。通信部130は、例えば、超音波検査装置200から超音波画像データを受信する。
記憶部140は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクを備える。記憶部140は、制御部150で実行されるプログラムや各種のデータを記憶する。また、記憶部140は、各種の情報等を一時的に記憶し、制御部150が処理を実行するためのワークメモリとしても機能する。さらに、記憶部140は、学習用データ記憶部141と、学習済みモデル記憶部142と、画像データ記憶部143と、を備える。
学習用データ記憶部141は、機械学習の教師データとして用いられる複数のデータセットを含む学習用データを記憶する。複数のデータセットのそれぞれは、超音波画像と特徴点の座標との対応関係を学習するために用いられるデータの集まりである。複数のデータセットのそれぞれは、互いに異なる被検者から取得された超音波画像と、超音波検査に習熟した医師等により設定された当該超音波画像上の特徴点の座標とを1つずつ含む。
図4は、実施の形態に係る学習用データのセットを説明するための図である。学習用データのセットは、個々の被検者の超音波画像と当該超音波画像に対応するラベル画像とを含む。超音波画像は、例えば、ピクセル値(階層)0~255のグレースケール画像である。ラベル画像は、人手により設定した真の特徴点の座標を表現したグレースケール画像である。ラベル画像の真の特徴点は、真の特徴点の座標から離れるにつれてピクセル値を順次減少させることで表現する。例えば、真の特徴点ではピクセル値255、真の特徴点の1ピクセル近傍ではピクセル値230、真の特徴点の2ピクセル近傍ではピクセル値125、真の特徴点の3ピクセル近傍ではピクセル値51、その他のピクセルではピクセル値0と設定すればよい。
図3(a)に戻り、学習済みモデル記憶部142は、学習用データ記憶部141に記憶された学習用データに基づいて機械学習により生成された学習済みモデルを記憶する。学習済みモデルは、超音波画像のピクセル値の入力に対して超音波画像における特徴点の座標を示すラベル画像のピクセル値を出力するモデルである。
画像データ記憶部143は、図3(b)に示すように、超音波検査装置200から取得された超音波画像データを、被検者毎に割り振られた被検者ID(Identification)と対応付けて記憶する。
再び図3(a)に戻り、制御部150は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサを備え、診断装置100の各部の制御を行う。制御部150は、記憶部140に記憶されているプログラムを実行することにより、図15のフローチャートに示す診断処理を実行する。制御部150は、機能的には、学習部151と、取得部152と、特徴点推定部153と、極大点検出部154と、補助線設定部155と、判定部156と、出力部157と、を備える。
学習部151は、学習用データ記憶部141に記憶されている学習用データを参照して機械学習により学習済みモデルを生成し、生成した学習済みモデルを学習済みモデル記憶部142に記憶させる。
具体的には、学習部151は、学習用データに含まれる複数のデータセットを教師データとして用いて教師あり学習を実施する。学習部151は、例えば、ニューラルネットワークを用いる。ニューラルネットワークは、図5に示すように入力データが入力される入力層と、出力データが出力される出力層と、少なくとも1つの中間層と、を備える。入力層のノードの数は、入力データの数に対応し、出力層のノードの数は、出力データの数に対応する。ノード間の矢印は、入力層と出力層との間におけるパラメータのつながりを表している。
入力データは、超音波画像の各ピクセルのピクセル値であり、超音波画像の画素数をmピクセル×nピクセルとすると、I(1,1)、I(1,2)、…I(m,n)のように表現できる。また、出力データは、特徴点の座標を示すラベル画像の各ピクセルのピクセル値であり、同様にしてO(1,1)、O(1,2)、…O(m,n)のように表現できる。入力層の各ノードが超音波画像にある各ピクセル(m×n個)のピクセル値に対応し、出力層の各ノードがラベル画像にある各ピクセル(m×n個)のピクセル値に対応する。
学習部151は、学習用データに含まれる複数のデータセットを教師データとして用いて、ニューラルネットワークにおける各層の結合の重みを調整する。具体的に説明すると、学習部151は、超音波画像の各ピクセルのピクセル値を入力層に入力データとして入力し、出力層において出力データとして出力されるラベル画像の各ピクセルのピクセル値を、教師データのラベル画像の各ピクセルのピクセル値と比較する。そして、学習部151は、出力層において出力されるラベル画像の各ピクセルのピクセル値と教師データのラベル画像の各ピクセルのピクセル値との差がなるべく小さくなるように中間層におけるパラメータを調整する。パラメータの調整には、例えば、誤差逆伝播法を用いる。
取得部152は、超音波検査装置200から送信された被検者の超音波画像データを取得し、被検者IDに対応させて画像データ記憶部143に記憶させる。取得部152による画像データの取得には、外部の装置から画像データを受信することと、記憶部140に記憶されたデータを読み込むこととが含まれる。乳児股関節の寛骨臼形成不全の有無を診断する場合であれば、超音波画像は、乳児をベッドに横たえた状態で乳児股関節に対して腹側から背側に向けて超音波プロープを当てて撮影した画像である。
特徴点推定部153は、学習部151により生成され、学習済みモデル記憶部142に記憶された学習済みモデルに基づいて、取得部152により取得された被検者の超音波画像データにおける推定特徴点の座標を推定する。乳児股関節の寛骨臼形成不全を診断する場合であれば、特徴点は腸骨下極点である。
極大点検出部154は、取得部152により取得された被検者の超音波画像においてピクセル値が極大値となる座標点である極大点を検出する。具体的には、まず、オリジナルの超音波画像の各ピクセルのピクセル値を隣接したピクセルのピクセル値の最大値で置き換えたフィルター画像を生成する。次に、オリジナル画像とフィルター画像との間で同一座標に位置するピクセルのピクセル値を比較し、両者のピクセル値が同一であるピクセル以外をマスクする。マスク後に残されたピクセルが超音波画像の極大点である。
補助線設定部155は、特徴点推定部153で推定された推定特徴点と極大点検出部154で検出された極大点とに基づいて、超音波画像における真の特徴点を検出すると共に、超音波画像上に一対の補助線を設定する。真の特徴点は、推定特徴点に基づいて設定された探索エリア内に存在する極大点から抽出される。
一対の補助線は、互いに交差する第1の補助線と第2の補助線とを含む。各補助線は、推定特徴点に基づいて設定された探索エリア内に存在する複数の極大点に基づいて得られる直線である。複数の極大点から直線を得るには、例えば、最小二乗法を用いる。極大点は、超音波画像のピクセル値が極大値となるピクセルであるため、探索エリアから抽出された複数の極大点に基づいて得られた補助線は、骨関節の稜線を示す。
以下、図6~図11を参照して、超音波画像上に第1の補助線を設定する手順を説明する。まず、図6に示すように、推定特徴点に基づいて超音波画像上に探索始点及び第1の探索エリアを設定する。探索始点は、超音波画像上の極大点の探索を開始する点であり、第1の探索エリアは、極大点の探索を行う範囲である。図6に示すように、探索始点Ps(Xs,Ys)は、例えば、推定特徴点Pc(Xc,Yc)から-X方向にマージンMだけ移動し、+Y方向にマージンMだけ移動した点とすればよい。マージンMは、例えば10ピクセルである。
Xs=Xc-M
Ys=Yc+M
設定された探索始点Ps(Xs,Ys)は適正エリア内に存在するかどうか判定される。適正エリアは、推定特徴点Pc(Xc,Yc)に基づいて設定された探索始点Ps(Xs,Ys)が第1の補助線の構成点の検出に適した範囲に設定されているかどうかを判定するために設定される。探索始点Ps(Xs,Ys)が適正エリア内に存在しない場合、探索始点Ps(Xs,Ys)を超音波画像の中央にある座標点(中央点)に変更すればよい。適正エリアは、超音波画像の画像幅及び画像高さに応じて設定すればよく、例えば、以下の式を満たすように設定すればよい。Wは画像幅、Hは画像高さ、Rは係数である。なお、Rの値は任意であるが、例えば0.3である。
W×R<x<W×(1-R)
H×R<y<H×(1-R)
また、第1の補助線を構成する極大点は、超音波画像において探索始点Ps(Xs,Ys)の右上に分布していると仮定すると、第1の探索エリア(x,y)は、図6の点線で示すように以下の条件を満たすように設定すればよい。
Xs≦x
Ys≧y
なお、上記の条件で設定した探索始点Ps(Xs,Ys)及び第1の探索エリアで、第1の補助線を構成する構成点の候補を十分な数だけ抽出できない場合がある。このような場合は、探索始点Ps(Xs,Ys)を-X方向(左側)又は+X方向(右側)に移動させ、移動後の探索始点Ps(Xs,Ys)に合わせて第1の探索エリアを再設定し、再設定された第1の探索エリア内で構成点の候補を探索し直せばよい。
次に、図7に示すように、探索始点Ps(Xs,Ys)から第1の探索エリア内の極大点の探索を開始し、探索エリア内に存在する全ての極大点を抽出する。図7では、抽出された極大点を記号○で表現している。この第1の探索エリア内で抽出された極大点は、第1の補助線を設定するのに用いる構成点の候補である。
次に、図8に示すように、探索された第1の補助線の構成点の候補(極大点)からX座標値が外れ値である極大点を除外する。図8の場合では、帯の内側にある極大点を抽出し、帯の外側にある極大点を除外する。これにより第1の補助線の構成点の探索を終了する。X座標値が外れ値であるとして除外される極大点は、以下の式を満たす極大点である。Xiは各極大点のX座標値、AVE_Xiは全ての極大点のX座標値の平均値、ΔMAXは構成点に許容されるX座標値の幅(帯の幅)である。なお、以下の式においてΔMAXは、例えば20ピクセルである。
|Xi-AVE_Xi|≧0.5×ΔMAX
次に、図9に示すように、最新の探索始点Pc(Xc,Yc)に基づいて第2の探索エリアを設定し、第2の探索エリア内における真の特徴点の候補を抽出する。真の特徴点は、第1の補助線の構成点の最下位又はその近傍に存在すると定義し、この条件下で真の特徴点を探索する。真の特徴点の候補は、第2の探索エリア内に存在する極大点である。第2の探索エリア(x,y)は、例えば、図9に示すように以下の条件を満たす四角形のエリアである。
Xc≦x
Yc+M≦y<Yc+3M
なお、上記の条件で設定した第2の探索エリアでは、真の特徴点を検出できない場合がある。このような場合には、探索始点Pc(Xc,Yc)を+Y方向(下側)又は-Y方向(上側)に移動させ、移動後の探索始点Pc(Xc,Yc)に合わせて第2の探索エリアを再設定し、再設定された第2の探索エリア内で真の特徴点の候補を探索し直せばよい。
次に、図10に示すように、X座標値が外れ値となる極大点を真の特徴点の候補から除外する。残された真の特徴点の候補のうちY座標値が最大である(最も下側に位置する)点が真の特徴点である。X座標値が外れ値であるとして真の特徴点の候補から除外される極大点は、以下の式を満たす極大点である。Xiは各極大点のX座標値、AVE_Xiは全ての極大点のX座標値の平均値、ΔMAXは構成点に許容されるX座標値の幅(帯の幅)である。図10の場合では、第2の探索エリアで探索された2つの極大点は、いずれも帯の外側にあるため、真の特徴点の候補から除外される。なお、以下の式においてΔMAXは、例えば20ピクセルである。
|Xi-AVE_Xi|≧0.5×ΔMAX
次に、第1の補助線の構成点の点群のY方向長さが規定値より長いかどうかを判定する。点群のY方向長さは、最も上側の構成点と最も下側の構成点との間のY方向の長さである。規定値は、Hを超音波画像の高さ(画像高さ)とすると、例えば0.2Hである。第1の補助線の構成点の点群のY方向長さが規定値よりも長い場合、図11に示すように第1の補助線の構成点の点群から最小二乗法を用いて得られた直線を第1の補助線として設定する。他方、第1の補助線の構成点の点群のY方向長さが規定値より長くない場合、超音波画像上で真の特徴点を通る垂線を第1の補助線として設定する。
以上が、超音波画像上に第1の補助線を設定する手順である。
次に、図12~図14を参照して、超音波画像上に第2の補助線を設定する手順を説明する。まず、図12に示すように、最新の探索始点Pc(Xc,Yc)に基づいて第3の探索エリアを設定し、第3の探索エリア内に存在する第2の補助線の構成点の候補を抽出する。第2の補助線の構成点の候補は、第3の探索エリア内に存在する極大点である。探索始点Ps(x,y)は、例えば、推定特徴点Pc(Xc,Yc)から+X方向にマージンMだけ移動し、+Y方向にマージンMだけ移動した点である。マージンMは、例えば5ピクセルである。
第3の探索エリア(x,y)は、例えば、以下の条件を満たす四角形を左上から右下に延びる対角線で二等分することで得られる右上の三角形で示される範囲である。Wは画面幅、Hは画面高さ、Rは係数である。係数Rは、任意であるが、例えば0.3である。
Xs≦x<Xs+W×R
Ys≦y<Ys+H×R
なお、上記の条件で設定した探索始点Pc(Xc,Yc)及び第3の探索エリアで、第2の補助線を構成する構成点の候補を十分な数だけ抽出できない場合がある。このような場合は、探索始点Pc(Xc,Yc)を-Y方向(上側)又は+Y方向(下側)に移動させ、移動後の探索始点Pc(Xc,Yc)に合わせて第3の探索エリアを再設定し、再設定された第3の探索エリア内で構成点の候補を探索し直せばよい。
次に、図13に示すように第2の構成点の候補(極大点)のうちY座標値が外れ値となる極大点を除外する。Y座標値が外れ値として除外される極大点は、以下の条件を満たす極大点である。Yiは各極大点のY座標値、AVE_Yiは全ての極大点のY座標値の平均値、ΔMAXは構成点に許容されるY座標値の幅(帯の幅)である。ΔMAXは、例えば20ピクセルである。
|Yi-AVE_Yi|≧0.3×ΔMAX
次に、図14に示すように、残された第2の補助線の構成点の点群から最小二乗法を用いて得られた直線を第2の補助線に設定する。
以上が、超音波画像上に第2の補助線を設定する手順である。
図3に戻り、判定部156は、補助線設定部155で設定された2つの補助線のなす角を算出し、算出されたなす角に基づいて骨関節疾患が存在するかどうか判定する。乳児股関節の寛骨臼形成不全を診断する場合であれば、一対の補助線のなす角が60°未満であるとき、乳児股関節に寛骨臼形成不全が発症していると判定する。
出力部157は、判定部156で判定された疾患の有無に関する診断結果を外部に出力する。出力部157は、例えば、診断結果を示す画像データを表示部120に送信し、診断結果を表示部120に表示させる。
以上が、診断装置100のハードウェア構成である。
(診断処理)
以下、図15のフローチャートを参照して、診断装置100の制御部150が実行する診断処理の流れを説明する。診断処理は、被検者の超音波画像に基づいて骨関節疾患の有無を診断する処理である。診断処理は、例えば、ユーザが操作部110を操作して診断処理の開始を指示した時点で開始される。
まず、取得部152は、画像データ記憶部143から診断対象の被検者の被検者IDに対応する超音波画像を取得する(ステップS1)。
次に、特徴点推定部153は、学習済みモデル記憶部142に記憶された学習済みモデルを読み込み、学習済みモデル用いてステップS1の処理で取得された超音波画像における推定特徴点Pc(Xc,Yc)を推定する(ステップS2)。
次に、極大点検出部154は、ステップS1の処理で取得された超音波画像における極大点を検出する(ステップS3)。
次に、補助線設定部155は、ステップS2の処理で検出された推定特徴点Pc(Xc,Yc)とステップS3の処理で検出された極大点とに基づいて、超音波画像上に第1の補助線を設定する第1の補助線設定処理を実行する(ステップS4)。以下、図16のフローチャートを参照して、補助線設定部155が実行する第1の補助線設定処理の流れを説明する。図16では、第1の補助線の設定に用いる複数の構成点を抽出するまでの処理の流れを示している。
(第1の補助線設定処理)
まず、補助線設定部155は、ステップS2の処理で推定された推定特徴点Pc(Xc,Yc)に基づいて探索始点Ps(Xs,Ys)及び第1の探索エリアを設定し、設定された探索始点Ps(Xs,Ys)が適正エリア内に存在するかどうか判定する(ステップS101)。探索始点Ps(Xs,Ys)及び第1の探索エリアは、例えば、図6に示すように設定すればよい。
探索始点Pc(Xc,Yc)が適正エリア内に存在する場合(ステップS101;Yes)、ステップS103に処理を移動する。探索始点Pc(Xc,Yc)が適正エリア内に存在しない場合(ステップS101;No)、補助線設定部155は、探索始点Pc(Xc,Yc)を超音波画像の中央の座標点(W/2,H/2)に変更し(ステップS102)、ステップS103に処理を移動する。
ステップS101でYesの場合又はステップS102の処理の終了後、補助線設定部155は、第1の探索エリア内に存在する極大点を探索する(ステップS103)。例えば、図7に示すように、探索始点Pc(Xc,Yc)から第1の探索エリア内の極大点の探索を開始し、第1の探索エリア内に存在する極大点(記号○)を抽出する。第1の探索エリア内で抽出された極大点は、第1の補助線の設定のために用いる構成点の候補である。
次に、補助線設定部155は、ステップS104の処理で探索された第1の補助線の構成点の候補からX座標値が外れ値である構成点の候補を除外する(ステップS104)。例えば、図8に示すように、第1の補助線の設定のために用いる構成点とならない帯の外側にある構成点の候補を除外する。
次に、補助線設定部155は、ステップS104の処理で残された構成点の候補が規定点数以上存在するかどうかを判定する(ステップS105)。規定点数は、例えば、3つである。残された構成点の候補が規定点数以上存在する場合(ステップS105;Yes)、ステップS106に処理を移動する。残された構成点の候補が規定点数以上存在していない場合(ステップS105;No)、補助線設定部155は、探索始点Pc(Xc,Yc)のX座標値をΔXだけ-X方向に移動させ(ステップS110)、ステップS103の処理に戻る。ΔXは、例えば20ピクセルである。
ステップS105の処理でYesの場合、補助線設定部155は、全ての構成点の候補のX座標値のバラつき幅が規定値以上かどうか判定する(ステップS106)。全ての構成点の候補のX座標値のバラつき幅は、X座標値が最大の構成点の候補と最小の構成点の候補とにおけるX座標値の差分である。X座標値のバラつき幅の規定値は、例えば20ピクセルである。X座標値のバラつき幅が規定値以上である場合(ステップS106;Yes)、ステップS107に処理を移動する。X座標値のバラつき幅が規定値以上でない場合(ステップS106;No)、ステップS108に処理を移動する。
ステップS106の処理でYesの場合、補助線設定部155は、構成点の候補が斜め方向に分布しているかどうかを判定する(ステップS107)。互いに隣接する全ての構成点の候補のX座標値の差が規定値以内である場合に、構成点の候補の点群が斜め方向に分布していると判断する。既定値は、例えば5ピクセルである。ステップS106の処理でX座標値のバラつき幅が規定値以上であるとして除外されたとしても、構成点の候補の点群が斜め方向に分布している場合には、第1の補助線を設定できるため、このような場合の構成点の候補の点群も抽出する。
構成点の候補が斜め方向に分布している場合(ステップS107;Yes)、ステップS108に処理を移動する。他方、構成点の候補が斜め方向に分布していない場合(ステップS107;No)、補助線設定部155は、探索始点Pc(Xc,Yc)のX座標値をΔXだけ+X方向(右側)に移動させ(ステップS111)、ステップS103の処理に戻る。
ステップS106の処理でNoの場合又はステップS107の処理でYesの場合、補助線設定部155は、構成点の候補が規定点数以上存在するかどうかを判定する(ステップS108)。規定点数は、例えば3つである。構成点の候補が規定点数以上存在する場合(ステップS108;Yes)、補助線設定部155は、構成点の候補のX座標値が外れ値となる構成点の候補を再度除外し(ステップS109)、残された構成点の候補を第1の補助線の構成点として確定し、第1の補助線の構成点の探索を終了する。構成点の候補が規定点数以上存在しない場合(ステップS108;No)、第1の補助線は取得不可であるため、この時点で処理を終了する。
次に、図17のフローチャートを参照して、第1の補助線設定処理(ステップS4)の残りの流れを説明する。図17では、抽出された極大点から真の特徴点を検出すると共に、図16に示す処理で抽出された構成点から第1の補助線を設定するまでの処理を示している。以下、真の特徴点は第1の補助線の最下位又はその近傍に存在すると定義し、この条件下で真の特徴点を探索する。
ステップS109の処理の終了後、補助線設定部155は、最新の探索始点Pc(Xc,Yc)から第2の探索エリアを設定し、第2の探索エリア内における真の特徴点の候補を抽出する(ステップS112)。真の特徴点の候補は、第2の探索エリア内に存在する極大点である。第2の探索エリアは、例えば、図9に示すような最新の探索始点Pc(Xc,Yc)の下側にある四角形のエリアである。なお、図9では、第1の補助線の構成点の探索において探索始点Pc(Xc,Yc)が移動していない場合を図示している。
次に、補助線設定部155は、ステップ112で抽出された極大点のうちX座標値が外れ値となる極大点を真の特徴点の候補から除外する(ステップS113)。例えば、図10に示すように、Y方向に延びる帯の外側にある極大点を真の特徴点の候補から除外する。
次に、補助線設定部155は、ステップS113の処理で残された真の特徴点の候補のうちY座標値が最大である(最も下側に位置する)点を真の特徴点として検出する(ステップS114)。例えば、図10では、帯の内側にある極大点のうち最も下側にある極大点を真の特徴点として検出する。
次に、補助線設定部155は、第1の補助線の構成点の点群に真の特徴点が存在するかどうかを判定する(ステップS115)。第1の補助線の構成点の点群に真の特徴点の候補が存在する場合(ステップS115;Yes)、ステップS117に処理を移動する。他方、第1の補助線の構成点の点群に真の特徴点の候補が存在しない場合(ステップS115;No)、補助線設定部155は、ステップS114で検出された真の特徴点を第1の補助線の構成点の点群に追加し(ステップS116)、ステップS117の処理に移動する。
ステップS115の処理でYesの場合又はステップS116の処理の終了後、補助線設定部155は、第1の補助線の構成点が規定点数以上存在するかどうかを判定する(ステップS117)。規定点数は、例えば、3つである。第1の補助線の構成点が規定点数以上存在する場合(ステップS117;Yes)、ステップS118に処理を移動する。他方、第1の補助線の構成点が規定点数以上存在しない場合(ステップS117;No)、第1の補助線は取得不可であるため、処理をリターンする。
ステップS117の処理でYesの場合、補助線設定部155は、第1の補助線の構成点の点群のY方向長さが規定値より長いかどうかを判定する(ステップS118)。規定値は、例えば0.2H(Hは画像高さ)である。第1の補助線の構成点の点群のY方向長さが規定値よりも長い場合(ステップS118;Yes)、補助線設定部155は、図11に示すように第1の補助線の構成点の点群から最小二乗法を用いて得られた直線を第1の補助線として設定し(ステップS119)、処理を終了する。
他方、第1の補助線の構成点の点群のY方向長さが規定値より長くない場合(ステップS118;No)、補助線設定部155は、真の特徴点を通る垂線を第1の補助線として設定し(ステップS120)、処理をリターンする。
以上が、第1の補助線設定処理の流れである。
図15に戻り、補助線設定部155は、ステップS3の処理で検出された極大点と、ステップS4で設定された最新の探索始点Pc(Xc,Yc)とに基づいて、第2の補助線を設定する第2の補助線設定処理を実行する(ステップS5)。以下、図18のフローチャートを参照して、補助線設定部155が実行する第2の補助線設定処理の流れを説明する。
(第2の補助線設定処理)
まず、補助線設定部155は、図15のステップS4の処理で設定された最新の探索始点Pc(Xc,Yc)に基づいて第3の探索エリアを設定し、第3の探索エリア内に存在する第2の補助線の構成点の候補を抽出する(ステップS201)。第2の補助線の候補は、第3の探索エリア内に存在する極大点である。第3の探索エリアは、例えば、図12に示すような直角三角形の範囲で設定すればよい。
次に、補助線設定部155は、ステップS201の処理で抽出された第2の構成点の候補のうちY座標値が外れ値となる第2の構成点の候補を除外する(ステップS202)。例えば、図13に示すように、X方向に延びる帯の外側にある極大点を構成点の候補から除外する。ステップS202の処理で残された構成点の候補が第2の補助線の構成点である。
次に、補助線設定部155は、第2の補助線の構成点が規定点数以上存在するかどうかを判定する(ステップS203)。規定点数は、例えば1つである。第2の補助線の構成点が規定点数以上存在する場合(ステップS203;Yes)、ステップS204に処理を移動する。他方、第2の補助線の構成点が規定点数以上存在しない場合(ステップS203;No)、ステップS206に処理を移動する。
ステップS203の処理でYesの場合、補助線設定部155は、図17のステップS114の処理で検出した真の特徴点を第2の補助線の構成点の点群に追加する(ステップS204)。
次に、補助線設定部155は、ステップS204の処理で得られた真の特徴点を含む第2の補助線の構成点の点群から最小二乗法を用いて得られた直線を第2の補助線として設定し(ステップS205)、処理をリターンする。例えば、図14に示すように、最小二乗法を用いて真の特徴点を含む3つの構成点から直線を得て、この直線を第2の補助線として設定する。
他方、ステップS203の処理でNoの場合、探索始点Pc(Xc,Yc)のY座標がゼロ(y=0)まで移動しているかどうかを判定する(ステップS206)。探索始点Pc(Xc,Yc)のY座標がゼロまで移動している場合(ステップS206;Yes)、第2の補助線は取得不可であるとして処理を終了する。他方、探索始点Pc(Xc,Yc)のY座標がゼロまで移動していない場合(ステップS206;No)、探索始点Pc(Xc,Yc)のY座標が超音波画像の中央に位置する座標点(画像中央の高さ)まで移動しているかどうかどうかを判定する(ステップS207)。
探索始点Pc(Xc,Yc)のY座標が超音波画像の中央に位置する座標点まで移動している場合(ステップS207;Yes)、ステップS208に処理を移動する。他方、探索始点Pc(Xc,Yc)のY座標が超音波画像の中央に位置する座標点まで移動していない場合(ステップS207;No)、ステップS211に処理を移動する。
ステップS207の処理でYesの場合、探索視点の移動が初回かどうかを判定する(ステップS208)。探索視点の移動が初回である場合(ステップS208;Yes)、探索始点Pc(Xc,Yc)の移動方向を+Y方向から-Y方向に反転させ(ステップS209)、S201の処理に戻る。他方、探索視点の移動が2回目以降である場合(ステップS208;No)、ΔYを1ピクセルだけ減少させ(ステップS210)、ステップS201の処理に戻る。
ステップS207の処理でNoの場合、探索視点の移動が反転しているかどうかを判定する(ステップS211)。探索視点の移動が反転している場合(ステップS211;Yes)、ΔYを1ピクセルだけ減少させ(ステップS212)、S201の処理に戻る。他方、探索視点の移動が反転していない場合(ステップS211;No)、ΔYを1ピクセルだけ増加させ(ステップS213)、ステップS201の処理に戻る。
以上が、第2の補助線設定処理の流れである。
再び図15に戻り、判定部156は、ステップS4及びステップS5の処理で設定された第1の補助線及び第2の補助線のなす角を算出し、算出されたなす角に基づいて骨関節疾患の有無を判定する(ステップS6)。第1の補助線及び第2の補助線のなす角は、例えば、図2に示すとおりである。
次に、出力部157は、ステップS6の処理で判定された骨関節疾患の有無に関する診断結果を外部に出力する(ステップS7)。出力部157は、例えば、骨関節疾患の有無に関する診断結果を示す画像データを表示部120に送信し、表示部120に診断結果を表示させる。
以上が、診断処理の流れである。
以上説明したように、実施の形態に係る診断装置100は、被検者の骨関節の超音波画像を取得する取得部152と、取得部152で取得された超音波画像の各ピクセルのピクセル値に基づいて、互いに交差する方向に直線状に延び、骨関節の稜線を示す一対の補助線を超音波画像上に設定する補助線設定部155と、補助線設定部155で設定された一対の補助線のなす角に基づいて、被検者における骨関節疾患の有無を判定する判定部156と、を備える。このため、超音波検査の熟練者でなくても骨関節疾患を簡便かつ正確に診断できる。
本発明は上記実施の形態に限られず、以下に述べる変形も可能である。
(変形例)
上記実施の形態では、学習済みモデルを用いて超音波画像の推定特徴点を推定していたが、本発明はこれに限られない。例えば、超音波画像の推定特徴点を超音波画像上の腸骨のサイズや被験者の性別、年齢から推定してもよい。
上記実施の形態では、診断装置100が学習部151の機能を備えていたが、本発明はこれに限られない。例えば、診断装置100とは別の外部の装置が学習部151の機能を備えてもよい。この場合、外部の装置が、学習用データに基づいて超音波画像と特徴点の座標との関係を学習することにより学習済みモデルを生成し、診断装置100が、外部の装置により生成された学習済みモデルを通信部130による通信を介して取得すればよい。
上記実施の形態では、学習部151は、ニューラルネットワークを用いて機械学習を行っていたが、本発明はこれに限られない。ニューラルネットワーク以外の機械学習の手法、例えば、サポートベクターマシンによる回帰分析(サポートベクター回帰)の手法を用いてもよい。
上記実施の形態は、超音波画像上に第1の補助線及び第2の補助線を図示していたが、本発明はこれに限られない。各補助線は、各補助線のなす角を算出できるようにコンピュータ内で設定すればよく、必ずしも超音波画像上に第1の補助線及び第2の補助線を図示する必要はない。
上記実施の形態では、第1の補助線設定処理において四角形の探索エリアを設定し、第2の補助線設定処理において直角三角形の探索エリアを設定していたが、本発明はこれに限られない。探索エリアの形状は超音波画像上に各補助線を設定し得る限り任意であり、例えば、第2の補助線設定処理における探索エリアを斜め方向に延びる長方形で設定してもよい。
上記実施の形態では、第1の補助線設定処理において第1の探索エリア内の極大値を探索することで、第1の補助線の構成点を抽出し、第2の探索エリア内の極大値を探索することで、真の特徴点を検出していたが、本発明はこれに限られない。例えば、第1の探索エリアと第2の探索エリアとを組み合わせた探索エリアを超音波画像上に設定し、第1の補助線の構成点と真の特徴点の抽出と真の特徴点の検出とを一つの探索エリア内で実施してもよい。
上記実施の形態では、探索エリア内で抽出された個々の極大点が、抽出された全ての極大点のX座標値又はY座標値の平均値により設定される範囲(帯)に含まれない場合、その極大値を極大値の点群から除外していたが、本発明はこれに限られない。例えば、探索エリア内で抽出される極大値に大きなバラツキが存在する可能性が低い場合、上記の処理を省略してもよい。
上記実施の形態では、乳児股関節の寛骨臼形成不全を診断対象としていたが、本発明はこれに限られない。骨関節において互いに交差する一対の補助線の角度により疾患の有無を判定できる骨関節疾患であれば、いかなる骨関節疾患を診断対象としてもよい。例えば、骨関節としては、肩関節、肘関節、膝関節、足首を診断対象としてもよい。また、軟骨や靱帯の位置異常や変形、損傷を診断対象としてもよい。
一例として野球肘の診断を行う場合を説明する。野球肘は、上腕骨小頭の軟骨部位が離断する疾患である。図19(a)に示すように、超音波画像では、正常な上腕骨小頭の軟骨部位が白い三日月形状の部位として表示される。野球肘の診断処理では、まず、超音波画像において肘関節の上腕骨小頭の軟骨被膜の右端点又は左端点に特徴点を設定する。次に、超音波画像において、この特徴点から左側又は右側に存在する極大点を探索する。次に、隣接する極大点間を結ぶ直線を補助線として設定し、各隣接補助線のなす角を診断パラメータとして野球肘の発症の有無を判定すればよい。
図19(a)に示すように、軟骨部位の離脱が存在しない正常時では、極大点を結ぶ形状は滑らかな円弧状を描くので、各隣接補助線間のなす角のバラつきは小さい。例えば、図19(a)の場合では、各隣接補助線間のなす角のバラつきは、5°~30°の範囲内である。ここで、角度は、反時計回りがプラスの値であり、時計回りがマイナスの値である。他方、図19(b)に示すように、軟骨部位の離脱が存在する疾患時には、極大点を結ぶ形状にギザギザ状の部分が含まれるため、各隣接補助線間のなす角のバラつきが大きくなる。例えば、図19(b)の場合では、各隣接補助線間のなす角のバラつきは、-110°~100°の範囲内である。このため、診断処理では、各隣接補助線間のなす角のバラつきが所定の範囲内、例えば、0°~30°の範囲内である場合に野球肘でないと判定し、それ以外の場合に野球肘であると判定すればよい。
上記実施の形態では、被検者の画像として超音波画像を用いていたが、本発明はこれに限られない。本発明は、画像品質が比較的低い超音波画像における画像処理に特に好適であるが、例えば、X線画像、CT画像、MRI画像のような他の医療用画像に画像処理を施し、骨関節疾患の有無を診断してもよい。この場合、超音波検査装置200をX線撮影装置、CT装置、MRI装置のような他の医療用撮影装置に置き換え、当該医療用撮影装置で撮影された被検者の医療用画像のデータを診断装置100に送信すればよい。
上記実施の形態では、診断装置100が骨関節疾患の有無を判定していたが、本発明はこれに限られない。診断装置100を被検者から得られた画像上に一対の補助線を設定する画像処理装置として機能させてもよい。例えば、診断装置100により設定された一対の補助線を超音波画像に重ねて表示部120に表示させ、表示された一対の補助線を医師が参照し、その他の条件も考慮した上で医師が骨関節疾患の有無を診断してもよい。
上記実施の形態では、診断装置100の記憶部140に各種データが記憶されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各種データは、その全部又は一部が通信ネットワークを介して外部の制御装置やコンピュータに記憶されていてもよい。
上記実施の形態では、診断装置100は、それぞれ記憶部140に記憶されたプログラムに基づいて動作していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、プログラムにより実現された機能的な構成をハードウェアにより実現してもよい。
上記実施の形態では、診断装置100は、例えば、汎用コンピュータであったが、本発明はこれに限られない。例えば、診断装置100は、クラウド上に設けられたコンピュータで実現してもよい。
上記実施の形態では、診断装置100が実行する処理は、上述の物理的な構成を備える装置が記憶部140に記憶されたプログラムを実行することによって実現されていたが、本発明は、プログラムとして実現されてもよく、そのプログラムが記録された記憶媒体として実現されてもよい。
また、上述の処理動作を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータにより読み取り可能な非一時的な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理動作を実行する装置を構成してもよい。
上記実施の形態は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな実施の形態が可能である。各実施の形態や変形例で記載した構成要素は自由に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した発明と均等な発明も本発明に含まれる。
1 診断システム
100 診断装置
110 操作部
120 表示部
130 通信部
140 記憶部
141 学習用データ記憶部
142 学習済みモデル記憶部
143 画像データ記憶部
150 制御部
151 学習部
152 取得部
153 特徴点推定部
154 極大点検出部
155 補助線設定部
156 判定部
157 出力部
200 超音波検査装置

Claims (9)

  1. 被検者の骨関節の画像を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された画像の各ピクセルのピクセル値に基づいて、互いに交差する方向に直線状に延び、骨関節の稜線を示す一対の補助線を前記画像上に設定する補助線設定部と、
    前記補助線設定部で設定された一対の補助線のなす角に基づいて、被検者における骨関節疾患の有無を判定する判定部と、
    を備える画像診断装置。
  2. 前記補助線設定部は、前記画像において骨関節の骨輪郭が変化する特徴点を検出し、検出された特徴点に基づいて前記画像上に前記一対の補助線を設定する、
    請求項1に記載の画像診断装置。
  3. 前記画像診断装置は、
    前記取得部により取得された画像に基づいて骨関節の特徴点として推定特徴点を推定する特徴点推定部と、
    前記取得部により取得された画像においてピクセル値が極大値となるピクセルである極大点を検出する極大点検出部と、をさらに備え、
    前記補助線設定部は、前記特徴点推定部により推定された推定特徴点と、前記極大点検出部により検出された極大点とに基づいて、前記一対の補助線を前記画像上に設定する、
    請求項1又は2に記載の画像診断装置。
  4. 前記補助線設定部は、前記特徴点推定部により推定された推定特徴点に基づいて、前記画像において極大点を探索する探索エリアを設定し、前記極大点検出部により検出された極大点のうち前記探索エリア内に存在する極大点を抽出し、前記探索エリア内で抽出された極大点に基づいて各補助線を設定する、
    請求項3に記載の画像診断装置。
  5. 前記特徴点推定部は、画像の入力に対して推定特徴点の座標を出力するモデルに基づいて、前記取得部により取得された画像から推定特徴点の座標を推定する、
    請求項3又は4に記載の画像診断装置。
  6. 前記画像診断装置は、機械学習により前記モデルを生成する学習部、をさらに備え、
    前記特徴点推定部は、前記学習部により生成された前記モデルに基づいて、前記取得部により取得された画像から推定特徴点の座標を推定する、
    請求項5に記載の画像診断装置。
  7. 前記骨関節疾患は、乳児股関節の寛骨臼形成不全であり、
    前記特徴点は、腸骨下極点である、
    請求項2から6のいずれか1項に記載の画像診断装置。
  8. 取得部と補助線設定部と判定部とを備える画像診断装置の作動方法であって、
    前記取得部が被検者の骨関節の画像を取得する工程と、
    前記補助線設定部が前記取得部で取得された画像の各ピクセルのピクセル値に基づいて、互いに交差する方向に直線状に延び、骨関節の稜線を示す一対の補助線を前記画像上に設定する工程と、
    前記判定部が前記補助線設定部で設定された一対の補助線のなす角に基づいて、被検者における骨関節疾患の有無を判定する工程と、
    を含む画像診断装置の作動方法。
  9. コンピュータを、
    被検者の骨関節の画像を取得する取得手段、
    前記取得手段で取得された画像の各ピクセルのピクセル値に基づいて、互いに交差する方向に直線状に延び、骨関節の稜線を示す一対の補助線を前記画像上に設定する補助線設定手段、
    前記補助線設定手段で設定された一対の補助線のなす角に基づいて、被検者における骨関節疾患の有無を判定する判定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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